JP2021154993A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源回路を構成する診断対象回路が正常であるかを診断する場合に、誤診断に対するロバスト性を高める。【解決手段】BIST制御回路23は、コンパレータ20a〜20dの診断時に同一のコンパレータ20a〜20dが4回連続して異常と判定した場合に異常と最終的に判定する。これにより、電気的ノイズによる誤診断に対するロバスト性を高めることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、電子制御装置に関する。
例えば車両に搭載される電子制御装置は電源回路を有している。この電源回路は、車載バッテリからの給電に応じてマイクロコンピュータや周辺回路に給電するための複数の電源を生成する。これらの電源から出力される電源電圧は所定の定格値である必要があることから、電源回路には、電源電圧が定格値であるかを監視する電源監視回路を搭載するようにしている。
電源監視回路では、例えば電源起動時に電源回路により生成される電源電圧と基準電圧範囲とを電圧比較用のコンパレータで比較し、電源電圧が基準電圧範囲から外れている場合は異常であると判定することで、電源回路により生成される電源が正常であるかを監視している。
特開2017−142706号公報
ところで、電圧比較用のコンパレータが故障した場合は電源回路から出力される電源電圧を監視することができなくなることから、特許文献1のように電源回路の自己診断機能としてBIST(Built-In Self-Test)機能を備えることが行われている。BIST機能では、電圧比較用のコンパレータが異常であると判定した場合は1回の判定で異常判定を確定するようにしている。
しかしながら、例えばエンジンの始動状態では比較的大きな電気的ノイズが発生していることから、BIST機能により1回の異常判定に基づいて異常を確定する構成では、電気的ノイズによる誤診断に対するロバスト性が低いという問題がある。BIST機能としては、電圧比較用のコンパレータの異常を監視するのみでなく電源回路を構成するロジック回路の異常を監視する場合もあり、同様の問題を有する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電源回路を構成する診断対象回路が正常であるかを診断する場合に、誤診断に対するロバスト性を高めることができる電子制御装置を提供することにある。
請求項1の発明によれば、電源回路(12)は、車載バッテリ(2)からの給電に応じて複数の電源を生成する。制御回路(13)は、電源回路により生成された電源からの給電に応じて制御対象を制御する。電源電圧が異常な場合は制御対象を制御できなくなることから、電源監視回路(18)は電源回路を監視するものの、電源監視回路が異常な場合は電源回路を監視することができないことから、診断部(23)は、電源監視回路を構成する診断対象回路(20)が正常に機能するかを診断する。
ここで、診断部は、診断対象回路が異常であると判定した場合は同一の診断対象回路に対する診断を再実行し、所定回数だけ連続して異常と判定した場合は異常であると最終的に判定する。
第1実施形態に係る電源回路の構成を示す機能ブロック図 ECUの概略図 正常判定する場合の診断動作を示す図(その1) 正常判定する場合の診断動作を示す図(その2) 正常判定する場合の診断動作を示す図(その3) 異常判定する場合の診断動作を示す図 BISTの診断タイミングを示すタイミング図 第2実施形態に係るBISTの診断タイミングを示すタイミング図 第3実施形態に係るBISTの診断タイミングを示すタイミング図 第4実施形態に係るBISTの診断タイミングを示すタイミング図 第5実施形態に係る異常判定する場合の診断動作を示す図
(第1実施形態)
以下、車両に搭載されたECU(Electronic Control Unit)に適用した第1実施形態について図1から図7を参照して説明する。
図2に示すECU1は、例えば車両に搭載されたエンジンを制御するものである。ECU1は、車載バッテリ2からの給電を受けるための給電端子としてBATT端子3及び+B端子4を備えている。BATT端子3は、車載バッテリ2の正側である+B電源に直接接続されている。+B端子4は、メインリレー5のスイッチ6を介して+B電源に接続されている。ECU1が電子制御装置に相当する。
ECU1は、BATT端子3及び+B端子4に加えて、J1端子7、J2端子8、J3端子9を備えている。J1端子7は、+B電源と直接接続されている。J2端子8は、メインリレー5のコイル10を介してグランドに接続されている。J3端子9は、イグニッションスイッチによりONするスイッチ11を介して+B電源に接続されている。スイッチ11のON状態とはエンジンを有する車両に限定されるものではなく、例えば電気自動車やハイブリッド車の電源ON状態を含む概念である。
ECU1は、電源回路12、マイクロコンピュータ13、リレー制御回路14を備えている。マイクロコンピュータ13が制御回路に相当する。以下、マイクロコンピュータをマイコンと称する。
電源回路12の入力端子はBATT端子3及び+B端子4に接続されており、それらの端子3,4を介して+B電源から給電可能である。電源回路12は、+B電源からの給電に応じて複数の電源を生成する。本実施形態では、電源としてVOM5、VOM1、VOS5、VOS1が設定されている。これら各電源VOM5、VOM1、VOS5、VOS1の電圧及び用途は、以下のように規定されている。
(1)VOM5(5V):マイコン13、リレー制御回路14のメイン電源
(2)VOM1(1.2V):マイコン13を構成するコアのメイン電源
(3)VOS5(5V):リレー制御回路14のスタンバイ電源
(4)VOS1(1.2V):マイコン13のスタンバイ電源
電源回路12は、+B電源からの給電を受けてVOM5の出力を開始してから、その電源電圧が安定するまでマイコン13へリセット信号を出力する所謂パワーオンリセット機能を備えている。マイコン13は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備え、ROMに記憶されているエンジンを制御するための様々な制御プログラムを実行する。
リレー制御回路14は、入力回路15、オア回路16、スイッチング素子17を備えている。入力回路15の入力端子はJ3端子9に接続され、出力端子はマイコン13の入力端子に接続されている。オア回路16の入力端子は、入力回路15及びマイコン13の出力端子に接続されている。スイッチング素子17の一端はJ1端子7に接続され、他端はJ2端子8に接続されている。スイッチング素子17は、オア回路16からの出力に応じてON/OFF制御される。
さて、各電源VOM5、VOM1、VOS5、VOS1の出力電圧は所定の定格値であることが規定されていることから、電源回路12には電源監視回路18が設けられている。この電源監視回路18は、各電源VOM5、VOM1、VOS5、VOS1の電源電圧が所定の基準電圧範囲であるかを監視する。
図1に示すように電源監視回路18は、各電源VOM5、VOM1、VOS5、VOS1の入力を個別に切り替えるためのスイッチ群19、このスイッチ群19に接続されたコンパレータ群20、このコンパレータ群20に接続された検出フィルタ群21、アンド回路22、BIST制御回路23を備えている。コンパレータ群20が診断対象回路に相当する。
スイッチ群19は、第1入力スイッチ19a〜第4入力スイッチ19dから構成されている。コンパレータ群20は、第1コンパレータ20a〜第4コンパレータ20dから構成されている。検出フィルタ群21は、第1検出フィルタ21a〜第4検出フィルタ21dから構成されている。
各入力スイッチ19a〜19dの「0」側入力端子は各電源VOM5、VOM1、VOS5、VOS1にそれぞれ接続され、出力端子は各コンパレータ20a〜20dの入力端子にそれぞれ接続されている。各コンパレータ20a〜20dの出力端子は各検出フィルタ21a〜21dにそれぞれ接続されている。
各入力スイッチ19a〜19dの「0」側入力端子と出力端子とが接続された状態では、各電源VOM5、VOM1、VOS5、VOS1の電源電圧が各コンパレータ20a〜20dの入力端子に給電される。
各コンパレータ20a〜20dは、電源VOM5、VOM1、VOS5、VOS1の電源電圧と、予め設定されている基準電圧範囲とをそれぞれ比較し、その比較結果を出力する。各コンパレータ20a〜20dに設定されている基準電圧範囲は電源VOM5、VOM1、VOS5、VOS1に応じて異なる値に設定されている。基準電圧範囲には上限閾値と下限閾値とが設定されている。
各コンパレータ20a〜20dは上限コンパレータと下限コンパレータとから構成されており、電源電圧が上限閾値と下限閾値との間である場合にコンパレータ20a〜20dから正常であることを示す「1」が出力される。
検出フィルタ21a〜21dは、コンパレータ20a〜20dからの出力を安定した状態で出力する機能を有する。
各検出フィルタ21a〜21dの出力端子は、アンド回路22の入力端子に接続されている。アンド回路22は、各検出フィルタ21a〜21dからの出力の全てが「1」の場合に電源が正常であることを示す「1」をマイコン13に出力する。一方、いずれかの検出フィルタ21a〜21dからの出力が「0」となった場合は、電源が異常を示す「0」を出力する。
マイコン13は、アンド回路22からの出力が「1」の場合は全ての電源は正常であると判断し、「0」の場合はいずれかの電源は異常であると判断して異常を報知する。このようにしてマイコン13は、各電源VOM5、VOM1、VOS5、VOS1を監視することができる。
ところで、電源監視回路18は、電圧比較用のコンパレータ20a〜20dに異常が発生した場合は各電源VOM5、VOM1、VOS5、VOS1の監視を正常に行うことができなくなる。そこで、電源監視回路18には、各コンパレータ20a〜20dが正常であるかを判定するBIST制御回路23が設けられている。BIST制御回路23が診断部に相当する。
BIST制御回路23は、各コンパレータ20a〜20dに対する診断を時分割で実行するようになっている。即ち、BIST制御回路23は、各入力スイッチ19a〜19dを個別に「0」側入力端子から「1」側入力端子に切替え可能となっている。BIST制御回路23の出力端子は、入力スイッチ19a〜19dの「1」側入力端子に共通に接続されている。BIST制御回路23の入力端子は、各検出フィルタ21a〜21dの出力端子とそれぞれ接続されている。
BIST制御回路23は、各コンパレータ20a〜20dを診断する場合は、各入力スイッチ19a〜19dを「0」側入力端子から「1」側入力端子に時分割で順に切替えるとともに、切替えた入力スイッチ19a〜19dに対応する基準電圧範囲となる診断用電圧を「1」側入力端子に出力する。
診断対象のコンパレータ20a〜20dが正常な場合は、当該コンパレータ20a〜20dからの出力は「1」となるので、対応する検出フィルタ21a〜21dからは「1」が出力される。これにより、BIST制御回路23は、診断対象のコンパレータ20a〜20dは正常であると判断する。一方、診断対象のコンパレータ20a〜20dが異常な場合は、当該コンパレータ20a〜20dからの出力は「0」となるので、対応する検出フィルタ21a〜21dからは「0」が出力される。これにより、BIST制御回路23は、診断対象のコンパレータ20a〜20dは異常であると判定する。
以上のようにして、BIST制御回路23は、診断対象のコンパレータ20a〜20dを順に診断することができる。
さて、エンジンの始動状態では比較的大きな電気的ノイズが発生していることから、BIST制御回路23が1回の異常判定に基づいて異常を確定する構成では、電気的ノイズによる誤診断に対するロバスト性が低いという問題がある。そこで、本実施形態では、同一のコンパレータ20a〜20dを例えば4回連続して異常判定した場合に異常と最終的に判定するようにした。
具体的には、図3に示すように1回目の診断で第1コンパレータ20a、第2コンパレータ20b、第3コンパレータ20c、第4コンパレータ20dを順に診断し、全てのコンパレータ20a〜20dが正常の場合は最終的に正常判定とする。この場合、次の診断は1回目の診断となる。つまり、全てのコンパレータ20a〜20dの正常な場合は、各診断は1回目の診断となる。
図4に示すように1回目の診断で第2コンパレータ20bを異常判定するものの、2回目の診断で正常判定した場合は最終的に正常判定とする。尚、2回目の診断で他のコンパレータを異常判定した場合は当該診断が1回目の診断となるので、次に2回目の診断を実行する。
図5に示すように1回目と2回目の診断で第2コンパレータ20bを連続して異常判定するものの、3回目の診断で正常判定した場合は最終的に正常判定する。
図6に示すように1回目から4回目の診断で第2コンパレータ20bを連続して異常判定した場合は最終的に異常判定する。
さて、マイコン13は、上述したBIST制御回路23による診断中は通常の電圧監視を実施できなくなるため、マイコン13の処理期間外にて診断を実行するのが望ましい。そこで、BIST制御回路23によるコンパレータ20a〜20dの診断はマイコン13の処理期間外に行うようにした。
具体的には、図7に示すようにイグニッションスイッチに対するON操作に応じてスイッチ11がONすると、それに伴ってリレー制御回路14のスイッチング素子17がONするので、メインリレー5のコイル10に通電されてスイッチ6がONする。すると、スイッチ6を介して電源回路12に+B電源から給電されるので、電源回路12からマイコン13にスタンバイ用電源である電源VOS1に加えて電源VOM5が給電されるようになる。このとき、マイコン13は電源回路12によりリセットされているので、マイコン13が起動することはない。
BIST制御回路23は、電源回路12から電源VOM5が給電されるのに応じて起動すると、電源回路12のコンパレータ20a〜20dを順に診断する。
電源回路12は電源VOM5が安定したところでマイコン13に対するリセットを解除するので、マイコン13が起動してエンジンを始動する。エンジン始動時は大きな電気的ノイズが発生するものの、コンパレータ20a〜20dに対する診断は終了しているので、エンジン始動時の電気的ノイズの影響を受けることなく確実に診断を実行することができる。
そして、イグニッションスイッチに対するOFF操作に応じてスイッチ11がOFFすると、マイコン13は、後処理を実行するためにメインリレー5のON状態を継続する。これにより、電源回路12からマイコン13への電源VOM5の給電状態が維持される。そして、マイコン13は、全ての処理が終了すると、メインリレー5をOFFするので、電源回路12からマイコン13に対する電源VOM5の給電が停止される。これにより、マイコン13には電源VOS1のみが給電されるようになるので、マイコン13はスタンバイ状態となる。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
BIST制御回路23は、コンパレータ20a〜20dの診断時に同一のコンパレータ20a〜20dが4回連続して異常と判定した場合に異常と最終的に判定するので、電気的ノイズによる誤診断に対するロバスト性を高めることができる。
電源回路12が起動してからマイコン13が起動するまでの間にコンパレータ20a〜20dの診断を実行するので、エンジンの始動前に診断を実行できロバスト性を一層高めることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図8を参照して説明する。この第2実施形態は、コンパレータ20a〜20dの診断をマイコン13の全ての処理が終了してから実施することを特徴とする。
上述したように電源回路12の起動時に診断を実行することでマイコン13の起動前に診断を実行することができるものの、電源回路12の起動直後は電気的ノイズの影響を受けやすい。そこで、図8に示すようにマイコン13が全ての処理を終了してから診断を実行することでマイコン13の処理に影響を及ぼすことなく診断する。
マイコン13は、スイッチ11がOFFした場合は、スイッチ6のON状態を継続することで後処理を実行し、全ての処理が終了したときは電源回路12に対して処理終了を通知する。電源回路12のBIST制御回路23は、マイコン13から処理終了の通知を受けたときはコンパレータ20a〜20dの診断を実行する。そして、マイコン13は、BIST制御回路23から診断結果を受信した場合はメインリレー5をOFFする。
このような実施形態によれば、BIST制御回路23は、マイコン13が全ての処理を終了してからメインリレー5がOFFするまでの間にコンパレータ20a〜20dの診断を実行するので、マイコン13による制御に影響を及ぼすことなく確実に診断することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について図9を参照して説明する。この第3実施形態は、BIST制御回路23によるコンパレータ20a〜20dの診断を再実行することを特徴とする。
図9に示すようにBIST制御回路23は、第1実施形態で説明したように電源回路12の起動時に診断を実行することで、マイコン13の起動前に診断を実行する。しかしながら、上述したように電源回路12の起動直後は電気的ノイズの影響を受けやすいことから、電源回路12の起動直後に異常判定した場合は、第2実施形態で説明したようにマイコン13の処理終了に応じてコンパレータ20a〜20dの診断を再実行する。
このような実施形態によれば、電源回路12の起動時の診断で異常と判定した場合は、マイコン13が全ての処理を終了してから診断を再実行するので、マイコン13の処理に影響を及ぼすことなく確実に診断しながら、電気的ノイズにより誤診断に対するロバスト性を一層高めることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について図10を参照して説明する。この第4実施形態は、コンパレータ20a〜20dの診断を繰返して実行することを特徴とする。
図10に示すようにBIST制御回路23は、電源回路12が起動してからマイコン13が起動するまでの間はコンパレータ20a〜20dの診断を繰返して複数回実行する。
このような実施形態によれば、BIST制御回路23は、電源回路12が起動してからマイコン13が起動するまでの間はコンパレータ20a〜20dの診断を繰返して実行するので、電源回路12の起動時における電気的ノイズに対する診断のロバスト性を一層高めることができる。
尚、第2実施形態及び第3実施形態において、マイコン13が全ての処理を終了してから実行する診断を繰り返して実行するようにしてもよい。
(第5実施形態)
第5実施形態について図11を参照して説明する。この第4実施形態は、コンパレータ20a〜20dの診断の結果、異常と判定した場合は、異常と判定したコンパレータ20a〜20dに限定して診断を再実行することを特徴とする。
図11に示すようにBIST制御回路23は、1回目の診断で異常と判定した場合は、異常と判定したコンパレータ20a〜20dに限定して診断を再実行し、4回連続して異常と判定した場合は異常と最終的に判定する。
このような実施形態によれば、BIST制御回路23は、異常と判定した場合は、異常と判定したコンパレータ20a〜20dに限定して診断を再実行するので、診断を簡単化して診断時間の短縮を図ることができる。
(その他の実施形態)
コンパレータ20a〜20dを診断する実行回数は4回に限定されることなく2回以上であれば任意回数だけ実行すればよい。
コンパレータ20a〜20dの診断の結果、異常と判定した場合は診断回数を増加し、正常と判定した場合は診断回数を減少させるように学習機能を持たせるようにしてもよい。
電源回路12の診断対象回路は電圧比較用のコンパレータ20a〜20dに限定されることなく、電源回路12を構成するデジタル回路の異常を診断するようにしてもよい。
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1はECU(電子制御装置)、5はメインリレー、12は電源回路、13はマイコン(制御回路)、18は電源監視回路、20はコンパレータ群(診断対象回路)、23はBIST制御回路(診断部)である。

Claims (7)

  1. 車載バッテリ(2)からの給電に応じて複数の電源を生成する電源回路(12)と、
    前記電源回路により生成された電源からの給電に応じて制御対象を制御する制御回路(13)と、
    前記電源回路を監視する電源監視回路(18)と、
    前記電源監視回路を構成する診断対象回路(20)が正常に機能するかを診断する診断部(23)と、を備え、
    前記診断部は、前記診断対象回路が異常であると判定した場合は同一の前記診断対象回路に対する診断を再実行し、所定回数だけ連続して異常と判定した場合は異常であると最終的に判定する電子制御装置。
  2. 前記診断部は、前記制御回路の処理動作期間外に前記診断を実行する請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記診断部は、前記電源回路の起動タイミングから前記制御回路の起動タイミングまでの間に前記診断を実行する請求項2に記載の電子制御装置。
  4. ON状態で車載バッテリから給電するメインリレー(5)を備え、
    前記診断部は、前記制御対象に対する処理の終了タイミングから前記メインリレーの制御終了タイミングまでの間に前記診断を実行する請求項2に記載の電子制御装置。
  5. ON状態で車載バッテリから給電するメインリレー(5)を備え、
    前記診断部は、前記電源回路の起動タイミングから前記制御回路の起動タイミングまでの間に前記診断を実行し、異常と判断した場合は前記制御対象に対する処理の終了タイミングから前記メインリレーの制御終了タイミングまでの間に前記診断を再実行する請求項2に記載の電子制御装置。
  6. 前記診断部は、前記電源回路の処理動作期間外に前記診断を繰り返して実行する請求項2に記載の電子制御装置。
  7. 前記診断部は、前記診断を再実行する場合は、異常と判定した前記診断対象回路に限定して実行する請求項1から6のいずれか一項に記載の電子制御装置。
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