JP2021141575A - 確率的整形及びシンボルレート最適化による光ネットワーク内の誤り訂正 - Google Patents

確率的整形及びシンボルレート最適化による光ネットワーク内の誤り訂正 Download PDF

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Abstract

【課題】確率的整形及びシンボルレート最適化のための光トランスミッタ及び伝送方法を提供する。【解決手段】トランスミッタ部分600は、シリアル/パラレル変換器603によって生成された並列なストリームの夫々について1つである複数の分布マッチャ604と、複数のFEC符号器606と、複数のシンボルマッパ607と、複数のナイキストフィルタリング要素608と、複数の周波数偏移要素609と、を含む。各サブキャリア1〜nについて、トランスミッタ部分600は、周波数偏移(FS)が適用される前にシンボルマッピング及びナイキストフィルタリングを実行してよい。様々なコードワードを表すバイナリデータを夫々が含む複数の処理経路の出力は、光伝送上での光レシーバへの伝送のためにサブキャリア多重化を用いて単一のサブキャリアマルチプレクサ605によって結合される。【選択図】図6A

Description

本開示は、概して、光通信ネットワークに、より具体的には、確率的整形及びシンボルレート最適化の両方を実施する光ネットワーク内の誤り訂正に関係がある。
電気通信システム、ケーブルテレビシステム、及びデータ通信ネットワークは、遠隔地点間で大量の情報を高速に運ぶために光ネットワークを使用する。光ネットワークにおいて、情報は、光信号の形で光ファイバを通って運ばれる。光ネットワークはまた、ネットワーク内で様々な動作を行うために、増幅器、分散補償器、マルチプレクサ/デマルチプレクサフィルタ、波長選択スイッチ、結合器、などの様々なネットワークノードを含むことがある。
光スーパーチャネルは、チャネルごとに400Gb/s及び1Tb/sでの光信号の伝送のための新興のソリューションであり、将来的には、よりずっと高いデータレートを期待できる。典型的なスーパーチャネルは、単一の波長チャネルを形成するように周波数多重化されるサブキャリアの組を含む。スーパーチャネルは、次いで、ネットワークエンドポイント間を単一チャネルとして光ネットワークを通って伝送され得る。スーパーチャネル内のサブキャリアは、データ容量の増大を達成することをスーパーチャネルに可能にしながら高いスペクトル効率を達成するよう密に詰められている。しかし、光信号の届く範囲は、スーパーチャネルを使用する場合でさえ、伝送中に受ける光信号対雑音非(OSNR)レベルによって依然として制限される可能性がある。いくつかのシステムでは、高度な変調フォーマットを用いて変調された高容量光信号などの特定の光信号の伝送到達範囲を延ばすために、コンスタレーション整形又はシンボルレート最適化が光信号に適用される。
1つの態様で、確率的整形(probabilistic shaping)及びシンボルレート最適化(symbol rate optimization)のための光トランスミッタは、1つ以上のマッチャ(matcher)要素を含む。各マッチャ要素は、そのマッチャ要素によって受信されたバイナリデータにおいて表されている複素平面における所与のM−QAM変調フォーマットのM−QAMコンスタレーションのシンボルへ、シンボルの目標確率分布に応じて、各々の確率を割り当て、そのマッチャ要素によって受信されたバイナリデータに対応する各々の整形されたビットシーケンスを出力するよう構成される。光トランスミッタは、各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを各々の整形されたビットシーケンスに付加し、各々の整形されたビットシーケンス及び集合的に付加されたパリティビットを表すデータを含む第1の複合整形ビットシーケンスを出力するよう構成される単一の系統的誤り訂正符号器を更に含む。光トランスミッタは、第1の複合整形ビットシーケンスの受信された部分において表されている各シンボルについて各々のコードワードを生成するよう夫々構成される複数のマッピング要素と、第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を複数のマッピング要素の夫々へ供給するよう構成される第1のシリアル/パラレル変換器と、複数のマッピング要素によって生成された各々のコードワードを表すバイナリデータをサブキャリア多重化によって光伝送路上での伝送のために結合するよう構成されるマルチプレクサとを更に含む。
開示されている実施形態のいずれかで、1つ以上のマッチャ要素は2つ以上のマッチャ要素を含んでよく、光トランスミッタは、2つ以上のマッチャ要素によって出力された各々の整形されたビットシーケンスを結合して第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成し、第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを入力として単一の系統的誤り訂正符号器へ供給するよう構成される第1のパラレル/シリアル変換器を更に含んでよい。
開示されている実施形態のいずれかで、光トランスミッタは、光トランスミッタによって受信されたバイナリデータの各々の部分を並列なバイナリデータストリームにおいて2つ以上のマッチャ要素の夫々へ供給するよう構成される第2のシリアル/パラレル変換器と、複数のタップ要素とを更に含んでよい。各タップ要素は、並列なバイナリデータストリームの夫々から1つ以上のビットをタップし、1つ以上のタップされたビットを第1のパラレル/シリアル変換器へ供給するよう構成されてよい。第1のパラレル/シリアル変換器は、複数のタップ要素の夫々から受信された1つ以上のタップされたビットを、2つ以上のマッチャ要素によって出力された各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的に付加されるべきプライマリビットとして単一の系統的誤り訂正符号器へ供給するよう更に構成されてよい。いくつかの実施形態で、光トランスミッタは、結合要素を更に含んでよい。タップ要素の夫々は、1つ以上のタップされたビットを供給するよう更に構成されてよく、結合要素は、第1の複合整形ビットシーケンスを第1のシリアル/パラレル変換器へ入力として供給する前に、タップ要素によって供給されたタップされたビットを第1の複合整形ビットシーケンスに一体化させるよう構成されてよい。
開示されている実施形態のいずれかで、光トランスミッタは、光トランスミッタによって受信されたシリアルバイナリデータの各々の部分を並列なバイナリデータストリームにおいて2つ以上のマッチャ要素の夫々へ供給するよう構成される第2のシリアル/パラレル変換器と、シリアルバイナリデータを並列なバイナリデータストリームへ変換する前に、光トランスミッタによって受信されたシリアルバイナリデータから1つ以上のビットをタップし、1つ以上のタップされたビットを、2つ以上のマッチャ要素によって出力された各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的に付加されるべきプライマリビットとして単一の系統的誤り訂正符号器へ供給するよう構成されるタップ要素とを更に含んでよい。いくつかの実施形態で、光トランスミッタは、結合要素を更に含んでよい。タップ要素は、1つ以上のタップされたビットを結合要素へ供給するよう更に構成されてよく、結合要素は、第1の複合整形ビットシーケンスを第1のシリアル/パラレル変換器へ入力として供給する前に、タップ要素によって供給されたタップされたビットを第1の複合整形ビットシーケンスに一体化させるよう構成されてよい。
開示されている実施形態のいずれかで、1つ以上のマッチャ要素は、単一のマッチャ要素を含んでよい。
開示されている実施形態のいずれかで、単一の系統的誤り訂正符号器は、単一のマッチャ要素へ通信上結合されてよく、単一のマッチャ要素によって受信されたバイナリデータに対応する整形されたビットシーケンスを単一のマッチャ要素から受信するよう構成されてよく、そして、第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を複数のマッピング要素の夫々へ供給するために、第1のシリアル/パラレル変換器は、シンボルワイズのインターリービングを第1の複合整形ビットシーケンスに適用するよう構成される。
開示されている実施形態のいずれかで、光トランスミッタは、単一のマッチャ要素から第1の複合整形ビットシーケンスを受信し、ビットワイズのインターリービングを第1の複合整形ビットシーケンスに適用して、第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成し、第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを入力として前記単一の系統的誤り訂正符号器へ供給するよう構成されるビットワイズインターリービング要素を更に含んでよい。
いくつかの実施形態で、光伝送路上で光トランスミッタからの伝送を受信する光レシーバは、第1の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを受信し、集合的に付加されたパリティビットを、第1の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータから取り出し、集合的に付加されたパリティビットが取り出されている第3の複合整形ビットシーケンスを出力するよう構成される単一の誤り訂正復号器を含んでよい。いくつかの実施形態で、光レシーバは、2つ以上のデマッチャ要素(de-matcher elements)と、単一の誤り訂正復号器によって出力された第3の複合整形ビットシーケンスを受信し、第3の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を2つ以上のデマッチャ要素の夫々へ供給するよう構成される第2のシリアル/パラレル変換器とを含んでよい。各デマッチャ要素は、第3の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を受信し、第3の複合整形ビットシーケンスの各々の部分から光トランスミッタによって送信された情報を表すバイナリデータを回復するよう構成されてよい。いくつかの実施形態で、光レシーバは、第2の複合整形ビットシーケンスを受信し、第2の複合整形ビットシーケンスから光トランスミッタによって送信された情報を表すバイナリデータを回復するよう構成される単一のデマッチャ要素を含んでよい。
他の態様で、確率的整形及びシンボルレート最適化による光ネットワーク内の誤り訂正のための方法は、光信号として送信されるべきバイナリデータを受信することと、1つ以上のマッチャ要素の夫々によって、そのマッチャ要素へ供給された受信されたバイナリデータの部分において表されている複素平面における所与のM−QAM変調フォーマットのM−QAMコンスタレーションのシンボルへ、シンボルの目標確率分布に応じて、各々の確率を割り当てることと、1つ以上のマッチャ要素の夫々によって、そのマッチャ要素へ供給された受信されたバイナリデータの部分に対応する各々の整形されたビットシーケンスを出力することと、各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを各々の整形されたビットシーケンスに付加して、各々の整形されたビットシーケンス及び集合的に付加されたパリティビットを表すデータを含む第1の複合整形ビットシーケンスを生成することと、第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を複数のマッピング要素の夫々へ供給し、各マッピング要素が、そのマッピング要素へ供給された第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分において表されている各シンボルについて各々のコードワードを生成することと、複数のマッピング要素によって生成された各々のコードワードを表すバイナリデータをサブキャリア多重化によって光伝送路上での伝送のために結合することとを含む。
開示されている実施形態のいずれかで、1つ以上のマッチャ要素は、2つ以上のマッチャ要素を含んでよく、方法は、2つ以上のマッチャ要素によって出力された各々の整形されたビットシーケンスを結合して第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成することを更に含んでよい。各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、パリティビットを第2の複合整形ビットシーケンスに付加することを含んでよい。
開示されている実施形態のいずれかで、方法は、光伝送路を介して、第1の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを受信することと、第1の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータから、集合的に付加されたパリティビットを取り出すことと、集合的に付加されたパリティビットが取り出されている第3の複合整形ビットシーケンスを出力することと、第3の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を2つ以上のデマッチャ要素の夫々へ供給することと、2つ以上のデマッチャ要素の夫々によって、第3の複合整形ビットシーケンスの各々の部分から、光伝送路を介して受信された情報を表すバイナリデータを回復することとを更に含んでよい。
開示されている実施形態のいずれかで、方法は、2つ以上のマッチャ要素の夫々へ、並列なバイナリデータストリームにおいて、伝送のために受信されたシリアルバイナリデータの各々の部分を供給することと、並列なバイナリデータストリームの夫々から1つ以上のビットをタップすることとを更に含んでよい。各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、第2の複合整形ビットシーケンスに対して、複数のタップ要素の夫々から受信された1つ以上のタップされたビットを追加パリティビットとして付加することを更に含んでよい。
開示されている実施形態のいずれかで、方法は、2つ以上のマッチャ要素の夫々へ、並列なバイナリデータストリームにおいて、伝送のために受信されたシリアルバイナリデータの各々の部分を供給することと、シリアルバイナリデータを並列なバイナリデータストリームに変換する前に、受信されたシリアルバイナリデータから1つ以上のビットをタップすることとを更に含んでよい。各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、第2の複合整形ビットシーケンスに対して、受信されたシリアルバイナリデータからの1つ以上のタップされたビットを追加パリティビットとして付加することを更に含んでよい。
開示されている実施形態のいずれかで、1つ以上のマッチャ要素は、単一のマッチャ要素を含んでよい。
開示されている実施形態のいずれかで、方法は、光伝送路を介して、第1の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを受信することと、第1の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータから、集合的に付加されたパリティビットを取り出すことと、集合的に付加されたパリティビットが取り出されている第2の複合整形ビットシーケンスを出力することと、第2の複合整形ビットシーケンスを単一のデマッチャ要素へ供給することと、単一のデマッチャ要素によって、第2の複合整形ビットシーケンスから、光伝送路を介して受信された情報を表すバイナリデータを回復することとを更に含んでよい。
開示されている実施形態のいずれかで、第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を複数のマッピング要素の夫々へ供給することは、シンボルワイズのインターリービングを第1の複合整形ビットシーケンスに適用することを含んでよい。
開示されている実施形態のいずれかで、方法は、単一のマッチャ要素から第1の複合整形ビットシーケンスを受信することと、ビットワイズのインターリービングを第1の複合整形ビットシーケンスに適用して、第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成することとを更に含んでよい。各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、パリティビットを第2の複合整形ビットシーケンスに付加することを含んでよい。
開示されている実施形態のいずれかで、マッピング要素の数は、シンボルレート最適化のために選択されるサブキャリアチャネルの数に等しくてよく、光伝送路のための伝送媒体の特性及び伝送の目標到達範囲に依存してよい。
本発明並びにその特徴及び利点のより完全な理解のために、これより、添付の図面と結びつけられた以下の記載が参照される。
光伝送ネットワークの実施形態の選択された要素のブロック図である。 一様に整形された16−QAMコンスタレーションにおけるコンスタレーションポイントについて確率分布図の実施形態の選択された要素を表す。 確率的に整形された16−QAMコンスタレーションにおけるコンスタレーションポイントについての確率分布図の実施形態の選択された要素を表す。 光ネットワークにおいて制御プレーン機能を実装するネットワーク管理システムの実施形態の選択された要素のブロック図である。 光ネットワーク要素において1つ以上のWDMチャネルにシンボルレベルの確率的整形を適用するよう構成された光伝送システムの実施例の選択された要素を表す概略図である。 非線形ペナルティと、伝送ファイバ特性と、最適シンボルレートとの間の関係を表す。 いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用するよう構成された光伝送システムの例のトランスミッタ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、図6Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、確率的振幅整形のためのシンボル確率分布の例を表す。 フローチャート形式で表されている、確率的整形及びシンボルレート最適化の両方を実装する光ネットワークにおける誤り訂正のための方法の実施形態の選択された要素のブロック図である。 いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用する構成され、複数の分布マッチャを含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、図9Aに表されている光伝送システムの例のトランスミッタ部分の要素の一部を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、図9Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用する構成され、複数の分布マッチャ及び複数のバイナリデータストリームに対するタップ要素を含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、図10Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用する構成され、複数の分布マッチャ及び単一の入力バイナリデータストリームに対する1つ以上のタップ要素を含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、図11Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用する構成され、単一の分布マッチャを含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用する構成され、単一の分布マッチャ及び誤り訂正レートコントロールを含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用する構成され、単一の分布マッチャ及び誤り訂正レートコントロールを含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、図13Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用する構成され、単一の分布マッチャ及びビットワイズインターリーバを含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分の選択された要素を表す概略図である。 いくつかの実施形態に従って、図14Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分の選択された要素を表す概略図である。 フローチャート形式で表されている、確率的整形及びシンボルレート最適化の両方を実装しかつ複数の分布マッチャを含む光ネットワークにおける誤り訂正のための方法の実施形態の選択された要素のブロック図である。 フローチャート形式で表されている、確率的整形及びシンボルレート最適化の両方を実装しかつ単一の分布マッチャを含む光ネットワークにおける誤り訂正のための方法の実施形態の選択された要素のブロック図である。
以下の記載では、開示されている対象の議論を助けるよう、一例として、詳細が示されている。なお、当業者には当然に、開示されている実施形態は、例示であって、全ての可能な実施形態を含むものではない。
これより図面を参照すると、図1は、光伝送ネットワーク(Optical Transport Network,OTN)101の実施例を表す、光伝送ネットワーク101は、光通信システムを表してよい。光伝送ネットワーク101は、光伝送ネットワーク101のコンポーネントによって通信される1つ以上の光信号を運ぶよう1つ以上の光ファイバ106を含む。ファイバ106によって連結されている、光伝送ネットワーク101のネットワーク要素には、1つ以上のトランスミッタ(Tx)102、1つ以上のマルチプレクサ(MUX)104、1つ以上の光増幅器108、1つ以上の光アド/ドロップマルチプレクサ(OADM)110、1つ以上のデマルチプレクサ(DEMUX)105、及び1つ以上のレシーバ(Rx)112が含まれてよい。
光伝送ネットワーク101は、端末ノードを有するポイント・ツー・ポイント光ネットワーク、リング光ネットワーク、メッシュ光ネットワーク、若しくはあらゆる他の適切な光ネットワーク、又は光ネットワークの組み合わせであってよい。光伝送ネットワーク101は、短距離の都市ネットワーク、長距離の都市間ネットワーク、若しくはあらゆる他の適切なネットワーク、又はネットワークの組み合わせにおいて使用されてよい。光伝送ネットワーク101の容量には、例えば、100Gbit/s、400Gbit/s、又は1Tbit/sが含まれてよい。光ファイバ106は、非常に低い損失で長距離にわたって信号を通信することが可能なガラスの細いストランドを有する。光ファイバ106は、光伝送のために多種多様なファイバから選択された適切なタイプのファイバを有してよい。光ファイバ106は、とりわけ、標準のSMF(Single-Mode Fiber)、E−LEAF(Enhanced Large Effective Area Fiber)、又はTW−RS(TrueWave Reduced Slope)などの如何なる適切なタイプのファイバも含んでよい。
光伝送ネットワーク101は、光ファイバ106にわたって光信号を送信するデバイスを含んでよい。情報は、波長上に情報を符号化するよう光の1つ以上の波長の変調によって光伝送ネットワーク101を通じて送信及び受信されてよい。光ネットワーキングでは、光の波長は、光信号に含まれている“チャネル”とも呼ばれることがある。各チャネルは、光伝送ネットワーク101を通じて一定量の情報を運んでよい。
光伝送ネットワーク101の情報容量及び伝送能力を増大させるために、複数のチャネルで送信される複数の信号は、単一の広帯域幅光信号に結合されてよい。複数のチャネルで情報を通信するプロセスは、波長分割多重化(Wavelength Division Multiplexing,WDM)と光学では呼ばれている。疎波長分割多重化(Coarse Wavelength Division Multiplexing,CWDM)は、通常は、16波長に満たない少数のチャネルを有して、20nmよりも広い間隔で広く間隔をあけられた波長の、ファイバへの多重化を指す。密波長分割多重化(Dense Wavelength Division Multiplexing,DWDM)は、通常は、40波長よりも多い多数のチャネルを有して、0.8nmに満たない狭い間隔で密に間隔をあけられた波長の、ファイバへの多重化を指す。WDM又は他の多波長多重化伝送技術は、光ファイバごとの総帯域幅(aggregate bandwidth)を増大させるために光ネットワークにおいて採用される。WDMによらないと、光ネットワークにおける帯域幅は、たった1つの波長のビットレートに制限されることがある。より広い帯域幅によれば、光ネットワークは、より多くの量の情報を伝送することができる。光伝送ネットワーク101は、WDM又は何らかの他の適切なチャネル多重化技術を用いて異なるチャネルを伝送し、そして、マルチチャネル信号を増幅してよい。
近年、DWDMの進歩は、所望の容量のコンポジット光信号を生成するようにいくつかの光搬送波を結合することを可能にした。マルチキャリア光信号の1つのそのような例はスーパーチャネル(superchannel)であり、これは、100Gb/s、400Gb/s、1Tb/s、又はそれ以上の伝送レートを実現し得る高いスペクトル効率(Spectral Efficiency,SE)の例である。よって、スーパーチャネルでは、サブキャリアは密に詰められ、従来のDWDMよりも消費する光スペクトルが少ない。スーパーチャネルの他の顕著な特徴は、スーパーチャネル内のサブキャリアが同じ始点から同じ目的地へ進み、伝送最中にOADMを用いて付加又は削除されないことである。光ネットワークにおいて高いスペクトル効率(SE)を達成するための技術には、100Gb/s以上のデータレートでの長距離伝送のために偏波多重4値位相偏移変調(dual-polarization quadrature phase-shift keying,DP−QPSK)を用いて変調されたスーパーチャネルの使用が含まれてよい。特定の実施形態では、ナイキスト波長分割多重化(Nyquist Wavelength Division Multiplexing,N−WDM)がスーパーチャネルにおいて使用されてよい。N−WDMでは、略矩形スペクトルを有する光パルスが、ボーレート(baud rate)に近づく帯域幅で周波数領域において一緒に詰められる。
光伝送ネットワーク101は、特定の波長又はチャネルで光伝送ネットワーク101を通じて光信号を送信する1つ以上の光トランスミッタ(Tx)102を含んでよい。トランスミッタ102は、電気信号を光信号に変換し、光信号を送信するシステム、装置、又はデバイスを有してよい。例えば、トランスミッタ102は夫々、電気信号を受信し、電気信号に含まれている情報を、特定の波長でレーザによって生成された光のビーム上に変調し、信号を運ぶビームを光伝送ネットワーク101にわたって送信するようレーザ及び変調器を有してよい。いくつかの実施形態、光トランスミッタ102は、光変調中にデータが送信されるためのボーレートを決定するために使用されてよい。異なるボーレートを適用するトランスミッタ102の例は、適応レートトランスポンダである。異なる変調フォーマットを適用するトランスミッタ102の例は、普遍的にプログラム可能なトランシーバである。更には、前方誤り訂正(Forward Error Correction,FEC)モジュールが光トランスミッタ102に含まれてもよく、あるいは、光トランスミッタ102とともに使用されてよい。FECモジュールは、誤り訂正コードを含めるよう、送信されるべき情報又はデータを運ぶ電気信号を処理してよい。トランスミッタ102にあるFECモジュールはまた、送信されるべきデータを光変調のために光トランスミッタ102へ送るためのボーレートを決定してもよい。
マルチプレクサ104は、トランスミッタ102へ結合されてよく、トランスミッタ102によって、例えば、各々の個別的波長で、送信された信号をWDM信号に結合するシステム、装置、又はシステムであってよい。
光増幅器108は、光伝送ネットワーク101内のマルチチャネル信号を増幅してよい。光増幅器108は、ファイバ106の特定の長さの前及び後に位置付けられてよく、これは、「インライン増幅」と呼ばれている。光増幅器108は、光信号を増幅するシステム、装置、又はデバイスを有してよい。例えば、光増幅器108は、光信号を増幅する光中継器を有してよい。この増幅は、光−電気又は電気−光変換とともに実行されてよい。いくつかの実施形態で、光増幅器108は、添加ファイバ増幅要素を形成するよう希土類元素を添加された光ファイバを有してよい。信号がファイバを通るとき、光ファイバの添加部分の原子を励起するよう、外部エネルギがポンプ信号の形で印加されてよい。これは、光信号の強さを増幅する。一例として、光増幅器108は、エルビウム添加ファイバ増幅器(Erbium-Doped Fiber Amplifier,EDFA)を有してよい。なお、半導体光増幅器(Semiconductor Optical Amplifier,SOA)などの如何なる他の適切な増幅器も使用されてよい。
OADM110は、ファイバ106を介して光伝送ネットワーク101へ結合されてよい。OADM110は、アド/ドロップモジュールを有する。アド/ドロップモジュールは、ファイバ106からの光信号を(すなわち、個別的波長で)アド及びドロップするシステム、装置、又はデバイスを含んでよい。OADM110を通った後、光信号は、目的地へ直接にファイバ106に沿って進んでよく、あるいは、信号は、目的地に着く前に、1つ以上の更なるOADM110及び光増幅器108を通されてもよい。このようにして、OADM110は、異なるリング及び異なる線形スパンなどの異なる光伝送ネットワークトポロジの接続を一緒に可能にする。
光伝送ネットワーク101の特定の実施形態では、OADM110は、WDM信号の個々の又は複数の波長をアド又はドロップすることができる再構成可能(Reconfigurable)OADM(ROADM)に相当してよい。個々の又は複数の波長は、例えば、ROADMに含まれ得る波長選択スイッチ(Wavelength Selective Switch,WSS)(図1に図示せず)を用いて、光領域でアド又はドロップされてよい。
多くの既存の光ネットワークは、固定グリッド間隔としても知られているITU(International Telecommunications Union)標準波長グリッドに従って50ギガヘルツ(GHz)のチャネル間隔により毎秒10ギガビット(Gbps)又は40Gbpsの信号レートで動作する。これは、光アド/ドロップマルチプレクサ(OADM)の従来の実施と及びデマルチプレクサ105の従来の実施と互換性がある。しかし、データレートが100Gbps以上に増大すると、そのようなより高いデータレート信号のより広いスペクトル要件は、しばしば、チャネル間隔を広げることを必要とする。異なるレートの信号をサポートしている従来の固定グリッドネットワーキングシステムでは、ネットワークシステム全体が、通常、最大レート信号を収容することができる最も粗いチャネル間隔(100GHz、200GHz、など)で動作しなければならない。これは、より低いレート信号及びより低い全体的なスペクトル利用のためのチャネルスペクトルのオーバープロビジョニングをもたらす可能性がある。
よって、特定の実施形態では、光伝送ネットワーク101は、チャネルごとに特定の周波数スロットを指定することを可能にするフレキシブルグリッド光ネットワーキングと互換性があるコンポーネントを採用してよい。例えば、WDM伝送の各波長チャネルは、少なくとも1つの周波数スロットを用いて割り当てられてよい。従って、1つの周波数スロットは、シンボルレートが低い波長チャネルに割り当てられてよく、一方、複数の周波数スロットは、シンボルレートが高い波長チャネルに割り当てられてよい。よって、光伝送ネットワーク101において、ROADM110は、光領域でアド又はドロップされるべきデータチャネルを運ぶWDM、DWDM、又はスーパーチャネル信号の個々の又は複数の波長をアド又はドロップする能力を有してよい。特定の実施形態では、ROADM110は、波長選択スイッチ(WSS)を含むか、又はそれへ結合されてよい。
図1に示されるように、光伝送ネットワーク101はまた、ネットワーク101の1つ以上の目的地に1つ以上のデマルチプレクサ105を含んでもよい。デマルチプレクサ105は、単一のコンポジットWDM信号を各々の波長で個々のチャネルに分割することによってデマルチプレクサとして動作するシステム、装置、又はデバイスを有してよい。例えば、光伝送ネットワーク101は、40チャネルDWDM信号を送信し運んでよい。デマルチプレクサ105は、信号を、すなわち、40チャネルDWDM信号を、40個の異なるチャネルに従って40個の別個の信号に分割してよい。異なる数のチャネル又はサブキャリアが様々な実施形態で光伝送ネットワーク101において送信され逆多重化されてよい、ことが理解されるだろう。
図1で、光伝送ネットワーク101はまた、デマルチプレクサ105へ結合されているレシーバ112を含んでもよい。各レシーバ112は、特定の波長又はチャネルで送信された光信号を受信してよく、光信号が含む情報(データ)を取得(復調)するよう光信号を処理してよい。従って、ネットワーク101は、ネットワークのチャネルごとに少なくとも1つのレシーバ112を含んでよい。図示されるように、レシーバ112は、トランスミッタ102によって使用されているボーレートに従って光信号を復調してよい。いくつかの実施形態で、レシーバ112は、受信されたデータのインテグリティをチェックするために誤り訂正符号を使用するよう前方誤り訂正(FEC)モードを含んでよく、又はそれが後に続いてよい。FECモジュールはまた、誤り訂正符号に基づいてデータ内の特定の誤りを訂正してよい。レシーバ112でのFECモジュールは、上述されたように、トランスミッタ102でチャネルごとに定義された特定のボーレートでデータを復調してもよい。
図1の光伝送ネットワーク101などの光ネットワークは、光ファイバ上で光信号において情報を運ぶよう変調技術を用いてよい。そのような変調スキームには、数ある変調技術の例の中でもとりわけ、位相偏移変調(Phase-Shift Keying,PSK)、周波数偏移変調(Frequency-Shift Keying,FSK)、振幅偏移変調(Amplitude-Shift Keying,ASK)、及び直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation,QAM)が含まれてよい。PSKでは、光信号によって運ばれる情報は、搬送波(carrier wave)、又は単にキャリア(carrier)として知られている基準信号の位相を変調することによって伝えられてよい。情報は、2レベル又は2値位相偏移変調(Binary Phase-Shift Keying,BPSK)、4レベル又は4値位相偏移変調(quadrature phase-shift keying,QPSK)、マルチレベル位相偏移変調(Multi-level Phase-Shift Keying,M−PSK)及び差動位相偏移変調(Differential Phase-Shift Keying,DPSK)を用いて信号自体の位相を変調することによって伝えられてよい。QAMでは、光信号によって運ばれる情報は、搬送波の振幅及び位相の両方を変調することによって伝えられてよい。PSKは、搬送波の振幅が一定に保たれているQAMの一部と見なされてよい。
PSK及びQAM信号は、コンスタレーションダイアグラム上で実軸及び虚軸を有する複素平面を用いて表現されてよい。情報を運ぶシンボルを表すコンスタレーションダイアグラム上の点は、ダイアグラムの原点の周りに一様な角度間隔で位置付けられてよい。PSK及びQAMを用いて変調されるべきシンボルの数は、増やされてもよく、よって、運ばれ得る情報を増大させる。信号の数は、2の倍数で与えられてよい。追加のシンボルが加えられると、それらは、原点の周りに一様に配置されてよい。PSK信号は、コンスタレーションダイアグラム上で円形にそのような配置を含んでよく、つまり、PSK信号は、全てのシンボルについて一定の電力を有している。QAM信号は、PSK信号のそれと同じ角度配置を有するが、異なる振幅配置を含んでもよい。QAM信号は、複数の円の周りに配置されたそれらのシンボルを有してよく、つまり、QAM信号は、異なるシンボルごとに異なる電力を含む。この配置は、シンボルが可能な限り距離をあけて離される場合に、ノイズのリスクを低減し得る。よって、シンボルの数「m」が使用され、「m−PSK」又は「M−QAM」と表され得る。
シンボルの数が異なるPSK及びQAMの例には、コンスタレーションダイアグラム上で0°及び180°(又はラジアンでは、0及びπ)にある2つの位相を用いる2値PSK(BPSK又は2−PSK)、又は0°、90°、180°、及び270°(又はラジアンでは、0、π/2、π、及び3π/2)にある4つの位相を用いる4値PSK(QPSK、4−PSK、又は4−QAM)が含まれ得る。そのような信号における位相はオフセットされてよい。2−PSK及び4−PSK信号の夫々は、コンスタレーションダイアグラム上で配置されてよい。特定のm−PSK信号はまた、偏波多重QPSK(DP−QPSK)などの技術を用いて偏波されてよく、このとき、分離しているm−PSKは、信号を直交偏波することによって多重化される。また、M−QAM信号は、偏波多重16−QAM(DP−16−QAM)などの技術を用いて偏波されてよく、このとき、分離しているM−QAM信号は、信号を直交偏波することによって多重化される。
偏波多重技術は、偏波分割多重化(Polarization Division Multiplexing,PDM)とも呼ばれることがあり、情報伝送のためにより高いビットレートを達成することを可能にする。PDM伝送は、チャネルに関連付けられている光信号の様々な偏光成分上に情報を同時に変調し、それによって、公称上、偏光成分の数の倍数で伝送レートを増大させることを有する。光信号の偏光は、光信号の発振の方向を指し得る。「偏光」(又は偏波)(polarization)との語は、一般に、空間内のある点にある電界ベクトルの先端によってなぞられる経路を指してよく、この経路は、光信号の伝搬方向に直角である。
特定の実施形態では、光伝送ネットワーク101は、スーパーチャネルを伝送してよい。スーパーチャネルにおいて、複数のサブキャリア(又はサブチャネル若しくはチャネル)は、固定帯域幅バンドで密に詰められており、400Gb/s、1Tb/s、又はそれ以上といった非常に高いデータレートで伝送されてよい。更に、スーパーチャネルは、例えば、数百キロメートルといった非常に長い距離にわたる伝送に適し得る。典型的なスーパーチャネルは、1つのエンティティとして光伝送ネットワーク101を通じて伝送される単一のチャネルを形成するように周波数多重化されているサブキャリアの組を有してよい。スーパーチャネル内のサブキャリアは、高いスペクトル効率を達成するよう密に詰められてよい。
図1の光伝送ネットワーク101などの光ネットワークにおいて、管理プレーン、制御プレーン、及び伝送プレーン(時々物理レイヤと呼ばれる)に言及することは通常である。中央管理ホスト(図3も参照)は、管理プレーンに存在してよく、制御プレーンのコンポーネントを構成及び監督してよい。管理プレーンは、全ての伝送プレーン及び制御プレーンエンティティ(例えば、ネットワークエンティティ)に対する最終的な制御を含む。一例として、管理プレーンは、1つ以上の処理リソースを含む中央演算処理装置(例えば、中央管理ホスト)、データ記憶コンポーネント、などから成ってよい。管理プレーンは、制御プレーンの要素と電気通信してよく、また、伝送プレーンの1つ以上のネットワーク要素とも電気通信してよい。管理プレーンは、システム全体のための管理機能を実行し、ネットワーク要素と、制御プレーンと、伝送プレーンとの間の協調をもたらしてよい。例として、管理プレーンは、1つ以上のネットワーク要素の視点からそれらの要素を扱う要素管理システム(Element Management System,EMS)、ネットワークの始点から多くのデバイスを扱うネットワーク管理システム(Network Management System,NMS)、又はネットワーク規模の動作を扱う運用支援システム(Operational Support System,OSS)を含んでよい。
本開示の範囲から外れることなしに、光伝送ネットワーク101に対して変更、追加、又は削除が行われてもよい。例えば、光伝送ネットワーク101は、図1に表されているものよりも多い又は少ない要素を含んでよい。また、上述されたように、ポイント・ツー・ポイントネットワークとして表されているとしても、光伝送ネットワーク101は、リング、メッシュ、又は階層ネットワークトポロジなどの、光信号を伝送するための如何なる適切ネットワークトロポジであってもよい。
動作中に、光伝送ネットワーク101は、データのための特定の伝送容量を表す。伝送容量に対する要求が増大し続けると、光伝送ネットワーク101上で、より多くの伝送容量に適応するよう、様々な方法が採用されてよい。例えば、16−QAM又は64−QAMなどの高度な変調フォーマットが、波長チャネルごとの伝送容量を増やすために使用されてよい。高度な変調フォーマットは、トランスミッタ102及びレシーバ112を用いて適用されてよい。しかし、より高次の変調フォーマットの使用は、光信号の伝送到達範囲(単に「到達範囲」(reach)とも呼ばれる)の低減をもたらす可能性がある。例えば、リーチは、レシーバ112で観測され得るビット誤り率(Bit Error Rate,BER)、従ってOSNRの許容値によって決定されてよい。
伝送容量を増大させる他の方策は、複数のサブキャリア(又はサブチャネル若しくはチャネル)が固定帯域幅バンドで密に詰められており、400Gb/s、1Tb/s、又はそれ以上といった非常に高いデータレートで伝送され得るスーパーチャネルの使用である。上述されたように、光スーパーチャネルは、チャネルごとに400Gb/s及び1Tb/sのデータレートでの信号の伝送のための前途有望なソリューションに相当し得る。しかし、上述されたように、スーパーチャネルは、通常、固定グリッドネットワークコンポーネントで使用される。これは普遍的に利用可能でないことがある。また、スーパーチャネルのアドミニストレーションは、ネットワーク管理の追加のレイヤに関連付けられてよく、これは、特定のネットワークで好ましくないことがある。スーパーチャネルの使用は、通常、伝送容量の増大を可能にする一方で、スーパーチャネルは、通常、光伝送ネットワーク101を使用する光信号の伝送到達範囲を延伸しない。
光伝送ネットワーク101の動作中に、高度な変調フォーマットを用いて変調された高容量光信号などの特定の光信号の伝送到達範囲を延伸するために、コンスタレーション整形が光信号に適用されてよい。コンスタレーション整形において、データビットは、改善されたノイズトレランス又は増大したOSNRを示し得る改善されたコンスタレーションにマッピング及び符号化される。改善されたノイズトレランスの結果として、コンスタレーション整形が適用されている光信号の到達範囲は延伸されることになり、これは、光伝送ネットワーク101を使用する光通信にとって望ましい。典型的な変調フォーマット(例えば、QPSK又はM−QAM)で、シンボルは、コンスタレーションダイアグラムにおいて一様分布コンスタレーションポイントとして示される、複素平面内の一様分布を示す。コンスタレーション整形が変調フォーマットに適用される場合に、複素平面におけるシンボルの分布は、ノイズトレランスの改善されたマッピングをもたらすよう変更される。いくつかの事例で、シンボルの分布は、コンスタレーションダイアグラムにおける非一様なコンスタレーションポイントとして示されるガウス又はガウス様分布であってよい(図2も参照)。
上述されたように、トランスミッタ102は、異なる変調フォーマットを適用する普遍的にプログラム可能なトランシーバであってよく、一方、レシーバ112は、復調のために対応する機能を含んでよい。よって、トランスミッタ102は、コンスタレーション整形の使用に対応してよく、チャネル単位でコンスタレーション整形を適用するよう選択的にプログラムされてよく、一方、レシーバ112は、相応して、特定の種類のコンスタレーション整形が適用されているチャネルを復調してよい。様々な実施形態で、トランスミッタ102及びレシーバ112は、光伝送ネットワーク101においてコンスタレーション整形の実装を可能にするために、例えば、デジタル信号処理(DSP)モジュール内などで、各々のマッピング/デマッピング機能を含んでよい。
一例で、コンスタレーション整形は、式(1)で記載されるように、重ね合わせマッピングを含んでよい。
Figure 2021141575
式(1)中で、
yは、変調されたシンボルから成る光信号であり、
及びyは、同相(実数)及び直交(虚数)成分であり、
Nは、シンボルごとのビットの数であり、
は、符号化されたバイナリビットであり、
は、h=αjθnによって与えられる重み付けされたシンボルマッピングスキームであり、ここで、αは、振幅力率であり、θは、位相力率である。
この例で、hは、特定の振幅及び位相を各シンボルに割り当てる。振幅力率α及び位相力率θを調整することによって、異なる重ね合わせマッピングスキームが実装可能である。例えば、位相偏移変調(PSM)を使用する重ね合わせ符号化マッピングにおいて、振幅力率αは一定に保たれ、位相力率θは複素平面において一様に分布している。更には、ビットインターリービング符号化変調を使用する重ね合わせ符号化マッピングなどの異なる符号化スキームが、重ね合わせマッピングより前に適用されてもよい。重ね合わせマッピングが非双射(non-bijective)(多対一)マッピングで使用される場合に、レシーバでの復号化及びデマッピングは繰り返し動作を伴ってよい、ことが知られる。
他のコンスタレーション整形技術は、確率的整形とともに繰り返しポーラ変調(Iterative Polar Modulation,IPM)及び低密度パリティ検査(Low-density Parity Check)符号化変調を含む。M−QAMに基づく確率的整形(PS)は、より細かい粒度でスペクトル効率を制御し、シャノン容量(Shannon capacity)制限により近い改善された性能を達成する方法として研究されてきた。一例で、PS−M−QAMは、一定組成分布マッチング(Constant Composition Distribution Matching,CCDM)を用いて実装されてよい。M−QAMに基づく確率的整形を実行することは、ネットワークリソースの利用を改善し得る。いくつかの場合に、整形されたプロファイルは、マクスウェル−ボルツマン分布に従う。既存の方法を用いて、M−QAMに基づく確率的整形の最小エントロピは2ビット/シンボルであり、これはQPSKに対応する。ここで、情報の指標としてのエントロピは、チャネルノイズが考慮されない場合に、各メッセージ又はシンボルに含まれている情報のビットの数として定義される。
光伝送ネットワーク101において、コンスタレーション整形は、所与の光経路についてチャネル単位でネットワーク動作におけるプロシージャとしてアクティブ/非アクティブにされてよい。このようにして、利用可能なスペクトルは、具体的な経路情報(距離。共伝搬チャネルの数/タイプ、ファイバタイプ、及び分散マップ)に基づいて、様々なトラフィック需要を満足するよう帯域幅及びコンスタレーション整形に関して柔軟に割り当てられてよく、これは経済的に好ましい可能性がある。更に、光伝送ネットワーク101において汎用のプログラム可能トランシーバを使用したコンスタレーション整形は、既に利用可能であって設置されている同じ電子及び光学コンポーネントとともに到達範囲の改善をもたらすことができ、これは、コンスタレーション整形を実装するための迅速なアップグレードを可能にし得る。
上述されたように、エントロピは、各メッセージ又はシンボルに含まれている情報のビットの数として定義されてよい。エントロピは、次の式を用いて計算されてよい:
Figure 2021141575
式(2)中で、Xは、M個のシンボル{x,x,・・・,x}をとり得る離散したランダム変数であり、P(X)は、割り当てられている各シンボルの確率を表す確率質量関数である。一様分布の場合に、式2は、次のようになる。
Figure 2021141575
図2Aは、16−QAMについての複素平面におけるコンスタレーションダイアグラムに対応する一様確率分布図200の実施形態の選択された要素を表す。この例で、一様分布を有する16−QAMの場合に、1/16の確率を夫々有している16個の異なるシンボルが存在する。各列の高さは、コンスタレーションダイアグラム200において対応する位置にあるシンボルの確率値を表す。この例で、割り当てられている各シンボルの確率は、1/16、すなわち、0.0625である。後述されるように、確率P=1/16を上記の式(2)に当てはめること、M=16を上記の式(3)に当てはめること、又はM=16を上記の式(4)に当てはめることは、シンボルごとに4つのビットのエントロピをもたらす。
これより図2Bを参照すると、確率的に整形された16−QAMコンスタレーションにおけるコンスタレーションポイントについての確率分布図201の実施形態の選択された要素が示されている。確率分布図201において、確率的に整形された16−QAMコンスタレーションは、本明細書で開示されているコンスタレーション整形の一例として、コンスタレーションポイントの非一様確率分布を有して示されている。各列の高さは、16−QAMについてのコンスタレーションダイアグラムにおいて対応する位置にあるシンボルの確率値を表す。
図2Bに表されているように、確率的整形は円対称であり、確率はシンボルのエネルギに依存する。例えば、コンスタレーションの中心から同じ第1距離にある全てのシンボルは、同じ確率を有している。表されている例では、確率的整形は、4つの最も内側のシンボルの相対確率(一様分布と比較される場合)を上げ、他のシンボルの確率を下げるよう、16−QAMコンスタレーションに適用されている。整形の結果として、コンスタレーションの中心から同じ第2距離にある8つのシンボルは、互いに同じエネルギ及び対応する確率を有している。それらのエネルギ及び確率は両方とも、4つの最も内側のシンボルのそれらよりも小さい。コンスタレーションの中心から同じ第3距離にある4つの最も外側のシンボル(確率分布図201では角のシンボルとして図2B中に示されている。)は、体外に同じエネルギ及び対応する確率を有しており、その確率は、コンスタレーション内のシンボルのそれらの中で最小である。
16−QAMに対する確率的整形の極端な場合に、最も内側の4つのシンボルは夫々、0.25の確率を有することになり、他の全てのシンボルは、ゼロの確率を有することになる。この極端な場合は、2ビット/シンボルの可能な限りの最低エントロピを表し、これはQPSK変調フォーマットに対応する。この場合に、上記の、エントロピを計算する式で示されるように、ビット/シンボルの数は、一様16−QAMのそれよりも小さい。なお、図2Bに表されている例では、どのシンボルもゼロの確率を有していない点に留意されたい。従って、2ビット/シンボルの可能な限り最低の最低エントロピは、この例では達成されない。確率を制御することによって、光信号において符号化された情報を伝送する実際のデータレートも制御され得る点に留意されたい。
本明細書で更に詳細に記載されるように、確率的整形及びシンボルレート最適化の両方を実装する光伝送ネットワーク101などの光伝送ネットワークでの誤り訂正のための方法及びシステムが開示される。そのようなネットワークにおいて、単一の系統的誤り訂正符号器は、異なるサブキャリアチャネルに関連付けられている各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを付加するよう構成されてよい。
これより図3を参照すると、例えば、光伝送ネットワーク101(図1を参照)のような光ネットワークにおいて制御プレーン機能を実装するネットワーク管理システム300の実施形態の選択された要素のブロック図が表されている。制御プレーンは、ネットワークインテリジェンス及び制御のための機能を含んでよく、更なる詳細に記載されるように、ディスカバリ、ルーティング、経路計算、及びシグナリングのためのアプリケーション又はモジュールを含むネットワークサービスを確立するための能力を支援するアプリケーションを有してよい。ネットワーク管理システム300によって実行される制御プレーンアプリケーションは、光ネットワーク内でサービスを自動的に確立するよう一緒に作動してよい。ディスカバリモジュール312は、ネイバー(neighbors)へ接続しているローカルリンクを発見してよい。ルーティングモジュール310は、ローカルリンク情報を、データベース304にポピュレートしながら、光ネットワークノードへブロードキャストしてよい。光ネットワークからのサービスの要求が受け取られる場合に、経路計算エンジン302は、データベース304を用いてネットワーク経路を計算するために、呼び出されてよい。このネットワーク経路は、次いで、要求されているサービスを確立するためにシグナリングモジュール306へ供給されてよい。
図3に示されるように、ネットワーク管理システム300は、プロセッサ308及びメモリ媒体320を含む。メモリ媒体320は、実行可能命令(すなわち、実行可能コード)を記憶してよい。実行可能命令は、メモリ媒体320へのアクセスを有しているプロセッサ308によって実行可能であってよい。プロセッサ308は、ネットワーク管理システム300に本明細書で記載されている機能及び動作を実行させる命令を実行してよい。本開示の目的のために、メモリ媒体320は、少なくとも一定期間データ及び命令を記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体を含んでよい。メモリ媒体320は、永続性及び揮発性媒体、固定及び着脱式媒体、並びに磁気及び半導体媒体を有してよい。メモリ媒体320は、制限なしに、直接アクセス記憶デバイス(例えば、ハードディスク又はフロッピー(登録商標)ディスク)、逐次アクセス記憶デバイス(例えば、テープディスクドライブ)、コンパクトディスク(CD)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、CD−ROM、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、電気的消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ(EEPROM)、及びフラッシュメモリなどの記憶媒体、非一時的な媒体、又は上記の様々な組み合わせを含んでよい。メモリ媒体320は、命令、データ、又はその両方を記憶するよう動作可能である。示されているメモリ媒体320は、実行可能なコンピュータプログラム、すなわち、経路計算エンジン302、シグナリングモジュール306、ディスカバリモジュール312、及びルーティングモジュール310に相当し得る命令の組み又はシーケンスを含む。
ネットワークインターフェース314も、図3においてネットワーク管理システム300とともに含まれるよう示されている。ネットワークインターフェース314は、プロセッサ308とネットワーク330との間のインターフェースとして機能するよう動作可能な適切なシステム、装置、又はデバイスであってよい。ネットワークインターフェース314は、ネットワーク管理システム300が、適切な伝送プロトコル又は標準規格を用いてネットワーク330で通信することを可能にしてよい。いくつかの実施形態で、ネットワークインターフェース314は、ネットワーク330を介してネットワーク記憶リソースへ通信上結合されてよい。いくつかの実施形態で、ネットワーク330は、光伝送ネットワーク101の少なくとも特定の部分を表す。特定の実施形態では、ネットワーク330は、インターネットなどの公衆ネットワークの少なくとも特定の部分を含んでよい。ネットワーク330は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの様々な組み合わせを用いて実装されてよい。
特定の実施形態では、制御プレーンは、人(すなわち、ユーザ)と対話し、信号伝送路に関するデータを受け取るよう構成されてよい。例えば、制御プレーンはまた、信号伝送路に関するデータをユーザから受け取ること及び結果をユーザへ出力することを助ける1つ以上の入力デバイス又は出力デバイスを含んでよく、かつ/あるいは、それらへ結合されてよい。1つ以上の入力及び出力デバイス(図3に図示せず)は、制限なしに、キーボード、マウス、タッチパッド、マイクロフォン、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、オーディオスピーカ、などを含んでよい。代替的に、又は追加的に、制御プレーンは、信号伝送路に関するデータを他のコンピュータデバイス又はネットワーク要素などのデバイス(図3に図示せず)から、例えば、ネットワーク330を介して、受け取るよう構成されてよい。
図3に示されるように、いくつかの実施形態で、ディスカバリモジュール312は、光ネットワークにおける光信号伝送路に関するデータを受け取るよう構成されてよく、ネイバー及びネイバー間のリンクの発見に関与してよい。すなわち、ディスカバリモジュール312は、ディスカバリプロトコルに従ってディスカバリメッセージを送信してよく、かつ、光信号伝送路に関するデータを受信してよい。いくつかの実施形態で、ディスカバリモジュール312は、とりわけ、制限なしに、ファイバタイプ、ファイバ長さ、コンポーネントの数及びタイプ、データレート、データの変調フォーマット、光信号の入力電力、波長(すなわち、チャネル)を運ぶ信号の数、チャネル間隔、トラフィック需要、及びネットワークトポロジなどの特性を決定してよい。
図3に示されるように、ルーティングモジュール310は、光伝送ネットワーク101などの光ネットワーク内の様々なノードへリンクコネクティビティ情報を伝搬することに関与してよい。特定の実施形態では、ルーティングモジュール310は、トラフィックエンジニアリングを支援するようリソース情報をデータベース304にポピュレートしてよい。トラフィックエンジニアリングには、リンク帯域幅利用可能性が含まれ得る。従って、データベース304は、光ネットワークのネットワークトポロジを決定するために使用可能な情報をルーティングモジュール310によってポピュレートされてよい。
経路計算エンジン302は、光信号伝送路の伝送特性を決定するために、ルーティングモジュール310によってデータベース304へ供給された情報を使用するよう構成されてよい。光信号伝送路の伝送特性は、とりわけ、色分散(chromatic dispersion,CD)、非線形(nonlinear,NL)効果、偏光モード分散(polarization mode dispersion,PMD)及び偏光依存損失(polarization dependent loss,PDL)などの偏光効果、並びに自然放射増幅光(amplified spontaneous emission,ASE)などの伝送劣化要因が光信号伝送路内で光信号にどのように作用する可能性があるかに関する見識を提供し得る。光信号伝送路の伝送特性を決定するために、経路計算エンジン302は、伝送劣化要因間の相互作用を考慮してよい。様々な実施形態で、経路計算エンジン302は、特定の伝送劣化要因についての値を生成してよい。経路計算エンジン302は更に、光信号伝送路を記述するデータをデータベース304に格納してよい。
図3で、シグナリングモジュール306は、光伝送ネットワーク101においてエンド・ツー・エンドネットワークサービスをセットアップ、変更、及び分解することに関連付けられた機能を提供してよい。例えば、光ネットワークの入口ノードがサービス要求を受け取る場合に、制御プレーンは、帯域幅、コスト、などの種々の基準に従って最適化され得るネットワーク経路を経路計算エンジン302に要求するために、シグナリングモジュール306を用いてよい。所望のネットワーク経路が識別される場合に、シグナリングモジュール306は、次いで、要求されているネットワークサービスを確立するために、ネットワーク経路沿いの各々のノードと通信してよい。種々の実施形態で、シグナリングモジュール306は、ネットワーク経路沿いのノードとの間のその後の通信を伝搬するためにシグナリングプロトコルを用いてもよい。
ネットワーク管理システム300の動作中に、経路計算エンジン302、又は他のエンティティ若しくはモジュールは、距離、伝送されるべき光チャネルの数及びタイプ、ファイバタイプ、並びに分散マップなどの、所与の光経路に関連付けられている経路情報を供給してよい。例えば、シグナリングモジュール306、又は他のエンティティ若しくはモジュールは、経路情報を受け取ってよく、変調フォーマットのタイプと、光経路にわたって伝送される光チャネルのいずれかについてコンスタレーション整形及び/又はサブキャリア多重化を使用すべきか否かとを決定してよい。コンスタレーション整形をアクティブ又は非アクティブにするために、シグナリングモジュール306は、光チャネルの夫々のための各トランスミッタへ第1コマンドを夫々送ってよい。次いで、シグナリングモジュール306は、コンスタレーション整形をアクティブ又は非アクティブにするよう、各トランスミッタに対応する各レシーバへ第2コマンドを送ってよい。汎用のプログラム可能なトランスポンダ機能を有しているトランスミッタ及びレシーバは、シグナリングモジュール306からコマンドを受け取ってよく、それから、コンスタレーション整形を使用する光チャネルの伝送をアクティブ又は非アクティブにしてよい。同様に、サブキャリア多重化を使用するシンボルレート最適化をアクティブ又は非アクティブにするために、シグナリングモジュール306は、光チャネルの夫々のための各トランスミッタへ第1コマンドを夫々送ってよい。次いで、シグナリングモジュール306は、サブキャリア多重化を使用するシンボルレート最適化をアクティブ又は非アクティブにするよう、各トランスミッタに対応する各レシーバへ第2コマンドを送ってよい。汎用のプログラム可能なトランスポンタ機能を有しているトランスミッタ及びレシーバは、シグナリングモジュール306からコマンドを受け取ってよく、それから、サブキャリア多重化を使用する光チャネルの伝送をアクティブ又は非アクティブにしてよい。少なくともいくつかの実施形態で、本明細書で記載されている光伝送ネットワークは、同じ光チャネルについてコンスタレーション整形及びサブキャリア多重化を使用するシンボルレート最適化の両方を実装するよう構成されてよい。
図4は、光ネットワークにおいて1つ以上のWDMチャネルにシンボルレベルの確率的整形を適用するよう構成された光伝送システム400の例の選択された要素を表す概略図である。表されている例で、伝送システム400は、トランスミッタ側では、伝送のために光伝送システム400へ供給されるバイナリデータと、前方誤り訂正(FEC)符号器406と、シンボルマッパ408と、光変調器410とを含み、適切な伝送媒体を有する光チャネル412を含み、レシーバ側では、コヒーレントレシーバ及びDSP要素414と、シンボルデマッパ416と、FEC復号器418とを含む従来のトランスミッタ/レシーバのそれらに類似した要素を含む。いくつかの実施形態で、FEC符号器406は、系統的(systematic)誤り訂正符号器であってよい。
確率的整形を適用するために、伝送システム400はまた、トランスミッタ側にある分布マッチャ404と、レシーバ側にある分布デマッチャ420とを含む。マッチャは、中心のコンスタレーションポイントが端のコンスタレーションより高い発生確率を有していることを確かにしてよい。例えば、分布マッチャ404は、コンスタレーションポイントの分布を整形するようにトランスミッタ側で特定のコンスタレーションポイントの発生の確率を制御するよう構成されてよく、分布デマッチャ420は、確率的整形プロセスを逆行させるよう構成されてよい。
光伝送システム400で、分布マッチャ404は、バイナリデータ402を受け取り、例えば、目標確率分布に基づいて、特定の確率プロファイルを達成するよう変更されているデータを生成する。分布マッチャ404に続いて、FEC符号器406及びシンボルマッパ408は、光チャネル412上での伝送のために光変調器410へ出力を供給する前に、バイナリデータ402(このとき、分布マッチャ404によって整形された確率を有している。)の前方誤り訂正符号化及びマップ部分を各々のシンボルに加えてよい。表されている例では、コヒーレントレシーバ及びDSP414は、デマッパ414を用いて、光変調器410へ供給されて光チャネル412上で伝送されたバイナリデータ402の変更及びマッピングされた部分を取り出してよい。その後に、このバイナリデータは、回復データ422として示されている、最初に受信されたバイナリデータを回復するよう、FEC復号器418及び分布デマッチャ420によって処理されてよい。
光伝送システム400で、コヒーレントレシーバ及びDSP要素414は、I/Qインバランス補償要素、色分差補償要素、適応等化器、偏光デマルチプレクサ、周波数オフセット補償要素、キャリア位相回復要素、及び/又はサイクルスリップ補償要素のうちのいずれか又は全てを含んでよい。
一例で、確率的コンスタレーション整形は、64−QAMを用いて光信号を伝送するよう構成されたトランスポンダにおいて適用されてよい。確率的整形を適用することによって、スペクトル効率は、非常に細かい調整により64−QAMからQPSKまで(例えば、偏光ごとの6ビット/シンボルから偏光ごとの2ビット/シンボルまで)変化することができる。いくつかの実施形態で、スペクトル効率は、1ビット/シンボル未満のインクリメントで変更されてよい。例えば、スペクトル効率はちょうど6又は5ビット/シンボルの値で設定可能であるのではなく、スペクトル効率は、一例として、5.1、5.5、又は5.9ビット/シンボルの値で設定可能であってよい。いくつかの実施形態で、分布マッチャ404及び分布デマッチャ420を用いて、1つのトランスポンダは、2ビット/シンボルから6ビット/シンボルの間のスペクトル効率の全範囲をカバーすることができる。
確率的整形は、整形によるSNR性能利得の可能性及びスペクトル効率を微調整する能力により普及しつつある一方で、このアプローチは、一様QAMと比較して大きい非線形伝送ペナルティを被ることが分かっている。サブキャリア多重化を用いてファイバ伝送システムにおいて非線形性ペナルティを最小限にする最適シンボルレートが存在し、この最適シンボルレートは、使用されている伝送ファイバの特性及び伝送距離に依存することが発見されている。少なくともいくつかの実施形態で、伝送性能を改善するために、サブキャリア変調が確率的整形とともに利用されてよい。一例で、64Gボー(GBaud)のボーレートを有している確率的に整形された信号は、4つのサブキャリアにわたって分割されてよい。この例で、各サブキャリアのボーレートは約16Gボーであってよい。
マルチキャリアチャネルのサブキャリア間の非線形インタラクションは、とりわけ、相互位相変調(Cross Phase Modulation,XPM)、自己位相変調(Self-Phase Modulation,SPM)、及び4波混合(four-wave mixing)などの現象を含んでよい。相互位相変調は、1つのサブキャリアからの位相情報、振幅変調、又はその両方がマルチキャリアチャネル内の隣接サブキャリアに変調される場合に起こり得る。自己位相変調は、屈折率の変化(又は強さに対する屈折率の依存性)が各サブキャリア内で位相偏移を引き起こす場合に起こり得る。4波混合(FWM)では、3つの波長が、サブキャリアの波長と一致し得る第4の波長を生成するよう相互作用してよく、影響を及ぼされたサブキャリアでピーク電力の望ましくない変化又は他のタイプの信号歪みを引き起こし得る。更に、非線形クロストークは、サブキャリア間成分を有してよい。非線形インタラクションはファイバ伝送中に起こり、サブキャリア周波数帯域のオーバーラップの程度に依存しなくてもよいので、ナイキストパルス整形は、マルチキャリアチャネルにおける非線形クロストークに伴う特定の問題を解決する際に効果がない可能性がある。いくつかの実施形態で、単一の高シンボルレートチャネルを複数の低シンボルレートサブキャリアに分割することによって、SPM及び/又はXPNの影響は相当に低減され得る。しかし、FWMは、サブキャリアの数が増えるにつれて増大し得る。よって、サブキャリアの最適な数、及び対応する最適なシンボルレートは、ファイバ非線形性による全ペナルティが最小限にされるように存在してよく、これは、伝送到達範囲の延伸を可能にし得る。
図5は、特定のファイバタイプについて非線形性ペナルティと、伝送ファイバ特性と、最適シンボルレートとの間の関係を表す。より具体的には、図5は、標準のシングルモードファイバ(Single-Mode Fiber,SMF)について、チャネルの数Nchに対する非線形干渉GNLIをプロットするグラフ500の例を表す。より具体的には、x軸は、所与の信号帯域におけるチャネルの数を示し、一方、y軸は、チャネルの数が増える場合の様々な非線形性測定の係数を示す。
図5に示されているグラフ500の例で、まっすぐな線502(GN)は、ガウスノイズモデルを表す。GNモデルは、サブキャリアチャネルの数にかかわらず同じ非線形干渉が簡単のために前提とされており、シンボルレート最適化を実行することにおいて、単独では、特に有用であるよう十分に正確に非線形性に対するサブキャリア多重化の影響を予測することができない。グラフ500で、曲線504(SPM)は、自己位相変調効果を表し、曲線506(XPM)は、相互位相変調効果を表し、曲線508(FWM)は、4波混合効果を表し、それらの全てが非線形干渉に寄与する。この例で、曲線510(EGN)は、いくつかの実施形態で、特定のサブキャリアチャネルでの非線形干渉を推定するために使用され得る増強されたガウスノイズ(enhanced Gaussian noise)を表す。より具体的には、EGNモデルは、SPM、XPM、及びFWMモデルの集合であり、サブキャリアチャネルの数が増える場合の全体の非線形干渉ペナルティを表す。この集合モデルは、GNモデルのみよりも正確であると見られており、シンボルレート最適化を実行する際の使用のためにより適したものとする。EGNモデルを用いて、非線形干渉は、所与の帯域幅において特定の数のサブキャリアチャネルで最小限にされ得る。これは、64Gボーなどの所与のボーレートについての最適シンボルレートに対応し得る。例えば、総非線形干渉がENGモデルを用いて計算及びプロットされてよく、この後に、最小限の非線形干渉ペナルティは、ENG曲線510がy軸に関してその最低点まで落ちている点として識別されてよい。ENG曲線510がその最低点まで落ちている点は、x軸に示されるように、サブキャリアの最適な数に対応し得る。
予備的研究は、サブキャリアの数が増えるにつれて、ファイバ入力電力も増大し、よって、非線形伝送性能を改善し得る、ことを示している。更には、エントロピが低減され、より強い整形が導入される場合に、サブキャリアの最適な数を利用するときに達成される利得は増大する、ことが示されている。研究はまた、中心サブキャリアでの性能が、隣接チャネルからの相互位相変調効果の増大により、より外側のサブキャリアでよりも悪化する可能性がある、ことを示している。
シンボルレート最適化を伴った確率的整形は、SNR性能利得の増大及び最小限の非線形伝送ペナルティをもたらすことが示されている。すなわち、シンボルレート最適化(Symbol Rate Optimization,SRO)の導入は、確率的に整形された信号の伝送性能を改善することができる。各サブキャリアが異なる整形係数、異なる正味データレート、及び/又は異なる誤り訂正率と関連付けられている確率的整形及びシンボルレート最適化の両方を実装するためのアプローチは、実施するには法外に複雑である可能性がある。少なくともいくつかの実施形態で、本明細書で記載されている光伝送システムは、各サブキャリアに対してFEC符号化を実行せず、代わりに、系統的誤り訂正符号器を利用して、サブキャリアチャネルの性能を平均するよう全てのサブキャリアからのビットストリームにわたって誤り訂正を適用する誤り訂正技術を用いて、確率的整形及びサブキャリア多重化を使用するシンボルレート最適化の両方を実装してよい。以下で更に詳細に記載されるように、このようなシステムは、受信されたバイナリデータにおいて表されているシンボルへ、目標確率分布に応じて、各々の確率を割り当て、各々の整形されたビットシーケンスを出力するよう夫々構成された1つ以上のマッチャ要素と、整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを付加し、整形されたビットシーケンス及び付加されたパリティビットを表すデータを含む複合整形ビットシーケンスを出力するよう構成された単一の系統的誤り訂正符号器とを備えている光トランスミッタを含んでよい。
図6Aは、いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びサブキャリア多重化を使用するシンボルレート最適化を適用するよう構成された光伝送システムの例のトランスミッタ部分600の選択された要素を表す概略図である。例えば、トランスミッタ部分600は、サブキャリア多重化を用いてシンボルレート最適化を実行することに加えて、M−QAMに基づく確率的整形を実行するよう構成されてよい。表されている実施形態で、光伝送システムのトランスミッタ部分600の要素の少なくともいくつかは、図4に表されている上記の光伝送システム400のトランスミッタ部分の要素と同様である。トランスミッタ部分600の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、トランスミッタ部分600は、図6Aに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分600は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分600は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、トランスミッタ部分600は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ602を含む。少なくともいくつかの実施形態で、図6Aに表されているトランスミッタ部分600は、光伝送システムの2つのトランスミッタ部分の一方を表してよい。2つのトランスミッタ部分の夫々は、各々のデジタル/アナログ変換器(DAC)によってアナログ信号へ変換される光変調のためのデータ602の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を生成するよう構成される。
単一のシリアル/パラレル変換器603は、入来するバイナリデータ602をn個のストリームに分割する。各ストリームは、並行して処理するために各々の処理経路へ向けられる。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、バイナリデータ602において表されている情報は、トランスミッタ部分600からレシーバ部分へ運ばれる。表されている実施形態で、トランスミッタ部分600は、シリアル/パラレル変換器603によって生成された並列なストリームの夫々について1つである複数の分布マッチャ604と、並列なストリームの夫々について1つである複数のFEC符号器606と、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルマッパ607と、並列なストリームの夫々について1つである複数のナイキストフィルタリング要素608と、並列なストリームの夫々について1つである複数の周波数偏移要素609とを含む。図6Aに表されているように、少なくともいくつかの実施形態で、各サブキャリア1〜nについて、トランスミッタ部分600は、周波数偏移(FS)が適用される前にシンボルマッピング及びナイキストフィルタリングを実行してよい。表されている実施形態で、様々なコードワードを表すバイナリデータを夫々が含む複数の処理経路の出力は、光伝送上での光レシーバへの伝送のためにサブキャリア多重化を用いて単一のサブキャリアマルチプレクサ605によって結合される。例えば、サブキャリアマルチプレクサ605は、複数の処理経路によって出力された個々のサブキャリアデータを、送信されるべき光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方へと結合するよう構成されてよい。
この例で、全てのサブキャリアは、全てのサブキャリアチャネルのために実装されている共通のQAM変調フォーマットに基づいて、同じ整形係数及びFECレートを有する(よって、同じ正味のデータレートを運ぶ)、と考えられてよい。図6Aに表されている実施形態では、サブキャリアごとに1つの分布マッチャ604がある。本明細書で記載されている光伝送システムの少なくともいくつかの実施形態で、系統的FECは、分布マッチャによって生成された入来ビットパターンを変更するためではなく、確率的振幅整形(Probabilistic Amplitude Shaping,PAS)に従って、パリティビットを付加するために使用されてよい。対照的に、FEC符号化がサブキャリアチャネル単位で実装される場合には、必要とされるOSNRは、非線形伝送ペナルティがサブキャリアチャネルの数に依存するということで、最悪のサブキャリアチャネル性能に基づいて決定されてよい。
図6Bは、いくつかの実施形態に従って、図6Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分620の選択された要素を表す概略図である。表されている実施形態で、光伝送システムのレシーバ部分620の要素の少なくともいくつかは、図4に表されている上記の光伝送システム400のレシーバ部分の要素と同様である。レシーバ部分620の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、レシーバ部分620は、図6Bに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分620は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分620は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、レシーバ部分620は、光伝送システムのコヒーレントレシーバにおける送信された光信号のデジタル化された信号をアナログ/デジタル変換器から受信する。少なくともいくつかの実施形態で、図6Bに表されているレシーバ部分620は、光伝送システムの2つのレシーバ部分の一方を表してよい。2つのレシーバ部分は、光伝送システムのトランスミッタ部分から受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を夫々表すバイナリデータを受信するよう構成される。
表されている実施形態で、レシーバ部分620は、入来する光信号をn個のストリームに分割する単一のサブキャリアデマルチプレクサ629を含む。各ストリームは、並行して処理するために各々の処理経路へ向けられる。いくつかの実施形態で、サブキャリアデマルチプレクサ629は、適応等化器、キャリア位相回復要素、又は光レシーバの他の機能要素(図6Bに図示せず)を含んでよい。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、情報は、トランスミッタ部分600から受信される。
表されている実施形態で、レシーバ部分620は、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルデマッパ627と、ストリームごとに1つである複数のFEC復号器626と、ストリームごとに1つである複数の分布デマッチャ624とを含む。単一のパラレル/シリアル変換器623は、送信された情報をデータ622として回復するよう並列な処理経路の出力を結合する。例えば、パラレル/シリアル変換器623は、受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方を表すデータを回復するようにレシーバ部分620の並列な処理経路の出力を結合するよう構成されてよい。
上述されたように、図6A及び図6Bに表されている光伝送システムが全てのサブキャリアチャネルに同じ整形係数及び同じFECレートを使用する場合には、サブキャリアの伝送性能が異なる恐れがあり、システムの全体の伝送性能は、最も性能が悪いチャネルによって制限される可能性がある。少なくともいくつかの実施形態で、本明細書で記載されている光伝送システムは、サブキャリアの性能を平均して、システムの全体性能を改善するよう、サブキャリア間に一種の“FECインターリービング”を適用してよい。例えば、「系統的FEC符号器」と呼ばれるFEC符号器は、サブキャリアチャネルの性能を平均するよう、1つ以上の分布マッチャによって生成された少なくとも1つのサブキャリアについてのビットストリームにわたって系統的誤り訂正符号化を適用してよい。系統的FEC符号器によって適用される特定のインターリービングパターンは、サブキャリアチャネルの全体性能を有効に平均するよう、最悪の性能を有するサブキャリアチャネルと、最良の性能を有するサブキャリアチャネルとの間にインターリービングが存在するように、特定のサブキャリアチャネルの性能に依存してよい。
少なくともいくつかの実施形態で、FECへの入力のためのブロックのサイズは、(m−1)の倍数であってよく、ここで、mは、確率的振幅整形PASにおけるビットレベルである。例えば、64QAMは、FECレートc=(m−1)/mで、I及びQチャネルの両方について8−PASに、かつ、I及びQチャネルの両方についてm=3に夫々対応してよい。図12Bを参照して更に詳細に記載されるように、任意のFECレートについて、入来するデータビットの一部は、符号ビットとして使用されてよい。系統的FECは、光伝送システムのトランスミッタ部分が1つの分布マッチャ又は複数の分布マッチャを含むかどうかにかかわらず、入来するシリアルビットストリームに対して実施されてよい。少なくともいくつかの実施形態で、サブキャリアチャネルのシンボル分布は、分布マッチャの後の分布に従い、これは、入力ビットストリームがランダムである場合に当てはまるべきである、と考えられてよい。
少なくともいくつかの実施形態で、本明細書で記載される光伝送システムは、対称的に確率を割り当ててよい。一例で、確率的振幅整形は1つ以上の分布マッチャによって実行されてよく、確率の振幅は10、11、01、又は00とラベルを付され、その後に、系統的FEC符号器によって付加されたパリティ検査ビットが、確率の最上位ビットとして確率ラベルの符号を決定する。この例で、系統的FEC符号器は、分布マッチャによって出力された2つの最下位ビットによって表される確率振幅を変更しない。いくつかの例で、‘1’の値又は‘0’の値を有して系統的FECによって割り当てられたパリティビットの夫々の確率は、整形されたビットのランダムシーケンスの場合に50%であると期待される。この例で、ラベル[0111]及び[111]は、同じ確率を表すが、符号が異なっている。
図7は、8−ASKについての確率的コンスタレーション整形のシンボル確率分布700の例を表す。この例では、2つの最下位ビットによって表される4つの可能な振幅が存在し、一方で、最上位ビットは、トランスミッタのFEC符号器によって付加された符号ビットを表す。各バーの高さは、各振幅の確率を表し、確率分布は、‘0’及び‘1’の符号ビット値に関して対称的である。例えば、バー702の高さは、シンボル−7の確率を示し、これは、シンボル+7の確率を示すバー716の高さと同じである。同様に、バー704の高さは、シンボル−5の確率を示し、バー714の高さは、シンボル+5の確率を示し、バー706の高さは、シンボル−3の確率を示し、バー712の高さは、シンボル+3の確率を示し、バー708の高さは、シンボル−1の確率を示し、バー710の高さは、シンボル+1の確率を示す。
これより図8を参照すると、本明細書で記載されるように、確率的整形及びシンボルレート最適化の両方を実装する光ネットワーク内の誤り訂正のための方法800の実施形態の選択された要素のブロック図が、フローチャート形式で表されている。方法800は、光伝送ネットワーク101を用いて実行されてよい。いくつかの実施形態で、図3に表されているネットワーク管理システム300は、経路情報を取得するとともに、光トランスミッタ及び光レシーバを、本明細書で記載されるような、確率的コンスタレーション整形及びサブキャリア多重化を使用するシンボルレート最適化のために構成するよう、それらへコマンドを送るために使用されてよい。方法800で記載されている特定の動作は、任意であってよく、あるいは、異なる実施形態では並べ直されてよい、ことが留意される。
方法800は、光トランスミッタで、光信号として送信されるべき単一のバイナリビットストリームにおいてバイナリデータを受信することによって、802から開始してよい。
804で、方法800は、1つ以上のマッチャ要素の夫々によって、そのマッチャ要素へ供給された受信されたバイナリデータの部分において表されている複素平面における所与のM−QAM変調フォーマットのM−QAMコンスタレーションのシンボルへ、そのシンボルの目標確率分布に応じて、各々の確率を割り当てることを含む。以下で更に詳細に記載されるように、いくつかの実施形態で、光トランスミッタは、複数のマッチャを含んでよい。他の実施形態では、光トランスミッタは、単一のマッチャ要素しか含まなくてもよい。マッチャ要素の夫々は、図4に表されている分布マッチャ404、又は図6Aに表されている分布マッチャ604の1つと同様であってよい。
806で、方法800は、マッチャ要素の夫々によって、そのマッチャ要素へ供給された受信されたバイナリデータの部分に対応する各々の整形されたビットシーケンスを出力することを含む。
808で、方法800は、各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを各々の整形されたビットシーケンスに付加して、各々の整形されたビットシーケンス及び集合的に付加されたパリティビットを表すデータを含む複合整形ビットシーケンスを生成することを含む。少なくともいくつかの実施形態で、単一の系統的誤り訂正符号器は、整形されたビットシーケンスにおいて表されているシンボルの振幅を変えずに、整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを付加するよう構成されてよい。例えば、単一の系統的FEC符号器は、各々のマッチャ要素によって出力された整形されたビットシーケンスにわたって適用される符号ビットとしてパリティビットを付加してよい。
810で、方法800は、シリアル/パラレル変換器によって、複合整形ビットシーケンスの各々の部分を複数のマッピング要素の夫々へ供給することを含み、各マッピング要素は、そのマッピング要素へ供給された複合整形ビットシーケンスの各々の部分において表されている各シンボルについて各々のコードワードを生成するよう構成される。
812で、方法800は、複数のマッピング要素によって生成された各々のコードワードを表すバイナリデータをサブキャリア多重化によって光伝送路上での伝送のために結合することを含む。
少なくともいくつかの実施形態で、802から812として示されている動作は、バイナリビットストリームが光トランスミッタで受信される場合に周期的に又は連続して繰り返されてよい。
いくつかの実施形態で、本明細書で記載されている光伝送システムのトランスミッタ部分は、複数の並列な分布マッチャを含んでよい。いくつかの場合に、並列な分布マッチャの使用は、各分布マッチャのデータレートが、入来するシリアルビットストリームのデータレートと比べて下げられることを可能にし得る。
図9Aは、いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用するよう構成され、複数の分布マッチャを含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分900の選択された要素を表す概略図である。例えば、トランスミッタ部分900は、サブキャリア多重化を用いてシンボルレート最適化を実行することに加えて、M−QAMに基づく確率的整形を実行するよう構成されてよい。表されている実施形態で、光伝送システムのトランスミッタ部分900の要素のいくつか(しかし、全てではない)は、図4に表されている光伝送システム400のトランスミッタ部分又は図6Aに表されているトランスミッタ部分600の要素と同様であってよい。トランスミッタ部分900の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、トランスミッタ部分900は、図9Aに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分900は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分900は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、トランスミッタ部分900は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ902を含む。少なくともいくつかの実施形態で、図9Aに表されているトランスミッタ部分900は、光伝送システムの2つのトランスミッタ部分の一方を表してよい。2つのトランスミッタ部分の夫々は、各々のデジタル/アナログ変換器(DAC)によってアナログ信号へ変換される光変調のためのデータ902の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を生成するよう構成される。
表されている実施形態で、トランスミッタ部分900は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ902を含む。第1のシリアル/パラレル変換器903は、入来するバイナリデータ902をn個のストリームに分割する。各ストリームは、最初に、並行して処理するために各々の処理経路へ向けられる。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、バイナリデータ902において表されている情報は、トランスミッタ部分900からレシーバ部分へ運ばれる。
表されている実施形態で、トランスミッタ部分900は、第1のシリアル/パラレル変換器903によって生成された並列なストリームの夫々について1つである複数の分布マッチャ904を含む。トランスミッタ部分900は、複数の分布マッチャ904の出力を結合するパラレル/シリアル変換器910を含む。複数の分布マッチャ904の出力は、各々の整形されたビットシーケンスを含む。パラレル/シリアル変換器910は、中間の複合整形ビットシーケンスを単一の系統的FEC符号器906へ供給する。系統的FEC符号器906は、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている各々の確率の符号ビットとして、中間の複合整形ビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを適用して、最終的な複合整形ビットシーケンスを生成する。第2のシリアル/パラレル変換器912は、最終的な複合整形ビットシーケンスを、並列処理経路での更なる処理のために、n個のストリームに分ける。例えば、トランスミッタ部分900は、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルマッパ907と、並列なストリームの夫々について1つである複数のナイキストフィルタリング要素908と、並列なストリームの夫々について1つである複数の周波数偏移要素909とを含む。図9Aに表されているように、少なくともいくつかの実施形態で、各サブキャリア1〜nについて、トランスミッタ部分900は、周波数偏移(FS)が適用される前にシンボルマッピング及びナイキストフィルタリングを実行してよい。表されている実施形態で、様々なコードワードを表すバイナリデータを夫々が含む複数の処理経路の出力は、光伝送上での光レシーバへの伝送のためにサブキャリア多重化を用いて単一のサブキャリアマルチプレクサ905によって結合される。例えば、サブキャリアマルチプレクサ905は、複数の処理経路によって出力された個々のサブキャリアデータを、送信されるべき光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方へと結合するよう構成されてよい。
図9Bは、いくつかの実施形態に従って、図9Aに表されている光伝送システムの例のトランスミッタ部分の要素の一部950を表す概略図である。一例で、分布マッチャ904−nによって出力された整形されたビットシーケンスは、951として示されている。整形されたビットシーケンス951は、0110の値で4つのビットを含む。整形されたビットシーケンス951は、2つのシンボルの夫々について2つの確率振幅ビットを表す。右から左へ読む場合に、第1のシンボルは、下位2ビットである確率振幅10を含み、第2のシンボルは、上位2ビットである確率振幅01を含む。分布マッチャ904−1によって出力された整形されたビットシーケンスは、952として示されている。整形されたビットシーケンス902は、1101の値で4つのビットを含む。整形されたビットシーケンス952は、2つのシンボルの夫々について2つの確率振幅ビットを表す。右から左へ読む場合に、第3のシンボルは、下位2ビットである確率振幅01を含み、第4のシンボルは、上位2ビットである確率振幅11を含む。2つの分布マッチャ904の出力は、953として示されている中間の複合整形ビットシーケンスを生成するようにパラレル/シリアル変換器910によって結合される。この例で、中間の複合整形ビットシーケンス953は、整形されたビットシーケンス951及び952の8つのビットを含む。これらのビットは、インターリービングされ、01111001(上位4ビットのうち、最上位から1番目及び3番目のビットが第2のシンボル01からであり、2番目及び4番目のビットが第4のシンボル11からである。また、下位4ビットのうち、最上位から1番目及び3番目のビットが第1のシンボル10からであり、2番目及び4番目のビットが第3のシンボル01からである。)として再順序付けされている。
上述されたように、単一の系統的誤り訂正符号器は、整形されたビットシーケンスにおいて表されているシンボルの振幅を変えずに、整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを付加するよう構成されてよい。例えば、系統的FEC符号器906は、各々のマッチャ要素によって出力された整形されたビットシーケンスにわたって適用される符号ビットとしてパリティビットを付加してよい。この例で、FEC符号器906は、4つパリティビット1011を符号ビットとして中間の複合整形ビットシーケンス953に付加して、最終的な複合整形ビットシーケンス954を生成する。これらのパリティビットは、分布マッチャ904−nによって出力されたシンボルと、分布マッチャ904−1によって出力されたシンボルとを交互にしながら、中間の複合整形ビットシーケンス953において表されている各々のシンボルにわたって付加される。より具体的には、個々のパリティビットは、右(最下位)から左(最上位)へ、最終的な複合整形ビットシーケンス954において、夫々、第1シンボル、第3シンボル、第2シンボル、及び第4シンボルへ付加され、最終的な複合整形ビットシーケンス954は、第2のシリアル/パラレル変換器912へ入力として供給される。第2のシリアル/パラレル変換器912によって出力された個々のビットストリームは、ビット001110(最下位2ビット“10”は第1のシンボルからであり、その上位、つまり最下位から3番目のビット“1”は、パリティビット“1011”の最上位ビット“1”からである。最上位ビット“0”は、パリティビット“1011”の最上位から2番目のビット“0”からであり、それに続く2ビット“01”は第2のシンボルからである。)を含むストリーム955、及びビット111101(最下位2ビット“01”は第3のシンボルからであり、その上位、つまり最下位から3番目のビット“1”は、パリティビット“1011”の最上位から3番目のビット“1”からである。最上位ビット“1”は、パリティビット“1011”の最下位ビット“1”からであり、それに続く2ビット“11”は第4のシンボルからである。)を含むストリーム956として示されている。すなわち、3つのビットのグループごとに、最上位ビットは、各々の確率の符号を表し、残りのビットは、各々の確率の振幅を表す。
実際に、本明細書で記載されている光伝送システムは、数十の(数百又は数千でない場合)のサブキャリアチャネルを伴うサブキャリア多重化を実装してよい、ことに留意されたい。そのような光伝送システムのトランスミッタ部分及びレシーバ部分は、並列な処理ストリームにおいて2つよりも多い分布マッチャ、分布デマッチャ、及び他のコンポーネントを含んでよい。このようなシステムで、符号ビットは、多数のサブキャリアチャネルにわたってラウンドロビン形式で、特定の整形されたビットシーケンス、又はその部分に割り当てられてよい。
図9Cは、図9Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分920の選択された要素を表す概略図である。表されている実施形態で、光伝送システムのレシーバ部分920の要素の少なくともいくつかは、図4に表されている光伝送システム400のレシーバ部分又は図6Bに表されているレシーバ部分620の要素と同様である。レシーバ部分920の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、レシーバ部分920は、図9Cに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分920は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分920は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、レシーバ部分920は、光伝送システムのコヒーレントレシーバにおける送信された光信号のデジタル化された信号をアナログ/デジタル変換器から受信する。少なくともいくつかの実施形態で、図9Cに表されているレシーバ部分920は、光伝送システムの2つのレシーバ部分の一方を表してよい。2つのレシーバ部分は、光伝送システムのトランスミッタ部分から受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を夫々表すバイナリデータを受信するよう構成される。
表されている実施形態で、レシーバ部分920は、入来する光信号をn個のストリームに分割する単一のサブキャリアデマルチプレクサ929を含む。各ストリームは、最初に、並行して処理するために各々の処理経路へ向けられる。いくつかの実施形態で、サブキャリアデマルチプレクサ929は、適応等化器、キャリア位相回復要素、又は光レシーバの他の機能要素(図9Cに図示せず)を含んでよい。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、情報は、トランスミッタ部分900から受信される。
表されている実施形態で、レシーバ部分920は、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルデマッパ927を含む。レシーバ部分920は、複数のシンボルデマッパ927の出力を結合し、中間の複合出力を単一のFEC復号器926へ供給する第1のパラレル/シリアル変換器930を含む。単一のFEC復号器926は、トランスミッタ部分900において、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている各々の確率の符号ビットとして、FEC符号器906によって、中間の複合整形ビットシーケンスにわたって集合的に適用されたパリティビットを取り出す。シリアル/パラレル変換器932は、FEC復号器926の出力を、並列処理経路での更なる処理のために、n個のストリームに分割し直す。例えば、レシーバ部分920は、ストリームごとに1つである複数の分布デマッチャ924を含む。表されている実施形態で、第2のパラレル/シリアル変換器923は、送信された情報をデータ922として回復するよう並列処理経路の出力を結合する。例えば、第2のパラレル/シリアル変換器923は、受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方を表すデータを回復するようにレシーバ部分920の並列処理経路の出力を結合するよう構成されてよい。
少なくともいくつかの実施形態で、入来するデータビットのいくつかは、符号ビットとして使用されてよい。例えば、サブキャリア変調のために、符号ビットとして使用され得るデータビットは、引き出されて(タップアウトされて)、追加の符号ビットとしてFEC符号器へ供給されてよい。図10A及び11Aを参照して後述されるように、タッピングポイントは、異なる実施形態において、いくつかの適切な位置のいずれかに位置してよい。更には、引き出されるデータビットの数は、所望のFECレートに応じて異なってよい。
図10Aは、いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用するよう構成され、複数の分布マッチャ及び複数のバイナリストリームにするタップ要素を含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分1000の選択された要素を表す概略図である。例えば、トランスミッタ部分1000は、サブキャリア多重化を用いてシンボルレート最適化を実行することに加えて、M−QAMに基づく確率的整形を実行するよう構成されてよい。表されている実施形態で、光伝送システムのトランスミッタ部分1000の要素のいくつか(しかし、全てではない)は、図4に表されている光伝送システム400のトランスミッタ部分又は図6Aに表されているトランスミッタ部分600の要素と同様であってよい。トランスミッタ部分1000の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、トランスミッタ部分1000は、図10Aに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分1000は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分1000は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、トランスミッタ部分1000は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ1002を含む。少なくともいくつかの実施形態で、図10Aに表されているトランスミッタ部分1000は、光伝送システムの2つのトランスミッタ部分の一方を表してよい。2つのトランスミッタ部分の夫々は、各々のデジタル/アナログ変換器(DAC)によってアナログ信号へ変換される光変調のためのデータ1002の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を生成するよう構成される。
第1のシリアル/パラレル変換器1003は、入来するバイナリデータ1002をn個のストリームに分割する。各ストリームは、最初に、並行して処理するために各々の処理経路へ向けられる。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、バイナリデータ1002において表されている情報は、トランスミッタ部分1000からレシーバ部分へ運ばれる。
表されている実施形態で、トランスミッタ部分1000は、第1のシリアル/パラレル変換器1003によって生成された並列なストリームの夫々について1つである複数の分布マッチャ1004を含む。トランスミッタ部分1000は、複数の分布マッチャ1004の出力を結合する第1のパラレル/シリアル変換器1010を含む。複数の分布マッチャ1004の出力は、各々の整形されたビットシーケンスを含む。第1のパラレル/シリアル変換器1010は、中間の複合整形ビットシーケンスを単一の系統的FEC符号器1006へ供給する。単一の系統的FEC符号器1006は、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている各々の確率の符号ビットとして、中間の複合整形ビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを適用して、最終的な複合整形ビットシーケンスを生成する。表されている実施形態で、トランスミッタ部分1000はまた、シリアル/パラレル変換器1003によって出力されたn個の並列なストリームの夫々について、バイナリデータストリームから1つ以上のビットをタップし、タップされたビット1051及び1052として示されているタップされたビットを第2のパラレル/シリアル変換器1011へ供給するよう構成された各々のタップも含む。第2のパラレル/シリアル変換器1011は、タップされたビットを結合し、結合されたタップされたビットを単一の系統的FEC符号器1006へ構成されてよい。単一の系統的FEC符号器1006は、それらを追加の符号ビットとして中間の複合整形ビットシーケンスにわたって集合的に適用する。1055で示されている結合されたタップされたビットはまた、単一の系統的FEC符号器1006の出力に、第2のシリアル/パラレル変換器1012へのその入力より前に、結合要素によって再インターリービングされてもよい。
一例で、分布マッチャ1004−nによって出力された整形されたビットシーケンスは、1053として示されている。整形されたビットシーケンス1053は、0110の値で4つのビットを含む。整形されたビットシーケンス1053は、2つのシンボルの夫々について2つの確率振幅ビットを表す。右から左へ読む場合に、第1のシンボルは、下位2ビットである確率振幅10を含み、第2のシンボルは、上位2ビットである確率振幅01を含む。分布マッチャ1004−1によって出力された整形されたビットシーケンスは、1054として示されている。整形されたビットシーケンス1054は、1101の値で4つのビットを含む。整形されたビットシーケンス1054は、2つのシンボルの夫々について2つの確率振幅ビットを表す。右から左へ読む場合に、第3のシンボルは、下位2ビットである確率振幅01を含み、第4のシンボルは、上位2ビットである確率振幅11を含む。2つの分布マッチャ1004の出力は、中間の複合整形ビットシーケンスを生成するようにパラレル/シリアル変換器1010によって結合される。この例で、中間の複合整形ビットシーケンスは、整形されたビットシーケンス1053及び1054の8つのビットを含む。これらのビットは、インターリービングされ、01111001(上位4ビットのうち、最上位から1番目及び3番目のビットが第2のシンボル01からであり、2番目及び4番目のビットが第4のシンボル11からである。また、下位4ビットのうち、最上位から1番目及び3番目のビットが第1のシンボル10からであり、2番目及び4番目のビットが第3のシンボル01からである。)として再順序付けされている。10Aに表されているように、この中間の複合整形ビットシーケンスは、結合されたタップされたビット1055とともに、FEC符号器1006へ入力として供給されてよい。
上述されたように、系統的誤り訂正符号器は、整形されたビットシーケンスにおいて表されているシンボルの振幅を変えずに、整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを付加するよう構成されてよい。例えば、系統的FEC符号器1006は、各々のマッチャ要素によって出力された整形されたビットシーケンスにわたって適用される符号ビットとしてパリティビットを付加してよい。トランスミッタ部分1000では、第2のシリアル/パラレル変換器1012は、結合されたタップされたビット1055が再インターリービングされている最終的な複合整形ビットシーケンスを、並列な処理経路での更なる処理のためにn個のストリームに分割し直す。この例で、1056として示されている、上位の処理経路への入力は、001110の値で6つのビットを含んでよい。これは、各2ビット振幅値の先頭に付け加えられた各々のビットとして追加の符号ビットを含む(最下位2ビット“10”は第1のシンボルからであり、その上位、つまり最下位から3番目のビット“1”が、追加の符号ビットである。更に、最上位ビット“0”も追加の符号ビットであり、それに続く2ビット“01”は第2のシンボルからである。)。1057として示されている、下位の処理経路への入力は、111101の値で6つのビットを含んでよい。これは、各2ビットの振幅値の先頭に付け加えられた各々のビットとして追加の符号ビットを含む(最下位2ビット“01”は第3のシンボルからであり、その上位、つまり最下位から3番目のビット“1”が、追加の符号ビットである。最上位ビット“1”も、追加の符号ビットであり、それに続く2ビット“11”は第4のシンボルからである。)。
表されている実施形態で、トランスミッタ部分1000は、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルマッパ1007と、並列なストリームの夫々について1つである複数のナイキストフィルタリング要素1008と、並列なストリームの夫々について1つである複数の周波数偏移要素1009とを含む。図10Aに表されているように、少なくともいくつかの実施形態で、各サブキャリア1〜nについて、トランスミッタ部分1000は、周波数偏移(FS)が適用される前にシンボルマッピング及びナイキストフィルタリングを実行してよい。表されている実施形態で、様々なコードワードを表すバイナリデータを夫々が含む複数の処理経路の出力は、光伝送上での光レシーバへの伝送のためにサブキャリア多重化を用いて単一のサブキャリアマルチプレクサ1005によって結合される。例えば、サブキャリアマルチプレクサ1005は、複数の処理経路によって出力された個々のサブキャリアデータを、送信されるべき光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方へと結合するよう構成されてよい。
図10Bは、いくつかの実施形態に従って、図10Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分1020の選択された要素を表す概略図である。レシーバ部分1020の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、レシーバ部分1020は、図10Bに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分1020は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分1020は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、レシーバ部分1020は、光伝送システムのコヒーレントレシーバにおける送信された光信号のデジタル化された信号をアナログ/デジタル変換器から受信する。少なくともいくつかの実施形態で、図10Bに表されているレシーバ部分1020は、光伝送システムの2つのレシーバ部分の一方を表してよい。2つのレシーバ部分は、光伝送システムのトランスミッタ部分から受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を夫々表すバイナリデータを受信するよう構成される。
表されている実施形態で、レシーバ部分1020の要素の少なくとも一部は、図4に表されている光伝送システムのレシーバ部分又は図6Bに表されているレシーバ部分620の要素と同様である。表されている実施形態で、レシーバ部分1020は、入来する光信号をn個のストリームに分割する単一のサブキャリアデマルチプレクサ1029を含む。各ストリームは、最初に、並行して処理するために各々の処理経路へ向けられる。いくつかの実施形態で、サブキャリアデマルチプレクサ1029は、適応等化器、キャリア位相回復要素、又は光レシーバの他の機能要素(図10Bに図示せず)を含んでよい。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、情報は、トランスミッタ部分1000から受信される。
表されている実施形態で、レシーバ部分1020は、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルデマッパ1027を含む。レシーバ部分1020は、複数のシンボルデマッパ1027の出力を結合し、中間の複合出力を単一のFEC復号器1026へ供給する第1のパラレル/シリアル変換器1030を含む。単一のFEC復号器1026は、トランスミッタ部分1000において、1058として示されている、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている各々の確率の符号ビットとして、FEC符号器1006によって、中間の複合整形ビットシーケンスにわたって集合的に適用されたパリティビットを取り出す。シリアル/パラレル変換器1032は、FEC復号器1026の出力を、並列処理経路での更なる処理のために、n個のストリームに分割し直す。例えば、レシーバ部分1020は、ストリームごとに1つである複数の分布デマッチャ1024を含む。表されている実施形態で、レシーバ部分1020は、取り出されたパリティビット1058を受け取り、それらを、分布デマッチャ1024の各々1つの出力と再インターリービングされるデータビットに分割する第2のシリアル/パラレル変換器1034を含む。例えば、ビット1059は、分布デマッチャ1024−1の出力と結合され、ビット1060は、分布デマッチャ1024−nの出力と結合される。表されている実施形態で、第2のパラレル/シリアル変換器1023は、送信された情報をデータ1022として回復するよう、各々の取り出されたパリティビット1058が再インターリービングされている並列処理経路の出力を結合する。例えば、第2のパラレル/シリアル変換器1023は、受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方を表すデータを回復するようにレシーバ部分1020の並列処理経路の出力を結合するよう構成されてよい。
図11Aは、いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用するよう構成され、複数の分布マッチャ及び単一のバイナリストリームにする1つ以上のタップ要素を含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分1100の選択された要素を表す概略図である。例えば、トランスミッタ部分1100は、サブキャリア多重化を用いてシンボルレート最適化を実行することに加えて、M−QAMに基づく確率的整形を実行するよう構成されてよい。表されている実施形態で、光伝送システムのトランスミッタ部分1100の要素のいくつか(しかし、全てではない)は、図4に表されている光伝送システム400のトランスミッタ部分又は図6Aに表されているトランスミッタ部分600の要素と同様であってよい。トランスミッタ部分1100の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、トランスミッタ部分1100は、図11Aに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分1100は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分1100は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、トランスミッタ部分1100は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ1102を含む。少なくともいくつかの実施形態で、図11Aに表されているトランスミッタ部分1100は、光伝送システムの2つのトランスミッタ部分の一方を表してよい。2つのトランスミッタ部分の夫々は、各々のデジタル/アナログ変換器(DAC)によってアナログ信号へ変換される光変調のためのデータ1002の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を生成するよう構成される。
表されている実施形態で、トランスミッタ部分1100は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ1102を含む。第1のシリアル/パラレル変換器1103は、入来するバイナリデータ1102をn個のストリームに分割する。各ストリームは、最初に、並行して処理するために各々の処理経路へ向けられる。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、バイナリデータ1102において表されている情報は、トランスミッタ部分1100からレシーバ部分へ運ばれる。
表されている実施形態で、トランスミッタ部分1100は、第1のシリアル/パラレル変換器1103によって生成された並列なストリームの夫々について1つである複数の分布マッチャ1104を含む。トランスミッタ部分1100は、複数の分布マッチャ1104の出力を結合する第1のパラレル/シリアル変換器1110を含む。複数の分布マッチャ1104の出力は、各々の整形されたビットシーケンスを含む。第1のパラレル/シリアル変換器1110は、中間の複合整形ビットシーケンスを単一の系統的FEC符号器1106へ供給する。単一の系統的FEC符号器1106は、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている各々の確率の符号ビットとして、中間の複合整形ビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを適用して、最終的な複合整形ビットシーケンスを生成する。表されている実施形態で、トランスミッタ部分1100はまた、入力されたバイナリデータストリーム1102から1つ以上のビットをタップし、タップされたビット1151として示されているタップされたビットを単一の系統的FEC符号器1106へ供給するよう構成されたタップ要素も含む。単一の系統的符号器FEC符号器1106は、それらを追加の符号ビットとして中間の複合整形ビットシーケンスにわたって集合的に適用する。図11Aに表されているように、結合されたタップされたビット1151はまた、単一の系統的FEC符号器1106の出力に、第2のシリアル/パラレル変換器1112へのその入力より前に、結合要素によって再インターリービングされてもよい。
一例で、分布マッチャ1104−nによって出力された整形されたビットシーケンスは、1152として示されている。整形されたビットシーケンス1152は、0110の値で4つのビットを含む。整形されたビットシーケンス1152は、2つのシンボルの夫々について2つの確率振幅ビットを表す。右から左へ読む場合に、第1のシンボルは、下位2ビットである確率振幅10を含み、第2のシンボルは、上位2ビットである確率振幅01を含む。分布マッチャ1104−1によって出力された整形されたビットシーケンスは、1153として示されている。整形されたビットシーケンス1153は、1101の値で4つのビットを含む。整形されたビットシーケンス1153は、2つのシンボルの夫々について2つの確率振幅ビットを表す。右から左へ読む場合に、第3のシンボルは、下位2ビットである確率振幅01を含み、第4のシンボルは、上位2ビットである確率振幅11を含む。2つの分布マッチャ1104の出力は、中間の複合整形ビットシーケンスを生成するようにパラレル/シリアル変換器1110によって結合される。この例で、中間の複合整形ビットシーケンスは、整形されたビットシーケンス1152及び1153の8つのビットを含み、タップされたビット1151とともに、FEC符号器1106へ入力として供給されてよい。
上述されたように、系統的誤り訂正符号器は、整形されたビットシーケンスにおいて表されているシンボルの振幅を変えずに、整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを付加するよう構成されてよい。例えば、系統的FEC符号器1106は、各々のマッチャ要素によって出力された整形されたビットシーケンスにわたって適用される符号ビットとしてパリティビットを付加して、最終の複合整形ビットシーケンスを生成してよい。様々な実施形態で、FEC符号器1106は、最低FECレートを利用してよく、あるいは、設定可能なFECレートを実装してよい。最低FECレート及び/又は設定可能なFECレートを利用するFEC符号器の例は、図12Bに表されており、以下で詳細に説明される。トランスミッタ部分1100では、第2のシリアル/パラレル変換器1112は、タップされたビット1151が再インターリービングされている最終的な複合整形ビットシーケンスを、並列な処理経路での更なる処理のためにn個のストリームに分割し直す。この例で、1154として示されている、上位の処理経路への入力は、001110の値で6つのビットを含んでよい。これは、各2ビット振幅値の先頭に付け加えられた各々のビットとして追加の符号ビットを含む(最下位2ビット“10”は第1のシンボルからであり、その上位、つまり最下位から3番目のビット“1”が、追加の符号ビットである。更に、最上位ビット“0”も追加の符号ビットであり、それに続く2ビット“01”は第2のシンボルからである。)。1155として示されている、下位の処理経路への入力は、111101の値で6つのビットを含んでよい。これは、各2ビットの振幅値の先頭に付け加えられた各々のビットとして追加の符号ビットを含む(最下位2ビット“01”は第3のシンボルからであり、その上位、つまり最下位から3番目のビット“1”が、追加の符号ビットである。最上位ビット“1”も、追加の符号ビットであり、それに続く2ビット“11”は第4のシンボルからである。)。
表されている実施形態で、トランスミッタ部分1100は、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルマッパ1107と、並列なストリームの夫々について1つである複数のナイキストフィルタリング要素1108と、並列なストリームの夫々について1つである複数の周波数偏移要素1109とを含む。図11Aに表されているように、少なくともいくつかの実施形態で、各サブキャリア1〜nについて、トランスミッタ部分1100は、周波数偏移(FS)が適用される前にシンボルマッピング及びナイキストフィルタリングを実行してよい。表されている実施形態で、様々なコードワードを表すバイナリデータを夫々が含む複数の処理経路の出力は、光伝送上での光レシーバへの伝送のためにサブキャリア多重化を用いて単一のサブキャリアマルチプレクサ1105によって結合される。例えば、サブキャリアマルチプレクサ1105は、複数の処理経路によって出力された個々のサブキャリアデータを、送信されるべき光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方へと結合するよう構成されてよい。
図11Bは、いくつかの実施形態に従って、図11Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分1120の選択された要素を表す概略図である。表されている実施形態で、レシーバ部分1120の要素の少なくとも一部は、図4に表されている光伝送システムのレシーバ部分又は図6Bに表されているレシーバ部分620の要素と同様である。レシーバ部分1120の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、レシーバ部分1120は、図11Bに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分1120は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分1120は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、レシーバ部分1120は、光伝送システムのコヒーレントレシーバにおける送信された光信号のデジタル化された信号をアナログ/デジタル変換器から受信する。少なくともいくつかの実施形態で、図11Bに表されているレシーバ部分1120は、光伝送システムの2つのレシーバ部分の一方を表してよい。2つのレシーバ部分は、光伝送システムのトランスミッタ部分から受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を夫々表すバイナリデータを受信するよう構成される。
表されている実施形態で、レシーバ部分1120は、入来する光信号をn個のストリームに分割する単一のサブキャリアデマルチプレクサ1129を含む。各ストリームは、最初に、並行して処理するために各々の処理経路へ向けられる。いくつかの実施形態で、サブキャリアデマルチプレクサ1129は、適応等化器、キャリア位相回復要素、又は光レシーバの他の機能要素(図11Bに図示せず)を含んでよい。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、情報は、トランスミッタ部分1100から受信される。
表されている実施形態で、レシーバ部分1120は、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルデマッパ1127を含む。レシーバ部分1120は、複数のシンボルデマッパ1127の出力を結合し、中間の複合出力を単一のFEC復号器1126へ供給する第1のパラレル/シリアル変換器1130を含む。単一のFEC復号器1126は、トランスミッタ部分1100において、取り出されたパリティビット1156として示されている、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている各々の確率の符号ビットとして、FEC符号器1106によって、中間の複合整形ビットシーケンスにわたって集合的に適用されたパリティビットを取り出す。シリアル/パラレル変換器1132は、FEC復号器1126の出力を、並列処理経路での更なる処理のために、n個のストリームに分割し直す。例えば、レシーバ部分1120は、ストリームごとに1つである複数の分布デマッチャ1124を含む。この例で、ビット1158は、分布デマッチャ1124−1の出力と結合され、ビット1157は、分布デマッチャ1024−nの出力と結合される。第2のパラレル/シリアル変換器1123は、送信された情報をデータ1122として回復するよう並列処理経路の出力を結合する。表されている実施形態で、取り出されたパリティビット1156は、データ1122として示されている回復された情報の追加ビットとして第2のパラレル/シリアル変換器1123の出力と再インターリービングされる。例えば、回復された情報は、受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方を表すデータを含んでよい。
図12Aは、いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用するよう構成され、単一の分布マッチャを含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分1200の選択された要素を表す概略図である。例えば、トランスミッタ部分1200は、サブキャリア多重化を用いてシンボルレート最適化を実行することに加えて、M−QAMに基づく確率的整形を実行するよう構成されてよい。表されている実施形態で、光伝送システムのトランスミッタ部分1200の要素のいくつか(しかし、全てではない)は、図4に表されている光伝送システム400のトランスミッタ部分又は図6Aに表されているトランスミッタ部分600の要素と同様であってよい。トランスミッタ部分1200の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、トランスミッタ部分1200は、図12Aに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分1200は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分1200は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、トランスミッタ部分1200は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ1202を含む。少なくともいくつかの実施形態で、図12Aに表されているトランスミッタ部分1200は、光伝送システムの2つのトランスミッタ部分の一方を表してよい。2つのトランスミッタ部分の夫々は、各々のデジタル/アナログ変換器(DAC)によってアナログ信号へ変換される光変調のためのデータ1202の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を生成するよう構成される。
トランスミッタ部分1200は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ1202を含む。表されている実施形態で、入来するバイナリデータ1202は、単一のシリアルバイナリデータストリームとして単一の分布マッチャ1204へ供給される。分布マッチャ1204の出力は、整形されたビットシーケンス1251であり、単一の系統的FEC符号器1206へ供給される。単一の系統的FEC符号器1206は、整形されたビットシーケンス1251において表されている確率にわたって符号ビットとしてパリティビットを適用して、最終的な整形されたビットシーケンスを生成する。
シリアル/パラレル変換器1212は、最終的な整形されたビットシーケンスをn個のストリームに分割する。各ストリームは、並行して更に処理するために各々の処理経路へ向けられる。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、バイナリデータ1202において表されている情報は、トランスミッタ部分1200からレシーバ部分へ運ばれる。例えば、トランスミッタ部分1200は、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルマッパ1207と、並列なストリームの夫々について1つである複数のナイキストフィルタリング要素1208と、並列なストリームの夫々について1つである複数の周波数偏移要素1209とを含む。図12Aに表されているように、少なくともいくつかの実施形態で、各サブキャリア1〜nについて、トランスミッタ部分1200は、周波数偏移(FS)が適用される前にシンボルマッピング及びナイキストフィルタリングを実行してよい。表されている実施形態で、様々なコードワードを表すバイナリデータを夫々が含む複数の処理経路の出力は、光伝送上での光レシーバへの伝送のためにサブキャリア多重化を用いて単一のサブキャリアマルチプレクサ1205によって結合される。例えば、サブキャリアマルチプレクサ1205は、複数の処理経路によって出力された個々のサブキャリアデータを、送信されるべき光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方へと結合するよう構成されてよい。
図12Bは、いくつかの実施形態に従って、図12Aに表されているトランスミッタ部分1200の要素の一部分1220に関する更なる詳細を表す概略図である。例えば、部分1220は、バイナリデータ1202、単一の分布マッチャ1204、及び単一の系統的FEC符号器1206を含む。部分1220は、符号ラベリング要素1256及び結合要素1254を更に含む。単一の系統的FEC符号器1206は、整形されたビットシーケンス1251において表されている確率にわたって符号ビットとしてパリティビットを適用して、最終的な整形されたビットシーケンスを生成する。単一の系統的FEC符号器1206は、バイナリラベリング要素1240及びパリティ検査行列1250を含む。いくつかの実施形態で、FEC符号器は、生成行列[I|P]を実装してよく、このとき、Iは、単位行列を表し、Pは、パリティ検査行列1250のようなパリティ行列を表す。単位行列Iは、入来するデータビットシーケンスを単にコピーするよう構成されてよく、一方、パリティ検査行列1250は、本明細書で記載されるように、入来するビットシーケンスにパリティ検査ビットを付加するよう構成されてよい。この例で、図12Bに示されている任意のFECレートコントローラ1236は、存在しなくてもよく、又は無効にされてもよく、あるいは、含まれているFECレートコントローラ1236へのFEC制御入力1226は、最低FECレートが利用されるべきであることを示してよい。
いくつかの実施形態で、部分1220は、分布マッチャが確率的振幅整形(PAS)を実装しかつFEC符号器が最低FECレートを実装するところの光伝送システムで使用されてよい。一例で、出力振幅の数(ブロックサイズ)は、n=4によって与えられ、ビットレベル(シンボルサイズ)は、m=3によって与えられ、その結果として、FECレートc=(m−1)/m=2/3が得られる。この例で、ブロックごとの入力ビットの数は8であり、ブロックごとの出力ビットの数は12であり、8ビットは光伝送システムのレシーバ部分のFEC復号器によって回復されることになる。パリティ検査行列のサイズは、(m−1)*nxm*nとして与えられてよい。
この例では、3ビットバイナリコードを用いて表される8つのとり得るシンボルが存在する。図7に表されている対称シンボル確率分布の例で見られるように、各シンボルを表す3つのビットの最左ビットは、符号ビットを表してよく、負の値の場合の‘0’又は正の値の場合の‘1’のどちらか一方の値をとる。一方、残りの2つのビットは、振幅を表してよい。この例で、振幅を表す2つのビットは、集合的に、‘1’(ビット値10に対応する)、‘3’(ビット値11に対応する)、‘5’(ビット値01に対応する)、又は‘7’(ビット値00に対応する)の値を表してよい。この例で、入力されたバイナリデータ1202は、10111101の値で8つのビットを含み、分布マッチャ1204へ入力として供給される。
分布マッチャ1204は、入力1230及び整形制御入力1234に基づいて目標確率分布に従って、整形されたビットシーケンス1251を生成する。この例で、整形されたビットシーケンス1251は、(右から左に)1,5,1,3の振幅のシーケンスに対応してよい。バイナリラベリング要素1240は、振幅のシーケンスの要素をそれらのバイナリ相当物に変換してよく、その結果として、11100110の整形されたビットシーケンス1242が得られる。これら8つのビットは、変更されないまま、整形されたビットシーケンス1244としてパリティ検査行列1250へ供給される。パリティ検査行列1250は、1252で、右から左に1,1,0,1の値を有する4つのパリティビットを付加する。これらのパリティビットは、夫々、+1,+1,−1、及び+1の符号ビットを表す。符号ラベリング要素1256は、1258として示されているこれらの符号ビットを振幅のシーケンスに割り当てる。結合要素1254は、符号ビットを、整形されたビットシーケンス1251において表されている振幅のシーケンスに付加し、その結果として、右から左に1,5,−1,3の値を表す12ビットの最終的なビットシーケンス1260が得られる。
いくつかの実施形態で、部分1220は、分布マッチャが確率振幅整形(PAS)を実装しかつFEC符号器が設定可能なFECレートを実装するところの光伝送システムで使用されてよい。そのような実施形態で、部分1220はまた、FECレートコントローラ1236と、FECレートを制御可能なFEC符号器1206を通る更なる経路とを含むか、又は利用する。例えば、FECレートは、rのFEC制御レート1226を用いて制御されてよく、このとき、rは、ブロックサイズnに対する符号ビットの割合を表す。一例で、ブロックごとの入力ビットの数は10であり、ブロックごとの出力ビットの数は12であり、10ビットは光伝送システムのレシーバ部分のFEC復号器によって回復されることになる。この例で、FECレート制御値r=0.5の場合に、出力振幅(ブロックサイズ)の数は、n=4によって与えられ、ビットレベル(シンボルサイズ)は、m=3によって与えられ、その結果として、FECレートc=(m−1+r)/m=5/6が得られる。これは、2/3の最低FECレートよりも大きい。rの値に基づいて、ブロックごとに10個の入力ビットが存在するが、たった8つの入力ビットしか分布マッチャ1204へ向けられず、一方、残り2つの入力ビットは、分布マッチャ1204をバイパスする。例えば、分布マッチャをバイパスするよう選択されたビットの数は、r*n=2によって与えられてよい。この例で、パリティ検査行列のサイズは、(m−1+r)*nxm*nとして与えられてよい。
この例で、入力されるバイナリデータ1202は、1011110101の値で10個のビットを含む。2つの最右ビット(値は01)は、バイパスビット1228として図12Bでは点線によって示されている。これらのビットは、分布マッチャ1204をバイパスし、直接にFEC符号器1206へ及び符号ラベリング要素1256へそらされる。これらのバイパスビットは、符号ビットとして使用されることになり、等数で‘0’及び‘1’の符号ビット値を割り当てられてよい。なお、入来するバイナリデータストリーム1202におけるこれらのビットの元の値が、残り8つの入力ビットとのその後の再結合のために保持されてもよい。残り8つのビットは、分布マッチャ1204へ入力として供給される。
この例で、分布マッチャ1204は、入力1230及び整形制御入力1234に基づいて目標確率分布に従って、整形されたビットシーケンス1251を生成する。上記の例と同様に、整形されたビットシーケンス1251は、(右から左に)1,5,1,3の振幅のシーケンスに対応してよい。バイナリラベリング要素1240は、振幅のシーケンスの要素をそれらのバイナリ相当物に変換してよく、その結果として、11100110の整形されたビットシーケンス1242が得られる。これら8つのビットは、バイパスビット1228と結合され、10ビットの整形されたビットシーケンス1244としてパリティ検査行列1250へ供給される。パリティ検査行列1250は、1252で、右から左に1,1の値を有する2つのパリティビットを付加する。これらのパリティビットは、夫々、+1の符号ビットを表す。符号ラベリング要素1256は、これらの2つの符号ビット1252及び2つのバイパスビット1228(右から左へ+1,−1を表す値を有する)を、それらを振幅のシーケンスに割り当てる前に、連結させる結合要素1254は、1258として示されている符号ビットを、整形されたビットシーケンス1251において表されている振幅のシーケンスに付加し、その結果として、12ビット011110101110の最終的なビットシーケンス1260が得られる。12ビットのうち、最上位(すなわち、最左)、最上位から4番目、最上位から7番目、及び最上位から10番目のビットが、付加された符号ビットである。この12ビットシーケンスは、右から左へ1,5,1,−3の値を表す。上述されたように、10個の入力ビット及び12個の出力ビットによれば、FECレートは10/12、すなわち5/6であり、これは、2/3の最低FECレートよりも大きい。より高いFECレートは、それほど多くのパリティビットが付加されないことを示すので、FECレートがより低く、付加されるパリティビットの数がより多い場合と比べて、信号において有用な情報を表すデータビットの割合は、より高くなる。様々な実施形態で、異なる数のバイパスビットが、分布マッチャをバイパスし、FECレートcを制御又は調整するよう、タップされてよい。
図13Aは、いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用するよう構成され、単一の分布マッチャ及び誤り訂正レート制御を含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分1300の選択された要素を表す概略図である。例えば、トランスミッタ部分1300は、サブキャリア多重化を用いてシンボルレート最適化を実行することに加えて、M−QAMに基づく確率的整形を実行するよう構成されてよい。表されている実施形態で、光伝送システムのトランスミッタ部分1300の要素のいくつか(しかし、全てではない)は、図4に表されている光伝送システム400のトランスミッタ部分又は図6Aに表されているトランスミッタ部分600の要素と同様であってよい。トランスミッタ部分1300の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、トランスミッタ部分1300は、図13Aに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分1300は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分1300は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、トランスミッタ部分1300は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ1302を含む。少なくともいくつかの実施形態で、図13Aに表されているトランスミッタ部分1300は、光伝送システムの2つのトランスミッタ部分の一方を表してよい。2つのトランスミッタ部分の夫々は、各々のデジタル/アナログ変換器(DAC)によってアナログ信号へ変換される光変調のためのデータ1202の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を生成するよう構成される。
トランスミッタ部分1300は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ1302を含む。表されている実施形態で、入来するバイナリデータ1302は、単一のシリアルバイナリデータストリームとして単一の分布マッチャ1304へ供給される。分布マッチャ1304の出力は、整形されたビットシーケンス1351であり、単一の系統的FEC符号器1306へ供給される。一例で、とり得る振幅の数(ブロックサイズ)は、n=4によって与えられ、ビットレベル(シンボルサイズ)は、m=3によって与えられ、その結果として、FECレートc=(m−1)/m=2/3が得られる。この例で、ブロックごとの入力ビットの数は8であり、ブロックごとの出力ビットの数は12であり、8ビットは光伝送システムのレシーバ部分のFEC復号器によって回復されることになる。この例で、整形されたビットシーケンス1351として示されている分布マッチャ1304の出力は、10110010の値で8つのビットを含み、このとき、ビットの数はk(m−1)である。整形されたビットシーケンス1351は、4つのシンボルの夫々について2つの確率振幅を表す。右から左へ読む場合に、第1のシンボルは、下位2ビットである確率振幅10を含み、第2のシンボルは、最下位から3番目及び4番目の2つのビットである確率振幅00を含み、第3のシンボルは、最下位から5番目及び6番目の2つのビットである確率振幅11を含み、第4のシンボルは、最下位から7番目及び8番目、すなわち上位2ビットである確率振幅10を含む。
単一の系統的FEC符号器1306は、整形されたビットシーケンス1351において表されている確率にわたって符号ビットとしてk個のパリティビットを適用して、最終的な整形されたビットシーケンス1352を生成する。この例で、FEC符号器1306は、1001の値を有する4つのパリティビットを符号ビットとして付加して、最終的な整形されたビットシーケンスを生成する。表されている実施形態で、シリアル/パラレル変換器1312は、最終的な整形されたビットシーケンスをn個のストリームに分割する。各ストリームは、並行して更に処理するために各々の処理経路へ向けられる。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、バイナリデータ1302において表されている情報は、トランスミッタ部分1300からレシーバ部分へ運ばれる。表されている実施形態で、シリアル/パラレル変換器1312は、シンボルワイズのシリアル/パラレル変換を適用するよう構成される。この例で、1353として示されている、上位の処理経路への入力は、011110の値で6つのビットを含む。これは、第1及び第3シンボルに関連付けられている2ビット振幅値の先頭に付け加えられた各々のビットとして追加の符号ビットを含む(最下位2ビット“10”は第1のシンボルからであり、その上位、つまり最下位から3番目のビット“1”が、追加の符号ビットである。更に、最上位ビット“0”も追加の符号ビットであり、それに続く2ビット“11”は第3のシンボルからである。)。1354として示されている、下位の処理経路への入力は、110000の値で6つのビットを含む。これは、第2及び第4シンボルに関連付けられている2ビットの振幅値の先頭に付け加えられた各々のビットとして追加の符号ビットを含む(最下位2ビット“00”は第2のシンボルからであり、その上位、つまり最下位から3番目のビット“0”が、追加の符号ビットである。最上位ビット“1”も、追加の符号ビットであり、それに続く2ビット“10”は第4のシンボルからである。)。
図12Aに表されているトランスミッタ部分1200と同様に、トランスミッタ部分1300は、複数のシンボルマッパ、複数のナイキストフィルタリング要素、及び複数の周波数偏移要素を含む(図13Aには図示せず)。例えば、少なくともいくつかの実施形態で、各サブキャリア1〜nについて、トランスミッタ部分1300は、周波数偏移(FS)が適用される前にシンボルマッピング及びナイキストフィルタリングを実行してよい。表されている実施形態で、様々なコードワードを表すバイナリデータを夫々が含む複数の処理経路の出力は、光伝送上での光レシーバへの伝送のためにサブキャリア多重化を用いて単一のサブキャリアマルチプレクサよって結合される(図13Aには図示せず)。例えば、サブキャリアマルチプレクサは、複数の処理経路によって出力された個々のサブキャリアデータを、送信されるべき光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方へと結合するよう構成されてよい。
図13Bは、いくつかの実施形態に従って、図13Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分1320の選択された要素を表す概略図である。表されている実施形態で、レシーバ部分1320の要素の少なくとも一部は、図4に表されている光伝送システムのレシーバ部分又は図6Bに表されているレシーバ部分620の要素と同様である。レシーバ部分1320の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、レシーバ部分1320は、図13Bに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分1320は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分1320は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、レシーバ部分1320は、光伝送システムのコヒーレントレシーバにおける送信された光信号のデジタル化された信号をアナログ/デジタル変換器から受信する。少なくともいくつかの実施形態で、図13Bに表されているレシーバ部分1320は、光伝送システムの2つのレシーバ部分の一方を表してよい。2つのレシーバ部分は、光伝送システムのトランスミッタ部分から受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を夫々表すバイナリデータを受信するよう構成される。
表されている実施形態で、レシーバ部分1320は、入来する光信号をn個のストリームに分割する単一のサブキャリアデマルチプレクサ1329を含む。各ストリームは、最初に、並行して処理するために各々の処理経路へ向けられる。いくつかの実施形態で、サブキャリアデマルチプレクサ1329は、適応等化器、キャリア位相回復要素、又は光レシーバの他の機能要素(図13Bに図示せず)を含んでよい。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、情報は、トランスミッタ部分1300から受信される。
表されている実施形態で、レシーバ部分1320は、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルデマッパ1327を含む。レシーバ部分1320は、シンボルワイズのパラレル/シリアル変換を用いて、複数のシンボルデマッパ1327の出力を結合し、中間の複合出力を単一のFEC復号器1326へ供給するパラレル/シリアル変換器1330を含む。単一のFEC復号器1326は、トランスミッタ部分1300において、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている各々の確率の符号ビットとして、FEC符号器1306によって、中間の複合整形ビットシーケンスにわたって集合的に適用されたパリティビットを取り出す。FEC復号器1326の出力は、単一の分布デマッチャ1324へ供給され、単一の分布デマッチャ1324は、送信された情報をデータ1322として回復する。例えば、分布デマッチャ1324は、受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方を表すデータを回復するよう構成されてよい。
図14Aは、いくつかの実施形態に従って、確率的コンスタレーション整形及びシンボルレート最適化を適用するよう構成され、単一の分布マッチャ1404及びビットワイズインターリーバ1414を含む光伝送システムの例のトランスミッタ部分1400の選択された要素を表す概略図である。例えば、トランスミッタ部分1400は、サブキャリア多重化を用いてシンボルレート最適化を実行することに加えて、M−QAMに基づく確率的整形を実行するよう構成されてよい。表されている実施形態で、光伝送システムのトランスミッタ部分1400の要素のいくつか(しかし、全てではない)は、図4に表されている光伝送システム400のトランスミッタ部分又は図6Aに表されているトランスミッタ部分600の要素と同様であってよい。トランスミッタ部分1400の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、トランスミッタ部分1400は、図14Aに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分1400は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、トランスミッタ部分1400は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、トランスミッタ部分1400は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ1402を含む。少なくともいくつかの実施形態で、図14Aに表されているトランスミッタ部分1400は、光伝送システムの2つのトランスミッタ部分の一方を表してよい。2つのトランスミッタ部分の夫々は、各々のデジタル/アナログ変換器(DAC)によってアナログ信号へ変換される光変調のためのデータ1402の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を生成するよう構成される。
トランスミッタ部分1400は、光伝送システムのレシーバ部分への送信のために供給されるバイナリデータ1402を含む。表されている実施形態で、入来するバイナリデータ1402は、単一のシリアルバイナリデータストリームとして単一の分布マッチャ1404へ供給される。分布マッチャ1404の出力は、整形されたビットシーケンス1451であり、ビットワイズインターリーバ1414へ供給される。1452として示されているビットワイズインターリーバ1414の出力は、単一の系統的FEC符号器1406へ供給される。一例で、出力振幅の数(ブロックサイズ)は、n=4によって与えられ、ビットレベル(シンボルサイズ)は、m=3によって与えられ、その結果として、FECレートc=(m−1)/m=2/3が得られる。この例で、ブロックごとの入力ビットの数は8であり、ブロックごとの出力ビットの数は12であり、8ビットは光伝送システムのレシーバ部分のFEC復号器によって回復されることになる。この例で、整形されたビットシーケンス1451として示されている分布マッチャ1404の出力は、10110010の値で8つのビットを含み、このとき、ビットの数はk(m−1)である。整形されたビットシーケンス1451は、4つのシンボルの夫々について2つの確率振幅を表す。右から左へ読む場合に、第1のシンボルは、下位2ビットである確率振幅10を含み、第2のシンボルは、最下位から3番目及び4番目の2つのビットである確率振幅00を含み、第3のシンボルは、最下位から5番目及び6番目の2つのビットである確率振幅11を含み、第4のシンボルは、最下位から7番目及び8番目、すなわち上位2ビットである確率振幅10を含む。
この例で、ビットワイズインターリーバ1414は、整形されたビットシーケンス1451を受け取り、ビットワイズのインターリービングを適用して、中間の整形されたビットシーケンス1452を生成する。中間の整形されたビットシーケンス1452は、1010100の値で8つのビットを含む(上位4ビットのうち、最上位から1番目及び3番目のビットが第4のシンボル10からであり、2番目及び4番目のビットが第3のシンボル11からである。また、下位4ビットのうち、最上位から1番目及び3番目のビットが第2のシンボル00からであり、2番目及び4番目のビットが第1のシンボル10からである。)。
単一の系統的FEC符号器1406は、中間の整形されたビットシーケンス1452において表されている確率にわたって符号ビットとしてk個のパリティビットを適用して、最終的な整形されたビットシーケンス1453を生成する。この例で、FEC符号器1406は、1011の値を有する4つのパリティビットを符号ビットとして付加して、最終的な整形されたビットシーケンスを生成する。表されている実施形態で、シリアル/パラレル変換器1412は、最終的な整形されたビットシーケンスをn個のストリームに分割する。各ストリームは、並行して更に処理するために各々の処理経路へ向けられる。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、バイナリデータ1402において表されている情報は、トランスミッタ部分1400からレシーバ部分へ運ばれる。この例で、1454として示されている、上位の処理経路への入力は、011110の値で6つのビットを含む。これは、第1及び第3シンボルに関連付けられている2ビット振幅値の先頭に付け加えられた各々のビットとして追加の符号ビットを含む(最下位2ビット“10”は第1のシンボルからであり、その上位、つまり最下位から3番目のビット“1”が、追加の符号ビットである。更に、最上位ビット“0”も追加の符号ビットであり、それに続く2ビット“11”は第3のシンボルからである。)。1455として示されている、下位の処理経路への入力は、110100の値で6つのビットを含む。これは、第2及び第4シンボルに関連付けられている2ビットの振幅値の先頭に付け加えられた各々のビットとして追加の符号ビットを含む(最下位2ビット“00”は第2のシンボルからであり、その上位、つまり最下位から3番目のビット“1”が、追加の符号ビットである。最上位ビット“1”も、追加の符号ビットであり、それに続く2ビット“10”は第4のシンボルからである。)。中間の整形されたビットシーケンス1451に加えられた4つのパリティビットの値が、図13Aに示されている整形されたビットシーケンス1351に加えられた4つのパリティビットの値と同じである場合に、図13Aに示されている整形されたビットシーケンス1353及び1354は、図14Aに示されている整形されたビットシーケンス1454及び1455と同じビット値を含むことになる点に留意されたい。
図12Aに表されているトランスミッタ部分1200と同様に、トランスミッタ部分1400は、複数のシンボルマッパ、複数のナイキストフィルタリング要素、及び複数の周波数偏移要素を含む(図14Aには図示せず)。図14Aに表されているように、少なくともいくつかの実施形態で、各サブキャリア1〜nについて、トランスミッタ部分1400は、周波数偏移(FS)が適用される前にシンボルマッピング及びナイキストフィルタリングを実行してよい。様々なコードワードを表すバイナリデータを夫々が含む複数の処理経路の出力は、光伝送上での光レシーバへの伝送のためにサブキャリア多重化を用いて単一のサブキャリアマルチプレクサよって結合される(図14Aには図示せず)。例えば、サブキャリアマルチプレクサは、複数の処理経路によって出力された個々のサブキャリアデータを、送信されるべき光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方へと結合するよう構成されてよい。
図14Bは、いくつかの実施形態に従って、図14Aに表されているトランスミッタ部分から受信された光信号から情報を回復するよう構成された光伝送システムの例のレシーバ部分1420の選択された要素を表す概略図である。表されている実施形態で、レシーバ部分1420の要素の少なくとも一部は、図4に表されている光伝送システムのレシーバ部分又は図6Bに表されているレシーバ部分620の要素と同様である。レシーバ部分1420の表示は、概要であり、実寸通りではない。様々な実施形態で、レシーバ部分1420は、図14Bに表されているものよりも多い、少ない、又は異なった要素により実装されてよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分1420は、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかの実行するフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでよい。いくつかの実施形態で、レシーバ部分1420は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでよく、DSPは、本明細書で記載されている機能の少なくともいくつかを実施するために、DSPによって実行可能な命令を記憶しているメモリを含んでよい(又はそれへのアクセスを有してよい)。表されている実施形態で、レシーバ部分1420は、光伝送システムのコヒーレントレシーバにおける送信された光信号のデジタル化された信号をアナログ/デジタル変換器から受信する。少なくともいくつかの実施形態で、図14Bに表されているレシーバ部分1420は、光伝送システムの2つのレシーバ部分の一方を表してよい。2つのレシーバ部分は、光伝送システムのトランスミッタ部分から受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分を夫々表すバイナリデータを受信するよう構成される。
表されている実施形態で、レシーバ部分1420は、入来する光信号をn個のストリームに分割する単一のサブキャリアデマルチプレクサ1429を含む。各ストリームは、最初に、並行して処理するために各々の処理経路へ向けられる。いくつかの実施形態で、サブキャリアデマルチプレクサ1429は、適応等化器、キャリア位相回復要素、又は光レシーバの他の機能要素(図14Bに図示せず)を含んでよい。少なくともいくつかの実施形態で、n個の並列処理経路とn個のサブキャリアチャネルとの間には一対一のマッピングが存在し、n個のサブキャリアチャネル上で、情報は、トランスミッタ部分1400から受信される。
表されている実施形態で、レシーバ部分1420は、並列なストリームの夫々について1つである複数のシンボルデマッパ1427を含む。レシーバ部分1420は、複数のシンボルデマッパ1427の出力を結合し、中間の複合出力を逆ビットワイズインターリーバ1434へ供給するパラレル/シリアル変換器1430を含む。逆ビットワイズインターリーバ1434は、トランスミッタ部分1400におけるビットワイズインターリーバ1414の効果を逆行させる。逆ビットワイズインターリーバ1434の出力は、単一のFEC復号器1426へ供給される。単一のFEC復号器1426は、トランスミッタ部分1400において、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている各々の確率の符号ビットとしてトランスミッタ部分1400でFEC符号器1406によって適用されたパリティビットを取り出す。FEC復号器1426の出力は、単一の分布デマッチャ1424へ供給され、単一の分布デマッチャ1424は、送信された情報をデータ1422として回復する。例えば、分布デマッチャ1424は、受信された光信号の実数(I)部分又は虚数(Q)部分のどちらか一方を表すデータを回復するよう構成されてよい。
図15Aは、フローチャート形式で表されている、確率的整形及びシンボルレート最適化の両方を実装しかつ複数の分布マッチャを含む光ネットワーク内での誤り訂正のための方法1500の実施形態の選択された要素のブロック図である。方法1500は、光伝送ネットワーク101を用いて実行されてよい。いくつかの実施形態で、図3に表されているネットワーク管理システム300は、経路情報を取得するとともに、光トランスミッタ及び光レシーバを、本明細書で記載されるような、確率的コンスタレーション整形及びサブキャリア多重化を使用するシンボルレート最適化のために構成するよう、それらへコマンドを送るために使用されてよい。方法1500で記載されている特定の動作は、任意であってよく、あるいは、異なる実施形態では並べ直されてよい、ことが留意される。
1502で、方法1500は、光トランスミッタで、伝送路上で光信号として光レシーバへ送信されるべきバイナリデータを受信することを含む。
1504で、方法1500は、複数のマッチャ要素の夫々によって、そのマッチャ要素によって受信されたバイナリデータの部分において表されている複素平面における所与のM−QAM変調フォーマットのM−QAMコンスタレーションのシンボルへ、そのシンボルの目標確率分布に応じて、各々の確率を割り当てることを含む。マッチャ要素の夫々は、図4に表されている分布マッチャ404、又は図6Aに表されている分布マッチャ604の1つと同様であってよい。
1506で、方法1500は、各マッチャ要素によって、そのマッチャ要素によって受信されたバイナリデータの部分に対応する各々の整形されたビットシーケンスを出力し、マッチャ要素によって出力された各々の整形されたビットシーケンスを、中間の複合整形ビットシーケンスを生成するように結合することを含む。
1508で、方法1500は、中間の複合整形ビットシーケンスにパリティビットを付加して、各々の整形されたビットシーケンス及びパリティビットを表す最終的な複合を生成することを含む。少なくともいくつかの実施形態で、単一の系統的誤り訂正符号器は、整形されたビットシーケンスにおいて表されているシンボルの振幅を変えずに、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを付加するよう構成されてよい。例えば、単一の系統的FEC符号器は、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている整形されたビットシーケンスにわたって適用される符号ビットとしてパリティビットを付加してよい。
1510で、方法1500は、任意に、2つ以上のマッチャ要素へ入力された各々の並列なバイナリデータストリームからタップされる(図10A及び上記を参照)か、又並列なストリームを生成する前に伝送のために受信されたシリアルバイナリデータからタップされ(図11A及び上記を参照)た追加のパリティビットを最終的な複合整形ビットシーケンスに付加することを含んでよい。例えば、単一の系統的FEC符号器は、やはり、整形されたビットシーケンスにおいて表されているシンボルの振幅を変えずに、中間の複合整形ビットシーケンスにおいて表されている整形されたビットシーケンスにわたって適用される追加の符号ビットとして追加のパリティビットを付加してよい。
1512で、方法1500は、複数のマッピング要素の夫々へ最終的な複合整形ビットシーケンスの各々の部分を供給することを含む。複数のマッピング要素の夫々は、そのマッピング要素へ供給された最終的な複合整形ビットシーケンスの各々の部分において表されている各シンボルについて各々のコードワードを生成するよう構成される。方法1500は、各々のコードワードを表すバイナリデータを、光伝送路上での光レシーバへの伝送のために、サブキャリア多重化により結合することを含む。
1514で、方法1500は、光レシーバで、受信された光信号内のシンボルをデマッピングし、付加されたパリティビットを取り出して中間の複合整形ビットシーケンスの表現を生成し、中間の複合整形ビットシーケンスの表現を逆多重化し、複数のデマッチャ要素を用いて、光伝送路を介して受信された情報を表すバイナリデータを回復することを含む。いくつかの実施形態で、付加されたパリティビットを取り出すことに加えて、光レシーバのFEC復号器はまた、受信されたデータのインテグリティを検査するように、及び/又は誤り訂正符号に基づいてデータ内の特定の誤りを訂正するように、受信された光信号内の誤り訂正符号を使用するよう構成されてもよい。
図15Bは、フローチャート形式で表されている、確率的整形及びシンボルレート最適化の両方を実装しかつ単一の分布マッチャを含む光ネットワーク内での誤り訂正のための方法1550の実施形態の選択された要素のブロック図である。方法1550は、光伝送ネットワーク101を用いて実行されてよい。いくつかの実施形態で、図3に表されているネットワーク管理システム300は、経路情報を取得するとともに、光トランスミッタ及び光レシーバを、本明細書で記載されるような、確率的コンスタレーション整形及びサブキャリア多重化を使用するシンボルレート最適化のために構成するよう、それらへコマンドを送るために使用されてよい。方法1550で記載されている特定の動作は、任意であってよく、あるいは、異なる実施形態では並べ直されてよい、ことが留意される。
1552で、方法1550は、光トランスミッタで、伝送路上で光信号として光レシーバへ送信されるべきバイナリデータを受信することを含む。
1554で、方法1550は、単一のマッチャ要素によって、受信されたバイナリデータの部分において表されている複素平面における所与のM−QAM変調フォーマットのM−QAMコンスタレーションのシンボルへ、そのシンボルの目標確率分布に応じて、各々の確率を割り当てることを含む。単一のマッチャ要素は、図4に表されている分布マッチャ404、又は図6Aに表されている分布マッチャ604の1つと同様であってよい。
1556で、方法1550は、単一のマッチャ要素によって、受信されたバイナリデータに対応する整形されたビットシーケンスを出力することを含む。
1558で、方法1550は、任意に、図13Aを参照して上述されたように、単一のマッチャ要素によって出力された整形されたビットシーケンスにビットワイズのインターリービングを適用することを含んでよい。
1560で、方法1550は、整形されたビットシーケンスにパリティビットを付加して、マッチャ要素によって任意のインターリービングの有無によらずに出力された整形されたビットシーケンスと、付加されたパリティビットとを表すデータを含む複合整形ビットシーケンスを生成することを含む。少なくともいくつかの実施形態で、単一の系統的誤り訂正符号器は、整形されたビットシーケンスにおいて表されているシンボルの振幅を変えずに、整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを付加するよう構成されてよい。例えば、図13A及び図14Aを参照して上述されたように、単一の系統的FEC符号器は、単一のマッチャ要素によって出力された整形されたビットシーケンスにおいて表されている確率にわたって適用される符号ビットとしてパリティビットを付加してよい。
1562で、方法1550は、複合整形ビットシーケンスの各々の部分において表されている各シンボルについて各々のコードワードを生成するよう夫々構成された複数のマッピング要素の夫々へ複合整形ビットシーケンスの各々の部分を供給することを含む。方法1550は、任意に、図14Aを参照して上述されたように、複合整形ビットシーケンスにシンボルワイズのインターリービングを適用することを含んでよい。
1564で、方法1550は、各々のコードワードを表すバイナリデータを、光伝送路上での光レシーバへの伝送のために、サブキャリア多重化により結合することを含む。
1566で、方法1550は、光レシーバで、受信された光信号内のシンボルをデマッピングし、付加されたパリティビットを取り出して、単一のマッチャ要素によって出力された整形されたビットシーケンスの表現を生成し、単一のデマッチャ要素を用いて、光伝送路を介して受信された情報を表すバイナリデータを回復することを含む。方法1550はまた、光レシーバで、適用可能である場合に、光トランスミッタで実行された如何なるシンボルワイズ又はビットワイズのインターリービングも逆行することを含んでもよい。いくつかの実施形態で、付加されたパリティビットを取り出すことに加えて、光レシーバのFEC復号器はまた、受信されたデータのインテグリティを検査するように、及び/又は誤り訂正符号に基づいてデータ内の特定の誤りを訂正するように、受信された光信号内の誤り訂正符号を使用するよう構成されてもよい。
簡単のために、本明細書で記載されているいくつかの例で、入力ブロックとして一緒に処理される入力ビットの数は8である、点に留意されたい。なお、実際には、一緒に処理される入力ビットの数は、よりずっと多くてよい。例えば、1つの実施形態で、一緒に処理される入力ビットの数は、80であってよい。この例では、40個のパリティ検査ビットが、120ビットの出力ブロックサイズのために付加されてよい。他の実施形態では、入力ブロックサイズは、100ビット以上であってよく、付加されたパリティ検査ビットの数は、所望のFECレートに依存する。
本明細書で詳細に記載されているように、確率的整形及びサブキャリア多重化を使用するシンボルレート最適化の両方を実装する光伝送システムは、サブキャリアチャネル単位でFEC符号化を適用するシステムと比較して、サブキャリアの性能を平均し、システムの全体性能を改善するよう、サブキャリア間に一種の“FECインターリービング”を適用してよい。例えば、系統的FEC符号器は、1つ以上の分布マッチャによって生成された全てのサブキャリアについて集合的にビットシーケンスにわたって系統的誤り訂正符号化を適用して、サブキャリアチャネルの性能を平均してよい。系統的FEC符号器は、整形されたビットシーケンスにおいて表されている各シンボルの振幅を変えずに、整形されたビットシーケンスに符号ビットしてパリティビットを適用してよい。各シンボルの振幅を変えずにFEC符号化を実行する能力は、シンボルレート最適化とともに確率的整形を正確に実装するために必須であり得る。
本願の対象は、1つ以上の例となる実施形態に関連して記載されてきたが、いずれの請求項も、示されている特定の形に制限されることは意図されない。対照的に、本開示を対象としているいずれの請求項も、それらの精神及び範囲の中に含まれ得るような代替、変更及び均等を網羅するよう意図されている。
上記の実施形態に加えて、以下の付記を開示する。
(付記1)
確率的整形及びシンボルレート最適化のための光トランスミッタであって、
1つ以上のマッチャ要素であり、夫々が、
当該マッチャ要素によって受信されたバイナリデータにおいて表されている複素平面における所与のM−QAM変調フォーマットのM−QAMコンスタレーションのシンボルへ、該シンボルの目標確率分布に応じて、各々の確率を割り当て、
当該マッチャ要素によって受信された前記バイナリデータに対応する各々の整形されたビットシーケンスを出力する
よう構成され、
前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加し、前記各々の整形されたビットシーケンス及び前記集合的に付加されたパリティビットを表すデータを含む第1の複合整形ビットシーケンスを出力するよう構成される単一の系統的誤り訂正符号器と、
前記第1の複合整形ビットシーケンスの受信された部分において表されている各シンボルについて各々のコードワードを生成するよう夫々構成される複数のマッピング要素と、
前記第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を前記複数のマッピング要素の夫々へ供給するよう構成される第1のシリアル/パラレル変換器と、
前記複数のマッピング要素によって生成された前記各々のコードワードを表すバイナリデータをサブキャリア多重化によって光伝送路上での伝送のために結合するよう構成されるマルチプレクサと
を有する光トランスミッタ。
(付記2)
マッピング要素の数は、シンボルレート最適化のために選択されるサブキャリアチャネルの数に等しく、前記光伝送路のための伝送媒体の特性及び前記伝送の目標到達範囲に依存する、
付記1に記載の光トランスミッタ。
(付記3)
前記1つ以上のマッチャ要素は、2つ以上のマッチャ要素を有し、
前記光トランスミッタは、
前記2つ以上のマッチャ要素によって出力された前記各々の整形されたビットシーケンスを結合して第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成し、前記第2の複合整形ビットシーケンスを表す前記バイナリデータを入力として前記単一の系統的誤り訂正符号器へ供給するよう構成される第1のパラレル/シリアル変換器を更に含む、
付記1に記載の光トランスミッタ。
(付記4)
前記光トランスミッタによって受信されたバイナリデータの各々の部分を並列なバイナリデータストリームにおいて前記2つ以上のマッチャ要素の夫々へ供給するよう構成される第2のシリアル/パラレル変換器と、
前記並列なバイナリデータストリームの夫々から1つ以上のビットをタップし、該1つ以上のタップされたビットを前記第1のパラレル/シリアル変換器へ供給するよう夫々構成される複数のタップ要素と
を更に有し、
前記第1のパラレル/シリアル変換器は、前記複数のタップ要素の夫々から受信された前記1つ以上のタップされたビットを、前記2つ以上のマッチャ要素によって出力された前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的に付加されるべきプライマリビットとして前記単一の系統的誤り訂正符号器へ供給するよう更に構成される、
付記3に記載の光トランスミッタ。
(付記5)
前記光トランスミッタは、結合要素を更に有し、
前記複数のタップ要素の夫々は、前記1つ以上のタップされたビットを前記結合要素へ供給するよう更に構成され、
前記結合要素は、前記第1の複合整形ビットシーケンスを前記第1のシリアル/パラレル変換器へ入力として供給する前に、前記複数のタップ要素によって供給された前記タップされたビットを前記第1の複合整形ビットシーケンスに一体化させるよう構成される、
付記4に記載の光トランスミッタ。
(付記6)
前記光トランスミッタによって受信されたシリアルバイナリデータの各々の部分を並列なバイナリデータストリームにおいて前記2つ以上のマッチャ要素の夫々へ供給するよう構成される第2のシリアル/パラレル変換器と、
前記シリアルバイナリデータを前記並列なバイナリデータストリームへ変換する前に、前記光トランスミッタによって受信された前記シリアルバイナリデータから1つ以上のビットをタップし、該1つ以上のタップされたビットを、前記2つ以上のマッチャ要素によって出力された前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的に付加されるべきプライマリビットとして前記単一の系統的誤り訂正符号器へ供給するよう構成されるタップ要素と
を更に有する付記3に記載の光トランスミッタ。
(付記7)
前記光トランスミッタは、結合要素を更に有し、
前記タップ要素は、前記1つ以上のタップされたビットを前記結合要素へ供給するよう更に構成され、
前記結合要素は、前記第1の複合整形ビットシーケンスを前記第1のシリアル/パラレル変換器へ入力として供給する前に、前記タップ要素によって供給された前記タップされたビットを前記第1の複合整形ビットシーケンスに一体化させるよう構成される、
付記6に記載の光トランスミッタ。
(付記8)
前記1つ以上のマッチャ要素は、単一のマッチャ要素を有する、
付記1に記載の光トランスミッタ。
(付記9)
前記単一の系統的誤り訂正符号器は、前記単一のマッチャ要素へ通信上結合され、前記単一のマッチャ要素によって受信された前記バイナリデータに対応する整形されたビットシーケンスを前記単一のマッチャ要素から受信するよう構成され、
前記第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を前記複数のマッピング要素の夫々へ供給するために、前記第1のシリアル/パラレル変換器は、シンボルワイズのインターリービングを前記第1の複合整形ビットシーケンスに適用するよう構成される、
付記8に記載の光トランスミッタ。
(付記10)
前記単一のマッチャ要素から前記第1の複合整形ビットシーケンスを受信し、
ビットワイズのインターリービングを前記第1の複合整形ビットシーケンスに適用して、第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成し、
前記第2の複合整形ビットシーケンスを表す前記バイナリデータを入力として前記単一の系統的誤り訂正符号器へ供給する
よう構成されるビットワイズインターリービング要素を更に有する、
付記8に記載の光トランスミッタ。
(付記11)
確率的整形及びシンボルレート最適化による光ネットワーク内の誤り訂正のための方法であって、
光信号として送信されるべきバイナリデータを受信することと、
1つ以上のマッチャ要素の夫々によって、当該マッチャ要素へ供給された前記受信されたバイナリデータの部分において表されている複素平面における所与のM−QAM変調フォーマットのM−QAMコンスタレーションのシンボルへ、該シンボルの目標確率分布に応じて、各々の確率を割り当てることと、
前記1つ以上のマッチャ要素の夫々によって、当該マッチャ要素へ供給された前記受信されたバイナリデータの前記部分に対応する各々の整形されたビットシーケンスを出力することと、
前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加して、前記各々の整形されたビットシーケンス及び前記集合的に付加されたパリティビットを表すデータを含む第1の複合整形ビットシーケンスを生成することと、
前記第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を複数のマッピング要素の夫々へ供給し、各マッピング要素が、当該マッピング要素へ供給された前記第1の複合整形ビットシーケンスの前記各々の部分において表されている各シンボルについて各々のコードワードを生成することと、
前記複数のマッピング要素によって生成された前記各々のコードワードを表すバイナリデータをサブキャリア多重化によって光伝送路上での伝送のために結合することと
を有する方法。
(付記12)
マッピング要素の数は、シンボルレート最適化のために選択されるサブキャリアチャネルの数に等しく、前記光伝送路のための伝送媒体の特性及び前記伝送の目標到達範囲に依存する、
付記11に記載の方法。
(付記13)
前記1つ以上のマッチャ要素は、2つ以上のマッチャ要素を有し、
前記方法は、前記2つ以上のマッチャ要素によって出力された前記各々の整形されたビットシーケンスを結合して第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成することを更に含み、
前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、前記パリティビットを前記第2の複合整形ビットシーケンスに付加することを有する、
付記11に記載の方法。
(付記14)
前記光伝送路を介して、前記第1の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを受信することと、
前記第1の複合整形ビットシーケンスを表す前記バイナリデータから前記集合的に付加されたパリティビットを取り出すことと、
前記集合的に付加されたパリティビットが取り出されている第3の複合整形ビットシーケンスを出力することと、
前記第3の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を2つ以上のデマッチャ要素の夫々へ供給することと、
前記2つ以上のデマッチャ要素の夫々によって、前記第3の複合整形ビットシーケンスの前記各々の部分から、前記光伝送路を介して受信された情報を表すバイナリデータを回復することと
を更に有する付記13に記載の方法。
(付記15)
前記方法は、
前記2つ以上のマッチャ要素の夫々へ、並列なバイナリデータストリームにおいて、伝送のために受信されたシリアルバイナリデータの各々の部分を供給することと、
前記並列なバイナリデータストリームの夫々から1つ以上のビットをタップすることと
を更に有し、
前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、前記第2の複合整形ビットシーケンスに対して、前記複数のタップ要素の夫々から受信された前記1つ以上のタップされたビットを追加パリティビットとして付加することを更に有する、
付記13に記載の方法。
(付記16)
前記方法は、
前記2つ以上のマッチャ要素の夫々へ、並列なバイナリデータストリームにおいて、伝送のために受信されたシリアルバイナリデータの各々の部分を供給することと、
前記シリアルバイナリデータを前記並列なバイナリデータストリームに変換する前に、前記受信されたシリアルバイナリデータから1つ以上のビットをタップすることと
を更に有し、
前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、前記第2の複合整形ビットシーケンスに対して、前記受信されたシリアルバイナリデータからの前記1つ以上のタップされたビットを追加パリティビットとして付加することを更に有する、
付記13に記載の方法。
(付記17)
前記1つ以上のマッチャ要素は、単一のマッチャ要素を有する、
付記11に記載の方法。
(付記18)
前記光伝送路を介して、前記第1の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを受信することと、
前記第1の複合整形ビットシーケンスを表す前記バイナリデータから前記集合的に付加されたパリティビットを取り出すことと、
前記集合的に付加されたパリティビットが取り出されている第2の複合整形ビットシーケンスを出力することと、
前記第2の複合整形ビットシーケンスを単一のデマッチャ要素へ供給することと、
前記単一のデマッチャ要素によって、前記第2の複合整形ビットシーケンスから、前記光伝送路を介して受信された情報を表すバイナリデータを回復することと
を更に有する付記17に記載の方法。
(付記19)
前記第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を複数のマッピング要素の夫々へ供給することは、シンボルワイズのインターリービングを前記第1の複合整形ビットシーケンスに適用することを有する、
付記17に記載の方法。
(付記20)
前記方法は、
前記単一のマッチャ要素から前記第1の複合整形ビットシーケンスを受信することと、
ビットワイズのインターリービングを前記第1の複合整形ビットシーケンスに適用して、第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成することと
を更に有し、
前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、パリティビットを前記第2の複合整形ビットシーケンスに付加することを有する、
付記17に記載の方法。
101 光伝送ネットワーク
102 光トランスミッタ
106 光ファイバ
112 光レシーバ
300 ネットワーク管理システム
400 光伝送システム
402,602,902,1002,1102,1202,1302,1402 バイナリデータ
404,604,904,1004,1104,1204,1304,1404 分布マッチャ
406,606,906,1006,1106,1106,1306,1406 FEC符号器
418,626,926,1026,1126,1326,1426 FEC復号器
420,624,924,1024,1124,1324,1424 分布デマッチャ
600,900,1000,1100,1200,1300,1400 トランスミッタ部分
603,903,912,932,1003,1012,1032,1034,1103,1112,1132,1212,1312,1412 シリアル/パラレル変換器
605,905,1005,1105,1205 サブキャリアマルチプレクサ
607,907,1007,1107,1207 シンボルマッパ
608,908,1008,1108,1208 ナイキストフィルタリング要素
609,909,1009,1109,1209 周波数偏移要素
620,920,1020,1120,1320,1420 レシーバ部分
627,927,1027,1127,1327,1427 シンボルデマッパ
629,929,1029,1129,1329,1429 サブキャリアデマルチプレクサ
623,910,923,930,1010,1023,1030,1110,1123,1130,1330,1430 パラレル/シリアル変換器
622,922,1022,1122,1322,1422 回復されたデータ
1414 ビットワイズインターリーバ
1434 逆ビットワイズインターリーバ

Claims (20)

  1. 確率的整形及びシンボルレート最適化のための光トランスミッタであって、
    1つ以上のマッチャ要素であり、夫々が、
    当該マッチャ要素によって受信されたバイナリデータにおいて表されている複素平面における所与のM−QAM変調フォーマットのM−QAMコンスタレーションのシンボルへ、該シンボルの目標確率分布に応じて、各々の確率を割り当て、
    当該マッチャ要素によって受信された前記バイナリデータに対応する各々の整形されたビットシーケンスを出力する
    よう構成され、
    前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加し、前記各々の整形されたビットシーケンス及び前記集合的に付加されたパリティビットを表すデータを含む第1の複合整形ビットシーケンスを出力するよう構成される単一の系統的誤り訂正符号器と、
    前記第1の複合整形ビットシーケンスの受信された部分において表されている各シンボルについて各々のコードワードを生成するよう夫々構成される複数のマッピング要素と、
    前記第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を前記複数のマッピング要素の夫々へ供給するよう構成される第1のシリアル/パラレル変換器と、
    前記複数のマッピング要素によって生成された前記各々のコードワードを表すバイナリデータをサブキャリア多重化によって光伝送路上での伝送のために結合するよう構成されるマルチプレクサと
    を有する光トランスミッタ。
  2. マッピング要素の数は、シンボルレート最適化のために選択されるサブキャリアチャネルの数に等しく、前記光伝送路のための伝送媒体の特性及び前記伝送の目標到達範囲に依存する、
    請求項1に記載の光トランスミッタ。
  3. 前記1つ以上のマッチャ要素は、2つ以上のマッチャ要素を有し、
    前記光トランスミッタは、
    前記2つ以上のマッチャ要素によって出力された前記各々の整形されたビットシーケンスを結合して第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成し、前記第2の複合整形ビットシーケンスを表す前記バイナリデータを入力として前記単一の系統的誤り訂正符号器へ供給するよう構成される第1のパラレル/シリアル変換器を更に含む、
    請求項1に記載の光トランスミッタ。
  4. 前記光トランスミッタによって受信されたバイナリデータの各々の部分を並列なバイナリデータストリームにおいて前記2つ以上のマッチャ要素の夫々へ供給するよう構成される第2のシリアル/パラレル変換器と、
    前記並列なバイナリデータストリームの夫々から1つ以上のビットをタップし、該1つ以上のタップされたビットを前記第1のパラレル/シリアル変換器へ供給するよう夫々構成される複数のタップ要素と
    を更に有し、
    前記第1のパラレル/シリアル変換器は、前記複数のタップ要素の夫々から受信された前記1つ以上のタップされたビットを、前記2つ以上のマッチャ要素によって出力された前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的に付加されるべきプライマリビットとして前記単一の系統的誤り訂正符号器へ供給するよう更に構成される、
    請求項3に記載の光トランスミッタ。
  5. 前記光トランスミッタは、結合要素を更に有し、
    前記複数のタップ要素の夫々は、前記1つ以上のタップされたビットを前記結合要素へ供給するよう更に構成され、
    前記結合要素は、前記第1の複合整形ビットシーケンスを前記第1のシリアル/パラレル変換器へ入力として供給する前に、前記複数のタップ要素によって供給された前記タップされたビットを前記第1の複合整形ビットシーケンスに一体化させるよう構成される、
    請求項4に記載の光トランスミッタ。
  6. 前記光トランスミッタによって受信されたシリアルバイナリデータの各々の部分を並列なバイナリデータストリームにおいて前記2つ以上のマッチャ要素の夫々へ供給するよう構成される第2のシリアル/パラレル変換器と、
    前記シリアルバイナリデータを前記並列なバイナリデータストリームへ変換する前に、前記光トランスミッタによって受信された前記シリアルバイナリデータから1つ以上のビットをタップし、該1つ以上のタップされたビットを、前記2つ以上のマッチャ要素によって出力された前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的に付加されるべきプライマリビットとして前記単一の系統的誤り訂正符号器へ供給するよう構成されるタップ要素と
    を更に有する請求項3に記載の光トランスミッタ。
  7. 前記光トランスミッタは、結合要素を更に有し、
    前記タップ要素は、前記1つ以上のタップされたビットを前記結合要素へ供給するよう更に構成され、
    前記結合要素は、前記第1の複合整形ビットシーケンスを前記第1のシリアル/パラレル変換器へ入力として供給する前に、前記タップ要素によって供給された前記タップされたビットを前記第1の複合整形ビットシーケンスに一体化させるよう構成される、
    請求項6に記載の光トランスミッタ。
  8. 前記1つ以上のマッチャ要素は、単一のマッチャ要素を有する、
    請求項1に記載の光トランスミッタ。
  9. 前記単一の系統的誤り訂正符号器は、前記単一のマッチャ要素へ通信上結合され、前記単一のマッチャ要素によって受信された前記バイナリデータに対応する整形されたビットシーケンスを前記単一のマッチャ要素から受信するよう構成され、
    前記第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を前記複数のマッピング要素の夫々へ供給するために、前記第1のシリアル/パラレル変換器は、シンボルワイズのインターリービングを前記第1の複合整形ビットシーケンスに適用するよう構成される、
    請求項8に記載の光トランスミッタ。
  10. 前記単一のマッチャ要素から前記第1の複合整形ビットシーケンスを受信し、
    ビットワイズのインターリービングを前記第1の複合整形ビットシーケンスに適用して、第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成し、
    前記第2の複合整形ビットシーケンスを表す前記バイナリデータを入力として前記単一の系統的誤り訂正符号器へ供給する
    よう構成されるビットワイズインターリービング要素を更に有する、
    請求項8に記載の光トランスミッタ。
  11. 確率的整形及びシンボルレート最適化による光ネットワーク内の誤り訂正のための方法であって、
    光信号として送信されるべきバイナリデータを受信することと、
    1つ以上のマッチャ要素の夫々によって、当該マッチャ要素へ供給された前記受信されたバイナリデータの部分において表されている複素平面における所与のM−QAM変調フォーマットのM−QAMコンスタレーションのシンボルへ、該シンボルの目標確率分布に応じて、各々の確率を割り当てることと、
    前記1つ以上のマッチャ要素の夫々によって、当該マッチャ要素へ供給された前記受信されたバイナリデータの前記部分に対応する各々の整形されたビットシーケンスを出力することと、
    前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加して、前記各々の整形されたビットシーケンス及び前記集合的に付加されたパリティビットを表すデータを含む第1の複合整形ビットシーケンスを生成することと、
    前記第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を複数のマッピング要素の夫々へ供給し、各マッピング要素が、当該マッピング要素へ供給された前記第1の複合整形ビットシーケンスの前記各々の部分において表されている各シンボルについて各々のコードワードを生成することと、
    前記複数のマッピング要素によって生成された前記各々のコードワードを表すバイナリデータをサブキャリア多重化によって光伝送路上での伝送のために結合することと
    を有する方法。
  12. マッピング要素の数は、シンボルレート最適化のために選択されるサブキャリアチャネルの数に等しく、前記光伝送路のための伝送媒体の特性及び前記伝送の目標到達範囲に依存する、
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記1つ以上のマッチャ要素は、2つ以上のマッチャ要素を有し、
    前記方法は、前記2つ以上のマッチャ要素によって出力された前記各々の整形されたビットシーケンスを結合して第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成することを更に含み、
    前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、前記パリティビットを前記第2の複合整形ビットシーケンスに付加することを有する、
    請求項11に記載の方法。
  14. 前記光伝送路を介して、前記第1の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを受信することと、
    前記第1の複合整形ビットシーケンスを表す前記バイナリデータから前記集合的に付加されたパリティビットを取り出すことと、
    前記集合的に付加されたパリティビットが取り出されている第3の複合整形ビットシーケンスを出力することと、
    前記第3の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を2つ以上のデマッチャ要素の夫々へ供給することと、
    前記2つ以上のデマッチャ要素の夫々によって、前記第3の複合整形ビットシーケンスの前記各々の部分から、前記光伝送路を介して受信された情報を表すバイナリデータを回復することと
    を更に有する請求項13に記載の方法。
  15. 前記方法は、
    前記2つ以上のマッチャ要素の夫々へ、並列なバイナリデータストリームにおいて、伝送のために受信されたシリアルバイナリデータの各々の部分を供給することと、
    前記並列なバイナリデータストリームの夫々から1つ以上のビットをタップすることと
    を更に有し、
    前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、前記第2の複合整形ビットシーケンスに対して、前記複数のタップ要素の夫々から受信された前記1つ以上のタップされたビットを追加パリティビットとして付加することを更に有する、
    請求項13に記載の方法。
  16. 前記方法は、
    前記2つ以上のマッチャ要素の夫々へ、並列なバイナリデータストリームにおいて、伝送のために受信されたシリアルバイナリデータの各々の部分を供給することと、
    前記シリアルバイナリデータを前記並列なバイナリデータストリームに変換する前に、前記受信されたシリアルバイナリデータから1つ以上のビットをタップすることと
    を更に有し、
    前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、前記第2の複合整形ビットシーケンスに対して、前記受信されたシリアルバイナリデータからの前記1つ以上のタップされたビットを追加パリティビットとして付加することを更に有する、
    請求項13に記載の方法。
  17. 前記1つ以上のマッチャ要素は、単一のマッチャ要素を有する、
    請求項11に記載の方法。
  18. 前記光伝送路を介して、前記第1の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを受信することと、
    前記第1の複合整形ビットシーケンスを表す前記バイナリデータから前記集合的に付加されたパリティビットを取り出すことと、
    前記集合的に付加されたパリティビットが取り出されている第2の複合整形ビットシーケンスを出力することと、
    前記第2の複合整形ビットシーケンスを単一のデマッチャ要素へ供給することと、
    前記単一のデマッチャ要素によって、前記第2の複合整形ビットシーケンスから、前記光伝送路を介して受信された情報を表すバイナリデータを回復することと
    を更に有する請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1の複合整形ビットシーケンスの各々の部分を複数のマッピング要素の夫々へ供給することは、シンボルワイズのインターリービングを前記第1の複合整形ビットシーケンスに適用することを有する、
    請求項17に記載の方法。
  20. 前記方法は、
    前記単一のマッチャ要素から前記第1の複合整形ビットシーケンスを受信することと、
    ビットワイズのインターリービングを前記第1の複合整形ビットシーケンスに適用して、第2の複合整形ビットシーケンスを表すバイナリデータを生成することと
    を更に有し、
    前記各々の整形されたビットシーケンスにわたって集合的にパリティビットを前記各々の整形されたビットシーケンスに付加することは、パリティビットを前記第2の複合整形ビットシーケンスに付加することを有する、
    請求項17に記載の方法。
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