JP2021143847A - センサ装置及び車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材に対する雪等の付着によってセンサの検知機能が低下する現象を抑制することができるセンサ装置及び車両用灯具を提供する。【解決手段】センサ装置としての車両用灯具10は、車両に設けられて外部の情報を取得するためのセンサ60と、センサ60の前側に設けられたカバー部材30と、を備え、カバー部材30は、所定の隙間34を有して配置され通電によってヒータとして機能する複数の線状部33を有した導電膜32を備え、隙間34は、センサ60の電磁波Lの出射方向に沿った投影範囲において、センサ60が外部からの情報を取得可能な大きさとされている。【選択図】図2

Description

本開示は、センサ装置及び車両用灯具に関する。
特許文献1には、ハウジングと、ハウジングと共に空間を形成する透光部材と、その空間内に配置されて透光部材から外部の情報を取得するセンサと、を備える構成が開示されている。この構成によれば、センサの光は、透光部材を通過して車両外部の所定領域に照射され、照射された物体により反射された戻り光が透光部材を通過してセンサに検出される。
また、特許文献2には、レンズと、光照射部と、発熱可能なヒータと、を備える車両用灯具が開示される。この構成によれば、レンズに雪等が付着した場合に、ヒータの熱が雪等を融かし、光照射部の照射機能が確保される。
特開2018−129266号公報 特開2007−242291号公報
自動車の制御部は各種のセンサの検知結果に基づいて警告、表示等をするように制御する。また、センサの検知結果については、将来的な自動運転にも利用することができる。従って、特許文献1の構成を車両に適用した場合には、透光部材(カバー部材)に雪等が付着すると、雪等の検知によってセンサの検知機能が低下し、それらの制御に支障を来たす可能性がある。
また、特許文献2には、ヒータが開示されるが、センサの電磁波の出射方向のレンズにヒータが適用される構成は開示されていない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、カバー部材に対する雪等の付着によってセンサの検知機能が低下する現象を抑制することができるセンサ装置及び車両用灯具を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明のセンサ装置は、車両に設けられて外部の情報を取得するためのセンサと、前記センサの前側に設けられたカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、所定の隙間を有して配置され通電によってヒータとして機能する通電部を有した導電膜を備え、前記隙間は、前記センサの電磁波の出射方向に沿った投影範囲において、前記センサが外部からの情報を取得可能な大きさとされている、ことを特徴とする。
また、本発明の車両用灯具は、車両に設けられて所定の配光パターンを形成する光を外部に照射するための照射部と、前記車両に設けられて外部の情報を取得するためのセンサと、前記照射部及び前記センサの前側に設けられたカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、所定の隙間を有して配置され通電によってヒータとして機能する通電部を有した導電膜を備え、前記隙間は、前記センサの電磁波の出射方向に沿った投影範囲において、前記センサが外部からの情報を取得可能な大きさとされている、ことを特徴とする。
本発明に係るセンサ装置又は車両用灯具によれば、カバー部材に対する雪等の付着によってセンサの検知機能が低下する現象を抑制することができる。
(a)本発明の一実施形態に係る車両用灯具の概略図、(b)第1カバー部及び導電膜の裏面図 (a)導電膜の拡大裏面図、(b)電磁波の出射状態を示す概略図 (a)導電膜が処理された樹脂板材の斜視図、(b)第1カバー部のサイズに切り出した樹脂板材及びこれに処理された導電膜の斜視図、(c)真空成形機により樹脂板材及び導電膜を真空成形する前の状態を示す概略断面図、(d)真空成形機により樹脂板材及び導電膜を真空成形した後の状態を示す概略断面図 (a)射出成形機により第1カバー部及び導電膜の構成に第2カバー部を一体成形させるように射出成形する前の状態を示す概略断面図、(b)射出成形機の2つの金型の中に第1カバー部及び導電膜を挿入した状態を示す概略断面図、(c)射出成形機の2つの金型の中に第1カバー部及び導電膜が挿入された状態において、樹脂を射出して第1カバー部に第2カバー部を一体成形した状態を示す概略断面図 (a)比較例に係る第1カバー部に対して、導電膜が処理されたフィルムが貼付される前の構成を示す分解斜視図、(b)比較例に係る第1カバー部及び導電膜の裏面図
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
[車両用灯具]
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る車両用灯具10の構成を示す概略図である。図1(b)は、第1カバー部31a及び導電膜32の裏面図である。車両用灯具10(センサ装置)としては、車体の右前側の車両用灯具を例として、以下に説明する。図1(a)に示されるように、車両用灯具10は、樹脂製のハウジング20と、ハウジング20に収納されたハイビーム照射部41,42(照射部)及びロービーム照射部51,52(照射部)と、ハウジング20に収納されたセンサ60と、ハウジング20と共に筐体を形成するカバー部材30と、を備える。また、車両用灯具10は、コントローラ70(制御部)と、環境センサ75と、を備える。
[ハウジング]
ハウジング20は、内部に、ハイビーム照射部41,42と、ロービーム照射部51,52と、センサ60と、を収納する。ハウジング20の開口にカバー部材30が取り付けられることで、ハウジング20及びカバー部材30の内部に密閉した部屋が形成される。
[ハイビーム照射部及びロービーム照射部]
ハイビーム照射部41,42及びロービーム照射部51,52は、図示しない車両に設けられて所定の配光パターンを形成するための光を外部に照射するための部位であり、光を放射する発光面を有する図示しない光源及び基板を有する。光源は、例えばLEDやOEL又はOLED(有機EL)等の自発光半導体型光源であり、基板に搭載されている。
[センサ]
センサ60は、図示しない車両に設けられて外部の情報を取得するためものである。センサ60は、ハイビーム照射部42とロービーム照射部51との間に配置されている。センサ60は、カバー部材30の内側面に対向するように配置されている。センサ60としては、例えば3D−LiDARが用いられる。このセンサ60は、光(電磁波の一種)を飛ばし、返ってきた光を受光機で受け取り、そのときの時間差から距離を算出する。これにより、周辺の物体の検出や、自動車がマップのどこにいるのかを推定する自車位置の推定が行われる。
[カバー部材]
カバー部材30は、ハイビーム照射部41,42、ロービーム照射部51,52、及びセンサ60の電磁波Lの出射方向に配置されている部材である。カバー部材30は、カバー本体31と、導電膜32と、を有する。
[カバー本体]
カバー本体31は、第1カバー部31aと、第2カバー部31bと、を有する。第1カバー部31aは、例えばポリカーボネート(PC)材又はアクリル樹脂(PMMA)材等の樹脂製のレンズから形成されている。このような材質が用いられるのは、太陽光に対する耐候性が高いためである。カバー本体31の厚みは略均一に設定されている。また、第2カバー部31bは、カバー本体31の周囲でカバー本体31と一体成形される部分である。
[導電膜]
導電膜32は、カバー本体31の第1カバー部31aの裏面に対して直接に形成されている。すなわち、図5(a)を参照しつつ後述する導電膜32がフィルム130に形成され、この導電膜32が形成されたフィルム130がカバー本体31の第1カバー部31aに貼り付けられる構成ではなく、図1及び図3(a)のように導電膜32がカバー本体31の第1カバー部31aに対して直接に形成されたものとなっている。カバー本体31の耐候性が高いので、カバー本体31の内側に導電膜32を配置することにより、導電膜32が傷ついたり太陽光で劣化したりすることが抑制されるためである。また、導電膜32は、カバー本体31の裏面側(車両内側)において露出状態となっている。
図2(a)は、導電膜32の拡大概略図である。導電膜32としては、例えば格子状(メッシュパターン)のものが用いられる。導電膜32は、所定の隙間34を有した状態で複数の線状部33(通電部)が配置されることにより形成されている。線状部33は、通電によってヒータとして機能する部分であり、カバー本体31に付着した雪を溶解させるための部分である。隙間34は、複数の線状部33により囲まれた内側部位である。導電膜32は、第1投影範囲Aと、第2投影範囲Bと、周囲範囲Cと、を有する。
第1投影範囲A(点線で囲った範囲)は、センサ60の電磁波を通すために設けられた範囲である。第2投影範囲B(点線で囲った範囲)は、ハイビーム照射部41,42及びロービーム照射部51,52の光を通すために設けられた範囲である。周囲範囲Cは、第1投影範囲A及び第2投影範囲Bの周囲の範囲である。
例えば、第1投影範囲Aにおける導電膜32の隙間34は、外部からの情報をより良好に取得可能となる部分(情報取得可能領域)として機能させるために、第2投影範囲Bにおける導電膜32の隙間34よりも大きく設定されている。第2投影範囲Bにおける導電膜32の隙間34は、光の透過率をより高く設定するために、周囲範囲Cにおける導電膜32の隙間34よりも大きく設定されている。周囲範囲Cにおける導電膜32の隙間34は、第1投影範囲A及び第2投影範囲Bよりも小さく設定されている。このように、センサ60の電磁波の出射方向に沿った第1投影範囲Aにおける導電膜32の隙間34は、第1投影範囲A以外の範囲である第2投影範囲B及び周囲範囲Cにおける導電膜32の隙間34よりも大きく設定されていることになる。
図2(b)は、電磁波Lの出射状態を示す概略図である。図2(b)に示されるように、センサ60の電磁波Lは、線状部33と線状部33との間(すなわち隙間34)を通過してカバー本体31を透過して出射されていく。このため、電磁波Lは、大きい隙間34を介して出射されることとなり、線状部33によって阻害される電磁波Lの量を抑えることとなる。結果として、好適に電磁波Lを外部に出射して、線状部33を設けたことによるセンサ60の検知機能の低下を抑えることができる。
これに対して、センサ60の電磁波Lの出射方向以外の第2投影範囲B及び周囲範囲Cにおいて、導電膜32の隙間34が小さく設定されているのは、雪を効率良く融かすためである。
次に車両用灯具10の製造方法を説明する。図3及び図4は、第1カバー部31a及び導電膜32の成形工程を示す工程図である。まず、図3(a)に示されるように、導電膜32が処理された所定厚の樹脂板材90が準備される。そして、図3(b)に示されるように、樹脂板材90が第1カバー部31a(図1(b)参照)のサイズに切り出される。なお、従来では、後述する図5(a)のように導電膜32がフィルム130に形成され、この導電膜32付きのフィルム130が第1カバー部31aに貼り付けられ、これによりカバー本体31の一部が構成されていた。しかし、本実施形態では、図3(a)の導電膜32が直接に樹脂板材90に形成され、この導電膜32付きの樹脂板材90によりカバー本体31の一部が構成される。
図3(c)に示されるように、樹脂板材90の上方に導電膜32が配置された状態で、図示しない真空成形機の真空成形金型80上に配置される。樹脂板材90及び導電膜32は、真空成形金型80に形成された吸引孔80aより真空引きをされる。図3(d)に示されるように、真空成形後に第1カバー部31a及び導電膜32が曲面を形成する。
図4(a)に示されるように、射出成形機100の凹型110と凸型120とを開いた状態で、第1カバー部31a及び導電膜32を挿入する。このときに、導電膜32を凸型120側に配置し、第1カバー部31aを凹型110側に配置する。それから、図4(b)に示されるように、凸型120に載置されている第1カバー部31aに対して凹型110を接近させる。凸型120と凹型110との間が密閉されて、空洞150が形成される。そして、図4(c)に示されるように、凸型120の射出孔121から樹脂が空洞150に射出され、その樹脂が固められて第1カバー部31aに第2カバー部31bが一体成形される。
次に、本実施形態の車両用灯具10の使用方法について、図1(a)を参照しつつ説明する。例えば、コントローラ70は、環境センサ75(温度センサ・湿度センサ)の検知情報に基づいて雪が降っていると判断すると、導電膜32に電力を印加する。そして、導電膜32の温度が上昇して、導電膜32がカバー本体31の前面の雪を溶融させる。
そのときに、センサ60の第1投影範囲Aの線状部33よりもその周囲のハイビーム照射部41,42とロービーム照射部51,52の第2投影範囲Bの線状部33の方が密であるため(隙間34が小さいため)、第1投影範囲Aよりも第2投影範囲Bの方が雪を溶融させる効率が高い。なお、センサ60の方が照射部(ハイビーム照射部41,42、ロービーム照射部51,52)よりも、運転における重要度が高く、昼夜を問わず機能させる必要性が高い。特に、センサ60を自動運転制御に活用する場合には、精度の良い検知結果を常に得なければ事故に直結する可能性もあり、光で外部を照射することよりも重要度が高いと考えられる。そのために、第1投影範囲Aの線状部33は、密に形成せずに粗く形成する。これとは反対に、照射部(ハイビーム照射部41,42、ロービーム照射部51,52)の方がセンサ60よりも、運転における重要度が低く、昼に機能させる必要性が低い。そのために、第2投影範囲Bの線状部33は、粗く形成せずに密に形成して雪を溶融させることを優先させる。
また、ハイビーム照射部41,42とロービーム照射部51,52の第2投影範囲Bの線状部33よりもその周囲の周囲範囲Cの線状部33の方が密であるため、第2投影範囲Bよりも周囲範囲Cの方が雪を溶融させる効率が高い。なお、周囲範囲Cの線状部33は、電磁波を透過する必要性がないため、第2投影範囲Bの線状部33よりも密に形成する。
センサ60は、光を導電膜32の隙間34を通して外部の物体に照射して、戻り光を検知する。また、ハイビーム照射部41,42及びロービーム照射部51,52は、光を導電膜32の隙間34を通して外部に照射する。
以上説明してきたように、本実施形態の車両用灯具10は、車両に設けられて外部の情報を取得するためのセンサ60と、センサ60の前側に設けられたカバー部材30と、を備え、カバー部材30は、所定の隙間34を有して配置され通電によってヒータとして機能する複数の線状部33を有した導電膜32を備え、隙間34は、センサ60の電磁波Lの出射方向に沿った第1投影範囲Aにおいて、センサ60が外部からの情報を取得可能な大きさとされている。こうした構成によれば、カバー部材30に対する雪等の付着によってセンサ60の検知機能が低下する現象を抑制することができる。
センサ60の電磁波Lの出射方向に沿った第1投影範囲Aにおける導電膜32の隙間34は、第1投影範囲A外における第2投影範囲B及び周囲範囲Cにおける導電膜32の隙間34よりも大きく設定されている。こうした構成によれば、センサ60の光は、導電膜32に妨げられずに検知する物体に到達し易く、戻り光も戻り易い。
導電膜32は、カバー本体31に対して直接に形成されている。こうした構成によれば、図5(a)の比較例のように導電膜32がフィルム130(透明フィルム)に形成されたものを第1カバー部31aに貼り付けて、図5(b)の比較例のような第1カバー部31aの一部に残るフィルム130の貼付跡131を消失させることができる。そのため、フィルム130の貼付跡131によってカバー部材30の外観が損なわれる問題が解消する。
また、図5(a)のようにフィルム130が必要であればフィルム130のコストが余分に必要になるが、本実施形態の構成によれば、フィルム130が不要であるのでフィルム130のコストが不要となり、低コスト化が実現される。
さらに、図5(a)のように構成する場合には導電膜32をフィルム130に形成する1段階目の工程、及びその導電膜32が形成されたフィルム130をカバー本体31に貼り付ける2段階目の工程の2つの工程が必要となるが、本実施形態の構成によれば、図1及び図3(a)のように導電膜32がカバー本体31に直接に形成される1つの工程で済み、工数の低減が実現される。
導電膜32は、カバー部材30の裏面側(車両内側)において露出状態となっている。こうした構成によれば、カバー部材30の導電膜32を被覆しない分、コストが低減される。
センサ60の電磁波の出射方向に沿った第1投影範囲Aにおける導電膜32の隙間34は、照射部(ハイビーム照射部41,42、ロービーム照射部51,52)の光の出射方向に沿った第2投影範囲Bにおける導電膜32の隙間34よりも大きく設定されている。こうした構成によれば、第1投影範囲Aの導電膜32の隙間34の方が、第2投影範囲Bの導電膜32の隙間34よりも、電磁波を効率良く通過させる。その結果、第1投影範囲A及び第2投影範囲Bにおいて雪の溶融を行いつつ、特にセンサ60が外部の情報の精度良く取得することができる。
以上、本実施形態の車両用灯具10について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その発明の範囲において種々の変更が可能である。
[変形例1]
上記実施形態では、センサ60として3D−LiDARが用いられたが上記実施形態に限定されなくても良い。すなわち、センサ60として、ミリ波レーダ、赤外線センサ、超音波センサ、カメラ等が用いられても良い。センサ60として例えばミリ波レーダの場合には、センサ60は、電波を送信するアンテナと受信するアンテナとを有し、そのときの発信した電波と対象物に反射して返ってきた電波の差分から対象物までの距離を算出する。なお、ミリ波は光ではなく電波なので、トンネルや対向車のライトが当たる等のように明るさが急激に変化する条件でも、明るさに左右されず検出できることから、3D−LiDARを補完するセンサとして使用されても良い。
[変形例2]
上記実施形態では、導電膜32としては、格子状のものが用いられたが、上記実施形態に限定されなくても良い。すなわち、導電膜32として、隙間34が形成されるものであれば、直線のライン状、蛇行したライン状、又はハニカム状の線状部33を有するものであっても良い。
[変形例3]
上記実施形態では、第1投影範囲Aと第2投影範囲Bとを比較すると、第1投影範囲Aの方が、線状部33が粗く形成され、隙間34が広く形成されていたが、上記実施形態に限定されなくても良い。すなわち、第1投影範囲Aと第2投影範囲Bとで、線状部33の粗密及び隙間34の広さが同じに設定されても良い。
10 車両用灯具(センサ装置)
20 ハウジング
30 カバー部材
31 カバー本体
31a 第1カバー部
31b 第2カバー部
32 導電膜
33 複数の線状部(通電部)
34 隙間
41,42 ハイビーム照射部(照射部)
51,52 ロービーム照射部(照射部)
60 センサ
70 コントローラ(制御部)
75 環境センサ
80 真空成形金型
80a 吸引孔
90 樹脂板材
100 射出成形機
110 凹型
120 凸型
121 射出孔
130 フィルム
131 貼付跡
150 空洞
A 第1投影範囲
B 第2投影範囲
C 周囲範囲
L 電磁波

Claims (7)

  1. 車両に設けられて外部の情報を取得するためのセンサと、
    前記センサの前側に設けられたカバー部材と、
    を備え、
    前記カバー部材は、所定の隙間を有して配置され通電によってヒータとして機能する通電部を有した導電膜を備え、
    前記隙間は、前記センサの電磁波の出射方向に沿った投影範囲において、前記センサが外部からの情報を取得可能な大きさとされている、ことを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記センサの電磁波の出射方向に沿った投影範囲における前記導電膜の前記隙間は、前記投影範囲外における前記導電膜の前記隙間よりも大きく設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記カバー部材は、カバー本体を有し、
    前記導電膜は、前記カバー本体に対して直接に形成されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記導電膜は、前記カバー部材の裏面側において露出状態となっている、ことを特徴とする請求項3に記載のセンサ装置。
  5. 車両に設けられて所定の配光パターンを形成する光を外部に照射するための照射部と、
    前記車両に設けられて外部の情報を取得するためのセンサと、
    前記照射部及び前記センサの前側に設けられたカバー部材と、
    を備え、
    前記カバー部材は、所定の隙間を有して配置され通電によってヒータとして機能する通電部を有した導電膜を備え、
    前記隙間は、前記センサの電磁波の出射方向に沿った投影範囲において、前記センサが外部からの情報を取得可能な大きさとされている、ことを特徴とする車両用灯具。
  6. 前記センサの電磁波の出射方向に沿った投影範囲における前記導電膜の前記隙間は、前記投影範囲外における前記導電膜の前記隙間よりも大きく設定されている、ことを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
  7. 前記センサの電磁波の出射方向に沿った投影範囲における前記導電膜の前記隙間は、前記照射部の光の出射方向に沿った投影範囲における前記導電膜の前記隙間よりも大きく設定されている、ことを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
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