JP2021142023A - 歯科技工用作業模型に用いる支持基台 - Google Patents

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Abstract

【課題】 土壌中やコンポスト中で容易に生分解し、産業廃棄物として廃棄する場合に非生分解性樹脂からなる歯科技工用作業模型の支持基台より、低コストで廃棄し得る歯科技工用作業模型の支持基台を提供する。【解決手段】 歯科技工用作業模型に用いられる歯形模型が表面側に固定される固定用プレートを支持するための支持基台であって、前記支持基台が、生分解性樹脂からなる支持基台。【選択図】なし

Description

本発明は、歯科治療などにおいて用いられる歯科技工用作業模型に用いる支持基台に関する。
一般に、歯科治療などにおいて用いられる歯科技工用作業模型は、歯形模型が固定される固定用プレートと、固定用プレートに植設された複数のダウエルピンと、固定用プレートを支持するための支持基台(土台とも言う)と、を備えている(例えば、下記特許文献1、特許文献2参照)。支持基台は合成樹脂から形成され、その上面には、複数のダウエルピンの挿入孔及び複数の係合用突部(柱状突部などとも言う)又は/及び係合用凹部(柱状凹部などとも言う)が設けられている。ダウエルピンの挿入孔は、支持基台の上面に間隔を置いて配設されている。固定用プレートは石膏から形成され、その下面には、支持基台の複数の係合用突部又は/及び係合用凹部に対応してこれらに係合する複数の係合用凹部又は/及び係合用突部が設けられている。
また、固定用プレートにダウエルピンが植設されておらず固定用プレートの下面の係合用突部又は/及び係合用凹部と、当該固定用プレートの下面の係合用突部又は/及び係合用凹部とそれぞれ対応して係合する支持基台の係合凹用部又は/及び係合用突部のみで、固定用プレートを支持基台の上面に支持する態様の支持基台も提案されており(下記特許文献3参照)、この場合には、支持基台には、ダウエルピンを挿入するための挿入孔が存在しない支持基台となる。
固定用プレートに植設されたダウエルピンを支持基台の挿入孔に挿入することにより、固定用プレートが支持基台の上面に支持される。また、ダウエルピンの有無にかかわらず、支持基台の係合用突部と固定用プレートの係合用凹部又は/及び支持基台の係合用凹部と固定用プレートの係合用突部とが相互に係合される。そして、固定用プレート上面に石膏などからなる歯形模型を固定してその所定部位を固定用プレートとともに切断し(例えば特許文献1の図1や特許文献2の図7と図3など参照)、切断した部位の歯形模型付き固定用プレートを支持基台の上面に支持させた状態で、切断した歯形模型を用いて所要の作業(例えば、歯冠補綴物の製作等:例えば特許文献2の図7と図8の符号21など参照)が行われる。このとき、切断した固定用プレートの係合用凹部と支持基台の係合用突部とが、あるいは、固定用プレートの係合用突部と支持基台の係合用凹部とが相互に係合されているので、切断した固定用プレートの支持基台に対する回転が抑制され、より正確なぐらつきのない作業ができ、良好な所要の作業(例えば、歯冠補綴物の製作等)を行うことができる。
特開2012−143424号公報 特許第5164233号公報 特開2013−78511号公報
上述のような従来の歯科技工用作業模型の固定用プレートやその上面に形成する歯形模型は通常石膏が用いられているが、支持基台は、通常、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂やポリスチレン樹脂などの、通常生分解性を有しない合成樹脂(プラスチック)が用いられている。
近年、これらのプラスチック廃棄物がマイクロプラスチックとなり海洋汚染により生態系に影響を与えていることが報告されている。国連広報によるとプラスチックごみの9割がリサイクルされておらず、毎年800万トン以上のプラスチックごみが海へと流れて出ているとのことである。
そして、歯科技工用作業模型のこれらプラスチック製の支持基台は、その上面に歯形模型を貼り付けてその所定部位を固定用プレートとともに切断した際に、傷がつく(特許文献1の図1など参照)ので再使用できなくなった時に廃棄されるが、産業廃棄物として産業廃棄物処理業者に廃棄を委託する必要がある。歯科技工士の歯科技工所からは、上記プラスチックのほか石膏も多く産業廃棄物として廃棄されるが、産業廃棄物処理業者や、地域によって異なるが、産業廃棄物処理の委託料金は、例えば、石膏は20円/kgであるのに対し、上記非生分解性プラスチックの場合は2000円/m(プラスチックの場合はリューベ単位当たりの値段になる)であり、高価であり産業廃棄物としてのランクが異なることもあり、別々に管理して廃棄依頼する必要があった。
本発明の目的は、廃棄した場合に、土壌中やコンポスト中で炭酸ガスや水などの低分子化合物に分解することにより川や海への未分解物又は不完全分解の流出が生じない歯科技工用作業模型用の支持基台を提供すること、更には、産業廃棄物として廃棄する廃棄依頼料が非生分解性プラスチックよりはるかに安価にでき、石膏と同等程度のランクになる可能性を有する歯科技工用作業模型用の支持基台を提供することである。
前記課題を解決するため、本発明の歯科技工用作業模型に用いられる支持基台は、次のものである。
(1)歯科技工用作業模型に用いられる歯形模型が表面側に固定される固定用プレートを支持するための支持基台であって、前記支持基台が、生分解性樹脂からなることを特徴とする。
(2)前記(1)項に記載の支持基台においては、固定用プレートがその下面側に伸びるダウエルピンが植設されている固定用プレートであって、前記支持基台が前記固定用プレートを支持するための支持基台であり、前記支持基台は、前記ダウエルピンが挿入される挿入孔が、前記支持基台の上面に設けられている支持基台であることが好ましい。
(3)前記(1)項又は(2)項に記載の支持基台においては、固定用プレートがその下面側に係合用凹部又は/及び係合用突部が設けられている固定用プレート用の支持基台であって、前記支持基台は、その上面に前記固定用プレートの下面側に設けられた前記係合用凹部又は/及び係合用突部にそれぞれ係合する係合用突部又は/及び係合用凹部が設けられている支持基台であることが好ましい。
(4)前記(1)〜(3)項のいずれか1項に記載の支持基台においては、前記生分解性樹脂が、バイオマス由来の生分解性樹脂であることが好ましい。
(5)前記(1)〜(4)項のいずれか1項に記載の支持基台においては、産業廃棄物として廃棄する場合に、石膏の廃棄物と同等程度の費用で廃棄可能であることを特徴とする支持基台であることが好ましい。
(1)本発明の歯科技工用作業模型用の支持基台は、これを土壌やコンポスト中に廃棄した場合でも、分解して、低分子の化合物、例えば、炭酸ガスや水などに分解されるので、マイクロプラスチックとなり海洋汚染により生態系に影響を与えていることが防止される。発生する炭酸ガスも、対象物を燃焼させることにより発生する炭酸ガスのように短時間に大量に発生せず、徐々に土壌中で分解されて少しづつ発生するので、植物に取り込まれ固定されやすく、大気の炭酸ガスの割合の増加をかなり少なくできる。
そして歯科技工用作業模型を扱う歯科技工士の歯科技工所などからは、上記プラスチックのほか石膏も多く産業廃棄物として廃棄されるが、生分解性樹脂を用いた歯科技工用作業模型の支持基台の産業廃棄物処理の委託料金が非生分解性樹脂を用いた支持基台に比べて大幅に低減される。また、産業廃棄物としての廃棄の際のランクが石膏と同じ程度のランクに分類される結果、石膏と支持基台とを分別して廃棄業者に廃棄を依頼する必要も軽減される可能性があり、廃棄物処理の手間が軽減されることが期待される。
(2)更に、前記課題を解決するための手段の(1)項に記載の支持基台において、固定用プレートがその下面側に伸びるダウエルピンが植設されている固定用プレートであって、前記支持基台が前記固定用プレートを支持するための支持基台であり、前記支持基台は、前記ダウエルピンが挿入される挿入孔が、前記支持基台の上面に設けられている支持基台である好ましい態様とすることにより、上記(1)項に記載の効果のほか、歯形模型が上面に形成された固定用プレートを支持基台の上面の所定位置に、容易に固定できる支持基台とすることができ、歯形模型とともに切断した固定用プレートを支持基台の上面に載せたり、外したりの繰り返しで、切断した歯形模型を用いて所要の作業(例えば、歯冠補綴物の製作等)を行うのに好適な支持基台とすることができ好ましい。
(3)前記課題を解決するための手段の(1)項又は(2)項に記載の支持基台において、固定用プレートがその下面側に係合用凹部又は/及び係合用突部が設けられている固定用プレート用の支持基台であって、前記支持基台は、その上面に前記固定用プレートの下面側に設けられた前記係合用凹部又は/及び係合用突部にそれぞれ係合する係合用突部又は/及び係合用凹部が設けられている支持基台である好ましい態様とすることにより、これらの係合用突部又は/及び係合用凹部の存在により、上記(1)項に記載の効果のほか、歯形模型が上面に形成された固定用プレートを歯形模型とともに切断した固定用プレートを支持基台の上面に載せたり、外したりの繰り返しで、切断した歯形模型を用いて所要の作業(例えば、歯冠補綴物の製作等)をする場合に、歯形模型とともに切断した固定用プレートを支持基台の上面にはめ込んで作業する場合に、はめ込んだ歯形模型とともに切断した固定用プレーの位置ずれや回転を防止でき、正確な所要の作業を行うのに好適な支持基台とすることができ好ましい。
(4)前記課題を解決するための手段の(1)〜(3)項のいずれか1項に記載の支持基台において、前記生分解性樹脂が、バイオマス由来の生分解性樹脂である好ましい態様とすることにより、上記(1)項に記載の効果のほか、石油資源由来の生分解性樹脂に比べて、生分解性期間を比較的短くでき、石油資源枯渇などの問題を、より遅らせることができ好ましい。特に、“グリーンプラ”マーク(日本バイオプラスチック協会)を付すことができる生分解性樹脂を用いた場合には、産業廃棄物業者により簡便に廃棄費用の低下を認めてもらえ易くより好ましい。
(5)前記課題を解決するための手段の(1)〜(4)項のいずれか1項に記載の支持基台においては、上記(1)項に記載の効果のほか、産業廃棄物として廃棄する場合に、石膏の廃棄物と同等程度の費用で廃棄可能であるので、産業廃棄物としての処理のランクが石膏と同等程度のランクになり、廃棄料金を非生分解性樹脂を用いた支持基台に比べて大幅に低減することができ、また、石膏と支持基台を分別せずに廃棄できる可能性が期待されるので、廃棄の作業を簡便化することができ好ましい。
本発明の歯科技工用作業模型に用いられる支持基台(以下単に支持基台と称する)は、生分解性樹脂からなることを特徴とする。ここで、「生分解性樹脂からなる」とは、生分解性樹脂のみからなるもののみを意味するものではなく、生分解性樹脂のほかに、その必要な機能、例えば支持基台として必要な機械的強度などを満足できる充填剤で、土壌中に埋設された場合に生分解する物質、例えば、おが屑、竹繊維状物などや、土壌中に埋設されても土壌環境を悪化させない物質、例えば、炭酸カルシウム粉末、石膏粉末又は細粒状物、砂、などが混合されたものも含む意味である。これらの充填剤の配合量は、その種類によって異なるので一概に規定しがたいが、およそ全重量基準で40重量%以下、より好ましくは30重量%以下である。
用いる生分解性樹脂としては、例えば、ポリブチレンアジペート/テレフタレート、ポリ乳酸とポリブチルアジペート/テレフタレートと熱可塑化澱粉(コーンスターチ)のコンパウンド(Novamont S.p.A社製 商品名“Mater−Bi品番EI51N0”)、ポリ乳酸、ポリ乳酸と他のヒドロキシカルボン酸との共重合体、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンアジペート、ポリブチレンサクシネート/アジペート共重合体、ポリヒドロキシブチレート/バレリート共重合体、ポリ−β−ヒドロキシ酪酸、ポリカプロラクトン、カプロラクトンと他のヒドロキシカルボン酸との共重合体、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリグリコール酸などが挙げられ、特に、ポリブチレンアジペート/テレフタレート、ポリ乳酸とポリブチレンアジペート/テレフタレートと熱可塑化澱粉(コーンスターチ)のコンパウンド(Novamont S.p.A社製 商品名“Mater−Bi品番EI51N0”)、ポリ乳酸、ポリ乳酸と他のヒドロキシカルボン酸との共重合体、ポリブチレンサクシネートは、生分解期間も他の生分解性樹脂に比べて比較的短時間であり、“グリーンプラ”マーク(日本バイオプラスチック協会)を問題なく付すことができるので好ましい。特に、“グリーンプラ”マーク(日本バイオプラスチック協会)を付すことができる生分解性樹脂を用いた場合には、産業廃棄物業者により簡便に廃棄費用の低下を認めてもらえ易く好ましい。
本発明の支持基台の形状や構造は特に限定はなく、歯科技工用作業模型用の支持基台であれば、全額タイプ、部分タイプともに各種のものが使用できる。その形状や構造は例えば、特開2012−143424号公報(部分タイプは、図1の符号10、図2、図4(a)、図5〜図8の符号10、図9の符号10A、図14(a)、図17(a)、図18(a)、図20(a)、全顎タイプは、図12の符号10C、図13の符号10C、図15の符号10E、図16の符号10F、図19の符号10J)、同様なものが特開2014−79629号公報、特開2014−144364号公報、特開2015−24157号公報に記載のもの、特開2012−55521号公報(図1符号10、図2符号10、図4(a)、図5〜図8の符号10、図9符号10A、図12符号10C、図13(a)〜図17(a))、特許第5164233号公報(図1符号91、図2符号81、図3符号1、図4〜図15の符号1、図16)に記載のもの、特開2019−5535号公報(図1〜図5の符号10、図6、図8、図9、図11〜図22、図7の符号10A、図10の符号10B)に記載のもの、特開2019−25283号公報(図1〜図5の符号10、図7の符号10A、図6、図8〜図10、図11の符号10C、図12〜図22)に記載のもの、そのほか特許第6372811号公報、特許第6355809号公報、特開2019−80706号公報、特開2018−33784号公報、特開2017−74348号公報、特開2016−59662号公報などに記載の歯科技工用作業模型用の支持基台など、ダウエルピンの挿入孔のないものとしては、特開2013−78511号公報(図1、2、4、9、10〜12参照)などが例示され、歯科技工用作業模型用の支持基台は、よく知られているので、本願においては図示を省略している。もちろん、歯科技工用作業模型用の支持基台であればこれらのみに限定されるものでもない。
特に好ましい支持基台としては、固定用プレートがその下面側に伸びるダウエルピンが植設されていて、且つ、その下面側に係合用凹部又は/及び係合用突部が設けられている固定用プレート用の支持基台であって、前記支持基台は、前記ダウエルピンが挿入される挿入孔と、前記固定用プレート下面に設けられた係合用凹部又は/及び係合用突部にそれぞれ係合する係合用突部又は/及び係合用凹部が前記支持基台の上面に設けられている支持基台である。
かかる支持基台を用いることにより、歯形模型が上面に形成された固定用プレートを歯形模型とともに切断した固定用プレートを支持基台の上面に載せたり、外したりの繰り返しで、切断した歯形模型を用いて所要の作業(例えば、歯冠補綴物の製作等)をする場合に、歯形模型とともに切断した固定用プレートを支持基台の上面にはめ込んで作業する場合に、はめ込みがダウエルピンとそれを挿入する支持基台の孔で、容易にはめ込みができるとともに、はめ込んだ歯形模型とともに、前記固定用プレート下面に設けられた係合用凹部又は/及び係合用突部にそれぞれ係合する係合用突部又は/及び係合用凹部が前記支持基台の上面に設けられているので切断した固定用プレーの位置ずれや回転を十分に防止でき、所要の作業をより正確に行うことができる支持基台とすることができ好ましい。
本発明の生分解性樹脂を用いた支持基台への成型方法は特に限定するものではないが、通常、射出成型方法が用いられる。
以上で説明した生分解性樹脂からなる歯科技工用作業模型に用いられる支持基台を用いることにより、これを土壌やコンポスト中に廃棄した場合でも、分解して、低分子の化合物、例えば、炭酸ガスや水などに分解されるので、マイクロプラスチックとなり海洋汚染により生態系に影響を与えていることが防止される。発生する炭酸ガスも、対象物を燃焼させることにより発生する炭酸ガスのように短時間に大量に発生せず、徐々に土壌中で分解されて少しづつ発生するので、植物に取り込まれ固定されやすく、大気の炭酸ガスの割合の増加をかなり少なくできる。
そして歯科技工用作業模型を扱う歯科技工士の歯科技工所などからは、上記プラスチックのほか石膏も多く産業廃棄物として廃棄されるが、生分解性樹脂を用いた歯科技工用作業模型の支持基台の産業廃棄物処理の委託料金が非生分解性樹脂を用いた支持基台に比べて大幅に低減される。また、産業廃棄物としての廃棄の際のランクが石膏と同じ程度のランクに分類される結果、石膏と支持基台とを分別して廃棄業者に廃棄を依頼する必要も軽減され、廃棄物処理の手間が軽減される。
特に、“グリーンプラ”マーク(日本バイオプラスチック協会)を付すことができる生分解性樹脂を用いた場合には、土壌やコンポスト中に埋めた場合の生分解期間も他の生分解性樹脂に比べて比較的短時間であり、産業廃棄物業者により簡便に廃棄費用の低下を認めてもらえ易くより好ましい。
以上、本発明に従う歯科技工用作業模型及びこれに用いる支持基台の各種実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
本発明の歯科技工用作業模型に用いられる支持基台は、歯科技工士の歯科技工所などで必要な歯科技工用作業模型に用いられる支持基台を提供できる。

Claims (5)

  1. 歯科技工用作業模型に用いられる歯形模型が表面側に固定される固定用プレートを支持するための支持基台であって、前記支持基台が、生分解性樹脂からなることを特徴とする支持基台。
  2. 固定用プレートがその下面側に伸びるダウエルピンが植設されている固定用プレートであって、前記支持基台が前記固定用プレートを支持するための支持基台であり、前記支持基台は、前記ダウエルピンが挿入される挿入孔が、前記支持基台の上面に設けられている支持基台である請求項1に記載の支持基台。
  3. 固定用プレートがその下面側に係合用凹部又は/及び係合用突部が設けられている固定用プレート用の支持基台であって、前記支持基台は、その上面に前記固定用プレートの下面側に設けられた前記係合用凹部又は/及び係合用突部にそれぞれ係合する係合用突部又は/及び係合用凹部が設けられている支持基台である請求項1又は2に記載の支持基台。
  4. 前記生分解性樹脂が、バイオマス由来の生分解性樹脂である請求項1〜3のいずれか1項に記載の支持基台。
  5. 産業廃棄物として廃棄する場合に、石膏の廃棄物と同等程度の費用で廃棄可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の支持基台。


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