JP2021158395A - 受信装置、及び受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より容易に所望のストリームを出力することができるようにする。【解決手段】1又は複数の搬送波ごとに伝送される伝送ストリームに含まれる多重フレームヘッダの有無、又は多重フレームヘッダのヘッダ情報に基づいて、伝送ストリームから抽出される出力対象の出力ストリームを選択する制御を行う制御部を備える受信装置が提供される。本技術は、例えば、デジタル有線テレビジョン放送に対応した受信機に適用することができる。【選択図】図10

Description

本技術は、受信装置、及び受信方法に関し、特に、より容易に所望のストリームを出力することができるようにした受信装置、及び受信方法に関する。
1チャネルで伝送することができない大容量の信号を伝送するために、既存の伝送方式を拡張し、大容量の信号を分割して複数の搬送波で伝送する方式である複数搬送波伝送方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2016/117283号
ところで、複数搬送波伝送方式に準拠したストリームなど、様々な種類のストリームが出力可能となる場合に、容易に所望のストリームを出力したいという要請がある。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より容易に所望のストリームを出力することができるようにするものである。
本技術の一側面の受信装置は、1又は複数の搬送波ごとに伝送される伝送ストリームに含まれる多重フレームヘッダの有無、又は前記多重フレームヘッダのヘッダ情報に基づいて、前記伝送ストリームから抽出される出力対象の出力ストリームを選択する制御を行う制御部を備える受信装置である。
本技術の一側面の受信方法は、受信装置が、1又は複数の搬送波ごとに伝送される伝送ストリームに含まれる多重フレームヘッダの有無、又は前記多重フレームヘッダのヘッダ情報に基づいて、前記伝送ストリームから抽出される出力対象の出力ストリームを選択する制御を行う受信方法である。
本技術の一側面の受信装置、及び受信方法においては、1又は複数の搬送波ごとに伝送される伝送ストリームに含まれる多重フレームヘッダの有無、又は前記多重フレームヘッダのヘッダ情報に基づいて、前記伝送ストリームから抽出される出力対象の出力ストリームを選択する制御が行われる。
なお、本技術の一側面の受信装置は、独立した装置であってもよいし、1つの装置を構成している内部ブロックであってもよい。
本技術の一側面によれば、より容易に所望のストリームを出力することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術を適用した伝送システムの一実施の形態の構成を示す図である。 送信装置の構成の例を示すブロック図である。 受信装置で処理されるストリームの例を示す図である。 多重フレームの構成の例を示す図である。 多重フレームヘッダのシンタックスの概要を示す図である。 TLVパケットと分割TLVパケットの構成の例を示す図である。 現状の機能を有する受信装置の構成の例を示すブロック図である。 現状の機能に対応したストリーム出力設定処理の流れを説明するフローチャートである。 現状の機能に対応したストリーム出力設定処理の流れを説明するフローチャートである。 新機能を有する受信装置の構成の例を示すブロック図である。 ケーブルテレビの伝送方式による受信設定、判別基準、及び自動出力選択の例を示す図である。 選局とTS/TLV判別の例を示す図である。 テーブルAの方式の場合の搬送波の例を示す図である。 テーブルAの方式の場合の復調ICにおける信号の流れの例を示す図である。 テーブルBの方式の場合の搬送波の例を示す図である。 テーブルBの方式の場合の復調ICにおける信号の流れの例を示す図である。 テーブルC−aの方式の場合の搬送波の例を示す図である。 テーブルC−aの方式の場合の復調ICにおける信号の流れの例を示す図である。 テーブルD−aの方式の場合の搬送波の例を示す図である。 テーブルD−aの方式の場合の復調ICにおける信号の流れの例を示す図である。 テーブルE−bの方式の場合の搬送波の例を示す図である。 テーブルE−bの方式の場合の復調ICにおける信号の流れの例を示す図である。 テーブルF−aの方式の場合の搬送波の例を示す図である。 テーブルF−aの方式の場合の復調ICにおける信号の流れの例を示す図である。 テーブルF−cの方式の場合の搬送波の例を示す図である。 テーブルF−cの方式の場合の復調ICにおける信号の流れの例を示す図である。 テーブルG−aの方式の場合の搬送波の例を示す図である。 テーブルG−aの方式の場合の復調ICにおける信号の流れの例を示す図である。 テーブルH−bの方式の場合の搬送波の例を示す図である。 テーブルH−bの方式の場合の復調ICにおける信号の流れの例を示す図である。 送信側と受信側の処理の流れを説明するフローチャートである。 新機能に対応したストリーム出力設定処理の流れを説明するフローチャートである。 復調・合成処理の流れを説明するフローチャートである。 コンピュータの構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本技術の実施の形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本技術の実施の形態
2.変形例
3.コンピュータの構成
<1.本技術の実施の形態>
(伝送システムの構成例)
図1は、本技術を適用した伝送システムの一実施の形態の構成を示す図である。なお、システムとは、複数の装置が論理的に集合したものをいう。
図1において、伝送システム1は、例えば、ISDB-C(Integrated Services Digital Broadcasting for Cable)等のデジタル有線テレビジョン放送の放送方式に対応したシステムである。
このデジタル有線テレビジョン放送(ケーブルテレビ)では、複数搬送波伝送方式が採用され、送信側で1搬送波の伝送容量を超えるストリームを複数の搬送波を用いて分割伝送することで、受信側で複数の搬送波により分割伝送されたストリームが合成される。なお、複数搬送波伝送方式では、複数の搬送波ごとに、例えば、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)や256QAM等の変調方式が用いられる。
伝送システム1は、送信装置10、受信装置20、及びCATV伝送路30から構成される。なお、図1においては、説明を簡略化するために、1台の受信装置20を図示しているが、実際には、ケーブルテレビの加入者宅ごとに受信装置20が設置されている。
送信装置10は、ケーブルテレビ局に設置されるヘッドエンドである。
送信装置10は、地上波放送や衛星放送の放送信号を受信してその番組等のコンテンツのストリームを処理し、CATV伝送路30を介して受信装置20に送信(再送信)する。また、送信装置10は、再送信のほか、例えば、ケーブルテレビ局が自主制作した番組や、インターネット等の通信回線を介して受信した番組などのコンテンツのストリームを、CATV伝送路30を介して受信装置20に送信することができる。
CATV伝送路30は、例えば、同軸ケーブルや光ファイバ等の伝送媒体から構成され、ケーブルテレビ局のヘッドエンドとケーブルテレビの加入者宅との間を有線により接続している。
受信装置20は、例えば、ケーブルテレビの加入者宅に設置されるテレビ受像機やセットトップボックス(STB:Set Top Box)などの固定受信機である。
受信装置20は、送信装置10からCATV伝送路30を介して送信されてくる放送信号を受信してコンテンツのストリームを処理することで、その番組等の映像をディスプレイに表示するとともに、スピーカから映像に同期した音声を出力する。これにより、ケーブルテレビの加入者は、番組等のコンテンツを視聴することができる。
(送信装置の構成例)
図2は、図1の送信装置10の構成の例を示すブロック図である。
図2において、送信装置10は、入力ポート101−1乃至101−3、フロントエンド信号処理部102、スロット割当部103、TSMF処理部104−1乃至104−3、QAM変調部105−1乃至105−3、及び混合部106から構成される。
入力ポート101−1は、トランスポートストリーム形式の信号(TS信号)を入力するポートであって、そこに入力されるTS信号を、スロット割当部103に供給する。
入力ポート101−2は、TLV(Type Length Value)形式の信号(TLV信号)を入力するポートであって、そこに入力されるTLV信号を、スロット割当部103に供給する。
入力ポート101−3は、そこに入力されるIF信号又はRF信号を、フロントエンド信号処理部102に供給する。
フロントエンド信号処理部102は、入力ポート101−3から供給されるIF信号又はRF信号に対し、フロントエンド信号処理を施し、スロット割当部103に供給する。
スロット割当部103は、そこに入力される信号を、多重フレーム(TSMF:Transport Streams Multiplexing Frame)上のスロットに割り当てることで多重化(分割多重化)し、その結果得られる信号を、TSMF処理部104−1乃至104−3に供給する。
TSMF処理部104−1は、スロット割当部103から供給される信号に対し、TSMFに関するTSMF処理を施し、その結果得られる信号を、QAM変調部105−1に供給する。
TSMF処理部104−2は、スロット割当部103から供給される信号に対するTSMF処理を行い、その結果得られる信号を、QAM変調部105−2に供給する。
TSMF処理部104−3は、スロット割当部103から供給される信号に対するTSMF処理を行い、その結果得られる信号を、QAM変調部105−3に供給する。
QAM変調部105−1は、NIT(Network Information Table)やTSMFのヘッダ情報等の情報に基づいて、TSMF処理部104−1から供給される信号に対し、例えば64QAMや256QAM等の変調方式に応じた変調処理を施し、その結果得られる信号を、混合部106に供給する。
QAM変調部105−2は、NITやTSMFのヘッダ情報等に基づいて、TSMF処理部104−2からの信号に対する変調処理を行い、その結果得られる信号を、混合部106に供給する。
QAM変調部105−3は、NITやTSMFのヘッダ情報等に基づいて、TSMF処理部104−3からの信号に対する変調処理を行い、その結果得られる信号を、混合部106に供給する。
混合部106は、QAM変調部105−1乃至105−3から供給される信号を混合して、放送信号として送信(送出)する。
(受信装置の処理例)
図3は、図1の受信装置20で処理されるストリームの例を示す図である。
受信装置20は、例えば復調ICや合成装置等を含む受信システム200を含む。受信システム200は、送信装置10から送信されてくる放送信号から抽出されるストリームを処理して出力する。
ここで、受信装置20(の受信システム200)で処理されるストリームとしては、例えば、単一TS多重化方式に準拠した単一トランスポートストリーム(単一TS)、複数TS多重化方式に準拠した複数トランスポートストリーム(複数TS)、及び複数搬送波伝送方式に準拠したトランスポートストリームなどが含まれるため、受信システム200は、様々な種類のストリームに対応する必要がある。
単一TSは、例えば、通常の放送向けに利用される。一方で、複数TSと複数搬送波伝送方式のトランスポートストリームは、例えば、衛星放送のコンテンツをケーブルテレビで再送信する場合に利用される。
なお、衛星放送(BS放送)としては、高度広帯域衛星デジタル放送(高度BS放送)の運用が開始されるが、例えば、複数TSを、通常のBS放送の再送信に利用する一方で、複数搬送波伝送方式のトランスポートストリームを、4K・8Kの超高精細度テレビジョン放送のサービスを提供する高度BS放送の再送信に利用することができる。
(多重フレームの構成)
図4は、多重フレームの構成の例を示す図である。
図4において、複数TS等の多重フレーム(TSMF)は、多重フレームヘッダ(TSMFヘッダ)に割り当てられる1スロットと、番組Aや番組B、番組C等の各番組のデータに割り当てられる52スロットとの合計53スロットで1フレームが構成される。なお、番組Aや番組B、番組C等の各番組は、異なる放送局のチャネルの番組とされる。
(TSMFヘッダの概要)
図5は、多重フレームヘッダ(TSMFヘッダ)のシンタックスの概要を示す図である。
TSMFヘッダは、ヘッダ情報として、パケットヘッダ、frame_sync,version_number,relative_stream_number_mode,frame_type,stream_status,stream_id/original_network_id,receive_status,reserved_for_future_use,emergency_indicator,relative_stream_number,拡張情報、CRCのフィールドを含む。これらのフィールドによって、ヘッダ情報のパラメータが指定される。
パケットヘッダは、同期バイト、frame_PID、及び連続性指標を含む。frame_syncは、TSMFの同期信号のフィールドである。version_numberは、TSMFヘッダの変更を指示するためのフィールドである。
relative_stream_number_modeは、スロット配置法を区別するためのフィールドである。frame_typeは、TSMFの形式を区別するためのフィールドである。stream_statusは、相対ストリーム番号に対する有効、無効を指示するためのフィールドである。
stream_id/original_network_idは、識別子/相対ストリーム番号対応情報のためのフィールドである。なお、以下、stream_idを、ストリーム識別子とも称し、original_network_idを、ネットワーク識別子とも称する。また、ストリーム識別子(stream_id)とネットワーク識別子(original_network_id)をまとめて、識別情報とも称する。
receive_statusは、ヘッドエンドでの受信情報を示すフィールドである。reserved_for_future_useは、将来の拡張のためのフィールド(未定義)である。emergency_indicatorは、緊急警報を指示するためのフィールドである。relative_stream_numberは、相対ストリーム番号対スロット対応情報のためのフィールドである。
拡張情報は、TSMFヘッダのヘッダ情報を拡張する場合に、private_dataを用いて領域を拡張することで配置される。CRCは、誤り検出用のCRC(Cyclic Redundancy Check)値のフィールドである。
ここで、拡張情報には、例えば合成用の情報が定義される。拡張情報は、earthquake_early_warning,stream_type,group_id,number_of_carriers,carrier_sequence,number_of_frames,frame_position,field_for_extensionのフィールドを含む。
earthquake_early_warningは、地上波デジタル放送の地震動警報情報のためのフィールドである。
stream_typeは、ストリーム種別を指示するためのフィールドである。stream_typeとしては、"TS"又は"TLV"が指定される。すなわち、TSパケットを含む伝送ストリーム(TS)に対しては、"TS"が指定され、TLVパケット(分割TLVパケット)を含む伝送ストリーム(TLV)に対しては、"TLV"が指定される。
なお、以下、stream_typeを、種別情報とも称する。また、TSパケットは、固定長(例えば188バイト)のパケットであるため、固定長パケットとも称する。一方で、TLVパケットは、可変長のパケットであるため、可変長パケットとも称する。
group_idは、搬送波群を識別するためのフィールドである。
number_of_carriersは、搬送波群を構成する搬送波の総数を指示するためのフィールドである。carrier_sequenceは、搬送波の復調出力の合成順を指示するためのフィールドである。なお、以下、搬送波の総数(number_of_carriers)と搬送波の順序(carrier_sequence)をまとめて、合成情報とも称する。
number_of_framesは、スーパーフレームに含まれるフレーム数を指示するためのフィールドである。frame_positionは、フレーム位置情報のためのフィールドである。field_for_extensionは、将来の拡張のためのフィールド(未定義)である。
(TLVと分割TLVの構成)
図6は、TLVパケットと分割TLVパケットの構成の例を示す図である。
ここで、デジタル有線テレビジョン放送の放送方式(例えば、ISDB-C等)において、復調して出力されるのが、TS形式の信号(TS信号)であるのに対し、高度BS放送等の放送方式では、TLV形式の信号(TLV信号)となる。そのため、高度BS放送等の放送方式でのTLV信号を、ISDB-C等の放送方式で搬送(伝送)するためには、TS形式の信号に変換する必要がある。
すなわち、TLVパケットを分割し、その分割TLVパケットとして、可変のTLVベクタを188バイトの固定長形式に変換する。なお、TSパケットは、188バイトであり、多重フレーム(TSMF)のスロットもTSパケットと同じ大きさの188バイトで構成される。
具体的には、図6において、例えば、TLVパケットP1とTLVパケットP2が連続している場合に、TLVパケットP1を185バイト単位で3分割して、分割TLVパケットDP1,DP2,DP3のペイロードにそれぞれ格納する。分割TLVパケットDPは、ペイロードが185バイトとされ、3バイトの分割TLVパケットヘッダが付加される。すなわち、分割TLVパケットヘッダの3バイトと、ペイロードの185バイトで、合計188バイトになる。
図6の例では、TLVパケットP1の一部(185バイト分の信号)を順次、分割TLVパケットDP1,DP2のペイロードにそれぞれ格納し、その残りの一部(185バイト未満の信号)を分割TLVパケットDP3のペイロードに格納している。すなわち、分割TLVパケットDP3のペイロードには、TLVパケットP1の残りの一部(185バイト未満の信号)と、それに続くTLVパケットP2の一部(185バイト未満の信号)が格納され、合計で185バイトとなる。
複数搬送波伝送方式においては、図4のような多重フレーム(TSMFヘッダ)を用いる形式と、図6に示した分割TLVパケットを用いて合成が行われる。その際に、分割TLVパケット化されたTLV信号(TLVストリーム)に対してTSMFヘッダ(図5)を付加することで、多重フレーム構成のトランスポートストリームとして処理することが可能となる。
(現状の機能の例)
ここで、本技術を適用した新機能との比較のために、図7乃至図9を参照して、現状の機能を有する受信装置20の構成と動作を説明する。
図7は、現状の機能を有する受信装置20の構成の例を示すブロック図である。
図7において、現状の機能を有する受信装置20は、マイクロコントローラ900、チューナ901−1乃至901−4、復調IC902−1乃至902−4、システムオンチップ903、及びディスプレイ904を含んで構成される。
マイクロコントローラ900は、受信装置20の各部の動作を制御する。
チューナ901−1乃至901−4は、送信装置10から送信されてくる放送信号を受信して必要な処理を施し、復調IC902−1乃至902−4にそれぞれ出力する。
復調IC902−2乃至902−4は、チューナ901−2乃至901−4からの受信信号に対する復調処理を行い、その結果得られる伝送ストリームを、復調IC902−1に出力する。
復調IC902−1は、チューナ901−1からの受信信号に対する復調処理を行う。復調IC902−1は、自身の復調処理で得られる伝送ストリーム、及び復調IC902−2乃至902−4からの伝送ストリームに対する合成などの処理を行い、その結果得られる出力対象の出力ストリームを、システムオンチップ903に出力する。
システムオンチップ903は、復調IC902−1からの出力ストリームに対するデコード等の処理を行い、その結果得られる映像データを、ディスプレイ904に出力する。
ディスプレイ904は、システムオンチップ903からの映像データに応じた映像を表示する。なお、図7では図示を省略しているが、システムオンチップ203で処理された音声データは、スピーカに出力され、その音声データに応じた音声が出力される。
以上のように、現状の機能を有する受信装置20(図7)において、復調IC902−1は、チューナ901−1からの受信信号を復調する機能と、マイクロコントローラ900によりチューナ901−1乃至901−4及び復調IC902−1乃至902−4を制御し、復調IC902−1から合成ストリームや、トランスポートストリーム(単一TS又は複数TS)を出力する機能を有している。
次に、図8及び図9のフローチャートを参照して、現状の機能を有する受信装置20(図7)により実行されるストリーム出力設定処理の流れについて説明する。
ここでは、まず、復調IC902−1に、stream_id,original_network_idが設定され(S11)、復調IC902−1のTSパケットが読み出される(S12)。そして、ステップS13の判定処理で、復調IC902−1にてTSMFパケットが存在するかどうかが判定される。
ステップS13において、TSMFパケットが存在すると判定された場合(S13の「YES」)、処理は、ステップS14に進められる。そして、復調IC902−1からTSMFヘッダのデータが読み出され(S14)、メモリに保存される(S15)。また、このとき、TSMFヘッダから拡張情報が取り出され(S16)、ステップS17の判定処理で、拡張情報が存在するかどうかが判定される。
ステップS17において、拡張情報が存在すると判定された場合(S17の「YES」)、処理は、ステップS18に進められる。ステップS18では、他の復調IC902−Nに対するTSMFヘッダ処理が行われる。ここで、図9のフローチャートを参照して、図8のステップS18に対応するTSMFヘッダ処理の詳細について説明する。
このTSMFヘッダ処理では、まず、復調IC902の初期値として、N=2が設定され(S31)、N>=4となるまで(S38の「YES」)、Nの値をインクリメントしながら(S37)、ステップS32乃至S38のループが繰り返される。
すなわち、復調IC902−Nに、stream_id,original_network_idが設定され(S32)、復調IC902−1のTSパケットが読み出される(S33)。そして、ステップS34の判定処理で、復調IC902−NにてTSMFパケットが存在するかどうかが判定される。
ステップS34において、TSMFパケットが存在すると判定された場合(S34の「YES」)、処理は、ステップS35に進められる。そして、復調IC902−NからTSMFヘッダのデータが読みさされ(S35)、メモリに保存される(S36)。
ここでは、Nの値がインクリメントされた後に、N>=4の条件を満たさないと判定された場合(S37,S38の「NO」)、処理は、ステップS32に戻り、ステップS32乃至S38のループが繰り返される。そして、N>=4の条件を満たしていると判定された場合(S38の「YES」)、又はTSMFパケットが存在しないと判定された場合(S34の「NO」)、TSMFヘッダ処理は終了し、処理は、図8のステップS18に戻される。
図8のステップS19では、ステップS16の処理で取得された拡張情報や、TSMFヘッダ処理(図9)で取得されたTSMFヘッダから得られる拡張情報が処理される。そして、ステップS20の判定処理で、拡張情報の処理(S19)の結果に基づき、合成が可能であるかどうかが判定される。
ステップS20において、合成が可能であると判定された場合(S20の「YES」)、処理は、ステップS21に進められる。そして、復調IC902−1に、出力形式として、合成対象ストリームが設定される(S21)。続いて、ステップS22の判定処理で、拡張情報の処理(S19)の結果に基づき、ストリーム種別が"TLV"であるかどうかが判定される。
ステップS22において、ストリーム種別が"TLV"であると判定された場合、処理は、ステップS23に進められる。そして、復調IC902−1に、ストリーム形式として、TLVストリーム(TLV変換対象ストリーム)が設定される(S23)。一方で、ステップS22において、ストリーム種別が"TS"であると判定された場合、処理は、ステップS24に進められる。そして、復調IC902−1に、ストリーム形式として、TSストリーム(TLV変換非対象ストリーム)が設定される(S24)。
一方で、TSMFパケットが存在しないと判定された場合(S13の「NO」)、拡張情報が存在しないと判定された場合(S17の「NO」)、又は合成が不能であると判定された場合(S20の「NO」)、処理は、ステップS25に進められる。そして、復調IC902−1に、出力形式として、合成非対象ストリームが設定される(S25)。
ステップS23,S24,又はS25の処理が終了すると、処理は、ステップS26に進められる。そして、復調IC902−1に、ストリーム出力としてオン状態が設定される。
以上、現状の機能に対応したストリーム出力設定処理の流れを説明した。このストリーム出力設定処理では、例えば、図8のステップS11,S12,S14,S18(図9のS32,S33,S35),S21,S22,S23,S24,S26の処理で、復調IC902のデータの読み書きをする必要があり、時間を要する。特に、図7においては、チューナ901が複数設けられ、それに対応して復調IC902も複数設けられているため、各復調IC902からデータを読み出すためには、さらに時間を要する。その結果として、現状の機能を有する受信装置20(の受信システム200)では、例えば、番組を切り替えた後に、映像が表示されるまでの時間が増えることになる。
また、受信装置20(の受信システム200)では、合成対象ストリームに対しては、TSMFパケットのTSMFヘッダのヘッダ情報(拡張情報)に基づき、合成が行われるが、ヘッダ情報には、多くのパラメータが存在するため、出力対象の出力ストリームとしてどのストリームを出力するかの制御が複雑になる。さらに、図3に示したように、受信装置20(の受信システム200)では、例えば、単一TS多重化方式に準拠したトランスポートストリームや複数TS多重化方式に準拠したトランスポートストリーム、さらには複数搬送波伝送方式に準拠したトランスポートストリームなど、様々な種類のストリームを処理して出力する必要があり、容易に所望のストリームを出力したいという要請がある。
さらには、現状の機能に対応したストリーム出力設定処理では、TSMFパケットのデータを、メモリに保持する必要があるため(図8のS15,図9のS36)、受信システム200として余分なメモリが必要になる。そしてこれが要因となって、コストや処理速度の面で問題になる恐れがある。
このような問題を鑑み、本技術を適用した新機能では、より容易に所望のストリームを出力することができるようにする。また、本技術を適用した新機能では、例えば、番組を切り替えた後に、映像が表示されるまでの時間が短縮されるようにするとともに、受信システム200として余分なメモリを設けずに済むようにする。以下、新機能を有する受信装置20の構成と動作を説明する。
(新機能の受信装置の構成例)
図10は、新機能を有する受信装置20の構成の例を示すブロック図である。
図10において、新機能を有する受信装置20は、チューナ201−1乃至201−4、復調IC202−1乃至202−4、システムオンチップ203、及びディスプレイ204を含んで構成される。なお、チューナ201、復調IC202、及びシステムオンチップ203は、図3の受信システム200の少なくとも一部に対応している。
チューナ201−1は、送信装置10から送信されてくる放送信号を受信して必要な処理を施し、その結果得られる受信信号(搬送波の信号)を、復調IC202−1に供給する。チューナ201−2乃至201−4は、チューナ201−1と同様に、放送信号に対して必要な処理を施し、その結果得られる受信信号を、復調IC202−2乃至202−4にそれぞれ供給する。
復調IC202−2は、チューナ201−2から供給される受信信号に対して復調処理(例えば64QAMや256QAM等の復調)を施し、その結果得られる伝送ストリームを、復調IC202−1に供給する。復調IC202−3及び復調IC202−4は、復調IC202−2と同様に、受信信号に対して復調処理を施し、その結果得られる伝送ストリームを、復調IC202−1に供給する。
復調IC202−1は、制御部210、復調部211、TSMF処理部212−1乃至212−4、合成部213、TLV変換部214、セレクタ215、及びセレクタ216から構成される。復調IC202−1には、チューナ201−1からの受信信号と、復調IC202−2乃至202−4からの伝送ストリームが入力される。
制御部210は、復調IC202−1の各部の動作を制御する。例えば、制御部210は、マイクロコントローラ等のプロセッサなどから構成される。
復調部211は、チューナ201−1からの受信信号に対して復調処理(例えば64QAMや256QAM等の復調)を施し、その結果得られる伝送ストリームを、TSMF処理部212−1に供給する。
TSMF処理部212−1は、復調部211から供給される伝送ストリームに対し、TSMFパケットに関するTSMF処理を行う。このTSMF処理では、例えば、受信信号(搬送波の信号)から抽出された伝送ストリームからTSMFパケット(のTSMFヘッダ)を検出したり、又はTSMFヘッダの拡張情報を抽出したりする処理などが行われる。
TSMF処理部212−1は、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)の検出結果を含むTSMF通知や、TSMFヘッダのヘッダ情報(拡張情報)を、制御部210に供給する。また、TSMF処理部212−1は、復調部211から供給される伝送ストリームを、合成部213に供給する。さらに、TSMF処理部212−1は、指定したストリーム識別子及びネットワーク識別子に対応したパケットを抽出して出力することができる。
TSMF処理部212−2乃至212−4は、TSMF処理部212−1と同様に、外部の復調IC202−2乃至202−4からの伝送ストリームに対するTSMF処理を行い、TSMFパケットの検出結果を含むTSMF通知や、TSMFヘッダのヘッダ情報(拡張情報)を、制御部210にそれぞれ供給する。また、TSMF処理部212−2乃至212−4は、外部の復調IC202−2乃至202−4からの伝送ストリームを、合成部213にそれぞれ供給する。
制御部210は、TSMF処理部212−1乃至212−4から供給されるTSMFパケットの検出結果を含むTSMF通知や、ヘッダ情報(拡張情報)に基づいて、出力対象の出力ストリームを選択する制御を行う。
ここで、制御部210は、TSMFパケットの検出結果を含むTSMF通知に基づいて、伝送ストリーム(の出力形式)が、合成対象ストリームであるかどうかを判定する。制御部210は、合成対象ストリームの判定結果に応じた制御信号を、セレクタ216に供給する。
また、制御部210は、TSMFヘッダの拡張情報に基づいて、伝送ストリームのストリーム種別(ストリーム形式)が、"TLV"又は"TS"であるかを判定する。制御部210は、ストリーム種別の判定結果に応じた制御信号を、セレクタ215に供給する。
合成部213は、TSMF処理部212−1乃至212−4から供給される伝送ストリームを合成し、その合成の結果得られる合成ストリーム(分割TLVストリーム又はTSストリーム)を、TLV変換部214又はセレクタ215に供給する。
なお、合成ストリームのうち、分割TLVストリームは、そのストリーム種別として"TLV"が指定されており、TLV変換対象ストリームとなる。一方で、TSストリームは、そのストリーム種別として"TS"が指定されており、TLV変換非対象ストリームとなる。
TLV変換対象ストリームは、TLV変換部214に入力される。TLV変換部214は、TLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)に含まれる分割TLVパケットを、TLVパケットに変換する。このとき、ストリーム種別が"TLV"となるため、セレクタ215は、制御部210からの制御信号に基づき、その入力としてTLV変換部214の出力側を選択しており、TLV変換部214からのTLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)は、セレクタ215に入力され、セレクタ216に出力される。
一方で、TLV変換非対象ストリーム(TSストリーム)は、そのままセレクタ216に入力される。このとき、ストリーム種別が"TS"となるため、セレクタ215は、制御部210からの制御信号に基づき、その入力として合成部213の出力側を選択しており、合成部213からのTLV変換非対象ストリーム(TSストリーム)は、そのままセレクタ215に入力され、セレクタ216に出力される。
セレクタ216は、制御部210からの制御信号に基づいて、復調部211若しくはTSMF処理部212−1から入力される合成非対象ストリーム、又はセレクタ215から入力される合成対象ストリーム(TLV変換対象ストリーム又はTLV変換非対象ストリーム)を選択し、出力対象の出力ストリームとして、システムオンチップ203に出力する。
システムオンチップ203は、復調IC202−1(のセレクタ216)から入力される出力ストリームに対し、例えばデコード等の所定の処理を行い、その結果得られる映像データ(又は画像データ)を、ディスプレイ204に出力する。
ディスプレイ204は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や、有機ELディスプレイ(OLED:Organic Light Emitting Diode)等の表示デバイス(表示装置)である。ディスプレイ204は、システムオンチップ203から入力される映像データ(又は画像データ)に応じた映像(又は画像)を表示する。
なお、図10においては、説明の都合上、図示を省略しているが、スピーカ等の音声出力デバイスを設けることで、システムオンチップ203で処理された音声データに応じた音声(音)を、音声出力デバイスから出力するようにしてもよい。
受信装置20は、以上のように構成される。
(テーブルの例)
図11は、ケーブルテレビの伝送方式による受信設定、判別基準、及び自動出力選択の例を示す図である。
図11においては、ケーブルテレビの伝送方式ごとに、受信設定、判別基準、及び自動出力選択が列挙されており、それに対応してテーブルA乃至Hが割り当てられている。
伝送方式は、標準規格や運用仕様等の規定により定められる単一TS若しくは複数TSであるかどうか、複数搬送波であるかどうか、又は単一QAM若しくは複数QAMであるかどうかなどにより、各方式が特定される。
受信設定は、ストリーム識別子(stream_id)とネットワーク識別子(original_network_id)のID指定が必要であるか、不要であるかを示している。判断基準は、TSMFパケットのTSMFヘッダの有無や、そのヘッダ情報の拡張情報の有無を示している。
自動出力選択は、出力形式として、合成対象ストリーム又は合成非対象ストリームであるかどうか、ストリーム形式として、TLV変換対象ストリーム又はTLV変換非対象ストリームであるかどうかを示している。
標準規格Aとしては、例えば、一般社団法人日本CATV技術協会により策定されたデジタル有線テレビジョン放送の標準規格などが該当し、単一TS多重化装置規格や複数TS多重化装置規格、複数搬送波伝送方式規格などが規定されている。
運用仕様Bとしては、例えば、一般社団法人日本ケーブルラボにより策定されたトランスモジュレーション運用仕様などが該当し、単一QAM変調方式や複数QAM変調方式などが規定されている。
ここでは、標準規格Aと運用仕様Bとの組み合わせにより、単一TSの方式を採用する場合、搬送波数は"1"で、多重化方式は"単一TS"となり、複数TSの方式を採用する場合、搬送波数は"1"で、多重化方式は"複数TS"となる。以下の説明では、前者の方式を、テーブルAの方式と称し、後者の方式を、テーブルBの方式と称する。
また、標準規格Aと運用仕様Bとの組み合わせにより、複数搬送波で、かつ、単一QAMの方式を採用する場合、搬送波数は"1"で、多重化方式は"分割TLV"となり、複数搬送波の方式を採用する場合、搬送波数は"1"で、多重化方式は"分割TLV"又は"TS"となる。以下の説明では、前者の方式を、テーブルCの方式と称し、後者の方式を、テーブルD又はテーブルEの方式と称する。
さらに、標準規格Aと運用仕様Bとの組み合わせにより、複数搬送波で、かつ、複数QAMの方式を採用する場合、搬送波数は"2〜4"で、多重化方式は"分割TLV"となり、複数搬送波の方式を採用する場合、搬送波数は"2〜4"で、多重化方式は"分割TLV"又は"TS"となる。以下の説明では、前者の方式を、テーブルFの方式と称し、後者の方式を、テーブルG又はテーブルHの方式と称する。
テーブルAの方式では、搬送波数は"1"で、多重化方式は"単一TS"となるほか、受信設定、判断基準、及び自動出力選択として、次のような条件が適用される。すなわち、受信設定として、stream_id,original_network_idのID指定は"不要"とされる。また、判断基準として、TSMFヘッダは付加されていないため、拡張情報(number_of_carriers,stream_type)は、"無"とされる。さらに、自動出力選択として、合成及びTLV変換は、"非対象"とされる。
テーブルBの方式では、搬送波数は"1"で、多重化方式は"複数TS"となるほか、受信設定として、stream_id,original_network_idのID指定は"必要"とされる。また、判断基準として、TSMFヘッダは付加されているが、拡張情報(number_of_carriers,stream_type)は、"無"とされる。さらに、自動出力選択として、合成及びTLV変換は、"非対象"とされる。
なお、TSMFヘッダにおいては、拡張情報を配置するために、private_dataを用いて領域を拡張するが、private_dataの全ビットが"1"又は"0"となるとき、拡張情報が"無"であると判定することができる。
テーブルCの方式では、搬送波数は"1"で、多重化方式は"分割TLV"となるほか、受信設定として、stream_id,original_network_idのID指定は"必要"とされる。また、判断基準として、TSMFヘッダは付加され、拡張情報を含む。拡張情報としては、number_of_carriers = "1",stream_type = "0"が指定される。さらに、自動出力選択として、合成及びTLV変換は、"対象"とされる。
テーブルDの方式では、搬送波数は"1"で、多重化方式は"分割TLV及びTS"となるほか、受信設定として、stream_id,original_network_idのID指定は"必要"とされる。また、判断基準として、TSMFヘッダは付加され、拡張情報を含む。拡張情報としては、number_of_carriers = "1",stream_type = "0"が指定される。さらに、自動出力選択として、合成及びTLV変換は、"対象"とされる。
テーブルEの方式では、搬送波数は"1"で、多重化方式は"分割TLV及びTS"となるほか、受信設定として、stream_id,original_network_idのID指定は"必要"とされる。また、判断基準として、TSMFヘッダは付加され、拡張情報を含む。拡張情報としては、number_of_carriers = "1",stream_type = "1"が指定される。さらに、自動出力選択として、合成は"対象"とされ、TLV変換は、"非対象"とされる。
テーブルFの方式では、搬送波数は"2〜4"で、多重化方式は"分割TLV"となるほか、受信設定として、stream_id,original_network_idのID指定は"必要"とされる。また、判断基準として、TSMFヘッダは付加され、拡張情報を含む。拡張情報としては、number_of_carriers = "2〜4",stream_type = "0"が指定される。さらに、自動出力選択として、合成及びTLV変換は、"対象"とされる。
テーブルGの方式では、搬送波数は"2〜4"で、多重化方式は"分割TLV及びTS"となるほか、受信設定として、stream_id,original_network_idのID指定は"必要"とされる。また、判断基準として、TSMFヘッダは付加され、拡張情報を含む。拡張情報としては、number_of_carriers = "2〜4",stream_type = "0"が指定される。さらに、自動出力選択として、合成及びTLV変換は、"対象"とされる。
テーブルHの方式では、搬送波数は"2〜4"で、多重化方式は"分割TLV及びTS"となるほか、受信設定として、stream_id,original_network_idのID指定は"必要"とされる。また、判断基準として、TSMFヘッダは付加され、拡張情報を含む。拡張情報としては、number_of_carriers = "2〜4",stream_type = "1"が指定される。さらに、自動出力選択として、合成は"対象"とされ、TLV変換は、"非対象"とされる。
(TS/TLV判別の例)
図12は、選局とTS/TLV判別の例を示す図である。
ストリーム種別は、TSMFヘッダの拡張情報に含まれるstream_typeにより識別されるが、テーブルC乃至Hの方式、すなわち、複数搬送波伝送方式を採用する場合に、複数搬送波の合成が成立(成功)するときだけでなく、エラーになるときがある。
第1に、複数搬送波伝送方式を採用する場合において、stream_type = "0"が指定されたとき、ストリーム種別がTLVパケットであると認識され、搬送波の順序や総数(carrier_sequence,number_of_carriers)を確認して合成可能であると判定されるときには、複数搬送波合成は成立する。以下の説明では、このようなケースを、テーブルaのケースと称する。
第2に、複数搬送波伝送方式を採用する場合において、stream_type = "1"が指定されたとき、ストリーム種別がTSパケットであると認識され、搬送波の順序や総数を確認して合成可能であると判定されるときには、複数搬送波合成は成立する。以下の説明では、このようなケースを、テーブルbのケースと称する。
第3に、複数搬送波伝送方式を採用する場合において、stream_type = "1"又は"0"で不定であって、ストリーム種別が単一TS又は複数TSであると認識され、あるいは搬送波の順序や総数を確認して合成不可能と判定されるときには、複数搬送波合成はエラーとなる。以下、このようなケースを、テーブルcのケースと称する。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図11に示したテーブルA乃至Hの方式と、図12に示したテーブルa乃至cのケースとを組み合わせて、「テーブルx−yの方式」のように表記するものとする。ただし、「テーブルx−yの方式」の表記で、「x」は、図11のテーブルA乃至Hの方式における「A」乃至「H」のいずれかに対応し、「y」は、図12のテーブルa乃至cのケースにおける「a」乃至「c」のいずれかに対応している。また、図12のテーブルa乃至cのケースに該当しない場合には、「−y」の表記は省略される。
(1)テーブルAの方式
(搬送波の例)
図13は、テーブルAの方式を採用した場合の搬送波の例を示す図である。
図13に示すように、テーブルAの条件を満たす場合、1つの搬送波C1が受信装置20により受信される。この搬送波C1には、伝送ストリームとして、単一トランスポートストリーム(単一TS)が含まれ、TSMFパケットを含んでいない。すなわち、テーブルAの方式において、伝送ストリームには、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)は含まれず、さらにそのヘッダ情報に拡張情報を含んでいないことになる。
(信号の流れ)
図14は、テーブルAの方式を採用した場合の復調IC202−1における信号の流れの例を示す図である。
図14においては、受信装置20における復調IC202−1の構成を抜き出して図示しており、図中の太線の矢印によって信号の流れを表している。なお、これらの図示する意味は、後述の対応する他の図(信号の流れの例を示す図)においても同様とされる。
復調部211は、そこに入力される受信信号に対する復調処理を行い、その結果得られる伝送ストリーム(単一TS)を、TSMF処理部212−1に供給する。なお、テーブルAの方式の場合、1つの搬送波C1が受信されるため、TSMF処理部212−1乃至212−4のうち、TSMF処理部212−1にのみ、伝送ストリームが入力される。
TSMF処理部212−1は、復調部211からの伝送ストリーム(単一TS)に対するTSMF処理を行い、TSMFパケットの検出を試みる。このとき、TSMF処理部212−1は、単一トランスポートストリームからTSMFパケットを検出できないため、TSMFパケットが未検出である旨のTSMF通知を、制御部210に供給する。
制御部210は、TSMF処理部212−1からのTSMF通知(TSMFパケットの未検出の通知)に基づいて、伝送ストリーム(単一TS)が、合成非対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ216に供給する。
セレクタ216は、制御部210からの制御信号に基づいて、復調部211から入力される合成非対象ストリームとしての伝送ストリーム(単一TS)を選択し、出力対象の出力ストリームとして、後段のシステムオンチップ203に出力する。
以上のように、テーブルAの方式を採用した場合、1つの搬送波C1で伝送される伝送ストリーム(単一TS)が、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)を含んでいないため、復調IC202−1では、搬送波C1の受信信号から抽出された単一トランスポートストリームが、合成非対象ストリームとして選択され、出力ストリームとして出力される。
(2)テーブルBの方式
(搬送波の例)
図15は、テーブルBの方式を採用した場合の搬送波の例を示す図である。
図15に示すように、テーブルBの条件を満たす場合、1つの搬送波C1が受信装置20により受信される。この搬送波C1には、複数トランスポートストリーム(複数TS)が含まれ、TSMFパケットを含んでいるが、TSMFヘッダに拡張情報を含んでいない。
また、複数TSは、番組A、番組B、及び番組Cのストリームを含む。番組Aのストリームには、ストリーム識別子として、stream_id = "0x11"、ネットワーク識別子として、original_network_id = "0x22"がそれぞれ割り当てられている。また、番組Bのストリームには、stream_id = "0x33"とoriginal_network_id = "0x44"が割り当てられ、番組Cのストリームには、stream_id = "0x55"とoriginal_network_id = "0x66"が割り当てられる。
すなわち、テーブルBの方式において、伝送ストリームには、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)は含まれるが、そのヘッダ情報に拡張情報を含んでいないことになる。
(信号の流れ)
図16は、テーブルBの方式を採用した場合の復調IC202−1における信号の流れの例を示す図である。
テーブルBの方式の場合、搬送波C1には、複数TSとして、番組A、番組B、及び番組Cのストリームが含まれるが、ここでは、出力対象の出力ストリームを識別するための識別情報として、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"がそれぞれ指定され、制御部210及びTSMF処理部212に設定されている。
復調部211は、そこに入力される受信信号に対する復調処理を行い、その結果得られる伝送ストリーム(複数TS)を、TSMF処理部212−1に供給する。なお、テーブルBの方式の場合、1つの搬送波C1が受信されるため、TSMF処理部212−1にのみ、伝送ストリームが入力される。
TSMF処理部212−1は、復調部211からの伝送ストリーム(複数TS)に対するTSMF処理を行い、TSMFヘッダのヘッダ情報にてstream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。このとき、TSMF処理部212−1は、複数トランスポートストリームからTSMFパケットを検出できるが、そのTSMFヘッダには拡張情報が含まれていないため、TSMFパケットの検出及び拡張情報の非存在である旨のTSMF通知を、制御部210に供給する。また、TSMF処理部212−1は、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"により識別された伝送ストリーム(番組Aのストリーム)を抽出して出力する。
制御部210は、TSMF処理部212−1からのTSMF通知(TSMFパケットの検出及び拡張情報の非存在の通知)に基づいて、伝送ストリーム(複数TS)が、合成非対象ストリームで、かつ、複数TSであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ216に供給する。
セレクタ216は、制御部210からの制御信号に基づいて、TSMF処理部212−1から入力される合成非対象ストリームで、かつ、複数TSとしての伝送ストリーム(番組Aのストリーム)を選択し、出力ストリームとして、システムオンチップ203に出力する。
以上のように、テーブルBの方式を採用した場合、1つの搬送波C1伝送される伝送ストリーム(複数TS)が、TSMFパケットを含むが、TSMFヘッダのヘッダ情報に拡張情報を含まないため、復調IC202−1では、搬送波C1の受信信号から抽出された複数トランスポートストリームが、合成非対象ストリーム、かつ、複数TSとして選択され、出力ストリームとして出力される。
(3)テーブルC−aの方式
(搬送波の例)
図17は、テーブルC−aの方式を採用した場合の搬送波の例を示す図である。
図17に示すように、テーブルC−aの条件を満たす場合、1つの搬送波C1が受信装置20により受信される。この搬送波C1には、分割TLVパケットを含む伝送ストリーム(TLV)が含まれ、TSMFパケットを含み、さらにそのTSMFヘッダに拡張情報を含んでいる。
すなわち、テーブルC−aの方式において、伝送ストリーム(TLV)には、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)が含まれ、かつ、そのヘッダ情報は拡張情報を含んでいる。また、この拡張情報において、ストリーム種別には"TLV"が指定されている。
(信号の流れ)
図18は、テーブルC−aの方式を採用した場合の復調IC202−1における信号の流れの例を示す図である。
復調部211は、そこに入力される受信信号に対する復調処理を行い、その結果得られる伝送ストリーム(TLV)を、TSMF処理部212−1に供給する。なお、テーブルC−aの方式の場合、1つの搬送波C1が受信されるため、TSMF処理部212−1にのみ、伝送ストリーム(TLV)が入力される。
TSMF処理部212−1は、復調部211からの伝送ストリーム(TLV)に対するTSMF処理を行い、TSMFパケットの検出を試みる。このとき、TSMF処理部212−1は、分割TLVパケットを含む伝送ストリーム(TLV)からTSMFパケットを検出し、そのTSMFヘッダから拡張情報を抽出できるため、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。また、TSMF処理部212−1は、復調部211からの伝送ストリーム(TLV)を、合成部213に供給する。
合成部213は、TSMF処理部212−1から入力される伝送ストリーム(TLV)に含まれるTSMFパケットを除去し、その結果得られる分割TLVストリームを、TLV変換部214に供給する。TLV変換部214は、合成部213から入力される分割TLVストリームを処理し、分割TLVパケットを、TLVパケットに変換する。
制御部210は、TSMF処理部212−1からのTSMF通知(TSMFパケットの検出及び拡張情報の存在の通知)に基づいて、伝送ストリーム(TLV)が、合成対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ216に供給する。また、制御部210は、TSMF処理部212−1からの拡張情報(ストリーム種別:"TLV")に基づいて、伝送ストリーム(TLV)が、TLV変換対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ215に供給する。
セレクタ215は、制御部210からの制御信号に基づいて、TLV変換部214から入力されるTLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)を選択し、セレクタ216に供給する。セレクタ216は、制御部210からの制御信号に基づいて、セレクタ215からの入力されるTLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)を選択し、出力ストリームとして、システムオンチップ203に出力する。
以上のように、テーブルC−aの方式を採用した場合、1つの搬送波C1で伝送される伝送ストリーム(TLV)が、TSMFパケットを含み、かつ、そのTSMFヘッダが拡張情報(ストリーム種別:"TLV")を含んでいるため、復調IC202−1では、搬送波C1の受信信号から抽出された伝送ストリーム(TLV)が、合成対象ストリームとして選択されるとともに、TLV変換対象ストリームとしても選択されて、出力ストリームとして出力される。
(4)テーブルD−aの方式
(搬送波の例)
図19は、テーブルD−aの方式を採用した場合の搬送波の例を示す図である。
図19に示すように、テーブルD−aの条件を満たす場合、1つの搬送波C1が受信装置20により受信される。この搬送波C1には、伝送ストリーム(TLV)と、伝送ストリーム(TS)の2種類の伝送ストリーム(TLV/TS)が含まれる。
伝送ストリーム(TLV)は、TSMFパケットを含み、さらにそのTSMFヘッダに拡張情報を含んでいる。また、伝送ストリーム(TLV)には、ストリーム識別子として、stream_id = "0x11"、ネットワーク識別子として、original_network_id = "0x22"がそれぞれ割り当てられている。
伝送ストリーム(TS)は、TSMFパケットを含み、さらにそのTSMFヘッダに拡張情報を含んでいる。また、伝送ストリーム(TS)には、ストリーム識別子として、stream_id = "0x33"、ネットワーク識別子として、original_network_id = "0x44"がそれぞれ割り当てられている。
すなわち、テーブルD−aの方式において、2種類の伝送ストリーム(TLV/TS)にはそれぞれ、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)が含まれ、かつ、そのヘッダ情報は拡張情報を含んでいる。また、この拡張情報において、ストリーム種別には、伝送ストリームごとに"TLV"又は"TS"が指定されている。
(信号の流れ)
図20は、テーブルD−aの方式を採用した場合の復調IC202−1における信号の流れの例を示す図である。
テーブルD−aの方式の場合、搬送波C1には、伝送ストリーム(TLV)と伝送ストリーム(TS)の2種類の伝送ストリーム(TLV/TS)が含まれるが、ここでは、出力対象の出力ストリームを識別するための識別情報として、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"がそれぞれ指定され、制御部210及びTSMF処理部212に設定されている。
復調部211は、そこに入力される受信信号に対する復調処理を行い、その結果得られる伝送ストリーム(TLV/TS)を、TSMF処理部212−1に供給する。なお、テーブルD−aの方式の場合、1つの搬送波C1が受信されるため、TSMF処理部212−1にのみ、伝送ストリーム(TLV/TS)が入力される。
TSMF処理部212−1は、設定された識別情報に基づいて、復調部211からの伝送ストリーム(TLV/TS)に対するTSMF処理を行い、TSMFヘッダのヘッダ情報にてstream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。
このとき、TSMF処理部212−1は、伝送ストリーム(TLV)から検出対象のTSMFパケットを検出し、そのTSMFヘッダから拡張情報を抽出する。TSMF処理部212−1は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。また、TSMF処理部212−1は、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"により識別された伝送ストリーム(TLV)を、合成部213に供給する。
合成部213は、TSMF処理部212−1から入力される伝送ストリーム(TLV)に含まれるTSMFパケットを除去し、その結果得られる分割TLVストリームを、TLV変換部214に供給する。TLV変換部214は、合成部213から入力される分割TLVストリームを処理し、分割TLVパケットを、TLVパケットに変換する。
制御部210は、TSMF処理部212−1からのTSMF通知(TSMFパケットの検出及び拡張情報の存在の通知)に基づいて、伝送ストリーム(TLV)が、合成対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ216に供給する。また、制御部210は、TSMF処理部212−1からの拡張情報(ストリーム種別:"TLV")に基づいて、伝送ストリーム(TLV)が、TLV変換対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ215に供給する。
セレクタ215は、制御部210からの制御信号に基づいて、TLV変換部214から入力されるTLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)を選択し、セレクタ216に供給する。セレクタ216は、制御部210からの制御信号に基づいて、セレクタ215からの入力されるTLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)を選択し、出力ストリームとして、システムオンチップ203に出力する。
以上のように、テーブルD−aの方式を採用した場合、復調IC202−1では、1つの搬送波C1で伝送される2種類の伝送ストリーム(TLV/TS)のうち、設定された識別情報(stream_id = "0x11",original_network_id = "0x22")により識別されるTSMFパケット(のTSMFヘッダ)を含む伝送ストリーム(TLV)が、合成対象ストリームとして選択されるとともに、さらにそのTSMFヘッダが拡張情報(ストリーム種別:"TLV")を含んでいるため、TLV変換対象ストリームとしても選択されて、出力ストリームとして出力される。
(5)テーブルE−bの方式
(搬送波の例)
図21は、テーブルE−bの方式を採用した場合の搬送波の例を示す図である。
図21に示すように、テーブルE−bの条件を満たす場合、1つの搬送波C1が受信装置20により受信される。この搬送波C1には、伝送ストリーム(TLV)と伝送ストリーム(TS)が含まれる。
テーブルE−bの方式では、上述したテーブルD−aの方式(図19)と同様に、伝送ストリーム(TLV)には、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"がそれぞれ割り当てられ、伝送ストリーム(TS)には、stream_id = "0x33"と、original_network_id = "0x44"がそれぞれ割り当てられている。
すなわち、テーブルE−bの方式において、2種類の伝送ストリーム(TLV/TS)にはそれぞれ、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)が含まれ、かつ、そのヘッダ情報は拡張情報を含んでいる。また、この拡張情報において、ストリーム種別には、伝送ストリームごとに"TLV"又は"TS"が指定されている。
(信号の流れ)
図22は、テーブルE−bの方式を採用した場合の復調IC202−1における信号の流れの例を示す図である。
テーブルE−bの方式の場合、搬送波C1には、2種類のストリーム(TLV/TS)が含まれるが、ここでは、出力対象の出力ストリームを識別するための識別情報として、stream_id = "0x33"と、original_network_id = "0x44"がそれぞれ指定され、制御部210及びTSMF処理部212に設定されている。
復調部211は、そこに入力される受信信号に対する復調処理を行い、その結果得られる伝送ストリーム(TLV/TS)を、TSMF処理部212−1に供給する。なお、テーブルE−bの方式の場合、1つの搬送波C1が受信されるため、TSMF処理部212−1にのみ、伝送ストリーム(TLV/TS)が入力される。
TSMF処理部212−1は、設定された識別情報に基づいて、復調部211からの伝送ストリーム(TLV/TS)に対するTSMF処理を行い、TSMFヘッダのヘッダ情報にてstream_id = "0x33"、及びoriginal_network_id = "0x44"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。
このとき、TSMF処理部212−1は、伝送ストリーム(TS)から検出対象のTSMFパケットを検出し、そのTSMFヘッダから拡張情報を抽出する。TSMF処理部212−1は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。また、TSMF処理部212−1は、stream_id = "0x33"、及びoriginal_network_id = "0x44"により識別された伝送ストリーム(TS)を、合成部213に供給する。
合成部213は、TSMF処理部212−1から入力されるストリーム(TS)に含まれるTSMFパケットを除去する。
制御部210は、TSMF処理部212−1からのTSMF通知(TSMFパケットの検出及び拡張情報の存在の通知)に基づいて、伝送ストリーム(TS)が、合成対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ216に供給する。また、制御部210は、TSMF処理部212−1からの拡張情報(ストリーム種別:"TS")に基づいて、伝送ストリーム(TS)が、TLV変換非対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ215に供給する。
セレクタ215は、制御部210からの制御信号に基づいて、合成部213から入力されるTLV変換非対象ストリーム(TSストリーム)を選択し、セレクタ216に供給する。セレクタ216は、制御部210からの制御信号に基づいて、セレクタ215からの入力されるTLV変換非対象ストリーム(TSストリーム)を選択し、システムオンチップ203に出力する。
以上のように、テーブルE−bの方式を採用した場合、復調IC202−1では、1つの搬送波C1で伝送される2種類の伝送ストリーム(TLV/TS)のうち、設定された識別情報(stream_id = "0x33",original_network_id = "0x44")により識別されるTSMFパケット(のTSMFヘッダ)を含む伝送ストリーム(TS)が、合成対象ストリームとして選択されるとともに、さらにそのTSMFヘッダが拡張情報(ストリーム種別:"TS")を含んでいるため、TLV変換非対象ストリームとしても選択されて、出力ストリームとして出力される。
(6)テーブルF−aの方式
(搬送波の例)
図23は、テーブルF−aの方式を採用した場合の搬送波の例を示す図である。
図23に示すように、テーブルF−aの条件を満たす場合、4つの搬送波C1乃至C4が受信装置20により受信される。搬送波C1乃至C4の各搬送波には、伝送ストリーム(TLV)がそれぞれ含まれる。また、各伝送ストリーム(TLV)は、TSMFパケットを含み、さらにそのTSMFヘッダに拡張情報を含んでいる。
また、搬送波C1乃至C4のうち、搬送波C1,C2,C4の3波は、合成対象の搬送波とされ、共通の識別情報として、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"が割り当てられている。一方で、搬送波C1乃至C4のうち、搬送波C3の1波は、合成非対象とされ、固有の識別情報として、stream_id = "0x33"と、original_network_id = "0x44"が割り当てられている。
すなわち、テーブルF−aの方式において、搬送波C1乃至C4で伝送される伝送ストリーム(TLV)にはそれぞれ、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)が含まれ、かつ、そのヘッダ情報は拡張情報を含んでいる。
また、この拡張情報では、ストリーム種別として"TLV"が各搬送波で共通に指定される一方で、搬送波の順序と総数としては、搬送波ごとに固有の値が指定される。例えば、搬送波C1の拡張情報には、搬送波の順序と総数として、"1","3"がそれぞれ指定される。また、例えば、搬送波の順序と総数として、搬送波C2の拡張情報には、"2","3"がそれぞれ指定され、搬送波C4の拡張情報には、"3","3"がそれぞれ指定される。
(信号の流れ)
図24は、テーブルF−aの方式を採用した場合の復調IC202−1における信号の流れの例を示す図である。
テーブルF−aの方式の場合、4つの搬送波C1乃至C4には、伝送ストリーム(TVL)がそれぞれ含まれるが、ここでは、出力対象の出力ストリームを識別するための識別情報として、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"がそれぞれ指定され、制御部210及びTSMF処理部212に設定されている。
1波目の搬送波C1に含まれる伝送ストリーム(TLV)は、復調部211を介してTSMF処理部212−1に入力される。TSMF処理部212−1は、設定された識別情報に基づいて、復調部211からの伝送ストリーム(TLV)に対するTSMF処理を行い、TSMFヘッダのヘッダ情報にてstream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。
このとき、TSMF処理部212−1は、伝送ストリーム(TLV)から検出対象のTSMFパケットを検出し、そのTSMFヘッダから拡張情報を抽出する。TSMF処理部212−1は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。
ここで、搬送波C1から得られる拡張情報には、ストリーム種別として、stream_type = "TLV"、搬送波の順序として、carrier_sequence = "1"、搬送波の総数として、number_of_carriers = "3"がそれぞれ指定されている。また、TSMF処理部212−1は、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"により識別された伝送ストリーム(TLV)を、合成部213に供給する。
2波目の搬送波C2に含まれる伝送ストリーム(TLV)は、外部の復調IC202−2から、TSMF処理部212−2に入力される。TSMF処理部212−2は、設定された識別情報に基づいて、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。そして、TSMF処理部212−2は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。
ここで、搬送波C2から得られる拡張情報には、stream_type = "TLV"、carrier_sequence = "2"、number_of_carriers = "3"が指定されている。また、TSMF処理部212−2は、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"により識別された伝送ストリーム(TLV)を、合成部213に供給する。
3波目の搬送波C3に含まれる伝送ストリーム(TLV)は、外部の復調IC202−3から、TSMF処理部212−3に入力される。TSMF処理部212−3は、設定された識別情報に基づいて、TSMFパケットの検出を試みる。ここでは、stream_id = "0x33"、及びoriginal_network_id = "0x44"が指定されるTSMFパケットが検出されるため、TSMF処理部212−3は、TSMFパケットの検出及び対象の拡張情報の非存在である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。
4波目の搬送波C4に含まれる伝送ストリーム(TLV)は、外部の復調IC202−4から、TSMF処理部212−4に入力される。TSMF処理部212−4は、設定された識別情報に基づいて、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。そして、TSMF処理部212−4は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。
ここで、搬送波C4から得られる拡張情報には、stream_type = "TLV"、carrier_sequence = "3"、number_of_carriers = "3"が指定されている。また、TSMF処理部212−4は、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"により識別された伝送ストリーム(TLV)を、合成部213に供給する。
制御部210は、TSMF処理部212−1乃至212−4により処理されたTSMFパケット(のTSMFヘッダ)のうち、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"により識別されたTSMFヘッダから、ヘッダ情報(例えば拡張情報)を抽出する。ここで、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"で識別されるTSMFヘッダを含む搬送波は、1波目の搬送波C1、2波目の搬送波C2、及び4波目の搬送波C4の3波である。
制御部210は、抽出されたヘッダ情報(3波の拡張情報の合成情報)に基づいて、搬送波の順序と総数を確認する。ここでは、搬送波の順序(carrier_sequence)が、"1","2","3"となって重複や不足はなく、かつ、搬送波の総数(number_of_carriers)が、3波すべて"3"となって、すべて同一の値で総数と一致しており、合成可能であるため、制御部210は、その3波(搬送波C1,C2,C4)に対応した伝送ストリーム(TLV)が、合成対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ216に供給する。
また、制御部210は、抽出されたヘッダ情報(3波の拡張情報)に指定されるストリーム種別を確認する。ここでは、3波すべてstream_type = "TLV"が指定されているため、制御部210は、その3波(搬送波C1,C2,C4)に対応した伝送ストリーム(TLV)が、TLV変換対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ215に供給する。
合成部213は、TSMF処理部212−1、TSMF処理部212−2、及びTSMF処理部212−4からそれぞれ入力される伝送ストリーム(TLV)を合成し、その結果得られる合成ストリーム(分割TLVストリーム)を、TLV変換部214に供給する。TLV変換部214は、合成部213から入力される分割TLVストリームを処理し、分割TLVパケットを、TLVパケットに変換する。
セレクタ215は、制御部210からの制御信号に基づいて、TLV変換部214から入力されるTLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)を選択し、セレクタ216に供給する。セレクタ216は、制御部210からの制御信号に基づいて、セレクタ215からの入力されるTLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)を選択し、出力ストリームとして、システムオンチップ203に出力する。
以上のように、テーブルF−aの方式を採用した場合、復調IC202−1では、搬送波C1乃至C4の4波で伝送される伝送ストリーム(TLV)のうち、設定された識別情報(stream_id = "0x11",original_network_id = "0x22")により識別されるTSMFパケット(のTSMFヘッダ)を含む3波の伝送ストリーム(TLV)(ただし、3波の拡張情報の合成情報では搬送波の順序と総数の整合がとれている)が、合成対象ストリームとして選択されるとともに、さらにそのTSMFヘッダが拡張情報(ストリーム種別:"TLV")を含んでいるため、TLV変換対象ストリームとしても選択されて、出力ストリームとして出力される。
(7)テーブルF−cの方式
(搬送波の例)
図25は、テーブルF−cの方式を採用した場合の搬送波の例を示す図である。
図25に示すように、テーブルF−cの条件を満たす場合、3つの搬送波C1乃至C3が受信装置20により受信される。搬送波C1乃至C3の各搬送波には、伝送ストリーム(TLV)がそれぞれ含まれる。また、各伝送ストリーム(TLV)は、TSMFパケットを含み、さらにそのTSMFヘッダに拡張情報を含んでいる。
また、搬送波C1乃至C3のすべてが、合成対象の搬送波とされ、共通の識別情報として、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"が割り当てられている。
すなわち、テーブルF−cの方式において、搬送波C1乃至C3で伝送される伝送ストリーム(TLV)には、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)が含まれ、かつ、そのヘッダ情報は拡張情報を含んでいる。
また、この拡張情報において、ストリーム種別として"TLV"が各搬送波で共通に指定される一方で、搬送波の順序と総数としては、搬送波ごとに固有の値が指定される。例えば、搬送波の順序と総数として、搬送波C1の拡張情報には"1","3"が、搬送波C2の拡張情報には"1","3"が、搬送波C3の拡張情報には"2","3"が、それぞれ指定される。
(信号の流れ)
図26は、テーブルF−cの方式を採用した場合の復調IC202−1における信号の流れの例を示す図である。
テーブルF−cの方式の場合、3つの搬送波C1乃至C3には、伝送ストリーム(TLV)がそれぞれ含まれるが、ここでは、出力対象の出力ストリームを識別するための識別情報として、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"がそれぞれ指定され、制御部210及びTSMF処理部212に設定されている。
1波目の搬送波C1に含まれる伝送ストリーム(TLV)は、復調部211を介してTSMF処理部212−1に入力される。TSMF処理部212−1は、設定された識別情報に基づいて、復調部211からの伝送ストリーム(TLV)に対するTSMF処理を行い、TSMFヘッダのヘッダ情報にてstream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。
このとき、TSMF処理部212−1は、伝送ストリーム(TLV)から検出対象のTSMFパケットを検出し、そのTSMFヘッダから拡張情報を抽出する。TSMF処理部212−1は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。ここで、搬送波C1から得られる拡張情報には、stream_type = "TLV"、carrier_sequence = "1"、number_of_carriers = "3"がそれぞれ指定されている。
2波目の搬送波C2に含まれる伝送ストリーム(TLV)は、外部の復調IC202−2から、TSMF処理部212−2に入力される。TSMF処理部212−2は、設定された識別情報に基づいて、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。そして、TSMF処理部212−2は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。ここで、搬送波C2から得られる拡張情報には、stream_type = "TLV"、carrier_sequence = "1"、number_of_carriers = "3"が指定されている。
3波目の搬送波C3に含まれる伝送ストリーム(TLV)は、外部の復調IC202−3から、TSMF処理部212−3に入力される。TSMF処理部212−3は、設定された識別情報に基づいて、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。そして、TSMF処理部212−3は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。ここで、搬送波C3から得られる拡張情報には、stream_type = "TLV"、carrier_sequence = "2"、number_of_carriers = "3"が指定されている。
制御部210は、TSMF処理部212−1乃至212−3により処理されたTSMFヘッダのうち、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"により識別されたTSMFヘッダから、ヘッダ情報(例えば拡張情報)を抽出する。ここで、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"で識別されるTSMFヘッダを含む搬送波は、1波目の搬送波C1、2波目の搬送波C2、及び3波目の搬送波C3の3波である。
制御部210は、抽出されたヘッダ情報(3波の拡張情報の合成情報)に基づいて、搬送波の順序と総数を確認する。ここでは、搬送波の順序(carrier_sequence)が、"1","1","2"となって"1"が重複しており、合成不可能であるため、制御部210は、3波に対応した伝送ストリーム(TLV)が合成非対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ216に供給する。
セレクタ216は、制御部210からの制御信号に基づいて、復調部211から入力される合成非対象ストリームとしての伝送ストリーム(TLV)を選択し、出力ストリームとして、システムオンチップ203に出力する。
以上のように、テーブルF−cの方式を採用した場合、復調IC202−1では、搬送波C1乃至C3の3波で伝送される伝送ストリーム(TLV)が、設定された識別情報(stream_id = "0x11",original_network_id = "0x22")により識別されるTSMFパケット(のTSMFヘッダ)を含んでいるが、3波の拡張情報の合成情報では搬送波の順序と総数の整合がとれていないため、1つの搬送波(例えば搬送波C1)の伝送ストリーム(TLV)が合成非対象ストリームとして選択され、出力ストリームとして出力される。
(8)テーブルG−aの方式
(搬送波の例)
図27は、テーブルG−aの方式を採用した場合の搬送波の例を示す図である。
図27に示すように、テーブルG−aの条件を満たす場合、2つの搬送波C1,C2が受信装置20により受信される。搬送波C1,C2の各搬送波には、伝送ストリーム(TLV)及び伝送ストリーム(TS)の2種類の伝送ストリーム(TLV/TS)が含まれる。また、各伝送ストリームは、TSMFパケットを含み、さらにそのTSMFヘッダに拡張情報を含んでいる。
また、搬送波C1,C2の2波は、合成対象の搬送波とされ、伝送ストリーム(TLV)に共通の識別情報として、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"が割り当てられている。一方で、伝送ストリーム(TS)には、共通の識別情報として、stream_id = "0x33"と、original_network_id = "0x44"が割り当てられている。
すなわち、テーブルG−aの方式において、搬送波C1,C2で伝送される伝送ストリーム(TLV/TS)には、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)が含まれ、かつ、そのヘッダ情報は拡張情報を含んでいる。
また、伝送ストリーム(TLV)の拡張情報において、ストリーム種別として"TLV"が各搬送波で共通に指定される一方で、搬送波の順序と総数としては、搬送波ごとに固有の値が指定される。例えば、搬送波の順序と総数として、搬送波C1の拡張情報には"1","2"が、搬送波C2の拡張情報には"2","2"がそれぞれ指定される。なお、伝送ストリーム(TS)の拡張情報では、ストリーム種別として"TS"が各搬送波で共通に指定されている
(信号の流れ)
図28は、テーブルG−aの方式を採用した場合の復調IC202−1における信号の流れの例を示す図である。
テーブルG−aの方式の場合、2つの搬送波C1,C2には、伝送ストリーム(TLV/TS)がそれぞれ含まれるが、ここでは、出力対象の出力ストリームを識別するための識別情報として、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"がそれぞれ指定され、制御部210及びTSMF処理部212に設定されている。
1波目の搬送波C1に含まれるストリーム(TLV/TS)は、復調部211を介してTSMF処理部212−1に入力される。TSMF処理部212−1は、設定された識別情報に基づいて、復調部211からの伝送ストリーム(TLV/TS)に対するTSMF処理を行い、TSMFヘッダのヘッダ情報にてstream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。
このとき、TSMF処理部212−1は、伝送ストリーム(TLV)から検出対象のTSMFパケットを検出し、そのTSMFヘッダから拡張情報を抽出する。TSMF処理部212−1は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。
ここで、搬送波C1から得られる拡張情報には、stream_type = "TLV"、carrier_sequence = "1"、number_of_carriers = "2"がそれぞれ指定されている。また、TSMF処理部212−1は、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"により識別された伝送ストリーム(TLV)を、合成部213に供給する。
2波目の搬送波C2に含まれるストリーム(TLV/TS)は、外部の復調IC202−2から、TSMF処理部212−2に入力される。TSMF処理部212−2は、設定された識別情報に基づいて、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。そして、TSMF処理部212−2は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。
ここで、搬送波C2から得られる拡張情報には、stream_type = "TLV"、carrier_sequence = "2"、number_of_carriers = "2"が指定されている。また、TSMF処理部212−2は、stream_id = "0x11"、及びoriginal_network_id = "0x22"により識別された伝送ストリーム(TLV)を、合成部213に供給する。
制御部210は、TSMF処理部212−1及びTSMF処理部212−2により処理されたTSMFパケット(のTSMFヘッダ)のうち、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"により識別されたTSMFヘッダから、ヘッダ情報(例えば拡張情報)を抽出する。ここで、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"で識別されるTSMFヘッダを含む搬送波は、1波目の搬送波C1、及び2波目の搬送波C2の2波である。
制御部210は、抽出されたヘッダ情報(2波の拡張情報の合成情報)に基づいて、搬送波の順序と総数を確認する。ここでは、搬送波の順序(carrier_sequence)が、"1","2"となって重複や不足はなく、かつ、搬送波の総数(number_of_carriers)が、2波すべて"2"となって、すべて同一の値で総数と一致しており、合成可能であるため、制御部210は、その2波(搬送波C1,C2)に対応した伝送ストリーム(TLV)が、合成対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ216に供給する。
また、制御部210は、抽出されたヘッダ情報(2波の拡張情報)に指定されるストリーム種別を確認する。ここでは、2波すべてstream_type = "TLV"が指定されているため、制御部210は、その2波(搬送波C1,C2)に対応した伝送ストリーム(TLV)が、TLV変換対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ215に供給する。
合成部213は、TSMF処理部212−1、及びTSMF処理部212−2からそれぞれ入力される伝送ストリーム(TLV)を合成し、その結果得られる合成ストリーム(分割TLVストリーム)を、TLV変換部214に供給する。TLV変換部214は、合成部213から入力される分割TLVストリームを処理し、分割TLVパケットを、TLVパケットに変換する。
セレクタ215は、制御部210からの制御信号に基づいて、TLV変換部214から入力されるTLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)を選択し、セレクタ216に供給する。セレクタ216は、制御部210からの制御信号に基づいて、セレクタ215からの入力されるTLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)を選択し、出力ストリームとして、システムオンチップ203に出力する。
以上のように、テーブルG−aの方式を採用した場合、復調IC202−1では、搬送波C1,C2の2波で伝送される2種類の伝送ストリーム(TLV/TS)のうち、設定された識別情報(stream_id = "0x11",original_network_id = "0x22")により識別されるTSMFパケット(のTSMFヘッダ)を含む伝送ストリーム(TLV)が、合成対象ストリームとして選択されるとともに、さらにそのTSMFヘッダが拡張情報(ストリーム種別:"TLV")を含んでいるため、TLV変換対象ストリームとしても選択されて、出力ストリームとして出力される。
(9)テーブルH−bの方式
(搬送波の例)
図29は、テーブルH−bの方式を採用した場合の搬送波の例を示す図である。
図29に示すように、テーブルH−bの条件を満たす場合、2つの搬送波C1,C2が受信装置20により受信される。搬送波C1,C2の各搬送波には、伝送ストリーム(TLV)及び伝送ストリーム(TS)がそれぞれ含まれる。また、各伝送ストリームは、TSMFパケットを含み、さらにそのTSMFヘッダに拡張情報を含んでいる。
また、搬送波C1,C2の2波は、合成対象の搬送波とされ、伝送ストリーム(TLV)に共通の識別情報として、stream_id = "0x11"と、original_network_id = "0x22"が割り当てられている。一方で、伝送ストリーム(TS)には、共通の識別情報として、stream_id = "0x33"と、original_network_id = "0x44"が割り当てられている。
すなわち、テーブルH−bの方式において、搬送波C1,C2で伝送される伝送ストリーム(TLV/TS)には、TSMFパケット(のTSMFヘッダ)が含まれ、かつ、そのヘッダ情報は拡張情報を含んでいる。
また、伝送ストリーム(TS)の拡張情報において、ストリーム種別として"TS"が各搬送波で共通に指定される一方で、搬送波の順序と総数としては、搬送波ごとに固有の値が指定される。例えば、搬送波の順序と総数として、搬送波C1の拡張情報には"1","2"が、搬送波C2の拡張情報には"2","2"がそれぞれ指定される。なお、伝送ストリーム(TLV)の拡張情報では、ストリーム種別として"TLV"が各搬送波で共通に指定されている。
(信号の流れ)
図30は、テーブルH−bの方式を採用した場合の復調IC202−1における信号の流れの例を示す図である。
テーブルH−bの方式の場合、2つの搬送波C1,C2には、伝送ストリーム(TLV/TS)がそれぞれ含まれるが、ここでは、出力対象の出力ストリームを識別するための識別情報として、stream_id = "0x33"と、original_network_id = "0x44"がそれぞれ指定され、制御部210及びTSMF処理部212に設定されている。
1波目の搬送波C1に含まれるストリーム(TLV/TS)は、復調部211を介してTSMF処理部212−1に入力される。TSMF処理部212−1は、設定された識別情報に基づいて、復調部211からの伝送ストリーム(TLV/TS)に対するTSMF処理を行い、TSMFヘッダのヘッダ情報にてstream_id = "0x33"と、original_network_id = "0x44"が指定されるTSMFパケットを検出する。
このとき、TSMF処理部212−1は、伝送ストリーム(TS)から検出対象のTSMFパケットを検出し、そのTSMFヘッダから拡張情報を抽出する。TSMF処理部212−1は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。
ここで、搬送波C1から得られる拡張情報には、stream_type = "TS"、carrier_sequence = "1"、number_of_carriers = "2"がそれぞれ指定されている。また、TSMF処理部212−1は、stream_id = "0x33"、及びoriginal_network_id = "0x44"により識別された伝送ストリーム(TS)を、合成部213に供給する。
2波目の搬送波C2に含まれるストリーム(TLV/TS)は、外部の復調IC202−2から、TSMF処理部212−2に入力される。TSMF処理部212−2は、設定された識別情報に基づいて、stream_id = "0x33"と、original_network_id = "0x44"が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。そして、TSMF処理部212−2は、TSMFパケットの検出である旨のTSMF通知と、抽出した拡張情報(ヘッダ情報)を、制御部210に供給する。
ここで、搬送波C2から得られる拡張情報には、stream_type = "TS"、carrier_sequence = "2"、number_of_carriers = "2"が指定されている。また、TSMF処理部212−2は、stream_id = "0x33"、及びoriginal_network_id = "0x44"により識別された伝送ストリーム(TS)を、合成部213に供給する。
制御部210は、TSMF処理部212−1及びTSMF処理部212−2により処理されたTSMFパケット(のTSMFヘッダ)のうち、stream_id = "0x33"と、original_network_id = "0x44"により識別されたTSMFヘッダから、ヘッダ情報(例えば拡張情報)を抽出する。ここで、stream_id = "0x33"と、original_network_id = "0x44"で識別されるTSMFヘッダを含む搬送波は、1波目の搬送波C1、及び2波目の搬送波C2の2波である。
制御部210は、抽出されたヘッダ情報(2波の拡張情報の合成情報)に基づいて、搬送波の順序と総数を確認する。ここでは、搬送波の順序(carrier_sequence)が、"1","2"となって重複や不足はなく、かつ、搬送波の総数(number_of_carriers)が、2波すべて"2"となって、すべて同一の値で総数と一致しており合成可能であるため、制御部210は、その2波(搬送波C1,C2)に対応した伝送ストリーム(TS)が、合成対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ216に供給する。
また、制御部210は、抽出されたヘッダ情報(2波の拡張情報)に指定されるストリーム種別を確認する。ここでは、2波すべてstream_type = "TS"が指定されているため、制御部210は、その2波(搬送波C1,C2)に対応した伝送ストリーム(TS)が、TLV変換非対象ストリームであると判定し、その判定結果に応じた制御信号を、セレクタ215に供給する。
合成部213は、TSMF処理部212−1、及びTSMF処理部212−2からそれぞれ入力される伝送ストリーム(TS)を合成し、その結果得られる合成ストリーム(TSストリーム)を出力する。
セレクタ215は、制御部210からの制御信号に基づいて、合成部213から入力されるTLV変換非対象ストリーム(TSストリーム)を選択し、セレクタ216に供給する。セレクタ216は、制御部210からの制御信号に基づいて、セレクタ215からの入力されるTLV変換非対象ストリーム(TSストリーム)を選択し、出力ストリームとして、システムオンチップ203に出力する。
以上のように、テーブルH−bの方式を採用した場合、復調IC202−1では、搬送波C1,C2の2波で伝送される2種類の伝送ストリーム(TLV/TS)のうち、設定された識別情報(stream_id = "0x33",original_network_id = "0x44")により識別されるTSMFパケット(のTSMFヘッダ)を含む伝送ストリーム(TS)が、合成対象ストリームとして選択されるとともに、さらにそのTSMFヘッダが拡張情報(ストリーム種別:"TS")を含んでいるため、TLV変換非対象ストリームとしても選択されて、出力ストリームとして出力される。
(送信側と受信側の処理の流れ)
次に、図31乃至図33のフローチャートを参照しながら、送信側の処理と受信側の処理の流れを説明する。
図31は、送信側と受信側の処理の流れを説明するフローチャートである。
なお、図31において、ステップS111乃至S113の処理は、ヘッドエンド等の送信装置10により実行され、ステップS211乃至S213の処理は、ケーブルテレビの加入者宅に設置されるテレビ受像機等の受信装置20により実行される。
送信装置10においては、地上波放送や衛星放送の番組や、ケーブルテレビ局が自主制作した番組等のコンテンツが処理され(S111)、必要に応じて搬送波ごとに分割された後に、例えば64QAMや256QAM等の変調方式に応じた変調処理が施されることで(S112)、ケーブルテレビの放送信号として送信される(S113)。
この放送信号としては、例えば、単一TSや複数TS、複数搬送波伝送方式のトランスポートストリーム等のストリームに対応した信号とされる。送信装置10から送信される放送信号は、CATV伝送路30を介して受信装置20により受信される。
ステップS211において、チューナ201−1乃至201−4は、送信装置10から送信されてくる放送信号を受信する。また、復調IC202−2乃至202−4は、チューナ201−2乃至201−4により受信された受信信号に対する復調処理を行い、復調IC202−1に供給する。
ステップS212において、復調IC202−1は、チューナ201−1からの受信信号に対する復調処理と、その復調処理で得られる伝送ストリーム及び復調IC202−2乃至202−4からの伝送ストリームに対する合成処理を行う。なお、この復調・合成処理の詳細は、図33のフローチャートを参照して後述する。
ステップS213において、システムオンチップ203は、復調IC202−1からの出力ストリームに対し、例えばデコード等の処理を行う。これにより、受信装置20では、番組等のコンテンツの映像がディスプレイ204に表示され、その映像に同期した音声がスピーカから出力される。
以上、送信側と受信側の処理の流れを説明した。
(新機能のストリーム出力設定処理の流れ)
次に、図32のフローチャートを参照して、新機能に対応したストリーム出力設定処理の流れを説明する。
ステップS221において、制御部210又は外部の制御部を含む制御装置(例えば、マイクロコントローラやプロセッサなど)は、例えば、ユーザ(いわゆるセットメーカーのユーザ)からの指示に基づいて、復調IC202−1に、stream_id,original_network_idを設定する。ここでは、例えば、制御部210やTSMF処理部212−1乃至212−4に対し、識別情報として、stream_id,original_network_idが設定される。
ステップS222において、制御部210又は外部の制御部を含む制御装置は、復調IC202−1に、ストリーム出力としてオン状態を設定する。
なお、この新機能のストリーム出力設定処理は、例えば、ステップS212の処理(復調・合成処理)が開始される前に行われ、ステップS222の処理が終了すると、処理は終了する。
以上、新機能に対応したストリーム出力設定処理の流れを説明した。
(復調・合成処理の流れ)
次に、図33のフローチャートを参照して、図31のステップS212の処理に対応する復調・合成処理の流れを説明する。この復調・合成処理は、復調IC202−1により実行される。
ステップS231において、復調部211は、チューナ201−1からの受信信号に対する復調処理を行う。
ステップS232において、TSMF処理部212−1乃至212−4は、そこに入力される伝送ストリームに対し、TSMF処理を行う。
例えば、ここでは、図32のステップS221の処理で設定された識別情報(stream_id,original_network_id)に基づき、各伝送ストリームに対するTSMF処理が行われ、TSMFヘッダのヘッダ情報にて当該識別情報(stream_id,original_network_id)が指定されるTSMFパケットの検出を試みる。そして、TSMFパケット(TSMFヘッダ)の検出の有無を示すTSMF通知と、TSMFヘッダのヘッダ情報として拡張情報が含まれる場合には、拡張情報(ヘッダ情報)が、制御部210に送られる。
ステップS233において、制御部210は、TSMF処理部212−1乃至212−4からの情報に基づいて、TSMFヘッダの有無と、TSMFヘッダがある場合には、ヘッダ情報の拡張情報を確認する。
ステップS234において、制御部210は、ステップS233の確認の結果に基づいて、TSMFヘッダを含むかどうかを判定する。
ステップS234において、TSMFヘッダを含まないと判定された場合、処理は、ステップS235に進められる。ステップS235において、制御部210は、セレクタ216を制御して、復調部211から入力される合成非対象ストリームとしての伝送ストリーム(単一TS)が、出力ストリームとして出力されるようにする。なお、この処理の流れは、テーブルAの方式(図13,図14)に対応している。
また、ステップS234において、TSMFヘッダを含むと判定された場合、処理は、ステップS236に進められる。ステップS236において、制御部210は、ステップS233の確認の結果に基づいて、TSMFヘッダのヘッダ情報に拡張情報を含むかどうかを判定する。
ステップS236において、TSMFヘッダのヘッダ情報に拡張情報を含まないと判定された場合、処理は、ステップS237に進められる。ステップS237において、制御部210は、セレクタ216を制御して、TSMF処理部212−1から入力される合成非対象ストリームで、かつ、複数TSとしての伝送ストリーム(例えば番組Aのストリーム)が、出力ストリームとして出力されるようにする。なお、この処理の流れは、テーブルBの方式(図15,図16)に対応している。
また、ステップS236において、TSMFヘッダのヘッダ情報に拡張情報を含むと判定された場合、処理は、ステップS238に進められる。ステップS238において、合成部213は、TSMF処理部212−1乃至212−4の少なくとも1つから入力される伝送ストリームに対する合成処理を行う。
ステップS239において、制御部210は、拡張情報に含まれるストリーム種別が、"TLV"又は"TS"であるかを判定する。
ステップS239において、拡張情報に含まれるストリーム種別が"TLV"であると判定された場合、処理は、ステップS240に進められる。
ステップS240において、TLV変換部214は、合成部213から入力される分割TLVストリームを処理し、分割TLVパケットを、TLVパケットに変換する。
ステップS241において、制御部210は、セレクタ215及びセレクタ216を制御して、合成対象ストリームとしてのTLV変換対象ストリーム(TLVストリーム)が、出力ストリームとして出力されるようにする。なお、この処理の流れは、テーブルC−aの方式(図17,図18)、テーブルD−aの方式(図19,図20)、テーブルF−aの方式(図23,図24)、及びテーブルG−aの方式(図27,図28)に対応している。
また、ステップS239において、拡張情報に含まれるストリーム種別が"TS"であると判定された場合、処理は、ステップS242に進められる。
ステップS242において、制御部210は、セレクタ215及びセレクタ216を制御して、合成対象ストリームとしてのTLV変換非対象ストリーム(TSストリーム)が、出力ストリームとして出力されるようにする。なお、この処理の流れは、テーブルE−bの方式(図21,図22)、及びテーブルH−bの方式(図29,図30)に対応している。
ステップS235,S237,S241,S242の処理が終了すると、処理は、図31のステップS212に戻り、それ以降の処理が実行される。
なお、図33に示した復調・合成処理では、省略しているが、TSMFヘッダのヘッダ情報に拡張情報が含まれる場合に、当該拡張情報の合成情報(carrier_sequence,number_of_carriers)を確認して、搬送波の総数及び順序の整合がとれているときにのみ、合成処理(S238)が行われるようにすることができる。例えば、搬送波の総数及び順序が不整合となる場合の処理の流れは、テーブルF−cの方式(図25,図26)に対応している。
以上、復調・合成処理の流れを説明した。上述した図31乃至図33のフローチャートに示した処理が実行されることで、新機能を有する受信装置20(図10)では、容易に所望のストリームを出力することが可能となる。
すなわち、新機能を有する受信装置20(図10)では、図11に示したテーブルのように、単一TS多重化方式に準拠したトランスポートストリームや複数TS多重化方式に準拠したトランスポートストリーム、さらには複数搬送波伝送方式に準拠したトランスポートストリームなど、様々な種類のストリームを処理して出力する必要がある。それに対して、本技術を適用した新機能では、復調IC202−1(の制御部210)が、伝送ストリームに含まれるTSMFヘッダの有無、又はそのTSMFヘッダのヘッダ情報(拡張情報)に基づき、出力ストリームを選択する制御を行うため、より容易に所望のストリームを出力することができる。
また、本技術を適用した新機能では、復調IC202−1(の制御部210とTSMF処理部212−1乃至212−4)に識別情報(stream_id,original_network_id)を設定しているため、TSMF処理部212−1乃至212−4では、設定される識別情報に基づき、TSMFヘッダに関する処理が行われ、制御部210では、設定される識別情報、及びTSMF処理部212−1乃至212−4からのTSMFヘッダのヘッダ情報に関する情報に基づき、出力ストリームを選択する制御が行われる。
これにより、新機能に対応したストリーム出力設定処理(図32)に示したような、より少ない処理ステップで(ソフトウェア処理で)、各番組を受信するソフトウェアが実装されるため、例えば、番組を切り替えた後に、映像が表示されるまでの時間を短縮することができる。より具体的には、新機能に対応したストリーム出力設定処理(図32)を、現状の機能に対応したストリーム出力設定処理(図8,図9)と比べれば、その処理ステップが大幅に削減されており、その処理時間を短縮できることは明らかである。
さらに、例えば、新機能に対応したストリーム出力設定処理(図32)であれば、現状の機能に対応したストリーム出力設定処理(図8,図9)のようなTSMFパケットをメモリに保持する処理(図8のS15,図9のS36)は不要であるため、受信システム200としてのメモリを削減することができる。その結果として、受信システム200におけるコストや処理速度の面での懸念を解消することができる。
<2.変形例>
(受信装置の他の構成)
また、上述した説明では、受信装置20(図1)は、テレビ受像機やセットトップボックス(STB)などの固定受信機として構成されるとして説明したが、固定受信機には、例えば、録画機、ゲーム機、パーソナルコンピュータ、ネットワークストレージなどを含めるようにしてもよい。さらに、受信装置20としては、固定受信機に限らず、例えば、スマートフォンや携帯電話機、タブレット型コンピュータ等のモバイル受信機、車載テレビ等の車両に搭載される車載機器、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)等のウェアラブルコンピュータなどの電子機器を含めるようにしてもよい。
さらに、受信装置20(図1)を構成する復調IC202−1(復調デバイス)を、本技術を適用した受信装置又は復調装置として捉えるようにしてもよい。また、上述した説明では、複数搬送波の数が2乃至4であるとして説明したが、搬送波の数は2以上であれば、いくつでもよい(例えば5以上であってもよい)。
このとき、受信装置20(図10)では、N個(Nは2以上の整数)の搬送波の数に応じてチューナ201−1乃至201−Nと、復調IC202−1乃至202−Nが設けられる。また、復調IC202−1(図10)においては、1つの復調部211と、N個のTSMF処理部212−1乃至212−Nが設けられる。なお、チューナ201、復調IC202、及びTSMF処理部212は、搬送波の数と同一の数に限らず、搬送波の数よりも多い数を設けるようにしてもよい。
(通信回線を含む構成)
また、伝送システム1(図1)においては、図示していないが、インターネット等の通信回線に対し、各種のサーバが接続されるようにして、通信機能を有する受信装置20(図1)が、インターネット等の通信回線を介して、各種のサーバにアクセスして双方向の通信を行うことで、コンテンツやアプリケーション等の各種のデータを受信できるようにしてもよい。
(その他)
なお、本明細書において記述されている用語は、一例であって、他の用語が用いられるのを意図的に排除するものではない。例えば、上述した説明において、フレームは、例えば、パケットなどの他の用語で置き換えられる場合がある。
<3.コンピュータの構成>
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。図34は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。
コンピュータ1000において、CPU(Central Processing Unit)1001、ROM(Read Only Memory)1002、RAM(Random Access Memory)1003は、バス1004により相互に接続されている。バス1004には、さらに、入出力インターフェース1005が接続されている。入出力インターフェース1005には、入力部1006、出力部1007、記録部1008、通信部1009、及び、ドライブ1010が接続されている。
入力部1006は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部1007は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記録部1008は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部1009は、ネットワークインターフェースなどよりなる。ドライブ1010は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体1011を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ1000では、CPU1001が、ROM1002や記録部1008に記録されているプログラムを、入出力インターフェース1005及びバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ1000(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータ1000では、プログラムは、リムーバブル記録媒体1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インターフェース1005を介して、記録部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線又は無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記録部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記録部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
ここで、本明細書において、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に行われる必要はない。すなわち、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含む。また、プログラムは、1のコンピュータ(プロセッサ)により処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
また、本技術は、以下のような構成をとることができる。
(1)
1又は複数の搬送波ごとに伝送される伝送ストリームに含まれる多重フレームヘッダの有無、又は前記多重フレームヘッダのヘッダ情報に基づいて、前記伝送ストリームから抽出される出力対象の出力ストリームを選択する制御を行う制御部を備える
受信装置。
(2)
前記制御部は、設定される識別情報により識別される前記多重フレームヘッダの前記ヘッダ情報に含まれる拡張情報に基づいて、前記出力ストリームを選択する
前記(1)に記載の受信装置。
(3)
前記制御部は、前記伝送ストリームに前記多重フレームヘッダが含まれ、かつ、前記ヘッダ情報に前記拡張情報が含まれる場合、前記出力ストリームとして、合成対象ストリームを選択する
前記(2)に記載の受信装置。
(4)
前記制御部は、前記伝送ストリームに前記多重フレームヘッダが含まれない場合、又は前記多重フレームヘッダを含み、かつ、前記ヘッダ情報に前記拡張情報を含まない場合、前記出力ストリームとして、合成非対象ストリームを選択する
前記(2)又は(3)に記載の受信装置。
(5)
前記拡張情報は、前記搬送波の合成情報を含み、
前記制御部は、前記合成情報に基づいて、前記出力ストリームとして、前記合成対象ストリーム又は合成非対象ストリームを選択する
前記(3)又は(4)に記載の受信装置。
(6)
前記合成情報は、前記搬送波の総数及び順序を示す情報を少なくとも含む
前記(5)に記載の受信装置。
(7)
前記制御部は、前記搬送波の総数及び順序の整合がとれている場合、前記出力ストリームとして、前記合成対象ストリームを選択する
前記(6)に記載の受信装置。
(8)
前記制御部は、前記搬送波の総数及び順序の整合がとれていない場合、前記出力ストリームとして、前記合成非対象ストリームを選択する
前記(6)又は(7)に記載の受信装置。
(9)
前記拡張情報は、前記伝送ストリームの種別を示す種別情報を含み、
前記制御部は、前記種別情報に基づいて、前記出力ストリームとして、変換対象ストリーム又は変換非対象ストリームを選択する
前記(3)乃至(8)のいずれかに記載の受信装置。
(10)
前記合成対象ストリームは、前記変換対象ストリーム又は前記変換非対象ストリームを含む
前記(9)に記載の受信装置。
(11)
前記種別情報は、可変長パケット又は固定長パケットを示す情報を含む
前記(9)又は(10)に記載の受信装置。
(12)
前記制御部は、前記伝送ストリームの種別が前記可変長パケットを示している場合、分割可変長パケットを可変長パケットに変換する前記変換対象ストリームを選択する
前記(11)に記載の受信装置。
(13)
前記制御部は、前記伝送ストリームの種別が前記固定長パケットを示している場合、前記変換非対象ストリームを選択する
前記(11)又は(12)に記載の受信装置。
(14)
前記伝送ストリームは、単一TS多重化方式に準拠したトランスポートストリーム、又は複数TS多重化方式に準拠したトランスポートストリーム、又は複数搬送波伝送方式に準拠したトランスポートストリームを含む
前記(1)乃至(13)のいずれかに記載の受信装置。
(15)
前記搬送波の数に応じて設けられる複数の処理部をさらに備え、
前記識別情報は、前記制御部及び前記処理部に設定され、
前記処理部は、設定される前記識別情報に基づいて、前記多重フレームヘッダに関する処理を行い、
前記制御部は、設定される前記識別情報、及び前記処理部からの前記ヘッダ情報に基づいて、前記出力ストリームを選択する
前記(2)に記載の受信装置。
(16)
前記識別情報は、ストリーム識別子、及びネットワーク識別子を含む
前記(15)に記載の受信装置。
(17)
合成対象ストリームの合成を行う合成部と、
変換対象ストリームの変換を行う変換部と
をさらに備える前記(15)又は(16)に記載の受信装置。
(18)
復調装置として構成される
前記(1)乃至(17)のいずれかに記載の受信装置。
(19)
前記搬送波の数がN個(Nは2以上の整数)である場合に、
前記制御部と、
1つの搬送波の信号を復調する復調部と、
N個の前記処理部と、
合成対象ストリームの合成を行う合成部と、
変換対象ストリームの変換を行う変換部と
を有する第1の復調装置と、
1つの搬送波の信号を復調する第2の復調装置と
を備え、
前記第1の復調装置は、1つ設けられ、
前記第2の復調装置は、N−1個設けられ、
N個の前記処理部は、前記復調部からの前記伝送ストリームと、N−1個の前記第2の復調装置からの前記伝送ストリームに対する処理をそれぞれ行う
前記(15)又は(16)に記載の受信装置。
(20)
受信装置が、
1又は複数の搬送波ごとに伝送される伝送ストリームに含まれる多重フレームヘッダの有無、又は前記多重フレームヘッダのヘッダ情報に基づいて、前記伝送ストリームから抽出される出力対象の出力ストリームを選択する制御を行う
受信方法。
1 伝送システム, 10 送信装置, 20 受信装置, 30 CATV伝送路, 201,201−1乃至201−4 チューナ, 202,202−1乃至202−4 復調IC, 203 システムオンチップ(SoC), 210 制御部, 211 復調部, 212,212−1乃至212−4 TSMF処理部, 213 合成部, 214 TLV変換部, 215 セレクタ, 216 セレクタ, 1000 コンピュータ, 1001 CPU

Claims (20)

  1. 1又は複数の搬送波ごとに伝送される伝送ストリームに含まれる多重フレームヘッダの有無、又は前記多重フレームヘッダのヘッダ情報に基づいて、前記伝送ストリームから抽出される出力対象の出力ストリームを選択する制御を行う制御部を備える
    受信装置。
  2. 前記制御部は、設定される識別情報により識別される前記多重フレームヘッダの前記ヘッダ情報に含まれる拡張情報に基づいて、前記出力ストリームを選択する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記制御部は、前記伝送ストリームに前記多重フレームヘッダが含まれ、かつ、前記ヘッダ情報に前記拡張情報が含まれる場合、前記出力ストリームとして、合成対象ストリームを選択する
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記制御部は、前記伝送ストリームに前記多重フレームヘッダが含まれない場合、又は前記多重フレームヘッダを含み、かつ、前記ヘッダ情報に前記拡張情報を含まない場合、前記出力ストリームとして、合成非対象ストリームを選択する
    請求項2に記載の受信装置。
  5. 前記拡張情報は、前記搬送波の合成情報を含み、
    前記制御部は、前記合成情報に基づいて、前記出力ストリームとして、前記合成対象ストリーム又は合成非対象ストリームを選択する
    請求項3に記載の受信装置。
  6. 前記合成情報は、前記搬送波の総数及び順序を示す情報を少なくとも含む
    請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記制御部は、前記搬送波の総数及び順序の整合がとれている場合、前記出力ストリームとして、前記合成対象ストリームを選択する
    請求項6に記載の受信装置。
  8. 前記制御部は、前記搬送波の総数及び順序の整合がとれていない場合、前記出力ストリームとして、前記合成非対象ストリームを選択する
    請求項6に記載の受信装置。
  9. 前記拡張情報は、前記伝送ストリームの種別を示す種別情報を含み、
    前記制御部は、前記種別情報に基づいて、前記出力ストリームとして、変換対象ストリーム又は変換非対象ストリームを選択する
    請求項3に記載の受信装置。
  10. 前記合成対象ストリームは、前記変換対象ストリーム又は前記変換非対象ストリームを含む
    請求項9に記載の受信装置。
  11. 前記種別情報は、可変長パケット又は固定長パケットを示す情報を含む
    請求項9に記載の受信装置。
  12. 前記制御部は、前記伝送ストリームの種別が前記可変長パケットを示している場合、分割可変長パケットを可変長パケットに変換する前記変換対象ストリームを選択する
    請求項11に記載の受信装置。
  13. 前記制御部は、前記伝送ストリームの種別が前記固定長パケットを示している場合、前記変換非対象ストリームを選択する
    請求項11に記載の受信装置。
  14. 前記伝送ストリームは、単一TS多重化方式に準拠したトランスポートストリーム、複数TS多重化方式に準拠したトランスポートストリーム、又は複数搬送波伝送方式に準拠したトランスポートストリームを含む
    請求項1に記載の受信装置。
  15. 前記搬送波の数に応じて設けられる複数の処理部をさらに備え、
    前記識別情報は、前記制御部及び前記処理部に設定され、
    前記処理部は、設定される前記識別情報に基づいて、前記多重フレームヘッダに関する処理を行い、
    前記制御部は、設定される前記識別情報、及び前記処理部からの前記ヘッダ情報に基づいて、前記出力ストリームを選択する
    請求項2に記載の受信装置。
  16. 前記識別情報は、ストリーム識別子、及びネットワーク識別子を含む
    請求項15に記載の受信装置。
  17. 合成対象ストリームの合成を行う合成部と、
    変換対象ストリームの変換を行う変換部と
    をさらに備える請求項15に記載の受信装置。
  18. 復調装置として構成される
    請求項1に記載の受信装置。
  19. 前記搬送波の数がN個(Nは2以上の整数)である場合に、
    前記制御部と、
    1つの搬送波の信号を復調する復調部と、
    N個の前記処理部と、
    合成対象ストリームの合成を行う合成部と、
    変換対象ストリームの変換を行う変換部と
    を有する第1の復調装置と、
    1つの搬送波の信号を復調する第2の復調装置と
    を備え、
    前記第1の復調装置は、1つ設けられ、
    前記第2の復調装置は、N−1個設けられ、
    N個の前記処理部は、前記復調部からの前記伝送ストリームと、N−1個の前記第2の復調装置からの前記伝送ストリームに対する処理をそれぞれ行う
    請求項15に記載の受信装置。
  20. 受信装置が、
    1又は複数の搬送波ごとに伝送される伝送ストリームに含まれる多重フレームヘッダの有無、又は前記多重フレームヘッダのヘッダ情報に基づいて、前記伝送ストリームから抽出される出力対象の出力ストリームを選択する制御を行う
    受信方法。
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