JP2021155010A - パージシステムおよび車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアドライヤでの乾燥剤の再生動作の頻度を少なくするパージシステムを提供することを目的とする。【解決手段】パージシステムは、パージバルブを有するエアドライヤと、メインタンク内の圧力であるタンク圧が第1の圧力値に達したときにパージバルブへの指示圧の供給を開始し、タンク圧が第1の圧力値よりも小さい第2の圧力値に低下したときに指示圧の供給を停止する第1の制御モード、および、指示圧の供給を停止する第2の制御モードのいずれかで制御されるパージ制御弁と、所定の操作が検出されたこと、所定期間におけるエア供給量が第1の閾値よりも少ないと判定したこと、および、指示圧の供給が開始された時刻から指示圧の供給が停止した時刻までの時間が基準時間以上であることの少なくともいずれかが満たされた場合、第1の制御モードから第2の制御モードに切り替える制御部と、を備える。【選択図】図1
Description
本開示は、パージシステムおよび車両に関する。
エアブレーキ等のエア機器の動作に使用されるエアを供給するシステム(例えば、特許文献1)では、エアコンプレッサにより圧縮されたエアがエアドライヤに送られ、エアドライヤにおいて圧縮されたエア中の水分や油分が除去され、水分や油分が除去されたエアがタンクに貯留される。エアドライヤ内部には乾燥剤が設けられており、その乾燥剤がエアドライヤに流入してくるエア中の水分や油分を除去している。
特許文献1に開示されているエアドライヤはパージ弁を備えており、パージ弁に対してタンクからエアが供給されることでパージ弁が開放され、エアドライヤ内部が大気に開放される。これにより、エアドライヤ内部の乾燥された空気が大気に向けて移動する際に、エアドライヤ内の乾燥剤が吸収している水分や油分を奪い去ることで、乾燥剤が再生する。
乾燥剤の再生動作が行われる際、エアドライヤの外部に汚れたエアが吐き出されるので地面や周囲の空気を汚染してしまう。例えば、エアを供給するシステムを備えるバスにおいて、該バスは、停留所等の決まった位置で停車するため、バスが停車している間に乾燥剤の再生処理が実行されると、再生処理時に吐き出された水分・油分で該決まった位置が汚染される。また、エアドライヤの外部にエアが吐き出される際に音が発生する。
特許文献1に開示されているシステムでは、タンクとパージ弁とを繋ぐ配管にはプレッシャガバナが設けられており、タンク内の圧力に応じて、プレッシャガバナがパージ弁に対するエアの供給およびエアの供給の停止を切り替えている。つまり、乾燥剤の再生動作の頻度は、プレッシャガバナの動作に依存していた。
本開示は、以上の点を考慮してなされたものであり、エアドライヤでの乾燥剤の再生動作の頻度を少なくするパージシステムおよびパージシステムを備える車両を提供することを目的とする。
本開示のパージシステムの一つの態様は、メインタンクと、エアを吐出するコンプレッサと、パージバルブを有しており、前記コンプレッサから吐出されたエアを前記メインタンクに供給するエアドライヤと、前記メインタンク内の圧力であるタンク圧が第1の圧力値に達したときに前記メインタンクから前記パージバルブへの指示圧の供給を開始し、前記タンク圧が前記第1の圧力値よりも小さい第2の圧力値に低下したときに前記指示圧の供給を停止する第1の制御モード、および、前記タンク圧に依らずに前記指示圧の供給を停止する第2の制御モードのいずれかの制御モードで制御されるパージ制御弁と、前記パージ制御弁を制御しており、所定の操作が検出されたこと、所定期間における前記コンプレッサによる前記エアドライヤへのエア供給量が第1の閾値よりも少ないと判定したこと、および、前記パージ制御弁が前記指示圧の供給を開始した時刻から前記パージ制御弁が前記指示圧の供給を停止した時刻までの時間が基準時間以上であることの少なくともいずれかが満たされた場合、前記パージ制御弁の制御モードを前記第1の制御モードから前記第2の制御モードに切り替える制御部と、を備える。
本開示の車両の一つの態様は、上述のパージシステムを備える。
本開示によれば、エアドライヤでの乾燥剤の再生動作の頻度を少なくするパージシステムおよびパージシステムを備える車両を提供することができる。
以下、本開示の実施形態を、図面を参照して説明する。
<構成>
図1は、本開示の実施形態に係る車両100が備えるパージシステム1の主要構成を示す図である。以下、車両100は、バスやトラック等の大型車両であるとして説明する。
図1は、本開示の実施形態に係る車両100が備えるパージシステム1の主要構成を示す図である。以下、車両100は、バスやトラック等の大型車両であるとして説明する。
パージシステム1は、コンプレッサ11、モータ12、エアドライヤ13、メインタンク14、パージ制御弁16、圧力センサ17、流量センサ41、開閉検出部42、操作検出部43、出力部50、および、制御部60を備えている。
コンプレッサ11は、吸入したエアを所望の流量で吐出し、吐出したエアをエアドライヤ13に供給する。コンプレッサ11は、モータ12により駆動される電動コンプレッサである。
モータ12は、制御部60の制御の下、所定の回転速度でコンプレッサ11を駆動させる。
エアドライヤ13は、コンプレッサ11から吐出されたエアに含まれる水分や油分を除去し、水分が除去されたエアをメインタンク14に供給する。
エアドライヤ13の内部には、乾燥剤Dが配置されている。乾燥剤Dは、エアドライヤ13に流入してきたエア中の水分や油分を吸収する。
エアドライヤ13は、パージバルブ131を備えており、パージバルブ131に指示圧が供給されたとき、乾燥剤Dの再生処理、いわゆる、パージ処理を実行する。ここで、指示圧は、エアドライヤ13にパージ処理を実行させるためのトリガとなるエアであり、メインタンク14から供給される。
パージバルブ131に指示圧が供給されることでパージバルブ131が開放され、エアドライヤ13内部が大気に開放される。そして、エアドライヤ13内部の乾燥しているエアは、大気に排出される際に乾燥剤Dが吸収している水分や油分を奪い去る。これにより、乾燥剤Dが再生される。
メインタンク14は、エアドライヤ13によって水分や油分が除去されたエアを貯蔵する。メインタンク14に貯蔵されたエアは、適宜のタイミングで、エアブレーキ、エアサスペンション、ドアの開閉に関連する機器、および、ニーリング動作に関連する機器等のエア機器(不図示)に供給される。
パージ制御弁16は、電磁弁である。メインタンク14とパージバルブ131を繋ぐ配管(以下、指示圧供給配管と称す。)21に設けられている。パージ制御弁16は、制御部60の制御の下、指示圧供給配管21の開放および閉塞を行うことで、メインタンク14からパージバルブ131への指示圧の供給および指示圧の供給の停止を行う。なお、指示圧を供給するとは、メインタンク14内のエアをパージバルブ131に供給することを意味する。指示圧は、パージ制御弁16が指示圧供給配管21を開放しているとき、パージバルブ131に供給され、パージ制御弁16が指示圧供給配管21を閉塞しているとき、パージバルブ131に供給されない。
なお、パージ制御弁16は、方向弁であり、指示圧供給配管21を閉塞するときは、パージバルブ131を大気に連通させている。
圧力センサ17は、メインタンク14に取り付けられている。圧力センサ17は、メインタンク14内部の圧力(以下、タンク圧と称す。)を測定し、その測定値D0を制御部60に送信する。なお、圧力センサ17は、エアドライヤ13とメインタンク14とを繋ぐ配管に設けられてもよい。また、圧力センサ17は、指示圧供給配管21におけるパージ制御弁16よりも上流側に設けられてもよい。
流量センサ41は、コンプレッサ11とエアドライヤ13とを繋ぐ配管に設けられている。流量センサ41は、コンプレッサ11とエアドライヤ13とを繋ぐ配管におけるエアの通気量、つまり、コンプレッサ11からエアドライヤ13へのエアの流量を測定し、測定値D1を制御部60に送信する。流量センサ41は、例えば、コンプレッサ11とエアドライヤ13とを繋ぐ配管における瞬時流量を測定する瞬時流量センサ、または、当該配管における累積流量を測定する累積流量センサである。
開閉検出部42は、ドアスイッチである。開閉検出部42は、車両100のドア(不図示)を開く操作を検出した場合、ドアを開く操作が検出されたことを知らせる開信号S3を制御部60に送信し、ドアを閉じる操作を検出した場合、ドアを閉じる操作が検出されたことを知らせる閉信号S4を制御部60に送信する。
操作検出部43は、車両100の運転席付近に設けられているパージ停止ボタンを含む。操作検出部43は、パージ停止を指示する操作を検出した場合、パージ停止を指示する操作を検出したことを知らせる操作検出信号S5を制御部60に送信する。なお、本実施形態において、パージ停止を指示する操作は、パージ停止ボタンが押下されることである。パージ停止ボタンは、一度押下されると、押下された状態(つまり、ON状態)を維持する。そして、後述するパージキャンセルが解除されたときに自動で再度押下可能な状態(つまり、OFF状態)となる。
出力部50は、スピーカ、表示部、または、スピーカと表示部とを組み合わせた装置である。出力部50は、車両100の運転席近傍に設けられており、制御部60による制御の下、パージ処理がキャンセル中であることおよびパージ処理のキャンセルが解除されたことを、音声、画面表示、または、音声と画面表示との組み合わせにより車両100の乗員に通知する。
なお、パージ処理のキャンセル中とは、制御部60が、パージ制御弁16を遮断モードにて制御していることに対応し、パージ処理のキャンセルの解除は、制御部60が、パージ制御弁16を遮断モードから通常モードに切り替えることに対応する。遮断モードおよび通常モードについては、後に詳細に説明する。
制御部60は、パージシステム1の全般の制御を行う。より具体的には、制御部60は、各種信号S3、S4、および、S5、並びに、測定値D0およびD1等に基づいて、パージ制御弁16の開放および閉塞の制御、並びに、モータ12の駆動制御(つまり、コンプレッサの駆動制御)を行っている。
なお、制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)などの記憶媒体、およびRAM(Random Access Memory)などの作業用メモリを有し、CPUが制御プログラムを実行することにより、パージシステム1の動作を制御する。
<パージ制御弁の制御>
制御部60は、通常モードと遮断モードとのいずれかの制御モードでパージ制御弁16を制御している。
制御部60は、通常モードと遮断モードとのいずれかの制御モードでパージ制御弁16を制御している。
通常モードとは、タンク圧が圧力値Pt1に達したときに指示圧供給配管21をパージ制御弁16により開放させ、タンク圧が圧力値Pt2に低下したときに指示圧供給配管21をパージ制御弁16により閉塞させる制御モードである。指示圧供給配管21をパージ制御弁16により開放させることは、指示圧の供給を開始させることに対応し、指示圧供給配管21をパージ制御弁16により閉塞させることは、指示圧の供給を停止することに対応する。制御モードが通常モードであるとき、制御部60は、圧力センサ17の測定値D0に基づいてパージ制御弁16を制御する。
なお、圧力値Pt1は圧力値Pt2よりも大きく、例えば、圧力値Pt1は、900kPaであり、圧力値Pt2は、800kPaである。圧力値Pt1は、メインタンク14からパージバルブ131に供給される圧力の値であり、それは、メインタンク14におけるエアの充填率が100%であるときのタンク圧の値になる。圧力値Pt2は、コンプレッサ11がエアドライヤ13にエアを供給する動作を実行する目安となる圧力値である。
遮断モードとは、タンク圧に依らずに指示圧の供給を停止する制御モードである。制御モードが遮断モードであるとき、制御部60は、パージ制御弁16による指示圧供給配管21の閉塞を維持する。
<コンプレッサの制御>
制御部60は、圧力センサ17の測定値D0が圧力値Pt1に達したと判定した場合、コンプレッサ11の駆動を停止させる。また、制御部60は、圧力センサ17の測定値D0が圧力値Pt2に低下したと判定した場合、コンプレッサ11の駆動を開始させる。なお、本実施形態では、制御部60は、コンプレッサ11を駆動させるとき、供給速度が一定値となるように駆動させる。
制御部60は、圧力センサ17の測定値D0が圧力値Pt1に達したと判定した場合、コンプレッサ11の駆動を停止させる。また、制御部60は、圧力センサ17の測定値D0が圧力値Pt2に低下したと判定した場合、コンプレッサ11の駆動を開始させる。なお、本実施形態では、制御部60は、コンプレッサ11を駆動させるとき、供給速度が一定値となるように駆動させる。
なお、制御部60は、圧力センサ17の測定値D0が圧力値Pt1に達したと判定した場合、コンプレッサ11の駆動を停止させることに替えて、モータ12を微小回転速度で回転させてもよい。この微小回転速度とは、コンプレッサ11をエアドライヤ13に向けてエアが供給されない程度に駆動させることができるモータ12の回転速度である。つまり、制御部60は、圧力センサ17の測定値D0が圧力値Pt1に達したと判定した場合、コンプレッサ11によるエアドライヤ13に向けたエア供給を停止し、圧力センサ17の測定値D0が圧力値Pt2に低下したと判定した場合、コンプレッサ11によるエアドライヤ13に向けたエア供給を開始してもよい。以下の説明では、制御部60が、圧力センサ17の測定値D0が圧力値Pt1に達したと判定した場合、コンプレッサ11の駆動を停止させることとして説明する。
以下、図2を用いて本実施形態の制御部60によるコンプレッサ11の駆動制御を説明する。
図2は、実施形態に係るパージシステム1が実行するコンプレッサ11の駆動開始および駆動停止について説明する図である。図2の上側のグラフには、タンク圧の時間変化が示されている。なお、図2の上側のグラフのP0は、大気圧を示す。図2の下側のグラフには、コンプレッサ11の駆動状態(つまり、ON状態)と駆動停止状態(つまり、OFF状態)とが切り替わるタイミングが時刻とともに示されている。なお、時刻T00において、コンプレッサ11はOFF状態にあり、パージ制御弁16は、指示圧の供給を行っている状態にある。
車両100の各エア機器によるメインタンク14内のエアの使用により、タンク圧が下降していき、時刻T01に、タンク圧がPt2に低下すると、制御部60は、圧力センサ17の測定値D0がPt2に低下したと判定する。そして、制御部60は、時刻T01において、コンプレッサ11の駆動を開始させるとともに、パージ制御弁16により指示圧供給配管21を閉塞させる。指示圧供給配管21が閉塞されることで、パージバルブ131への指示圧の供給が停止する。
コンプレッサ11の駆動が開始されることで、メインタンク14にエアが供給されるようになり、タンク圧が上昇していく。
そして、時刻T02に、タンク圧がPt1に達すると、制御部60は、圧力センサ17の測定値D0がPt1に達したと判定する。そして、制御部60は、時刻T02において、コンプレッサ11の駆動を停止させるとともに、パージ制御弁16により指示圧供給配管21を開放させる。指示圧供給配管21が開放されることで、パージバルブ131への指示圧の供給が開始される。
コンプレッサ11の駆動が停止すると、車両100の各エア機器によるメインタンク14内のエアの使用により、タンク圧が下降していく。
時刻T03に、タンク圧がPt2に低下すると、制御部60は、圧力センサ17の測定値D0がPt2に低下したと判定する。そして、制御部60は、時刻T03において、コンプレッサ11の駆動を開始させるとともに、パージ制御弁16により指示圧供給配管21を閉塞させる。指示圧供給配管21が閉塞されることで、パージバルブ131への指示圧の供給が停止する。
コンプレッサ11の駆動が開始されることで、メインタンク14にエアが供給されるようになり、タンク圧が上昇していく。
そして、時刻T04に、タンク圧がPt1に達すると、制御部60は、圧力センサ17の測定値D0がPt1に達したと判定する。そして、制御部60は、時刻T04において、コンプレッサ11の駆動を停止させるとともに、パージ制御弁16により指示圧供給配管21を開放させる。指示圧供給配管21が開放されることで、パージバルブ131への指示圧の供給が開始される。
時刻T04以降は、同様の動作が繰り返される。
このように、通常モードにおいて、パージ制御弁16は、タンク圧の変化に応じて、指示圧の供給および指示圧の供給停止を行っている。なお、パージ制御弁16の動作に注目したとき、パージ制御弁16が指示圧の供給を開始した時刻から再びパージ制御弁16が指示圧の供給を開始する時刻まで、または、パージ制御弁16が指示圧の供給を停止した時刻から再びパージ制御弁16が指示圧の供給を停止する時刻までが1サイクルである。例えば、図2において、時刻T02から時刻T04までが1サイクルに相当する。
<パージ制御弁の制御モードの切り替え>
図3は、実施形態に係るパージシステム1が実行するパージ制御弁16の制御例を示すフローチャートである。なお、図3に示されている処理が開始される前は、制御部60は、パージ制御弁16を通常モードで制御している。
図3は、実施形態に係るパージシステム1が実行するパージ制御弁16の制御例を示すフローチャートである。なお、図3に示されている処理が開始される前は、制御部60は、パージ制御弁16を通常モードで制御している。
制御部60は、パージ停止ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS12)。制御部60は、操作検出部43から操作検出信号S5を受信した場合、パージ停止ボタンが押下されたと判定し、操作検出部43から操作検出信号S5を受信していない場合、パージ停止ボタンが押下されていないと判定する。以下の説明では、操作検出部43のパージ停止ボタンが押下されることを意思条件と称することもある。
パージ停止ボタンが押下されたと判定された場合(ステップS12のYES)、制御部60は、コンプレッサ11によるエア供給が開始されてからコンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給が停止されるまでの間(以下、所定期間と称す。)のエア供給量が第1流量閾値よりも少ないか否かを判定する(ステップS13)。
本実施形態において、所定期間は、タンク圧がPt2に低下した時刻から次にタンク圧がPt1に達した時刻までの期間に対応しており、例えば、図2における、時刻T01から時刻T02までの期間、時刻T03から時刻T04までの期間のことである。また、所定期間は、コンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給が開始されてからコンプレッサ11によるエア供給が停止されるまでの時間(つまり、駆動時間)に対応する。
実際には、制御部60は、所定期間における流量センサ41による測定値D1を取得し、取得した測定値D1に基づいて、所定期間におけるコンプレッサ11とエアドライヤ13とを繋ぐ配管の累積通気量を算出し、算出した累積通気量と第1流量閾値とを比較している。ここで、所定期間における累積通気量は、所定期間におけるエア供給量に対応する。以下、コンプレッサ11とエアドライヤ13とを繋ぐ配管の累積通気量を単に累積通気量と称す。
第1流量閾値は、乾燥剤Dを通過するエアの許容量に基づいて決定される。例えば、乾燥剤Dのエアの許容量が、300Lである場合、300Lの60%である180Lが第1流量閾値に決定されてもよい。なお、乾燥剤Dを通過するエアの許容量は、乾燥剤Dが吸収可能な水分および油分の量に基づいて決定されている。
所定期間中のエア供給量が第1流量閾値よりも少ない場合、車両100の各種エア機器によるメインタンク14内のエアの使用量が比較的少なかったことが想定される。所定期間中のエア供給量が第1流量閾値以上である場合、車両100の各種エア機器によるメインタンク14内のエアの使用量が比較的多かったことが想定される。以下の説明では、所定期間のエア供給量が第1流量閾値よりも少ないことを供給量停止条件(1)と称す。
所定期間のエア供給量が第1流量閾値以上である場合(ステップS13のNO)、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを通常モードに維持し(ステップS14)、ステップS12に進む。
所定期間のエア供給量が第1流量閾値よりも少ない場合(ステップS13のYES)、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを通常モードから遮断モードに切り替える(ステップS15)。これにより、パージ制御弁16により指示圧供給配管21が閉塞されるので、パージバルブ131に指示圧が供給されなくなり、エアドライヤ13においてパージ処理が実行されなくなる。
次に、制御部60は、パージバルブ131にメインタンク14からの指示圧が供給されなくなった時刻(以下、指示圧停止時刻と称す。)からのコンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給量が、第2流量閾値に達したか否かを判定する(ステップS16)。
まず、指示圧停止時刻について説明する。指示圧停止時刻は、パージ制御弁16が指示圧供給配管21を閉塞した直近の時刻である。パージ制御弁16が指示圧供給配管21を開放している間に制御モードが遮断モードに切り替えられた場合、遮断モードに切り替えられた時刻が指示圧停止時刻となる。パージ制御弁16が指示圧供給配管21を閉塞している間に制御モードが遮断モードに切り替えられた場合、通常モードにおいてパージ制御弁16が指示圧供給配管21を閉塞した直近の時刻、つまり、タンク圧がPt2以下に低下した直近の時刻が指示圧停止時刻となる。
例えば、図2の時刻T02以降、かつ、時刻T03の直前までの期間にパージ制御弁16の制御モードが遮断モードに切り替えられた場合、指示圧停止時刻は、遮断モードに切り替えられた時刻である。図2の時刻T03以降、かつ、時刻T04の直前までの期間にパージ制御弁16の制御モードが遮断モードに切り替えられた場合、指示圧停止時刻は、タンク圧がPt2以下に低下した直近の時刻、つまり、時刻T03である。
制御部60は、指示圧停止時刻から現在時刻までの流量センサ41による測定値D1を取得し、取得した測定値D1に基づいて、指示圧停止時刻から現在時刻までのコンプレッサ11とエアドライヤ13とを繋ぐ配管の累積通気量を算出し、算出した累積通気量と第2流量閾値とを比較している。以下の説明では、指示圧停止時刻からのコンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給量が、第2流量閾値に達することを供給量解除条件(1)と称することもある。
第2流量閾値は、乾燥剤Dを通過するエアの許容量に基づいて決定される。例えば、乾燥剤Dのエアの許容量が、300Lである場合、300Lの130%である390Lが第2流量閾値に決定されてもよい。第2流量閾値は、第1流量閾値以上の値であればよい。
指示圧停止時刻から現在時刻までのエア供給量が第2流量閾値に達している場合、乾燥剤Dが追加で吸収可能な水分や油分の量がごくわずかとなっていることを意味する。他方、指示圧停止時刻から現在時刻までのエア供給量が第2流量閾値に達していない場合、乾燥剤Dが追加で吸収可能な水分および油分の量に比較的余裕があることを意味する。
指示圧停止時刻からのコンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給量が、第2流量閾値に達していない場合(ステップS16のNO)、制御部60は、当該エア供給量が、第2流量閾値に達するまでステップS16の処理を繰り返す。
指示圧停止時刻からのコンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給量が、第2流量閾値に達した場合(ステップS16のYES)、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを遮断モードから通常モードに切り替える(ステップS17)。
パージ制御弁16の制御モードが遮断モードから通常モードに切り替えられた時刻(以下、解除時刻と称す。)が、タンク圧がPt1に達した時刻から、当該時刻の直後、かつ、タンク圧がPt2に低下する直前の時刻までの期間に含まれる場合、制御部60は、制御モードを通常モードに切り替えるとともに、パージ制御弁16に指示圧供給配管21を開放させる。
一方、解除時刻が、タンク圧がPt2に低下した時刻から、当該時刻の直後、かつ、タンク圧がPt1に達する直前の時刻までの期間に含まれる場合、制御部60は、制御モードを通常モードに切り替えた後、タンク圧がPt1に達してからパージ制御弁16により指示圧供給配管21を開放させる。
制御部60は、解除時刻に関わらず、パージ制御弁16の制御モードを遮断モードから通常モードに切り替えるとともに、パージ制御弁16により指示圧供給配管21を開放させてもよい。
これにより、パージ制御弁16によって指示圧供給配管21が閉塞されるようになるので、パージバルブ131に指示圧が供給されなくなり、エアドライヤ13においてパージ処理が実行されなくなる。その後、制御部60は、ステップS12の処理を実行する。
パージ停止ボタンが押下されていないと判定された場合(ステップS12のNO)、制御部60は、車両100のドアが開かれているか否かを判定する(ステップS18)。制御部60は、閉信号S4を受信した直近の時刻以降に開閉検出部42から開信号S3を受信した場合、車両100のドアが開かれる操作が行われたと判定し、閉信号S4を受信した直近の時刻以降に開信号S3を受信していない場合、車両100のドアが閉じられたままであると判定する。車両100のドアが開かれているときには、車両100が停止していることが想定される。以下の説明では、車両100のドアが開かれていることを停車条件と称することもある。なお、パージ停止ボタンが押下される操作、および、ドアが開かれる操作は、パージ処理を停止させるための所定の操作であるといえる。
車両100のドアが開かれていないと判定された場合(ステップS18のNO)、制御部60は、直近のパージ時間が基準時間以上であるか否かを判定する(ステップS19)。パージ時間とは、パージ制御弁16がパージバルブ131に指示圧の供給を開始した時刻(つまり、タンク圧がPt1に達した時刻)からその指示圧の供給を停止した時刻(つまり、タンク圧がPt2以下に低下した時刻)の直前までの時間である。例えば、パージ時間は、図2における、時刻T02から時刻T03の直前までの時間である。なお、パージ時間は、制御部60によって測定されている。以下の説明では、直近のパージ時間が基準時間以上であることをパージ時間条件と称する。
基準時間は、1サイクル当たりのパージ処理の実行時間の目安に基づいて決定される。例えば、パージ処理の実行時間の目安が、60秒である場合、基準時間は、60秒に決定されてもよいし、目安の150%の値である、90秒に決定されてもよい。
直近のパージ時間が基準時間以上である場合、乾燥剤D中の水分や油分が十分に除去されたことが想定される。一方、パージ時間が基準時間未満である場合、乾燥剤Dの水分や油分が十分に除去されていない状況で、タンク圧がPt2以下に低下し、パージ処理が終了したことが想定される。
パージ時間が基準時間未満である場合(ステップS19のNO)、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを通常モードに維持し(ステップS14)、ステップS12に進む。
パージ時間が基準時間以上である場合(ステップS19のYES)、制御部60は、上述した所定期間のエア供給量が第3流量閾値よりも少ないか否かを判定する(ステップS20)。
ここで、制御部60は、所定期間における流量センサ41による測定値D1を取得し、取得した測定値D1に基づいて、所定期間におけるコンプレッサ11とエアドライヤ13とを繋ぐ配管の累積通気量を算出し、算出した累積通気量と第3流量閾値とを比較している。以下の説明では、所定期間のエア供給量が第3流量閾値よりも少ないことを供給量停止条件(2)と称することもある。
第3流量閾値は、乾燥剤Dを通過するエアの許容量に基づいて決定される。例えば、乾燥剤Dのエアの許容量が、300Lである場合、300Lの30%である90Lが第3流量閾値に決定されてもよい。なお、第3流量閾値は、第1流量閾値以下の値であればよい。第3流量閾値は、第1流量閾値と同じ値であってもよく、その場合、供給量停止条件(1)および(2)は互いに同一となる。
所定期間のエア供給量が第3流量閾値以上である場合(ステップS20のNO)、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを通常モードに維持し(ステップS14)、ステップS12に進む。
所定期間のエア供給量が第3流量閾値よりも少ない場合(ステップS20のYES)、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを通常モードから遮断モードに切り替える(ステップS21)。これにより、パージ制御弁16により指示圧供給配管21が閉塞されるので、パージバルブ131に指示圧が供給されなくなり、エアドライヤ13においてパージ処理が実行されなくなる。
次に、制御部60は、指示圧停止時刻からのコンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給量が、第4流量閾値に達したか否かを判定する(ステップS22)。
制御部60は、指示圧停止時刻から現在時刻までの流量センサ41による測定値D1を取得し、取得した測定値D1に基づいて、指示圧停止時刻から現在時刻までのコンプレッサ11とエアドライヤ13とを繋ぐ配管の累積通気量を算出し、算出した累積通気量と第4流量閾値とを比較している。以下の説明では、指示圧停止時刻からのコンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給量が、第4流量閾値に達することを供給量解除条件(2)と称することもある。
第4流量閾値は、乾燥剤Dを通過するエアの許容量に基づいて決定される。第4流量閾値は、第3流量閾値以上の値であればよい。本実施形態では、第4流量閾値は、第3流量閾値と同じ値であるとする。また、第4流量閾値は、第2流量閾値以下の値であればよい。なお、第4流量閾値は、第2流量閾値と同じ値であってもよく、この場合、供給量解除条件(1)および(2)は互いに同一となる。
指示圧停止時刻から現在時刻までのエア供給量が第4流量閾値に達している場合、乾燥剤Dが追加で吸収可能な水分や油分の量が少なくなっていることを意味する。他方、指示圧停止時刻から現在時刻までのエア供給量が第4流量閾値に達していない場合、乾燥剤Dが追加で吸収可能な水分および油分の量に余裕があることを意味する。
指示圧停止時刻からのコンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給量が、第4流量閾値に達していない場合(ステップS22のNO)、制御部60は、当該エア供給量が、第4流量閾値に達するまでステップS22の処理を繰り返す。
指示圧停止時刻からのコンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給量が、第4流量閾値に達した場合(ステップS22のYES)、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを遮断モードから通常モードに切り替える(ステップS23)。これにより、パージ制御弁16によって指示圧供給配管21が閉塞されるようになるので、パージバルブ131に指示圧が供給されなくなり、エアドライヤ13においてパージ処理が実行されなくなる。その後、制御部60は、ステップS12の処理を実行する。
車両100のドアが開かれていると判定された場合(ステップS18のYES)、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを通常モードから遮断モードに切り替える(ステップS21)。これにより、パージ制御弁16により指示圧供給配管21が閉塞されるので、パージバルブ131に指示圧が供給されなくなり、エアドライヤ13においてパージ処理が実行されなくなる。続いて、制御部60は、ステップS22の処理に移る。
<通知>
制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを通常モードから遮断モードに切り替える(ステップS15およびS21)とともに、出力部50を通じてパージ処理がキャンセル中であることを車両100の乗員に通知する。
制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを通常モードから遮断モードに切り替える(ステップS15およびS21)とともに、出力部50を通じてパージ処理がキャンセル中であることを車両100の乗員に通知する。
このとき、制御部60は、出力部50を通じてパージ処理がキャンセル中である旨をアナウンスしてもよいし、パージ処理がキャンセル中である旨を文字表示する画面を表示させてもよいし、アナウンスと画面表示とを併用して通知してもよい。
同様に、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを遮断モードから通常モードに切り替える(ステップS17およびS23)とともに、出力部50を通じてパージキャンセルが解除されたことを車両100の乗員に通知する。このとき、制御部60は、出力部50を通じてパージキャンセルが解除された旨をアナウンスしてもよいし、パージキャンセルが解除された旨を文字表示する画面を表示させてもよいし、アナウンスと画面表示とを併用して通知してもよい。
また、制御部60は、出力部50を通じて以下に示すようにパージキャンセルに関する通知を行ってもよい。
(1)パージ停止ボタンが押下されていない状態(OFF状態)にあるとき、出力部50を通じてパージ処理に関する情報を示さない。
(2)パージ停止ボタンが押下された状態(ON状態)にあり、かつ、パージ制御弁16の制御モードが遮断モードであるとき、パージ処理が停止されている旨を第1の色(例えば、橙色)で示す画面を出力部50に表示させる。
(3)パージ停止ボタンが押下された状態(ON状態)にあり、かつ、パージ制御弁16の制御モードが遮断モードに切り替えられず、通常モードが維持されているとき、パージ処理が停止できない旨を第1の色とは異なる第2の色(例えば、緑色)で示す画面を出力部50に表示させる。制御部60が、出力部50を通じて、(3)に示す通知を行うことで、車両100の乗員は、パージシステム1が、パージ停止ボタンが押下されたにもかかわらずパージ処理がキャンセルされていない状況にあることを知ることができる。
(1)パージ停止ボタンが押下されていない状態(OFF状態)にあるとき、出力部50を通じてパージ処理に関する情報を示さない。
(2)パージ停止ボタンが押下された状態(ON状態)にあり、かつ、パージ制御弁16の制御モードが遮断モードであるとき、パージ処理が停止されている旨を第1の色(例えば、橙色)で示す画面を出力部50に表示させる。
(3)パージ停止ボタンが押下された状態(ON状態)にあり、かつ、パージ制御弁16の制御モードが遮断モードに切り替えられず、通常モードが維持されているとき、パージ処理が停止できない旨を第1の色とは異なる第2の色(例えば、緑色)で示す画面を出力部50に表示させる。制御部60が、出力部50を通じて、(3)に示す通知を行うことで、車両100の乗員は、パージシステム1が、パージ停止ボタンが押下されたにもかかわらずパージ処理がキャンセルされていない状況にあることを知ることができる。
<他の制御>
図3のフローチャートが示す制御は、制御部60は、意思条件を満たしていない場合に、停車条件の判定を行う制御である。しかしながら、制御部60は、意思条件を満たすか否かにかかわらず、停車条件を判定し、停車条件が満たされた場合には、パージ制御弁16に指示圧供給配管21を閉塞させることができる。
図3のフローチャートが示す制御は、制御部60は、意思条件を満たしていない場合に、停車条件の判定を行う制御である。しかしながら、制御部60は、意思条件を満たすか否かにかかわらず、停車条件を判定し、停車条件が満たされた場合には、パージ制御弁16に指示圧供給配管21を閉塞させることができる。
また、制御部60は、意思条件、供給量停止条件(1)、供給量停止条件(2)、および、パージ時間条件の少なくとも一つが満たされたと判定された場合、パージ制御弁16に指示圧供給配管21を閉塞させることができる。
意思条件が満たされたとき、つまり、パージ停止ボタンが押下されたときに、制御部60が、パージ制御弁16の制御モードを遮断モードに切り替える場合、乗員の意思が優先されることになるので、パージ停止ボタンは、絶対パージ停止ボタンとして機能する。
また、制御部60は、流量センサ41による測定値D1に基づいてエア供給量を算出すること以外の手法で、供給量停止条件(1)が満たされたか否かを判定することができる。
(供給量停止条件(1):時間計測)
制御部60は、コンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給が開始されてからコンプレッサ11によるエア供給が停止されるまでの時間、つまり、駆動時間が第1閾値時間よりも短い場合、制御部60は、供給量停止条件(1)を満たしたと判定できる。
制御部60は、コンプレッサ11によるエアドライヤ13へのエア供給が開始されてからコンプレッサ11によるエア供給が停止されるまでの時間、つまり、駆動時間が第1閾値時間よりも短い場合、制御部60は、供給量停止条件(1)を満たしたと判定できる。
制御部60は、タンク圧がPt2に低下した時刻から次にタンク圧がPt1に達した時刻までの時間を計測し、計測した時間と第1閾値時間とを比較する。
第1閾値時間は、乾燥剤Dを通過するエアの許容量およびコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて決定される。例えば、乾燥剤Dのエアの許容量が300Lであり、コンプレッサ11のエア供給速度が150L/分である場合、1分12秒が第1閾値時間に決定されてもよい。なお、1分12秒は、コンプレッサ11から180Lのエアがエアドライヤ13に供給されるのに要する時間である。
駆動時間が第1閾値時間よりも短い場合、車両100の各種エア機器によるメインタンク14内のエアの使用量が比較的少なかったことが想定される。駆動時間中のエア供給量が第1閾値時間以上である場合、車両100の各種エア機器によるメインタンク14内のエアの使用量が比較的多かったことが想定される。
すなわち、第1閾値時間に基づくエア供給量が、第1流量閾値と一致するように第1閾値時間を決定することで、所定期間におけるコンプレッサ11からエアドライヤ13へのエア供給量が、第1流量閾値よりも少ないか否か、つまり、供給量停止条件(1)が満たされたか否かを判定することができる。
(供給量停止条件(1):時間計測およびエア供給速度)
制御部60は、コンプレッサ11の駆動時間を計測し、計測した時間と、コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエアを供給しているときコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて、その駆動時間における累積通気量(つまり、エア供給量)を算出する。そして、制御部60は、算出された累積通気量が第1流量閾値よりも少ない場合、供給量停止条件(1)が満たされたと判定することができる。このように、コンプレッサ11の駆動時間とコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて、エア供給量を算出することで、制御部60は、コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエア供給している間にコンプレッサ11のエア供給速度が変化した場合でも、供給量停止条件(1)が満たされたか否かを正確に判定できる。例えば、コンプレッサ11の駆動開始時刻がT11であり、コンプレッサ11の駆動停止時刻T12が時刻T11の2分後であり、時刻T11から1分後の時刻T13までのコンプレッサ11のエア供給速度が100L/分、時刻T13から時刻T12までのコンプレッサ11のエア供給速度が150L/分であったとする。この場合、制御部60は、駆動時間におけるエア供給量を250L(100L+150L)と算出できる。なお、エア供給速度とは、コンプレッサ11を駆動させるモータ12の回転速度に依存している。
制御部60は、コンプレッサ11の駆動時間を計測し、計測した時間と、コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエアを供給しているときコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて、その駆動時間における累積通気量(つまり、エア供給量)を算出する。そして、制御部60は、算出された累積通気量が第1流量閾値よりも少ない場合、供給量停止条件(1)が満たされたと判定することができる。このように、コンプレッサ11の駆動時間とコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて、エア供給量を算出することで、制御部60は、コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエア供給している間にコンプレッサ11のエア供給速度が変化した場合でも、供給量停止条件(1)が満たされたか否かを正確に判定できる。例えば、コンプレッサ11の駆動開始時刻がT11であり、コンプレッサ11の駆動停止時刻T12が時刻T11の2分後であり、時刻T11から1分後の時刻T13までのコンプレッサ11のエア供給速度が100L/分、時刻T13から時刻T12までのコンプレッサ11のエア供給速度が150L/分であったとする。この場合、制御部60は、駆動時間におけるエア供給量を250L(100L+150L)と算出できる。なお、エア供給速度とは、コンプレッサ11を駆動させるモータ12の回転速度に依存している。
同様にして、制御部60は、流量センサ41による測定値D1に基づいてエア供給量を算出すること以外の手法で、供給量停止条件(2)が満たされたか否かを判定することができる。
(供給量停止条件(2):時間計測)
制御部60は、コンプレッサ11の駆動時間が第2閾値時間よりも短い場合、制御部60は、供給量停止条件(2)を満たしたと判定できる。
制御部60は、コンプレッサ11の駆動時間が第2閾値時間よりも短い場合、制御部60は、供給量停止条件(2)を満たしたと判定できる。
制御部60は、タンク圧がPt2に低下した時刻から次にタンク圧がPt1に達した時刻までの時間を計測し、計測した時間と第1閾値時間とを比較する。
第2閾値時間は、乾燥剤Dを通過するエアの許容量およびコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて決定される。例えば、乾燥剤Dのエアの許容量が300Lであり、コンプレッサ11のエア供給速度が150L/分である場合、36秒が第2閾値時間に決定されてもよい。なお、36秒は、コンプレッサ11から90Lのエアがエアドライヤ13に供給されるのに要する時間である。
すなわち、第2閾値時間に基づくエア供給量が、第3流量閾値と一致するように第2閾値時間を決定することで、所定期間におけるコンプレッサ11からエアドライヤ13へのエア供給量が、第3流量閾値よりも少ないか否かを判定することができる。
(供給量停止条件(2):時間計測およびエア供給速度)
制御部60は、コンプレッサ11の駆動時間を計測し、計測した時間と、コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエアを供給しているときコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて、その駆動時間における累積通気量(つまり、エア供給量)を算出する。そして、制御部60は、算出された累積通気量が第3流量閾値よりも少ない場合、供給量停止条件(2)が満たされたと判定することができる。
制御部60は、コンプレッサ11の駆動時間を計測し、計測した時間と、コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエアを供給しているときコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて、その駆動時間における累積通気量(つまり、エア供給量)を算出する。そして、制御部60は、算出された累積通気量が第3流量閾値よりも少ない場合、供給量停止条件(2)が満たされたと判定することができる。
また、図3のフローチャートが示す制御では、制御部60は、供給量解除条件(1)または供給量解除条件(2)を満たした場合、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを通常モードに切り替えている。しかしながら、制御部60は、以下に示す、回数条件、および、走行条件のいずれか1つを満たした場合に、パージ制御弁16の制御モードを通常モードに切り替えることができる。
回数条件は、指示圧停止時刻からカウントされた回数(以下、カウント回数と称す。)が、閾値回数以上であることである。カウント回数は、指示圧停止時刻以降、タンク圧がPt1からPt2まで低下した回数、または、指示圧停止時刻以降、タンク圧がPt2からPt1まで上昇した回数である。
制御部60は、指示圧停止時刻から現在時刻までのカウント回数が閾値回数以上であった場合、パージ制御弁16の制御モードを通常モードに切り替えることができる。制御部60は、指示圧停止時刻から現在時刻までのカウント回数が閾値回数未満である場合、パージ制御弁16の制御モードを切り替えず、遮断モードを維持することができる。
カウント回数は、制御部60によってカウントされており、制御部60は、指示圧停止時刻以後の時刻において、タンク圧がPt1以上の値になってから低下していきPt2以下になったときに1回カウントする。そして、タンク圧がPt2以下の値からPt1以上の値となり、Pt1以上の値からタンク圧がPt2以下の値に低下したとき、さらに1回カウントする。もしくは、制御部60は、指示圧停止時刻以後の時刻において、タンク圧がPt2以下の値になってから上昇していきPt1以上になったときに1回カウントする。そして、タンク圧がPt1以上の値からPt2以下の値となり、Pt2以下の値からタンク圧がPt1以上の値に上昇したとき、さらに1回カウントする。つまり、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードが通常モードであったとしたならば、指示圧供給配管21が閉塞されるべきタイミングになる度に、1回カウントする。
そして、制御部60は、現在時刻において、カウント回数が閾値回数に達したか否かを判定する。閾値回数は、例えば、2回である。
カウント回数が閾値回数に達している場合、パージ制御弁16がパージバルブ131に指示圧を供給していない期間が長引いていることを意味する。つまり、乾燥剤Dは、相当量の水分や油分を吸収していると考えることができる。他方、カウント回数が閾値回数に達していない場合、パージ制御弁16がパージバルブ131に指示圧を供給していない期間はそれほど長引いておらず、乾燥剤Dは、追加で吸収可能な水分や油分の量に比較的余裕があると考えることができる。
なお、閾値回数は、意思条件が満たされたことで、パージ制御弁16の制御モードが遮断モードに切り替えられた場合と、意思条件が満たされていないものの、他の条件が満たされてパージ制御弁16の制御モードが遮断モードに切り替えられた場合とで、互いに異なる値に決定されてもよい。
走行条件は、車両100のドアが閉じられたことである。制御部60は、開信号S3を受信した直近の時刻以降に開閉検出部42から閉信号S4を受信した場合、車両100のドアが閉じられたと判定し、開信号S3を受信した直近の時刻以降に閉信号S4を受信していない場合、車両100のドアが開かれたままであると判定する。制御部60は、車両100のドアが閉じられたと判定した場合、閉信号S4を受信した時刻から一定の時間(例えば、数秒間)、パージ制御弁16の制御を遮断モードに維持し、一定の時間経過後、パージ制御弁16の制御モードを通常モードに切り替え、車両100のドアが開かれたままであると判定した場合、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを通常モードに切り替えることなく、遮断モードに維持することができる。
制御部60が、閉信号S4を受信した時刻から一定の時間経過後、パージ制御弁16の制御モードを通常モードに切り替えることで、車両100が走行することを待ってから、パージ処理の停止を解除することができる。よって、車両100の停車中にパージ処理が実行されることに起因する、車両100の停車位置およびその周囲の空気の汚染を防止できる。
また、制御部60は、流量センサ41による測定値D1に基づいて指示圧停止時刻からのエア供給量を算出すること以外の手法で、供給量解除条件(1)が満たされたか否かを判定することができる。
(供給量解除条件(1):時間計測)
制御部60は、指示圧停止時刻から第1所定時間が経過した場合、供給量解除条件(1)が満たされたと判定することができる。
制御部60は、指示圧停止時刻から第1所定時間が経過した場合、供給量解除条件(1)が満たされたと判定することができる。
制御部60は、指示圧停止時刻から時間の計測を開始し、現在時刻が指示圧停止時刻から第1所定時間経過しているか否かを判定する。
第1所定時間は、乾燥剤Dを通過するエアの許容量およびコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて決定される。例えば、乾燥剤Dのエアの許容量が300Lであり、コンプレッサ11のエア供給速度が150L/分である場合、2分36秒が第1所定時間に決定されてもよい。なお、2分36秒は、コンプレッサ11から390Lのエアがエアドライヤ13に供給されるのに要する時間である。
すなわち、第1所定時間におけるエア供給量が、第2流量閾値と一致するように第1所定時間を決定することで、所定期間におけるコンプレッサ11からエアドライヤ13へのエア供給量が、第2流量閾値よりも少ないか否かを判定することができる。
(供給量解除条件(1):時間計測およびエア供給速度)
制御部60は、指示圧停止時刻から経過した時間と、コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエアを供給しているときコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて、指示圧停止時刻からのエア供給量を算出する。例えば、指示圧停止時刻がT21であり、時刻T21から2分後の時刻T22が現在時刻であり、時刻T21から時刻T21の1分後の時刻T23までのエア供給速度が100L/分、時刻T23から時刻T22までの1分間のコンプレッサ11のエア供給速度が150L/分であったとする。この場合、制御部60は、指示圧停止時刻から現在時刻までのエア供給量を250L(100L+150L)と算出できる。そして、制御部60は、算出したエア供給量が第2流量閾値に達した場合、供給量解除条件が満たされたと判定することができる。
制御部60は、指示圧停止時刻から経過した時間と、コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエアを供給しているときコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて、指示圧停止時刻からのエア供給量を算出する。例えば、指示圧停止時刻がT21であり、時刻T21から2分後の時刻T22が現在時刻であり、時刻T21から時刻T21の1分後の時刻T23までのエア供給速度が100L/分、時刻T23から時刻T22までの1分間のコンプレッサ11のエア供給速度が150L/分であったとする。この場合、制御部60は、指示圧停止時刻から現在時刻までのエア供給量を250L(100L+150L)と算出できる。そして、制御部60は、算出したエア供給量が第2流量閾値に達した場合、供給量解除条件が満たされたと判定することができる。
また、制御部60は、流量センサ41による測定値D1に基づいて指示圧停止時刻からのエア供給量を算出すること以外の手法で、供給量解除条件(2)が満たされたか否かを判定することができる。
(供給量解除条件(2):時間計測)
制御部60は、指示圧停止時刻から第2所定時間が経過した場合、供給量解除条件が満たされたと判定することができる。
制御部60は、指示圧停止時刻から第2所定時間が経過した場合、供給量解除条件が満たされたと判定することができる。
制御部60は、指示圧停止時刻から時間の計測を開始し、現在時刻が指示圧停止時刻から第2所定時間経過しているか否かを判定する。
第2所定時間は、乾燥剤Dを通過するエアの許容量およびコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて決定される。例えば、乾燥剤Dのエアの許容量が300Lであり、コンプレッサ11のエア供給速度が150L/分である場合、2分36秒が第2所定時間に決定されてもよい。なお、2分36秒は、コンプレッサ11から390Lのエアがエアドライヤ13に供給されるのに要する時間である。
すなわち、第2所定時間におけるエア供給量が、第4流量閾値と一致するように第2所定時間を決定することで、第2所定時間におけるコンプレッサ11からエアドライヤ13へのエア供給量が、第4流量閾値よりも少ないか否かを判定することができる。
(供給量解除条件(2):時間計測およびエア供給速度)
制御部60は、指示圧停止時刻から経過した時間と、コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエアを供給しているときコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて、指示圧停止時刻からのエア供給量を算出する。制御部60は、算出したエア供給量が第4流量閾値に達した場合、供給量解除条件が満たされたと判定することができる。
制御部60は、指示圧停止時刻から経過した時間と、コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエアを供給しているときコンプレッサ11のエア供給速度に基づいて、指示圧停止時刻からのエア供給量を算出する。制御部60は、算出したエア供給量が第4流量閾値に達した場合、供給量解除条件が満たされたと判定することができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、制御部60は、意思条件、供給量停止条件(1)および(2)、停車条件、パージ時間条件の少なくとも1つが満たされた場合、タンク圧に依らずに指示圧供給配管21を閉塞させる制御モード(遮断モード)でパージ制御弁16を制御することで、指示圧がパージバルブ131に供給されないようにしている。したがって、エアドライヤ13でのパージ処理(つまり、乾燥剤Dの再生動作)の頻度を少なくすることができる。
また、本実施形態のパージシステム1は、ガバナを備えていないので、パージシステム1を車両100に搭載したときのパージシステム1が占める空間を小さくできる。
また、本実施形態のパージシステム1は、ガバナを備えていない代わりに、圧力センサ17およびパージ制御弁16を備え、通常モードでパージ制御弁16を制御することで、定期的にエアドライヤ13でのパージ処理を実行することができる。
意思条件が満たされた場合に、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを遮断モードに切り替えることができるので、車両100の乗員は、任意のタイミングでパージ処理を実行することができる。よって、例えば、早朝または深夜の住宅街や路地の走行時、および、出庫や入庫時等、パージ処理に伴う音を発生させたくないときに、車両100の乗員は、パージ処理を停止させることができる。
供給量停止条件(1)または(2)が満たされた場合、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを遮断モードに切り替えることができるので、エアドライヤ13の乾燥剤Dの水分や油分の吸収可能量を考慮してパージ処理を停止させることができる。よって、車両100の各機器における負荷を軽減させつつ、パージ処理を停止させることができる。なお、車両100の各機器における負荷とは、例えば、エアドライヤ13とメインタンク14と繋ぐ配管やメインタンク14と各エア機器とを繋ぐ配管等が凍結することで当該配管が閉塞してしまうこと、乾燥剤Dがこれ以上水分を吸収しきれないために水分を多く含むエアがメインタンク14に供給されてメインタンク14が凍る原因となることなどである。また、車両100の各機器における負荷には、配管やメインタンク14等に錆が生じること、および、パージ制御弁16等が正常に作動しなくなることが含まれる。
停車条件が満たされた場合に、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを遮断モードに切り替えることができるので、車両100が停車中であるときに、パージ処理を停止させることができる。よって、パージ処理に伴う水分や油分、並びにそれらを含むエアの排出によって、車両100が停止する位置、例えば、駐車場、車庫内、工場内、および、エントランス等の特定の位置の地面およびその周囲の空気を汚染することを防止することができる。
パージ時間条件が満たされた場合に、制御部60は、パージ制御弁16の制御モードを遮断モードに切り替えることができるので、乾燥剤Dに対して十分に再生処理が行われたか否かに基づいて、パージ処理を停止させることができる。よって、車両100の各機器における負荷を軽減させつつ、パージ処理を停止させることができる。
制御部60は、意思条件および供給量停止条件(1)の両方が満たされることを条件に、パージ制御弁16の制御モードを遮断モードに切り替えることができる。これにより、車両100の乗員がパージ処理の停止を望んだとしても、供給量停止条件(1)が満たされなければ、指示圧の供給が停止されないので、車両100の乗員の意思だけでなく、車両100の各機器における負荷を考慮して、パージ処理を停止させることができる。
また、本実施形態によれば、制御部60は、供給量解除条件(1)、供給量解除条件(2)および、回数条件のいずれかが満たされた場合、パージ制御弁16の制御モードを通常モードに切り替えることができる。これにより、遅くとも、制御モードが通常モードに切り替えられてから次にタンク圧がPt1に達する時刻までには、指示圧供給配管21がパージ制御弁16により開放される。パージ処理が行われない期間長引くと、乾燥剤Dが水分および油分を吸収できなくなり、メインタンク14などの車両100の各機器に負荷がかかる。本実施形態によれば、パージ処理が行われない期間が長引くことを防止し、パージ処理停止による車両100の各機器への負荷を軽減することができる。
<変形例1>
以下、変形例1に係るパージシステム1について、主に上述した実施形態と異なる点を説明する。パージ制御弁16は、図4Aおよび図4Bに示されているように、複数の開閉弁で構成されている。図4Aは、変形例1に係るパージシステム1が備えるパージ制御弁16を示す図であり、指示圧供給配管21が開放されている状態にあるパージシステム1が示されている。図4Bは、変形例1に係るパージシステム1が備えるパージ制御弁16を示す図であり、指示圧供給配管21が閉塞されている状態にあるパージシステム1が示されている。
以下、変形例1に係るパージシステム1について、主に上述した実施形態と異なる点を説明する。パージ制御弁16は、図4Aおよび図4Bに示されているように、複数の開閉弁で構成されている。図4Aは、変形例1に係るパージシステム1が備えるパージ制御弁16を示す図であり、指示圧供給配管21が開放されている状態にあるパージシステム1が示されている。図4Bは、変形例1に係るパージシステム1が備えるパージ制御弁16を示す図であり、指示圧供給配管21が閉塞されている状態にあるパージシステム1が示されている。
パージ制御弁16は、指示圧供給配管21に設けられている第1の弁161と、パージバルブを大気に連通させる配管22(以下、大気開放配管と称す。)に設けられている第2の弁162により構成されていてもよい。第2の弁162が大気開放配管22を開放すると、パージバルブ131が大気に連通する。なお、第1の弁161および第2の弁162は配管の開放と閉塞を切り替える弁である。
制御部60は、指示圧供給配管21を開放するタイミングで第1の弁により指示圧供給配管21を開放させ、第2の弁により大気開放配管22を閉塞させる(図4A参照)。また、制御部60は、指示圧供給配管21を閉塞するタイミングで第1の弁により指示圧供給配管21を閉塞させ、第2の弁により大気開放配管22を開放させる(図4B参照)。
<変形例2>
以下、変形例2に係るパージシステム1について、主に上述した実施形態と異なる点を説明する。図5は、変形例2に係るパージシステム1の主要構成を示す図である。変形例2において、パージ制御弁16は、エアドライヤ13の内部に配置されている。さらに、指示圧供給配管21は、エアドライヤ13のエアをメインタンク14に供給する配管(以下、タンク上流配管と称す。)と、パージバルブ131とをパージ制御弁16を介して接続している。すなわち、変形例2において、指示圧は、タンク上流配管、および指示圧供給配管21を経てパージバルブ131に供給される。
以下、変形例2に係るパージシステム1について、主に上述した実施形態と異なる点を説明する。図5は、変形例2に係るパージシステム1の主要構成を示す図である。変形例2において、パージ制御弁16は、エアドライヤ13の内部に配置されている。さらに、指示圧供給配管21は、エアドライヤ13のエアをメインタンク14に供給する配管(以下、タンク上流配管と称す。)と、パージバルブ131とをパージ制御弁16を介して接続している。すなわち、変形例2において、指示圧は、タンク上流配管、および指示圧供給配管21を経てパージバルブ131に供給される。
パージ制御弁16の制御内容は、上述の実施形態と同様であり、変形例2に係るパージシステム1によれば、実施形態と同様の効果が得られる。また、変形例2のパージ制御弁16も変形例1で示されているように、複数の開閉弁で構成されていてもよい。
<その他変形例>
コンプレッサ11がエアドライヤ13に向けてエア供給を行っているとき、制御部60は、コンプレッサ11の供給速度を変化させてもよい。つまり、制御部60は、モータ12の回転速度を変化させてもよい。
パージ処理が長時間行われず、エア機器によるエア使用量が少ない場合、メインタンク14のエア量が増加し続け、タンク圧が限界値に達してしまうことがある。このため、制御部60は、圧力センサ17によるタンク圧の測定値D0が限界値よりも小さい所定の圧力値に達したときに、コンプレッサ11によるエア供給を停止させてもよい。
さらに、制御部60は、エアドライヤ13内部の湿度が所定の湿度未満であれば、パージ制御弁16の制御モードを通常モードから遮断モードに切り替え、エアドライヤ13内部の湿度が、別の所定の湿度に達したときに、パージ制御弁16の制御モードを、遮断モードから通常モードに切り替えてもよい。ここで、別の所定の湿度は、所定の湿度よりも大きい。
また、流量センサ41に替えて、流速センサが設けられていてもよい。この場合、流速センサは、流速センサの配管を通過するエアの流速を測定し、その測定値を制御部60に送信する、制御部60は、測定値と、流速センサの配管の断面積とに基づいて、累積通気量(つまり、エア供給量)を算出することができる。
本開示のパージシステム1は、パージ制御弁16の動作により、パージバルブ131だけでなく、コンプレッサ11にもエアが送られる方式の構成を有していてもよい。また、コンプレッサ11は必ずしも電動コンプレッサでなくてもよく、エンジン等の駆動源の動作と連動して動作するコンプレッサでもよい。
なお、上述した実施形態では、車両100は大型車両であるとして説明したが、エアを使用する機器が備えられていれば、どんな車両であってもよい。車両100は、例えば、電気自動車であってもよいし、エンジン車であってもよい。例えば、指示圧がコンプレッサ11側に供給される構成を有するパージシステムは、エンジン車に搭載可能である。
さらに、上述したパージシステム1は、車両100だけでなく、エアを使用する装置であればどんな装置に搭載されていてもよい。
前述した実施形態は、本開示を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
本開示は、パージ処理によりエアドライヤ内の乾燥剤を再生するパージシステムに好適に適用し得る。
1 パージシステム
11 コンプレッサ
12 モータ
13 エアドライヤ
131 パージバルブ
14 メインタンク
16 パージ制御弁
161 第1の弁
162 第2の弁
17 圧力センサ
21 指示圧供給配管
22 大気開放配管
41 流量センサ
42 開閉検出部
43 操作検出部
50 出力部
60 制御部
100 車両
S3 開信号
S4 閉信号
S5 操作検出信号
D0、D1 測定値
11 コンプレッサ
12 モータ
13 エアドライヤ
131 パージバルブ
14 メインタンク
16 パージ制御弁
161 第1の弁
162 第2の弁
17 圧力センサ
21 指示圧供給配管
22 大気開放配管
41 流量センサ
42 開閉検出部
43 操作検出部
50 出力部
60 制御部
100 車両
S3 開信号
S4 閉信号
S5 操作検出信号
D0、D1 測定値
Claims (14)
- メインタンクと、
エアを吐出するコンプレッサと、
パージバルブを有しており、前記コンプレッサから吐出されたエアを前記メインタンクに供給するエアドライヤと、
前記メインタンク内の圧力であるタンク圧が第1の圧力値に達したときに前記メインタンクから前記パージバルブへの指示圧の供給を開始し、前記タンク圧が前記第1の圧力値よりも小さい第2の圧力値に低下したときに前記指示圧の供給を停止する第1の制御モード、および、前記タンク圧に依らずに前記指示圧の供給を停止する第2の制御モードのいずれかの制御モードで制御されるパージ制御弁と、
前記パージ制御弁を制御しており、所定の操作が検出されたこと、所定期間における前記コンプレッサによる前記エアドライヤへのエア供給量が第1の閾値よりも少ないと判定したこと、および、前記パージ制御弁が前記指示圧の供給を開始した時刻から前記パージ制御弁が前記指示圧の供給を停止した時刻までの時間が基準時間以上であることの少なくともいずれかが満たされた場合、前記パージ制御弁の制御モードを前記第1の制御モードから前記第2の制御モードに切り替える制御部と、
を備えるパージシステム。 - 前記コンプレッサから前記エアドライヤへのエアの流量を測定し、前記流量の測定値を前記制御部に送信する流量センサをさらに備え、
前記制御部は、前記測定値に基づいて、前記コンプレッサによる前記エアドライヤへのエア供給が開始されてから前記コンプレッサによる前記エア供給が停止されるまでの前記エア供給量を算出し、該算出されたエア供給量が前記第1の閾値よりも少ない場合、前記パージ制御弁の制御モードを前記第1の制御モードから前記第2の制御モードに切り替える、
請求項1に記載のパージシステム。 - 前記コンプレッサによる前記エアドライヤへのエア供給が開始されてから前記コンプレッサによる前記エア供給が停止されるまでの時間が閾値時間よりも短い場合、前記パージ制御弁の制御モードを前記第1の制御モードから前記第2の制御モードに切り替える、
請求項1に記載のパージシステム。 - 前記制御部は、前記コンプレッサによる前記エアドライヤへのエア供給が開始されてから前記コンプレッサによる前記エア供給が停止するまでの時間と、前記コンプレッサのエア供給速度とに基づいて、前記エア供給が開始されてから前記エア供給が停止するまでの時間における前記エア供給量を算出し、該算出されたエア供給量が前記第1の閾値よりも少ない場合、前記制御部は、前記パージ制御弁の制御モードを前記第1の制御モードから前記第2の制御モードに切り替える、
請求項1に記載のパージシステム。 - 前記制御部は、前記タンク圧が前記第1の圧力値に達したときに前記エア供給を停止させ、前記タンク圧が前記第2の圧力値に低下したときに前記エア供給を開始させる、
請求項2から4のいずれか一項に記載のパージシステム。 - 前記パージバルブに前記指示圧が供給されなくなった時刻からの前記エア供給量が、前記第1の閾値以上の値である第2の閾値に達した場合、前記制御部は、前記パージ制御弁の制御モードを前記第2の制御モードから前記第1の制御モードに切り替える、
請求項5に記載のパージシステム。 - 前記パージバルブに前記指示圧が供給されなくなった時刻から所定時間が経過した場合、前記制御部は、前記パージ制御弁の制御モードを前記第2の制御モードから前記第1の制御モードに切り替える、
請求項5に記載のパージシステム。 - 前記制御部は、前記パージバルブに前記指示圧が供給されなくなった時刻から経過した時間と、前記コンプレッサのエア供給速度とに基づいて、前記パージバルブに前記指示圧が供給されなくなった時刻からの前記エア供給量を算出し、該算出されたエア供給量が前記第1の閾値以上の値である第2の閾値に達した場合、前記制御部は、前記パージ制御弁の制御モードを前記第2の制御モードから前記第1の制御モードに切り替える、
請求項5に記載のパージシステム。 - 前記制御部は、前記パージバルブに前記指示圧が供給されなくなった時刻から、前記タンク圧が前記第1の圧力値から前記第2の圧力値まで低下した回数をカウントし、カウントされた回数が閾値回数に達した場合、前記パージ制御弁の制御モードを前記第2の制御モードから前記第1の制御モードに切り替える、
請求項5に記載のパージシステム。 - 前記制御部は、前記パージバルブに前記指示圧が供給されなくなった時刻から、前記タンク圧が前記第2の圧力値から前記第1の圧力値まで上昇した回数をカウントし、カウントされた回数が閾値回数に達した場合、前記パージ制御弁の制御モードを前記第2の制御モードから前記第1の制御モードに切り替える、
請求項4に記載のパージシステム。 - 前記パージ制御弁は、前記メインタンクと前記パージバルブとを繋ぐ配管に設けられている第1の弁と、開放することで前記第1の弁と前記パージバルブを大気に連通させる第2の弁とを有し、
前記制御部は、前記指示圧の供給を停止するタイミングで前記第1の弁を閉塞させ、かつ、前記第2の弁を開放させ、前記指示圧の供給を開始するタイミングで、前記第1の弁を開放させ、かつ、前記第2の弁を閉塞させる、
請求項1から10のいずれか一項に記載のパージシステム。 - 請求項1から11のいずれか一項に記載のパージシステムを備える車両。
- ドアと、
前記ドアを開く操作を検出した場合、前記ドアが開かれたことを知らせる開信号を前記制御部に送信する開閉検出部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記開信号を受信した場合、前記パージ制御弁の制御モードを前記第2の制御モードから前記第1の制御モードに切り替える、
請求項12に記載の車両。 - パージ停止を指示する操作を検出した場合、前記指示する操作が検出されたことを知らせる操作検出信号を前記制御部に送信する操作検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記操作検出信号を受信した場合、前記パージ制御弁の制御モードを前記第2の制御モードから前記第1の制御モードに切り替える、
請求項12に記載の車両。
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JP2020060513A JP2021155010A (ja) | 2020-03-30 | 2020-03-30 | パージシステムおよび車両 |
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- 2020-03-30 JP JP2020060513A patent/JP2021155010A/ja active Pending
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2021
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