JP2021157814A - プログラム、及び、情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性の良いプログラム、及び、情報表示装置を提供する。【解決手段】「考えられることは?」の欄には、項目番号「1」〜「25」のチェック項目それぞれのチェックの有無により特定されるチェック有りのチェック項目に対応付けられている「考えられること」が一覧表示される。「こんな対応策を検討しましょう」の欄には、項目番号「1」〜「25」のチェック項目それぞれのチェックの有無により特定されるチェック有りのチェック項目に対応付けられている「検討事項」が一覧表示される。「推奨される食事内容」の欄には、推奨(提案)される食事内容が表示される。ここでは、「学会分類2013(食事)」のコード等(ここでは、食形態)により推奨内容が表示される。【選択図】図9

Description

本発明は、例えば摂食嚥下機能の低下が疑われる者の食事を支援するためのプログラム、及び、情報表示装置に関する。
例えば、非特許文献1には、摂食嚥下機能が低下している者の状態として考えられる1〜25のチェック項目や、各チェック項目に対応した、「考えられること」及び「検討すべき対応策」が記載されている。
「食事支援チェックシートの手引き」 株式会社大塚製薬工場
上記非特許文献1では、ユーザが自ら、対象者について考えられることや検討すべき対応策をチェック項目との関係で調べなければならず、利便性が良くない。
この発明は、利便性の良いプログラム、及び、情報表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るプログラムは、
摂食嚥下機能が低下している者の状態を示すチェック項目と、状態毎にその状態となっている原因またはその状態を有する者に懸念されるリスクを含む考えられることと、その状態のときに摂食嚥下機能の低下を防止するために検討すべき対応策とを対応付けて予め記憶するチェック項目データベースを備えるコンピュータを、
前記チェック項目データベースに登録されている摂食嚥下障害を有する者の状態として考えられる複数のチェック項目を表示画面に表示して提示するチェック項目提示手段、
前記チェック項目提示手段により提示された前記複数のチェック項目のうちから、食事が観察された観察対象者の状態に該当するチェック項目を選択する操作を受け付ける操作受付手段、
前記操作受付手段により選択されたチェック項目に対応する考えられることと対応策とを前記チェック項目データベースから読み出す読出手段、
前記チェック項目の選択状況を示す情報と、前記読出手段により読み出された考えられることと対応策とを表示装置に表示する表示制御手段、
として機能させる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る情報表示装置は、
摂食嚥下機能が低下している者の状態を示すチェック項目と、状態毎にその状態となっている原因またはその状態を有する者に懸念されるリスクを含む考えられることと、その状態のときに摂食嚥下機能の低下を防止するために検討すべき対応策とを対応付けて予め記憶するチェック項目データベースと、
前記チェック項目データベースに登録されている摂食嚥下障害を有する者の状態として考えられる複数のチェック項目を表示画面に表示して提示するチェック項目提示手段と、
前記チェック項目提示手段により提示された前記複数のチェック項目のうちから、食事が観察された観察対象者の状態に該当するチェック項目を選択する操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段により選択されたチェック項目に対応する考えられることと対応策とを前記チェック項目データベースから読み出す読出手段と、
前記チェック項目の選択状況を示す情報と、前記読出手段により読み出された考えられることと対応策とを表示装置に表示する表示制御手段と、
を備える。
本発明によれば、利便性の良いプログラム、及び、情報表示装置を提供することができる。
本願発明の一実施形態における情報表示装置の構成図である。 チェック項目データベースの構成の一例図である。 チェック項目データベースの構成の一例図である。 個人情報データベースの構成の一例図である。 観察所見データベースの構成の一例図である。 食事提案データベースの構成の一例図である。 食事支援処理のフローチャートである。 情報表示装置により表示される各種表示画面を示す図である。 食事支援情報の構成例を示す図である。 経口維持計画書の構成例を示す図である。
(情報表示装置の構成)
図1の情報表示装置100のユーザを含む観察者は、対象者の食事(食事場面)を観察し、観察した結果(観察所見)等の情報を当該情報表示装置100に入力する。情報表示装置100は、入力された情報に基づいて、当該対象者の食事を支援するための情報(後述の「考えられること」、「検討事項」、推奨される「食事内容」等)を提示する。観察者やその他の関係者は、提示された情報に基づき、当該対象者の食事を支援する対応策の方針(経口維持計画等)を検討することができる。このように、情報表示装置100は、対象者の食事を支援する食事支援装置として動作する。
上記の対象者は、病院の患者、又は、介護施設の入所者などであり、例えば、摂食嚥下機能の低下が疑われる者(実際に摂食嚥下機能が低下している者も含む。)である。
上記の観察者は、医師、歯科医師、栄養士(管理栄養士を含む)、看護師、歯科衛生士、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、及び、介護職員などである。観察は、通常、複数人により行われる。
情報表示装置100は、パーソナルコンピュータ等からなり、図1に示すように、不揮発性記憶装置101と、RAM(Random Access Memory)102と、CPU(Central Processing Unit)103と、ディスプレイ104と、入力装置105と、を備える。
不揮発性記憶装置101は、ハードディスクなどである。不揮発性記憶装置101には、情報表示装置100を動作させるのに必要な各種プログラム、各種データが記憶されている。例えば、不揮発性記憶装置101には、食事支援プログラム11、チェック項目データベース12、個人情報データベース13、観察所見データベース14、食事提案データベース15などが記憶されている。
食事支援プログラム11は、CPU103に後述の食事支援処理を実行させる。
チェック項目データベース12は、「チェック項目」と、当該「チェック項目」に対応付けられた「考えられること」及び「検討事項」と、を含む(図2及び3参照)。チェック項目データベース12は、予め用意されてものであり、「考えられること」及び「検討事項」の内容は、「チェック項目」との関係で、専門家が予め定めたものである。
チェック項目は、摂食嚥下機能が低下している者(摂食嚥下障害を有する者)の状態として考えられる状態(候補)を示し、観察の対象者の状態(後述のように、観察によって把握できる状態の他、観察によらず把握できる状態(対象者の病歴や熱等)もある)が当該チェック項目に合致すると観察者により判断された場合にチェックされる。つまり、観察者は、観察の対象者の状態に該当するチェック項目(候補)をチェック(選択)する。観察者は、当該チェック項目に従って、観察の対象者の状態を確認するので、当該チェック項目は、観察の対象者の状態について観察者が確認(チェック)すべき事項を示すものでもある。当該チェック項目は、合計25項目あり、各チェック項目には、「項目番号」として、「1」〜「25」が順次割り当てられている(図2及び3の「項目番号」の欄の数字参照)。
項目番号1〜5の各チェック項目(具体的内容は、図2の項目番号1〜5それぞれのチェック項目を参照。以下、各チェック項目について同様。)は、対象者の全身状態に関するチェック項目であり、「全身状態」のカテゴリに属する(図2参照)。
項目番号6〜10の各チェック項目は、対象者の認知機能又は食べることへの意欲に関するチェック項目であり、「認知・意欲」のカテゴリに属する(図2参照)。
項目番号11〜15の各チェック項目は、対象者の口腔機能に関するチェック項目であり、「口腔機能」のカテゴリに属する(図2参照)。
項目番号16〜20の各チェック項目は、対象者の咽頭機能に関するチェック項目であり、「咽頭機能」のカテゴリに属する(図3参照)。
項目番号21〜25の各チェック項目は、対象者の姿勢保持(食べるときの姿勢の保持)に関するチェック項目であり、「姿勢保持」のカテゴリに属する(図3参照)。
「考えられること」は、対応するチェック項目がチェックされたときに、その対象者に関して考えられること(例えば、対象者の状態がチェック項目の状態となっている原因、その対象者に懸念されるリスク)である。例えば、項目番号1のチェック項目(「ここ半年以内に「肺炎」で入院した既往がある」)がチェックされたときの「考えられること」としては、「誤嚥のリスクが高い」、「口腔内の衛生状態が悪い」がある(図2参照)。
「検討事項」は、対応するチェック項目がチェックされたときに、その対象者に関して検討すべき事項(例えば、摂食嚥下機能の低下を防止するために検討すべき対応策)である。例えば、項目番号16のチェック項目(「お茶や汁物でむせる」)がチェックされたときの「検討事項」としては、「食事中の見守りや介助方法を検討」、「とろみ付けを検討」がある(図3参照)。
個人情報データベース13は、対象者の個人情報をデータベース化したものである。個人情報データベースは、図4に示すように、対象者の「ID」に、当該対象者の「姓」、「名」、「性別」、「生年月日」、及び、「直近の観察日」(前回観察した日)を対応付けたものである。「ID」は、各対象者に振られた各対象者に固有の番号である。
観察所見データベース14は、チェック項目の過去のチェック状況(観察所見)、及び、観察者により入力された各種情報を、対象者(ID)ごとにデータベース化したものである。図5に示すように、観察所見データベース14では、各IDに、項目番号1〜25それぞれのチェック項目のチェックの有無(チェック有りの場合は「1」、チェック無しの場合は「0」)(図5の「チェック項目(項目番号)」の欄参照)と、そのチェック(観察)を行った観察日(図5の「観察日」の欄参照)と、観察者により入力されたその他の情報(図5の「その他」の欄参照。)と、が対応付けられている。前記その他の情報には、後述の食事支援処理にて入力される食形態、観察者等の情報が含まれる。観察所見データベース14を構成する各情報は、後述の食事支援処理にて追加される。
食事提案データベース15は、図6に示すように、「チェック数」と、各チェック数に対応付けられた「食事内容」と、が対応付けられている。「チェック数」は、項目番号1〜25のチェック項目のうちチェックされたチェック項目の数である。「食事内容」は、チェック数に応じて提案(推奨)される食事の内容を示すものである。食事内容は、ここでは、食事に出される食品の形態である食形態により特定される。食事内容における「絶食」は、食事ではなく点滴等により栄養を供給することである。食事内容における各コードは、「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」における「学会分類2013(食事)」で設定された分類コードであり(非特許文献1も参照)、「0j」(嚥下訓練食品を指定するコード)、「0t」(嚥下訓練食品を指定するコード)、「1j」(嚥下調整食を指定するコード)、「2−1」(嚥下調整食を指定するコード)、「2−2」(嚥下調整食を指定するコード)、「3」(嚥下調整食を指定するコード)、「4」(嚥下調整食を指定するコード)がある。各コードは、食形態を指定し、「0j」、「0t」、「1j」、「2−1」、「2−2」、「3」、「4」の順で、嚥下がしやすい(「0j」が最も嚥下しやすい)。なお、「4」の上には、摂食嚥下障害を有さない者が通常食べる「普通食」(食形態の一種である)がある。図6における「コード4以上」は、コード「4」の他、当該「普通食」も含まれる。食事提案データベース15は、予め用意されたものであり、チェック数と食事内容との関係は、専門家が各種調査(例えば、チェック数と、摂取可能な食事の形態と、の関係の統計を取る)を行って予め定めたものであればよい。チェック数が多ければ多いほど、摂食嚥下障害が重くなる傾向(摂食嚥下機能の低下が著しくなる傾向)がある。従って、食事提案データベース15では、チェック数が多いほど、嚥下しやすい食形態が選択される(最終的には絶食となる)。
CPU103は、RAM102をメインメモリとして、食事支援プログラム11を実行し、後述の食事支援処理を実行する。
ディスプレイ104は、液晶表示装置等から構成され、CPU103による制御のもとで各種画像を表示する。
入力装置105は、キーボード、マウス等から構成される。
(食事支援処理)
次に、CPU103が行う食事支援処理を図7を参照して説明する。食事支援処理は、1人以上(通常は複数人)の観察者が対象者の食事(食事のメニューは、その対象者に合わせ観察用に適宜決定される)を観察したときに利用される。食事支援処理は、例えば観察に参加した観察者のうちの1人がユーザとして入力装置105を操作して食事支援プログラム11を起動させたことを契機として開始される。観察は、同一の対象者に対して定期的に複数回行われる。
食事支援処理において、CPU103は、まず、個人情報入力受付処理を実行する(ステップS101)。例えば、CPU103は、図8(A)の個人情報入力画面をディスプレイ104に表示する。ユーザは、入力装置105を用いて、今回の観察の対象者の個人情報(ここでは、姓、名、性別、生年月日、及び、観察日(今回の観察の日にち))を個人情報入力画面の入力欄N1〜N5に順次入力していく。入力された内容は、入力欄N1〜N5に表示される(他の入力欄についても同様。また、後述のチェックボックスがチェックされた場合でも、チェックされたことが塗りつぶし等により表示される)。
CPU103は、姓(又は名)の入力を受け付けたとき、個人情報データベース13を参照し、同じ姓(又は名)か登録されているか判別する。登録されている場合、CPU103は、当該姓(又は名)に対応する、ID、名(又は姓)、性別、生年月日、直近観察日をRAM102に読み出し、読み出した前記各情報のうち、名(又は姓)、性別、生年月日を入力欄N2(又はN1)〜N4に入力する。つまり、名(又は姓)、性別、生年月日が自動入力(自動表示)される。入力欄N5に、読み出された直近観察日が観察日として自動入力(自動表示)されてもよい。なお、CPU103は、同じ姓(又は名)が複数登録されている場合(同姓(又は同名)の者がいる場合)には、入力欄N2(又はN1)〜N4に表示する候補(名(又は姓)、性別、生年月日)を提示し、ユーザに選択させる。CPU103は、選択された候補を、入力欄N2(又はN1)〜N4に表示する。CPU103により自動入力された名(又は姓)、性別、生年月日は、ユーザが修正できる。同じ姓(又は名)か登録されていない場合には、前記のような自動入力は行われず、ユーザが必要な情報を入力する。前記の自動入力により、ユーザの利便性が向上する。
ユーザは、姓等の各情報の入力を終了すると、入力装置105を用いて「次」のボタン画像B1を選択する。CPU103は、当該選択を受け付けると、ステップS101の処理を終了する。すでに入力されている姓等の各情報はRAM102に保持される。
その後、CPU103は、食形態入力受付処理を実行する(ステップS102)。例えば、CPU103は、図8(B)の食形態入力画面をディスプレイ104に表示する。ユーザは、入力装置105を用いて、今回の観察で対象者が食べた食事の「食形態」を入力する。食形態は、例えば、主食の情報(呼称及び「学会分類2013(食事)」におけるコード)、副食の情報(呼称及び「学会分類2013(食事)」におけるコード)、とろみにより特定される。これらは、入力欄N11〜N15に入力される。入力欄N11には、主食の呼称(白飯、食パン等)が入力される。入力欄N12には、当該主食の「学会分類2013(食事)」におけるコードが入力される(普通食の場合には、「普通食」と入力される。コードについて同じ)。入力欄N13には、副食の称呼(クリームシチュー、魚の煮物等)が入力される。入力欄N14には、当該副食の「学会分類2013(食事)」におけるコードが入力される。入力欄N15には、とろみ(濃い、中間、薄い、無し(とろみ無し))が入力される。ユーザは、入力を終了すると、入力装置105を用いて「次」のボタン画像B12を選択する。CPU103は、当該選択を受け付けると、ステップS102の処理を終了する。すでに入力されている食形態(主食(呼称及びコード)、副食(呼称及びコード)、とろみ)はRAM102に保持される。なお、「前」のボタン画像B11が選択された場合には、ステップS101の処理に戻る。
その後、CPU103は、観察者入力受付処理を実行する(ステップS103)。例えば、CPU103は、図8(C)の観察者入力画面をディスプレイ104に表示する。ユーザは、入力装置105を用いて、医師、歯科医師、管理栄養士・栄養士、看護師、歯科衛生士、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、介護職員、及び、その他それぞれに対応するチェックボックスC21〜C30をチェックすることで、今回の観察に参加した観察者(観察者)を入力する。観察者は、職種で特定される。ユーザは、入力を終了すると、入力装置105を用いて「次」のボタン画像B22を選択する。CPU103は、当該選択を受け付けると、ステップS103の処理を終了する。すでに入力(チェック)されている観察者の情報はRAM102に保持される。なお、「前」のボタン画像B21が選択された場合には、ステップS102の処理に戻る。
その後、CPU103は、観察所見入力受付処理を実行する(ステップS104)。
当該観察所見入力受付処理において、CPU103は、まず、図8(D)の第1観察所見入力画面をディスプレイ104に表示する。第1観察所見入力画面には、全身状態のカテゴリに属する、項目番号1〜5のチェック項目(図2参照)が表示される。ユーザは、項目番号1〜5のチェック項目のうち、今回の観察の対象者の状態に該当するチェック項目をチェックする。なお、チェック項目に該当するか否かは、ユーザ以外の観察者を交えて判断される(他のチェック項目についても同じ)。当該チェックは、各チェック項目に対応するチェックボックスC31〜C35をチェックすることで行われる。このようなチェックにより、今回の観察の対象者の状態(観察所見ともいう。)が入力される。前記「今回の観察の対象者の状態」(観察所見)には、「自力で食べることが困難である」等の観察によって把握できるものの他、「ここ半年以内に「肺炎」で入院した既往がある」等の観察によらず把握できるものを含んでもよい(他のカテゴリについても同じ)。ユーザは、チェックを終了すると、入力装置105を用いて「次」のボタン画像B32を選択する。CPU103は、当該選択を受け付けると、図8(E)の第2観察所見入力画面をディスプレイ104に表示する。このとき、各チェック項目のチェックの有無の情報はRAM102に保持される。「前」のボタン画像B31が選択された場合には、ステップS103の処理に戻る。
図8(E)の第2観察所見入力画面には、認知・意欲のカテゴリに属する、項目番号6〜10のチェック項目(図2参照)が表示される。ユーザは、項目番号6〜10のチェック項目のうち、今回の観察の対象者の状態に該当するチェック項目をチェックする。当該チェックは、各チェック項目に対応するチェックボックスC41〜C45をチェックすることで行われる。このようなチェックにより、今回の観察の対象者の状態(観察所見)が入力される。ユーザは、チェックを終了すると、入力装置105を用いて「次」のボタン画像B42を選択する。CPU103は、当該選択を受け付けると、図8(F)の第3観察所見入力画面をディスプレイ104に表示する。このとき、各チェック項目のチェックの有無の情報はRAM102に保持される。「前」のボタン画像B41が選択された場合には、第1観察所見入力画面の表示に戻る。
図8(F)の第3観察所見入力画面には、口腔機能のカテゴリに属する、項目番号11〜15のチェック項目(図2参照)が表示される。ユーザは、項目番号11〜15のチェック項目のうち、今回の観察の対象者の状態に該当するチェック項目をチェックする。当該チェックは、各チェック項目に対応するチェックボックスC51〜C55をチェックすることで行われる。このようなチェックにより、今回の観察の対象者の状態(観察所見)が入力される。ユーザは、チェックを終了すると、入力装置105を用いて「次」のボタン画像B52を選択する。CPU103は、当該選択を受け付けると、図8(G)の第4観察所見入力画面をディスプレイ104に表示する。このとき、各チェック項目のチェックの有無の情報はRAM102に保持される。「前」のボタン画像B51が選択された場合には、第2観察所見入力画面の表示に戻る。
図8(G)の第4観察所見入力画面には、咽頭機能のカテゴリに属する、項目番号16〜20のチェック項目(図3参照)が表示される。ユーザは、項目番号16〜20のチェック項目のうち、今回の観察の対象者の状態に該当するチェック項目をチェックする。当該チェックは、各チェック項目に対応するチェックボックスC61〜C65をチェックすることで行われる。このようなチェックにより、今回の観察の対象者の状態(観察所見)が入力される。ユーザは、チェックを終了すると、入力装置105を用いて「次」のボタン画像B62を選択する。CPU103は、当該選択を受け付けると、図8(H)の第5観察所見入力画面をディスプレイ104に表示する。このとき、各チェック項目のチェックの有無の情報はRAM102に保持される。「前」のボタン画像B61が選択された場合には、第3観察所見入力画面の表示に戻る。
図8(H)の第5観察所見入力画面には、姿勢保持のカテゴリに属する、項目番号21〜25のチェック項目(図3参照)が表示される。ユーザは、項目番号21〜25のチェック項目のうち、今回の観察の対象者の状態に該当するチェック項目をチェックする。当該チェックは、各チェック項目に対応するチェックボックスC71〜C75をチェックすることで行われる。このようなチェックにより、今回の観察の対象者の状態(観察所見)が入力される。ユーザは、チェックを終了すると、入力装置105を用いて「次」のボタン画像B72を選択する。CPU103は、当該選択を受け付けると、ステップS104の処理を終了する。このとき、各チェック項目のチェックの有無の情報はRAM102に保持される。「前」のボタン画像B71が選択された場合には、第4観察所見入力画面の表示に戻る。
CPU103は、ステップS104の後、データベース登録処理を実行する(ステップS105)。CPU103は、まず、今回の個人情報入力受付処理(ステップS101)にて入力(自動表示も含む)され、RAM102に保持されている姓、名、性別、及び、生年月日のセットが個人情報データベース13において同じIDに対応付けられてすでに登録されているかを判別する。登録されていない場合(観察が初回のとき)、まず、IDを生成する。IDは、個人情報データベース13にすでに登録されているIDの中で最も大きい番号+1で生成される。その後、CPU103は、当該新たに生成したIDと、RAM102に保持されている、姓、名、性別、生年月日、及び、観察日と、を、互いに対応付けて個人情報データベース13に登録する。観察日は、直近観察日として登録される。ID、姓、名、性別、生年月日、及び、直近観察日により、個人情報データベース13における1つのレコードが構成される。姓等がすでに登録されている場合(観察が初回でないとき)、当該1つのレコードにおける直近観察日を、今回入力され、RAM102に保持されている観察日に更新する。CPU103は、新たに登録又はすでに登録されている今回の処理対象のレコード(ID、姓、名、性別、生年月日、観察日)を個人情報レコードとしてRAM102に保持しておく。
また、CPU103は、食形態入力受付処理(ステップS102)、観察者入力受付処理(ステップS103)、観察所見入力処理(ステップS104)にて入力されRAM102に保持した各種情報を、観察所見データベース14に追加登録する。具体的には、CPU103は、前記でRAM102に保持している、IDと、観察日と、項目番号「1」〜「25」のチェック項目それぞれのチェックの有無と、今回の観察で対象者が食べた食事の食形態(主食(呼称及びコード)、副食(呼称及びコード)、とろみ)と、今回の観察に参加した観察者と、を互いに対応付けて1つのレコードとして観察所見データベース14(図5参照)に追加登録する。なお、前記の食形態と観察者と、は、その他の情報(図5)として登録される。CPU103は、今回の処理対象のレコードを観察関連レコードとしてRAM102に保持しておく。
なお、CPU103は、ステップS102〜S104において、今回の個人情報入力受付処理(ステップS101)にて入力(自動表示も含む)され、RAM102に保持されている、姓、名、性別、及び、生年月日のセットが個人情報データベース13において同じIDに対応付けられてすでに登録されているかを判別してもよい。すでに登録されている場合、CPU103は、当該IDを含む1つのレコード(レコードが複数ある場合には、観察日が最も新しいもの)を観察所見データベース14からRAM102に読み出し、ステップS102〜S104の実行開始時(図8(A)〜(H)の各画面の表示開始時)、当該読み出したレコードの内容を反映させてもよい。つまり、当該読み出したレコードの内容(前回の観察における入力内容)が、すでに入力されているものとして自動で初期表示されてもよい。
例えば、図8(B)の食形態入力画面が表示される場合に、前記読み出されたレコードの「その他」の情報に含まれる食形態(主食(呼称及びコード)、副食(呼称及びコード)、とろみ)が、入力欄N11〜N15に最初から入力(表示)されていてもよい。
例えば、図8(D)の第1観察所見入力画面が表示される場合に、前記読み出されたレコードに含まれる項目番号「1」〜「5」のチェック項目のチェックの有無を参照し、チェックボックスC31〜C35のうち、チェック有りの項目番号のチェック項目に対応するチェックボックスが最初からチェックされていてもよい(前回の観察でのチェック箇所が表示される)。
上記初期表示により、ユーザの利便性が高まるとともに、ユーザは、前回の観察の結果等(入力情報)を把握できる。
ステップS105のあと、CPU103は、CPU103は、データベース登録処理(ステップS105)で保持した各レコードの内容を反映した食事支援情報を表示する食事支援情報表示処理を実行する(ステップS106)。食事支援情報の一例を図9に示す。食事支援情報は、ユーザにより入力された情報に基づく各種の情報(「考えられることは?」、「こんな対応策を検討しましょう」、「推奨される食事内容」等の判定結果を含む。)が一覧表示されたものである。
図9の「氏名」、「性別」、「生年月日」、「観察日」の欄には、上記でRAM102に保持した個人情報レコードの内容(姓、名、性別、生年月日、観察日)が表示される。「年齢」は、生年月日から算出される。「観察回数」は、今回の観察が何回目であるかを示すものであり、観察所見データベース14に登録されている、前記レコードに含まれるIDを有するレコードの数により特定される(同じIDのレコードが3つであれば、3回目)。
図9の「食形態」における、「主食」の欄、「副食」の欄、「とろみ」の欄には、観察関連レコードに含まれる、食形態の主食(呼称及びコード)、副食(呼称及びコード)、とろみが表示される。
「い〜とみるスコア」の欄に表示されている5角形のレーダーチャートR1は、前記の観察関連レコードに含まれる、項目番号「1」〜「25」のチェック項目それぞれのチェックの有無に基づいて作成される。具体的に、CPU103は、前記チェックの有無の情報に基づいて、チェックされたチェック項目の数(チェック数)をカテゴリ(「全身状態」、「認知・意欲」、「口腔機能」、「咽頭機能」、「姿勢保持」)ごとに特定して点数化する。当該点数は、5からチェック数を減じた数であり、5点満点である(点数が高い方が、チェック数が少ない)。CPU103は、5つのカテゴリ毎に点数化して得られた点数を5角形のレーダーチャートR1で表示する。5角形のレーダーチャートR1は、今回の観察により得られたものとして、実線で描かれている。
「い〜とみるスコア」の欄に表示されている5角形のレーダーチャートR2は、観察所見データベース14における、前記の観察関連レコードに含まれるIDと同じIDを有するレコードのうち、当該観察関連レコードが有する観察日の1つの前の観察日を有するレコードに基づいて作成される。具体的に、CPU103は、前記1つの前の観察日を有するレコードを特定してRAM102に読み出し、読み出したレコードに含まれる、項目番号「1」〜「25」のチェック項目それぞれのチェックの有無に基づいて、上記と同様に、チェック数をカテゴリごとに特定して点数化する。CPU103は、5つのカテゴリごとに点数化して得られた点数を5角形のレーダーチャートR2で表示する。5角形のレーダーチャートR2は、前回の観察により得られたものとして、点線で描かれている。
図9の「観察所見」の欄には、前記の観察関連レコードに含まれる、項目番号「1」〜「25」のチェック項目それぞれのチェックの有無が、チェック項目とともにカテゴリ(「全身状態」、「認知・意欲」、「口腔機能」、「咽頭機能」、「姿勢保持」)毎に表示される。各チェック項目の先頭の四角によりチェックの有無が示され、白抜きの四角は、チェック無しを示す(図9では、例えば、「食欲がない」のチェック項目は、チェック無しである)。黒に塗りつぶされた四角は、チェック有りを示す(図9では、例えば、「覚醒が悪い」のチェック項目は、チェック有りである)。図9のように、チェック結果をチェック項目とともに一覧表示することで、チェック状況を視覚的に容易に把握できる。
図9の「考えられることは?」の欄には、チェック項目データベース12(図2、図3)において、前記の観察関連レコード(項目番号「1」〜「25」のチェック項目それぞれのチェックの有無)により特定されるチェック有りのチェック項目に対応付けられている「考えられること」が一覧表示される。具体的にCPU103は、前記の観察関連レコードに含まれる前記チェックの有無に基づき、今回チェックされたチェック項目を特定し、特定したチェック項目に基づき、チェック項目データベース12を参照し、当該特定したチェック項目に対応付けられている「考えられること」(例えば、「現在37℃以上の発熱がある」がチェックされている場合には、「誤嚥のリスクが高い」、「口腔内の衛生状態が悪い」、「脱水の可能性がある」)をすべて読み出す。CPU103は、読み出した「考えられること」を「考えられることは?」の欄に表示する。なお、CPU103は、読み出した複数の「考えられること」の中に、重複するものがある場合、そのうちの1つのみを表示するようにする。
図9の「こんな対応策を検討しましょう」の欄には、チェック項目データベース12(図2、図3)において、前記の観察関連レコード(項目番号「1」〜「25」のチェック項目それぞれのチェックの有無)により特定されるチェック有りのチェック項目に対応付けられている「検討事項」が一覧表示される。具体的にCPU103は、前記で特定したチェック有りのチェック項目に基づき、チェック項目データベース12を参照し、当該特定したチェック項目に対応付けられている「検討事項」(例えば、「現在37℃以上の発熱がある」がチェックされている場合には、「口腔ケアの方法を検討」、「食形態の変更を検討」、「食事中の見守りや介助方法を検討」、「脱水対策を検討」)をすべて読み出す。CPU103は、読み出した「考えられること」を「考えられることは?」の欄に表示する。なお、CPU103は、読み出した複数の「検討事項」の中に、重複するものがある場合、そのうちの1つのみを表示するようにする。
図9の「推奨される食事内容」の欄には、推奨(提案)される食事内容が表示される。ここでは、「学会分類2013(食事)」のコード等(ここでは、食形態)により推奨内容が表示される。推奨内容は、食事提案データベース15により特定されるものである。具体的に、CPU103は、前記で特定したチェック有りのチェック項目の数(チェック数)をカウントし、カウントしたチェック数に基づき、食事提案データベース15を参照し、当該チェック数に対応付けられた食事内容(「絶食」又は前記のコード)を読み出し、読み出した食事内容を「推奨される食事内容」の欄に表示する。
図9の「追加コメント」の欄には、ユーザにより入力装置105を介してコメントが適宜入力される。
観察者や観察に参加しなかった関係者(以下、まとめて観察者等という。)は、会議(他職種会議)を行い、対象者が経口による食事を継続できるための対応策を協議し、経口維持計画(経口による食事を維持できるように食事を支援する計画)を作成する。このときに、図9の食事支援情報(特に、「考えられることは?」、「こんな対応策を検討しましょう」、「推奨される食事内容」の各欄に表示された情報(「考えられること」、「検討事項」の内容)、レーダーチャートR1及びR2)が参照される。これにより、観察者等は経口維持計画を作成するときのヒントを視覚的に得ることができる。特に、図9に示すように、「考えられることは?」、「こんな対応策を検討しましょう」、レーダーチャートR1及びR2を含む各種情報が食事支援情報により一覧表示されることにより、観察者等は経口維持計画を作成するときのヒントを直感的に得ることができる。さらに、「考えられることは?」、「こんな対応策を検討しましょう」の欄に表示される情報については、チェック項目とは別にまとめて一覧表示されることにより、各欄の情報を包括的に確認でき、観察者等は経口維持計画を作成するときのヒントを容易に確認できる。従って、本実施形態によれば、経口維持計画の作成の利便性が従来に比べ向上する(換言すると、食事の支援の利便性が従来に比べ向上する。以下同じ)。なお、「一覧表示」は、一画面内に収まる一覧表示、スクロールによって全体を確認することができる一覧表示、複数頁に分割された一覧表示等も適宜含むものとする。「考えられること」と、「こんな対応策を検討しましょう」とのうちのいずれかのみを採用してもよく、その場合でも上記効果はある程度得られる。また、本実施形態では、ユーザが必要な情報を入力すれば、自動で食事支援情報が生成されるので、この点からも経口維持計画の作成の利便性が従来に比べ向上し、食事の支援の利便性が従来に比べ向上する。
「考えられること」、「こんな対応策を検討しましょう」には、複数のチェック項目に重複して対応しているものがあるが、この実施の形態の食事支援情報では、この重複が排除されているので、容易に「考えられること」、「こんな対応策を検討しましょう」を把握できる。従って、本実施形態によれば、経口維持計画の作成の利便性が従来に比べ向上する。さらに、「推奨される食事内容」により食事内容の具体的な提案が受けられるので、経口維持計画の作成の利便性が従来に比べ向上する。
また、上述したように、チェック数が多ければ多いほど摂食嚥下機能の低下が著しくなるので、チェック数を上記のように点数化して示されるレーダーチャートの面積が小さくなればなるほど(チェック数が少ないほど面積は大きい)、摂食嚥下機能が低下する傾向がある。図9のように、前回の観察によるレーダーチャートR2と、今回の観察によるレーダーチャートR1とを重ねて表示することで、これらの面積の比較がしやすく、観察者は、対象者の摂食嚥下機能の低下度合い等を視覚的に容易に把握できる。なお、レーダーチャートの面積が小さくなればなるほど、寿命が短くなる可能性もあり、レーダーチャートにより、寿命を把握することができる。これらにより、今後の対策(経口維持計画の作成を含む。)を有効に立てることもできる。
また、上記初期表示のように、提示中のチェック項目それぞれについて前回のチェック結果を報知することにより、ユーザは前回のチェック結果を容易に把握でき、利便性が向上する。なお、前回のチェック結果の報知は、前記のようにチェック項目を予めチェックしておくことによる報知の他、例えば、前回用のチェックボックスを今回用のチェックボックスC31〜C35等とは別に設け、前回用のチェックボックスをチェックすることで、前回のチェック結果を報知してもよい。または、前回チェックされたチェック項目を一覧表示してもよい。
情報表示装置100のCPU103は、経口維持計画書の作成を支援するため、経口維持計画書の作成に必要な情報の入力を入力装置105を介して受け付け、入力された情報をテンプレートとして用意した経口維持計画書(図10参照)に反映させ、反映させた経口維持計画書を食事支援情報とともに出力(プリンターへの出力)してもよい。経口維持計画書の作成に必要な情報としては、(1)他職種会議に参加した参加者、(2)今後の課題や目標、(3)期間、(4)対象者(ここでは、利用者)又は家族の意向、(5)これまで実施された検査項目(反復唾液嚥下テスト(RSST)、 改定水飲みテスト(MWST) 、食物テスト(FT)、 頸部聴診、 嚥下内視鏡検査(VE)、 嚥下造影検査(VF))、(6)食事の形態・とろみ、補助食品、食事の周囲環境を変更するか現状維持するかの情報、(7)口腔ケアの方法を変更するか現状維持するかの情報、(8)医療又は歯科医療の受診の必要性、(9)経口維持加算における算定加算(I)に必要な情報(気づいた点やアドバイス等と、それを提案した者の氏名及び職種)、(10)経口維持加算における算定加算(II)に必要な情報(気づいた点やアドバイス等と、それを提案した者の氏名及び職種)、(11)医師又は歯科医師からの気づいた点やアドバイス等と、その医師又は歯科医師の氏名)等がある。入力された情報は、例えば、図10の経口維持計画書のテンプレートの各欄に反映され、適宜、食事支援情報とともに印刷等される。これによって、経口維持計画書を半自動で作成することができ、経口維持計画書の作成の利便性が従来に比べ向上する。
(変形例)
以下、上記実施形態の変形例を説明する。以下の変形例の少なくとも一部は矛盾が生じない限り組み合わせることができる。なお、上記実施の形態の構成や下記の構成は、上記「発明が解決しようとする課題」等に係る構成であるか否かに関わらず、どの構成であっても省略できる(その場合には、別の発明となりうる)。
(変形例1)
「推奨される食事内容」の欄に表示される食事内容は、「学会分類2013(食事)」のコードではなく、例えば、具体的な食品や料理、食事の献立、具体的な食形態等であってもよい。例えば、「推奨される食事内容」の欄に、「X食品会社の食品Yを推奨します」を表示してもよい。この場合、「学会分類2013(食事)」のコードと、食品とを対応付けたデータベースを用意してもよいし、食事提案データベース15における「食事内容」を、食品の情報に変更してもよい。また、食事提案データベース15における「チェック数」は、チェックされたチェック項目に基づく他の情報に変更してもよい。例えば、チェック数は、点数化(満点−チェック数)されたものであってもよい。例えば、当該「チェック数」を特定のカテゴリのチェック数に変更してもよい。また、レーダーチャートR1の面積、形状、変形率(チェック無しのレーダーチャートに対する変形率)等に変更してもよい。さらに、1〜25のチェック項目全体のチェック分布又はカテゴリ毎のチェック項目のチェック分布に変更してもよい。これらのように、「推奨される食事内容」の欄に表示される食事内容(食事支援情報で推奨される食事内容)は、チェックされたチェック項目に基づく情報(チェックされたチェック項目により特定される数、分布、チェックされたチェック項目に基づくレーダーチャート等の情報等)に応じて表示されるものであればよい。換言すると、CPU103は、例えば、チェックされたチェック項目(摂食嚥下障害を有する者の状態として考えられる複数の候補のうちの、ユーザにより選択された候補(数、分布、レーダーチャートの形状等を含む))に対応する食事内容を今回の観察の対象者に推奨される食事内容として表示すればよい。チェックされたチェック項目(選択された候補)と、推奨される食事内容との関係を示すデータ(データベース等)は、予め用意され(例えば、不揮発性記憶装置101に格納され)、CPU103により参照されればよい。当該関係は、例えば、専門家が各種調査(例えば、チェックされたチェック項目と、摂取可能な食事の形態と、の関係の統計を取る)を行って予め定められる。
(変形例2)
観察所見データベースの内容は、例えば、病院等の施設毎、地域毎で共有され、各種統計に用いられてもよい(例えば、観察所見データベースの内容を、病院等の施設毎、地域毎で蓄積した他のデータベースを作成し、統計等に使用する)。例えば、観察所見データベースの1レコードに、施設や地域を識別する識別情報、IDに対応する個人情報を含ませ、複数の情報表示装置100(例えば、施設毎に1つ以上配置される。)と通信可能なサーバコンピュータを設け、各情報表示装置100(CPU103)は、ユーザからの操作に基づいて、当該サーバコンピュータに設けられたデータベースに前記1レコードを順次格納していく(複数の対象者それぞれについて、複数回の観察それぞれによって生成される複数のレコードが格納される。IDは、各レコードについて各対象者を特定できるよう適宜のものが振られる。IDは、例えば、情報表示装置100で管理される上記IDの番号+情報表示装置100固有の識別番号の値をIDとしてもよい。)。また、当該1レコードに、対象者のその観察時点での要介護レベル、認知症の進行度、健康状態(生活習慣病に関する情報)等を含ませてもよい。このようなことにより、各種の統計を取ることができる。例えば、介護の要否、認知症の進行度、健康状態と、レーダーチャートの面積又は変形率、5カテゴリそれぞれのスコアとの関係等を把握するための統計をとることができる。また、チェック項目のチェック分布の時系列での変遷(対象者毎の変遷)の統計や、地域毎にどのチェック項目にチェックがされやすいかの統計等を取ることができる。チェック項目のチェック分布(レーダーチャートの形状等を含む)の時系列での変遷(対象者毎の変遷)の統計により、ある対象者が将来どのような状態(どのチェック項目に該当する状態)に陥りやすいか、摂食嚥下機能の改善の見込み等を把握でき、今後の対応(食事支援のための対応策等)に役立てることができる。また、地域毎にどのチェック項目(又はカテゴリ)にチェックがされやすいかの統計により、地域毎の対象者の傾向を把握できる。例えば、「認知・意欲」のカテゴリのチェック数が、極端に多い地域であれば、認知症が多いことを把握できる。例えば、「全身状態」のカテゴリに属するチェック項目(特に、項目番号1)のチェックが多い地域は、誤嚥性肺炎の多い地域と分かる。例えば、地域によって異なる食文化とチェックされたチェック項目との関係を把握できる。このような把握により、地域毎に適切な対策を取ることができる。
(変形例3)
不揮発性記憶装置101に記憶された各種データ(特に各種のデータベース)は、情報表示装置100の外部のサーバ等に格納されてもよい。
11・・・食事支援プログラム、12・・・チェック項目データベース、13・・・個人情報データベース、14・・・観察所見データベース、15・・・食事提案データベース、100・・・情報表示装置、101・・・不揮発性記憶装置、102・・・RAM、103・・・CPU、104・・・ディスプレイ、105・・・入力装置、R1,R2・・・レーダーチャート、C11〜C16,C21〜C30,C31〜C35,C41〜C45,C51〜C55,C61〜C65,C71〜C75・・・チェックボックス

Claims (3)

  1. 摂食嚥下機能が低下している者の状態を示すチェック項目と、状態毎にその状態となっている原因またはその状態を有する者に懸念されるリスクを含む考えられることと、その状態のときに摂食嚥下機能の低下を防止するために検討すべき対応策とを対応付けて予め記憶するチェック項目データベースを備えるコンピュータを、
    前記チェック項目データベースに登録されている摂食嚥下障害を有する者の状態として考えられる複数のチェック項目を表示画面に表示して提示するチェック項目提示手段、
    前記チェック項目提示手段により提示された前記複数のチェック項目のうちから、食事が観察された観察対象者の状態に該当するチェック項目を選択する操作を受け付ける操作受付手段、
    前記操作受付手段により選択されたチェック項目に対応する考えられることと対応策とを前記チェック項目データベースから読み出す読出手段、
    前記チェック項目の選択状況を示す情報と、前記読出手段により読み出された考えられることと対応策とを表示装置に表示する表示制御手段、
    として機能させるプログラム。
  2. 前記食事の観察及び前記チェック項目の選択は、同一の観察対象者に対して複数回行われ、
    前記チェック項目提示手段は、前記複数のチェック項目を提示する際に、当該複数のチェック項目のうち、前回の観察で前記操作受付手段により受け付けられた操作により選択されたチェック項目を報知する、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 摂食嚥下機能が低下している者の状態を示すチェック項目と、状態毎にその状態となっている原因またはその状態を有する者に懸念されるリスクを含む考えられることと、その状態のときに摂食嚥下機能の低下を防止するために検討すべき対応策とを対応付けて予め記憶するチェック項目データベースと、
    前記チェック項目データベースに登録されている摂食嚥下障害を有する者の状態として考えられる複数のチェック項目を表示画面に表示して提示するチェック項目提示手段と、
    前記チェック項目提示手段により提示された前記複数のチェック項目のうちから、食事が観察された観察対象者の状態に該当するチェック項目を選択する操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段により選択されたチェック項目に対応する考えられることと対応策とを前記チェック項目データベースから読み出す読出手段と、
    前記チェック項目の選択状況を示す情報と、前記読出手段により読み出された考えられることと対応策とを表示装置に表示する表示制御手段と、
    を備える情報表示装置。
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