JP2021141883A - ネズミ捕獲装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴミ箱においてネズミを捕獲する場合の捕獲前後の作業を能率化するネズミ捕獲装置を提供する。【解決手段】ネズミ捕獲装置10は、隔壁18により上側のゴミ収容空間13と下側の機器配置空間17とに分離されているゴミ箱本体11と、隔壁18より下において水平方向にゴミ箱本体11の外側から機器配置空間17内に出し入れ可能にされている挿脱式捕獲箱12とを備える。挿脱式捕獲箱12は、奥側の端部において、ゴミ箱本体11のネズミ進入口30を通して機器配置空間17内に進入したネズミが通る捕獲箱入口25と、捕獲箱入口25を開閉自在に閉じるシャッタ21とを奥側の端部に有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ネズミを捕獲するネズミ捕獲装置に関する。
例えば、鉄道の駅構内に配備されたゴミ箱では、ネズミが出没し、その捕獲が要望されている。
特許文献1は、ゴミ箱に適用されるネズミ捕獲装置を開示する。このネズミ捕獲装置によれば、ゴミ箱の上部開口部に、ゴミ箱の蓋を兼ねる揺動式落とし蓋が設けられるとともに、ネズミ捕獲装置内の底部にネズミの好むエサが仕掛けられている。ネズミが、揺動式落とし蓋の上に来ると、揺動式落とし蓋がネズミの重量で揺動し、ネズミは、ゴミ箱の上部開口部から中に落下して、捕獲される。
特許文献2は、開口部を介して捕獲空間内に進入したネズミを自動的に捕獲するネズミ捕獲装置を開示する。該ネズミ捕獲装置は、捕獲空間内に揺動式踏み板が設けられ、ネズミが該踏み板を踏むと、該踏み板が揺動し、この揺動がワイヤを介して開口部のシャッタに伝えられ、シャッタが開口部を閉鎖する仕組みになっている。
特許文献3は、通信システムを開示する。該通信システムによれば、複数の端末が共通のゲートウェイに接続されるとともに、該ゲートウェイがネットを介してサーバに接続される。そして、サーバは、ネットを介して各端末からの情報を収集する。
実開昭53−3281号公報 特開2000−236796号公報 特開2019−101658号公報
人通りの多い駅構内等のごみ箱に捕獲箱を仕掛ける場合、捕獲箱にネズミが捕獲されたら、そのまま長く放置せず、速やかにゴミ箱内のネズミを処理することが好ましい。しかし、そのためには、係員が、駅構内に分散するゴミ箱を頻繁に巡回する必要があるとともに、もしネズミがゴミ箱内に捕獲されていれば、ネズミを捕獲場所とは別の適切な場所に運んでから、処理(例:捕殺等)する必要がある。
特許文献1のネズミ捕獲装置では、ゴミ箱自体が捕獲箱になるので、捕獲したネズミを別の場所に移動することは、ゴミ箱ごと移動する必要があり、捕獲後の処理が煩雑となる。
特許文献2のネズミ捕獲装置は、ゴミ箱内に仕掛けることは一応可能であるものの、ゴミ箱から取り出すときは、ゴミ箱のふたを外して、上のゴミをどかしてから取り出す必要があり、取り出し作業に手間がかかる。
特許文献3は、端末とサーバとの通信を開示するのみで、ネズミ捕獲システムとして具体的にどのように使用するのかを全く教示しない。
本発明の目的は、ゴミ箱においてネズミを捕獲する場合の一連の作業を簡単化することできるネズミ捕獲装置及びネズミ捕獲システムを提供することである。
本発明のネズミ捕獲装置は、
内部にゴミが収容されるゴミ箱本体と、
前記ゴミ箱本体に挿脱可能に挿入される挿脱式捕獲箱とを備え、
前記ゴミ箱本体には、ネズミ進入口が設けられ、
前記挿脱式捕獲箱には、前記ネズミ進入口を通して前記ゴミ箱本体内に進入したネズミが入ることが可能な捕獲箱入口と、該捕獲箱入口を開閉自在に閉じるシャッタとが設けられ、
前記ゴミ箱本体及び/又は前記挿脱式捕獲箱には、前記挿脱式捕獲箱にネズミが進入したことを検出するネズミ検出部と、前記ネズミ検出部がネズミの進入を検出したとき、前記挿脱式捕獲箱の前記シャッタを開放位置から閉鎖位置に切り替える閉鎖機構とが設けられており、
前記ネズミ検出部によって検出されるネズミの存否についての存否情報を含む検出情報を通知する通知部を有している。
本発明によれば、ネズミが捕獲されれば、そのことが通知部により通知されるので、作業員による定期的な見回りは、省略できる。また、ネズミは、ゴミ箱本体に挿脱可能になっている挿脱式捕獲箱に捕獲されるので、ネズミが捕獲されたときには、挿脱式捕獲箱をゴミ箱本体から離脱して、挿脱式捕獲箱ごと別の場所に運ぶことができる。これらにより、ゴミ箱においてネズミを捕獲する場合の一連の作業を簡単化することできる。
好ましくは、本発明のネズミ捕獲装置において、
前記ネズミ検出部は、前記挿脱式捕獲箱内に配備され、ネズミが上に載ると変位する踏板からなり、
前記閉鎖機構は、前記踏板の変位に伴い、前記シャッタを開放位置から閉鎖位置に移動させる連動機構からなる。
この構成によれば、ネズミ検出部及び閉鎖機構は、機械式であるので、常時通電に伴う電力消費量を節約することができる。
好ましくは、本発明のネズミ捕獲装置において、
前記ネズミ検出部は、前記挿脱式捕獲箱の捕獲空間に赤外光を出射する赤外光出射部と、前記捕獲空間からの前記赤外光の反射量を受光する受光素子と、前記受光素子の受光量の変化によってネズミの進入を検出する進入判別部とを有し、
前記閉鎖機構は、前記シャッタを開放位置に保持する進退可能な係合部材と、前記進入判別部によりネズミの進入が検出されたとき、前記係合部材を退避させて前記シャッタを閉鎖位置に移動させるアクチュエータとを有している。
この構成によれば、ネズミ検出部は、赤外光を利用する電気式となる。この結果、ネズミ検出部は、挿脱式捕獲箱の外に配設可能となるので、挿脱式捕獲箱の内部構造を簡単化することができる。
好ましくは、本発明のネズミ捕獲装置において、
前記ネズミ検出部は、前記挿脱式捕獲箱の捕獲空間の底部に配置された圧力センサと、前記圧力センサの圧力の変化によってネズミの進入を検出する進入判別部とを有し、
前記閉鎖機構は、前記シャッタを開放位置に保持する進退可能な係合部材と、前記進入判別部によりネズミの進入が検出されたとき、前記係合部材を退避させて前記シャッタを閉鎖位置に移動させるアクチュエータとを有している。
この構成によれば、ネズミ検出部は、挿脱式捕獲箱の捕獲空間の底部に配置した圧力センサを使用する。この結果、挿脱式捕獲箱の内部構造を簡単化することができる。
好ましくは、本発明のネズミ捕獲装置において、
さらに、前記シャッタが前記捕獲箱入口を閉鎖していることを検出する閉鎖検出部を備え、
前記通知部は、前記閉鎖検出部が検出した閉鎖情報を前記検出情報に含ませる。
この構成によれば、シャッタの閉鎖情報が検出情報に含められる。この結果、ネズミが捕獲されていないにもかかわらず、振動やノイズ等により閉鎖機構が誤作動を起こして、シャッタが閉鎖位置になった事態に速やかに対応することができる。
好ましくは、本発明のネズミ捕獲装置において、
前記シャッタが開放位置から閉鎖位置に移動したとき、自動的又は手動的に前記シャッタを閉じた状態に保持する開き止め機構が設けられている。
この構成によれば、挿脱式捕獲箱をネズミ捕獲装置から脱離して、他の場所に運ぶときに、シャッタが不用意に開いてしまうことを防止することができる。
本発明のネズミ捕獲システムは、
複数のネズミ捕獲装置と、
サーバと、
前記複数のネズミ捕獲装置の各々と無線通信自在であるとともに、ネットを介して前記サーバに接続可能になっている単一のゲートウェイと、
を備えるネズミ捕獲システムであって、
前記ネズミ捕獲装置は、
内部にゴミが収容されるゴミ箱本体と、
前記ゴミ箱本体に挿脱可能に挿入される挿脱式捕獲箱とを備え、
前記ゴミ箱本体には、ネズミ進入口が設けられ、
前記挿脱式捕獲箱には、前記ネズミ進入口を通して前記ゴミ箱本体内に進入したネズミが入ることが可能な捕獲箱入口と、該捕獲箱入口を開閉自在に閉じるシャッタとが設けられ、
前記ゴミ箱本体及び/又は前記挿脱式捕獲箱には、前記挿脱式捕獲箱にネズミが進入したことを検出するネズミ検出部と、前記ネズミ検出部がネズミの進入を検出したとき、前記挿脱式捕獲箱の前記シャッタを開放位置から閉鎖位置に切り替える閉鎖機構とが設けられており、
前記ネズミ検出部によって検出されるネズミの存否についての存否情報を含む検出情報を通知する通知部を有しており、
前記サーバは、各ネズミ捕獲装置から前記ゲートウェイを介して受信した該ネズミ捕獲装置の前記通知部からの検出情報に基づいて各ネズミ捕獲装置におけるネズミの捕獲を判定する捕獲判定部を備える。
本発明のネズミ捕獲システムによれば、多数のネズミ捕獲装置に対するネズミ捕獲管理をサーバから一括で行うことができる。
好ましくは、本発明のネズミ捕獲システムにおいて、
各ネズミ捕獲装置と前記ゲートウェイとの無線通信は、Sub−GHz無線による通信である。
本発明のネズミ捕獲システムによれば、ネズミ捕獲装置は、ゲートウェイと無線通信するので、ネズミ捕獲装置とゲートウェイとの間の電気配線を省略することができる。
ネズミ捕獲装置の正面図である。 挿脱式捕獲箱の挿脱の説明図である。 ネズミが挿脱式捕獲箱の捕獲空間に進入する経路の説明図である。 閉鎖機構が電気式となっている脱式捕獲箱の斜視図である。 閉鎖機構が機械式となっている挿脱式捕獲箱の斜視図である。 閉鎖機構が機械式となっている別の挿脱式捕獲箱の斜視図である。 図6の挿脱式捕獲箱を上方から示した模式図である。 自動の開き止め機構としての湾曲ばねの構成図である。 ネズミ検出部の構成図である。 赤外光Riによるネズミの検出の説明図である。 閉鎖検出部の構成図である。 ネズミ捕獲システムの構成図である。 ゲートウェイのハードウェア構成のブロック図である。 サーバのハードウェア構成のブロック図である。 ネズミ捕獲装置に装備されている制御部(図9)が実施する監視処理のフローチャートである。 サーバの制御部が実施する処理のフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されないことは言うまでもない。本発明は、明細書に開示した技術的思想の範囲内で種々の態様で実施される。なお、実施形態間で共通する構成要素は、同一の符号を付けている。
(ネズミ捕獲装置の外観)
図1は、ネズミ捕獲装置10の正面図である。ネズミ捕獲装置10は、ゴミ箱に組み込まれて、製作される。ネズミ捕獲装置10は、ゴミ箱本体11と複数の挿脱式捕獲箱12とを備えている。ネズミ捕獲装置10は、例えば鉄道駅の構内、商業施設又は運動施設等の多数の人が行きかったり、集まるサイト内に配備される。
挿脱式捕獲箱12は、上部において正面側に開口する投入口14を有している。投入口14は、ゴミ箱本体11内のゴミ収容空間13に連通している。サイトの利用客により投入口14に投げ入れられたゴミは、ゴミ収容空間13に貯留される。
ゴミ箱本体11は、下部の各コーナ部に設けられた脚15を介して床や通路の脇等の載置面16に載置され、内部にゴミ収容空間13を画成している。機器配置空間17は、上側及び下側からそれぞれ隔壁18及びゴミ箱本体11の底壁19の間に挟まれて、ゴミ収容空間13の下側に形成されている。
各挿脱式捕獲箱12は、ゴミ箱本体11の正面に形成された挿脱開口28(図2)から機器配置空間17内に挿抜可能になっている。取っ手20は、ゴミ箱本体11の前面に固定され、挿脱式捕獲箱12を挿脱する際に把持される。
(挿脱式捕獲箱の概略)
図2は、挿脱式捕獲箱12の挿脱の説明図である。ゴミ箱本体11の前面には、挿脱式捕獲箱12を機器配置空間17内に挿脱させる挿脱開口28が複数(例:3つ)形成されている。挿脱式捕獲箱12は、ゴミ箱本体11の前後方向に長い直方体のケーシング22を備えている。ケーシング22は、後述の赤外光Ri1,Ri2を吸収して、反射を抑制するため、内面が黒色に着色されている。
捕獲箱入口25は、ネズミ40(図4)が通過可能な大きさ(寸法)になっている。シャッタ21は、捕獲箱入口25を開放する開放位置と閉鎖する閉鎖位置との間で揺動可能に、上辺においてケーシング22の内面側の上端部に結合している。
挿脱式捕獲箱12が機器配置空間17に装着されている状態では、各ケーシング22の後端とゴミ箱本体11の奥側の内面との間には、所定の後ろ空間が残されている。ネズミ進入口30は、この後ろ空間に臨むようにケーシング22の底壁に形成されている。
図3は、ネズミ40が挿脱式捕獲箱12の捕獲空間23に進入する経路の説明図である。ケーシング22内には、捕獲空間23内の前端部の底面にエサ32が仕掛けられる。ネズミ40は、載置面16とゴミ収容空間13の底壁19との間の空間からネズミ進入口30を通って、機器配置空間17に進入する。次に、ネズミ40は、開放状態の捕獲箱入口25(図3では、シャッタ21は開放位置ではなく、閉鎖位置で図示されている。)を通って、捕獲空間23に進入する。
(閉鎖機構/ソレノイド式)
図4は、閉鎖機構が電気式となっている挿脱式捕獲箱12の斜視図である。アクチュエータ50は、機器配置空間17において、挿脱式捕獲箱12の後端部に隣接して配設されている。アクチュエータ50は、ソレノイドを内蔵し、ソレノイドの通電による電磁力を利用して、係合ピン51を進退させるソレノイド式のアクチュエータである。挿脱式捕獲箱12の後端部の側壁の上部には挿通孔(図示せず)が穿設されており、係合ピン51は、該挿通孔を介して捕獲空間23のシャッタ21の揺動経路に対して進退する。
圧力センサ57は、重量ゲージから成り、ケーシング22の底面に敷設されている。圧力センサ57は、配線58は、圧力センサ57の検圧信号としての検出信号をアクチュエータ50(進入判別装置)に伝える。図示していないが、配線58は、ゴミ箱本体11からの挿脱式捕獲箱12の挿抜を可能にするため、コネクタ(図示せず)を介して挿脱式捕獲箱12側の配線と分離可能に接続されている。
ネズミ40の捕獲開始時では、すなわち、挿脱式捕獲箱12を機器配置空間17に挿入、セットした時の状態では、シャッタ21は、揺動して捕獲箱入口25を開放した開放位置にシャッタ21を保持する。詳細には、アクチュエータ50の係合ピン51がケーシング22内に所定の挿通孔を介して突出した突出位置にある。これにより、開放位置のシャッタ21は、係合ピン51により下方への揺動を阻止され、開放位置に保持される。
ネズミ40が、捕獲箱入口25から捕獲空間23内に進入して、圧力センサ57に接触すると、圧力センサ57の検圧が、ネズミ40の重量により変化する。アクチュエータ50は、圧力センサ57の検出信号からネズミ40が捕獲空間23内に進入したことを検知し、係合ピン51を挿脱式捕獲箱12の外へ退避させる。これにより、シャッタ21は、それ自身の重量又は不図示のばねの付勢力に従って、揺動し、捕獲箱入口25を閉鎖する。この結果、ネズミ40は、捕獲空間23に閉じ込められ、捕獲される。
(開き止め機構/その1)
挿脱式捕獲箱12は、開き止め機構60を備えている。挿脱式捕獲箱12内にネズミ40が捕獲されたことが管理センター等に通知されると、作業員が、ネズミ捕獲装置10に出向き、挿脱式捕獲箱12をネズミ捕獲装置10から脱離する。
ネズミ40を挿脱式捕獲箱12で捕獲した後の作業として、挿脱式捕獲箱12内のネズミ40を捕殺する等の作業が必要になる。ネズミ捕獲装置10の配備場所で行うことは不向きであり、作業員は、ネズミ捕獲装置10から脱離した挿脱式捕獲箱12を適切な場所に運ぶ必要がある。
しかしながら、運搬中、シャッタ21が不用意に開いてしまうと、ネズミが捕獲箱入口25から逃げ出してしまう可能性がある。開き止め機構60は、そのような作業中のシャッタ21の不用意な開きを防止する。
開き止め機構60は、連結棒61、摘み62及び止め板63を備えている。摘み62は、ケーシング22の前面に配置され、作業員がケーシング22の外から摘み62を把持して回転操作可能になっている。止め板63は、捕獲箱入口25を内側に画成するケーシング22の後壁の周縁部に揺動可能に取り付けられている。連結棒61は、ケーシング22の一方の側壁の下端部に沿ってケーシング22の前後方向に延在し、両端においてそれぞれ摘み62及び止め板63に結合している。
作業員が摘み62を把持して回転操作すると、回転変位が連結棒61を介して止め板63に伝達され、止め板63が回転する。シャッタ21が捕獲箱入口25を閉鎖している閉鎖位置にあるときに、止め板63が、先端部を捕獲箱入口25の周縁を越えて、内側に突出させたロック位置にされる。これにより、止め板63は、ストッパとしてシャッタ21を裏面(内面)から捕獲箱入口25の方へ抑え、シャッタ21が捕獲箱入口25から離れることを阻止する。
止め板63は、シャッタ21が開放位置にあるときは、先端部を捕獲箱入口25の周縁の外側に退避させた非ロック位置にある。これにより、シャッタ21は、止め板63と干渉することなく、開放位置から閉鎖位置に揺動可能とされる。
作業員は、ネズミ40が中に捕獲されている挿脱式捕獲箱12をネズミ捕獲装置10の設置場所から他の場所に運ぶことがある。そのときには、作業員は、シャッタ21が不用意に開くことを防止するため、摘み62を回転操作して、止め板63をロック位置にしてから、移動開始する。
なお、作業員によるシャッタ21の開き止めは、作業員が、挿脱式捕獲箱12をネズミ捕獲装置10から脱離する前でも行うことができる。
(閉鎖機構/機械式/その1)
図5は、閉鎖機構70が機械式となっている挿脱式捕獲箱12の斜視図である。閉鎖機構70は、踏板71、ステー72、ワイヤ73及び係合部材74を備える。踏板71は、挿脱式捕獲箱12の前後方向の中間部においてケーシング22内の底面に取り付けられている。踏板71は、前後方向の両側の端部を前後方向の中間の支点の回りに揺動させるシーソー構造になっている。踏板71の揺動は、ステー72及びワイヤ73を介して係合部材74に伝えられる。
ネズミ40が開放状態の捕獲箱入口25から捕獲空間23内に進入して、踏板71の前端部を踏み込むと、前端部は、ネズミ40の重量を受けて、不図示のばねの付勢力に抗して下降する。なお、ばねを省略することもできる。その場合は、踏板71の後端側に所定の重量の重錘をつけておくか、支点に対して後端側の長さを前端側に対して長くしておく。
係合部材74は、踏板71の前端部の下降による揺動に連動して、揺動し、係合部材74は、開放位置のシャッタ21から退避した位置に揺動して、係合を解除する。これにより、シャッタ21は、自由端側の重量及び/又は不図示のばねの付勢力で開放位置から閉鎖位置に揺動し、捕獲箱入口25を閉鎖する。
(閉鎖機構/機械式/その2)
図6は、機械式の別の閉鎖機構80を備える挿脱式捕獲箱12の斜視図である。図7は、図6の挿脱式捕獲箱12を上方から示した模式図である。この挿脱式捕獲箱12では、捕獲箱入口89は、ケーシング22の後端ではなく、ケーシング22の底壁の後端部に形成されている。捕獲箱入口89の位置は、挿脱式捕獲箱12を機器配置空間17に装着したときに、捕獲箱入口25に重なる位置になっている。
閉鎖機構80は、踏板81、ワイヤ82、係合部材83、捩じりばね84及び係合ピン85を備える。踏板81は、踏板71(図5)と同一の構造を有する。係合部材83は、ケーシング22の正面視の横幅方向の軸の回りに揺動可能にケーシング22に結合している。ワイヤ82は、踏板81の前端と係合部材83の前端とを連結している。捩じりばね84は、踏板81の後端とシャッタ88の前端との間に介在し、シャッタ88を後方に付勢している。
ネズミ40が、踏板81の前端側を踏むと、該前端側は、ネズミ40の重量により下降する。これにより、ワイヤ82は、踏板81の前端側の下降により前方に引っ張られ、係合部材83の後端を上方に揺動させる。この結果、係合部材83によるシャッタ88の係止が解除され、シャッタ88は、捩じりばね84の付勢力により後方へ移動し、開放位置から捕獲箱入口89を閉鎖する閉鎖位置に切り替わる。
ネズミ40が踏板81の前端側を踏んだ時、ネズミ40の長いしっぽが捕獲箱入口89の外にあることがある。しかし、閉鎖位置へのシャッタ88の摺動に伴って、ネズミ40のしっぽがその前端の方から徐々にシャッタ88の上面に移動していくので、しっぽがシャッタ88と捕獲箱入口89の後縁との間に挟まれて、シャッタ88が完全に閉まらないことが防止される。
(開き止め機構/その2)
図8は、開き止め機構としての湾曲ばね95の構成図である。連結棒61(図4)が自動的にシャッタ21の開き止めを行う。シャッタ21は、開放位置から閉鎖位置Pcに切り替わるときに、途中位置Pqを経る。
湾曲ばね95は、捕獲箱入口25の近傍のケーシング22の側壁の内面の箇所に基端96において固定され、自由端側を後方の捕獲箱入口25の方へ伸ばしている。
湾曲ばね95は、中間部において横方向(水平方向)の内側に張り出す凸部97を有している。湾曲移行部98は、基端96と凸部97との間に位置し、基端96から凸部97の方へ進むに連れて、横方向内側への張り出し量を緩やかに増大させている。これに対し、対峙部99は、凸部97よりほぼ直角に屈曲して閉鎖位置Pcの捕獲箱入口25に対して平行に対峙する。
ネズミ40が捕獲空間23内に進入したことが検出されると、シャッタ21が開放位置が閉鎖位置Pcに切り替わる。その際、シャッタ21は、途中位置Pqにおいて、側縁を湾曲移行部98に接触させる。湾曲ばね95は、横方向に弾力性を有するとともに、湾曲移行部98は緩やかに横方向の突出量を変化させている。これにより、シャッタ21は、湾曲移行部98を横方向外側に押し広げつつ、凸部97を乗り越え、閉鎖位置Pcとなる。
シャッタ21は、閉鎖位置Pcから途中位置Pqの方へ揺動しようとするとき、対峙部99は、ストッパとして作用し、シャッタ21を閉鎖位置Pcに保持する。
なお、湾曲ばね95の開き止め力は、弱いので、シャッタ21をその外面側から指で強く押せば、簡単に解除することができる。
(ネズミ検出部)
図9は、ネズミ検出部100の構成図である。ネズミ検出部100は、1つの制御装置101と、複数のアクチュエータ50とを備え、挿脱式捕獲箱12と共に機器配置空間17に配設されている。制御装置101は、電源部102と、制御部103とを備える。なお、電源部102は、典型的には、電源コード等の外部配線を介してネズミ捕獲装置10が設置される構内の商用電源のコンセントに接続される。商用電源の代わりに乾電池を使用することも可能である。
各アクチュエータ50は、図4で前述した係合ピン51の他に、赤外光Ri1を出射する光源107を備える。各アクチュエータ50は、配線110を介して制御装置101に接続されている。配線110は、信号線、制御線及び給電線のハーネスである。
図10は、赤外光Ri1によるネズミ40の検出の説明図である。窓113は、ネズミ40が通過できない寸法で、ケーシング22の側壁に形成されている。窓113は、単なる透孔であってもよいし、赤外光Ri1が透過可能なガラス等が嵌められていてもよい。
ケーシング22の内面は、シャッタ21の内面の一部を除き、赤外光Ri1を吸収する黒色になっている。アクチュエータ50は、光源107の他に、窓113を介して捕獲空間23から挿脱式捕獲箱12の外へ出射する赤外光Rr1(符号無し)受光する不図示の受光素子(例:PD(Photo Detector))を備える。
制御部103は、各アクチュエータ50の受光素子の赤外光の受光量に基づいて捕獲空間23におけるネズミ40の存否を検出する進入判別部を含む。ネズミ40が捕獲空間23に居るときは、ネズミ40が赤外光Ri1を反射する。これにより、窓113から捕獲空間23内に出射した赤外光Ri1に対してネズミ40が反射して窓113から外に出射してくる赤外光Ri1(不図示)の光量が増大する。したがって、窓113の外に配設された受光素子の赤外光の受光量から捕獲空間23内のネズミ40の存否を検出することができる。
(閉鎖検出部)
図11は、閉鎖検出部120の構成図である。閉鎖検出部120では、捕獲箱入口25の近辺のケーシング22の側壁部に窓121が設けられる。図11では、ゴミ箱本体11の正面視でケーシング22の右側の側壁に窓121が形成されているが、窓113(図10)と同様に、左側の側壁に形成することもできる。その場合、窓121の位置は、窓113の位置より低い位置とされる。ネズミ400の検出は、ケーシング22の高い箇所から赤外光Ri1を照射することが有利であるのに対し、シャッタ21の閉鎖位置の検出は、シャッタ21の下端を検出することが有利であるからである。
図11では、図示が省略されているが、赤外光Ri2を端末側無線通信部211から照射するために、光源107とは別に、窓121の外に赤外光Ri2の光源と、赤外光Ri2の赤外光Ri2を受光する受光素子が配設されている。
シャッタ21が閉鎖位置にあるか否かを検出するためには、シャッタ21の内面において、赤外光Ri2が照射される部分は、黒ではなく赤外光Ri2を反射し易い白になっていることが望ましい。その方が赤外光Ri2の光量が増大するからである。
窓121の外に配設した受光素子により窓121を介して捕獲空間23から外に出射して来る赤外光Ri2の反射光の受光量に基づいて、シャッタ21が閉鎖位置にあるか否かを検出することができる。
ネズミ検出部100とは別に閉鎖検出部120を装備した理由は、閉鎖機構の誤動作やネズミ40の巧みな脱出により、ネズミ40が捕獲空間23にいないにもかかわらず、シャッタ21が閉鎖位置になっていることが起こり得るからである。そのような場合では、ネズミ40の捕獲が困難な状態であるので、至急に作業員が現場に出向き、シャッタ21を開放位置に戻す等の作業を行うことになる。
また、ネズミ検出部100の赤外光Ri1の出射用の光源107の点灯と、閉鎖検出部120の赤外光Ri2の出射用の光源の点灯とは、同時に行わず、時刻を変えて実施する。ネズミ検出部100及び閉鎖検出部120の各受光素子が、対応しない方の光源からの反射光を検出してしまい、誤検出が起きるのを防止するためである。
(ネズミ捕獲システム)
図12は、ネズミ捕獲システム200の構成図である。監視サイト201は、例えば鉄道駅等の単一又は複数のネズミ捕獲装置10が設置されるサイトである。監視サイト201ごとに単一のゲートウェイ202が配備される。各監視サイト201のゲートウェイ202と、サーバ205とは、インターネット208を介してデータを送受する。
図13は、ゲートウェイ202のハードウェア構成のブロック図である。ゲートウェイ202は、制御部210と、制御部210に接続されている端末側無線通信部211、ネット側無線通信部212、メモリ213及びクロック214とを備える。
端末側無線通信部211は、端末側無線通信部211と同一の監視サイト201に配備されている単一又は複数のネズミ捕獲装置10と無線でデータを送受する。この通信方式には、例えばSub−GHz無線による通信が利用される。
ネット側無線通信部212は、インターネット208と接続され、インターネット208を介してサーバ205とデータを送受する。
各ネズミ捕獲装置10の制御部103は、毎日定期時刻になると、又は一定の時間間隔ごとにネズミ検出部100及び閉鎖検出部120を作動させて、ケーシング22内のネズミ40の存否とシャッタ21が閉鎖位置にあるか否かを検出するようになっている。そして、検出情報は、制御部103の識別子IDの情報と共に、ゲートウェイ202に送られて、ゲートウェイ202は、メモリ213にそれらの情報を受信時刻の情報に対応付けて記憶するようになっている。
図14は、サーバ205のハードウェア構成のブロック図である。サーバ205は、制御部220と、制御部220との間でデータを送受可能になっているデータベース221及び表示器222とを備えている。
制御部220は、さらに、ポーリング部225、存否判定部226、閉鎖判定部227及び判定結果出力部228を備えている。
図15は、ネズミ捕獲装置10に装備されている制御部103(図9)が実施する監視処理のフローチャートである。なお、制御部103は、タイマー又はクロックを内蔵している。このフローチャートでは、ポーリングのタイミングを検出するために、タイマーを利用している。
S231では、制御部103は、タイマーの出力に基づいて設定時間が経過したか否かを判定する。タイマーの設定時間は、ネズミ捕獲装置10におけるネズミの存否情報及びシャッタ21の閉鎖情報の収集間隔を決定する。なお、捕獲情報という場合は、少なくとも存否情報及び閉鎖情報を含むものとする。
制御部103は、S231の判定が肯定的であるときは、処理をS232に進ませ、否定的であるときは、処理を終了する。
S232では、制御部103は、赤外光光源を点灯する。この赤外光光源には、図10の赤外光Ri1を出射する光源107だけでなく、図11の赤外光Ri2を出射する不図示の光源との両方を含む。複数の赤外光光源の点灯は、同時ではなく、時間をずらす。ネズミ検出部100及び閉鎖検出部120の受光素子が、対応する赤外光の光源が出射した赤外光に対する反射光の受光量を正確に検出させるためである。
S233では、制御部103は、受光素子の受光量Rn1,Rn2を検出する。受光量Rn1,Rn2は、それぞれ赤外光Ri1,Ri2に対する反射光の受光量に対応する。すなわち、受光量Rn1は、捕獲空間23におけるネズミ40の存否を判別する処理に使用され、受光量Rn2は、シャッタ21の閉鎖位置を判別する処理に使用される。これらは、ネズミ捕獲装置10についてのネズミ40の捕獲情報(⊃存否情報+閉鎖情報)を構成する。
制御部103は、その他として受光量Rn,Rn2の検出時刻もゲートウェイ202に送信することができる。なお、ゲートウェイ202は、制御部103から検出時刻に関する情報を受信しなくても、各受信時刻を検出時刻とすることができる。
ゲートウェイ202は、それが管轄するネズミ捕獲装置10の全部から捕獲情報及び閉鎖情報を受信し、サーバ205からのポーリングがあるまで、メモリ213に記憶しておく。
S234では、制御部103は、識別子ID及び受光量Rn1,Rn2に関する情報をゲートウェイ202へ無線で送る。前述したように、この無線通信には、Sub−GHz無線が使用される。
識別子IDは、監視サイト201を特定するだけでなく、監視サイト201のどの場所のネズミ捕獲装置10であるかを特定する情報となる。後述のデータベース221(サーバ205)には、ネズミ捕獲装置10の識別子IDと、該識別子IDに対応付けられる制御装置101の存在場所(=ネズミ捕獲装置10の設置場所)とが対応付けられて記憶されている。
図16は、サーバ205の制御部220(図14)が実施する処理のフローチャートである。
S241では、ポーリング部225は、現在時刻がポーリング時刻であるか否を判定する。ポーリング時刻は、毎日の単一又は複数の一定時刻が設定されているか、一定時間間隔が割り当てられている。ポーリング時刻は、監視サイト201別に割り当てることができる。
S242では、ポーリング部225は、ゲートウェイ202に対してポーリングを実行する。
S243では、ポーリング部225は、S242のポーリングに該当するポーリング部225から捕獲情報を収集する。捕獲情報は、具体的には、前述のS234で説明した各ネズミ捕獲装置10の識別子ID及び受光量Rn1,Rn2を含む。捕獲情報には、各ネズミ捕獲装置10の捕獲空間23におけるネズミ40の存否情報と、シャッタ21の閉鎖位置情報が含まれる。
S244では、捕獲情報が判定される。捕獲情報のうち存否情報からのネズミ40の存否の判定は、存否判定部226が実施する。閉鎖位置情報の判定は、閉鎖判定部227が実施する。
(変形例)
実施形態では、ネズミ捕獲装置10は、鉄道駅の構内に配備されている。本発明のネズミ捕獲装置は、多数の人の出入りする場所であれば、野球場等のスポーツ会場、イベント会場、及び空港等、種々のサイトに配備することができる。
実施形態では、ケーシング22の前端部は閉鎖されているが、空気の通り抜けが悪いと、ネズミ40がそれを感じて、捕獲空間23に進入しないことがあり得る。これに対処して、ケーシング22の前端部に、ネズミ40の通り抜けできない程度の換気孔を形成することもできる。
実施形態の図1では、1つのゴミ箱本体11に挿脱式捕獲箱12が3つ装着されている。これに対し、本発明では、1つのゴミ箱本体に装着する挿脱式捕獲箱の個数は、1以上であれば、何個でもよい。
実施形態の図1では、説明の便宜上、挿脱式捕獲箱12の前面が、ゴミ箱本体11から露出している。通行人や客等への見た目や、いたずらを防止するために、挿脱式捕獲箱12の前面を適切なカバーで隠すことができる。
実施形態では、監視サイト201とサーバ205とは、インターネット208を介して接続されている。これに対し、本発明のネットは、イントラネットであってもよい。
10・・・ネズミ捕獲装置、11・・・ゴミ箱本体、12・・・挿脱式捕獲箱、17・・・機器配置空間、21,88・・・シャッタ、22・・・ケーシング、23・・・捕獲空間、25,89・・・捕獲箱入口、28・・・挿脱開口、30・・・ネズミ進入口、40・・・ネズミ、50・・・アクチュエータ、51・・・係合ピン、57・・・圧力センサ、60・・・開き止め機構、63・・・止め板、70,80・・・閉鎖機構、71,81・・・踏板、74・・・係合部材、83・・・係合部材、85・・・係合ピン、95・・・湾曲ばね、100・・・ネズミ検出部(通知部)、107・・・光源、120・・・閉鎖検出部、200・・・ネズミ捕獲システム、202・・・ゲートウェイ、205・・・サーバ、208・・・インターネット(ネット)、225・・・ポーリング部、226・・・存否判定部、227・・・閉鎖判定部、228・・・判定結果出力部。
本発明のネズミ捕獲装置は、
隔壁により内部が上側のゴミ収容空間と下側の捕獲箱収納空間とに分離されているゴミ箱本体と、
前記隔壁より下において水平方向に前記ゴミ箱本体の外側から前記捕獲箱収納空間内に出し入れ可能にされている挿脱式捕獲箱とを備え、
前記ゴミ箱本体には、前記隔壁より下において前記捕獲箱収納空間に連通するネズミ進入口が設けられ、
前記挿脱式捕獲箱は、前記捕獲箱収納空間内における収納時の奥側の端部において、前記ネズミ進入口を通って前記捕獲箱収納空間内に進入したネズミが通る捕獲箱入口と、該捕獲箱入口を開閉自在に閉じるシャッタとを有し、
前記ゴミ箱本体及び/又は前記挿脱式捕獲箱には、前記挿脱式捕獲箱にネズミが進入したことを検出するネズミ検出部と、前記ネズミ検出部がネズミの進入を検出したとき、前記挿脱式捕獲箱の前記シャッタを開放位置から閉鎖位置に切り替える閉鎖機構とが設けられている。
ゴミ箱本体11は、上部において正面側に開口する投入口14を有している。投入口14は、ゴミ箱本体11内のゴミ収容空間13に連通している。サイトの利用客により投入口14に投げ入れられたゴミは、ゴミ収容空間13に貯留される。
挿脱式捕獲箱12が機器配置空間17に装着されている状態では、各ケーシング22の後端とゴミ箱本体11の奥側の内面との間には、所定の後ろ空間が残されている。ネズミ進入口30は、この後ろ空間に臨むようにゴミ箱本体11の底壁19に形成されている。
図3は、ネズミ40が挿脱式捕獲箱12の捕獲空間23に進入する経路の説明図である。ケーシング22内には、捕獲空間23内の前端部の底面にエサ32が仕掛けられる。ネズミ40は、載置面16とゴミ箱本体11の底壁19との間の空間からネズミ進入口30を通って、機器配置空間17に進入する。次に、ネズミ40は、開放状態の捕獲箱入口25(図3では、シャッタ21は開放位置ではなく、閉鎖位置で図示されている。)を通って、捕獲空間23に進入する。
本発明のネズミ捕獲装置は、
隔壁により内部が上側のゴミ収容空間と下側の機器配置空間とに分離されているゴミ箱本体と、
前記隔壁より下において水平方向に前記ゴミ箱本体の外側から前記機器配置空間内に出し入れ可能にされている挿脱式捕獲箱とを備え、
前記ゴミ箱本体には、前記隔壁より下において前記機器配置空間に連通するネズミ進入口が設けられ、
前記挿脱式捕獲箱は、前記機器配置空間内における収納時の奥側の端部において、前記ネズミ進入口を通って前記機器配置空間内に進入したネズミが通る捕獲箱入口と、該捕獲箱入口を開閉自在に閉じるシャッタとを有し、
前記ゴミ箱本体及び/又は前記挿脱式捕獲箱には、前記挿脱式捕獲箱にネズミが進入したことを検出するネズミ検出部と、前記ネズミ検出部がネズミの進入を検出したとき、前記挿脱式捕獲箱の前記シャッタを開放位置から閉鎖位置に切り替える閉鎖機構とが設けられ
前記ゴミ箱本体は、前記機器配置空間の下側を画成する底壁と、該底壁より下に設けられて前記底壁と前記ゴミ箱本体が載置される載置面との間にネズミが進入可能な空間を形成する脚と、を有し、
前記ネズミ進入口は、前記底壁に形成されている
本発明の別のネズミ捕獲装置は、
隔壁により内部が上側のゴミ収容空間と下側の機器配置空間とに分離されているゴミ箱本体と、
前記隔壁より下において水平方向に前記ゴミ箱本体の外側から前記機器配置空間内に出し入れ可能にされている複数の挿脱式捕獲箱とを備え、
前記ゴミ箱本体には、前記隔壁より下において前記機器配置空間に連通するネズミ進入口が設けられ、
前記挿脱式捕獲箱は、前記機器配置空間内における収納時の奥側の端部において、前記ネズミ進入口を通って前記機器配置空間内に進入したネズミが通る捕獲箱入口と、該捕獲箱入口を開閉自在に閉じるシャッタとを有し、
前記ゴミ箱本体及び/又は前記挿脱式捕獲箱には、前記挿脱式捕獲箱にネズミが進入したことを検出するネズミ検出部と、前記ネズミ検出部がネズミの進入を検出したとき、前記挿脱式捕獲箱の前記シャッタを開放位置から閉鎖位置に切り替える閉鎖機構とが設けられ、
前記複数の挿脱式捕獲箱は、前記ゴミ箱本体の正面の水平方向のそれぞれ異なる位置に形成された挿脱開口から前記機器配置空間内に出し入れ可能になっている。

Claims (8)

  1. 内部にゴミが収容されるゴミ箱本体と、
    前記ゴミ箱本体に挿脱可能に挿入される挿脱式捕獲箱とを備え、
    前記ゴミ箱本体には、ネズミ進入口が設けられ、
    前記挿脱式捕獲箱には、前記ネズミ進入口を通して前記ゴミ箱本体内に進入したネズミが入ることが可能な捕獲箱入口と、該捕獲箱入口を開閉自在に閉じるシャッタとが設けられ、
    前記ゴミ箱本体及び/又は前記挿脱式捕獲箱には、前記挿脱式捕獲箱にネズミが進入したことを検出するネズミ検出部と、前記ネズミ検出部がネズミの進入を検出したとき、前記挿脱式捕獲箱の前記シャッタを開放位置から閉鎖位置に切り替える閉鎖機構とが設けられており、
    前記ネズミ検出部によって検出されるネズミの存否についての存否情報を含む検出情報を通知する通知部を有していることを特徴とするネズミ捕獲装置。
  2. 請求項1記載のネズミ捕獲装置において、
    前記ネズミ検出部は、前記挿脱式捕獲箱内に配備され、ネズミが上に載ると変位する踏板からなり、
    前記閉鎖機構は、前記踏板の変位に伴い、前記シャッタを開放位置から閉鎖位置に移動させる連動機構からなることを特徴とするネズミ捕獲装置。
  3. 請求項1記載のネズミ捕獲装置において、
    前記ネズミ検出部は、前記挿脱式捕獲箱の捕獲空間に赤外光を出射する赤外光出射部と、前記捕獲空間からの前記赤外光の反射量を受光する受光素子と、前記受光素子の受光量の変化によってネズミの進入を検出する進入判別部とを有し、
    前記閉鎖機構は、前記シャッタを開放位置に保持する進退可能な係合部材と、前記進入判別部によりネズミの進入が検出されたとき、前記係合部材を退避させて前記シャッタを閉鎖位置に移動させるアクチュエータとを有していることを特徴とするネズミ捕獲装置。
  4. 請求項1記載のネズミ捕獲装置において、
    前記ネズミ検出部は、前記挿脱式捕獲箱の捕獲空間の底部に配置された圧力センサと、前記圧力センサの圧力の変化によってネズミの進入を検出する進入判別部とを有し、
    前記閉鎖機構は、前記シャッタを開放位置に保持する進退可能な係合部材と、前記進入判別部によりネズミの進入が検出されたとき、前記係合部材を退避させて前記シャッタを閉鎖位置に移動させるアクチュエータとを有していることを特徴とするネズミ捕獲装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載のネズミ捕獲装置において、
    さらに、前記シャッタが前記捕獲箱入口を閉鎖していることを検出する閉鎖検出部を備え、
    前記通知部は、前記閉鎖検出部が検出した閉鎖情報を前記検出情報に含ませることを特徴とするネズミ捕獲装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のネズミ捕獲装置において、
    前記シャッタが開放位置から閉鎖位置に移動したとき、自動的又は手動的に前記シャッタを閉じた状態に保持する開き止め機構が設けられていることを特徴とするネズミ捕獲装置。
  7. 複数のネズミ捕獲装置と、
    サーバと、
    前記複数のネズミ捕獲装置の各々と無線通信自在であるとともに、ネットを介して前記サーバに接続可能になっている単一のゲートウェイと、
    を備えるネズミ捕獲システムであって、
    前記ネズミ捕獲装置は、
    内部にゴミが収容されるゴミ箱本体と、
    前記ゴミ箱本体に挿脱可能に挿入される挿脱式捕獲箱とを備え、
    前記ゴミ箱本体には、ネズミ進入口が設けられ、
    前記挿脱式捕獲箱には、前記ネズミ進入口を通して前記ゴミ箱本体内に進入したネズミが入ることが可能な捕獲箱入口と、該捕獲箱入口を開閉自在に閉じるシャッタとが設けられ、
    前記ゴミ箱本体及び/又は前記挿脱式捕獲箱には、前記挿脱式捕獲箱にネズミが進入したことを検出するネズミ検出部と、前記ネズミ検出部がネズミの進入を検出したとき、前記挿脱式捕獲箱の前記シャッタを開放位置から閉鎖位置に切り替える閉鎖機構とが設けられており、
    前記ネズミ検出部によって検出されるネズミの存否についての存否情報を含む検出情報を通知する通知部を有しており、
    前記サーバは、各ネズミ捕獲装置から前記ゲートウェイを介して受信した該ネズミ捕獲装置の前記通知部からの検出情報に基づいて各ネズミ捕獲装置におけるネズミの捕獲を判定する捕獲判定部を備えることを特徴とするネズミ捕獲システム。
  8. 請求項7記載のネズミ捕獲システム、
    各ネズミ捕獲装置と前記ゲートウェイとの無線通信は、Sub−GHz無線による通信であることを特徴とするネズミ捕獲システム。
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