JP2021145050A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐圧を向上することができる半導体装置を提供する。【解決手段】半導体装置は、半導体積層構造と、前記半導体積層構造上に形成されたソース電極、ゲート電極及びドレイン電極と、前記ソース電極と前記ゲート電極との間で前記半導体積層構造上に形成された第1絶縁膜と、前記ドレイン電極と前記ゲート電極との間で前記半導体積層構造上に形成された第2絶縁膜と、前記ドレイン電極と前記第2絶縁膜との間で前記半導体積層構造上に形成された第3絶縁膜と、を有し、前記第1絶縁膜は、前記半導体積層構造に接触する第1酸窒化アルミニウム膜と、前記第1酸窒化アルミニウム膜上の第1窒化シリコン膜と、を有し、前記第2絶縁膜は、前記半導体積層構造に接触する第2酸窒化アルミニウム膜と、前記第2酸窒化アルミニウム膜上の第2窒化シリコン膜と、を有し、前記第3絶縁膜は、前記半導体積層構造に接触する第3窒化シリコン膜を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、半導体装置に関する。
窒化物半導体は、高い飽和電子速度及びワイドバンドギャップ等の特徴を有している。このため、これらの特性を利用して窒化物半導体を高耐圧及び高出力の半導体デバイスに適用することについて種々の検討が行われている。例えば、GaN系の窒化物半導体を含む高電子移動度トランジスタ(high electron mobility transistor:HEMT)は、レーダー用途、通信用途等に幅広く応用されている。
特開2015−103780号公報 特開2012−169369号公報
近年、HEMTの用途において更なる遠距離探知及び遠距離通信が求められており、HEMTの出力の更なる向上が要請されている。しかしながら、従来のHEMTは、所望の出力が得られる程度の耐圧を有していない。
本開示の目的は、耐圧を向上することができる半導体装置を提供することにある。
本開示の一形態によれば、半導体積層構造と、前記半導体積層構造上に形成されたソース電極、ゲート電極及びドレイン電極と、前記ソース電極と前記ゲート電極との間で前記半導体積層構造上に形成された第1絶縁膜と、前記ドレイン電極と前記ゲート電極との間で前記半導体積層構造上に形成された第2絶縁膜と、前記ドレイン電極と前記第2絶縁膜との間で前記半導体積層構造上に形成された第3絶縁膜と、を有し、前記第1絶縁膜は、前記半導体積層構造に接触する第1酸窒化アルミニウム膜と、前記第1酸窒化アルミニウム膜上の第1窒化シリコン膜と、を有し、前記第2絶縁膜は、前記半導体積層構造に接触する第2酸窒化アルミニウム膜と、前記第2酸窒化アルミニウム膜上の第2窒化シリコン膜と、を有し、前記第3絶縁膜は、前記半導体積層構造に接触する第3窒化シリコン膜を有する半導体装置が提供される。
本開示によれば、耐圧を向上することができる。
第1実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 第1実施形態に係る半導体装置における2DEGの濃度の分布を示す図である。 参考例に係る半導体装置を示す断面図である。 ピンチオフ特性を示す図である。 ドレイン電圧と出力との関係を示す図である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その6)である。 第1実施形態の変形例に係る半導体装置を示す断面図である。 第2実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 第2実施形態に係る半導体装置における2DEGの濃度の分布を示す図である。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 第2実施形態の変形例に係る半導体装置を示す断面図である。 第3実施形態に係るディスクリートパッケージを示す図である。 第4実施形態に係るPFC回路を示す結線図である。 第5実施形態に係る電源装置を示す結線図である。 第6実施形態に係る増幅器を示す結線図である。
以下、本開示の実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。第1実施形態は、高電子移動度トランジスタ(high electron mobility transistor:HEMT)を含む半導体装置に関する。図1は、第1実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置100では、図1に示すように、基板101の上方に窒化物半導体積層構造190が形成されている。窒化物半導体積層構造190には、バッファ層102、チャネル層103、バリア層104及びキャップ層105が含まれる。バッファ層102は基板101上に形成されている。チャネル層103はバッファ層102上に形成されている。バリア層104はチャネル層103上に形成されている。キャップ層105はバリア層104上に形成されている。窒化物半導体積層構造190は半導体積層構造の一例である。
基板101は、例えばSiC基板である。バッファ層102は、例えば厚さが30nm〜70nmのAlN層である。チャネル層103は、例えば厚さが800nm〜1200nmのGaN層である。バリア層104は、例えば厚さが20nm〜40nmのAlGa1−xN層(0.10≦x≦1.00)である。キャップ層105は、例えば5nm〜15nmのGaN層である。
窒化物半導体積層構造190に、素子領域を画定する素子分離領域が形成されており、素子領域内において、キャップ層105にソース用の開口部111s及びドレイン用の開口部111dが形成されている。開口部111s内にソース電極106が形成され、開口部111d内にドレイン電極107が形成されている。ソース電極106及びドレイン電極107は、例えば厚さが10nm〜50nmのTa膜及びその上の厚さが100nm〜500nmのAl膜を含む。ソース電極106及びドレイン電極107はバリア層104にオーミック接触している。
キャップ層105上に酸窒化アルミニウム(AlON)膜121及びAlON膜122が形成されている。AlON膜121はソース電極106に隣接している。AlON膜122は、AlON膜121とドレイン電極107との間に設けられている。AlON膜122は、AlON膜121及びドレイン電極107から離間している。AlON膜121及びAlON膜122の厚さは、例えば2nm〜4nmである。例えば、AlON膜121及びAlON膜122は、共通の膜をエッチングすることで形成される。AlON膜121は第1酸窒化アルミニウム膜の一例であり、AlON膜122は第2酸窒化アルミニウム膜の一例である。
AlON膜121上に窒化シリコン(SiN)膜131が形成されている。AlON膜122上にSiN膜132が形成されている。AlON膜122及びSiN膜132の積層体とドレイン電極107との間で、キャップ層105上にSiN膜133が形成されている。SiN膜133はドレイン電極107に隣接し、AlON膜122及びSiN膜132の積層体から離間している。SiN膜131〜133の厚さは、例えば30nm〜100nmである。例えば、SiN膜131〜133は、共通の膜をエッチングすることで形成される。SiN膜131〜133のスピン密度は、例えば2.2×1018cm−3程度であり、屈折率は1.95程度である。AlON膜121及びSiN膜131が第1絶縁膜141に含まれ、AlON膜122及びSiN膜132が第2絶縁膜142に含まれる。SiN膜131は第1窒化シリコン膜の一例であり、SiN膜132は第2窒化シリコン膜の一例である。SiN膜133は第6窒化シリコン膜の一例である。
AlON膜121とAlON膜122との間に隙間161が存在し、SiN膜131とSiN膜132との間に隙間162が存在し、隙間161と隙間162とが繋がって隙間163が構成されている。隙間163を通じてキャップ層105と接するゲート電極109がSiN膜131及びSiN膜132上に形成されている。ゲート電極109は、隙間163内の基部109Aと、基部109A上の傘部109Bとを含む。傘部109Bは基部109Aよりドレイン電極107側に広がる部分を備える。例えば、第2絶縁膜142は、傘部109Bのドレイン電極107側の端部と窒化物半導体積層構造190との間に設けられている。ゲート電極109は、例えば厚さが10nm〜50nmのNi膜及びその上の厚さが300nm〜500nmのAu膜を含み、窒化物半導体積層構造190とショットキー接触している。
ソース電極106、ドレイン電極107及びゲート電極109を覆うSiN膜150がSiN膜131、SiN膜132、SiN膜133及びキャップ層105上に形成されている。SiN膜150には、ソース電極106に達する開口部150sと、ドレイン電極107に達する開口部150dが形成されている。開口部150sを通じてソース電極106と接するソース配線186と、開口部150dを通じてドレイン電極107と接するドレイン配線187とがSiN膜150上に形成されている。ソース配線186及びドレイン配線187は、例えば厚さが10nm〜50nmのTi膜、その上の厚さが30nm〜70nmのAu膜及びその上の厚さが2μm〜4μmのAu膜を含む。
SiN膜150の厚さは、例えば100nm〜500nmである。SiN膜150は、平面視でSiN膜131のゲート電極109から露出した部分と重なる第1部分151と、平面視でSiN膜132のゲート電極109から露出した部分と重なる第2部分152とを有する。第2絶縁膜142とSiN膜133との間に隙間164が存在し、SiN膜150は、平面視でキャップ層105の隙間164に露出した部分と重なる第3部分153を有する。SiN膜150のスピン密度は、例えば4.6×1018cm−3程度であり、屈折率は2.00程度である。つまり、SiN膜150のスピン密度は、SiN膜131〜133のスピン密度より高く、SiN膜150の屈折率は、SiN膜131〜133の屈折率より高い。第1部分151は第4窒化シリコン膜の一例であり、第2部分152は第5窒化シリコン膜の一例であり、第3部分153は第3窒化シリコン膜及び第3絶縁膜の一例である。
次に、半導体装置100における二次元電子ガス(2DEG)の濃度Nsの分布について説明する。図2は、半導体装置100における2DEGの濃度Nsの分布を示す図である。図2中の横軸は、基板101の表面に平行な面内でソース電極106とドレイン電極107とを結ぶ直線が延びる方向における位置を示す。図2において、領域171は第1絶縁膜141の下方にあり、領域172はゲート電極109の基部109Aの下方にあり、領域173は第2絶縁膜142の下方にあり、領域174はSiN膜150の第3部分153の下方にあり、領域175はSiN膜133の下方にある。図2中の縦軸は2DEGの濃度Ns(cm−2)を示す。
半導体装置100では、2DEG120がチャネル層103の上面近傍に存在する。領域171及び173における2DEG120の濃度Nsは、領域172における2DEG120の濃度Nsより高い。これは、隙間163が存在するからである。領域171及び173における2DEG120の濃度Nsは、領域175における2DEG120の濃度Nsより高い。これは、SiN膜131及び132と窒化物半導体積層構造190との間にAlON膜121及び122が介在しているのに対し、SiN膜133が窒化物半導体積層構造190上に直接形成されているからである。領域175における2DEG120の濃度Nsは、領域174における2DEG120の濃度Nsより高い。これは、SiN膜150のスピン密度及び屈折率が、SiN膜131〜133のスピン密度及び屈折率より高いからである。
このように、半導体装置100では、ゲート電極109とソース電極106との間の領域171で2DEG120の濃度Nsが高く、ゲート電極109とドレイン電極107との間に、2DEG120の濃度Nsが低い領域174が存在する。また、領域174のゲート電極109側には、2DEG120の濃度Nsが領域171と同程度の領域173が存在する。従って、第1実施形態によれば、出力を向上しながら、優れた耐圧を得ることができる。
ここで、半導体装置100の耐圧について、参考例と比較しながら説明する。図3は、参考例に係る半導体装置を示す断面図である。図4は、ピンチオフ特性を示す図である。図4中の横軸はドレイン電圧を示し、縦軸はドレイン電流を示す。
参考例に係る半導体装置900は、図3に示すように、AlON膜121及び122を含まず、SiN膜132及び133に代えてSiN膜934を含む点で第1実施形態に係る半導体装置100と相違する。SiN膜131は、ゲート電極109の基部109Aとソース電極106との間の全体にわたってキャップ層105上に形成されている。SiN膜934は、ゲート電極109の基部109Aとドレイン電極107との間の全体にわたってキャップ層105上に形成されている。SiN膜934の厚さはSiN膜131の厚さと等しい。このため、第1実施形態における領域174のような、2DEG120の濃度が低い領域が含まれない。従って、図4に示すように、第1実施形態に係る半導体装置100が破壊に至るドレイン電圧V100は、半導体装置900が破壊に至るドレイン電圧V900より高い。例えば、ドレイン電圧V900は300V程度である。
次に、半導体装置100の出力特性について、参考例と比較しながら説明する。図5は、ドレイン電圧と出力との関係を示す図である。図5中の横軸はドレイン電圧を示し、縦軸は出力を示す。図5中の実線は半導体装置100における出力特性の概要を示し、破線は半導体装置900における出力特性の概要を示す。
参考例に係る半導体装置900には、AlON膜121及び122が含まれていないため、第1実施形態における領域171及び173のような、2DEG120の濃度が高い領域が含まれない。従って、図5に示すように、半導体装置100によれば、半導体装置900と比較して、同じドレイン電圧で高い出力を得ることができる。また、上記のように、半導体装置100の耐圧が半導体装置900の耐圧より高いため、使用可能なドレイン電圧の範囲は、半導体装置100にて半導体装置900より広い。
次に、第1実施形態に係る半導体装置100の製造方法について説明する。図6〜図11は、第1実施形態に係る半導体装置100の製造方法を示す断面図である。
まず、図6(a)に示すように、基板101上に窒化物半導体積層構造190を形成する。窒化物半導体積層構造190の形成では、バッファ層102、チャネル層103、バリア層104及びキャップ層105を、例えば有機金属気相成長(MOVPE:metal organic vapor phase epitaxy)法により形成する。窒化物半導体積層構造190の形成に際して、原料ガスとして、例えば、Al源であるトリメチルアルミニウム(TMAl)ガスと、Ga源であるトリメチルガリウム(TMGa)ガスと、N源であるアンモニア(NH)ガスとの混合ガスを用いる。キャリアガスとして水素(H)ガス又は窒素(N)ガスを用いる。成長させる窒化物半導体層の組成に応じて、TMAlガス及びTMGaガスの供給の有無及び流量を適宜設定する。例えば、成長圧力は1kPa〜100kPa程度、成長温度は700℃〜1500℃程度とする。バリア層104の形成により、チャネル層103の上面近傍に2DEG120が発生する。
窒化物半導体積層構造190の形成後、窒化物半導体積層構造190に、素子領域を画定する素子分離領域を形成する。素子分離領域の形成では、例えば、素子分離領域を形成する予定の領域を露出するフォトレジストのパターンを窒化物半導体積層構造190上に形成し、このパターンをマスクとしてAr等のイオン注入を行う。このパターンをエッチングマスクとして塩素系ガスを用いたドライエッチングを行ってもよい。
次いで、図6(b)に示すように、キャップ層105に開口部111s及び開口部111dを形成する。開口部111s及び開口部111dの形成では、例えば、フォトリソグラフィにより開口部111s及び開口部111dを形成する予定の領域を露出するフォトレジストのパターンを窒化物半導体積層構造190上に形成し、このパターンをエッチングマスクとして塩素系ガスを用いたドライエッチングを行う。
その後、図7(a)に示すように、開口部111s内にソース電極106を形成し、開口部111d内にドレイン電極107を形成する。ソース電極106及びドレイン電極107は、例えばリフトオフ法により形成することができる。すなわち、ソース電極106及びドレイン電極107を形成する予定の領域を露出するフォトレジストのパターンを形成し、このパターンを成長マスクとして蒸着法により金属膜を形成し、このパターンをその上の金属膜と共に除去する。金属膜の形成では、例えば、Ta膜を形成し、その上にAl膜を形成する。次いで、例えば、窒素雰囲気中にて400℃〜1000℃(例えば550℃)で熱処理を行い、オーミック特性を確立する。
続いて、図7(b)に示すように、キャップ層105上にAlON膜120を形成する。AlON膜120の厚さは、例えば2nm〜4nmである。AlON膜120は、ソース電極106及びドレイン電極107の上面及び側面上にも形成してよい。AlON膜120の形成では、例えば、原子層堆積(atomic layer deposition:ALD)法により、窒化アルミニウム膜と酸化アルミニウム膜とを交互に形成する。窒化アルミニウム膜と酸化アルミニウム膜との間で原子が拡散し、AlON膜120が形成される。図7(b)では図示を省略しているが、AlON膜120がソース電極106及びドレイン電極107の側面上にも形成されてよい。
次いで、図8(a)に示すように、AlON膜120上に、AlON膜120のAlON膜121及び122を形成する予定の領域を覆うフォトレジストのパターン11を形成する。そして、ウェットエッチングによりAlON膜120のパターン11から露出している部分を除去する。この結果、AlON膜121及び122が形成される。AlON膜121とAlON膜122との間に隙間161が形成される。
その後、図8(b)に示すように、パターン11を除去し、ソース電極106及びドレイン電極107を覆うSiN膜130をキャップ層105、AlON膜121及びAlON膜122上に形成する。SiN膜130の厚さは、例えば30nm〜100nmである。SiN膜130は、例えばプラズマ化学気相成長(chemical vapor deposition:CVD)法により形成することができる。SiN膜130は、ALD法又はスパッタ法により形成してもよい。図8(b)では図示を省略しているが、SiN膜130がソース電極106及びドレイン電極107の側面上にも形成されてよい。
続いて、図9(a)に示すように、SiN膜130上に、SiN膜130のSiN膜131、132及び133を形成する予定の領域を覆うフォトレジストのパターン12を形成する。そして、ウェットエッチングによりSiN膜130のパターン12から露出している部分を除去する。この結果、SiN膜131〜133が形成される。SiN膜131とSiN膜132との間に隙間162が形成され、SiN膜132とSiN膜133との間に隙間164が形成される。隙間161と隙間162とが繋がって隙間163が形成される。AlON膜121及びSiN膜131が第1絶縁膜141に含まれ、AlON膜122及びSiN膜132が第2絶縁膜142に含まれる。
次いで、図9(b)に示すように、パターン12を除去し、隙間163を通じてキャップ層105と接するゲート電極109をSiN膜131及びSiN膜132上に形成する。ゲート電極109は、例えばリフトオフ法により形成することができる。すなわち、ゲート電極109を形成する予定の領域を露出するフォトレジストのパターンを形成し、このパターンを成長マスクとして蒸着法により金属膜を形成し、このパターンをその上の金属膜と共に除去する。金属膜の形成では、例えば、Ni膜を形成し、その上にAu膜を形成する。ゲート電極109は、隙間163内の基部109Aと、基部109A上の傘部109Bとを含む。
その後、図10(a)に示すように、ソース電極106、ドレイン電極107及びゲート電極109を覆うSiN膜150をキャップ層105及びSiN膜131〜133上に形成する。SiN膜150は、例えばプラズマCVD法により形成することができる。SiN膜150を形成する際のプラズマ周波数は、SiN膜130を形成する際のプラズマ周波数より低くする。この場合、SiN膜130は窒化物半導体積層構造190にダメージを生じさせにくい条件で形成することができ、SiN膜150はSiN膜130より高速で形成することができる。SiN膜150は、ALD法又はスパッタ法により形成してもよい。
続いて、図10(b)に示すように、SiN膜150上に、SiN膜150の開口部150s及び150dを形成する予定の領域を露出するフォトレジストのパターン13を形成する。そして、ドライエッチングによりSiN膜150のパターン13から露出している部分を除去する。この結果、開口部150s及び150dが形成される。SiN膜150は、平面視でSiN膜131のゲート電極109から露出した部分と重なる第1部分151と、平面視でSiN膜132のゲート電極109から露出した部分と重なる第2部分152とを有する。SiN膜150は、平面視でキャップ層105の隙間164に露出した部分と重なる第3部分153を有する。
次いで、図11に示すように、開口部150sを通じてソース電極106と接するソース配線186と、開口部150dを通じてドレイン電極107と接するドレイン配線187とをSiN膜150上に形成する。ソース配線186及びドレイン配線187の形成では、例えば、スパッタ法により下地層を形成し、下地層の上にめっき法によりAu膜を形成する。下地層の形成では、例えば、Ti膜を形成し、その上にAu膜を形成する。ソース配線186及びドレイン配線187は、例えばセミアディティブ法により形成することができる。
このようにして、第1実施形態に係る半導体装置100を製造することができる。
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態の変形例について説明する。第1実施形態の変形例は、HEMTを含む半導体装置に関する。図12は、第1実施形態の変形例に係る半導体装置を示す断面図である。
第1実施形態の変形例に係る半導体装置100Aでは、図12に示すように、ゲート電極109と、キャップ層105との間にゲート絶縁膜としてAlON膜123が設けられている。AlON膜123の厚さは、例えば2nm〜4nmである。AlON膜123はAlON膜121及び122と繋がるように形成されている。AlON膜123は第3酸窒化アルミニウム膜の一例である。
他の構成は第1実施形態と同様である。
第1実施形態に係る半導体装置100では、ショットキー型ゲート構造が採用されているのに対し、変形例に係る半導体装置100Aでは、MIS(metal-insulator-semiconductor)型ゲート構造が採用されている。半導体装置100Aによっても半導体装置100と同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、HEMTを含む半導体装置に関する。図13は、第2実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
第2実施形態に係る半導体装置200には、図13に示すように、第1実施形態とは異なり、SiN膜133が設けられておらず、SiN膜150がSiN膜131、SiN膜132及びキャップ層105上に形成されている。SiN膜150の第3部分153は、平面視でキャップ層105の第2絶縁膜142とドレイン電極107との間に露出した部分と重なる。
他の構成は第1実施形態と同様である。
ここで、半導体装置200における2DEGの濃度Nsの分布について説明する。図14は、半導体装置200における2DEGの濃度Nsの分布を示す図である。図14中の横軸は、基板101の表面に平行な面内でソース電極106とドレイン電極107とを結ぶ直線が延びる方向における位置を示す。図14中の縦軸は2DEGの濃度Ns(cm−2)を示す。
半導体装置200では、領域174が領域173とドレイン電極107との間に広がる。従って、耐圧をより向上することができる。
次に、第2実施形態に係る半導体装置200の製造方法について説明する。図15〜図17は、第1実施形態に係る半導体装置100の製造方法を示す断面図である。
まず、図15(a)に示すように、第1実施形態と同様にして、SiN膜130の形成までの処理を行う。次いで、図15(b)に示すように、SiN膜130上に、SiN膜130のSiN膜131及び132を形成する予定の領域を覆うフォトレジストのパターン22を形成する。そして、ウェットエッチングによりSiN膜130のパターン12から露出している部分を除去する。この結果、SiN膜131及び132が形成される。SiN膜131とSiN膜132との間に隙間162が形成される。隙間161と隙間162とが繋がって隙間163が形成される。
次いで、図16(a)に示すように、パターン22を除去し、隙間163を通じてキャップ層105と接するゲート電極109をSiN膜131及びSiN膜132上に形成する。
その後、図16(b)に示すように、ソース電極106、ドレイン電極107及びゲート電極109を覆うSiN膜150をキャップ層105、SiN膜131及びSiN膜132上に形成する。
続いて、図17(a)に示すように、SiN膜150上に、SiN膜150の開口部150s及び150dを形成する予定の領域を露出するフォトレジストのパターン13を形成する。そして、ドライエッチングによりSiN膜150のパターン13から露出している部分を除去する。この結果、開口部150s及び150dが形成される。SiN膜150は、平面視でSiN膜131のゲート電極109から露出した部分と重なる第1部分151と、平面視でSiN膜132のゲート電極109から露出した部分と重なる第2部分152とを有する。SiN膜150は、平面視でキャップ層105の第2絶縁膜142とドレイン電極107との間に露出した部分と重なる第3部分153を有する。
次いで、図17(b)に示すように、開口部150sを通じてソース電極106と接するソース配線186と、開口部150dを通じてドレイン電極107と接するドレイン配線187とをSiN膜150上に形成する。
このようにして、第2実施形態に係る半導体装置200を製造することができる。
(第2実施形態の変形例)
第2実施形態の変形例について説明する。第2実施形態の変形例は、HEMTを含む半導体装置に関する。図18は、第2実施形態の変形例に係る半導体装置を示す断面図である。
第2実施形態の変形例に係る半導体装置200Aでは、図18に示すように、半導体装置100Aと同様に、ゲート電極109と、キャップ層105との間にゲート絶縁膜としてAlON膜123が設けられている。AlON膜123の厚さは、例えば2nm〜4nmである。AlON膜123はAlON膜121及び122と繋がるように形成されている。
他の構成は第2実施形態と同様である。
第2実施形態に係る半導体装置200では、ショットキー型ゲート構造が採用されているのに対し、変形例に係る半導体装置200Aでは、MIS型ゲート構造が採用されている。半導体装置200Aによっても半導体装置200と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、HEMTのディスクリートパッケージに関する。図19は、第3実施形態に係るディスクリートパッケージを示す図である。
第3実施形態では、図19に示すように、第1〜第2実施形態、これらの変形例のいずれかと同様の構造を備えた半導体装置1210の裏面がはんだ等のダイアタッチ剤1234を用いてランド(ダイパッド)1233に固定されている。また、ドレイン配線187が接続されたドレインパッド1226dに、Alワイヤ等のワイヤ1235dが接続され、ワイヤ1235dの他端が、ランド1233と一体化しているドレインリード1232dに接続されている。ソース配線186に接続されたソースパッド1226sにAlワイヤ等のワイヤ1235sが接続され、ワイヤ1235sの他端がランド1233から独立したソースリード1232sに接続されている。ゲート電極109に接続されたゲートパッド1226gにAlワイヤ等のワイヤ1235gが接続され、ワイヤ1235gの他端がランド1233から独立したゲートリード1232gに接続されている。そして、ゲートリード1232gの一部、ドレインリード1232dの一部及びソースリード1232sの一部が突出するようにして、ランド1233及び半導体装置1210等がモールド樹脂1231によりパッケージングされている。
このようなディスクリートパッケージは、例えば、次のようにして製造することができる。まず、半導体装置1210をはんだ等のダイアタッチ剤1234を用いてリードフレームのランド1233に固定する。次いで、ワイヤ1235g、1235d及び1235sを用いたボンディングにより、ゲートパッド1226gをリードフレームのゲートリード1232gに接続し、ドレインパッド1226dをリードフレームのドレインリード1232dに接続し、ソースパッド1226sをリードフレームのソースリード1232sに接続する。その後、トランスファーモールド法にてモールド樹脂1231を用いた封止を行う。続いて、リードフレームを切り離す。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、HEMTを備えたPFC(Power Factor Correction)回路に関する。図20は、第4実施形態に係るPFC回路を示す結線図である。
PFC回路1250には、スイッチ素子(トランジスタ)1251、ダイオード1252、チョークコイル1253、コンデンサ1254及び1255、ダイオードブリッジ1256、並びに交流電源(AC)1257が設けられている。そして、スイッチ素子1251のドレイン電極と、ダイオード1252のアノード端子及びチョークコイル1253の一端子とが接続されている。スイッチ素子1251のソース電極と、コンデンサ1254の一端子及びコンデンサ1255の一端子とが接続されている。コンデンサ1254の他端子とチョークコイル1253の他端子とが接続されている。コンデンサ1255の他端子とダイオード1252のカソード端子とが接続されている。また、スイッチ素子1251のゲート電極にはゲートドライバが接続されている。コンデンサ1254の両端子間には、ダイオードブリッジ1256を介してAC1257が接続される。コンデンサ1255の両端子間には、直流電源(DC)が接続される。そして、本実施形態では、スイッチ素子1251に、第1〜第2実施形態、これらの変形例のいずれかと同様の構造を備えた半導体装置が用いられている。
PFC回路1250の製造に際しては、例えば、はんだ等を用いて、スイッチ素子1251をダイオード1252及びチョークコイル1253等に接続する。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、サーバ電源に好適な、HEMTを備えた電源装置に関する。図21は、第5実施形態に係る電源装置を示す結線図である。
電源装置には、高圧の一次側回路1261及び低圧の二次側回路1262、並びに一次側回路1261と二次側回路1262との間に配設されるトランス1263が設けられている。
一次側回路1261には、第4実施形態に係るPFC回路1250、及びPFC回路1250のコンデンサ1255の両端子間に接続されたインバータ回路、例えばフルブリッジインバータ回路1260が設けられている。フルブリッジインバータ回路1260には、複数(ここでは4つ)のスイッチ素子1264a、1264b、1264c及び1264dが設けられている。
二次側回路1262には、複数(ここでは3つ)のスイッチ素子1265a、1265b及び1265cが設けられている。
本実施形態では、一次側回路1261を構成するPFC回路1250のスイッチ素子1251、並びにフルブリッジインバータ回路1260のスイッチ素子1264a、1264b、1264c及び1264dに、第1〜第2実施形態、これらの変形例のいずれかと同様の構造を備えた半導体装置が用いられている。一方、二次側回路1262のスイッチ素子1265a、1265b及び1265cには、シリコンを用いた通常のMIS型FET(電界効果トランジスタ)が用いられている。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について説明する。第6実施形態は、HEMTを備えた増幅器に関する。図22は、第6実施形態に係る増幅器を示す結線図である。
増幅器には、ディジタル・プレディストーション回路1271、ミキサー1272a及び1272b、並びにパワーアンプ1273が設けられている。
ディジタル・プレディストーション回路1271は、入力信号の非線形歪みを補償する。ミキサー1272aは、非線形歪みが補償された入力信号と交流信号とをミキシングする。パワーアンプ1273は、第1〜第2実施形態、これらの変形例のいずれかと同様の構造を備えた半導体装置を備えており、交流信号とミキシングされた入力信号を増幅する。なお、本実施形態では、例えば、スイッチの切り替えにより、出力側の信号をミキサー1272bで交流信号とミキシングしてディジタル・プレディストーション回路1271に送出できる。この増幅器は、高周波増幅器、高出力増幅器として使用することができる。高周波増幅器は、例えば、携帯電話基地局用送受信装置、レーダー装置及びマイクロ波発生装置に用いることができる。
基板として、炭化シリコン(SiC)基板、サファイヤ基板、シリコン基板、AlN基板、GaN基板又はダイヤモンド基板を用いてもよい。基板が、導電性、半絶縁性又は絶縁性のいずれであってもよい。
ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極の構造は上述の実施形態のものに限定されない。例えば、これらが単層から構成されていてもよい。また、これらの形成方法はリフトオフ法に限定されない。更に、オーミック特性が得られるのであれば、ソース電極及びドレイン電極の形成後の熱処理を省略してもよい。ゲート電極の形成後に熱処理を行ってもよい。
本開示において、半導体層の組成は、上記の実施形態に記載されたものに限定されない。例えば、InAlN、InGaAlN等の他の窒化物半導体が用いられてもよい。Inを含む半導体層の成長の際には、トリメチルインジウム(TMIn)ガス及びNHガスを含む混合ガスを原料ガスとして用いる。この原料ガスが、TMAlガスを更に含んでいてもよく、TMGaガスを更に含んでいてもよく、TMAlガス及びTMGaガスを更に含んでいてもよい。
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
半導体積層構造と、
前記半導体積層構造上に形成されたソース電極、ゲート電極及びドレイン電極と、
前記ソース電極と前記ゲート電極との間で前記半導体積層構造上に形成された第1絶縁膜と、
前記ドレイン電極と前記ゲート電極との間で前記半導体積層構造上に形成された第2絶縁膜と、
前記ドレイン電極と前記第2絶縁膜との間で前記半導体積層構造上に形成された第3絶縁膜と、
を有し、
前記第1絶縁膜は、
前記半導体積層構造に接触する第1酸窒化アルミニウム膜と、
前記第1酸窒化アルミニウム膜上の第1窒化シリコン膜と、
を有し、
前記第2絶縁膜は、
前記半導体積層構造に接触する第2酸窒化アルミニウム膜と、
前記第2酸窒化アルミニウム膜上の第2窒化シリコン膜と、
を有し、
前記第3絶縁膜は、前記半導体積層構造に接触する第3窒化シリコン膜を有することを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記第3窒化シリコン膜の屈折率は、前記第2窒化シリコン膜の屈折率より高いことを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記第1窒化シリコン膜上に形成された第4窒化シリコン膜と、
前記第2窒化シリコン膜上に形成された第5窒化シリコン膜と、
を有し、
前記第4窒化シリコン膜の屈折率は、前記第1窒化シリコン膜の屈折率より高く、
前記第5窒化シリコン膜の屈折率は、前記第2窒化シリコン膜の屈折率より高いことを特徴とする付記1又は2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記第3窒化シリコン膜、前記第4窒化シリコン膜及び前記第5窒化シリコン膜は、一体的に形成されていることを特徴とする付記3に記載の半導体装置。
(付記5)
前記第1酸窒化アルミニウム膜及び前記第2酸窒化アルミニウム膜の厚さは、2nm以上4nm以下であることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記6)
前記ゲート電極は、
基部と、
前記基部上に設けられ、前記基部より前記ドレイン電極側に広がる部分を備えた傘部と、
を有し、
前記第2絶縁膜は、前記傘部の前記ドレイン電極側の端部と前記半導体積層構造との間に設けられていることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記7)
前記ドレイン電極と前記第3絶縁膜との間で前記半導体積層構造に接触する第6窒化シリコン膜を有し、
前記第3窒化シリコン膜の屈折率は、前記第6窒化シリコン膜の屈折率より高いことを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記8)
前記第3窒化シリコン膜は、前記第2絶縁膜と前記ドレイン電極との間の全体にわたって前記半導体積層構造に接触することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記9)
前記ゲート電極と前記半導体積層構造との間に設けられ、前記ゲート電極と前記半導体積層構造とに接触する第3酸窒化アルミニウム膜を有することを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記10)
付記1乃至9のいずれか1項に記載の半導体装置を有することを特徴とする増幅器。
(付記11)
付記1乃至9のいずれか1項に記載の半導体装置を有することを特徴とする電源装置。
100、100A、200、200A:半導体装置
103:チャネル層
104:バリア層
105:キャップ層
106:ソース電極
107:ドレイン電極
109:ゲート電極
109A:基部
109B:傘部
120、121、122、123:AlON膜
130、131、132、133:SiN膜
141:第1絶縁膜
142:第2絶縁膜
150:SiN膜
151:第1部分
152:第2部分
153:第3部分
190:窒化物半導体積層構造

Claims (7)

  1. 半導体積層構造と、
    前記半導体積層構造上に形成されたソース電極、ゲート電極及びドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記ゲート電極との間で前記半導体積層構造上に形成された第1絶縁膜と、
    前記ドレイン電極と前記ゲート電極との間で前記半導体積層構造上に形成された第2絶縁膜と、
    前記ドレイン電極と前記第2絶縁膜との間で前記半導体積層構造上に形成された第3絶縁膜と、
    を有し、
    前記第1絶縁膜は、
    前記半導体積層構造に接触する第1酸窒化アルミニウム膜と、
    前記第1酸窒化アルミニウム膜上の第1窒化シリコン膜と、
    を有し、
    前記第2絶縁膜は、
    前記半導体積層構造に接触する第2酸窒化アルミニウム膜と、
    前記第2酸窒化アルミニウム膜上の第2窒化シリコン膜と、
    を有し、
    前記第3絶縁膜は、前記半導体積層構造に接触する第3窒化シリコン膜を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第3窒化シリコン膜の屈折率は、前記第2窒化シリコン膜の屈折率より高いことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1窒化シリコン膜上に形成された第4窒化シリコン膜と、
    前記第2窒化シリコン膜上に形成された第5窒化シリコン膜と、
    を有し、
    前記第4窒化シリコン膜の屈折率は、前記第1窒化シリコン膜の屈折率より高く、
    前記第5窒化シリコン膜の屈折率は、前記第2窒化シリコン膜の屈折率より高いことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1酸窒化アルミニウム膜及び前記第2酸窒化アルミニウム膜の厚さは、2nm以上4nm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記ゲート電極は、
    基部と、
    前記基部上に設けられ、前記基部より前記ドレイン電極側に広がる部分を備えた傘部と、
    を有し、
    前記第2絶縁膜は、前記傘部の前記ドレイン電極側の端部と前記半導体積層構造との間に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記ドレイン電極と前記第3絶縁膜との間で前記半導体積層構造に接触する第6窒化シリコン膜を有し、
    前記第3窒化シリコン膜の屈折率は、前記第6窒化シリコン膜の屈折率より高いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記第3窒化シリコン膜は、前記第2絶縁膜と前記ドレイン電極との間の全体にわたって前記半導体積層構造に接触することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
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