JP2021153448A - 排泄物処理材の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排泄された尿から発生する悪臭の放出を抑制することができる排泄物処理材の製造方法及び製造装置を提供する。【解決手段】この製造方法は、箱状のトイレの中に積み重ねられ、吸水性を有する複数の粒状体からなる排泄物処理材を製造する方法である。この製造方法は、造粒工程を含んでいる。造粒工程は、造粒機10を用いて被造粒材料を押出造粒することにより、各粒状体を構成する造粒物を形成する工程である。造粒機10は、ダイス12を有している。ダイス12には、被造粒材料を通過させる複数の貫通孔13が設けられている。複数の貫通孔13は、第1の有効長を有する貫通孔13aと、第1の有効長よりも大きい第2の有効長を有する貫通孔13bとを含んでいる。【選択図】図7
Description
本発明は、排泄物処理材を製造する方法及び装置に関する。
従来の排泄物処理材としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された排泄物処理材は、動物用の排泄物処理材であり、複数の粒状体からなる。各粒状体は、尿を吸収する吸水型の粒状体である。図14に示すように、かかる構成の排泄物処理材90は、複数の粒状体92が箱状のトイレ94の中に積み重ねられた状態で使用される。
トイレ94において尿96は、排泄物処理材90の上方から排泄される。それゆえ、尿96は、排泄物処理材90の最上層に位置する粒状体92(図14において黒塗りの粒状体92)によって専ら吸収される。そのため、排泄された尿96の大部分は、排泄物処理材90の上面付近に留まることになる。このように尿96が排泄物処理材90の上面付近に留まると、尿96から発生した悪臭がトイレ94の外に放出されやすくなってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、排泄された尿から発生する悪臭の放出を抑制することができる排泄物処理材の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
本発明による排泄物処理材の製造方法は、箱状のトイレの中に積み重ねられ、吸水性を有する複数の粒状体からなる排泄物処理材を製造する方法であって、造粒機を用いて被造粒材料を押出造粒することにより、上記各粒状体を構成する造粒物を形成する造粒工程を含み、上記造粒機は、上記被造粒材料を通過させる複数の貫通孔が設けられたダイスを有し、上記複数の貫通孔は、第1の有効長を有する第1の貫通孔と、上記第1の有効長よりも大きい第2の有効長を有する第2の貫通孔とを含むことを特徴とする。
この製造方法においては、第1及び第2の貫通孔が設けられたダイスを有する造粒機が用いられる。第2の貫通孔の有効長(第2の有効長)は、第1の貫通孔の有効長(第1の有効長)よりも大きい。このため、押出造粒時、第1の貫通孔を通過する被造粒材料には比較的低い圧力が加わり、第2の貫通孔を通過する被造粒材料には比較的高い圧力が加わる。これにより、第1の貫通孔からは吸水率が比較的大きい造粒物が得られ、第2の貫通孔からは吸水率が比較的小さい造粒物が得られる。このように一部の造粒物の吸水率を小さくすることにより、製造後の排泄物処理材においては、排泄された尿がトイレの下方に導かれやすくなり、尿をトイレの深さ方向に広く分散させることができる。尿を深さ方向に分散させることは、排泄物処理材の上面付近に留まる尿の割合を減らすことにつながる。したがって、尿から発生した悪臭がトイレの外に放出されるのを抑制することができる。
また、本発明による排泄物処理材の製造装置は、箱状のトイレの中に積み重ねられ、吸水性を有する複数の粒状体からなる排泄物処理材を製造する装置であって、被造粒材料を通過させる複数の貫通孔が設けられたダイスを有し、上記被造粒材料を押出造粒することにより、上記各粒状体を構成する造粒物を形成する造粒機を備え、上記複数の貫通孔は、第1の有効長を有する第1の貫通孔と、上記第1の有効長よりも大きい第2の有効長を有する第2の貫通孔とを含むことを特徴とする。
この製造装置は、第1及び第2の貫通孔が設けられたダイスを有する造粒機を備えている。第2の貫通孔の有効長(第2の有効長)は、第1の貫通孔の有効長(第1の有効長)よりも大きい。このため、押出造粒時、第1の貫通孔を通過する被造粒材料には比較的低い圧力が加わり、第2の貫通孔を通過する被造粒材料には比較的高い圧力が加わる。これにより、第1の貫通孔からは吸水率が比較的大きい造粒物が得られ、第2の貫通孔からは吸水率が比較的小さい造粒物が得られる。このように一部の造粒物の吸水率を小さくすることにより、製造後の排泄物処理材においては、排泄された尿がトイレの下方に導かれやすくなり、尿をトイレの深さ方向に広く分散させることができる。尿を深さ方向に分散させることは、排泄物処理材の上面付近に留まる尿の割合を減らすことにつながる。したがって、尿から発生した悪臭がトイレの外に放出されるのを抑制することができる。
本発明によれば、排泄された尿から発生する悪臭の放出を抑制することができる排泄物処理材の製造方法及び製造装置が実現される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による排泄物処理材の一実施形態を示す模式図である。排泄物処理材6は、人又は動物の排泄物(特に尿)の処理に用いられる排泄物処理材であって、箱状のトイレの中に積み重ねられ、吸水性を有する複数の粒状体からなる。排泄物処理材6は、粒状体30及び粒状体40を備えている。すなわち、排泄物処理材6を構成する複数の粒状体は、粒状体30及び粒状体40を含んでいる。
粒状体30及び粒状体40は、吸水性を有しており、トイレに排泄された尿を吸収する。粒状体30が吸水性を有するというには、次の試験により測定される吸水率が40%以上であることが必要である。まず、茶こしに50g相当の複数の粒状体30(サンプル)を入れる。茶こしの下には、空のビーカーを設置する。そして、サンプルに対し、針のない注射器を用いて、30mlの水を10秒かけて滴下する。1分間放置した後、ビーカー内の水量を計測する。滴下した水量(30ml)から計測された水量を引いた値の、滴下した水量に対する割合をもって吸水率とする。すなわち、ビーカー内の水量が18ml以下であれば、吸水率が40%以上となるため、粒状体30が吸水性を有するといえる。粒状体40についても同様である。
粒状体40の吸水率は、粒状体30の吸水率よりも小さい。粒状体30の吸水率をA%とし、粒状体40の吸水率をB%としたとき、(A−B)≧10であることが好ましく、(A−B)≧20であることがより好ましい。粒状体30の吸水率は、例えば70%以上100%以下である。粒状体40の吸水率は、例えば40%以上70%以下である。
粒状体30及び粒状体40は、複数ずつ設けられている。排泄物処理材6においては、これらの粒状体30,40が混在している。粒状体40の個数は、粒状体30及び粒状体40の個数の合計の30%以上70%以下であることが好ましく、40%以上60%以下であることがより好ましい。粒状体40の粒径は、粒状体30の粒径に等しくてもよいし、異なっていてもよい。ここで、粒径は、当該粒状体を内包しうる最小の球の直径として定義するものとする。各粒状体30,40の粒径は、例えば5mm以上15mm以下である。
図2は、粒状体30を示す模式図である。粒状体30は、尿を取り込んで粒状体30の内部に保持する。粒状体30は、芯部32(造粒物)及び被覆部34を有している。芯部32は、略円柱状に造粒されている。芯部32は、後述するダイス12の貫通孔13aを通過した被造粒材料から得られる造粒物である。芯部32は、尿を吸水及び保水する機能を有する。芯部32は、吸水性材料を含有している。芯部32は、吸水性材料を主材料としている。ここで、芯部32の主材料とは、芯部32を構成する一又は二以上の材料のうち、当該芯部32に占める重量割合が最大のものをいう。
芯部32は、吸水性材料のみからなってもよいし、吸水性材料と他の材料とからなってもよい。吸水性材料は、有機物であることが好ましい。有機物である吸水性材料としては、例えば、紙類、茶殻、プラスチック類又はオカラを用いることができる。芯部32は、接着性材料を含有していてもよいし、含有していなくてもよい。接着性材料としては、例えば、澱粉、CMC(カルボキシメチルセルロース)、PVA(ポリビニルアルコール)、デキストリン、又は吸水性ポリマーを用いることができる。
紙類は、パルプを主体とする材料をいう。紙類としては、例えば、通常の紙の他にも、塩ビ壁紙分級物(塩ビ壁紙を分級することにより得られる紙)、フラッフパルプ、製紙スラッジ、パルプスラッジ等が挙げられる。プラスチック類としては、例えば、紙おむつ分級物(紙おむつを分級することにより得られるプラスチック)を用いてもよい。オカラは、乾燥オカラであることが好ましい。
被覆部34は、芯部32を覆っている。被覆部34は、芯部32の周囲の全体を覆っていてもよいし、芯部32の周囲の一部のみを覆っていてもよい。被覆部34は、使用時に尿を吸収した粒状体30,40どうしを接着させて固まりにする機能を有する。被覆部34も、吸水性材料を主材料としている。被覆部34の主材料の定義は、芯部32の主材料の定義と同様である。被覆部34に含有される吸水性材料も、有機物であることが好ましい。被覆部34は、接着性材料を含有している。
図3は、粒状体40を示す模式図である。粒状体40は、尿を取り込んで粒状体40の内部に保持する。粒状体40は、芯部42(造粒物)及び被覆部44を有している。芯部42は、略円柱状に造粒されている。芯部42は、後述するダイス12の貫通孔13bを通過した被造粒材料から得られる造粒物である。芯部42は、尿を吸水及び保水する機能を有する。芯部42は、吸水性材料を含有している。芯部42は、吸水性材料を主材料としている。芯部42の主材料の定義は、芯部32の主材料の定義と同様である。芯部42は、吸水性材料のみからなってもよいし、吸水性材料と他の材料とからなってもよい。吸水性材料は、有機物であることが好ましい。芯部42は、芯部32と同一組成の材料からなる。芯部42は、接着性材料を含有していてもよいし、含有していなくてもよい。
被覆部44は、芯部42を覆っている。被覆部44は、芯部42の周囲の全体を覆っていてもよいし、芯部42の周囲の一部のみを覆っていてもよい。被覆部44は、使用時に尿を吸収した粒状体30,40どうしを接着させて固まりにする機能を有する。被覆部44も、吸水性材料を主材料としている。被覆部44の主材料の定義は、芯部32の主材料の定義と同様である。被覆部44に含有される吸水性材料も、有機物であることが好ましい。被覆部44は、接着性材料を含有している。被覆部44は、被覆部34と同一組成の材料からなる。
図4は、本発明による排泄物処理材の製造装置の一実施形態を示す構成図である。製造装置1は、上述の排泄物処理材6を製造する装置であって、造粒機10、及び被覆機20を備えている。
図5及び図6は、それぞれ、造粒機10を示す平面図及び底面図である。また、図7は、図5のVII−VII線に沿った端面図である。造粒機10は、被造粒材料(芯部32,42を構成する材料)を押出造粒することにより、複数の造粒物(芯部32,42)を形成する押出造粒機である。造粒機10は、ダイス12、ローラー14及びカッター16を有している。ダイス12には、被造粒材料を通過させる複数の貫通孔13が設けられている。なお、以下の記述において「複数の貫通孔13」は、別段の断りがない限り、ダイス12に設けられた全ての貫通孔13を指すものとする。各貫通孔13の断面(ダイス12の厚み方向に垂直な断面)の形状は、円形である。複数の貫通孔13は、ダイス12の略全面にわたって点在している。
複数の貫通孔13は、貫通孔13a(第1の貫通孔)、及び貫通孔13b(第2の貫通孔)を含んでいる。貫通孔13a及び貫通孔13bは、それぞれ、ダイス12の部分12a及び部分12bに存在する。本実施形態においては、部分12aが部分12bの外側に位置している。平面視で、部分12aは円環状の領域であり、部分12bは円板状の領域である。図5及び図6においては、部分12aと部分12bとの境界を仮想的な円C1で示している。ダイス12の厚みは、均一である。それゆえ、部分12a及び部分12bは、同一の厚みt1(図7参照)を有している。
図8は、貫通孔13aを示す断面図である。貫通孔13aは、テーパ部132a(第1のテーパ部)、円筒部134a(第1の円筒部)、及びテーパ部136aからなる。テーパ部132aは、ダイス12の表面(被造粒材料の入口側の面)から裏面側に向かうにつれて次第に径が小さくなるテーパ状の部分である。テーパ部132aの上端は、ダイス12の表面上に位置する。テーパ部132aの下端は、ダイス12の途中(ダイス12の表面と裏面との間)に位置する。円筒部134aは、テーパ部132aに連続し、一定の径を有する円筒状の部分である。円筒部134aの上端は、テーパ部132aの下端に一致する。テーパ部136aは、円筒部134aに連続し、ダイス12の裏面(被造粒材料の出口側の面)から表面側に向かうにつれて次第に径が小さくなるテーパ状の部分である。テーパ部136aの上端は、円筒部134aの下端に一致する。テーパ部136aの下端は、ダイス12の裏面上に位置する。テーパ部132a及びテーパ部136aは、同一の形状及び大きさを有している。それゆえ、貫通孔13aは、上下対称な形をしている。
貫通孔13aは、有効長L1(第1の有効長)を有している。有効長L1は、貫通孔13aにおける最小径を有する部分の長さとして定義される。本実施形態において有効長L1は、円筒部134aの長さに等しい。
図9は、貫通孔13bを示す断面図である。貫通孔13bは、テーパ部132b(第2のテーパ部)、円筒部134b(第2の円筒部)、及びテーパ部136bからなる。テーパ部132bは、ダイス12の表面から裏面側に向かうにつれて次第に径が小さくなるテーパ状の部分である。テーパ部132bの上端は、ダイス12の表面上に位置する。テーパ部132bの下端は、ダイス12の途中に位置する。円筒部134bは、テーパ部132bに連続し、一定の径を有する円筒状の部分である。円筒部134bの上端は、テーパ部132bの下端に一致する。テーパ部136bは、円筒部134bに連続し、ダイス12の裏面から表面側に向かうにつれて次第に径が小さくなるテーパ状の部分である。テーパ部136bの上端は、円筒部134bの下端に一致する。テーパ部136bの下端は、ダイス12の裏面上に位置する。テーパ部132b及びテーパ部136bは、同一の形状及び大きさを有している。それゆえ、貫通孔13bは、上下対称な形をしている。
貫通孔13bは、有効長L2(第2の有効長)を有している。有効長L2は、貫通孔13bにおける最小径を有する部分の長さとして定義される。本実施形態において有効長L2は、円筒部134bの長さに等しい。有効長L2は、有効長L1よりも大きい。ただし、貫通孔13bの全長(部分12bの厚みに等しい。)は、貫通孔13aの全長(部分12aの厚みに等しい。)に等しい。それゆえ、円筒部134bの長さは円筒部134aの長さよりも大きく、各テーパ部132b,136bの長さは各テーパ部132a,テーパ部136aの長さよりも小さい。有効長L2は、有効長L1の1.5倍以上であることが好ましく、2倍以上であることがより好ましい。貫通孔13bの最小径(円筒部134bの径)は、貫通孔13aの最小径(円筒部134aの径)に等しい。
本実施形態において複数の貫通孔13は、貫通孔13a及び貫通孔13bのみからなる。ダイス12に設けられた貫通孔13bの個数は、ダイス12に設けられた貫通孔13a及び貫通孔13bの個数の合計の30%以上70%以下であることが好ましく、40%以上60%以下であることがより好ましい。
図5に示すように、ダイス12の表面側には、ローラー14が設けられている。ローラー14は、円柱状をしており、その中心軸がダイス12の径方向に延びている。本実施形態においては、複数(具体的には4つ)のローラー14が設けられている。各ローラー14の一端は、ダイス12の表面の中心部に位置する回転軸15に連結されている。これらのローラー14は、回転軸15の周りに公転しながら、被造粒材料を各貫通孔13に押し込む。各ローラー14は、その中心軸の周りに自転しつつ、回転軸15の周りに公転する。ローラー14は、ダイス12に設けられた全ての貫通孔13上を通過することが可能である。
図6に示すように、ダイス12の裏面側には、カッター16が設けられている。カッター16は、ダイス12の裏面の中心部からダイス12の径方向に延びている。このカッター16は、ダイス12の裏面に沿って回転しながら、各貫通孔13から押し出された被造粒材料を切断する。詳細には、カッター16は、ダイス12の裏面に平行な面内で、ダイス12の中心部を軸として回転運動をする。なお、カッター16は、上述のローラー14とは独立して回転できるように構成されている。カッター16は、ダイス12に設けられた全ての貫通孔13上を通過することが可能である。
図4に戻って、被覆機20は、造粒機10により形成された各造粒物(芯部32,42)を粉体状の被覆材料(被覆部34,44を構成する材料)で被覆するものである。被覆機20は、図10に示すように、ドラム22(容器)を有している。ドラム22は、略円筒状をしており、回転可能に設けられている。具体的には、ドラム22は、その中心軸周りに回転可能である。ドラム22の中心軸は、水平である。ドラム22には、造粒機10により形成された複数の芯部32,42が収容される。被覆機20は、これらの芯部32,42が収容されたドラム22を回転させながら、各芯部32,42の周囲に被覆材料を付着させる。
続いて、製造装置1の動作と併せて、本発明による排泄物処理材の製造方法の一実施形態を説明する。この製造方法は、造粒工程及び被覆工程を含むものである。造粒工程は、造粒機10を用いて被造粒材料を押出造粒することにより、芯部32,42を形成する工程である。なお、造粒に先立って、被造粒材料には、粉砕、混練、加水等の前処理が必要に応じて行われる。
造粒工程においては、図11に示すように、ダイス12の表面側に供給された被造粒材料M1が、ダイス12の表面上を転動するローラー14によって貫通孔13に押し込まれる。貫通孔13に押し込まれた被造粒材料M1は、ダイス12の裏面側に押し出される。被造粒材料M1が押し出される際、ダイス12の裏面側では、カッター16が回転し続けている。これにより、貫通孔13から押し出された被造粒材料M1は、図12に示すように、カッター16によって切断される。このようにして切断された部分が、造粒物(芯部32,42)となる。
被覆工程は、造粒工程において形成された各造粒物を被覆材料で被覆する工程である。被覆工程においては、造粒工程において形成された芯部32,42をドラム22(図10参照)内に収容した後、ドラム22を回転させながら、各芯部32,42の周囲に被覆材料を付着させる。被覆材料の付着は、例えば、散布又は噴霧により行うことができる。これにより、被覆部34,44が形成される。その後、篩分け、乾燥等の後処理が必要に応じて行われる。以上により、粒状体30と粒状体40とが混在した排泄物処理材6が得られる。
本実施形態の効果を説明する。本実施形態においては、貫通孔13a及び貫通孔13bが設けられたダイス12を有する造粒機10が用いられる。貫通孔13bの有効長L2は、貫通孔13aの有効長L1よりも大きい。このため、押出造粒時、貫通孔13aを通過する被造粒材料には比較的低い圧力が加わり、貫通孔13bを通過する被造粒材料には比較的高い圧力が加わる。これにより、貫通孔13aからは吸水率が比較的大きい造粒物(芯部32)が得られ、貫通孔13bからは吸水率が比較的小さい造粒物(芯部42)が得られる。造粒時の圧力を大きくすると、造粒物の表面や内部の隙間が小さくなり、当該造粒物内に水分が取り込まれにくくなるからである。
このように芯部42(粒状体40)の吸水率を小さくすることにより、製造後の排泄物処理材6においては、粒状体40に吸収されない尿の割合が増えるため、排泄された尿がトイレの下方に導かれやすくなる。このため、粒状体30のみが形成される場合に比して、尿をトイレの深さ方向に広く分散させることができる。尿を深さ方向に分散させることは、排泄物処理材6の上面付近に留まる尿の割合を減らすことにつながる。したがって、尿から発生した悪臭がトイレの外に放出されるのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、吸水率が比較的大きい粒状体30と吸水率が比較的小さい粒状体40とを別々に形成しなくても、両者が混在した排泄物処理材6を得ることができる。これに対し、全ての貫通孔の有効長が等しい一般的なダイスを用いる場合、吸水率が異なる粒状体が混在した排泄物処理材を得るには、吸水率が比較的大きい粒状体と吸水率が比較的小さい粒状体とを別々に形成した上で、両者を混合する工程を実行する必要がある。そのため、製造工程が複雑化してしまうという問題がある。この点、本実施形態によれば、吸水率が異なる造粒物(芯部32,42)を1つのダイス12を用いて同時に形成することができる。それゆえ、2種類の粒状体30,40を別々に形成する必要もなければ、両者を混合する工程を実行する必要もない。このため、製造工程の複雑化を招くことなく、粒状体30と粒状体40とが混在した排泄物処理材6を得ることができるという利点がある。
粒状体30及び粒状体40は、何れも吸水性を有している。このように粒状体30及び粒状体40の双方に吸水型の粒状体を用いることにより、粒状体30又は粒状体40の何れか一方に非吸水型の粒状体を用いた場合に比して、排泄物処理材6全体としての吸水力を高めることができる。これにより、粒状体30及び粒状体40の何れにも吸収されずに尿がトイレ内に溜まってしまう事態を起こりにくくすることができる。
貫通孔13bの全長は、貫通孔13aの全長に等しい。すなわち、貫通孔13bが設けられた部分12bの厚みは、貫通孔13aが設けられた部分12aの厚みに等しい。この場合、ダイス12の厚みを不均一にすることなく、吸水率が異なる造粒物(芯部32,42)を同時に形成することができる。
貫通孔13aは、ダイス12の表面から裏面側に向かうにつれて次第に径が小さくなるテーパ部132aを有している。かかるテーパ部132aを貫通孔13aの入口側に設けることにより、貫通孔13a内に被造粒材料をスムーズに押し込みやすくなる。
貫通孔13aは、テーパ部132aに連続する円筒部134aを有している。円筒部134aの長さは、貫通孔13aの有効長L1を規定する。このため、円筒部134aの長さを調整することにより、有効長L1を所望の値に設定することができる。
貫通孔13aは、ダイス12の裏面から表面側に向かうにつれて次第に径が小さくなるテーパ部136aを有している。かかるテーパ部136aを設けることにより、ダイス12を上下逆さまに用いた場合(すなわち、ダイス12の裏面を被造粒材料の入口側の面とし、ダイス12の表面を被造粒材料の出口側の面とした場合)であっても、貫通孔13a内に被造粒材料をスムーズに押し込みやすくなる。
貫通孔13bは、ダイス12の表面から裏面側に向かうにつれて次第に径が小さくなるテーパ部132bを有している。かかるテーパ部132bを貫通孔13bの入口側に設けることにより、貫通孔13b内に被造粒材料をスムーズに押し込みやすくなる。
貫通孔13bは、テーパ部132bに連続する円筒部134bを有している。円筒部134bの長さは、貫通孔13bの有効長L2を規定する。このため、円筒部134bの長さを調整することにより、有効長L2を所望の値に設定することができる。
貫通孔13bは、ダイス12の裏面から表面側に向かうにつれて次第に径が小さくなるテーパ部136bを有している。かかるテーパ部136bを設けることにより、ダイス12を上下逆さまに用いた場合であっても、貫通孔13b内に被造粒材料をスムーズに押し込みやすくなる。
貫通孔13bの有効長L2を大きくする程、芯部42となる被造粒材料に加わる圧力が高くなるため、粒状体40の吸水率が小さくなり、尿をトイレの下方に導きやすくなる。かかる観点から、有効長L2は、有効長L1の1.5倍以上であることが好ましく、2倍以上であることがより好ましい。他方、有効長L2が大きすぎると、貫通孔13bに被造粒材料が詰まる等の理由で芯部42の形成に支障が生じかねない。かかる観点から、有効長L2は、有効長L1の3倍以下であることが好ましい。
尿をトイレの下方に導きやすくするには、排泄物処理材6全体に占める粒状体40の割合が多い方が有利である。かかる観点から、貫通孔13bの個数は、貫通孔13a及び貫通孔13bの個数の合計の30%以上であることが好ましく、40%以上であることがより好ましい。他方、粒状体40の割合が多すぎると、粒状体30による尿の吸収が不充分となりかねない。かかる観点から、貫通孔13bの個数は、貫通孔13a及び貫通孔13bの個数の合計の70%以下であることが好ましく、60%以下であることがより好ましい。
複数の貫通孔13は、貫通孔13a及び貫通孔13bのみからなる。このように2種類の貫通孔13a,13bに限ることにより、ダイス12ひいては製造装置1の構造を徒に複雑化させることなく、吸水率が異なる粒状体30,40が混在した排泄物処理材6を得ることができる。
ところで、貫通孔13の最小径が小さい程、被造粒材料に加わる圧力が高くなる。それゆえ、貫通孔13aの最小径と貫通孔13bの最小径とが異なる場合、その最小径の違いも、造粒時の圧力差(貫通孔13aを通過する被造粒材料に加わる圧力と貫通孔13bを通過する被造粒材料に加わる圧力との差)に影響を与える。この点、本実施形態においては、貫通孔13bの最小径が貫通孔13aの最小径に等しい。この場合、貫通孔13の最小径(貫通孔13aと貫通孔13bとの最小径の差)は造粒時の圧力差に影響を与えないため、圧力差のコントロールが容易になる。すなわち、圧力差に影響を与える因子が貫通孔13の有効長(貫通孔13aの有効長L1と貫通孔13bの有効長L2との差)に絞られるため、貫通孔13の最小径及び有効長の双方が因子になる場合に比して、容易に圧力差をコントロールすることができる。
粒状体30及び粒状体40の双方に被覆部(被覆部34,44)が設けられている。これにより、使用済みの粒状体30,40間で被覆部どうしの結合が得られるため、粒状体30又は粒状体40の一方にしか被覆部が設けられていない場合に比して、粒状体30,40の固まりを安定的に形成することができる。
被覆の際、芯部32,42が収容されたドラム22を回転させながら、各芯部32,42の周囲に被覆材料を付着させている。これにより、各芯部32,42の周囲全体に被覆材料を万遍なく付着させることができる。また、ドラム22の回転により、芯部32,42が撹拌されるため、製造後の排泄物処理材6における粒状体30(粒状体40)の偏在を小さくすることができる。
芯部32及び芯部42が接着性材料を含有していない場合、接着性材料の使用量を節約し、排泄物処理材6の製造コストを削減することができる。
芯部32及び被覆部34が有機物を主材料とする場合、焼却処分に適した粒状体30を得ることができる。同様に、芯部42及び被覆部44が有機物を主材料とする場合、焼却処分に適した粒状体40を得ることができる。このように粒状体30,40が焼却処分に適していれば、使用済みの排泄物処理材6を可燃ゴミとして捨てることもできるため、ユーザにとっての利便性が向上する。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、貫通孔13bの最小径が貫通孔13aの最小径に等しい場合を例示した。しかし、貫通孔13bの最小径は、貫通孔13aの最小径より小さくてもよい。貫通孔13bの最小径が小さくなる程、貫通孔13bを通過する被造粒材料に加わる圧力が高くなる。このため、粒状体40の吸水率を一層小さくすることができる。
上記実施形態においては、貫通孔13の断面形状が円形である場合を例示した。しかし、貫通孔13の断面形状は、任意であり、例えば、楕円形、多角形等であってもよい。貫通孔13の断面形状が円形でない場合、貫通孔13の径は、当該断面を内包し得る最小の円の直径として定義される。
上記実施形態においては、貫通孔13aの設けられた部分12aが貫通孔13bの設けられた部分12bの外側に位置する場合を例示した。しかし、例えば図13に示すように、部分12aは、部分12bの内側に位置してもよい。
上記実施形態においては、貫通孔13a及び貫通孔13bが、ダイス12の中心からの距離が相異なる複数の領域(部分12a及び部分12b)に分かれて配置される場合を例示した。しかし、貫通孔13a及び貫通孔13bは、ランダムに配置されてもよい。例えば、部分12aに貫通孔13a及び貫通孔13bの双方が配置されるとともに、部分12bに貫通孔13a及び貫通孔13bの双方が配置されてもよい。
上記実施形態においては、貫通孔13aがテーパ部132a及びテーパ部136aを有する場合を例示した。しかし、テーパ部132a及びテーパ部136aの双方を設けることは、必須でない。貫通孔13aは、テーパ部132a又はテーパ部136aの何れか一方のみを有してもよい。貫通孔13aがテーパ部132a及び円筒部134aのみからなる場合、円筒部134aの下端は、ダイス12の裏面上に位置する。貫通孔13aが円筒部134a及びテーパ部136aのみからなる場合、円筒部134aの上端は、ダイス12の表面上に位置する。
上記実施形態においては、貫通孔13bがテーパ部132b及びテーパ部136bを有する場合を例示した。しかし、テーパ部132b及びテーパ部136bを設けることは、必須でない。貫通孔13bは、テーパ部132b又はテーパ部136bの何れか一方のみを有してもよいし、何れも有していなくてもよい。貫通孔13bがテーパ部132b及び円筒部134bのみからなる場合、円筒部134bの下端は、ダイス12の裏面上に位置する。貫通孔13bが円筒部134b及びテーパ部136bのみからなる場合、円筒部134bの上端は、ダイス12の表面上に位置する。また、貫通孔13bが円筒部134bのみからなる場合、円筒部134bの上端及び下端は、それぞれダイス12の表面上及び裏面上に位置する。
上記実施形態においては、複数の貫通孔13が貫通孔13a及び貫通孔13bのみからなる場合を例示した。しかし、複数の貫通孔13は、有効長が相異なる3種類以上の貫通孔からなってもよい。
上記実施形態においては、造粒機10にローラー14が設けられた場合を例示した。しかし、造粒機10には、ローラー14が設けられていなくてもよい。その場合、ローラー14以外の公知の手段によって、被造粒材料を貫通孔13に押し込めばよい。
上記実施形態においては、造粒機10にカッター16が設けられた場合を例示した。しかし、造粒機10には、カッター16が設けられていなくてもよい。その場合、カッター16以外の公知の手段によって、各貫通孔13から押し出された被造粒材料を切断すればよい。
上記実施形態においては、粒状体30が、芯部32及び被覆部34からなる複層構造を有する場合を例示した。しかし、被覆部34を設けることは必須でない。すなわち、粒状体30は、芯部32のみからなる単層構造を有していてもよい。その場合、芯部32に接着性材料が含有されることが好ましい。粒状体40についても同様である。被覆部34,44を設けない場合、被覆機20は不要であり、被覆工程も実行されない。
1 製造装置
6 排泄物処理材
10 造粒機
12 ダイス
13 貫通孔
13a 貫通孔(第1の貫通孔)
13b 貫通孔(第2の貫通孔)
14 ローラー
15 回転軸
16 カッター
20 被覆機
22 ドラム(容器)
30 粒状体
32 芯部(造粒物)
34 被覆部
40 粒状体
42 芯部(造粒物)
44 被覆部
90 排泄物処理材
92 粒状体
94 トイレ
96 尿
132a テーパ部(第1のテーパ部)
132b テーパ部(第2のテーパ部)
134a 円筒部(第1の円筒部)
134b 円筒部(第2の円筒部)
136a テーパ部
136b テーパ部
M1 被造粒材料
6 排泄物処理材
10 造粒機
12 ダイス
13 貫通孔
13a 貫通孔(第1の貫通孔)
13b 貫通孔(第2の貫通孔)
14 ローラー
15 回転軸
16 カッター
20 被覆機
22 ドラム(容器)
30 粒状体
32 芯部(造粒物)
34 被覆部
40 粒状体
42 芯部(造粒物)
44 被覆部
90 排泄物処理材
92 粒状体
94 トイレ
96 尿
132a テーパ部(第1のテーパ部)
132b テーパ部(第2のテーパ部)
134a 円筒部(第1の円筒部)
134b 円筒部(第2の円筒部)
136a テーパ部
136b テーパ部
M1 被造粒材料
Claims (26)
- 箱状のトイレの中に積み重ねられ、吸水性を有する複数の粒状体からなる排泄物処理材を製造する方法であって、
造粒機を用いて被造粒材料を押出造粒することにより、前記各粒状体を構成する造粒物を形成する造粒工程を含み、
前記造粒機は、前記被造粒材料を通過させる複数の貫通孔が設けられたダイスを有し、
前記複数の貫通孔は、第1の有効長を有する第1の貫通孔と、前記第1の有効長よりも大きい第2の有効長を有する第2の貫通孔とを含むことを特徴とする排泄物処理材の製造方法。 - 請求項1に記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記第2の貫通孔の全長は、前記第1の貫通孔の全長に等しい排泄物処理材の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記第1の貫通孔は、
前記ダイスの表面から裏面側に向かうにつれて次第に径が小さくなる第1のテーパ部と、
前記第1のテーパ部に連続し、一定の径を有する第1の円筒部とを有する排泄物処理材の製造方法。 - 請求項3に記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記第2の貫通孔は、
前記ダイスの前記表面から前記裏面側に向かうにつれて次第に径が小さくなる第2のテーパ部と、
前記第2のテーパ部に連続し、一定の径を有する第2の円筒部とを有する排泄物処理材の製造方法。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記第2の有効長は、前記第1の有効長の1.5倍以上である排泄物処理材の製造方法。 - 請求項5に記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記第2の有効長は、前記第1の有効長の2倍以上である排泄物処理材の製造方法。 - 請求項1乃至6の何れかに記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記第2の貫通孔の個数は、前記第1及び第2の貫通孔の個数の合計の30%以上70%以下である排泄物処理材の製造方法。 - 請求項7に記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記第2の貫通孔の個数は、前記第1及び第2の貫通孔の個数の合計の40%以上60%以下である排泄物処理材の製造方法。 - 請求項1乃至8の何れかに記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記複数の貫通孔は、前記第1及び第2の貫通孔のみからなる排泄物処理材の製造方法。 - 請求項1乃至9の何れかに記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記第2の貫通孔の最小径は、前記第1の貫通孔の最小径に等しい排泄物処理材の製造方法。 - 請求項1乃至9の何れかに記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記第2の貫通孔の最小径は、前記第1の貫通孔の最小径よりも小さい排泄物処理材の製造方法。 - 請求項1乃至11の何れかに記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記造粒工程において形成された前記造粒物を被覆材料で被覆する被覆工程を含む排泄物処理材の製造方法。 - 請求項12に記載の排泄物処理材の製造方法において、
前記被覆工程においては、前記造粒工程において形成された前記造粒物が収容された容器を回転させながら、当該造粒物の周囲に前記被覆材料を付着させる排泄物処理材の製造方法。 - 箱状のトイレの中に積み重ねられ、吸水性を有する複数の粒状体からなる排泄物処理材を製造する装置であって、
被造粒材料を通過させる複数の貫通孔が設けられたダイスを有し、前記被造粒材料を押出造粒することにより、前記各粒状体を構成する造粒物を形成する造粒機を備え、
前記複数の貫通孔は、第1の有効長を有する第1の貫通孔と、前記第1の有効長よりも大きい第2の有効長を有する第2の貫通孔とを含むことを特徴とする排泄物処理材の製造装置。 - 請求項14に記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記第2の貫通孔の全長は、前記第1の貫通孔の全長に等しい排泄物処理材の製造装置。 - 請求項14又は15に記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記第1の貫通孔は、
前記ダイスの表面から裏面側に向かうにつれて次第に径が小さくなる第1のテーパ部と、
前記第1のテーパ部に連続し、一定の径を有する第1の円筒部とを有する排泄物処理材の製造装置。 - 請求項16に記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記第2の貫通孔は、
前記ダイスの前記表面から前記裏面側に向かうにつれて次第に径が小さくなる第2のテーパ部と、
前記第2のテーパ部に連続し、一定の径を有する第2の円筒部とを有する排泄物処理材の製造装置。 - 請求項14乃至17の何れかに記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記第2の有効長は、前記第1の有効長の1.5倍以上である排泄物処理材の製造装置。 - 請求項18に記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記第2の有効長は、前記第1の有効長の2倍以上である排泄物処理材の製造装置。 - 請求項14乃至19の何れかに記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記第2の貫通孔の個数は、前記第1及び第2の貫通孔の個数の合計の30%以上70%以下である排泄物処理材の製造装置。 - 請求項20に記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記第2の貫通孔の個数は、前記第1及び第2の貫通孔の個数の合計の40%以上60%以下である排泄物処理材の製造装置。 - 請求項14乃至21の何れかに記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記複数の貫通孔は、前記第1及び第2の貫通孔のみからなる排泄物処理材の製造装置。 - 請求項14乃至22の何れかに記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記第2の貫通孔の最小径は、前記第1の貫通孔の最小径に等しい排泄物処理材の製造装置。 - 請求項14乃至22の何れかに記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記第2の貫通孔の最小径は、前記第1の貫通孔の最小径よりも小さい排泄物処理材の製造装置。 - 請求項14乃至24の何れかに記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記造粒機により形成された前記造粒物を被覆材料で被覆する被覆機を備える排泄物処理材の製造装置。 - 請求項25に記載の排泄物処理材の製造装置において、
前記被覆機は、前記造粒機により形成された前記造粒物を収容する容器を有し、当該造粒物が収容された前記容器を回転させながら、当該造粒物の周囲に前記被覆材料を付着させる排泄物処理材の製造装置。
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JP2020055868A JP2021153448A (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | 排泄物処理材の製造方法及び製造装置 |
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