JP2016017118A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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由希子 中川
Yukiko Nakagawa
由希子 中川
裕子 藤崎
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裕子 藤崎
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Abstract

【課題】泡吐出容器に充填して使用する液状洗浄剤組成物において、目詰まりがなく、クリーミーで安定した泡が得られ、低温下においても泡の形成性に優れ、しかもすすぎ時のさっぱり感、タオルドライ後のしっとり感に優れる液体洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】泡吐出容器に充填して使用する液状洗浄剤組成物であって、下記成分(A)〜(D)を含有することを特徴とする液状洗浄剤組成物。(A)高級脂肪酸塩 1〜15質量%(B)アシル基が炭素原子数8〜22の脂肪酸残基であるN−アシルセリン塩、N−アシルトレオニン塩、N−アシルアラニン塩、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルアスパラギン酸塩から選ばれる1種または2種以上 0.1〜10質量%(C)アルキルポリグルコシド 0.1〜10質量%(D)リタ抽出物 0.0001〜5質量%【選択図】なし

Description

本発明は、泡吐出容器に充填して使用する液状洗浄剤組成物に関する。詳しくは、目詰まりがなく、クリーミーで安定した泡が得られ、低温下においても泡の形成性に優れ、しかもすすぎ時のさっぱり感、タオルドライ後のしっとり感に優れる液体洗浄剤組成物に関する。
泡吐出容器に収容され、使用時に該容器から泡状に吐出される液体洗浄剤組成物については、これまで種々提案されている(例えば、特許文献1〜4参照。)。これらの泡吐出容器に収容される液体洗浄剤組成物では、泡吐出容器内部の多孔質膜を通過させることで、内容組成物と空気とを混合して泡沫状とする。しかし、泡質(泡のクリーミーさ、泡の細かさ、等)に優れた泡形成ができる一方で、多孔質膜を通過させる必要があることから、内容組成物が多孔質膜で目詰まりを起すという問題がある。特に界面活性剤として脂肪酸石鹸を用いた場合、低温保存時における高級脂肪酸の析出により、目詰まりが生じ易いといった問題がある。特に近年、消費者の使用性等に対する要求も従来に比べ高まる傾向がみられ、泡質のより一層の向上、洗浄後の使用感の向上、目詰まり防止等について、従来にもましてより一層の技術の向上が求められている。
特開平5−132700号公報 特開平8−92064号公報 特開2005−187411公報 特開2005−154651公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、泡吐出容器に充填して使用する液状洗浄剤組成物において、目詰まりがなく、クリーミーで安定した泡が得られ、低温下においても泡の形成性に優れ、しかもすすぎ時のさっぱり感、タオルドライ後のしっとり感に優れる液体洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明の目的を達成するために鋭意研究した結果、高級脂肪酸塩と、特定のアシルアミノ酸型アニオン界面活性剤と、アルキルポリグルコシドと、リタ抽出物を含有する皮膚洗浄料を泡吐出容器に充填して泡状に吐出する形態として使用するにあたり、目詰まりがなく、クリーミーで安定した泡が得られ、低温下においても泡の形成性に優れ、しかもすすぎ時のさっぱり感、タオルドライ後のしっとり感に優れる液体洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、泡吐出容器に充填して使用する液状洗浄剤組成物であって、(A)高級脂肪酸塩1〜15質量%、(B)アシル基が炭素原子数8〜22の脂肪酸残基であるN−アシルセリン塩、N−アシルトレオニン塩、N−アシルアラニン塩、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルアスパラギン酸塩から選ばれる1種または2種以上0.1〜10質量%、(C)アルキルポリグルコシド0.1〜10質量%、(D)リタ抽出物0.0001〜5質量%を含有することを特徴とする液状洗浄剤組成物である。
本発明によれば、泡吐出容器に充填して使用する液状洗浄剤組成物において、目詰まりがなく、クリーミーで安定した泡が得られ、低温下においても泡の形成性に優れ、しかもすすぎ時のさっぱり感、タオルドライ後のしっとり感に優れる液体洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、本発明の液状洗浄剤組成物について詳細に説明する。
本発明の液体洗浄剤組成物で用いられる成分(A)高級脂肪酸塩に用いられる高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等の炭素数12〜22の高級脂肪酸;オリーブ油、ヤシ油、パーム油、綿実油等の植物性油脂;魚油、牛脂等の動物性油脂等が挙げられ、これらは、それぞれ1種単独で、又は二種以上を適宜組合せて用いることができる。本発明においては、洗浄力および起泡力の観点から、炭素数12〜22の高級脂肪酸を用いるのが好ましく、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸がより好ましく用いられる。
成分(A)高級脂肪酸塩の塩としては、高級脂肪酸をアルカリ剤でケン化、又は中和した、アルカリ金属塩や有機アミン塩等が挙げられる。用いられるアルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機アルカリ、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン等の有機アルカリ等が挙げられる。本発明では、起泡力の観点から、無機アルカリを用いることが好ましく、水酸化カリウムがより好ましく用いられる。
本発明の液体洗浄剤組成物において、成分(A)の配合量は、全組成中1〜15質量%(以下、単に「%」と記す。)が必要であり、好ましくは1〜10%である。配合量が1%未満では泡質(クリーミー性)が悪くなる場合があり、15%を超えると低温下において泡の形成性が悪く、目詰まりが起こる場合がある。
本発明の液体洗浄剤組成物で用いられる成分(B)はアシル基が炭素原子数8〜22の脂肪酸残基と、IOB値が3以上、もしくはカルボキシル基を2つ有するアミノ酸からなるN−アシルアミノ酸塩である。炭素原子数8〜22の脂肪酸残基としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸などの単一のアシル基や、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、パーム油脂肪酸などから誘導されるアシル基、又はそれらの混合物が挙げられる。IOB値が3以上、もしくはカルボキシル基を2つ有するアミノ酸としては、例えばセリン、トレオニン、アラニン、グルタミン酸、グリシン、アスパラギン酸が挙げられる。またD−体、L−体及びDL−体の別を問わず使用できる。好ましくは、トレオニン、グルタミン酸、グリシンである。N−アシルアミノ酸塩を構成する塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、低級アルカノールアミン塩などが挙げられるが、好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩である。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(B)N−アシルアミノ酸塩を具体的に例示すれば、ヤシ油脂肪酸グルタミン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸グルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸グルタミン酸トリエタノールアミン、パーム核油脂肪酸グルタミン酸アンモニウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸トレオニンカリウム、ヤシ油脂肪酸トレオニントリエタノールアミン、パーム核油脂肪酸トレオニンアンモニウム、ヤシ油脂肪酸トレオニンナトリウム、ラウロイルトレオニンナトリウム、ラウロイルトレオニントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸グリ
シンカリウム、ヤシ油脂肪酸グリシンナトリウム、パーム核油脂肪酸グリシンアンモニウム、ラウロイルグリシンナトリウム、ラウロイルグリシントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸セリンカリウム、ヤシ油脂肪酸セリントリエタノールアミン、ラウロイルセリンナトリウム、ラウロイルセリントリエタノールアミン、パーム核油脂肪酸セリンアンモニウム、ヤシ油脂肪酸アスパラギン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸アスパラギン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アスパラギン酸トリエタノールアミン、パーム核油脂肪酸アスパラギン酸アンモニウム、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、ラウロイルアスパラギン酸トリエタノールアミン、等が挙げられる。これらN−アシルアミノ酸塩は市販品を使用することができ、具体的に例示すれば、アミライトGCK−12K、アミライトGCS−12K、アミライトET−CS−12等のアミライトシリーズ、アミソフトLS−11、アミソフトLT−12、アミソフトCK−11等のアミソフトシリーズ(いずれも味の素社製)等が挙げられる。本発明の洗浄剤組成物には、これらN−アシルアミノ酸塩を1種単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の洗浄剤組成物において、成分(B)N−アシルアミノ酸塩の配合量は、全組成中0.1〜10%が必要であり、好ましくは0.5%〜5%である。配合量が0.1%未満では泡質(クリーミー性)が悪くなる場合があり、10%を超えると低温下において、濁りや目詰まりが起こる場合がある。
本発明の液体洗浄剤組成物で用いられる成分(C)はアルキルポリグルコシドであり、泡質(クリーミー性)、泡の持続性を向上させることができる。アルキルポリグルコシドを具体的に例示すれば、デシルグルコシド、ラウリルグルコシド、ミリスチルグルコシド、ココイルグルコシド等が挙げられる。これらアルキルポリグルコシドは市販品を使用することができ、具体的に例示すれば、マイドール10、マイドール12(いずれも花王社製)、プランタケア2000UP、プランタケア1200UP、プランタケア818UP、プランタケア800UP等のプランタケアシリーズ(いずれもBASF社製)等が挙げられる。本発明の洗浄剤組成物には、これらアルキルポリグルコシドを1種単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の洗浄剤組成物において、成分(C)アルキルポリグルコシドの配合量は、全組成中0.1〜10%が必要であり、好ましくは1〜5%である。0.1%未満では、十分な泡質を得られず、10%を超えるとアルキルポリグルコシド特有のべたつき感が残り、感触上好ましくない。
本発明の液体洗浄剤組成物で用いられる成分(D)リタ抽出物は、ムクロジ科(Sapindaceae)、ムクロジ属(Sapindus)の植物であるリタ(Sapindus trifoliatus)の花、花穂、果皮、果実、偽果、茎、葉、枝、枝葉、幹、樹皮、根茎、根皮、根、種子、地上部又は全草から抽出したものであり、好ましくは、果実を用いるのがよい。
製造方法は特に制限されるものはないが、抽出原料であるリタを乾燥した後、粉砕機を用いて粉砕し、抽出溶媒による抽出に供することにより、抽出物を得ることができる。抽出溶媒としては、親水性有機溶媒または含水親水性有機溶媒を使用することができ、親水性有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級脂肪族アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール等が挙げられる。好ましい抽出溶媒として含水親水性有機溶媒を使用する場合、その混合比は適宜調整することができる。抽出処理は、抽出原料に含まれる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定はされず、常法に従って行うことができる。例えば、抽出原料の5〜10倍量(質量比)の抽出溶媒に抽出原料を浸漬し
、常温で可溶性成分を抽出させた後、濾過して抽出残渣を除去することにより抽出液を得ることができる。得られた抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすれば良い。
上記成分(D)リタ抽出物の配合量は、全組成中0.0001〜5%が必要であり、好ましくは0.001〜3%である。0.0001%未満では、十分な泡質を得られず、5%を超えると外観や経時安定性の観点から好ましくない。
本発明の液体洗浄剤組成物は、上述した成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で他の成分、例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、水溶性高分子化合物(カチオン性、ノニオン性、アニオン性等を含む)、多価アルコール、香料、生理活性成分、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤、紫外線吸収剤、保湿剤、塩類、溶媒、中和剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
上記アニオン界面活性剤としては、特に限定されるものではなく、例えばα−ラウロイルスルホン酸ナトリウム、ミリストイルアリルスルホン酸ナトリウム、ラウリルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸カリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記両性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルアミノジ酢酸ナトリウム、β−アミノプロピオン酸ナトリウム、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記ノニオン界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばポリオキシエチレンセチルエーテル、モノステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンモノイソステアレート、ポリオキシエチレンジオレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記水溶性高分子としては、特に限定されるものではないが、例えば塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、及びアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、ポリエチレングリコール、高重合ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリグルタミン酸、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー、アクリル酸アルキルコポリマー等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記多価アルコールとしては、特に限定されるものではないが、例えばプロピレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、ソルビトール、マルチトール、ペンタエリスリトール、グルコース、トレハロース、フルクトース等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記香料としては、特に限定されるものではないが、天然香料及び/又は合成香料を含む調合香料の1種又は、2種以上を混合し使用することができ、本発明の液体洗浄剤組成物への賦香に際し、快い香りで調和のとれた、適度の先立ち、適度の強さの芳香と、拡散性および持続性効果をもたらすことが可能となる。また、本発明の液体洗浄剤組成物の使用に際しては、快い香りを有し、また、使用後もしばらく匂い続ける持続性や香料のマスキング機能により体臭のマスキングに優れた効果を示すことも可能となる。また、かかる香料により、殺菌効果だけではなく、マスキング効果、リラックス効果、体臭抑制効果、冷感・温感効果、嗜好性向上効果、血行促進効果、ストレス緩和効果、睡眠導入効果、自律神経調整効果、持続性向上、賦香の安定性向上、泡立ちの向上に加え、しっとり感、瑞々しさなどなど感触の向上などの多岐にわたる効果をもたらす香料成分と組み合わせることができる。香料は、例えば、香料化学総覧,1,2,3[奥田治著廣川書店出版]、PerfumeandflavorChemicals,1,2[SteffenArctander著]、合成香料化学と商品知識[印藤元一著化学工業日報社出版]等で見られ、それぞれを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。以下、香料の代表例を挙げるが、これらに限定されるものではない。
天然系香料としては、天然系香料としては、アミリスオイル、アンブレットシードオイル、イランイランオイル、イランイランアブソリュート、イリスレジノイド、イリスアブソリュート、イリスオイル、ウィンターグリーンオイル、エストラゴンオイル、エレミオレオレジン、エレミレジノイドアブソリュート、エレミチンキ、オークモスコンクリート、オークモスアブソリュート、オークモスレジン、オークモスレジノイド、オスマンサスアブソリュート、オスマンサスコンクリート、オポパナックスレジノイド、オポパナックスアブソリュート、オポパナックスオイル、オリバナムレジノイド、オリバナムアブソリュート、オリバナムオイル、オールスパイスオイル、オリガナムオイル、オレガノオイル、オレガノオレオレジン、オレンジオイル、オレンジフラワーアブソリュート、オレンジフラワーコンクリート、カナンガオイル、ガージュンバルサム、ガージュンバルサムオイル、カッシーアブソリュート、カッシーフラワーオイル、カッシアオイル、ガーデニアアブソリュート、カーネションアブソリュート、カブリューバオイル、カモミルオイル、カルダモンオイル、ガルバナムオイル、ガルバナムレジン、ガルバナムレジノイド、キャラウェーシードオイル、キャロットシードオイル、キュベバオイル、グァヤックウッドオイル、グァヤックレジン、グァヤックコンクリート、クスノキオイル、クミンオイル、クミンアブソリュート、クミンオレオレジン、クラリセージオイル、グレープフルーツオイル、クローブオイル、コスタスオイル、コパイババルサム、コパイババルサムオイル、コパイババルサムレジン、コリアンダーオイル、サンダルウッドオイル、シソオイル、シダーウッドオイル、シトロネラオイル、ジャスミンオイル、ジャスミンアブソリュート、ジャスミンコンクリート、ジュニパーベリーオイル、ジュネアブソリュート、ジョンキルアブソリュート、ジンジャーオイル、シナモンオイル、シナモンバークオイル、シナモンリーフオイル、スギオイル、スターアニスオイル、スチラックスオイル、スチラックスレジノイド、スパイクラベンダーオイル、スペアミントオイル、セイボリーオイル、セージオイル、セダーオイル、セダーリーフオイル、ゼラニウムオイル、セロリーシードオイル、タイムオイル、タゲットオイル、タンジェリンオイル、チュベローズアブソリュート、ティーツリーオイル、トリーモスアブソリュート、トンカビーンオイル、トルーバルサム、ナツメッグオイル、ナルシサスアブソリュート、ネロリオイル、バイオレットリーフアブソリュート、パインオイル、パインニードルオイル、バジルオイル、パセリリーフオイル、パセリシードオイル、パセリハーブオイル、パチョリオイル、ハッカオイル、バニラアブソ
リュート、ハネーサックルアブソリュート、パルマローザオイル、バレリアンオイル、ビターオレンジオイル、ヒソップオイル、ヒバオイル、ヒノキオイル、ヒヤシンスアブソリュート、フェンネルオイル、フィグアブソリュート、プチグレンオイル、ブッチュオイル、ベイオイル、ベチバーオイル、ペッパーオイル、ペパーミントアブソリュート、ペパーミントオイル、ベルガモットオイル、ペルーバルサム、ベンゾインチンキ、ベンゾインレジノイド、ホウショウオイル、マージョラムオイル、マンダリンオイル、ミカンオイル、ミモザコンクリート、ミモザアブソリュート、ミモザオイル、ミルレジノイド、ミルアブソリュート、ミルオイル、ムスクアブソリュート、ムスクチンキ、ユーカリオイル、ユズオイル、ライムオイル、ラブダナムオイル、ラブダナムレジノイド、ラベンダーオイル、ラベンダーアブソリュート、ラバンジンオイル、ラバンジンアブソリュート、レモンオイル、レモングラスオイル、ローズオイル、ローズアブソリュート、ローズコンクリート、ローズマリーオイル、ローレルオイル、ローレルリーフオイル等が挙げられる。
合成香料としては、アンブレッドリド、アルデヒドC6〜C12、アニスアルデヒド、アセタールR、アセトフェノン、アセチルセドレン、アドキサール、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アンブロキサン、アミルシンナミックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール、アミルバレリアネート、アミルサリシレート、アセチルオイゲノール、イソアミルアセテート、イソアミルサリシレート、インドール、イオノン、イソボルニルアセテート、イソシクロシトラール、イソEスーパー、イソオイゲノール、イソノニルアセテート、イソブチルキノリン、γ−ウンデカラクトン、エチレンブラシレート、エチレンドデカンジオエート、エチルワニリン、2−エチルヘキサノール、オウランチオール、10−オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、オキサヘキサデセン−2−オン、オイゲノール、オリボン、オキシフェニロン、ガラクソリド、カリオフィレン、カシュメラン、カルボン、β−カリオフィレン、キャロン、クマリン、p−クレジールメチルエーテル、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、ゲラニルニトリル、コアボン、サンダロア、サンデラ、サンタレックス、シンナミックアルコール、シンナミックアルデヒド、シスジャスモン、シトラール、シトラールジメチルアセタール、シトラサール、シトロネラール、シトロネロール、シトロネリルアセテート、シトロネリルフォーメート、シトロネリルニトリル、シクラセット、シクラメンアルデヒド、シクラプロップ、ジメチルベンジルカービノール、ジヒドロジャスモン、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメトール、ジミルセトール、ジフェニルオキサイド、ジャスマール、ジャスモラクトン、ジャスモフィラン、シンナミルアセテート、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカノリド、シクロヘキサデカノリド、ジメチルベンジルカービニルアセテート、ジャスマサイクレン、スチラリールアセテート、スチラリールプロピオネート、セドロアンバー、セドリルアセテート、セドロール、セレストリッド、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、ダマセノン、ターピネオール、ターピニルアセテート、チモール、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロリナリルアセテート、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロゲラニルアセテート、トナリッド、トラセオライド、トリプラール、ネリルアセテート、ネロール、ネオベルガメート、γ−ノナラクトンノピルアルコール、ノピルアセテート、バクダノール、ハイドロトロピックアルコール、α−ピネン、β−ピネン、ヒドロキシシトロネラール、ヒヤシンスジメチルアセタール、ブチルブチレート、p−t−ブチルシクロヘキサノール、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、o−t−ブチルシクロヘキサノール、o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、フルイテート、フェンチルアルコール、フェニルエチルフェニルアセテート、フェニルエチルアセテート、ペンタリッド、ベルドックス、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレート、ベルガミルアセテート、ベンズアルデヒド、ベンジルフォーメート、ヘディオン、ヘリオナール、ヘリオトロピン、cis−3−ヘキセノール、cis−3−ヘキセニールアセテート、cis−3−ヘキセニールサリシレート、ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘキシルサリシレート、ボルニルアセテート、
ボルネオール、マンザネート、マイヨール、ミルセン、ミラックアルデヒド、ミューゲアルデヒド、ムゴール、ムスクTM−11、ムスク781、ムスクC14、ムスコン、ムスクケトン、ムスクチベチン、メンサニールアセテート、メンソネート、メチルアンスラニレート、メチルオイゲノール、メントール、α−メチルイオノン、β−メチルイオノン、γ−メチルイオノン、メチルイソオイゲノール、メチルラベンダーケトン、メチルサリシレート、14−メチル−ヘキサデセノリド、14−メチル−ヘキサデカノリド、メチルナフチルケトン、メチルフェニルアセテート、ヤラヤラ、δ−C6〜C13ラクトン、ライムオキサイド、γ−C6〜C13ラクトン、ラズベリーケトン、リモネン、リグストラール、リリアール、リナロール、リナロールオキサイド、リナリルアセテート、リラール、ルバフラン、ローズフェノン、ローズオキサイド、ワニリンなどが挙げられる。
香料成分を組み合わせた調合香料としては、次のような香調のベース類がある。レモン調、ライム調、オレンジ調、スイートオレンジ調、マンダリン調、ベルガモット調等のシトラスタイプベース、プチグレン調、ネロリ調、レモングラス調、アグルメン調、等のフレッシュタイプベース、アップル調、ピーチ調、ストロベリー調、ココナッツ調、パイナップル調、ラズベリー調、ウォーターメロン調、グレープ調、マンゴー調、フルーツミックス調、トロピカルフルーツ調等のフルーティタイプベース、ローズ調、ジャスミン調、ムゲ調、ライラック調、カーネーション調、ヒアシンス調、チュベローズ調、ガーデニア調、ミモザ調、ナルシス調、バイオレット調、イラン調、フローラルブーケ調等のフローラルタイプベース、シナモンバーク調、シナモンリーフ調、クローブ調、ピメントベリー調、ナツメグ調、ペッパー調、カルダモン調、コリアンダー調、クミン調等のスパイシータイプベース、シダーウッド調、ベチバー調、サンダルウッド調、グアイアックウッド調、ウッディアンバー調、ウッディイリス調等のウッディタイプベース、スモーキー調、キノリン調等のレザータイプ、バニラ調、トンカ調、ハネー調、ピュアーバルサム調等のスイートタイプベース、その他バターフレーバー、ミルクフレーバー、アルデハイディックタイプベース、アンバータイプベース、アニマルタイプベース、アニスタイプベース、アロマティックハーバルタイプベース、アガータイプベース、アクアタイプベース、カンファーシネオールタイプベース、グリーンタイプベース、シードタイプベース、ハーブタイプベース、パインタイプベース、パチュリタイプベース、バルサミックタイプベース、ミントタイプベース、ムスクタイプベース、モスタイプベース、ラベンダータイプベース、リナロールタイプベース、レジンタイプベース等が挙げられる。
また、香料の溶剤又は保留剤としてジエチルフタレート、ジプロピレングリコール、ベンジルベンゾエート、イソプロピルミリステート、ハーコリン、イソペンタン、オレンジテルペン等を使用することができる。
上記生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。上記生理活性成分は、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分や、化合物等が挙げられるが、これらの中でも、特に天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が安全性の点で好ましい。
上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分の例としては、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解
コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイエキス、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トゲナシエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マドンナリリーエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分以外の成分としては、例えばデオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミン類(A、B2、B6、C、D、E)、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、l−メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
本発明に用いられる泡吐出容器とは、噴射剤を使用するエアゾール型の泡吐出容器以外のノンエアゾール(ノンガスともいう)型のものを意味し、吐出容器内に充填された皮膚洗浄料と、空気とを混合して多孔質膜を通過させることにより泡沫状に吐出することができる容器である。具体的には、ポンプフォーマーやスクイズフォーマー等を例示することができる。
また、吐出容器内部の多孔質膜は、一つ又は複数設けられ、その膜の孔数は特に限定されないが、キメ細かな泡質にする観点から、100〜400メッシュが好ましく、200〜
300メッシュのものを用いるのがより好ましい。
本発明の液体洗浄剤用組成物は、常法により製造することができ、洗顔、クレンジング、ボディシャンプー、ハンドソープ、シェービング料、マッサージ料等の皮膚用洗浄剤として好適に使用できる。
次に本発明の液体洗浄剤組成物について、実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。なお、以下の全ての実施例及び比較例における配合量は質量%である。
実施例1〜9、及び比較例1〜8
表1に示す組成の皮膚洗浄料を常法に準じて調製し、容量200mLのポンプフォーマー型容器(200メッシュ2枚使用)に200mL充填し、ノンエアゾール型泡状皮膚洗浄料を得た。得られた皮膚洗浄料について下記評価を行い、その結果を表1に併せて示した。
(1)室温での泡のクリーミー性(吐出時、および、吐出から1分間経過後)
室温にてパネラー10名がそれぞれ通常のスクイズ動作を行い、内容物を吐出させて手に取り、泡吐出時と、泡吐出から1分間経過後に、泡の見た目と感触により、泡のクリーミー性を下記評価基準に従って室温にて官能評価した。
<評価基準>
◎:泡がかなりクリーミーで良好
○:泡がクリーミーで良好
△:泡がやや粗い、やや柔らかすぎる
×:泡が粗い、柔らかすぎる
(2)低温でのポンプフォーマー容器からの吐出性(低温吐出性)
ノンエアゾール型泡状皮膚洗浄料を5℃に1週間保存したのち、5℃の条件において容器から吐出させる操作を100回繰返し、下記評価基準に基づいてポンプの目詰まり性、吐出性を評価した。
<評価基準>
◎:ポンプの目詰まりがなく、泡の吐出が容易にできる
○:部分的な目詰まりにより、泡を吐出するために力を要するが、品質上問題ない
△:部分的な目詰まりにより、泡を吐出するために強い力を要し、品質上問題がある
×:ポンプの目詰まりにより、泡の吐出ができない
(3)低温での泡のクリーミー性(吐出時、および、吐出から1分間経過後)
5℃にてパネラー10名がそれぞれ通常のスクイズ動作を行い、内容物を吐出させて手に取り、泡吐出時と、泡吐出から1分間経過後に、泡の見た目と感触により、泡のクリーミー性を下記評価基準に従って室温にて官能評価した。
<評価基準>
◎:泡がかなりクリーミーで良好
○:泡がクリーミーで良好
△:泡がやや粗い、やや柔らかすぎる
×:泡が粗い、柔らかすぎる
(4)低温安定性
皮膚洗浄料を50mL容透明サンプル管にそれぞれ充填し、5℃に1週間保存して、下記の基準で評価した。
<評価基準>
◎:外観が透明で析出物なし
○:ごく微かに濁っているが析出物なし
△:やや白濁し、析出物が少しある
×:析出物が多く認められる
(5)すすぎ時の感触及び仕上がり感試験法
10名の専門パネルにより、実施例及び比較例のノンエアゾール型泡状皮膚洗浄料を使用し、すすぎ時のさっぱり感、タオルドライ後のしっとり感の各項目について官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。
[すすぎ時のさっぱり感]
◎:極めて良好 さっぱりすると答えた被験者の数が8人以上
○:良好 さっぱりすると答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い さっぱりすると答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い さっぱりすると答えた被験者の数が4人未満
[タオルドライ後のしっとり感]
◎:極めて良好 しっとりすると答えた被験者の数が8人以上
○:良好 しっとりすると答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い しっとりすると答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い しっとりすると答えた被験者の数が4人未満
Figure 2016017118
以下、本発明の液体洗浄剤組成物のその他の処方例を実施例10として挙げる。なお、これらの実施例の液体洗浄剤組成物についても、上記の室温での泡質(クリーミィ性)、低温下での吐出性、製剤の低温安定性、すすぎ時のさっぱり感、タオルドライ後のしっとり感について評価した。
実施例10 液体洗浄剤組成物
(1)ラウリン酸カリウム 3.0
(2)ミリスチン酸カリウム 2.0
(3)ステアリン酸カリウム 1.0
(4)ココイルトレオニンナトリウム 1.0
(5)ココイルグルタミン酸ナトリウム 0.3
(6)ココイルグリシンカリウム 1.0
(7)デシルグルコシド 2.0
(8)ラウリルグルコシド 2.0
(9)リタ抽出物 1.0
(10)ミリスチン酸ポリグリセリル 1.0
(11)グリセリン 5.0
(12)ポリエチレングリコール 10.0
(13)ジプロピレングリコール 1.0
(14)桃葉エキス 0.1
(15)アロエベラ葉エキス 0.1
(16)グリコシルトレハロース 0.5
(17)レモンエキス 0.1
(18)加水分解コラーゲン液 0.1
(19)カモミラエキス 0.1
(20)シルクエキス 0.1
(21)N−アセチルグルコサミン 0.1
(22)ローヤルゼリーエキス 0.1
(23)ウイキョウエキス 0.1
(24)グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
(25)加水分解水添デンプン 0.1
(26)エデト酸二ナトリウム 0.1
(27)香料 0.2
(28)精製水 残 余
常法により上記組成の液体洗浄剤組成物を調製し、ポンプフォーマー型容器に充填し、室温での泡質(クリーミィ性)、低温下での吐出性、製剤の低温安定性、すすぎ時のさっぱり感、タオルドライ後のしっとり感について評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果を得た。

Claims (1)

  1. 泡吐出容器に充填して使用する液状洗浄剤組成物であって、下記成分(A)〜(D)を含有することを特徴とする液状洗浄剤組成物。
    (A)高級脂肪酸塩 1〜15質量%
    (B)アシル基が炭素原子数8〜22の脂肪酸残基であるN−アシルセリン塩、N−アシルトレオニン塩、N−アシルアラニン塩、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルアスパラギン酸塩から選ばれる1種以上 0.1〜10質量%
    (C)アルキルポリグルコシド 0.1〜10質量%
    (D)リタ抽出物 0.0001〜5質量%
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