JP2021156650A - 車両検査システム - Google Patents

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賢一郎 倉井
Kenichiro Kurai
賢一郎 倉井
健人 青野
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健人 青野
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【課題】コストの高騰化を抑えつつコンパクトな構成で周囲が開けた外部環境に対応した反射波をレーダに検出させることができる車両検査システムを提供する。【解決手段】車両検査システム10は、電波吸収壁部70と反射機構72とを備える。反射機構72は、電波が反射する内面74aを有する反射ボックス74と、反射ボックス74内に電波を導入させるとともに反射波を反射ボックス74内から導出させる口部76と、を有する。反射ボックス74内には、反射ボックス74の内面74aよりも反射波の反射率が低い反射強度調整部材84が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、車両検査システムに関する。
例えば、特許文献1には、複数の外界センサで検出される外部環境情報に基づいて車両の走行制御を行う車両を台上試験機の上に載せて当該車両の動作を検査する車両検査システムが開示されている。この車両検査システムでは、車両のレーダからムービングターゲットに照射した電波の反射時間及び反射量を遅延回路によってコントロールしている。
特開2018−96958号公報
ところで、自動運転において、周囲が開けた外部環境で車両を走行させる場合、レーダから照射された電波は、地面の様々な場所で反射する。そのため、レーダは、強度及び検出時間(電波を照射してから反射波を検出するまでに要する時間)が異なる複数の反射波を検出する。
上述したような車両検査システムにおいて、強度及び検出時間の異なる複数の反射波を再現するためには、複数の遅延回路が必要になるため、車両検査システムのコストが高騰化するおそれがある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、コストの高騰化を抑えつつ周囲が開けた外部環境に対応した反射波をレーダに検出させることができる車両検査システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、レーダで検出される外部環境情報に基づいて走行制御を行う車両を台上試験機の上に載置した状態で当該車両の動作を検査する車両検査システムであって、前記台上試験機の上に載置された前記車両の前記レーダの電波照射範囲に設けられた電波吸収壁部と、前記電波吸収壁部に近接又は隣接して配置されて前記レーダから照射された電波を当該レーダに向けて反射する反射機構と、を備え、前記反射機構は、前記電波が反射する内面を有する反射ボックスと、前記反射ボックス内に前記電波を導入させるとともに反射波を前記反射ボックス内から導出させる口部と、を有し、前記反射ボックス内には、前記反射ボックスの内面よりも前記反射波の反射率が低い反射強度調整部材が設けられている、車両検査システムである。
本発明によれば、レーダから口部に向けて照射された電波(球面波)は、口部を介して反射ボックス内に導入され、反射ボックスの内面で様々な方向に反射される。複数の反射波は、反射ボックスの内面で複数回反射した後で口部から導出されてレーダで検出される。つまり、レーダは、反射ボックス内での反射回数の異なる複数の反射波を検出する。この際、反射波の経路長は、反射ボックス内での反射波の反射回数が増加するほど長くなる。そして、レーダが検出する反射波の強度は、反射波の経路長が長いほど減衰する。また、レーダが検出する反射波の検出時間は、反射ボックス内での反射波の経路長が長いほど長くなる。そのため、レーダは、強度及び検出時間の異なる複数の反射波を検出することができる。よって、周囲が開けた外部環境に対応した反射波をレーダに検出させることができる。
また、反射ボックス内に反射強度調整部材が設けられているため、反射強度調整部材で反射した反射波の強度を効率的に低下させることができる。これにより、反射波の強度を適度に低下させることができる。
さらに、反射機構が電波吸収壁部に近接又は隣接しているため、反射機構の周囲に照射された電波の反射を効果的に抑えることができる。従って、コストの高騰化を抑えつつ周囲が開けた外部環境に対応した反射波をレーダに検出させることができる。
発明の一実施形態で検査対象とする車両の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る車両検査システムのシステム構成図である。 シミュレータ装置の機能ブロック図である。 車両検査システムの台上試験機の上に車両を載置した状態の上面図である。 電波吸収壁部及び反射機構の断面説明図である。 反射機構での電波の反射を示す断面説明図である。 側方レーダが検出する反射波のグラフである。 変形例に係る反射ボックスの断面説明図である。
以下、本発明に係る車両検査システムについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
まず、車両検査システム10で検査対象とする車両200について説明する。ここでは、車両200として、加減速、制動、操舵の制御を自動で行うことができる自動運転車両(完全自動運転車両を含む)を想定するが、加減速、制動、操舵の少なくとも1つの制御を自動で行うことができる運転支援車両であってもよい。
図1に示すように、車両200は、複数の外界センサ202、車両制御装置216、駆動装置218、操舵装置220、制動装置222、複数(例えば、4つ)の車輪224(前輪224f及び後輪224r)を備える。本実施形態では、車両200は、複数の外界センサ202として、例えば、1以上のカメラ204と、複数のレーダ206と、1以上のLiDAR208とを有する。
カメラ204は、車両200の前方の外部環境を撮像する。レーダ206は、車両200の外方に向けて電波を照射し、外部環境で反射する反射波を検出する。LiDAR208は、車両200の外方(例えば、前方)にレーザ光を照射し、外部環境で散乱する散乱光を検出する。
図4に示すように、車両200は、複数のレーダ206として、1つの前方レーダ206a、4つの側方レーダ206b〜206e及び1つの後方レーダ206fを含む。前方レーダ206aは、車両200の前部230(フロントバンパー)の車幅方向中央に設けられ、車両前方に向けて電波を照射する。
側方レーダ206bは、車両200の右側面232の前方に設けられ、車両200の右側方(右斜め前方)に向けて電波を照射する。側方レーダ206cは、車両200の左側面234の前方に設けられ、車両200の左側方(左斜め前方)に向けて電波を照射する。側方レーダ206dは、車両200の右側面232の後方に設けられ、車両200の右側方(右斜め後方)に向けて電波を照射する。側方レーダ206eは、車両200の左側面234の後方に設けられ、車両200の左側方(左斜め後方)に向けて電波を照射する。後方レーダ206fは、車両200の後部236(リアバンパー)の車幅方向中央に設けられ、車両後方に向けて電波を照射する。
車両制御装置216は、車両制御ECUにより構成される。車両制御装置216は、複数の外界センサ202で検出される外部環境情報と図示しない運転状態検出センサ(例えば、ジャイロセンサ)で検出される運転状態情報とに基づいて車両200の走行制御を行う。具体的に、車両制御装置216は、外部環境情報と運転状態情報とに基づいて、その場面で最適な加減速度、制動量、操舵角を演算し、各種制御対象装置に動作指示を出力する。
駆動装置218は、駆動ECUと、エンジンや駆動モータ等の駆動源とを有する。駆動装置218は、乗員が行うアクセルペダルの操作又は車両制御装置216から出力される動作指示に応じて車輪224に駆動力を発生させる。操舵装置220は、電動パワーステアリングシステム(EPS)ECUと、EPSアクチュエータとを含む。操舵装置220は、乗員が行うステアリングホイールの操作又は車両制御装置216から出力される動作指示に応じて車輪224(前輪224f)の操舵角を変える。制動装置222は、ブレーキECUと、ブレーキアクチュエータとを含む。制動装置222は、乗員が行うブレーキペダルの操作又は車両制御装置216から出力される動作指示に応じて車輪224に制動力を発生させる。
図2に示すように、車両検査システム10は、台上試験機20、シミュレータ装置22、複数の情報出力装置24及び解析装置26を備える。台上試験機20は、検査台30と、受容装置32と、動作情報検出センサ33と、モータ制御装置40とを有する。検査台30は、作業フロアに設置される。
受容装置32は、検査台30上に載せられる車両200の車輪224(前輪224f、後輪224r)位置に設けられ、車輪224を載せて車輪224の動作を受容する機構である。操舵輪となる前輪224f側に設けられる受容装置32fは、2つのローラ42と、支持台44と、支持台モータ46とを有する。
2つのローラ42は、前輪224fを下方から支持するとともに、前輪224fの回転に伴い車幅方向と平行する軸線を中心として回転自在である。支持台44は、ローラ42を支持するとともに、車両200の上下方向と平行する軸線を中心として回転自在である。支持台モータ46は、支持台44を正方向又は逆方向に回転させる。
一方、後輪224r側に設けられる受容装置32rは、2つのローラ42と、支持台44とを有する。2つのローラ42は、後輪224rを下方から支持するとともに、後輪224rの回転に伴い車幅方向と平行する軸線を中心として回転自在である。受容装置32fと受容装置32rの少なくとも一方は、車両200のホイールベースに合わせて前後方向に移動可能である。
動作情報検出センサ33は、台上試験機20の上での車両200の動作情報を検出する。動作情報検出センサ33は、車速センサ34、車輪位置センサ36及び車両位置センサ38を有する。車速センサ34は、例えばロータリエンコーダ又はレゾルバ等で構成される。車速センサ34は、車両200の駆動輪である前輪224fが接するローラ42の回転速度rを検出する。回転速度rは車速Vに対応する。車速センサ34は、回転速度r(車速V)をシミュレータ装置22及びモータ制御装置40に出力する。
車輪位置センサ36は、操舵輪となる前輪224f側に設けられ、レーザ測距装置等で構成される。車輪位置センサ36は、操舵に伴う前輪224fの初期位置からの変位量d1を検出する。変位量d1は車両200の操舵角θsに対応する。車輪位置センサ36は、変位量d1(操舵角θs)をシミュレータ装置22及びモータ制御装置40に出力する。
車両位置センサ38は、所定部位(後輪224r等)を検出できる位置に設けられ、レーザ測距装置等で構成される。車両位置センサ38は、車幅方向の位置ずれに伴う所定部位(後輪224r等)の位置ずれ量d2を検出する。車両位置センサ38は、位置ずれ量d2をシミュレータ装置22及びモータ制御装置40に出力する。
モータ制御装置40は、コンピュータによって構成されており、受容装置32fに設けられる支持台モータ46を制御する。具体的に、モータ制御装置40は、変位量d1(操舵角θs)に応じた受容装置32fの回転角度θmを演算する。なお、変位量d1は車両200の車幅方向の位置ずれの影響を受ける。このため、モータ制御装置40は、車両200の位置ずれ量d2に応じて変位量d1を補正する。これにより、操舵に伴い前輪224fの向きが変更された場合であっても、受容装置32fのローラ42の軸線を前輪224fの軸線と略平行に維持できる。
シミュレータ装置22は、コンピュータによって構成されており、図3に示すように、シミュレータ演算装置50、シミュレータ記憶装置52及び入出力装置54を有する。
シミュレータ演算装置50は、CPU等のプロセッサで構成される。シミュレータ演算装置50は、シミュレータ記憶装置52に記憶されるプログラムを実行することにより各種機能を実現する。ここでは、シミュレータ演算装置50は、シミュレータ記憶装置52に記憶されている仮想外部環境情報55に基づいて、外部環境を模した仮想外部環境を再現する。また、シミュレータ演算装置50は、仮想外部環境の再現時に、台上試験機20の動作情報検出センサ33から出力される車両200の動作情報に基づいて、仮想外部環境における車両200の仮想走行位置を演算する。
シミュレータ演算装置50は、カメラシミュレータ62、レーダシミュレータ64及びLiDARシミュレータ66及びシミュレータ管理部68を含む。カメラシミュレータ62は、仮想外部環境における車両200の仮想走行位置でカメラ204が検出する仮想画像(仮想外界情報)に対応した第1制御情報を演算する。カメラシミュレータ62は、演算された第1制御情報をモニタ24aに出力する。
レーダシミュレータ64は、仮想外部環境における車両200の仮想走行位置で前方レーダ206aが検出する仮想反射波(仮想外界情報)に対応した第2制御情報を演算する。具体的に、レーダシミュレータ64は、車両200の前方レーダ206aから発射した電波が仮想外部空間の物標で反射されて反射波が前方レーダ206aで検出されるまでの遅延時間と、当該前方レーダ206aで検出される反射波の強度とを演算する。レーダシミュレータ64は、演算された第2制御情報をレーダ送受信機24bに出力する。
LiDARシミュレータ66は、仮想外部環境における車両200の仮想走行位置でLiDAR208が検出する仮想散乱光(仮想外界情報)に対応した第3制御情報を演算する。具体的に、LiDARシミュレータ66は、車両200のLiDAR208から仮想外部空間の物標に照射されたレーザ光の散乱光がLiDAR208で検出されるまでの遅延時間と、当該LiDAR208で検出される散乱光の強度とを演算する。LiDARシミュレータ66は、演算された第3制御情報をLiDAR送受信機24cに出力する。
シミュレータ管理部68は、車両200の検査処理を管理する機能を有する。例えば、シミュレータ管理部68は、シミュレータ記憶装置52に記憶される仮想外部環境情報55に基づいて仮想外部環境を、カメラシミュレータ62とレーダシミュレータ64とLiDARシミュレータ66で同期して再現させる。つまり、シミュレータ管理部68は、各シミュレータ62、64、66で再現される仮想外部環境及び仮想走行位置が互いに同一になるように各シミュレータ62、64、66を協調制御する。
シミュレータ記憶装置52は、ハードディスク、ROM、RAM等で構成される。シミュレータ記憶装置52は、シミュレータ演算装置50が実行するプログラム及び外部環境情報を模した仮想外部環境情報55を記憶する。仮想外部環境情報55は、一連の仮想外部環境を再現するための情報であり、仮想外部環境における車両200の初期位置、仮想外部環境における各物標の位置、移動する物標の挙動等の情報が予め設定される。
入出力装置54は、A/D変換回路、通信インターフェース、ドライバ等を含む。
図2において、複数の情報出力装置24は、複数の外界センサ202毎に設けられている。複数の情報出力装置24は、仮想外部環境における車両200の仮想走行位置で複数の外界センサ202が検出する仮想外界情報を出力する。車両検査システム10は、複数の情報出力装置24として、モニタ24a、レーダ送受信機24b及びLiDAR送受信機24cを含む。
モニタ24aは、カメラ204のレンズと対向して配置される。モニタ24aは、カメラシミュレータ62から出力される第1制御情報に基づいて、仮想外界情報としての仮想画像を表示する。
レーダ送受信機24bは、送受信回路と指向性アンテナを有し、前方レーダ206aの送受信アンテナと対向して配置される。レーダ送受信機24bは、前方レーダ206aの送受信アンテナから照射される電波を検出し、検出信号をレーダシミュレータ64に出力する。そして、レーダ送受信機24bは、レーダシミュレータ64から出力される第2制御情報に基づいて、仮想外界情報としての仮想反射波を前方レーダ206aに向けて照射する。なお、前方レーダ206aから照射される電波がレーダ送受信機24b又はその周辺の物体により反射されることを防止するために、前方レーダ206aの電波照射範囲には、電波の吸収材が配置される。
LiDAR送受信機24cは、送信部(発振回路)と受光部(受光回路)を有し、LiDAR208の送受信部と対向して配置される。LiDAR送受信機24cは、LiDAR208の送受信部から照射されるレーザ光を検出し、検出信号をLiDARシミュレータ66に出力する。そして、LiDAR送受信機24cは、LiDARシミュレータ66から出力される第3制御情報に基づいて、仮想外界情報としての仮想散乱光をLiDAR208に向けて照射する。なお、LiDAR208の送受信部から照射されるレーザ光がLiDAR送受信機24c又はその周辺の物体により反射されることを防止するために、LiDAR208のレーザ光照射範囲には、光の吸収材が配置される。
図2において、解析装置26は、プロセッサ、記憶装置、入出力装置を備えるコンピュータによって構成される。解析装置26は、台上試験機20の動作情報検出センサ33で検出される車速V及び操舵角θsのログデータを、シミュレータ装置22を介して取得してモデルデータと比較することにより、車両200の異常診断を行う。
図4に示すように、車両検査システム10は、複数の電波吸収壁部70と、複数の反射機構72とをさらに備える。各電波吸収壁部70は、例えば、検査台30(図2及び図5参照)に対して設置される。ただし、電波吸収壁部70は、検査台30に設置される図示しない支持部材に対して取り付けられてもよい。各電波吸収壁部70は、前方レーダ206a以外のレーダ206(側方レーダ206b〜206e及び後方レーダ206f)から照射された電波の一部を吸収する。換言すれば、各電波吸収壁部70は、電波を吸収して反射波を減らすためのものである。
各電波吸収壁部70は、平板状に形成されている。電波吸収壁部70の構成材料としては、例えば、ウレタンフォーム、発泡ポリスチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン等が挙げられる。ただし、電波吸収壁部70の構成材料は、これらに限定されない。電波吸収壁部70の表面71a(台上試験機20の上に載置された車両200に向かう面)には、多数の凹凸が形成されてもよい。
車両検査システム10は、複数の電波吸収壁部70として、4つの側方電波吸収壁部70a〜70dと、1つの後方電波吸収壁部70eとを含む。側方電波吸収壁部70aは、台上試験機20の上に載置された車両200の右斜め前方に位置して(側方レーダ206bの電波照射範囲に位置して)側方レーダ206bから照射された電波の一部を吸収する。側方電波吸収壁部70bは、台上試験機20の上に載置された車両200の左斜め前方に位置して(側方レーダ206cの電波照射範囲に位置して)側方レーダ206cから照射された電波の一部を吸収する。
側方電波吸収壁部70cは、台上試験機20の上に載置された車両200の右斜め後方に位置して(側方レーダ206dの電波照射範囲に位置して)側方レーダ206dから照射された電波の一部を吸収する。側方電波吸収壁部70dは、台上試験機20の上に載置された車両200の左斜め後方に位置して(側方レーダ206eの電波照射範囲に位置して)側方レーダ206eから照射された電波の一部を吸収する。後方電波吸収壁部70eは、台上試験機20の上に載置された車両200の後方に位置して(後方レーダ206fの電波照射範囲に位置して)後方レーダ206fから照射された電波の一部を吸収する。
車両検査システム10は、複数の反射機構72として、4つの側方反射機構72a〜72dと、1つの後方反射機構72eとを有する。側方反射機構72aは、側方レーダ206bに対向するように配置されて側方レーダ206bから照射された電波を当該側方レーダ206bに向けて反射する。側方反射機構72bは、側方レーダ206cに対向するように配置されて側方レーダ206cから照射された電波を当該側方レーダ206cに向けて反射する。
側方反射機構72cは、側方レーダ206dに対向するように配置されて側方レーダ206dから照射された電波を当該側方レーダ206dに向けて反射する。側方反射機構72dは、側方レーダ206eに対向するように配置されて側方レーダ206eから照射された電波を当該側方レーダ206eに向けて反射する。後方反射機構72eは、後方レーダ206fに対向するように配置されて後方レーダ206fから照射された電波を当該後方レーダ206fに向けて反射する。
各反射機構72は、各電波吸収壁部70に対して近接又は隣接して配置されている。複数の反射機構72は、互いに同一の構成を備える。反射機構72の構成材料としては、例えば、ステンレス鋼等の鉄系材料、真鍮等の銅系材料、アルミニウム、チタン等の金属材料又はこれら金属材料の複合材料等が挙げられる。反射ボックス74の構成材料は、電波を反射することが可能なものであれば特に限定されない。
図5に示すように、反射機構72は、電波が反射する内面74aを有する反射ボックス74と、反射ボックス74内に電波を導入させるとともに反射波を反射ボックス74内から導出させる口部76とを有する。反射ボックス74は、電波吸収壁部70の裏面71b側(台上試験機20の上に載置された車両200とは反対側)に配置される(図4及び図5参照)。
反射ボックス74は、上下方向に延びている。反射ボックス74は、底壁部78と、底壁部78から上方に延出した周壁部80と、周壁部80の延出端部に設けられた上壁部82とを含む。すなわち、反射ボックス74内には、上方、下方及び側方が壁面によって囲まれた空間S1が形成される。つまり、口部76から反射ボックス74内に導入された電波(反射波)は、口部76以外の場所から反射ボックス74の外側に出ることはない。
反射ボックス74内には、反射ボックス74の内面74aよりも反射率が低い反射強度調整部材84が設けられている。反射強度調整部材84は、反射ボックス74の底壁部78の内面78aに取り付けられている。ただし、反射強度調整部材84は、周壁部80の内面80a又は上壁部82の内面82aに取り付けられてもよい。つまり、反射強度調整部材84は、底壁部78の内面78a、周壁部80の内面80a及び上壁部82の内面82aの少なくともいずれかに取り付けられる。
反射強度調整部材84は、例えば、平板状に形成されている。反射強度調整部材84は、上述した電波吸収壁部70と同様の材料によって構成される。反射強度調整部材84の位置、大きさ、形状は、適宜設定可能である。
口部76は、周壁部80の上部から車両200に向かって突出するとともに円筒状に形成されている。口部76の反射ボックス74側の開口部77aの面積は、口部76の反射ボックス74とは反対側(台上試験機20の上に載置された車両200側)の開口部77bの面積よりも小さい。口部76の内面76aは、反射ボックス74に向かってテーパ状に縮径している。
口部76は、電波吸収壁部70に形成された貫通孔86内に位置している。口部76の開口部77bは、当該口部76に電波を照射するレーダ206(側方レーダ206b〜206e又は後方レーダ206f)に対向している。開口部77bは、電波吸収壁部70の表面71aの延長線上に位置する。ただし、開口部77bは、電波吸収壁部70の表面71aよりも反射ボックス74とは反対側(レーダ206側)に位置してもよい(図5の仮想線を参照)。
貫通孔86を形成する内面86aは、口部76の外面に対して離間している。つまり、貫通孔86を形成する内面86aと口部76との間には、隙間S2が形成されている。なお、貫通孔86を形成する内面86aは、隙間S2が形成されないように口部76の外面に接触してもよい。
反射ボックス74の内面74aのうち口部76に対向する部分には、口部76の軸線(図5の左右方向)と当該軸線に対して直交する平面(図5の上下方向に沿った平面)とに傾斜する傾斜面88が設けられている。傾斜面88は、口部76から離れる方向(図5の右方向)に向かって下方に傾斜した平坦面である。つまり、傾斜面88は、口部76から導入された電波を斜め下方に反射させる。
反射ボックス74の内面74aのうち口部76に対向する部分(傾斜面88)には、複数の凹凸が形成されている。換言すれば、傾斜面88には、多数の微細な凹凸が形成されている。すなわち、傾斜面88の表面粗さは、反射ボックス74の内面74aのうち傾斜面88以外の部分の表面粗さよりも大きい。
口部76は、反射ボックス74の周壁部80の上下方向の中間部分に位置してもよいし、反射ボックス74の周壁部80の下部に位置してもよい。口部76が反射ボックス74の周壁部80の下部に位置する場合、傾斜面88は、口部76から導入された電波を斜め上方に反射させるために口部76から離れる方向に向かって上方に傾斜させるのが好ましい。
このような車両検査システム10を用いて車両200の動作を検査する場合、まず、検査対象である車両200を台上試験機20の上に載置する。この際、図2に示すように、モニタ24aは、カメラ204に対向して配置され、レーダ送受信機24bは、前方レーダ206aに対向して配置され、LiDAR送受信機24cは、LiDAR208に対向して配置される。また、図4に示すように、各側方反射機構72a〜72dの口部76は、各側方レーダ206b〜206eに対向して配置され、後方反射機構72eの口部76は、後方レーダ206fに対向して配置される。
車両制御装置216が車両200の運転を開始すると、シミュレータ装置22は、外部環境を模した仮想外部環境を再現するとともに動作情報検出センサ33で検出された車両200の動作情報に基づいて仮想外部環境での車両200の仮想走行位置を演算する。なお、シミュレータ装置22は、車両200の周囲(車両200の側方及び後方)が開けた仮想外部空間を再現する。
また、カメラシミュレータ62は、仮想外部環境における車両200の仮想走行位置でのカメラ204が検出する仮想画像に対応した第1制御情報を演算する。モニタ24aは、カメラシミュレータ62から出力された第1制御情報に基づいて、仮想画像を表示する。カメラ204は、仮想画像情報を検出する。
レーダシミュレータ64は、仮想外部環境における車両200の仮想走行位置で前方レーダ206aが検出する仮想反射波に対応した第2制御情報を演算する。レーダ送受信機24bは、前方レーダ206aから照射された電波を受信するとともに、レーダシミュレータ64から出力された第2制御情報に基づいて、仮想反射波を前方レーダ206aに向けて照射する。前方レーダ206aは、仮想反射波を検出する。
LiDARシミュレータ66は、仮想外部環境における車両200の仮想走行位置でLiDAR208が検出する仮想散乱光に対応した第3制御情報を演算する。LiDAR送受信機24cは、LiDAR208から照射されたレーザ光を受信するとともに、LiDARシミュレータ66から出力された第3制御情報に基づいて、仮想散乱光をLiDAR208に向けて照射する。LiDAR208は、仮想散乱光を検出する。
また、図6に示すように、例えば、側方レーダ206bから照射された電波は、側方反射機構72aの口部76から反射ボックス74内に導入されて傾斜面88で反射する。傾斜面88で反射した反射波は、反射ボックス74の内面74aで複数回反射した後で口部76を介して側方レーダ206bに導かれる。
具体的に、例えば、電波(球面波)のうち傾斜面88の第1地点P1で反射した第1反射波R1(図6において細線で示す反射波)は、第2地点P2、第3地点P3、第4地点P4、第5地点P5で反射した後、側方レーダ206bで検出される。第2地点P2及び第4地点P4は、反射ボックス74の内面74aに位置する。第3地点P3は、反射強度調整部材84の表面に位置する。第5地点P5は、口部76の内面76aに位置する。
また、例えば、電波(球面波)のうち傾斜面88の第6地点P6で反射した第2反射波R2(図6において太線で示す反射波)は、第7地点P7、第8地点P8、第9地点P9、第10地点P10、第11地点P11、第12地点P12で反射した後、側方レーダ206bで検出される。第7地点P7、第8地点P8、第10地点P10及び第11地点P11は、反射ボックス74の内面74aに位置する。第9地点P9は、反射強度調整部材84の表面に位置する。第12地点P12は、口部76の内面76aに位置する。
この場合、第1反射波R1の反射回数は、第2反射波R2の反射回数よりも少ない。すなわち、第1反射波R1の経路長は、第2反射波R2の経路長よりも短い。そのため、側方レーダ206bは、第1反射波R1を検出してから所定時間が経過した後で第2反射波R2を検出する。つまり、側方レーダ206bによる第1反射波R1の検出時間(電波を照射してから第1反射波R1を検出するまでの時間)は、側方レーダ206bによる第2反射波R2の検出時間(電波を照射してから第2反射波R2を検出するまでの時間)よりも短い。また、側方レーダ206bが検出した第1反射波R1の強度は、側方レーダ206bが検出した第2反射波R2の強度よりも大きくなる。
本実施形態では、第1反射波R1及び第2反射波R2を例に説明したが、側方レーダ206bは、多数の反射波を検出する。側方レーダ206bから側方反射機構72aの口部76の外側に照射された電波は、電波吸収壁部70に当たるため、ほとんど反射しない。そのため、側方レーダ206bは、反射機構72の口部76に導入されなかった電波の反射光を検出することはない(検出したとしても無視できるほど小さい)。
側方レーダ206bが検出する反射波の強度は、図7に示すグラフのようになる。すなわち、側方レーダ206bが検出する反射波の強度は、検出時間(反射波の経路長)が長いほど小さくなる。側方レーダ206bが検出する反射波の強度は、車両200の周囲が開けた外部環境において側方レーダ206bが検出する反射波の強度に近似している。
他の側方レーダ206c〜206e及び後方レーダ206fは、上述した側方レーダ206bと同様に、強度及び検出時間が互いに異なる複数の反射波(図7に示すようにな反射波)を検出する。側方レーダ206c〜206e及び後方レーダ206fの動作の説明については省略する。
その後、車両制御装置216は、外界センサ202(カメラ204、レーダ206、LiDAR208等)が検出した外部環境情報に基づいて車両200の駆動、制動、操舵等の制御を行う。
本実施形態に係る車両検査システム10は、以下の効果を奏する。
車両検査システム10は、台上試験機20の上に載置された車両200のレーダ206(側方レーダ206b〜206e及び後方レーダ206f)の電波照射範囲に設けられた電波吸収壁部70と、電波吸収壁部70に近接又は隣接して配置されて前記レーダ206から照射された電波を当該レーダ206に向けて反射する反射機構72とを備える。反射機構72は、電波が反射する内面74aを有する反射ボックス74と、反射ボックス74内に電波を導入させるとともに反射波を反射ボックス74内から導出させる口部76とを有する。反射ボックス74内には、反射ボックス74の内面74aよりも反射波の反射率が低い反射強度調整部材84が設けられている。
このような構成によれば、レーダ206(側方レーダ206b〜206e及び後方レーダ206f)から口部76に向けて照射された電波(球面波)は、口部76を介して反射ボックス74内に導入され、反射ボックス74の内面74aで様々な方向に反射される。複数の反射波は、反射ボックス74の内面74aで複数回反射した後で口部76から導出されて前記レーダ206で検出される。つまり、前記レーダ206は、反射ボックス74内での反射回数の異なる複数の反射波を検出する。この際、反射波の経路長は、反射ボックス74内での反射波の反射回数が増加するほど長くなる。そして、前記レーダ206が検出する反射波の強度は、反射波の経路長が長いほど減衰する。前記レーダ206が検出する反射波の強度は、反射ボックス74内での反射回数が増加するほど強度が低下する。また、前記レーダ206が検出する反射波の検出時間は、反射ボックス74内での反射波の経路長が長いほど長くなる。そのため、前記レーダ206は、強度及び検出時間の異なる複数の反射波を検出することができる。よって、周囲が開けた外部環境に対応した反射波を前記レーダ206に検出させることができる。
また、反射ボックス74内に反射強度調整部材84が設けられているため、反射強度調整部材84で反射した反射波の強度を効率的に低下させることができる。これにより、反射ボックス74をコンパクトに構成しつつ反射波の強度を適度に低下させることができる。
さらに、反射機構72が電波吸収壁部70に近接又は隣接しているため、反射機構72の周囲に照射された電波の反射を効果的に抑えることができる。従って、コストの高騰化を抑えつつコンパクトな構成で周囲が開けた外部環境に対応した反射波をレーダ206(側方レーダ206b〜206e及び後方レーダ206f)に検出させることができる。
口部76は、筒状に形成されている。口部76の反射ボックス74側の開口部77aの面積は、口部76の反射ボックス74とは反対側の開口部77bの面積よりも小さい。
このような構成によれば、レーダ206(側方レーダ206b〜206e及び後方レーダ206f)から照射された電波を口部76から反射ボックス74内に導入し易くすることができるとともに反射ボックス74内の反射波を口部76から外部に導出し難くすることができる。
口部76の内面76aは、反射ボックス74に向かってテーパ状に縮径している。
レーダ206(側方レーダ206b〜206e及び後方レーダ206f)から照射された電波を口部76から反射ボックス74内に一層導入し易くすることができる。
反射ボックス74の内面74aのうち口部76に対向する部分には、口部76の軸線と当該軸線に対して直交する平面とに傾斜する傾斜面88が設けられている。
このような構成によれば、口部76から反射ボックス74内に導入された電波を口部76が位置しない方向に効果的に反射させることができる。
電波吸収壁部70には、貫通孔86が形成され、口部76は、貫通孔86内に位置している。
このような構成によれば、口部76の周囲に電波吸収壁部70を効率的に配置することができる。
電波吸収壁部70(側方電波吸収壁部70a〜70d)及び反射機構72(側方反射機構72a〜72d)のそれぞれは、台上試験機20の上に載置された車両200の外周に複数配置されている。
このような構成によれば、車両200の外周が開けた外部環境を再現することができる。
反射ボックス74の内面74aのうち口部76に対向する部分には、複数の凹凸が形成されている。
このような構成によれば、レーダ206から口部76を介して照射された電波を複数の凹凸によって口部76以外の場所に効率的に反射させることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
図8に示すように、反射ボックス74には、傾斜面88に代えて断面が円弧状の湾曲面90が設けられてもよい。湾曲面90は、反射ボックス74の外側に向かって突出している。このような場合であっても上述した傾斜面88と同様の効果を奏する。湾曲面90には、複数の凹凸が形成されてもよい。すなわち、湾曲面90の表面粗さは、反射ボックス74の内面74aのうち湾曲面90以外の部分の表面粗さよりも高くてもよい。
車両検査システム10では、後方反射機構72eに代えてレーダ送受信機24bを設けてもよい。車両検査システム10において、電波吸収壁部70及び反射機構72の数は、適宜設定可能である。
以上の実施形態をまとめると、以下のようになる。
上記実施形態は、レーダ(206b〜206f)で検出される外部環境情報に基づいて走行制御を行う車両(200)を台上試験機(20)の上に載置した状態で当該車両の動作を検査する車両検査システム(10)であって、前記台上試験機の上に載置された前記車両の前記レーダの電波照射範囲に設けられた電波吸収壁部(70)と、前記電波吸収壁部に近接又は隣接して配置されて前記レーダから照射された電波を当該レーダに向けて反射する反射機構(72)と、を備え、前記反射機構は、前記電波が反射する内面(74a)を有する反射ボックス(74)と、前記反射ボックス内に前記電波を導入させるとともに反射波を前記反射ボックス内から導出させる口部(76)と、を有し、前記反射ボックス内には、前記反射ボックスの内面よりも前記反射波の反射率が低い反射強度調整部材(84)が設けられている、車両検査システムを開示している。
上記の車両検査システムにおいて、前記口部は、筒状に形成され、前記口部の前記反射ボックス側の開口部(77a)の面積は、前記口部の前記反射ボックスとは反対側の開口部(77b)の面積よりも小さくてもよい。
上記の車両検査システムにおいて、前記口部の内面(76a)は、前記反射ボックスに向かってテーパ状に縮径してもよい。
上記の車両検査システムにおいて、前記反射ボックスの前記内面のうち前記口部に対向する部分には、前記口部の軸線と当該軸線に対して直交する平面とに傾斜する傾斜面(88)が設けられてもよい。
上記の車両検査システムにおいて、前記反射ボックスの前記内面のうち前記口部に対向する部分には、断面が円弧状に形成された湾曲面(90)が設けられてもよい。
上記の車両検査システムにおいて、前記電波吸収壁部には、貫通孔(86)が形成され、前記口部は、前記貫通孔内に位置してもよい。
上記の車両検査システムにおいて、前記電波吸収壁部及び前記反射機構のそれぞれは、前記台上試験機の上に載置された前記車両の外周に複数配置されてもよい。
上記の車両検査システムにおいて、前記反射ボックスの前記内面のうち前記口部に対向する部分には、複数の凹凸が形成されてもよい。
10…車両検査システム 20…台上検査機
70…電波吸収壁部 72…反射機構
74…反射ボックス 74a…反射ボックスの内面
76…口部 77a、77b…開口部
84…反射強度調整部材 86…貫通孔
88…傾斜面 90…湾曲面
200…車両 206b〜206e…側方レーダ(レーダ)
206f…後方レーダ(レーダ)

Claims (8)

  1. レーダで検出される外部環境情報に基づいて走行制御を行う車両を台上試験機の上に載置した状態で当該車両の動作を検査する車両検査システムであって、
    前記台上試験機の上に載置された前記車両の前記レーダの電波照射範囲に設けられた電波吸収壁部と、
    前記電波吸収壁部に近接又は隣接して配置されて前記レーダから照射された電波を当該レーダに向けて反射する反射機構と、を備え、
    前記反射機構は、
    前記電波が反射する内面を有する反射ボックスと、
    前記反射ボックス内に前記電波を導入させるとともに反射波を前記反射ボックス内から導出させる口部と、を有し、
    前記反射ボックス内には、前記反射ボックスの内面よりも前記反射波の反射率が低い反射強度調整部材が設けられている、車両検査システム。
  2. 請求項1記載の車両検査システムであって、
    前記口部は、筒状に形成され、
    前記口部の前記反射ボックス側の開口部の面積は、前記口部の前記反射ボックスとは反対側の開口部の面積よりも小さい、車両検査システム。
  3. 請求項2記載の車両検査システムであって、
    前記口部の内面は、前記反射ボックスに向かってテーパ状に縮径している、車両検査システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両検査システムであって、
    前記反射ボックスの前記内面のうち前記口部に対向する部分には、前記口部の軸線と当該軸線に対して直交する平面とに傾斜する傾斜面が設けられている、車両検査システム。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両検査システムであって、
    前記反射ボックスの前記内面のうち前記口部に対向する部分には、断面が円弧状に形成された湾曲面が設けられている、車両検査システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両検査システムであって、
    前記電波吸収壁部には、貫通孔が形成され、
    前記口部は、前記貫通孔内に位置している、車両検査システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両検査システムであって、
    前記電波吸収壁部及び前記反射機構のそれぞれは、前記台上試験機の上に載置された前記車両の外周に複数配置されている、車両検査システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両検査システムであって、
    前記反射ボックスの前記内面のうち前記口部に対向する部分には、複数の凹凸が形成されている、車両検査システム。
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