JP2021136045A - 磁気ディスク装置及びライトリトライ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ライト処理の性能を向上可能な磁気ディスク装置及びライトリトライ処理方法を提供することである。【解決手段】 本実施形態に係る磁気ディスク装置は、半径方向に間隔を置いて複数のトラックをライトする通常記録でデータをライトする第1領域と、前記第1領域から前記半径方向にギャップを置いて配置され、前記半径方向に重ねて複数のトラックをライトする瓦記録でデータをライトする第2領域とを有するディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、前記第1領域において前記第2領域側に配置された第3領域と前記第1領域の前記第3領域以外の第4領域とで異なるライトリトライ処理を実行可能な回数の閾値を設定し、前記通常記録及び前記瓦記録を選択して実行する、コントローラと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気ディスク装置及びライトリトライ処理方法に関する。
近年、高記録密度を実現する技術を有する磁気ディスク装置が開発されている。高記録密度を実現する磁気ディスク装置として、ディスクの半径方向に複数のトラックを重ね書きする瓦記録型式(Shingled write Magnetic Recording:SMR、又はShingled Write Recording:SWR)の磁気ディスク装置がある。また、ディスクの半径方向に間隔に置いて複数のトラックをライトする通常記録型式と瓦記録型式とを選択して実行可能な磁気ディスク装置もある。
米国特許第8837069号明細書 米国特許第8976478号明細書 米国特許第8699159号明細書
本発明の実施形態は、ライト処理の性能を向上可能な磁気ディスク装置及びライトリトライ処理方法を提供する。
本実施形態に係る磁気ディスク装置は、半径方向に間隔を置いて複数のトラックをライトする通常記録でデータをライトする第1領域と、前記第1領域から前記半径方向にギャップを置いて配置され、前記半径方向に重ねて複数のトラックをライトする瓦記録でデータをライトする第2領域とを有するディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、前記第1領域において前記第2領域側に配置された第3領域と前記第1領域の前記第3領域以外の第4領域とで異なるライトリトライ処理を実行可能な回数の閾値を設定し、前記通常記録及び前記瓦記録を選択して実行する、コントローラと、を備える。
図1は、第1実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係るディスクの一例を示す模式図である。 図3は、通常記録処理の一例を示す模式図である。 図4は、瓦記録処理の一例を示す模式図である。 図5は、通常記録バンド領域と瓦記録バンド領域との配置の一例を示す模式図である。 図6は、制限トラックの設定方法の一例を示す模式図である。 図7は、第1実施形態に係るライトリトライ処理の一例を示す図である。 図8は、第1実施形態に係るライトリトライ処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、変形例1に係る通常記録バンド領域及び瓦記録バンド領域の一例を示す模式図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は、一例であって、発明の範囲を限定するものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプ)30と、揮発性メモリ70と、不揮発性メモリ80と、バッファメモリ(バッファ)90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ130とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単に、ホストと称する)100と接続される。
HDAは、磁気ディスク(以下、ディスクと称する)10と、スピンドルモータ(以下、SPMと称する)12と、ヘッド15を搭載しているアーム13と、ボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)14とを有する。ディスク10は、SPM12に取り付けられ、SPM12の駆動により回転する。アーム13及びVCM14は、アクチュエータを構成している。アクチュエータは、VCM14の駆動により、アーム13に搭載されているヘッド15をディスク10の所定の位置まで移動制御する。ディスク10およびヘッド15は、それぞれ、2つ以上設けられていてもよい。
ディスク10は、そのデータをライト可能な領域に、ユーザから利用可能なユーザデータ領域10aと、ホスト等から転送されたデータ(又はコマンド)をユーザデータ領域10aの所定の領域にライトする前に一時的に保持するメディアキャッシュ(又は、メディアキャッシュ領域と称する場合もある)10bと、システム管理に必要な情報をライトするシステムエリア10cとが割り当てられている。以下、ディスク10の内周から外周へ向かう方向、又はディスク10の外周から内周へ向かう方向を半径方向と称する。半径方向において、内周から外周へ向かう方向を外方向(外側)と称し、外周から内周へ向かう方向を内方向(内側)と称する。ディスク10の半径方向に直交する方向を円周方向と称する。円周方向は、ディスク10の円周に沿った方向に相当する。また、ディスク10の半径方向の所定の位置を半径位置と称し、ディスク10の円周方向の所定の位置を円周位置と称する場合もある。半径位置及び円周位置をまとめて単に位置と称する場合もある。ディスク10は、半径方向の所定の範囲毎に複数の領域(以下、ゾーンと称する場合もある)に区分される。ゾーンは、半径方向の所定の範囲毎に複数の領域(以下、バンド領域と称する場合もある)に区分され得る。バンド領域は、複数のトラックを含む。トラックは、複数のセクタを含む。また、ディスク10を半径方向に区分した領域を半径領域と称する場合もある。半径領域は、ゾーン、バンド領域、及びトラック等を含む。なお、“トラック”は、ディスク10の半径方向に区分した複数の領域の内の1つの領域、所定の半径位置におけるヘッド15の経路、ディスク10の円周方向に延長するデータ、所定の半径位置のトラックにライトされた1周分のデータ、トラックにライトされたデータ、トラックにライトされたデータの一部や、その他の種々の意味で用いる。“セクタ”は、トラックを円周方向に区分した複数の領域の内の1つの領域、ディスク10の所定の位置にライトされたデータ、セクタにライトされたデータや、その他の種々の意味で用いる。“ディスク10にライトしたトラック”を“ライトトラック”と称し、“ディスク10からリードするトラック”を“リードトラック”と称する場合もある。“ライトトラック”を単に“トラック”と称する場合もあるし、“リードトラック”を単に“トラック”と称す場合もあるし、“ライトトラック”及び“リードトラック”をまとめて“トラック”と称する場合もある。“トラックの半径方向の幅”を“トラック幅”と称する場合もある。“ライトトラックの半径方向の幅”を“ライトトラック幅”と称し、“リードトラックの半径方向の幅”を“リードトラック幅”と称する場合もある。“ライトトラック幅”を単に“トラック幅”と称し、“リードトラック幅”を単に“トラック幅”と称し、“ライトトラック幅及びリードトラック幅”をまとめて単に“トラック幅”と称する場合もある。“所定のトラックにおけるトラック幅の中心位置を通る経路”を“トラックセンタ”と称する。“所定のライトトラックにおけるライトトラック幅の中心位置を通る経路”を“ライトトラックセンタ”と称し、“リードトラックのリードトラック幅の中心位置を通る経路”を“リードトラックセンタ”と称する場合もある。“ライトトラックセンタ”を単に“トラックセンタ”と称し、“リードトラックセンタ”を単に“トラックセンタ”と称し、“ライトトラックセンタ及びリードトラックセンタ”をまとめて単に“トラックセンタ”と称する場合もある。
ヘッド15は、スライダを本体として、当該スライダに実装されているライトヘッド15Wとリードヘッド15Rとを備える。ライトヘッド15Wは、ディスク10にデータをライトする。リードヘッド15Rは、ディスク10にライトされたデータをリードする。なお、“ライトヘッド15W”を単に“ヘッド15”と称する場合もあるし、“リードヘッド15R”を単に“ヘッド15”と称する場合もあるし、“ライトヘッド15W及びリードヘッド15R”をまとめて“ヘッド15”と称する場合もある。“ヘッド15の中心部”を“ヘッド15”と称し、“ライトヘッド15Wの中心部”を“ライトヘッド15W”と称し、“リードヘッド15Rの中心部”を“リードヘッド15R”と称する場合もある。“ライトヘッド15Wの中心部”を単に“ヘッド15”と称する場合もあるし、“リードヘッド15Rの中心部”を単に“ヘッド15”と称する場合もある。“ヘッド15の中心部を所定のトラックのトラックセンタに位置決めする”ことを“ヘッド15を所定のトラックに位置決めする”、“ヘッド15を所定のトラックに配置する”、又は“ヘッド15を所定のトラックに位置する”等で表現する場合もある。
図2は、本実施形態に係るディスク10の一例を示す模式図である。図2に示すように、円周方向において、ディスク10の回転する方向を回転方向と称する。なお、図2に示した例では、回転方向は、反時計回りで示しているが、逆向き(時計回り)であってもよい。図2において、ディスク10は、内方向に位置する内周領域IRと、外方向に位置する外周領域ORと、内周領域IR及び外周領域ORの間に位置する中周領域MRとに区分されている。図2には、メディアキャッシュ10bを示している。図2では、メディアキャッシュ10b及びシステムエリア10cは、外周領域ORに位置している。図2に示した例では、システムエリア10cは、ディスク10の最外周に位置している。メディアキャッシュ10bは、システムエリア10cの内方向に隣接して配置されている。ここで、“隣接”とは、データ、物体、領域、及び空間等が接して並んでいることはもちろん、所定の間隔を置いて並んでいることも含む。ユーザデータ領域10aは、メディアキャッシュ10bの内方向に隣接して配置されている。なお、メディアキャッシュ10bは、内周領域IR又は中周領域MRに位置していてもよい。また、メディアキャッシュ10bは、外周領域OR、中周領域MR、及び内周領域IRに分散して位置していてもよい。
ディスク10のユーザデータ領域10aには、所定のトラックに隣接するトラック(以下、隣接トラックと称する場合もある)をこの所定のトラックから半径方向に所定の間隔を空けてライトする通常記録(Conventional Magnetic Recording : CMR)型式でデータをライトする領域(以下、通常記録領域と称する場合もある)と所定のトラックの半径方向の一部に次にライトするトラックを重ね書きする瓦記録(Shingled Write Magnetic Recording : SMR、又はShingled Write Recording : SWR)型式でデータをライトする領域(以下、瓦記録領域と称する場合もある)とが配置され得る。以下、“通常記録型式でデータをライトする“ことを単に”通常記録“又は”通常記録処理“と称し、”瓦記録型式でデータをライトする“ことを単に”瓦記録“又は”瓦記録処理“と称する場合もある。また、”通常記録処理“以外のライト処理を”瓦記録処理“と称する場合もある。なお、ユーザデータ領域10aの全領域が通常記録領域であってもよいし、瓦記録領域であってもよい。
通常記録領域及び瓦記録領域は、それぞれ、少なくとも1つのバンド領域を含む。以下、“通常記録領域に含まれるバンド領域”を“通常記録バンド領域”と称し、“瓦記録領域に含まれるバンド領域”を“瓦記録バンド領域”と称する場合もある。図2に示した例では、ユーザデータ領域10aには、通常記録バンド領域CBAと、瓦記録バンド領域SBAとが配置されている。通常記録バンド領域は、複数のトラックを含む。なお、通常記録バンド領域は、1つのトラックのみで構成されていてもよい。瓦記録バンド領域は、重ね書きされた複数のトラックを含む。なお、瓦記録バンド領域は、1つのトラックのみで構成されていてもよい。以下、“通常記録バンド領域”を単に“バンド領域”と称し、“瓦記録バンド領域”を単に“バンド領域”と称し、“通常記録バンド領域”及び“瓦記録バンド領域”をまとめて“バンド領域”と称する場合もある。ユーザデータ領域10aにおいて、半径方向に間隔を置いて配置された複数の通常記録バンド領域CBAの間に少なくとも1つの瓦記録バンド領域SBAが配置されていてもよいし、半径方向に間隔を置いて配置された複数の瓦記録バンド領域SBAの間に少なくとも1つの通常記録バンド領域CBAが配置されていてもよい。
ドライバIC20は、システムコントローラ130(詳細には、後述するMPU60)の制御に従って、SPM12およびVCM14の駆動を制御する。
ヘッドアンプIC(プリアンプ)30は、リードアンプ及びライトドライバ等を備えている。リードアンプは、ディスク10からリードしたリード信号を増幅して、システムコントローラ130(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル50)に出力する。ライトドライバは、R/Wチャネル50から出力される信号に応じたライト電流をヘッド15に出力する。
揮発性メモリ70は、電力供給が断たれると保存しているデータが失われる半導体メモリである。揮発性メモリ70は、磁気ディスク装置1の各部での処理に必要なデータ等を格納する。揮発性メモリ70は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、又はSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。
不揮発性メモリ80は、電力供給が断たれても保存しているデータを記録する半導体メモリである。不揮発性メモリ80は、例えば、NOR型またはNAND型のフラッシュROM(Flash Read Only Memory :FROM)である。
バッファメモリ90は、磁気ディスク装置1とホスト100との間で送受信されるデータ等を一時的に記録する半導体メモリである。なお、バッファメモリ90は、揮発性メモリ70と一体に構成されていてもよい。バッファメモリ90は、例えば、DRAM、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM、FeRAM(Ferroelectric Random Access memory)、又はMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等である。
システムコントローラ(コントローラ)130は、例えば、複数の素子が単一チップに集積されたSystem-on-a-Chip(SoC)と称される大規模集積回路(LSI)を用いて実現される。システムコントローラ130は、ハードディスクコントローラ(HDC)40と、リード/ライト(R/W)チャネル50と、マイクロプロセッサ又はマイクロプロセッシングユニット(MPU)60と、を含む。HDC40、R/Wチャネル50、及びMPU60は、それぞれ、互いに電気的に接続されている。システムコントローラ130は、例えば、ドライバIC20、ヘッドアンプIC30、揮発性メモリ70、不揮発性メモリ80、バッファメモリ90、及びホストシステム100等に電気的に接続されている。
HDC40は、後述するMPU60からの指示に応じて、ホスト100とR/Wチャネル50との間のデータ転送を制御する。HDC40は、例えば、揮発性メモリ70、不揮発性メモリ80、及びバッファメモリ90等に電気的に接続されている。
R/Wチャネル50は、MPU60からの指示に応じて、リードデータ及びライトデータの信号処理を実行する。R/Wチャネル50は、ライトデータを変調する回路、又は機能を有している。また、R/Wチャネル50は、リードデータの信号品質を測定する回路、又は機能を有している。R/Wチャネル50は、例えば、ヘッドアンプIC30等に電気的に接続されている。
MPU60は、磁気ディスク装置1の各部を制御するメインコントローラである。MPU60は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15の位置決めを実行する。MPU60は、ディスク10へのデータのライト動作を制御すると共に、ホスト100から転送されるライトデータの保存先を選択する。また、MPU60は、ディスク10からのデータのリード動作を制御すると共に、ディスク10からホスト100に転送されるリードデータの処理を制御する。また、MPU60は、データを記録する領域を管理する。MPU60は、磁気ディスク装置1の各部に接続されている。MPU60は、例えば、ドライバIC20、HDC40、及びR/Wチャネル50等に電気的に接続されている。
MPU60は、リード/ライト制御部610、記録領域管理部620、ライトリトライ制御部630、及びリフレッシュ制御部640を備えている。MPU60は、各部、例えば、リード/ライト制御部610、記録領域管理部620、ライトリトライ制御部630、及びリフレッシュ制御部640等の処理をファームウェア上で実行する。なお、MPU60は、各部、例えば、リード/ライト制御部610、記録領域管理部620、ライトリトライ制御部630、及びリフレッシュ制御部640等を回路として備えていてもよい。
リード/ライト制御部610は、ホスト100からのコマンド等に従って、データのリード処理及びライト処理を制御する。リード/ライト制御部610は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15をディスク10上の所定の半径位置に位置決めし、リード処理又はライト処理を実行する。
リード/ライト制御部610は、ホスト100からのコマンド等に従って、通常記録処理及び瓦記録処理を選択して実行する。言い換えると、リード/ライト制御部610は、ホスト100からのコマンド等に従って、通常記録処理又は瓦記録処理を選択的に実行する。リード/ライト制御部610は、通常記録領域では通常記録処理を実行し、瓦記録領域では瓦記録処理を実行する。リード/ライト制御部610は、通常記録処理において、データをランダム又シーケンシャルにライトする。また、リード/ライト制御部610は、瓦記録処理において、データをシーケンシャルにライトする。なお、リード/ライト制御部610は、通常記録処理のみを実行してもよいし、瓦記録処理をのみを実行してもよい。
図3は、通常記録処理の一例を示す模式図である。図3に示すように、半径方向において、シーケンシャルにデータをライト及びリードする方向を順方向と称する。図3において、順方向は、内方向である。なお、順方向は、外方向であってもよい。図3に示すように、円周方向において、ディスク10に対してヘッド15が進む方向、つまり、リード/ライトする方向を進行方向と称する場合もある。図3に示した例では、進行方向は、前方向である。なお、進行方向は、後方向であってもよい。図3には、通常記録バンド領域CBAを示している。図3に示した例では、通常記録バンド領域CBAは、トラックCTR1、トラックCTR2、…、トラックCTRn−1、及びトラックCTRnを含む。図3には、トラックCTR1のトラックセンタTRC1、トラックCTR2のトラックセンタTRC2、…、トラックCTRn−1のトラックセンタTRCn−1、及びトラックCTRnのトラックセンタTRCnを示している。トラックCTR1乃至CTRnは、それぞれ、半径方向にトラックピッチTRPで配置されている。トラックピッチは、例えば、隣接する2つのトラックのトラックセンタの間の半径方向の距離に相当する。例えば、トラックCTR1のトラックセンタTRC1とトラックCTR2のトラックセンタTRC2とは、半径方向にトラックピッチTRPで離れている。また、例えば、トラックCTRn−1のトラックセンタTRCn−1とトラックCTRnのトラックセンタTRCnとは、半径方向にトラックピッチTRPで離れている。なお、トラックCTR1乃至CTRnは、それぞれ、半径方向に異なるトラックピッチで配置されていてもよい。また、トラックCTR1乃至CTRnは、それぞれ、半径方向にギャップCGPを置いて配置されている。例えば、トラックTRC1及びトラックTRC2は、ギャップCGPで離れ、トラックTRCn−1及びトラックTRCnは、ギャップCGPで離れている。なお、トラックCTR1乃至CTRnは、それぞれ、異なるギャップを置いて配置されていてもよい。図3では、説明の便宜上、各トラックを所定のトラック幅で円周方向に延出している長方形状に示しているが、実際には、円周方向に沿って湾曲している。また、各トラックは、半径方向に変動しながら円周方向に延出している波状であってもよい。
図3に示した例では、リード/ライト制御部610は、ユーザデータ領域10aの通常記録バンド領域CBAにおいて、トラックセンタTRC1にヘッド15を位置決めしてトラックCTR1を通常記録する。リード/ライト制御部610は、通常記録バンド領域CBAにおいて、トラックCTR1のトラックセンタTRC1から内方向にトラックピッチTRPで離れているトラックセンタTRC2にヘッド15を位置決めしてトラックCTR2を通常記録する。リード/ライト制御部610は、ユーザデータ領域10aの通常記録バンド領域CBAにおいて、トラックCTRn−1のトラックセンタTRCn−1から内方向にトラックピッチTRPで離れているトラックセンタTRCnにヘッド15を位置決めしてトラックCTRnを通常記録する。リード/ライト制御部610は、ユーザデータ領域10aの通常記録バンド領域CBAにおいて、トラックCTR1、CTR2、…、CTRn−1、及びCTRnをシーケンシャルに通常記録してもよいし、トラックCTR1、CTR2、…、CTRn−1、及びCTRnのそれぞれの所定のセクタにランダムに通常記録してもよい。
図4は、瓦記録処理の一例を示す模式図である。図4には、瓦記録バンド領域SBAを示している。図4に示した例では、瓦記録バンド領域SBAは、半径方向において順方向に連続的に重ね書きされたトラックSTR1、STR2、STR3、…、STRn−1、及びSTRnを含む。ライトヘッド15Wでディスク10にライトされたトラックSTR1をライトトラックWT1と称し、ライトヘッド15Wでディスク10にライトされたトラックSTR2をライトトラックWT2と称し、ライトヘッド15Wでディスク10にライトされたトラックSTR3をライトトラックWT3と称し、ライトヘッド15Wでディスク10にライトされたトラックSTRn−1をライトトラックWTn−1と称し、ライトヘッド15Wでディスク10にライトされたトラックSTRnをライトトラックWTnと称する場合もある。図4には、ライトトラックWT1(トラックSTR1)のトラックセンタWTC1、ライトトラックWT2(トラックSTR2)のトラックセンタWTC2、ライトトラックWT3(トラックSTR3)のトラックセンタWTC3、…、ライトトラックWTn−1(トラックSTRn−1)のトラックセンタWTCn−1、ライトトラックWTn(トラックSTRn)のトラックセンタWTCnを示している。ライトトラックWT1(トラックSTR1)乃至ライトトラックWTn(STRn)は、それぞれ、半径方向にトラックピッチWTPで配置されている。トラックピッチWTPは、例えば、トラックピッチTRPよりも小さい。例えば、ライトトラックWT1のトラックセンタWTC1とライトトラックWT2のトラックセンタWTC2とは、半径方向にトラックピッチWTPで離れている。例えば、ライトトラックWT2のトラックセンタWTC2とライトトラックWT3のトラックセンタWTC3とは、半径方向にトラックピッチWTPで離れている。また、例えば、ライトトラックWTn−1のトラックセンタWTCn−1とライトトラックWTnのトラックセンタWTCnとは、半径方向にトラックピッチWTPで離れている。なお、ライトトラックWT1(トラックSTR1)乃至ライトトラックWTn(トラックSTRn)は、それぞれ、半径方向に異なるトラックピッチで配置されていてもよい。また、ライトトラックWT1(トラックSTR1)乃至ライトトラックWTn(トラックSTRn)は、前のトラックの半径方向の一部に重ねてライトされている。ライトトラックWT2が重なる領域以外の残りのライトトラックWT1の領域をリードトラックRT1(トラックSTR1)と称し、ライトトラックWT3が重なる領域以外の残りのライトトラックWT2の領域をリードトラックRT2(トラックSTR2)と称し、ライトトラックWTnが重なる領域以外の残りのライトトラックWTn−1の領域をリードトラックRTn−1(トラックSTRn−1)と称する。また、瓦バンド領域SBAにおいて順方向にシーケンシャルにライトした場合に最後にライトされ、他のライトトラックが重ならないライトトラックWTnをリードトラックRTn(WTn)と称する場合もある。図4には、リードトラックRT1のリードトラック幅RTW1、リードトラックRT2のリードトラック幅RTW2、…、リードトラックRTn−1のリードトラック幅RTWn−1、リードトラックRTnのリードトラック幅RTWnを示している。図4において、リードトラックRTnのリードトラック幅RTWnは、ライトトラックWTnのライトトラック幅WTWnと同じである。以下、瓦記録処理において、“ライトトラック”の意味で“トラック”という用語を用いる場合もあるし、“リードトラック”の意味で“トラック”という用語を用いる場合もあるし、“ライトトラック”及び“リードトラック”という意味で“トラック”という用語を用いる場合もある。図4では、説明の便宜上、各トラックを所定のトラック幅で円周方向に延出している長方形状に示しているが、実際には、円周方向に沿って湾曲している。また、各トラックは、半径方向に変動しながら円周方向に延出している波状であってもよい。
図4に示した例では、リード/ライト制御部610は、ユーザデータ領域10aの瓦記録バンド領域SBAにおいて、ライトトラック幅WTW1のライトトラックWT1、ライトトラック幅WTW2のライトトラックWT2、ライトトラック幅WTW3のライトトラックWT3、…、ライトトラック幅WTWn−1のライトトラックWTn−1、及びライトトラック幅WTWnのライトトラックWTnを記載の順に順方向に向かってシーケンシャルに瓦記録する。言い換えると、リード/ライト制御部610は、ユーザデータ領域10aの瓦記録バンド領域SBAにおいて、トラックSTR1(ライトトラックWT1)、トラックSTR2(ライトトラックWT2)、トラックSTR3(ライトトラックWT3)、…、トラックSTRn−1(ライトトラックWTn−1)、及びトラックSTRn(ライトトラックWTn)を記載の順に順方向に重ね書きする。
図4に示した例では、リード/ライト制御部610は、ユーザデータ領域10aの瓦記録バンド領域SBAにおいて、トラックセンタWTC1にヘッド15を位置決めしてライトトラックWT1をライトする。リード/ライト制御部610は、瓦記録バンド領域SBAにおいて、ライトトラックWT1のトラックセンタWTC1から順方向にトラックピッチWTPで離れているトラックセンタWTC2にヘッド15を位置決めしてライトトラックWT2をライトトラックWT1に瓦記録する。リード/ライト制御部610は、瓦記録バンド領域SBAにおいて、ライトトラックWT2のトラックセンタWTC2から順方向にトラックピッチWTPで離れているトラックセンタWTC3にヘッド15を位置決めしてライトトラックWT3をライトトラックWT2に瓦記録する。リード/ライト制御部610は、瓦記録バンド領域SBAにおいて、ライトトラックWTn−1のトラックセンタWTCn−1から順方向にトラックピッチWTPで離れているトラックセンタWTCnにヘッド15を位置決めしてライトトラックWTnをライトトラックWTn−1に瓦記録する。
記録領域管理部620は、ホスト100等からの指示に応じて、ディスク10の記録領域(以下、単にディスク10と称する場合もある)を管理する。記録領域管理部620は、ホスト100等からの指示に応じて、ディスク10のユーザデータ領域10aに通常記録領域及び瓦記録領域を設定する。記録領域管理部620は、例えば、ユーザデータ領域10aにおいて通常記録バンド領域CBA毎に通常記録領域を設定する。言い換えると、記録領域管理部620は、例えば、ユーザデータ領域10aに通常記録バンド領域CBAを設定する。記録領域管理部620は、例えば、ユーザデータ領域10aにおいて瓦記録バンド領域SBA毎に瓦記録領域を設定する。言い換えると、記録領域管理部620は、例えば、ユーザデータ領域10aに瓦記録バンド領域SBAを設定する。記録領域管理部620は、ホスト100等からの指示に応じて、通常記録バンド領域CBAを瓦記録バンド領域SBAに変更できる。また、記録領域管理部620は、ホスト100等からの指示に応じて、瓦記録バンド領域SBAを通常記録バンド領域CBAに変更できる。
記録領域管理部620は、半径方向に隣接するバンド領域の間のギャップを設定し、隣接する2つのバンド領域を設定したギャップ離して設定する。記録領域管理部620は、ユーザデータ領域10aにおいて、半径方向で隣接する2つの通常記録バンド領域の間の所定のギャップ(以下、通常記録バンド間ギャップと称する場合もある)を設定し、半径方向で隣接する2つの通常記録バンド領域を通常記録バンド間ギャップ離して設定する。記録領域管理部620は、ユーザデータ領域10aにおいて、半径方向で隣接する2つの瓦記録バンド領域の間の所定のギャップ(以下、瓦記録バンド間ギャップと称する場合もある)を設定し、半径方向で隣接する2つの瓦記録バンド領域を瓦記録バンド間ギャップ離して設定する。記録領域管理部620は、ユーザデータ領域10aにおいて、半径方向で隣接する通常記録バンド領域と瓦記録バンド領域との間の所定のギャップ(以下、瓦/通常記録バンド間ギャップと称する場合もある)を設定し、半径方向で隣接する通常記録バンド領域と瓦記録バンド領域とを瓦/通常記録バンド間ギャップ離して設定する。
例えば、瓦/通常記録バンド間ギャップは、通常記録バンド間ギャップ及び瓦記録バンド間ギャップよりも大きい。例えば、記録バンド間ギャップは、通常記録バンド間ギャップよりも大きい。なお、瓦/通常記録バンド間ギャップは、通常記録バンド間ギャップと同じであってもよいし、通常記録バンド間ギャップよりも小さくてもよいし、通常記録バンド間ギャップよりも大きくてもよい。瓦/通常記録バンド間ギャップは、瓦記録バンド間ギャップと同じであってもよいし、瓦記録バンド間ギャップよりも小さくてもよいし、瓦記録バンド間ギャップよりも大きくてもよい。“同じ”、“同一”、“一致”、及び“同等”などの用語は、全く同じという意味はもちろん、実質的に同じであると見做せる程度に異なるという意味を含む。
図5は、通常記録バンド領域CBAと瓦記録バンド領域SBAとの配置の一例を示す模式図である。図5には、通常記録バンド領域CBAの半径方向の幅(以下、通常記録バンド幅と称する場合もある)CBWと、瓦記録バンド領域SBAの半径方向の幅(以下、瓦記録バンド幅と称する場合もある)SBWとを示している。例えば、通常記録バンド幅CBWと瓦記録バンド幅SBWとは、同じである。なお、通常記録バンド幅CBWと瓦記録バンド幅SBWとは、異なっていてもよい。また、例えば、通常記録バンド領域CBAの面積と瓦記録バンド領域SBAの面積とは、同じである。なお、通常記録バンド領域CBAの面積と瓦記録バンド領域SBAの面積とは、異なっていてもよい。図5には、通常記録バンド間ギャップCZGPと、瓦記録バンド間ギャップSZGPと、瓦/通常記録バンド間ギャップDZGPとを示している。例えば、瓦/通常記録バンド間ギャップDZGPは、通常記録バンド間ギャップCZGP及び瓦記録バンド間ギャップSZGPよりも大きい。また、例えば、瓦記録バンド間ギャップSZGPは、通常記録バンド間ギャップCZGPよりも大きい。図5では、説明の便宜上、通常記録バンド領域CBAと瓦記録バンド領域SBAとを円周方向に延出している長方形状に示しているが、実際には、円周方向に沿って湾曲している。
記録領域管理部620は、ユーザデータ領域10aにおいて、半径方向に隣接する2つの通常記録バンド領域CBAを通常記録バンド間ギャップCZGP離して設定(又は配置)する。記録領域管理部620は、ユーザデータ領域10aにおいて、半径方向に隣接する2つの瓦記録バンド領域SBAを瓦記録バンド間ギャップSZGP離して設定(又は配置)する。また、記録領域管理部620は、ユーザデータ領域10aにおいて、半径方向で隣接する通常記録バンド領域CBAと瓦記録バンド領域SBAとを瓦/通常記録バンド間ギャップDZGP離して設定(又は配置)する。なお、記録領域管理部620は、ユーザデータ領域10aにおいて、通常記録バンド領域CBA、瓦記録バンド領域SBA、及び通常記録バンド領域CBAを記載の順に半径方向に瓦/通常記録バンド間ギャップDZGPを置いて並べて設定(又は配置)してもよい。また、記録領域管理部620は、ユーザデータ領域10aにおいて、瓦記録バンド領域SBA、通常記録バンド領域CBA、及び瓦記録バンド領域SBAを記載の順に半径方向に瓦/通常記録バンド間ギャップDZGPを置いて並べて設定(又は配置)してもよい。
ライトリトライ制御部630は、所定の領域、例えば、所定のトラックにデータのライト処理が完了しなかった際に同じ領域に同じデータを再度ライト処理するライトリトライ(又は、ライトリトライ処理又はリトライ処理と称する場合もある)を制御する。ライトリトライ制御部630は、所定の領域、例えば、所定のトラックに対してライトリトライ処理を実行した回数(以下、リトライ回数と称する場合もある)をカウントする。ライトリトライ制御部630は、所定の領域、例えば、所定のトラックに対してライトリトライ処理を実行可能な回数の上限値(以下、リトライ閾値と称する場合もある)を設定する。ライトリトライ制御部630は、リトライ閾値をテーブルとして所定の領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10c、又は不揮発性メモリ80等に記録する。
ライトリトライ制御部630は、通常記録バンド領域CBAと瓦記録バンド領域SBAとにリトライ閾値をそれぞれ設定する。
ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAにリトライ閾値を設定する。ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAの各トラックのリトライ閾値(以下、瓦記録リトライ閾値と称する場合もある)と、瓦記録バンド領域SBAの全てのトラックで実行したライトリトライ処理の合計のリトライ回数(以下、合計リトライ回数と称する場合もある)に対応するリトライ閾値(以下、瓦記録領域閾値と称する場合もある)とを設定する。例えば、ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAにおいて、各トラックに同じ瓦記録リトライ閾値を設定する。なお、ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAにおいて、各トラックに異なる瓦記録リトライ閾値を設定してもよい。瓦記録処理では、複数のトラックを重ね書きするために、ライトヘッド15Wからの記録磁界の漏洩(以下、フリンジング、又はフリンジと称する場合がある)による影響が大きい。そのため、ライトリトライ制御部630は、例えば、瓦記録リトライ閾値を小さい値に制限する。ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAの各トラックの各瓦記録リトライ閾値と瓦記録バンド領域SBAの瓦記録領域閾値とをテーブルとして所定の領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10c、又は不揮発性メモリ80等に記録する。
ライトリトライ制御部630は、通常記録バンド領域CBAにリトライ閾値を設定する。ライトリトライ制御部630は、通常記録バンド領域CBAの各トラックのリトライ閾値(以下、通常記録リトライ閾値と称する場合もある)を設定する。例えば、ライトリトライ制御部630は、通常記録バンド領域CBAにおいて、各トラックに同じ通常記録リトライ閾値を設定する。なお、ライトリトライ制御部630は、通常記録バンド領域CBAにおいて、各トラックに異なる通常記録リトライ閾値を設定してもよい。通常記録した複数のトラックのトラックピッチTRPが瓦記録した複数のトラックのトラックピッチWTPよりも大きいため、ライトヘッド15Wからのフリンジによる影響は、瓦記録処理よりも通常記録処理の方が小さい。そのため、ライトリトライ制御部630は、瓦記録リトライ閾値よりも通常記録リトライ閾値を大きい値に設定する。つまり、通常記録リトライ閾値は、瓦記録リトライ閾値よりも大きい。また、ライトリトライ制御部630は、通常記録バンド領域CBAの合計リトライ回数に対応するリトライ閾値(以下、通常記録領域閾値と称する場合もある)を設定してもよい。ライトリトライ制御部630は、通常記録バンド領域CBAの各トラックの各通常記録リトライ閾値をテーブルとして所定の領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10c、又は不揮発性メモリ80等に記録する。
ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAに隣接する通常記録バンド領域(以下、制限通常記録バンド領域と称する場合もある)CBAに複数のリトライ閾値を設定する。ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、瓦記録バンド領域SBA側に配置された所定の数(以下、制限トラック数と称する場合もある)のトラック(以下、制限トラックと称する場合もある)と、制限トラック以外の他のトラック(以下、非制限トラックと称する場合もある)とで異なるリトライ閾値を設定する。
ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、瓦記録バンド領域SBAに最も近いユーザデータをライトするトラック(以下、近接トラックと称する場合もある)から瓦記録バンド領域SBAに対して反対向きの半径方向(以下、単に、離隔方向と称する場合もある)に向かって並んでいる所定の制限トラック数のトラックを制限トラックに設定する。例えば、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、近接トラックから制限通常記録バンド領域の半径方向の幅(以下、制限バンド幅と称する場合もある)の半分の幅に相当する半径方向の範囲(以下、半径範囲と称する場合もある)に配置されたトラックの数以下の制限トラック数のトラックを制限トラックに設定する。例えば、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、近接トラックから瓦記録バンド領域SBAのトラックにWATE(Wide Area Track Erase)及びフリンジ等の影響を及ぼす瓦記録バンド領域SBAから最も離れたトラックまでの制限トラック数のトラックを制限トラックに設定する。言い換えると、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、瓦記録バンド領域SBAのトラックにWATE及びフリンジ等の影響を及ぼす範囲に配置された制限トラック数のトラックを制限トラックに設定してもよい。ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAの全トラック、例えば、数百トラックの数%乃至十数%、例えば、10%の数の瓦記録バンド領域SBA側のトラックを制限トラックに設定する。例えば、ライトリトライ制御部630は、ヘッド15、ディスク10、ディスク10の記録密度(例えば、TPI(Tracks Per Inch)及びBPI(Bits per Inch))、瓦記録バンド領域SBAからの距離、瓦/通常記録バンド間ギャップ、瓦記録領域閾値、及び/又は瓦記録リトライ閾値等に応じて制限トラック数を設定(調整又は変更)できる。
なお、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、瓦記録バンド領域SBA側の制限通常記録バンド領域CBAの半径方向の端部(以下、半径端部と称する場合もある)から離隔方向に所定の距離離れた半径位置までの半径領域をこの半径領域以外の領域(以下、非制限領域と称する場合もある)のリトライ閾値に対して異なるリトライ閾値を設定する領域(以下、制限領域と称する場合もある)に設定し、制限領域内に配置された所定の数のトラックを制限トラックに設定してもよい。制限領域の半径方向の幅(以下、制限領域幅と称する場合もある)は、例えば、制限バンド幅の半分以下である。例えば、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、瓦記録バンド領域SBAのトラックにWATE及びフリンジ等の影響を及ぼす範囲の半径領域を制限領域に設定し、制限領域内に配置された所定の数のトラックを制限トラックに設定してもよい。例えば、ライトリトライ制御部630は、ヘッド15、ディスク10、ディスク10の記録密度(例えば、TPI及びBPI)、瓦記録バンド領域SBAからの距離、瓦/通常記録バンド間ギャップ、瓦記録領域閾値、及び/又は瓦記録リトライ閾値等に応じて制限領域を設定(調整又は変更)できる。
ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、制限トラックのリトライ閾値(以下、制限リトライ閾値と称する場合もある)と非制限トラックの通常記録リトライ閾値とそれぞれを設定する。例えば、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、各制限トラックに同じ制限リトライ閾値を設定する。なお、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、各制限トラックに異なる制限リトライ閾値を設定してもよい。制限リトライ閾値は、通常記録リトライ閾値よりも小さく、例えば、瓦記録リトライ閾値と同じである。例えば、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、各非制限トラックに同じ通常記録リトライ閾値を設定する。なお、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、各非制限トラックに異なる通常記録リトライ閾値を設定してもよい。ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAの各制限トラックの各制限リトライ閾値と、制限通常記録バンド領域CBAの各非制限トラックの各通常記録リトライ閾値とをテーブルとして所定の領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10c、又は不揮発性メモリ80等に記録する。
ライトリトライ制御部630は、所定の領域において、リトライ回数がリトライ閾値を超えた場合、つまり、リトライ回数がリトライ閾値よりも大きい場合、この領域及びリトライ閾値等に応じて、後発欠陥として登録する後発欠陥処理、この領域にライトするデータを所定の領域(以下、退避エリア又はスリップ(Slip)エリアと称する場合もある)に退避させる処理(以下、退避処理又はスリップ処理と称する場合もある)、又はリトライ閾値を変更するリトライ閾値変更処理を実行する。
例えば、ライトリトライ制御部630は、通常記録バンド領域CBAにおいて、所定のトラックのリトライ回数が通常記録リトライ閾値を超えた場合、このトラックを後発欠陥としてシステムエリア10cに記録されたG(グロウン)リスト等に登録し、次のライト処理を実行する。
例えば、ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAにおいて、所定のトラックにおけるリトライ回数が瓦記録リトライ閾値を超えた場合、このトラックの各セクタにライトするデータ毎に退避エリアにこのトラックにライトするデータを退避する。退避エリアは、例えば、瓦バンド領域SBAに設けられている。なお、退避エリアは、メディアキャッシュ10b等に設けられていてもよい。また、“退避する”という用語は、“ライト(記録)する”、“他の領域に移す”、又は“一時的に記録する”等の意味を含む。ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAにおいて、所定のトラックにおけるリトライ回数が瓦領域リトライ閾値を超え、且つこのトラックにライトする全てのデータを退避エリアに退避できない場合、このトラックにライトするデータの内の退避エリアに退避したデータ以外の残りのデータをメディアキャッシュ10bに退避する。ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAの所定のトラックにおいて、スリップ処理(又は退避処理)が繰り返し発生する場合には、このトラックを後発欠陥としてシステムエリア10cに記録されたGリスト等に登録し、次のライト処理を実行する。また、例えば、ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAの合計リトライ回数が瓦記録領域閾値を超えた場合、瓦記録バンド領域SBAの全てのトラックの瓦記録リトライ閾値及び/又は瓦記録領域閾値を小さくする。
例えば、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、所定の非制限トラックにおけるリトライ回数が通常記録リトライ閾値を超えた場合、この非制限トラックを後発欠陥としてシステムエリア10cに記録されたGリスト等に登録し、次のライト処理を実行する。例えば、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、所定の制限トラックにおけるリトライ回数が制限リトライ閾値を超えた場合、この制限トラックの各セクタにライトするデータ毎に退避エリアにこの制限トラックにライトするデータを退避する。退避エリアは、例えば、制限通常記録バンド領域CBAに設けられている。なお、退避エリアは、メディアキャッシュ10b等に設けられていてもよい。ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、所定の制限トラックにおけるリトライ回数が制限リトライ閾値を超え、且つこの制限トラックにライトする全てのデータを退避エリアに退避できない場合、この制限トラックにライトするデータの内の退避エリアに退避したデータ以外の残りのデータをメディアキャッシュ10bに退避する。ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAの所定の制限トラックにおいて、スリップ処理(又は退避処理)が繰り返し発生する場合には、この制限トラックを後発欠陥としてシステムエリア10cに登録されたGリスト等に登録し、次のライト処理を実行する。
図6は、制限トラックの設定方法の一例を示す模式図である。図6には、制限通常記録バンド領域(通常記録バンド領域)CBAと、瓦記録バンド領域SBAとを示している。図6において、制限通常記録バンド領域CBAは、図3に示した通常記録バンド領域CBAと相当し、瓦記録バンド領域SBAは、図4に示した瓦記録バンド領域SBAに相当する。図6において、制限通常記録バンド領域CBAと瓦記録バンド領域SBAとは、瓦/通常記録バンド間ギャップDZGPで半径方向に離れている。図6では、制限通常記録バンド領域CBAは、瓦記録バンド領域SBAの外方向に瓦/通常記録バンド間ギャップDZGP離れている。言い換えると、瓦記録バンド領域SBAは、制限通常記録バンド領域CBAから内方向に瓦/通常記録バンド間ギャップDZGP離れている。図6には、制限通常記録バンド領域CBAの制限バンド幅CBWを示している。制限バンド幅CBWは、例えば、通常記録バンド幅CBWと同じである。なお、制限バンド幅CBWは、例えば、通常記録バンド幅CBWと異なっていてもよい。図6には、瓦記録バンド領域SBA側の制限通常記録バンド領域CBAの半径端部CEG1と、半径端部CEG1と反対側の半径端部CEG2と、制限通常記録バンド領域(通常記録バンド領域)CBA側の瓦記録バンド領域SBAの半径端部SEG1と、半径端部SEG1と反対側の半径端部SEG2とを示している。図6において、半径端部CEG1と半径端部SEG1とは、半径方向において対向している。図6には、半径端部CEG1から外方向に制限通常記録バンド領域CBAの制限バンド幅の半分CBW/2に相当する距離離れた半径位置CHPと、半径端部SEG1から内方向に瓦記録バンド領域SBAの瓦記録バンド幅の半分SBW/2に相当する距離離れた半径位置SHPとを示している。図6において、制限通常記録バンド領域CBAは、制限領域CRAを含む。制限領域CRAは、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、半径端部CEG1から半径位置CHPまでの制限バンド幅の半分CBW/2の半径範囲以下の半径領域に相当する。図6において、制限領域CRAは、例えば、トラックCTRn及びCTRn−1を含む。
ライトリトライ制御部630は、例えば、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、近接トラックCTRnから離隔方向に離れたトラックCTRn−1までの2つのトラックを制限トラックに設定する。なお、ライトリトライ制御部630は、例えば、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、半径領域CRAを制限領域CRAに設定し、制限領域CRA内に配置されたトラックCTRn及びCTRn−1を制限トラックに設定してもよい。
図7は、本実施形態に係るライトリトライ処理の一例を示す図である。図7には、テーブルTBを示している。テーブルTBは、バンドと、トラックと、各トラックのリトライ回数と、各トラックのリトライ閾値とを含む。テーブルTBにおいて、バンドは、バンド領域の種類及びバンド領域の識別番号を示し、トラックは、トラックの種類及びトラックの識別番号を示し、リトライ回数は、各トラックに対応するライトリトライ処理の回数を示し、リトライ閾値は、各トラックに対応するリトライ閾値を示している。図7のテーブルTBのバンドに示す通常記録バンド領域CBA1は、識別番号1の通常記録バンド領域CBAを示し、図7のテーブルTBに示す瓦記録バンド領域SBA1は、識別番号1の瓦記録バンド領域SBAを示している。図7のテーブルTBにおいて、通常記録バンド領域CBA1と瓦記録バンド領域SBA1とはディスク10において隣接している。つまり、通常記録バンド領域CBA1は、制限通常記録バンド領域CBA1に相当する。例えば、図7のテーブルTBに示す通常記録バンド領域CBA1は、図6に示す通常記録バンド領域(制限通常記録バンド領域)CBAに相当する。また、図7のテーブルTBに示す瓦記録バンド領域SBA1は、図6に示す瓦記録バンド領域SBAに相当する。図7のテーブルTBの制限通常記録バンド領域CBA1において、トラックCTR1及びCTR2は、非制限トラックに相当し、トラックCTRn−1及びCTRnは、制限トラックに相当する。図7のテーブルTBの制限通常記録バンド領域CBA1のリトライ閾値には、通常記録リトライ閾値CTH1と、制限リトライ閾値CTH2とを示している。図7のテーブルTBの瓦記録バンド領域SBA1のリトライ閾値には、瓦記録リトライ閾値STH1を示している。例えば、制限リトライ閾値CTH2と瓦記録リトライ閾値STH1とは、同じである。なお、テーブルTBは、バンド、トラック、各トラックのリトライ回数、及び各トラックのリトライ閾値の内の少なくとも1つを含んでいなくてもよいし、バンド、トラック、各トラックのリトライ回数、及び各トラックのリトライ閾値以外のパラメータを含んでいてもよい。
図7に示した例では、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBA1において、非制限トラックCTR1、CTR2、…に通常記録リトライ閾値CTH1を設定する。また、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBA1において、制限トラックCTRn−1及びCTRnに制限リトライ閾値CTH2を設定する。
図7に示した例では、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBA1において、非制限トラックCTR1におけるリトライ回数が通常記録リトライ閾値CTH1を超えた場合、非制限トラックCTR1を後発欠陥としてシステムエリア10cに記録されたGリスト等に登録し、次のライト処理を進める。
図7に示した例では、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBA1において、非制限トラックCTR2におけるリトライ回数が通常記録リトライ閾値CTH1を超えた場合、非制限トラックCTR2を後発欠陥としてシステムエリア10cに記録されたGリスト等に登録し、次のライト処理を進める。
図7に示した例では、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、制限トラックCTRn−1におけるリトライ回数が制限リトライ閾値を超えた場合、制限トラックCTRn−1の各セクタにライトするデータ毎に退避エリアに制限トラックにライトするデータを退避する。ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、制限トラックCTRn−1におけるリトライ回数が制限リトライ閾値CTH2を超え、且つ制限トラックCTRn−1にライトする全てのデータを退避エリアに退避できない場合、制限トラックCTRn−1にライトするデータの内の退避エリアに退避したデータ以外の残りのデータをメディアキャッシュ10bに退避する。ライトリトライ制御部630は、制限トラックCTRn−1において、スリップ処理が繰り返し発生する場合には、制限トラックCTRn−1を後発欠陥としてシステムエリア10cに登録されたGリスト等に登録し、次のライト処理を実行する。
図7に示した例では、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、制限トラックCTRnにおけるリトライ回数が制限リトライ閾値を超えた場合、制限トラックCTRnの各セクタにライトするデータ毎に退避エリアに制限トラックにライトするデータを退避する。ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、制限トラックCTRnにおけるリトライ回数が制限リトライ閾値CTH2を超え、且つ制限トラックCTRnにライトする全てのデータを退避エリアに退避できない場合、制限トラックCTRnにライトするデータの内の退避エリアに退避したデータ以外の残りのデータをメディアキャッシュ10bに退避する。ライトリトライ制御部630は、制限トラックCTRnにおいて、スリップ処理が繰り返し発生する場合には、制限トラックCTRnを後発欠陥としてシステムエリア10cに登録されたGリスト等に登録し、次のライト処理を実行する。
リフレッシュ制御部640は、所定の領域において、リトライ回数がリトライ閾値を超えた場合、この領域から所定の半径範囲の領域にライトされたデータをリードして同じ領域に書き直す処理(以下、リフレッシュ処理と称する場合もある)を実行する。
例えば、リフレッシュ制御部640は、通常記録バンド領域CBAの所定のトラックにおいて、リトライ回数が通常記録リトライ閾値を超えた場合、このトラックの半径方向に並んでいる幾つかのトラックにリフレッシュ処理を実行する。
例えば、リフレッシュ制御部640は、制限通常記録バンド領域CBAの非制限トラックにおいて、リトライ回数が通常記録リトライ閾値を超えた場合、このトラックの半径方向に並んでいる幾つかのトラックにリフレッシュ処理を実行する。例えば、リフレッシュ制御部640は、制限通常記録バンド領域CBAの制限トラックにおいて、リトライ回数が制限リトライ閾値を超えた場合、このトラックの半径方向に並んでいる幾つかのトラック及び瓦記録バンド領域SBAにリフレッシュ処理を実行する。
例えば、リフレッシュ制御部640は、瓦記録バンド領域SBAの所定のトラックにおいて、リトライ回数が瓦記録リトライ閾値を超えた場合、この瓦記録バンド領域の全てのトラックにリフレッシュ処理を実行する。言い換えると、リフレッシュ制御部640は、瓦記録バンド領域の所定のトラックにおいて、リトライ回数が瓦記録リトライ閾値を超えた場合、この瓦記録バンド領域を書き直す。
図8は、本実施形態に係るライトリトライ処理の一例を示すフローチャートである。
システムコントローラ130は、ユーザデータ領域10aに通常記録バンド領域CBA及び瓦記録バンド領域SBAを設定する(B801)。例えば、システムコントローラ130は、半径方向で隣接する2つの通常記録バンド領域CBAを通常記録バンド間ギャップ空けて設定し、半径方向で隣接する2つの瓦記録バンド領域SBAを瓦記録バンド間ギャップ空けて配置し、半径方向において隣接する瓦記録バンド領域SBAと通常記録バンド領域(制限通常記録バンド領域)CBAとを瓦/通常記録バンド間ギャップ空けて配置する。システムコントローラ130は、通常記録バンド領域CBAの各トラックに通常記録リトライ閾値を設定し、瓦記録バンド領域SBAの各トラックに瓦記録リトライ閾値を設定する(B802)。システムコントローラ130は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、瓦記録バンド領域SBA側に配置された幾つかのトラックを制限トラックに設定する(B803)。例えば、システムコントローラ130は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、瓦記録バンド領域SBA側に配置された制限通常記録バンド領域CBAの全てのトラックの数の内の数%乃至十数%の数のトラックを制限トラックに設定する。システムコントローラ130は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、制限トラックに制限リトライ閾値を設定し、非制限トラックに通常記録リトライ閾値を設定する(B804)。
システムコントローラ130は、ライト処理を実行する(B805)。例えば、システムコントローラ130は、瓦記録バンド領域SBA、通常記録バンド領域CBA、又は制限通常記録バンド領域CBAの所定の領域、例えば、所定のトラックにライト処理を実行する。システムコントローラ130は、所定のトラックにおけるリトライ回数がリトライ閾値を超えたか超えていないかを判定する(B806)。例えば、システムコントローラ130は、瓦記録バンド領域SBAにおいて、所定のトラックにおけるリトライ回数が瓦記録リトライ閾値を超えているか超えていないかを判定する。例えば、システムコントローラ130は、通常記録バンド領域CBAにおいて、所定のトラックにおけるリトライ回数が通常記録リトライ閾値を超えているか超えていないかを判定する。例えば、システムコントローラ130は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、所定の制限トラックにおけるリトライ回数が制限リトライ閾値を超えているか超えていないかを判定する。例えば、システムコントローラ130は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、所定の非制限トラックにおけるリトライ回数が通常記録リトライ閾値を超えているか超えていないかを判定する。
所定のトラックにおけるリトライ回数がリトライ閾値を超えていないと判定した場合(B806のNO)、システムコントローラ130は、ライト処理を実行しているバンド領域が瓦記録バンド領域SBAであるか瓦記録バンド領域SBAではないかを判定する(B807)。言い換えると、所定のトラックにおけるリトライ回数がリトライ閾値を超えていないと判定した場合、システムコントローラ130は、ライト処理を実行しているバンド領域が瓦記録バンド領域SBAであるか通常記録バンド領域CBAであるかを判定する。ライト処理を実行しているバンド領域が瓦記録バンド領域SBAではない、つまり、ライト処理を実行しているバンド領域が通常記録バンド領域CBAであると判定した場合(B807のNO)、システムコントローラ130は、処理を終了する。ライト処理を実行しているバンド領域が瓦記録バンド領域SBAであると判定した場合(B807のYES)、システムコントローラ130は、瓦記録バンド領域SBAの合計リトライ回数が瓦記録領域閾値を超えているか超えていないかを判定する(B808)。瓦記録バンド領域SBAの合計リトライ回数が瓦記録領域閾値を超えていないと判定した場合(B808のNO)、システムコントローラ130は、処理を終了する。瓦記録バンド領域SBAの合計リトライ回数が瓦記録領域閾値を超えていると判定した場合(B808のYES)、システムコントローラ130は、瓦記録バンド領域SBAの所定のトラックの瓦記録リトライ閾値を低減し(B809)、処理を終了する。
所定のトラックにおけるリトライ回数がリトライ閾値を超えていると判定した場合(B806のYES)、システムコントローラ130は、ライト処理を実行しているバンド領域が通常記録バンド領域CBAであるか通常記録バンド領域CBAではないかを判定する(B810)。言い換えると、所定のトラックにおけるリトライ回数がリトライ閾値を超えていると判定した場合、システムコントローラ130は、ライト処理を実行しているバンド領域が瓦記録バンド領域SBAであるか通常記録バンド領域CBAであるかを判定する。ライト処理を実行しているバンド領域が通常記録バンド領域CBAではない、つまり、ライト処理を実行しているバンド領域が瓦記録バンド領域SBAであると判定した場合(B810のNO)、システムコントローラ130は、B809の処理に進む。ライト処理を実行しているバンド領域が通常記録バンド領域CBAであると判定した場合(B810のYES)、システムコントローラ130は、制限通常記録バンド領域CBAであるか制限通常記録バンド領域CBAではないかを判定する(B811)。制限通常記録バンド領域CBAではないと判定した場合(B811のNO)、システムコントローラ130は、B813の処理に進む。制限通常記録バンド領域CBAであると判定した場合(B811のYES)、システムコントローラ130は、ライト処理を実行しているトラックが制限トラックであるか制限トラックではないかを判定する(B812)。言い換えると、制限通常記録バンド領域CBAであると判定した場合、システムコントローラ130は、ライト処理を実行しているトラックが制限トラックであるか非制限トラックであるかを判定する。ライト処理を実行しているトラックが制限トラックではない、つまり、ライト処理を実行しているトラックが非制限トラックであると判定した場合(B812のNO)、システムコントローラ130は、この非制限トラックを後発欠陥として所定の領域、例えば、Gリストに登録し(B813)、処理を終了する。ライト処理を実行しているトラックが制限トラックであると判定した場合(B812のYES)、システムコントローラ130は、この制限トラックの各セクタにライトするデータ毎に退避エリアに退避し(B814)、処理を終了する。例えば、システムコントローラ130は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、所定の制限トラックにおけるリトライ回数が制限リトライ閾値を超え、且つこの制限トラックにライトする全てのデータを退避エリアに退避できない場合、この制限トラックにライトするデータの内の退避エリアに退避したデータ以外の残りのデータをメディアキャッシュ10bに退避し、処理を終了する。また、例えば、システムコントローラ130は、制限通常記録バンド領域CBAの所定の制限トラックにおいて、スリップ処理が繰り返し発生する場合には、この制限トラックを後発欠陥としてシステムエリア10cに登録されたGリスト等に登録し、処理を終了する。
本実施形態によれば、磁気ディスク装置1は、ユーザデータ領域10aに通常記録バンド領域及び/又は瓦記録バンド領域を設定する。磁気ディスク装置1は、半径方向で隣接する瓦記録バンド領域SBAと通常記録バンド領域(制限通常記録バンド領域)CBAとを瓦/通常記録バンド間ギャップ空けて配置する。磁気ディスク装置1は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、瓦記録バンド領域SBA側に配置された幾つかのトラックを制限トラックに設定する。磁気ディスク装置1は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、制限トラックに制限リトライ閾値を設定し、非制限トラックに通常記録リトライ閾値を設定する。システムコントローラ130は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、所定の非制限トラックにおけるリトライ回数が通常記録リトライ閾値を超えている場合、後発欠陥として所定の領域、例えば、Gリストに登録する。システムコントローラ130は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、所定の制限トラックにおけるリトライ回数が制限リトライ閾値を超えている場合、この制限トラックの各セクタにライトするデータ毎に退避エリアに退避する。磁気ディスク装置1は、制限通常記録バンド領域CBAの瓦記録バンド領域SBA側の幾つかの制限トラックでライトリトライ処理を繰り返すことを抑制することにより、瓦記録バンド領域SBAの制限通常記録バンド領域CBA側の幾つかのトラックに対するWATE及びフリンジ等の影響によるデータイレーズを低減できる。そのため、磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理の実行回数を低減でき、パフォーマンスを向上することができる。また、磁気ディスク装置1は、半径方向において瓦記録バンド領域SBAと通常記録バンド領域CBAとを近接して配置することができる。そのため、磁気ディスク装置1は、ディスク10にライト可能なデータ容量を増加することができる。したがって、磁気ディスク装置1は、ライト処理の性能を向上することができる。
次に、第1実施形態の変形例に係る磁気ディスク装置について説明する。第1実施形態の変形例において、前述の実施形態と同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
(変形例1)
変形例1に係る磁気ディスク装置1は、バンド領域に退避エリアを有する点が前述する第1実施形態の磁気ディスク装置1と相違する。
通常記録バンド領域CBA及び瓦記録バンド領域SBAは、それぞれ、退避エリアを含む。例えば、通常記録バンド領域CBA及び瓦記録バンド領域SBAは、それぞれ、順方向の端部に退避エリアを含む。なお、メディアキャッシュ10bが、退避エリアを含んでいてもよい。
図9は、変形例1に係る通常記録バンド領域CBA及び瓦記録バンド領域SBAの一例を示す模式図である。図9に示す例では、通常記録バンド領域CBAは、退避エリアCSLRを含む。退避エリアCSLRは、例えば、通常記録バンド領域CBAの順方向の端部に配置されている。図9では、退避エリアCSLRは、半径端部CEG1と制限トラック(近接トラック)CTRnとの間に配置されている。つまり、図9では、退避エリアCSLRは、通常記録バンド領域CBAにおいて、瓦記録バンド領域SBAに最も近い領域に配置されている。図9に示した例では、退避エリアCSLRは、1トラック分の領域に相当する。なお、退避エリアCSLRは、1トラック分の領域よりも小さい領域であってもよいし、1トラック分の領域よりも大きい領域であってもよい。図9に示す例では、瓦記録バンド領域SBAは、退避エリアSSLRを含む。退避エリアSSLRは、例えば、瓦記録バンド領域SBAの順方向の端部に配置されている。図9では、退避エリアSSLRは、半径端部SEG2とトラックSTRnとの間に配置されている。なお、退避エリアSSLRは、トラックSTRnの順方向に重ね書きされていてもよい。図9に示した例では、退避エリアSSLRは、1トラック分の領域に相当する。なお、退避エリアSSLRは、1トラック分の領域よりも小さい領域であってもよいし、1トラック分の領域よりも大きい領域であってもよい。例えば、退避エリアSSLRは、退避エリアCSLRよりも大きい。つまり、退避エリアSSLRにライト可能なデータ容量は、退避エリアCSLRにライト可能なデータ容量よりも大きい。なお、退避エリアCSLR及びSSLRは、同じであってもよい。また、退避エリアSSLRは、退避エリアCSLRよりも小さくてもよい。
図9に示した例では、ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAにおいて、トラックSTRnにおけるリトライ回数が瓦記録リトライ閾値を超えた場合、トラックSTRnの各セクタにライトするデータ毎に退避エリアSSLRにトラックSTRnにライトするデータを退避する。ライトリトライ制御部630は、瓦記録バンド領域SBAにおいて、トラックSTRnにおけるリトライ回数が瓦領域リトライ閾値を超え、且つトラックSTRnにライトする全てのデータを退避エリアSSLRに退避できない場合、トラックSTRnにライトするデータの内の退避エリアSSLRに退避したデータ以外の残りのデータをメディアキャッシュ10bに退避する。
図9に示した例では、ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、制限トラックCTRnにおけるリトライ回数が制限リトライ閾値を超えた場合、制限トラックCTRnの各セクタにライトするデータ毎に退避エリアCSLRに制限トラックCTRnにライトするデータを退避する。ライトリトライ制御部630は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、制限トラックCTRnにおけるリトライ回数が制限リトライ閾値を超えた、且つ制限トラックCTRnにライトする全てのデータを退避エリアCSLRに退避できない場合、制限トラックCTRnにライトするデータの内の退避エリアCSLRに退避したデータ以外の残りのデータをメディアキャッシュ10bに退避する。
変形例1によれば、磁気ディスク装置1は、制限通常記録バンド領域CBAにおいて、所定の制限トラックにおけるリトライ回数が制限リトライ閾値を超えた場合、この制限トラックの各セクタにライトするデータ毎に退避エリアCSLRにこのトラックにライトするデータを退避する。退避エリアCSLRは、例えば、制限通常記録バンド領域CBAの順方向の端部に設けられている。そのため、磁気ディスク装置1は、ライト処理の性能を向上することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…磁気ディスク装置、10…磁気ディスク、10a…ユーザデータ領域、10b…メディアキャッシュ、10c…システムエリア、12…スピンドルモータ(SPM)、13…アーム、14…ボイスコイルモータ(VCM)、15…ヘッド、15W…ライトヘッド、15R…リードヘッド、20…ドライバIC、30…ヘッドアンプIC、40…ハードディスクコントローラ(HDC)、50…リード/ライト(R/W)チャネル、60…マイクロプロセッサ(MPU)、70…揮発性メモリ、80…不揮発性メモリ、90…バッファメモリ、100…ホストシステム(ホスト)、130…システムコントローラ。

Claims (9)

  1. 半径方向に間隔を置いて複数のトラックをライトする通常記録でデータをライトする第1領域と、前記第1領域から前記半径方向にギャップを置いて配置され、前記半径方向に重ねて複数のトラックをライトする瓦記録でデータをライトする第2領域とを有するディスクと、
    前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、
    前記第1領域において前記第2領域側に配置された第3領域と前記第1領域の前記第3領域以外の第4領域とで異なるライトリトライ処理を実行可能な回数の閾値を設定し、前記通常記録及び前記瓦記録を選択して実行する、コントローラと、を備える磁気ディスク装置。
  2. 前記第3領域で前記ライトリトライ処理を実行可能な回数の第1閾値は、前記第4領域で前記ライトリトライ処理を実行可能な回数の第2閾値よりも小さい、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記コントローラは、前記第3領域における前記ライトリトライ処理を実行した第1回数が前記第1閾値を超えた場合、前記第3領域にライトする第1データを退避する、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記第1領域は、退避エリアを含み、
    前記コントローラは、前記第1データを前記退避エリアに退避する、請求項3に記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記ディスクは、データが一時的にライトされるキャッシュ領域を有し、
    前記コントローラは、前記第1データの一部を前記退避エリアに退避できない場合、前記第1データの一部を前記キャッシュ領域に退避させる、請求項4に記載の磁気ディスク装置。
  6. 前記ディスクは、データが一時的にライトされるキャッシュ領域を有し、
    前記キャッシュ領域は、退避エリアを含み、
    前記コントローラは、前記第1データを前記退避エリアに退避する、請求項3に記載の磁気ディスク装置。
  7. 前記コントローラは、前記第4領域における前記ライトリトライ処理を実行した第2回数が前記第2閾値を超えた場合、前記第4領域を後発欠陥として登録する、請求項2乃至6のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置。
  8. 前記コントローラは、前記第2閾値と前記第2領域の前記ライトリトライ処理を実行可能な回数の第3閾値とを同じ値に設定する、請求項2乃至7のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置。
  9. 半径方向に間隔を置いて複数のトラックをライトする通常記録でデータをライトする第1領域と、前記第1領域から前記半径方向にギャップを置いて配置され、前記半径方向に重ねて複数のトラックをライトする瓦記録でデータをライトする第2領域とを有するディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、を備える磁気ディスク装置に適用されるライトリトライ処理方法であって、
    前記第1領域において前記第2領域側に配置された第3領域と前記第1領域の前記第3領域以外の第4領域とで異なるライトリトライ処理を実行可能な回数の閾値を設定し、
    前記通常記録及び前記瓦記録を選択して実行する、ライトリトライ処理方法。
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