JP2021134754A - 過給機 - Google Patents

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哲也 松尾
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幸博 岩佐
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Abstract

【課題】コンプレッサインペラの背面を冷却できるとともに、内燃機関システムの効率を向上できる過給機を提供する。【解決手段】過給機10は、コンプレッサインペラ2を含むロータ3と、ロータを回転可能に支持する軸受4と、軸受を収容する軸受台7と、を備える。軸受台には、コンプレッサインペラの背面側に形成される冷却空間72と、軸受を収容する軸受収容空間73と、冷却空間から軸受収容空間に潤滑油を送るために、冷却空間と軸受収容空間とを連通させる潤滑油流路76と、軸受台の外面に形成された潤滑油供給口75であって、冷却空間に連通する潤滑油供給口と、が形成され、過給機は、潤滑油供給口を通じて過給機の外部から冷却空間に潤滑油を送るように構成された潤滑油供給ライン93をさらに備える。【選択図】図1

Description

本開示は、遠心式コンプレッサを備える過給機に関する。
内燃機関(例えば、エンジン)には、その出力を向上させるために過給機が搭載されることがある。過給機には、内燃機関からの排ガスによりタービンロータを回転させることで、コンプレッサインペラ(以下、インペラとする)を回転させ、内燃機関に供給する気体(例えば、燃焼用空気)を圧縮するように構成された排気タービン式の過給機がある。排気タービン式の過給機の圧縮機として、インペラに送られた上記気体をインペラの回転軸と直交する径方向における外側へ送り出す遠心式コンプレッサが知られている。
近年、内燃機関の高出力化に伴い、遠心式コンプレッサの高圧力比化が要求されている。遠心式コンプレッサの高圧力比化を図るために、インペラの回転周速を大きくすることが行なわれている。インペラの回転周速を大きなものとすると、回転により生じる遠心力によりその内部に生じる応力が大きくなる。また、インペラの回転周速を大きなものとすると、インペラにより圧縮された気体の温度が高くなり、この高温となった気体がインペラの背面に面する空間に漏れて、インペラを背面から加熱するため、インペラが高温となる。このような高温、高圧力化に曝されるインペラは、高温クリープ強度が低下して寿命が短くなる虞がある。
特開2014−111905号公報 特許第6246847号公報 特許第3606293号公報
従来、冷却空気をコンプレッサの背面に面する空間に供給することで、インペラを冷却することが行なわれていた(例えば、特許文献1参照)。冷却空気としては、遠心式コンプレッサで圧縮後に中間冷却器を通過した燃焼用空気が用いられることがあった。この場合には、遠心式コンプレッサで圧縮された燃焼用空気の一部が内燃機関に供給されないため、内燃機関を備える内燃機関システム全体の効率低下を招く虞があった。
また、インペラを収容するケーシングにおけるインペラの背面側に形成された空間に潤滑油を供給することで、インペラの背面に面する空間内の気体を冷却し、これによりインペラを間接的に冷却することも行なわれていた(例えば、特許文献2、3参照)。インペラの背面側に形成された空間に供給された潤滑油は、そのままケーシングの外部に排出されていた。
上述した事情に鑑みて、本開示の少なくとも一実施形態の目的は、コンプレッサインペラの背面を冷却できるとともに、内燃機関システムの効率を向上できる過給機を提供することにある。
本開示にかかる過給機は、
コンプレッサインペラを含むロータと、前記ロータを回転可能に支持する軸受と、前記軸受を収容する軸受台と、を備える過給機であって、
前記軸受台は、
前記コンプレッサインペラの背面側に形成される冷却空間と、
前記軸受を収容する軸受収容空間と、
前記冷却空間から前記軸受収容空間に潤滑油を送るために、前記冷却空間と前記軸受収容空間とを連通させる潤滑油流路と、
前記ハウジングの外面に形成された潤滑油供給口であって、前記冷却空間に連通する潤滑油供給口と、が形成され、
前記過給機は、
前記潤滑油供給口を通じて前記過給機の外部から前記冷却空間に潤滑油を送るように構成された潤滑油供給ラインをさらに備える。
本開示の少なくとも一実施形態によれば、コンプレッサインペラの背面を冷却できるとともに、内燃機関システムの効率を向上できる過給機が提供される。
本開示の一実施形態にかかる過給機を備える内燃機関システムの構成を説明するための説明図である。 図1に示される過給機のA部を抜き出して示す過給機の概略断面図である。 本開示の一実施形態にかかる過給機の概略断面図であって、図1に示される過給機のA部に相当する部分を抜き出して示す過給機の概略断面図である。 図2に示される過給機内の潤滑油系統を説明するための説明図である。 図2に示される過給機内の潤滑油系統の変形例を説明するための説明図である。 図3に示される過給機内の潤滑油系統を説明するための説明図である。
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
なお、同様の構成については同じ符号を付し説明を省略することがある。
(過給機、内燃機関システム)
図1は、本開示の一実施形態にかかる過給機を備える内燃機関システムの構成を説明するための説明図である。図2は、図1に示される過給機のA部を抜き出して示す過給機の概略断面図である。図3は、本開示の一実施形態にかかる過給機の概略断面図であって、図1に示される過給機のA部に相当する部分を抜き出して示す過給機の概略断面図である。図1および後述する図2〜6の夫々は、図中上下方向が鉛直方向に相当し、図中上方が鉛直方向における上方に相当している。
幾つかの実施形態にかかる過給機10は、図1に示されるように、コンプレッサインペラ2(以下、インペラ2と略す)を含むロータ3と、ロータ3を回転可能に支持するように構成された軸受4と、軸受4を収容するように構成された軸受台7と、を備える。過給機10は、舶用エンジン向けの過給機や、陸用の発電用エンジン向けの過給機などに適用されるものである。なお、過給機10は、舶用エンジン向けの過給機に比べて小型である自動車用の過給機にも適用可能である。
以下、例えば図1に示されるように、過給機10の軸線CAが延在する方向を軸方向Xとし、軸線CAに直交する方向を径方向Yとする。軸方向Xのうち、インペラ2に対して吸気口61が位置する側(図中左側)を前側XFとし、吸気口61側と反対側(図中右側)を後側XRと定義する。
図示される実施形態では、ロータ3は、軸方向Xに沿って長手方向を有する回転シャフト31と、回転シャフト31の前側XFの端部311に機械的に連結されるインペラ2と、回転シャフト31の後側XRの端部312に機械的に連結されるタービン32と、を含む。インペラ2は、タービン32と同軸上に配置されている。インペラ2は、図1に示されるように、内燃機関11(例えば、エンジン)に気体(例えば、空気などの燃焼用気体)を供給する供給ライン12に設けられる。タービン32は、内燃機関11からの排ガスを排出する排出ライン13に設けられる。内燃機関システム1は、過給機10と、内燃機関11と、供給ライン12と、排出ライン13と、中間冷却器14と、を備える。
図示される実施形態では、過給機10は、インペラ2を回転可能に収容するように構成されたコンプレッサハウジング6と、タービン32を回転可能に収容するように構成されたタービンハウジング8と、をさらに備える。軸受台7は、コンプレッサハウジング6とタービンハウジング8との間に配置され、例えばボルトなどの締結部材により、コンプレッサハウジング6およびタービンハウジング8の夫々に機械的に連結されている。
過給機10は、内燃機関11から排出ライン13を通ってタービンハウジング8の内部に導入された排ガスにより、タービン32を回転させる。インペラ2は、回転シャフト31を介してタービン32に機械的に連結されているので、タービン32の回転に連動して一体的に回転する。過給機10は、インペラ2を回転させることにより、供給ライン12を通ってコンプレッサハウジング6の内部に導入された気体を圧縮して内燃機関11に送る。インペラ2により圧縮された気体は、供給ライン12のインペラ2と内燃機関11との間に設けられる中間冷却器14により冷却された後に内燃機関11に供給される。
インペラ2は、ハブ21およびハブ21の外表面22に設けられた複数のインペラ翼23を有する。ハブ21は、回転シャフト31の前側XFの端部311に機械的に固定されている。このため、ハブ21や複数のインペラ翼23は、過給機10の軸線CAを中心として回転シャフト31と一体的に回転可能である。図示される実施形態では、インペラ2は、軸方向Xの前側XFから送られる気体を径方向Yにおける外側に導くように構成された遠心式のインペラからなる。
コンプレッサハウジング6には、コンプレッサハウジング6の外部から気体を導入するための吸気口61と、インペラを通過した気体をコンプレッサハウジングの外部に排出して内燃機関に送るための不図示の排出口と、が形成されている。タービンハウジング8には、タービンハウジング8の内部に排ガスを導入するための不図示の排ガス導入口と、タービン32を回転させた排ガスをタービンハウジング8の外部に排出するための排ガス排出口81と、が形成されている。
コンプレッサハウジング6は、吸気口61からコンプレッサハウジング6の内部に導入された気体をインペラ2に導入するための吸気流路62を形成する吸気導入部620と、インペラ2のインペラ翼23の先端231に対向するように凸状に湾曲するシュラウド面63を有するシュラウド部630と、インペラ2を通過した気体をコンプレッサハウジング6の外部へ導くスクロール流路64を形成するスクロール部640と、を備える。吸気流路62およびスクロール流路64の夫々は、コンプレッサハウジング6の内部に形成されている。
図示される実施形態では、コンプレッサハウジング6は、軸受台7と組み合わされることで、インペラ2を回転可能に収容するインペラ室65と、インペラ2からの気体をスクロール流路64に導くディフューザ流路66と、が形成されるように構成されている。上述したシュラウド面63は、インペラ室65の前側XFの部分を画定している。図1〜図3に示されるように、インペラ室65にインペラ2が収容されると、インペラ2の背面24(後側XR側の面)と軸受台7の前側XF側の端面71との間に隙間65Aが形成される。
以下、コンプレッサハウジング6の内部を流れる気体の流れ方向における上流側を単に「上流側」、気体の流れ方向における下流側を単に「下流側」と言うことがある。
図1に示されるように、吸気流路62は、軸方向Xに沿って延在している。吸気流路62は、その前側XF(上流側)に位置する吸気口61と、その後側XR(下流側)に位置するインペラ室65の入口側と、に連通している。ディフューザ流路66は、過給機10の軸線CAに交差(例えば、直交)する方向に沿って延在している。ディフューザ流路66は、上流側に位置するインペラ室65の出口側と、下流側に位置するスクロール流路64に連通している。スクロール流路64は、インペラ2の周囲(径方向Yにおける外側)を囲むような渦巻き形状を有する。スクロール流路64は、上流側に位置するディフューザ流路66と、下流側に位置する不図示の排出口と、に連通している。
吸気口61からコンプレッサハウジング6の内部に導入された気体は、吸気流路62を軸方向Xに沿って後側XRに流れた後に、インペラ2に送られてインペラ2により圧縮される。インペラ2に圧縮された気体は、径方向における外側に向かいディフューザ流路66およびスクロール流路64をこの順に流れた後に、不図示の排出口からコンプレッサハウジング6の外部に排出される。インペラ2で圧縮された気体の一部は、上述した隙間65Aに流入する。
図1〜図3に示されるように、軸受台7の内部には、インペラ2の背面24側に冷却媒体としての潤滑油が流通する冷却空間72と、上述した軸受4を収容する軸受収容空間73と、が形成されている。冷却空間72は、軸受収容空間73よりも前側XF、換言すると、軸方向Xにおいて隙間65Aと軸受収容空間73との間に形成されている。
図示される実施形態では、冷却空間72は、図1に示されるように、隙間65Aとの間の距離D1が軸受収容空間73との間の距離D2よりも短い。冷却空間72は、過給機10の軸線CA周りの周方向に沿って延在するとともに、軸受収容空間73よりも径方向Yにおける外側に形成されている。また、冷却空間72は、その外周端721がインペラ翼23の後縁25よりも径方向Yにおける外側に位置するとともに、その内周端722がインペラ翼23の後縁25よりも径方向Yにおける内側に位置している。なお、図示される実施形態は、過給機10内の潤滑油系統の一例を示すものであり、この潤滑油系統を構成する冷却空間72、軸受収容空間73、後述する潤滑油供給流路750および潤滑油流路76などは、図示される構成に限定されるわけではない。
軸受台7には、その外部に露出した外面74に形成された少なくとも一つの潤滑油供給口75であって、冷却空間72に連通する少なくとも一つの潤滑油供給口75と、冷却空間72と軸受収容空間73とを連通させる少なくとも一つの潤滑油流路76と、が形成されている。軸受台7の内部には、外部から冷却空間72に潤滑油を送るための少なくとも一つの潤滑油供給流路750が形成されている。潤滑油供給流路750の一端側には、潤滑油供給口75が形成され、潤滑油供給流路750の他端側には、冷却空間72に連通する連通口723が形成されている。潤滑油流路76は、冷却空間72に連通する入口開口761がその一端側に形成され、その他端側に軸受収容空間73に連通する出口開口762が形成されている。なお、「外部に露出した外面74」には、組付け後の過給機10において軸受台7の外部からアクセス可能な面が含まれ、このような面に潤滑油供給口75が形成されていてもよい。また、図示例では、潤滑油は、軸受台7の上方から軸受台7の内部に供給されているが、軸受台7の下方から軸受台7の内部に供給されるようにしてもよい。
図1に示されるように、過給機10は、潤滑油供給口75を通じて軸受台7の外部から冷却空間72に潤滑油を送るように構成された潤滑油供給ライン9をさらに備える。潤滑油供給ライン9は、その一端側が潤滑油供給口75に接続された潤滑油配管91と、潤滑油配管91の他端側に設けられる潤滑油ポンプ92と、を少なくとも含む。潤滑油ポンプ92は、電力により潤滑油を圧送する動力を発生させるように構成されている。潤滑油ポンプ92を駆動することで、潤滑油が潤滑油配管91の他端側から一端側に送られ、その後に潤滑油供給口75を通って冷却空間72に送られる。冷却空間72に送られた潤滑油により、軸受台7における冷却空間72よりも前側の上述した端面71を含む領域71Aを冷却することで、上述した隙間65Aに存在する気体が間接的に冷却される。隙間65Aに存在する気体を冷却することで、隙間65Aからインペラ2の背面24への入熱を抑制でき、これにより過給機10の駆動時におけるインペラ2のメタル温度の上昇を抑制できる。
冷却空間72内の潤滑油は、潤滑油ポンプ92により、潤滑油流路76を通じて軸受収容空間73に送られて、軸受収容空間73に収容された軸受4に供給される。図示される実施形態では、潤滑油流路76の出口開口762は、軸受収容空間73を画定する内壁面731のうちの軸受4の外表面41に面する内壁面731Aに形成される。潤滑油は、軸受4の外表面41側から軸受4に供給される。ここで、冷却空間72内の潤滑油は、隙間65Aに存在する気体から熱を受け取り昇温するとともに、昇温前に比べてその粘性が低下している。これにより、軸受4には、粘性が低下した潤滑油が供給されるので、潤滑油の粘性抵抗による生じる摩擦を低減できるため、軸受4の機械損失を抑制できる。
幾つかの実施形態にかかる過給機10は、図1〜図3に示されるように、上述したインペラ2と、上述した軸受台7と、上述した潤滑油供給ライン9と、を備える。軸受台7は、上述した冷却空間72、軸受収容空間73、潤滑油供給口75および潤滑油流路76が形成されている。
上記の構成によれば、潤滑油供給ライン9により、潤滑油供給口75を通じて冷却空間72に送られた潤滑油により、インペラ2の背面24を冷却することで、インペラ2の温度上昇を抑制できる。インペラ2の温度上昇を抑制することで、過給機10の遠心式コンプレッサの高圧力比下での運転が可能となる。
また、上記の構成によれば、冷却空間72において熱を受け取り温度が上昇した潤滑油が潤滑油流路76を通って軸受4を収容する軸受収容空間73に流れる。軸受4には、冷却空間72において温度が上昇して粘性が低下した潤滑油が供給されるので、軸受4の機械効率を向上させることができ、ひいては過給機10を備える内燃機関システム1の効率を向上させることができる。
幾つかの実施形態では、上述した潤滑油供給ライン9は、図1に示されるように、上述した軸受4に送られた潤滑油を潤滑油ポンプ92に送るように構成された潤滑油回収ライン93をさらに含む。この場合には、内燃機関システム1は、潤滑油回収ライン93を含む潤滑油供給ライン9を備えるので、潤滑油供給ライン9を介して、潤滑油を循環させることができる。
幾つかの実施形態では、上述した潤滑油供給ライン9は、図1に示されるように、潤滑油配管91における潤滑油ポンプ92よりも一端側(潤滑油供給口75側)に設けられたオイルクーラ94をさらに含む。オイルクーラ94は、オイルクーラ94を通過する潤滑油を冷却するように構成されている。潤滑油は、軸受台7内を循環する際に熱を受け取り昇温する。冷却空間72に送られる潤滑油の温度が高くなり過ぎると、潤滑油の冷却性能が低下する虞がある。上記の構成によれば、オイルクーラ94により、潤滑油配管91から冷却空間72に送られる潤滑油を冷却することで、潤滑油の冷却性能の低下を抑制できるため、冷却空間72内の潤滑油によるインペラ2の背面24の適切な冷却が可能となる。
一般的に、過給機10および内燃機関11を備える内燃機関システム1は、潤滑油を循環させる潤滑油循環システムを備えている。上述したオイルクーラ94は、上記潤滑油循環システムに用いられるオイルクーラを流用してもよい。この場合には、内燃機関システム1に対して大幅な改造を行うことなく、インペラ2の背面24の適切な冷却が可能となる。
図4は、図2に示される過給機内の潤滑油系統を説明するための説明図である。図5は、図2に示される過給機内の潤滑油系統の変形例を説明するための説明図である。図4、図5および後述する図6の夫々は、過給機内の潤滑油系統を軸方向における前側から視た状態を概略的に示している。過給機10内の潤滑油系統には、冷却空間72、軸受収容空間73、潤滑油流路76などが含まれる。
幾つかの実施形態では、上述した冷却空間72は、図4、5に示されるように、過給機10の周方向に沿って延在する環状に形成されている。冷却空間72を画定する内壁面720には、上述した少なくとも一つの連通口723と、上述した少なくとも一つの入口開口761と、が形成されている。
例えば、図4に示される実施形態では、少なくとも一つの連通口723は、軸受台7に形成された二つの潤滑油供給口75のうちの一方に連通する連通口723Aと、二つの潤滑油供給口75のうちの他方に連通する連通口723Bと、を含む。二つの連通口723A、723Bの夫々は、内壁面720の上部に形成されるとともに、過給機10の周方向において互いに離れた位置に形成されている。一方の連通口723Aは、幅方向(過給機10の軸線CAが延在する方向および鉛直方向の夫々に直交する方向)における一方側(例えば、図中左側)に設けられ、他方の連通口723Bは、上記幅方向における他方側(例えば、図中右側)に設けられる。また、入口開口761は、内壁面720の下部に形成されている。
一方の連通口723Aから冷却空間72内に流入した潤滑油は、冷却空間72における幅方向の一方側を下方に向かって流れた後に、入口開口761から潤滑油流路76に流出する。これに対して、他方の連通口723Bから冷却空間72内に流入した潤滑油は、冷却空間72における幅方向の他方側を下方に向かって流れた後に、入口開口761から潤滑油流路76に流出する。この場合には、環状の冷却空間72における周方向の略全周に亘って充填された潤滑油により、上述した隙間65A内に存在する気体を冷却することができる。
また、図5に示される実施形態では、少なくとも一つの連通口723は、内壁面720の上部に形成された一つの連通口723Cを含む。また、入口開口761は、内壁面720の上部に形成されている。連通口723Cおよび入口開口761の夫々は、過給機10の周方向において互いに離れた位置に形成されている。連通口723Cは、上記幅方向における一方側(例えば、図中左側)に設けられ、入口開口761は、上記幅方向における他方側(例えば、図中右側)に設けられる。軸受台7は、冷却空間72の周方向の一部を閉塞する隔壁79を有する。例えば、隔壁79は、冷却空間72の周方向における連通口723Cと入口開口761との間隔が狭い側である冷却空間72の上部に設けられる。連通口723Cから冷却空間72内に流入した潤滑油は、周方向における隔壁79が配置された側とは反対側(冷却空間72の下部)を周方向に沿って流れた後に、入口開口761から潤滑油流路76に流出する。
上記の構成によれば、環状に形成された冷却空間72に潤滑油を送ることで、冷却空間72の周方向における略全周に亘り潤滑油が充填されるため、インペラ2の背面24を周方向の全周に亘り適切に冷却することができる。この場合には、周方向の一部に冷却空間72が形成された場合に比べて、インペラ2を効率的に冷却可能である。
図6は、図3に示される過給機内の潤滑油系統を説明するための説明図である。
幾つかの実施形態では、上述した冷却空間72は、図3、6に示されるように、過給機10の軸線CAよりも上方に位置している。
例えば、図示される実施形態では、図6に示されるように、冷却空間72は、上方に凸となる円弧状に湾曲している。冷却空間72は、過給機10の軸線CAよりも下方には形成されていない。少なくとも一つの連通口723は、内壁面720の上部に形成される連通口723Dを含む。また、内壁面720の連通口723Dよりも下方には、二つの潤滑油流路76の入口開口761がそれぞれ形成されている。二つの入口開口761の夫々は、円弧状に湾曲した冷却空間72の先端部(下端部)の夫々に形成されている。二つの入口開口761のうちの一方は、上記幅方向における一方側(例えば、図中右側)に設けられ、二つの入口開口761のうちの他方は、上記幅方向における他方側(例えば、図中左側)に設けられる。なお、二つの潤滑油流路76は、完全に独立して設けられていてもよいし、途中で合流するようにしてもよい。
また、図示される実施形態では、図3に示されるように、潤滑油流路76の入口開口761は、その出口開口762よりも上方に位置し、潤滑油流路76は、入口開口761から出口開口762に向かうにつれて下方に傾斜している。
上述したように、冷却空間72において温度が上昇した潤滑油は、粘性が低下しているので、その流動性が向上している。上記の構成によれば、冷却空間72が過給機10の軸線CAよりも上方に位置しているので、潤滑油は、潤滑油流路76を通じて、過給機10の軸線CAを含む領域に形成された軸受収容空間73に自重などにより容易に流れ込むことができる。また、上記の構成によれば、冷却空間72が環状に形成された場合に比べて、冷却空間72における潤滑油の流動距離を短くできる。以上より、潤滑油を送るための潤滑油ポンプ92の容量の小型化が図れるので、内燃機関システム1の製造コストを低減できる。また、インペラ2は、過給機10の駆動時に回転しているため、周方向の一部に形成された冷却空間72により、インペラ2の背面24に面する隙間65Aの周方向の一部を冷却することで、インペラ2の背面24を周方向の全周に亘り冷却することができる。
本開示は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
上述した幾つかの実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握されるものである。
1)本開示の少なくとも一実施形態にかかる過給機(10)は、
コンプレッサインペラ(2)を含むロータ(3)と、前記ロータ(3)を回転可能に支持する軸受(4)と、前記軸受(4)を収容する軸受台(7)と、を備える過給機(10)であって、
前記軸受台(7)は、
前記コンプレッサインペラ(2)の背面(24)側に形成される冷却空間(72)と、
前記軸受(4)を収容する軸受収容空間(73)と、
前記冷却空間(72)から前記軸受収容空間(73)に潤滑油を送るために、前記冷却空間(72)と前記軸受収容空間(73)とを連通させる潤滑油流路(76)と、
前記軸受台(7)の外面(74)に形成された潤滑油供給口(75)であって、前記冷却空間(72)に連通する潤滑油供給口(75)と、が形成され、
前記過給機(10)は、
前記潤滑油供給口(75)を通じて前記過給機(10)の外部から前記冷却空間(72)に潤滑油を送るように構成された潤滑油供給ライン(9)をさらに備える。
上記1)の構成によれば、潤滑油供給ライン(9)により、潤滑油供給口(75)を通じて冷却空間(72)に送られた潤滑油により、インペラ(2)の背面(24)を冷却することで、インペラ(2)の温度上昇を抑制できる。インペラ(2)の温度上昇を抑制することで、過給機(10)の遠心式コンプレッサの高圧力比下での運転が可能となる。
また、上記1)の構成によれば、冷却空間(72)において熱を受け取り温度が上昇した潤滑油が潤滑油流路(76)を通って軸受(4)を収容する軸受収容空間(73)に流れる。軸受(4)には、冷却空間(72)において温度が上昇して粘性が低下した潤滑油が供給されるので、軸受(4)の機械効率を向上させることができ、ひいては過給機(10)を備える内燃機関システム(1)の効率を向上させることができる。
2)幾つかの実施形態では、上記1)に記載の過給機(10)であって、
前記冷却空間(72)は、前記ロータ(3)の周方向に沿って延在する環状に形成された。
上記2)の構成によれば、環状に形成された冷却空間(72)に潤滑油を送ることで、冷却空間(72)の周方向における略全周に亘り潤滑油が充填されるため、インペラ(2)の背面(24)を周方向の全周に亘り適切に冷却することができる。この場合には、周方向の一部に冷却空間(72)が形成された場合に比べて、インペラ(2)を効率的に冷却可能である。
3)幾つかの実施形態では、上記1)に記載の過給機(10)であって、
前記冷却空間(72)は、前記過給機(10)の軸線(CA)よりも上方に位置している。
上述したように、冷却空間(72)において温度が上昇した潤滑油は、粘性が低下しているので、その流動性が向上している。上記3)の構成によれば、冷却空間(72)が過給機(10)の軸線(CA)よりも上方に位置しているので、潤滑油は、潤滑油流路(76)を通じて、過給機(10)の軸線(CA)を含む領域に形成された軸受収容空間(73)に自重などにより容易に流れ込むことができる。また、上記3)の構成によれば、冷却空間(72)が環状に形成された場合に比べて、冷却空間(72)における潤滑油の流動距離を短くできる。以上より、潤滑油を送るための潤滑油ポンプ(92)の容量の小型化が図れるので、内燃機関システム(1)の製造コストを低減できる。
1 内燃機関システム
2 インペラ
21 ハブ
22 外表面
23 インペラ翼
231 先端
24 背面
25 後縁
3 ロータ
31 回転シャフト
311 前側の端部
312 後側の端部
32 タービン
4 軸受
41 外表面
6 コンプレッサハウジング
61 吸気口
62 吸気流路
620 吸気導入部
63 シュラウド面
630 シュラウド部
64 スクロール流路
640 スクロール部
65 インペラ室
65A 隙間
66 ディフューザ流路
7 軸受台
71 端面
71A 領域
72 冷却空間
720 内壁面
721 外周端
722 内周端
723,723A〜723D 連通口
73 軸受収容空間
731,731A 内壁面
74 外面
75 潤滑油供給口
750 潤滑油供給流路
76 潤滑油流路
761 入口開口
762 出口開口
79 隔壁
8 タービンハウジング
81 排ガス排出口
9 潤滑油供給ライン
91 潤滑油配管
92 潤滑油ポンプ
93 潤滑油回収ライン
94 オイルクーラ
10 過給機
11 内燃機関
12 供給ライン
13 排出ライン
14 中間冷却器
CA 軸線
X 軸方向
XF (軸方向の)前側
XR (軸方向の)後側
Y 径方向

Claims (3)

  1. コンプレッサインペラを含むロータと、前記ロータを回転可能に支持する軸受と、前記軸受を収容する軸受台と、を備える過給機であって、
    前記軸受台は、
    前記コンプレッサインペラの背面側に形成される冷却空間と、
    前記軸受を収容する軸受収容空間と、
    前記冷却空間から前記軸受収容空間に潤滑油を送るために、前記冷却空間と前記軸受収容空間とを連通させる潤滑油流路と、
    前記軸受台の外面に形成された潤滑油供給口であって、前記冷却空間に連通する潤滑油供給口と、が形成され、
    前記過給機は、
    前記潤滑油供給口を通じて前記過給機の外部から前記冷却空間に潤滑油を送るように構成された潤滑油供給ラインをさらに備える、
    過給機。
  2. 前記冷却空間は、前記ロータの周方向に沿って延在する環状に形成された、
    請求項1に記載の過給機。
  3. 前記冷却空間は、前記過給機の軸線よりも上方に位置している、
    請求項1に記載の過給機。
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