JP2021136252A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部通気口51aから通気フィルタ部材55までの距離を長く確保して通気フィルタ部材55に水滴が付着しにくいようにする。【解決手段】カバー5の頂部壁部33は、コネクタ21の基部23を覆う第1壁部41と、回路基板3からの距離が相対的に小さい第2壁部42とを含み、第1壁部41は、延長部41aを有する。延長部41aに沿って厚肉部46が設けられており、厚肉部46の内部を通る第1通路52と円形の孔である第2通路53とによって通気通路51が形成される。第2通路53を囲む座面54に通気フィルタ部材55が貼着されている。外部通気口51aに対向する防壁61がコネクタ21に形成されている。【選択図】図7

Description

この発明は、コネクタを一端部に有する回路基板が筐体内に収容されてなる電子装置に関し、特に、筐体の内部空間と外気との間で通気を許容する通気フィルタを備えた電子装置に関する。
例えば車両のエンジンルームなどに搭載される種々のコントローラとして用いられる電子装置にあっては、一般に、回路基板を収容した筐体が防水ないし防塵のために密閉された構造を有している。そして、温度変化等に伴う筐体内部の圧力変化を回避するように、筐体の内部空間と外気との間で空気の僅かな通流を許容する通気フィルタ(呼吸フィルタとも呼ばれる)を備えている。
特許文献1には、電子装置の筐体となる合成樹脂製の上蓋の傾斜面部分に呼吸孔を開口形成し、該呼吸孔を覆うように上蓋の内側面に撥水フィルタを貼着した構成が開示されている。上記上蓋の呼吸孔の外側には、円筒状のフィルタカバーが一体に形成されており、傾斜面に沿ってスリット状に空気抜き孔が形成されている。
特開2006−5162号公報
上記従来の構成では、外部へ向かって開口する空気抜き孔から撥水フィルタまでの距離が短く、僅かな風圧等で水や塵埃が空気抜き孔から撥水フィルタへと容易に到達してしまう。しかも、撥水フィルタの周縁部に隣接して空気抜き孔が形成されているので、異物の侵入により撥水フィルタの破損の虞もある。
また、撥水フィルタが上蓋の傾斜面部分に貼着されるので、例えばロボット等を用いた取付行程が煩雑化しやすい。
本発明によれば、その1つの態様において、電子装置は、少なくとも第1の面に電子部品が実装されるとともに、相手側コネクタと接続されるコネクタが一端部に実装された回路基板と、上記コネクタの挿入口が外部へ露出した状態に上記回路基板を収容した筐体と、を備えており、上記筐体の上記回路基板の上記第1の面に対向する壁部が、回路基板からの距離が相対的に大きくかつ上記コネクタの少なくとも一部を覆う第1壁部と、上記回路基板からの距離が相対的に小さくかつ上記コネクタに重ならない第2壁部と、を含み、上記第1壁部の内部を通して該第1壁部に沿うように形成され、一端が当該第1壁部の上記挿入口側の端部において開口した第1通路と、この第1通路と筐体内部空間とを連通するように形成された第2通路と、この第2通路に設けられた通気フィルタ部材と、を備えている。
上記構成では、第1通路が第1壁部の内部を通して該第1壁部に沿うように形成されているので、第1通路の長さを長く確保することができ、水や塵埃が侵入しても通気フィルタ部材に到達しにくい。つまり、水や塵埃の通気フィルタ部材への付着が抑制される。また、第1通路と第2通路とを有する通路構造となるので、異物の侵入による通気フィルタ部材の破損が生じにくい。
また、通気フィルタ部材の取付面を傾斜していない箇所に設けることが可能となり、通気フィルタ部材の取付工程の煩雑化を抑制できる。
この発明に係る一実施例の電子装置の斜視図。 ハウジングを構成するカバーの斜視図。 コネクタを備えた回路基板の斜視図。 ハウジングを構成するボディの斜視図。 ボディとカバーとの間に配置されるガスケットの斜視図。 電子装置の断面図。 電子装置の断面斜視図。 カバーを内側から見た斜視図。
以下、この発明の一実施例の電子装置1について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、一実施例の電子装置1の斜視図、図6は、電子装置1の断面図、図7は、電子装置1の断面斜視図、である。この電子装置1は、例えば車両用自動変速機のコントローラとして車両の適宜位置(例えばエンジンルーム内)に取り付けられるものであって、図6,図7に示すように、筐体つまりハウジング2と、このハウジング2の内部に収容された回路基板3と、を備えている。なお、電子装置1の実際の搭載姿勢は、図1や図6のような姿勢に限定されないが、以下の説明では、理解を容易にするために、図1や図6に示す姿勢を基準として「上」、「下」等の語を用いることとする。
ハウジング2は、図4に示す金属製例えばアルミニウム合金のダイキャストからなるボディ4と、図2に示す合成樹脂製例えば剛性を有する硬質熱可塑性樹脂にて成形されたカバー5と、から構成されている。
図4に示すように、ボディ4は、全体として長方形の板状をなしており、周縁のフランジ部7から僅かに凹んだ比較的平坦な底壁6を有する。フランジ部7の長手方向一端の一辺を除く3辺には、ガスケット装着溝8が凹設されている。ボディ4の長辺に相当する側縁の各々には、車体への取付のための舌片状のブラケット部9,10が形成されている。ボディ4の四隅には、カバー5を取り付けるための取付孔11が設けられている。また、ガスケット装着溝8の内周側には、回路基板3を位置決めするための複数の位置決めピン12と、回路基板3をネジ止めするための複数のネジ孔13と、が設けられている。
図3は、回路基板3をハウジング2とは別に示す斜視図である。回路基板3は、図3に示すように、ボディ4の底壁6に対応した長方形状をなし、周囲の4箇所にネジ止め用の取付孔15を備えるとともに、ボディ4の位置決めピン12と係合する複数の位置決め孔16を備えている。この回路基板3は、取付孔15を貫通してネジ孔13に螺合する図示しないネジによってボディ4に固定される。回路基板3の長手方向の一端部には、電源ラインや信号ラインをまとめて接続するための合成樹脂製コネクタ21が取り付けられている。回路基板3は、カバー5側へ向いた第1の面3Aと、ボディ4側へ向いた第2の面3Bと、を有し、少なくとも第1の面3Aには、図示しない複数の電子部品が実装されている。そして、この第1の面3Aの上に載った形にコネクタ21が実装されている。
コネクタ21は、一端が挿入口21aとして開口した断面略長方形の筒状部22と、回路基板3の第1の面3Aの上に取り付けられる台形の筒状をなす基部23と、図6,図7に示すように筒状部22と基部23との間に位置する比較的厚肉の隔壁部24と、を備えている。コネクタ21に接続される図示しない相手側コネクタは、挿入口21aを通して筒状部22の中に挿入されるが、その挿入方向が回路基板3の長辺と平行な方向となるように、筒状部22は、その中心軸線が回路基板3の長辺と平行に配置されている。そして、筒状部22は、回路基板3の端縁から外側へ突出しており、ハウジング2に回路基板3を収容した状態では、ボディ4の端縁からも外側へ突出した状態となる。従って、挿入口21aは、ハウジング2の外から相手側コネクタの挿入が可能なようにハウジング2端部において開口している。また、回路基板3の短辺方向に沿った幅に比較してコネクタ21の同方向の幅は小さく、回路基板3の短辺の略中央部分にコネクタ21が取り付けられている。なお、回路基板3においてコネクタ21が取り付けられた短辺は、ボディ4においてガスケット装着溝8を具備しない短辺に対応する。相手側コネクタの端子に接続されるピン状の複数の端子25は、図6,図7に示すように、第1の面3Aと平行に隔壁部24を貫通するように該隔壁部24にインサートされており、かつそれぞれ略L字状に折り曲げられて、先端部分が回路基板3のスルーホール26(図7参照)にハンダ付けされている。
ボディ4とともにハウジング2を構成する合成樹脂製のカバー5は、図2に示すように、ボディ4の底壁6の上面を覆うように、換言すれば回路基板3を収容する空間を形成するように、膨らんだ形状をなしている。詳しくは、ボディ4側のガスケット装着溝8を具備する3辺に対応した3辺にフレーム状のフランジ部31を有し、これらのフランジ部31からテーパ状に傾斜した側壁32がそれぞれ立ち上がっており、これら3辺の側壁32に連続した形で回路基板3の第1の面3Aに対向する頂部壁部33が形成されている。つまり、頂部壁部33は、側壁32を介してフランジ部31よりも上方に位置している。カバー5の一方の短辺側つまりコネクタ21に対応する短辺の側には、傾斜した側壁32は設けられておらず、コネクタ21の通過を許容するための略U字形の切欠部34を備えている。
図8は、カバー5を内側から見た斜視図である。フランジ部31の四隅には、ボディ4との組付のためのカシメピン35がそれぞれボディ4側へ突出する形に設けられている。これらのカシメピン35は、ボディ4側の取付孔11に挿入され、かつ先端部がボディ4の底面側で熱カシメされる。これによって、カバー5とボディ4とが結合される。なお、図2,図8は、熱カシメ加工前のカシメピン35を示している。
ボディ4とカバー5との間には、シール部材として図5に示すガスケット36が配置されている。図5は、ガスケット36の斜視図である。ガスケット36は、枠状に連続して成形されたメインガスケット37およびU字形をなすコネクタ用ガスケット38を含む。メインガスケット37は、コネクタ21側を除く3辺がボディ4のガスケット装着溝8に配置され、ボディ4側のフランジ部7とカバー5側のフランジ部31との間をシールしている。メインガスケット37のコネクタ21側の短辺部分37aは、ボディ4とコネクタ21との間をシールしている。コネクタ用ガスケット38は、コネクタ21とカバー5との間をシールしており、両端がメインガスケット37にそれぞれ接続されている。
次に、本発明の要部であるカバー5の頂部壁部33の構成を、図1,図2,図6〜図7を参照して、さらに詳しく説明する。図2に示すように、頂部壁部33は、回路基板3からの距離が相対的に大きくかつコネクタ21の基部23を覆う第1壁部41と、回路基板3からの距離が相対的に小さくかつ回路基板3の第1の面3Aにおける電子部品(図示せず)の実装領域を覆う第2壁部42と、を含んでいる。図示例では、第2壁部42は、回路基板3と平行な平面をなしている。換言すれば、頂部壁部33の大部分を占める第2壁部42の一端部(コネクタ21側の一端部)に、該第2壁部42よりも高くなった第1壁部41が設けられている。
図2に示すように、第1壁部41は、コネクタ21の基部23の上方を覆いうる大きさに、カバー5の短辺に沿って細長い長方形状をなすように形成されている。そして、カバー5の短辺方向の中央部には、第1壁部41の一部として、第2壁部42の領域へ張り出すように細長く延びた延長部41aが延長形成されている。従って、第1壁部41は、カバー5を上方から見た平面視では、略T字形をなす範囲に設けられている。この略T字形に拡がった第1壁部41と、これよりも回路基板3に近い位置にある第2壁部42と、の間には段差があり、この両者間の段差は、複数の傾斜壁43でもって互いに接続されている。
詳しくは、第1壁部41の両側部には、図2に示すようにコネクタ21の基部23の台形に沿うように傾斜した側部傾斜壁43aがそれぞれ存在する。第1壁部41のコネクタ21とは反対側の端縁と第2壁部42との間には、延長部41aの両側において図8に示すように1つの平面に沿って傾斜した背部傾斜壁43bがそれぞれ存在する。これらの側部傾斜壁43aおよび背部傾斜壁43bは、ほぼ一定の肉厚を有する壁状に形成される。これに対し、延長部41aの周囲を囲む傾斜壁43c,43dは、外側面が傾斜面をなすものの、内側が図8に示すように馬蹄形の柱状をなす凹部44として形成されているため、肉厚は一定ではなく、第2壁部42に近い下部ほど厚くなっている。例えば、図6および図7には、延長部41aの長手方向の端部に位置する傾斜壁43dが略三角形の断面形状を有するものとして示されている。傾斜壁43c、43dがこのような断面形状を有することで、延長部41aの強度が十分に確保されている。
なお、コネクタ21が位置するカバー5の端部は、図2,図8に示すように、回路基板3の第1の面3Aに対し垂直に立ち上がったコネクタ側端部壁45となっている。このコネクタ側端部壁45に、上述したコネクタ21用の略U字形の切欠部34が設けられており、従って、コネクタ側端部壁45は実際には一対の三角形状の壁部として構成されている。コネクタ21の筒状部22よりも両側に張り出している基部23の前面がこれら一対の三角形状の壁部(コネクタ側端部壁45)によって覆われている(図1参照)。
また、図2に示すように、第1壁部41の中央部と延長部41aとに連続して、断面台形の尾根をなすように厚肉部46が形成されている。この厚肉部46は、第1壁部41の肉厚を部分的に厚くしたものである。図示例では、延長部41aの領域全体が厚肉部46となっており、従って、延長部41aと厚肉部46とが実質的に不可分である。図8に示すように、コネクタ21の基部23に重なる第1壁部41の内側面は、厚肉部46においても平坦であり、つまり、厚肉部46は外側へ膨らんだ形状をなしている。そして、図7に示すように、この厚肉部46の内部を通して、通気通路51となる第1通路52が形成されている。
第1通路52は、延長部41aを含む第1壁部41に沿って直線状に延びており、一端は、外部通気口51aとして厚肉部46の端面(換言すればコネクタ側端部壁45)に開口している。図8に示すように、外部通気口51aは、上下方向が左右方向よりも短い偏平な四角形をなしており、第1通路52は、同様の四角形断面をなしている。さらに、図6,図7に示すように、第1通路52は、その底面に段差52aを設けることで奥方の通路断面積を狭めてある。
上記第1通路52の外部通気口51aとは反対側の端部は、上述した延長部41a内部にある馬蹄形の柱状をなす凹部44の上方にまで延びている。つまり、図6,図7に示すように、第1通路52は、コネクタ21とカバー5との間のコネクタ用ガスケット38によって形成されるシール線を横切って延びている。そして、この第1通路52の端部と凹部44とが、通気通路51の一部を構成するものとして凹部44の天井面44aに設けられた第2通路53によって連通している。第2通路53は、図8に示すように天井面44aに開口する円形の孔として形成されている。
凹部44の天井面44aには、さらに、第2通路53である円形の孔と同心をなすように、円形に凹んだ座面54が形成されている(図8参照)。図6,図7に示すように、この座面54に、通気性ならびに撥水性を有する膜からなる円形の通気フィルタ部材55が貼着されており、第2通路53の開口面を覆っている。なお、図8は、通気フィルタ部材55を貼着する前のカバー5を示している。
このように通気フィルタ部材55を経路中に具備した通気通路51によって、ハウジング2の内部空間と外気とが連通する。これにより、例えば温度変化に伴うハウジング2の内圧の変化やこの内圧変化によるハウジング2の変形、などが回避される。そして、撥水性を有する通気フィルタ部材55が介在することで、通気通路51を介したハウジング2内部への水分の侵入が抑制される。
ここで、上記実施例の構成では、第1通路52の通路長を長く形成することができ、つまり、水滴が付着する懸念がある外部通気口51aから通気フィルタ部材55までの距離を長く確保でき、風圧が作用したような場合でも通気フィルタ部材55が濡れにくくなる。また、通気フィルタ部材55が外部へ露出しないので、塵埃等の異物が通気フィルタ部材55に直接に接触することが抑制され、通気フィルタ部材55を保護できる。ドライバ等の工具によって通気フィルタ部材55を誤って損傷してしまうことも防止できる。
さらに、第1通路52は、底面に段差52aを有し、その通路断面積が狭められているので、底面を伝って水滴が通気フィルタ部材55側に向かうことが抑制される。
一方、第1通路52は、コネクタ21の筒状部22が向かう方向と同じ方向に沿って形成され、開口端となる外部通気口51aがカバー5の端面(コネクタ側端部壁45)に開口しているので、二次的な機械加工によらずにカバー5の成形時に例えばスライドコアを用いて成形することが可能である。同様に、第2通路53も、下方が開放されているので、カバー5成形時に型成形が可能である。
また、膜状の通気フィルタ部材55は、例えば接着剤を用いてカバー5に接着されるが、上記の構成では、通気フィルタ部材55の接着工程において、例えばカバー5を裏返しにしてカバー5のフランジ部31が水平となるように位置決めすれば、座面54が水平となるので、ロボット等を用いて比較的容易に通気フィルタ部材55の接着を行うことができる。換言すれば、傾斜面となる箇所に通気フィルタ部材を取り付ける場合に比較して、その取付工程が容易となる。
さらに、上記実施例においては、コネクタ21の筒状部22の上面に、通気通路51の外部通気口51aを覆う防壁61が一体に形成されている。この防壁61は、外部通気口51aが設けられた厚肉部46の端面の輪郭に対応した台形状をなし、外部通気口51aに適宜な微小間隔を介して対向している。つまり、この防壁61は、外部通気口51aを密閉するものではなく、外気との連通を許容しつつ外部通気口51aを遮蔽している。これにより、外部から第1通路52の直線方向に沿って異物や水滴が飛散してきたような場合に、これら異物や水滴が防壁61に衝突するため、外部通気口51aに直接に衝突することがなく、第1通路52への進入が抑制される。
防壁61をコネクタ21側に形成することで、カバー5の成形の複雑化が生じることがない。また、コネクタ21の成形においては、防壁61が筒状部22の外表面に付加されるだけなので、コネクタ21の成形の複雑化が生じることはない。
なお、上記の電子装置1は、多くの場合、コネクタ21の筒状部22内に異物や水滴等が入りにくいようにコネクタ21が下向きとなった傾斜姿勢や垂直姿勢でもって車体に取り付けられる。上記実施例においては、第1通路52がコネクタ21の挿入方向と平行に形成され、コネクタ21の挿入口21aと同じ方向へ向かって外部通気口51aが開口しているので、上記のような電子装置1の取付姿勢にあっては、外部通気口51aへの外部からの異物や水滴等の侵入を抑制する上でより有利となる。
以上のように、この発明の電子装置は、
少なくとも第1の面に電子部品が実装されるとともに、相手側コネクタと接続されるコネクタが一端部に実装された回路基板と、
上記コネクタの挿入口が外部へ露出した状態に上記回路基板を収容した筐体と、
を備えた電子装置であって、
上記筐体の上記回路基板の上記第1の面に対向する壁部が、回路基板からの距離が相対的に大きくかつ上記コネクタの少なくとも一部を覆う第1壁部と、上記回路基板からの距離が相対的に小さくかつ上記コネクタに重ならない第2壁部と、を含み、
上記第1壁部の内部を通して該第1壁部に沿うように形成され、一端が当該第1壁部の上記挿入口側の端部において開口した第1通路と、
この第1通路と筐体内部空間とを連通するように形成された第2通路と、
この第2通路に設けられた通気フィルタ部材と、
を備える。
好ましい一つの態様では、上記第2通路は、上記第1壁部の内側面と上記第1通路との間に形成された孔からなる。
また好ましい一つの態様では、上記通気フィルタ部材は、上記第2通路の上記筐体内部空間へ向かう開口面に取り付けられている。
さらに、好ましい一つの態様では、
上記コネクタの外周面と上記第1壁部との間にシール部材を備えており、
上記第1通路は、上記シール部材によるシール線を横切って延びている。
また、好ましい一つの態様では、
上記第1壁部は、上記コネクタの外周面と重なる領域から上記回路基板の電子部品が実装された領域側へと細長く延びた延長部を有しており、
上記第1通路は、この延長部の内部を通して形成されている。
具体的な一つの態様では、上記第1通路は、上記コネクタの挿入方向と平行に延びている。
さらに好ましい一つの態様では、上記コネクタに、上記第1通路の開口に微小隙間を介して対向する防壁が設けられている。
1…電子装置、2…ハウジング、3…回路基板、3A…第1の面、3B…第2の面、4…ボディ、5…カバー、6…底壁、21…コネクタ、21a…挿入口、22…筒状部、23…基部、31…フランジ部、32…側壁、33…頂部壁部、34…切欠部、36…ガスケット、37…メインガスケット、38…コネクタ用ガスケット、41…第1壁部、41a…延長部、42…第2壁部、43…傾斜壁、44…凹部、45…コネクタ側端部壁、46…厚肉部、51…通気通路、51a…外部通気口51a、52…第1通路、53…第2通路、54…座面、55…通気フィルタ部材、61…防壁。

Claims (7)

  1. 少なくとも第1の面に電子部品が実装されるとともに、相手側コネクタと接続されるコネクタが一端部に実装された回路基板と、
    上記コネクタの挿入口が外部へ露出した状態に上記回路基板を収容した筐体と、
    を備えた電子装置であって、
    上記筐体の上記回路基板の上記第1の面に対向する壁部が、回路基板からの距離が相対的に大きくかつ上記コネクタの少なくとも一部を覆う第1壁部と、上記回路基板からの距離が相対的に小さくかつ上記コネクタに重ならない第2壁部と、を含み、
    上記第1壁部の内部を通して該第1壁部に沿うように形成され、一端が当該第1壁部の上記挿入口側の端部において開口した第1通路と、
    この第1通路と筐体内部空間とを連通するように形成された第2通路と、
    この第2通路に設けられた通気フィルタ部材と、
    を備える、ことを特徴とする電子装置。
  2. 上記第2通路は、上記第1壁部の内側面と上記第1通路との間に形成された孔からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 上記通気フィルタ部材は、上記第2通路の上記筐体内部空間へ向かう開口面に取り付けられている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 上記コネクタの外周面と上記第1壁部との間にシール部材を備えており、
    上記第1通路は、上記シール部材によるシール線を横切って延びている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子装置。
  5. 上記第1壁部は、上記コネクタの外周面と重なる領域から上記回路基板の電子部品が実装された領域側へと細長く延びた延長部を有しており、
    上記第1通路は、この延長部の内部を通して形成されている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子装置。
  6. 上記第1通路は、上記コネクタの挿入方向と平行に延びている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子装置。
  7. 上記コネクタに、上記第1通路の開口に微小隙間を介して対向する防壁が設けられている、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子装置。
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