JP2021138589A - 誘電体組成物、誘電体薄膜、誘電体素子および電子回路基板 - Google Patents

誘電体組成物、誘電体薄膜、誘電体素子および電子回路基板 Download PDF

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Abstract

【課題】誘電体薄膜に関して水素雰囲気下での絶縁性の低下による信頼性の低下が課題となっており、信頼性に優れた誘電体組成物を提供する。【解決手段】組成式(Sr1−xCax)m(Ti1−yHfy)O3−δNδで表される主成分を有する誘電体組成物、誘電体薄膜13、および電極を有する誘電体素子である。0.15<x≦0.90、0<y≦0.15、0.90≦m≦1.15、0<δ≦0.05を満たす。【選択図】図1

Description

本発明は、誘電体組成物、誘電体薄膜、誘電体素子および電子回路基板に関する。
特許文献1には、誘電体薄膜に関する発明が記載されており、ペロブスカイト構造を有するとともに、ペロブスカイト構造中に窒素を含むことが記載されている。窒素の存在により、誘電特性を良好に維持しつつ、耐熱性の低い基板上でも低コストで製造可能な誘電体薄膜を提供することができる旨、記載されている。
特開2001−135143号公報
現在では、誘電体薄膜に関して水素雰囲気下での絶縁性の低下による信頼性の低下が課題となっている。
本発明は、信頼性に優れた誘電体組成物を提供することを目的とする。
本発明に係る誘電体組成物は、組成式(Sr1−xCa(Ti1−yHf)O3−δδで表される主成分を有する誘電体組成物であって、
0.15<x≦0.90
0<y≦0.15
0.90≦m≦1.15
0<δ≦0.05
を満たすことを特徴とする。
上記の主成分を有する誘電体組成物は、信頼性に優れた誘電体組成物となる。なお、本発明では、信頼性は、水素雰囲気下での絶縁抵抗低下度合で示される。絶縁抵抗低下度合が小さい程、耐水素性に優れ、信頼性に優れていると言える。
本発明に係る誘電体薄膜は、上記の誘電体組成物を有する。
本発明に係る誘電体素子は、上記の誘電体薄膜、および電極を有する。
前記電極がNi箔であってもよく、前記誘電体薄膜が前記Ni箔上に形成されてもよい。
本発明の電子回路基板は、上記の誘電体素子を有する。
本発明の一実施形態に係る薄膜キャパシタの概略図である。 本発明の一実施形態に係る電子回路基板の概略断面図である。 図2Aに示す電子回路基板の部分拡大図である。 本発明の他の実施形態に係る電子回路基板の概略断面図である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
(薄膜キャパシタ1)
本実施形態に係る薄膜キャパシタの模式図を図1に示す。なお、薄膜キャパシタは誘電体素子の一種である。図1に示す薄膜キャパシタ1は、基板11上に形成される第1電極12と、第1電極12上に形成される誘電体薄膜13と、誘電体薄膜13の表面に形成される第2電極14とを有する。なお、薄膜キャパシタ1は基板11を有していなくてもよい。たとえば第1電極12としては、Ni箔等の金属箔が用いられ、金属箔の上に誘電体薄膜13が成膜されていてもよい。
基板11の材質には特に制限はないが、基板11としてSi単結晶基板を用いてもよく、その場合には入手容易性およびコスト性に優れている。
第1電極12および第2電極14の材質には特に制限はなく、電極として機能すればよい。たとえば、Pt,Ag,Ni,Cu等が挙げられる。基板11上に第1電極12が形成される場合、第1電極12の厚みは、電極として機能する程度の厚みであれば特に制限されないが、厚みは0.1μm以上1.0μm以下であることが好ましい。また、基板11を有さず、第1電極12にNi等の金属箔を用いる場合は、電極として機能する程度の厚みであれば特に制限されないが、1μm〜100μmであることが好ましい。
誘電体薄膜13は、組成式(Sr1−xCa(Ti1−yHf)O3−δδで表される主成分を有する誘電体組成物であって、
0.15<x≦0.90
0<y≦0.15
0.90≦m≦1.15
0<δ≦0.05
を満たす誘電体組成物を有する。なお、上記の組成式は各元素の原子数比を表している。また、上記の主成分はAサイト元素がSrおよびCaであり、Bサイト元素がTiおよびHfであるペロブスカイト構造を有していることが好ましい。
また、0.40≦x≦0.90であってもよく、0.01≦y≦0.15であってもよい。また、δは0.01以上であってもよい。さらに、δは0.03以下であることが好ましい。
なお、上記の組成式に記載された元素以外の元素を不純物として含有してもよく、信頼性を大きく損なわない範囲で含有してもよい。具体的には、誘電体組成物全体を100質量%として合計5質量%以下、含有してもよい。
誘電体薄膜13の組成を分析する方法には特に制限はない。たとえば、ESCA(Electron Spectroscopy for Chemical Analysis)により表面から深さ数nmの部分について組成分析することができる。本実施形態の誘電体薄膜13では、特にN1sのナロースキャンスペクトルを波形分離することで組成分析を行うことができる。なお、ESCAはXPS(X−ray Photoelectron Spectroscopy)とも呼ばれる場合がある。
本発明者らは、組成式(Sr1−xCa(Ti1−yHf)O3−δδで表される主成分を有する誘電体組成物において、x、y、mおよびδを所定の範囲内とすることにより、該誘電体組成物を有する誘電体薄膜13は信頼性に優れることを見出した。なお、本発明では、信頼性は、水素雰囲気下での絶縁抵抗低下度合で示される。また、絶縁抵抗低下度合が小さい程、耐水素性に優れ、信頼性に優れていると言える。絶縁抵抗低下度合は、初期の絶縁抵抗(初期IR)に対する水素処理後の絶縁抵抗(水素処理後IR)の比に関する10を底とする常用対数の絶対値{|log10(水素処理後IR/初期IR)|}で表される。
電子回路基板の製造工程において、水素を含んだ雰囲気中での処理や、湿式工程は非常に多い。しかし、誘電体薄膜13を構成する誘電体組成物は、還元性雰囲気、特に水素雰囲気に曝されると絶縁抵抗が低下する傾向となる。
これに対して、本実施形態の誘電体組成物を有する誘電体薄膜13は耐水素性に優れる。このため、誘電体薄膜13を備える電子回路基板の製造工程または使用時において湿式工程や水素雰囲気の工程がある場合においても、絶縁抵抗の低下を抑制することができる。このように、本実施形態の誘電体薄膜13は実装時の信頼性に優れている。
また、誘電体薄膜13は、多結晶膜であってもよいし、単結晶膜であってもよい。誘電体薄膜13の厚さには特に制限はない。30nm〜1000nmであってもよく、30nm〜600nmであってもよい。
(電子回路基板90)
本実施形態に係る電子回路基板は、上記の誘電体薄膜を備える。電子回路基板は、上記の誘電体薄膜を含む薄膜キャパシタなどの電子部品を備えてもよい。薄膜キャパシタ等の電子部品は、電子回路基板の表面に設置されていてもよい。薄膜キャパシタ等の電子部品は、電子回路基板内に埋め込まれていてもよい。
本実施形態に係る電子回路基板の一例を図2Aおよび図2Bに示す。図2Aに示すように、電子回路基板90は、樹脂基板92と、樹脂基板92を覆う樹脂層93と、樹脂層93の樹脂基板92とは反対側の表面上に設置された薄膜キャパシタ91と、を有する。
電子回路基板90は、さらに樹脂層93および薄膜キャパシタ91を覆う絶縁性被覆層94と、絶縁性被覆層94上に設置された電子部品95と、複数の金属配線96と、を備えてもよい。
少なくとも一部の金属配線96は、樹脂基板92または絶縁性被覆層94の表面に引き出されてもよい。少なくとも一部の金属配線96は、薄膜キャパシタ91の取り出し電極54、56、または電子部品95に接続されていてもよい。少なくとも一部の金属配線96は、電子回路基板90の表面から裏面に向かう方向において、電子回路基板90を貫通していてもよい。なお、樹脂基板92の材質には特に制限はない。たとえば、樹脂基板92がエポキシ系樹脂からなるエポキシ系樹脂基板であってもよい。
図2Bは、図2Aにおいて90Aで示される部分を拡大した拡大模式図である。図2Bに示すように、本実施形態に係る電子回路基板が備える薄膜キャパシタ91は、第1電極30と、第1電極30の表面に設けられた誘電体薄膜40と、誘電体薄膜40の第1電極30とは反対側の表面の一部に設けられた第2電極50と、を有する。薄膜キャパシタ91は、さらに誘電体薄膜40のうち第2電極50が設けられていない部分を貫通して第1電極30の表面に設けられた貫通電極52と、絶縁性樹脂層58と、取り出し電極54と、取り出し電極56と、を備えていてもよい。
第2電極50、誘電体薄膜40および貫通電極52は絶縁性樹脂層58で覆われていてもよい。取り出し電極54は絶縁性樹脂層58を貫通して貫通電極52の表面に直接設けられていてもよい。取り出し電極56は絶縁性樹脂層58を貫通して第2電極50の表面に直接設けられていてもよい。
薄膜キャパシタ1の製造方法
次に、薄膜キャパシタ1の製造方法について説明する。
最終的に誘電体薄膜13となる薄膜の成膜方法に特に制限はない。たとえば、真空蒸着法、スパッタリング法、PLD法(パルスレーザー堆積法)、MO−CVD(有機金属化学気相成長法)、MOD(有機金属分解法)、ゾル・ゲル法、CSD(化学溶液堆積法)などが例示される。また、成膜時に使用する原料には微少な不純物や副成分が含まれている場合があるが、薄膜の性能を大きく損なわない程度の量であれば特に問題はない。
上記の成膜方法のうち、PLD法、スパッタリング法およびCSD法などの方法で成膜すると、最終的に得られる薄膜が多結晶膜となりやすい。CVD法でも合成は可能であるが、PLD法やスパッタリング法の方がより組成制御性が高い。本実施形態ではPLD法による成膜方法について説明する。
まず、基板11としてSi単結晶基板を準備する。次に、Si単結晶基板上に第1電極12を形成する。第1電極12を形成する方法には特に制限はない。たとえば、スパッタリング法やCVDなどが挙げられる。また、基板11を準備せず第1電極12としてNi箔等の金属箔を用いてもよい。第1電極12としてNi箔を用いる場合には電子回路へ実装しやすいという利点がある。
次に、第1電極12上にPLD法で金属酸化物薄膜を成膜する。また、必要に応じて第1電極12の一部を露出させるためにメタルマスクを使用して薄膜が一部成膜されない領域を形成してもよい。
PLD法では、まず、目的とする誘電体薄膜の構成元素、すなわちSr,Ti,Ca,Hfを含むターゲットを成膜室内に設置する。次に、ターゲットの表面上にパルスレーザーを照射する。パルスレーザーの強いエネルギーによりターゲットの表面を瞬時に蒸発させる。そして、ターゲットと対向するように配置した基板11または第1電極12上に蒸発物を堆積させて組成式(Sr1−xCa(Ti1−yHf)Oで表される主成分からなる誘電体薄膜(金属酸化物薄膜)を成膜する。
ターゲットの種類に特に制限はなく、作製する金属酸化物薄膜の構成元素を含む金属酸化物焼結体などを用いることができる。本実施形態では、Sr,Ti,Ca,Hfの各酸化物、SrTiO,CaHfOなどの複合酸化物、または、焼結により各金属元素の酸化物になる金属化合物などが挙げられる。また、ターゲットにおいては各元素が平均的に分布していることが好ましいが、最終的に得られる誘電体薄膜の品質に影響がない範囲で分布にばらつきがあってもよい。さらに、ターゲットは必ずしも一つである必要はなく、金属酸化物薄膜の構成元素の一部を含むターゲットを複数用意して成膜に用いることも可能である。
ターゲットの形状にも制限はなく、使用する成膜装置に適した形状とすればよい。また、成膜条件(酸素のガス圧,窒素のガス圧,成膜室の大きさおよびガス導入管の位置等)を調整することで、金属酸化物薄膜のmを制御することができる。たとえば、ターゲットのmを変化させることで、成膜された膜中のmを変化させることができる。また、ターゲットのmのみではなく、成膜条件も重要である。パルスレーザーによりターゲットから蒸発した金属元素は成膜室中の雰囲気を構成する元素の影響を受け、基板11または第1電極12の成膜面に到達するからである。
また、PLD法の際には、成膜する金属酸化物薄膜を結晶化させるために成膜時に基板11および/または第1電極12を赤外線レーザーで加熱してもよい。基板11および/または第1電極12の加熱温度は金属酸化物薄膜および基板11の構成元素および組成等により変化するが、たとえば、300〜800℃であることが好ましい。基板11の温度を適温とすることで、金属酸化物薄膜が結晶化しやすくなるとともに冷却時に生じる割れの発生を防止することができる。
次に、金属酸化物薄膜を還元焼成することで金属酸化物薄膜を窒化させることができ、組成式(Sr1−xCa(Ti1−yHf)O3−δδで表される主成分からなる誘電体組成物を有する誘電体薄膜を得ることができる。
還元焼成の方法には特に制限はない。たとえば、金属酸化物薄膜と炭素とを近接して配置した状態にて窒素ガス含有雰囲気中またはアンモニアガス含有雰囲気中で金属酸化物薄膜を還元焼成することにより、金属酸化物薄膜を窒化することができる。なお、アンモニアガス含有雰囲気にすることで、より金属酸化物薄膜を窒化することができることから、本実施形態ではアンモニアガス含有雰囲気とすることが好ましい。本実施形態では雰囲気ガス中にアンモニアガスが1.0〜10.0vol%含まれることがより好ましい。
金属酸化物薄膜と炭素とを近接して配置する方法には特に制限はない。たとえば、少なくとも一部が炭素から構成されている焼成炉を用いる方法、焼成炉の中に炭素(形状には特に制限はない)を入れる方法、金属酸化物薄膜を少なくとも一部が炭素からなる容器に入れて焼成する方法などが挙げられる。また、上記の方法のうち2つ以上の方法を併用してもよい。また、上記の炭素は炭素単体には限定されず、炭素化合物であってもよい。
還元焼成時の焼成温度の下限は特になく、還元焼成が十分に行われる温度であればよい。還元焼成時の焼成温度の上限は特になく、第1電極や誘電体薄膜が溶融しない温度であればよい。還元焼成時の焼成温度は、たとえば、400℃以上1000℃以下としてもよく、好ましくは600℃以上900℃以下である。還元焼成時の焼成時間については特に制限はない。たとえば30分以上300分以下としてもよい。還元焼成時の窒素ガス雰囲気中の酸素分圧には特に制限はない。たとえば1x10Pa以下としてもよい。
最後に、誘電体薄膜13上に第2電極14を形成することで、薄膜キャパシタ1を製造することができる。なお、第2電極14の材質に特に制限はなく、Ag,Au,Cu,Ni等を用いることができる。また、第2電極14の形成方法にも特に制限はなく、たとえば、スパッタリング法により形成することができる。
電子回路基板90の製造方法
次に、電子回路基板90の製造方法について図2Aおよび図2Bを用いて説明する。
電子回路基板90の製造方法には特に限定はない。たとえば以下の方法で製造してもよい。まず、樹脂基板92の表面を未硬化樹脂層で覆う。未硬化樹脂層は、樹脂層93の前駆体である。薄膜キャパシタ91を未硬化樹脂層の表面に設置する。この際に、薄膜キャパシタ91の第1電極30が未硬化樹脂層に面するようにする。
次に、未硬化樹脂層および薄膜キャパシタ91を絶縁性被覆層94で覆うことにより、薄膜キャパシタ91を樹脂基板92と絶縁性被覆層94との間に挟み込む。次に、未硬化樹脂層を熱硬化することにより、樹脂層93を形成する。
次に、熱プレスにより、絶縁性被覆層94を、樹脂基板92、薄膜キャパシタ91および樹脂層93に圧着して、積層型基板を形成する。次に、前記積層型基板を貫通する複数のスルーホールを形成する。そして、各スルーホール内に金属配線96を形成する。金属配線96の形成後、電子部品95を絶縁性被覆層94の表面に設置する。以上の方法により、薄膜キャパシタ91が埋め込まれた電子回路基板90が得られる。
各金属配線96の材質には特に制限はない。たとえば、Cu等の導電体からなっていてもよい。未硬化樹脂層の材質には特に制限はない。たとえば、Bステージの熱硬化性樹脂であってもよい。熱硬化性樹脂の種類には特に制限はない。たとえばエポキシ樹脂等であってもよい。Bステージの熱硬化性樹脂は、室温では完全には硬化されず、加熱により完全に硬化される。絶縁性被覆層94の材質には特に制限はない。たとえば、エポキシ系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン系樹脂またはポリイミド系樹脂等であってもよい。
電子部品95としては、特に限定されず、たとえばICチップ、などを用いることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々異なる態様で実施し得ることは勿論である。
たとえば、上記の誘電体組成物を図3に示す電子回路基板90aの誘電体薄膜40に用いることができる。図3では、第1電極30と第2電極50とで誘電体薄膜40を挟んでいる。スルーホール型引き出し電極96aと第2電極50が電気的に接続されており、スルーホール型引き出し電極96bと第1電極30が電気的に接続されている。
また、スルーホール型引き出し電極96aと第1電極30とは絶縁性樹脂層93aにより絶縁されている。同様に、スルーホール型引き出し電極96bと第2電極50とは絶縁性樹脂層93bにより絶縁されている。
なお、本発明に係る誘電体素子とは、誘電性を利用した素子のことであり、キャパシタ、サーミスタ、フィルター、ダイプレクサ、共振器、発信子、アンテナ、圧電素子、トランジスタ、強誘電体メモリ等を含む。本実施形態に係る誘電体薄膜は、特に電源用デカップリングコンデンサに好適に用いられる。
本発明に係る電子回路基板は、上記の誘電体素子を有する。本発明に係る電子回路基板は、特にICパッケージおよび電子基板モジュールに好適に用いられる。
以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
実験例1
まず、成膜用ターゲットとして用いる焼結体の原料として、SrCO粉末、CaCO粉末、TiO粉末、およびHfO粉末を準備した。最終的に得られる誘電体薄膜においてx、yおよびmが表1に示す値となるように各粉末を秤量した。
次に、各粉末に対して、溶媒として水またはエタノールを用いた湿式ボールミルにて16時間混合して混合スラリーを得た。
次に、前記混合スラリーを恒温乾燥機にて80℃で12時間乾燥し、混合物を得た。
次に、前記混合物を乳鉢にて軽く解砕し、セラミック製のるつぼに入れた。そして、電気炉を用いて大気雰囲気中、700〜1000℃で2〜5時間熱処理し、仮焼物を得た。
次に、前記仮焼物を乳鉢にて解砕した後、溶媒として水またはエタノールを用いた湿式ボールミルにて16時間微粉砕して仮焼後スラリーを得た。
得られた仮焼後スラリーを恒温乾燥機にて80℃で12時間乾燥し、微粉砕粉を得た。
前記微粉砕粉に対し、バインダーとしてポリビニルアルコール溶液を添加し、混合して造粒粉を得た。ポリビニルアルコール溶液の添加量は、前記微粉砕物100質量%に対して0.6質量%とした。
前記造粒物を直径約23mm、厚み約9mmの円板形状に成形して成型物を得た。成形紛は一軸プレス成型後、CIP成形とした。
前記成型物に対し、電気炉を用いて大気雰囲気中で400〜600℃で脱バインダーを行った後、1200℃〜1400℃で4〜10時間焼成して焼結物を得た。さらに、前記焼結物の上面および下面を鏡面研磨して高さ5mmの成膜ターゲットを得た。なお、得られた成膜ターゲットの相対密度が96〜98%であることを確認した。
上記のようにして得られた成膜用ターゲットを成膜装置に設置し、成膜用ターゲットと対向するように、最終的に第1電極となるNi箔を設置した。なお、Ni箔の厚みは30μmとした。
次に、第1電極上にPLD法で厚さ200nmとなるように誘電体薄膜(金属酸化物薄膜)を成膜した。このときの成膜条件を調整することで、得られる金属酸化物薄膜のmを制御した。なお、成膜時の所要時間は0.5〜2時間であった。
次に、比較例2以外の実験例では、金属酸化物薄膜を還元焼成することで金属酸化物薄膜を窒化させ、組成式(Sr1−xCa(Ti1−yHf)O3−δδで表される主成分からなる誘電体組成物を有する誘電体薄膜を得た。
金属酸化物薄膜と炭素とを近接して配置した状態にてアンモニア含有雰囲気中で金属酸化物薄膜を還元焼成することにより、金属酸化物薄膜を窒化した。なお、グラファイトシートを用いることで、金属酸化物薄膜と炭素とを近接して配置させた。
還元焼成の条件を制御することで、δを下表に記載の値に制御した。還元焼成時の焼成温度は700℃以上900℃以下とした。還元焼成時の焼成時間は30分以上300分以下とした。また、還元焼成時の酸素分圧は1x10Pa以下とした。
続いて、得られた誘電体薄膜上にNiを第2電極としてスパッタリングで形成した。
得られた誘電体薄膜の厚みは200nmであった。得られた誘電体薄膜について、室温(25℃)における絶縁抵抗(初期IR)と水素処理後の絶縁抵抗(水素処理後IR)を測定した。
なお、誘電体薄膜の水素処理は、得られた誘電体薄膜について、240℃に加熱された水素を0.1〜0.3Vol%含む窒素ガス雰囲気に2時間放置することにより行った。絶縁抵抗(IR)は、デジタル超高抵抗計(ADVANTEST社製R8340A)を用いて、誘電体薄膜に対して、20Vの直流電圧を印加して測定した。
得られた初期IRと水素処理後IRから絶縁抵抗低下度合すなわち、{log10(水素処理後IR/初期IR)}の絶対値を求めた。結果を表1に示す。なお、絶縁抵抗低下度合は3.0以下を良好とした。
Figure 2021138589
x,y,δおよびmが所定の範囲内である場合(実施例1〜14)は、x,y,δおよびmのうちいずれかが所定の範囲から外れる場合(比較例1〜7)に比べて、絶縁抵抗低下度合が小さく、耐水素性に優れ、信頼性に優れていることが確認できた。
1・・・薄膜キャパシタ
11・・・基板
12・・・第1電極
13・・・誘電体薄膜
14・・・第2電極
90,90a・・・電子回路基板
91・・・薄膜キャパシタ
30・・・第1電極
40・・・誘電体薄膜
50・・・第2電極
52・・・貫通電極
54,56・・・取り出し電極
58・・・絶縁性樹脂層
92・・・樹脂基板
92a,92b・・・基板
93・・・樹脂層
93a,93b・・・絶縁性樹脂層
94・・・絶縁性被膜層
95・・・電子部品
96・・・金属配線

Claims (5)

  1. 組成式(Sr1−xCa(Ti1−yHf)O3−δδで表される主成分を有する誘電体組成物であって、
    0.15<x≦0.90
    0<y≦0.15
    0.90≦m≦1.15
    0<δ≦0.05
    を満たすことを特徴とする誘電体組成物。
  2. 請求項1に記載の誘電体組成物からなる誘電体薄膜。
  3. 請求項2に記載の誘電体薄膜、および電極を有する誘電体素子。
  4. 前記電極がNi箔であり、前記誘電体薄膜が前記Ni箔上に形成されてなる請求項3に記載の誘電体素子。
  5. 請求項3または4に記載の誘電体素子を有する電子回路基板。
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