JP2021133121A - 歯ブラシの製造方法、及び、歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】 口腔に対する刺激を軽減することができる歯ブラシの製造方法を提供する。【解決手段】本実施形態における歯ブラシの製造方法は、毛先を同一平面上に揃えた毛束に対して、毛先を研磨する研磨工程と、研磨された毛先が互いに異なる位置となるように毛束に含まれる毛を変位させ、毛束を山型となるように変位させる変位工程と、変位させた毛が含まれた前記毛束の根元を切り揃える切断工程と、切断工程により根元が切り揃えられ、変位させた毛が含まれた前記毛束を歯ブラシのヘッドに植毛する植毛工程とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、歯ブラシの製造方法、及び、歯ブラシに関するものである。
例えば、特許文献1には、円錐状にテーパー加工されたフィラメントを長手方向に沿って、山形をなす円錐状に配置し形成されたものを集束し、その集束した物の後端部を溶着や接着、又は、植毛などの手段によって固着してブラシ部を製造する方法が開示されている。
また、特許文献2には、ハンドル部の先端部に設けた1つの植毛孔に、複数本のフィラメントを束ねてなる1つの毛束を植設してなるシングルタフトブラシの製造方法であって、直径が0.076〜0.15mmのフィラメントからなる毛束を植毛孔に対して植設固定し、次に、前記毛束の先端部を円錐状に毛切りし、次に、前記フィラメントの先端部を研磨により先丸加工した、ことを特徴とするシングルタフトブラシの製造方法が開示されている。
特開2007−15143号公報 実開2015−186672号公報
本発明は、口腔に対する刺激を軽減することができる歯ブラシの製造方法、及び、歯ブラシを提供することを目的とする。
本発明に係る歯ブラシの製造方法は、毛先を同一平面上に揃えた毛束に対して、毛先を研磨する研磨工程と、研磨された毛先が互いに異なる位置となるように、前記毛束に含まれる毛を変位させる変位工程と、変位させた毛が含まれた前記毛束を歯ブラシのヘッドに植毛する植毛工程とを有する。
好適には、変位させた毛が含まれた前記毛束の根元を切り揃える切断工程をさらに有し、前記植毛工程では、前記切断工程により根元が切り揃えられた毛束を、前記歯ブラシのヘッドに植毛する。
好適には、前記変位工程では、毛先が研磨された毛束が山型となるように、毛を変位させる。
また、本発明に係る歯ブラシは、毛先の全周が面取りされた毛を、ワンタフト歯ブラシの形状に植毛されている。
本発明によれば、毛先を丸めたことにより、口腔に対する刺激を軽減することができる。
本実施形態におけるワンタフト歯ブラシ1の構成を説明する側面図である。 ブラシ部10を詳細に説明する図である。 歯ブラシ製造方法(S10)を説明するフローチャートである。 歯ブラシ製造方法(S10)を詳細に説明するための例示図である。 比較例1〜3のワンタフト歯ブラシにおける歯ブラシ用毛材10aの先端形状を例示する拡大図である。 従来のワンタフト歯ブラシの製造方法を説明する図である。
まず、本発明がなされた背景を説明する。
図6に例示するように、従来のワンタフト歯ブラシにおけるブラシ部の製造方法は、歯ブラシ用毛材を既定の毛量で毛束にした状態で、毛束にした歯ブラシ用毛材の先端を円錐状にカットしていた。また、必要に応じてカットした歯ブラシ用毛材の先端を研磨加工していた。この製造方法により製造されたブラシ部における歯ブラシ用毛材には、研磨を行っても毛先の形状が半球形状とならず尖鋭形状、又は、角張った形状となる毛材が複数存在するため、結果として口腔内を傷める可能性があった。また、歯ブラシ用毛材の製造メーカーにより製造された歯ブラシ用毛材を使用する場合、すでに毛先の形状が半球形状となった歯ブラシ用毛材の先端をカットすることとなるため、カット後に再度研磨する必要がある。さらに、ブラシ部の構造上、研磨加工により歯ブラシ用毛材の先端を切断前の状態に復元することは困難であった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態によれば、先端形状が半球形状である歯ブラシ用毛材で、円錐状であるブラシ部を成形することにより、口腔内の刺激を軽減することが可能である。以下、このような本発明の実施形態による歯ブラシ1を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態におけるワンタフト歯ブラシ1の構成を説明する側面図である。
図2は、ブラシ部10を詳細に説明する図である。図2(A)は、ブラシ部10の拡大図であり、図2(B)は、歯ブラシ用毛材10aの模式図である。
図1及び図2に例示するように、ワンタフト歯ブラシ1は、ブラシ部10と、歯ブラシ本体20とを有する。ブラシ部10は、歯ブラシ本体20のブラシ台200に植毛される。
ブラシ部10は、図1に例示したように、繊維糸である歯ブラシ用毛材10aを既定の毛量で束にした刷毛である。歯ブラシ用毛材10aの毛量は、後述するブラシ台200の植毛穴(不図示)に挿入できる程度の毛量である。歯ブラシ用毛材10aは、毛先の全周が面取りされた毛であり、本例では、図2(A)及び図2(B)に例示したように、毛先の形状が半球状に形成されている。
ブラシ部10は、ブラシ用毛材10aの長手方向の基端側、すなわち毛束の基端側において、歯ブラシ本体20のブラシ台200に植毛されている。また、ブラシ部10は、歯ブラシ用毛材10aの長手方向の先端側、すなわち毛束の先端側において、円錐状に成形されている。換言すると、ブラシ部10は、側面視において山型に成形される。
歯ブラシ本体20は、ブラシ台200と、ネック210と、把持部220とを有し、これらが一体に形成される。
ブラシ台200は、ブラシ部10を植毛するための土台であり、いわゆるヘッドである。ブラシ台200は、ブラシ部10を植毛するための植毛穴(不図示)を有する。
ネック210は、把持部220より細い棒体である。ネック210は、ブラシ台200及び把持部220の間に位置しており、ブラシ台200及び把持部220を滑らかに連結する。
把持部220は、細長い三角柱形の形状から、角の部分を曲面に変形させた構造を有する棒材である。即ち、把持部220は、略三角形の断面形状を有する棒材である。把持部220は、3つの略平面を有する。把持部220の各平面には、把持部220の長手方向に等間隔で配列した複数の窪みが設けられる。把持部220に設けられた窪みは、指先が当てられる大きさに設けられた円形または楕円形の形状である。
このように、本実施形態におけるワンタフト歯ブラシ1は、歯ブラシ用毛材10aの毛先を全周面取りした毛束を、ワンタフト歯ブラシの形状となるように、円錐状に植毛した歯ブラシとなっている。
次に、ワンタフト歯ブラシ1の製造方法を説明する。
図3は、歯ブラシ製造方法(S10)を説明するフローチャートである。
図4は、歯ブラシ製造方法(S10)を詳細に説明するための例示図である。
図3及び図4に例示するように、ステップ100(S100)において、製造者は、歯ブラシ用毛材10aを束ね、歯ブラシ用毛材10aの先端、即ち毛先を同一平面上に揃え毛束を作る。そして、製造者は、毛材研磨機を用いて、歯ブラシ用毛材10aの毛先を同一平面上に揃えた毛束に対して毛先を研磨加工し、図2(B)に例示したように、歯ブラシ用毛材10aの先端形状を半球形状に形成する。すなわち、歯ブラシ用毛材10aの毛先全周を面取りし、毛先を丸める。
ステップ102(S102)において、製造者は、研磨された毛先が互いに異なる位置となるように、毛束に含まれる歯ブラシ用毛材10aを変位させ、毛束の毛先を側面視において山型に変位させる。具体的には、製造者は、毛束の先端側の形状を、円錐状に成形する。例えば、製造者は、束にした歯ブラシ用毛材10aの基端、すなわち毛束の基端を、円錐状の形状をした先端形状成形治具Gに沿わせることで、毛束の基端の形状を治具Gの円錐状の形状に対応した形に変える。製造者は、毛束の基端の形状を治具Gの円錐状の形状に対応した形に変えることにより、治具Gの円錐状の形状を毛束の先端側に模することができる。
ステップ104(S104)において、製造者は、毛束の先端側の形状を円錐状にした状態で、毛束の基端側を切断する。即ち、変位させた歯ブラシ用毛材10aが含まれた毛束の根元を切り揃える。これにより、毛束の基端側の端を揃えることができる。
ステップ106(S106)において、製造者は、変位させた歯ブラシ用毛材10aが含まれ、かつ、毛束の根元を切り揃えた毛束を、接着剤でブラシ台20に植毛する。
このように、製造者は、図2(A)に例示した毛束を有するワンタフト歯ブラシ1を製造することができる。
次に、本実施例のワンタフト歯ブラシ1における歯ブラシ用毛材10aの先端形状と、比較例のワンタフト歯ブラシにおける歯ブラシ用毛材10aの先端形状とを比較した。
図5は、比較例1〜3のワンタフト歯ブラシにおける歯ブラシ用毛材10aの先端形状を例示する拡大図である。図5(A)は、比較例1における歯ブラシ用毛材10aの先端形状を例示する拡大図であり、図5(B)は、比較例2における歯ブラシ用毛材10aの先端形状を例示する拡大図であり、図5(C)は、比較例3における歯ブラシ用毛材10aの先端形状を例示する拡大図である。
(実施例)
本例のワンタフト歯ブラシ1において、歯ブラシ用毛材10aは、材質がナイロンで、太さが4ミルである。歯ブラシ用毛材10aの先端形状は、図2に例示したように、半球状に形成されていることが確認できる。
(比較例1)
図5(A)に例示するように、比較例1は、A社製のワンタフト歯ブラシ(デンタルタフトM)である。比較例1の歯ブラシ用毛材10aは、材質が飽和ポリエステル樹脂で、太さが7ミルである。比較例1における歯ブラシ用毛材10aの先端形状は、歯ブラシ用毛材10aの長手方向に対して斜め方向に切断した尖鋭形状となっていることを確認した。
(比較例2)
図5(B)に例示するように、比較例2は、B社製のワンタフト歯ブラシ(ポイントブラシM)である。比較例2の歯ブラシ用毛材10aは、材質がナイロンで、太さが7ミルである。比較例2における歯ブラシ用毛材10aの先端形状は、角張った形状となっていることを確認した。
(比較例3)
図5(C)に例示するように、比較例3は、C社製のワンタフト歯ブラシ(集中ケアブラシ ふつう)である。比較例3の歯ブラシ用毛材10aは、材質が飽和ポリエステル樹脂で、太さが4ミルである。比較例3における歯ブラシ用毛材10aは、歯ブラシ用毛材10aの長手方向に対して斜め方向に切断した尖鋭形状の毛材と、角張った形状の毛材とが含まれていることを確認した。
このように、本実施例のワンタフト歯ブラシは、比較例1〜3に比して、歯ブラシ用毛材10aの先端形状が丸くなっていることを確認できた。
以上説明したように、本実施形態におけるワンタフト歯ブラシ1によれば、先端形状が半球形状である歯ブラシ用毛材10aで、ブラシ部10の先端側の形状を円錐状に成形することにより、口腔内の刺激を軽減することが可能である。
また、本実施形態における製造方法によれば、予め毛先を丸めた歯ブラシ用毛材10aを束にした状態で、毛束の先端側の形状を円錐状に成形できるため、効率的に製造することができる。そして、歯ブラシ用毛材10aの材質や太さに依存することなく製造することができる。
なお、上記実施形態では、毛束の先端側の形状を円錐状に成形するワンタフト型の場合を具体例としたが、これに限定するものではなく、毛束をタフト型、コンケープ型(凹型)、コンペックス型(凸型)、又は、ローリング型でも適応することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
1 ワンタフト歯ブラシ
10 ブラシ部
10a 歯ブラシ用毛材
20 歯ブラシ本体

Claims (4)

  1. 毛先を同一平面上に揃えた毛束に対して、毛先を研磨する研磨工程と、
    研磨された毛先が互いに異なる位置となるように、前記毛束に含まれる毛を変位させる変位工程と、
    変位させた毛が含まれた前記毛束を歯ブラシのヘッドに植毛する植毛工程と
    を有する歯ブラシの製造方法。
  2. 変位させた毛が含まれた前記毛束の根元を切り揃える切断工程
    をさらに有し、
    前記植毛工程では、前記切断工程により根元が切り揃えられた毛束を、前記歯ブラシのヘッドに植毛する
    請求項1に記載の歯ブラシの製造方法。
  3. 前記変位工程では、毛先が研磨された毛束が山型となるように、毛を変位させる
    請求項2に記載の歯ブラシの製造方法。
  4. 毛先の全周が面取りされた毛を、ワンタフト歯ブラシの形状に植毛された歯ブラシ。
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