JP2021144176A - 表示システムの制御方法、制御装置の制御方法、及び表示システム - Google Patents

表示システムの制御方法、制御装置の制御方法、及び表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクターの形状補正処理を容易に実行する。【解決手段】表示システム1の制御方法は、プロジェクター100と、センサー部220を備え、プロジェクター100と通信可能に接続されるスマートフォン200とを備える表示システム1の制御方法であって、スマートフォン200が、センサー部220によって、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηを示す傾斜情報LJを生成する第1生成ステップと、スマートフォン200が、傾斜情報LJに基づいて、プロジェクター100が形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する第2生成ステップと、スマートフォン200が、形状補正値をプロジェクター100に送信する送信ステップと、プロジェクター100が、形状補正値に基づいて、形状補正処理を実行する実行ステップと、を含む。【選択図】図6

Description

本発明は、表示システムの制御方法、制御装置の制御方法、及び表示システムに関する。
特許文献1に記載のプロジェクターは、傾き検出機能を有する携帯機器がプロジェクター本体と所定の設置角度で接続が可能に構成され、プロジェクターは、携帯機器によって検出された該携帯機器の第1の傾き角度と設置角度とを用いて画像の形状補正を行う画像補正部と、画像補正部によって形状補正された画像を投写する投写部とを含む。
特開2013−3185号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターでは、形状補正を行う際にはプロジェクターの接続端子と携帯機器の接続端子とを接続して、第1の傾き角度からプロジェクターの傾き角度を算出する必要がある。また、プロジェクターが持ち運びされる場合には、プロジェクターを移動する度に接続端子を接続する必要があるため、接続端子の寿命が低下する可能性がある。
上記課題を解決する一態様は、プロジェクターと、センサーを備え、前記プロジェクターと通信可能に接続される制御装置とを備える表示システムの制御方法であって、前記制御装置が、前記センサーによって、前記制御装置の基準面に対する傾斜角を示す傾斜情報を生成する第1生成ステップと、前記制御装置が、前記傾斜情報に基づいて、前記プロジェクターが形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する第2生成ステップと、前記制御装置が、前記形状補正値を前記プロジェクターに送信する送信ステップと、前記プロジェクターが、前記形状補正値に基づいて、前記形状補正処理を実行する実行ステップと、を含む。
上記課題を解決する別の一態様は、センサーを備え、プロジェクターと通信可能に接続される制御装置の制御方法であって、前記センサーによって、前記制御装置の基準面に対する傾斜角を示す傾斜情報を生成する第1生成ステップと、前記傾斜情報に基づいて、前記プロジェクターが形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する第2生成ステップと、前記形状補正値を前記プロジェクターに送信する送信ステップと、を含む。
上記課題を解決する更に別の一態様は、プロジェクターと、センサーを備え、前記プロジェクターと通信可能に接続される制御装置とを備える表示システムであって、前記制御装置は、前記センサーによって、前記制御装置の基準面に対する傾斜角を示す傾斜情報を生成する第1生成部と、前記傾斜情報に基づいて、前記プロジェクターが形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する第2生成部と、前記形状補正値を前記プロジェクターに送信する送信部と、を備え、前記プロジェクターは、前記形状補正値に基づいて、前記形状補正処理を実行する実行部、を備える。
本実施形態に係る表示システムの構成の一例を示す図。 表示システムの要部の構成の一例を示す図。 形状補正処理の一例を示す側面図。 形状補正処理の他の一例を示す平面図。 プロジェクターにおけるスマートフォンの配置の一例を示す図。 第1制御部及び第2制御部の処理の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
[1.表示システムの構成]
図1は、本実施形態に係る表示システム1の構成の一例を示す図である。表示システム1は、プロジェクター100とスマートフォン200とを備える。
プロジェクター100は、NFC(Near field communication)タグ160を備える。
スマートフォン200は、プロジェクター100と通信可能に接続される。例えば、スマートフォン200は、NFCタグ160を介して、プロジェクター100と無線通信可能に接続される。
スマートフォン200の構成については、後述にて図2を参照して説明する。
スマートフォン200は、「制御装置」の一例に対応する。
本実施形態では、スマートフォン200が、NFCタグ160を介して、プロジェクター100と無線通信可能に接続されるため、スマートフォン200とプロジェクター100とを容易に無線通信可能に接続できる。
本実施形態では、スマートフォン200が、NFCタグ160を介して、プロジェクター100と無線通信可能に接続されるが、本発明の実施形態はこれに限定されない。スマートフォン200が、プロジェクター100と通信可能に接続されればよい。スマートフォン200が、プロジェクター100と、Wi−Fi(登録商標)等によって無線通信可能に接続されてもよいし、USB(Universal Serial Bus)ケーブルやLANケーブル等を介して有線通信可能に接続されてもよい。
また、プロジェクター100は、パーソナルコンピューター300と通信可能に接続される。プロジェクター100は、パーソナルコンピューター300から画像情報を受信する。
プロジェクター100は、パーソナルコンピューター300から画像情報を受信し、受信した画像情報に対応する画像をスクリーンSCに表示する。
パーソナルコンピューター300は、例えばHDMI(登録商標)ケーブルによって、プロジェクター100に接続される。すなわち、パーソナルコンピューター300は、プロジェクター100とHDMI(High−Definition Multimedia Interface)規格に則った通信が可能に接続される。
プロジェクター100は、例えば、スクリーンSCの前方に床置きされる。なお、プロジェクター100を天井から吊り下げて設置してもよい。また、本発明の実施形態では、プロジェクター100が平面のスクリーンSCに投射する場合を例示するが、投射対象はスクリーンSCに限らず、建物の壁面等の平面であってもよく、曲面や凹凸面であってもよい。
[2.プロジェクターの構成]
図1に示すように、プロジェクター100は、筐体10と、投射部110と、投射部110を駆動する駆動部120とを備える。筐体10は、投射部110及び駆動部120を収納する。また、NFCタグ160は、筐体10の外面に配置される。
投射部110は、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSCに画像を投射する。
投射部110は、光源部111、光変調装置112及び投射光学系113を備える。駆動部120は、光源駆動部121及び光変調装置駆動部122を備える。
光源部111は、LED(Light Emitting Diode)やレーザー光源等の固体光源、及び、蛍光体素子等の蛍光体光源を備える。
また、光源部111は、光源が発した光を光変調装置112に導くリフレクター、及び補助リフレクターを備えてもよい。更に、光源部111は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置112に至る経路上で低減させる調光素子等を備えてもよい。
光源駆動部121は、内部バス109に接続され、同じく内部バス109に接続された第1制御部150の指示に従って、光源部111の光源を点灯及び消灯させる。
光変調装置112は、例えば、R、G及びBの三原色に対応した3枚の液晶パネル115を備える。Rは赤色を示し、Gは緑色を示し、Bは青色を示す。すなわち、光変調装置112は、R色光に対応した液晶パネル115と、G色光に対応した液晶パネル115と、B色光に対応した液晶パネル115とを備える。
光源部111が発する光はRGBの3色の色光に分離され、それぞれ対応する液晶パネル115に入射される。3枚の液晶パネル115の各々は、透過型の液晶パネルであり、透過する光を変調して画像光PLを生成する。各液晶パネル115を通過して変調された画像光PLは、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系113に射出される。
本実施形態では、光変調装置112が光変調素子として透過型の液晶パネル115を備える場合について説明するが、本発明の実施形態はこれに限定されない。光変調素子は反射型の液晶パネルであってもよいし、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device)であってもよい。
光変調装置112は、光変調装置駆動部122によって駆動される。光変調装置駆動部122は、画像処理部145に接続される。
光変調装置駆動部122には、画像処理部145からR,G,Bの各原色に対応する画像データが入力される。光変調装置駆動部122は、入力された画像データを液晶パネル115の動作に適したデータ信号に変換する。光変調装置駆動部122は、変換したデータ信号に基づいて、各液晶パネル115の各画素に電圧を印加し、各液晶パネル115に画像を描画する。
投射光学系113は、入射された画像光PLをスクリーンSC上に結像させるレンズやミラー等を備える。
また、投射光学系113は、スクリーンSCに投射される画像を拡大又は縮小させるズーム機構や、フォーカスの調整を行うフォーカス調整機構等を備えてもよい。
プロジェクター100は、操作部131、リモコン受光部133、入力インターフェース135、記憶部137、画像インターフェース141、通信インターフェース142、フレームメモリー143、画像処理部145、及び第1制御部150を更に備える。筐体10は、操作部131、リモコン受光部133、入力インターフェース135、記憶部137、画像インターフェース141、通信インターフェース142、フレームメモリー143、画像処理部145、及び第1制御部150を更に収納する。
入力インターフェース135、記憶部137、画像インターフェース141、通信インターフェース142、画像処理部145、及び第1制御部150は、内部バス109を介して互いにデータ通信可能に接続される。
操作部131は、プロジェクター100の筐体表面に設けられた各種のボタンやスイッチを備え、これらのボタンやスイッチの操作に対応した操作信号を生成して、入力インターフェース135に出力する。入力インターフェース135は、操作部131から入力された操作信号を第1制御部150に出力する。
リモコン受光部133は、リモコン5から送信される赤外線信号を受光し、受光した赤外線信号をデコードして操作信号を生成する。リモコン受光部133は、生成した操作信号を入力インターフェース135に出力する。入力インターフェース135は、リモコン受光部133から入力された操作信号を第1制御部150に出力する。
記憶部137は、例えば、ハードディスクドライブやSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶装置である。記憶部137は、第1制御部150が実行するプログラムや、第1制御部150が処理したデータ、画像データ等を記憶する。
画像インターフェース141は、コネクター及びインターフェース回路を備え、プロジェクター100に画像データを供給するパーソナルコンピューター300に有線接続が可能に構成される。本発明の実施形態では、画像インターフェース141は、例えば、HDMI規格に則ってパーソナルコンピューター300と画像データ等をやり取りするためのインターフェースである。
画像インターフェース141は、HDMIケーブルを介して、パーソナルコンピューター300と通信可能に接続される。
通信インターフェース142は、NFCタグ160と通信可能に接続される。通信インターフェース142は、NFCタグ160のリーダー機能及びライター機能を備える。
すなわち、通信インターフェース142は、第1制御部150からの指示に従って、NFCタグ160に記憶された情報を読み出す。例えば、通信インターフェース142は、第1制御部150からの指示に従って、NFCタグ160に記憶された形状補正値情報を読み出す。形状補正値情報は、形状補正値を示す。形状補正値については、後述にて図2〜図4を参照して説明する。
また、通信インターフェース142は、第1制御部150からの指示に従って、NFCタグ160に種々の情報を書き込む。例えば、通信インターフェース142は、第1制御部150からの指示に従って、NFCタグ160に機種情報を書き込む。機種情報は、プロジェクター100の機種を示す。
第1制御部150は、第1メモリー151及び第1プロセッサー153を備える。
第1メモリー151は、第1プロセッサー153が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。第1メモリー151は、磁気的記憶装置、フラッシュROM(Read Only Memory)等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、第1メモリー151は、第1プロセッサー153のワークエリアを構成するRAM(Random Access Memory)を含んでもよい。第1メモリー151は、第1制御部150により処理されるデータや、第1プロセッサー153が実行する第1制御プログラムを記憶する。
第1プロセッサー153は、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーが第1プロセッサー153として機能する構成であってもよい。第1プロセッサー153は、第1制御プログラムを実行してプロジェクター100の各部を制御する。例えば、第1プロセッサー153は、操作部131やリモコン5により受け付けた操作に対応した画像処理の実行指示と、この画像処理に用いるパラメーターとを画像処理部145に出力する。パラメーターには、例えば、スクリーンSCに投射する画像の幾何的な歪みを補正するための幾何補正パラメーター等が含まれる。また、第1プロセッサー153は、光源駆動部121を制御して光源部111の点灯と消灯とを制御し、また光源部111の輝度を調整する。
画像処理部145及びフレームメモリー143は、例えば、集積回路により構成することができる。集積回路は、LSI、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)を含む。PLDには、例えば、FPGA(Field−Programmable Gate Array)が含まれる。また、集積回路の構成の一部にアナログ回路が含まれていてもよく、プロセッサーと集積回路との組み合わせであってもよい。プロセッサーと集積回路との組み合わせは、マイクロコントローラー(MCU)、SoC(System−on−a−chip)、システムLSI、チップセットなどと呼ばれる。
画像処理部145は、画像インターフェース141から入力された画像データをフレームメモリー143に展開する。フレームメモリー143は、複数のバンクを備える。各バンクは、1フレーム分の画像データを書き込み可能な記憶容量を有する。フレームメモリー143は、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成される。
画像処理部145は、フレームメモリー143に展開した画像データに対して、例えば、解像度変換処理又はリサイズ処理、歪曲収差の補正、形状補正処理、デジタルズーム処理、画像の色合いや輝度の調整等の画像処理を行う。
また、画像処理部145は、垂直同期信号の入力フレーム周波数を描画周波数に変換した垂直同期信号を生成する。生成した垂直同期信号を出力同期信号という。画像処理部145は、生成した出力同期信号を光変調装置駆動部122に出力する。
[3.要部の構成]
図2は、表示システム1の要部の構成の一例を示す図である。
[3−1.第1制御部の構成]
プロジェクター100の第1制御部150は、実行部155を備える。具体的には、図1に示す第1プロセッサー153が、第1メモリー151に記憶された第1制御プログラムを実行することによって、実行部155として機能する。
実行部155は、形状補正値に基づいて、形状補正処理を実行する。形状補正処理は、台形補正処理、又はキーストーン補正処理とも呼ばれる。実行部155は、例えば、プロジェクター100を起動時に、NFCタグ160から形状補正値を読み出して、形状補正処理を実行する。
形状補正値、及び形状補正処理については、後述にて図3及び図4を参照して説明する。
[3−2.NFCタグの構成]
NFCタグ160は、いわゆる、RFID(Radio Frequency IDentification)タグである。NFCタグ160は、図略のIC(Integrated Circuit)と、アンテナ163と、を備える。ICは、補正値記憶部161と、機種記憶部162と、を備える。
アンテナ163は、スマートフォン200との間で種々の情報を通信する。また、アンテナ163は、プロジェクター100の第1制御部150との間で種々の情報を通信する。
補正値記憶部161は、形状補正値情報SJを記憶する。形状補正値情報SJは、形状補正値を示す。形状補正値情報SJは、スマートフォン200からの指示に従って、アンテナ163を介して、補正値記憶部161に書き込まれる。また、形状補正値情報SJは、第1制御部150からの指示に従って、アンテナ163及び通信インターフェース142を介して、補正値記憶部161から読み出される。
機種記憶部162は、機種情報MJを記憶する。機種情報MJは、プロジェクター100の機種を示す。機種情報MJは、第1制御部150からの指示に従って、アンテナ163及び通信インターフェース142を介して、機種記憶部162に書き込まれる。また、機種情報MJは、スマートフォン200からの指示に従って、アンテナ163を介して、機種記憶部162から読み出される。
機種情報MJは、スマートフォン200がプロジェクター100に配置される位置、及びスマートフォン200がプロジェクター100に配置される姿勢を規定する。
スマートフォン200がプロジェクター100に配置される位置は、「所定位置」の一例に対応する。スマートフォン200がプロジェクター100に配置される姿勢は、「所定姿勢」の一例に対応する。
スマートフォン200がプロジェクター100に配置される位置及び姿勢については、後述にて図5を参照して説明する。
[3−3.スマートフォンの構成]
スマートフォン200は、第2制御部210と、センサー部220と、を備える。
第2制御部210は、第2メモリー211及び第2プロセッサー212を備える。
第2メモリー211は、第2プロセッサー212が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。第2メモリー211は、磁気的記憶装置、フラッシュROM等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、第2メモリー211は、第2プロセッサー212のワークエリアを構成するRAMを含んでもよい。第2メモリー211は、第2制御部210により処理されるデータや、第2プロセッサー212が実行する第2制御プログラムを記憶する。
第2プロセッサー212は、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーが第2プロセッサー212として機能する構成であってもよい。第2プロセッサー212は、第2制御プログラムを実行してスマートフォン200の各部を制御する。
第2制御部210は、第1生成部213と、取得部214と、第2生成部215と、送信部216と、を備える。具体的には、第2プロセッサー212が、第2制御プログラムを実行することによって、第1生成部213、取得部214、第2生成部215、及び送信部216として機能する。
センサー部220は、3軸加速度センサー221、3軸ジャイロセンサー222、及び3軸磁気センサー223を備える。
3軸加速度センサー221は、互いに直交する3つの軸方向の加速度を検出する。
3軸ジャイロセンサー222は、互いに直交する3つの軸方向の角速度を検出する。
3軸磁気センサー223は、互いに直交する3つの軸方向の磁気を検出する。
センサー部220は、「センサー」の一例に対応する。
本実施形態では、センサー部220が、3軸加速度センサー221、3軸ジャイロセンサー222、及び3軸磁気センサー223を備えるが、センサー部220が、3軸加速度センサー221、3軸ジャイロセンサー222、及び3軸磁気センサー223の少なくとも1つを備えればよい。
第1生成部213は、例えば3軸加速度センサー221によって、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角を示す傾斜情報LJを生成する。
基準面は、例えば、図4に示すX−Z平面、Y−Z平面、及びX−Y平面に対応する。
図4に示す傾斜角θは、X−Z平面に対する傾斜角を示す。図5に示す傾斜角φは、Y−Z平面に対する傾斜角を示す。図略の傾斜角ηは、X−Y平面に対する傾斜角を示す。
X軸は、スクリーンSCの投写面の水平方向と平行であり、Y軸は、スクリーンSCの投写面の垂直方向と平行である。Z軸は、スクリーンSCの投写面からプロジェクター100に向かう方向と平行である。
傾斜情報LJは、傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηを示す。
本実施形態では、第1生成部213が、3軸加速度センサー221によって、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角を示す傾斜情報LJを生成するが、本発明の実施形態はこれに限定されない。第1生成部213が、3軸加速度センサー221、3軸ジャイロセンサー222、及び3軸磁気センサー223の少なくとも1つによって、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角を示す傾斜情報LJを生成すればよい。
取得部214は、NFCタグ160の機種記憶部162から機種情報MJを取得する。
なお、機種情報MJは、NFCタグ160がプロジェクター100の筐体10に配置される際に、第1制御部150からの指示に従って、アンテナ163及び通信インターフェース142を介して、機種記憶部162に書き込まれる。
第2生成部215は、傾斜情報LJ及び機種情報MJに基づいて、プロジェクター100が形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する。
形状補正値については、後述にて図3及び図4を参照して説明する。
送信部216は、形状補正値をプロジェクター100に送信する。送信部216は、例えば、NFCタグ160を経由して、形状補正値をプロジェクター100に送信する。
具体的には、送信部216は、形状補正値をNFCタグ160の補正値記憶部161に書き込む。そして、プロジェクター100の第1制御部150は、NFCタグ160の補正値記憶部161から形状補正値を読み出す。
[4.形状補正処理の具体例]
次に、図3及び図4を参照して、第1制御部150の実行部155が実行する形状補正処理について具体的に説明する。
図3〜図5の各々には、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を記載している。Y軸は、鉛直方向と平行であり、X軸及びZ軸は、水平方向と平行である。X軸は、左右方向を示し、Z軸は、前後方向を示す。X軸の正方向は、右方向を示し、Z軸の正方向は、前方向を示し、Y軸の正方向は、上方向を示す。
図3及び図4では、プロジェクター100の傾斜角が、スマートフォン200の傾斜角と一致する場合について説明する。すなわち、スマートフォン200が、例えば図5に示すようにプロジェクター100に配置される場合について説明する。
また、図3及び図4では、画像光PLの投射画像が矩形状である場合について説明する。
図3は、形状補正処理の一例を示す側面図である。図3では、傾斜角θに関する形状補正処理について説明する。図3では、傾斜角φ及び傾斜角ηの各々が「0」である場合について説明する。
傾斜角θが「0」である場合には、直線LC1は、スクリーンSCと直交する。直線LC1は、投射部110からの画像光PLの中心軸を示す。画像光PL11は、Y軸の負方向側の端部、すなわち下端部の画像光PLを示す。画像光PL12は、Y軸の正方向側の端部、すなわち上端部の画像光PLを示す。
傾斜角θが「0」である場合には、投射画像の画像光PL11に対応する辺、すなわち下辺の長さが、投射画像の画像光PL12に対応する辺、すなわち上辺の長さと一致するため、実行部155は、形状補正処理を行わない。
図3において、破線で示すように、傾斜角θが正である場合には、投射画像の画像光PL21に対応する辺、すなわち下辺の長さは、投射画像の画像光PL22に対応する辺、すなわち上辺の長さより短い。直線LC2は、投射部110からの画像光PLの中心軸を示す。画像光PL21は、Y軸の負方向側の端部、すなわち下端部の画像光PLを示す。画像光PL22は、Y軸の正方向側の端部、すなわち上端部の画像光PLを示す。
また、プロジェクター100は、例えば、記憶部137に、傾斜角θについて(−45)度から(+45)度の範囲において(0.5)度間隔で、形状補正処理を規定する補正パラメーターを記憶している。すなわち、記憶部137は、傾斜角θAと対応付けて、形状補正処理を規定する補正パラメーターを記憶している。傾斜角θAは、記憶部137に記憶された(0.5)度間隔の傾斜角θを示す。
第2生成部215は、傾斜角θを、記憶部137に記憶された傾斜角θAのうち、最も近い傾斜角θAに置き換えて、形状補正値として生成する。例えば、傾斜角θが、−0.25度以上、+0.25未満である場合には、第2生成部215は、傾斜角θAを0.0度に設定する。また、例えば、傾斜角θが、15.25度以上、15.75未満である場合には、第2生成部215は、傾斜角θAを15.5度に設定する。
実行部155は、傾斜角θAに対応する補正パラメーターを記憶部137から読み出して、補正パラメーターによって規定される形状補正処理を実行する。
図4は、形状補正処理の他の一例を示す平面図である。図4では、傾斜角φに関する形状補正処理について説明する。図4では、傾斜角θ及び傾斜角ηの各々が「0」である場合について説明する。
傾斜角φが「0」である場合には、直線LC1は、スクリーンSCと直交する。直線LC1は、投射部110からの画像光PLの中心軸を示す。画像光PL13は、X軸の正方向側の端部、すなわち右端部の画像光PLを示す。画像光PL14は、X軸の負方向側の端部、すなわち左端部の画像光PLを示す。
傾斜角θが「0」である場合には、投射画像の画像光PL13に対応する辺、すなわち左辺の長さが、投射画像の画像光PL14に対応する辺、すなわち右辺の長さと一致するため、実行部155は、形状補正処理を行わない。
図4において、破線で示すように、傾斜角θが正である場合には、投射画像の画像光PL33に対応する辺、すなわち右辺の長さは、投射画像の画像光PL34に対応する辺、すなわち左辺の長さより短い。直線LC3は、投射部110からの画像光PLの中心軸を示す。画像光PL33は、X軸の正方向側の端部、すなわち右端部の画像光PLを示す。画像光PL34は、X軸の負方向側の端部、すなわち左端部の画像光PLを示す。
また、プロジェクター100は、例えば、記憶部137に、傾斜角φについて(−45)度から(+45)度の範囲において(0.5)度間隔で、形状補正処理を規定する補正パラメーターを記憶している。すなわち、記憶部137は、傾斜角φAと対応付けて、形状補正処理を規定する補正パラメーターを記憶している。傾斜角φAは、記憶部137に記憶された(0.5)度間隔の傾斜角φを示す。
第2生成部215は、傾斜角φを、記憶部137に記憶された傾斜角φAのうち、最も近い傾斜角φAに置き換えて、形状補正値として生成する。例えば、傾斜角φが、−0.25度以上、+0.25未満である場合には、第2生成部215は、傾斜角φAを0.0度に設定する。また、例えば、傾斜角φが、−15.25度以上、+15.75未満である場合には、第2生成部215は、傾斜角φAを15.5度に設定する。
実行部155は、傾斜角φAに対応する補正パラメーターを記憶部137から読み出して、補正パラメーターによって規定される形状補正処理を実行する。
傾斜角ηについても、図3を参照して説明した傾斜角θ、及び図4を参照して説明した傾斜角φと同様に処理する。
すなわち、記憶部137は、傾斜角ηについて(−45)度から(+45)度の範囲において(0.5)度間隔で、形状補正処理を規定する補正パラメーターを記憶している。すなわち、記憶部137は、傾斜角ηAと対応付けて、形状補正処理を規定する補正パラメーターを記憶している。傾斜角ηAは、記憶部137に記憶された(0.5)度間隔の傾斜角ηを示す。
第2生成部215は、傾斜角ηを、記憶部137に記憶された傾斜角ηAのうち、最も近い傾斜角ηAに置き換えて、形状補正値として生成する。例えば、傾斜角ηが、−0.25度以上、+0.25未満である場合には、第2生成部215は、傾斜角ηAを0.0度に設定する。また、例えば、傾斜角ηが、15.25度以上、15.75未満である場合には、第2生成部215は、傾斜角ηAを15.5度に設定する。
実行部155は、傾斜角ηAに対応する補正パラメーターを記憶部137から読み出して、補正パラメーターによって規定される形状補正処理を実行する。
図3及び図4を参照して、上述したように、第2生成部215は、傾斜角θを傾斜角θAに置き換え、傾斜角φを傾斜角φAに置き換え、傾斜角ηを傾斜角ηAに置き換えて、形状補正値として生成する。すなわち、形状補正値は、傾斜角θA、傾斜角φA、及び、傾斜角ηAを示す。
実行部155は、形状補正値、すなわち、傾斜角θA、傾斜角φA、及び傾斜角ηAに対応する補正パラメーターを記憶部137から読み出して、補正パラメーターによって規定される形状補正処理を実行する。
[5.スマートフォンの配置の具体例]
図5は、プロジェクター100におけるスマートフォン200の配置の一例を示す図である。図5の上図は平面図であり、図5の下図は側面図である。
図5に示すように、プロジェクター100の筐体10の上面11には、ガイド部材12が配置される。ガイド部材12は、スマートフォン200の位置を規定する。
ガイド部材12は、第1部材12A、第2部材12B、第3部材12C、及び第4部材12Dを備える。
第1部材12A、第2部材12B、第3部材12C、及び第4部材12Dの各々は、平面視L字状の板状部材である。第1部材12A、第2部材12B、第3部材12C、及び第4部材12Dの各々は、筐体10の上面11に固定される。また、第1部材12A、第2部材12B、第3部材12C、及び第4部材12Dの各々は、スマートフォン200の四隅をガイドし、支持する。
スマートフォン200は、その長軸方向が、直線LCに沿って配置される。直線LCは、プロジェクター100の筐体10の上面11におけるX軸方向の中心位置を示す。
ガイド部材12の形状は、図5に記載の形状に限定されない。プロジェクター100を上下に傾けた際に、スマートフォン200がプロジェクター100から落ちなければ良い。ガイド部材12は、例えば、第4部材12Dと第2部材12Bのみの構成でもよい。またガイド部材12は、例えば、L字状部材を備える形態ではなく、スマートフォン200の下部が嵌まり込むような凹形状でもよい。
また、ガイド部材12は、スマートフォン200が滑らないような部材(摩擦のある)で構成され、その上にスマートフォン200を置くような構成でもよい。
また、スマートフォン200は、その中心位置がプロジェクター100の筐体10のZ軸の負方向側の端部から距離LFの位置になるように配置される。距離LFは、プロジェクター100の筐体10のZ軸の負方向側の端部からスマートフォン200の中心位置までの距離を示す。なお、プロジェクター100は、筐体10のZ軸の負方向側の端部からZ軸の負方向に向けて画像光PLを投射する。
また、スマートフォン200は、表示面SAがZ軸の正方向側、すなわち、上側に位置するように配置される。表示面SAは、画像を表示する側の面を示す。表示面SAは、例えば、タッチパネルとして構成される。
表示面SAは、「主面」の一例に対応する。
このように、スマートフォン200の位置が、ガイド部材12によって規定されるため、スマートフォン200がプロジェクター100に配置される位置がガイド部材12によって決定される。図5では、スマートフォン200の中心位置は、プロジェクター100の筐体10の上面11において、直線LC上のプロジェクター100の筐体10のZ軸の負方向側の端部から距離LFの位置に配置される。
また、スマートフォン200の表示面SAがY軸の正方向側に位置するように配置されるため、スマートフォン200がプロジェクター100に配置される姿勢が筐体10の形状によって決定される。図5では、スマートフォン200は、表示面SAがX−Z平面と平行になるように配置される。すなわち、スマートフォン200の姿勢は、プロジェクター100の筐体10の上面11に沿った姿勢である。
なお、本実施形態では、スマートフォン200がプロジェクター100の筐体10の上面11に配置されるが、本発明の実施形態はこれに限定されない。プロジェクター100の機種に応じて、スマートフォン200がプロジェクター100に配置される位置、及びスマートフォン200がプロジェクター100に配置される姿勢が予め規定されていればよい。例えば、スマートフォン200がプロジェクター100の筐体10の側面に配置されてもよい。
また、本実施形態では、スマートフォン200がプロジェクター100に配置される位置がガイド部材12によって規定されるが、本発明の実施形態はこれに限定されない。スマートフォン200がプロジェクター100に配置される位置がユーザーに視認可能に構成されていればよい。例えば、スマートフォン200がプロジェクター100に配置される位置に、ユーザーに対してスマートフォン200を配置する旨のメッセージを印字してもよい。メッセージは、例えば、「ここに、スマートフォン200を載置してください。」との文字である。
[6.制御部の処理]
図6は、第1制御部150及び第2制御部210の処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、NFCタグ160の機種記憶部162に機種情報MJが予め記憶されている場合について説明する。
図6に示すように、まず、ステップS101において、取得部214は、機種記憶部162から機種情報MJを取得する。
次に、ステップS103において、プロジェクター100を基準状態に配置して、第1生成部213は、3軸加速度センサー221から、傾斜角θ1、傾斜角φ1及び傾斜角η1を取得する。傾斜角θ1は、X−Z平面に対する傾斜角を示す。傾斜角φ1は、Y−Z平面に対する傾斜角を示す。傾斜角η1は、X−Y平面に対する傾斜角を示す。
基準状態は、例えば、直線LC1が、スクリーンSCと直交する状態である。直線LC1は、投射部110からの画像光PLの中心軸を示す。
次に、ステップS105において、プロジェクター100を投射状態に配置して、第1生成部213は、3軸加速度センサー221から、傾斜角θ2、傾斜角φ2及び傾斜角η2を取得する。傾斜角θ2は、X−Z平面に対する傾斜角を示す。傾斜角φ2は、Y−Z平面に対する傾斜角を示す。傾斜角η2は、X−Y平面に対する傾斜角を示す。
次に、ステップS107において、第1生成部213は、傾斜情報LJを生成する。傾斜情報LJは、傾斜角θの差分(θ2−θ1)、傾斜角φの差分(φ2−φ1)、及び、傾斜角ηの差分(η2−η1)を示す。
次に、ステップS109において、第2生成部215は、傾斜情報LJ及び機種情報MJに基づいて、プロジェクター100が形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する。形状補正値は、例えば、傾斜角θA、傾斜角φA、及び傾斜角ηAを示す。
具体的には、形状補正値は、プロジェクターのOSDメニューで制御できるステップ数(例えば、0度〜±45度で、1ステップが0.5度)を示す値でもよいし、他の値でもよい。
次に、ステップS111において、送信部216は、形状補正値をプロジェクター100に送信する。
次に、ステップS113において、実行部155は、形状補正値に基づいて、形状補正処理を実行する。実行部155は、例えば、形状補正値、すなわち、傾斜角θA、傾斜角φA、及び傾斜角ηAに対応する補正パラメーターを記憶部137から読み出して、補正パラメーターによって規定される形状補正処理を実行する。
その後、処理がステップS101へリターンする。
ステップS103、ステップS105及びステップS107は、「第1生成ステップ」の一例に対応する。ステップS101は、「取得ステップ」の一例に対応する。ステップS109は、「第2生成ステップ」の一例に対応する。ステップS111は、「送信ステップ」の一例に対応する。ステップS113は、「実行ステップ」の一例に対応する。
[7.本発明の実施形態及び作用効果]
以上、図1〜図6を参照して説明したように、本実施形態に係る表示システム1の制御方法は、プロジェクター100と、センサー部220を備え、プロジェクター100と通信可能に接続されるスマートフォン200とを備える表示システム1の制御方法であって、スマートフォン200が、センサー部220によって、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηを示す傾斜情報LJを生成する第1生成ステップと、スマートフォン200が、傾斜情報LJに基づいて、プロジェクター100が形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する第2生成ステップと、スマートフォン200が、形状補正値をプロジェクター100に送信する送信ステップと、プロジェクター100が、形状補正値に基づいて、形状補正処理を実行する実行ステップと、を含む。
すなわち、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηを示す傾斜情報LJに基づいて、プロジェクター100が形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成し、プロジェクター100が、形状補正値に基づいて、形状補正処理を実行する。したがって、プロジェクター100の形状補正処理を容易に実行できる。
また、本実施形態に係る表示システム1の制御方法は、センサー部220は、3軸加速度センサー221、3軸ジャイロセンサー222、及び3軸磁気センサー223の少なくとも1つを含む。
したがって、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηを検出できる。
また、本実施形態に係る表示システム1の制御方法は、プロジェクター100は、NFCタグ160を備え、スマートフォン200は、NFCタグ160のリーダー機能及びライター機能を備え、送信ステップでは、形状補正値をNFCタグ160に書き込むことによって形状補正値を送信する。
すなわち、スマートフォン200が形状補正値をNFCタグ160に書き込み、プロジェクター100が形状補正値をNFCタグ160から読み出すことによって、形状補正値をスマートフォン200からプロジェクター100に送信する。したがって、簡素な構成で、且つ簡単な処理で、形状補正値をスマートフォン200からプロジェクター100に送信できる。
また、本実施形態に係る表示システム1の制御方法は、実行ステップでは、プロジェクター100が起動時にNFCタグ160から形状補正値を読み出して、形状補正処理を実行する。
したがって、プロジェクター100が起動時にNFCタグ160から形状補正値を読み出して、形状補正処理を実行するため、適正なタイミングでプロジェクター100の形状補正処理を実行できる。
また、本実施形態に係る表示システム1の制御方法は、スマートフォン200は、プロジェクター100の所定位置に所定姿勢で配置され、所定位置及び所定姿勢は、プロジェクター100の機種に応じて規定される。
したがって、スマートフォン200は、適正な形状補正値を生成することが可能になる。
また、本実施形態に係る表示システム1の制御方法は、NFCタグ160は、プロジェクター100の機種を示す機種情報MJを記憶しており、スマートフォン200が機種情報MJを取得する取得ステップを含み、第2生成ステップでは、スマートフォン200が、機種情報MJに基づいて形状補正値を生成する。
したがって、スマートフォン200が、機種情報MJに基づいて形状補正値を生成するため、スマートフォン200は、適正な形状補正値を生成できる。
また、本実施形態に係る表示システム1の制御方法は、所定位置は、プロジェクター100の筐体10の上面位置を含む。
したがって、プロジェクター100の筐体10の上面11にスマートフォン200を配置することによって、図3及び図4を参照して説明したように、傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηから形状補正値を容易に生成できる。
また、本実施形態に係る表示システム1の制御方法は、所定姿勢は、スマートフォン200の表示面SAが、プロジェクター100の筐体10の上面11に沿った姿勢を含む。
したがって、スマートフォン200の表示面SAが、プロジェクター100の筐体10の上面11に沿った姿勢では、図3及び図4を参照して説明したように、傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηから形状補正値を容易に生成できる。
また、本実施形態に係るスマートフォン200の制御方法は、センサー部220を備え、プロジェクター100と通信可能に接続されるスマートフォン200の制御方法であって、センサー部220によって、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηを示す傾斜情報LJを生成する第1生成ステップと、傾斜情報LJに基づいて、プロジェクター100が形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する第2生成ステップと、形状補正値をプロジェクター100に送信する送信ステップと、を含む。
すなわち、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηを示す傾斜情報LJに基づいて、プロジェクター100が形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成し、形状補正値をプロジェクター100に送信する。したがって、プロジェクター100の形状補正処理を容易に実行できる。
また、本実施形態に係る表示システム1は、プロジェクター100と、センサー部220を備え、プロジェクター100と通信可能に接続されるスマートフォン200とを備える表示システム1であって、スマートフォン200は、センサー部220によって、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηを示す傾斜情報LJを生成する第1生成部213と、傾斜情報LJに基づいて、プロジェクター100が形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する第2生成部215と、形状補正値をプロジェクター100に送信する送信部216と、を備え、プロジェクター100は、形状補正値に基づいて、形状補正処理を実行する実行部155、を備える。
すなわち、スマートフォン200の基準面に対する傾斜角θ、傾斜角φ及び傾斜角ηを示す傾斜情報LJに基づいて、プロジェクター100が形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成し、プロジェクター100が、形状補正値に基づいて、形状補正処理を実行する。したがって、プロジェクター100の形状補正処理を容易に実行できる。
[8.他の実施形態]
上述した本実施形態は、好適な実施の形態である。ただし、上述の本実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、本実施形態では、「制御装置」がスマートフォン200で構成される場合について説明するが、本発明の実施形態はこれに限定されない。「制御装置」は、センサー部220を備え、プロジェクター100と通信可能に接続されればよい。例えば、「制御装置」は、例えば、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)端末等でもよい。
また、本実施形態では、センサー部220が、3軸加速度センサー221、3軸ジャイロセンサー222、及び3軸磁気センサー223を備えるが、本発明の実施形態はこれに限定されない。センサー部220が、3軸加速度センサー221、3軸ジャイロセンサー222、及び3軸磁気センサー223の少なくとも1つを備えればよい。
また、プロジェクター100の電源を投入している状態では、図6に示すステップS105〜ステップS113の処理が繰り返し実行され、リアルタイムに映像を補正する構成でもよい。
また、本実施形態では、プロジェクター100とスマートフォン200とがNFCタグ160を介して通信可能に接続されるが、本発明の実施形態はこれに限定されない。プロジェクター100とスマートフォン200とが通信可能に接続されればよい。例えば、プロジェクター100とスマートフォン200とが、Wi−Fi(登録商標)等を介して、無線通信可能に接続されてもよいし、プロジェクター100とスマートフォン200とが、USBケーブル等を介して有線通信可能に接続されてもよい。
また、図1及び図2に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター100及びスマートフォン200の他の各部の具体的な細部構成についても、趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、図6に示すフローチャートの処理単位は、第1制御部150及び第2制御部210の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。図6のフローチャートに示す処理単位の分割の仕方や名称によって制限されることはなく、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
また、表示システム1の制御方法は、プロジェクター100が備える第1プロセッサー153に、表示システム1の制御方法に対応した第1制御プログラムを実行させ、スマートフォン200が備える第2プロセッサー212に、表示システム1の制御方法に対応した第2制御プログラムを実行させることで実現できる。また、この第1制御プログラム及び第2制御プログラムの各々は、コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体に記録しておくことも可能である。記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD、Blu−ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、記録媒体は、画像処理装置が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。また、表示システム1の制御方法に対応した第1制御プログラム及び第2制御プログラムをサーバー装置等に記憶させておき、サーバー装置からプロジェクター100に、第1制御プログラムをダウンロードし、サーバー装置からスマートフォン200に、第2制御プログラムをダウンロードすることで表示システム1の制御方法を実現することもできる。
また、プロジェクター100の制御方法は、プロジェクター100が備える第1プロセッサー153に、プロジェクター100の制御方法に対応した第1制御プログラムを実行させることで実現できる。また、この第1制御プログラムは、コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体に記録しておくことも可能である。記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD、CD−ROM、DVD、Blu−ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、記録媒体は、画像処理装置が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。また、プロジェクター100の制御方法に対応した第1制御プログラムをサーバー装置等に記憶させておき、サーバー装置からプロジェクター100に、第1制御プログラムをダウンロードすることでプロジェクター100の制御方法を実現することもできる。
1…表示システム、10…筐体、11…上面、12…ガイド部材、100…プロジェクター、110…投射部、111…光源部、112…光変調装置、113…投射光学系、115…液晶パネル、120…駆動部、121…光源駆動部、122…光変調装置駆動部、131…操作部、135…入力インターフェース、141…画像インターフェース、142…通信インターフェース、145…画像処理部、150…制御部、151…メモリー、153…プロセッサー、155…実行部、160…NFCタグ、161…補正値記憶部、162…機種記憶部、163…アンテナ、200…スマートフォン(制御装置)、210…第2制御部、211…第2メモリー、212…第2プロセッサー、213…第1生成部、214…取得部、215…第2生成部、216…送信部、220…センサー部(センサー)、221…3軸加速度センサー、222…3軸ジャイロセンサー、223…3軸磁気センサー、300…パーソナルコンピューター、LJ…傾斜情報、MJ…機種情報、PL…画像光、SA…表示面(主面)、SC…スクリーン、SJ…形状補正値情報、η、ηA…傾斜角、θ、θA…傾斜角、φ、φA…傾斜角。

Claims (10)

  1. プロジェクターと、センサーを備え、前記プロジェクターと通信可能に接続される制御装置とを備える表示システムの制御方法であって、
    前記制御装置が、前記センサーによって、前記制御装置の基準面に対する傾斜角を示す傾斜情報を生成する第1生成ステップと、
    前記制御装置が、前記傾斜情報に基づいて、前記プロジェクターが形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する第2生成ステップと、
    前記制御装置が、前記形状補正値を前記プロジェクターに送信する送信ステップと、
    前記プロジェクターが、前記形状補正値に基づいて、前記形状補正処理を実行する実行ステップと、
    を含む、表示システムの制御方法。
  2. 前記センサーは、3軸加速度センサー、3軸ジャイロセンサー、及び3軸磁気センサーの少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載の表示システムの制御方法。
  3. 前記プロジェクターは、NFCタグを備え、
    前記制御装置は、前記NFCタグのリーダー機能及びライター機能を備え、
    前記送信ステップでは、前記形状補正値を前記NFCタグに書き込むことによって前記形状補正値を送信する、
    請求項1又は請求項2に記載の表示システムの制御方法。
  4. 前記実行ステップでは、前記プロジェクターが起動時に前記NFCタグから前記形状補正値を読み出して、前記形状補正処理を実行する、
    請求項3に記載の表示システムの制御方法。
  5. 前記制御装置は、前記プロジェクターの所定位置に所定姿勢で配置され、
    前記所定位置及び前記所定姿勢は、前記プロジェクターの機種に応じて規定される、
    請求項3又は請求項4に記載の表示システムの制御方法。
  6. 前記NFCタグは、前記プロジェクターの機種を示す機種情報を記憶しており、
    前記制御装置が前記機種情報を取得する取得ステップを含み、
    前記第2生成ステップでは、前記制御装置が、前記機種情報に基づいて前記形状補正値を生成する、
    請求項5に記載の表示システムの制御方法。
  7. 前記所定位置は、前記プロジェクターの筐体の上面位置を含む、
    請求項5又は請求項6に記載の表示システムの制御方法。
  8. 前記所定姿勢は、前記制御装置の主面が、前記プロジェクターの筐体の上面に沿った姿勢を含む、
    請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の表示システムの制御方法。
  9. センサーを備え、プロジェクターと通信可能に接続される制御装置の制御方法であって、
    前記センサーによって、前記制御装置の基準面に対する傾斜角を示す傾斜情報を生成する第1生成ステップと、
    前記傾斜情報に基づいて、前記プロジェクターが形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する第2生成ステップと、
    前記形状補正値を前記プロジェクターに送信する送信ステップと、
    を含む、制御装置の制御方法。
  10. プロジェクターと、センサーを備え、前記プロジェクターと通信可能に接続される制御装置とを備える表示システムであって、
    前記制御装置は、
    前記センサーによって、前記制御装置の基準面に対する傾斜角を示す傾斜情報を生成する第1生成部と、
    前記傾斜情報に基づいて、前記プロジェクターが形状補正処理を実行する際に使用される形状補正値を生成する第2生成部と、
    前記形状補正値を前記プロジェクターに送信する送信部と、
    を備え、
    前記プロジェクターは、前記形状補正値に基づいて、前記形状補正処理を実行する実行部、を備える、
    表示システム。
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