JP2021133169A - 塗布具付キャップ及び塗布容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイラッシュカーラー等の他の機能も有する塗布具を備えた塗布具付キャップ及び塗布容器を提供する。【解決手段】塗布具付キャップ1を、容器本体50の口部51に装着されるキャップ本体と、キャップ本体10に設けられ容器本体50に挿入される筒状の外軸体21と、一端部が外軸体21の先端に取り付けられると共に、一端部から他端部が位置する側に向かって所定長のスリット31が形成された弾性体からなる塗布部30と、外軸体21の内側に、先端がスリット31の一端部に進退可能に挿入される内軸体22とを備え、内軸体22の先端をスリット31に進入させると、スリット31が開いて塗布部30に開口31aが形成され、内軸体22をスリット31から退避させると開口31aが閉じる構成とする。また、当該塗布具付キャップ1を備えた塗布容器100とする。【選択図】図1

Description

本発明は、内容液を塗布するための塗布具を備える塗布具付キャップ及び塗布容器に関する。
例えばマスカラやマスカラ下地等のまつげ用の化粧料を内容液として収容するものとして、まつげに内容液を塗布するための塗布具を備えた塗布容器が使用されている。このような塗布容器として、容器に装着されるキャップに軸部が設けられ、この軸部の先端に塗布具が設けられたものが広く用いられている(例えば、「特許文献1」参照)。
特開2016−159005号公報
ところで、まつげにカールをつけるための器具としてアイラッシュカーラーが知られている。アイラッシュカーラーではまつげを一時的にしか上向きにカールさせることができず、時間の経過とともにまつげが下がってくる。そこで、化粧直しなどの際に再びまつげにカールをつけるには、アイラッシュカーラーを携行する必要がある。しかしながら、アイラッシュカーラーはサイズが大きいため、携行すると荷物が嵩張ってしまう。仮に、アイラッシュカーラーの携行性が向上したとしても、塗布容器とアイラッシュカーラーの両方を持ち運ばなければならず、その場合もやはり荷物が嵩張ることになる。化粧品や化粧用具の点数が増えることで、化粧ポーチ等から所望の化粧品や化粧用具を探す手間を要する。
そこで、アイラッシュカーラーとしても機能し得る塗布具を備えた塗布具付キャップ及び塗布容器を提供することを目的とする。
本発明は、内容物が収容される容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体に設けられ、前記口部を介して前記容器本体に挿入される筒状の外軸体と、一端部が前記外軸体の先端に取り付けられると共に、前記一端部から他端部が位置する側に向かって所定長のスリットが形成された弾性体からなる塗布部と、前記外軸体の内側に、その先端が前記スリットの前記一端部に進退可能に挿入される内軸体と、を備え、前記内軸体の先端を前記スリットに進入させると、前記スリットが開いて前記塗布部に開口が形成され、前記内軸体を前記スリットから退避させると前記開口が閉じる塗布具付キャップである。
本発明に係る塗布具付キャップにおいて、前記塗布部はブラシ状に成形された弾性体からなり、前記スリットは、前記一端部から前記他端部が位置する側に向かって、前記内軸体の軸方向に沿って当該他端部を除いて当該塗布部を切断することにより形成されたものであることが好ましい。
本発明に係る塗布具付キャップにおいて、前記内軸体は先端に、前記軸方向に交差する方向に幅広の板面を有する薄板状の挿入部を有し、前記スリットの切断面は前記板面と交差しており、当該挿入部を前記スリットに挿入させるようにしてもよい。
本発明に係る塗布具付キャップにおいて、前記キャップ本体は、筒状の外周壁と、当該外周壁の天面を閉塞する上蓋と、当該上蓋の下方であって前記外周壁の内側に設けられる中蓋と、前記上蓋と前記中蓋との間で前記内軸体の軸方向に移動可能に前記外周壁の内側に収容されるスライド部と、を備え、前記内軸体は前記スライド部に取り付けられて、前記中蓋に形成された挿通孔に挿入されており、前記外軸体は、前記挿通孔に連なって前記容器本体側に延出するように設けられていることも好ましい。
また、本発明はまつげ用化粧料が収容される容器本体と、上記塗布具付キャップとを備え、前記塗布部に形成される前記開口にまつげを挿抜可能とされ、前記開口を閉じることで前記開口に挿入されたまつげを前記スリットにより挟み込んだ状態で保持可能に構成された塗布容器である。
本発明の塗布具付キャップによれば、キャップ本体に設けられた外軸体の先端に弾性体からなる塗布部が取り付けられている。塗布部には、その一端部から他端部が位置する側に向かって所定長のスリットが形成されている。外軸体には内軸体が挿入され、内軸体の先端はスリットの一端部に進退可能に挿入でき、内軸体の先端をスリットに進入させると、スリットが開いて塗布部に開口が形成され、内軸体を前記スリットから退避させるとスリットが閉じて、開口が閉じる。例えば、容器本体に収容されたまつげ用下地やマスカラなどをまつげに塗布部で塗布する際に、或いはこれらのまつげ用化粧料をまつげに塗布した後に、内軸体の先端をスリット側に挿入して塗布部に開口を形成して、当該開口にまつげを挿入させ、開口を閉じれば開口に挿入されたまつげをスリットにより挟み込んだ状態で保持することができる。その状態で塗布部を例えば回転させれば、まつげが塗布部に巻き付き、まつげにカールをつけることができる。つまり、当該塗布具付キャップはアイラッシュカーラーとしても機能し得る塗布具を備えており、アイラッシュカーラーを持ち運ばなくとも、まつげにカールをつけることができ、携行品の点数を減らすことができる。
本発明に係る塗布具付キャップ及び塗布容器の一実施形態を示す図であり、(a)は塗布容器の断面図であり、(b)は内軸体の先端部分(挿入部)の形状を説明するための外観図及び底面図であり、(c)は(a)のB−B矢視断面図である。 (a)は、図1(a)に示す塗布具付キャップのA−A矢視断面図であり、(b)は図1(a)に示す塗布具付キャップを90度回転させたときのキャップ本体の外観を表す図である。 図1に示す塗布具付キャップにおいて、(a)は第一形態を示す断面図であり、(b)は第二形態を示す断面図である。 図1に示す塗布具付キャップの使用態様を説明するための図であり、(a)は塗布部の開口にユーザのまつげを挿入した状態を示す図であり、(b)は塗布部の開口を閉じてまつげを挟み込み、その状態でまつげを塗布具に巻き付ける様子を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る塗布具付キャップ及び塗布容器の実施の形態を説明する。図1(a)に本実施の形態の塗布容器100を示す。図1(a)に示す塗布容器100は、内容物が収容される容器本体50に塗布具付キャップ1が装着されたもので、容器本体50に収容された内容物を塗布具付キャップ1を用いて被塗布部位に塗布可能にしたものである。当該塗布容器100において、容器本体50には、種々の化粧料、洗剤、薬剤、接着剤等の種々の内容物を収容することができる。また、内容物の状態は液状、ゲル状、クリーム状等の種々の状態でよく、繊維等を含んでいてもよい。このように内容物の種類や状態は特に限定されるものではないが、本実施の形態では、マスカラ又はマスカラ用下地等のまつげ用化粧料が容器本体50に収容されており、被塗布部位がまつげである場合を例に挙げて説明する。
なお、本明細書における「上」、「下」は相対的な位置関係を示すものであり、塗布容器100を図1(a)に示すように正立姿勢に配置した状態で、軸部20の内軸体22の中心軸Oに沿う軸方向において容器本体50が位置する側を「下」、キャップ本体10が位置する側を「上」と称するものとする。また径方向とは、中心軸Oに直交する向きである。また、容器本体50、キャップ本体10、外軸体21、塗布部30の中心軸は内軸体22の中心軸Oに一致するものとする。さらに、軸方向の長さを「高さ」とし、径方向の長さを「幅」と称する。
まず、容器本体50側の構成について説明する。容器本体50は、内容物が収容される有底筒状の胴部52と、胴部52と上記口部51とを連結する肩部53とを備えている。口部51は胴部52よりも小径に形成されており、口部51の外周面にはねじ部54が設けられている。また、口部51の内側には、しごき部材55が設けられている。しごき部材55は、容器本体50の口部51の内周面に沿って設けられる円筒形状の筒状壁56を有する。筒状壁56の下端部は軸方向下方に向かうにつれて径方向内側に縮径されている。また、筒状壁56の上端には、口部51の上端を被覆するフランジ57が設けられている。
しごき部材55は、ポリプロピレン樹脂(PP)、HDPE(高密度ポリエチレン樹脂)、LDPE(低密度ポリエチレン樹脂)、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン樹脂)、ゴム、熱可塑性樹脂系エラストマー、熱硬化性樹脂系エラストマー等の弾性変形可能な材料から形成されている。
容器本体50から塗布具付キャップ1を取り外す際に、その軸部20及び塗布部30は筒状壁56の下端に密接しながら口部51を通過する。そのため、塗布部30に余分に付着した内容物がしごき部材55により掻き取られ、塗布部30には適量の内容物が付着する。
次に、塗布具付キャップ1側の構成について説明する。図1に示す塗布具付キャップ1は、キャップ本体10と、キャップ本体10に保持される軸部20と、軸部20の先端に取り付けられる塗布部30とを含む。また、軸部20は筒状の外軸体21と、外軸体21に軸方向上下に移動可能に挿入される内軸体22とを備えている。以下、各構成要素について順に説明する。
キャップ本体10は、筒状の外周壁11と、外周壁11の上面(天面)を閉塞する上蓋12と、当該上蓋12の下方であって外周壁11の内側に設けられる中蓋13とを備えている。上蓋12と中蓋13との間には軸方向に上下に移動可能なスライド部14が設けられており、スライド部14は外周壁11の内径より僅かに小さい外径を有する底面部14aと、この底面部14aの周囲を囲むように立設された周壁14bとを備える。
図1(a)に示す状態において周壁14bの上端は上蓋12の内面に当接されている。また、底面部14aの下面には内軸体22が取り付けられている。底面部14aと内軸体22との接合部分には周方向に間隔をあけて設けたリブ14cが設けられている。
上蓋12と中蓋13との間には、外周壁11の内周面から周方向内側に突出する規制壁11aが設けられている。規制壁11aは軸方向に縦長の薄板状に形成されており、その下端は中蓋13の上面に当接し、上端は上蓋12の下面から所定の距離離間している。スライド部14を軸方向に沿って下方に移動させたとき、当該規制壁11aの上端にスライド部14の底面部14aが当接するようになっている。スライド部14が規制壁11aに当接すると、スライド部14は軸方向下方へそれ以上移動することができなくなる。
また、外周壁11には、中心軸Oの一側方(図1(a)に示す例では図面に向かって右側)に軸方向に平行であり、且つ、径方向内側に凹む凹部11cが形成されている(図2(a)、(b)参照)。なお、図2(a)は図1(a)のA−A矢視断面図である。外周壁11に設けられた凹部11cにはユーザにより操作可能な操作部14dが移動可能に収容される。また、図2(a)及び(b)に示すように、この凹部11cの略中央には軸方向に平行な縦溝孔11dが形成されている。この縦溝孔11dにはスライド部14の底面部14aと操作部14dとを連結する連結部14eが挿入されている。
図1に戻り、中蓋13について説明する。中蓋13は厚み方向に貫通する挿通孔13aをその中心部に備えている。中蓋13の上面には、挿通孔13aの周囲を取り囲むように環状壁13bが立設されている。この環状壁13b及び挿通孔13aには内軸体22が挿入されている。また、スライド部14の底面部14aと中蓋13との間には圧縮ばね15が収容されている。圧縮ばね15は、スライド部14の底面部14aの下面に設けられたリブ14cと、中蓋13の上面に設けられた環状壁13bに上端及び下端が嵌め込まれている。また、圧縮ばね15の内側には内軸体22が挿通されている。
また、中蓋13の下方において外周壁11の内周面にはねじ部11bが形成されている。このねじ部11bと、容器本体50の口部51に設けられたねじ部54とが螺合することにより、塗布具付キャップ1が容器本体50の口部51に装着される。
次に軸部20について説明する。外軸体21は上記中蓋13の下面において挿通孔13aに連なって下方(容器本体50側)に延出するようにして設けられている。外軸体21は軸方向に長尺な筒状に形成されている。外軸体21の先端において、その内周面には環状凹部21aが形成されており、外軸体21の先端に塗布部30が取り付けられる。
内軸体22は、上述のとおりスライド部14の底面部14aの下面に取り付けられ、中蓋13の環状壁13b、挿通孔13aを介して外軸体21に挿入されている。内軸体22の外径は外軸体21の内径より小さく構成されており、外軸体21内を軸方向上下に移動可能である。図1(b)は内軸体22の先端部分の外観を示す正面図及び底面図である。図1(b)に示すように、内軸体22の先端部分は薄板状に形成された挿入部22aとなっている。図1(b)の底面図に示すように、当該挿入部22aの板面(但し、最も幅の広い面とする)の向きは軸方向に直交している。また、図1(a)に示す状態において、挿入部22aの先端は外軸体21の先端よりも軸方向上方に位置している。
次に、塗布部30について説明する。塗布部30は弾性材料を用いて一体にブラシ状に成形された弾性体からなる。弾性材料としては、例えば、ゴム、熱可塑性樹脂系エラストマー、熱硬化性樹脂系エラストマー等が挙げられる。
図1(a)に示すように、塗布部30には、一端部(上端部)から他端部(下端部)が位置する側に向けて所定長だけ切断することにより形成された切り込みからなるスリット31が設けられている。スリット31は中心軸Oに沿って設けられている。塗布部30の他端部のスリット31が形成されていない部分を除いて、塗布部30はスリット31を介して一側部30aと他側部30bとに分離可能である。但し、図1(a)に示す状態、すなわち、内軸体22の挿入部22aがスリット31に進入されていない状態では、一側部30aと他側部30bとはスリット31を成す切断面で互いに当接している。図1(a)に示す状態では当該塗布部30はスリット31がない場合と同様の機能を有する。また、図1(c)は塗布部30の図1(a)におけるB−B矢視断面図であるが、図1(c)に示すように、当該スリット31の切断面の向きは、内軸体22の挿入部22aの板面の向きとは直交している。
また、塗布部30の一端部として本実施形態では、径方向外側に突出する環状凸部32と、内軸体22の外径と略同径に形成された断面が円形の挿入穴33が設けられている。環状凸部32は外軸体21の先端部の内側に設けられた環状凹部21aに嵌め込まれる。挿入穴33の底部と上記スリット31の先端とはつながっている。挿入穴33は挿入部22aと略同じ幅を有する。
次に、図3及び図4を参照しながら、当該塗布具付キャップ1の使用例等について説明する。なお、図3(b)、図4は符号を一部省略している。
図3(a)は塗布容器100において、容器本体50から塗布具付キャップ1を取り外した状態を示す。この状態を塗布具付キャップ1の第一形態とする。このとき、内軸体22の挿入部22aは外軸体21の内側に収容されており、塗布部30のスリット31は閉じている。例えばユーザが親指等により、操作部14dを軸方向下方に移動させると、連結部14eが縦溝孔11dに案内されながら、スライド部14が軸方向下方に移動し、それに伴い、内軸体22も軸方向下方に移動する。
次に、スライド部14の底面部14aが規制壁11aの上端に当接するまでスライド部14を移動させると、塗布具付キャップ1は図3(b)に示す第二形態の状態となる。このとき、内軸体22の挿入部22aは塗布部30に設けられた挿入穴33より下方に移動し、スリット31の先端に進入する。挿入部22aは薄板状に形成されており、その板面とスリット31の切断面とが直交しているため、挿入部22aをスリット31に進入させることでスリット31を効率よく押し広げることができる。そして、スリット31が押し広げられると、塗布部30の中央に開口31aが形成される。
塗布部30に開口31aが形成されると、図4(a)に示すように、当該開口31aにユーザのまつげを挿入することができる。そして、親指等によって操作部14dに付加していた力を緩めると、圧縮ばね15の弾性力によってスライド部14は軸方向上方に移動する。すると、図4(b)に示すように開口31aにまつげを挿入させた状態で開口31aが閉じ、スリット31にまつげを挟み込んだ状態で保持することができる。この状態でまつげを塗布部30に巻き付けるように塗布具付キャップ1を回転させれば、まつげにカールをつけることができ、当該塗布具付キャップ1をアイラッシュカーラーとして用いることができる。
なお、当該塗布具付キャップ1が図3(a)に示す第一形態にあるとき、スリット31は閉じており、上述したとおり、スリット31がない場合と同様に、塗布部30に容器本体50に収容されたまつげ用化粧料を適量付着させ、まつげに塗布することができる。
以上説明したように、本実施の形態の塗布具付キャップ1はアイラッシュカーラーとしても機能し得る塗布部30を備えており、アイラッシュカーラーを持ち運ばなくとも、まつげにカールをつけることができ、携行品の点数を減らすことができる。
また、本実施の形態では、内軸体22の先端部分を薄板状の挿入部22aとすることで、スリット31に内軸体22を侵入させる際の抵抗を減らすことができ、軽い力で簡単に内軸体22を軸方向下方に移動させることができる。また、塗布部30のスリット31の軸方向上方には挿入穴33を設けたため、内軸体22を塗布部30側へ移動させることがより容易である。また、挿入部22aの板面をスリット31の切断面と直交する向きとしたため、スリット31を広く押し広げることができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、上記の実施の形態における効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果が上記の効果に限定されることを意味するものではない。
例えば、内軸体22を軸方向上下に移動させるための機構は、本実施の形態で挙げた例によらず、適宜変更可能であることは勿論である。例えば、内筒体と外筒体とを備える回転カム機構を採用し、外筒体に設けた操作部14dを軸方向上下にスライド移動させたときに内筒体が回転し、内筒体又は操作部14dに連結された内軸体22が軸方向上下に移動するように構成してもよい。いずれの場合であっても、まつげにカールをつける際の操作性を考慮すると、操作部14dを軸方向上下に移動させることで、内軸体22が軸方向上下に移動する形態であることが好ましい。
また、本実施の形態では、スライド部14と中蓋13との間に圧縮ばね15を収容し、スライド部14が軸方向下方へ移動したときに、圧縮ばね15が圧縮されてスライド部14に対して弾性力により上方に付勢する構成を採用したが、圧縮ばね15に限らず例えば板ばね等をスライド部14と中蓋13との間に介在させてもよい。
さらに、圧縮ばね15を廃止して、操作部14dに対して親指等で力を付与することによって操作部14dを軸方向上方へ移動させるようにしてもよい。なおこのような構成を採用する場合、操作部14dを軸方向下方へ移動させ、挿入部22aをスリット31に進入させてこれを押し広げ、塗布部30の中央に開口31aが形成された状態において一側部30aと他側部30bには、塗布部30自身の弾性力によって元の状態に戻ろうとする力が作用する。すなわち、スリット31に進入させた挿入部22aは、一側部30aと他側部30bとによって挟持されて塗布部30の中央に開口31aが形成された状態を維持することができるため、まつげを開口31aに挿入する作業が行いやすくなる。その後は、操作部14dを軸方向上方へ移動すると、開口31aが閉じ、スリット31にまつげを挟み込んだ状態で保持することができるため、この状態でまつげを塗布部30に巻き付けるように塗布具付キャップ1を回転させればよい。
1 :塗布具付キャップ
10 :キャップ本体
11 :外周壁
11a :規制壁
11b :ねじ部
11c :凹部
11d :縦溝孔
12 :上蓋
13 :中蓋
13a :挿通孔
13b :環状壁
14 :スライド部
14a :底面部
14b :周壁
14c :リブ
14d :操作部
14e :連結部
15 :圧縮ばね
20 :軸部
21 :外軸体
21a :環状凹部
22 :内軸体
22a :挿入部
30 :塗布部
30a :一側部
30b :他側部
31 :スリット
31a :開口
32 :環状凸部
33 :挿入穴
50 :容器本体
51 :口部
52 :胴部
53 :肩部
54 :ねじ部
55 :部材
56 :筒状壁
57 :フランジ
100 :塗布容器
O :中心軸

Claims (5)

  1. 内容物が収容される容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
    前記キャップ本体に設けられ、前記口部を介して前記容器本体に挿入される筒状の外軸体と、
    一端部が前記外軸体の先端に取り付けられると共に、前記一端部から他端部が位置する側に向かって所定長のスリットが形成された弾性体からなる塗布部と、
    前記外軸体の内側に、その先端が前記スリットの前記一端部に進退可能に挿入される内軸体と、
    を備え、
    前記内軸体の先端を前記スリットに進入させると、前記スリットが開いて前記塗布部に開口が形成され、前記内軸体を前記スリットから退避させると前記開口が閉じる塗布具付キャップ。
  2. 前記塗布部はブラシ状に成形された弾性体からなり、
    前記スリットは、前記一端部から前記他端部が位置する側に向かって、前記内軸体の軸方向に沿って当該他端部を除いて当該塗布部を切断することにより形成されたものである請求項1に記載の塗布具付キャップ。
  3. 前記内軸体は先端に、前記軸方向に交差する方向に幅広の板面を有する薄板状の挿入部を有し、
    前記スリットの切断面は前記板面と交差しており、当該挿入部を前記スリットに挿入させる請求項2に記載の塗布具付キャップ。
  4. 前記キャップ本体は、
    筒状の外周壁と、
    当該外周壁の天面を閉塞する上蓋と、
    当該上蓋の下方であって前記外周壁の内側に設けられる中蓋と、
    前記上蓋と前記中蓋との間で前記内軸体の軸方向に移動可能に前記外周壁の内側に収容されるスライド部と、
    を備え、
    前記内軸体は前記スライド部に取り付けられて、前記中蓋に形成された挿通孔に挿入されており、
    前記外軸体は、前記挿通孔に連なって前記容器本体側に延出するように設けられている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の塗布具付キャップ。
  5. まつげ用化粧料が収容される容器本体と、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の塗布具付キャップとを備え、前記塗布部に形成される前記開口にまつげを挿抜可能とされ、前記開口を閉じることで前記開口に挿入されたまつげを前記スリットにより挟み込んだ状態で保持可能に構成された塗布容器。
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