JP2021149147A - ネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバ - Google Patents

ネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】より効率的に自動車やバイクなどの走行に役立つための情報をやり取りするための技術を提供する。【解決手段】車両500に搭載するための、位置と移動方向とを測定するための複数の端末200と、複数の端末からの位置と移動方向とに基づいて、複数の端末それぞれが搭載される車両に関して、後行する車両または先行する車両を特定するためのサーバ100とを備えるネットワークシステム1が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車やバイクなどに搭載されて、現在位置取得機能を有する通信端末の技術に関する。
従来から、自動車やバイクなどの走行に役立つ様々な技術が知られている。たとえば、特開2012−053585号公報(特許文献1)には、情報共有システムが開示されている。特許文献1によると、情報共有システムは、車両に搭載され前記車両周辺の状態を検出する車両周辺状態検出手段と、前記車両周辺状態検出手段によって検出された前記車両周辺の状態情報を送信する車両側通信手段とを有する車両と、前記車両側通信手段から送信された状態情報を取得する状態情報取得手段と、前記状態情報取得手段によって取得された状態情報を解析する解析手段と、前記解析手段によって解析された解析結果を前記車両と異なる車両に送信する管理システム側通信手段とを有する管理システムと、からなることを特徴とする。
また、特開2004−118609号公報(特許文献2)には、緊急情報通信装置が開示されている。特許文献2によると、走行車線前方上に発生した緊急事態に関する情報を、該緊急事態発生車線の後方走行車に通知する緊急情報通信装置である。走行車輌は、走行車線上に発生した緊急事態を検出したとき、対向車線走行車に緊急事態情報を送信する。対向車線走行車の緊急情報通信装置は、緊急事態情報を受信すれば、緊急事態発生車線上の走行車とすれ違う際、緊急事態が発生していることをライトの点滅により、あるいは車車間通信により通知する。
特開2012−053585号公報 特開2004−118609号公報
本発明の目的は、より効率的に自動車やバイクなどの走行に役立つための情報をやり取りするための技術を提供することにある。
この発明のある態様に従うと、車両に搭載するための、位置と移動方向とを測定するための複数の端末と、複数の端末からの位置と移動方向とに基づいて、複数の端末それぞれが搭載される車両に関して、後行する車両または先行する車両を特定するためのサーバとを備えるネットワークシステムが提供される。
以上のように、本発明によれば、より効率的に自動車やバイクなどの走行に役立つための情報をやり取りするための技術が提供される。
第1の実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成を示すイメージ図である。 第1の実施の形態にかかる通信端末200の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる履歴データ221を表わす図である。 第1の実施の形態にかかる通信端末200の制御処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかるサーバ100の構成を表わすブロック図である。 第1の実施の形態にかかる端末情報データ121を示すイメージ図である。 第1の実施の形態にかかるサーバ100の制御処理を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかる先行車両と後行車両の関係性を特定するための処理を示す第1のイメージ図である。 第1の実施の形態にかかる先行車両と後行車両の関係性を特定するための処理を示す第2のイメージ図である。 第1の実施の形態にかかる先行車両と後行車両の関係性を特定するための処理を示す第3のイメージ図である。 第1の実施の形態にかかる先行車両と後行車両の関係性を特定するための処理を示す第4のイメージ図である。 第1の実施の形態にかかる先行車両と後行車両の関係性を特定するための処理を示す第5のイメージ図である。 第3の実施の形態にかかるサーバ100の処理手順を示すシーケンス図である。 第4の実施の形態にかかる端末情報データ121を示すイメージ図である。 第4の実施の形態にかかるサーバ100の処理手順を示すシーケンス図である。 第7の実施の形態にかかるサーバ100の処理手順を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステムの全体構成>
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成について説明する。図1を参照して、ネットワークシステム1は、主に、交通情報提供サービスを提供するためのインターネットに接続されたサーバ100と、交通情報提供サービスに登録された各種車両500に搭載された通信端末200などを含む。そして、本実施の形態にかかるネットワークシステム1は、複数の車両500,500・・・のそれぞれに取り付けられる複数の通信端末200,200・・・によって取得される各種のデータを他の車両500の通信端末200に提供するものである。
特に、先行する車両500の通信端末200が取得した情報を、同じ道路上を後行する車両500の通信端末200に提供するというものである。これによって、後行する車両500のドライバーは、前方の交通状態を早期に取得することができ、自身の運転に利用することができる。
以下では、本実施の形態にかかるネットワークシステム1を構成する各装置の構成や機能について説明する。
<通信端末200の構成>
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1における車両500に取り付けられる通信端末200の構成について説明する。通信端末200は、自動車やバイクや自転車や船舶などの車両500に搭載される。
図2を参照して、本実施の形態にかかる通信端末200は、主に、CPU(Central Processing Unit)210や、メモリ220や、位置取得アンテナ230や、通信用アンテナ260や、6軸加速度センサ270や、カメラ250や、スピーカ240や、DC/DCコンバータ280や、バッテリー電圧モニタ290などを搭載する。
なお、これらの全てのユニットが1つの筐体に搭載されていてもよいし、カメラ250として、ドライブレコーダのカメラを利用してもよい。あるいは、スピーカやディスプレイとして、カーナビゲーションシステムや車両500のスピーカやディスプレイを利用してもよい。あるいは、これらの全てのユニットがドライブレコーダやカーナビゲーションシステムに搭載されて、通信端末200自体がドライブレコーダやカーナビゲーションシステムであってもよい。
本実施の形態においては、通信端末200は、当該車両500のバッテリー501の電圧によって駆動するとともに、当該バッテリー501の電圧を測定することができるように構成されている。より詳細には、通信端末200は、車両500の姿勢などを正確に測定するために、予め定められた位置に、予め定められた姿勢で、車両500に取り付けられることが好ましい。ただし、通信端末200が取り付けられた状態で車両500を数分間走行させることによって、車両500の姿勢に対する通信端末200の姿勢を予め特定しておき、これによってその後の通信端末200の姿勢に基づいて車両500の姿勢を計算する形態であってもよい。
CPU210は、メモリ220に記憶される制御プログラムやデータに基づいて通信端末200の各部を制御する。たとえば、CPU210は、制御プログラムに従って、各種のデータを参照しながら、後述する各種の情報処理を実行する。
メモリ220は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read-Only Memory)などから構成され、制御プログラムや各種のデータを記憶する。
たとえば、本実施の形態においては、メモリ220は、図3に示すような履歴データ221を記憶する。CPU210は、現在位置情報や加速度情報などを測定するたびに、履歴データ221として、現在位置情報と、車両の向きや傾き(姿勢)と、速度と、移動方向と、車両500の加速度や振動に大きさを示す情報と、バッテリー501の電圧と、これらの情報の取得日時などとの対応関係を格納する。なお、CPU210は、加速度だけを取得して蓄積したり、振動だけを蓄積したり、現在位置情報だけを取得して蓄積したりしてもよい。あるいは、現在位置情報と振動の蓄積のタイミングや頻度が異なっていてもよい。
また、本実施の形態においては、メモリ220は、カメラ250で撮影された動画像や静止画像を蓄積する。
図2に戻って、位置取得アンテナ230は、たとえばGNSS(Global Navigation Satellite System)アンテナであって、衛星から取得した信号をCPU210に提供する。CPU210は、当該信号に基づいて、通信端末200すなわち車両500の現在の位置と時刻とを計算して、履歴データ221に格納したり、通信用アンテナ260を利用してサーバ100にアップロードしたりする。
加速度センサ270は、定期的に、車両500の姿勢や振動、すなわち所定の姿勢で車両500に取り付けられた通信端末200自身の姿勢や振動を測定して、測定データをCPU210に定期的に入力する。CPU210は、通信端末200すなわち車両500の姿勢や振動を計算して、履歴データ221に格納したり、通信用アンテナ260を利用してサーバ100にアップロードしたりする。
カメラ250は、CPU210からの指示に従って、動画像や静止画像を撮影して、撮影データをメモリ220に蓄積していく。たとえば、CPU210は、加速度センサ270からのデータに基づいて、振動を検知した場合や、急な加減速を検知した場合などに、カメラ250に動画像を撮影させる。
スピーカ240は、CPU210からの信号に基づいて、各種の情報を示す音声を出力する。
DC/DCコンバータ280は、バッテリー501からの電力を、通信端末200の各部に供給する。
バッテリー電圧モニタ290は、バッテリー501の電圧を測定して、測定結果をCPU210に出力する。
通信用アンテナ260は、たとえば、LTEアンテナやSIMカードなどを含み、キャリア網やインターネットや他の通信端末を介してサーバ100との間でデータを送受信する。たとえば、CPU210は、定期的に、位置取得アンテナ230で取得した現在位置情報や加速度センサ270で取得した姿勢や移動方向や加速度や振動を示す情報やバッテリー電圧モニタ290で測定された電圧情報などを通信用アンテナ260を利用してサーバ100にアップロードする。また、CPU210は、通信用アンテナ260を利用して、撮影した動画像や静止画像などをサーバ100にアップロードする。
<通信端末200における情報処理>
次に、本実施の形態にかかる通信端末200における情報処理について説明する。本実施の形態においては、通信端末200は、通常運転モードにおいて定期的に現在位置情報や速度や移動方法や加速度や振動の情報やバッテリーの電圧値や撮影画像などを取得してサーバ100に送信したり、大きな振動や急な加減速を検知した際に現在位置情報や速度や移動方法や加速度や振動の情報やバッテリーの電圧値や撮影画像などを取得してサーバ100に送信したりするものである。
図4を参照して、CPU210は、定期的に、たとえば1秒毎に、位置取得アンテナ230を利用して現在位置情報を取得する(ステップS102)。CPU210は、現在位置情報を履歴データ221に格納する(ステップS104)。
CPU210は、加速度センサ270を利用して、通信端末200または車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動などを取得する(ステップS106)。CPU210は、通信端末200または車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動などを履歴データ221に格納する(ステップS108)。
CPU210は、カメラ250を利用して、車両500の前方の画像を撮影する(ステップS110)。CPU210は、撮影画像をメモリ220に格納する(ステップS112)。
CPU210は、通信用アンテナ260を介して、姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像などをサーバ100に送信する(ステップS114)。
<サーバ100の構成>
次に、本実施の形態にかかるネットワークシステム1におけるサーバ100の構成について説明する。図5に示すように、サーバ100は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、操作部140と、通信インターフェイス160とを含む。
CPU110は、メモリ120に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ100の各部を制御しながら、交通情報提供サービスを実現する。たとえば、CPU110は、メモリ120に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ120は、各種のRAMやROMなどによって実現され、サーバ100に内包されているものであってもよいし、サーバ100の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、サーバ100からアクセス可能な他の装置内のデータベースであってもよい。メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータや、交通情報提供サービスに必要な各種のデータベースなどを記憶する。たとえば、メモリ120は、端末情報データ121を格納する。
端末情報データ121は、図6を参照して、交通情報提供サービスに登録されているユーザの通信端末200毎の、識別情報と、現在位置情報と、車両の向きや傾き(姿勢)を示すデータと、速度を示すデータと、移動方向と、車両500の加速度や振動を示すデータと、前方の状態を示す情報と、バッテリー501の電圧を示すデータと、自身に対して後行する車両500の通信端末200の識別情報と、当該データの取得日時などとの対応関係を格納する。
なお、前方の状態を示す情報は、後述するように、通信端末200から取得した撮影画像に基づいて判断された、事故や渋滞などの状態を示す情報を含むものである。
図5に戻って、操作部140は、サービスの管理者などからの操作命令を受け付けてCPU110に入力する。
通信インターフェイス160は、CPU110からのデータを、インターネットやキャリア網、ルータなどを介して通信端末200,200・・・などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス160は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して他の装置からのデータを受信して、CPU110に受け渡す。
<サーバ100における情報処理>
次に、本実施の形態にかかるサーバ100の情報処理について説明する。サーバ100のCPU110は、メモリ120のプログラムに従って以下の処理を実行する。
図7を参照して、まず、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、通信端末200からデータを受信して、当該受信データから通信端末200の識別情報を読み出す(ステップS202)。
CPU110は、通信端末200の受信データから、姿勢や速度や移動方向や加速度や振動やバッテリー電圧や撮影画像などを取得してメモリ120に格納する(ステップS204)。なお、サーバ100のCPU110が、通信端末200の加速度や現在位置などに基づいて通信端末200やその車両500の速度を計算してもよい。
CPU110は、姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像に基づいて交通状態に異常が生じたか否かを判断する(ステップS206)。たとえば、CPU110は、加速度や振動に基づいて、通信端末200を搭載する車両500自体に問題が生じたと判断したり、撮影画像に基づいて通信端末200を搭載する車両500の前方で事故が生じたことなどを判断したりする。
交通状態に異常が生じた場合には(ステップS206にてYESである場合)、CPU110は、事故や渋滞などの状態を示す情報、すなわち判断結果を端末情報データ121に格納する(ステップS208)。
そして、CPU110は、通信端末200の車両500と同じ道路上であって、当該車両500の後ろを走行する車両500を特定する(ステップS210)。車両500の後ろを走行する車両500の特定方法については後述する。
CPU110は、通信インターフェイス160を介して、事故や渋滞などの状態を示す情報や、先行する車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像自体などを、後行する車両500の通信端末200に送信する(ステップS212)。このとき、CPU110は、先行する車両500の現在位置と、後行する車両500の現在位置とに基づいて、両者の距離を計算して、後行する車両500に、事故や渋滞などの状態を示す情報や、先行する車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像自体と、先行する車両500までの距離とを送信することが好ましい。
これによって、後行する車両500の通信端末200のCPU210は、サーバ100からの情報に基づいて、スピーカ240から、先行する車両500までの距離や、事故や渋滞などの状態を示す情報などを音声出力させる。なお、通信端末200がディスプレイを有する場合には、CPU210は、ディスプレイに、先行する車両500までの距離や、事故や渋滞などの状態を示す情報などを表示させる。上述したように、スピーカ240やディスプレイは、カーナビゲーションシステムや他の装置のものを利用してもよい。
<先行する車両と後行する車両との対応関係を特定するための処理>
次に、先行する車両と後行する車両との対応関係を特定する方法について説明する。サーバ100のCPU110は、ステップS210において、メモリ120のプログラムに従って、たとえば以下のようにして、先行する車両500と後行する車両500との対応関係を特定する。
図8や図9に示すように、CPU110は、複数の車両500,500・・・の現在位置と移動方向とに基づいて、先行する車両500の候補に対する後行する車両500の候補の距離が第1の所定距離以内、たとえば1km以内であって、先行する車両500の候補に対する後行する車両500の候補の相対的な位置ベクトルと、後行する車両500の候補の移動ベクトルと、のなす角度が所定の範囲内である場合に、両者を先行する車両500と後行する車両500として特定するものである。なお、所定の範囲とは、135度以上225度以下などが好ましい。
CPU110は、当該特定された対応関係に基づいて、端末情報データ121の先行する車両500の通信端末200に対応付けて、後行する車両500の通信端末200の識別情報を格納する。なお、先行する車両500に対して、複数の後行する車両500が対応付けられてもよい。
<第2の実施の形態>
ステップS210において、サーバ100のCPU110は、先行する第1の車両500に対して後行する第2の車両500を特定するだけでなく、当該第2の車両500に対して後行する第3の車両500や、当該第3の車両500に対して後行する第4の車両500なども、先行する第1の車両500の後行する車両500として特定してもよい。
より詳細には、第1段階として、図10に示すように、先行する第1の車両500の候補に対する後行する第2の車両500の候補の距離が第2の所定距離以内、たとえば300m以内であって、先行する第1の車両500の候補に対する後行する第2の車両500の候補の相対的な位置ベクトルと、後行する第2の車両500の候補の移動ベクトルと、のなす角度が所定の範囲内である場合に、両者を先行する第1の車両500と後行する第2の車両500として特定する。そして、第2段階として、同様に、図11に示すように、後行する第2の車両500の候補に対する後行する第3の車両500の候補の距離が300m以内であって、第2の車両500の候補に対する第3の車両500の候補の相対的な位置ベクトルと、第3の車両500の候補の移動ベクトルと、のなす角度が所定の範囲内である場合に、第3の車両500を第1の車両500に対して後行する車両500として特定するものである。そして、図12に示すように、この処理を、第1の車両500から第3の所定距離以内、たとえば、たとえば2kmなど、以内の車両500に対して繰り返すことが好ましい。
そして、サーバ100のCPU110は、段階的に特定された対応関係に基づいて、端末情報データ121の先行する車両500の通信端末200に対応付けて、後行する車両500の通信端末200の識別情報を格納する。そして、このように段階的に特定された後行する車両500の通信端末200に向けて、先行する車両500の各種のデータを提供するのである。
<第3の実施の形態>
上記の実施の形態においては、先行する車両の周囲で異常があった場合に、判断結果を後行する車両に送信するものであった。しかしながら、異常があったか否かの判断を行わずに、サーバ100のCPU110は、先行する車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像自体などを受信して、後行する車両500の通信端末200に送信するものであってもよい。
より詳細には、図13に示すように、サーバ100のCPU110は、通信端末200からのデータを受信して、受信データから通信端末200の識別情報を読み出す(ステップS202)。CPU110は、通信端末200の受信データから、姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像などを取得してメモリ120に格納する(ステップS204)。
そして、CPU110は、通信端末200の車両500と同じ道路上であって、当該車両500の後ろを走行する車両500を特定する(ステップS210)。
CPU110は、通信インターフェイス160を介して、先行する車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像自体などを、後行する車両500の通信端末200に送信する(ステップS212)。このとき、CPU110は、先行する車両500の現在位置と、後行する車両500の現在位置とに基づいて、両者の距離を計算して、後行する車両500に、上記の情報と、先行する車両500までの距離とを送信することが好ましい。
これによって、後行する車両500の通信端末200のCPU210は、サーバ100からの情報に基づいて、スピーカ240から、先行する車両500までの距離や、上記の情報などを音声出力させる。なお、通信端末200がディスプレイを有する場合には、CPU210は、ディスプレイに、先行する車両500までの距離や、上記の情報などを表示させる。
<第4の実施の形態>
上記の実施の形態においては、図6に示すように、CPU110が、端末情報データ121の先行する車両500の通信端末200に対応付けて、後行する車両500の通信端末200の識別情報を格納するものであった。しかしながら、CPU110は、上記のようにして特定された先行する車両と後行する車両の対応関係に基づいて、図14に示すように、端末情報データ121の後行する車両500の通信端末200に対応付けて、先行する車両500の通信端末200の識別情報を格納してもよい。
たとえば、CPU110は、複数の車両500,500・・・の現在位置と移動方向とに基づいて、後行する車両500の候補に対する先行する車両500の候補の距離が第1の所定距離以内、たとえば1km以内であって、後行する車両500の候補に対する先行する車両500の候補の相対的な位置ベクトルと、先行する車両500の候補の移動ベクトルと、のなす角度が所定の範囲内である場合に、両者を先行する車両500と後行する車両500として特定するものである。たとえば、所定の範囲とは、25度以内であることなどが好ましい。なお、後行する車両500に対して、複数の先行する車両500が対応付けられてもよい。
また第2の実施の形態のように、後行する第1の車両500に対して先行する第2の車両500を特定するだけでなく、当該第2の車両500に対してさらに先行する第3の車両500や、当該第3の車両500に対して先行する第4の車両500なども、後行する第1の車両500の先行する車両500として特定してもよい。
本実施の形態においては、図15に示すように、CPU110は、通信端末200からのデータを受信して、当該受信データから通信端末200の識別情報を読み出す(ステップS202)。CPU110は、通信端末200の受信データから、姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像などを取得してメモリ120に格納する(ステップS204)。
そして、CPU110は、通信端末200の車両500と同じ道路上であって、当該車両500の前方を走行する車両500を特定する(ステップS205)。
CPU110は、先行する車両500からの姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像に基づいて先行する車両500の周囲の交通状態に異常が生じたか否かを判断する(ステップS206)。たとえば、CPU110は、加速度や振動に基づいて、通信端末200を搭載する先行する車両500自体に問題が生じたと判断したり、撮影画像に基づいて通信端末200を搭載する先行する車両500の前方で事故が生じたことなどを判断したりする。
交通状態に異常が生じた場合には(ステップS206にてYESである場合)、先行する車両500のデータに基づいて、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、事故や渋滞などの状態を示す情報や、先行する車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像自体などを、後行する車両500の通信端末200に送信する(ステップS212)。このとき、CPU110は、先行する車両500の現在位置と、後行する車両500の現在位置とに基づいて、両者の距離を計算して、後行する車両500に、事故や渋滞などの状態を示す情報と、先行する車両500までの距離とを送信することが好ましい。
これによって、後行する車両500の通信端末200のCPU210は、サーバ100からの情報に基づいて、スピーカ240から、先行する車両500までの距離や、事故や渋滞などの状態を示す情報などを音声出力させる。なお、通信端末200がディスプレイを有する場合には、CPU210は、ディスプレイに、先行する車両500までの距離や、事故や渋滞などの状態を示す情報などを表示させる。
<第5の実施の形態>
先行する車両と後行する車両との対応関係を特定するための処理は上記のような形態には限られない。たとえば、サーバ100のCPU110は、地図データなどを利用して車両500の現在位置と移動方向とに基づいて走行中の道路を特定してもよい。そして、CPU110は、第1の車両500と同じ道路を同じ方向に走行している第2の車両500のうちの、第1の車両500の進行方向の後方であって、かつ第1の車両500から第4の所定距離以内、たとえば3km以内のものを後行する車両として特定してもよい。
あるいは、CPU110は、第1の車両500と同じ道路を同じ方向に走行している第2の車両500のうちの、第1の車両500の進行方向の前方であって、かつ第1の車両500から第4の所定距離以内、たとえば3km以内のものを先行する車両として特定してもよい。
<第6の実施の形態>
上記の実施の形態においては、先行する車両500の候補に対する後行する車両500の候補の距離、または後行する車両500の候補に対する先行する車両500の候補の距離が第1〜第4の所定の距離以内であることを条件としていたが、それらの第1〜第4の所定の距離は、先行する車両500の速度や、後行する車両500の速度に応じて変更することが好ましい。たとえば、先行する車両500の速度が速いほど、後行する車両として特定するための第1〜第4の所定の距離が長く設定されることが好ましい。あるいは、後行する車両500の速度が速いほど、先行する車両として特定するための第1〜第4の所定の距離が長く設定されることが好ましい。
<第7の実施の形態>
上記の実施の形態のネットワークシステム1の各装置の役割の一部または全部を他の装置が実行してもよい。たとえば、サーバ100や通信端末200,200・・・の各々の役割の一部または全部を別の装置が担ったり、各々の役割の一部または全部を複数の装置で担ったりしてもよい。
たとえば、交通状態に異常があったか否かの判断を通信端末200が行ってもよい。より詳細には、図16に示すように、CPU210は、定期的に、たとえば1秒毎に、位置取得アンテナ230を利用して現在位置情報を取得する(ステップS102)。CPU210は、現在位置情報を履歴データ221に格納する(ステップS104)。
CPU210は、加速度センサ270を利用して、通信端末200または車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動などを取得する(ステップS106)。CPU210は、通信端末200または車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動などを履歴データ221に格納する(ステップS108)。
CPU210は、カメラ250を利用して、車両500の前方の画像を撮影する(ステップS110)。CPU210は、撮影画像をメモリ220に格納する(ステップS112)。
CPU210は、姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像に基づいて交通状態に異常が生じたか否かを判断する(ステップS152)。たとえば、CPU210は、加速度や振動に基づいて、通信端末200を搭載する車両500自体に問題が生じたと判断したり、撮影画像に基づいて通信端末200を搭載する車両500の前方で事故が生じたことなどを判断したりする。
交通状態に異常が生じた場合には(ステップS152にてYESである場合)、CPU210は、通信用アンテナ260を介して、事故や渋滞などの状態を示す情報や、先行する車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像自体などをサーバ100に送信する(ステップS154)。
そして、図13に示すように、サーバ100のCPU110は、通信端末200からのデータを受信して、受信データから通信端末200の識別情報を読み出す(ステップS202)。CPU110は、通信端末200の受信データから、姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像や判断結果などを取得してメモリ120に格納する(ステップS204)。
そして、CPU110は、通信端末200の車両500と同じ道路上であって、当該車両500の後ろを走行する車両500を特定する(ステップS210)。
CPU110は、通信インターフェイス160を介して、事故や渋滞などの状態を示す情報や、先行する車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像自体などを、後行する車両500の通信端末200に送信する(ステップS212)。このとき、CPU110は、先行する車両500の現在位置と、後行する車両500の現在位置とに基づいて、両者の距離を計算して、後行する車両500に、事故や渋滞などの状態を示す情報や、先行する車両500の姿勢や速度や移動方向や加速度や振動や撮影画像自体と、先行する車両500までの距離とを送信することが好ましい。
これによって、後行する車両500の通信端末200のCPU210は、サーバ100からの情報に基づいて、スピーカ240から、先行する車両500までの距離や、事故や渋滞などの状態を示す情報などを音声出力させる。なお、通信端末200がディスプレイを有する場合には、CPU210は、ディスプレイに、先行する車両500までの距離や、事故や渋滞などの状態を示す情報などを表示させる。
<まとめ>
上記の実施の形態においては、車両に搭載するための、位置と移動方向とを測定するための複数の端末と、複数の端末からの位置と移動方向とに基づいて、複数の端末それぞれが搭載される車両に関して、後行する車両または先行する車両を特定するためのサーバとを備えるネットワークシステムが提供される。
好ましくは、サーバは、複数の端末からの位置と移動方向とに基づいて、後行する車両のさらに後行する車両、または先行する車両のさらに先行する車両を複数段階先まで特定する。
好ましくは、サーバは、端末が搭載される車両の速度が速いほど、後行する車両または先行する車両として特定する範囲を長くする。
好ましくは、サーバは、先行する車両に関する情報を後行する車両に提供する。
好ましくは、複数の端末は、カメラを有し、撮影画像をサーバに送信する。サーバは、撮影画像に基づいて端末毎の車両の前方の状況を判断して、先行する車両の前方の状況を示す情報を後行する車両に提供する。
上記の実施の形態においては、複数の端末は、速度または加速度をサーバに送信する。サーバは、先行する車両の速度または加速度を示す情報を後行する車両に提供する。
上記の実施の形態においては、複数の端末が位置と移動方向を取得してサーバに送信するステップと、複数の端末からの位置と移動方向とに基づいて、複数の端末それぞれが搭載される車両に関して、後行する車両または先行する車両を特定するステップと、を備える情報処理方法が提供される。
上記の実施の形態においては、複数の端末と通信するための通信インターフェイスと、通信インターフェイスを介して複数の端末からの位置と移動方向とを取得して、複数の端末それぞれが搭載される車両に関して、後行する車両または先行する車両を特定するためのプロセッサと、を備えるサーバが提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :ネットワークシステム
100 :サーバ
110 :CPU
120 :メモリ
121 :端末情報データ
140 :操作部
160 :通信インターフェイス
200 :通信端末
210 :CPU
220 :メモリ
221 :履歴データ
230 :位置取得アンテナ
240 :スピーカ
250 :カメラ
260 :通信用アンテナ
270 :6軸加速度センサ
280 :DC/DCコンバータ
290 :バッテリー電圧モニタ
500 :車両
501 :バッテリー

Claims (8)

  1. 車両に搭載するための、位置と移動方向とを測定するための複数の端末と、
    前記複数の端末からの位置と移動方向とに基づいて、前記複数の端末それぞれが搭載される車両に関して、後行する車両または先行する車両を特定するためのサーバとを備えるネットワークシステム。
  2. 前記サーバは、前記複数の端末からの位置と移動方向とに基づいて、後行する車両のさらに後行する車両、または先行する車両のさらに先行する車両を複数段階先まで特定する、請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記サーバは、前記端末が搭載される車両の速度が速いほど、後行する車両または先行する車両として特定する範囲を長くする、請求項1または2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記サーバは、前記先行する車両に関する情報を前記後行する車両に提供する、請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  5. 前記複数の端末は、カメラを有し、撮影画像を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記撮影画像に基づいて前記端末毎の車両の前方の状況を判断して、前記先行する車両の前方の状況を示す情報を前記後行する車両に提供する、請求項1から4のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  6. 前記複数の端末は、速度または加速度を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記先行する車両の前記速度または前記加速度を示す情報を前記後行する車両に提供する、請求項1から5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  7. 複数の端末が位置と移動方向を取得してサーバに送信するステップと、
    前記複数の端末からの位置と移動方向とに基づいて、前記複数の端末それぞれが搭載される車両に関して、後行する車両または先行する車両を特定するステップと、を備える情報処理方法。
  8. 複数の端末と通信するための通信インターフェイスと、
    前記通信インターフェイスを介して前記複数の端末からの位置と移動方向とを取得して、前記複数の端末それぞれが搭載される車両に関して、後行する車両または先行する車両を特定するためのプロセッサと、を備えるサーバ。
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