JP7032290B2 - 電源装置及び飛行体 - Google Patents

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Description

本発明は、飛行体の推進装置に電力を供給する電源装置及び機体外部に電源装置を備える飛行体に関する。
特許文献1には、推進装置を駆動する為の推進用電源装置(エンジン、発電機や燃料タンク等)が機体内に配置された電気推進式飛行体が開示されている。特許文献1に開示されているように飛行体の機体内に電源装置を配置した場合、機体内のキャビンスペース確保が困難となったり、エンジンのメンテナンス性低下、そして、メンテナンス性低下に起因して商業飛行に支障が出ると顧客利益の低下を招くことになり得る。
外部に配置される推進装置の構成として、特許文献2に開示されているミサイルの推進装置では、空気のラム圧を前方から受けるために、推進装置のケーシングから外側に突出した空気取入口が前向きに配置され、空気取入口から取入れられた空気が燃焼器に導入されるように構成されている。
米国特許第9248908号明細書 特表平3-502125号公報
しかしながら、飛行体の電力負荷に電力を供給する発電機、発電機を駆動する駆動装置(圧縮機、燃焼器、タービン等で構成されたガスタービンエンジン)、駆動装置に燃料を供給する貯留部(燃料タンク)等を一つにパッケージングした電源装置を、飛行体の外部に配置するようにした場合に、特許文献2のように、空気取入口を推進装置のケーシングから外側に突出した構造にすると、大きな空気抵抗が発生し推進効率の低下を招くことになる。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、空気抵抗を低減した空気取入れ構造を有する電源装置を提供する。
本発明の一態様に係る電源装置は、飛行体の電力負荷に電力を供給する電力発生部と、前記電力発生部に燃料を供給する貯留部と、外部の空気を取入れ前記電力発生部に供給する空気取入れ部と、を収容する中空の円筒状のハウジングが、前記飛行体の機体外部に連結部を介して連結可能な電源装置であって、前記空気取入れ部は、
前記ハウジングの外周面に形成され、前記ハウジングの外部の空気を取入れる入口部と、
前記入口部と連通し、前記ハウジングの内部に形成された中空の導入通路と、
前記入口部から取入れられた前記空気を、前記導入通路を介して前記電力発生部に供給する出口部と、を備え
前記導入通路は、前記ハウジングの内部において、前記入口部の一端と接続し前記ハウジングの内部に形成された内筒壁と、前記入口部の他端と接続し前記内筒壁を覆う外筒壁とで区画されており、
前記ハウジングの表面と接続する前記導入通路の内筒壁の端部は曲面で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、空気抵抗を低減した空気取入れ構造を有する電源装置を提供することが可能になる。
実施形態に係る電源装置を備えた飛行体の模式図。 実施形態に係る電源装置の機能構成を示すブロック図。 電力発生部の具体的な構成を示す図。 空気取入れ部の構造を示す断面図。 空気取入れ部の構造を拡大して示した断面図。 ストラットの配置を模式的に示す図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、以下の実施形態によって限定されるわけではない。
[飛行体の概要]
図1Aは、本発明の実施形態に係る電源装置100を備えた飛行体10の模式図である。図中、矢印x、y、zは飛行体10の前後方向、幅方向(左右方向)、上下方向を示す。本実施形態の飛行体10は、モータ305、306を駆動源とした電気推進式の飛行体であり、特にヘリコプタである。
飛行体10は、機体200と、機体200の上部に設けられたメインロータ202と、機体200の後部に設けられたテールロータ203と、スキッド204とを含む。モータ305はメインロータ202を回転させる駆動源であり、モータ306はテールロータ203を回転させる駆動源である。モータ305、306は、電源装置100から供給される電力によって、制御装置207によって駆動が制御される。
電源装置100は、飛行体10の主電源として機能し、モータ305、306の駆動電力の他、飛行体10の各電力負荷に電力を供給する。
電源装置100は、その外壁を形成するハウジングHSと、ハウジングHSと機体200とを連結、又は分離可能に構成された複数の連結部(以下、「分離機構SP」)とを備える。分離機構SPは、x方向に離間して複数(ここでは2つ)設けられている。ハウジングHSは機体200から離間して、分離機構SPによって連結されている。ハウジングHSは、機体200の外部に配置され、本実施形態の場合、分離機構SPを介してy方向中央部において機体200の底壁に吊り下げられて支持されている。ハウジングHSを機体200の外部に配置することで、電源装置100が機体200の内部空間を専有することを回避することができ、キャビンの拡大や他の構成部品のレイアウト性の向上、或いは、電源装置100のメンテナンス性の向上に寄与する。
ハウジングHSは、x方向に長い外形を有しており、本実施形態の場合、特に、x方向に細長いポッド型の外形を有している。x方向は、換言すると、ハウジングHSの長手方向である。ハウジングHSがこのような外形を有することにより、ハウジングHSが機体200の外部に配置しつつ、飛行体10の前進飛行中の空気抵抗を低減できる。本実施形態のハウジングHSは、また、x方向に長い円筒形状の中空体である。横風の影響をより小さくすることができる。
ハウジングHSは、例えば、円筒形状の複数の部品をx方向に連結して形成することができる。ハウジングHSのx方向の先端部100aと後端部100bのうち、先端部100aは、前側に向かって縮径するテーパ形状を有しており、本実施形態では半球形状であるが、三角錐形状であってもよい。このように先端部100aをテーパ形状とすることで飛行体10の前進飛行中の空気抵抗を更に低減できる。
[電源装置の概要]
図1Bは、本発明の実施形態に係る電源装置100の機能構成を示すブロック図である。電力に基づいて推進力を発生させる推進装置300を有する飛行体10は、電源装置100と、機体200(機体本体)とを有し、電源装置100は、機体200の外部に連結されている。ここで、推進装置300には、図1Aで説明した、モータ305を駆動源とするメインロータ202と、モータ306を駆動源とするテールロータ203とが含まれる。電源装置100は、生成した電力を機体200の制御装置207に供給し、制御装置207は、供給された電力に基づいてモータ305、306の駆動を制御する。図1Bにおいて、x方向は飛行体10が推進していく飛行方向であり、電源装置100における長手方向である。y方向はハウジングHSの幅方向であり、z方向はハウジングHSの長手方向(x方向)及び幅方向(y方向)に直交するハウジングHSの鉛直方向である。
電力発生部PGは、発電機GEと、駆動部DR(ガスタービンエンジン)とを備え、発電機GEは駆動部DRの出力により発電する。ここで、駆動部DR(ガスタービンエンジン)は、圧縮機COM、燃焼器BST、及びタービンTBを備え、発電機GEを回転駆動するための動力を生成する。
電力発生部PG(発電機GE、圧縮機COM、燃焼器BST、及びタービンTB)は、推進力を発生させる飛行体10の推進装置300(メインロータ202、テールロータ203、モータ305、306)を駆動するための電力を供給する。
電源装置100は、電力発生部PG(発電機GE、圧縮機COM、燃焼器BST、タービンTB)と、燃料を貯留して電力発生部PGの燃焼器BSTに燃料を供給する貯留部FT(燃料タンク)と、外部の空気を取入れ電力発生部PGの圧縮機COMに供給する空気取入れ部INTとを収容する中空の円筒状のハウジングHSが、飛行体10の機体200に着脱可能な分離機構SPを介して連結されている。
図1Bに示すように、電源装置100のハウジングHS内には、貯留部FT(燃料タンク)、空気取入れ部INT及び電力発生部PG(発電機GE、駆動部DR(ガスタービンエンジン:圧縮機COM、燃焼器BST、タービンTB))が一体的にパッケージングされており、電源装置100は、機体200の下面側に分離機構SPを介して鉛直方向に連結されている。
空気取入れ部INTの入口部110はハウジングHSの外周面に形成され、ハウジングHSの外部の空気を取入れる。空気取入れ部INTの入口部110により取り入れられた空気がハウジングの内部に形成された導入通路を経て圧縮機COMに導入される。空気取入れ部INTについては、図2、図3を参照して後に詳細に説明する。
図1Cは、電力発生部PG(発電機GE、駆動部DR(ガスタービンエンジン))の具体的な構成を示す図であり、この部分は図2のA部に対応する構成である。駆動部DR(ガスタービンエンジン)は、ハウジングHSの回転軸線Cと同軸上に設けられた回転軸60を備える。回転軸60を回転軸線Cと同軸上に設けることで、円筒形状のハウジングHSの内部に、より大型の駆動部DR(ガスタービンエンジン)をスペース的に無駄なく収めることができる。
駆動部DR(ガスタービンエンジン)の圧縮機COMは、回転軸60に取付けられたインペラ61aと、デフューザ61bとを含む。インペラ61aの回転により、空気取入れ部INTから取入れられた空気がデフューザ61bを介して圧縮されながら圧縮室62へ送出される。
圧縮室62内の圧縮空気は、燃焼器BSTの周壁に設けた開口部63aやその他の開口部から燃焼器BST内に流入する。燃焼器BSTには燃料噴射ノズル64が、回転軸線Cの周方向に複数設けられている。貯留部FT(燃料タンク)に貯留されている燃料は不図示の配管を介して燃料噴射ノズル64に供給され、燃料噴射ノズル64は燃焼器BST内に燃料を噴射する。始動時には、不図示の点火装置により燃焼器BST内の混合気が点火され、その後、燃焼器BST内で混合気の燃焼が継続的に発生する。
燃焼器BST内で高温高圧となった燃焼ガス流は、タービンノズル65から、中心軸線Cと同軸上の筒状の排気管67へ噴出し、その過程で回転軸60に取り付けられたタービンTBを回転させる。タービンTB、回転軸60及びインペラ61aは一体的に回転する。ハウジングHSの後端部100bには、排気管67と連通した開口部である排気部100cが形成されており、燃焼ガス流(排気流)はハウジングHSの後方へ排出される。
本実施形態では駆動部DR(ガスタービンエンジン)がハウジングHSの後端部100bに隣接して配置されているため、その後方への排気を円滑に行うことができる。なお、本実施形態の場合、駆動部DR(ガスタービンエンジン)は専ら発電機GEの駆動を目的としたものであり、排気流を飛行体10の推進力に積極的に利用することは想定されていないが、補助的な推進力として利用する態様も採用可能である。
発電機GEは、回転軸60と同軸上の回転軸50を含む。つまり、回転軸50も中心軸線Cと同軸上に設けられており、円筒形状のハウジングHSの内部に、より大型の発電機GEをスペース的に無駄なく収めることができる。発電機GEのx方向の両端部には回転軸50(及び回転軸60)を回転自在に支持する軸受50aが設けられている。
回転軸50には、永久磁石等のロータRTが設けられ、ロータRTの周囲にはコイル等のステータSTが設けられている。ステータSTの周囲には冷却用のヒートシンク170が、回転軸50の周方向に複数設けられており、発電機GEを空冷により冷却する。
電源装置100内に設けられた制御装置107は、発電機GEの発電を制御する回路及び駆動部DR(ガスタービンエンジン)の駆動を制御する回路を含む。制御装置107の起動時の電源として、鉛バッテリ等の補助電源が設けられてもよく、補助電源は電源装置100に設けられてもよいし、機体200側に設けられた補助電源を利用してもよい。発電機GEが発電した電力は不図示のケーブルを介して機体200の制御装置207に供給される。ケーブルは分離機構SPの内部を通る構成であってもよい。電源装置100の制御装置107と機体200の制御装置207とは通信可能であってもよく、機体200の制御装置207の指令に応じて、電源装置100の制御装置が発電制御を行ってもよい。
かかる構成からなる電源装置100は、貯留部FT(燃料タンク)に貯留されている燃料により駆動部DR(ガスタービンエンジン)が駆動し、その出力である回転軸60の回転により回転軸50が回転し、発電機GEが発電する。発電した電力は機体200の制御装置207に供給され、推進装置300(メインロータ202、テールロータ203)用のモータ305、306の駆動に用いられる。
電源装置100は機体101の外部に配置されていることから、飛行体10の機体101の設計自由度を向上することができる。例えば、機体200内のキャビンスペースをより広く確保でき、乗員の快適性を向上できる。また、電源装置100の稼働による騒音や振動が、機体200内に設けた場合よりも低減され、静粛性が向上する。また、機体200内に設けた場合よりも、電源装置100の内部にアクセスしやすく、そのメンテナンスも容易化し、整備負担が軽減する。
[空気取入れ部INTの構造]
次に、空気取入れ部INTの構造を説明する。図2は、空気取入れ部INTのxz平面における断面構造を示す図であり、図2の断面構造は、図1CのB部に対応する。図2に示すように、空気取入れ部INTは、ハウジングHSの外周面に形成され、ハウジングの外部の空気を取入れる入口部110と、入口部110と連通し、ハウジングHSの内部に形成された中空の導入通路120と、入口部110から取入れられた空気を、導入通路120を介して駆動部DR(ガスタービンエンジン)に供給する出口部130を有する。
入口部110は、ハウジングHSの外周面に沿って、環状に形成されている。また、導入通路120は、ハウジングHSの内部において、入口部110の一端112と接続しハウジングHSの内部に形成された内筒壁140と、入口部110の他端114と接続し内筒壁140を覆う外筒壁150と、で区画されている。導入通路120の終端部には、駆動部DRの圧縮機COMに空気を供給する出口部130が形成されている。
本実施形態の空気取入れ部INTによれば、図2に示すように、空気取入れ部INTの入口部110がハウジングHSの外部に突出しないため、空気抵抗が減り、推進効率の向上を図ることが可能になる。
また、空気取入れ部INTの入口部110が、ハウジングHSの全長Lに対して、前方から60%~70%程度の位置L1に形成されている。飛行体10が飛行すると、ハウジングHSの外表部には、所定の速度勾配の空気の流れが発生する。空気の粘性によりハウジングHSの表面近傍では流速は遅くなり、ハウジングHSの表面から離れるに従い速度勾配は増加していき、所定の距離だけ離間すると流れは一様流の速度になる。ハウジングHSの表面から一様流速になるまでの流速が変化する層(境界層)において、空気の粘性による圧力勾配により、境界層内で逆流が発生し境界層がハウジングHSの表面から剥離して、下流側へ押し出され、ハウジングHSの後ろに渦の層ができることになる。この渦は、次々に分裂して複雑な乱流をつくる原因となり、これによりハウジングHSが受ける空気抵抗が増大することになる。
ハウジングHSの全長Lに対して、前方から60%~70%程度の位置L1に入口部110を形成することにより、ハウジングHSの外周面の近傍を流れる空気を、剥離領域が発達する前に入口部110から取り込むことができ、これにより乱流の発生を抑制し、空気の境界層の流れを、より長く保つことが可能になり、空気抵抗を低減することが可能になる。
図3は、空気取入れ部INTの断面構造の拡大図である。図3に示すように、導入通路120は、入口部110からハウジングHSの長手方向の後方に向けて傾斜して形成されており、入口部110の中心と導入通路120の中心とを通る中心線と、ハウジングHSの表面との成す角度θは所定の角度で傾斜している。導入通路120における所定の角度θは、例えば、20度から60度の範囲で傾斜するように構成されている。
入口部110に連通する導入通路120をハウジングHSの外周面に対して傾斜するように構成することで、飛行体10に前進速度が発生している場合における入口部110及び導入通路120の圧力損失を低減することが可能になる。これにより、導入通路を外周面に対して直角に形成する場合に比べて、入口部110から空気を取り込みやすくすることができ、ハウジングHSの外周面の近傍を流れる空気を導入通路に容易に取り込むことが可能になる。
また、図3に示すように、ハウジングHSの表面(入口部110の一端112)と接続する導入通路120の内筒壁140の端部は曲面で形成されている。内筒壁140の端部(隅部)を曲面で形成しハウジングHSの表面(外周面)から突出する部分を無くすことで、空気抵抗を低減すると共に、ハウジングHSの外周面の近傍を流れる空気を、容易に入口部から取り込むことができ、空気抵抗を低減することが可能になる。
図4は、ハウジングHSの一部をyz平面で破断した状態を示すハウジングHSの模式図である。導入通路120内において、内筒壁140と外筒壁150とを連結する支持部材が、導入通路120の径方向に設けられており、径方向に設けられている支持部材が導入通路120の周方向に配列された複数のストラット160で構成されている。ストラット160の断面形状は、ストラット160の前方から後方に向けて翼形状に形成されている。導入通路120内に径方向に延びる複数のストラット160で支持することにより内筒壁140と外筒壁150との間を補強することができるとともに、ストラット160の断面形状を翼形状とすることにより、導入通路120内の圧力損失を低減でき、推進効率の向上を図ることが可能になる。
[実施形態のまとめ]
構成1.上記実施形態の電源装置(例えば、図1A,図1Bの100)は、飛行体(例えば、図1A,図1Bの10)の電力負荷(例えば、モータ305、306)に電力を供給する電力発生部(例えば、図1BのPG)と、前記電力発生部(PG)に燃料を供給する貯留部(例えば、図1BのTN;燃料タンク)と、外部の空気を取入れ前記電力発生部(PG)に供給する空気取入れ部(例えば、図1BのINT)と、を収容する中空の円筒状のハウジング(例えば、図1A,図1BのHS)が、前記飛行体(10)の機体外部に連結部(例えば、図1A,図1Bの分離機構SP)を介して連結可能な電源装置(100)であって、前記空気取入れ部(INT)は、
前記ハウジング(HS)の外周面に形成され、前記ハウジング(HS)の外部の空気を取入れる入口部(例えば、図1B~図3の110)と、
前記入口部(110)と連通し、前記ハウジング(HS)の内部に形成された中空の導入通路(例えば、図2、図3の120)と、
前記入口部(110)から取入れられた前記空気を、前記導入通路(120)を介して前記電力発生部(PG)に供給する出口部(例えば、図2の130)と、を備える。
構成1の電源装置によれば、空気抵抗を低減した空気取入れ構造を有する電源装置を提供することが可能になる。
構成2の電源装置(100)では、前記入口部(110)は、前記ハウジング(HS)の外周面に沿って、環状に形成されている。
構成3の電源装置(100)では、前記導入通路(120)は、前記ハウジング(HS)の内部において、前記入口部(110)の一端(例えば、図2の112)と接続し前記ハウジング(HS)の内部に形成された内筒壁(例えば、図2の140)と、前記入口部(110)の他端(例えば、図2の114)と接続し前記内筒壁(140)を覆う外筒壁(例えば、図2の150)とで区画されている。
構成1乃至構成3の電源装置によれば、空気取入れ部の入口部がハウジングの外部に突出しないため、空気抵抗が減り、推進効率の向上を図ることが可能になる。また、ハウジングの外周面の近傍を流れる空気を、剥離領域が発達する前に入口部から取り込むことで、乱流の発生を抑制し、空気の境界層の流れを、より長く保つことが可能になり、空気抵抗を更に低減することが可能になる。
構成4.上記実施形態の電源装置(100)では、前記導入通路(120)は、前記入口部(110)から前記ハウジング(HS)の後方に向けて傾斜して形成されており、
前記入口部(110)の中心と前記導入通路(120)の中心とを通る中心線と、前記ハウジング(HS)の表面との成す角度は所定の角度(θ)で傾斜している。
構成4の電源装置によれば、入口部に連通する導入通路をハウジングの表面(外周面)に対して傾斜するように形成することで、飛行体の前進速度がある場合の入口部の圧力損失を低減することが可能になる。これにより、導入通路を外周面に対して直角に形成する場合に比べて、入口部から空気を取り込みやすくすることができ、ハウジングの外周面の近傍を流れる空気を導入通路に容易に取り込むことが可能になる。
構成5.上記実施形態の電源装置(100)では、前記導入通路(120)における前記所定の角度(θ)は20度から60度の範囲で傾斜している。
構成6.上記実施形態の電源装置(100)では、前記ハウジング(HS)の表面と接続する前記導入通路(120)の内筒壁(140)の端部は曲面で形成されている。
構成5及び構成6の電源装置によれば、内筒壁の端部(隅部)を曲面で形成しハウジングの表面から突出する部分を無くすことで、空気抵抗を低減すると共に、ハウジングの外周面の近傍を流れる空気を、容易に入口部から取り込むことができ、空気抵抗を低減することが可能になる。
構成7.上記実施形態の電源装置(100)では、前記内筒壁(140)と前記外筒壁(150)とを連結する支持部材が、前記導入通路の径方向に設けられ、前記支持部材が前記導入通路(120)の周方向に配列された複数のストラット(例えば、図2の160)で構成されており、前記ストラットの断面形状は翼形状に形成されている。
構成7の電源装置によれば、複数のストラットで支持することにより内筒壁と外筒壁との間を補強することができるとともに、ストラットの断面形状を翼形状とすることにより、導入通路内の圧力損失を低減でき、推進効率の向上を図ることが可能になる。
構成8.上記実施形態の飛行体は、電力に基づいて推進力を発生させる推進装置(例えば、図1Bの300)を有する飛行体(例えば、図1A,図1Bの10)であって、構成1乃至構成7のいずれか一つの構成に記載の電源装置(100)を前記飛行体(10)における機体(例えば、図1A,図1Bの200)の外部に備え、前記電源装置(100)は、生成した電力を前記推進装置(例えば、図1Bの300)に供給する。
構成8の飛行体によれば、空気抵抗を低減した空気取入れ構造を有する電源装置を備える飛行体を提供することができる。
100:電源装置、110:入口部、112:入口部の一端、114:入口部の他端114、120:導入通路、130:出口部、140:内筒壁、150:外筒壁、160:ストラット、200:機体、300:推進装置、INT:空気取入れ部、TN:貯留部(燃料タンク)、GE:発電機、COM:圧縮機、BST:燃焼器、TB:タービン、SP:分離機構、DR:駆動部(圧縮機、燃焼器、タービン)、PG:電力発生部(発電機、圧縮機、燃焼器、タービン)

Claims (6)

  1. 飛行体の電力負荷に電力を供給する電力発生部と、前記電力発生部に燃料を供給する貯留部と、外部の空気を取入れ前記電力発生部に供給する空気取入れ部と、を収容する中空の円筒状のハウジングが、前記飛行体の機体外部に連結部を介して連結可能な電源装置であって、
    前記空気取入れ部は、
    前記ハウジングの外周面に形成され、前記ハウジングの外部の空気を取入れる入口部と、
    前記入口部と連通し、前記ハウジングの内部に形成された中空の導入通路と、
    前記入口部から取入れられた前記空気を、前記導入通路を介して前記電力発生部に供給する出口部と、
    を備え
    前記導入通路は、前記ハウジングの内部において、前記入口部の一端と接続し前記ハウジングの内部に形成された内筒壁と、前記入口部の他端と接続し前記内筒壁を覆う外筒壁とで区画されており、
    前記ハウジングの表面と接続する前記導入通路の内筒壁の端部は曲面で形成されていることを特徴とする電源装置。
  2. 前記入口部は、前記ハウジングの外周面に沿って、環状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記導入通路は、
    前記入口部から前記ハウジングの後方に向けて傾斜して形成されており、
    前記入口部の中心と前記導入通路の中心とを通る中心線と、前記ハウジングの表面と、の成す角度は所定の角度で傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 前記導入通路における前記所定の角度は20度から60度の範囲で傾斜していることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  5. 前記内筒壁と前記外筒壁とを連結する支持部材が、前記導入通路の径方向に設けられており、前記支持部材が前記導入通路の周方向に配列された複数のストラットで構成されており、前記ストラットの断面形状は翼形状に形成されていることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  6. 電力に基づいて推進力を発生させる推進装置を有する飛行体であって、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の電源装置を前記飛行体における機体の外部に備え、
    前記電源装置は、生成した電力を前記推進装置に供給することを特徴とする飛行体。
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