JP2021138169A - 車両用のホイール保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホイールハブに取り付けられている状態で折損した場合であっても、ホイールハブに残った折損片をホイールハブから容易に取り外すことができる車両用のホイール保持具を提供する。
【解決手段】車両用のホイール保持具10は、棒状の形状を有しており、基端側の端部に設けられておりホイールハブ30に設けられているハブボルト孔303に螺合可能な雄ネジが設けられているネジ部11と、ネジ部11よりも先端側に突出しており外周にネジが設けられていない保持部12と、基端側の端面に露出しておりホイール保持具10を回転させるためのツール40を挿入可能なツール挿入孔14とを有し、ツール挿入孔14の底面141はネジ部11の先端側の端よりもさらに先端側に位置している。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用のホイール保持具に関する。
特許文献1には、ホイールの交換作業の際に使用するホイール保持具(特許文献1では「ホイールガイド」と称している)が開示されている。このホイール保持具は棒状の形状を有しており、長尺方向の一方の端部にはネジ部が設けられている。そして、このホイール保持具は、ネジ部をホイールハブに設けられているボルト孔に螺合させることにより、ホイールハブに取り付けることができるように構成されている。ホイールをホイールハブに取り付ける際には、このホイール保持具をホイールハブに取り付けておき、ホイールに設けられているハブボルト挿通孔にこのホイール保持具を挿通させる。これにより、ホイールをホイールハブに対して位置決めした状態に保持できる。ホイールをホイールハブから取り外す際には、ホイールを固定している複数のハブボルトのうちの1本をこのホイールハブに交換しておく。これにより、すべてのハブボルトが取り外された時点でホイールが落下しないように、ホイールはホイール保持具によって保持される。
ところで、ホイールの交換作業中に、ホイールハブに取り付けられているホイール保持具にホイールが衝突すると、ホイール保持具が折損することがある。また、ホイール保持具によってホイールを保持することから、ホイール保持具が繰り返しの使用によって劣化して折損することがある。そして、ホイール保持具がホイールハブに取り付けられている状態で折損すると、折損したホイール保持具の一部(以下、「折損片」と記すことがある)がホイールハブに残ることがある。ホイールハブに残った折損片のホイール取付面の表面からの突出寸法が小さいか、または、折損片がホイールハブの表面から突出していないと、ホイールハブに残った折損片を掴んで回すことが困難であるから、ホイールハブから取り外すことが困難になる。このため、このような場合には、例えば、ホイール場部に残った折損片に逆ネジのネジ孔を形成し、形成したネジ孔に逆ネジのボルトを螺合させて回転させて取り除くといった方法を用いなければならず、折損片の除去の作業に手間を要する。
特表2012−512077号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ホイールハブに取り付けられている状態で折損した場合であっても、ホイールハブに残った折損片をホイールハブから容易に取り除くことができるホイール保持具を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、ホイールハブ(30)に対して着脱可能であって前記ホイールハブ(30)に装着された状態においてホイール(32)を保持可能な棒状の車両用のホイール保持具(10,20)であって、
軸線方向の一方に端部(基端側の端部)の側に設けられ、前記ホイールハブ(30)に形成されたハブボルト孔(303)に螺合可能な雄ネジが外周面に形成されたネジ部(11)と、
前記ネジ部(11)の前記一方の端部(基端側の端部)とは反対側(先端がw)に延出し且つ前記ホイール(32)に形成されたハブボルト挿通孔(322)に挿通可能な第一の部分と、
を有し、
少なくとも前記ネジ部(11)には、前記一方の端部の端面に開口するとともに前記ホイール保持具(10,20)を回転させるためのツール(40)を挿入可能なツール挿入孔(14)が形成されており、
前記ツール挿入孔(14)は、その底面(141)が、前記ネジ部(11)が前記ハブボルト孔(303)に螺合した状態において、前記ホイールハブ(30)の前記ハブボルト孔(303)が形成されている面よりも車幅方向外側に位置するように形成されている。
この場合、前記ツール挿入孔(14)の底面(141)は、前記ネジ部(11)と前記第一の部分(保持部(12))との境界(B)よりも前記一方の端部(基端側の端部)とは反対側(先端側)に位置している、という構成が適用できる。
本発明がこのように構成されると、ホイール保持具(10,20)がホイールハブ(30)に取り付けられている状態で折損した場合、ホイールハブ(30)に残った折損片(15)の折損面(16)に露出するツール挿入孔(14)にツール(40)を挿入して折損片(15)を回転させることにより、折損片(15)をホイールハブ(30)から取り外すことができる。
第一の部分(保持部(12))は、外径がネジ部(11)の外径以上である部分を有する、という構成が適用できる。
本発明がこのように構成されると、ホイール保持具(10,20)がホイールハブ(30)に取り付けられた状態で第一の部分(保持部(12))をホイール(32)のハブボルト挿通孔(322)に挿入すると、ホイールハブ(30)に設けられているハブボルト孔(303)の軸線とホイール(32)に設けられているハブボルト挿通孔(322)の軸線とを接近させることができる。このため、ハブボルト(33)の締結がしやすくなり、作業性が向上する。
ホイール保持具(10,20)は、第一の部分(保持部(12))よりも一方の端部(基端側の端部)とは反対側(先端側)に設けられており、軸線方向に直角な面で切断した断面形状が非円形である第二の部分(把持部(13))をさらに有する、という構成が適用できる。
本発明がこのように構成されると、ホイール保持具(10,20)をホイールハブ(30)に着脱する際、把持部(13)を掴んで回すことにより、ホイール保持具(10,20)にトルクを与えやすい。したがって、作業性が向上する。
この場合、第二の部分(把持部(13))は、断面略“I”字形状であるという構成が適用できる。
第二の部分(把持部(13))は、一方の端部(基端側の端部)とは反対側の端部(先端側の端部)に向かうにしたがって細くなる先細り形状である、という構成が適用できる。
本発明がこのように構成されると、ホイール(32)に設けられているハブボルト挿通孔(322)にホイール保持具(10,20)の第二の部分(把持部(13))を挿入しやすくなる。
一方の端部(基端側の端部)とは反対側の端部(先端側の端部)には、ツール挿入孔(14)に挿入可能であり、かつ、ツール挿入孔(14)に挿入されている状態でホイール保持具(20)を回転させることができるツール部(21)がさらに設けられている、という構成が適用できる。この場合、ツール挿入孔(14)は断面六角形の孔であり、ツール部(21)は断面六角形の棒状の部分である、という構成が適用できる。
本発明がこのように構成されると、ホイール保持具(20)がホイールハブ(30)に取り付けられている状態で折損した場合、ホイールハブ(30)から分離した折損片に設けられているツール部(21)をホイールハブ(30)に残った折損片(15)のツール挿入孔(14)に挿入してこの折損片(15)を回転させることにより、この折損片(15)をホイールハブ(30)から取り外すことができる。このため、ホイールハブ(30)に残った折損片(15)を取り外すためにホイール保持具(20)以外の他のツールを使用しなくてもよい(用意しなくてもよい)。
図1は、第一実施形態に係るホイール保持具の構成例を示す外観斜視図である。 図2は、第一実施形態に係るホイール保持具の構成例を示す外観斜視図である。 図3は、第一実施形態に係るホイール保持具の構成例を示す断面図である。 図4は、ホイール保持具の使用状態の例を示す断面図である。 図5は、ホイール保持具が折損した状態の例を示す断面図である。 図6は、第二実施形態に係るホイール保持具の構成例を示す斜視図である。 図7は、第二実施形態に係るホイール保持具の構成例を示す外観斜視図である。
本発明の各実施形態に係る車両用のホイール保持具は、車両のホイールハブに着脱可能に構成されている。そして、本発明の各実施形態に係る車両用のホイール保持具は、車両のホイールの交換作業時、取り付け作業時、および取り外し作業時のそれぞれにおいて、ホイールを保持させるために使用される。なお、本発明の各実施形態に係る車両用のホイール保持具は、ハブボルトを車幅方向外側からホイールハブに締結することによってホイールをホイールハブに取り付けるように構成されている車両に用いられる。本発明の各実施形態に係る車両用のホイール保持具は、車両の使用者及び車両のサービスマン等が使用する工具であり、車載ツールの一つとして提供される。以下の説明では、「車両用のホイール保持具」を「ホイール保持具」と略して記すことがある。
(第一実施形態)
図1乃至図3に示すように、第一実施形態に係るホイール保持具10は棒状の形状を有している。ホイール保持具10には、軸線方向(すなわち長尺方向)の一方の端から順に、ネジ部11と、第一の部分の例である保持部12と、第二の部分の例である把持部13とが設けられている。さらに、ネジ部11が設けられている側の端面(即ち、一方の端の端面)には、ツール挿入孔14が設けられている。説明の便宜上、ホイール保持具10の長尺方向に関し、ネジ部11およびツール挿入孔14が設けられる側を「基端側」と称し、その反対側を「先端側」と称する。各図においては、基端側を矢印Pで示し、先端側を矢印Tで示す。
ネジ部11は、略円柱形状であって外周にネジ(雄ネジ)が設けられている部分である。ネジ部11は、図4および図5に示すホイールハブ30に設けられるハブボルト孔303(雌ネジ)に車幅方向外側から螺合可能に構成される。なお、図4および図5においては、車幅方向外側を矢印Outで示し、車幅方向内側を矢印Inで示す。ネジ部11は、ホイール保持具10を基端側からハブボルト孔303に螺合させられるように、基端側の端部に設けられる。ネジ部11の長さ(軸線方向寸法)は特に限定されるものではないが、取付対象であるハブボルト孔303の軸線方向寸法(換言すると、ホイールハブ30のハブボルト孔303が設けられている部分の厚さ)と同じか、またはそれよりも長い寸法が適用できる。
保持部12は、略円柱形状であって、ホイール32に設けられているハブボルト挿通孔322に挿通可能に構成される。保持部12の外周にはネジが設けられていない。保持部12は、ネジ部11の外径よりも大きい外径を有している。保持部12における外径が最も大きい部分121(以下、「大径部」と記す)は、断面円形の円柱状の構成(等断面形状)を有している。大径部121の基端側および先端側のそれぞれには、大径部121から離れるにしたがって外径が徐々に小さくなっていく円錐台形状の部分122,123が設けられている。なお、保持部12は、その一部にネジ部11の外径よりも大きい外径を有している部分を含んでいればよく、その全体がネジ部11の外径より大きい外径を有していなくてもよい。ただし、保持部12がホイールハブ30のハブボルト孔303に入らないように、大径部121よりもネジ部11に近い側の部分の外径がハブボルト孔303の内径よりも大きいことが好ましい。
図4に示すように、ホイール保持具10がホイールハブ30に取り付けられている状態で、保持部12がホイール32のハブボルト挿通孔322に挿通されることにより、ホイール32はハブボルト33によって保持される。このとき、ホイール32はホイールハブ30に対して位置決めされる。なお、「ホイールハブ30に対して位置決めされる」とは、ハブボルト33をホイール32のハブボルト挿通孔322に挿通してホイールハブ30に締結できるように、ホイールハブ30の複数のハブボルト孔303のそれぞれの軸線とホイール32の複数のハブボルト挿通孔322のそれぞれの軸線とが一致または略一致する状態をいう。
保持部12の大径部121は、ホイール32のハブボルト挿通孔322に挿通できるように構成されている。すなわち、保持部12の大径部121の外径はハブボルト挿通孔322の内径よりも小さい。ただし、ホイール32がホイール保持具10に保持されている状態でハブボルト挿通孔322の軸線とハブボルト孔303の軸線とのずれを小さくする(またはずれをなくす)ため、大径部121の外径はハブボルト挿通孔322に挿通可能な範囲においてできるだけ大きいことが好ましい。したがって、大径部121の外径は、ネジ部11の外径以上でハブボルト挿通孔322の内径未満である。
把持部13は、保持部12から先端側に突出するように設けられている。把持部13は、ホイール保持具10をホイールハブ30に着脱する際に、使用者が把持部13を把持して回転させることにより、ホイール保持具10を回転させることができるように構成される。把持部13は、ハブボルト挿通孔322に挿通できるように、ハブボルト挿通孔322の内径よりも小さい外径を有する。このため、把持部13の外径は大径部121の外径以下である。
把持部13は、使用者が把持して回転させやすいように、軸線に直角な方向の断面が非円形である。本実施形態では、把持部13が略“I”字形状の断面形状を有する。ホイールハブ30にホイール32が取り付けられている状態で使用者が把持部13を掴んで回転させることができるように、把持部13の長さは、「ホイール保持具10がホイールハブ30に取り付けられており、かつ、ホイールハブ30にホイール32が取り付けられている状態で、把持部13の先端側の端部がホイール32から車幅方向外側に突出する」長さに設定される。なお、把持部13の具体的な長さは、適用対象の車両のホイール32の車幅方向寸法に応じて設定されるものであり、限定されるものではない。さらに、把持部13は基端側から先端側に向かって細くなる形状(先細り形状)を有する。把持部13が先細り形状を有していれば、ホイール32をホイールハブ30に取り付ける際に、ハブボルト挿通孔322に把持部13を挿通させやすい。
ツール挿入孔14は、図5に示すツール40を挿入してホイール保持具10を回転させることができるように構成される。ツール40は、図5に示すように、「ホイール保持具10が折損して折損片15がホイール32のハブボルト孔303に残った場合に、ハブボルト孔303に残った折損片15を回転させることにより折損片15をホイールハブ30から取り外す(取り除く)ための工具」である。ツール40は六角レンチである。ツール挿入孔14はツール40が挿入される断面略六角形の孔である。図3に示すように、ツール挿入孔14の深さは、ネジ部11の軸線方向寸法(基端側の端面からの長さ)よりも大きい。すなわち、ツール挿入孔14の底面141は、ネジ部11の先端側の端部(ネジ部11と把持部13の境界であり、図3において符号Bで示す位置)よりも先端側に位置している。
ホイール保持具10は樹脂材料からなる。ただし、ホイール保持具10は、ホイールハブ30に取り付けられている状態でホイール32を保持できる強度を有している限り、その材質が限定されることはなく、例えば、鉄、アルミニウム及びアルミニウム合金等からなっていてもよい。
次に、ホイール保持具10の使用方法ついて説明する。ホイール保持具10は、ホイール32を交換する作業、ホイール32をホイールハブ30から取り外す作業、ホイール32をホイールハブ30に取り付ける作業のそれぞれにおいて使用される。
図4および図5に示すように、車両は、ホイールハブ30とブレーキロータ31とを有する。ホイールハブ30は車体に対して回転可能である。ホイールハブ30は車幅方向外側に突出する円筒状の部分301と、フランジ状の部分302とを有している。フランジ状の部分302には、複数のハブボルト孔303が円周方向に等間隔に並ぶように設けられている。また、フランジ状の部分302には、円盤状のブレーキロータ31が取り付けられている。なお、ブレーキロータ31にはハブボルト挿通孔311が設けられており、ハブボルト33をブレーキロータ31の車幅方向外側からホイールハブ30のハブボルト孔303に螺合させることができる。
図4は、ホイールハブ30にホイール32が取り付けられた状態を示す。図4に示すように、ホイール32のホイールハブ挿入孔323にホイールハブ30の円筒状の部分301が挿入され、ホイール32の車幅方向内側の取付面321がブレーキロータ31のホイール取付面312に接触する。そして、ハブボルト33が、ホイール32のハブボルト挿通孔322を介して車幅方向外側からホイールハブ30に締結される(ホイールハブ30のハブボルト孔303に螺合される)。なお、図4においては、下側に位置するハブボルト孔303にハブボルト33が螺合されているが、上側に位置するハブボルト孔303にはハブボルト33に代えてホイール保持具10が螺合されている。
ホイール32をホイールハブ30から取り外す場合には、まず、ホイール32をホイールハブ30に固定している複数のハブボルト33のうちの1本をホイールハブ30から取り外し、代わりにホイール保持具10をホイールハブ30に締結する。この取り外される1本のハブボルト33は、通常、複数のハブボルト33のうちの最も高い位置に位置しているハブボルト33である。ホイール保持具10の「保持部12と把持部13との合計長さ」が、ブレーキロータ31のホイール取付面312が設けられている部分とホイール32との合計厚さ(車幅方向寸法)よりも大きいので、ネジ部11がホイールハブ30のハブボルト孔303に十分に螺合した場合であっても、把持部13の先端側の一部がホイール32の車幅方向外側の面よりも車幅方向外側に突出する。このため、使用者は、把持部13を掴んでネジ部11をハブボルト挿通孔322に挿通した上で把持部13を回すことによりネジ部11をホイールハブ30のハブボルト孔303に十分に螺合させることができる。なお、前述したように、ホイール32がホイールハブ30から落下しないようにホイール32をホイール保持具10に保持させるという観点から、最も上側に位置しているハブボルト33をホイール保持具10に交換することが好ましい。
ホイール保持具10をホイールハブ30に取り付けたのち、他の全てのハブボルト33をホイールハブ30から取り外す。すべてのハブボルト33が取り外されると、ホイール32はホイール保持具10に保持される状態(換言すると、ホイール32がホイール保持具10に吊り下がっている状態)になる。このため、すべてのハブボルト33が取り外されても、ホイール32が直ちに落下することが防止される。その後、ホイール32を車幅方向外側に移動させることにより、ホイール32のハブボルト挿通孔322からホイール保持具10を抜き取る。
ホイール32をホイールハブ30に取り付ける場合には、複数のハブボルト孔303のうちの1つにホイール保持具10のネジ部11を螺合させることにより、ホイール保持具10をホイールハブ30に取り付ける。なお、ホイール32を取り外す作業と同様に、ホイールハブ30に設けられている複数のハブボルト孔303のうち、最も上側に位置しているハブボルト孔303にホイール保持具10のネジ部11を螺合させる(取り付ける)ことが好ましい。また、ホイール32を交換する場合には、ホイール32を取り外す前にホイールハブ30に取り付けたホイール保持具10をそのまま使用すればよい。次いで、ホイール32の複数のハブボルト挿通孔322のうちの1つにホイール保持具10を挿通させるとともに、ホイール32のホイールハブ挿入孔323にホイールハブ30の円筒状の部分301を挿入する。その後、ホイール32の取付面321をブレーキロータ31のホイール取付面312に接触させる。
これにより、ホイール32はホイール保持具10(より正確には、ホイール保持具10を介してホイールハブ30)に保持された状態となるとともに、ホイール32がホイールハブ30に対して位置決めされた状態となる。すなわち、ホイール32のハブボルト挿通孔322の軸線とホイールハブ30のハブボルト孔303の軸線とが一致または略一致する状態となる。この状態で、ホイール保持具10が螺合していないハブボルト孔303にハブボルト33を螺合させることにより、ホイール32をホイールハブ30に固定する。さらに、ホイール保持具10をホイールハブ30から取り外し、ホイール保持具10が取り外されたハブボルト孔303にハブボルト33を螺合させる。以上で、ホイール32の取付が完了する。
ところで、ホイール32をホイールハブ30から取り外す際、ホイール保持具10がホイールハブ30に取り付けた状態で他の全てのハブボルト33がホイールハブ30から取り外されると、保持部12の外周とハブボルト挿通孔322の内周との隙間の分だけホイール32が重力によって下方に移動する。この際、ホイール32がホイール保持具10に衝突し、その結果、ホイール保持具10が折損することがある。一方、ホイール32をホイールハブ30に取り付ける際には、ホイールハブ30に取り付けられているホイール保持具10にホイール32が衝突し、その結果、ホイール保持具10が折損することがある。このように、ホイール保持具10の使用中にホイール保持具10に衝撃荷重が加わってホイール保持具10が折損することがある。このほか、ホイール保持具10の使用を繰り返すと、材料の疲労または劣化などによって、ホイール保持具10が折損することがある。
ホイール保持具10がホイールハブ30に取り付けられている状態では、ホイールハブ33の車幅方向外側の面(ハブボルト孔303が設けられている面)から突出している部分の付け根部(図4において符号Aで示す部分)に大きな荷重が掛かる。このため、ホイール保持具10はこの付け根部において折損しやすい。そして、ホイール保持具10が前述の付け根部において折損すると、図5に示すように、ホイールハブ30に残ったホイール保持具10の折損片15のうちのブレーキロータ31のホイール取付面312の表面から突出する部分の長さが短いか、または、折損片15がブレーキロータ31のホイール取付面312の表面から突出しない。
ホイールハブ30に残った折損片15は、回転させることによってホイールハブ30から取り外すことができる。しかしながら、従来のホイール保持具は、前述のように付け根部において折損した場合には、ホイールハブ30に残った折損片を掴んで回すことが困難である。図4および図5に示すように、ホイールハブ30にはブレーキロータ31が取り付けられており、ホイールハブ30の車内側の面にアクセスすることは困難である。このため、ホイールハブ30の車内側からハブボルト33を回転させることも困難である。そして、ホイール保持具10の折損片15をホイールハブ30から取り外さないとハブボルト33を締結できないから車両を使用できない。従来のホイール保持具の場合、ホイールハブ30に残った折損片を除去する方法としては、ホイール保持具の折損面に孔を開けて逆ネジの雌ネジを形成し、形成した逆ネジの雌ネジに逆ネジの雄ネジを螺合させることで逆ネジの雄ネジを介して折損片を回転させるという方法が使用できる。しかしながら、このような方法は手間を要する。また、穴あけとネジ切の工具が必要になる。
これに対して、本実施形態によれば、ホイール保持具10が前述の付け根部近傍において折損した場合であっても、ホイールハブ30に残った折損片15をホイールハブ30から容易に取り外すことができる。具体的には、本実施形態に係るホイール保持具10にはツール挿入孔14が設けられている。そして、ホイール保持具10のツール挿入孔14の底面141は、ネジ部11と把持部13の境界Bよりも先端側に位置している。このため、ネジ部11がハブボルト孔303に螺合しており、保持部12がホイールハブ30の車幅方向外側の面(ハブボルト孔303が設けられている面)よりも車幅方向外側に位置していれば(保持部12がハブボルト孔303に入り込んでいなければ)、ツール挿入孔14の底面141はホイールハブ30の車幅方向外側の表面よりも車幅方向外側に位置する。なお、把持部13の外径はホイールハブ30のハブボルト孔303の内径以上であるから、把持部13がハブボルト孔303の内部に入り込むことが無い。このため、ネジ部11と把持部13の境界Bはホイールハブ30の車幅方向外側の面と同じ位置か、それよりも車幅方向外側に位置する。このため、ツール挿入孔14の底面141はホイールハブ30の車幅方向外側の表面よりも車幅方向外側に位置する。したがって、図5に示すように、本実施形態に係るホイール保持具10が前述の付け根部において折損した場合には、折損面16(折損片15の車幅方向外側の面)にツール挿入孔14が露出する。そして、露出したツール挿入孔14にツール40を差し込んで折損片15を回転させることによって、ホイールハブ30に残った折損片15を取り外すことができる。
なお、図4および図5に示す例では、ブレーキロータ31がホイールハブ30の車幅方向の外側の面に重なるように配置されている。このような構成においては、ブレーキロータ31のホイール取付面312よりも車幅方向外側において折損した場合であっても折損面16にツール挿入孔14が露出するように、ネジ部11と保持部12との境界Bからツール挿入孔14の底面141までの距離L(図3参照)は、ブレーキロータ31の厚さよりも大きく設定される。ツール挿入孔14の底面141がこのような位置に設けられると、ネジ部11の全体がホイールハブ30のハブボルト孔303の内部に入り込んでいる状態であっても、ツール挿入孔14の底面141はブレーキロータ31のホイール取付面312よりも車幅方向外側に位置する。このため、ホイール保持具10がブレーキロータ31のホイール取付面312の近傍で折損した場合には、折損片15の折損面16にツール挿入孔14が露出する。
なお、ホイール保持具10がツール挿入孔14の底面141よりも先端側の位置で折損した場合には、折損面16にツール挿入孔14が露出しない。しかしながらこの場合には、ホイールハブ30に残っている折損片15がブレーキロータ31のホイール取付面312から突出している部分を有しており、かつ、この部分がある程度の長さ(少なくとも、ネジ部11と把持部13の境界からツール挿入孔14の底面141までの長さLを超える長さ)を有している。このため、ホイールハブ30に残った折損片15のうちのブレーキロータ31のホイール取付面312から車幅方向外側に突出している部分を掴んで回すことができる。したがってこの場合には、ツール40を使用しなくても折損片15を取り外すことができる。
加えて、ホイール保持具10は、ネジ部11よりも先端側(ホイールハブ30に取り付けられている状態において、ホイールハブ30の車幅方向外側の表面から車幅方向外側に突出している部分)に保持部12が設けられている。そして、保持部12の外周がホイール32のハブボルト挿通孔322の内周面に接触することにより、ホイール32を落下しないように保持する。ホイール32のハブボルト挿通孔322の内径は、ハブボルト33を挿通できるようにハブボルト33の外径よりも大きいため、保持部12の大径部121の外径をネジ部11の外径以上の寸法にすることにより、ホイール保持具10の保持部12の外周面とホイール32のハブボルト挿通孔322の内周面との隙間を小さくできる。そして、この隙間を小さくすることにより、ホイール保持具10に保持されているホイール32のハブボルト挿通孔322の軸線とホイールハブ30のハブボルト孔303の軸線とのずれを小さくすることができる。このため、ハブボルト33を締結しやすくなるから、作業性が向上する。
また、本実施形態に係るホイール保持具10の把持部13は、断面非円形である。具体的には、断面略“I”字状(“H”字状とも表現できる)を有している。把持部13がこのような断面形状を有していると、ホイール保持具10をホイールハブ30に取り付ける際またはホイールハブ30から取り外す際に、作業者がホイール保持具10を回しやすい(換言すると、作業者がホイール保持具10にトルクを掛けやすい)。したがって、作業性が向上する。
また、本実施形態に係るホイール保持具10の把持部13は先細り形状を有している。このような構成であれば、作業者がホイール32を取り付ける際に、ホイール32のハブボルト挿通孔322にホイール保持具10を挿入しやすい。したがって、作業性が向上する。
なお、ツール挿入孔14は、六角レンチを挿入できる断面が六角形の孔であったが、ツール挿入孔14は断面六角形の孔に限定されない。例えば、ツール挿入孔14として、断面略十字形状の孔、断面星形の孔、断面が扁平な長方形の孔などであってもよい。ツール挿入孔14が断面略十字の孔である場合には、ホイール保持具10を回すためのツール40としてプラスドライバー(十字ねじ回し)が適用できる。ツール挿入孔14が断面星形の孔である場合には、ホイール保持具10を回すためのツール40として星形ネジ回しが適用できる。断面が扁平な長方形の孔である場合には、ホイール保持具10を回すためのツール40としてマイナスドライバー(フラットヘッドスクリュードライバー)が適用できる。要は、ツール挿入孔14は、各種ツールを挿入可能であり、かつ、挿入したツール40によって折損片15を回転させる(折損片15にトルクを掛けることができる)形状であればよい。
保持部12が等断面の大径部121と、この大経部121の両側の円錐台形状の部分122,123とを有する構成を示したが、保持部12はこのような構成に限定されない。例えば、保持部12の全体がネジ部11の外径以上の径の等断面形状を有していてもよい。
把持部13の断面形状は、使用者が把持して回しやすい形状(回す際に滑りにくい形状、換言するとトルクを掛けやすい形状)であればよく、“I”字形状に限定されない。例えば、四角形や六角形などの多角形であってもよい。さらに、断面略円形で一部に平面が含まれる形状であってもよい。
本実施形態では、ネジ部11が基端側の一番端に設けられる構成を示したが、このような構成に限定されない。例えば、ネジ部11よりも基端側に、ネジ部11の谷径よりも小径の構造物が設けられていてもよい。要は、ネジ部11を基端側からホイールハブ30のハブボルト孔303に螺合できる構成であればよい。さらに、ネジ部11の具体的な長さも限定されない。要は、ネジ部11の長さは、ホイールハブ30にホイール保持具10を取り付けた状態で、ホイール保持具10およびホイール32を保持できる(換言すると、ホイール保持具10およびホイール32の重量に耐えられる)結合強度を有するような長さであればよい。
(第二実施形態)
次いで、第二実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同じ構成が適用できる部分については、第一実施形態と同じ符号を付し、説明を省略することがある。
図6および図7に示すように、第二実施形態に係るホイール保持具20の基端側にはツール挿入孔14が設けられている。一方、ホイール保持具20の先端側にはツール部21が設けられている。ツール部21は、ツール挿入孔14に挿入可能であり、かつ、ツール挿入孔14に挿入されている状態でホイール保持具20を回転させる(ホイール保持具20にトルクを掛けることができる)形状を有する。具体的には、ツール部21は断面六角形の棒状であり、ツール挿入孔14は断面六角形の孔である。
なお、ネジ部11と保持部12の構成は第一実施形態と同じ構成が適用できる。また、ツール挿入孔14の深さ(ツール挿入孔14の底面141の位置)も第一実施形態と同じでよい。
第二実施形態に係るホイール保持具20の使用方法は、第一実施形態と同じ方法が適用できる。ホイール保持具20が折損した場合にホイールハブ30に残った折損片15を取り外す際には、第一実施形態ではホイール保持具10とは別のツール40を使用するのに対し、第二実施形態ではホイール保持具20のホイールハブ30から分離した部分(ホイールハブ30に残った折損片15以外の部分)を使用する。すなわち、ホイール保持具20がホイールハブ30に取り付けられている状態で折損すると、ネジ部11およびツール挿入孔14を含む折損片15がホイールハブ30に残り、ツール部21を含む折損片がホイールハブ30から分離する。このため、ホイールハブ30から分離した折損片のツール部21を、ホイールハブ30に残っている折損片15の露出したツール挿入孔14に挿入して回転させることにより、ホイールハブ30に残っている折損片15をホイールハブ30から取り外すことができる。
このように、第二実施形態によれば、ホイール保持具20がホイールハブ30に取り付けられている状態折損した場合に、ホイール保持具20のホイールハブ30から分離した部分(折損片)を使用することにより、ホイール保持具20以外の別のツール40を使用することなく、ホイールハブ30に残っている折損片15をホイールハブ30から取り外すことができる。なお、それ以外については、第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、ツール部21が断面六角形の棒状(突起状)であり、ツール挿入孔14が断面六角形の孔であったが、ツール部21とツール挿入孔14の構成はこのような構成に限定されない。例えば、ツール部21が断面四角形の棒状であり、ツール挿入孔14が断面四角形の孔であってもよい。また、ツール部21が断面星形の棒状であり、ツール挿入孔14が断面星形の孔であってもよい。要は、ツール部21はツール挿入孔14に挿入可能であり、かつ、ツール部21がツール挿入孔14に挿入された状態でツール部21を回転させることにより折損片15を回転させることができる(折損片15にトルクを掛けることができる)構成であればよい。換言すると、ツール部21がツール挿入孔14に挿入された状態で、相対的に1回転以上の回転が許容されない形状であればよい。
また、本実施形態では、把持部13が断面円形である構成を示したが、把持部13の断面形状は円形に限定されない。把持部13の断面形状には、第一実施形態と同じ略“I”字形状、多角形、または、断面略円形で一部に平面を含む形状など、非円形であってもよい。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
10,20…ホイール保持具、11…ホイール保持具のネジ部、12…ホイール保持具の保持部、13…ホイール保持具の把持部、14…ホイール保持具のツール挿入孔、141…ツール挿入孔の底面、15…ホイール保持具の折損片、21…ホイール保持具のツール部

Claims (8)

  1. ホイールハブに対して着脱可能であって前記ホイールハブに装着された状態においてホイールを保持可能な棒状の車両用のホイール保持具であって、
    軸線方向の一方の端部の側に設けられ、前記ホイールハブに形成されたハブボルト孔に螺合可能な雄ネジが外周面に形成されたネジ部と、
    前記ネジ部の前記一方の端部とは反対側に延出し且つ前記ホイールに形成されたハブボルト挿通孔に挿通可能な第一の部分と、
    を有し、
    少なくとも前記ネジ部には、前記一方の端部の端面に開口するとともに前記車両用のホイール保持具を回転させるためのツールを挿入可能なツール挿入孔が形成されており、
    前記ツール挿入孔は、その底面が、前記ネジ部が前記ハブボルト孔に螺合した状態において、前記ホイールハブの前記ハブボルト孔が形成されている面よりも車幅方向外側に位置するように形成されている、
    車両用のホイール保持具。
  2. 請求項1に記載の車両用のホイール保持具であって、
    前記ツール挿入孔の底面は、前記ネジ部と前記第一の部分との境界よりも前記一方の端部とは反対側に位置している、
    車両用のホイール保持具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用のホイール保持具であって、
    前記第一の部分は、外径が前記ネジ部の外径以上である部分を有する、
    車両用のホイール保持具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両用のホイール保持具であって、
    前記第一の部分よりも前記一方の端部とは反対側に設けられており、軸線方向に直角な面で切断した断面形状が非円形である第二の部分をさらに有する、
    車両用のホイール保持具
  5. 請求項4に記載の車両用のホイール保持具であって、
    前記第二の部分は、断面略“I”字形状である、
    車両用のホイール保持具。
  6. 請求項4または請求項5に記載の車両用のホイール保持具において、
    前記第二の部分は、前記一方の端部とは反対側の端部に向かうにしたがって細くなる先細り形状を有する、
    車両用のホイール保持具。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の車両用のホイール保持具であって、
    前記一方の端部とは反対側の端部には、前記ツール挿入孔に挿入可能であり、かつ、前記ツール挿入孔に挿入されている状態で前記車両用のホイール保持具を回転させることができるツール部が設けられている、
    車両用のホイール保持具。
  8. 請求項7に記載の車両用のホイール保持具であって、
    前記ツール挿入孔は断面六角形の孔であり、
    前記ツール部は断面六角形の棒状の部分である、
    車両用のホイール保持具。
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