JP2021133785A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飛行体の機体外部の電源装置のメンテナンス性を向上すること。【解決手段】飛行体の電力負荷に電力を供給する電源装置1であって、発電手段と、前記発電手段の燃料を貯留する貯留部2dと前記発電手段を収容する収容部2eとを含む中空のハウジング2と、前記飛行体の機体に前記ハウジングを分離可能に連結する連結部3と、を備え、前記ハウジングは、前記飛行体の前後方向に長い形状を有すると共に前記機体の外部に配置され、前記連結部は、前記ハウジングの外部に配され、前記機体の被連結部を、前記ハウジングに解除可能に固定するクランプ機構30を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、飛行体用の電源装置に関する。
モータ等の電動の駆動源を備えた電気推進式の飛行体が提案されている。例えば、特許文献1には、バッテリの電力により駆動されるモータを有する電気推進式のヘリコプタが開示されている。特許文献2には、バッテリ又はガスタービンエンジンと発電機の電力により駆動されるモータを有する電気推進式のヘリコプタが開示されている。
米国特許第9248908号明細書 米国特許第8727271号明細書
特許文献1や特許文献2のように、バッテリ等の電源装置を飛行体の機体内に配設する構成では、その配設スペースを確保するために、キャビンスペース等、機体内の他のスペースの設計自由度が低下する。そこで、外部に配置することが考えられるが、電源装置のメンテナンス性が高ければ有利である。
本発明の目的は、飛行体の機体外部の電源装置のメンテナンス性を向上することにある。
本発明によれば、
飛行体の電力負荷に電力を供給する電源装置であって、
発電手段と、
前記発電手段の燃料を貯留する貯留部と前記発電手段を収容する収容部とを含む中空のハウジングと、
前記飛行体の機体に前記ハウジングを分離可能に連結する連結部と、を備え、
前記ハウジングは、前記飛行体の前後方向に長い形状を有すると共に前記機体の外部に配置され、
前記連結部は、
前記ハウジングの外部に配され、前記機体の被連結部を、前記ハウジングに解除可能に固定するクランプ機構を備える、
ことを特徴とする電源装置が提供される。
本発明によれば、飛行体の機体外部の電源装置のメンテナンス性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る電源装置を備えた飛行体の模式図。 図1の電源装置の斜視図。 図1の電源装置の内部構造の説明図及び部分拡大図。 図2のA−A線断面図(連結部の断面図)。 図4のB−B線断面図。 連結時の連結部の断面図。 別の構成例を示す説明図。 別の構成例を示す説明図。 図8のC−C線断面図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る電源装置1を備えた飛行体100の模式図である。図中、矢印X、Y、Zは飛行体100の前後方向、幅方向(左右方向)、上下方向を示す。本実施形態の飛行体100は、モータ105、106を駆動源とした電気推進式の飛行体であり、特にヘリコプタである。
飛行体100は、機体101と、機体101の上部に設けられたメインロータ102と、機体101の後部に設けられたテールロータ103と、スキッド104とを含む。モータ105はメインロータ102を回転させる駆動源であり、モータ106はテールロータ103を回転させる駆動源である。モータ105、106は、電源装置1から供給される電力によって、制御装置107によって駆動が制御される。
電源装置1は、飛行体100の主電源として機能し、モータ105、106の駆動電力の他、飛行体100の各電気負荷に電力を供給する。図1に加えて図2を参照して電源装置1について説明する。図2は電源装置1の斜視図である。
電源装置1は、その外壁を形成するハウジング2と、ハウジング2と機体101とを連結する複数の連結部3とを備える。連結部3は機体101の被連結部108に連結される。ハウジング2は、機体101の外部に配置され、本実施形態の場合、連結部3を介してY方向中央部において機体101の底壁101aに吊り下げられて支持されている。ハウジング2を機体101の外部に配置することで、電源装置1が機体101の内部空間を専有することを回避することができ、キャビンの拡大や他の構成部品のレイアウト性の向上、或いは、電源装置1のメンテナンス性の向上に寄与する。
ハウジング2は、X方向に長い外形を有しており、本実施形態の場合、特に、X方向に細長いポッド型の外形を有している。X方向は、換言すると、ハウジング2の長手方向である。ハウジング2がこのような外形を有することにより、ハウジング2が機体101の外部に配置しつつ、飛行体100の前進飛行中の空気抵抗を低減できる。本実施形態のハウジング2は、また、X方向に長い円筒形状の中空体である。横風の影響をより小さくすることができる。ハウジング2は、例えば、円筒形状の複数の部品をX方向に連結して形成することができる。図中、中心軸線Cは、円筒の中心軸線を示す。
ハウジング2のX方向の先端部2aと後端部2bのうち、先端部2aは、前側に向かって縮径するテーパ形状を有しており、本実施形態では半球形状であるが、三角錐形状であってもよい。このように先端部2aをテーパ形状とすることで飛行体100の前進飛行中の空気抵抗を更に低減できる。ハウジング2には、後述する発電ユニット4に空気を取り入れるための空気取入口2cが複数形成されている。空気取入口2cは、X方向に細長いスリット状の開口であり、ハウジング2の周方向に複数形成されている。
連結部3は、X方向に離間して複数(ここでは2つ)設けられている。連結部3はハウジング2のX方向の中央部に一つ設けられてもよい。ハウジング2は機体101から離間して、連結部3によって連結されている。連結部3の詳細は後述する。
次に、ハウジング2の内部の構造について図3を参照して説明する。図3は電源装置の内部構造の説明図及び部分拡大図であり、中心軸線Cを通る電源装置1の断面図に相当する。
ハウジング2の内部空間は、前側の貯留部2dと後側の収容部2eとに大別される。貯留部2dと収容部2eはハウジング2の長手方向(X方向)に配置されている。こうしたレイアウトによって、空気抵抗の小さい、X方向に細長い電源装置1を形成し易くなる。ハウジング2の内周面には、環状の補強部材2fがX方向に離間して複数設けられており、ハウジング2の強度を向上している。
収容部2eには発電ユニット4が収容されている。貯留部2dは発電ユニット4の燃料(軽油等)を貯留するスペースであり、本実施形態では燃料タンク7が収容されているが、貯留部2d自体が燃料タンクを構成してもよい。燃料タンク7はX方向に長い、筒状の中空体であり、貯留されている燃料は不図示のポンプによって発電ユニット4へ供給される。本実施形態では、貯留部2dの方が収容部2eよりもハウジング2のX方向の範囲が大きく設計されており、より多くの燃料を貯留可能となっている。これにより、飛行体100の航続距離を長くすることができる。
本実施形態では、貯留部2dを制御ユニット8の収容空間としても利用している。制御ユニット8は発電ユニット4を制御する。本実施形態の場合、制御ユニット8を電源装置1に設けたが、電源装置1には制御ユニット8を設けずに、飛行体100の制御ユニット107が発電ユニット4を制御する構成であってもよい。
発電ユニット4は、発電機5と、ガスタービンエンジン6とを備え、発電機5はガスタービンエンジン6の出力により発電する。ガスタービンエンジン6は、ハウジング2の回転軸線Cと同軸上に設けられた回転軸50を備える。回転軸50を回転軸線Cと同軸上に設けることで、円筒形状のハウジング2の内部に、より大型のガスタービンエンジン6をスペース的に無駄なく収めることができる。
ガスタービンエンジン6は圧縮機61を含む。圧縮機61は、回転軸60に取付けられたインペラ61aと、デフューザ61bとを含む。インペラ61aの回転により空気取入口2cから空気がデフューザ61bを介して圧縮されながら圧縮室62へ送出される。
圧縮室62内の圧縮空気は、燃焼室63の周壁に設けた開口部63aや、その他の開口部(不図示)から燃焼室63内に流入する。燃焼室63には燃料噴射ノズル64が、回転軸線Cの周方向に複数設けられている。燃料タンク7に貯留されている燃料は不図示の配管を介して燃料噴射ノズル64に供給され、燃料噴射ノズル64は燃焼室63内に燃料を噴射する。始動時には、不図示の点火装置により燃焼室63内の混合気が点火され、その後、燃焼室63内で混合気の燃焼が継続的に発生する。
燃焼室63内で高温高圧となった燃焼ガス流は、タービンノズル65から、中心軸線Cと同軸上の筒状の排気管67へ噴出し、その過程で回転軸60に取り付けられたタービン66を回転させる。タービン66、回転軸60及びインペラ61aは一体的に回転する。ハウジング2の後端部2bには、排気管67と連通した開口部である排気部2b’が形成されており、燃焼ガス流(排気流)はハウジング2の後方へ排出される。本実施形態ではガスタービンエンジン6がハウジング2の後端部2bに隣接して配置されているため、その後方への排気を円滑に行うことができる。なお、本実施形態の場合、ガスタービンエンジン6は専ら発電機5の駆動を目的としたものであり、排気流を飛行体100の推進力に積極的に利用することは想定されていないが、補助的な推進力として利用する態様も採用可能である。
発電機5は、回転軸60と同軸上の回転軸50を含む。つまり、回転軸50も中心軸線Cと同軸上に設けられており、円筒形状のハウジング2の内部に、より大型の発電機5をスペース的に無駄なく収めることができる。本実施形態では、回転軸50と回転軸60とが一体に形成されている。発電機5のX方向の両端部には回転軸50(及び回転軸60)を回転自在に支持する軸受50aが設けられている。
回転軸50には、永久磁石等のロータ51が設けられ、ロータ51の周囲にはコイル等のステータ52が設けられている。ステータ52の周囲には冷却用のフィン53が、回転軸50の周方向に複数設けられており、発電機5を空冷により冷却する。
制御ユニット8は、発電機5の発電を制御する回路及びガスタービンエンジン6の駆動を制御する回路を含む。制御ユニット8の起動時の電源として、鉛バッテリ等の補助電源が設けられてもよく、補助電源は電源装置1に設けられてもよいし、機体101側に設けられた補助電源を利用してもよい。発電機5が発電した電力はケーブル9(図5等に図示)を介して飛行体100の制御ユニット107に供給される。制御ユニット8と制御ユニット107とは通信可能であってもよく、制御ユニット107の指令に応じて制御ユニット8が発電制御を行ってもよい。
かかる構成からなる電源装置1は、燃料タンク7に貯留されている燃料によりガスタービンエンジン6が駆動し、その出力である回転軸60の回転により回転軸50が回転し、発電機5が発電する。発電した電力は飛行体100に供給され、モータ105、106の駆動に用いられる。
電源装置1は機体101の外部に配置されていることから、飛行体100の機体101の設計自由度を向上することができる。例えば、機体101内のキャビンスペースをより広く確保でき、乗員の快適性を向上できる。また、電源装置1の稼働による騒音や振動が、機体101内に設けた場合よりも低減され、静粛性が向上する。また、機体101内に設けた場合よりも、電源装置1の内部にアクセスしやすく、そのメンテナンスも容易化し、整備負担が軽減する。機体101とは別に電源装置1の単独での開発が可能であり、量産前の各種認定試験や型式認定も容易になり、早期に量産化が可能となる。電源装置1のハウジング2は、飛行体100の前後方向に長い形状を有しており、正面投影面積が小さい低空気抵抗形状のポッドを構成しているため、電源装置1を機体101の外部に配置した構成であっても、飛行体100の燃費性能(空気抵抗低減)を大きく低下させることがない。電源装置1のガスタービンエンジン6は、飛行体100の推進力発生を目的としていないので、連結部3の剛性は低くてもよく、その構造は比較的簡素なもので足りる。
<連結部>
図2、図4〜図6を参照して連結部3について説明する。図4は図2のA−A線断面図であり、連結部3の断面図と共に、被連結部108の断面図も示している。図4は連結部3と被連結部108とが連結されていない分離状態である。図5は図4のB−B線断面図であり、被連結部180の断面図である。図6は連結状態を示す断面図である。
連結部3は、被連結部108をハウジング2に解除可能に固定する複数のクランプ機構30を備える。本実施形態では、一つの連結部3につき、2つのクランプ機構30がX方向に向かい合うように配置されている。クランプ機構30は、ハウジング2に設けられたベース部33上に配置されている。ベース部33はクランプ機構30等が接地される平坦面を形成する。クランプ機構30がハウジング2の外部に配置されているため、機体101に対する電源装置1の脱着の際、機体101の内部からの作業や電源装置1の内部からの作業がほとんどない。
ベース部33上には、被連結部108の先端が当接され、重ね合わされる円盤形状のマウント部32が設けられている。マウント部32は2つのクランプ機構30の間に配置されている。クランプ機構30とマウント部32との間に、被連結部108のフランジ部180bを挟むことにより、電源装置1を機体101に固定する。
連結部3は、また、挿入部31が機体101側へ突出するように立設されている。挿入部31は筒状の部材であり、マウント部32、ベース部33及びハウジング2の外壁を貫通するように設けられている。被連結部108は筒体108aと、筒体108の先端のフランジ部108bとを備える。挿入部31は筒体108aに挿入される。連結状態では、挿入部31の内部空間を通じて、機体101の内部とハウジング2の内部とが連通する。
機体101と電源装置1とを電気的に接続するケーブル9が挿入部31の内部空間を通過する。ケーブル9は、複数種類の配線を含む。複数種類の配線は、例えば、発電機5が発電した電力を機体101に供給する電力線や、制御信号の通信線を含む。ケーブル9が連結部3及び被連結部108の内部を通過することで、ケーブル9が外部に露出せず、その保護を図ることができる。
ケーブル9のコネクタ9aは、挿入部31の端部に固定されている。連結作業の際、挿入部31を筒体108に挿入すると、機体101側のコネクタ9bと接続される。よって配線作業も不要か又は簡易な作業となり、連結作業は機体101外からの作業のみで完了することができる。
本実施形態では、挿入部31、筒体108a、フランジ部108bはいずれも円形断面を有している。しかし、角形断面であってもよい。また、被連結部108は中実の部材であってもよく、この態様の場合、挿入部31は不要となり、ケーブル9は連結部3の外部で配索される。
クランプ機構30は、手動式のトグルクランプである。クランプ機構30は電動式であってもよいが、手動式の方が簡素な点で有利であり、また、耐久性の点でも有利である。更に、トグル式のクランプを用いることで、ワンタッチでロック及び解除の操作が可能であり、作業者の負担を軽減できる。
クランプ機構30は、固定リンク30aと、作動リンク30bと、ハンドルリンク30cと、中間リンク30dとを含む。固定リンク30aはベース部33に固定されている。作動リンク30bは、ピン30iを介して固定リンク30aに揺動自在に連結されている。ハンドルリンク30cはピン30fを介して作動リンク30bに揺動自在に連結されている。中間リンク30dはピン30hを介してハンドルリンク30cに揺動自在に連結されている。中間リンク30dはまた、ピン30gを介して固定リンク30aに揺動自在に連結されている。作動リンク30bにはクランプパッド30eが固定されている。
作業者はハンドルリンク30cを操作することで、クランプ機構30をロック状態と解除状態とに切り替える。図4はクランプ機構30が解除状態にある態様を示している。図6はクランプ機構30がロック状態にある態様を示している。図6で矢印で示すように、解除状態においてハンドルリンク30cを下側へ回動させると、作動リンク30bも下側に回動し、クランプ機構30の状態が機構的に安定する。ロック状態から解除状態に戻す場合は概ね逆の操作となる。
ロック状態において、クランプパッド30eは、フランジ部108bに設けた凹部108cに嵌合する。凹部108cはフランジ部108bの異なる部位に2つ配置されている。2つの凹部108cの一方に、一方のクランプ機構30のクランプパッド30eが嵌合し、他方の凹部108cに他方のクランプ機構30のクランプパッド30eが嵌合する。これにより、電源装置1が機体101に固定された状態となる。フランジ部108bが複数部位でロックされるので、風等の多方向からの外力に対して、機体101に電源装置1を堅牢に固定できる。
以上のとおり、本実施形態によれば、機体101及び電源装置1の外部のクランプ機構30を操作することで、機体101に対して電源装置1を脱着することができる。したがって、電源装置1のメンテナンス性を向上することができる。
<第二実施形態>
第一実施形態では、一つの連結部3についてクランプ機構30を2つ設けたが、3以上であってもよい。図7はその一例を示し、図5の断面図に相当する。
図7の例では、8つのクランプ機構30が設けられている。8つのクランプ機構30は、筒体108aの中心と同心円上で、周方向に等角度(等ピッチ)で配置されている。凹部108cは、クランプ機構30毎に個別に設けられている。
クランプ機構30の数を増やすことで、機体101に対する電源装置1の固定力を増大することができ、また、風等の多方向からの外力に対して、機体101に電源装置1を更に堅牢に固定できる。
<第三実施形態>
第一実施形態では、一つの連結部3についてクランプ機構30を2つ設けたが、一つであってもよい。図8はその一例を示し、図6の断面図に相当する。図9は図8のC−C線断面図である。
図8及び図9の例では、ケーブル9のコネクタ9aは挿入部31の端部には固定されておらず、連結作業時には機体101側で接続作業を行う形態である。こうした形態も採用可能である。
また、図8及び図9の例では、一つの連結部3について、図6の例における右側のクランプ機構30のみが設けられ、左側のクランプ機構30に代えて係合部32aが設けられている。係合部32aは、マウント部32に一体的に形成された断面がC字型の部分である。係合部32aにフランジ部108bを係止し、クランプ機構30をロック状態とすることで、機体101に電源装置1が固定される。より少ない数のクランプ機構30で機体101に電源装置1を固定することができ、その脱着作業の工数を減らすことができる。なお、図8及び図9の例において、複数のクランプ機構30を設けた構造も採用可能である。
<他の実施形態>
上記実施形態では、発電ユニット4として、ガスタービンエンジン6と発電機5との組合せを例示したがこれに限られない。発電ユニット4は燃料電池であってもよく、また、ガスタービンエンジン以外の内燃機関(例えばレシプロエンジン)であってもよい。
上記実施形態では、飛行体としてヘリコプタを例示したが、このような回転式航空機以外にも、固定翼航空機や飛行船といった航空機の他、飛行型パーソナルモビリティ等にも本発明は適用可能である。固定翼航空機としては、グライダに代表される滑空機や、プロペラ機に代表される飛行機を挙げることができる。電気推進式ではない飛行体にも本発明は適用可能である。
電源装置の連結部位は、機体の底面の他、機体の翼部上面、機体の翼部底面を挙げることができる。電源装置が供給する電力は、モータ等の駆動源を構成する電力負荷に供給される電力であってもよいし、駆動源以外の電力負荷に供給される電力であってもよいし、双方に供給される電力であってもよい。
電源装置は、一つの飛行体に複数設けられてもよい。複数設ける場合、飛行体の幅方向に並設してもよいし、飛行体の前後方向に一列に配置してもよい。
上記実施形態では、ハウジング2が円筒形状の例を挙げたが、角筒形状等、他の筒形状であってもよい。また、ハウジング2が円筒形状の部分と角筒形状の部分とを含んでいてもよい。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は、少なくとも以下の電源装置を開示する。
1.上記実施形態の電源装置(1)は、
飛行体(100)の電力負荷(105,106)に電力を供給する電源装置であって、
発電手段(4)と、
前記発電手段の燃料を貯留する貯留部(2d)と前記発電手段を収容する収容部(2e)とを含む中空のハウジング(2)と、
前記飛行体の機体(101)に前記ハウジング(2)を分離可能に連結する連結部(3)と、を備え、
前記ハウジング(2)は、前記飛行体の前後方向に長い形状を有すると共に前記機体(101)の外部に配置され、
前記連結部(3)は、
前記ハウジング(2)の外部に配され、前記機体(101)の被連結部(108)を、前記ハウジング(2)に解除可能に固定するクランプ機構(30)を備える。
この実施形態によれば、前記機体及び前記電源装置の外部のクランプ機構を操作することで、前記機体に対して前記電源装置を脱着することができる。したがって、電源装置のメンテナンス性を向上することができる。
2.上記実施形態では、
前記クランプ機構(30)は手動式のクランプ機構である。
この実施形態によれば、簡素な点や耐久性の点で有利である。
3.上記実施形態では、
前記クランプ機構(30)はトグルクランプである。
この実施形態によれば、操作性の点で有利である。
4.上記実施形態では、
前記被連結部(108)は、
筒体(108a)と、
前記筒体の先端のフランジ部(108b)と、を備え、
前記クランプ機構(30)は、前記フランジ部(108b)を前記ハウジング(2)に解除可能に固定する。
この実施形態によれば、前記被連結部の軽量化を図ることができ、また、前記フランジ部を前記クランプ機構で挟み込むことで前記機体に前記電源装置を固定することができる。
5.上記実施形態では、
前記クランプ機構(30)を複数備え、
複数の前記クランプ機構(30)は、前記フランジ部(108b)の異なる部位を前記ハウジング(2)に固定する。
この実施形態によれば、前記電源装置を前記機体に堅牢に固定できる。
6.上記実施形態では、
前記連結部は、前記筒体(108a)に挿入される筒状の挿入部(31)を備える。
この実施形態によれば、前記機体の内部空間と前記電源装置の内部空間とを連通させることができる。
7.上記実施形態では、
前記挿入部(31)の内部空間を、前記飛行体(100)と前記電源装置(1)とを電気的に接続するケーブル(9)が通過する。
この実施形態によれば、前記挿入部の内部空間を前記ケーブルの配索空間として利用でき、また、前記ケーブルを保護することができる。
8.上記実施形態では、
前記発電手段は、
ガスタービンエンジン(6)と、
前記ガスタービンエンジンの出力により発電する発電機(5)と、を含み、
前記ガスタービンエンジン及び前記発電機の各回転軸(60,50)が、前記ハウジングの中心軸線(C)と同軸上に配置され、
前記飛行体の前後方向で前側から、前記貯留部、前記発電機、前記ガスタービンエンジンの順にこれらが配置される。
この実施形態によれば、前記ガスタービンエンジンを採用することで、円筒形状の前記ハウジング内に前記発電手段を空間的に効率よく収容することができる。また、比較的騒音の小さいガスタービンエンジンの利用により、静粛性を向上できる。また、前記ハウジングの内部空間を効率的に活用でき、特に、前記ガスタービンエンジンが最後尾に位置することで、排気効率を高めることができると共に、その排気流を補助的な推進力として活用することも可能である。
以上、発明の実施形態について説明したが、発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
1 電源装置、2 ハウジング、3 連結部、30 クランプ機構、108 被連結部

Claims (8)

  1. 飛行体の電力負荷に電力を供給する電源装置であって、
    発電手段と、
    前記発電手段の燃料を貯留する貯留部と前記発電手段を収容する収容部とを含む中空のハウジングと、
    前記飛行体の機体に前記ハウジングを分離可能に連結する連結部と、を備え、
    前記ハウジングは、前記飛行体の前後方向に長い形状を有すると共に前記機体の外部に配置され、
    前記連結部は、
    前記ハウジングの外部に配され、前記機体の被連結部を、前記ハウジングに解除可能に固定するクランプ機構を備える、
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置であって、
    前記クランプ機構は手動式のクランプ機構である、
    ことを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1に記載の電源装置であって、
    前記クランプ機構はトグルクランプである、
    ことを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1に記載の電源装置であって、
    前記被連結部は、
    筒体と、
    前記筒体の先端のフランジ部と、を備え、
    前記クランプ機構は、前記フランジ部を前記ハウジングに解除可能に固定する、
    ことを特徴とする電源装置。
  5. 請求項4に記載の電源装置であって、
    前記クランプ機構を複数備え、
    複数の前記クランプ機構は、前記フランジ部の異なる部位を前記ハウジングに固定する、
    ことを特徴とする電源装置。
  6. 請求項4に記載の電源装置であって、
    前記連結部は、前記筒体に挿入される筒状の挿入部を備える、
    ことを特徴とする電源装置。
  7. 請求項6に記載の電源装置であって、
    前記挿入部の内部空間を、前記飛行体と前記電源装置とを電気的に接続するケーブルが通過する、
    ことを特徴とする電源装置。
  8. 請求項1に記載の電源装置であって、
    前記発電手段は、
    ガスタービンエンジンと、
    前記ガスタービンエンジンの出力により発電する発電機と、を含み、
    前記ガスタービンエンジン及び前記発電機の各回転軸が、前記ハウジングの中心軸線と同軸上に配置され、
    前記飛行体の前後方向で前側から、前記貯留部、前記発電機、前記ガスタービンエンジンの順にこれらが配置される、
    ことを特徴とする電源装置。
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