JP2021141308A - クリーニング方法およびプラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマ処理装置のクリーニングの効率を高めることができる。【解決手段】基板を載置する第1載置部およびエッジリングを載置する第2載置部を有する基板支持部を含むプラズマ処理チャンバ内でエッジリングと基板支持部とをクリーニングするクリーニング方法は、工程a)と工程b)とを含む。工程a)では、基板支持部上に載置されたエッジリングを、当該基板支持部と離間する第1位置に移動する。工程b)では、プラズマ処理チャンバにクリーニングガスを供給しつつ基板支持部に電力を供給して、第1位置にあるエッジリングと基板支持部との間の間隙に局所プラズマを生成し、これによって、エッジリングおよび基板支持部をクリーニングする。【選択図】図3

Description

以下の開示は、クリーニング方法およびプラズマ処理装置に関する。
プラズマ処理装置において、フォーカスリング(以下、エッジリングとも呼ぶ。)と呼ばれる消耗部品が使用される。フォーカスリングはたとえば、内側フォーカスリングと外側フォーカスリングとからなる2分割フォーカスリングとして構成される。基板処理によって内側フォーカスリングと外側フォーカスリングとの間に堆積物が付着するため、かかる堆積物を除去するための技術が提案されている(特許文献1)。
また、処理室を大気開放せずに、搬送装置によってフォーカスリングを交換する方法が提案されている(特許文献2)。この方法によれば、フォーカスリングを搬出する際、処理室内の堆積物が巻き上がることを抑制するために、堆積物を処理ガスのプラズマ等により除去するクリーニングが実行される。また、フォーカスリング搬出後に、フォーカスリングが載置されていた面をクリーニング処理することが提案されている。
特開2012−146742号公報 特開2018−10992号公報
本開示は、プラズマ処理装置のクリーニングの効率を高めることができる技術を提供する。
本開示の一態様によるクリーニング方法は、基板を載置する第1載置部およびエッジリングを載置する第2載置部を有する基板支持部を含むプラズマ処理チャンバ内でエッジリングと基板支持部とをクリーニングするクリーニング方法である。当該クリーニング方法は、工程a)と工程b)とを含む。工程a)は、基板支持部上に載置されたエッジリングを、当該基板支持部と離間する第1位置に移動する。工程b)は、プラズマ処理チャンバにクリーニングガスを供給しつつ基板支持部に電力を供給して、第1位置にあるエッジリングと基板支持部との間の間隙に局所プラズマを生成し、これによって、エッジリングおよび基板支持部をクリーニングする。
本開示によれば、プラズマ処理装置のクリーニングの効率を高めることができる。
図1は、実施形態に係る搬送システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るプラズマ処理システムの構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るクリーニング方法の流れの一例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態に係るクリーニング方法を実行しているときのエッジリングと基板支持部との位置関係を説明するための図である。 図5Aは、変形例1に係るプラズマ処理装置の構成の一例を示す図である。 図5Bは、変形例1に係るプラズマ処理装置を用いてクリーニングを実行する際の各部の位置関係について説明するための図である。 図6Aは、変形例2に係るプラズマ処理装置の構成の一例を示す図である。 図6Bは、変形例2に係るプラズマ処理装置を用いてクリーニングを実行する際の各部の位置関係について説明するための図である。 図7Aは、変形例3に係るプラズマ処理装置の構成の一例を示す図である。 図7Bは、変形例3に係るプラズマ処理装置を用いてクリーニングを実行する際の各部の位置関係について説明するための図である。 図8は、変形例4に係るプラズマ処理装置の構成の一例を示す図である。 図9は、変形例5に係るプラズマ処理装置の構成の一例を示す図である。 図10は、変形例6に係るプラズマ処理装置の構成の一例を示す図である。
以下に、開示する実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態は限定的なものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。なお、各図面において同一または相当の部分に対しては同一の符号を付する。
上記のように、プラズマ処理装置内に堆積する堆積物を、プラズマを用いたクリーニングで除去する手法が知られている。しかし、プラズマ処理の条件によっては、チャンバ内に配置された部品の間の微細な隙間にも堆積物が付着する。たとえば、エッジリングと載置台の間の隙間や、載置台上に形成された凹部等にも堆積物が付着する場合がある。微細な隙間に付着した堆積物を除去するためのクリーニングには長い時間がかかる。たとえば微細な深穴加工のためのエッチング処理後に実行するクリーニングの時間は、長い場合はエッチングの処理時間と同等、短くてもエッチングの処理時間の3分の1程度になりうる。このため、クリーニングによってプラズマ処理のスループットが低下する。
また、載置台の表面がプラズマ空間に露出した状態でクリーニングを行うと、載置台表面がダメージを受ける。このため、たとえば特許文献2ではダミーウエハを静電チャック上に載置してクリーニングを行うことが提案されている。しかし、作業員によるダミーウエハの搬入は時間を要するため、やはりスループットが低下する。
このため、効率的にプラズマ処理装置をクリーニングできる方法が望まれる。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る搬送システム1000の構成の一例を示す図である。図1は、搬送システム1000の上面図である。搬送システム1000は、収納容器FP、大気搬送室ATM、ロードロックモジュールLLM、真空搬送室VTM、処理装置PMを備える。大気搬送室ATM内には、第1の搬送装置TM1が配置される。真空搬送室VTM内には、第2の搬送装置TM2が配置される。なお、図1には、3つの収納容器FP1〜FP3、6つの処理装置PM1〜PM6、2つのロードロックモジュールLLM1〜LLM2を示す。ただし、各部の数は図示する数に限定されず、図示する数より少なくても多くてもよい。また、各部を特に区別する必要がないときは収納容器、処理装置、ロードロックモジュールはそれぞれ集合的にFP,PM,LLMと表示する。
第1の搬送装置TM1は、収納容器FPに収納された基板WまたはエッジリングERを収納容器FPから搬出し、ロードロックモジュールLLMに搬入する。第2の搬送装置TM2は、ロードロックモジュールLLMから基板WまたはエッジリングERを搬出し、プラズマ処理が実行される処理装置PM内に搬入する。また、プラズマ処理の完了後、第2の搬送装置TM2は、処理装置PMから基板WまたはエッジリングERを搬出し、次に処理が実行される処理装置PM、またはロードロックモジュールLLMに搬送する。真空搬送室VTMからロードロックモジュールLLMに搬入された基板WまたはエッジリングERは、第1の搬送装置TM1により、ロードロックモジュールLLMから大気搬送室ATM内へ搬送され、再び収納容器FP内に戻される。なお、図1には示していないが、エッジリングERを収納した収納容器FPを真空搬送室VTMに直接接続してもよい。この場合、エッジリングERの交換時期になると、第2の搬送装置TM2は、交換対象の使用済みエッジリングERを処理装置PMから搬出して収納容器FPに収納する。また、第2の搬送装置TM2は、収納容器FPから未使用のエッジリングERを取り出し、処理装置PMに搬送する。
なお、大気搬送室ATMは大気雰囲気に維持される。ロードロックモジュールLLMは、排気装置と、大気搬送室ATMおよび真空搬送室VTMの各々と接続する複数の開口部と、各開口部を開閉自在に覆うゲートバルブと、を備える。ロードロックモジュールLLMは、真空搬送室VTMと連通する前に排気装置により減圧雰囲気に減圧される。真空搬送室VTMおよび処理装置PMは同様に、排気装置を備える。また、真空搬送室VTMと各処理装置PMとの間には、開口部および当該開口部を開閉自在に覆うゲートバルブが設けられる。
かかる構成を備えることにより、搬送システム1000は、基板WおよびエッジリングERを人手によらず、プラズマ処理が実行される処理装置PMと収納容器FPとの間で搬送することができる。搬送システム1000の構成の詳細は特に限定されず、たとえば、上記特許文献2に記載の構成とすることができる。
(実施形態)
図2は、実施形態に係るプラズマ処理システム1の構成の一例を示す図である。一実施形態において、プラズマ処理システム1は、プラズマ処理装置1a及び制御部1bを含む。プラズマ処理装置1aは、図1に示す処理装置PMに相当する。図1に示す処理装置PM1〜PM6全てが図2のプラズマ処理装置1aと同様に構成されてもよく、処理装置PM1〜PM6の一部が図2のプラズマ処理装置1aと同様に構成されてもよい。また、制御部1bは、処理装置PM一つに一つずつ設けられてもよい。別の例では、処理装置PM6つ全てに共通の制御部を設けて複数の処理装置PMが統括的に制御されるものとしてもよい。また、処理装置PM一つに一つずつ設けられた複数の制御部1bを統合的に制御する上位の制御部を設けてもよい。
プラズマ処理装置1aは、チャンバ10、ガス供給部20、高周波(Radio Frequency:RF)電力供給部(RF電源)30、排気システム40および昇降装置50を含む。また、プラズマ処理装置1aは、基板支持部(載置台)11及び上部電極シャワーヘッド12を含む。基板支持部11は、チャンバ10内のプラズマ処理空間10sの下部領域に配置される。上部電極シャワーヘッド12は、基板支持部11の上方に配置され、チャンバ10の天部(ceiling)の一部として機能し得る。
基板支持部11は、プラズマ処理空間10sにおいて基板Wを支持するように構成される。基板支持部11は、第1載置部と、第2載置部とを有する。一実施形態において、基板支持部11は、下部電極111、静電チャック112、及びエッジリング113(図1のエッジリングERに相当)を含む。静電チャック112は、下部電極111上に配置され、静電チャック112の上面で基板Wを支持するように構成される。静電チャック112には電極112a(第1電極、図4参照)が配置される。エッジリング113は、下部電極111の周縁部上面において基板Wを囲むように配置される。また、図示は省略するが、一実施形態において、基板支持部11は、静電チャック112及び基板Wのうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、流路、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。流路には、冷媒、伝熱ガスのような温調流体が流れる。
基板支持部11の上面は、基板Wが載置される第1載置面11aと、エッジリング113が載置される第2載置面11bとに分かれている。第1載置面11aは、基板支持部11の中央に位置する、基板Wよりわずかに小径の円形面として構成される。第2載置面11bは、第1載置面11aの外周を囲み、第1載置面11aよりも下方すなわちチャンバ10の底面側に位置する。例えば、第1載置部の上面が第1載置面11aに対応し、第2載置部の上面が第2載置面11bに対応する。すなわち、第1載置部は基板Wを載置し、第2載置部はエッジリング113を載置する。
上部電極シャワーヘッド12は、ガス供給部20からの1又はそれ以上の処理ガスをプラズマ処理空間10sに供給するように構成される。一実施形態において、上部電極シャワーヘッド12は、ガス入口12a、ガス拡散室12b、及び複数のガス出口12cを有する。ガス入口12aは、ガス供給部20及びガス拡散室12bと流体連通している。複数のガス出口12cは、ガス拡散室12b及びプラズマ処理空間10sと流体連通している。一実施形態において、上部電極シャワーヘッド12は、1又はそれ以上の処理ガスをガス入口12aからガス拡散室12b及び複数のガス出口12cを介してプラズマ処理空間10sに供給するように構成される。
ガス供給部20は、1又はそれ以上のガスソース21及び1又はそれ以上の流量制御器22を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部20は、1又はそれ以上の処理ガスを、それぞれに対応のガスソース21からそれぞれに対応の流量制御器22を介してガス入口12aに供給するように構成される。各流量制御器22は、例えばマスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給部20は、1又はそれ以上の処理ガスの流量を変調又はパルス化する1又はそれ以上の流量変調デバイスを含んでもよい。
RF電力供給部30は、RF電力、例えば1又はそれ以上のRF信号を、下部電極111、上部電極シャワーヘッド12、又は、下部電極111及び上部電極シャワーヘッド12の双方のような1又はそれ以上の電極に供給するように構成される。図1の例では、RF電力供給部30は、下部電極111にRF信号を供給する構成を示す。これにより、プラズマ処理空間10sに供給された1又はそれ以上の処理ガスからプラズマが生成される。一実施形態において、RF電力供給部30は、2つのRF生成部31a,31b及び2つの整合回路32a,32bを含む。なお、整合回路32a,32bに加えて、フィルタを配置してもよい。
一実施形態において、RF電力供給部30は、第1のRF信号をRF生成部31aから整合回路32aを介して下部電極111に供給するように構成される。例えば、第1のRF信号は、27MHz〜100MHzの範囲内の周波数を有してもよい。
また、一実施形態において、RF電力供給部30は、第2のRF信号をRF生成部31bから整合回路32bを介して下部電極111に供給するように構成される。例えば、第2のRF信号は、200kHz〜13.56MHzの範囲内の周波数を有してもよい。
基板Wのプラズマ処理中、たとえばRF生成部31aは、比較的高い周波数たとえば60MHzのプラズマ生成用の高周波電力を下部電極111に印加してもよい。他方、RF生成部31bは、比較的低い周波数たとえば2MHzのイオン引き込み用の高周波電力を下部電極111に印加してもよい。
RF生成部31aに代えて、DC(Direct Current)パルス生成部を用いてもよい。なお、図2の例では、RF信号(またはDCパルス)は、下部電極111に供給される構成とするが、下部電極111に代えて、静電チャック112内に配置される電極(以下、第1電極とも呼ぶ。)に供給される構成としてもよい。かかる構成については変形例として後述する。なお、DC電圧は上部電極シャワーヘッド12に印加されてもよい。
排気システム40は、例えばチャンバ10の底部に設けられた排気口10eに接続され得る。排気システム40は、圧力弁及び真空ポンプを含んでもよい。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、粗引きポンプ又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
チャンバ10の側壁には、開閉自在なゲートバルブG1を有する開口部13が形成されている。開口部13はたとえば、図1に示す真空搬送室VTMに連通する。真空搬送室VTM内の空間とチャンバ10内のプラズマ処理空間10sとは、ゲートバルブG1により遮断される。基板Wおよびエッジリング113は、上述の搬送システム1000が備える第2の搬送装置TM2により、開口部13を介して真空搬送室VTMとチャンバ10との間を搬送される。
昇降装置50は、第1リフタピン51a、第1アクチュエータ52a、第2リフタピン51b、第2アクチュエータ52bを備える。第1リフタピン51aは、第1貫通孔11c内に配置される。第1貫通孔11cは、基板支持部11内を上下方向に延び、第1載置面11aで開口する。第1リフタピン51aは、第1アクチュエータ52aにより上下方向に運動する。第1載置面11a上に載置される基板Wは、第1リフタピン51aの上昇に伴い、第1載置面11aから持ち上げられる。第2搬送装置TM2が備えるアーム等の把持部が、ゲートバルブG1を介してチャンバ10内に入り、第1リフタピン51aにより持ち上げられた基板Wを受け取り、チャンバ10外に搬出する。基板Wをチャンバ10内に搬入する時は、各部は搬出時とは逆の順序で動作する。なお、図2には、1つの第1リフタピン51aおよび第1貫通孔11cを示すが、第1リフタピン51aおよび第1貫通孔11cの数は特に限定されない。第1リフタピン51aおよび第1貫通孔11cは、持ち上げたときの基板Wが安定する数だけ設ければよい。
第2リフタピン51bは、第2貫通孔11d内に配置される。一実施形態において、第2貫通孔11dは、基板支持部11内を上下方向に延び、第2載置面11bで開口する。第2リフタピン51bは、第2アクチュエータ52bにより上下方向に運動する。さらに、水平面に数mmだけ動かす機能を有してもよい。また、エッジリングと基板支持部との間の隙間の堆積量が均一ではない場合、堆積量が多い箇所に対して優先的にプラズマを発生させるように基板支持部11に対してエッジリングを偏芯させてもよい。第2載置面11b上に載置されるエッジリング113は、第2リフタピン51bの上昇に伴い、第2載置面11bから持ち上げられる。エッジリング113は、基板Wと同様に、第2搬送装置TM2によりチャンバ10から搬出され、また、チャンバ10内に搬入されることができる。第2リフタピン51bおよび第2貫通孔11dの数も特に限定されず、持ち上げたときのエッジリング113が安定する数が設けられればよい。
なお、図2の例では、第1、第2アクチュエータ52a,52bによって第1、第2リフタピン51a,51bを昇降させるものとするが、第1,第2リフタピン51a,51bを昇降させるための機構は特に限定されない。また、複数の第1リフタピン51aに共通の昇降機構を一つ設けてもよく、同様に複数の第2リフタピン51bに共通の昇降機構を一つ設けてもよい。また、リフタピン毎に昇降機構を設けてもよい。
一実施形態において、制御部1bは、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理装置1aに実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部1bは、ここで述べられる種々の工程を実行するようにプラズマ処理装置1aの各要素を制御するように構成され得る。一実施形態において、制御部1bの一部又は全てがプラズマ処理装置1aに含まれてもよい。制御部1bは、例えばコンピュータ61を含んでもよい。コンピュータ61は、例えば、処理部(CPU:Central Processing Unit)611、記憶部612、及び通信インターフェース613を含んでもよい。処理部611は、記憶部612に格納されたプログラムに基づいて種々の制御動作を行うように構成され得る。記憶部612は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェース613は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理装置1aとの間で通信してもよい。また、制御部1bは、図1に示す搬送システム1000が備える複数の処理装置PM1〜PM6を統合的に制御する処理部(CPU等)として構成してもよい。また、搬送システム1000全体の動作を、制御部1bが制御するものとしてもよい。また、各処理装置PMを制御する制御部1bの上位装置として別の制御装置を設けて各部を統合的に制御してもよい。たとえば、第1の搬送装置TM1および第2の搬送装置TM2による基板WおよびエッジリングER(113)の搬送経路および搬送タイミングは、制御部1bまたはその上位装置が制御してもよい。
(クリーニング処理の流れの一例)
図3は、実施形態に係るクリーニング方法の流れの一例を示すフローチャートである。図3に示す各処理はたとえば、記憶部612に記憶されるレシピに基づき、制御部1bの制御によって実行される。
まず、制御部1bは、クリーニングを実行するタイミングが到来したか否かを判定する(ステップS31)。到来していないと判定した場合(ステップS31、No)、制御部1bは、ステップS31を繰り返す。到来したと判定した場合(ステップS31、Yes)、制御部1bは、基板支持部11上のエッジリング113を、当該基板支持部11と離間する第1位置に移動するようプラズマ処理装置1aおよび搬送システム1000の各部を制御する(ステップS32)。
第1位置とは、エッジリング113と第2載置面11bとの間の距離が数ミリメートルから約20ミリメートル、好ましくは約2ミリメートルから約10ミリメートルとなる位置を指す。一実施形態において、第1位置にあるエッジリング113と基板支持部11との間の間隙の距離は、1ミリメートルから20ミリメートルの範囲にある。
エッジリング113が第1位置に配置されると、つぎに、制御部1bは、エッジリング113と基板支持部11との間に局所的にプラズマを生成させる(ステップS33)。
まず、制御部1bは、エッジリング113を第1位置に保持したまま、ガス供給部20に、チャンバ10内にクリーニング用のガスを供給させる。供給するガスは、プラズマ処理によるクリーニング処理、すなわち、チャンバ10内に付着した堆積物の除去に適したガスである。供給するガスはたとえば、酸素(O)、フッ素(F)、窒素(N)、水素(H)のいずれかを含有するガスであってよい。供給するガスはたとえば、NH、NF、CFなどであってよい。従って、クリーニングガスは、酸素含有ガス、NHガス、NFガス、CFガス及びこれらの組み合わせからなるグループから選択されるガスを含む。
そして、制御部1bは、チャンバ10内の圧力を調整する。チャンバ10内の圧力は基板Wのプラズマ処理(たとえばエッチング)時よりも高い圧力に調整される。たとえば、チャンバ10内の圧力は、約10mTorr以上、好ましくは約10mTorr〜約200Torr、さらに好ましくは約500mTorr〜約100Torrに調整される。
そして、制御部1bは、RF電力供給部30に基板支持部11へRF電力(RF信号)を供給させる。このとき、RF生成部31aから第1のRF信号(すなわちプラズマ生成用の比較的高い周波数の電力)を基板支持部11に供給する。また、RF生成部31bから基板支持部11へ第2のRF信号(すなわちイオン引き込み用の比較的低い周波数の電力)を供給してもよい。なお、プラズマ処理装置1aは、RF電力供給部30に加えて又はその代わりに、基板支持部11へDCパルス電力(DCパルス信号)を供給するように構成されたDC電力供給部(DC電源)を含んでもよい。従って、プラズマ処理装置1aは、基板支持部11に電力を供給するように構成された電源を備える。電源は、RF電源であってもよく、DC電源であってもよい。そして、実施形態に係るクリーニング方法は、チャンバ10内にクリーニングガスを供給しつつ基板支持部11に電力を供給して、第1位置にあるエッジリング113と基板支持部11との間の間隙に局所プラズマを生成する工程を有する。これによって、エッジリング113の下面および基板支持部11の第2載置面11bがクリーニングされる。供給される電力は、RF電力又はパルス電力である。パルス電力は、RFパルス電力又はDCパルス電力である。また、電力は、下部電極111、後述する第1電極、および後述する第2電極のうちの少なくとも一つに供給される。
次に、制御部1bはクリーニングが完了したか否かを判定する(ステップS34)。たとえば、制御部1bは、予め設定した長さの時間が経過したとき、クリーニングが完了したと判定する。また、クリーニングが完了したか否かを別途、センサ等を用いて判定してもよい。制御部1bは、クリーニングが完了していないと判定したとき(ステップS34、No)は、ステップS33に戻り処理を継続する。他方、クリーニングが完了したと判定したとき(ステップS34、Yes)は、制御部1bは、プラズマの生成を停止し、プラズマ処理装置1a各部をクリーニング実行前の状態に復帰させる(ステップS35)。これでクリーニングの処理が終了する。
図4は、実施形態に係るクリーニング方法を実行しているときのエッジリング113と基板支持部11との位置関係を説明するための図である。図4中、エッジリング113は、第2載置面11bから持ち上げられて第1位置に保持されている。このため、第2載置面11bとエッジリング113との間に略閉鎖空間が形成されている。この状態で、下部電極111に高周波電力を供給すると、空間の広がりが少ない第2載置面11b上エッジリング113下と、空間の広がりが大きい第1載置面11a上とではプラズマ密度が異なる。そして、プラズマ密度が高い位置において堆積物を集中的に除去することができる。図4の例では、エッジリング113の下面、第1載置面11aと第2載置面11bの間の段差部分、および第2載置面11b上に付着している堆積物を集中的に除去することができる。なお、チャンバ10内の圧力を比較的高圧、たとえば、10mTorr以上に設定することで、第2載置面11bとエッジリング113との間の略閉鎖空間内においてプラズマが広がることを防ぎプラズマ密度を高く維持することができる。また、第1載置面11a上に形成されるプラズマの密度は第2載置面11b上のプラズマ密度と比べて低いため、プラズマ処理空間10sに露出する第1載置面11aへのダメージを抑制できる。なお、図4の例では、局所的プラズマ生成のための高周波電力は、下部電極111に供給される。静電チャック112内の電極112a(第1電極)にはRF電力供給部30とは別に設けた電源から電力が供給される。
(エッジリング以外の治具の使用)
上記実施形態では、エッジリング113を第1位置に配置してクリーニングを実行するものとした。これに代えて、たとえば、エッジリング113と同様の形状の治具を第1位置に配置してクリーニングを実行してもよい。たとえば、エッジリング113を交換する際に、古いエッジリング113の搬出後新しいエッジリング113の搬入前に治具をチャンバ10内に搬入して第2載置面11bを集中的にクリーニングしてもよい。このようにすれば、エッジリング113に付着している堆積物を考慮せずに、集中的に基板支持部11側をクリーニングすることができる。
また、第1載置面11aへのクリーニングによるダメージを抑制するため、第1載置面11a上にダミーウエハを配置してからクリーニングを実行してもよい。エッジリング113内径は、通常の製品ウエハの外径よりも小径である。このため、製品ウエハが第1載置面11a上に配置されている状態で第2リフタピン51bにより自動的にエッジリング113を持ち上げることはできない。そこで、クリーニング用のダミーウエハの外径はエッジリング113の内径よりも小径に構成する。ダミーウエハの外径を製品ウエハより小径にすることで、ダミーウエハを基板支持部11上に配置したままエッジリング113を自動的に昇降させることができる。
クリーニングにダミーウエハを使用する場合は、まず、製品ウエハをチャンバ10外に搬出する。そして、ダミーウエハを製品ウエハの搬入時と同様の手順でチャンバ10内に搬入する。その後、図3に示す手順でクリーニングを実行する。
(クリーニング実行タイミングの判定)
ステップS31におけるクリーニング実行タイミングの判定は、たとえば、下記のいずれか1つが満たされたときに行ってよい。
(1)予め定めた回数のエッチングが終了したか否か。
(2)予め定めた枚数の基板Wのエッチングが終了したか否か。
(3)エッチングの累積実行時間が予め定めた長さに達したか否か。
(4)堆積物分布情報622に基づき算出される堆積物の量が閾値以上か否か。
(5)基板(ウエハ)又はエッジリングの静電吸着動作が正常か否か。
また、上記に加えて、以下の判定に基づいてクリーニング実行タイミングの判定を行ってもよい。
(1)エッチングが終了した基板Wのチャンバ10外への搬出が完了したか否か
(2)エッチングが終了した基板Wが、エッジリング113を第1位置まで持ち上げるときに干渉しない位置まで搬出されたか否か
(3)基板支持部11上へのダミーウエハの載置が完了したか否か
(4)第2載置面11b上へのクリーニング用の治具の載置が完了したか否か
上記(2)に基づきクリーニング実行タイミングを判定すれば、クリーニングの開始タイミングを早めることができ、クリーニングの処理効率をさらに向上させることができる。
(クリーニングガスの導入位置)
上記実施形態においては、クリーニングに用いるガスは、ガス供給部20によりチャンバ10内に供給するものとした。これに代えて、たとえば、第2載置面11bに設けられた第2貫通孔11dからチャンバ10内にクリーニング用のガスを供給できるようにしてもよい。この場合は、ガス供給部20から基板支持部11に延びるガス供給路を追加で設けて、第2貫通孔11dと連通させてもよい。従って、クリーニングガスは、基板支持部11の第2載置部からエッジリング113と第2載置部との間の間隙に供給される。エッチング中に第2貫通孔11d内に堆積物が付着する場合には、かかる構成により効率的に堆積物を除去することができる。
(電圧印加の態様)
上記実施形態では、下部電極111に高周波電力を供給してプラズマを生成するものとした。しかし、エッジリング113と第2載置面11bに堆積する堆積物を集中的に除去する場合、第2載置面11b近傍に高周波電力を供給しプラズマを生成できれば、さらに便宜である。そこで、電圧印加の態様を変えた変形例1〜6を以下に説明する。
(変形例1)
図5Aは、変形例1に係るプラズマ処理装置1Aの構成の一例を示す図である。図5Aは、図4に示すプラズマ処理装置1aと略同様であるが、RF電力供給部30からの電圧の印加先が異なる。図5Aに示すプラズマ処理装置1Aが備える静電チャック112は、第1電極を備える。すなわち、基板支持部11は、基板を載置する第1載置部を有し、第1載置部は、第1電極を含む。第1電極は、電極112a(吸着用)と、電極112b(バイアス印加用)と、を含む。そして、RF生成部31bで生成される高周波電力(バイアス用)は、電極112bに印加される。RF生成部31bは、第1電源の一例である。また、プラズマ処理装置1Aは、エッジリングを吸着するための第2静電チャック112Aを備える。第2静電チャック112Aは、第2電極を備える。すなわち、基板支持部11は、エッジリング113を載置する第2載置部を有し、第2載置部は、第2電極を含む。第2電極は、1以上の電極112c(吸着用)と、電極112d(バイアス印加用)と、を含む。プラズマ処理装置1Aはさらに、第2電力供給部35を備える。第2電力供給部35は、RF生成部35aと、直流電力供給部35b,35cと、を備える。RF生成部35aは、第2電源の一例である。第2電力供給部35は、RF電力供給部30と独立して、第2静電チャック112Aに電力供給できるように構成される。図5Aの例では、2つの電極112cが双極電極を構成する。2つの電極112cに電位差を生じさせるように直流電圧(Hv−a,Hv−b)を印加することで、エッジリング113を吸着する。
エッチング時は、RF生成部31aからRF信号(RFHF)を下部電極111に供給しプラズマを生成する。また、RF生成部31bからRF信号(RF)を電極112bに供給しバイアスを生成する。また、図示しない電源から電極112aに直流電力(DC電力)を供給して、基板Wを静電チャック112に静電吸着する。エッチング中、第2電力供給部35は、直流電力供給部35b,35cから電極112cに直流電圧(Hv−a,Hv−b)を供給し2つの電極112cに電位差を生じさせ、エッジリング113を第2載置面11bに吸着させる。また、RF生成部35aからバイアス用のRF信号(RFER)が電極112dに供給されてもよい。エッチング中、処理対象である基板Wおよびエッジリング113はそれぞれ、対応する静電チャックにより基板支持部11に吸着される。また、載置面近傍にバイアス用の電力が供給される。なお、エッチング時は、2つの電極112cへの印加電圧を同一にしてもよい。たとえば、2つの電極112cへの印加電圧をいずれも、基板Wを静電吸着する時に印加される極性と同じ極性(たとえば正極性)にしてもよい。
図5Bは、変形例1に係るプラズマ処理装置1Aを用いてクリーニングを実行する際の各部の位置関係について説明するための図である。
クリーニング時には、直流電力供給部35b,35cからの直流電力供給もオフにする。エッジリング113は第2載置面11bから第1位置に持ち上げられる。そして、基板支持部11にプラズマ生成のための電圧が印加される。変形例1では、クリーニング時は、RF生成部31a,31bからはRF信号を供給しない。他方、RF生成部35aから電極112dにRF信号が供給される。これにより、エッジリング113と第2載置面11bとの間の空間に局所的にプラズマが生成される。なお、RF生成部31aからの電力が主にエッジリングに供給されてもよい。
なお、第2静電チャック112Aの電極112cは、単極電極としてもよい。そして、単極電極に直流電圧を印加してエッジリング113を基板支持部11に吸着してもよい。
なお、図5A,図5Bの例では、基板用の静電チャックとエッジリング用の静電チャックとを別々に設けた。これに限定されず、一つの誘電体の中に、基板用の電極と、エッジリング用の電極と、それぞれの載置位置に対応づけて配置してもよい。また、図5A,図5Bの例では、第1載置面11aへの電力供給と第2載置面11bへの電力供給を異なる電力供給部から行った。これに限らず、第1載置面11a、第2載置面11b近傍への電力供給は共通の電力供給部からおこなってもよい(図9,図10参照)。また、エッジリング113と第2載置面11bとの間には伝熱シート等を配置してもよい。
(変形例2)
図6Aは、変形例2に係るプラズマ処理装置1Bの構成の一例を示す図である。プラズマ処理装置1Bは、図4に示すプラズマ処理装置1aと同様、RF電力供給部30から下部電極111にRF信号が供給される。静電チャック112内に電極112aが配置される。また、プラズマ処理装置1Bは、第2載置面11b下に第2静電チャック112Aが配置される。第2静電チャック112A内には電極112c(第2電極)が配置される。電極112cは、図5Aに示すものと同様である。ただし、図5Aのプラズマ処理装置1Aとは異なり、プラズマ処理装置1Bは、電極112dを有しない。また、RF生成部35aと電極112cとの間に遮断素子35d,35eが配置される。
変形例2においては、エッチング時は、RF生成部31a,31bから下部電極111にRF信号が供給される。また、図示しない電源からの直流電力が電極112a(第1電極、吸着用)に供給される。また、第2静電チャック112Aの電極112cには直流電力供給部35b,35cから吸着用の直流電力が供給される。
図6Bは、変形例2に係るプラズマ処理装置1Bを用いてクリーニングする際の各部の位置関係について説明するための図である。クリーニング時には、直流電力供給部35b,35cからの電力供給はオフする。そして、エッジリング113を第1位置に持ち上げる。そして、電極112cにRF生成部35aからRF信号を供給し、エッジリング113と第2載置面11bとの間に局所的にプラズマを生成する。なお、遮断素子(フィルタ)35d,35eはたとえば、ブロッキングコンデンサであり、直流電力供給部35b,35cから電極112cに供給された電流がRF生成部35aに流れることを防止する。
(変形例3)
図7Aは、変形例3に係るプラズマ処理装置1Cの構成の一例を示す図である。プラズマ処理装置1Cは、プラズマ処理装置1A,1Bと異なり、第2載置面11b下に、電極112c(吸着用)を有せず、電極112d(バイアス印加用)のみを有する。基板W側の構成は変形例1と同様である。
図7Bは、変形例3に係るプラズマ処理装置1Cを用いてクリーニングする際の各部の位置関係について説明するための図である。クリーニングを行うときは、まず、第2リフタピン51bにより、エッジリング113を第1位置まで上昇させる。そして、RF生成部35aから電極112dにRF信号を供給する。これによって、エッジリング113と第2載置面11bとの間に局所的にプラズマを生成する。生成したプラズマによりクリーニングする。下部電極111にRF信号が供給される場合は基板W上にもプラズマが発生しやすくなる。そのため、エッジリング113の高さとチャンバ10内の圧力とを選択することで、エッジリング113と基板支持部11との間の隙間に重点的にプラズマを発生させることが可能となる。
(変形例4)
図8は、変形例4にかかるプラズマ処理装置1Dの構成の一例を示す図である。プラズマ処理装置1Dは、第2載置面11b下に第2静電チャック112Aを備える。第2静電チャック112A内には、電極112c(第2電極、吸着用)が配置される。また、プラズマ処理装置1Dは、第2静電チャック112Aの外周側に誘電体リング112Bを備える。誘電体リング112Bはたとえば石英で形成され、下部電極111の周囲を囲むリング形状である。誘電体リング112B内には、電極112d(第2電極、バイアス印加用)が配置される。電極112cは、直流電力供給部35b,35cから直流電力が供給される。電極112dには、RF生成部35aからRF信号が供給される。なお、誘電体リング112Bには、第2貫通孔11dが貫通しており、第2貫通孔11dを介して第2リフタピン51bがエッジリング113を昇降できる構成である。基板W側の構成は図4のプラズマ処理装置1aと同様である。
エッチング時は、RF生成部31a,31bから下部電極111にRF信号が供給され、かつ、RF生成部35aから電極112dにRF信号が供給される。また、電極112aに図示しない電源から直流電力が供給されるとともに、電極112cに直流電力供給部35b,35cから供給される直流電力によりエッジリング113が第2載置面11bに吸着される。クリーニング時は、電極112cへの電力供給をオフにし、第2リフタピン51bでエッジリング113を第1位置まで上昇させる。そして、電極112dにRF信号を印加して局所的にプラズマを生成する。これにより他の変形例と同様にエッジリング113の下面と第2載置面11bとの間に局所プラズマを生成する。生成されたプラズマによりクリーニングする。
(変形例5)
図9は、変形例5に係るプラズマ処理装置1Eの構成の一例を示す図である。プラズマ処理装置1Eの構成は変形例3に係るプラズマ処理装置1C(図7A参照)と同様であるが、RF生成部31aからのRF信号をエッジリング113側の電極112dにも供給できる構成である。図9の例では、RF生成部31bから延びるRF信号供給用の第1ラインL1は途中で第2ラインL2に分岐する。第2ラインL2は、RF生成部31bと電極112dとを接続する。また、第2ラインL2上には、切換素子SW1が配置されている。切換素子SW1はたとえば、可変インピーダンス素子である。なお、切換素子SW1に代えて電力分配回路を配置してもよい。切換素子SW1は、第1切換素子の一例である。
プラズマ処理装置1Eにおいては、エッチング時は、一例では切換素子SW1により電極112bに供給されるRF信号と、電極112dに供給されるRF信号とのバランスを調整する。たとえば、エッチング中のプラズマ分布を均一にするため切換素子SW1によりインピーダンスを調整する。別の例では、エッチング時に、電極112bと電極112dとに供給されるRF信号の比率を調整して、エッジリング113側にも高周波電力が供給されるように構成してもよい。このように構成することで、プラズマの面内密度やエッチングレートを調整できる。従って、後述するクリーニングの前に、基板Wに対してプラズマ処理が行われる。プラズマ処理において、第1電力がRF生成部31bから電極112b又は下部電極111に供給される。なお、プラズマ処理において、第1電力が電極112dにも供給されてもよい。
クリーニング時は、電極112dへの電力供給をオフにし、第2リフタピン51bでエッジリング113を第1位置まで上昇させる。そして、電極112dにRF信号を印加して局所的にプラズマを生成する。このとき、エッチング時とは逆に、電極112bに供給される電力よりも、電極112dに供給される電力の方が多くなるように切換素子SW1を設定する。また、クリーニング時には、エッチング時よりも多くの電力を供給する。これにより、エッジリング113の下面と第2載置面11bとの間に局所プラズマを生成する。生成されたプラズマによりクリーニングする。従って、クリーニング工程において、第1電力よりも大きい第2電力が切換素子SW1を介してRF生成部31bから電極112dに供給される。
このように構成すれば、電力生成部を増やすことなく、一つの電力生成部を基板W側とエッジリング113側とで共用することができ、載置面下を有効活用し装置のフットプリント増加を抑制できる。
(変形例6)
図10は、変形例6に係るプラズマ処理装置1Fの構成の一例を示す図である。プラズマ処理装置1Fの構成は、変形例5のプラズマ処理装置1Eと概ね同様である。ただし、プラズマ処理装置1Fは、切換素子SW1に加えて、第1ラインL1上に配置される切換素子SW2を備える。切換素子SW2は、切換素子SW1と同様、たとえば、可変インピーダンス素子である。切換素子SW2は、第2切換素子の一例である。なお、切換素子SW1およびSW2のそれぞれに代えて電力分配回路を配置してもよい。このように、第1ラインL1および第2ラインL2の双方に切換素子を設けることで、電極112bおよび電極112dのそれぞれに印加される電力量をさらに微細調整することができる。
エッチング時は、RF生成部31aから下部電極111にRF信号が供給される。また、RF生成部31bからRF信号を電極112bに供給しバイアスを生成する。また、RF生成部31bからRF信号を電極112dに供給しエッジリング113を第2載置面11bに静電吸着する。また、図示しない電源から電極112aに直流電力を供給して、基板Wを静電チャック112に静電吸着する。エッチング中、切換素子SW1およびSW2により、電極112bに供給されるRF信号と電極112dに供給されるRF信号とのバランスを調整する。調整の態様は変形例5と同様である。
クリーニング時は、電極112dへの電力供給をオフにし、第2リフタピン51bでエッジリング113を第1位置まで上昇させる。そして、電極112dにRF信号を印加して局所的にプラズマを生成する。このとき、エッチング時とは逆に、電極112bに供給される電力よりも、電極112dに供給される電力の方が多くなるように切換素子SW1およびSW2を設定する。また、クリーニング時には、エッチング時よりも多くの電力を供給する。これにより、エッジリング113の下面と第2載置面11bとの間に局所プラズマを生成する。生成されたプラズマによりクリーニングする。
変形例1〜6について説明した。各変形例において、第1電極(112a,112b)、第2電極(112c,112d)、下部電極(111)に印加する電力は、予めエッチング時のプラズマ生成用に設定された高周波電力であってよい。さらに、バイアス生成用の高周波電力を追加して印加してもよい。また、別途設置された直流電源から電圧印加してもよい。
なお、上記実施形態において、プラズマの生成源は特に限定されず、リモートラジカル源を利用してもよい。また、上部電極側にプラズマを生成して物理衝撃を利用してクリーニングを行ってもよい。
(実施形態の効果)
上記のように実施形態に係るクリーニング方法は、プラズマ処理空間を画定するチャンバ内の載置台上に載置されたエッジリングを、当該載置台と離間する第1位置に配置する。また、クリーニング方法は、エッジリングを第1位置に保持した状態で、チャンバにガスを供給しつつ載置台に電圧を印加してエッジリングと載置台との間に局所的にプラズマを生成する。クリーニング方法は、生成したプラズマによって、エッジリングおよび載置台の少なくともどちらか一方に付着した堆積物を除去する。このように、実施形態に係るクリーニング方法は、エッジリングを第1位置に配置して、載置台とエッジリングとの間に略閉鎖空間を形成した上で、プラズマを生成する。このため、本クリーニング方法によれば、局所的にプラズマを生成し、効率的にエッジリングおよび載置台の少なくともどちらか一方のクリーニングを実現できる。
また、上記実施形態に係るクリーニング方法において、第1位置は、エッジリング下面と載置台上面との距離が2ミリメートルから20ミリメートルの範囲内となる位置である。本クリーニング方法によれば、かかる位置にエッジリングを配置することで、効率的に局所プラズマを生成できる略閉鎖空間を形成できる。
また、上記実施形態に係るクリーニング方法では、除去する工程において、チャンバ内の圧力は、基板処理時の圧力よりも高く設定される。例えば、本クリーニング方法では、除去する工程において、チャンバ内の圧力は、100Torrから10Torrの範囲内に設定される。このため、本クリーニング方法によれば、生成されるプラズマの拡散を抑制して局所プラズマを効率的に生成できる。
また、上記実施形態に係るクリーニング方法では、除去する工程において、チャンバに酸素含有ガスを供給する。
また、上記実施形態に係るクリーニング方法では、除去する工程において、下部電極、第1電極、および第2電極のうち、少なくとも一つに電圧を供給してプラズマを生成する。なお、下部電極は載置台に設けられ、第1電極は基板が載置される第1載置面内に配置され、第2電極はエッジリングが載置される第2載置面内に配置される。
また、上記実施形態に係るクリーニング方法では、除去する工程において、下部電極および第1電極のいずれか一方に印加される電圧の供給路を切り替えて、第2電極に電圧を供給する。また、上記実施形態に係るクリーニング方法では、第1載置面に保護基板(小径ウエハ)を載置する工程をさらに有し、工程b)において、第1載置面上に保護基板が載置された状態で、エッジリングおよび基板支持部をクリーニングする。
また、実施形態に係るプラズマ処理装置は、チャンバと、載置台と、昇降装置と、ガス供給部と、電力供給部と、制御部と、を備える。チャンバは、プラズマ処理が実行される処理空間を画定する。載置台は、チャンバ内に配置され、基板およびエッジリングが載置される。昇降装置は、エッジリングを昇降する。ガス供給部は、処理空間にガスを供給する。電力供給部は、載置台に電圧を供給する。制御部は、エッジリングを、第2載置面上面とエッジリング下面とが離間する第1位置に配置する工程を各部に実行させる。また、制御部は、エッジリングを第1位置に保持した状態で、チャンバにガスを供給しつつ載置台に電圧を印加してエッジリングと載置台との間に局所的にプラズマを生成する。そして、制御部は、生成したプラズマによって、エッジリングおよび載置台の少なくともどちらか一方に付着した堆積物を除去する工程を各部に実行させる。
また、実施形態に係るプラズマ処理装置は、チャンバ内にエッジリングを搬入しチャンバからエッジリングを搬出する搬入出装置をさらに備える。配置する工程は、昇降装置および搬入出装置のうち少なくとも一つが実行する。
また、実施形態に係るプラズマ処理装置において、載置台は、基板が載置される第1載置面内に配置される下部電極を備える。また、電力供給部は、除去する工程中、下部電極に電圧を供給してプラズマを生成する。
また、実施形態に係るプラズマ処理装置において、載置台は、基板が載置される第1載置面と、第1載置面内に配置される第1電極と、当該第1電極の下に配置される下部電極と、を備える。電力供給部は、除去する工程中、第1電極および下部電極のいずれか一方に電力を供給してプラズマを生成する。
また、実施形態に係るプラズマ処理装置において、載置台は、基板が載置される第1載置面内に配置される第1電極と、エッジリングが載置される第2載置面内に配置される第2電極と、第1電極および第2電極の下に配置される下部電極と、を備える。そして、電力供給部は、除去する工程中、第1電極、第2電極、および下部電極のいずれか一つに電力を供給してプラズマを生成する。
また、実施形態に係るプラズマ処理装置において、電力供給部は、第1電極と電源とを接続する第1ラインを備える。また、電力供給部は、第1ラインから分岐して第2電極と電源とを接続する第2ラインを備える。また、電力供給部は、第2ライン上に配置されて、電源から供給される高周波電圧の供給先を第1電極と第2電極との間で切り替える第1切換素子を備える。
また、実施形態に係るプラズマ処理装置において、電力供給部は、第1ライン上に配置されて、電源から供給される高周波電圧の供給先を第1電極と第2電極との間で切り替える第2切換素子をさらに備える。
また、実施形態に係るプラズマ処理装置において、電力供給部は、第1電極に電力を供給する第1電力供給部と、第1電力供給部とは別個に構成される、第2電極に電力を供給する第2電力供給部と、を備える。そして、制御部は、除去する工程中、第1電力供給部をオフし、第2電力供給部をオンするよう電力供給部を制御する。また、実施形態に係るプラズマ処理装置は、工程b)の間にクリーニングの停止時期を検出するように構成されたEPDデバイスをさらに備える。また、実施形態に係るプラズマ処理装置は、工程b)の間にプラズマの発光強度及び/又は電流を検出する検出デバイスをさらに備える。そして、制御部は、検出デバイスの検出結果に基づいてエッジリングの高さを変更するように昇降装置を制御するように構成される。
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な追加、省略、置換、及び変更がなされてもよい。また、異なる実施形態における要素を組み合わせて他の実施形態を形成することが可能である。
1 プラズマ処理システム
1a プラズマ処理装置
1b 制御部
10 チャンバ
10s プラズマ処理空間
11 基板支持部(載置台)
11a 第1載置面(基板W側載置面)
11b 第2載置面(エッジリングER側載置面)
11c 第1貫通孔
11d 第2貫通孔
111 下部電極
112 静電チャック
112a,112b,112c,112d 電極
113 エッジリング
12 上部電極シャワーヘッド
12a ガス入口
12b ガス拡散室
12c ガス出口
20 ガス供給部
21 ガスソース
22 流量制御器
30 高周波(Radio Frequency:RF)電力供給部(RF電源)
31a,31b RF生成部
32a,32b 整合回路
35 第2電力供給部
35a RF生成部
35b,35c 直流電力供給部
40 排気システム
50 昇降装置
51a 第1リフタピン
52a 第1アクチュエータ
51b 第2リフタピン
52b 第2アクチュエータ
61 コンピュータ
611 処理部
612 記憶部
613 通信インターフェース
1000 搬送システム
ATM 大気搬送室
ER エッジリング
FP(FP1〜FP3) 収納容器
LLM(LLM1,LLM2) ロードロックモジュール
PM(PM1〜PM6) 処理装置
TM1 第1の搬送装置
TM2 第2の搬送装置
VTM 真空搬送室
L1 第1ライン
L2 第2ライン
SW1 切換素子
SW2 切換素子
W 基板

Claims (20)

  1. 基板を載置する第1載置部およびエッジリングを載置する第2載置部を有する基板支持部を含むプラズマ処理チャンバ内で前記エッジリングと前記基板支持部とをクリーニングする方法であって、
    a)前記基板支持部上に載置されたエッジリングを、当該基板支持部と離間する第1位置に移動する工程と、
    b)前記プラズマ処理チャンバにクリーニングガスを供給しつつ前記基板支持部に電力を供給して、前記第1位置にある前記エッジリングと前記基板支持部との間の間隙に局所プラズマを生成し、これによって、前記エッジリングおよび前記基板支持部をクリーニングする工程と、
    を含む、クリーニング方法。
  2. 前記電力は、RF電力またはパルス電力である、請求項1に記載のクリーニング方法。
  3. 前記パルス電力は、RFパルス電力またはDCパルス電力である、請求項2に記載のクリーニング方法。
  4. 前記間隙の距離は、1ミリメートルから20ミリメートルの範囲にある、請求項1から3のうちいずれか一項に記載のクリーニング方法。
  5. 前記工程b)において、前記プラズマ処理チャンバ内の圧力は、基板処理時の圧力よりも高い圧力である、請求項1から4のうちいずれか一項に記載のクリーニング方法。
  6. 前記工程b)において、前記プラズマ処理チャンバ内の圧力は、10mTorrから100Torrの範囲内に設定される、請求項5に記載のクリーニング方法。
  7. 前記クリーニングガスは、酸素含有ガス、NHガス、NFガス、CFガスおよびこれらの組み合わせからなるグループから選択されるガスを含む、請求項1から6のうちいずれか一項に記載のクリーニング方法。
  8. 前記クリーニングガスは、前記基板支持部から前記間隙に供給される、請求項1から7のうちいずれか一項に記載のクリーニング方法。
  9. 前記第1載置部は、第1電極を含み、
    前記第2載置部は、第2電極を含み、
    前記基板支持部は、下部電極を含み、
    前記工程b)において、前記下部電極、前記第1電極、および前記第2電極のうちの少なくとも1つに前記電力が供給される、請求項1から7のうちいずれか一項に記載のクリーニング方法。
  10. 前記工程a)の前に基板に対してプラズマ処理を行う工程をさらに有し、
    前記プラズマ処理において、第1電力が電源から前記第1電極または前記下部電極に供給され、
    前記工程b)において、前記第1電力よりも大きい第2電力が前記電源から前記第2電極に供給される、請求項9に記載のクリーニング方法。
  11. プラズマ処理チャンバと、
    前記プラズマ処理チャンバ内に配置された基板支持部と、
    前記基板支持部上の基板を囲むように前記基板支持部上に配置されるエッジリングと、
    前記エッジリングを昇降する昇降装置と、
    前記プラズマ処理チャンバにクリーニングガスを供給するように構成されたガス供給部と、
    前記基板支持部に電力を供給するように構成された電源と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    a)前記エッジリングを、前記基板支持部と離間する第1位置に保持する工程と、
    b)前記プラズマ処理チャンバに前記クリーニングガスを供給しつつ前記基板支持部に電力を供給して、前記第1位置にある前記エッジリングと前記基板支持部との間の間隙に局所プラズマを生成し、これによって、前記エッジリングおよび前記基板支持部をクリーニングする工程と、
    を行うように構成される、プラズマ処理装置。
  12. 前記電力は、RF電力またはパルス電力である、請求項11に記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記パルス電力は、RFパルス電力またはDCパルス電力である、請求項12に記載のプラズマ処理装置。
  14. 前記プラズマ処理チャンバ内にエッジリングを搬入し、前記プラズマ処理チャンバからエッジリングを搬出するように構成された搬入出装置をさらに備え、
    前記工程a)を、前記昇降装置および前記搬入出装置のうち少なくとも一つが実行する、
    請求項11から13のうちいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  15. 前記基板支持部は、下部電極を備え、
    前記工程b)において、前記下部電極に電力が供給される、請求項11から14のうちいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  16. 前記基板支持部は、
    基板を載置する第1載置部と、
    前記第1載置部内に配置される第1電極と、
    当該第1電極の下に配置される下部電極と、
    を備え、
    前記工程b)において、前記第1電極および前記下部電極のいずれか一方に電力が供給される、請求項11から14のうちいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  17. 前記基板支持部は、
    基板を載置する第1載置部と、
    前記第1載置部内に配置される第1電極と、
    エッジリングを載置する第2載置部と、
    前記第2載置部内に配置される第2電極と、
    前記第1電極および前記第2電極の下に配置される下部電極と、
    を備え、
    前記工程b)において、前記第1電極、前記第2電極、および前記下部電極のいずれか一つに電力が供給される、請求項11から14のうちいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  18. 前記第1電極と前記電源とを接続する第1ラインと、
    前記第2電極と前記電源とを接続する第2ラインと、
    前記第2ライン上に配置された可変インピーダンス素子と、
    をさらに備える、請求項17に記載のプラズマ処理装置。
  19. 前記第1ライン上に配置された他の可変インピーダンス素子をさらに備える、請求項18に記載のプラズマ処理装置。
  20. 前記電源は、
    前記第1電極に第1電力を供給するように構成された第1電源と、
    前記第2電極に第2電力を供給するように構成された第2電源と、
    を含み、
    前記制御部は、
    前記工程b)において、前記第1電力の前記第1電極への供給を停止するよう前記第1電源を制御し、前記第2電力を前記第2電極に供給するよう前記第2電源を制御する、請求項17に記載のプラズマ処理装置。
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