JP2021148665A - 指針及び指針計器 - Google Patents

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有希子 麻畑
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Abstract

【課題】表示内容を容易に認識可能な指針及び指針計器を提供する。【解決手段】時刻を表示する時計表示部5及び時刻とは異なる機能情報を表示する機能表示部6を有する文字板2と、文字板2に対して回転軸Cを中心として回転可能に取り付けられる指針3と、を備える。指針3は、径方向に沿って延びるとともに、時刻及び機能情報の一方を指し示す内側指示部11と、内側指示部11の先端部に接続されて径方向の外側に向かって延びるとともに、時刻及び機能情報の他方を指し示す外側指示部12と、内側指示部11を回転軸の軸方向に貫通し、時刻及び機能情報の一方の表示内容を視認可能な窓孔23,33と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、指針及び指針計器に関する。
従来、時針や分針等の指針を用いて、現在時刻と、現在時刻以外の種々の情報と、を選択的に表示可能な多機能時計(指針計器)が知られている。これらの指針計器では、文字板に複数の目盛りや情報等が表示されるため、文字板の見やすさを向上するための技術が種々提案されている。
例えば特許文献1には、指針式電子時計の文字板を、時刻以外の機能情報を示すためのダイヤルとして兼用してメータ表示を行うメータ機能付電子時計の構成が開示されている。ダイヤルの表示領域は、時刻目盛の0分から55分までに設けられるデータ表示領域と、時刻目盛の56分から59分までに設けられるモード表示領域と、に分割される。特許文献1に記載の技術によれば、データ表示領域とモード表示領域とが重ならないように分割して設けられることにより、データ表示及びモード表示が見易くなり、モード表示のための専用の指示針が不要となる。また、時刻目盛と機能目盛を兼用することで、表示したい機能の数に応じて目盛を複雑にすることなく、文字板の目盛を読み易くすることができるとされている。
特許第3088749号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、機能情報を表示するための機能用指示針の後端部に、機能用指示針の表示方向と反対側を向き、かつ機能用指示針よりも長さが短い時針が一体に設けられている。このため、現在時刻を表示する時刻表示モードにおいて、指針の後端部を注目して見る必要があり、時針の表示方向を直観的に理解し難かった。また、時針、分針、秒針の他に、機能用指示針として複数の指針が設けられるため、文字板の見た目が煩雑になり易い。よって、文字板の表示内容が視認し難くなるおそれがあった。
そこで、本発明は、表示内容を容易に認識可能な指針及び指針計器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一つの形態の指針は、時刻及び前記時刻とは異なる機能情報を表示する文字板に対して回転軸を中心として回転可能に設けられ、前記回転軸と直交する径方向に沿って延びるとともに、前記時刻及び前記機能情報の一方を指し示す内側指示部と、前記内側指示部の前記径方向における外側の端部に接続されて前記径方向の外側に向かって延びるとともに、前記時刻及び前記機能情報の他方を指し示す外側指示部と、前記内側指示部を前記回転軸の軸方向に貫通し、前記時刻及び前記機能情報の一方の表示内容を視認可能な窓孔と、を有する。
この構成によれば、時刻及び機能情報の一方を指し示す内側指示部と、時刻及び機能情報の他方を指し示す外側指示部と、は回転軸に対して同じ方向に向かって延びている。このため、時刻及び機能情報のいずれの表示内容を確認する場合であっても、回転軸に対して一方向、つまり指針の基端部から先端部へ向かう方向に注目すれば良い。よって、時刻を表示する時刻表示モードと機能情報を表示する機能モードとで指針の表示方向が異なる従来技術と比較して、より直観的に表示方向を認識し易い。
内側指示部には窓孔が設けられているので、窓孔を通して文字板上の表示内容を視認できる。これにより、例えば指針の先端部より内側に目盛や数字等の表示部を配置できる。よって、文字板のスペースを有効に利用し、文字板を小型化できる。また、表示部と重なる位置に指針が移動した場合であっても、指針が邪魔になることなく、容易に表示内容を確認できる。
したがって、表示内容を容易に認識可能な指針を提供できる。
本発明の一つの形態の指針計器は、時刻を表示する時計表示部及び前記時刻とは異なる機能情報を表示する機能表示部を有する文字板と、前記文字板に対して回転軸を中心として回転可能に取り付けられる指針と、を備え、前記指針は、前記回転軸と直交する径方向に沿って延びるとともに、前記時刻及び前記機能情報の一方を指し示す内側指示部と、前記内側指示部の前記径方向における外側の端部に接続されて前記径方向の外側に向かって延びるとともに、前記時刻及び前記機能情報の他方を指し示す外側指示部と、前記内側指示部を前記回転軸の軸方向に貫通し、前記時刻及び前記機能情報の一方の表示内容を視認可能な窓孔と、を有する。
この構成によれば、指針は、時刻及び機能情報の一方を指し示す内側指示部と、時刻及び機能情報の他方を指し示す外側指示部と、の2個の指示部を有する。このため、1個の指針により、時刻及び機能情報の表示内容をそれぞれ指し示すことができる。これにより、時刻と機能情報とを別の指針により表示する場合と比較して、使用する指針の数を削減できる。よって、文字板の見た目が煩雑になることを抑制できる。
内側指示部及び外側指示部は文字板に取り付けられる回転軸に対して同じ方向に向かって延びている。このため、時刻及び機能情報のいずれの表示内容を確認する場合であっても、回転軸に対して一方向、つまり指針の基端部から先端部へ向かう方向に注目すれば良い。よって、時刻を表示する時刻表示モードと機能情報を表示する機能モードとで指針の表示方向が異なる従来技術と比較して、より直観的に表示方向を認識し易い。
内側指示部には窓孔が設けられているので、窓孔を通して文字板上の表示内容を視認できる。これにより、例えば指針の先端部より内側に目盛や数字等の表示部を配置できる。よって、文字板のスペースを有効に利用し、文字板を小型化できる。また、表示部と重なる位置に指針が移動した場合であっても、指針が邪魔になることなく、容易に表示内容を確認できる。
したがって、表示内容を容易に認識可能な指針計器を提供できる。
また、前記指針計器は、前記機能表示部は、前記時計表示部より前記径方向の外側に設けられる。
この構成によれば、例えば指針の先端部より外側に機能表示部を設け、指針の先端部より内側に時計表示部を設けることができる。指針における外側指示部の先端部により、機能表示部の表示内容を明確に指し示すことができる。一方、時計表示部として、数字と目盛を併せて表示する場合がある。この場合、例えば窓孔を通して目盛を視認可能とすることにより、文字板に表示された目盛に対する指針の正確な位置を把握できる。よって、現在時刻を容易かつ正確に認識することができる。
また、前記指針計器は、前記軸方向から見た前記内側指示部の幅寸法は、前記軸方向から見た前記外側指示部の幅寸法より大きい。
この構成によれば、内側指示部と外側指示部との幅寸法が互いに異なるので、簡素な構成により内側指示部と外側指示部とを区別し易い。よって、回転軸に対して同一方向に延びるように内側指示部及び外側指示部が形成された場合であっても、各指示部が指し示す先を明確に区別できる。また、外側指示部よりも回転軸に近い内側指示部の幅寸法が外側指示部の幅寸法より大きく形成されるので、回転軸回りのモーメントを減少させることができる。特に、指針が一定周期で回転軸回りに反復回動するメトロノーム機能等を搭載している場合、モーメントを減少させることで、指針を駆動するモータの消費電力を抑えることができる。
また、前記指針計器は、前記内側指示部は、基端部から先端部へ向かうにつれて先細りする。
この構成によれば、内側指示部は、基端部から先端部へ向かうにつれて先細りした形状に形成されるので、より直観的に内側指示部の指し示す方向が分かり易くなる。よって、内側指示部が指し示す表示内容をより容易に認識することができる。
また、前記指針計器は、前記指針は、時針及び分針を備え、前記時針は、前記窓孔を有し、前記内側指示部としての第一指示部と、前記第一指示部の先端部に設けられ、前記外側指示部としての第二指示部と、を有し、前記分針は、前記窓孔を有し、前記内側指示部としての第三指示部と、前記第三指示部の先端部に設けられ、前記外側指示部としての第四指示部と、を有する。
この構成によれば、時針及び分針のそれぞれが内側指示部及び外側指示部の2個の指示部を有する。これにより、例えば時針の第一指示部が現在時刻の時を指し示し、分針の第三指示部が現在時刻の分を指し示すことにより、時刻表示モードにおける指針として使用できる。また、第二指示部及び第四指示部が機能情報の表示内容を指し示すことにより、機能モードにおいて機能情報を表示する指針としても使用できる。これにより、簡素かつ最小限の個数の指針を用いて時刻及び機能情報を表示できる。よって、文字板の見た目が煩雑になることを抑制し、表示内容を容易に認識可能な指針計器とすることができる。
また、前記指針計器は、前記第一指示部及び前記第二指示部の間の時針境界部と、前記第三指示部及び前記第四指示部の間の分針境界部と、は前記径方向において互いに異なる位置に設けられている。
この構成によれば、時針境界部の径方向における位置と分針境界部の径方向における位置が互いに異なるので、時針と分針との区別がし易い。よって、例えば時刻表示モードで使用する際に時刻を容易に認識できる。特に、時針境界部が分針境界部より径方向の内側に位置するように形成した場合、より直観的に時刻を認識し易くすることができる。
また、前記指針計器は、前記機能表示部は、基準音発音モードで使用した際に発音される音のコードネーム及び周波数を表示する基準音表示部と、メトロノームモードで使用した際に前記指針が振れる速さを表示するテンポ表示部と、を含む。
この構成によれば、指針計器は、時刻を表示する時刻表示モードの他に、基準音発音モードと、メトロノームモードと、に切り替え可能となっている。これにより、時刻を表示する機能に加えて所定の機能を備えた多機能時計として使用できる。基準音発音モード及びメトロノームモードを使用する際の指針として、時刻表示モードにおける時針及び分針を使用することができる。よって、指針の数を増加させることなく各モードを使用できる。
本発明によれば、表示内容を容易に認識可能な指針及び指針計器を提供できる。
実施形態に係る指針計器の時刻表示モードにおける正面図。 実施形態に係る指針計器の基準音発音モードにおける正面図。 実施形態に係る指針計器のメトロノームモードにおける正面図。 実施形態に係る時針の正面図。 実施形態に係る分針の正面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
(指針計器)
図1は、実施形態に係る指針計器1の時刻表示モードにおける正面図である。図2は、実施形態に係る指針計器1の基準音発音モードにおける正面図である。図3は、実施形態に係る指針計器1のメトロノームモードにおける正面図である。
図1から図3に示すように、指針計器1は、時刻と、時刻とは異なる機能情報と、を表示可能な多機能時計である。具体的に、指針計器1は、時針7及び分針8により現在時刻を表示する時刻表示モード(図1参照)と、2個の機能モードと、の合計3個のモードに切り替え可能となっている。2個の機能モードとは、設定された所定の音を発音する基準音発音モード(図2参照)、及び指針3が一定周期で左右に反復回動するメトロノームモード(図3参照)である。これら3個のモードは、指針計器1に設けられた不図示の切り替えボタンを操作することにより順に切り替えられる。
図1に示すように、指針計器1は、文字板2と、指針3と、を備える。
指針3は、文字板2に対して回転軸Cを中心として回転可能に取り付けられている。以下の説明では、指針3の回転軸Cに沿う方向を軸方向といい、軸方向に直交する方向を径方向といい、回転軸C回りの方向を周方向という場合がある。
文字板2は、不図示のケース内に収容されている。ケースには、上述の各種モードを切り替えるための切り替えボタンが設けられている。文字板2には、時刻及び時刻と異なる機能情報が表示されている。文字板2は、基板4と、時計表示部5と、機能表示部6と、を有する。
基板4は、円板状に形成されている。基板4の中心部には、指針3の回転軸Cが設けられている。回転軸Cは、基板4の厚み方向に沿って延びている。
時計表示部5は、基板4に設けられている。時計表示部5は、時刻表示モードで使用される。時計表示部5は、印刷等により基板4に表示された数字や目盛等である。本実施形態では、1から12までの数字が周方向に等間隔に並んで配置されている。目盛は、数字よりも径方向の内側であって、周方向において各数字と対応する位置に表示されている。時計表示部5は、時刻を表示する。
機能表示部6は、基板4に設けられている。機能表示部6は、機能モード(基準音発音モード及びメトロノームモード)で使用される。機能表示部6は、文字板2における時計表示部5より径方向の外側の領域に設けられている。機能表示部6は、時刻以外の各種の機能情報を表示する。具体的に、機能表示部6は、基準音表示部15と、テンポ表示部16と、を有する。なお、時計表示部5を文字板2における外周側の領域に設け、機能表示部6を時計表示部5よりも内側の領域に設けるようにしてもよい。
図2に示すように、基準音表示部15は、基準音発音モードで使用される。基準音表示部15は、発音される音の種類を表示する。基準音表示部15は、文字板2の周方向において、時計回りに時刻10時の位置から時刻2時の位置までの間に設けられている。基準音表示部15は、ノート表示部17と、ピッチ表示部18と、を有する。
ノート表示部17は、周方向において、時刻10時の位置から時刻11時の位置までの間に設けられている。ノート表示部17は、発音される音のコードネームを表示する。本実施形態において、ノート表示部17では、「A」又は「B♭」に設定可能となっている。
ピッチ表示部18は、周方向において、時刻1時の位置から時刻2時の位置までの間に設けられている。ピッチ表示部18は、発音される音の周波数を表示する。本実施形態において、ピッチ表示部18では、「440」、「442」及び「443」のいずれかに設定可能となっている。
図3に示すように、テンポ表示部16は、メトロノームモードで使用される。テンポ表示部16は、指針3の振れる速さを表示する。テンポ表示部16は、文字板2の周方向において、時計回りに時刻2時の位置から時刻10時の位置までの間に設けられている。本実施形態において、テンポ表示部16では、40BPMから208BPMの間の所定の値に設定可能となっている。
図1に示すように、指針3は、文字板2に対して回転軸Cを中心として回転可能に取り付けられている。指針3は、時針7と、分針8と、を有する。各指針3は、時計表示部5の所定の値を指し示す内側指示部11と、機能表示部6の所定の値を指し示す外側指示部12と、内側指示部11に形成された窓孔23,33と、を有する。時針7及び分針8は、不図示の異なるモータにより互いに独立して駆動される。
図4は、実施形態に係る時針7の正面図である。
時針7は、時針取付部20と、内側指示部11としての第一指示部21と、外側指示部12としての第二指示部22と、を有する。
時針取付部20は、回転軸Cを中心とする環状に形成されている。時針取付部20の内周部には、例えば回転軸Cと同軸な軸部材(不図示)が挿入されている。
第一指示部21は、時針取付部20から径方向の外側に向かって延びている。第一指示部21は、軸方向から見て、時針取付部20と接続される基端部21aから先端部21bへ向かうにつれて先細りするように形成されている。文字板2に時針7が取り付けられた状態で、第一指示部21の径方向外側に位置する先端部21bは、径方向において文字板2の時計表示部5の外周部より内側に位置している(図1参照)。
第一指示部21には、時針窓孔23(請求項の窓孔)が形成されている。時針窓孔23は、第一指示部21を軸方向に貫通している。時針窓孔23は、軸方向から見て、第一指示部21の基端部21aから先端部21bへ向かうにつれて先細りしている。使用者が文字板2を斜めから見たとき、時針窓孔23を通して、文字板2に記載された目盛が時針7に隠れることなく視認可能となっている。
第二指示部22は、第一指示部21における径方向外側の端部(先端部21b)に接続されている。第一指示部21と第二指示部22との間は時針境界部24とされている。第二指示部22は、第一指示部21の先端部21bから径方向の外側に向かって延びている。第二指示部22は、回転軸C(時針取付部20)に対する第一指示部21の延在方向と同一の方向に向かって延びている。第二指示部22は、軸方向から見て、第一指示部21より幅寸法の小さい棒状に形成されている。文字板2に時針7が取り付けられた状態で、第二指示部22の径方向外側に位置する先端部22tは、径方向において文字板2の時計表示部5と機能表示部6との間に位置している(図1参照)。
図5は、実施形態に係る分針8の正面図である。
分針8は、分針取付部30と、内側指示部11としての第三指示部31と、外側指示部12としての第四指示部32と、を有する。
分針取付部30は、回転軸Cを中心とする環状に形成されている。分針取付部30の内周部には、例えば回転軸Cと同軸な軸部材(不図示)が挿入されている。
第三指示部31は、分針取付部30から径方向の外側に向かって延びている。第三指示部31は、軸方向から見て、分針取付部30と接続される基端部31aから先端部31bへ向かうにつれて先細りするように形成されている。文字板2に分針8が取り付けられた状態で、第三指示部31の径方向外側に位置する先端部31bは、径方向において、文字板2における時計表示部5の外周部より内側に位置している(図1参照)。第三指示部31の幅寸法は、時針7における第一指示部21の幅寸法より小さい。
第三指示部31には、分針窓孔33(請求項の窓孔)が形成されている。分針窓孔33は、第三指示部31を軸方向に貫通している。分針窓孔33は、軸方向から見て、第三指示部31の基端部31aから先端部31bへ向かうにつれて先細りしている。使用者が文字板2を斜めから見たとき、分針窓孔33を通して、文字板2に記載された目盛が分針8に隠れることなく視認可能となっている。
第四指示部32は、第三指示部31における径方向外側の端部(先端部31b)に接続されている。第三指示部31と第四指示部32との間は分針境界部34とされている。第四指示部32は、第三指示部31の先端部31bから径方向の外側に向かって延びている。第四指示部32は、回転軸C(分針取付部30)に対する第三指示部31の延在方向と同一の方向に向かって延びている。第四指示部32は、軸方向から見て、第三指示部31より幅寸法の小さい棒状に形成されている。文字板2に時針7が取り付けられた状態で、第四指示部32の径方向外側に位置する先端部32tは、径方向において文字板2の時計表示部5と機能表示部6との間に位置している(図1参照)。
図1に示すように、時針7の時針境界部24と、分針8の分針境界部34と、は径方向において互いに異なる位置に設けられている。具体的に、時針境界部24は、分針境界部34よりも径方向の内側に位置している。つまり、第一指示部21の径方向に沿う長さH1は、第三指示部31の径方向に沿う長さH2より短い(H1<H2、図4及び図5参照)。第一指示部21及び第二指示部22を併せた時針7全体の径方向に沿う長さは、第三指示部31及び第四指示部32を併せた分針8全体の径方向に沿う長さと同等となっている。
次に、上述の指針計器1の各モードにおける動作について説明する。
はじめに、現在時刻を表示する時刻表示モードについて説明する。
図1に示すように、時刻表示モードでは、時針7の第一指示部21及び分針8の第三指示部31により時刻を表示する。具体的に、時刻表示モードにおいて、時針7における第一指示部21の先端部21bは、現在時刻の「時」を指し示す。時刻表示モードにおいて、分針8における第三指示部31の先端部31bは、現在時刻の「分」を指し示す。
次に、基準音発音モードについて説明する。
図2に示すように、使用者は、不図示の切り替えボタンを操作することにより、上述の時刻表示モードから基準音発音モードに切り替える。基準音発音モードでは、時針7の第二指示部22を用いてノート表示部17における所定の値を指し示すことにより、音のコードネームを設定する。さらに、分針8の第四指示部32を用いてピッチ表示部18における所定の値を指し示すことにより、音の周波数を設定する。基準音発音モードにおいて、時針7及び分針8は、例えば段階式のりゅうずや操作ボタン(いずれも不図示)等を用いてそれぞれ独立に操作可能となっている。基準音発音モードでは、第二指示部22及び第四指示部32により指し示された所定の種類の音が発音される。
次に、メトロノームモードについて説明する。
図3に示すように、使用者は、不図示の切り替えボタンを操作することにより、上述の時刻表示モード又は基準音発音モードからメトロノームモードに切り替える。メトロノームモードでは、時針7の第二指示部22を用いてテンポ表示部16における所定の値を指し示すことにより、メトロノームのテンポを設定する。分針8は、時針7により設定された一定の周期(テンポ)で、正午の位置を中心として回転軸回りに反復回動する。
次に、上述の指針3及び指針計器1の作用、効果について説明する。
本実施形態の指針3によれば、時刻及び機能情報の一方を指し示す内側指示部11(第一指示部21及び第三指示部31)と、時刻及び機能情報の他方を指し示す外側指示部12(第二指示部22及び第四指示部32)と、は回転軸Cに対して同じ方向に向かって延びている。このため、時刻及び機能情報のいずれの表示内容を確認する場合であっても、回転軸Cに対して一方向、つまり指針3の基端部から先端部へ向かう方向に注目すれば良い。よって、時刻を表示する時刻表示モードと機能情報を表示する機能モードとで指針3の表示方向が異なる従来技術と比較して、より直観的に表示方向を認識し易い。
内側指示部11には窓孔23,33が設けられているので、窓孔23,33を通して文字板2上の表示内容を視認できる。これにより、例えば指針3の先端部22t,32tより内側に目盛や数字等の表示部(本実施形態では時計表示部5)を配置できる。よって、文字板2のスペースを有効に利用し、文字板2を小型化できる。また、表示部5と重なる位置に指針3が移動した場合であっても、指針3が邪魔になることなく、容易に表示内容を確認できる。
したがって、表示内容を容易に認識可能な指針3を提供できる。
本実施形態の指針計器1によれば、上述の指針3と、文字板2と、を備える。
図1に示すように、指針3は、時刻及び機能情報の一方を指し示す内側指示部11と、時刻及び機能情報の他方を指し示す外側指示部12と、の2個の指示部を有する。このため、1個の指針3により、時刻及び機能情報の表示内容をそれぞれ指し示すことができる。これにより、時刻と機能情報とを別の指針3により表示する場合と比較して、使用する指針3の数を削減できる。よって、文字板2の見た目が煩雑になることを抑制できる。
内側指示部11及び外側指示部12は文字板2に取り付けられる回転軸Cに対して同じ方向に向かって延びている。このため、時刻及び機能情報のいずれの表示内容を確認する場合であっても、回転軸Cに対して一方向、つまり指針3の基端部から先端部へ向かう方向に注目すれば良い。よって、時刻を表示する時刻表示モードと機能情報を表示する機能モードとで指針3の表示方向が異なる従来技術と比較して、より直観的に表示方向を認識し易い。
内側指示部11には窓孔23,33が設けられているので、窓孔23,33を通して文字板2上の表示内容を視認できる。これにより、例えば指針3の先端部22t,32tより内側に目盛や数字等の表示部(本実施形態では時計表示部5)を配置できる。よって、文字板2のスペースを有効に利用し、文字板2を小型化できる。また、表示部5と重なる位置に指針3が移動した場合であっても、指針3が邪魔になることなく、容易に表示内容を確認できる。
したがって、表示内容を容易に認識可能な指針計器1を提供できる。
機能表示部6は、時計表示部5より径方向の外側に設けられる。これにより、例えば指針3の先端部22t,32tより外側に機能表示部6を設け、指針3の先端部22t,32tより内側に時計表示部5を設けることができる。指針3における外側指示部12の先端部22t,32tにより、機能表示部6の表示内容を明確に指し示すことができる。一方、時計表示部5として、数字と目盛を併せて表示する場合がある。この場合、例えば窓孔23,33を通して目盛を視認可能とすることにより、文字板2に表示された目盛に対する指針3の正確な位置を把握できる。よって、現在時刻を容易かつ正確に認識することができる。
軸方向から見た内側指示部11の幅寸法は、軸方向から見た外側指示部12の幅寸法より大きい。これにより、内側指示部11と外側指示部12との幅寸法が互いに異なるので、簡素な構成により内側指示部11と外側指示部12とを区別し易い。よって、回転軸Cに対して同一方向に延びるように内側指示部11及び外側指示部12が形成された場合であっても、各指示部が指し示す先を明確に区別できる。また、外側指示部12よりも回転軸Cに近い内側指示部11の幅寸法が外側指示部12の幅寸法より大きく形成されるので、回転軸C回りのモーメントを減少させることができる。特に、指針3が一定周期で回転軸C回りに反復回動するメトロノーム機能等を搭載している場合、モーメントを減少させることで、指針3を駆動するモータの消費電力を抑えることができる。
内側指示部11は、基端部21a,31aから先端部21b,31bへ向かうにつれて先細りした形状に形成されるので、より直観的に内側指示部11の指し示す方向が分かり易くなる。よって、内側指示部11が指し示す表示内容をより容易に認識することができる。
指針3は、時針7及び分針8を備え、時針7は、第一指示部21と、第二指示部22と、を有し、分針8は、第三指示部31と、第四指示部32と、を有する。このように、時針7及び分針8のそれぞれが内側指示部11及び外側指示部12の2個の指示部を有する。これにより、例えば時針7の第一指示部21が現在時刻の時を指し示し、分針8の第三指示部31が現在時刻の分を指し示すことにより、時刻表示モードにおける指針3として使用できる。また、第二指示部22及び第四指示部32が機能情報の表示内容を指し示すことにより、機能モードにおいて機能情報を表示する指針3としても使用できる。これにより、簡素かつ最小限の個数の指針3を用いて時刻及び機能情報を表示できる。よって、文字板2の見た目が煩雑になることを抑制し、表示内容を容易に認識可能な指針計器1とすることができる。
時針境界部24の径方向における位置と分針境界部34の径方向における位置が互いに異なるので、時針7と分針8との区別がし易い。よって、例えば時刻表示モードで使用する際に時刻を容易に認識できる。特に、時針境界部24が分針境界部34より径方向の内側に位置するように形成した場合、より直観的に時刻を認識し易くすることができる。
指針計器1は、時刻を表示する時刻表示モードの他に、基準音発音モードと、メトロノームモードと、に切り替え可能となっている。これにより、時刻を表示する機能に加えて所定の機能を備えた多機能時計として使用できる。基準音発音モード及びメトロノームモードを使用する際の指針3として、時刻表示モードにおける時針7及び分針8を使用することができる。よって、指針3の数を増加させることなく各モードを使用できる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述の実施形態では、文字板2の機能表示部6が時計表示部5より径方向の外側に設けられる構成について説明したが、これに限らない。時計表示部5が機能表示部6より径方向の外側に設けられてもよい。換言すれば、指針3の内側指示部11が機能情報を指し示し、外側指示部12が時刻を指し示してもよい。この場合、時針窓孔23及び分針窓孔33を通して機能表示部6における所定の表示内容が視認可能に構成されることが望ましい。
時針7と分針8との区別をより明確にするために、時針7及び分針8の一方に色又は模様を施してもよい。具体的には、例えば時針7の第二指示部22にのみ色又は模様を施してもよい。また、例えば第二指示部22、第四指示部32及び機能表示部6を共通の色とし、一方で第一指示部21、第三指示部31及び時計表示部5を上述の色とは異なる共通の色とすることにより、それぞれの機能を明確にするようにしてもよい。
時針7、分針8の他に秒針を設けてもよい。
ノート表示部17、ピッチ表示部18及びテンポ表示部16により設定可能な数値等は、上述した数値等に限定されない。
指針計器1は、基準音発音モード及びメトロノームモード以外の機能モードを有してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1 指針計器
2 文字板
3 指針
5 時計表示部
6 機能表示部
7 時針
8 分針
11 内側指示部
12 外側指示部
15 基準音表示部
16 テンポ表示部
21 第一指示部
21a 第一指示部の基端部(内側指示部の基端部)
21b 第一指示部の先端部(内側指示部の先端部)
22 第二指示部
23 時針窓孔(窓孔)
24 時針境界部
31 第三指示部
31a 第三指示部の基端部(内側指示部の基端部)
31b 第三指示部の先端部(内側指示部の先端部)
32 第四指示部
33 分針窓孔(窓孔)
34 分針境界部
C 回転軸

Claims (8)

  1. 時刻及び前記時刻とは異なる機能情報を表示する文字板に対して回転軸を中心として回転可能に設けられ、前記回転軸と直交する径方向に沿って延びるとともに、前記時刻及び前記機能情報の一方を指し示す内側指示部と、
    前記内側指示部の前記径方向における外側の端部に接続されて前記径方向の外側に向かって延びるとともに、前記時刻及び前記機能情報の他方を指し示す外側指示部と、
    前記内側指示部を前記回転軸の軸方向に貫通し、前記時刻及び前記機能情報の一方の表示内容を視認可能な窓孔と、
    を有する指針。
  2. 時刻を表示する時計表示部及び前記時刻とは異なる機能情報を表示する機能表示部を有する文字板と、
    前記文字板に対して回転軸を中心として回転可能に取り付けられる指針と、
    を備え、
    前記指針は、
    前記回転軸と直交する径方向に沿って延びるとともに、前記時刻及び前記機能情報の一方を指し示す内側指示部と、
    前記内側指示部の前記径方向における外側の端部に接続されて前記径方向の外側に向かって延びるとともに、前記時刻及び前記機能情報の他方を指し示す外側指示部と、
    前記内側指示部を前記回転軸の軸方向に貫通し、前記時刻及び前記機能情報の一方の表示内容を視認可能な窓孔と、
    を有する指針計器。
  3. 前記機能表示部は、前記時計表示部より前記径方向の外側に設けられる請求項2に記載の指針計器。
  4. 前記軸方向から見た前記内側指示部の幅寸法は、前記軸方向から見た前記外側指示部の幅寸法より大きい請求項2又は請求項3に記載の指針計器。
  5. 前記内側指示部は、基端部から先端部へ向かうにつれて先細りする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の指針計器。
  6. 前記指針は、時針及び分針を備え、
    前記時針は、
    前記窓孔を有し、前記内側指示部としての第一指示部と、
    前記第一指示部の先端部に設けられ、前記外側指示部としての第二指示部と、
    を有し、
    前記分針は、
    前記窓孔を有し、前記内側指示部としての第三指示部と、
    前記第三指示部の先端部に設けられ、前記外側指示部としての第四指示部と、
    を有する請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の指針計器。
  7. 前記第一指示部及び前記第二指示部の間の時針境界部と、前記第三指示部及び前記第四指示部の間の分針境界部と、は前記径方向において互いに異なる位置に設けられている請求項6に記載の指針計器。
  8. 前記機能表示部は、
    基準音発音モードで使用した際に発音される音のコードネーム及び周波数を表示する基準音表示部と、
    メトロノームモードで使用した際に前記指針が振れる速さを表示するテンポ表示部と、
    を含む請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の指針計器。
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