JP2021149662A - 表示装置、表示方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
まず、本実施形態を説明するにあたって、参考になる比較例と共に本実施形態を説明する。なお、比較例は従来技術や公知技術とは限らないことに注意されたい。
(1)ユーザーが文字列の修正したい範囲(図では「小さい」)に横線を手書きする。
(2)消去した文字列(図では「小さい」)を改めてユーザーが手書きする。
(3)ユーザーが新たに手書きした修正用文字301を選択し、修正用文字301をドラッグする。ユーザーが修正対象文字列302の任意の場所(図では先頭)までドラッグすると、修正用文字301をドロップする。これにより、表示装置は修正用文字301に続けて「赤い花」を表示する。修正用文字301の開始位置はユーザーがドロップした位置である。
(1)修正対象文字列302の入れ替え部分に、ユーザーは入れ替え用の校正記号303を手書きする。表示装置は、校正記号303で指定されている入れ替え対象文字304a(第三の文字の一例)と、校正記号303に応じて定まる入れ替え対象文字304b(第四の文字の一例)の配置を入れ替える。
(1)ユーザーが修正対象文字列302の差し替え対象文字307(第二の文字の一例。図では「小さい」)に横線を手書きする。
(2)差し替え用文字305(図では「大きい」)をユーザーが手書きする。
(3)ユーザーが認識された差し替え用文字305(第一の文字の一例)を選択し、差し替え用文字305をドラッグする。ユーザーが修正対象文字列302の任意の場所(図では「赤い」の後)までドラッグすると、差し替え用文字305をドロップする。
(1)修正対象文字列302の差し替えたい文字に、ユーザーは差し替え用の校正記号306を手書きする。
(2)ユーザーは差し替え用の校正記号306の上部に差し替え用文字305を手書きする。表示装置は、校正記号306で指定されている差し替え対象文字307を、校正記号306に応じて定まる差し替え用文字305(後述する修正モードで手書きされた文字)に変更する。
(1)ユーザーが修正対象文字列302の差し替え対象文字307(図では「小さい」)に横線を手書きする。
(2)差し替え用文字305(図では「大きい」)をユーザーが手書きする。
(3)ユーザーが認識された差し替え用文字305を選択し、差し替え用文字305をドラッグする。ユーザーが修正対象文字列302の任意の場所(図では「赤い」の後)までドラッグすると、差し替え用文字305をドロップする。
(1)ユーザーは修正対象文字列302の差し替え対象文字307に、差し替え用の校正記号306を手書きする。差し替え対象文字307が半輝度になりテキストボックス309で囲まれる。
(2)ユーザーは任意の位置に差し替え用文字305を手書きする。表示装置は、校正記号306で指定されている差し替え対象文字307を、校正記号306に応じて定まる差し替え用文字305に変更する。
手書きデータとは、ディスプレー上でユーザーが入力手段を連続的に移動させた座標点列を軌跡として表示したデータである。また、ユーザーがディスプレーに入力手段を押しつけてから連続的に移動させた後、ディスプレーから離すという一連の操作をストロークといい、ストロークにより手書きされたデータをストロークデータという。手書きデータは1つ以上のストロークデータを有する。
図4は、ペン2500の斜視図の一例を示す。図4は多機能なペン2500の一例を示す。電源を内蔵して表示装置2に命令を送信できるペン2500をアクティブペンという(電源を内蔵しないペンをパッシブペンという)。図4のペン2500は、物理的なスイッチがペン先に一つ、ペン尻に一つ、ペン側面に二つあり、ペン先が筆記用、ペン尻が消去用、ペン側面はユーザー機能割り当て用である。本実施形態のペン2500は不揮発性のメモリーを有しており、他のペンと重複しないペンIDを記憶している。
図5を用いて、本実施形態に係る表示装置2の全体構成を説明する。図5は、表示装置2の全体構成図を示した図である。図5(a)では、表示装置2の一例として、壁につり下げられた横長の電子黒板として使用される表示装置2を示している。
続いて、図6を用いて、表示装置2のハードウェア構成を説明する。表示装置2は図示するように情報処理装置又はコンピュータの構成を有している。図6は、表示装置2のハードウェア構成図の一例である。図6に示されているように、表示装置2は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、及び、SSD(Solid State Drive)204を備えている。
a. アクセスポイント→インターネット
b. アクセスポイント→社内ネットワーク→インターネット
aのアクセスポイントは社外のユーザー用で、ユーザーは社内ネットワークにはアクセスできないが、インターネットを利用できる。bのアクセスポイントは社内のユーザー用で、ユーザーは社内ネットワーク及びインターネットを利用できる。
次に、図7を用いて表示装置2の機能について説明する。図7は、表示装置2が有する機能をブロック状に分けて説明する機能ブロック図の一例である。表示装置2は、接触位置検出部21、描画データ生成部22、文字認識部23、校正記号認識部24、校正処理部25、表示制御部26、データ記録部27、ネットワーク通信部28、及び、操作受付部29を有している。表示装置2が有する各機能は、図6に示されている各構成要素のいずれかが、SSD204からRAM203上に展開されたプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
識別情報…例えば、変換単位(1回の変換で変換された文字列)で各文字列を識別する識別情報である。
修正対象の文字列…修正される文字列である。修正対象の文字列の左上コーナーと右下コーナーの座標も保存されている。
校正記号…ユーザーが手書きした校正記号の内容や識別情報である。
差し替え用文字…差し替えに使用される文字である。少なくとも修正対象の文字列における位置が保存されている。
差し替え対象文字…差し替えられる文字である。少なくとも修正対象の文字列における位置が保存されている。
修正された文字列…差し替え用文字で差し替えられた文字列である。修正された文字列の左上コーナーと右下コーナーの座標も保存されている。
画像データ1、画像データ2、及び、画像データ3…後述するように校正履歴として保存される文字列の画像データである。
図8はよく使用される校正記号のリストである。先頭に振った符号を使って説明する。
1〜3…文字の差し替えの校正記号である。ユーザーは校正記号を手書きして、修正用文字を手書きする。
4…校正記号による修正を取り消すための校正記号である。ユーザーは差し替え用文字305に斜めの線を手書きし、差し替え対象文字307の近くに「イキ」と手書きする。
5…文字の削除の校正記号である。ユーザーは削除対象の文字に斜め線を手書きし、削除対象の文字の近くに「トル」と手書きする。
6、7…文字の挿入の校正記号である。ユーザーは挿入場所に「V」形状の校正記号を手書きして、「V」形状の校正記号の近くに挿入用文字を手書きする。
8,9…文字列内の文字と文字を入れ替えるための校正記号である。ユーザーは図示する校正記号を手書きする。
10…段落改行するための校正記号である。ユーザーは図示する校正記号を手書きする。
11…改行をやめるための校正記号である。ユーザーは図示する校正記号を手書きする。
12…次の行に移動するための校正記号である。ユーザーは図示する校正記号を手書きする。
13…小文字に修正するための校正記号である。ユーザーは小文字にしたい文字を囲み、小文字にしたい文字の上側に横線を手書きして「小」という文字を手書きする。
14…大文字に修正するための校正記号である。ユーザーは大文字にしたい文字を囲み、大文字にしたい文字の上側に横線を手書きして「大」という文字を手書きする。
15…字下げするための校正記号である。ユーザーは図示する校正記号を手書きする。
16…字上げするための校正記号である。ユーザーは図示する校正記号を手書きする。
17〜20…それぞれ、文字間隔を空ける、文字間隔を詰める、行間を広げる、行間を詰めるための校正記号である。ユーザーは図示する校正記号を手書きする。
21…拗音を修正するための校正記号である(拗音を止める)。ユーザーは図示する校正記号を手書きする。
22…撥音を修正するための校正記号である(撥音を止める)。ユーザーは図示する校正記号を手書きする。
23…上付き下付きを修正するための校正記号である。ユーザーは図示する校正記号を手書きする。
24…ルビを付けるための校正記号である。ユーザーはルビを付けたい文字に図示する校正記号を手書きしてルビを手書きする。
25…書体を修正するための校正記号である。ユーザーは書体を変更したい文字に図示する校正記号を手書きして修正後の書体を手書きする。
図9を参照して、ユーザーの手書き入力に対する表示装置2の動作の流れを説明する。図9はユーザーの手書き入力が検出された場合に表示装置2が行う動作の全体的な流れを示すフローチャート図の一例である。このフローチャート図は、校正記号の種類に関係なく共通である。
続いて、図10を参照して、手書きデータの変換時に表示される操作ガイド500について説明する。図10は操作ガイド500と操作ガイドが表示する選択可能候補530の一例である。ユーザーが手書きデータ504を手書きすることで、操作ガイド500が表示される。操作ガイド500は、操作ヘッダー520、操作コマンドの候補510、手書き認識文字列候補506、変換文字列候補507、文字列/予測変換の候補508、及び、手書きデータ矩形領域表示503を有している。選択可能候補530は、操作コマンドの候補510、手書き認識文字列候補506、変換文字列候補507、文字列/予測変換の候補508である。また、操作コマンドの候補510を除く選択可能候補530を文字列候補539という。
図11を用いて文字列における各文字の位置の特定方法を説明する。図11は文字列における各文字の位置の特定方法を説明する図の一例である。図11には「赤い小さい花」310という文字列が表示されている。記憶部30には、文字列の左上コーナーの座標P1と右下コーナーの座標P2が保存されている。また、使用しているフォント及び文字サイズも既知である。また、フォントが分かれば各文字の文字サイズも既知となる。例えば、一般の漢字、ひらがな、数字、などに対応付けて縦横のサイズが登録されているテーブルを記憶部30が記憶している。したがって、校正処理部25はこれらの情報を使って、各文字の座標(例えば1文字文のマスの左上コーナーと右下コーナーの座標)を算出できる。
以下では、校正記号を使用した文字列のいくつかの修正例を説明する。
図12は、文字の差し替え方法を模式的に説明する図である。図13は文字の差し替え方法の手順を示すフローチャート図である。
・校正記号320の直前に変換された文字
・校正記号320から所定距離内で最も近い文字
を差し替え用文字305と見なす。
図14は、文字の差し替え方法を模式的に説明する図である。図15は文字の差し替え方法の手順を示すフローチャート図である。なお、図14、図15の説明では主に図12、図13との相違を説明する。ステップS11,ステップS12は図12のステップS1、S2と同様でよい。
図16は、文字の差し替え方法を模式的に説明する図である。図17は文字の差し替え方法の手順を示すフローチャート図である。なお、図16、図17の説明では主に図12、図13との相違を説明する。ステップS21,ステップS22は図12、図13のステップS1、S2と同様でよい。
図18は、文字の差し替えと校正履歴の記録を模式的に説明する図である。図19は文字の差し替えと校正履歴の記録の手順を示すフローチャート図である。なお、図18、図19の説明では主に図12、図13との相違を説明する。まず、ステップS31〜S35はステップS1〜S5と同じでよい。
次に、図20を参照して修正の取消について説明する。図20は指示の取消による文字列の復帰を説明する図である。図21は文字の差し替えの途中で指示が取り消された場合の文字列の復帰を説明するフローチャート図である。なお、図20、図21の説明では主に図12、図13との相違を説明する。まず、ステップS41〜S43、S45はステップS1〜S3,S5と同じでよい。
次に、図22を参照して、ユーザーが文字列の修正後に修正をやり直す場合を説明する。図22は、文字列の修正のやり直し方法を説明する図である。図23は、文字列の修正のやり直しに関する処理を説明するフローチャート図である。
図1にて説明した文字の入れ替えについて図24を参照して説明する。図24は、入れ替えの校正記号303が検出された場合に、表示装置2が行う処理を説明するフローチャート図の一例である。図25は、入れ替えの校正記号303が指定する文字を説明する図である。
以上説明したように、本実施形態の表示装置2は、文字列の差し替え又は入れ替え時に、ユーザーが文字列をドラッグ&ドロップで挿入する操作が不要なので、1つ以上の文字の修正に要する工数を少なくすることができる。
本実施形態の表示装置2は大型のタッチパネルを有するものとして説明されているが、表示装置2はタッチパネルを有するものに限られない。
図27は、表示装置2の他の構成例を示す図である。図27の例では、表示装置2として、端末装置600、画像投影装置700A、及び、ペン動作検出装置810を有する。
図28は、表示装置2の構成例を示す図である。図28の例では、表示装置2として、端末装置600と、ディスプレー800Aと、ペン動作検出装置810とを有する。
図29は、表示装置2の構成例を示す図である。図29の例では、表示装置2として、端末装置600と、画像投影装置700Aとを有する。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
Claims (16)
- 1つ以上の文字を表示する表示装置であって、
手書きデータから校正記号を認識する校正記号認識手段と、
前記1つ以上の文字における前記校正記号で指定される位置に、前記校正記号に応じて定まる1つ以上の第一の文字を配置する校正処理手段と、
を有することを特徴とする表示装置。 - 前記校正記号に応じて定まる1つ以上の第一の文字は、前記校正記号で位置が特定される文字、前記校正記号の検出により修正モードになった後に決まった場所又は任意の場所に手書きされた文字であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記校正記号に応じて定まるとは、前記手書きデータから前記校正記号を認識するモードから、前記手書きデータから文字又は文字列を認識するモードに移行したことで文字が特定されることであることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
- 手書きデータを前記1つ以上の第一の文字に変換する文字認識手段を有し、
前記校正処理手段は、前記1つ以上の文字における前記校正記号で指定される位置に、前記文字認識手段が変換した前記第一の文字を配置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記校正記号は、前記1つ以上の文字の校正に、前記文字認識手段が変換した前記第一の文字を必要とし、
前記校正記号認識手段が前記校正記号を認識した後、前記文字認識手段が変換した前記第一の文字を、前記1つ以上の文字における前記校正記号で指定される位置に配置することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 前記校正記号は、前記1つ以上の文字の一部又は全てを差し替える記号であり、
前記校正処理手段は、前記1つ以上の文字において前記校正記号で指定される第二の文字を削除し、削除した位置に、前記文字認識手段が変換した前記1つ以上の第一の文字を配置することを特徴とする請求項4又は5に記載の表示装置。 - 前記校正記号は、前記1つ以上の文字の一部又は全てを差し替える記号であり、
前記校正処理手段は、前記1つ以上の文字において前記校正記号で指定される前記第二の文字を半輝度で表示し、半輝度で表示された前記第二の文字を、前記文字認識手段が変換した前記第一の文字に変更することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。 - 前記校正記号は、前記1つ以上の文字の一部又は全てを差し替える記号であり、
前記校正処理手段は、前記1つ以上の文字において前記校正記号で指定される前記第二の文字をテキストボックスで表示し、前記文字認識手段は前記テキストボックスに入力された手書きデータを前記第一の文字に変換することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。 - 前記文字認識手段が手書きデータを前記第一の文字に変換した後、差し替えを取り消す第二の校正記号が検出された場合、
前記校正処理手段は、前記1つ以上の文字において前記校正記号で指定される前記第二の文字を、前記第一の文字に変更しないことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。 - 前記校正処理手段が前記1つ以上の文字における前記校正記号で指定される位置に、前記文字認識手段が変換した前記第一の文字を配置した後、
前記第一の文字の周囲にやり直しボタンを表示し、
前記やり直しボタンが押下された場合、前記校正処理手段は前記1つ以上の文字から前記第一の文字を削除することを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記校正記号認識手段が前記校正記号を認識した後、前記文字認識手段は任意の場所に手書きされた手書きデータを前記第一の文字に変換し、前記1つ以上の文字における前記校正記号で指定される位置に前記第一の文字を配置することを特徴とする請求項4〜10のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記校正記号が手書きされた前記1つ以上の文字の画像データ、
前記文字認識手段が前記第一の文字に変換する前の手書きデータの画像データ、
及び、前記校正処理手段が、前記1つ以上の文字に前記第一の文字を配置した画像データ、を保存するデータ記録手段を有することを特徴とする請求項4〜11のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記校正記号は、前記1つ以上の文字が有する1つ以上の第三の文字と第四の文字を入れ替える記号であり、
前記校正処理手段は、前記校正記号で指定される前記第三の文字及び前記第四の文字を削除し、前記第三の文字を削除した位置に前記第一の文字として前記第四の文字を配置し、前記第四の文字を削除した位置に前記第三の文字を配置することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記校正記号は、差し替え、入れ替え、挿入、又は、ルビ付けのうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の表示装置。
- 1つ以上の文字を表示する表示装置が行う表示方法であって、
校正記号認識手段が、手書きデータから校正記号を認識するステップと、
校正処理手段が、前記1つ以上の文字における前記校正記号で指定される位置に、前記校正記号に応じて定まる1つ以上の第一の文字を配置するステップと、
を有することを特徴とする表示方法。 - 1つ以上の文字を表示する表示装置を、
手書きデータから校正記号を認識する校正記号認識手段と、
前記1つ以上の文字における前記校正記号で指定される位置に 、前記校正記号に応じて定まる1つ以上の第一の文字を配置する校正処理手段、
として機能させるためのプログラム。
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