JP2021150197A - 保護部材 - Google Patents

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JP2021150197A JP2020049546A JP2020049546A JP2021150197A JP 2021150197 A JP2021150197 A JP 2021150197A JP 2020049546 A JP2020049546 A JP 2020049546A JP 2020049546 A JP2020049546 A JP 2020049546A JP 2021150197 A JP2021150197 A JP 2021150197A
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晃教 田代
Akinori Tashiro
晃教 田代
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Abstract

【課題】複数の締結箇所を有する保護対象に対して複数回の締結作業を適正に行うことが可能な保護部材を提供すること。【解決手段】保護部材1は、所定の保護対象3を覆うように装着されて保護対象3を保護する。保護部材1は、保護対象3を挟んだ状態にて保護対象3に当接することになる一対の側壁部21と、一対の側壁部21を連結する上壁部22と、保護対象3に対して外部端子4,7が締結されることになる複数の締結箇所11,12のうちの第1締結箇所12を覆うカバー部26と、を備える。カバー部26は、第1締結箇所12への外部端子7の締結が可能なように開いた開状態と、第1締結箇所12を覆うように閉じた閉状態と、を切り替え可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、所定の保護対象(例えば、バッテリ等に組み付けられるヒューズユニット等)を覆うように装着されて保護対象を保護する保護部材に関する。
従来から、車両に搭載されるバッテリ等と各種の電装品とをヒューズユニットを介して電気的に接続することが行われている。この種のヒューズユニットは、一般に、バッテリ等の極柱に取り付けられた中継具(バッテリターミナル)に対してボルト締結され、且つ、各種の電装品に繋がる電線に設けられた端子がボルト締結されるように、用いられる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2010−118309号公報
上述したようにヒューズユニットを用いる場合、ヒューズユニットへの複数回のボルト締結作業を、所定の締結順序に従って行うことになる。そのため、締結順序が後のボルト等を締結する際にヒューズユニットに及ぼされる外力により、締結順序が先であり締結済みのボルト等が回動し、その締結済みのボルト等が緩む可能性がある。場合によっては、そのような外力によって上述したバッテリターミナルに変形が生じる可能性もある。そこで、通常、作業者は手でヒューズユニットを掴んで保持しながら、ボルト等の締結を行うようになっている。しかし、一般に、ヒューズユニットの外形は複雑な凹凸形状を有していること、及び、端子やバッテリターミナル等のように通電される部品には手を触れることが制限されていること等から、作業者の手ではヒューズユニットを適正に固定することが困難である。なお、ヒューズユニットに限らず、複数の締結箇所を有する対象物に対して複数回の締結作業を適正に行うことは、一般に困難である。
本発明の目的の一つは、複数の締結箇所を有する保護対象に対して複数回の締結作業を適正に行うことが可能な保護部材、の提供である。
前述した目的を達成するために、本発明に係る保護部材は、下記[1]〜[5]を特徴としている。
[1]
所定の保護対象を覆うように装着されて前記保護対象を保護する保護部材であって、
前記保護対象を挟んだ状態にて前記保護対象に当接することになる一対の側壁部と、
前記一対の前記側壁部を連結する上壁部と、
前記保護対象に対して外部端子が締結固定されることになる複数の締結箇所のうちの第1締結箇所を覆うカバー部と、を備え、
前記カバー部は、
前記第1締結箇所への前記外部端子の締結固定が可能なように開いた開状態と、前記第1締結箇所を覆うように閉じた閉状態と、を切り替え可能である、
保護部材であること。
[2]
上記[1]に記載の保護部材において、
前記上壁部は、
前記複数の前記締結箇所のうちの第2締結箇所に取り付けられることになる締結用部品の外形に沿って窪む凹部を有する、
保護部材であること。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の保護部材において、
前記一対の前記側壁部は、前記第1締結箇所を挟んだ状態にて前記第1締結箇所に当接することになるように構成される、
保護部材であること。
[4]
上記[1]〜上記[3]の何れか一つに記載の保護部材であって、
前記一対の前記側壁部の内壁面と、前記上壁部の内壁面と、を繋ぐように設けられる補強部を、更に備える、
保護部材であること。
[5]
上記[1]〜上記[4]の何れか一つに記載の保護部材において、
前記一対の前記側壁部は、
前記保護対象が有する凸部を受け入れ可能に構成され、当該保護部材を前記保護対象に装着する装着方向に延びる、レール溝を有する、
保護部材であること。
上記[1]の構成の保護部材によれば、保護部材を保護対象に取り付けたとき、一対の側壁部と上壁部とによって保護対象が包まれた状態となる。そのため、作業者の手で保護対象を直接固定する場合に比べ、保護対象の全体に対して適正に保持力を及ぼすことができ、複数の締結箇所への締結作業をより適正に行うことができる。なお、保護部材の外形が作業者が手で掴むことに適した形状であればあるほど、締結作業の作業性を向上できる。したがって、本構成の保護部材は、複数の締結箇所を有する保護対象に対して複数回の締結作業を適正に行うことが可能である。
更に、保護部材のカバー部が開閉可能であるため、第1締結箇所での締結作業時にはカバー部を開き、第1締結箇所への締結が完了すればカバー部を閉じることで、締結後の第1締結箇所を保護することができる。よって、締結作業が完了した後、保護部材を保護対象にそのまま装着し続けることで、締結箇所を外部から隔離して保護することができる。このように、本構成の保護部材は、保護対象への締結の作業性を向上させる効果に加え、締結後において保護対象を周辺の部材から隔離して保護する効果をも有する。
上記[2]の構成の保護部材によれば、保護部材の上壁部は、複数の締結箇所のうちの第2締結箇所に取り付けられることになる締結用部品(例えば、スタッドボルトやナット等)の外形に沿って窪む凹部を有する。よって、それら締結用部品に保護部材の上壁部が密着することで、第2締結箇所での締結作業の後に他の締結箇所(例えば、第1締結箇所)での締結作業を行う際、第2締結箇所に意図しない外力が及ぶことをより確実に抑制できる。
上記[3]の構成の保護部材によれば、保護部材の一対の側壁部が、第1締結箇所を挟んだ状態にて第1締結箇所に当接する。よって、第1締結箇所をより強固に固定することが可能となり、第1締結箇所よりも先に第2締結箇所における締結作業が完了している場合において第2締結箇所に意図しない外力が及ぶことを、より確実に抑制できる。
上記[4]の構成の保護部材によれば、一対の側壁部の内壁面と上壁部の内壁面とを繋ぐように設けられる補強部により、保護部材の全体的な捻じれ等がより確実に抑制される。その結果、複数の締結箇所への締結作業をより適正に行うことができる。
上記[5]の構成の保護部材によれば、一対の側壁部に設けられたレール溝を用いて、保護部材を所定の取り付け完了位置に案内することで、保護対象に容易に取り付けることができる。
このように、本発明によれば、複数の締結箇所を有する保護対象に対して複数回の締結作業を適正に行うことが可能な保護部材を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る保護部材がバッテリの上面に固定されたヒューズユニットに装着された状態を示す斜視図である。 図2は、図1に示す保護部材がヒューズユニットに装着される作業の途中の状態にある図1に相当する斜視図である。 図3は、カバー部が開いた状態にある図1に示す保護部材を示し、図3(a)は、その保護部材を前方から見た斜視図であり、図3(b)は、その保護部材を後方から見た斜視図である。 図4は、バッテリの上面に固定されたヒューズユニットを後方から見た斜視図である。 図5は、図1に示すカバーを図1に示す白矢印の方向から見た正面図である。 図6は、図1のA−A断面図である。 図7(a)は、ヒューズユニットの負荷側締結箇所に関する分解斜視図であり、図7(b)は、ヒューズユニットの負荷側締結箇所にナットレンチを用いてナットを締め付ける際の作業の様子を示す背面図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る保護部材1について説明する。以下、説明の便宜上、図1〜図7に示すように、「前後方向」、「幅方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「幅方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。
保護部材1は、本例では、図1、図2及び図4から理解できるように、車両に搭載されるバッテリ2の上面に固定されたヒューズユニット3を覆うようにヒューズユニット3に装着されて、ヒューズユニット3を保護する部材である。「前後方向」は、保護部材1をヒューズユニット3に装着する「装着方向」と一致している。
まず、ヒューズユニット3について説明する。図2、図4及び図6に示すように、ヒューズユニット3は、モールド成形によってバスバ(金属板)の一部が露出するように当該バスバが一体化された樹脂成形体であり、前後方向に延びる形状を有する。ヒューズユニット3の後端部には、下方に突出する突出部3aが形成されている(図4等参照)。
ヒューズユニット3は、バッテリ2の上面に設けられたバッテリポスト(円柱状の電極)2aに固定されたバッテリターミナル4に対して自身が締結固定されるバッテリ側締結箇所11(図2、図4及び図6参照)と、電装品などの負荷(図示省略)に繋がる電線6の端末に設けられた端子7(図7(a)参照)が締結固定される負荷側締結箇所12(図4及び図7(a)参照)と、を有する。
バッテリ側締結箇所11では、バスバの一部であるバッテリ側接続部13が露出している(図2、図4及び図6参照)。バッテリ側接続部13は、上下方向に垂直な方向に延びる平板部分である。バッテリターミナル4に設けられた上方に向けて突出するスタッドボルト4aに、バッテリ側接続部13の貫通孔13a(図6参照)を挿通させて、ナット5とバッテリターミナル4とでバッテリ側接続部13を挟むようにスタッドボルト4aにナット5を締め付けることで、バッテリ側接続部13(即ち、ヒューズユニット3)が、バッテリターミナル4に対して締結固定される。
負荷側締結箇所12では、バスバの一部である負荷側接続部14が露出している(図4及び図7(a)参照)。負荷側接続部14は、前後方向に垂直な方向に延びる平板部分である。図7(a)に示すように、負荷側接続部14に設けられた後方に向けて突出するスタッドボルト15に、電線6に設けられた端子7の貫通孔を挿通させて、ナット8と負荷側接続部14とで端子7を挟むようにスタッドボルト15にナット8を締め付けることで、端子7が、負荷側接続部14(即ち、ヒューズユニット3)に対して締結固定される。
ヒューズユニット3の前後方向中央部には、ヒューズ部16が設けられている(図4及び図6参照)。ヒューズ部16は、バッテリ側接続部13(即ち、バッテリ2)と負荷側接続部14(即ち、電線6)とを電気的に接続すると共に、電線6に定格電流を超える大きさの電流が流れたときにバッテリ2と電線6との電気的接続を断つ機能を有する。
ヒューズユニット3の筐体(樹脂成形体)における幅方向両側縁部には、図4に示すように、前後方向に延びる一対のレール部17が形成されている。保護部材1をヒューズユニット3に装着する際、一対のレール部17は、保護部材1の後述する一対のレール溝28と嵌合することになる(図2及び図5参照)。
ヒューズユニット3の後端部の上面には、上方に突出するロック用突起18が形成されている。保護部材1のヒューズユニット3への装着状態にて、ロック用突起18は、保護部材1の後述する係止アーム33の係止突起34と嵌合することになる(図6参照)。以上、ヒューズユニット3について説明した。
次いで、保護部材1について説明する。樹脂製の保護部材1は、図3に示すように、一対の側壁部21と、上壁部22と、後壁部23とを有し、大略的には前方且つ下方に開口する略矩形箱状の形状を有する。各側壁部21の後端部には、下方に突出する突出部21aが形成されている。保護部材1のヒューズユニット3への装着状態にて、一対の突出部21aは、ヒューズユニット3の突出部3aを幅方向外側から挟持する機能を果たし(図2、図4及び図6参照)、上壁部22は、ヒューズユニット3のバッテリ側締結箇所11を保護する機能を果たす。
後壁部23には、前後方向に貫通し且つ下方に開放された開口部24が形成されている。後壁部23には、開口部24に対応する形状を有するカバー部26が、ヒンジ部25を介して連結されている。カバー部26は、開口部24を開放する開状態(図2及び図3参照)と、開口部24を塞ぐ閉状態と、を切り替え可能となっている。カバー部26の閉状態では、カバー部26に設けられた一対の係合部26aと、開口部24の周縁に設けられた一対の係合部24aとを係合させることで、カバー部26が閉状態に維持され得る。
保護部材1のヒューズユニット3への装着状態にて、カバー部26の開状態では、図7(b)に示すように、ヒューズユニット3の負荷側締結箇所12における端子7の締結作業が可能となる。一方、カバー部26の閉状態では、締結後の端子7(負荷側締結箇所12)を保護することができる。
保護部材1の前端部には、一対の側壁部21の内壁面と、上壁部22の内壁面と、を繋ぐように設けられる一対の補強部27が設けられている。補強部27は、保護部材1の内部において前後方向に後壁部23まで延びている。一対の補強部27が設けられることで、保護部材1の全体的な捻じれ等がより確実に抑制され得る。一対の側壁部21の下端部の幅方向内側面には、幅方向外側に窪み且つ前後方向に亘って延びる一対のレール溝28が形成されている。
保護部材1の上壁部22の内面(下面)には、図5及び図6に示すように、保護部材1のヒューズユニット3への装着状態にてバッテリ側締結箇所11に位置する締結用部品の外形に沿って上方に窪む凹部29が形成されている。具体的には、凹部29は、ナット5の外形に沿って窪む第1凹部31と、スタッドボルト4aの外形に沿って窪む第2凹部32とから構成され、下方及び前方に開放されている。
保護部材1の上壁部22の内面(下面)における凹部29より後側の位置には、後方に延びる片持ち梁状の係止アーム33が形成されている。係止アーム33は上方に弾性変形可能となっている。係止アーム33の先端部の下面には、係止突起34が形成されている。以上、保護部材1について説明した。
次いで、保護部材1をヒューズユニット3に装着する手順について説明する。保護部材1は、図4に示すように、バッテリ側締結箇所11にてヒューズユニット3がバッテリターミナル4に対して締結固定され、且つ、負荷側締結箇所12にて端子7(図7(a)参照)がヒューズユニット3に対して締結固定されていない状態において、ヒューズユニット3に装着される。
保護部材1をヒューズユニット3に装着するため、保護部材1を、ヒューズユニット3の後方に配置し、図2に示すように、保護部材1の一対のレール溝28をヒューズユニット3の一対のレール部17に嵌合させた状態で、保護部材1をヒューズユニット3に対して前方にスライドさせる。図2では、カバー部26が開状態となっているが、カバー部26が閉状態となっていてもよい。このスライド作業中において、一対のレール溝28と一対のレール部17との嵌合により、保護部材1のスライド方向が適正に案内され、且つ、保護部材1の無用なガタ付きが抑制される。
このスライド作業は、係止アーム33の一時的な上方への弾性変形を経て、係止アーム33の係止突起34がヒューズユニット3のロック用突起18に係止されるまで、継続される(図6参照)。そして、図6に示すように、係止アーム33の係止突起34がロック用突起18と係合することで、このスライド作業が完了し、保護部材1のヒューズユニット3への装着が完了する(図1参照)。
保護部材1のヒューズユニット3への装着状態では、図1に示すように、ヒューズユニット3が保護部材1によって包まれた状態となり、ヒューズユニット3の突出部3aは、一対の突出部21aによって幅方向外側から挟持されている。係止突起34とロック用突起18との係合によって、保護部材1がヒューズユニット3に対して後方へスライドしてヒューズユニット3から分離することが防止される。
保護部材1のヒューズユニット3への装着が完了すると、次いで、負荷側締結箇所12における端子7の締結作業を行う。このため、図7(b)に示すように、カバー部26を開状態に維持した状態で、図7(a)に示すように、負荷側接続部14に設けられたスタッドボルト15に、電線6に設けられた端子7の貫通孔を挿通させ、次いで、ナットレンチ9を用いて、ナット8と負荷側接続部14とで端子7を挟むように、スタッドボルト15にナット8を締め付ける。これにより、端子7が、負荷側接続部14(即ち、ヒューズユニット3)に対して締結固定される。
ここで、作業者は、ヒューズユニット3を覆う保護部材1を、一対の側壁部21(一対の突出部21aを含む)を幅方向内側に押圧するように、手で押さえつけながら、ナットレンチ9を用いたナット8の締め付け作業を行う。これにより、ナット8の締め付け作業中において、一対の側壁部21の突出部21aがヒューズユニット3の突出部3aを押さえつけることになる。この結果、ナット8の締め付け方向へのヒューズユニット3の突出部3a(即ち、負荷側締結箇所12)の回転(連れ回り)が抑制されるので、ヒューズユニット3のバスバ(特に、バッテリ側接続部13)の変形が抑制され得る。
更には、ナット8の締め付け作業中において、上壁部22の凹部29がヒューズユニット3のバッテリ側締結箇所11に位置する締結用部品(具体的には、ナット5及びスタッドボルト4a)を押さえつけることになる。この結果、ナット8の締め付け方向へのヒューズユニット3のバッテリ側締結箇所11の回転(連れ回り)が抑制されるので、これによっても、ヒューズユニット3のバスバ(特に、バッテリ側接続部13)の変形が抑制され得る。
そして、負荷側締結箇所12における端子7の締結作業が完了すると、保護部材1のカバー部26を閉状態とし、カバー部26の一対の係合部26aと開口部24の一対の係合部24aとを係合させて、カバー部26を閉状態に維持される。これにより、カバー部26によって締結後の端子7(負荷側締結箇所12)を保護することができる。
<作用・効果>
以上、本実施形態に係る保護部材1によれば、保護部材1をヒューズユニット3に取り付けたとき、一対の側壁部21と上壁部22とによってヒューズユニット3が包まれた状態となる。そのため、作業者の手でヒューズユニット3を直接固定する場合に比べ、ヒューズユニット3の全体に対して適正に保持力を及ぼすことができ、バッテリ側締結箇所11及び負荷側締結箇所12への締結作業をより適正に行うことができる。したがって、本実施形態に係る保護部材1は、複数の締結箇所を有するヒューズユニット3に対して複数回の締結作業を適正に行うことが可能である。
更に、保護部材1のカバー部26が開閉可能であるため、負荷側締結箇所12での締結時にはカバー部26を開き、負荷側締結箇所12への締結が完了すればカバー部26を閉じることで、締結後の負荷側締結箇所12を保護することができる。よって、負荷側締結箇所12の締結作業が完了した後、保護部材1をヒューズユニット3にそのまま装着し続けることで、負荷側締結箇所12を外部から隔離して保護することができる。このように、本実施形態に係る保護部材1は、ヒューズユニット3への締結の作業性を向上させる効果に加え、締結後においてヒューズユニット3を周辺の部材から隔離して保護する効果をも有する。
更に、上記実施形態に係る保護部材1によれば、保護部材1の上壁部22は、バッテリ側締結箇所11に取り付けられることになる締結用部品(スタッドボルト4a及びナット5等)の外形に沿って窪む凹部29を有する。よって、それら締結用部品に保護部材1の上壁部22が密着することで、後の作業順序における締結(具体的には、負荷側締結箇所における締結)の際、バッテリ側締結箇所11に意図しない外力が及ぶことを、より確実に抑制できる。
更に、上記実施形態に係る保護部材1によれば、保護部材1の一対の側壁部21(突出部21a)が、負荷側締結箇所12(突出部3a)を挟んだ状態にて負荷側締結箇所12(突出部3a)に当接する。よって、負荷側締結箇所12をより強固に固定することが可能となり、負荷側締結箇所12よりも先にバッテリ側締結箇所11における締結作業が完了している場合においてバッテリ側締結箇所11に意図しない外力が及ぶことを、より確実に抑制できる。
更に、上記実施形態に係る保護部材1によれば、一対の側壁部21の内壁面と上壁部22の内壁面とを繋ぐように設けられる一対の補強部27により、保護部材1の全体的な捻じれ等がより確実に抑制される。その結果、複数の締結箇所への締結作業をより適正に行うことができる。
更に、上記実施形態に係る保護部材1によれば、一対の側壁部21に設けられた一対のレール溝28を用いて、保護部材1を所定の取り付け完了位置に案内することで、ヒューズユニット3に容易に取り付けることができる。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、保護部材1が装着されるヒューズユニット3は、バッテリ側締結箇所11、及び、単一の負荷側締結箇所12(即ち、2つの締結箇所)を有している。これに対し、保護部材1が装着されるヒューズユニット3は、バッテリ側締結箇所11、及び、複数の負荷側締結箇所12(即ち、3つ以上の締結箇所)を有していてもよい。
ここで、上述した本発明に係る保護部材1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
所定の保護対象(3)を覆うように装着されて前記保護対象(3)を保護する保護部材(1)であって、
前記保護対象(3)を挟んだ状態にて前記保護対象(3)に当接することになる一対の側壁部(21)と、
前記一対の前記側壁部(21)を連結する上壁部(22)と、
前記保護対象(3)に対して外部端子(4,7)が締結固定されることになる複数の締結箇所(11,12)のうちの第1締結箇所(12)を覆うカバー部(26)と、を備え、
前記カバー部(26)は、
前記第1締結箇所(12)への前記外部端子(7)の締結固定が可能なように開いた開状態と、前記第1締結箇所(12)を覆うように閉じた閉状態と、を切り替え可能である、
保護部材(1)。
[2]
上記[1]に記載の保護部材(1)において、
前記上壁部(22)は、
前記複数の前記締結箇所(11,12)のうちの第2締結箇所(11)に取り付けられることになる締結用部品(4a,5)の外形に沿って窪む凹部(29)を有する、
保護部材(1)。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の保護部材(1)において、
前記一対の前記側壁部(21,21a)は、前記第1締結箇所(12)を挟んだ状態にて前記第1締結箇所(12)に当接することになるように構成される、
保護部材(1)。
[4]
上記[1]〜上記[3]の何れか一つに記載の保護部材(1)であって、
前記一対の前記側壁部(21)の内壁面と、前記上壁部(22)の内壁面と、を繋ぐように設けられる補強部(27)を、更に備える、
保護部材(1)。
[5]
上記[1]〜上記[4]の何れか一つに記載の保護部材(1)において、
前記一対の前記側壁部(21)は、
前記保護対象(3)が有する凸部(17)を受け入れ可能に構成され、当該保護部材(1)を前記保護対象(3)に装着する装着方向に延びる、レール溝(28)を有する、
保護部材(1)。
1 保護部材
3 ヒューズユニット(保護対象)
4 バッテリターミナル(外部端子)
4a スタッドボルト(締結用部品)
5 ナット(締結用部品)
7 端子(外部端子)
11 バッテリ側締結箇所(第2締結箇所)
12 負荷側締結箇所(第1締結箇所)
17 レール部(凸部)
21 側壁部
22 上壁部
26 カバー部
27 補強部
28 レール溝
29 凹部

Claims (5)

  1. 所定の保護対象を覆うように装着されて前記保護対象を保護する保護部材であって、
    前記保護対象を挟んだ状態にて前記保護対象に当接することになる一対の側壁部と、
    前記一対の前記側壁部を連結する上壁部と、
    前記保護対象に対して外部端子が締結固定されることになる複数の締結箇所のうちの第1締結箇所を覆うカバー部と、を備え、
    前記カバー部は、
    前記第1締結箇所への前記外部端子の締結固定が可能なように開いた開状態と、前記第1締結箇所を覆うように閉じた閉状態と、を切り替え可能である、
    保護部材。
  2. 請求項1に記載の保護部材において、
    前記上壁部は、
    前記複数の前記締結箇所のうちの第2締結箇所に取り付けられることになる締結用部品の外形に沿って窪む凹部を有する、
    保護部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の保護部材において、
    前記一対の前記側壁部は、前記第1締結箇所を挟んだ状態にて前記第1締結箇所に当接することになるように構成される、
    保護部材。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の保護部材であって、
    前記一対の前記側壁部の内壁面と、前記上壁部の内壁面と、を繋ぐように設けられる補強部を、更に備える、
    保護部材。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の保護部材において、
    前記一対の前記側壁部は、
    前記保護対象が有する凸部を受け入れ可能に構成され、当該保護部材を前記保護対象に装着する装着方向に延びる、レール溝を有する、
    保護部材。
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