JP2021140071A - 画像形成システム - Google Patents

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誠 藤本
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Abstract

【課題】コストを抑制しつつ、画像形成装置とオプション給送機器との連結部材による連結強度を従来よりも高くすることが可能な画像形成システムを提供すること。【解決手段】ブラケット80のブラケット本体81が画像形成装置10の右側板101とオプション給送装置60の右側板601とに跨った状態で右側板101、601にネジ締結されることで連結され、かつ、ブラケット本体81は、上カバー支持部材82とこれに第2軸部512が回動自在に支持される開閉カバー51を介して画像形成装置10の右側板101に連結されている。【選択図】図3

Description

本開示は、画像形成装置とオプション機器とを含む画像形成システムに関する。
プリンターなどの画像形成装置は、給紙カセットに収容されたシートを1枚ずつ繰り出して搬送し、搬送されるシートに画像を形成する印刷ジョブを実行する。印刷ジョブの実行中に給紙カセット内のシートがなくなると、印刷ジョブを一旦中断するとともに、給紙カセット内のシートがなくなった旨を操作パネルにメッセージで表示して、ユーザーに給紙カセットへのシートの補充を促すことが行われる。
大量のシートに対する印刷ジョブが頻繁に実行される環境下では、ユーザーが給紙カセットにシートを補充する操作が頻発することになり、ユーザーにとって面倒になる。
特許文献1には、画像形成装置に、大量のシートを収容可能なオプション給送装置を連結して、シートの収容能力を高めた画像形成システムが開示されている。
画像形成装置にオプション給送装置を連結する方法としては、例えば、図10(a)、(b)に示す方法がある。
図10(a)に示すように画像形成装置91の装置筐体の底壁911には、複数のボス912が立設されており、オプション給送装置92の装置筐体の天壁921には、ボス912に対応する位置にボス穴922が穿設されている。オプション給送装置92の上に画像形成装置91を載置する際には、画像形成装置91のボス912がオプション給送装置92のボス穴922に嵌め込まれるように位置合わせをした上で、オプション給送装置92に対して画像形成装置91を上から降ろす作業が行われる。そして、図10(b)の吹き出しの図に示すように、板状の連結金具923は、連結金具先端側925の孔927と連結金具基端側924の孔926を介して、画像形成装置91の装置筐体919とオプション給送装置92の装置筐体929にネジ928a、928bで螺着される。
特開2013−186193号公報
しかし、上記の連結方法では、例えば、画像形成装置91が設置されているオフィス内の模様替えなどで、オプション給送装置92が連結されたまま画像形成装置91を別の場所に移動させようとして画像形成装置91を持ち上げると、その上向きの力がネジ928a、928bに集中して作用する。このとき、ネジの剪断やネジを緩ませるというおそれがあり、画像形成装置91とオプション給送装置92との連結が不安定になってしまう。また、画像形成装置91とオプション給送機器92との連結強度を高めるために、新たな補強部材を用いて連結強度を高めることも考えられるが、コスト高になってしまう。
上記では、オプション機器としてシート給送装置を例にしたが、これに限られない。例えば、ネットワークと画像形成装置とを接続するサーバー装置が筐体内に収容されてなるオプション通信機器の上に画像形成装置が載置された画像形成システムにおいても、画像形成装置とオプション通信機器とを連結する場合に上記同様の問題が生じ得る。
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、できるだけコストを抑制しつつ、画像形成装置とオプション給送機器との連結部材による連結強度を従来よりも高くすることが可能な画像形成システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本開示の一態様は、画像形成装置とオプション機器とを連結部材で連結してなる画像形成システムであって、前記画像形成装置の筐体壁面のオプション機器に近い一部が開口され、前記開口に開閉カバーが回動自在に設けられており、前記開閉カバーの回動軸方向一端と他端とから延出された軸部のうち、前記一端側の軸部は、前記画像形成装置の筐体に対して軸承結合され、前記他端側の軸部は、前記連結部材に設けられた軸承部材に支承されていることを特徴とする。
また、前記連結部材は、板状であり、締結用のネジよりも大径の第1貫通孔が穿設され、前記軸承部材は、前記開閉カバーの前記他端側の軸部が嵌め込まれる第2貫通孔を有する支持板と、前記支持板から延出され、前記連結部材と平行であり、前記締結用のネジよりも大径の第3貫通孔が穿設された板状の側片を含み、前記連結部材を前記軸承部材の板状の側片と前記画像形成装置の筐体間に挟んだ状態で、前記締結用のネジが前記第3貫通孔と第1貫通孔の順に通過して、前記連結部材および前記軸承部材の板状の側片が、前記画像形成装置の筐体に共締めされていることとしてもよい。
また、前記軸承部材は、前記画像形成装置と前記オプション機器とが並ぶ方向において、前記画像形成装置と前記オプション機器との境界に対して前記画像形成装置側に位置することとしてもよい。
また、前記開閉カバーは、閉姿勢において、画像が形成されるシートの搬送路の一部を覆っていることとしてもよい。
さらに、前記搬送路は、第1搬送路と第2搬送路を含み、前記画像形成装置は、第1搬送路を搬送されるシートの第1面に画像を形成後、前記シートを反転して第2搬送路を搬送させ、再度、第1搬送路に戻して、前記シートの第2面に画像を形成する両面画像形成が可能であり、前記第1搬送路の一部と前記カバーとの間には、シートを案内するガイド部材が介在しており、前記ガイド部材は、前記第1搬送路の一部に臨む面に第1搬送路を搬送されるシートを案内する第1ガイドが設けられ、前記カバーに臨む面に第2搬送路を搬送されるシートを案内する第2ガイドが設けられており、回動自在に前記画像形成装置の筐体に対して軸承結合されていることとしてもよい。
さらに、前記開閉カバーは、軸方向において前記一端側の軸部と前記他端側の軸部との間に中間軸部を含み、前記中間軸部は、前記ガイド部材に設けられた凹部に支持されていることとしてもよい。
また、前記開閉カバーの回動軸と前記ガイド部材の回動軸とが同軸であることとしてもよい。
また、前記開閉カバーは、前記第2搬送路に臨む面に、搬送されるシートを案内するガイドが設けられていることとしてもよい。
また、前記開閉カバーの回動軸が上下方向に沿った軸であることとしてもよい。
さらに、前記開閉カバーの前記一端側の軸部の、画像形成装置の筐体に対する軸承結合は、前記画像形成装置の筐体に設けられた支持部に回動自在に支持されることによって行われ、前記支持部は、前記画像形成装置の筐体の側壁において、前記画像形成装置の背面寄りの位置に設けられていることとしてもよい。
さらに、前記画像形成装置は、前記支持部を、前記回動軸に対して直交する方向に位置決めする位置決め部を有することとしてもよい。
また、前記オプション機器は、前記画像形成装置の前記搬送路にシートを供給する給送装置であり、前記画像形成装置は、前記給送装置の上に載置されていることとしてもよい。
さらに、前記給送装置は、前記画像形成装置の前記搬送路に向かって給送されるシートの給送路の一部を覆う閉位置と、露出する開位置との間を回動軸周りに回動自在な給送カバーを有することとしてもよい。
さらに、前記給送カバーは、前記給送路に臨む面に、給送されるシートを案内するガイドが設けられていることとしてもよい。
さらに、前記給送カバーの回動軸は、上下方向に沿った軸であることとしてもよい。
また、前記連結部材には、前記軸承部材とは別の軸承部材が設けられており、前記給送カバーは、前記給送カバーの軸方向一端と他端とから延出された軸部のうち、一端側の軸部は、前記オプション機器の筐体に対して軸承結合され、他端側の軸部は、前記別の軸承部材に支承されていることとしてもよい。
また、前記オプション機器は、前記給送カバーの前記一端側が前記オプション機器の筐体に対して軸承結合される位置を、前記回動軸に対して直交する方向に位置決めする位置決め部を有することとしてもよい。
さらに、前記給送カバーの回動軸と前記開閉カバーの回動軸とが同軸であることとしてもよい。
上記の構成により、画像形成装置は、連結部材を介してオプション機器に連結されると共に、開閉カバー、軸承部材、および連結部材を介してオプション機器に連結されていることとなるので、単に連結部材で画像形成装置とオプション機器とを連結する従来の構成よりも、連結強度を強めることができる。しかも、画像形成装置既存の開閉カバーを用いることができるので、新たな補強部材を配置するためのスペースやその取り付け部材を別途、設ける必要がなく、それだけコストを抑制することができる。
画像形成システムの全体構成を概略的に示す図である。 開閉カバーの開閉の様子を示す模式図である。 開閉カバーの支持機構を説明するための斜視図である。 ブラケットの構成を示す斜視図である。 (a)は、画像形成装置の支持部材を拡大して示す斜視図であり、(b)は、オプション給送装置の支持部材を拡大して示す斜視図である。 変形例に係る画像形成システムの構成を示す斜視図である。 変形例に係るブラケットの構成を示す斜視図である。 別の変形例に係る画像形成システムの構成を示す斜視図である。 別の変形例に係るブラケットの構成を示す斜視図である。 画像形成装置にオプション給送装置を連結する従来の方法を説明するための概略背面図である。
本開示に係る一の実施の形態としての画像形成システム1について図面を参照しながら説明する。
〔1〕画像形成システム1
図1は、画像形成システム1の全体構成を概略的に示す図である。同図では、X軸方向が画像形成システム1を正面から見たときの左右方向に相当し、Y軸方向が上下方向に相当する。X軸とY軸の双方に直交する方向をZ軸方向(奥行方向)という場合がある。
画像形成システム1は、同図に示すように、画像形成装置10と、これの下方に位置するオプション給送装置60と、画像形成装置10とオプション給送装置60とを連結する連結部材としてのブラケット本体81を備える。なお、ブラケット本体81は、後述する他の部材(上カバー支持部材82、下カバー支持部材83)とともにブラケット80を構成している。
〔2〕画像形成装置10
画像形成装置10は、スキャナー、プリンター及びコピー機の機能を有するタンデム型のカラー複合機(MFP:MultiFunction Peripheral)であり、画像形成ジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいて、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)色によるカラー印刷を実行する。
カラー印刷には、シートSの片面(第1面)にのみ画像を形成する片面モードと、シートSの両面(第1面と第2面)にそれぞれ画像を形成する両面モードがある。ユーザーは、画像形成ジョブの実行に際し、片面モードと両面モードのいずれかを選択することができる。
画像形成装置10は、画像形成部20と、定着部30と、シート搬送部40を備える。
画像形成部20は、Y、M、C、Kの各色に対応した作像部20Y、20M、20C、20Kと、中間転写ベルト21とを備える。
作像部20Y〜20Kは、中間転写ベルト21の走行方向Aに沿って所定の間隔で配置されており、それぞれが、像担持体である感光体ドラム、感光体ドラム表面を露光走査するためのLEDアレイ、帯電チャージャー、現像器、クリーナー及び一次転写ローラーなどを備える。
作像部20Y〜20Kのそれぞれにおいて、感光体ドラムは、帯電チャージャーにより一様に帯電され、LEDアレイにより露光され、感光体ドラムの表面に静電潜像が形成され、形成された静電潜像は、現像器により現像される。これにより、作像部20Y〜20Kの感光体ドラムの表面にY〜K色のトナー像が形成される。Y〜K色のトナー像は、中間転写ベルト21の裏面側に配設された一次転写ローラーの静電作用により、走行中の中間転写ベルト21の表面上に多重転写される。
中間転写ベルト21は、駆動ローラー、従動ローラー、バックアップローラー25、4本の一次転写ローラーにより張架されている。
バックアップローラー25は、中間転写ベルト21を挟んで、二次転写ローラー27に圧接しており、これにより、中間転写ベルト21からシートSへトナー像を転写するための二次転写ニップNP1が形成される。
定着部30は、加熱源33から加熱された定着ベルト31と、これに圧接して定着ニップNP2を形成する加圧ローラー32を備える。
シート搬送部40は、給紙部41、搬送部42、両面搬送部43及び排紙部44を備える。
給紙部41は、画像形成装置10の筐体底部に設けられ、2つの給紙カセット411、412を備える。給紙カセット411、412には、シートSが収容される。給紙カセット411に収容されているシートSは、1枚ずつピックアップローラー415で繰り出された後、給紙ローラー対416により、搬送路47(第1搬送路)に向けて給紙される。給紙カセット412についても同様である。
搬送部42は、給紙部41から給紙されたシートSを、搬送路47に沿って間隔を開けて配置された複数の搬送ローラー対によりシート搬送方向下流に搬送する。複数の搬送ローラー対により搬送されるシートSは、一定の間隔を開けて対向する一対の搬送ガイド471、472により搬送路47を案内される。
搬送部42は、給紙部41から給紙されたシートSを、搬送路47に沿って間隔を開けて配置された複数の搬送ローラー対によりシート搬送方向下流に搬送する。
搬送路47上を搬送されるシートSが二次転写ニップNP1を通過する際、二次転写ローラー27の静電作用により、中間転写ベルト21上のトナー像がシートSの第1面に二次転写される。トナー像が転写されたシートSは、定着部30に向けて搬送される。なお、二次転写後に中間転写ベルト21の表面に残った転写残トナーは、クリーニング装置26により除去される。
定着部30は、二次転写ニップNP1を通過後のシートSが定着ニップNP2を通過する際に加熱、加圧によりシートS上のトナー像をシートSに定着する(第1面への印刷終了)。定着ニップNP2を通過したシートSは、排紙部44に向けて搬送される。
排紙部44は、片面モードの場合、定着部30から搬送されて来たシートSを機外に排出する。一方、両面モードの場合、排紙部44は、第1面への印刷が終了したシートSを機外に排出するのではなく、スイッチバックして、両面搬送部43に送る。
両面搬送部43は、スイッチバックされたシートSを、搬送路48(第2搬送路)に沿って間隔を開けて配置された複数の搬送ローラー対により搬送し、二次転写ニップNP1に送る。この両面搬送部43によるシートSの搬送と並行して、第2面に対するY〜K色のトナー画像の形成が画像形成部20により行われており、シートSが二次転写ニップNP1を通過する際に、そのトナー画像がシートSの第2面に二次転写される。第2面にトナー画像が二次転写されたシートSは、定着部30を通過する際に第2面のトナー画像がシートSに定着される(第2面への印刷終了)。排紙部44は、定着部30から搬送されて来た、第2面への印刷終了後のシートSを機外に排出する。
画像形成部20と定着部30とシート搬送部40は、全体制御部90により制御され、上記の印刷動作を実行する。
装置正面の、ユーザーの操作し易い位置に、操作パネル19が配置されている。操作パネル19は、ユーザーによるスキャン、コピー、プリントなどの実行すべき機能を選択するための選択キーや、片面モードと両面モードを選択するためのボタンなどが設けられている。
また、操作パネル19は、搬送中のシートSのジャム(紙詰まり)が検出されると、その旨を示すジャム発生メッセージを表示して、ユーザーにジャム発生を警告する。
ユーザーは、画像形成装置10の右側面に設けられた開閉カバー51を開ける操作をすることにより搬送路47の一部を露出させ、搬送路47で詰まっているシートSを手で把持して取り出すことができる。
図2は、開閉カバー51の開閉の様子を示す模式図であり、実線が開閉カバー51の閉位置を示し、二点鎖線が開閉カバー51の開位置を示している。画像形成装置10の筐体100の右壁面102aのオプション給送装置60に近い一部には、開口102aが形成されており、開閉カバー51は、閉位置のときに搬送路47の一部を覆い、開位置のときに露出するように開口102aに回動自在に設けられている。ユーザーは、シートSの除去後に開閉カバー51を閉じる操作をすることにより、搬送路47を遮蔽した状態に戻すことができる。
図1に戻って、搬送中のシートSのジャム検出は、搬送路47の近傍に配されたジャム検出センサーSE1、SE2、SE3により行われる。ジャム検出方法は、公知であるので、詳細な説明を省略するが、概略すると、次のようになる。給紙開始からジャムが生じない正常の場合にシートSが各センサーを通過するのに何秒かかるかがセンサーごとに予め決められている。全体制御部90は、1枚のシートSが給紙される度に、給紙開始からの経過時間をタイマーで計測し、計測した時間を監視する。センサーごとに、計測時間がそのセンサーに対して決められた時間に達してもそのセンサーがシートSを検出していない場合に、そのセンサーに至る途中の搬送路47上でシートSが詰まっているとみなして、ジャム検出とする。
全体制御部90は、ジャム検出すると、上記のジャム発生メッセージを操作パネル19に表示させつつ、印刷動作(シート搬送を含む)を一旦中断する。その後、ユーザーにより開閉カバー51が開けられた後、閉操作がなされ、開閉カバー51が閉じた状態で、ジャム検出センサーSE1〜SE3の全てがシートSを未検出のときに、ジャム解除として、ジャム発生メッセージを消灯しつつ、中断していた印刷動作を再開させる。
開閉カバー51には、搬送ガイド471の一部分であるガイド部分47c(図3)が設けられており、開閉カバー51が閉姿勢のときには、ガイド部分47cがこれに対応するガイド部分47d(図1)と一定の間隔を開けて対向した状態になり、シートSの搬送ガイドとして機能する。このとき、ガイド部分47c、47dが画像形成装置10の外部から遮蔽された状態になる。
一方、開閉カバー51の開操作が行われると、ガイド部分47cがガイド部分47dから離れていき、開閉カバー51が開姿勢になると、ガイド部分47c、47dが外部に露出した状態になる。この露出により、一対のガイド部分47c、47dの付近で詰まったシートSをユーザーが手で除去できるようになる。
搬送ガイド471、472のうち二次転写ニップNP1と定着ニップNP2との間のガイド部分47a(第1ガイド)、47bも、ガイド部分47c、47dと同様に、開閉カバー51の開閉操作により遮蔽と露出の状態が切り替わるようになっている。具体的には、開閉カバー51の装置内側には、搬送ガイドユニット52(図3)が設けられている。
搬送ガイドユニット52(ガイド部材)は、後述のように画像形成装置10のフレームにネジ留めされた支持部材121、131(図3)に支持されており、開閉カバー51が開姿勢の状態で、開閉が可能な構成になっている。
開閉カバー51の開操作が行われた後、搬送ガイドユニット52の開操作が行われると、搬送ガイドユニット52のガイド部分47aがガイド部分47bから離れていき、ガイド部分47a、47bが外部に露出した状態になる。この露出により、一対のガイド部分47a、47bの付近で詰まったシートSをユーザーが手で除去できるようになる。
画像形成装置10のうち、開閉カバー51と搬送ガイドユニット52を除く全部が装置本体1aになる。
なお、搬送ガイドユニット52には、ガイド部分47aだけではなく、両面搬送部43の搬送ローラー対524、525とこれの近傍のガイド部分47e、47f(第2ガイド)も設けられている。従って、開閉カバー51が開閉されると、装置本体1aに対して、搬送ローラー対524、525とガイド部分47e、47fも一緒に開閉カバー51と動くことになる。
〔3〕オプション給送装置60
オプション給送装置60は、画像形成装置10の給紙カセット411(または412)よりも多くの枚数のシートSを収容可能な大容量トレイであり、シートSが収容される給紙カセット71を備える。給紙カセット71に収容されているシートSは、1枚ずつピックアップローラー72で繰り出された後、給紙ローラー対73により、給送路74に向けて給紙される。
給送路74の搬送方向下流端は、画像形成装置10に設けられたオプション給送装置60専用のオプション用搬送路417の搬送方向上流端に接続されており、オプション用搬送路417の搬送方向下流端419は、画像形成装置10の搬送路47の途中の合流位置413で搬送路47に接続されている。
オプション給送装置60の給紙カセット71から給紙されたシートSは、給送路74上を搬送ローラー対633により画像形成装置10のオプション用搬送路417に向けて搬送される。オプション用搬送路417に搬送されたシートSは、搬送ローラー対418により、合流位置413を通過して画像形成装置10の搬送路47に搬送され、以後、画像形成装置10のシート搬送部40により搬送される。
オプション給送装置60の右側面には、開閉カバー61が設けられており、画像形成装置10の開閉カバー51と同様に、図2に示すようにユーザーが開閉カバー61を開閉操作することにより、給送路74で詰まったシートSを手で除去できるようになっている。
開閉カバー61には、給送路74の搬送ガイドの一部分であるガイド部分741、742が設けられるととともに搬送ローラー対633が支持されている。
オプション給送装置60において、開閉カバー61とガイド部分741、742と搬送ローラー対633を除く全部を装置本体6aとすると、開閉カバー61を開ける操作によりガイド部分741、742と搬送ローラー対633が装置本体6aに対して離れる方向に動くことになる。
〔4〕開閉カバー51、61の支持機構とブラケット80の説明
図3は、開閉カバー51、61の支持機構を説明するための斜視図であり、図4は、ブラケット80の構成を示す斜視図である。両図では、説明に関係のない部材については図示が省略されている。
図3に示すように画像形成装置10の装置本体1aの筐体100は、板状の右フレーム(右側板)101と後フレーム(後側板)102を有し、オプション給送装置60の装置本体6aの筐体600は、板状の右フレーム(右側板)601と後フレーム(後側板)602を有する。筐体100、600は、鉄などの金属製である。
画像形成装置10の右側板101において装置背面寄りの端部には、支持部材111、121、131が上下方向に上からこの順に間隔を開けて右側板101にネジ留めされている。
支持部材111、121、131は、X軸とZ軸に平行な水平姿勢の支持板113、123、133を含み、支持板113、123、133には、鉛直方向の貫通孔115、125、135が穿設されている。貫通孔115、125、135の径は同じである。
支持部材131よりも下の位置には、右側板101の下端部109とオプション給送装置60の右側板601の上端部609との間に跨り、右側板101、601を繋ぐブラケット80が配置されている。
オプション給送装置60の右側板601においてブラケット80よりも下の位置には、支持部材611が右側板601にネジ留めされている。支持部材611は、水平姿勢の支持板613を含み、支持板613には、鉛直方向の貫通孔615が穿設されている。
開閉カバー51は、樹脂または金属製であり、縦方向の長さが横方向の長さよりも少し長い矩形の板状部材であり、裏面51aにガイド部分47cが設けられている。開閉カバー51の装置背面側の端辺510には、第1軸部511(一端側の軸部)とこれよりも下の第2軸部512(他端側の軸部)とが設けられ、第1軸部511と第2軸部512との上下方向中間の位置には、第3軸部513(中間軸部)が設けられている。第1軸部511と第2軸部512と第3軸部513は、上下方向に沿った軸、ここでは同軸であり、開閉カバー51の一部として一体成型で形成されており、外径が支持部材111の貫通孔115の径よりも僅かに小さくなっている。
開閉カバー51の第1軸部511は、支持部材111の貫通孔115に嵌め込まれて軸周りに回動自在に支持されている。これにより、第1軸部511が、画像形成装置10の筐体100に対して軸承結合される。
開閉カバー51の第2軸部512は、ブラケット80に回動自在に支持されている。
ガイドユニット52は、樹脂または金属製であり、横方向の長さが開閉カバー51の横方向の長さよりも少し短く、縦方向の長さが横方向の長さよりもかなり短い細長状をしており、開閉カバー51と右側板101との間に介在している。ガイドユニット52において右側板101に近い側の面には、ガイド部分47aが設けられ、ガイド部分47aよりも開閉カバー51に近い側の部分には、搬送ローラー対524、525とガイド部分47e、47fが設けられている。
また、ガイドユニット52の装置背面側の端部には、第4軸部521とこれよりも下の第5軸部522とが設けられている。第4軸部521と第5軸部522は、上下方向に沿った軸、ここでは第2軸部512と同軸であり、ガイドユニット52の一部として一体成型で形成されており、外径が支持部材121の貫通孔125の径よりも僅かに小さくなっている。なお、第4軸部521と第5軸部522は、第2軸部512と同軸としたが、同軸ではない構成としてもよい。
ガイドユニット52の第4軸部521は、支持部材121の貫通孔125に嵌め込まれて軸周りに回動自在に支持され、ガイドユニット52の第5軸部522は、支持部材131の貫通孔135に嵌め込まれて軸周りに回動自在に支持されている。これにより、第4軸部521、第5軸部522が、画像形成装置10の筐体100に対して軸承結合される。
開閉カバー51の第3軸部513は、ガイドユニット52の第4軸部521と第5軸部522の間に存する凹部529(破線)に嵌め込まれて軸周りに回動自在に支持されている。このように、第1軸部511が支持部材111に支持され、第2軸部512がブラケット80に支持されるのに加えて、第1軸部511と第2軸部512の上下方向中間の第3軸部513も、ガイドユニット52の凹部529に支持されている。これにより、第3軸部513がない構成に比べて、上記のように横方向の長さよりも縦方向の長さが長い開閉カバー51の上下方向中央付近が、第1軸部511、第2軸部512の上下方向に沿った軸から離れるように反ってしまうことを抑制することができる。
開閉カバー61は、樹脂または金属製であり、横方向の長さが縦方向の長さよりもかなり長い細長状をしており、裏面61a側に搬送ローラー対633とガイド部分74が設けられている。開閉カバー61の装置背面側の端辺630には、第6軸部631とこれよりも下の第7軸部632とが設けられている。
第7軸部632は、オプション給送装置60の支持板613の貫通孔615に嵌め込まれて軸周りに回動自在に支持されている。これにより、第7軸部632が、オプション給装置60の筐体600に対して軸承結合される。第6軸部631は、ブラケット80に回動自在に支持されている。
ブラケット80は、図4に示すようにブラケット本体81と、軸承部材としての上カバー支持部材82と、下カバー支持部材83を含む。
ブラケット本体81は、鉄などの金属製であり、板状をしており、上下方向の中間位置よりも少し下に位置する第3板状部810を挟んで上側の第1板状部811と下側の第2板状部812とを含む。
第1板状部811は、縦方向(Y軸方向)の長さよりも横方向(Z軸方向)の長さの方が長い形状をしており、縦横方向に相互に間隔を開けた4箇所に貫通孔851、852、853、854(第1貫通孔)が穿設されている。
第2板状部812は、第1板状部811と同様に縦方向の長さよりも横方向の長さの方が長い形状をしているが、第1板状部811よりも少し幅が狭くなっており、横方向に相互に間隔を開けた3箇所に貫通孔855、856、857が穿設されている。
第3板状部810は、側面視(Z軸方向から見たとき)、コの字状をしており、第1板状部811の下端から矢印X方向(右側板101、601から離れる方向)に立ち上がった側壁815と、第2板状部812の上端から矢印X方向に立ち上がった側壁816と、側壁815の先端と側壁816の先端とを繋ぐ天壁817を有し、天壁817が側壁815、816の高さ分、上側と下側の部分811、812に対して右側板101、601から離れた位置になるように、コの字状に折り曲げられた形状になっている。
天壁817の幅Waは、画像形成装置10とオプション給送装置60との間の上下方向の装置間境界部分70の上下方向の幅Wbと同じか少し大きくなっている。
上カバー支持部材82は、水平姿勢の矩形状の支持板821と、支持板821の横方向両端縁から立ち下がった側片822、823と、支持板821の、ブラケット本体81に近い側の端縁から立ち上がった側片824(板状の側片)と、側片822、823の、ブラケット本体81の表面81aに近い側の端縁から相互に近づく方向に延出された側片825、826(破線で示す)とを有する。
支持板821には、鉛直方向の貫通孔820(第2貫通孔)が穿設されており、貫通孔820の径は、開閉カバー51の第2軸部512の外径よりも僅かに大きくなっており、第2軸部512が貫通孔820に嵌め込まれることにより軸周りに回動自在に支持される。これにより、第2軸部512が、ブラケット本体81に設けられた軸承部材としての上カバー支持部材82により支承されている。
側片824、825、826には、X軸方向の貫通孔827(第3貫通孔)、貫通孔828、貫通孔829が穿設されており、貫通孔827、828、829は、第1板状部811の貫通孔852、853、854に対応しており、対応する2つの貫通孔についてY軸とZ軸の直交座標での位置が同じになっている。
第1板状部811の表面81aに上カバー支持部材82をX軸方向に重ね、第1板状部811の貫通孔852、853、854とこれに対応する側片824、825、826の貫通孔827、828、829を位置合わせし、第1板状部811の裏面81bを画像形成装置10の右側板101に面接触させた状態で、ネジ91が第1板状部811の貫通孔851を介して右側板101のネジ穴191に締め込まれ、ネジ92、93、94が上カバー支持部材82の貫通孔827、828、829と第1板状部811の貫通孔852、853、854とを介して右側板101のネジ穴192、193、194に締め込まれる。これにより、第1板状部811と上カバー支持部材82とが画像形成装置10の右側板101に共締めされる。
下カバー支持部材83は、水平姿勢の矩形状の支持板831と、支持板831の横方向両端縁から立ち上がった側片832、833と、側片832、833の、ブラケット本体81に近い側の端縁から相互に近づく方向に延出された側片834、835とを有する。
支持板831には、鉛直方向の貫通孔830が穿設されており、貫通孔830の径は、開閉カバー61の第6軸部631の外径よりも僅かに大きくなっている。第6軸部631が貫通孔830に嵌め込まれることにより軸周りに回動自在に支持される。これにより、第6軸部631が、ブラケット本体81に設けられた軸承部材としての下カバー支持部材83により支承されている。
側片834、835には、X軸方向の貫通孔838、839が穿設されており、貫通孔838、839は、第2板状部812の貫通孔856、857に対応しており、対応する2つの貫通孔についてY軸とZ軸の直交座標平面での位置が同じになっている。
第2板状部812の表面82aに下カバー支持部材83をX軸方向に重ね、第2板状部812の貫通孔856、857とこれに対応する側片834、835の貫通孔838、839を位置合わせし、第2板状部812の裏面82bをオプション給送装置60の右側板601に面接触させた状態で、ネジ95が第2板状部812の貫通孔855を介して右側板601のネジ穴195に締め込まれ、ネジ96、97が下カバー支持部材83の貫通孔838、839と第2板状部812の貫通孔856、857とを介して右側板601のネジ穴196、197に締め込まれる。これにより、第2板状部812と下カバー支持部材83とがオプション給送装置60の右側板601に共締めされる。
画像形成装置10とオプション給送装置60とは、ブラケット80のブラケット本体81が画像形成装置10の右側板101とオプション給送装置60の右側板601とに跨った状態で右側板101、601にネジ締結されることで連結され、かつ、ブラケット本体81は、上カバー支持部材82とこれに第2軸部512が回動自在に支持される開閉カバー51を介して画像形成装置10の右側板101に連結されている。
開閉カバー51は、ユーザーが操作するものであり、開閉操作により簡単に変形したり破損したりすることがないようにかなり高い剛性を持たせて右側板101に開閉自在に支持されていることが通常である。もちろん、画像形成装置10の筐体の一部である右側板101も高剛性である。この高剛性の開閉カバー51がブラケット80と右側板101とを繋ぐ補強部材になることで、ブラケット80の右側板101への連結強度を、単に同数のネジで締結する構成よりも高くすることができる。
図5(a)は、支持部材111を拡大して示す斜視図であり、構成を分かり易くするため一部を切り欠いて示している。
同図に示すように支持部材111は、水平姿勢の支持板113と、これのZ軸方向両端縁から立ち上がった側片116、117と、支持板113の右側板101に近い側の端縁から立ち上がった側片118を備える。側片118には、3個の貫通孔である長孔181、182、183が穿設されている。各長孔は、Z軸方向(搬送路47の幅方向に相当)の長さがY軸方向(上下方向)の長さよりも長く、その長さが同一である。長孔としているのは、右側板101に対する支持部材111のZ軸方向の位置調整を可能にするためである。
具体的に右側板101には、長孔181、182、183に対応する箇所にネジ穴171、172、173が穿設されている。支持部材111の側片118の裏面を右側板101に面接触させた状態で、ネジ151、152、153を側片118の長孔181、182、183を介して右側板101のネジ穴171、172、173に緩く仮止めすることで、支持部材111を右側板101に対して長孔181、182、183の長さの範囲内でZ軸方向に動かして(同図の白抜き矢印)、支持部材111のZ軸方向の位置を微調整することができる。
側片118の上端には、小さなV字溝119が切られ、これに対応する右側板101の部分には、Z軸方向に一定のピッチで並ぶ複数本の縦線175が刻まれてなるスケール部170が設けられている。
支持部材111のZ軸方向の位置調整は、スケール部170の複数の縦線175のうち中央の長い縦線を基準に、側片118のV字溝119の下端をどの縦線の位置に合わせるかにより行われる。
支持部材111は、開閉カバー51の上側の第1軸部511を軸支する部材であるので、支持部材111のZ軸方向の位置を微調整することは、開閉カバー51の下側の第2軸部512を基準に、開閉カバー51自体の回動軸をY軸とZ軸の直交座標平面に沿って傾けることに等しい。
開閉カバー51には、上記のようにシートSを搬送するガイド部分47cが設けられているので、開閉カバー51の回動軸の傾きの大きさに応じた分、ガイド部分47cも傾くことになる。ガイド部分47cが傾くと、その傾きの大きさに応じてシートSの搬送方向が基準の上向きに対してずれることが生じる。
装置ごとに開閉カバー51の部品公差や組立時の取り付け位置のばらつきなどにより、開閉カバー51の回動軸を設計基準から少し傾けた方がシートSの搬送性、特にスキューが生じ難くなることがある。そこで、支持部材111の位置調整の機構を設けて、装置ごとにシートSの搬送性の向上を図っている。なお、この位置調整で、開閉カバー51の回動軸が傾斜するのに伴い、開閉カバー51の第3軸部513もガイドユニット52の凹部529(図3)に対して傾斜するが、凹部529は、この第3軸部513傾斜が許容されるように、第3軸部513よりも大きめに径が形成されている。
支持部材111の位置調整が終了すると、仮留めされたネジ151〜153が締め込まれることで、支持部材111が右側板101にネジ留め固着される。
図5(b)は、支持部材611を拡大して示す斜視図であり、構成を分かり易くするため一部を切り欠いて示している。
同図に示すように支持部材611は、図5(a)に示す支持部材111を上下反対向きにひっくり返したものとほとんど同じ形状をしており、支持板613と、側片616、617、618を備える。側片618には、3個の長孔681、682、683が穿設されている。側片618の下端にはV字溝619が切られ、これに対応する、オプション給送装置60の右側板601の部分には、Z軸方向に一定のピッチで並ぶ複数本の縦線675が刻まれてなるスケール部670が設けられている。
上記同様にネジ651、652、653を側片618の長孔681、682、683を介して右側板601のネジ穴671、672、673に仮止めすることで、オプション給送装置60の右側板601に対して支持部材611をZ軸方向に位置調整することができる。
開閉カバー61の下側の第7軸部632を軸支する支持部材611のZ軸方向の位置を微調整することで、開閉カバー61の上側の第6軸部631を基準に、開閉カバー61自体の回動軸をY軸とZ軸の直交座標平面に沿って傾けることに等しい。上記の開閉カバー51と同様に、開閉カバー61には、シートSを搬送するガイド部分741、742が設けられているので、支持部材611の位置調整により、装置ごとの部品公差などにより生じるシートSのスキューの発生を防止して、オプション給送装置60の給送路74を搬送されるシートSの搬送性を向上できる。さらに、支持部材111および支持部材611を、開閉カバー51の第1軸部511と開閉カバー61の第7軸部632とが同軸になるように位置調整することにより、オプション給送装置60の搬送路74から、画像形成装置10の搬送路47を介して、搬送路48を搬送されるシートSの搬送性を向上できる。
支持部材611の位置調整が終了すると、仮留めされたネジ651〜653が締め込まれることで、支持部材611が右側板601にネジ留め固着される。
以上説明したように、画像形成装置10とオプション給送装置60とを連結するブラケット80が、画像形成装置10の筐体100とオプション給送装置60の筐体600とに固着されつつ、上カバー支持部材82から開閉カバー51を通じて筐体100に連結されており、この開閉カバー51が、ブラケット80の筐体100への固着を補強する部材を兼ねる。これにより、単に画像形成装置の筐体とオプション機器の筐体とを部品で連結するだけの構成よりも、連結強度を補強でき、かつ、画像形成装置100に既存の開閉カバー51を用いるので、新たな補強部材を配置するためのスペースやその取り付け部材を別途、設ける必要がなく、それだけコストを抑制することが可能になる。
〔5〕変形例
以上、本開示を実施の形態に基づいて説明してきたが、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、開閉カバー51が上下方向に沿った軸を中心に回動自在としたが、これに限られない。例えば、図6の正面模式斜視図に示すようにオプション給送装置60の上に画像形成装置1010が載置された画像形成システム1000において、開閉カバー551が横方向に沿った第1軸部511と第2軸部512を中心に上下方向に回動自在に支持する構成にも、上記のブラケット80と同様の構造のブラケットを用いて画像形成装置1010とオプション給送装置60とを連結することもできる。
この構成の場合、開閉カバー551の第1軸部511は、装置正面側に位置し、第2軸部512は、装置背面側に位置する。これにより、図6では図示していないが、第1軸部511を支持する支持部材111は、装置正面側で筐体100に固着され、第2軸部512を支持するブラケットは、支持部材111に対して装置背面側の位置に配される。
図7は、変形例に係るブラケット800の構成を示す斜視図である。
図7に示すブラケット800は、図4に示すブラケット80とは、上カバー支持部材82の貫通孔820が開閉カバー551の第2軸部512の向きである横方向に向くように、図4に示す姿勢から反時計方向に90°回転させた姿勢でブラケット本体1811に取り付けられる点で大きく異なっている。開閉カバー551の第2軸部511は、上カバー支持部材82の貫通孔820に嵌め込まれることで軸周りに回動自在に支持される。
本変形例に係るブラケット800も、実施形態のブラケット80と同様に、画像形成装置1010の筐体1100とオプション給送装置60の筐体600とに固着されつつ、開閉カバー551を通じて筐体1100に連結されている。この開閉カバー551がブラケット800の筐体1100への固着を補強する部材を兼ねることで連結強度が向上する。
(2)上記実施の形態では、オプション給送装置60の上に画像形成装置10が載置された画像形成システムとしたが、これに限られない。例えば、図8の正面模式斜視図に示すように、オプション給送装置60が画像形成装置2010の右側に置かれた画像形成システム2000においても、ブラケット8000(図9)を用いて画像形成装置2010とオプション給送装置60とを連結することもできる。
この構成の場合、開閉カバー551は、上下方向において、オプション給送装置60の上面603よりも少し上の位置で、上記の変形例(1)の開閉カバー551のように横方向に沿った軸を中心に回動自在に支持されている。
図9は、変形例に係るブラケット8000の構成を示す斜視図である。
図9に示すブラケット8000は、図7に示すブラケット800とは、ブラケット本体281がL字形状をしており、第2板状部1812がオプション給送装置60の筐体600の上面板1603にネジ留めされている点で異なっている。
本変形例に係るブラケット8000も、実施形態のブラケット80と同様に、画像形成装置2010の筐体2100とオプション給送装置60の筐体600とに固着されつつ、開閉カバー551を通じて筐体2100に連結されている。この開閉カバー551がブラケット8000の筐体2100への固着を補強する部材を兼ねることで連結強度が向上する。
(3)上記実施の形態では、画像形成装置10の開閉カバー51をジャム解除用の開閉カバーに適用した例を説明したが、これに限られない。開閉カバーは、装置本体1a内部の所定部位を覆う閉位置とこれを開放する開位置との間を軸周りに回動可能なカバーに適用できる。
例えば、補充用トナーを収容するトナー補給ボトルが装置内に着脱自在な構成において、そのトナー補給ボトルの装着位置を装置内の所定部位として、トナー補給ボトルを交換する前にはこれを覆う閉位置に位置し、交換するときに開放する開位置にユーザーにより開閉操作されるカバーに適用することができる。このカバーもジャム解除用上記の開閉カバー51と同様に、ユーザーにより操作されるものであるので、ある程度の高い剛性を有しており、ブラケットによる連結強度の補強部材になり得る。
(4)上記実施の形態では、ブラケット80が連結部材としてのブラケット本体81と軸承部材としての上カバー支持部材82を含み、ブラケット本体81に上カバー支持部材82を重ねた状態で共通のネジで右側板101に共締めする構成例を説明したが、これに限られない。ブラケット本体81に上カバー支持部材82を溶接や接着または射出成形の成形により設けた一つの部品とする構成とすることもできる。下カバー支持部材83についても同様である。
(5)上記実施の形態では、画像形成装置10をタンデム型のカラー複合機に適用した場合の例を説明したが、これに限られない。複写機、プリンター、ファクシミリ装置等の画像形成装置一般に適用できる。
また、画像形成装置に装着されるオプション機器を、画像形成装置10に向けてシートSを給紙搬送するオプション給送装置60とした例を説明したが、これに限られない。例えば、ネットワークと画像形成装置10とを通信可能に接続するサーバーを筐体に格納してなるサーバー装置をオプション機器として、これの上に画像形成装置10を積み重ねてなる画像形成システムにも適用できる。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ可能な限り組み合わせるとしても良い。
画像形成装置とオプション機器とを含む画像形成システムに広く適用できる。
1 画像形成システム
10 画像形成装置
60 オプション給送装置
80 ブラケット
81 ブラケット本体
82 上カバー支持部材
100、600 筐体
111 第1支持部材

Claims (18)

  1. 画像形成装置とオプション機器とを連結部材で連結してなる画像形成システムであって、
    前記画像形成装置の筐体壁面のオプション機器に近い一部が開口され、前記開口に開閉カバーが回動自在に設けられており、
    前記開閉カバーの回動軸方向一端と他端とから延出された軸部のうち、前記一端側の軸部は、前記画像形成装置の筐体に対して軸承結合され、前記他端側の軸部は、前記連結部材に設けられた軸承部材に支承されている
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記連結部材は、板状であり、締結用のネジよりも大径の第1貫通孔が穿設され、
    前記軸承部材は、前記開閉カバーの前記他端側の軸部が嵌め込まれる第2貫通孔を有する支持板と、前記支持板から延出され、前記連結部材と平行であり、前記締結用のネジよりも大径の第3貫通孔が穿設された板状の側片を含み、
    前記連結部材を前記軸承部材の板状の側片と前記画像形成装置の筐体間に挟んだ状態で、前記締結用のネジが前記第3貫通孔と第1貫通孔の順に通過して、前記連結部材および前記軸承部材の板状の側片が、前記画像形成装置の筐体に共締めされている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記軸承部材は、前記画像形成装置と前記オプション機器とが並ぶ方向において、前記画像形成装置と前記オプション機器との境界に対して前記画像形成装置側に位置する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記開閉カバーは、閉姿勢において、画像が形成されるシートの搬送路の一部を覆っている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記搬送路は、第1搬送路と第2搬送路を含み、
    前記画像形成装置は、第1搬送路を搬送されるシートの第1面に画像を形成後、前記シートを反転して第2搬送路を搬送させ、再度、第1搬送路に戻して、前記シートの第2面に画像を形成する両面画像形成が可能であり、
    前記第1搬送路の一部と前記カバーとの間には、シートを案内するガイド部材が介在しており、
    前記ガイド部材は、前記第1搬送路の一部に臨む面に第1搬送路を搬送されるシートを案内する第1ガイドが設けられ、前記カバーに臨む面に第2搬送路を搬送されるシートを案内する第2ガイドが設けられており、回動自在に前記画像形成装置の筐体に対して軸承結合されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記開閉カバーは、軸方向において前記一端側の軸部と前記他端側の軸部との間に中間軸部を含み、
    前記中間軸部は、前記ガイド部材に設けられた凹部に支持されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記開閉カバーの回動軸と前記ガイド部材の回動軸とが同軸である
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成システム。
  8. 前記開閉カバーは、前記第2搬送路に臨む面に、搬送されるシートを案内するガイドが設けられている
    ことを特徴とする請求項5〜7に記載の画像形成システム。
  9. 前記開閉カバーの回動軸が上下方向に沿った軸である
    ことを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  10. 前記開閉カバーの前記一端側の軸部の、画像形成装置の筐体に対する軸承結合は、前記画像形成装置の筐体に設けられた支持部に回動自在に支持されることによって行われ、
    前記支持部は、前記画像形成装置の筐体の側壁において、前記画像形成装置の背面寄りの位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記画像形成装置は、前記支持部を、前記回動軸に対して直交する方向に位置決めする位置決め部を有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記オプション機器は、前記画像形成装置の前記搬送路にシートを供給する給送装置であり、
    前記画像形成装置は、前記給送装置の上に載置されている
    ことを特徴とする請求項4〜11のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  13. 前記給送装置は、前記画像形成装置の前記搬送路に向かって給送されるシートの給送路の一部を覆う閉位置と、露出する開位置との間を回動軸周りに回動自在な給送カバーを有する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記給送カバーは、前記給送路に臨む面に、給送されるシートを案内するガイドが設けられている
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像形成システム。
  15. 前記給送カバーの回動軸は、上下方向に沿った軸である
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像形成システム。
  16. 前記連結部材には、前記軸承部材とは別の軸承部材が設けられており、
    前記給送カバーは、前記給送カバーの軸方向一端と他端とから延出された軸部のうち、一端側の軸部は、前記オプション機器の筐体に対して軸承結合され、他端側の軸部は、前記別の軸承部材に支承されている
    ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  17. 前記オプション機器は、前記給送カバーの前記一端側が前記オプション機器の筐体に対して軸承結合される位置を、前記回動軸に対して直交する方向に位置決めする位置決め部を有する
    ことを特徴とする請求項15または16に記載の画像形成システム。
  18. 前記給送カバーの回動軸と前記開閉カバーの回動軸とが同軸である
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成システム。
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