JP2021147328A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗い上がりの皮膚にしっとり感を付与することに優れた皮膚洗浄剤組成物を提供すること。【解決手段】N−アシルアスパラギン酸塩およびN−アシルグルタミン酸塩からなる群より選択される1以上のアミノ酸系界面活性剤の含有量が0.03〜7.0質量%であり、平均付加モル数が7〜15の脂肪酸ポリグリセリルの含有量が0.03〜7.0質量%であり、数平均分子量が10万〜50万の高重合ポリエチレングリコールの含有量が0.01〜0.6質量%であり、pHが4.0〜6.8である皮膚洗浄剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、洗い上がりの皮膚にしっとり感を付与することに優れた皮膚洗浄剤組成物に関する。
従来、アミノ酸系界面活性剤を用いた洗浄剤は、皮膚への低刺激性および使用感に優れることが知られており、アミノ酸系界面活性剤を含有する洗浄剤組成物の改良が種々提案されている(特許文献1〜3)。近年、市場では、皮膚への低刺激性に優れるだけではなく、さらに洗い上がりの皮膚にしっとり感を付与することができる皮膚洗浄剤が求められている。
特開2000−87081号公報 特開2015−74696号公報 特開2019−14691号公報
本発明は、洗い上がりの皮膚にしっとり感を付与することに優れた皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、特定のアミノ酸系界面活性剤、特定の脂肪酸ポリグリセリル、および高重合ポリエチレングリコールをそれぞれ特定量配合することにより、洗い上がりの皮膚にしっとり感を付与することに優れた洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は
〔1〕下記成分(A)、下記成分(B)、および下記成分(C)を含有する皮膚洗浄剤組成物であって、前記成分(A)の含有量が0.03〜7.0質量%であり、前記成分(B)の含有量が0.03〜7.0質量%であり、前記成分(C)の含有量が0.01〜0.6質量%であり、pHが4.0〜6.8である皮膚洗浄剤組成物、
成分(A):N−アシルアスパラギン酸塩およびN−アシルグルタミン酸塩からなる群より選択される1以上のアミノ酸系界面活性剤
成分(B):平均付加モル数が7〜15の脂肪酸ポリグリセリル
成分(C):数平均分子量が10万〜50万の高重合ポリエチレングリコール
〔2〕皮膚洗浄剤組成物100質量%中の高級脂肪酸および/またはその塩の含有量が1.0質量%未満である、〔1〕記載の皮膚洗浄剤組成物、
〔3〕前記成分(A)の含有量が0.1〜7.0質量%であり、前記成分(B)の含有量が0.1〜6.0質量%であり、前記成分(C)の含有量が0.03〜0.6質量%である、〔1〕または〔2〕記載の皮膚洗浄剤組成物、に関する。
本発明によれば、洗い上がりの皮膚にしっとり感を付与することに優れた洗浄剤組成物を提供することができる。
<皮膚洗浄剤組成物>
本実施形態に係る皮膚洗浄剤組成物は、N−アシルアスパラギン酸塩およびN−アシルグルタミン酸塩からなる群より選択される1以上のアミノ酸系界面活性剤、平均付加モル数が7〜15の脂肪酸ポリグリセリル、並びに数平均分子量が10万〜50万の高重合ポリエチレングリコールを必須の成分として含有する。なお、本明細書においては、N−アシルアスパラギン酸塩およびN−アシルグルタミン酸塩からなる群より選択される1以上のアミノ酸系界面活性剤を「成分(A)」;平均付加モル数が7〜15の脂肪酸ポリグリセリルを「成分(B)」;数平均分子量が10万〜50万の高重合ポリエチレングリコールを「成分(C)」と称する場合がある。
本実施形態に係る皮膚洗浄剤組成物に含有される上記各成分の含有量は、それぞれ、化粧料組成物中の合計の含有量が100質量%以下となるように、記載の範囲内から適宜選択することができる。
[成分(A):N−アシルアスパラギン酸塩およびN−アシルグルタミン酸塩からなる群より選択される1以上のアミノ酸系界面活性剤]
本実施形態に係る皮膚洗浄剤組成物は、泡質の向上の観点から、N−アシルアスパラギン酸塩(以下「成分(A1)」と称する場合がある)、およびN−アシルグルタミン酸塩(以下「成分(A2)」と称する場合がある)からなる群より選択される1以上のアミノ酸系界面活性剤を含有することを特徴とする。
N−アシルアスパラギン酸塩およびN−アシルグルタミン酸塩を構成するアシル基としては、例えば、炭素数8〜24(好ましくは12〜22)の、直鎖状または分枝状の、飽和または不飽和の脂肪族アシル基等が挙げられる。具体的には、例えば、オクタノイル基、デカノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、イソステアロイル基、オレオイル基、リノレオイル基、ベヘニル基、ヤシ油脂肪酸由来のアシル基(以下、ヤシ油脂肪酸アシルという)、パーム核油脂肪酸由来のアシル基(以下、パーム核油脂肪酸アシルという)等が挙げられる。
N−アシルアスパラギン酸塩およびN−アシルグルタミン酸塩を構成する塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩等が挙げられる。
N−アシルアスパラギン酸塩の具体例としては、例えば、N−ヤシ油脂肪酸アシルアスパラギン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルアスパラギン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルアスパラギン酸トリエタノールアミン、N−パーム核油脂肪酸アシルアスパラギン酸アンモニウム、N−ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、N−ラウロイルアスパラギン酸トリエタノールアミン等が挙げられる。
N−アシルグルタミン酸塩の具体例としては、例えば、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−パーム核油脂肪酸アシルグルタミン酸アンモニウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン等が挙げられる。
前記で列挙されたN−アシルアスパラギン酸塩(A1)、およびN−アシルグルタミン酸塩(A2)は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
皮膚洗浄剤組成物100質量%中の成分(A)の含有量は、弱酸性環境における泡質向上の観点から0.03質量%以上であり、0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましい。また、製剤安定性の観点からは7.0質量%以下であり、6.0質量%以下が好ましく、4.5質量%以下がより好ましい。
[成分(B):平均付加モル数が7〜15の脂肪酸ポリグリセリル]
本明細書において「脂肪酸ポリグリセリル」とは、脂肪酸とポリグリセリンのモノエステルまたはジエステルを意味する。これらの脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の炭素数は、8〜24が好ましく、10〜22がより好ましく、12〜20がさらに好ましい。
前記脂肪酸ポリグリセリルを構成する脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、アラキン酸、ベヘン酸、イソカプリル酸、イソペラルゴン酸、イソカプリン酸、イソウンダカン酸、イソラウリン酸、イソトリデシル酸、イソミリスチン酸、イソペンタデシル酸、イソパルミチン酸、イソマルガリン酸、イソステアリン酸、イソノナデカン酸、イソアラキン酸、イソヘンエイコサン酸、およびイソベヘン酸等が挙げられる。なかでも、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸、およびイソステアリン酸が好ましい。
前記脂肪酸ポリグリセリルの平均付加モル数は、しっとり感向上の観点および製剤安定性の観点から7以上であり、8以上が好ましく、10以上がより好ましい。一方、べたつき抑制の観点および製剤安定性の観点からは15以下であり、14以下が好ましく、12以下がより好ましい。
皮膚洗浄剤組成物100質量%中の前記脂肪酸ポリグリセリルの含有量は、しっとり感向上の観点から0.03質量%以上であり、0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましい。一方、べたつき抑制の観点からは7.0質量%以下であり、6.0質量%以下が好ましく、4.0質量%以下がより好ましく、3.0質量%以下がさらに好ましく、1.8質量%以下が特に好ましい。
[成分(C):数平均分子量が10万〜50万の高重合ポリエチレングリコール]
本実施形態に係る皮膚洗浄剤組成物は、泡質の向上およびしっとり感向上の観点から、高重合ポリエチレングリコールを含有する。
前記高重合ポリエチレングリコールの数平均分子量(Mn)は、しっとり感向上の観点から10万以上であり、20万以上が好ましい。一方、ぬるつき抑制の観点からは50万以下であり、40万以下が好ましい。
皮膚洗浄剤組成物100質量%中の前記高重合ポリエチレングリコールの含有量は、適度な粘度を持たせることによる泡質向上の観点およびしっとり感向上の観点から0.01質量%以上であり、0.03質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましい。一方、粘度上昇による泡質低下抑制の観点およびぬるつき抑制の観点からは0.6質量%以下であり、0.5質量%以下が好ましく、0.4質量%以下がより好ましい。
(その他の成分)
本実施形態に係る皮膚洗浄剤組成物は、上述した成分に加えて、上記以外の界面活性剤、高重合ポリエチレングリコール以外の多価アルコール、高級脂肪酸またはその塩、キレート剤、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、清涼剤、シリコーン類、ビタミン類、動植物エキス、粉体類、パール化剤、着色剤、香料、紫外線吸収剤、美白剤、殺菌剤、抗炎症剤、pH調整剤、および溶剤等を配合してもよい。
上記以外の界面活性剤としては、例えば、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンコレステロールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルキロールアミド等のノニオン系界面活性剤;ラウリン酸アシルメチルタウリン塩、ポリオキシエチレン酢酸エーテル塩、アルキルアシルグルタミン酸塩、アルキルアシルグリシン塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸塩酸等のアニオン系界面活性剤;塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム等のカチオン系界面活性剤;アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルアミノ酢酸ベタイン、アルキルイミダゾリウムベタイン、アルキルヒドロキシエチルベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられる。前記の界面活性剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
高重合ポリエチレングリコール以外の多価アルコールとしては、化粧品原料として用いられている公知の保湿剤を使用することができる。多価アルコールの具体例としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グルコース、マルトース、マルチトース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、および1,2−オクタンジオール等が挙げられる。前記の多価アルコールは、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
高級脂肪酸またはその塩としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、イソベヘン酸、またはそれらの塩等が挙げられる。高級脂肪酸の他の具体例としては、例えば、オリーブ油、ヤシ油、パーム油、綿実油等の植物性油脂;魚油および牛脂等の動物性油脂が挙げられる。
皮膚洗浄剤組成物100質量%中の高級脂肪酸(例えば炭素数が8〜24の脂肪酸)および/またはその塩の含有量は、1.0質量%未満が好ましく、0.1質量%未満がより好ましく、実質的に含有しないこと(例えば皮膚洗浄剤組成物100質量%中0.01質量%未満)がさらに好ましい。高級脂肪酸を含有することで起泡性や泡質を向上させることができるが、中和させる必要があり、本発明のpHを維持できず、皮膚刺激性が悪化する傾向がある。
キレート剤としては、例えば、エデト酸、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、シクロヘキサンジアミン五酢酸、グリシン、セリン、アラニン、リジン、シスチン、チロシン、メチオニン、アスコルビン酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、エリソルビン酸、コハク酸、フマル酸、ピルビン酸、サリチル酸、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸、ピロリン酸塩、トリポリリン酸、ポリリン酸、およびオルトリン酸、並びにこれらの塩等が挙げられ、エデト酸およびその塩が好適に用いられる。
防腐剤としては、例えば、安息香酸、フェノキシエタノール、オクトキシグリセリン、メチルパラベン等が挙げられる。弱酸性で優れた防腐作用を発揮する観点から、安息香酸が好ましい。
酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、没食子酸オクチル、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、天然ビタミンE、エリソルビン酸、オルトトリルビグアナイド、チオジプロピオン酸ジラウリル、パラヒドロキシアニソール、およびフィチン酸等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、トラガントガム、グアガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラック、ロジン、およびカゼイン等の天然高分子化合物;ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、エステルガム、ニトロセルロース、結晶セルロース等の半合成高分子化合物;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルメチルセルロース、ポリアミド樹脂等の合成高分子化合物等が挙げられる。
清涼剤としては、例えば、l−メントール、カンファー、およびl−メンチルグリセリルエーテル等が挙げられる。
溶剤としては、例えば、水や、エタノール等のアルコール類が挙げられる。
(皮膚洗浄剤組成物の他の詳細)
本実施形態に係る皮膚洗浄剤のpHは、泡質向上の観点および皮膚刺激性抑制の観点から4.0以上であり、4.5以上が好ましい。一方、製剤の防腐力を担保する観点からは6.8以下であり、6.5以下が好ましい。
本実施形態に係る皮膚洗浄剤の剤型は、特に限定されず、クリーム、ジェル、液体等とすることができるが、本発明の効果を発揮する観点から、クリーム状の剤型とすることが好ましい。
本実施形態に係る皮膚洗浄剤組成物の用途としては、例えば、洗顔料、シャンプー、ボディーシャンプー、ハンドソープ、シェービング料等が挙げられる。
本実施形態に係る皮膚洗浄剤組成物は、泡質に優れることから、好ましくはポンプフォーマー容器に充填されて用いられる。本実施形態において使用可能なポンプフォーマー容器は、特に限定されず、市販のポンプフォーマー容器が挙げられる。本実施形態に係る皮膚洗浄剤組成物をポンプフォーマー容器に充填することにより、皮膚洗浄剤製品が得られる。上記皮膚洗浄剤製品は、ポンプフォーマー容器と、上記ポンプフォーマー容器に充填された本発明の皮膚洗浄剤とを少なくとも備えた皮膚洗浄剤製品である。
本実施形態に係る皮膚洗浄剤は、上記各構成成分を混合し、公知の方法、例えばパドルミキサーを用いて攪拌することにより製造することができる。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。なお、配合量は、特記しない限り、有効成分の配合量であり、「質量%」で表す。
以下、実施例および比較例において用いた各種材料をまとめて示す。
N−ラウロイル−L−アスパラギン酸ナトリウム:旭化成ファインケム(株)製のアミノフォーマー FLDS−L
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン:旭化成ファインケム(株)製のアミノサーファクトACMT−L
N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム:味の素ヘルシーサプライ(株)製のアミライトGCK−12K
ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム:川研ファインケミカル(株)製のアラノンALE
モノラウリン酸ポリグリセリル−10:日光ケミカルズ(株)製のNIKKOL DECAGLYN 1−L
ミリスチン酸ポリグリセリル−10:青木油脂工業(株)製のグリサーフ 10MM
モノステアリン酸ポリグリセリル−10:日光ケミカルズ(株)製のNIKKOL DECAGLYN 1−SV
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10:太陽化学(株)製のサンソフト Q−192Y−C
ジオレイン酸ポリグリセリル−10:太陽化学(株)製のサンソフト Q−172Y−C
モノステアリン酸ポリグリセリル−5:太陽化学(株)製のサンソフトシリーズ
モノラウリン酸グリセリル:太陽化学(株)製のサンソフト No.750−C
PEG−7M:ダウ・ケミカル日本(株)製のPOLYOX WSR N−750
PEG−90M:ダウ・ケミカル日本(株)製のPOLYOX WSR 301
PEG−400:日油(株)製のPEG#20000
(実施例および比較例)
表1および表2に示した組成(配合量)に従い、実施例1〜12および比較例1〜13の皮膚洗浄剤組成物を調製後、各試料をポンプフォーマーにそれぞれ充填した。得られた各試料につき、男性官能評価パネル10名により下記評価を行った。
<洗い流しやすさの評価>
各試料0.1gと水0.9gとを混合した各混合液1gをナイロンタオルで泡立て、30秒間手になじませた。その後、40℃の流水にて洗い流し、試料が完全に洗い落ちるまでにかかった時間により、下記評価基準で洗い流しやすさを評価した。なお、評価は、最も人数の多く得られた評価結果を各試料の成績とした。
A(優れる):10秒までに完全に洗い落ちる
B(使用可):10秒超、20秒以内で完全に洗い落ちる
C(不良):20秒間流しても完全に洗い落ちた感触がせず、ぬるつきが残る
<洗い流し後のしっとり感の評価>
各試料0.1gと水0.9gとを混合した各混合液1gをナイロンタオルで泡立て、30秒間手になじませた。その後、40℃の流水にて洗い流し、タオルドライ5分後の肌の感触を下記評価基準に従って官能評価した。なお、評価は、最も人数の多く得られた評価結果を各試料の成績とした。
A(優れる):優れたしっとり感を感じ、脱脂感およびべたつきは感じない
B(使用可):しっとり感を感じ、脱脂感およびべたつきは感じない
C1(不良):脱脂感を強く感じる
C2(不良):べたつきを感じる程残り感を感じる
<起泡性の評価>
各試料0.1gと水0.9gとを混合した各混合液1gをナイロンタオルで泡立て、泡立つまでに要する回数により、以下の評価基準で起泡性を評価した。なお、評価は、最も人数の多く得られた評価結果を各試料の成績とした。
A(優れる):10回泡立てるまでに泡が立つ
B(使用可):11〜20回の泡立てで泡が立つ
C(不良):20回泡立てても泡が立たない
<即時的な濁りの評価>
各試料の調合直後の外観を、目視で下記評価基準に従って官能評価した。なお、評価は、最も人数の多く得られた評価結果を各試料の成績とした。
A(優れる):濁りが無く澄明である
B(不良):濁りがある
Figure 2021147328
Figure 2021147328
表1、表2の結果より、特定のアミノ酸系界面活性剤、特定の脂肪酸ポリグリセリル、および高重合ポリエチレングリコールをそれぞれ特定量配合した本発明の皮膚洗浄剤組成物は、洗い上がりの皮膚にしっとり感を付与することに優れることがわかる。また、起泡性に優れ、かつ洗い流しやすいことがわかる。なお、調合直後に濁りが見られた試料、および20回泡立てを行っても泡が立たなかった試料については、その他の評価を行わなかった(比較例1〜5、11)。
処方例1
N−ラウロイル−L−アスパラギン酸ナトリウム液 3.00質量%
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 3.00質量%
モノラウリン酸グリセリル 3.00質量%
モノステアリン酸ポリエチレングリコール 3.00質量%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン液 3.00質量%
ジプロピレングリコール 2.00質量%
モノラウリン酸ポリグリセリル−10 1.00質量%
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20質量%
PEG−7M(Mn:約30万) 0.20質量%
安息香酸 0.20質量%
水 残部
合計 100質量%
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、洗い上がりの皮膚にしっとり感を付与することに優れた皮膚洗浄剤組成物として利用できる。

Claims (3)

  1. 下記成分(A)、下記成分(B)、および下記成分(C)を含有する皮膚洗浄剤組成物であって、
    前記成分(A)の含有量が0.03〜7.0質量%であり、
    前記成分(B)の含有量が0.03〜7.0質量%であり、
    前記成分(C)の含有量が0.01〜0.6質量%であり、
    pHが4.0〜6.8である皮膚洗浄剤組成物。
    成分(A):N−アシルアスパラギン酸塩およびN−アシルグルタミン酸塩からなる群より選択される1以上のアミノ酸系界面活性剤
    成分(B):平均付加モル数が7〜15の脂肪酸ポリグリセリル
    成分(C):数平均分子量が10万〜50万の高重合ポリエチレングリコール
  2. 皮膚洗浄剤組成物100質量%中の高級脂肪酸および/またはその塩の含有量が1.0質量%未満である、請求項1記載の皮膚洗浄剤組成物。
  3. 前記成分(A)の含有量が0.1〜7.0質量%であり、
    前記成分(B)の含有量が0.1〜6.0質量%であり、
    前記成分(C)の含有量が0.03〜0.6質量%である、請求項1または2記載の皮膚洗浄剤組成物。
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