JP2021144900A - スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】着火性を向上させやすいスパークプラグを提供する。【解決手段】スパークプラグ1は、絶縁碍子2と中心電極3と接地電極4とハウジング5とプラグカバー6とを備える。プラグカバー6の噴孔60は、副燃焼室11内に流入する気流が副燃焼室11内においてスワール流となるよう構成されている。放電ギャップGのギャップ中心GCは、プラグ中心軸PCに対してプラグ径方向にオフセットした位置に配されている。ハウジング5及びプラグカバー6における副燃焼室11に露出する面を副室形成面110とする。プラグ中心軸PCから外周側を見たときに放電ギャップGのプラグ基端側に隣接する副室形成面110の部位を基準面部111とする。基準面部111とギャップ中心GCとの間のプラグ径方向の長さをxとする。基準面部111とプラグ中心軸PCとの間のプラグ径方向の長さをrとする。長さxと長さrとは、x≧(1/3)×r、の関係を満たす。【選択図】図2

Description

本発明は、スパークプラグに関する。
スパークプラグは、車両用エンジン、コージェネレーション等の内燃機関における着火手段として用いられる。特許文献1には、放電ギャップをプラグカバーで覆い、プラグカバーの内側に副燃焼室を形成したスパークプラグが開示されている。
副燃焼室を備えるスパークプラグにおいては、プラグカバーに形成した噴孔を介して内燃機関の燃焼室内の混合気を副燃焼室に導入すると共に、放電ギャップにおいて火花放電を行うことにより混合気に着火し、副燃焼室において火炎を発生させる。そして、噴孔から副燃焼室外の燃焼室に火炎ジェットを噴出させ、燃焼室全体に火炎を広げる。これにより、燃焼速度の大きい内燃機関を得ることができる。
ここで、特許文献1に記載されたスパークプラグにおいては、噴孔を介して副燃焼室の外側から副燃焼室内に流入する気流が、プラグ基端側に向かって巻き上がってくるスワール流となるよう、噴孔がプラグ径方向に対して傾斜して構成されている。また、特許文献1に記載されたスパークプラグにおいては、放電ギャップが、中心電極と副燃焼室を構成する副室形成面との間に形成されている。
米国特許第10174667号明細書
特許文献1に記載のスパークプラグにおいて、放電ギャップに生じる放電火花は、前記スワール流にのって、プラグ基端側に向かって渦状に引き伸ばされる。しかしながら、放電火花は、副室形成面近傍において引き伸ばされることとなる。そのため、前記放電火花によって着火されて生じた初期火炎の熱が副室形成面から奪われやすく、燃焼性が悪化するおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、着火性を向上させやすいスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状の絶縁碍子(2)と、
前記絶縁碍子の内周側に保持されるとともに、前記絶縁碍子からプラグ先端側に突出する電極突出部(31)を有する中心電極(3)と、
前記電極突出部との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(4)と、
前記絶縁碍子の外周側に配されたハウジング(5)と、
前記電極突出部が配される副燃焼室(11)を覆うよう前記ハウジングにおけるプラグ先端側の部位に設けられたプラグカバー(6)と、を備え、
前記プラグカバーは、前記副燃焼室と前記プラグカバーの外部とを連通する噴孔(60)を有し、
前記噴孔は、前記噴孔を介して前記副燃焼室の外側から前記副燃焼室内に流入する気流が、前記副燃焼室内においてスワール流となるよう構成されており、
前記放電ギャップの中心であるギャップ中心(GC)は、プラグ中心軸(PC)に対してプラグ径方向にオフセットした位置に配されており、
前記ハウジング及び前記プラグカバーにおける、前記副燃焼室に露出する面を副室形成面(110)とし、プラグ中心軸から外周側を見たときに前記放電ギャップのプラグ基端側に隣接する前記副室形成面の部位を基準面部(111)とし、前記基準面部と前記ギャップ中心との間のプラグ径方向の長さをxとし、前記基準面部とプラグ中心軸との間のプラグ径方向の長さをr、としたとき、長さxと長さrとは、x≧(1/3)×r、の関係を満たす、スパークプラグ(1)にある。
前記態様のスパークプラグにおいて、噴孔は、噴孔を介して副燃焼室の外側から副燃焼室内に流入する気流が、副燃焼室内においてスワール流となるよう構成されている。そして、前記基準面部と前記ギャップ中心との間のプラグ径方向の長さxと基準面部とプラグ中心軸との間のプラグ径方向の長さrとは、x≧(1/3)×r、の関係を満たす。それゆえ、スパークプラグの着火性を向上させることができる。
以上のごとく、前記態様によれば、着火性を向上させやすいスパークプラグを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、スパークプラグの半断面図。 実施形態1における、スパークプラグのプラグ先端側の部位の一部断面正面図。 実施形態1における、スパークプラグのプラグ先端側の部位の一部断面側面図。 図2の、IV−IV線矢視断面図。 図4の、V−V線矢視断面図。 実施形態1における、プラグカバーを外したスパークプラグのプラグ先端側の部位の、一部断面正面図。 実施形態1における、上昇螺旋流を説明するための、内燃機関及びスパークプラグの一部断面正面図。 実施形態1における、下降螺旋流を説明するための、内燃機関及びスパークプラグの一部断面正面図。 実施形態1における、放電火花が引き伸ばされる様子を説明するための、内燃機関及びスパークプラグの一部断面正面図。 図9の、A−A線矢視断面図。 実験例1における、長さxと放電伸び量との関係を示すグラフ。 実験例1における、長さxと火炎面積との関係を示すグラフ。 実験例1における、長さxとリーン限界A/Fとの関係を示すグラフ。 実験例2における、比率S/Vと、燃焼重心位置との関係を示すグラフ。 実施形態1における、スパークプラグのプラグ先端側の部位の一部断面正面図。
(実施形態1)
スパークプラグの実施形態につき、図1〜図10を用いて説明する。
図1〜図3に示すごとく、本形態のスパークプラグ1は、絶縁碍子2と中心電極3と接地電極4とハウジング5とプラグカバー6とを備える。
絶縁碍子2は、筒状に形成されている。中心電極3は、絶縁碍子2の内周側に保持されている。中心電極3は、絶縁碍子2からプラグ先端側に突出する電極突出部31を有する。図1、図2に示すごとく、接地電極4は、電極突出部31との間に、放電を生じさせる放電ギャップGを形成している。ハウジング5は、絶縁碍子2の外周側に配されている。プラグカバー6は、電極突出部31が配される副燃焼室11を覆うようハウジング5におけるプラグ先端側の部位に設けられている。
プラグカバー6は、副燃焼室11とプラグカバー6の外部とを連通する噴孔60を有する。図7、図8に示すごとく、噴孔60は、噴孔60を介して副燃焼室11の外側から副燃焼室11内に流入する気流が、副燃焼室11内においてスワール流となるよう構成されている。図2に示すごとく、放電ギャップGの中心であるギャップ中心GCは、プラグ中心軸PCに対してプラグ径方向にオフセットした位置に配されている。
ハウジング5及びプラグカバー6における、副燃焼室11に露出する面を副室形成面110とする。図3に示すごとく、プラグ中心軸PCから外周側を見たときに放電ギャップGのプラグ基端側に隣接する副室形成面110の部位を基準面部111とする。図2に示すごとく、基準面部111とギャップ中心GCとの間のプラグ径方向の長さをxとする。基準面部111とプラグ中心軸PCとの間のプラグ径方向の長さをrとする。このとき、長さxと長さrとは、x≧(1/3)×r、の関係を満たす。
以後、本形態のスパークプラグ1につき詳説する。
本形態において、スパークプラグ1の中心軸をプラグ中心軸PCという。プラグ中心軸PCは、ハウジング5の中心軸、絶縁碍子2の中心軸と略一致している。プラグ中心軸PCが延在する方向をプラグ軸方向Xという。プラグ軸方向Xの一方側であって、スパークプラグ1における副燃焼室11が形成された側をプラグ先端側といい、その反対側をプラグ基端側という。スパークプラグ1の径方向を、プラグ径方向という。スパークプラグ1の周方向を、プラグ周方向という。
スパークプラグ1は、例えば、自動車、コージェネレーション等の内燃機関における着火手段として用いることができる。スパークプラグ1のプラグ基端側の端部は、図示しない点火コイルと接続され、プラグ先端側の端部は、内燃機関の燃焼室内に配される。燃焼室は、内燃機関のシリンダブロック、ピストン、シリンダヘッド7に囲まれた領域であり、燃焼室のうち、プラグカバー6の外部側を主燃焼室12、プラグカバー6の内側を副燃焼室11という。スパークプラグ1は、ハウジング5において内燃機関のシリンダヘッド7に取り付けられる。
ハウジング5は、導電性、熱伝導性、及び耐熱性を有する材料を筒状に形成してなる。図1〜図3に示すごとく、ハウジング5の外周部には、取付ネジ部51が形成されている。図7、図8に示すごとく、取付ネジ部51は、シリンダヘッド7に設けられた雌ネジ穴71に螺合される部位である。スパークプラグ1がシリンダヘッド7に取り付けられた状態においては、スパークプラグ1における取付ネジ部51のプラグ先端側の部位が主燃焼室12内に曝される。
図2、図3に示すごとく、ハウジング5の内周面は、プラグ先端側の部位に先端筒面52を有する。先端筒面52は、プラグ軸方向Xに沿って円筒状に形成されており、ハウジング5の先端面まで形成されている。先端筒面52は、プラグ軸方向Xの各位置における内径が同等である。
ハウジング5の内周面における先端筒面52のプラグ基端側に隣接する部位は、内周側に突出したハウジング突出部53となっている。ハウジング突出部53は、全周に形成されている。ハウジング突出部53のプラグ基端側の面は、後述のパッキン8を介して絶縁碍子2を支承している。
絶縁碍子2は、アルミナ等の絶縁材を筒状に形成してなる。図1に示すごとく、絶縁碍子2は、プラグ基端側の部位をハウジング5から突出させつつ、ハウジング5の内側に保持されている。図2、図3に示すごとく、絶縁碍子2は、プラグ先端側の径が小さくなる段状に形成された碍子段部21を有し、当該碍子段部21においてパッキン8を介してハウジング5に保持されている。パッキン8は、円環状を呈しており、全周にわたって碍子段部21とハウジング突出部53との双方に密着している。つまり、ハウジング突出部53と碍子段部21との間は、パッキン8により全周にわたってシールされている。スパークプラグ1内の空間のうち、パッキン8からプラグ先端側の空間に副燃焼室11が形成されている。
絶縁碍子2は、碍子段部21からプラグ先端側に形成された碍子脚部22を有する。碍子脚部22は、プラグ先端側へ向かうほど外径が小さくなるようテーパ状に形成されている。絶縁碍子2の内側に、中心電極3が保持されている。
中心電極3は、略円柱状に形成されており、電極突出部31を絶縁碍子2から突出させている。図2に示すごとく、電極突出部31は、プラグ軸方向Xに延びる第一部位311と、第一部位311のプラグ先端側からプラグ径方向の一方側に突出した第二部位312とを備える。
第一部位311は、絶縁碍子2の内側に挿入された部位と同材料からなる。第一部位311は、プラグ基端側から順に電極大径部311aと電極テーパ部311bと電極小径部311cとを備える。電極大径部311aは、プラグ軸方向Xに沿って形成された円柱状を呈している。電極テーパ部311bは、プラグ先端側に向かうほど外径が縮径するテーパ状に形成されている。電極テーパ部311bは、プラグ軸方向Xにおける第一部位311の略中央の位置に形成されている。電極小径部311cは、電極テーパ部311bからプラグ先端側に形成されており、プラグ軸方向Xに沿って形成された円柱状を呈している。
第二部位312は、第一部位311よりも電極消耗しにくい材料(例えば貴金属等)からなるチップによって構成されている。第二部位312は、第一部位311の電極小径部311cのプラグ先端側の部位にプラグ径方向に接合されている。本形態において、中心電極3は、絶縁碍子2内に配された部位及び第一部位311を含む母材と、当該母材に接合された第二部位312とを備える。第二部位312における電極小径部311cと反対側を向く面に対向するよう接地電極4が設けられている。
接地電極4は、ハウジング5の先端面に接合されている。接地電極4は、接地母材41と接地チップ42とを備える。接地母材41は、プラグ径方向に長尺に形成されており、プラグ径方向の外周側端部がハウジング5の先端面に接合されている。接地チップ42は、接地母材41よりも電極消耗し難い材料(貴金属等)からなるチップによって構成されている。接地チップ42は、接地母材41の内周側の端面に接合されている。接地チップ42の内周側の面は、第二部位312の外周側の面とプラグ径方向に対向している。互いに対向する接地チップ42の面と第二部位312との面との間の空間が、火花放電を生じさせる放電ギャップGである。
前述のごとく、放電ギャップGの中心であるギャップ中心GCは、プラグ中心軸PCに対してプラグ径方向にオフセットした位置に配されている。ギャップ中心GCは、放電ギャップGの形成方向の中心位置を意味する。すなわち、本形態においては中心電極3の第二部位312と接地電極4の接地チップ42とが対向するプラグ径方向における、放電ギャップGの中心位置が、ギャップ中心GCである。
前述のごとく、ハウジング5及びプラグカバー6における、副燃焼室11に露出する面を副室形成面110とし、プラグ中心軸PCから外周側を見たときに放電ギャップGのプラグ基端側に隣接する副室形成面110の部位を基準面部111とする。本形態において、基準面部111は、副室形成面110を構成している先端筒面52の一部であって、接地電極4のプラグ基端側に隣接する部位である。
そして、基準面部111とギャップ中心GCとの間のプラグ径方向の長さをxとし、基準面部111とプラグ中心軸PCとの間のプラグ径方向の長さをrとする。このとき、長さxと長さrとは、x≧(1/3)×r、の関係を満たす。つまり、ギャップ中心GCは、副室形成面110からある程度内周側に離れた位置に配されている。また、前述のごとく、本形態においてギャップ中心GCはプラグ中心軸PCに対して偏心しているため、長さxと長さrとは、x>r、を満たす。特に、本形態においては、(1/3)×r≦x≦(2/3)×rを満たす。すなわち、ギャップ中心GCは、プラグ径方向における図2の両向き矢印10の領域に形成されている。
また、中心電極3の第一部位311の最大半径(すなわち、電極大径部311aの半径)をr1としたとき、長さx、長さr、最大半径r1は、x<r−r1の関係を満たす。つまり、放電ギャップGのギャップ中心GCは、電極突出部31とプラグ軸方向Xに重ならない位置に形成されている。本形態においては、放電ギャップG全体は、電極突出部31とプラグ軸方向Xに重ならない位置に形成されている。ハウジング5の先端部に、副燃焼室11を区画するプラグカバー6が配されている。
プラグカバー6は、導電性、熱伝導性、及び耐熱性を有する材料からなる。図2、図3、図6に示すごとく、プラグカバー6は、プラグ基端側に開口するカップ状に形成されている。すなわち、プラグカバー6は、副燃焼室11をプラグ周方向に覆うカバー側壁61と、副燃焼室11をプラグ先端側から覆う円板状のカバー底壁62とを備える。ここで、ハウジング5の先端部の外周面は、プラグ基端側に隣接する部位よりも内周側に凹んでなるハウジング後退面54を有する。そして、プラグカバー6は、ハウジング後退面54を外周側から覆うように、ハウジング5に組み付けられている。プラグカバー6は、ハウジング5に全周において接合されており、ハウジング5に対して電気的、熱的に接続されている。なお、本形態において、ハウジング5とプラグカバー6とは別体で構成したが、これらを一つの部材によって構成してもよい。
カバー底壁62と放電ギャップGとの間のプラグ軸方向Xの長さは、中心電極3の第一部位311の最大半径r1以上である。
図2〜図4に示すごとく、プラグカバー6には、プラグカバー6を貫通する噴孔60が複数形成されている。図4に示すごとく、本形態において、噴孔60は、6個形成されているが、噴孔60の個数はこれに限定されない。各噴孔60は、プラグ中心軸PCよりも外周側に形成されている。図2〜図4に示すごとく、本形態において、噴孔60は、カバー側壁61とカバー底壁62との間の角部周辺に形成されている。図4に示すごとく、6つの噴孔60は、プラグ周方向に等間隔に形成されている。すなわち、6つの噴孔60は、プラグカバー6においてプラグ周方向の60°置きの位置に形成されている。
図5に示すごとく、各噴孔60は、直線状に形成されており、噴孔中心軸HCに直交する断面積が一定である。噴孔中心軸HCとは、噴孔60の中心軸を意味する。図7、図8に示すごとく、噴孔60は、副燃焼室11の外側から副燃焼室11内に当該噴孔60を介して流入する気流が、副燃焼室11内においてスワール流(すなわち螺旋状に流れる気流)となるよう傾斜して構成されている。
図4に示すごとく、噴孔中心軸HCは、内周側の部位ほどプラグ周方向の一方側C1に向かうよう傾斜している。噴孔60の内側開口601におけるプラグ周方向の他方側C2の端部とプラグ中心軸PCとを通過するプラグ径方向に延びる仮想直線Lと、噴孔中心軸HCとの間の角度αは、10°以上60°以下である。本形態において、各噴孔60に関する前記角度αは、互いに同等である。
また、図5に示すごとく、各噴孔中心軸HCは、内周側の部位ほどプラグ基端側に向かうよう傾斜している。本形態において、各噴孔中心軸HCと、プラグ軸方向Xに延びる直線との間になす角度βは、10°以上80°以下である。本形態において、各噴孔60に関する角度βは、互いに同等である。
図2、図3に示すごとく、カバー側壁61の内周面は、カバー大径面611を有する。カバー大径面611は、カバー側壁61におけるプラグ軸方向Xの略中央位置からプラグ基端側の端面まで形成されており、プラグ先端側に隣接する部位よりも内径が大きくなっている面である。そして、カバー大径面611の内周側に接地電極4が配されている。すなわち、カバー大径面611は、接地電極4の配置スペースを確保すべく、大径に形成されている。
ここで、各噴孔60の断面積の合計を合計面積S[m2]とし、副燃焼室11の容積を副室容積V[m3]としたとき、副室容積Vに対する合計面積Sの比率S/V[10/m]は、0.3≦(S/V)≦1.0を満たす。
ここで、噴孔60の面積とは、噴孔中心軸HCに直交する噴孔60の断面において、当該噴孔60の内壁に囲まれた仮想領域の面積をいう。本形態において、噴孔60は直線状に形成されており、噴孔60の面積とは、噴孔中心軸HCに沿った方向のいずれかの位置の噴孔60の面積である。なお、噴孔60は、両開口端部の付近以外の主要部においては噴孔中心軸HCに直交する断面が閉曲線状となり、噴孔60の面積を定義できる一方で、両開口端部の付近においては噴孔中心軸HCに直交する断面が閉曲線とはならず、噴孔60の面積を定義できない。このような場合は、噴孔60の面積といったときは、噴孔60の主要部(すなわち、噴孔中心軸HCに直交する断面が閉曲線となる部位)の面積を意味することとする。また、本形態において、噴孔60の主要部は、噴孔中心軸HCに直交する噴孔60の断面積が一定である。この場合、噴孔60の面積とは、噴孔60の主要部における噴孔軸方向いずれかの位置における面積をいう。噴孔軸方向とは、噴孔中心軸HCが延在する方向である。また、噴孔60の主要部の面積が噴孔軸方向の位置によって変動する場合は、噴孔60の面積とは、主要部の最小の面積とすることができる。
また、副室容積V[m3]は、各噴孔60の体積を含む、副燃焼室11の体積である。
図1に示すごとく、絶縁碍子2の内側における中心電極3のプラグ基端側には、中心電極3側から順に、ガラスシール13、抵抗体14、ガラスシール13、及び端子金具15が配されている。ガラスシール13は、ガラスに銅粉を混入させてなる銅ガラスからなる。抵抗体14は、カーボン又はセラミック粉末等の抵抗材及びガラス粉末を含むレジスタ組成物を加熱封着することにより形成する、或いはカートリッジ型抵抗体を挿入することによって構成することができる。端子金具15は、例えば鉄合金からなり、そのプラグ基端側の端部が絶縁碍子2から露出している。スパークプラグ1は、端子金具15において点火コイルに電気的に接続される。
次に、図7、図8に示すごとく、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられて使用されている状態における、スパークプラグ1周辺の混合気の気流につき説明する。
内燃機関の燃焼サイクルにおける吸気工程時に、噴孔60から副燃焼室11内に混合気が流入する。前述のごとく、各噴孔60の噴孔中心軸HCは、内周側の部位ほどプラグ周方向の一方側C1に向かうよう傾斜しているとともに、内周側の部位ほどプラグ基端側に向かうよう傾斜している。そのため、図7に示すごとく、副燃焼室11内に流入された混合気は、プラグ基端側に向かうほどプラグ周方向の一方側C1に変位するような上昇螺旋流F1となる。上昇螺旋流F1は、副室形成面110に沿って螺旋状に形成される。上昇螺旋流F1は、放電ギャップGよりも外周側に形成される。そして、上昇螺旋流F1は、絶縁碍子2とハウジング5とをシールするパッキン8付近まで流れる。
そして、パッキン8付近まで流れた上昇螺旋流F1は、パッキン8周辺の壁部にぶつかり、上昇螺旋流F1をかわすように上昇螺旋流F1の内周側を螺旋状に下降する、図8に示すような下降螺旋流F2となる。すなわち、下降螺旋流F2は、絶縁碍子2の表面、電極突出部31の表面に沿って形成され、プラグ先端側に向かうほどプラグ周方向の一方側C1に向かう螺旋状に形成される。そして、下降螺旋流F2は、前述のごとくある程度内周側に形成された放電ギャップGを通過する。つまり、放電ギャップGにおいては、下降螺旋流F2が流れる。
次に、図9、図10を用いて、本形態のスパークプラグ1に生じた放電火花100が、下降螺旋流F2によって引き伸ばされる様子、及び当該放電火花100によって生じる火炎につき説明する。
スパークプラグ1は、互いに対向する第二部位312と接地チップ42との間の放電ギャップGに火花放電を生じさせる。当該放電火花100は、下降螺旋流F2に押されて、放電火花100の両起点間の部位が螺旋状に大きく引き伸ばされる。このとき、放電火花100は、副室形成面110から内周側に離れた位置において、螺旋状に大きく引き伸ばされる。そして、引き伸ばされた放電火花100において副燃焼室11内の混合気に着火し、火炎を発生させる。発生した火炎は、副燃焼室11内において成長し、火炎ジェットとして各噴孔60から主燃焼室12側に向かって噴出される。各噴孔60から主燃焼室12側に噴出される火炎ジェットは、外周側に向かうほど、プラグ周方向の他方側C2に向かうとともに、プラグ先端側に向かうよう形成される。そして、主燃焼室12内の混合気は、火炎ジェットによって着火される。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
本形態のスパークプラグ1において、噴孔60は、噴孔60を介して副燃焼室11の外側から副燃焼室11内に流入する気流が、副燃焼室11内においてスワール流となるよう構成されている。そして、基準面部111とギャップ中心GCとの間のプラグ径方向の長さxと基準面部111とプラグ中心軸PCとの間のプラグ径方向の長さrとは、x≧(1/3)×r、の関係を満たす。このように、ギャップ中心GC位置を副燃焼室11の内周側の領域に形成することにより、放電ギャップGに生じた放電火花100が、下降螺旋流F2によって、副室形成面110から内周側に離れた領域において螺旋状に引き伸ばされる。それゆえ、放電火花100によって着火されてできた火炎の熱が、副室形成面110から奪われることを抑制することができる。さらに、放電火花100を螺旋状に大きく引き伸ばすことができるため、スパークプラグ1の着火性を向上させることができる。なお、x≧(1/3)×rのより具体的な根拠については後述の実験例1において説明する。
また、長さxと長さrとは、(1/3)×r≦x≦(2/3)×r、の関係を更に満たす。それゆえ、スパークプラグ1の着火性を一層向上させやすい。(1/3)×r≦x≦(2/3)×rの根拠については、後述の実験例1において説明する。
また、副室容積V[m3]に対する、各噴孔60の面積の合計である合計面積S[m2]の比率S/V[10/m]は、0.3≦(S/V)≦1.0を満たす。(S/V)≦1.0を満たすことにより、内燃機関においてノッキングが発生することを抑制しやすい。また、(S/V)≧0.3を満たすことにより、過度に噴孔60が小さくなることに起因して、火炎の熱が噴孔60を構成する壁部から奪われて失火が生じることを抑制することができる。0.3≦(S/V)≦1.0のより具体的な根拠については、後述の実験例2において説明する。
以上のごとく、前記形態によれば、着火性を向上させやすいスパークプラグを提供することができる。
なお、以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表すものとする。
(実験例1)
本例は、実施形態1と基本構造を同様とするスパークプラグ1において、長さx(すなわち基準面部111とギャップ中心GCとの間のプラグ径方向の長さ)を種々変更したときの着火性への影響を、実験によって評価した例である。
本例においては、長さxが互いに異なる5つのスパークプラグ1(試料1〜5)を用意した。試料1のスパークプラグ1は、長さxが(1/3)×rよりも小さい。試料2のスパークプラグ1は、長さxが(1/3)×rである。試料3のスパークプラグ1は、長さxが(2/3)×rである。試料4のスパークプラグ1は、長さxが(2/3)×rを超え、かつ、r−r1未満である。試料5のスパークプラグ1は、長さxがr−r1を超え、r未満である。なお、長さxがr−r1を超え、r未満である場合とは、ギャップ中心GCがギャップ中心GCから偏心しているが、ギャップ中心GCと中心電極3とがプラグ軸方向Xに重なる位置にある場合である。
各試料において、長さrは3.65mmであり、中心電極3の第一部位311の最大半径r1は0.95mmであり、プラグ軸方向Xの放電ギャップGとカバー底壁62との間の長さは2.2mmである。
本例においては、各試料を、2.5Lの過給エンジンに取り付けた。そして、圧縮比が10、エンジン回転数が2000rpm、図示平均有効圧力(すなわちIMEP:Indicated Mean Effective Pressure)が0.65MPaの条件で、各試料の放電伸び量[mm]、火炎面積[mm2]、リーン限界A/Fを測定した。放電伸び量は、点火から0.9ms後における、ギャップ中心GCから、放電火花100の各部との間の直線長さのうち、最長のものである。火炎面積は、点火0.9ms後における火炎の表面積である。リーン限界A/Fは、各試料を取り付けた内燃機関において、混合気の空燃比(すなわちA/F)を徐々に変化させた場合の、着火できる限界の空燃比であり、リーン限界A/Fが高い程、着火性が良いといえる。
結果を図11〜図13に示す。
図11から、長さxが、x≦(2/3)×rを満たせば、放電伸び量が大きくなることが分かる。すなわち、長さxが(2/3)×r以下である場合は、ギャップ中心GCが副室形成面110に近付くが、副室形成面110近傍は流速が早く、放電火花100が引き伸ばされやすい。一方、長さxが(2/3)×rを超える場合は、放電火花100の放電伸び量が確保され難いことが分かる。また、特に、長さxがr−r1を超える試料については、放電ギャップGが、中心電極3の部位とプラグ軸方向Xに重なる位置に形成されることにより、放電ギャップG近傍の気流の流れが悪くなるものと考えられる。それゆえ、放電ギャップG近傍の気流を確保する観点から、x>r−r1、を満たすことが好ましい。
また、図12から、(1/3)×r≦x≦(2/3)×rを満たす場合、火炎面積を確保しやすいことが分かる。x≦(2/3)×rの場合、前述のごとく、放電伸び量を確保できる結果、放電火花100と副燃焼室11内との接触面積を確保でき、火炎面積が大きくなるものと考えられる。一方、xが(1/3)×r未満となった場合、放電ギャップGが副室形成面110に近付きすぎるため、生じた火炎が副室形成面110から奪われやすく、火炎の成長が妨げられるものと考えられる。
さらに、図13から、(1/3)×r≦x≦(2/3)×rを満たす場合、リーン限界A/Fを確保しやすいことが分かる。x≦(2/3)×rの場合、前述のごとく、放電伸び量を確保できる結果、放電火花100と副燃焼室11内との接触面積を確保でき、火炎面積が大きくなるものと考えられる。一方、xが(1/3)×r未満となった場合、放電ギャップGが副室形成面110に近付きすぎるため、生じた火炎が副室形成面110から奪われやすく、火炎の成長が妨げられるものと考えられる。
(実験例2)
本形態は、実施形態1と基本構造を同様とするスパークプラグ1において、副室容積V[m3]に対する各噴孔60の面積の合計である合計面積S[m2]の比率S/V[10/m]を種々変更したときの、燃焼重心位置への影響を調査した例である。燃焼重心位置とは、燃焼室量割合(すなわちMFB:Mass Fraction Burnt)が50%となるときのクランク角である。燃焼重心位置が進角側にあるほど、火炎伝播が早くなりノッキング発生前に燃焼を終了させやすい。本例においては、実機による評価と、シミュレーションによる評価との双方を行った。
まず、実機による評価につき説明する。本例においては、比率S/Lを種々変更させたスパークプラグ1を2.5Lの過給エンジンに取り付けた。各スパークプラグ1は、長さxを1.645mm、長さrを3.65mm、中心電極3の第一部位311の最大半径r1を0.95mm、プラグ軸方向Xの放電ギャップGとカバー底壁62との間の長さを2.2mmとした。
そして、圧縮比が10、エンジン回転数が2000rpm、図示平均有効圧力(すなわちIMEP)が1.2MPa、点火時期12deg.BTDCの条件で、燃焼重心位置を調査した。結果を図14において、四角記号のプロットで示している。
次に、シミュレーションによる評価につき説明する。シミュレーションの場合においては、エンジン回転数を5000rpmの高回転を想定し、それ以外の条件については、実機による評価の場合と同様とした。結果を図14において、丸記号のプロットで示している。また、シミュレーション結果の線形近似線も表している。
本例においては、燃焼重心位置が14deg.ATDC未満の場合は、ノッキングの発生が確認されなかったが、14deg.ATDCを超えた場合は、ノッキングの発生が確認された。ここで、比率S/Vを1.0以下とすると、燃焼重心位置が14deg.ATDC以下を満たし得るため、比率S/Vは1.0以下とすることが好ましい。また、比率S/Vが0.3未満である場合、失火が生じた。これは、比率S/Vを小さくした場合、副燃焼室11内に火炎が生じても、噴孔60を通過する際等に火炎の熱が奪われやすいためであると考えられる。さらに、比率S/Vは、ノッキングの発生抑制、及び、失火の発生抑制の観点から、0.4以上、0.8未満が更に好ましい。
(実施形態2)
本形態は、図15に示すごとく、ギャップ中心GCが、中心電極3とプラグ軸方向Xに重なる位置に形成されている(すなわち、x>r−r1を満たす)実施形態である。
本形態において、中心電極3の第一部位311の最大半径r1は、(1/3)×rよりも大きい。ギャップ中心GCは、中心電極3の第一部位311における電極テーパ部311bと、プラグ軸方向Xに重なる位置に形成されている。本形態において、長さxと長さrと中心電極3の第一部位311の最大半径r1とは、r1≦x≦(2/3)×rを満たす。すなわち、ギャップ中心GCは、プラグ径方向における図15の両向き矢印10の領域に形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
本形態において、中心電極3の第一部位311の最大半径r1は、(1/3)×rよりも大きい(すなわちr1>(1/3)×rを満たす)。それゆえ、第一部位311の外周面に沿って形成される下降螺旋流(図8の符号F2参照)が、比較的外周側の領域に形成される。そこで、本形態のスパークプラグ1は、x≧r1を満たす。それゆえ、ギャップ中心GCはスパークプラグ1のより内周側の領域に形成され、ギャップ中心GCに下降螺旋流が通過するようにしやすい。
また、本形態において、ギャップ中心GCは、中心電極3とプラグ軸方向Xに重なる位置に形成されている(すなわち、x>r−r1を満たす)。このような場合、プラグ基端側から見たとき、ギャップ中心GCは中心電極3の第一部位311内に隠れてしまい、ギャップ中心GCを過度に内周側に位置させると、下降螺旋流が届きにくくなる。そこで、本形態のスパークプラグ1は、x≦(2/3)×rを満たす。それゆえ、ギャップ中心GCに下降螺旋流が通過するようにしやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、噴孔の形状は、副燃焼室内において、外周側に上昇螺旋流、内周側に下降螺旋流が生じるのであれば、実施形態に示した実施形態のものに限定されない。
1 スパークプラグ
11 副燃焼室
110 副室形成面
111 基準面部
31 電極突出部
5 ハウジング
6 プラグカバー
60 噴孔
G 放電ギャップ
GC ギャップ中心

Claims (4)

  1. 筒状の絶縁碍子(2)と、
    前記絶縁碍子の内周側に保持されるとともに、前記絶縁碍子からプラグ先端側に突出する電極突出部(31)を有する中心電極(3)と、
    前記電極突出部との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(4)と、
    前記絶縁碍子の外周側に配されたハウジング(5)と、
    前記電極突出部が配される副燃焼室(11)を覆うよう前記ハウジングにおけるプラグ先端側の部位に設けられたプラグカバー(6)と、を備え、
    前記プラグカバーは、前記副燃焼室と前記プラグカバーの外部とを連通する噴孔(60)を有し、
    前記噴孔は、前記噴孔を介して前記副燃焼室の外側から前記副燃焼室内に流入する気流が、前記副燃焼室内においてスワール流となるよう構成されており、
    前記放電ギャップの中心であるギャップ中心(GC)は、プラグ中心軸(PC)に対してプラグ径方向にオフセットした位置に配されており、
    前記ハウジング及び前記プラグカバーにおける、前記副燃焼室に露出する面を副室形成面(110)とし、プラグ中心軸から外周側を見たときに前記放電ギャップのプラグ基端側に隣接する前記副室形成面の部位を基準面部(111)とし、前記基準面部と前記ギャップ中心との間のプラグ径方向の長さをxとし、前記基準面部とプラグ中心軸との間のプラグ径方向の長さをr、としたとき、長さxと長さrとは、x≧(1/3)×r、の関係を満たす、スパークプラグ(1)。
  2. 前記長さxと前記長さrとは、(1/3)×r≦x≦(2/3)×r、の関係を更に満たす、請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記中心電極の前記電極突出部は、前記絶縁碍子からプラグ先端側に向かってプラグ軸方向に形成された第一部位(311)と、前記第一部位からプラグ径方向に突出するとともに、前記接地電極と対向する第二部位(312)とを備え、前記第一部位の最大半径をr1としたとき、前記長さxと前記長さrと前記最大半径r1とは、r1>(1/3)×r、x>r−r1、及び、r1≦x≦(2/3)×r、を更に満たす、請求項2に記載のスパークプラグ。
  4. 複数の前記噴孔を有し、前記各噴孔の面積の合計を合計面積S[m2]、前記副燃焼室の容積を副室容積V[m3]としたとき、前記副室容積Vに対する前記合計面積Sの比率S/V[10/m]は、0.3≦(S/V)≦1.0を満たす、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスパークプラグ。
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