JP2021139371A - 電動車両用有段動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数や、フリクションの増加を抑制した電動車両用有段動力伝達装置を提供する。【解決手段】本発明の電動車両用有段動力伝達装置では、電動機からの駆動力を、第1遊星歯車、第2遊星歯車、第1ブレーキ及び第2ブレーキとからなる変速機構で変速し、当該変速された駆動力を前記変速機構と同軸上の差動機構を介して駆動輪に伝達する動力伝達装置であって、前記第1遊星歯車は、第1サンギヤと、第1リングギヤと、前記第1サンギヤと前記第1リングギヤに噛み合う第1シングルピニオンギヤを支持する第1キヤリヤとを有し、前記第2遊星歯車は、第2サンギヤと、第2リングギヤと、前記第2サンギヤと前記第2リングギヤに噛み合う第2シングルピニオンギヤを支持する第2キヤリヤとを有し、前記第2ブレーキは、前記第1回転メンバの回転を係止可能であり、当該第1及び第2ブレーキを選択的に締結解放することで2速の変速比を達成可能とした。【選択図】図1
Description
本発明は、電動車両用有段動力伝達装置に関する。
特許文献1には、電動機を駆動源とする電動車両において、最大駆動力、最高速を確保しつつ、モータを小型化するために有段の変速機構を備えた電動車両用有段動力伝達装置の技術が記載されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、締結要素2個の構成で、回転部材同士の締結を行うクラッチを含んでおり、このクラッチを締結するピストンを押すために、スラストベアリング等の軸受を介して押す必要があり、この軸受によりフリクションが発生し、効率が悪化するという問題がある。
また、クラッチのピストン及び作動室を回転部材内に設けることも考えられるが、この場合、ケース等から作動室までの油路の受け渡し部分にシールリングを設ける必要があり、部品点数や、フリクションが増加するという問題が発生する。
また、クラッチのピストン及び作動室を回転部材内に設けることも考えられるが、この場合、ケース等から作動室までの油路の受け渡し部分にシールリングを設ける必要があり、部品点数や、フリクションが増加するという問題が発生する。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、部品点数や、フリクションの増加を抑制した電動車両用有段動力伝達装置を提供することを目的とする。
本発明の電動車両用有段動力伝達装置では、電動機からの駆動力を、第1遊星歯車、第2遊星歯車、第1ブレーキ及び第2ブレーキとからなる変速機構で変速し、当該変速された駆動力を前記変速機構と同軸上の差動機構を介して駆動輪に伝達する動力伝達装置であって、前記第1遊星歯車は、第1サンギヤと、第1リングギヤと、前記第1サンギヤと前記第1リングギヤに噛み合う第1シングルピニオンギヤを支持する第1キヤリヤとを有し、前記第2遊星歯車は、第2サンギヤと、第2リングギヤと、前記第2サンギヤと前記第2リングギヤに噛み合う第2シングルピニオンギヤを支持する第2キヤリヤとを有し、前記電動機と連結する入力軸は、前記第1サンギヤに常時連結し、前記差動機構と連結する出力軸は、前記第1キヤリヤと前記第2リングギヤとに常時連結し、前記第1リングギヤと前記第2サンギヤとが常時連結して第1回転メンバを構成し、前記第1ブレーキは前記第2キヤリヤの回転を係止可能であり、前記第2ブレーキは、前記第1回転メンバの回転を係止可能であり、当該第1及び第2ブレーキを選択的に締結解放することにより2速の変速比を達成可能にしたことを特徴とする。
よって、本発明の電動車両用有段動力伝達装置にあっては、クラッチを必要としないため、部品点数や、フリクションの増加を抑制することができる。
[実施例1]
図1は、実施例1の電動車両用有段動力伝達装置を模式的に示すスケルトン図である。
図1は、実施例1の電動車両用有段動力伝達装置を模式的に示すスケルトン図である。
[電動車両用有段動力伝達装置の構成]
破線で囲まれた電動車両用有段動力伝達装置10は、シングルピニオン式の第1遊星歯車2とシングルピニオン式の第2遊星歯車3とピストンとピストンシリンダ室と多板要素とから成る第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bとから構成される変速機構とその一対の遊星歯車2、3間に配置されたダブルピニオン式の遊星歯車である差動機構4とから構成され、回転軸線Pの軸方向の一方側(図示右方向)から、第1遊星歯車2、差動機構4、第2遊星歯車3の順に配置している。
なお、シングルピニオン式の第1遊星歯車2と第2遊星歯車3と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bとから構成される変速機構と差動機構4は、その回転中心である回転軸線P上で同軸に配置されている。
第1遊星歯車2は、第1サンギヤ2Sと第1リングギヤ2Rと、第1サンギヤ2Sと第1リングギヤ2Rに噛み合う第1シングルピニオンギヤ2Pを支持する第1キャリア2Cとから構成されている。
第2遊星歯車3は、第2サンギヤ3Sと第2リングギヤ3Rと、第2サンギヤ3Sと第2リングギヤ3Rに噛み合う第2シングルピニオンギヤ3Pを支持する第2キャリア3Cとから構成されている。
差動機構4は、サンギヤ4Sとリングギヤ4Rと、サンギヤ4Sとリングギヤ4Rに噛み合うダブルピニオンギヤ4Pを支持するキャリア4Cとから構成されている。
また、電動機1は、回転軸線Pの軸方向の一方側(図示右方向)で、第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bは、回転軸線Pの軸方向の他方側(図示左方向)で、第1遊星歯車2と第2遊星歯車3、差動機構4の径方向外側に配置されている。
破線で囲まれた電動車両用有段動力伝達装置10は、シングルピニオン式の第1遊星歯車2とシングルピニオン式の第2遊星歯車3とピストンとピストンシリンダ室と多板要素とから成る第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bとから構成される変速機構とその一対の遊星歯車2、3間に配置されたダブルピニオン式の遊星歯車である差動機構4とから構成され、回転軸線Pの軸方向の一方側(図示右方向)から、第1遊星歯車2、差動機構4、第2遊星歯車3の順に配置している。
なお、シングルピニオン式の第1遊星歯車2と第2遊星歯車3と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bとから構成される変速機構と差動機構4は、その回転中心である回転軸線P上で同軸に配置されている。
第1遊星歯車2は、第1サンギヤ2Sと第1リングギヤ2Rと、第1サンギヤ2Sと第1リングギヤ2Rに噛み合う第1シングルピニオンギヤ2Pを支持する第1キャリア2Cとから構成されている。
第2遊星歯車3は、第2サンギヤ3Sと第2リングギヤ3Rと、第2サンギヤ3Sと第2リングギヤ3Rに噛み合う第2シングルピニオンギヤ3Pを支持する第2キャリア3Cとから構成されている。
差動機構4は、サンギヤ4Sとリングギヤ4Rと、サンギヤ4Sとリングギヤ4Rに噛み合うダブルピニオンギヤ4Pを支持するキャリア4Cとから構成されている。
また、電動機1は、回転軸線Pの軸方向の一方側(図示右方向)で、第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bは、回転軸線Pの軸方向の他方側(図示左方向)で、第1遊星歯車2と第2遊星歯車3、差動機構4の径方向外側に配置されている。
まず、電動機1は、入力軸αを介して第1遊星歯車2のサンギヤ2Sに連結している。
第1遊星歯車2の第1リングギヤ2Rは、第2遊星歯車3の第2サンギヤ3Sと常時連結して、第1回転メンバを構成している。
また、この第1回転メンバは、第2ブレーキH/Bにより、ケースCAに係止可能に構成されている。
第2遊星歯車3の第2キャリア3Cは、第1ブレーキL/Bにより、ケースCAに係止可能に構成されている。
第1遊星歯車2の第1キャリア2Cと第2遊星歯車3の第2リングギヤ3Rは差動機構4のリングギヤ4Rに、出力軸βを介して常時連結している。
差動機構4のキャリア4Cは右側駆動輪5Rに、差動機構4のサンギヤ4Sは左側駆動輪5Lに常時連結している。
第1遊星歯車2の第1リングギヤ2Rは、第2遊星歯車3の第2サンギヤ3Sと常時連結して、第1回転メンバを構成している。
また、この第1回転メンバは、第2ブレーキH/Bにより、ケースCAに係止可能に構成されている。
第2遊星歯車3の第2キャリア3Cは、第1ブレーキL/Bにより、ケースCAに係止可能に構成されている。
第1遊星歯車2の第1キャリア2Cと第2遊星歯車3の第2リングギヤ3Rは差動機構4のリングギヤ4Rに、出力軸βを介して常時連結している。
差動機構4のキャリア4Cは右側駆動輪5Rに、差動機構4のサンギヤ4Sは左側駆動輪5Lに常時連結している。
図2は、実施例1の電動車両用有段動力伝達装置の各ブレーキの締結・解放の状態を示
す図表である。
す図表である。
図2に示すように、第1ブレーキL/Bを締結すると、シングルピニオン式の第1遊星歯車2とシングルピニオン式の第2遊星歯車3と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bとから構成される変速機構は1速を形成し、第2ブレーキH/Bを締結すると、シングルピニオン式の第1遊星歯車2とシングルピニオン式の第2遊星歯車3と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bとから構成される変速機構は2速を形成することになる。
図3は、実施例1の電動車両用有段動力伝達装置についての共線図である。
前述したように、1速時には、第1ブレーキL/Bが締結され、第2キャリア3CがケースCAに固定される。
このため、サンギヤ2Sに入力される電動機1の駆動力は、1速に変速された後、第1遊星歯車2の第1キャリア2Cと第2遊星歯車3の第2リングギヤ3Rを介して、差動機構4のリングギヤ4Rに入力され、キャリア4Cから右側駆動輪5Rに、サンギヤ4Sから左側駆動輪5Lに駆動力が伝達される。
このため、サンギヤ2Sに入力される電動機1の駆動力は、1速に変速された後、第1遊星歯車2の第1キャリア2Cと第2遊星歯車3の第2リングギヤ3Rを介して、差動機構4のリングギヤ4Rに入力され、キャリア4Cから右側駆動輪5Rに、サンギヤ4Sから左側駆動輪5Lに駆動力が伝達される。
また、前述したように、2速時には、第2ブレーキH/Bが締結され、常時連結されている第1リングギヤ2Rと第2サンギヤ3Sで構成される第1回転メンバがケースCAに固定される。
このため、サンギヤ2Sに入力される電動機1の駆動力は、2速に変速された後、第1遊星歯車2の第1キャリア2Cと第2遊星歯車3の第2リングギヤ3Rを介して、差動機構4のリングギヤ4Rに入力され、キャリア4Cから右側駆動輪5Rに、サンギヤ4Sから左側駆動輪5Lに駆動力が伝達される。
このため、サンギヤ2Sに入力される電動機1の駆動力は、2速に変速された後、第1遊星歯車2の第1キャリア2Cと第2遊星歯車3の第2リングギヤ3Rを介して、差動機構4のリングギヤ4Rに入力され、キャリア4Cから右側駆動輪5Rに、サンギヤ4Sから左側駆動輪5Lに駆動力が伝達される。
このように構成することにより、前進2速、後進2速(電動機1を逆回転させる)の電動車両用有段動力伝達装置10を構成している。
次に、作用効果を説明する。
実施例1の電動車両用有段動力伝達装置にあっては、以下に列挙する作用効果を奏する。
実施例1の電動車両用有段動力伝達装置にあっては、以下に列挙する作用効果を奏する。
(1)電動車両用有段動力伝達装置10は、シングルピニオン式の第1遊星歯車2とシングルピニオン式の第2遊星歯車3と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bとから構成される変速機構とその一対の第1遊星歯車2と、第2遊星歯車3間に配置された差動機構4とから構成した。
よって、締結要素として2組の第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bで構成し、クラッチを必要としないため、軸受部材によるフリクションの悪化がなく、また、シールリングも必要がないため部品点数を削減でき、オイルのリークも減らすことができる。
よって、締結要素として2組の第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bで構成し、クラッチを必要としないため、軸受部材によるフリクションの悪化がなく、また、シールリングも必要がないため部品点数を削減でき、オイルのリークも減らすことができる。
(2)回転軸線Pの軸方向の一方側から、第1遊星歯車2、差動機構4、第2遊星歯車3の順に配置した。
よって、中央に差動機構4を配置し、その両側に第1遊星歯車2、第2遊星歯車3を配置しているので、電動車両用有段動力伝達装置10を小型化することができる。
すなわち、第1遊星歯車2、第2遊星歯車3を隣接配置し、差動機構4を回転軸線Pの軸方向の一方側においた場合、第2遊星歯車3の内径側に3つの軸を通さざるを得ない。このため、適切な変速比を確保しようとした場合、第2遊星歯車3が大型化する。(適切な変速比をとるための歯数比を確保しようとしても第2サンギヤ3Sが大型化するので、第2リングギヤ3Rも大型化せざるを得ない)。一方、第1実施例では、第2遊星歯車3の内径側を通る軸数を最小限にでき、第2遊星歯車3のサンギヤ3Sを小型化できるので、適切な歯数比をとっても、第2遊星歯車3が大型化せず、シングルピニオン式の第1遊星歯車2と第2遊星歯車3と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bとから構成される変速機構の大型化を抑制できる。
よって、中央に差動機構4を配置し、その両側に第1遊星歯車2、第2遊星歯車3を配置しているので、電動車両用有段動力伝達装置10を小型化することができる。
すなわち、第1遊星歯車2、第2遊星歯車3を隣接配置し、差動機構4を回転軸線Pの軸方向の一方側においた場合、第2遊星歯車3の内径側に3つの軸を通さざるを得ない。このため、適切な変速比を確保しようとした場合、第2遊星歯車3が大型化する。(適切な変速比をとるための歯数比を確保しようとしても第2サンギヤ3Sが大型化するので、第2リングギヤ3Rも大型化せざるを得ない)。一方、第1実施例では、第2遊星歯車3の内径側を通る軸数を最小限にでき、第2遊星歯車3のサンギヤ3Sを小型化できるので、適切な歯数比をとっても、第2遊星歯車3が大型化せず、シングルピニオン式の第1遊星歯車2と第2遊星歯車3と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bとから構成される変速機構の大型化を抑制できる。
(3)電動機1は、回転軸線Pの軸方向の一方側で、第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bは、回転軸線Pの軸方向の他方側で、第1遊星歯車2と第2遊星歯車3、差動機構4の径方向外側に配置した。
よって、電動機1、第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bを径方向外側に配置することで、装置の軸方向寸法の増大を抑制することができる。これにより、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)車において、ドライブシャフト長を十分確保でき、ドライブシャフトの折れ角が大きくなりすぎることを抑制できる。
また、第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bを集中配置することで、油路長の差を小さくでき、第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bの制御性を向上することがで
きる。
よって、電動機1、第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bを径方向外側に配置することで、装置の軸方向寸法の増大を抑制することができる。これにより、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)車において、ドライブシャフト長を十分確保でき、ドライブシャフトの折れ角が大きくなりすぎることを抑制できる。
また、第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bを集中配置することで、油路長の差を小さくでき、第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bの制御性を向上することがで
きる。
(4)差動機構4は、サンギヤ4Sとリングギヤ4Rと、サンギヤ4Sとリングギヤ4Rに噛み合うダブルピニオンギヤ4Pを支持するキャリア4Cとからなる遊星歯車で構成した。
よって、回転軸線Pの軸方向の装置の軸方向寸法の増大を抑制することができる。これにより、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)車において、ドライブシャフト長を十分確保でき、ドライブシャフトの折れ角が大きくなりすぎることを、より抑制できる。
よって、回転軸線Pの軸方向の装置の軸方向寸法の増大を抑制することができる。これにより、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)車において、ドライブシャフト長を十分確保でき、ドライブシャフトの折れ角が大きくなりすぎることを、より抑制できる。
図4は、実施例2の電動車両用有段動力伝達装置を模式的に示すスケルトン図である。
実施例1とは異なり、電動機1と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bを、第1遊星歯車2と第2遊星歯車3、差動機構4の径方向内側で、回転軸線Pの軸方向の一方側と他方側に配置した。
その他の構成、作用は実施例1と同じであるため、説明を省略する。
その他の構成、作用は実施例1と同じであるため、説明を省略する。
次に、実施例2の作用効果を列挙する。
電動機1と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bを、第1遊星歯車2と第2遊星歯車3、差動機構4の回転軸線Pの軸方向の一方側と他方側に配置した。
よって、電動機1と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bを、第1遊星歯車2と第2遊星歯車3、差動機構4の回転軸線Pの軸方向の一方側と他方側に配置することで、装置の径方向寸法の増大を抑制することができる。これにより、フロントエンジン・リヤドライブ(FR)車において、装置の搭載性の向上を図ることができる。
その他の作用効果は、実施例1の作用効果の(3)を除き、実施例1と同じである。
電動機1と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bを、第1遊星歯車2と第2遊星歯車3、差動機構4の回転軸線Pの軸方向の一方側と他方側に配置した。
よって、電動機1と第1ブレーキL/B、第2ブレーキH/Bを、第1遊星歯車2と第2遊星歯車3、差動機構4の回転軸線Pの軸方向の一方側と他方側に配置することで、装置の径方向寸法の増大を抑制することができる。これにより、フロントエンジン・リヤドライブ(FR)車において、装置の搭載性の向上を図ることができる。
その他の作用効果は、実施例1の作用効果の(3)を除き、実施例1と同じである。
[他の実施例]
以上、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
以上、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
1 電動機
2 第1遊星歯車(変速機構)
2S 第1サンギヤ
2R 第1リングギヤ(第1回転メンバ)
2C 第1キャリア
2P 第1シングルピニオンギヤ
3 第2遊星歯車(変速機構)
3S 第2サンギヤ(第1回転メンバ)
3R 第2リングギヤ
3C 第2キャリア
3P 第2シングルピニオンギヤ
4 差動機構
4S サンギヤ
4R リングギヤ
4C キャリア
4P ダブルピニオンギヤ
5L 左側駆動輪
5R 右側駆動輪
L/B 第1ブレーキ(変速機構)
H/B 第2ブレーキ(変速機構)
P 回転軸線
α 入力軸
β 出力軸
2 第1遊星歯車(変速機構)
2S 第1サンギヤ
2R 第1リングギヤ(第1回転メンバ)
2C 第1キャリア
2P 第1シングルピニオンギヤ
3 第2遊星歯車(変速機構)
3S 第2サンギヤ(第1回転メンバ)
3R 第2リングギヤ
3C 第2キャリア
3P 第2シングルピニオンギヤ
4 差動機構
4S サンギヤ
4R リングギヤ
4C キャリア
4P ダブルピニオンギヤ
5L 左側駆動輪
5R 右側駆動輪
L/B 第1ブレーキ(変速機構)
H/B 第2ブレーキ(変速機構)
P 回転軸線
α 入力軸
β 出力軸
Claims (5)
- 電動機からの駆動力を、第1遊星歯車、第2遊星歯車、第1ブレーキ及び第2ブレーキとからなる変速機構で変速し、当該変速された駆動力を前記変速機構と同軸上の差動機構を介して駆動輪に伝達する動力伝達装置であって、
前記第1遊星歯車は、第1サンギヤと、第1リングギヤと、前記第1サンギヤと前記第1リングギヤに噛み合う第1シングルピニオンギヤを支持する第1キャリアとを有し、
前記第2遊星歯車は、第2のサンギヤと、第2のリングギヤと、前記第2のサンギヤと前記第1のリングギヤに噛み合う第2シングルピニオンギヤを支持する第2のキャリアとを有し、
前記電動機と連結する入力軸は、前記第1サンギヤに常時連結し、
前記差動機構と連結する出力軸は、前記第1キャリアと前記第2リングギヤとに常時連結し、
前記第1リングギヤと前記第2サンギヤとが常時連結して第1回転メンバを構成し、
前記第1ブレーキは前記第2キャリアの回転を係止可能であり、
前記第2ブレーキは、前記第一回転メンバの回転を係止可能であり、
当該第1及び第2ブレーキを選択的に締結解放することにより2速の変速比を達成可能にした、
ことを特徴とする電動車両用有段動力伝達装置。 - 請求項1に記載の電動車両用有段動力伝達装置において、
軸方向一方側から他方側に向かって、前記第1遊星歯車、前記差動機構、第2遊星歯車の順に配置されている、
ことを特徴とする電動車両用有段動力伝達装置。 - 請求項2に記載の電動車両用有段動力伝達装置において、
前記電動機を前記第1遊星歯車、前記差動機構、前記第2遊星歯車の径方向外側で軸方向の一方側に配置し、
前記第1ブレーキ、前記第2ブレーキを前記第1遊星歯車、前記差動機構、第2遊星歯車の径方向外側で軸方向の他方側に配置した、
ことを特徴とする電動車両用有段動力伝達装置。 - 請求項2に記載の電動車両用有段動力伝達装置において、
前記電動機を前記第1遊星歯車、前記差動機構、前記第2遊星歯車の径方向内側で軸方向の一方側に配置し、
前記第1ブレーキ、前記第2ブレーキを前記第1遊星歯車、前記差動機構、第2遊星歯車の径方向内側で軸方向の他方側に配置した、
ことを特徴とする電動車両用有段動力伝達装置。 - 請求項1に記載の電動車両用有段動力伝達装置において、
前記差動機構は、遊星歯車にて構成した、
ことを特徴とする電動車両用有段動力伝達装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018070542A JP2021139371A (ja) | 2018-04-02 | 2018-04-02 | 電動車両用有段動力伝達装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018070542A JP2021139371A (ja) | 2018-04-02 | 2018-04-02 | 電動車両用有段動力伝達装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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2019
- 2019-03-06 WO PCT/JP2019/008766 patent/WO2019193904A1/ja active Application Filing
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