JP2021144437A - コントローラシステムおよびその制御方法 - Google Patents

コントローラシステムおよびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021144437A
JP2021144437A JP2020042302A JP2020042302A JP2021144437A JP 2021144437 A JP2021144437 A JP 2021144437A JP 2020042302 A JP2020042302 A JP 2020042302A JP 2020042302 A JP2020042302 A JP 2020042302A JP 2021144437 A JP2021144437 A JP 2021144437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passing
passing point
point
vector
velocity vector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020042302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6863497B1 (ja
Inventor
宏次 森野
Koji Morino
宏次 森野
晃一 坂田
Koichi Sakata
晃一 坂田
優大 小林
Yudai Kobayashi
優大 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2020042302A priority Critical patent/JP6863497B1/ja
Priority to CN202110152920.5A priority patent/CN113391597A/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP6863497B1 publication Critical patent/JP6863497B1/ja
Publication of JP2021144437A publication Critical patent/JP2021144437A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/35Nc in input of data, input till input file format
    • G05B2219/35349Display part, programmed locus and tool path, traject, dynamic locus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】制御対象が複数の通過点を連続的に通過する指令曲線軌跡を設定することが可能なコントローラシステムを提供する。【解決手段】コントローラシステムは、通過順序が予め設定された複数の通過点の位置を設定する設定部と、制御対象が複数の通過点を連続的に通過する各通過点間の指令曲線軌跡を設定する軌跡設定部とを備える。軌跡設定部は、(i−1)番目(i≧2)の通過点とi番目の通過点との間の(i−1)番目の曲線軌跡は、(i−1)番目の通過点の位置と、(i−1)番目の通過点の速度ベクトルと、i番目の通過点の位置と、i番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義される。【選択図】図1

Description

本開示は、制御対象を制御するコントローラシステムおよびその制御方法に関する。
各種設備および各設備に配置される各種装置の制御には、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)などの制御装置が用いられる。
例えば、特開2000−137506号公報(特許文献1)には、ロボットの動作を制御する制御装置が指令軌跡に従う指令値を各サーボに出力してロボットの動作を制御する手法が開示されている。
特開2000−137506号公報
一方で、複数の通過点を検査するロボットの動作を制御する場合、ロボットの動作を複数の通過点で停止させずに連続的に動作させることは検査効率を向上させる点で重要である。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであって、制御対象が複数の通過点を連続的に通過する指令曲線軌跡を設定することが可能なコントローラシステムおよびその制御方法に関する。
ある局面に従うコントローラシステムは、通過順序が予め設定された複数の通過点の位置を設定する設定部と、制御対象が複数の通過点を連続的に通過する各通過点間の指令曲線軌跡を設定する軌跡設定部とを備える。軌跡設定部は、(i−1)番目(i≧2)の通過点とi番目の通過点との間の(i−1)番目の曲線軌跡は、(i−1)番目の通過点の位置と、(i−1)番目の通過点の速度ベクトルと、i番目の通過点の位置と、i番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義される。i番目の通過点と(i+1)番目の通過点との間のi番目の曲線軌跡は、i番目の通過点の位置と、i番目の通過点の速度ベクトルと、(i+1)番目の通過点の位置と、(i+1)番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義される。i番目の通過点の速度ベクトルは、i番目の通過点を基点とした場合の(i−1)番目の通過点への第1方向ベクトルと、i番目の通過点を基点とした場合の(i+1)番目の通過点への第2方向ベクトルとで成す角度に基づいて設定される。
この構成によれば(i−1)番目の曲線軌跡と、i番目の曲線軌跡とは、同一のi番目の通過点の速度ベクトルは同一に設定され、当該速度ベクトルは、i番目の通過点を基点とした場合の(i−1)番目の通過点への第1方向ベクトルと、i番目の通過点を基点とした場合の(i+1)番目の通過点への第2方向ベクトルとで成す角度に基づいて設定される。これにより(i−1)番目の曲線軌跡とi番目の曲線軌跡との連続性が維持され、i番目の通過角度に基づいて設定されるため滑らかな指令曲線軌跡が設定される。
好ましくは、軌跡設定部は、第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度以上である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの方向は、(i−1)番目の通過点から(i+1)番目の通過点への方向に設定される。第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度未満である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの方向は、i番目の通過点から(i+1)番目の通過点への方向に直交する方向かつ、(i+2)番目の通過点から遠ざかる方向に設定される。
この構成によれば、i番目の通過点の速度ベクトルは、i番目の通過角度が所定角度以上である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの方向は、(i−1)番目の通過点から(i+1)番目の通過点への方向に設定される。所定角度未満である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの方向は、i番目の通過点から(i+1)番目の通過点への方向に直交する方向かつ、(i+2)番目の通過点から遠ざかる方向に設定される。これによりi番目の通過角度が所定角度未満すなわち折り返すような条件の場合であっても滑らかな指令曲線軌跡が設定される。
好ましくは、軌跡設定部は、第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度以上であり、鈍角である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの大きさは、所定値に設定される。第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度以上であり、鋭角である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの大きさは、所定値に第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度とに応じた第1係数を加算した値に設定する。
この構成によれば、i番目の通過点の速度ベクトルは、i番目の通過角度が所定角度以上である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの方向は、(i−1)番目の通過点から(i+1)番目の通過点への方向に設定される。所定角度未満である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの方向は、i番目の通過点から(i+1)番目の通過点への方向に直交する方向かつ、(i+2)番目の通過点から遠ざかる方向に設定される。これによりi番目の通過角度が所定角度未満すなわち折り返すような条件の場合であっても滑らかな指令曲線軌跡が設定される。
好ましくは、軌跡設定部は、第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度未満である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの大きさは、所定値に第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度とに応じた第1係数を加算した値に設定する。
この構成によれば、i番目の通過点の速度ベクトルは、i番目の通過角度が所定角度未満である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの大きさは、所定値に通過角度に応じた第1係数を加算した値に設定される。i番目の通過角度が所定角度未満すなわち折り返すような条件の場合であっても速度ベクトルの大きさを適切に設定することにより滑らかな指令曲線軌跡が設定される。
好ましくは、曲線軌跡は、複数の通過点の2次元座標のそれぞれのパラメータに対する3次の第1エルミート曲線および第2エルミート曲線で定義される。
この構成によればX軸およびY軸のそれぞれにおいてエルミート曲線が定義されることにより任意の通過座標に対して連続的で滑らかな指令曲線軌跡を設定することが可能である。
ある局面に従うコントローラシステムの制御方法は、通過順序が予め設定された複数の通過点の位置を設定するステップと、制御対象が複数の通過点を連続的に通過する各通過点間の指令曲線軌跡を設定するステップとを備える。指令曲線軌跡を設定するステップは、(i−1)番目(i≧2)の通過点とi番目の通過点との間の(i−1)番目の曲線軌跡は、(i−1)番目の通過点の位置と、(i−1)番目の通過点の速度ベクトルと、i番目の通過点の位置と、i番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義するステップと、i番目の通過点と(i+1)番目の通過点との間のi番目の曲線軌跡は、i番目の通過点の位置と、i番目の通過点の速度ベクトルと、(i+1)番目の通過点の位置と、(i+1)番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義するステップとを含む。i番目の通過点の速度ベクトルは、i番目の通過点を基点とした場合の(i−1)番目の通過点への第1方向ベクトルと、i番目の通過点を基点とした場合の(i+1)番目の通過点への第2方向ベクトルとで成す角度に基づいて設定される。
この構成によれば(i−1)番目の曲線軌跡と、i番目の曲線軌跡とは、同一のi番目の通過点の速度ベクトルは同一に設定され、当該速度ベクトルは、i番目の通過点を基点とした場合の(i−1)番目の通過点への第1方向ベクトルと、i番目の通過点を基点とした場合の(i+1)番目の通過点への第2方向ベクトルとで成す角度に基づいて設定される。これにより(i−1)番目の曲線軌跡とi番目の曲線軌跡との連続性が維持され、i番目の通過角度に基づいて設定されるため滑らかな指令曲線軌跡が設定される。
なお、本開示において、「部」及び「装置」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」及び「装置」が有する機能をソフトウェアによって実現する構成も含む。また、1つの「部」及び「装置」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置によって実現されてもよく、或いは、2つ以上の「部」及び「装置」の機能が1つの物理的手段や装置によって実現されてもよい。さらに、「部」及び「装置」とは、例えば「手段」及び「システム」と言い換えることも可能な概念である。
本開示のコントローラシステムおよびその制御方法によれば、制御対象が複数の通過点を連続的に通過する指令曲線軌跡を設定することが可能である。
実施形態に従うレビュー制御システム1のアプリケーション例を示す模式図である。 実施形態に従う駆動装置2の具体的構成を説明する図である。 実施形態に従う制御装置100のハードウェアの構成の一例を模式的に示す平面図である。 実施形態に従う制御装置100の機能構成を説明する図である。 実施形態に従う速度ベクトルの設定(その1)について説明する図である。 実施形態に従う速度ベクトルの設定(その2)について説明する図である。 実施形態に従う速度ベクトルの設定(その3)について説明する図である。 実施形態に従う制御システムの一例における処理手順を示すフローチャートである。 実施形態に従う通過点間の指令曲線軌跡の設定処理について説明するフロー図である。 実施形態に従う14個の通過点を設定した場合のシミュレーション例について説明する図である。 実施形態に従う通過座標および3次多項式の係数について説明する図である。 実施形態に従うトレース軌跡を説明する図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
以下では図1のような2軸(X軸、Y軸)構成の同期グループ(「複数のサーボモータ」及びそれらに対応する「複数のサーボドライバ」を含む複数のサーボ制御デバイスに相当する。)を前提に説明するが、本実施形態の同期グループは、2軸以上のサーボ制御デバイスと1以上のトリガ制御デバイスを含む構成であればよい。以下では対象物が図1のような2軸(X軸、Y軸)で移動するが、対象物の移動形態は、3軸以上であってもよい。
<A.適用例>
まず、本発明が適用される場面の一例について説明する。
図1は、実施形態に従うレビュー制御システム1のアプリケーション例を示す模式図である。
図1には、フラットパネルディスプレイFPDを検査するレビュー制御システム1が示されている。
レビュー制御システム1には、駆動装置2と、撮影装置20とが設けられている。
駆動装置2は、各軸方向の任意の位置に移動可能に設けられている。なお、本例においては、X、Y軸に移動する場合について説明する。
駆動装置2の先端には、撮影装置20が設けられており、駆動装置2を駆動することにより予め検出したフラットパネルディスプレイFPDの欠陥部分を撮影装置20で再検査する。具体的には、当該位置で撮影装置20で撮像する。
図2は、実施形態に従う駆動装置2の具体的構成を説明する図である。
図2に示されるように、駆動装置2は、3軸を構成する複数のサーボモータと、それぞれのサーボモータに対応するサーボドライバを含むサーボ制御デバイスとにより、撮像検査の対象物(フラットパネルディスプレイFPDの欠陥部分)の位置に移動するように駆動し、当該位置の対象物(フラットパネルディスプレイFPDの欠陥部分)をトリガ制御デバイスとしての撮影装置20で撮影する。
再び図1を参照して、本例においては、フラットパネルディスプレイFPDに4つの欠陥部分(通過点)が予め示されている。そして、欠陥部分(通過点)の通過順序が予め設定されているものとする。
レビュー制御システム1は、複数の欠陥部分(通過点)を通過する滑らかな指令曲線を設定する。撮影装置20は、欠陥部分(通過点)を通過する際に当該位置を撮像する。
レビュー制御システム1は、設定された指令曲線に基づいて駆動装置2を制御することにより、止まらずに欠陥部分(通過点)を撮像することが可能となる。
これにより、フラットパネルディスプレイの検査速度の向上を図ることが可能である。
なお、図1に示すレビュー制御システム1は任意のアプリケーションに応用可能である。
本実施の形態に従うレビュー制御システム1は、複数のデバイスが組み合わされたアプリケーションに対しても、1つの制御装置で制御することができる。
なお、フラットパネルディスプレイに限られず、各種の半導体にも同様に適用可能である。
<B.構成例>
[ハードウェア構成]
次に、本実施形態に係る制御装置100のハードウェア構成の一例について説明する。
図3は、実施形態に従う制御装置100のハードウェアの構成の一例を模式的に示す平面図である。
図3を参照して、制御装置100は、図1及び図2に例示した駆動装置2及び撮影装置20に接続され、制御演算部101、通信インタフェース(I/F)部102、記憶部103、入力部104、及び出力部105を含み、各部はバスライン106を介して相互に通信可能に接続され得る。
制御演算部101は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、情報処理に応じて各構成要素の制御及び各種演算を行う。
通信I/F部102は、例えば、有線又は無線により他の構成要素である「部」及び「装置」と通信するための通信モジュールである。通信I/F部102が通信に用いる通信方式は任意であり、例えば、LAN(Local Area Network)やUSB(Universal Serial Bus)等が挙げられ、バスライン106と同等の適宜の通信線を適用することもできる。
駆動装置2及び撮影装置20は、通信I/F部102を介して、制御演算部101等と通信可能に設けることが可能である。
記憶部103は、例えばハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)等の補助記憶装置であり、制御演算部101で実行される各種プログラム(各種処理を実行するための演算プログラム、並びに、駆動装置2及び撮影装置20の動作の制御処理を行うための制御プログラム等)、校正条件、測定条件、画像処理条件(対象物の認識パラメータ等)を含むデータベース、撮影装置20から出力される撮影画像(測定データ)、画像処理結果のデータ、対象物の3次元モデルデータ等を記憶する。このとおり、記憶部103に記憶された演算プログラム及び制御プログラムが制御演算部101で実行されることにより、後述する機能構成例における各種処理機能が実現される。
入力部104は、駆動装置2、撮影装置20、及び制御装置100を利用するユーザからの各種入力操作を受け付けるためのインタフェースデバイスであり、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、音声マイク等で実現し得る。出力部105は、駆動装置2、撮影装置20、及び制御装置100を利用するユーザ等へ、各種情報を、その表示、音声出力、印刷出力等により報知するためのインタフェースデバイスであり、例えば、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ等で実現し得る。
[機能構成]
図4は、実施形態に従う制御装置100の機能構成を説明する図である。
図4を参照して、制御装置100の制御演算部101は、記憶部103に記憶された各種プログラム(制御プログラム及び演算プログラム等)をRAMに展開し、それらの各種プログラムをCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これにより、図4に例示の如く、本実施形態に係る制御装置100は、設定部30と、軌跡設定部35と、サーボ指令制御部40と、トリガ指令制御部50とを備える構成を実現し得る。
設定部30は、通過順序が予め設定された複数の通過点の位置を設定する。
軌跡設定部35は、制御対象が複数の通過点を連続的に通過する各通過点間の指令曲線軌跡を設定する。
サーボ指令制御部40は、設定された指令曲線軌跡に基づいて駆動装置2の動作を制御する指令信号を出力する。
トリガ指令制御部50は、複数の通過点の位置に従って撮影装置20に対して撮影指令信号を出力する。
なお、本実施形態では、制御装置100で実現される各機能が汎用のCPUによって実現される例について説明したが、以上の機能の一部又は全部が、1又は複数の専用のプロセッサ又は専用回路(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等)によって実現されてもよい。さらに、一部の処理をネットワーク接続された外部装置に担当させてもよい。また、制御装置100の機能構成は、実施形態や構成例に応じて、適宜、機能の省略、置換、及び追加が行われてももちろんよい。また、「制御装置」とは、一般的な情報処理装置(例えば、コンピュータ、ワークステーション等)と解することができる。
[動作例]
本開示の一実施形態に係る制御装置100の一例で実現される制御方法について説明する。
指令曲線軌跡の算出方式について説明する。
一例として、順序が予め設定された複数の通過点を連続的に通過する指令曲線軌跡の算出について説明する。
一例として、指定された通過点(P1、P2…Pn)の(P1−P2、P2−P3、・・・Pn-1−Pn)の点間の軌跡をx座標、y座標の3次多項式で定義すると下記式(1)で表される。
Figure 2021144437
そして、次の2つの条件を満たす3次の曲線式としてエルミート曲線で定義する。
具体的には、設定された通過点の座標を通ることと、各通過点の境界および曲線途中で軌跡が連続であることである。
上記条件に基づくエルミート曲線は、下記式(2)で表される。
Figure 2021144437
エルミート曲線は、始点位置、始点速度ベクトル、終点位置、終点速度ベクトルの4つのパラメータに基づいて設定される。
したがって、t=0で始点位置、t=1で終点位置となるため、通過点の座標を始点位置、終点位置のパラメータとして設定する。
Figure 2021144437
エルミート曲線を連続的に繋ぎ合わせる手法として、Catmull-Rom Spline(キャットムル・ロム曲線)を用いる。具体的には、本例においては、各通過点での位置および速度の連続性を保つために、速度ベクトルを通過点の前後で一致するように設定する。
図5は、実施形態に従う速度ベクトルの設定(その1)について説明する図である。
図5に示されるように、具体的には、通過点P2において、指令曲線軌跡Q1の曲線式の終点速度ベクトルと、指令曲線軌跡Q2の曲線式の始点速度ベクトルに同じベクトルを設定する。
そして、下記の方式に基づいて速度ベクトルを設定する。
具体的には、ある任意の通過点とその前後の通過点とを直線で結んだときの角度(θ[deg])によって速度ベクトルを算出する。
具体的には、i番目の通過点の速度ベクトルは、i番目の通過点を基点とした場合の(i−1)番目の通過点への第1方向ベクトルと、i番目の通過点を基点とした場合の(i+1)番目の通過点への第2方向ベクトルとで成す角度に基づいて設定される。
図6は、実施形態に従う速度ベクトルの設定(その2)について説明する図である。
図6に示されるように、通過点P2および通過点P3の速度ベクトルの設定について説明する。
通過点P2の1つ前の通過点は、通過点P1、1つ後の通過点は、通過点P3である。
通過点P3の1つ前の通過点は、通過点P2、1つ後の通過点は、通過点P4である。
通過点P2を基点とした場合の通過点P1への第1方向ベクトルと、通過点P2を基点とした場合の通過点P3への第2方向ベクトルとで成す角度θ2を算出する。
通過点P3を基点とした場合の通過点P2への第1方向ベクトルと、通過点P3を基点とした場合の通過点P4への第2方向ベクトルとで成す角度θ3を算出する。
本例においては、第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θに応じて速度ベクトルを設定する。
具体的には、第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θが所定角度以上(θ≧1)である場合について説明する。
第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θが所定角度以上(θ≧1)である場合で、鈍角(θ≧90)の場合には、速度ベクトルの大きさを所定値Rに設定する。速度ベクトルの方向は、1つ前の通過点から1つ後の通過点へ向かう方向に設定する。
第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θが所定角度以上(θ≧1)である場合で、鋭角(90>θ≧1)の場合には、速度ベクトルの大きさは、R(1+cosθ)に設定する。また、速度ベクトルの方向は、1つ前の通過点から1つ後の通過点へ向かう方向に設定する。
本例においては、通過点P2を基点とした場合の通過点P1への第1方向ベクトルと、通過点P2を基点とした場合の通過点P3への第2方向ベクトルとで成す角度θ2は、鋭角である。
したがって、通過点P2の速度ベクトルの大きさは、R(1+cosθ)に設定される。また、通過点P2の速度ベクトルの方向は、通過点P1から通過点P3の方向に設定される。
本例においては、通過点P3を基点とした場合の通過点P2への第1方向ベクトルと、通過点P3を基点とした場合の通過点P4への第2方向ベクトルとで成す角度θ3は、鈍角である。
したがって、通過点P3の速度ベクトルの大きさは、Rに設定される。また、通過点P3の速度ベクトルの方向は、通過点P2から通過点P3の方向に設定される。
図7は、実施形態に従う速度ベクトルの設定(その3)について説明する図である。
図7に示されるように、通過点P2の速度ベクトルの設定について説明する。
通過点P2の1つ前の通過点は、通過点P1、1つ後の通過点は、通過点P3である。また、その1つ後の通過点は、通過点P4である。
通過点P2を基点とした場合の通過点P1への第1方向ベクトルと、通過点P2を基点とした場合の通過点P3への第2方向ベクトルとで成す角度θ2を算出する。
本例においては、第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θに応じて速度ベクトルを設定する。
具体的には、第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θが所定角度未満(1>θ)である場合について説明する。すなわち、現在の通過点から次の通過点が折り返す方向となる場合である。
第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θが所定角度未満(1>θ)である場合には、速度ベクトルの大きさをR(1+cosθ)に設定する。速度ベクトルの方向は、現在の通過点から1つ後の通過点へ向かう方向と直交し、かつ、2つ後の通過点から遠ざかる方向に設定する。
本例においては、通過点P2を基点とした場合の通過点P1への第1方向ベクトルと、通過点P2を基点とした場合の通過点P3への第2方向ベクトルとで成す角度θ2は、所定角度未満である。
したがって、通過点P2の速度ベクトルの大きさは、R(1+cosθ)に設定される。また、通過点P2の速度ベクトルの方向は、通過点P2から通過点P3の方向と直交し、かつ、通過点P4から遠ざかる方向に設定される。
本例においては、通過点P3を基点とした場合の通過点P2への第1方向ベクトルと、通過点P3を基点とした場合の通過点P4への第2方向ベクトルとで成す角度θ3は、鈍角である。
したがって、通過点P3の速度ベクトルの大きさは、Rに設定される。また、通過点P3の速度ベクトルの方向は、通過点P2から通過点P3の方向に設定される。
図8は、実施形態に従う制御システムの一例における処理手順を示すフローチャートである。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順は、実施形態や各構成例に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
図8を参照して、制御装置100は、通過点を設定する(ステップS2)。
具体的には、設定部30は、通過順序が予め設定された複数の通過点の位置を設定する。
次に、制御装置100は、通過点間の指令曲線軌跡を設定する(ステップS4)。
具体的には、軌跡設定部35は、駆動装置2が移動する複数の通過点を連続的に通過する各通過点間の指令曲線軌跡を設定する。当該通過点間の指令曲線軌跡の設定処理の詳細については後述する。
そして、処理を終了する(エンド)。
図9は、実施形態に従う通過点間の指令曲線軌跡の設定処理について説明するフロー図である。
図9を参照して、軌跡設定部35は、初期パラメータを設定する(ステップS10)。具体的には、初期パラメータとして、始点座標、終点座標および所定値Rを設定する。また、最初の区間の前回の通過点の速度ベクトルの方向は、始点座標から最初の通過点のベクトルの向きとし、大きさは所定値Rに設定する。
次に、軌跡設定部35は、最初の区間を算出する区間に設定する(ステップS11)。
一例として、始点座標から第1番目の通過点との間の区間が最初の区間に設定される。
第1番目の通過点から第2番目の通過点との間の区間が2番目の区間に設定される。第2番目の通過点から第3番目の通過点との間の区間が3番目の区間に設定される。なお、第1番目の通過点を始点とした場合には、第1番目の通過点から第2番目の通過点との間の区間が最初の区間に設定される。第2番目の通過点から第3番目の通過点との間の区間が2番目の区間に設定される。第3番目の通過点から第4番目の通過点との間の区間が3番目の区間に設定される。
次に、軌跡設定部35は、算出する区間の前回の通過点の座標を座標(x0,y0)、今回の通過点の座標を座標(x1,y1)として取得する(ステップS12)。
具体的には、算出する区間が最初の区間の場合、前回の通過点の座標(x0,y0)は、始点座標である。また、今回の通過点の座標(x1,y1)は、第1番目の通過点P1の位置座標である。
次に、軌跡設定部35は、今回の通過点の通過角度を算出する(ステップS14)。
具体的には、最初の区間の場合、第1番目の通過点P1を基点とした場合の始点座標への第1方向ベクトルと、第1番目の通過点P1を基点とした場合の第2番目の通過点P2への第2方向ベクトルとの成す角度θ1を算出する。
次に、軌跡設定部35は、今回の通過点の速度ベクトルを設定する(ステップS16)。具体的には、算出した角度θに基づいて速度ベクトルを設定する。
図6および図7で説明したように第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θが所定角度以上(θ≧1)である場合で、鈍角(θ≧90)の場合には、速度ベクトルの大きさを所定値Rに設定する。速度ベクトルの方向は、1つ前の通過点から1つ後の通過点へ向かう方向に設定する。
第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θが所定角度以上(θ≧1)である場合で、鋭角(90>θ≧1)の場合には、速度ベクトルの大きさは、R(1+cosθ)に設定する。また、速度ベクトルの方向は、1つ前の通過点から1つ後の通過点へ向かう方向に設定する。
第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θが所定角度未満(1>θ)である場合には、速度ベクトルの大きさをR(1+cosθに設定する。速度ベクトルの方向は、現在の通過点から1つ後の通過点へ向かう方向と直交し、かつ、2つ後の通過点から遠ざかる方向に設定する。
次に、軌跡設定部35は、パラメータをエルミート曲線式に代入する(ステップS18)。具体的には、前回の通過点の座標(x0,y0)、今回の通過点の座標(x1,y1)、前回の通過点の速度ベクトル(vx0,vy0)、今回の通過点の速度ベクトル(vx1,vy1)を式(2)に代入する。
次に、軌跡設定部35は、今回の通過点の曲線式の算出結果として3次多項式の係数を算出する(ステップS20)。
具体的には、エルミート曲線式のx座標の3次多項式の係数(a1,b1,c1,d1)およびy座標の3次多項式の係数(e1,f1,g1,h1)を算出する。
次に、軌跡設定部35は、全区間を計算したか否かを判断する(ステップS22)。
ステップS22において、軌跡設定部35は、全区間を計算したと判断した場合(ステップS22においてYES)には、処理を終了する(リターン)。
一方、ステップS22において、軌跡設定部35は、全区間を計算していないと判断した場合(ステップS22においてNO)には、今回通過点の速度ベクトルを次の区間の前回通過点の速度ベクトルに設定する(ステップS24)。
具体的には、今回の通過点の速度ベクトル(vx1,vy1)を次の区間の通過点の前回の速度ベクトル(vx0,vy0)に設定する。
次に、軌跡設定部35は、次の区間を算出する区間に設定する(ステップS26)。
具体的には、算出する区間が2番目の区間の場合、前回の通過点の座標(x0,y0)は、第1番目の通過点P1の位置座標である。また、今回の通過点の座標(x1,y1)は、第2番目の通過点P2の位置座標である。
そして、軌跡設定部35は、ステップS12に戻り、上記処理を繰り返す。
以降、上記で説明したのと同様の処理を繰り返すことにより、各区間のエルミート曲線式の3次多項式の係数を算出することが可能となる。
なお、算出する区間が最後の区間の場合、すなわち、今回の通過点の座標(x1,y1)が終点座標である場合には、次の通過点が存在しない。この場合の速度ベクトルの方向は、前回の通過点の座標から今回の通過点の座標(終点座標)へのベクトルの向きとし、大きさは所定値Rに設定する。当該方式により、複数の通過点を連続的にかつ滑らかに通過する指令曲線軌跡を設定することが可能となる。
<C.動作例>
次に、実施形態に従う制御システム1のシミュレーション例について説明する。
図10は、実施形態に従う14個の通過点を設定した場合のシミュレーション例について説明する図である。
図10に示されるように、14個の通過点が示されており、数字は、通過順序を示している。
図11は、実施形態に従う通過座標および3次多項式の係数について説明する図である。
図11を参照して、本例においては、最初の始点座標および最後の終点座標は同じ(0,0)に設定されている。また、14個のそれぞれの通過点の座標が設定されている。
また、所定値Rは50に設定している。
上記で説明した方式に基づいて各区間のx座標の3次多項式の係数およびy座標の3次多項式の係数がそれぞれ算出される。
図12は、実施形態に従うトレース軌跡を説明する図である。
図12に示されるように、設定された順序に従って14個の通過点を連続的にかつ滑らかに通過する指令曲線軌跡が描かれている。
なお、本例においては、一例として平面上における通過順序が予め設定された複数の通過点を連続的に通過する各通過点間の指令曲線軌跡として、区分多項式である3次のエルミート曲線で設定する方式について説明した。一方で、2次元の平面上の通過点に限られず3次元の空間上の通過点についても同様に適用可能である。すなわち、z座標についてもエルミート曲線で定義し、3次元の空間上の通過点に対して通過点の速度ベクトルを3次元座標のベクトルとして処理すればよい。上記と同様の方式に従って第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで形成される平面上において、第1方向ベクトルと、第2方向ベクトルとで成す角度θに基づいて速度ベクトルの大きさを設定することが可能である。
<D.付記>
上述したような本実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
[構成1]
コントローラシステム(100)は、通過順序が予め設定された複数の通過点の位置を設定する設定部(30)と、制御対象が複数の通過点を連続的に通過する各通過点間の指令曲線軌跡を設定する軌跡設定部(35)とを備える。軌跡設定部は、(i−1)番目(i≧2)の通過点Pとi番目の通過点との間の(i−1)番目の曲線軌跡Qは、(i−1)番目の通過点の位置と、(i−1)番目の通過点の速度ベクトルと、i番目の通過点の位置と、i番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義される。i番目の通過点と(i+1)番目の通過点との間のi番目の曲線軌跡は、i番目の通過点の位置と、i番目の通過点の速度ベクトルと、(i+1)番目の通過点の位置と、(i+1)番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義される。i番目の通過点の速度ベクトルは、i番目の通過点を基点とした場合の(i−1)番目の通過点への第1方向ベクトルと、i番目の通過点を基点とした場合の(i+1)番目の通過点への第2方向ベクトルとで成す角度θに基づいて設定される。
[構成2]
軌跡設定部は、第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度以上である場合(θ≧1)には、i番目の通過点の速度ベクトルの方向は、(i−1)番目の通過点から(i+1)番目の通過点への方向に設定される。第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度未満である場合(1>θ)には、i番目の通過点の速度ベクトルの方向は、i番目の通過点から(i+1)番目の通過点への方向に直交する方向かつ、(i+2)番目の通過点から遠ざかる方向に設定される。
[構成3]
軌跡設定部は、第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度以上であり、鈍角である場合(θ≧90)には、i番目の通過点の速度ベクトルの大きさは、所定値Rに設定される。第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度以上であり、鋭角である場合(θ<90)には、i番目の通過点の速度ベクトルの大きさは、所定値に第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度とに応じた第1係数を加算した値に設定する。
[構成4]
軌跡設定部は、第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度未満である場合には、i番目の通過点の速度ベクトルの大きさは、所定値に第1方向ベクトルと第2方向ベクトルとで成す角度とに応じた第1係数を加算した値に設定する。
[構成5]
曲線軌跡は、複数の通過点の2次元座標のそれぞれのパラメータに対する3次の第1エルミート曲線および第2エルミート曲線で定義される。
[構成6]
コントローラシステムの制御方法は、通過順序が予め設定された複数の通過点の位置を設定するステップ(S2)と、制御対象が複数の通過点を連続的に通過する各通過点間の指令曲線軌跡を設定するステップ(S4)とを備える。指令曲線軌跡を設定するステップは、(i−1)番目(i≧2)の通過点とi番目の通過点との間の(i−1)番目の曲線軌跡は、(i−1)番目の通過点の位置と、(i−1)番目の通過点の速度ベクトルと、i番目の通過点の位置と、i番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義するステップと、i番目の通過点と(i+1)番目の通過点との間のi番目の曲線軌跡は、i番目の通過点の位置と、i番目の通過点の速度ベクトルと、(i+1)番目の通過点の位置と、(i+1)番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義するステップとを含む。i番目の通過点の速度ベクトルは、i番目の通過点を基点とした場合の(i−1)番目の通過点への第1方向ベクトルと、i番目の通過点を基点とした場合の(i+1)番目の通過点への第2方向ベクトルとで成す角度に基づいて設定される。
<E.利点>
本実施の形態に従うコントローラシステムおよびその制御方法によれば、制御対象が複数の通過点を連続的に通過する指令曲線軌跡を設定することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 レビュー制御システム、2 駆動装置、20 撮影装置、30 設定部、35 軌跡設定部、40 サーボ指令制御部、50 トリガ指令制御部、100 制御装置、101 制御演算部、102 通信I/F部、103 記憶部、104 入力部、105 出力部、106 バスライン。

Claims (6)

  1. 通過順序が予め設定された複数の通過点の位置を設定する設定部と、
    制御対象が前記複数の通過点を連続的に通過する各前記通過点間の指令曲線軌跡を設定する軌跡設定部とを備え、
    前記軌跡設定部は、
    (i−1)番目(i≧2)の通過点とi番目の通過点との間の(i−1)番目の曲線軌跡は、前記(i−1)番目の通過点の位置と、前記(i−1)番目の通過点の速度ベクトルと、前記i番目の通過点の位置と、前記i番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義され、
    前記i番目の通過点と(i+1)番目の通過点との間のi番目の曲線軌跡は、前記i番目の通過点の位置と、前記i番目の通過点の速度ベクトルと、前記(i+1)番目の通過点の位置と、前記(i+1)番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義され、
    前記i番目の通過点の速度ベクトルは、前記i番目の通過点を基点とした場合の前記(i−1)番目の通過点への第1方向ベクトルと、前記i番目の通過点を基点とした場合の前記(i+1)番目の通過点への第2方向ベクトルとで成す角度に基づいて設定される、コントローラシステム。
  2. 前記軌跡設定部は、
    前記第1方向ベクトルと前記第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度以上である場合には、前記i番目の通過点の速度ベクトルの方向は、前記(i−1)番目の通過点から前記(i+1)番目の通過点への方向に設定され、
    前記第1方向ベクトルと前記第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度未満である場合には、前記i番目の通過点の速度ベクトルの方向は、前記i番目の通過点から前記(i+1)番目の通過点への方向に直交する方向かつ、(i+2)番目の通過点から遠ざかる方向に設定される、請求項1記載のコントローラシステム。
  3. 前記軌跡設定部は、
    前記第1方向ベクトルと前記第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度以上であり、鈍角である場合には、前記i番目の通過点の速度ベクトルの大きさは、所定値に設定され、
    前記第1方向ベクトルと前記第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度以上であり、鋭角である場合には、前記i番目の通過点の速度ベクトルの大きさは、前記所定値に前記第1方向ベクトルと前記第2方向ベクトルとで成す角度とに応じた第1係数を加算した値に設定する、請求項2記載のコントローラシステム。
  4. 前記軌跡設定部は、
    前記第1方向ベクトルと前記第2方向ベクトルとで成す角度が所定角度未満である場合には、前記i番目の通過点の速度ベクトルの大きさは、前記所定値に前記第1方向ベクトルと前記第2方向ベクトルとで成す角度とに応じた前記第1係数を加算した値に設定する、請求項3記載のコントローラシステム。
  5. 前記曲線軌跡は、前記複数の通過点の2次元座標のそれぞれのパラメータに対する3次の第1エルミート曲線および第2エルミート曲線で定義される、請求項1記載のコントローラシステム。
  6. 通過順序が予め設定された複数の通過点の位置を設定するステップと、
    制御対象が前記複数の通過点を連続的に通過する各前記通過点間の指令曲線軌跡を設定するステップとを備え、
    前記指令曲線軌跡を設定するステップは、
    (i−1)番目(i≧2)の通過点とi番目の通過点との間の(i−1)番目の曲線軌跡は、前記(i−1)番目の通過点の位置と、前記(i−1)番目の通過点の速度ベクトルと、前記i番目の通過点の位置と、前記i番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義するステップと、
    前記i番目の通過点と(i+1)番目の通過点との間のi番目の曲線軌跡は、前記i番目の通過点の位置と、前記i番目の通過点の速度ベクトルと、前記(i+1)番目の通過点の位置と、前記(i+1)番目の通過点の速度ベクトルとに基づく3次のエルミート曲線で定義するステップとを含み、
    前記i番目の通過点の速度ベクトルは、前記i番目の通過点を基点とした場合の前記(i−1)番目の通過点への第1方向ベクトルと、前記i番目の通過点を基点とした場合の前記(i+1)番目の通過点への第2方向ベクトルとで成す角度に基づいて設定される、コントローラシステムの制御方法。
JP2020042302A 2020-03-11 2020-03-11 コントローラシステムおよびその制御方法 Active JP6863497B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020042302A JP6863497B1 (ja) 2020-03-11 2020-03-11 コントローラシステムおよびその制御方法
CN202110152920.5A CN113391597A (zh) 2020-03-11 2021-02-04 控制器系统以及其控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020042302A JP6863497B1 (ja) 2020-03-11 2020-03-11 コントローラシステムおよびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6863497B1 JP6863497B1 (ja) 2021-04-21
JP2021144437A true JP2021144437A (ja) 2021-09-24

Family

ID=75520945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020042302A Active JP6863497B1 (ja) 2020-03-11 2020-03-11 コントローラシステムおよびその制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6863497B1 (ja)
CN (1) CN113391597A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62192807A (ja) * 1986-02-20 1987-08-24 Fujitsu Ltd ロボツト制御方式
JPH10240329A (ja) * 1997-02-26 1998-09-11 Mitsubishi Electric Corp 曲線の微小線分化方法およびスプライン補間機能を有する数値制御装置
JPH11104982A (ja) * 1997-10-01 1999-04-20 Meidensha Corp ロボットの教示方法
US20020065587A1 (en) * 2000-11-30 2002-05-30 Syrjaerinne Paula Method and apparatus for satellite orbit interpolation using piecewise hermite interpolating polynomials
US20060015247A1 (en) * 2004-07-07 2006-01-19 The Boeing Company Bezier curve flightpath guidance using moving waypoints
JP2011096077A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Makino Milling Mach Co Ltd 工具経路の生成方法及び装置
JP2012083982A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Omron Corp 制御装置、制御システムおよび制御方法
JP2014137750A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Hitachi Solutions Ltd 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラム
JP2015121966A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 ファナック株式会社 テーブル形式データによる運転でのスムージング機能を備えた数値制御装置
CN109596136A (zh) * 2018-12-21 2019-04-09 广东嘉腾机器人自动化有限公司 基于Hermite插值路径生成方法、插入路径生成方法及存储装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62192807A (ja) * 1986-02-20 1987-08-24 Fujitsu Ltd ロボツト制御方式
JPH10240329A (ja) * 1997-02-26 1998-09-11 Mitsubishi Electric Corp 曲線の微小線分化方法およびスプライン補間機能を有する数値制御装置
JPH11104982A (ja) * 1997-10-01 1999-04-20 Meidensha Corp ロボットの教示方法
US20020065587A1 (en) * 2000-11-30 2002-05-30 Syrjaerinne Paula Method and apparatus for satellite orbit interpolation using piecewise hermite interpolating polynomials
US20060015247A1 (en) * 2004-07-07 2006-01-19 The Boeing Company Bezier curve flightpath guidance using moving waypoints
JP2011096077A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Makino Milling Mach Co Ltd 工具経路の生成方法及び装置
JP2012083982A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Omron Corp 制御装置、制御システムおよび制御方法
JP2014137750A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Hitachi Solutions Ltd 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラム
JP2015121966A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 ファナック株式会社 テーブル形式データによる運転でのスムージング機能を備えた数値制御装置
CN109596136A (zh) * 2018-12-21 2019-04-09 广东嘉腾机器人自动化有限公司 基于Hermite插值路径生成方法、插入路径生成方法及存储装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6863497B1 (ja) 2021-04-21
CN113391597A (zh) 2021-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200338730A1 (en) Trajectory planning device, trajectory planning method and program
US9764462B2 (en) Robot apparatus and robot controlling method
JP6626065B2 (ja) 教示点又は教示線の位置ずれを警告又は修正するロボット教示装置
WO2018086226A1 (zh) 机械臂的控制方法和装置
US20120253514A1 (en) Reinforcement learning apparatus, control apparatus, and reinforcement learning method
JP5762625B2 (ja) 軌跡制御装置
US11292132B2 (en) Robot path planning method with static and dynamic collision avoidance in an uncertain environment
WO2006121091A1 (ja) 経路計画装置
JP2009053926A (ja) 経路計画装置及び経路計画方法
CN113664835A (zh) 机器人自动手眼标定方法与系统
JP5573275B2 (ja) 特徴点抽出装置及びこれを用いた動作教示装置、動作処理装置
JP6863497B1 (ja) コントローラシステムおよびその制御方法
KR101743795B1 (ko) 위치제어 시스템에서 곡선보간 방법
US10532460B2 (en) Robot teaching device that sets teaching point based on motion image of workpiece
WO2020022040A1 (ja) 制御システム、制御方法およびプログラム
JP7061013B2 (ja) 経路補正方法及び多軸加工機の制御装置
JP6801802B1 (ja) コントローラシステムおよびその制御方法
EP3804916A1 (en) Image processing apparatus, control method therefor, and control program therefor
JP2015100874A (ja) ロボットシステム
US20180088569A1 (en) Off-line-programming jog assist device, jog assist method, and recording medium storing jog assist program
CN105676898B (zh) 一种基于关节位置控制器的机器人末端力控制方法
WO2020189344A1 (ja) 制御装置および制御プログラム
Kittaka et al. Creating see-through image using two RGB-D sensors for remote control robot
CN118103155A (zh) 作业辅助装置和作业辅助方法
JP2023038747A (ja) コントローラシステムおよびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200409

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200409

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200915

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210126

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210126

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210204

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6863497

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250