JP2021139345A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021139345A
JP2021139345A JP2020039030A JP2020039030A JP2021139345A JP 2021139345 A JP2021139345 A JP 2021139345A JP 2020039030 A JP2020039030 A JP 2020039030A JP 2020039030 A JP2020039030 A JP 2020039030A JP 2021139345 A JP2021139345 A JP 2021139345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
fuel
supply device
valve seat
path portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020039030A
Other languages
English (en)
Inventor
優 亀井
Masaru Kamei
優 亀井
達紀 福井
Tatsunori Fukui
達紀 福井
聡志 中村
Satoshi Nakamura
聡志 中村
慎也 東
Shinya Azuma
慎也 東
達也 古橋
Tatsuya Furuhashi
達也 古橋
晃裕 大野
Akihiro Ono
晃裕 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2020039030A priority Critical patent/JP2021139345A/ja
Publication of JP2021139345A publication Critical patent/JP2021139345A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Valve Housings (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Abstract

【課題】少ない部品数で燃料流路内の燃料の圧力を高圧に維持することができる技術を提供する。【解決手段】燃料流路は、第1方向に延びる第1流路部と、前記第1流路部の下流端部に接続されており、前記第1方向から前記第1方向と異なる第2方向へ屈曲する屈曲流路部と、を備えていてもよい。前記屈曲流路部は、前記第1流路部を流れる燃料と向かい合うように前記第1流路部側を向く壁部を備えていてもよい。逆止弁は、前記燃料流路に配置されている弁座と、前記弁座よりも前記屈曲流路部の前記壁部側に配置されている弁体と、前記弁体よりも前記屈曲流路部の前記壁部側に配置されており前記壁部の反力により前記弁体を前記弁座側に押圧する押圧部材と、を備えていてもよい。【選択図】図1

Description

本明細書に開示する技術は、燃料供給装置に関する。
特許文献1に燃料供給装置が開示されている。特許文献1の燃料供給装置は、燃料を吐出する吐出口を有する燃料ポンプと、燃料ポンプの吐出口から吐出された燃料が流れる燃料流路と、燃料流路に配置されている逆止弁とを備えている。燃料流路は、横方向に延びる第1流路部と、第1流路部の下流端部に接続されており横方向から縦方向に屈曲する屈曲流路部と、屈曲流路部の下流端部に接続されており縦方向に延びる第2流路部とを備えている。逆止弁は、第2流路部に配置されている弁座と、自重によって弁座に当接する弁体とを備えている。逆止弁は、燃料ポンプから吐出された燃料が燃料流路の下流側へ流れることを許容する一方で燃料流路の上流側へ流れることを禁止する。これにより、逆止弁よりも下流側の燃料流路内の燃料の圧力が維持される。
特開2005−180300号公報
特許文献1の構成では、逆止弁の弁体が自重によって弁座に当接することで逆止弁が閉弁するが、この構成では燃料流路内の圧力を高圧に維持することが困難な場合がある。また、燃料流路内の圧力を高圧に維持するために別途の部品を追加すると部品数が不必要に多くなることがある。本明細書は、少ない部品数で燃料流路内の燃料の圧力を高圧に維持することができる技術を提供する。
本明細書に開示する燃料供給装置は、燃料を吐出する吐出口を有する燃料ポンプと、前記燃料ポンプの前記吐出口から吐出された燃料が流れる燃料流路と、前記燃料流路に配置されており、前記燃料流路の下流側へ燃料が流れることを許容する一方で前記燃料流路の上流側へ燃料が流れることを禁止する逆止弁と、を備えていてもよい。前記燃料流路は、第1方向に延びる第1流路部と、前記第1流路部の下流端部に接続されており、前記第1方向から前記第1方向と異なる第2方向へ屈曲する屈曲流路部と、を備えていてもよい。前記屈曲流路部は、前記第1流路部を流れる燃料と向かい合うように前記第1流路部側を向く壁部を備えていてもよい。前記逆止弁は、前記燃料流路に配置されている弁座と、前記弁座よりも前記屈曲流路部側に配置されている弁体と、前記弁体よりも前記屈曲流路部側に配置されており前記壁部の反力により前記弁体を前記弁座側に押圧する押圧部材と、を備えていてもよい。
この構成によれば、押圧部材が屈曲流路部の壁部の反力を利用して弁体を弁座側に押圧するので、弁体を弁座に緊密に当接させることができ、逆止弁を緊密に閉弁することができる。これにより、燃料流路内の燃料の圧力を高圧に維持することができる。また、屈曲流路部の壁部を利用して逆止弁を閉弁するので、既存の構成を利用して逆止弁を閉弁することができる。したがって、少ない部品数で逆止弁を閉弁することができる。以上より、少ない部品数で燃料流路内の燃料の圧力を高圧に維持することができる。
前記逆止弁の前記弁座は、前記燃料ポンプの前記吐出口よりも前記屈曲流路部側に配置されていてもよい。
この構成によれば、逆止弁の弁座の位置が燃料ポンプの吐出口の位置に依存しないので、弁座の位置を自由に設定することができる。
前記逆止弁の前記弁座は、前記燃料ポンプの前記吐出口に設けられていてもよい。
この構成によれば、逆止弁の弁座を構成するための別途の部品を設ける必要がないので、部品数を少なくすることができる。また、燃料供給装置の組み立て工数を少なくすることができる。
燃料供給装置は、前記押圧部材が前記弁体を押圧するときに前記押圧部材を第1方向に案内するガイド部材を更に備えていてもよい。
この構成によれば、弁体を第1方向に正確に押圧することができる。
燃料供給装置は、燃料及び前記燃料ポンプを収容する燃料タンクと、前記燃料タンクの上部に設けられている開口部に固定されている上部部材と、前記上部部材に対して上下方向に移動動可能に連結されている可動部材と、を更に備えていてもよい。前記燃料流路は、前記可動部材に設けられていてもよい。前記逆止弁は、前記上部部材と前記可動部材との連結部分よりも下流側の前記燃料流路に配置されていてもよい。
この構成によれば、可動部材を備える構成においても、少ない部品数で燃料流路内の燃料の圧力を高圧に維持することができる。可動部材を備える構成では、燃料流路内の燃料の圧力によって可動部材を下方に押圧するために、燃料流路内の燃料の圧力を高圧に維持することが特に効果的である。
実施例の燃料供給装置の断面図。 図1の部分IIの拡大図。 他の実施例の図2に対応する図。 更に他の実施例の図2に対応する図。
実施例の燃料供給装置1について図面を参照して説明する。図1に示すように、燃料供給装置1は、燃料タンク10と、燃料タンク10の上部11に固定されている上部部材20とを備えている。また、燃料供給装置1は、燃料タンク10に収容されている可動部材40、燃料ポンプ70、貯留タンク90、及び、燃料フィルタ80を備えている。燃料供給装置1は、自動車(例えば、ガソリン車やハイブリッド車)に搭載される。燃料供給装置1は、自動車のエンジンに燃料(例えばガソリン)を供給する装置である。
燃料タンク10は、自動車のエンジンに供給される燃料を収容している。燃料タンク10は、例えば樹脂や金属から構成されている。燃料タンク10は、上部11と、底部13とを備えている。燃料タンク10の上部11には開口部12が設けられている。
上部部材20は、蓋部材21と、流路部材22とを備えている。蓋部材21は、燃料タンク10の開口部12に固定されている。蓋部材21は、開口部12を閉塞している。流路部材22は、蓋部材21に固定されている。流路部材22は、蓋部材21と一体的に構成されている。蓋部材21と流路部材22は、例えば樹脂から構成されている。流路部材22は、燃料タンク10の内外にわたって配置されている。
流路部材22は、内流路部材23と、外流路部材24とを備えている。内流路部材23は、燃料タンク10内に配置されている。外流路部材24は、燃料タンク10外に配置されている。内流路部材23と外流路部材24には吐出流路30が設けられている。吐出流路30は、燃料タンク10の内外にわたって延びている。
内流路部材23は図1の縦方向に延びている。内流路部材23は、大径部31と、小径部32とを備えている。大径部31は、小径部32よりも下側に位置している。大径部31の外径は、小径部32の外径よりも大きい。大径部31の外周面にはシール部材35が配置されている。シール部材35は大径部31の周方向に延びている。シール部材35は、例えば、Oリングやリップシールである。大径部31の外周面と後述する可動部材40の第2流路部52の内周面との間がシール部材35によってシールされる。
(可動部材40の構成)
可動部材40の構成について説明する。可動部材40は、第1部分41と、第2部分42と、第3部分43とを備えている。可動部材40の第1部分41は上部部材20の流路部材22に連結されている。可動部材40の第2部分42は燃料ポンプ70に連結されており、第3部分43は貯留タンク90に連結されている。
可動部材40には、燃料流路50が設けられている。燃料ポンプ70から吐出される燃料が燃料流路50を流れる。燃料流路50には逆止弁60が配置されている。また、可動部材40には、燃料流路50を流れる燃料の一部を貯留タンク90に戻すリターン流路55が設けられている。
(燃料流路50の構成)
燃料流路50の構成について説明する。燃料流路50は、第1流路部51と、屈曲流路部53と、第2流路部52とを備えている。図2に示すように、第1流路部51は、可動部材40の第1部分41に設けられている。第1流路部51は図1及び図2の縦方向(第1方向の一例)に延びている。第1流路部51の上流端部には燃料ポンプ70の吐出部73が挿入されている。燃料ポンプ70から吐出された燃料が第1流路部51を流れる。第1流路部51の下流端部には屈曲流路部53が接続されている。
屈曲流路部53は、可動部材40の第1部分41と第2部分42の接続部分に設けられている。第1部分41に設けられている第1流路部51を流れた後の燃料が屈曲流路部53を流れる。屈曲流路部53は、図1及び図2の縦方向の延びた後に横方向(第2方向の一例)に屈曲して横方向に延びている。屈曲流路部53の上流側が縦方向に延びており、屈曲流路部53の下流側が横方向に延びている。
屈曲流路部53は、第1内壁部151と、第2内壁部152とを備えている。第1内壁部151は、第1流路部51を流れる燃料と向かい合うように第1流路部51側を向いている。第1内壁部151は、第1流路部51の延長線上に設けられている。第1内壁部151は、横方向に延びている。第2内壁部152は、第1内壁部151の端部に接続されている。第2内壁部152は、縦方向に延びている。第2内壁部152は、第2流路部52側を向いている。
第2流路部52は、屈曲流路部53の下流端部に接続されている。第2流路部52は、可動部材40の第2部分42に設けられている(図1参照)。第2流路部52は図1及び図2の縦方向に延びている。第2流路部52の軸X2は、第1流路部51と第2流路部52との間に屈曲流路部53が介在することにより、第1流路部51の軸X1から横方向に離間している。第1流路部51及び屈曲流路部53を流れた後の燃料が第2流路部52を流れる。
図1に示すように、可動部材40の第2流路部52には、上部部材20の縦方向に延びる内流路部材23が挿入されている。これによって、可動部材40が上部部材20に連結されている。可動部材40は、内流路部材23に沿って図1の上下方向に移動可能に構成されている。より詳細には、燃料流路50を流れる燃料の圧力によって可動部材40が下方に押圧されて内流路部材23に沿って下方に移動する。或いは、燃料タンク10内の圧力が低下することによって燃料タンク10が上下方向に収縮すると、その収縮力によって可動部材40が上方に押圧されて内流路部材23に沿って上方に移動する。
(逆止弁60の構成)
逆止弁60の構成について説明する。逆止弁60は、燃料流路50に配置されており、燃料流路50の下流側へ燃料が流れることを許容する一方で燃料流路50の上流側へ燃料が流れることを禁止する。図2に示すように、逆止弁60は、弁座部材61と、弁体62と、バネ部材63(押圧部材の一例)と、ガイド部材64とを備えている。
弁座部材61は、第1流路部51に配置されている。弁座部材61は、第1流路部51の内周面に固定されている。弁座部材61には、流通孔66と、弁座65とが設けられている。流通孔66は、弁座部材61の中心部に設けられており、弁座部材61を縦方向に貫通している。弁座65は、流通孔66の周囲に設けられている。弁座65は、第1流路部51の下流側(屈曲流路部53側)を向いている。弁座65は、屈曲流路部53の第1内壁部151と向かい合っている。
弁体62は、弁座65よりも第1流路部51の下流側(屈曲流路部53側)に配置されている。弁座65と屈曲流路部53の第1内壁部151との間に弁体62が配置されている。弁体62は、例えば樹脂から構成されている。弁体62は、弁座65に対して当接及び離間する。より詳細には、弁体62は、弁体62よりも上流側の第1流路部51内の燃料の圧力によって押圧されて弁座65から離間する。また、弁体62は、バネ部材63によって押圧されて弁座65に当接する。弁体62が弁座65に対して離間又は当接することにより弁座部材61の流通孔66が開閉する。
バネ部材63は、弁体62よりも第1流路部51の下流側(屈曲流路部53側)に配置されている。弁体62と屈曲流路部53の第1内壁部151との間にバネ部材63が配置されている。バネ部材63の一端部は、弁体62に当接している。バネ部材63の他端部は、第1内壁部151に固定されているガイド部材64の基部67に当接している。バネ部材63は、第1内壁部151の反力により、弁体62を弁座65側(第1流路部51の上流側)に押圧する。バネ部材63は、第1流路部51に沿って伸縮可能に構成されている。
ガイド部材64は、基部67と、延在部68とを備えている。基部67は、屈曲流路部53の第1内壁部151に固定されている。延在部68は、基部67から弁体62に向かって延びている。延在部68は、第1流路部51に沿って図1及び図2の縦方向に延びている。延在部68は、バネ部材63の内側に挿入されている。延在部68は、バネ部材63を縦方向に案内する。
(リターン流路55の構成)
リターン流路55の構成について説明する。図1に示すように、リターン流路55は、可動部材40の第3部分43に設けられている。リターン流路55は、図1の縦方向に延びている。リターン流路55の上流端部は、燃料流路50の第2流路部52の上流端部に接続されている。燃料流路50を流れる燃料の一部がリターン流路55に流入する。リターン流路55の下流端部は、貯留タンク90に接続されている。リターン流路55から流出する燃料が貯留タンク90に貯留される。
リターン流路55の下流端部には圧力調整弁85が配置されている。圧力調整弁85は、リターン流路55内の燃料の圧力が所定の圧力以上になると開弁し、リターン流路55内の燃料の圧力が所定の圧力未満になると閉弁する。圧力調整弁85が開弁するとリターン流路55から貯留タンク90に燃料が流入する。圧力調整弁85が閉弁すると貯留タンク90に燃料が流入しなくなる。圧力調整弁85が開閉することによってリターン流路55内及び燃料流路50内の燃料の圧力が調整される。
(燃料ポンプ70の構成)
燃料ポンプ70の構成について説明する。図1に示すように、燃料ポンプ70は、本体部71と、吸入部72と、吐出部73とを備えている。燃料ポンプ70は、図示省略する固定部材によって可動部材40の第1部分41に固定されている。燃料ポンプ70の本体部71は、例えば、モータとインペラ(図示省略)を備えている。吸入部72は、本体部71から下方に突出している。吐出部73は、本体部71から上方に突出している。
図2に示すように、燃料ポンプ70の吐出部73は、燃料流路50の第1流路部51の上流端部に挿入されている。第1流路部51に吐出部73が配置されている。吐出部73と第1流路部51との隙間にはシール部材75が配置されている。シール部材75は、例えば、Oリングやリップシールである。吐出部73には吐出口74が設けられている。
燃料ポンプ70は、本体部71のモータとインペラが回転することによって、燃料タンク10内及び貯留タンク90内の燃料を吸入部72から吸入し、吐出部73から吐出する。吐出部73の吐出口74から第1流路部51に燃料が吐出される。吐出口74から吐出された燃料は、燃料流路50及び流路部材22の吐出流路30を流れてエンジンに供給される。
(貯留タンク90の構成)
貯留タンク90の構成について説明する。貯留タンク90は、リターン流路55の下流端部に接続されている。リターン流路55から流出する燃料が貯留タンク90に貯留される。貯留タンク90は、例えば樹脂や金属から構成されている。貯留タンク90の下端部には開口部92が設けられている。開口部92は、燃料タンク10の底部13に向かって開口している。開口部92には、燃料フィルタ80が配置されている。
(燃料フィルタ80の構成)
燃料フィルタ80の構成について説明する。燃料フィルタ80は、フィルタ部材81と、連結部82とを備えている。フィルタ部材81は、例えば不織布から形成されている。フィルタ部材81は、例えば骨組みの部材を備えていてもよい。フィルタ部材81は、フィルタ部材81を通過する燃料に含まれている異物を除去する。連結部82は、燃料ポンプ70の吸入部72に連結されている。連結部82には、燃料が通過する流路が形成されている。燃料ポンプ70が動作すると、燃料タンク10内及び貯留タンク90内の燃料が、フィルタ部材81と連結部82を通過して燃料ポンプ70の吸入部72に吸入される。燃料ポンプ70に吸入された燃料は、燃料ポンプ70の吐出部73から吐出される。
(燃料供給装置1の動作)
燃料供給装置1の動作について説明する。上記の燃料供給装置1では、燃料ポンプ70が動作すると、燃料ポンプ70の吐出口74から燃料流路50の第1流路部51に燃料が吐出される。そうすると、燃料ポンプ70から吐出された燃料の圧力によって逆止弁60の弁体62が屈曲流路部53側に押圧されて弁体62が弁座65から離間する。これによって、逆止弁60が開弁する。逆止弁60が開弁すると、燃料ポンプ70から吐出された燃料が第1流路部51の下流側へ流れることが許容される。逆止弁60を通過した燃料は、第1流路部51から屈曲流路部53及び第2流路部52へ流れる。第2流路部52を流れた後の燃料は、第2流路部52に挿入されている内流路部材23に設けられている吐出流路30に流入する。吐出流路30に流入した燃料は、吐出流路30を流れてエンジンに供給される。
燃料ポンプ70が停止すると、燃料ポンプ70から燃料が吐出されなくなる。そうすると逆止弁60が閉弁する。より詳細には、逆止弁60のバネ部材63の押圧力によって弁体62が弁座65側に押圧されて弁座65に当接する。これによって、燃料が第1流路部51の上流側へ流れることが禁止される。
上記の燃料供給装置1では、燃料ポンプ70から吐出された燃料が燃料流路50及び吐出流路30を流れる過程で、当該流路50、30内の燃料の圧力によって可動部材40が下方に押圧されて下方に移動する(図1の矢印参照)。可動部材40が下方に移動すると、可動部材40に連結されている燃料ポンプ70及び貯留タンク90が下方に押圧されて下方に移動する。下方に移動した貯留タンク90は、燃料タンク10の底部13に当接する。
[効果]
以上、実施例の燃料供給装置1について説明した。上記の燃料供給装置1では、燃料流路50が、縦方向に延びる第1流路部51と、第1流路部51の下流端部に接続されており縦方向から横方向へ屈曲する屈曲流路部53とを備えている。屈曲流路部53は、第1流路部51を流れる燃料と向かい合うように第1流路部51側を向く第1内壁部151を備えている。燃料流路50に配置されている逆止弁60は、第1流路部51に配置されている弁座65と、弁座65よりも屈曲流路部53側に配置されている弁体62と、弁体62よりも屈曲流路部53側に配置されており第1内壁部151の反力により弁体62を弁座65側に押圧するバネ部材63とを備えている。
この構成によれば、屈曲流路部53の第1内壁部151の反力を利用して弁体62を押圧することができる。これによって、弁体62を弁座65に緊密に当接させることができ、逆止弁60を緊密に閉弁することができる。その結果、燃料流路50内の燃料の圧力を高圧に維持することができる。また、屈曲流路部53の第1内壁部151を利用するので、既存の構成を利用して逆止弁60を閉弁することができる。したがって、少ない部品数で逆止弁60を閉弁することができる。以上より、上記の燃料供給装置1によれば、少ない部品数で燃料流路50内の燃料の圧力を高圧に維持することができる。
上記の燃料供給装置1では、逆止弁60の弁座65が、燃料ポンプ70の吐出口74よりも屈曲流路部53側に配置されている。この構成によれば、逆止弁60の弁座65の位置が燃料ポンプ70の吐出口74の位置に依存しないので、弁座65の位置を自由に設定することができる。
上記の燃料供給装置1は、バネ部材63が弁体62を押圧するときにバネ部材63を縦方向に案内するガイド部材64を備えている。この構成によれば、弁体62を縦方向に正確に押圧することができる。
上記の燃料供給装置1は、燃料タンク10の上部11に固定されている上部部材20と、上部部材20に対して上下方向に移動可能に連結されている可動部材40とを備えている。可動部材40に燃料流路50が設けられている。逆止弁60は、上部部材20と可動部材40との連結部分よりも下流側の燃料流路50に配置されている。この構成によれば、可動部材40を備える構成においても、少ない部品数で燃料流路50内の燃料の圧力を高圧に維持することができる。可動部材40を備える構成では、燃料流路50内の燃料の圧力によって可動部材40が下方に移動するので、燃料流路50内の燃料の圧力を高圧に維持することが特に効果的である。
以上、一実施例について説明したが、具体的な態様は上記実施例に限定されるものではない。以下の説明において、上記の説明における構成と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
(他の実施例)
(1)上記の実施例では逆止弁60が弁座部材61を備えていたが、この構成に限定されない。他の実施例では、逆止弁60が弁座部材61を備えていなくてもよい。他の実施例では、図3に示すように、燃料ポンプ70の吐出口74に逆止弁60の弁座65が設けられていてもよい。逆止弁60の弁体62が燃料ポンプ70の吐出口74に対して当接及び離間する。これによって、燃料ポンプ70の吐出口74が開閉される。逆止弁60が吐出口74を開状態にすると燃料が吐出され、逆止弁60が吐出口74を閉状態にすると燃料が吐出されなくなる。
この構成によれば、逆止弁60の弁座65を構成するための別途の部品(例えば、弁座部材61)がないので、部品数を少なくすることができる。また、燃料供給装置1の組み立て工数を少なくすることができる。
(2)他の実施例では、図4に示すように、屈曲流路部53の第1内壁部151が斜め方向を向いていてもよい。この構成でも、第1内壁部151が第1流路部51を流れる燃料と向かい合うように第1流路部51側を向く状態になる。
(3)上記の実施例では、第1流路部51が縦方向に延びていたが、他の実施例では、第1流路部51が横方向(第1方向の他の一例)に延びていてもよい。また、屈曲流路部53が横方向から縦方向(第2方向の他の一例)に屈曲していてもよい。
(4)上記の実施例では、第1方向(縦方向)と第2方向(横方向)が直交していたが、他の実施例では、第1方向と第2方向が直交していなくてもよい。
(5)上記の実施例では、可動部材40の第1部分41と弁座部材61とが別部材で構成されていたが、両者が1個の部材で構成されていてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:燃料供給装置、10:燃料タンク、20:上部部材、21:蓋部材、22:流路部材、30:吐出流路、40:可動部材、50:燃料流路、51:第1流路部、52:第2流路部、53:屈曲流路部、55:リターン流路、60:逆止弁、61:弁座部材、62:弁体、63:バネ部材、64:ガイド部材、65:弁座、66:流通孔、70:燃料ポンプ、74:吐出口、80:燃料フィルタ、85:圧力調整弁、90:貯留タンク、151:第1内壁部、152:第2内壁部

Claims (5)

  1. 燃料を吐出する吐出口を有する燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプの前記吐出口から吐出された燃料が流れる燃料流路と、
    前記燃料流路に配置されており、前記燃料流路の下流側へ燃料が流れることを許容する一方で前記燃料流路の上流側へ燃料が流れることを禁止する逆止弁と、を備えている燃料供給装置であって、
    前記燃料流路は、
    第1方向に延びる第1流路部と、
    前記第1流路部の下流端部に接続されており、前記第1方向から前記第1方向と異なる第2方向へ屈曲する屈曲流路部と、を備えており、
    前記屈曲流路部は、前記第1流路部を流れる燃料と向かい合うように前記第1流路部側を向く壁部を備えており、
    前記逆止弁は、前記第1流路部に配置されている弁座と、前記弁座よりも前記屈曲流路部側に配置されている弁体と、前記弁体よりも前記屈曲流路部側に配置されており前記壁部の反力により前記弁体を前記弁座側に押圧する押圧部材と、を備えている、燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置であって、
    前記逆止弁の前記弁座は、前記燃料ポンプの前記吐出口よりも前記屈曲流路部側に配置されている、燃料供給装置。
  3. 請求項1に記載の燃料供給装置であって、
    前記逆止弁の前記弁座は、前記燃料ポンプの前記吐出口に設けられている、燃料供給装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料供給装置であって、
    前記押圧部材が前記弁体を押圧するときに前記押圧部材を第1方向に案内するガイド部材を更に備えている、燃料供給装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料供給装置であって、
    燃料及び前記燃料ポンプを収容する燃料タンクと、
    前記燃料タンクの上部に固定されている上部部材と、
    前記上部部材に対して上下方向に移動動可能に連結されている可動部材と、を更に備えており、
    前記燃料流路は、前記可動部材に設けられており、
    前記逆止弁は、前記上部部材と前記可動部材との連結部分よりも下流側の前記燃料流路に配置されている、燃料供給装置。
JP2020039030A 2020-03-06 2020-03-06 燃料供給装置 Pending JP2021139345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020039030A JP2021139345A (ja) 2020-03-06 2020-03-06 燃料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020039030A JP2021139345A (ja) 2020-03-06 2020-03-06 燃料供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021139345A true JP2021139345A (ja) 2021-09-16

Family

ID=77669539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020039030A Pending JP2021139345A (ja) 2020-03-06 2020-03-06 燃料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021139345A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005180300A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Honda Motor Co Ltd ポンプ横置き燃料ポンプモジュール
JP2008514851A (ja) * 2004-09-24 2008-05-08 ミレニアム インダストリーズ コーポレイション 複式ポンプ燃料供給システム
JP2013096496A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Honda Motor Co Ltd 逆止弁
JP2016105010A (ja) * 2014-11-21 2016-06-09 住友金属鉱山株式会社 コーンバルブ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005180300A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Honda Motor Co Ltd ポンプ横置き燃料ポンプモジュール
JP2008514851A (ja) * 2004-09-24 2008-05-08 ミレニアム インダストリーズ コーポレイション 複式ポンプ燃料供給システム
JP2013096496A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Honda Motor Co Ltd 逆止弁
JP2016105010A (ja) * 2014-11-21 2016-06-09 住友金属鉱山株式会社 コーンバルブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6331980B2 (ja) 燃料供給装置
US10544762B2 (en) Fuel supply device
US6923164B1 (en) Fuel supply apparatus
JP6327067B2 (ja) 燃料供給装置
US9850865B2 (en) Fuel supply device
US9915234B2 (en) Valve structure and fuel supply device
US10907593B2 (en) Fuel supply device
JP6318987B2 (ja) 燃料供給装置
US11168655B2 (en) Fuel filter device
US11118549B2 (en) Cover for fuel tank
JP6248868B2 (ja) 燃料供給装置
JP6432217B2 (ja) 燃料供給装置
JP6354463B2 (ja) 燃料供給装置
US10578063B2 (en) Relief valve and fuel supplying system
US10428770B2 (en) Solenoid valve and method of controlling the same
RU2593328C2 (ru) Топливный клапан
JP2021139345A (ja) 燃料供給装置
US10146234B2 (en) Thermostatic valve having anti-siphon feature
US10184576B2 (en) Pressure control valve
JP2021127723A (ja) 圧力調整装置
JP5323659B2 (ja) 圧力調整弁
US9421483B2 (en) Pre-filter for fuel module
WO2017042988A1 (ja) 燃料タンク用バルブ
JP2018119432A (ja) 燃料系部品の取り付け構造
JP2017180225A (ja) オイルフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230919