JP2021157350A - 運転支援装置、運転支援システムおよび運転支援方法 - Google Patents

運転支援装置、運転支援システムおよび運転支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】あおり運転への適切な対処を支援する。【解決手段】他車状態検出部40は、他車両の状態を検出する。あおり運転検出部42は、他車両の状態に応じて、自車両に対する他車両によるあおり運転を検出する。悪質度判定部44は、他車両によるあおり運転が検出された場合、他車両の状態に応じて、当該あおり運転の悪質度を判定する。対処部46は、他車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する。【選択図】図1

Description

本開示はデータ処理技術に関し、特に運転支援装置、運転支援システムおよび運転支援方法に関する。
あおり運転を検出した場合に警察に通報する技術が提案されている。
特開2019−119371号公報
あおり運転の態様によっては道を譲ればよい状況等が存在するが、従来は、あおり運転を検出後、そのあおり運転が警察に通報する程悪質でないものであっても警察に通報してしまうケースがあった。
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、1つの目的は、あおり運転への適切な対処を支援する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の運転支援装置は、他車両の状態を検出する他車両状態検出部と、他車両の状態に応じて、自車両に対する他車両によるあおり運転を検出するあおり運転検出部と、他車両によるあおり運転が検出された場合、他車両の状態に応じて、当該あおり運転の悪質度を判定する判定部と、他車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する対処部と、を備える。
本開示の別の態様は、運転支援システムである。この運転支援システムは、他車両の状態を検出する他車両状態検出部と、他車両の状態に応じて、自車両に対する他車両によるあおり運転を検出するあおり運転検出部と、他車両によるあおり運転が検出された場合、他車両の状態に応じて、当該あおり運転の悪質度を判定する判定部と、他車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する対処部と、を備える。
本開示のさらに別の態様は、運転支援方法である。この方法は、他車両の状態を検出し、他車両の状態に応じて、自車両に対する他車両によるあおり運転を検出し、他車両によるあおり運転が検出された場合、他車両の状態に応じて、当該あおり運転の悪質度を判定し、他車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する、ことをコンピュータが実行する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを記録した記録媒体、車両などの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、あおり運転への適切な対処を支援することができる。
第1実施例の車両の機能ブロックを示すブロック図である。 第1実施例における悪質度の判定ロジックを示す図である。 第1実施例における悪質度別の対処方法を示す図である。 第2実施例における悪質度の判定ロジックを示す図である。 第3実施例における悪質度の判定ロジックを示す図である。 第4実施例における悪質度別の対処方法を示す図である。
従来、あおり運転を検出して警察に通報する技術が提案されている。あおり運転の態様によっては道を譲ればよい状況等が存在するが、従来技術では、あおり運転を検出後、そのあおり運転が警察に通報する程悪質でないものであっても警察に通報してしまうことがある。そこで実施例では、あおり運転の悪質度に応じて、あおり運転への対処方法を切り替える技術を提案する。なお、あおり運転は、自車両に危害を及ぼしかねない他車両の危険運転とも言える。
<第1実施例>
図1は、第1実施例の車両10の機能ブロックを示すブロック図である。本明細書のブロック図で示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのプロセッサ、CPU、メモリをはじめとする素子や電子回路、機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
車両10(以下「自車両」とも呼ぶ。)は、地図データ記憶部12、危険車両記憶部14、自車位置検出部16、外部マイク18、カメラ20、運転支援装置22、近距離無線通信部24、カーナビゲーション装置28、車内表示装置30、外装表示装置32、自動運転コントローラ34、ドライブレコーダ36を備える。これらの各装置は、イーサネット(登録商標)やCAN、MOST等、公知の車載ネットワークを介して接続される。
地図データ記憶部12は、地図データを記憶する。危険車両記憶部14は、過去にあおり運転を行った車両(以下「危険車両」とも呼ぶ。)に関する情報を記憶する。危険車両に関する情報は、例えば、ナンバープレートに記された車両番号や、車種、外観画像を含んでもよい。
自車位置検出部16は、GPS(Global Positioning System)を用いて車両10の現在位置を検出し、車両10の現在位置を示す情報を運転支援装置22に入力する。外部マイク18は、車両10の外部の音声を取得して電気信号に変換し、その音声を示す信号(以下「周辺音声」とも呼ぶ。)を運転支援装置22に入力する。カメラ20は、車両10の周辺を撮像し、車両10の周辺を映した画像(以下「周辺画像」とも呼ぶ。)を運転支援装置22に入力する。
近距離無線通信部24は、公知の近距離無線通信により外部の通信機器(第1実施例では運転者が保持する携帯電話機26)と通信する。近距離無線通信は、Bluetooth(登録商標)であってもよい。カーナビゲーション装置28は、カーナビゲーションに関する種々のデータ処理を実行する。
車内表示装置30は、車両10の車室内に設けられた表示装置である。車内表示装置30は、カーナビゲーション装置28の表示装置であってもよく、ヘッドアップディスプレイであってもよく、運転支援装置22が生成した情報を表示する専用装置であってもよい。外装表示装置32は、車両10の外装(車体等)に設けられた表示装置である。外装表示装置32は、文字を表示可能なLEDボードであってもよく、警報ランプであってもよい。
自動運転コントローラ34は、エンジンやブレーキ、ステアリング等を制御する複数のECU(Electronic Control Unit)(不図示)と連携して、車両10の自動運転を制御する。ドライブレコーダ36は、カメラ20から出力された周辺画像を記憶する。
運転支援装置22は、あおり運転を検出した場合に、あおり運転の悪質度を判定し、あおり運転の悪質度に応じた対処方法を運転者に提案し、または、強制的に車両10に実行させるデータ処理装置である。運転支援装置22は、ECUとして実装されてもよい。
運転支援装置22は、他車状態検出部40、あおり運転検出部42、悪質度判定部44、対処部46を備える。これら複数の機能ブロックの機能が実装されたコンピュータプログラムが、所定の記録媒体に記録され、その記録媒体を介して運転支援装置22のストレージにインストールされてもよい。または、上記コンピュータプログラムが、ネットワークを介してダウンロードされ、運転支援装置22のストレージにインストールされてもよい。運転支援装置22のCPUは、そのコンピュータプログラムをメインメモリに読み出して実行することにより、上記複数の機能ブロックの機能を発揮してもよい。
他車状態検出部40は、外部マイク18およびカメラ20から入力されたデータをもとに、車両10の周辺の他車両の状態を検出する。例えば、他車状態検出部40は、外部マイク18から入力された周辺音声に基づく音声解析により、他車両がクラクションを鳴らしたことや、他車両の運転者が罵声を発したことを検出してもよい。また、他車状態検出部40は、カメラ20から入力された周辺画像に基づく画像解析により、他車両と自車両との車間距離、他車両が自車両との車間距離を詰めたこと、他車両が自車両に幅寄せしたこと、他車両が蛇行運転状態であること、他車両がパッシングをしたこと、他車両が自車両を追い越し後に急ブレーキをしたこと、他車両の運転者が挑発行為(所定のジェスチャ等)をしたこと、ナンバープレートの車両番号等を検出してもよい。
また、他車状態検出部40は、上記の特許文献1に記載された、他車両によるあおり運転を検出するために必要な各種情報(他車両の速度変化等)をさらに検出してもよい。
あおり運転検出部42は、他車状態検出部40により検出された他車両の状態に応じて、自車両に対する他車両によるあおり運転を検出する。あおり運転検出部42は、公知技術を用いて、他車両によるあおり運転を検出する。例えば、上記の特許文献1に記載されたあおり運転判定技術を用いてもよい。
なお、あおり運転検出部42は、自車位置検出部16から入力された自車両の現在位置と地図データとを用いて、車間距離が自然に詰まる道路(細街路等)を走行中か否かを判定してもよい。あおり運転検出部42は、車間距離が自然に詰まる道路(細街路等)を走行中であることを、あおり運転を否定する要因として用いてもよい。また、あおり運転検出部42は、車間距離が自然に詰まる道路を走行中であれば、車間距離が詰まったことをあおり運転の判定パラメータから除外してもよい。
あおり運転検出部42は、他車両によるあおり運転を検出した場合、あおり運転を検出した事実と、あおり運転の実行主体の他車両(以下「加害車両」とも呼ぶ。)の状態を示す情報とを悪質度判定部44に渡す。加害車両の状態を示す情報は、例えば、加害車両の識別情報(ナンバープレートに記された車両番号等)と、あおり運転に該当する加害車両の行動(以下「危険行動」とも呼ぶ。)とを含む。
悪質度判定部44は、あおり運転検出部42により他車両によるあおり運転が検出された場合、あおり運転検出部42から渡された加害車両の状態に応じて、あおり運転の悪質度を判定する。
図2は、第1実施例における悪質度の判定ロジックを示す。あおり運転検出部42によりあおり運転が検出されなければ(S10のN)、悪質度判定部44は、悪質度をレベル0と判定する(S12)。あおり運転検出部42によりあおり運転が検出され(S10のY)、かつ、加害車両の行動が、自車両を追い抜いて自車両を停車させたこと、または、自車両に幅寄せして自車両を停車させたことである場合(S14のY)、悪質度判定部44は、悪質度をレベル5と判定する(S16)。S14の条件に該当しないが(S14のN)、加害車両による複数種類の危険行動が所定時間以上(例えば1時間以上)継続する場合(S18のY)、悪質度判定部44は、悪質度をレベル4と判定する(S20)。
S18の条件に該当しないが(S18のN)、自車両が回避行動を実施済にも関わらず加害車両の危険行動が継続する場合(S22のY)、悪質度判定部44は、悪質度をレベル3と判定する(S24)。S22の条件に該当しないが(S22のN)、加害車両による複数種類の危険行動が検出された場合(S26のY)、悪質度判定部44は、悪質度をレベル2と判定する(S28)。検出された加害車両による危険行動が1種類であれば(S26のN)、悪質度判定部44は、悪質度をレベル1と判定する(S30)。
対処部46は、悪質度判定部44により判定された加害車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する。また、対処部46は、あおり運転を行った加害車両に関する情報(例えば、ナンバープレートに記された車両番号や、車種、外観画像)を危険車両記憶部14に格納する。
図3は、第1実施例における悪質度別の対処方法を示す。同図のLVは悪質度のレベルを示す。また、点数は第3実施例で説明する。悪質度がレベル1の場合、対処部46は、カメラ20により生成された周辺画像を、他の画像により上書きされない記憶領域に保存することを開始するようドライブレコーダ36に指示する。
悪質度がレベル2の場合、対処部46は、あおり運転を回避するための行動を自車両の運転者に提案する。具体的には、対処部46は、地図データ記憶部12の地図データを参照して、加害車両を回避するために好適な回避ルート(一般道では周回ルートでもよい)を生成し、その回避ルートを選択するか否かの入力を促す内容を車内表示装置30に表示させる。対処部46は、近距離無線通信部24および携帯電話機26を介して、インターネット上に公開された重点取締場所および/または公開取締情報を取得して、重点取締場所および/または公開取締場所を通るように回避ルート(周回ルート)を生成してもよい。または、対処部46は、地図データ記憶部12に記憶された地図データが示す交番や警察署の住所をもとに、例えば交番や警察署を通るように、回避ルート(周回ルート)を生成してもよい。回避ルートを選択する旨の運転者の操作が車内表示装置30に入力された場合、対処部46は、回避ルートをカーナビゲーション装置28に渡し、回避ルートに沿ったナビゲーション処理を開始させる。
悪質度がレベル3の場合、対処部46は、警察への通報を提案する内容であり、警察へ通報するか否かの入力を促す内容を車内表示装置30に表示させる。警察へ通報する旨の運転者の操作が車内表示装置30に入力された場合、対処部46は、警察署への電話を指示する信号を近距離無線通信部24を介して携帯電話機26へ送信し、携帯電話機26から警察署へ電話を発信させる。それとともに対処部46は、警察に伝達すべき情報を文章化して車内表示装置30に表示させる。警察に伝達すべき情報は、加害車両の車種、ナンバープレートに記された車両番号、現在地、目的地(カーナビゲーション装置28から取得)を含む。
悪質度がレベル4の場合、対処部46は、あおり運転の被害を受けていること、および/または、あおり運転の加害車両が近くにいることを示す文章を外装表示装置32に表示させる。これにより、自車両周辺の他車両(加害車両以外)に助けを求める。
悪質度がレベル5の場合、対処部46は、警察署への電話を指示する信号を近距離無線通信部24を介して携帯電話機26へ送信し、携帯電話機26から警察署へ電話を発信させる。レベル5の場合、レベル3とは異なり、対処部46は、運転者からの指示を待つことなく強制的に警察へ通報させる。なお、レベル5の場合も、対処部46は、警察に伝達すべき情報を文章化して車内表示装置30に表示させる。
図3に示すように、加害車両によるあおり運転の悪質度が相対的に低い場合(例えばレベル2またはレベル3)、対処部46は、あおり運転に対処するための行動(例えば回避行動や警察通報)を運転者に提案して運転者の判断を仰ぐ。一方、加害車両によるあおり運転の悪質度が相対的に高い場合(例えばレベル4またはレベル5)、対処部46は、あおり運転に対処するための行動(例えば外装表示や警察通報)を、運転者の判断によらず、強制的かつ即時に自車両に実行させる。
第1実施例の運転支援装置22によると、自車両に対する他車両のあおり運転を検出した場合に、あおり運転の悪質度に応じて、あおり運転への適切な対処を支援することができる。例えば、あおり運転検出時に一律に警察に通報するのではなく、あおり運転の悪質度が低ければ、より適切な対処として回避行動ができるよう支援する。また、あおり運転の悪質度が高ければ、自車両の運転者に混乱が生じやすいため、強制的に外装表示や警察通報を行うことにより、自車両の乗員の安全を図ることができる。
<第2実施例>
本実施例に関して、上述の実施例と相違する点を中心に以下説明し、共通する点の説明を省略する。本実施例の構成要素のうち上述の実施例の構成要素と同一または対応する構成要素には同一の符号を付して説明する。
第2実施例の車両10(運転支援装置22)の機能ブロックは、図1に示した第1実施例の車両10(運転支援装置22)の機能ブロックと同じである。
図4は、第2実施例における悪質度の判定ロジックを示す図である。第2実施例の悪質度判定部44は、(1)あおり運転に該当する加害車両の行動(すなわち加害車両の危険行動)、(2)あおり運転の継続時間、(3)加害車両の複数の危険行動が同時に実行されるか否か、(4)自車両による回避行動後もあおり運転が継続するか否か、(5)加害車両によるあおり運転が再発したか否か、のうち少なくとも1つをもとにあおり運転の悪質度を判定する。
具体的には、悪質度判定部44は、あおり運転検出部42からの入力データをもとに、(1)加害車両の危険行動と、(3)同時実行の有無とを識別する。また、悪質度判定部44は、あおり運転検出部42により同一の加害車両(例えば車両番号が同一)によるあおり運転が検出された時間を計測して、(2)あおり運転の継続時間を識別する。また、悪質度判定部44は、自車両が回避行動をとった場合、その実績を記憶することにより、(4)自車両による回避行動後もあおり運転が継続するか否かを判定する。また、悪質度判定部44は、危険車両記憶部14に記憶された危険車両(過去にあおり運転を行った実績のある車両)の情報を参照して、(5)今回の加害車両によるあおり運転が再発したものかを判定する。
悪質度判定部44は、図4に示す複数のカテゴリに亘る複数の評価項目の中で、今回のあおり運転に該当する1つ以上の評価項目を識別する。悪質度判定部44は、該当する1つ以上の評価項目に割り当てられた悪質度のレベルのうち、最も高い悪質度のレベルを、今回のあおり運転の悪質度のレベルとして決定する。例えば、危険行動がパッシング(レベル1)とクラクション(レベル1)であり、継続時間が30分(レベル3)であり、同時実行が2種類(レベル2)である場合、悪質度判定部44は、あおり運転の悪質度をレベル3に決定する。変形例として、今回のあおり運転に該当する1つ以上の評価項目に割り当てられた悪質度のレベルを合計し、合計したレベルを今回のあおり運転の悪質度のレベルとして決定してもよい。
第2実施例の運転支援装置22も、第1実施例の運転支援装置22と同様の効果を奏する。また、第2実施例の運転支援装置22によると、様々な角度から見たあおり運転の性質や特徴を評価して、あおり運転の悪質度を適切に判定することができる。
<第3実施例>
本実施例に関して、上述の実施例と相違する点を中心に以下説明し、共通する点の説明を省略する。本実施例の構成要素のうち上述の実施例の構成要素と同一または対応する構成要素には同一の符号を付して説明する。
第3実施例の車両10(運転支援装置22)の機能ブロックは、図1に示した第1実施例の車両10(運転支援装置22)の機能ブロックと同じである。
図5は、第3実施例における悪質度の判定ロジックを示す図である。第3実施例の悪質度判定部44は、(1)あおり運転に該当する加害車両の行動(すなわち加害車両の危険行動)をもとに悪質度の基礎点を設定する。悪質度判定部44は、(2)あおり運転の継続時間、(3)加害車両の複数の危険行動が同時に実行されるか否か、(4)自車両による回避行動後もあおり運転が継続するか否か、(5)加害車両によるあおり運転が再発したか否か、のうち少なくとも1つをもとに(1)の基礎点を調整する。悪質度判定部44は、調整後の点数をもとに、あおり運転の悪質度を判定する。
具体的には、悪質度判定部44は、図5の危険行動カテゴリの複数の評価項目の中で、今回のあおり運転に該当する評価項目を識別し、該当する評価項目の点数を基礎点数として認識する。危険行動カテゴリの複数の評価項目が該当する場合、それら複数の評価項目の点数の合計を基礎点数として認識する。続いて、悪質度判定部44は、他のカテゴリ(継続時間、同時実行、回避行動、再発、その他要素)の複数の評価項目の中で、今回のあおり運転に該当する評価項目を識別し、該当する評価項目の乗数を基礎点数に掛けた結果を、今回のあおり運転の悪質度を示す点数として決定する。他のカテゴリの複数の評価項目が該当する場合、それら複数の評価項目の乗数のうち最も大きい点数を基礎点数に掛ける。
例えば、危険行動がパッシング(20点)であり、継続時間が30分(×3)であり、今回の加害車両によるあおり運転が再発(×2)の場合、悪質度判定部44は、あおり運転の悪質度を60点(20点×3)に決定する。変形例として、他のカテゴリの複数の評価項目が該当する場合、それら複数の評価項目の乗数を全て基礎点数に掛けてもよい。
第3実施例の対処部46は、悪質度判定部44により決定されたあおり運転の悪質度を示す点数をもとに、あおり運転への対処内容を決定する。図3に示すように、レベル5は100点以上、レベル4は80点以上100点未満、レベル3は60点以上80点未満、レベル2は40点以上60点未満、レベル1は20点以上40点未満、レベル0は20点未満に対応する。変形例として、悪質度判定部44は、あおり運転の悪質度を示す点数から悪質度を示すレベルに変換してもよく、この場合、対処部46は、第1実施例と同じ動作でよい。
第3実施例の運転支援装置22も、第1実施例の運転支援装置22と同様の効果を奏する。また、第3実施例の運転支援装置22によると、様々な角度から見たあおり運転の性質や特徴を評価して、あおり運転の悪質度を適切に判定することができる。
<第4実施例>
本実施例に関して、上述の実施例と相違する点を中心に以下説明し、共通する点の説明を省略する。本実施例の構成要素のうち上述の実施例の構成要素と同一または対応する構成要素には同一の符号を付して説明する。
第4実施例の車両10(運転支援装置22)の機能ブロックは、図1に示した第1実施例の車両10(運転支援装置22)の機能ブロックと同じである。ただし、第4実施例の地図データ記憶部12に記憶される地図データは、高度な自動運転が可能な地域(以下「高度自動運転可能地域」とも呼ぶ。)の位置や範囲を示すデータを含む。ここでの高度な自動運転は、基本的にシステムが全ての運転タスクを実施するレベル3以上の自動運転であってもよい。
図6は、第4実施例における悪質度別の対処方法を示す。第4実施例の対処部46は、加害車両によるあおり運転の悪質度が相対的に高い場合、自車両を強制的に自動運転に切り替え、または、自車両の自動運転のレベルをそれまでのレベルより高いレベルに強制的に引き上げる。
図6の例では、悪質度がレベル1(または20点以上40点未満)の場合、対処部46は、所定のブザー音を車内表示装置30または車内スピーカー(不図示)から出力させることにより、運転者に危険を報知する。
悪質度がレベル2(または40点以上60点未満)の場合、対処部46は、手動運転から自動運転への切替を運転者に提案する。具体的には、対処部46は、自動運転への切替を促す内容と、自動運転に切り替えるか否かの入力を促す内容を車内表示装置30に表示させる。自動運転に切り替える旨の運転者の操作が車内表示装置30に入力された場合、対処部46は、自動運転の開始を指示する信号を自動運転コントローラ34に入力することにより、自動運転コントローラ34に自動運転の制御を開始させる。
悪質度がレベル3(または60点以上80点未満)の場合、対処部46は、高度自動運転可能地域への誘導を運転者に提案する。具体的には、対処部46は、安全のために高度自動運転可能地域への移動を勧める内容と、高度自動運転可能地域への誘導を受けるか否かの入力を促す内容を車内表示装置30に表示させる。高度自動運転可能地域への誘導を受ける旨の運転者の操作が車内表示装置30に入力された場合、対処部46は、地図データを参照して、現在位置から高度自動運転可能地域へのルートを生成する。対処部46は、生成したルート情報をカーナビゲーション装置28に渡し、高度自動運転可能地域へのナビゲーションを開始させる。車両10が高度自動運転可能地域に到達すると、対処部46は、運転者の指示に基づき、または自動的に、高レベルの自動運転(例えばレベル3以上の自動運転)を開始させてもよい。
悪質度がレベル4(または80点以上100点未満)の場合、対処部46は、自動運転が未実行であれば、自動運転コントローラ34と連携して、自動運転を強制的に開始させる。また、自動運転が実行中であれば、自動運転コントローラ34と連携して、自動運転のレベルを強制的に引き上げる。例えば、自動運転のレベルを強制的に1上げてもよい。
悪質度がレベル5(または100点以上)の場合、対処部46は、自動運転が未実行であれば自動運転を強制的に開始させるとともに自動運転のレベルを強制的に最大レベルとする。また、自動運転が実行中であれば自動運転のレベルを強制的に最大レベルとする。対処部46は、図3に示した回避ルート(周回ルートを含む)を作成可能であれば、加害車両によるあおり運転が解消するまで、回避ルートに沿った自動運転を自動運転コントローラ34に実行させてもよい。
第4実施例の運転支援装置22も、第1実施例の運転支援装置22と同様の効果を奏する。また、あおり運転の悪質度が高い場合には自車両の運転者に混乱が生じやすいが、第4実施例の運転支援装置22によると、自動運転を活用して、自車両の乗員の安全を図ることができる。
以上、本開示を第1実施例〜第4実施例をもとに説明した。これらの実施例は例示であり、実施例の各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
変形例を説明する。上記実施例では言及していないが、運転支援装置22の対処部46は、あおり運転に対処するための行動を自車両の運転者に提案し、運転者からの応答がない場合、当該あおり運転に対処するための行動を強制的に自車両に実行させてもよい。
例えば、図3および図6で示した悪質度別の対処方法では、レベル2またはレベル3の場合、回避行動や警察通報等の提案内容を車内表示装置30に表示させ、提案を受け入れるか拒否するかの選択を受け付ける。提案を拒否する旨の運転者の操作が車内表示装置30に入力された場合、運転支援装置22の対処部46は、悪質度がレベル0のときと同様、何の対処も実行しなくてよい。
一方で、提案を受け入れる旨の操作と、提案を拒否する旨の操作のいずれも未入力の場合、すなわち、運転者からの応答がない場合、対処部46は、所定時間待機後(例えば15分後)に、再度同じ提案を車内表示装置30に表示させることが望ましい。再提案回数は、例えば3回であってもよい。全ての再提案に対して運転者からの応答がない場合、対処部46は、悪質度レベル4の場合の対処(すなわち強制的な対処)を実行することが望ましい。これにより、運転者が混乱している場合にも自車両の乗員の安全を図ることができる。
別の変形例を説明する。カメラ20は、車室内、特に運転者を撮像する室内カメラを含んでもよい。また、車両10には、運転者の心拍数や呼吸数、血圧等のバイタルサインを計測するバイタルセンサが設けられてもよい。運転支援装置22は、室内カメラにより生成された画像に映る運転者の表情、および/または、バイタルセンサにより計測された運転者のバイタルサインをもとに、運転者の緊張状態を検出する運転者状態検出部をさらに備えてもよい。運転者状態検出部は、運転者の緊張状態を示す情報を対処部46に渡す。
回避行動や警察通報等の提案に対して運転者からの応答がない場合であって、かつ、運転者の緊張が弱い場合、対処部46は、単純な無視であると認識し、何の対処も実行せず、また、再提案も行わなくてよい。一方、回避行動や警察通報等の提案に対して運転者からの応答がない場合であって、かつ、運転者の緊張が強い場合、対処部46は、運転者が混乱状態であると認識し、再提案を実行してもよく、または、悪質度レベル4の場合の対処(すなわち強制的な対処)を実行してもよい。
さらに別の変形例を説明する。危険車両記憶部14に記憶される危険車両の情報は、自車両に対してあおり運転を行った車両の情報に限定されない。例えば、運転支援装置22は、インターネット上で公開されている危険車両の情報(例えば警察等が公開する過去あおり運転を行った車両の車両番号等)を取得して、危険車両記憶部14に格納する更新部をさらに備えてもよい。
さらに別の変形例を説明する。車両10は、自車両と他車両との車間距離を計測するミリ波レーダ装置をさらに備えてもよい。ミリ波レーダ装置は、計測結果を運転支援装置22に入力し、運転支援装置22のあおり運転検出部42は、ミリ波レーダ装置により計測された他車両との車間距離をさらに用いてあおり運転を検出してもよい。
また、車両10は、公知の車車間通信により、自車両周辺の他車両から当該他車両に関する情報を取得して、運転支援装置22に入力する他車情報取得部をさらに備えてもよい。他車両に関する情報は、他車両に記憶された情報であり、例えば、他車両の運転者の体調、他車両の運転者の走行時の特徴(車間を詰めやすい性格である等)、他車両の目的地を含んでもよい。運転支援装置22のあおり運転検出部42は、他車情報取得部から入力された他車両に関する情報をさらに用いてあおり運転を検出してもよい。例えば、他車両の目的地が自車両の目的地と同じであれば、他車両の走行ルートは自車両の走行ルートと同じになりやすい。そのため、あおり運転検出部42は、他車両の目的地が自車両の目的地と同じであることを、あおり運転を否定する要因として用いてもよい。
上述した実施例および変形例に記載した運転支援装置22の機能ブロックは、複数の装置に分散して実装されてもよい。すなわち、実施例および変形例に記載した運転支援装置22の機能は、上記複数の装置が運転支援システムとして連携することにより実現されてもよい。また、上述した実施例および変形例に記載した運転支援装置22の機能と、カーナビゲーション装置28の機能または自動運転コントローラ34の機能とを含む運転支援システムが実現されてもよい。
また、上述した実施例および変形例に記載した運転支援装置22の少なくとも一部の機能ブロックは、CAN等の車載ネットワークや、USB、無線LAN等のインタフェースにて相互に接続されてもよく、また、運転支援装置22の少なくとも一部の機能ブロックは、カーナビゲーション装置28に実装されてもよい。例えば、図1に記載の運転支援装置22、地図データ記憶部12、危険車両記憶部14、自車位置検出部16、近距離無線通信部24は、カーナビゲーション装置28内に組み込まれてもよい。
上述した実施例および変形例の任意の組み合わせもまた本開示の実施の形態として有用である。例えば、第2実施例または第3実施例に記載の悪質度判定方法と、第4実施例に記載の悪質度別対処方法との組み合わせも実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施例および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施例および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
実施例および変形例に記載の技術は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
他車両の状態を検出する他車両状態検出部と、
前記他車両の状態に応じて、自車両に対する前記他車両によるあおり運転を検出するあおり運転検出部と、
前記他車両によるあおり運転が検出された場合、前記他車両の状態に応じて、当該あおり運転の悪質度を判定する判定部と、
前記他車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する対処部と、
を備える運転支援装置。
この運転支援装置によると、あおり運転の悪質度に応じて、あおり運転への適切な対処を支援することができる。
[項目2]
前記判定部は、(1)あおり運転に該当する前記他車両の行動、(2)あおり運転の継続時間、(3)あおり運転に該当する前記他車両の複数の行動が同時に実行されるか否か、(4)自車両による回避行動後もあおり運転が継続するか否か、(5)前記他車両によるあおり運転が再発したか否か、のうち少なくとも1つをもとにあおり運転の悪質度を判定する、
項目1に記載の運転支援装置。
この運転支援装置によると、あおり運転の悪質度を適切に判定することができる。
[項目3]
前記判定部は、(1)あおり運転に該当する前記他車両の行動をもとに悪質度の基礎点を設定し、(2)あおり運転の継続時間、(3)あおり運転に該当する前記他車両の複数の行動が同時に実行されるか否か、(4)自車両による回避行動後もあおり運転が継続するか否か、(5)前記他車両によるあおり運転が再発したか否か、のうち少なくとも1つをもとに前記基礎点を調整し、調整後の点数をもとにあおり運転の悪質度を判定する、
項目1に記載の運転支援装置。
この運転支援装置によると、あおり運転の悪質度を適切に判定することができる。
[項目4]
前記対処部は、前記他車両によるあおり運転の悪質度が相対的に低い場合、当該あおり運転に対処するための行動を自車両の運転者に提案し、前記他車両によるあおり運転の悪質度が相対的に高い場合、当該あおり運転に対処するための行動を強制的に自車両に実行させる、
項目1から3のいずれかに記載の運転支援装置。
この運転支援装置によると、あおり運転の悪質度に応じて、あおり運転への適切な対処を支援し、または実現することができる。
[項目5]
前記対処部は、あおり運転に対処するための行動を自車両の運転者に提案し、運転者からの応答がない場合、当該あおり運転に対処するための行動を強制的に自車両に実行させる、
項目4に記載の運転支援装置。
この運転支援装置によると、あおり運転の影響で運転者が混乱し、提案に応答ができない場合でも、あおり運転への適切な対処を実現することができる。
[項目6]
前記対処部は、前記他車両によるあおり運転の悪質度が相対的に低い場合、当該あおり運転を回避するための行動を自車両の運転者に提案する、
項目1から5のいずれかに記載の運転支援装置。
この運転支援装置によると、あおり運転の悪質度が低い場合であり、すなわち警察に通報する程でない場合に、当該あおり運転への適切な対処を支援することができる。
[項目7]
前記対処部は、前記他車両によるあおり運転の悪質度が相対的に高い場合、警察への通報処理を自車両に実行させる、
項目1から6のいずれかに記載の運転支援装置。
この運転支援装置によると、あおり運転の悪質度が高く、自車両が危険な状態である場合に、当該あおり運転への適切な対処を実行することができる。
[項目8]
前記対処部は、前記他車両によるあおり運転の悪質度が相対的に高い場合、自車両を強制的に自動運転に切り替え、または、自車両の自動運転のレベルをそれまでより高める、
項目1から6のいずれかに記載の運転支援装置。
この運転支援装置によると、あおり運転の悪質度が高く、自車両が危険な状態である場合に、当該あおり運転への適切な対処を実行することができる。
[項目9]
他車両の状態を検出する他車両状態検出部と、
前記他車両の状態に応じて、自車両に対する前記他車両によるあおり運転を検出するあおり運転検出部と、
前記他車両によるあおり運転が検出された場合、前記他車両の状態に応じて、当該あおり運転の悪質度を判定する判定部と、
前記他車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する対処部と、
を備える運転支援システム。
この運転支援システムによると、あおり運転の悪質度に応じて、あおり運転への適切な対処を支援することができる。
[項目10]
他車両の状態を検出し、
前記他車両の状態に応じて、自車両に対する前記他車両によるあおり運転を検出し、
前記他車両によるあおり運転が検出された場合、前記他車両の状態に応じて、当該あおり運転の悪質度を判定し、
前記他車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する、
ことをコンピュータが実行する運転支援方法。
この運転支援方法によると、あおり運転の悪質度に応じて、あおり運転への適切な対処を支援することができる。
10 車両、 22 運転支援装置、 40 他車状態検出部、 42 あおり運転検出部、 44 悪質度判定部、 46 対処部。

Claims (10)

  1. 他車両の状態を検出する他車両状態検出部と、
    前記他車両の状態に応じて、自車両に対する前記他車両によるあおり運転を検出するあおり運転検出部と、
    前記他車両によるあおり運転が検出された場合、前記他車両の状態に応じて、当該あおり運転の悪質度を判定する判定部と、
    前記他車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する対処部と、
    を備える運転支援装置。
  2. 前記判定部は、(1)あおり運転に該当する前記他車両の行動、(2)あおり運転の継続時間、(3)あおり運転に該当する前記他車両の複数の行動が同時に実行されるか否か、(4)自車両による回避行動後もあおり運転が継続するか否か、(5)前記他車両によるあおり運転が再発したか否か、のうち少なくとも1つをもとにあおり運転の悪質度を判定する、
    請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記判定部は、(1)あおり運転に該当する前記他車両の行動をもとに悪質度の基礎点を設定し、(2)あおり運転の継続時間、(3)あおり運転に該当する前記他車両の複数の行動が同時に実行されるか否か、(4)自車両による回避行動後もあおり運転が継続するか否か、(5)前記他車両によるあおり運転が再発したか否か、のうち少なくとも1つをもとに前記基礎点を調整し、調整後の点数をもとにあおり運転の悪質度を判定する、
    請求項1に記載の運転支援装置。
  4. 前記対処部は、前記他車両によるあおり運転の悪質度が相対的に低い場合、当該あおり運転に対処するための行動を自車両の運転者に提案し、前記他車両によるあおり運転の悪質度が相対的に高い場合、当該あおり運転に対処するための行動を強制的に自車両に実行させる、
    請求項1から3のいずれかに記載の運転支援装置。
  5. 前記対処部は、あおり運転に対処するための行動を自車両の運転者に提案し、運転者からの応答がない場合、当該あおり運転に対処するための行動を強制的に自車両に実行させる、
    請求項4に記載の運転支援装置。
  6. 前記対処部は、前記他車両によるあおり運転の悪質度が相対的に低い場合、当該あおり運転を回避するための行動を自車両の運転者に提案する、
    請求項1から5のいずれかに記載の運転支援装置。
  7. 前記対処部は、前記他車両によるあおり運転の悪質度が相対的に高い場合、警察への通報処理を自車両に実行させる、
    請求項1から6のいずれかに記載の運転支援装置。
  8. 前記対処部は、前記他車両によるあおり運転の悪質度が相対的に高い場合、自車両を強制的に自動運転に切り替え、または、自車両の自動運転のレベルをそれまでより高める、
    請求項1から6のいずれかに記載の運転支援装置。
  9. 他車両の状態を検出する他車両状態検出部と、
    前記他車両の状態に応じて、自車両に対する前記他車両によるあおり運転を検出するあおり運転検出部と、
    前記他車両によるあおり運転が検出された場合、前記他車両の状態に応じて、当該あおり運転の悪質度を判定する判定部と、
    前記他車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する対処部と、
    を備える運転支援システム。
  10. 他車両の状態を検出し、
    前記他車両の状態に応じて、自車両に対する前記他車両によるあおり運転を検出し、
    前記他車両によるあおり運転が検出された場合、前記他車両の状態に応じて、当該あおり運転の悪質度を判定し、
    前記他車両によるあおり運転の悪質度に応じて、当該あおり運転に対処するための処理を実行する、
    ことをコンピュータが実行する運転支援方法。
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