JP2021136769A - モータ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は本発明の一実施の形態であるモータ装置10を示す概略図である。また、図2は図1のA−A線に沿ってモータ装置10を示す断面図であり、図3は図2のB−B線に沿ってモータ装置10の一部を示す断面図である。図示するモータ装置10は、電気自動車等の車両に搭載される電動アクスルである。このモータ装置10を用いることにより、モータ動力によって左右の車軸11,12を回転させることができ、図示しない左右の車輪を駆動することができる。
続いて、モータバスバー32と高電圧コネクタ34とを接続する端子台組立体33について説明する。図4はモータ装置10に組み付けられる端子台組立体33を示す斜視図であり、図5は端子台組立体33の構造を示す分解図である。図4および図5に示すように、端子台組立体33は、締結ボルト40によってハウジング壁30に取り付けられる下側樹脂ケース(第1絶縁部材)41と、下側樹脂ケース41に取り付けられる上側樹脂ケース(第2絶縁部材)42と、を有している。また、上側樹脂ケース42には3つの中継バスバー36が圧入されており、上側樹脂ケース42には3つの中継バスバー36が保持されている。なお、後述するように、上側樹脂ケース42は、所定の隙間を空けて下側樹脂ケース41に取り付けられている。また、下側樹脂ケース41および上側樹脂ケース42は、ポリエチレン等の絶縁樹脂材料を用いて形成される。
続いて、端子台組立体33の組付過程について説明する。図8は上側樹脂ケース42を下側樹脂ケース41に取り付ける過程を示す斜視図である。図9は、上側樹脂ケース42を下側樹脂ケース41に取り付ける過程を示す正面図、および正面図のC1−C1線に沿う断面図である。また、図10(A)は、上側樹脂ケース42を下側樹脂ケース41に取り付けた状態を示す正面図、および正面図のC2−C2線に沿う断面図である。さらに、図10(B)は、中継バスバー36をモータバスバー32および高電圧コネクタ34に締結した状態を示す正面図、および正面図のC3−C3線に沿う断面図である。
ところで、モータ装置10を構成する各部品には寸法公差が設定されるため、モータバスバー32と高電圧コネクタ34との相対的な位置にはバラツキが生じてしまう。そこで、下側樹脂ケース41および上側樹脂ケース42からなる端子台組立体33は、モータバスバー32と高電圧コネクタ34との相対的な位置のずれを吸収しながら、モータバスバー32と高電圧コネクタ34とに中継バスバー36を接続する。以下、端子台組立体33によって寸法公差を吸収しながら、中継バスバー36をモータバスバー32および高電圧コネクタ34に接続する過程について説明する。
前述したように、上側樹脂ケース42は、所定の隙間を空けて下側樹脂ケース41に取り付けられている。つまり、図11の拡大部分に示すように、係合片55と係合溝65との間には、水平方向に隙間g1が設けられており、垂直方向に隙間g2,g3が設けられている。このため、締結ボルト46,47を締め付ける前の端子台組立体33においては、上側樹脂ケース42の係合片55が下側樹脂ケース41の係合溝65に接触するまで、上側樹脂ケース42を水平方向や垂直方向に移動させることができる。換言すれば、締結ボルト46,47の締め付けを解除した場合に、下側樹脂ケース41に隙間を空けて取り付けられる上側樹脂ケース42は、上側樹脂ケース42の係合片55が下側樹脂ケース41の係合溝65に接触するまで、モータバスバー32の貫通孔32aの径方向(矢印α方向)に移動自在である。このように、上側樹脂ケース42を下側樹脂ケース41に対して移動させることができるため、ハウジング壁30の取付ボス70に固定される締結ボルト40に対し、高電圧コネクタ34の導体ピン35の位置が基準位置からずれる場合であっても、中継バスバー36を導体ピン35に適切に接続することができる。
図11の切り欠き部分に示すように、下側樹脂ケース41のナット収容部62には、所定の隙間を空けて締結ナット60が保持されている。つまり、ナット収容部62の角穴61とこれに収容される締結ナット60との間には、締結ナット60を取り囲むように隙間g4が設けられている。これにより、下側樹脂ケース41のナット収容部62内で締結ナット60を移動させることができるため、ハウジング壁30の取付ボス70に固定される締結ボルト40に対し、ステータコイル31から延びるモータバスバー32の位置が基準位置からずれる場合であっても、中継バスバー36をモータバスバー32に適切に接続することができる。
図14(A)は、上側樹脂ケース42を下側樹脂ケース41に取り付けた状態を示す正面図であり、図14(B)および(C)は、図14(A)のD−D線に沿う断面図である。また、図15(A)〜(D)は、高電圧コネクタ34に対する中継バスバー36の取付過程を簡単に示す図である。
図16(A)〜(C)は、上側樹脂ケース42を下側樹脂ケース41に取り付ける過程を示す図である。図16には、モータバスバー32と導体ピン35との間隔が許容範囲の最小値Sminであるときの取付過程が示されている。また、図17(A)〜(C)は、上側樹脂ケース42を下側樹脂ケース41に取り付ける過程を示す図である。図17には、モータバスバー32と導体ピン35との間隔が許容範囲の最大値Smaxであるときの取付過程が示されている。
15 モータハウジング(ハウジング)
30i 内面
30o 外面
31 ステータコイル
32 モータバスバー
32a 貫通孔
34 高電圧コネクタ(コネクタ)
35 導体ピン(導体部)
36 中継バスバー
37 通電ケーブル(通電経路)
38 インバータ
41 下側樹脂ケース(第1絶縁部材)
42 上側樹脂ケース(第2絶縁部材)
43 第1端板部
44 第2端板部
46 締結ボルト(第1ボルト部材)
47 締結ボルト(第2ボルト部材)
60 締結ナット(ナット部材)
Claims (6)
- ハウジングを備えるモータ装置であって、
前記ハウジングに収容され、ステータコイルに電気的に接続されるモータバスバーと、
前記ハウジングの外面に取り付けられ、前記ハウジングを貫通してハウジング内に露出する導体部を備えるコネクタと、
前記ハウジングの内面に取り付けられ、隙間を空けてナット部材を保持する第1絶縁部材と、
前記第1絶縁部材に隙間を空けて取り付けられ、前記モータバスバーと前記導体部とを電気的に接続する中継バスバーを保持する第2絶縁部材と、
を有し、
前記中継バスバーは、第1ボルト部材を用いて前記導体部に接続される第1端板部と、第2ボルト部材を用いて前記モータバスバーに接続される第2端板部と、を備え、
前記第2ボルト部材は、前記モータバスバーおよび前記中継バスバーを貫通して前記ナット部材に締結される、
モータ装置。 - 請求項1に記載のモータ装置において、
前記第1ボルト部材および前記第2ボルト部材の締め付けを解除した場合に、前記第1絶縁部材に隙間を空けて取り付けられる前記第2絶縁部材は、前記第2ボルト部材が挿入される前記モータバスバーの貫通孔の径方向に移動自在である、
モータ装置。 - 請求項1または2に記載のモータ装置において、
前記第1ボルト部材および前記第2ボルト部材の締め付けを解除した場合に、前記第1絶縁部材に隙間を空けて取り付けられる前記第2絶縁部材は、前記モータバスバーに近づく方向と前記モータバスバーから離れる方向との双方に移動自在である、
モータ装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ装置において、
前記中継バスバーは、前記第2絶縁部材に固定される、
モータ装置。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載のモータ装置において、
前記中継バスバーは折り曲げ形状を備え、前記第1端板部と前記第2端板部とは互いに平行である、
モータ装置。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載のモータ装置において、
前記コネクタに、通電経路を介してインバータが接続される、
モータ装置。
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JP2014116258A (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-26 | Suzuki Motor Corp | 端子台の周辺構造 |
JP2017079531A (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | トヨタ自動車株式会社 | 回転電機の端子台接続構造 |
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