JP2021145985A - 生体情報取得装置及び生体情報取得方法 - Google Patents

生体情報取得装置及び生体情報取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】日常的な健康管理の一環として測定された生体情報を用いて認知機能の状態が判定可能な生体情報取得装置を提供する。【解決手段】認知機能を検査するための認知機能検査手段と、使用者の生体情報を取得する生体情報取得処理を行う生体情報取得手段と、認知機能の状態を判定する認知機能判定手段と、を有し、認知機能判定手段は、認知機能検査の結果と、使用者から取得された生体情報とに基づいて認知機能の状態を判定する。【選択図】図9

Description

本発明は、生体情報取得装置及び生体情報取得方法に関する。
近年、認知症への取り組みが課題となっている。認知症とは、一旦正常に発達した知的機能が持続的に低下し、記憶機能をはじめとして、複数の知的機能の障害により社会生活に支障をきたすようになった状態を指すとされている。認知症における知的機能の障害には、軽度のものから高度のものまであり、段階的に進行するとされている。中度認知症まで進行すると、日常生活に支障が生じるが、軽度認知症の状態であれば、生活習慣改善や抗認知症薬による効果が見られることから、早期発見・早期治療が重要である。
認知症の早期発見のために行われる認知機能検査としては、MMSE,長谷川式(HDS−R),WMS−R,ADAS−J,Cog,MoCA−J,FCSRT等の種々の検査が提案されている。医療機関において認知症の診断を行う場合には、これらの認知機能検査のうち複数の検査が組み合わせて行われ、さらに神経学的な診察やMRI等も行われる。このように認知症の診断に手間を要することから、認知症検査を受ける受診者にとってハードルが高く、このことは早期発見を妨げる一因となっている。
特許文献1には、医療機関での待ち時間に短時間で認知症の簡易診断テストを提供する認知症診断支援システムが提案されている。
特開2017−217051号公報
ところで、日常的な健康管理の中で測定される生体情報の中には、認知症の発症や認知機能の状態の変化に先行し、あるいは伴って変化するとされる要素が含まれる場合がある。上記のような事情に鑑み、本発明は、日常的な健康管理の一環として測定された生体情報を用いて認知機能の状態の変化が判定可能な生体情報取得装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る生体情報取得装置は、
認知機能検査が可能な生体情報取得装置であって、
認知機能を検査するための認知機能検査手段と、
前記使用者の生体情報を取得する生体情報取得処理を行う生体情報取得手段と、
認知機能の状態を判定する認知機能判定手段と、を有し、
前記認知機能判定手段は、前記認知機能検査の結果と、前記使用者から取得された生体情報とに基づいて前記認知機能の状態を判定することを特徴とする。
このようにすれば、日常的な健康管理の中で測定される生体情報に含まれる、認知症の発症や認知機能の状態の変化に先行し、あるいは伴って変化するとされる要素を考慮した認知機能の判定が可能になる。
本明細書中で用いられる、「先行し、あるいは伴って変化する」とは、以下の内容を含む趣旨である。すなわち、「認知症の発症」や「認知機能の状態の変化」のうちの、何れ
かが主体となって他の変化を惹起すること(所謂、因果関係がある)とは限られない。例えば、疑似相関のような、別な要因によってそれぞれが変化する場合も含み得る。そして、必ずしも時間的に近接している必要はなく、例えば、「慢性的に運動不足の状態」や「過去の手術歴の有無」といった対象者の過去の事象に関する情報等をもリスクとして判定可能にする趣旨である。
また、生体情報としては、最高血圧、最低血圧、脈拍等の血圧情報や、体重、体脂肪率等の体組成、歩数や消費カロリー等の運動量、心拍数、心電データ、呼吸数、体温等が含まれるがこれに限られない。
また、認知機能検査としては、公知のMMSE,長谷川式(HDS−R),WMS−R,ADAS−J,Cog,MoCA−J,FCSRT等の種々の検査を参照しつつ、記憶に特化した検査等のように適宜の認知機能検査を採用することができる。
また、本発明において、
前記使用者の属性に関する属性情報を取得する属性情報取得手段をさらに有し、
前記認知機能判定手段は、さらに、前記使用者の属性に関する属性情報に基づいて前記認知機能の状態を判定するようにしてもよい。
このようにすれば、使用者の身体的特徴や日常的な生活態様に係る属性情報に含まれる、認知症の発症や認知機能の状態の変化に先行し、あるいは伴って変化するとされる要素を反映させた認知機能の判定が可能になる。
ここで、属性情報としては、年齢や性別、喫煙の有無や飲酒の有無、肥満度、運動習慣等が含まれるがこれに限られない。
また、本発明において、
前記生体情報取得手段は、前記使用者に関する複数種類の生体情報を取得し、
前記認知機能判定手段は、さらに、前記生体情報取得手段によって取得された前記複数種類の生体情報に基づいて前記認知機能の状態を判定するようにしてもよい。
このようにすれば、認知症の発症や認知機能の状態の変化に先行し、あるいは伴って変化するとされる複数種類の生体情報に関する要素を反映した認知機能の判定が可能になる。
また、本発明において、
他の生体情報測定器と接続される通信部を備え、
前記生体情報取得手段は、前記通信部を通じて接続された他の生体情報測定器によって測定された、少なくとも1以上の生体情報を取得し、
前記属性情報取得手段は、前記通信部を通じて接続された他の生体情報測定器を介して前記使用者の属性に関する属性情報を取得するようにしてもよい。
このようにすれば、通信部に接続された他の生体情報機器を経由して、使用者に関する複数種類の属性情報、および、生体情報が取得できる。認知症の発症や認知機能の状態の変化に先行し、あるいは伴って変化するとされる、複数種類の生体情報および使用者の身体的特徴や生活習慣に係る属性情報に基づいて認知機能の判定精度を高めることができる。
また、本発明において、
前記認知機能判定手段は、前記認知機能を判定するための判定閾値を用いて、前記認知機能検査の結果と、前記使用者から取得された生体情報とに基づいて補正するようにしてもよい。また、前記認知機能判定手段は、前記判定閾値を、さらに、前記使用者の属性に関する属性情報に基づいて補正するようにしてもよい。また、前記認知機能判定手段は、
前記判定閾値を、さらに、前記生体情報取得手段によって取得された前記複数種類の生体情報に基づいて補正するようにしてもよい。このような形態であっても、認知症の発症や認知機能の状態の変化に先行し、あるいは伴って変化するとされる要素を反映させた認知機能の判定が可能になる。
また、本発明は、
認知機能検査が可能な生体情報取得方法であって、
使用者の認知機能を検査するための認知機能検査ステップと、
前記使用者の生体情報を取得するステップと、
前記認知機能検査の結果と、前記使用者から取得された生体情報とに基づいて前記使用者の認知機能の状態を判定するステップと、を含む生体情報取得方法として捉えることができる。
このようにすれば、日常的な健康管理の中で測定される生体情報に含まれる、認知症の発症や認知機能の状態の変化に先行し、あるいは伴って変化するとされる要素を考慮して補正された認知機能の判定が可能になる。
ここで、生体情報としては、最高血圧、最低血圧、脈拍等の血圧情報や、体重、体脂肪率等の体組成、歩数や消費カロリー等の運動量、心拍数、心電データ、呼吸数、体温等が含まれるがこれに限られない。
また、認知機能検査としては、公知のMMSE,長谷川式(HDS−R),WMS−R,ADAS−J,Cog,MoCA−J,FCSRT等の種々の検査を参照しつつ、記憶に特化した検査等のように適宜の認知機能検査を採用することができる。
本発明によれば、日常的な健康管理の一環として測定された生体情報を用いて認知機能の状態が判定可能な生体情報取得装置を提供することができる。
図1は、実施形態1に係る生体情報測定システムの構成例の概略を説明するブロック図である。 図2は、実施形態1に係る生体情報測定システムの血圧情報測定方法の処理手順を示すフローチャートである。 図3は、実施形態1に係る生体情報測定システムの検査情報提供の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、実施形態1に係る生体情報測定システムのタッチパネルディスプレイの表示例を示す図である。 図5は、実施形態1に係る生体情報測定システムの検査情報提供において表示される単語の遷移を説明する図である。 図6は、実施形態1に係る生体情報測定システムの血圧計による血圧情報の測定処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、実施形態1に係る生体情報測定システムの血圧計による血圧情報測定処理におけるタッチパネルディスプレイの表示例を示す図である。 図8は、実施形態1に係る生体情報測定システムの回答確認の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施形態1に係る生体情報測定システムの検査の結果に対する判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、実施形態1に係る判定補正テーブルの一例を示す図である。 図11は、実施形態1に係る判定補正テーブルの一例を示す図である。 図12は、実施形態2に係る生体情報測定システムの検査情報提供において表示される単語の遷移を説明する図である。 図13は、実施形態2に係る生体情報測定システムの回答確認の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、実施形態2に係る生体情報測定システムの回答確認の処理において提供される単語の推移を説明する図である。 図15は、実施形態3に係る生体情報測定システムの検査情報提供の処理手順を示すフローチャートである。 図16は、実施形態3の検査情報提供処理におけるタッチパネルディスプレイの表示例を示す図である。 図17は、実施形態3の検査情報提供処理において提供されるイラストの遷移を説明する図である。 図18は、実施形態3に係る生体情報測定システムの回答確認の処理手順を示すフローチャートである。 図19は、実施形態4に係る生体情報測定システムの検査情報提供の処理手順を示すフローチャートである。 図20は、実施形態4に係る生体情報測定システムの転送生体情報・属性情報受信の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
まず図1から図20に基づいて、本発明の実施形態の一例について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(システム構成)
図1は本実施形態に係る生体情報取得装置である生体情報測定システム1の構成例を示す概略図である。図1に示すように、生体情報測定システム1は、生体情報測定器としての血圧計10と、端末としてのスマートフォン20を含んでおり、血圧計10とスマートフォン20とは通信可能な構成となっている。通信の方式は特に限定されないが、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、超音波による情報伝送などの無線通信方法、ケーブル又はコネクタ等を介して接続される有線通信方式を採用することができる。
また、図1においては、生体情報測定器30、40が、スマートフォン20と通信可能なように接続されている。ここで、生体情報測定器30として、使用者の体重を測定する体重計が例示される。但し、生体情報測定器30は体重の他、体脂肪率等の体組成を測定してもよく、使用者から入力された年齢や性別、身長等の属性情報に基づいて、肥満度の目安となるBMI(BodyMassIndex)指数値を算出するようにしてもよい。本実施形態においては、属性情報には使用者の生活態様を示す一般的な情報が含まれる。また、生体情報測定器40として、歩数や消費カロリー等の運動量を測定する運動量計が例示される。生体情報測定器40においても、消費カロリー等の運動量を算出するために、使用者の年齢や性別、体重や身長、運動習慣の有無といった属性情報が入力されてもよい。生体情報測定器30では、例えば、自装置が備えるメモリ内に、測定された体重や体脂肪率、BMI等の測定結果31が、測定が行われた時刻情報、属性情報とともに記録される。生体情報測定器40においても同様にして、測定された歩数や消費カロリー等の運動量が測定結果41として自装置が備えるメモリ内に、測定が行われた時刻情報、属性情報とともに記録される。なお、各生体情報測定器においては、記録された測定結果は、測定履歴として一定期間、保持される。以下では、血圧計10を生体情報測定器の代表例として、本実施形態に係る生体情報測定システムを説明する。
(血圧計)
本実施形態における血圧計10は、いわゆるオシロメトリック法により使用者の血圧を測定する計測機器であり、図1に示すように、センサ部110と、表示部120と、通信部130と、入力部140と、制御部150と、記憶部160を含んで構成される。
センサ部110は、血圧計10のカフ部分に配置される圧力センサを備えており、適正なカフ圧下で使用者の血管から脈波を検出する。本実施形態における血圧計10では、センサ部が検出する脈波に基づいて、最高血圧、最低血圧に加えて脈拍も計測可能である。以下、最高血圧、最低血圧、脈拍の値をまとめて血圧情報という。本実施形態では、血圧情報が生体情報に相当する。
表示部120は、例えば液晶ディスプレイなどによって形成され、算出された血圧情報を表示する。
通信部130は、スマートフォン20と信号の送受信を司る通信インタフェースである。通信部130は、無線通信方法による場合には、近距離無線通信に係る電波を含む電波を送受信する通信アンテナであるがこれに限られず、所望の公知技術を採用することができる。また、通信部130は、有線通信方法によってもよく、所望の公知技術を採用することができる。通信部130によって、血圧計それぞれに固有の識別番号(例えば、シリアルナンバーなど)と、計測された血圧情報を含む情報が送信される。
入力部140は、使用者からの入力を受け付けるボタン、タッチパネルディスプレイなどの入力手段であり、使用者から、電源のON/OFF、計測の開始、項目の選択、属性情報の入力などの各種操作を受け付ける。
制御部150は、血圧計10の制御を司る手段であり、例えば、CPU(Central ProcessingUnit)などを含んで構成される。制御部150は、入力部
140を介して使用者からの計測開始の指示を受け付けるとカフを加圧し、適切なカフ圧下で、センサ部110が検出した脈波に基づいて血圧情報を算出する。そして、表示部120に当該算出した値を表示する。その他、入力部140を介して使用者の操作に応じた処理を実行するように血圧計10の各構成要素を制御する。
記憶部160は、RAMなどの主記憶装置の他、例えばフラッシュメモリなどの長期記憶媒体を含んで構成され、アプリケーションプログラム、血圧情報、などの各種の情報を記憶する。
測定結果記録部170は、記憶部160に含まれる不揮発性メモリであって、センサ部110によって測定された血圧情報等の情報を記録する。
(スマートフォン)
スマートフォン20は、図1に示すように、通信部210、タッチパネルディスプレイ220、記憶部230、制御部240、時計部250、音声入力部260、音声出力部270を含んで構成される。
通信部210は、血圧計10との信号の送受信を司る通信インタフェースである。通信部210は、無線通信方法による場合には、近距離無線通信に係る電波を含む電波を送受信する通信アンテナであり、血圧計10から送信された計測情報を受信する他、他の電子機器や基地局とも電波の送受信を行う。通信部210は、有線通信方法によるものであってもよく、所望の公知技術を採用することができる。
タッチパネルディスプレイ220は、表示手段と入力手段とを兼ねる。各種情報を使用者に表示し、使用者からの各種入力を受け付ける。
記憶部230は、RAMなどの主記憶装置の他、例えばフラッシュメモリなどの長期記憶媒体を含んで構成され、アプリケーションプログラム、生体情報、などの各種の情報を記憶する。
測定結果記録部231は、記憶部230に含まれる不揮発性メモリであって、血圧計10から受信した血圧情報や当該血圧情報が測定された測定日時等の情報を記録する。
認知機能検査結果記録部232は、記憶部230に含まれる不揮発性メモリであって、後述する認知機能検査の結果を記録する。この認知機能検査の結果には、認知機能検査が行われた検査日時の情報や、検査の内容、正答率等の評価情報が含まれるが、これらに限られない。
認知機能検査情報記憶部233は、記憶部230に含まれる不揮発性メモリであって、認知機能検査に用いられる単語、イラスト等のデータや認知機能検査を実施するためのプログラムを記憶する。また、認知機能検査の内容に応じて、検査情報の提供から、当該検査情報に対する使用者からの回答を確認するまでに必要な経過すべき時間に関する情報も記憶する。
時間調整情報記憶部234は、記憶部230に含まれる不揮発性メモリである。時間調整情報記憶部234には、血圧測定時間や、認知機能検査実施から使用者の回答確認までの時間を調整するための時間調整情報が記憶される。時間調整情報は、具体的には、タッチパネルディスプレイ220や、音声出力部270を通じて、使用者に提供される情報であり、必要な調整時間に応じて提供できるように、測定値表示のための視覚効果、音楽、動画、キャラクターとの会話プログラム等、種々の情報が記憶される。
属性情報記憶部235は、記憶部230に含まれる不揮発性メモリである。属性情報記憶部235には、例えば、年齢や喫煙の有無、教育歴、運動習慣等の属性情報が記憶される。但し、属性情報には、使用者の「生活態様」を示す一般的な情報が含まれる。また、「教育歴」には、使用者の「病歴」、「職業に関する履歴」、「生活歴に関する情報」が含まれてもよい。
ここで、上記した属性情報の一部が、スマートフォン20が接続可能なネットワークを経由して取得されてもよい。例えば、通信部210を通じて接続された生体情報測定器30、40から肥満度や計測された運動量、運動の頻度といった属性情報を取得することができる。
判定補正テーブル236は、記憶部230に含まれる不揮発性メモリである。判定補正テーブル236には、認知機能の状態を判定するための閾値を補正する補正係数等の補正情報が記憶される。本実施形態では、判定補正テーブル236と、生体情報の測定結果や属性情報とに基づいて認知機能の状態を判定するための閾値が決定される。閾値は、生体情報の測定結果や属性情報に応じて変化する。そして、認知機能検査の結果と、決定された閾値とにより、使用者の認知機能の状態が判定される。
制御部240はスマートフォン20の制御を司る手段であり、例えばCPUなどを含んで構成され、記憶部230に格納された各種プログラムを実行することにより、これらに応じた機能を発揮する。
時計部250は、計時機能を有し、現在の日時情報を保持する。
音声入力部260は、音声を電気信号に変換するマイクを含み、音声による情報の入力を受け付ける。
音声出力部270は、電気信号を音声に変換するスピーカを含み、音声による情報の出力を行う。
(生体情報取得方法)
図2は、認知機能検査処理、生体情報取得処理、回答確認処理、検査結果の判定処理を含む生体情報取得方法の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、生体情報としての血圧情報を、測定により取得している。
まず、スマートフォン20を介して、認知機能検査のための情報が使用者に提供される(ステップS1)。
次に、血圧計10により生体情報である血圧情報の測定が行われる(ステップS2)。
次に、スマートフォン20を介して、認知機能検査のための情報に対する回答を使用者から受け付けて確認する(ステップS3)。
そして、取得された生体情報と、認知機能検査の結果とに基づいて、認知機能の状態が判定される(ステップS4)。
(認知機能検査情報提供処理)
認知機能検査としては、MMSE,長谷川式(HDS−R),WMS−R,ADAS−J,Cog,MoCA−J,FCSRT等の種々の検査が提案されている。本実施形態では、血圧計10による血圧情報の測定時間を有効に利用するために、特に、記憶に特化した検査を行うが、これに限られない。認知機能検査の実施において、使用者による回答までに所定時間の経過や、所定の干渉課題が要求される場合には、この所定時間の経過や所定の干渉課題の代替として血圧情報の測定又はこれを含む作業を使用者に行わせることができる。このようにすれば、日常の健康管理である血圧情報の測定とともに、認知機能検査を手軽に行うことができるので、認知機能検査を受けるための抵抗感や手間を低減し、認知症の早期発見を期待できる。
図3は、認知機能検査情報提供の処理手順を示すフローチャートである。本実施形態の認知機能検査は、単語再生といわれるものであり、表示された複数の単語を使用者に記憶させ、所定の時間又は所定の干渉作業の後に、先に表示された単語を口頭で発語させる。他の実施例を含め、以下に説明する認知機能検査情報提供処理は、記憶部230に記憶されたプログラムをスマートフォン20の制御部240において実行することによって実現される。すなわち、タッチパネルディスプレイ220、記憶部230、時計部250、音声入力部260及び音声出力部270及び、これらと協働する制御部240を含んで検査情報提供手段が構成される。また、認知機能検査情報提供処理及び後述する回答確認処理を実行することにより、認知機能検査機能が実現される。
使用者が血圧情報測定の日時として予め設定した日時が到来すると(ステップS11)、認知機能検査日として予め設定された日が到来しているか否かを判断する(ステップS12)。
ステップS12において認知機能検査日が到来していないと判断された場合には、タッチパネルディスプレイ220により、使用者に血圧測定のみを行うか否かの確認を求める(ステップS13)。ステップS13において、タッチパネルディスプレイ220を介して、または音声入力部260を介して、使用者から血圧測定のみを行う旨の入力を受け付けた場合には、認知機能検査情報提供処理を終了して、後述する血圧測定処理を行う。この場合には、血圧測定処理が終了すれば、回答確認処理を行わずに処理を終了する。ステップS13において、タッチパネルディスプレイ220を介して、または音声入力部260を介して、使用者から血圧測定のみを行わない旨の入力を受け付けた場合には、血圧測定処理を行わずに処理を終了する。
ステップS12において、認知機能検査日が到来していると判断された場合には、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に「認知レベルテストをしませんか。」というメッセージを表示し、又は、音声出力部270から当該メッセージの音声を出力
し、使用者に同意を求める(ステップS14)。
このとき、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に「はい」及び「いいえ」のボタンを表示して、使用者がいずれかのボタンに触れたかを検出し、同意の有無を判断する。または、スマートフォン20の音声入力部260から使用者の口頭による回答を受け付けて判断するようにしてもよい。
使用者の同意が得られない場合には、ステップS13に進む。
使用者の同意が得られた場合には、記憶部230の認知機能検査情報記憶部233に記憶されているn個の単語リストを取得する(ステップS15)。認知機能検査情報記憶部233には、単語リストが記憶されていてもよいし、単語群からn個の単語を抽出して単語リストを構成するようにしてもよい。
次に、これから実施する認知機能検査方法をスマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に表示して案内する(ステップS16)。ここでは、「こらからn個の単語を1個ずつ表示します。表示された単語を読み上げて記憶して下さい。」のような認知機能検査の方法を案内するメッセージを表示する。このメッセージは併せて、スマートフォン20の音声出力部270が出力してもよい。
次に、i=1とおく(ステップS17)。
そして、図4に示すように、ステップS13で取得した単語リストの1番目の単語をタッチパネルディスプレイ220に表示し、使用者に表示された単語を読み上げるように促すメッセージを同様に表示する(ステップS18)。ここでは、タッチパネルディスプレイ220に「飛行機」という単語が表示されている。表示された単語を読み上げるように促すメッセージは、音声出力部270を介して出力するようにしてもよい。
スマートフォン20の音声入力部260を介して取得した音声から、使用者がi番目の単語を読み上げる音声を認識する(ステップS19)。使用者がi番目の単語を読み上げる音声が所定時間内に認識できない場合には、表示された単語を読み上げるように促すメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示するか、音声出力部270を介して出力するようにしてもよい。また、使用者がi番目の単語を読み上げる音声が所定時間内に認識できない場合には、ステップS20に進むようにしてもよい。
使用者がi番目の単語を読み上げる音声を認識すると、i=nか否かを判断する(ステップS20)。
ステップS18において、i=nではない場合には、i=i+1とし(ステップS21)、ステップS18に戻り、ステップS15で取得した単語リストの次の単語についてステップS18以降の処理を繰り返す。このようにして、図5に示すように、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220には、順次、異なる単語が表示される。ここでは、単語リストは、飛行機、猫、桜、鼻、冷蔵庫の5個の単語から構成される。このとき表示される単語は、乗り物、動物、花、体の一部、家電等のように全て異なるカテゴリーに属するようにする。表示される単語の数nは、5に限られず、適宜設定すればよい。同様の検査を複数回繰り返す場合には、表示される単語の数を、1回目は5個、2回目は7個というように、回数を重ねるごとに増やしていく。
ステップS20において、i=nである場合には、ステップS15で取得した単語リストの内容と検査情報を提供した日時を記憶部230の認知機能検査結果記録部232に記憶する(ステップS21)。ここで、検査情報を提供した日時は、例えば、n番目の単語の読み上げ音声を認識した時点の日時である。
そして、認知機能検査情報の提供処理を終了する。
このように認知機能検査情報の提供処理が終了すると、図2に示すように、血圧情報測
定処理に進む(ステップS2)。
(血圧情報測定処理)
図6は、血圧情報測定の処理手順を示すフローチャートである。他の実施例を含め、以下に説明する血圧情報測定処理は、記憶部230に記憶されたプログラムをスマートフォン20の制御部240において実行し、血圧計10と連携することによって実現される。このとき、血圧計10も同様に、記憶部160に記憶されたプログラムを制御部150によって実行する。生体情報取得手段としての生体情報測定手段は、スマートフォン20の、タッチパネルディスプレイ220、記憶部230、時計部250、音声入力部260及び音声出力部270、通信部210及び、これらと協働する制御部240を含む。生体情報測定手段は、さらに、血圧計10の、少なくともセンサ部110、記憶部160、通信部130及び、これらと協働する制御部150を含む。
まず、使用者に血圧測定の開始を案内する(ステップS23)。このとき、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に、図7に示すように、「START」、「STOP」のボタンを表示するとともに、「では、深く深呼吸をしてから、血圧を測定しましょう。」という血圧情報測定を促すメッセージを上記タッチパネル220に表示又は音声出力部270から出力する。ここでは、カフを腕に巻くように支持するメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示又は音声出力部270から出力してもよい。このときに、血圧計10の所定の初期化を行う。
使用者がカフを腕に巻いて、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に表示された「START」ボタンを押下する、又は音声入力部260を介して、使用者が「スタート」という音声を入力するのを待機する(ステップ24)。
「START」ボタンの押下、又は「スタート」という音声が検出されると、カフ圧を加圧する(ステップS25)。所定の圧力まで加圧されると、カフ圧を徐々に減圧する(ステップS26)。
次に、公知の方法により、最高血圧、最低血圧、脈拍数を算出する(ステップS27)。
ここで、ステップS22で記憶された認知機能検査情報の提供日時から所定時間が経過しているか否かを判断する(ステップS28)。この所定時間とは、ステップS1で実施された認知機能検査の内容に応じて、単語の表示等の認知機能検査情報の提供から、使用者による単語の再生等の回答を確認するまでに空けるべき時間である。このような所定時間は、記憶部230の認知機能検査情報記憶部233に記憶されている。
ステップS28において、認知機能検査情報の提供日時から所定時間が経過していると判断された場合には、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に、ステップS27で算出された最高血圧、最低血圧、脈拍数を表示して(ステップS29)、処理を終了する。ステップS29において、算出された最高血圧、最低血圧、脈拍数は、音声出力部270を介して出力するようにしてもよい。
ステップS28において、認知機能検査情報の提供日時から所定時間が経過していないと判断された場合には、ステップS30に進む。ステップS30では、認知機能検査情報の提供日時からの経過時間を調整する時間調整処理を行う。ここでは、時間調整処理の一例として、記憶部230の時間調整情報記憶部234に記憶された時間調整情報を、タッチパネルディスプレイ220、音声出力部270を介して使用者に提供する。ここで、時間調整情報の内容は、認知機能検査情報の提供から回答の確認までに空けるべき時間と、現在までの経過時間との差分に応じて選択する。血圧情報測定処理の時間は、選択された時間調整情報を提供する時間を含めて決定される。時間調整情報としては、例えば、音楽、動画、ゲーム、キャラクターとの会話等であり、これらのファイルやプログラムを時間
調整情報記憶部234から読み出して再生又は実行することにより、使用者に提供する。これらの時間調整情報を提供し、認知機能検査情報の提供日時から所定時間が経過するのを待機する。上記差分に応じて、複数種類の情報を提供してもよいし、一つの情報の途中で提供を中止してもよい。また、時間調整情報は時間調整情報記憶部234に記憶されたものに限られず、ネットワークを介して外部のサーバからストリーミング等の方法で、使用者に提供するようにしてもよい。
ここでは、タッチパネルディスプレイ220への血圧情報の表示(ステップS29)との前に、時間調整情報の提供を行っている。しかし、今回の測定による最高血圧等の血圧情報の表示とともに、記憶部230の測定結果記録部231に記録されている過去の血圧情報を含めた履歴をグラフ表示する、又は今回の血圧情報の表示に視覚または聴覚効果を付与する等により、時間調整情報として今回の血圧情報に関連する情報を含めて提供してもよい。また、時間調整情報の提供として、使用者に最高血圧等の表示を読み上げさせるように促すメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示、又は音声出力部270から出力するようにしてもよい。また、調整すべき時間が1秒程度の短い時間である場合には、時間調整処理として、血圧情報の表示(ステップS29)を少し遅らせるようにしてもよい。
(回答確認処理)
図8は、提供された認知機能検査情報に対する使用者の回答確認の処理手順を示すフローチャートである。他の実施例を含め、以下に説明する回答確認処理は、記憶部230に記憶されたプログラムをスマートフォン20の制御部240において実行することによって実現される。すなわち、タッチパネルディスプレイ220、記憶部230、時計部250、音声入力部260及び音声出力部270及び、これらと協働する制御部240を含んで回答確認処理手段が構成される。
ステップS31では、記憶部230の認知機能検査結果記録部232から、検査に使用した単語リストを取得する。
次に、タッチパネルディスプレイ220に、使用者に記憶した単語の口頭での回答を促すメッセージを表示する(ステップS32)。たとえば、「覚えている単語を言ってください」等のメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示する。記憶した単語の口頭での回答を促すメッセージを、音声出力部270を介して出力するようにしてもよく、表示と音声出力を併せて行ってもよい。
次に、i=1,j=0とおく(ステップS33)。
そして、使用者からのi番目の単語の音声を、音声入力部260を介して取得する(ステップS34)。
取得した音声を解析し、使用者が回答した単語がステップS31で取得した単語リストに含まれるか否かを判断する(ステップS35)。
ステップS35において、単語リストに含まれると判断された場合には、j=j+1とおき(ステップS36)、ステップS37に進む。
ステップS35において、単語リストに含まれないと判断された場合には、ステップS39に進む。
ステップS37では、i=nか否かを判断する。
ステップS37において、i=nではない場合には、i=i+1とおき(ステップS38)、ステップS34に戻り、i+1番目の単語の音声の取得を待機する。
ステップS37において、i=nである場合には、今回の認知機能検査の対象となった単語数n、使用者が再生できた単語数j、正答率j/nをタッチパネルディスプレイ220に表示するとともに、記憶部230の認知機能検査結果記録部232に記録する(ステ
ップS39)。
次に、次回の認知機能検査予定日を使用者に案内する(ステップS40)。例えば、「検査お疲れ様でした。よくできていましたよ。最終的な結果を出すためには、後3回試験をして下さいね。次回の検査はX日に行います。」等のメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示する。このメッセージを、音声出力部270を介して出力してもよい。
次回の検査日は、記憶部230の認知機能検査結果記録部232に記録しておき、当該日の血圧情報測定の際に、次回の認知機能検査を促すようにする。このように、認知機能検査は、複数回行うことによって評価の確度がより高まる。
(検査結果の判定処理)
図9は、認知機能検査の結果(例えば、正答率j/n)から、使用者の認知機能の状態を判定するための処理手順の一例を示すフローチャートである。他の実施例を含め、以下に説明する判定処理は、記憶部230に記憶されたプログラムをスマートフォン20の制御部240において実行することによって実現される。すなわち、タッチパネルディスプレイ220、記憶部230、時計部250、音声入力部260及び音声出力部270及び、これらと協働する制御部240を含んで認知機能判定手段が構成される。
ステップS101では、記憶部230の認知機能検査結果記録部232から、正答率を取得する。ステップS102では、記憶部230の測定結果記録部231から、測定された生体情報(血圧情報等)を取得する。ステップS103では、ネットワークに接続された他の生体情報測定器の有無が判断される。スマートフォン20は、例えば、自装置を宛先として、他の生体情報測定器から転送される生体情報が存在するときには、他の生体情報測定器が有ると判断する。そうでない場合には、他の生体情報測定器は無いと判断する。ステップS103において、他の生体情報測定器が有ると判断する場合には(ステップS103、“Yes”)、ステップS104に進む。そうでない場合には(ステップS103、“No”)、ステップS105に進む。
ステップS104では、他の生体情報測定器で測定された生体情報の測定結果が取得される。例えば、生体情報測定器30からは、メモリ等に記録された体重や体脂肪率等の体組成、BMI指数値といった測定結果31が取得される。また、生体情報測定器40からは、メモリ等に記録された歩数や消費カロリー等の運動量の測定結果41が取得される。
ステップS105では、記憶部230の属性情報記憶部235から、使用者の属性情報が取得される。属性情報には、例えば、使用者の年齢や性別といった個人情報の他、喫煙の有無や飲酒の有無、肥満度、教育歴や運動習慣といった日常的な「生活態様」を示す一般的な情報が含まれる。喫煙の有無には、一日当たりの喫煙本数や、過去の喫煙期間が含まれてもよい。飲酒の有無には、ビールや日本酒、ウィスキー等のアルコール含有飲料の種別や、一日当たりの摂取量が含まれてもよい。肥満度は、生体情報測定器30から取得できるが、使用者によって入力された身長や体重等に基づいて算出してもよい。教育歴として、例えば、最終的な学校教育課程の属する区分(中学、高校、専門学校・短大・大学)が例示できる。教育歴には、「業歴」、「職業に関する履歴」、「生活歴に関する情報」等が含まれてもよい。運動習慣は、典型的には、週単位や月単位で定期的に行われる、散歩やウォーキング、水泳やサイクリングといった運動の実行頻度である。但し、運動習慣には、日常的な生活態様の中の、歩行距離や歩行時間を示す情報が含まれてもよい。なお、生活態様に関する情報には、例えば、生体情報の測定頻度や服薬の頻度(服用すべきとされた回数に対する実際に服用した回数)が含まれてもよい。
このような、属性情報は、ネットワークに接続された他の生体情報測定器から定期的に取得してもよく、スマートフォン20の入力手段を介して受け付けるようにしてもよい。
また、生体情報の測定の際や、認知機能の検査の際に、音声出力部270や音声入力部260を通じて、使用者との対話の中で取得することもできる。例えば、使用者との対話を通じて、規則的な食事の有無や、規則的な睡眠の有無、果物や野菜の摂取頻度等を属性情報として取得することもできる。
ステップS106では、生体情報や属性情報に対応した、認知機能の状態を判定するための判定閾値が決定される。判定閾値の決定は、例えば、記憶部230の判定補正テーブル236に記憶された補正係数を用いて決定される。図10、図11に判定補正テーブル236の一例を例示する。図10(a)においては、血圧値の測定結果に対する補正係数のテーブル例が例示され、図10(b)においては、測定された血圧値についての変動幅やばらつきの度合い、脈拍数に関する補正係数のテーブル例が例示される。なお、図10(b)の補正係数テーブルにおいて、項目「計測値」に示される「aa」から「cc」は、予め定められた設定値である。また、図11においては、属性情報に関する補正係数のテーブル例が例示される。図11においても、「該当値」に示される「dd」から「hh」および「jj」から「mm」は、予め定められた設定値である。ここで、補正係数とは、例えば、1.0未満の補正値である。但し、補正係数として用いられる値は、1.0を超えてもよい。補正係数は、取得された生体情報毎、属性情報の種別毎の値を有する。
血圧情報を例にとれば、一般的に、血圧値の上限値は収縮期血圧が120mmHg程度、下限値は拡張期血圧が80mmHg程度であることが望ましい値とされている。また、高血圧症と診断される血圧値は、収縮期血圧の上限値が140mmHg以上、あるいは、拡張期血圧の下限値が90mmHg以上である。したがって、図10(a)に示すように、血圧情報に対する補正係数として、高血圧症と診断される血圧値のときには補正係数は「0.9」、望ましい血圧値のときには補正係数は「1.1」、高血圧症と望ましい血圧値との間であるときには補正係数は「1.0」といったように差別化を図ることが例示される。血圧値の最高血圧値と最低血圧値との差分である変動幅、測定された最高血圧値または最低血圧値の変動(例えば、最高血圧値または最低血圧値の日間変動や、日内の変動)脈拍数のそれぞれについても同様である。例えば、上記血圧値に代えて、または上記血圧値と組み合わせて、これらの値を用いて閾値を補正してもよい。
なお、このような補正係数は、予め実験的に求めることができる。血液が流れる血管壁への負担が高い血圧値のときには、補正係数の値を相対的に低くすることができる。
図11に示す属性情報についても同様である。例えば、年齢の属する年代区分にしたがって補正係数の相対的な値は変化する。例えば、年代が高い程、補正係数の値は相対的に低くなる。性別については、例えば、一定の年代までは同じ値とし、一定の年代以降については、男女差を設けることができる。
喫煙の有無や飲酒の有無、肥満度、運動習慣のそれぞれについては、生活習慣病に対するリスク要素が高い程、補正係数の値が相対的に低くなる。例えば、喫煙の習慣については、現時点で喫煙の習慣がある場合には、補正係数の値が相対的に最も低くなる。また、過去の喫煙習慣については、現在の喫煙習慣に対する補正係数よりも相対的に高く、喫煙習慣のない場合よりも相対的に低くなる。飲酒の有無については、一日当たりの摂取量が適量をこえる場合には補正係数の値が相対的に低くなる。肥満度については、例えば、BMI指数値によって区分けされた肥満度の各段階に応じて相対的に低くなる。運動習慣では、例えば、運動習慣がないときの補正係数は、そうでないときよりも相対的に低くなる。教育歴では、例えば、最終的な学校教育課程の属する区分が専門学校等の場合では、補正係数は、そうでない場合よりも相対的に高くなる。
なお、ステップS106においては、生体情報に限定して補正係数を求め、判定閾値を決定してもよく、複数の生体情報を組合せて求められた補正係数から、判定閾値を決定してもよい。さらに、生体情報と属性情報を組合せる際には、単一の属性情報を組合せてもよく、種別の異なる複数の属性情報を組合せてもよい。
また、判定閾値の決定においては、補正係数に替えて、生体情報や属性情報毎に予め割
り当てられたポイント値に基づいて判断してもよい。例えば、喫煙の習慣がない場合には「+10」、喫煙の習慣がある場合には「−10」、過去の喫煙習慣では「−5」といったように、程度の差を示す相対的な指標をポイント値として付与できる。そして、生体情報や属性情報に応じて加算された総ポイント値に基づいて、相対的に増減させた判定閾値を決定してもよい。なお、判定閾値は段階的に区分けされた複数の閾値を設定することもできる。
ステップS107では、決定された判定閾値を用いて認知機能の検査結果が判定される。例えば、正答率が判定閾値以上である場合には、認知機能の状態には問題が無いと判定される。そうでない場合には、現在の認知機能の状態に問題が有ると判定される。
また、判定閾値がA、B、Cといった順に複数の段階に設定される場合には、例えば、判定閾値A以上の正答率では認知機能の状態には問題が無いと判定される。また、判定閾値C未満の正答率では、例えば、現在の認知機能の状態に問題が有ると判定される。判定閾値C以上であり、かつ、判定閾値A未満の正答率に対しては、例えば、一定期間における正答率の推移に基づいて判定するとしてもよい。
但し、認知機能の検査結果の判定は、判定閾値以外の態様で判定することも可能である。例えば、回答確認処理において、所定の単語やイラストに対する記憶の有無に基づいて、使用者の認知機能の状態を判定するようにしてもよい。このような認知機能の判定に係る単語やイラストは、予め設定できる。所定の単語やイラストに対する記憶の有無を用いて認知機能の状態を判定することで、関連性を有する単語間やイラスト間の記憶や、そうでない単語間やイラスト間の記憶等に基づいて判定することが可能になり、判定精度の向上が期待できる。
ステップS108では、判定閾値によって判定された認知機能の状態が提示される。例えば、タッチパネルディスプレイ220に判定に係る生体情報や属性情報、検査結果(正答率)とともに、判定の結果を表示できる。また、音声出力部270を通じて「認知機能の状態は問題ありません」、「認知機能の状態に問題が見られます。医療機関において専門的な検査を受けてください」といったアナウンスを行ってもよい。なお、上記判定閾値C以上であり、かつ、判定閾値A未満の正答率のときには、「認知機能の状態に問題があるとまでは言えませんが、生活の態様を見直しましょう」といったアナウンスを行ってもよい。また、認知機能の低下の防止につながると考えられる具体的な取り組み(例えば、「毎日15分程度の散歩をしましょう」)といった、生活の態様を見直す気付きを与えるアナウンスを行うとしてもよい。
ステップS109では、判定結果が記録される。例えば、記憶部230の認知機能検査結果記録部232に、認知機能検査結果と関連付けされて判定に用いられた判定閾値および判定結果が記録される。
このように、本実施形態によれば、生体情報として取得された血圧情報や属性情報に応じて補正された判定閾値を用いて、認知機能検査の結果に対して使用者の認知機能の状態が判定可能になる。日常的な健康管理の中で測定される生体情報、使用者の身体的特徴や生活習慣に係る属性情報に含まれる、認知症の発症や認知機能の状態の変化に先行し、あるいは伴って変化するとされる要素を考慮した認知機能の判定が可能になる。本実施形態においては、日常の健康管理の一環として行われる血圧情報の測定の機会を利用して認知機能検査が可能になるため、認知症の早期発見が期待できる。
<実施形態2>
以下に、本発明の実施形態2について説明する。実施形態1と同様の構成については、同様の符号を用いて詳細な説明を省略する。
本実施形態では、生体情報測定システムの構成、認知機能検査情報の提供から血圧情報
の測定を経て検査情報に対する回答の確認、検査結果の判定に至る全体の流れ及び、血圧測定処理の内容は実施形態1と同じである。本実施形態では認知機能検査の内容が実施形態1とは異なるので、認知機能検査の処理及び検査情報に対する回答の確認処理について説明する。
(認知機能検査情報提供処理)
本実施形態の認知機能検査は、単語再認といわれるものであり、表示された複数の単語を使用者に記憶させ、所定の時間又は所定の干渉作業の後に、先に表示された単語以外にダミーの単語を含めて複数の単語を表示させ、当該表示された単語が先に表示された単語であるか否かを回答させる。
本実施形態の認知機能検査情報の提供処理は、図3と同様である。ここでは、例えば、表示される単語の数nを8とし、図12に示すように、梅、ラジオ、すずめ、大砲、消しゴム、スカート、机、月の順で8個の単語をスマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に順次表示させる。これらの単語は少なくとも3つ以上のカテゴリーから抽出するものとする。
(回答確認処理)
血圧測定処理は、実施形態1と同様であるので説明を省略し、以下に、図13を参照して、回答確認処理について説明する。
まず、認知機能検査情報の提供に使用した単語n個(正解群)を、記憶部230の認知機能検査結果記録部232から読出し、認知機能検査情報記憶部233に記憶された単語群から、正解群に含まれない単語m個(ダミー群)を抽出し、併せてn+m個の単語から構成される単語リストを取得する(ステップ51)。
そして、タッチパネルディスプレイ220に表示される単語が、血圧測定の前に表示された単語である場合には「あった」、血圧測定の前に表示された単語ではない場合には「なかった」と口頭で回答するように回答方法を案内するメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示する(ステップS52)。回答方法を案内するメッセージを、音声出力部270を介して出力するようにしてもよく、表示と音声出力を併せて行ってもよい。
次に、i=1,j=0とおく(ステップS53)。
そして、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220にi番目の単語を表示する(ステップS54)。ここでは、後述するように、正解群に含まれる単語、又は正解群に含まれない単語のいずれかが表示される。
次に、使用者からの「あった」又は「なかった」という回答を示す音声を、音声入力部260を介して取得する(ステップS55)。
取得した音声を解析し、回答が正しいか否かを判断する(ステップS56)。すなわち、ステップS54でタッチパネルディスプレイ220に表示された単語が正解群に含まれるものであり、取得した回答が「あった」である場合には回答が正しいと判断し、取得した回答が「なかった」である場合には回答が正しくないと判断する。また、ステップS53でタッチパネルディスプレイ220に表示された単語がダミー群に含まれるものであり、取得した回答が「なかった」である場合には回答が正しいと判断し、取得した回答が「あった」である場合には回答が正しくないと判断する。
ステップS56において、回答が正しいと判断された場合には、j=j+1とおき(ステップS57)、ステップS58に進む。
ステップS56において、回答が正しくないと判断された場合には、ステップS58に進む。
ステップS58では、i=n+mか否かを判断する。
ステップS58において、i=n+mではない場合には、i=i+1とおき(ステップS59)、ステップS54に戻り、i+1番目の単語をタッチパネルディスプレイ220に表示する。このようにして、例えば、図14に示すように、梅、蝶、のこぎり、ラジオ、すずめ、大砲、口、消しゴム、スカート、大根、カメ、机、笛、イチゴ、ぞう、月の16個の単語が、タッチパネルディスプレイ220に順次表示される。ここでは、mを8個とし、ダミー群として、網掛けで示した8個の単語が抽出されている。
ステップS58において、i=n+mである場合には、今回の認知機能検査の対象となった単語数n、ダミーとして追加した単語数m、使用者が再認できた単語数j、正答率j/(n+m)をタッチパネルディスプレイ220に表示するとともに、記憶部230の認知機能検査結果記録部232に記録する(ステップS60)。
次に、次回の認知機能検査予定日を使用者に案内する(ステップS61)。例えば、「検査お疲れ様でした。よくできていましたよ。最終的な結果を出すためには、後3回試験をして下さいね。次回の検査はX日に行います。」等のメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示する。このメッセージを、音声出力部270を介して出力してもよい。
次回の検査日は、記憶部230の認知機能検査結果記録部232に記録しておき、当該日の血圧情報測定の際に、次回の認知機能検査を促すようにする。
本実施形態においても、認知機能検査情報の提供処理において表示される単語の数nは、8に限られず、適宜設定すればよい。同様の検査を複数回繰り返す場合には、表示される単語の数を、1回目は8個、2回目は6個、3回目は12個というように、各回で個数を異ならせてもよい。また、ダミー群として抽出する単語の数は、認知機能検査情報の提供処理において表示される単語の数と同数とすればよいが、ダミーの数を増減させて難易度を調整することもできる。
このように、本実施形態においても、日常的な健康管理の中で測定される生体情報、使用者の身体的特徴や生活習慣に係る属性情報に含まれる、認知症の発症や認知機能の状態の変化に伴って変化するとされる要素を考慮した認知機能の判定が可能になる。
<実施形態3>
以下に、本発明の実施形態3について説明する。実施形態1と同様の構成については、同様の符号を用いて詳細な説明を省略する。
本実施形態では、生体情報測定システムの構成、認知機能検査情報の提供から血圧情報の測定を経て検査情報に対する回答の確認に至る全体の流れ及び、血圧測定処理の内容は実施形態1と同じである。本実施形態では認知機能検査の内容が実施形態1とは異なるので、認知機能検査の処理及び検査情報に対する回答の確認処理について説明する。
(認知機能検査情報提供処理)
図15は、認知機能検査情報提供の処理手順を示すフローチャートである。本実施形態の認知機能検査は、画像を用いた単語再生といわれるものであり、イラストを表示してその物品名を使用者に記憶させ、所定の時間又は所定の干渉作業の後に、先に表示された単語を口頭で発語させる。
ステップS11及びステップS12における処理は、実施形態1と同様であるので説明を省略する。
次に、記憶部230の認知機能検査情報記憶部233に記憶されているn枚のイラスト及び当該イラストの物品名からなるリストを取得する(ステップS71)。認知機能検査情報記憶部233には、リストが記憶されていてもよいし、イラストと物品名との組を複
数含む群からn個の組を抽出してリストを構成するようにしてもよい。
次に、これから実施する認知機能検査方法をスマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に表示して案内する(ステップS72)。ここでは、「こらからn個のイラストを1個ずつ表示します。表示されたイラストの物品名を読み上げますので、復唱して記憶して下さい。」のような認知機能検査の方法を案内するメッセージを表示する。このメッセージは併せて、スマートフォン20の音声出力部270が出力してもよい。
次に、i=1とおく(ステップS73)。
そして、図16に示すように、ステップS71で取得したリストの1番目のイラストをタッチパネルディスプレイ220に表示し、当該イラストの物品名を読み上げる音声を音声出力部270から出力する(ステップS74)。ここでは、タッチパネルディスプレイ220には、フライパンのイラストが表示され、音声出力部270から物品名である「フライパン」という音声を出力する。このとき、使用者に物品名を復唱するように促すメッセージを同様に表示してもよい。
次に、スマートフォン20の音声入力部260を介して取得した音声から、使用者がi番目のイラストの物品名を復唱する音声を認識する(ステップS75)。使用者がi番目の単語を読み上げる音声が所定時間内に認識できない場合には、表示された単語を読み上げるように促すメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示するか、音声出力部270を介して出力するようにしてもよい。また、使用者がi番目の単語を読み上げる音声が所定時間内に認識できない場合には、ステップS76に進むようにしてもよい。
使用者がi番目のイラストの物品名を復唱する音声を認識すると、i=nか否かを判断する(ステップS76)。
ステップS76において、i=nではない場合には、i=i+1とし(ステップS77)、ステップS74に戻り、ステップS61で取得したリストの次のイラスト及び物品名についてステップS64以降の処理を繰り返す。このようにして、図17に示すように、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220には、順次、異なるイラストが表示される。ここでは、リストは、フライパン、うさぎ、帽子、鶏、飛行機、ペンギン、チューリップ、カスタネットの8枚のイラストから構成される。このとき表示されるイラストは、全て異なるカテゴリーに属するようにする。表示されるイラストの数nは、8に限られず、適宜設定すればよい。同様の検査を複数回繰り返す場合には、表示される単語の数を、1回目は8枚、2回目は12枚というように、回数を重ねるごとに増やしていってもよい。
ステップS76において、i=nである場合には、ステップS61で取得したリストの内容と検査情報を提供した日時を記憶部230の認知機能検査結果記録部232に記憶する(ステップS78)。ここで、検査情報を提供した日時は、例えば、n番目の単語の読み上げ音声を認識した時点の日時である。
そして、認知機能検査情報の提供処理を終了する。
(回答確認処理)
血圧測定処理は、実施形態1と同様であるので説明を省略し、以下に、図18を参照して、回答確認処理について説明する。
まず、認知機能検査情報の提供に使用したn個の物品名を含む物品名リストを、記憶部230の認知機能検査結果記録部232から読出して取得する(ステップS81)。
次に、タッチパネルディスプレイ220に、使用者に記憶した物品名の口頭での回答を促すメッセージを表示する(ステップS82)。たとえば、「覚えている物品名を言ってください」等のメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示する。記憶した物品
名の口頭での回答を促すメッセージを、音声出力部270を介して出力するようにしてもよく、表示と音声出力を併せて行ってもよい。
次に、i=1,j=0とおく(ステップS83)。
そして、使用者からのi番目の単語の音声を、音声入力部260を介して取得する(ステップS84)。
取得した音声を解析し、ステップS71で取得した物品名リストに含まれるか否かを判断する(ステップS85)。
ステップS85において、物品名リストに含まれると判断された場合には、j=j+1とおき(ステップS86)、ステップS87に進む。
ステップS85において、物品名リストに含まれないと判断された場合には、ステップS87に進む。
ステップS87では、i=nか否かを判断する。
ステップS87において、i=nではない場合には、i=i+1とおき(ステップS88)、ステップS84に戻り、i+1番目の単語の音声の取得を待機する。
ステップS87において、i=nである場合には、今回の認知機能検査の対象となった物品名数n、使用者が再生できた物品名数j、正答率j/nをタッチパネルディスプレイ220に表示するとともに、記憶部230の認知機能検査結果記録部232に記録する(ステップS89)。
次に、次回の認知機能検査予定日を使用者に案内する(ステップS90)。例えば、「検査お疲れ様でした。よくできていましたよ。最終的な結果を出すためには、後3回試験をして下さいね。次回の検査はX日に行います。」等のメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示する。このメッセージを、音声出力部270を介して出力してもよい。
次回の検査日は、記憶部230の認知機能検査結果記録部232に記録しておき、当該日の血圧情報測定の際に、次回の認知機能検査を促すようにする。このように、認知機能検査は、複数回行うことによって評価の確度がより高まる。
このように、本実施形態においても、日常的な健康管理の中で測定される生体情報、使用者の身体的特徴や生活の態様に係る属性情報に含まれる、認知症の発症や認知機能の状態の変化に伴って変化するとされる要素を考慮した認知機能の判定が可能になる。
<実施形態4>
本実施形態は、既に他の生体情報測定器によって測定された生体情報の転送を受けることによって、生体情報を取得している。すなわち、生体情報取得処理は、転送生体情報受信処理として実現される。実施形態1と共通する構成及び処理については同様の符号を用いて詳細な説明を省略する。生体情報としては、例えば、体重、体組成、運動量又は体温が挙げられるが、これらに限られない。
生体情報取得装置である生体情報測定システム1の概略構成は、図1に示す実施形態1の場合と共通である。ただし、本実施形態では、血圧計10は、連携する他の生体情報測定器において既に測定された生体情報としての測定結果を、通信部130を介して受信し、これを記憶部160の測定結果記録部170に記憶している。そして、血圧計10が測定結果記録部170に記憶している測定結果をスマートフォン20に転送することにより、スマートフォン20は他の生体情報測定器によって測定された生体情報を取得する。
他の生体情報測定器において測定された生体情報を記憶している装置は生体情報測定機能を有する装置であってもよいが、自らは生体情報測定機能を有しない装置であってもよ
い。
認知機能検査処理、生体情報取得処理及び回答確認処理を含む生体情報取得方法の処理手順は図2に示す実施形態1と同様である。
(認知機能検査情報提供処理)
図19に認知機能検査情報提供処理を示す。図3に示す実施形態1の認知機能検査情報提供処理と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に「生体情報、属性情報を転送しますか。」というメッセージを表示し、又は、音声出力部270から当該メッセージの音声を出力する。そして、使用者に、生体情報、属性情報の転送に対する同意を求める(ステップS91)。
ステップS12の処理は、実施形態1と同様である。ステップS12において認知機能検査日が到来していないと判断された場合には、タッチパネルディスプレイ220又は音声出力部270により、使用者に生体情報の転送のみを行うか否かの確認を求める(ステップS92)。
ステップS92において、タッチパネルディスプレイ220を介して、または音声入力部260を介して、使用者から生体情報、属性情報転送のみを行う旨の入力を受け付けた場合には、認知機能検査情報提供処理を終了する。そして、後述する転送生体情報・属性情報受信処理を行う。この場合には、転送生体情報・属性情報受信処理が終了すれば、回答確認処理を行わずに処理を終了する。ステップS92において、タッチパネルディスプレイ220を介して、または音声入力部260を介して、使用者から、生体情報・属性情報の転送のみを行わない旨の入力を受け付けた場合には、転送生体情報・属性情報の受信処理を行わずに処理を終了する。
(転送生体情報・属性情報受信処理)
図20は、転送生体情報・属性情報受信の処理手順を示すフローチャートである。以下に説明する転送生体情報・属性情報受信処理は、記憶部230に記憶されたプログラムをスマートフォン20の制御部240において実行し、血圧計10と連携することによって実現される。このとき、血圧計10も同様に、記憶部160に記憶されたプログラムを制御部150によって実行する。生体情報取得手段は、スマートフォン20の、タッチパネルディスプレイ220、記憶部230、時計部250、音声入力部260及び音声出力部270、通信部210及び、これらと協働する制御部240を含む。生体情報取得手段は、さらに、血圧計10の、少なくとも記憶部160、通信部130及び、これらと協働する制御部150を含む。
まず、使用者に生体情報・属性情報転送の開始を案内する(ステップS93)。このとき、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に、「START」のボタンを表示するとともに、「STARTボタンを押すか、スタートと声をかけると転送を開始します。」という転送開始を案内するメッセージをタッチパネルディスプレイ220に表示又は音声出力部270から出力する。
使用者がスマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に表示された「START」ボタンを押下、又は音声入力部260を介して使用者が「スタート」という音声を入力するのを待機する(ステップS94)。
「START」ボタンの押下、又は「スタート」という音声が検出されると、血圧計10の測定結果記録部170から、他の生体情報測定器によって既に測定された生体情報や属性情報を受信する(ステップS95)。
ステップS26及びステップS30の処理は、図6に示す実施形態1と同様である。
ステップS26において、認知機能検査情報の提供日時から所定時間が経過していると判断された場合には、スマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に、ステップS95で受信した生体情報を表示して(ステップS96)、処理を終了する。ステップS96において、受信した生体情報は、音声出力部270を介して出力するようにしてもよい。
このように、本実施形態によれば、日常の健康管理の一環として測定された生体情報や属性情報の転送の機会を利用して、認知機能検査が可能になる。そして、測定された生体情報、使用者の身体的特徴や生活の態様に係る属性情報に含まれる、認知症の発症や認知機能の状態の変化に伴って変化するとされる要素を考慮した認知機能の判定が可能になる。
<変形例>
血圧情報測定処理におけるステップS26及びステップS28の処理は、血圧情報測定処理における他の手順において行うようにしてもよい。
認知機能検査の内容は、実施形態1、実施形態2、実施形態3で説明したものに限られず、他の認知機能検査を採用してもよく、実施形態1、実施形態2、実施形態3で説明した認知機能検査を組み合わせて行ってもよい。
また、認知機能検査情報として提供される単語、イラストの数や難易度等の検査情報を変更することにより、認知機能検査情報提供処理の終了後、回答確認処理の開始までに必要な時間を伸縮することできるので、血圧情報測定処理の時間に一致するように変更するようにしてもよい。
実施形態1では、生体情報測定器として、血圧情報を測定する血圧計を備える生体情報測定システムについて説明した。生体情報測定器として、生体測定情報として体重を測定する体重計、体脂肪率等の体組成を測定する体組成計、歩数や消費カロリー等の運動量を測定する運動量計、体温を測定する体温計を備える生体情報測定システムについても本発明を適用することができる。
また、実施形態1では、血圧計10は単体で血圧情報を測定できる構成であるが、図1において、入力部140、表示部120を省略し、操作情報等の入力や各種情報の表示は、スマートフォン20側から行うように構成することもできる。また、図1において、測定結果記録部170を省略して、測定結果の記録はスマートフォン20側で行うように構成することもできる。
また、実施形態1における生体情報測定システムは、端末としてスマートフォン20を含んで構成されるが、端末は、これに限定されず、タブレット端末、ノートパソコンなどの携帯情報端末の他、据置型の情報端末であってもよい。
また、図2に示すように、認知機能検査情報の提供と、認知機能検査情報に対する使用者からの回答の確認との間に、血圧情報の測定を行っている。このような順番で各処理が行われるのであれば、血圧情報の測定の前に、認知機能検査情報の提供、及び、認知機能検査情報に対する使用者からの第1の回答の確認を行い、血圧情報の測定の後に、認知機能検査情報に対する使用者からの第1の回答の確認を行うようにしてもよい。回答までに要する経過すべき時間や干渉作業が異なる認知機能検査を行い、短いものについては、第1の回答確認として血圧情報の測定前に行い、長いものについては、第2の回答確認として血圧情報の測定後に行うようにしてもよい。また、同一の認知機能検査について、回答までに要する経過すべき時間や干渉作業が異なる場合の検査を行うために、回答確認を血圧情報測定の前と後とで行うようにしてもよい。
また、図6に示す血圧情報測定処理では、認知機能検査情報提供処理の終了後に、血圧測定の開始を案内している。このような血圧情報測定処理を一例とする生体情報測定処理において、生体情報の測定を行う前に、足踏みや踏み台昇降等の運動タスクを課し、その後に生体情報を測定するようにしてもよい。このようにすれば、生体情報の測定に、時間調整の手段として運動タスクを組み込むことができる。この場合には、足踏みのタイミングや踏み台昇降の回数をスマートフォン20のタッチパネルディスプレイ220に表示し又は音声出力部270から出力することにより時間調整を行うことができる。
1・・・・生体情報測定システム
10・・・血圧計
20・・・スマートフォン
110・・センサ部
130・・通信部
150・・制御部
160・・記憶部
210・・通信部
220・・タッチパネルディスプレイ
230・・記憶部
240・・制御部
250・・時計部
260・・音声入力部
270・・音声出力部

Claims (8)

  1. 認知機能検査が可能な生体情報取得装置であって、
    使用者の認知機能を検査するための認知機能検査手段と、
    前記使用者の生体情報を取得する生体情報取得処理を行う生体情報取得手段と、
    認知機能の状態を判定する認知機能判定手段と、を有し、
    前記認知機能判定手段は、前記認知機能検査の結果と、前記使用者から取得された生体情報とに基づいて前記使用者の認知機能の状態を判定することを特徴とする生体情報取得装置。
  2. 前記使用者の属性に関する属性情報を取得する属性情報取得手段をさらに有し、
    前記認知機能判定手段は、さらに、前記使用者の属性に関する属性情報に基づいて前記使用者の認知機能の状態を判定することを特徴とする、請求項1に記載の生体情報取得装置。
  3. 前記生体情報取得手段は、前記使用者に関する複数種類の生体情報を取得し、
    前記認知機能判定手段は、さらに、前記生体情報取得手段によって取得された前記複数種類の生体情報に基づいて前記使用者の認知機能の状態を判定することを特徴とする、請求項1または2に記載の生体情報取得装置。
  4. 他の生体情報測定器と接続される通信部を備え、
    前記生体情報取得手段は、前記通信部を通じて接続された他の生体情報測定器によって測定された、少なくとも1以上の生体情報を取得し、
    前記属性情報取得手段は、前記通信部を通じて接続された他の生体情報測定器を介して前記使用者の属性に関する属性情報を取得する、ことを特徴とする請求項2または3に記載の生体情報取得装置。
  5. 前記認知機能判定手段は、前記認知機能を判定するための判定閾値を用いて、前記認知機能検査の結果と、前記使用者から取得された生体情報とに基づいて補正することを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の生体情報取得装置。
  6. 前記認知機能判定手段は、前記判定閾値を、さらに、前記使用者の属性に関する属性情報に基づいて補正することを特徴とする、請求項5に記載の生体情報取得装置。
  7. 前記認知機能判定手段は、前記判定閾値を、さらに、前記生体情報取得手段によって取得された前記複数種類の生体情報に基づいて補正することを特徴とする、請求項5または6に記載の生体情報取得装置。
  8. 認知機能検査が可能な生体情報取得方法であって、
    使用者の認知機能を検査するための認知機能検査ステップと、
    前記使用者の生体情報を取得するステップと、
    前記認知機能検査の結果と、前記使用者から取得された生体情報とに基づいて前記使用者の認知機能の状態を判定するステップと、
    を含む生体情報取得方法。
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