JP2021157814A - プログラム、及び、情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
摂食嚥下機能が低下している者の状態を示すチェック項目と、状態毎にその状態となっている原因またはその状態を有する者に懸念されるリスクを含む考えられることと、その状態のときに摂食嚥下機能の低下を防止するために検討すべき対応策とを対応付けて予め記憶するチェック項目データベースを備えるコンピュータを、
前記チェック項目データベースに登録されている摂食嚥下障害を有する者の状態として考えられる複数のチェック項目を表示画面に表示して提示するチェック項目提示手段、
前記チェック項目提示手段により提示された前記複数のチェック項目のうちから、食事が観察された観察対象者の状態に該当するチェック項目を選択する操作を受け付ける操作受付手段、
前記操作受付手段により選択されたチェック項目に対応する考えられることと対応策とを前記チェック項目データベースから読み出す読出手段、
前記チェック項目の選択状況を示す情報と、前記読出手段により読み出された考えられることと対応策とを表示装置に表示する表示制御手段、
として機能させる。
摂食嚥下機能が低下している者の状態を示すチェック項目と、状態毎にその状態となっている原因またはその状態を有する者に懸念されるリスクを含む考えられることと、その状態のときに摂食嚥下機能の低下を防止するために検討すべき対応策とを対応付けて予め記憶するチェック項目データベースと、
前記チェック項目データベースに登録されている摂食嚥下障害を有する者の状態として考えられる複数のチェック項目を表示画面に表示して提示するチェック項目提示手段と、
前記チェック項目提示手段により提示された前記複数のチェック項目のうちから、食事が観察された観察対象者の状態に該当するチェック項目を選択する操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段により選択されたチェック項目に対応する考えられることと対応策とを前記チェック項目データベースから読み出す読出手段と、
前記チェック項目の選択状況を示す情報と、前記読出手段により読み出された考えられることと対応策とを表示装置に表示する表示制御手段と、
を備える。
図1の情報表示装置100のユーザを含む観察者は、対象者の食事(食事場面)を観察し、観察した結果(観察所見)等の情報を当該情報表示装置100に入力する。情報表示装置100は、入力された情報に基づいて、当該対象者の食事を支援するための情報(後述の「考えられること」、「検討事項」、推奨される「食事内容」等)を提示する。観察者やその他の関係者は、提示された情報に基づき、当該対象者の食事を支援する対応策の方針(経口維持計画等)を検討することができる。このように、情報表示装置100は、対象者の食事を支援する食事支援装置として動作する。
次に、CPU103が行う食事支援処理を図7を参照して説明する。食事支援処理は、1人以上(通常は複数人)の観察者が対象者の食事(食事のメニューは、その対象者に合わせ観察用に適宜決定される)を観察したときに利用される。食事支援処理は、例えば観察に参加した観察者のうちの1人がユーザとして入力装置105を操作して食事支援プログラム11を起動させたことを契機として開始される。観察は、同一の対象者に対して定期的に複数回行われる。
以下、上記実施形態の変形例を説明する。以下の変形例の少なくとも一部は矛盾が生じない限り組み合わせることができる。なお、上記実施の形態の構成や下記の構成は、上記「発明が解決しようとする課題」等に係る構成であるか否かに関わらず、どの構成であっても省略できる(その場合には、別の発明となりうる)。
「推奨される食事内容」の欄に表示される食事内容は、「学会分類2013(食事)」のコードではなく、例えば、具体的な食品や料理、食事の献立、具体的な食形態等であってもよい。例えば、「推奨される食事内容」の欄に、「X食品会社の食品Yを推奨します」を表示してもよい。この場合、「学会分類2013(食事)」のコードと、食品とを対応付けたデータベースを用意してもよいし、食事提案データベース15における「食事内容」を、食品の情報に変更してもよい。また、食事提案データベース15における「チェック数」は、チェックされたチェック項目に基づく他の情報に変更してもよい。例えば、チェック数は、点数化(満点−チェック数)されたものであってもよい。例えば、当該「チェック数」を特定のカテゴリのチェック数に変更してもよい。また、レーダーチャートR1の面積、形状、変形率(チェック無しのレーダーチャートに対する変形率)等に変更してもよい。さらに、1〜25のチェック項目全体のチェック分布又はカテゴリ毎のチェック項目のチェック分布に変更してもよい。これらのように、「推奨される食事内容」の欄に表示される食事内容(食事支援情報で推奨される食事内容)は、チェックされたチェック項目に基づく情報(チェックされたチェック項目により特定される数、分布、チェックされたチェック項目に基づくレーダーチャート等の情報等)に応じて表示されるものであればよい。換言すると、CPU103は、例えば、チェックされたチェック項目(摂食嚥下障害を有する者の状態として考えられる複数の候補のうちの、ユーザにより選択された候補(数、分布、レーダーチャートの形状等を含む))に対応する食事内容を今回の観察の対象者に推奨される食事内容として表示すればよい。チェックされたチェック項目(選択された候補)と、推奨される食事内容との関係を示すデータ(データベース等)は、予め用意され(例えば、不揮発性記憶装置101に格納され)、CPU103により参照されればよい。当該関係は、例えば、専門家が各種調査(例えば、チェックされたチェック項目と、摂取可能な食事の形態と、の関係の統計を取る)を行って予め定められる。
観察所見データベースの内容は、例えば、病院等の施設毎、地域毎で共有され、各種統計に用いられてもよい(例えば、観察所見データベースの内容を、病院等の施設毎、地域毎で蓄積した他のデータベースを作成し、統計等に使用する)。例えば、観察所見データベースの1レコードに、施設や地域を識別する識別情報、IDに対応する個人情報を含ませ、複数の情報表示装置100(例えば、施設毎に1つ以上配置される。)と通信可能なサーバコンピュータを設け、各情報表示装置100(CPU103)は、ユーザからの操作に基づいて、当該サーバコンピュータに設けられたデータベースに前記1レコードを順次格納していく(複数の対象者それぞれについて、複数回の観察それぞれによって生成される複数のレコードが格納される。IDは、各レコードについて各対象者を特定できるよう適宜のものが振られる。IDは、例えば、情報表示装置100で管理される上記IDの番号+情報表示装置100固有の識別番号の値をIDとしてもよい。)。また、当該1レコードに、対象者のその観察時点での要介護レベル、認知症の進行度、健康状態(生活習慣病に関する情報)等を含ませてもよい。このようなことにより、各種の統計を取ることができる。例えば、介護の要否、認知症の進行度、健康状態と、レーダーチャートの面積又は変形率、5カテゴリそれぞれのスコアとの関係等を把握するための統計をとることができる。また、チェック項目のチェック分布の時系列での変遷(対象者毎の変遷)の統計や、地域毎にどのチェック項目にチェックがされやすいかの統計等を取ることができる。チェック項目のチェック分布(レーダーチャートの形状等を含む)の時系列での変遷(対象者毎の変遷)の統計により、ある対象者が将来どのような状態(どのチェック項目に該当する状態)に陥りやすいか、摂食嚥下機能の改善の見込み等を把握でき、今後の対応(食事支援のための対応策等)に役立てることができる。また、地域毎にどのチェック項目(又はカテゴリ)にチェックがされやすいかの統計により、地域毎の対象者の傾向を把握できる。例えば、「認知・意欲」のカテゴリのチェック数が、極端に多い地域であれば、認知症が多いことを把握できる。例えば、「全身状態」のカテゴリに属するチェック項目(特に、項目番号1)のチェックが多い地域は、誤嚥性肺炎の多い地域と分かる。例えば、地域によって異なる食文化とチェックされたチェック項目との関係を把握できる。このような把握により、地域毎に適切な対策を取ることができる。
不揮発性記憶装置101に記憶された各種データ(特に各種のデータベース)は、情報表示装置100の外部のサーバ等に格納されてもよい。
Claims (3)
- 摂食嚥下機能が低下している者の状態を示すチェック項目と、状態毎にその状態となっている原因またはその状態を有する者に懸念されるリスクを含む考えられることと、その状態のときに摂食嚥下機能の低下を防止するために検討すべき対応策とを対応付けて予め記憶するチェック項目データベースを備えるコンピュータを、
前記チェック項目データベースに登録されている摂食嚥下障害を有する者の状態として考えられる複数のチェック項目を表示画面に表示して提示するチェック項目提示手段、
前記チェック項目提示手段により提示された前記複数のチェック項目のうちから、食事が観察された観察対象者の状態に該当するチェック項目を選択する操作を受け付ける操作受付手段、
前記操作受付手段により選択されたチェック項目に対応する考えられることと対応策とを前記チェック項目データベースから読み出す読出手段、
前記チェック項目の選択状況を示す情報と、前記読出手段により読み出された考えられることと対応策とを表示装置に表示する表示制御手段、
として機能させるプログラム。 - 前記食事の観察及び前記チェック項目の選択は、同一の観察対象者に対して複数回行われ、
前記チェック項目提示手段は、前記複数のチェック項目を提示する際に、当該複数のチェック項目のうち、前回の観察で前記操作受付手段により受け付けられた操作により選択されたチェック項目を報知する、
請求項1に記載のプログラム。 - 摂食嚥下機能が低下している者の状態を示すチェック項目と、状態毎にその状態となっている原因またはその状態を有する者に懸念されるリスクを含む考えられることと、その状態のときに摂食嚥下機能の低下を防止するために検討すべき対応策とを対応付けて予め記憶するチェック項目データベースと、
前記チェック項目データベースに登録されている摂食嚥下障害を有する者の状態として考えられる複数のチェック項目を表示画面に表示して提示するチェック項目提示手段と、
前記チェック項目提示手段により提示された前記複数のチェック項目のうちから、食事が観察された観察対象者の状態に該当するチェック項目を選択する操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段により選択されたチェック項目に対応する考えられることと対応策とを前記チェック項目データベースから読み出す読出手段と、
前記チェック項目の選択状況を示す情報と、前記読出手段により読み出された考えられることと対応策とを表示装置に表示する表示制御手段と、
を備える情報表示装置。
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