JP2021135466A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】第一面側と第二面側で付着する画像形成材の量が異なっても、両面に形成される画像の調整を精度よく行う。【解決手段】記録媒体の画像形成位置に画像形成材を転写する転写プロセスを含み、記録媒体に対して画像形成材の付着量が異なる複数のテストチャートを複数形成する画像形成処理を実行する画像形成部と、複数のテストチャートをそれぞれ読み取る画像読取部と、画像読取部における各テストチャートの読み取り結果に基づき、記録媒体の第一面と第二面における画像形成材の付着量に対応させて、記録媒体の第一面と第二面の各画像形成位置にそれぞれ形成する形成画像を調整する調整値を算出する調整値算出部と、調整値をそれぞれ記憶する記憶部と、を備える画像形成装置による。【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
近年、記録媒体への画像形成精度を向上させる技術を備える画像形成装置が多々知られている。その一種として、専用画像を形成した記録媒体(以下「テストチャート」という。)を利用して、画像形成処理の調整に用いる調整値を算出する技術が知られている。調整値は、テストチャートを画像形成処理によって形成した後に、そのテストチャートから読み取った特定の画像を理想的な画像形成に係る画像と対比して得られる「ずれ」を相殺する値として算出される。テストチャートを記録媒体に形成するときには、実際の画像形成に用いられる画像形成材を用いる。
また、シート状の記録媒体の両面(表面と裏面)に画像を形成する画像形成装置も知られている。
画像形成における「ずれ」は、種々の原因で生ずるが、その一つとして、実際の画像形成時に記録媒体に付着する画像形成材の量(形成材付着量)が含まれる。すなわち、形成材付着量が異なると、ずれ量が異なることがある。形成材付着量が異なるテストチャートを選択可能にし、各テストチャートにおける形成材付着量と関連付けて調整値を生成し、実際の画像形成処理に用いられる画像形成材付着量によって調整値を選択的に用いる画像形成装置が知られている(特許文献1を参照)。
特許文献1に開示の画像形成装置では、位置調整記録媒体の両面に画像が形成される場合において、各面の画像に係る形成材付着量が異なると、第一面側の形成材付着量による影響を調整しきれずに、特に第二面側の画像形成位置に形成する形成画像の調整が困難となる。
本発明は、画像形成装置に関し、第一面側と第二面側で付着する画像形成材の量が異なっても、両面に形成される画像の調整を精度よく行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は画像形成装置に関し、記録媒体の画像形成位置に画像形成材を転写する転写プロセスを含み、前記記録媒体に対して前記画像形成材の付着量が異なる複数のテストチャートを複数形成する画像形成処理を実行する画像形成部と、複数の前記テストチャートをそれぞれ読み取る画像読取部と、前記画像読取部における各テストチャートの読み取り結果に基づき、前記記録媒体の第一面と第二面における前記画像形成材の付着量に対応させて、前記記録媒体の第一面と第二面の前記各画像形成位置にそれぞれ形成する形成画像を調整する調整値を算出する調整値算出部と、前記調整値をそれぞれ記憶する記憶部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第一面側と第二面側で付着する画像形成材の量が異なっても、両面に形成される画像の調整を精度よく行うことができる。
[プリンタ100の全体構成]
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明は、画像形成プロセスにおいて、一の構成に形成された像を他の構成(部材)に写す「転写プロセス」を利用するものに適用可能である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明は、画像形成プロセスにおいて、一の構成に形成された像を他の構成(部材)に写す「転写プロセス」を利用するものに適用可能である。
図1は、本実施形態に係るプリンタ100の全体的なハードウェア構成を示す構成図である。プリンタ100は、少なくとも画像形成部110と、媒体搬送部120と、画像読取部130と、制御部150と、を備えている。制御部150は、プリンタ100の全体動作を制御し、シート状の記録媒体であるシートSに対し画像を形成するための一連の処理を制御する。なお、制御部150において制御される一連の処理には、シートSに対して画像を転写する転写プロセスが含まれる。より詳しくは、転写プロセスにおいて、転写された画像がシートSに対する画像形成領域において理想的な状態に近づけるための調整をする処理も含む。制御部150の構成及び機能等に関する詳細な説明は後述する。
[画像形成部110]
本実施形態に係る画像形成部110は、各色の画像に対応する潜像を形成するための感光体ドラム112は各色の画像形成材(例えばトナー)である黄色(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナーによる画像形成プロセスに対応するように配置されている。すなわち、本実施形態に係るプリンタ100は、いわゆる「タンデムタイプ」である。
本実施形態に係る画像形成部110は、各色の画像に対応する潜像を形成するための感光体ドラム112は各色の画像形成材(例えばトナー)である黄色(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナーによる画像形成プロセスに対応するように配置されている。すなわち、本実施形態に係るプリンタ100は、いわゆる「タンデムタイプ」である。
感光体ドラム112は、無端状の移動手段である中間転写ベルト111に沿って配置されている。中間転写ベルト111は、少なくとも一つの駆動ローラと複数の従動ローラに掛け回されていて、感光体ドラム112で現像された画像(トナー画像)が転写される一次転写位置とシートSへ画像(トナー画像)が転写される二次転写位置の間を移動する。
二次転写位置には、転写ローラ113aと、これに対向して配置される対向ローラ113bとを含んで構成される転写部113が配置されている。転写部113において、シートSに対して中間転写ベルト111からトナー像が転写されることで、シートSの所定の位置に画像が形成される。転写ローラ113aと対向ローラ113bの間は、中間転写ベルト111とシートSが挟持されつつ通過可能な程度の隙間が形成されている。シートSには、この隙間に挟持されつつ、搬送方向(副走査方向)に搬送されながら画像が転写される。
[媒体搬送部120]
媒体搬送部120は、シートSを収容する供給トレイ121と、シートSが搬送される経路を複数のローラ対の配置で構成される搬送経路122と、転写部113よりも搬送方向下流側に配置される定着ローラ123と、搬送経路切替部124と、反転パス125と、を含む構成である。
媒体搬送部120は、シートSを収容する供給トレイ121と、シートSが搬送される経路を複数のローラ対の配置で構成される搬送経路122と、転写部113よりも搬送方向下流側に配置される定着ローラ123と、搬送経路切替部124と、反転パス125と、を含む構成である。
画像形成プロセスの実行時において、制御部150による所定の制御処理の制御の下、供給トレイ121に収容されているシートSがピックアップローラなどによって分離されて搬送経路122に沿って搬送され、転写部113に至る。
転写部113にシートSが至ると転写プロセスが行なわれる。すなわち、シートSは、転写ローラ113aによって対向ローラ113b側に付勢される中間転写ベルト111の表面と対向ローラ113bとの間に挟持されながら、所定の搬送方向に搬送される。シートSが中間転写ベルト111と対向ローラ113bの間を通過するときに、中間転写ベルト111の表面の画像形成材がシートSに転写される。この転写プロセスによって、シートSの一方の面(第一面)に画像が形成される。
第一面に画像が形成されたシートSはさらに搬送され、定着ローラ123にて画像を定着された後、搬送方向下流側に配置されている画像読取部130に搬送される。画像読取部130の構成及び機能の詳細は後述する。なお、定着ローラ123は、シートSに形成された画像を定着させる処理を実行する定着処理部として機能する。
なお、シートSの第一面に画像を形成するときの搬送経路122は、図2(a)に例示するとおりである。また、シートSの第二面にも画像を形成するときの搬送経路122は、図2(b)に例示するとおりである。
第二面にも画像が形成される場合は、搬送経路切替部124によって反転パス125に搬送される。その後、シートSは、中間転写ベルト111上に形成された画像がシートSの第二面に転写されるような状態で、転写ローラ113aの転写位置に再度搬送される。
画像読取部130を通過したシートSは、第一面のみ、または、第二面への画像形成がすでに終了していれば、搬送経路切替部124を経由して排出トレイ126から排出される。
[画像読取部130]
画像読取部130は、プリンタ100の内部におけるシートSの搬送経路122において、画像形成部110から搬送されたシートSのそれぞれの面を読み取り、読取画像を制御部150に通知する。制御部150は、読取画像に基づく調整値を算出する。画像読取部130は、シートSの搬送経路に配置されたラインセンサなどによって構成される。
画像読取部130は、プリンタ100の内部におけるシートSの搬送経路122において、画像形成部110から搬送されたシートSのそれぞれの面を読み取り、読取画像を制御部150に通知する。制御部150は、読取画像に基づく調整値を算出する。画像読取部130は、シートSの搬送経路に配置されたラインセンサなどによって構成される。
なお、図1において説明したプリンタ100は、電子写真方式のものであるが、本発明を適用可能な画像形成装置は、電子写真方式に限定されるものではない。例えば、図19に例示するプリンタ100aのように、いわゆるインクジェット方式のものにも、本発明は適用可能である。プリンタ100aは、液状のインク(画像形成材)を所定の構成に付着させて画像を形成し、その画像を記録媒体に転写して印刷(画像形成)を画像形成装置の一例である。
プリンタ100aは、画像形成プロセスの実行時において、制御部150の制御の下、供給トレイ121に収容されているシートSがピックアップローラなどによって分離されて搬送経路122に沿って搬送され転写部113に至る。転写部113に至ったシートSは、複数色の記録ヘッド112aから吐出された液が付着する搬送ドラム111aの表面と対向ローラ113bの間に挟持されながら、搬送されて、搬送ドラムの表面の画像形成材が転写される。これによって、第一面側に画像が形成される。第一面に画像が形成されたシートSはさらに搬送され、定着ローラ123にてシートを乾燥させた後、搬送方向下流側に配置されている画像読取部130に搬送される。なお、定着ローラ123を有しないものとしてもよいし、定着ローラ123に替えてシートSに向けて非接触で加熱するヒータとしてもよい。
[制御部150のハードウェア構成]
ここで、本実施形態に係る制御部150のハードウェア構成について、図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態に係る制御部150は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバなどの情報処理装置と同様の構成を有する。すなわち、制御部150は、CPU(Central Processing Unit)151、RAM(Random Access Memory)152、ROM(Read Only Memory)153、HDD(Hard Disk Drive)154およびI/F155がバス159を介して接続されている。また、I/F155には、LCD(Liquid Crystal Display)156、操作部157および専用デバイス158が接続される構成であってもよい。
ここで、本実施形態に係る制御部150のハードウェア構成について、図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態に係る制御部150は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバなどの情報処理装置と同様の構成を有する。すなわち、制御部150は、CPU(Central Processing Unit)151、RAM(Random Access Memory)152、ROM(Read Only Memory)153、HDD(Hard Disk Drive)154およびI/F155がバス159を介して接続されている。また、I/F155には、LCD(Liquid Crystal Display)156、操作部157および専用デバイス158が接続される構成であってもよい。
CPU151は演算手段であり、プリンタ100全体の動作を制御する。RAM152は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU151が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM153は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェアなどのプログラムが格納されている。HDD154は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーションプログラムなどが格納されている。
I/F155は、バス159と各種のハードウェアやネットワークなどを接続し制御する。LCD156は、例えば、ユーザがプリンタ100の動作状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部157は、キーボードやマウスなどのユーザがプリンタ100に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
専用デバイス158は、プリンタ100において、専用の機能を実現するためのハードウェアである。例えば、画像形成部110や媒体搬送部120及び画像読取部130による、画像形成出力対象のシートSを所定の位置に搬送する搬送機構や、シートSに画像形成材を付着させるための出力を実行する画像形成/転写構成を含む。また、シートSに形成されたテストチャートを読み取って調整値を生成するための機構などを含む
なお、制御部150は、プリンタ100の内部構造に限定するものではなく、これと同等の構成及び機能を備える外部装置(制御装置)としてもよい。また、高速に画像処理を行うための専用の演算装置を含むASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成されてもよい。また、後述する画像読取部130のハードウェア構成も、制御部150と同様にものを備えても良い。その場合、画像読取部130を独立した装置として構成して、シートSに形成された画像を読み取るためのセンサなどを含む構成を備えてもよい。
このようなハードウェア構成において、ROM153やHDD154などの不揮発性記憶媒体に格納されたプログラムがRAM152に読み出され、CPU151がそれらのプログラムに基づく演算処理を実行することで、後述するソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るプリンタ100において所定の処理を実行可能な機能ブロックが構成される。
[機能ブロック]
図4は、本実施形態に係るプリンタ100の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態に係るプリンタ100は、画像処理部10、エンジンコントローラ20を含む。また、プリントエンジン30は、画像形成処理部31を含む。また、画像位置検知装置400は、読取部40、センサ画像取得部41、調整値算出部42、座標変換部43を含む。なお、画像処理部10は、RIP処理部11、ジョブ情報処理部12を含む。
図4は、本実施形態に係るプリンタ100の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態に係るプリンタ100は、画像処理部10、エンジンコントローラ20を含む。また、プリントエンジン30は、画像形成処理部31を含む。また、画像位置検知装置400は、読取部40、センサ画像取得部41、調整値算出部42、座標変換部43を含む。なお、画像処理部10は、RIP処理部11、ジョブ情報処理部12を含む。
外部からネットワークを介して入力される印刷ジョブや、オペレータの操作により制御部150の内部に格納された画像データから生成される印刷ジョブに基づいて画像形成出力の実行を制御する。RIP処理部11は、画像形成出力の実行に際して、印刷ジョブに含まれる画像データに基づいてビットマップデータを生成し、生成したビットマップデータをエンジンコントローラ20に送信する。
ビットマップデータの生成に際して、RIP処理部11は、印刷ジョブに含まれる画像データに基づいてプリントエンジン30が画像形成出力を実行するためのビットマップデータを生成する。ビットマップデータは、画像形成出力するべき画像を構成する各画素の情報である。
本実施形態に係るプリントエンジン30は、CMYK(Cyan、Magenta、Yellow、Key plate)ごとの二値の画像に基づいて画像形成出力を実行する。これに対して、一般的に、印刷ジョブに含まれる画像のデータは、一画素が256階調などの多階調で表現された多値画像である。そのため、RIP処理部11は、印刷ジョブに含まれる画像データを多値画像から少値画像に変換して、CMYKごとに二値のビットマップデータを生成する。
データ取得部21は、画像処理部10から印刷ジョブおよびビットマップデータを取得し、エンジン制御部22を動作させる。エンジン制御部22は、データ取得部21から転送された印刷ジョブおよびビットマップデータに基づいてプリントエンジン30に画像形成出力を実行させる。また、エンジン制御部22は、データ取得部21から転送された印刷ジョブに基づいて読取部40に読み取り動作を実行させる。
画像形成処理部31は、エンジンコントローラ20から入力されるビットマップデータを取得し、シートSに対して画像形成出力を実行して画像が印刷されたシートSを出力する。本実施形態に係る画像形成処理部31は、電子写真方式の一般的な画像形成機構によって実現されるが、インクジェット方式等の他の画像形成機構を用いることも可能である。
読取部40は、エンジン制御部22から入力される印刷ジョブなどの制御情報に基づいて、画像読取部130を通過するシートSを走査し、シートS上に形成された位置検知マークP1(図5参照)を読み取る。
画像読取部130によって読み取られた画像(読取画像)は、位置検知マークP1が形成されたシートSを光学的に読み取って生成された画像であるため、画像形成部110による出力結果を示す画像となる。読取部40のセンサ画像取得部41は、シートSの紙面が画像読取部130によって読み取られて生成された読取画像を取得する。センサ画像取得部41が取得した読取画像は、読取部40が読取画像を生成した際の印刷ジョブとともに、調整値算出部42および座標変換部43に入力される。
調整値算出部42は、センサ画像取得部41から取得した読取画像に含まれる位置検知マークP1の中心座標CP(図5参照)およびシートSの端部の座標に基づいて、画像形成出力に際して、シートS上に形成される画像を調整するための調整値を算出する。
調整値算出部42は、読取画像、及び当該読取画像を生成した際の印刷ジョブの情報に基づいて、シートSに形成される画像を調整するための調整値を算出する。より詳細には、画像読取部130が読み取ったテストチャートの「読取画像」に含まれる位置検知マークP1の位置(座標)が、印刷ジョブの情報に基づいて得られる理想的な位置(理想座標)に対してずれている差分を、調整値算出部42が算出する。また、調整値算出部42は算出した差分を相殺する値としての「調整値」を算出する。また、調整値算出部42は、同じ条件のテストチャートに基づく調整値を所定数算出した後に、差分の平均値を算出し、調整値記憶部42aに記憶する。調整値は、シートSの第一面と第二面に画像を形成するとき、その各画像の形成位置に形成する形成画像を調整に用いられる。
また、調整値算出部42は、所定のテストチャートが第一面と第二面に形成されたシートSにより得られる第一面の調整値を用いて、第一面の位置検知マークP1の座標を調整し、かつ第二面の位置検知マークP1を第一面側の対応する座標に変換し、かつ、第一面側座標と第二面側座標の差分を算出する。そして、調整値算出部42は、所定数算出をした後に、差分の平均値を算出する。この差分値を「透かし差分値」とし、第一面側のテストチャートと第二面側のテストチャートの組み合わせに関連付けて調整値記憶部42aに記憶する。
調整値算出部42は、ユーザが指定したモードに対応する調整値を算出する場合と、プリンタ100で用いる可能性がある全てのモードに対する調整値を自動的に算出する場合、または、画像形成処理を実行後、必要な分だけ算出する場合など、複数の動作態様を有する。
また、調整値算出部42は、調整値記憶部42aに記憶した調整値の中から、これから処理対象となるジョブに適した調整値を選択し、選択した調整値をそれぞれジョブ情報処理部12とエンジン制御部22に通知する。これによって、画像形成処理時に、シートS上に形成される画像の位置を調整するための最適な調整値が用いられる。
座標変換部43は、シートSの第一面に形成された位置検知マークP1を読み取って検知した位置検知マークP1の中心座標CPおよびシートSの端部の座標を算出する。また、位置検知マークP1は後述するようにシートSの四隅に対応して形成されている。したがって、座標変換部43は、一枚のシートSの一面を読み取って得られる読取画像に対して、四隅の位置検知マークP1の中心座標CP、及びこれに対応するシートSの端部の座標を算出する。
また、座標変換部43は、第二面に対して画像形成出力を実行する際の第一面における座標系に変換する。
変換後の座標の情報は、調整値算出部42に出力され、調整値を算出するために用いられる。このような機能構成によって、本実施形態に係るプリンタ100は、シートSに形成される画像の位置を調整する調整処理を実行する。
[テストチャートの実施形態]
次に、プリンタ100において用いられる調整値の算出に用いる「テストチャート200」について図5の例を用いて説明する。
次に、プリンタ100において用いられる調整値の算出に用いる「テストチャート200」について図5の例を用いて説明する。
テストチャート200は、シートSの四隅に位置検知マークP1が形成され対する記録媒体である。テストチャート200の形成に用いられる画像形成材は、実際の画像形成処理に用いられる画像形成材と同じものである。位置検知マークP1は、シートSの端部に形成される。その位置は、シートSの端部からの距離のうち、副走査方向に沿う端部からの距離D1(主走査方向の距離)と主走査方向に沿う端部からの距離D2(副走査方向の距離)に相当する位置を中心とし、シートSの主走査方向の端部に沿う線分と副走査方向に沿う線分によって「L字形状」に形成される。なお、シートSに対して実際に画像が形成されるときは、位置検知マークP1の内側に仮想的に設定される画像形成領域Rの内側に形成される。位置検知マークP1を読み取った読取画像から算出される位置検知マークP1の中心座標CPによって、画像形成処理の一連の処理のうち、特に転写プロセスにおけるずれ調整をするための調整値を算出できる。なお、位置検知マークP1の認識において、副走査方向と主走査方向を入れて捉えてもよい。
本実施形態に係るテストチャート200は、図6(a)に例示する第一テストチャート201と、図5(b)に例示する第二テストチャート202を含む。第一テストチャート201は、シートSに対して位置検知マークP1が形成されていて、画像形成領域Rには画像が形成されていないものである。第一テストチャート201を形成するために用いられる画像形成材の量を画像形成領域Rの面積で除算すると、第一テストチャート201の単位面積当たりの画像形成材の量が算出される。これを、第一テストチャート201の「形成材付着量」とする。同様に、第二テストチャート202の形成材付着量も算出される。
第二テストチャート202は、画像形成領域Rの全体に画像形成材が付着されている「ベタ塗り画像」を含む。この場合の形成材付着量は、本実施形態に係るシートSにおいては最大量と想定される。一方、第一テストチャート201の形成材付着量は、本実施形態に係るシートSにおける最小量と想定される。
これら第一テストチャート201と第二テストチャート202を光学的に読み取ると、形成材付着量の違いによって、位置検知マークP1の中心座標CPが異なる場合がある。そこで、第一テストチャート201と第二テストチャート202をシートSの片面、及び両面に形成し、組み合わせ可能な「組み合わせパターンごと」に調整値を算出する。この調整値によれば、シートSに形成される画像に係る形成材付着量が最小(少ない)場合の調整にも対応可能であり、また、形成材付着量が最大(多い)場合の調整にも対応可能である。
また、第一面又は第二面の形成材付着量が最小(少ない)であり、他方、第一面又は第二面の形成材付着量が最大(多い)場合の調整も可能である。すなわち、シートSの両面に対して画像形成を実行するときに、双方の面に形成される画像に用いられる画像形成材の量(形成材付着量)に基づいて、適する調整値を用いることで、特に第一面と第二面の両面に画像を形成するときの、両画像の相対的なずれ(表裏ずれ)を緩和することができる。
すでに説明した調整値算出部42及び座標変換部43は、位置検知マークP1の中心座標CPおよびシートSの四隅の端部の座標に基づいて、シートSに形成される画像の主に副走査方向におけるずれを調整するための調整処理を実行する。
以上のとおり、本実施形態に係るプリンタ100では、形成材付着量が異なる複数種のテストチャート200を用いて、形成材付着量に基づいて調整値の算出をすることができる。上記において、形成材付着量が異なる二種類のテストチャート200を例示しているが、プリンタ100において適用可能なものは、これに限定されるものではない。例えば、第一テストチャート201と第二テストチャート202の形成材付着量に対して、中間に相当する形成材付着量となるテストチャートを用いてもよい。
ここで、形成材付着量と画像のずれの関係について図6の模式図を用いて説明する。図6(a)が、理想的な調整を行えた画像形成処理、特に転写プロセスにおいて画像形成付着量に応じた調整が実行されたときにシートSに形成される画像を例示しているものとする。ここで、図6(b)に例示する画像は、単位面積当たりの「形成材付着量が多い」画像に相当する仮定する。そして、図6(a)の画像を形成するための転写プロセスで適用可能な調整値(事前に算出されている)が、「形成材付着量が少ない」画像に対応するものだけであった場合を想定する。なお、従来のテストチャート(第一テストチャート201と同様)は、形成材付着量が少ない画像に相当するので、従来技術によって事前に算出される調整価は「形成材付着量が少ない画像に対応するもの」だけである。
画像形成プロセスにおいて、例えば転写部113において中間転写ベルト111からシートSに画像形成材が転写されるとき、画像形成材の量(形成材付着量)が多いと、若干ではあるが、中間転写ベルト111とシートSの間で「すべり」が生じることがある。また、シートSの「剛性の変化」が生じることもある。「すべり」や「剛性の変化」が生じたとき、その影響により、中間転写ベルト111からシートSへの転写の相対速度が変動することがある。シートSの搬送速度は規定値であるから、中間転写ベルト111とシートSの相対速度が変動すると、画像が副走査方向下流側に変動することになる。これを「副走査倍率の変動」という。
副走査倍率の変動が生じた結果、例えば、副走査方向に画像が伸びたように形成される現象が生ずることがある。その例を図6(b)に示す。また、副走査倍率の変動によって副走査方向に画像が縮んだように形成される現象が生ずることもある。その例を図6(c)に示す。
本実施形態に係るプリンタ100では、後述するように、第一テストチャート201と第二テストチャート202を用いて、シートSのそれぞれの面における形成材付着量の「多い場合」と「少ない場合」の組み合わせに対応した調整値を算出し、これを用いて画像形成を行うことができる。これにより、図6(b)および(c)のようにならず、図6(a)のように画像形成することができる。
[画像形成方法の実施形態]
次に、画像形成方法の実施形態について説明する。本実施形態は、プリンタ100において制御部150の制御の下で実行可能な情報処理に関するものであり、図7は、制御部150において実行される制御プログラムの処理の流れを例示するフローチャートである。まず、プリンタ100において画像形成処理をするにあたり、制御部150は操作部157を介してユーザによって「自動調整モード」が選択されているか否かの判定を行う(S701)。自動調整モードは、シートSに対する画像形成時において、第一面(及び第二面)に対する画像の形成位置を調整するための「調整値」を自動的に生成する処理である。操作部157を介してユーザによって「自動調整モード」が選択されていないとき(S701:NO)は、画像形成処理が実行される(S703)。
次に、画像形成方法の実施形態について説明する。本実施形態は、プリンタ100において制御部150の制御の下で実行可能な情報処理に関するものであり、図7は、制御部150において実行される制御プログラムの処理の流れを例示するフローチャートである。まず、プリンタ100において画像形成処理をするにあたり、制御部150は操作部157を介してユーザによって「自動調整モード」が選択されているか否かの判定を行う(S701)。自動調整モードは、シートSに対する画像形成時において、第一面(及び第二面)に対する画像の形成位置を調整するための「調整値」を自動的に生成する処理である。操作部157を介してユーザによって「自動調整モード」が選択されていないとき(S701:NO)は、画像形成処理が実行される(S703)。
調整値記憶部42aには、図18に例示する調整値テーブル420のように、画像形成モード(第一片面、第二片面、・・・・混載)ごとに、第一面の調整に用いられる「第一面調整用調整値」、第二面の調整に用いられる「第二面調整用調整値」、第一面と第二面おける画像形成位置合わせを調整するための「表裏調整用調整値」、が区別されて格納される。S701では、調整値テーブル420に全ての調整値が格納されているか否かも判定している。
自動調整モードが選択されているときは(S701:YES)、全調整値自動生成処理が実行され(S702)、その後、画像形成処理が実行される(S703)。図8は、全調整値自動生成処理の全体的な流れを例示するフローチャートである。
図8に示すように、まず、片面調整値生成処理が実行される(S801)。続いて、両面調整値生成処理が実行される(S802)。続いて、混載調整値生成処理が実行される(S803)。
片面調整値生成処理(S801)では、シートSの一方の面(第一面)にのみ、第一テストチャート201か第二テストチャート202を形成し、それぞれの調整値を算出する。算出された調整値は、調整値記憶部42aに区別されて格納される。例えば、第一テストチャート201により算出された調整値を「第一片面調整値」とし、第二テストチャート202により算出された調整値を「第二片面調整値」とする。
両面調整値生成処理(S802)では、シートSの一方の面(第一面)に第一テストチャート201か第二テストチャート202を形成し、他方の面(第二面)にも第一テストチャート201か第二テストチャート202を形成し、それぞれの組み合わせごとに調整値を算出する。
ここで想定される組み合わせは、「第一面および第二面が第一テストチャート201であるパターン」(第一両面モードに対応)、「第一面が第一テストチャート201であり第二面が第二テストチャート202であるパターン」(第二両面モードに対応)、「第一面が第二テストチャート202であり第二面が第一テストチャート201であるパターン」(第三両面モードに対応)、「第一面および第二面が第二テストチャート202であるパターン」(第四両面モードに対応)の四つのパターンである。それぞれの組み合わせパターンに対応して算出された調整値は、調整値記憶部42aに区別されて格納される。
混載調整値生成処理(S803)では、「混載調整値」を生成する。混載調整値は、画像形成ジョブにおいて形成される画像の形成材付着量にバラツキが大きく、片面調整値生成処理(S801)や両面調整値生成処理(S802)で生成された調整値では、ずれの緩和が効果的に行なわれないことが予想されるときに用いられる。混載調整値は、片面調整値と両面調整値とに基づいて、これらの値のバラツキから算出される中央値とする。すなわち、混載調整値生成処理(S803)では、それまで生成されていた調整値に基づく処理が行なわれる。
[片面調整値生成処理]
片面調整値生成処理(S801)の詳細について、図9を用いて説明する。まず、第一片面調整値がすでに算出されて、調整値記憶部42aに格納されているか否かを判定する(S901)。
片面調整値生成処理(S801)の詳細について、図9を用いて説明する。まず、第一片面調整値がすでに算出されて、調整値記憶部42aに格納されているか否かを判定する(S901)。
第一片面調整値の算出が完了していなければ(S901:NO)、画像形成部110は、シートSの片面(第一面)に第一テストチャート201を形成し(S902)、センサ画像取得部41がその第一テストチャート201を読み取る(S903)。読み取った画像に含まれる位置検知マークP1の中心座標CPを算出して(S904)、続いて、調整値算出部42が、ジョブ情報処理部12から理想的な中心座標CPを算出するためのデータを取得して、理想的な中心座標CPと読み取り結果である中心座標CPとの差分値を算出する(S905)。
調整値を算出するには、所定枚数のテストチャート200を用いる。これによって、瞬時的に生ずるずれの影響を排除し、ずれの調整の精度を高めることができる。S905に続いて、制御部150は予め規定されている任意の枚数分の差分値が算出されたか否かを判定する(S906)。任意枚数分の差分値の算出が未完了であれば(S906:NO)、処理をS902に戻す。任意枚数分の差分値の算出が完了していれば(S906:YES)、これまで算出した差分値の平均値を算出し(S907)、第一片面調整値として調整値記憶部42aに記憶する(S908)。
続いて、第二片面調整値が既に調整値記憶部42aに格納済みであれば(S909:YES)、片面調整値生成処理を終了する。第二片面調整値が既に調整値記憶部42aに格納済みでなければ(S909:NO)、処理をS901に戻す。この場合、すでに、第一片面調整値の算出が完了しているので(S901:YES)、画像形成部110を動作させて、シートSの片面(第一面)に第二テストチャート202を形成し(S910)、その第二テストチャート202を画像読取部130で読み取る(S911)。読み取った画像に含まれる位置検知マークP1の中心座標を算出して(S912)、ジョブ情報処理部12から理想的な中心座標を算出するためのデータを取得して、これらに基づき、差分値を算出する(S913)。
その後の処理は、S906〜S908と同様であるので詳細な説明を省略する。これによって、片面印刷時に用いることができる調整値であって、形成材付着量が少ない場合の調整値である第一片面調整値と、形成材付着量が多い場合の調整値である第二片面調整値と、を調整値記憶部42aに自動的に記憶(格納)することができる。
[両面調整値生成処理]
両面調整値生成処理(S802)の詳細について、図10を用いて説明する。まず、第一両面調整値が、調整値記憶部42aに既に記憶されているか否かの判定が行なわれる(S1001)。第一両面調整値の算出が完了していなければ(S1001:NO)、第一両面調整値算出処理が実行される(S1002)。
両面調整値生成処理(S802)の詳細について、図10を用いて説明する。まず、第一両面調整値が、調整値記憶部42aに既に記憶されているか否かの判定が行なわれる(S1001)。第一両面調整値の算出が完了していなければ(S1001:NO)、第一両面調整値算出処理が実行される(S1002)。
第一両面調整値の算出が完了していれば(S1001:YES)、第二両面調整値が、調整値記憶部42aに既に記憶されているか否かの判定が行なわれる(S1003)。第二両面調整値の算出が完了していなければ(S1003:NO)、第二両面調整値算出処理が実行される(S1004)。
第二両面調整値の算出が完了していれば(S1003:YES)、第三両面調整値が、調整値記憶部42aに既に記憶されているか否かの判定が行なわれる(S1005)。第三両面調整値の算出が完了していなければ(S1005:NO)、第三両面調整値算出処理が実行される(S1006)。第三両面調整値の算出が完了していれば(S1005:YES)、第四両面調整値算出処理が実行される(S1006)。
以上のように、両面調整値生成処理は、形成材付着量が異なるテストチャート200の組み合わせに関連付けて、それぞれの組み合わせに係る調整値を算出する。
[第一両面調整値算出処理]
第一両面調整値算出処理(S1002)の詳細について図11のフローチャートを用いて説明する。まず、シートSの第一面に第一テストチャート201を形成し(S1101)、形成された第一テストチャート201を画像読取部130で読み取る(S1102)。続いて、同じシートS(第一面に第一テストチャート201が形成されているシートS)の第二面に第一テストチャート201を形成し(S1103)、第二面に形成された第一テストチャート201を画像読取部130で読み取る(S1104)。それぞれの読取画像に含まれる位置検知マークP1の中心座標CPをそれぞれ算出する(S1105)。
第一両面調整値算出処理(S1002)の詳細について図11のフローチャートを用いて説明する。まず、シートSの第一面に第一テストチャート201を形成し(S1101)、形成された第一テストチャート201を画像読取部130で読み取る(S1102)。続いて、同じシートS(第一面に第一テストチャート201が形成されているシートS)の第二面に第一テストチャート201を形成し(S1103)、第二面に形成された第一テストチャート201を画像読取部130で読み取る(S1104)。それぞれの読取画像に含まれる位置検知マークP1の中心座標CPをそれぞれ算出する(S1105)。
続いて、ジョブ情報処理部12から理想的な中心座標CPを算出するためのそれぞれのデータを取得して、これらに基づき、第一面側の差分値と第二面側の差分値を算出する(S1106)。
S1106に続いて、予め規定されている任意の枚数分の差分値が算出されたか否かを判定し(S1107)。任意枚数分の差分値の算出が未完了であれば(S1107:NO)、処理をS1101に戻す。任意枚数分の差分値の算出が完了していれば(S1107:YES)、これまで算出したそれぞれの差分値の平均値を算出して(S1108)、第一両面調整値を構成する第一面側の調整値と第二面側の調整値が得られる。
続いて、第一面側の調整値を画像形成部110における画像形成処理に反映させる(S1109)。その後、S1101からS1106と同様の処理を行う(S1110からS1115)。これらに続いて、一面側の調整値に基づく第一面側の第一テストチャート201における位置検知マークP1の中心座標CPとの差分を算出する(S1116)。S1116によって算出される差分値は、第一面側に形成される画像と第二面側に形成される画像とのずれ(表裏ずれ)、すなわち「表裏ずれ」を調整するための調整値となる。
S1110からS1116は、S1107と同様に、予め規定されている任意の枚数分を繰り返し、任意枚数分の差分値の算出が完了していれば(S1117:YES)、これまで算出した透かし差分値の平均値を算出し(S1118)、すでに算出されている各差分値の平均値と共に、第一両面調整値における表裏調整用の値として区別して、調整値記憶部42aに記憶する(S1119)。
[第二両面調整値算出処理]
第二両面調整値算出処理(S1004)の詳細について図12のフローチャートを用いて説明する。まず、シートSの第一面に第一テストチャート201を形成し(S1201)、形成された第一テストチャート201を画像読取部130で読み取る(S1202)。続いて、第一面に第一テストチャート201が形成されているシートSの第二面に第二テストチャート202を形成し(S1203)、第二面に形成された第二テストチャート202を画像読取部130で読み取る(S1204)。
第二両面調整値算出処理(S1004)の詳細について図12のフローチャートを用いて説明する。まず、シートSの第一面に第一テストチャート201を形成し(S1201)、形成された第一テストチャート201を画像読取部130で読み取る(S1202)。続いて、第一面に第一テストチャート201が形成されているシートSの第二面に第二テストチャート202を形成し(S1203)、第二面に形成された第二テストチャート202を画像読取部130で読み取る(S1204)。
それぞれの読取画像に含まれる位置検知マークP1の中心座標CPをそれぞれ算出する(S1305)。続いて、ジョブ情報処理部12から理想的な中心座標CPを算出するためのそれぞれのデータを取得して、これらに基づき、第一面側の差分値と第二面側の差分値を算出する(S1206)。
S1106に続いて、予め規定されている任意の枚数分の差分値が算出されたか否かを判定し(S1207)。任意枚数分の差分値の算出が未完了であれば(S1207:NO)、処理をS1201に戻す。任意枚数分の差分値の算出が完了していれば(S1207:YES)、これまで算出したそれぞれの差分値の平均値を算出して(S1208)、第一両面調整値を構成する第一面側の調整値と第二面側の調整値が得られる。
続いて、第一面側の調整値を画像形成部110における画像形成処理に反映させて、S1201からS1206と同様の処理を行う(S1210からS1215)。これらに続いて、一面側の調整値に基づく第一面側の第一テストチャート201における位置検知マークP1の中心座標との差分を算出する(S1216)。S1216によって算出される差分値は、第一面側に形成される画像と第二面側に形成される画像とのずれ(表裏ずれ)を調整するための値となる。
S1210からS1216は、S1207と同様に、予め規定されている任意の枚数分を繰り返し、任意枚数分の差分値の算出が完了していれば(S1217:YES)、これまで算出した透かし差分値の平均値を算出し(S1218)、すでに算出されている各差分値の平均値と共に、第一両面調整値として区別して、調整値記憶部42aに記憶する(S1219)。
[第三両面調整値算出処理]
第三両面調整値算出処理(S1006)の詳細について図13のフローチャートを用いて説明する。まず、シートSの第一面に第二テストチャート202を形成し(S1301)、形成された第二テストチャート202を画像読取部130で読み取る(S1302)。続いて、第一面に第二テストチャート202が形成されているシートSの第二面に第一テストチャート201を形成し(S1303)、第二面に形成された第一テストチャート201を画像読取部130で読み取る(S1304)。
第三両面調整値算出処理(S1006)の詳細について図13のフローチャートを用いて説明する。まず、シートSの第一面に第二テストチャート202を形成し(S1301)、形成された第二テストチャート202を画像読取部130で読み取る(S1302)。続いて、第一面に第二テストチャート202が形成されているシートSの第二面に第一テストチャート201を形成し(S1303)、第二面に形成された第一テストチャート201を画像読取部130で読み取る(S1304)。
それぞれの読取画像に含まれる位置検知マークP1の中心座標CPをそれぞれ算出する(S1305)。続いて、ジョブ情報処理部12から理想的な中心座標CPを算出するためのそれぞれのデータを取得して、これらに基づき、第一面側の差分値と第二面側の差分値を算出する(S1306)。
S1306に続いて、予め規定されている任意の枚数分の差分値が算出されたか否かを判定し(S1307)。任意枚数分の差分値の算出が未完了であれば(S1307:NO)、処理をS1301に戻す。任意枚数分の差分値の算出が完了していれば(S1307:YES)、これまで算出したそれぞれの差分値の平均値を算出して(S1308)、第一両面調整値を構成する第一面側の調整値と第二面側の調整値が得られる。
続いて、第一面側の調整値を画像形成部110における画像形成処理に反映させて、S1301からS1306と同様の処理を行う(S1310からS1315)。これらに続いて、一面側の調整値に基づく第一面側の第二テストチャート202における位置検知マークP1の中心座標CPとの差分を算出する(S1316)。S1316によって算出される差分値は、第一面側に形成される画像と第二面側に形成される画像とのずれ(表裏ずれ)を調整するための値となる。
S1310からS1316は、S1307と同様に、予め規定されている任意の枚数分を繰り返し、任意枚数分の差分値の算出が完了していれば(S1317:YES)、これまで算出した透かし差分値の平均値を算出し(S1318)、すでに算出されている各差分値の平均値と共に、第一両面調整値として区別して、調整値記憶部42aに記憶する(S1319)。
[第四両面調整値算出処理]
第四両面調整値算出処理(S1007)の詳細について図14のフローチャートを用いて説明する。まず、シートSの第一面に第二テストチャート202を形成し(S1401)、形成された第二テストチャート202を画像読取部130で読み取る(S1402)。続いて、第一面に第二テストチャート202が形成されているシートSの第二面に第二テストチャート202を形成し(S1403)、第二面に形成された第二テストチャート202を画像読取部130で読み取る(S1404)。
第四両面調整値算出処理(S1007)の詳細について図14のフローチャートを用いて説明する。まず、シートSの第一面に第二テストチャート202を形成し(S1401)、形成された第二テストチャート202を画像読取部130で読み取る(S1402)。続いて、第一面に第二テストチャート202が形成されているシートSの第二面に第二テストチャート202を形成し(S1403)、第二面に形成された第二テストチャート202を画像読取部130で読み取る(S1404)。
それぞれの読取画像に含まれる位置検知マークP1の中心座標CPをそれぞれ算出する(S1405)。続いて、ジョブ情報処理部12から理想的な中心座標CPを算出するためのそれぞれのデータを取得して、これらに基づき、第一面側の差分値と第二面側の差分値を算出する(S1406)。
S1406に続いて、予め規定されている任意の枚数分の差分値が算出されたか否かを判定し(S1407)。任意枚数分の差分値の算出が未完了であれば(S1407:NO)、処理をS1401に戻す。任意枚数分の差分値の算出が完了していれば(S1407:YES)、これまで算出したそれぞれの差分値の平均値を算出して(S1408)、第一両面調整値を構成する第一面側の調整値と第二面側の調整値が得られる。
続いて、第一面側の調整値を画像形成部110における画像形成処理に反映させて、S1401からS1406と同様の処理を行う(S1410からS1415)。これらに続いて、一面側の調整値に基づく第一面側の第二テストチャート202における位置検知マークP1の中心座標CPとの差分を算出する(S1416)。S1416によって算出される差分値は、第一面側に形成される画像と第二面側に形成される画像とのずれ(表裏ずれ)を調整するための値となる。
S1410からS1416は、S1407と同様に、予め規定されている任意の枚数分を繰り返し、任意枚数分の差分値の算出が完了していれば(S1417:YES)、これまで算出した透かし差分値の平均値を算出し(S1418)、すでに算出されている各差分値の平均値と共に、第一両面調整値として区別して、調整値記憶部42aに記憶する(S1419)。
以上の処理によって調整値記憶部42aに記憶される調整値テーブル420の第一片面モードから第四両面モードまでの「第一面用調整」、「第二面用調整」、「表裏調整」の欄に適宜、調整値が格納される。
[混載調整値生成処理]
次に、混載調整値生成処理(S803)の詳細について図15のフローチャートを用いて説明する。まず、調整値算出部42が第一両面調整値算出処理(S1002)において算出された全ての「第一面用調整値」(図18参照)の値の幅から、その中央値を算出する(S1501)。
次に、混載調整値生成処理(S803)の詳細について図15のフローチャートを用いて説明する。まず、調整値算出部42が第一両面調整値算出処理(S1002)において算出された全ての「第一面用調整値」(図18参照)の値の幅から、その中央値を算出する(S1501)。
続いて、調整値算出部42が第二両面調整値算出処理(S1004)において算出された全ての「第二面用調整値」(図18参照)の値の幅から、その中央値を算出する(S1502)。
続いて、調整値算出部42が第三両面調整値算出処理(S1006)において算出された全ての「表裏調整用調整値」(図18参照)の値の幅から、その中央値を算出する(S1503)。
最後に、S1501〜S1503において算出された全ての「中央値」を、混載調整値として調整値算出部42が調整値記憶部42aに記憶する(S1504)。
それぞれの中央値を混載モードに係る調整値として調整値テーブル420に格納する。ここで、混載モードとは、形成材付着量が多い画像に係る画像形成処理と、形成材付着量が少ない画像に係る画像形成処理と、を合わせた一つの印刷ジョブとして処理をするときに適用する調整値である。混載モードのときは、一枚ごとのシートSにおける形成材付着量は一律ではなく、ばらついているので、特定の形成材付着量に合わせた調整値を用いても、副走査倍率の変動に起因するずれの緩和は図れない可能性が高い。
そこで、図17に例示するように、両面調整値生成処理において、各モードに対応して生成された調整値の最大値と最小値を特定し、その中央値を混載モードの調整値とする。これによって、一枚ごとのシートSにおける画像形成に係るずれの調整よりも印刷ジョブ全体に係るずれの調整を重視して画像形成処理を行うことができる。
また、混載調整値としては、S802において生成された各調整値を用いて、印刷ジョブを実行しつつ、印刷ジョブの途中においてテストチャート200を形成してずれを算出し、そのずれに最も効果的な調整値を次の画像形成処理に反映させてもよい。
[画像形成処理]
次に、画像形成処理(S703)の詳細について図16のフローチャートを用いて説明する。まず、制御部150が、印刷ジョブに対するモード選択があるか否かを判定する(S1601)。モード選択は、操作部157を介してユーザが任意に行うことができる。
次に、画像形成処理(S703)の詳細について図16のフローチャートを用いて説明する。まず、制御部150が、印刷ジョブに対するモード選択があるか否かを判定する(S1601)。モード選択は、操作部157を介してユーザが任意に行うことができる。
モード選択があれば(S1601:YES)、制御部150が、操作部157を介して選択されているモードに対応する調整値が調整値テーブル420に格納されているか否かを判定する(S1602)。選択されたモードの調整値が格納されていなければ(S1602:NO)、対応する調整値を生成するための処理、すなわち、S801からS803のいずれかの処理を制御部150が実行する。なお、S803として説明した混載モードのときは、S802として説明した両面調整値生成処理も実行する必要がある。
選択されたモードに対応する調整値の生成が終了した後、又は、S1602において選択されたモードの調整値が格納されていれば(S1602:YES)、その調整値を反映させて画像形成処理を実行する(S1604)。
モード選択がなければ(S1601:NO)、調整値テーブル420に混載調整値が格納されているか否かを判定する(S1605)。混載調整値が格納されていなければ(S1605:NO)、S803として説明をした混載調整値生成処理を実行する(S1606)。なお、S1606における処理は、S803として説明した混載調整値生成処理と同様の処理であるから、ここで混載調整値を算出するには、S802として説明した両面調整値生成処理も実行する必要がある。
混載調整値の生成が終了した後、又は、S1605において混載調整値が格納されていれば(S1605:YES)、その調整値を反映させて画像形成処理を実行する(S1604)。
以上のように、本実施形態に係るプリンタ100は、画像形成プロセスに用いられる画像形成材の量が、記録媒体であるシートSの画像形成面において「多く付着する場合」と「少なく付着する場合」において、転写プロセスで生ずる副走査倍率の変動を緩和するように、画像形成処理の調整を行うことができる。これによって、転写プロセスにおける転写対象画像と被転写物であるシートSとの相対的な関係が、画像形成材の付着量によって変動する影響を緩和することができる。また、シートSの両面に画像形成を行うとき、第一面側に形成される画像に係る調整と、調整後の第一面に形成された画像に対応する第二面側の調整を、それぞれの面における画像形成材の付着量に基づいて行うことができる。これによって、画像の表裏合わせにおける画像への調整の精度も向上できる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
10 :画像処理部
11 :RIP処理部
12 :ジョブ情報処理部
20 :エンジンコントローラ
21 :データ取得部
22 :エンジン制御部
30 :プリントエンジン
31 :画像形成処理部
40 :読取部
41 :センサ画像取得部
42 :調整値算出部
42a :調整値記憶部
43 :座標変換部
100 :プリンタ
110 :画像形成部
111 :中間転写ベルト
112 :感光体ドラム
113 :転写部
113a :転写ローラ
113b :対向ローラ
120 :媒体搬送部
121 :供給トレイ
122 :搬送経路
123 :定着ローラ
124 :搬送経路切替部
125 :反転パス
126 :排出トレイ
130 :画像読取部
150 :制御部
200 :テストチャート
201 :第一テストチャート
202 :第二テストチャート
400 :画像位置検知装置
420 :調整値テーブル
11 :RIP処理部
12 :ジョブ情報処理部
20 :エンジンコントローラ
21 :データ取得部
22 :エンジン制御部
30 :プリントエンジン
31 :画像形成処理部
40 :読取部
41 :センサ画像取得部
42 :調整値算出部
42a :調整値記憶部
43 :座標変換部
100 :プリンタ
110 :画像形成部
111 :中間転写ベルト
112 :感光体ドラム
113 :転写部
113a :転写ローラ
113b :対向ローラ
120 :媒体搬送部
121 :供給トレイ
122 :搬送経路
123 :定着ローラ
124 :搬送経路切替部
125 :反転パス
126 :排出トレイ
130 :画像読取部
150 :制御部
200 :テストチャート
201 :第一テストチャート
202 :第二テストチャート
400 :画像位置検知装置
420 :調整値テーブル
Claims (7)
- 記録媒体の画像形成位置に画像形成材を転写する転写プロセスを含み、前記記録媒体に対して前記画像形成材の付着量が異なる複数のテストチャートを複数形成する画像形成処理を実行する画像形成部と、
複数の前記テストチャートをそれぞれ読み取る画像読取部と、
前記画像読取部における各テストチャートの読み取り結果に基づき、前記記録媒体の第一面と第二面における前記画像形成材の付着量に対応させて、前記記録媒体の第一面と第二面の前記各画像形成位置にそれぞれ形成する形成画像を調整する調整値を算出する調整値算出部と、
前記調整値をそれぞれ記憶する記憶部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成部は、前記記録媒体の画像形成領域中に含まれる前記付着量が相対的に少ない第一テストチャートと、前記記録媒体の画像形成領域中に含まれる前記付着量が相対的に多い第二テストチャートと、を形成する、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部は、一の記録媒体の第一面に第一テストチャート又は第二テストチャートを形成し、当該一の記録媒体の第二面に第一テストチャート又は第二テストチャートを形成する複数の組み合わせパターンごとに前記テストチャートを生成し、
前記調整値算出部は、前記組み合わせパターンごとに前記調整値を算出する、
請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記調整値算出部は、前記組み合わせパターンごとの調整値に基づいて、前記付着量が相対的に多い画像形成処理と、前記付着量が相対的に少ない画像形成処理とを、同一のジョブで実行するときに適用する調整値を算出する、
請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部が画像データに基づく画像形成処理を実行するとき、
当該画像形成処理において前記画像データに対応する前記付着量に基づいて、前記記憶部に記憶される前記調整値を適用する、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部が画像データに基づく画像形成処理を実行するとき、前記画像データに対応する前記調整値が前記記憶部に記憶されていないときは、前記調整値算出部が前記画像データに基づき前記調整値を算出し、
前記画像形成部は、算出された調整値を適用して画像形成処理を実行する、
請求項1、3又は4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 記録媒体の画像形成に画像形成材を転写する転写プロセスを含み、前記記録媒体に対して前記画像形成材の付着量が異なる複数のテストチャートを複数形成する画像形成処理を実行し、
複数の前記テストチャートをそれぞれ読み取り、
前記読み取りの結果に基づき、前記記録媒体の第一面と第二面における前記画像形成材の付着量に対応させて、前記記録媒体の第一面と第二面の各画像形成位置のそれぞれに形成する画像を調整する調整値を算出し、
前記調整値をそれぞれ記憶する、
ことを特徴とする画像形成方法。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2020034106A JP2021135466A (ja) | 2020-02-28 | 2020-02-28 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
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