JP2021133121A - 歯ブラシの製造方法、及び、歯ブラシ - Google Patents
歯ブラシの製造方法、及び、歯ブラシ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021133121A JP2021133121A JP2020033382A JP2020033382A JP2021133121A JP 2021133121 A JP2021133121 A JP 2021133121A JP 2020033382 A JP2020033382 A JP 2020033382A JP 2020033382 A JP2020033382 A JP 2020033382A JP 2021133121 A JP2021133121 A JP 2021133121A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toothbrush
- bristles
- hair
- shape
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 22
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims abstract description 5
- 210000004209 hair Anatomy 0.000 claims description 60
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000009966 trimming Methods 0.000 claims description 2
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 claims 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 abstract description 7
- 210000000214 mouth Anatomy 0.000 abstract description 6
- 210000003128 head Anatomy 0.000 abstract description 4
- 241000904500 Oxyspora paniculata Species 0.000 abstract 3
- 230000000638 stimulation Effects 0.000 abstract 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 38
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 19
- 230000007794 irritation Effects 0.000 description 4
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 2
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 2
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 2
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 2
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000007943 implant Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Brushes (AREA)
Abstract
Description
図6に例示するように、従来のワンタフト歯ブラシにおけるブラシ部の製造方法は、歯ブラシ用毛材を既定の毛量で毛束にした状態で、毛束にした歯ブラシ用毛材の先端を円錐状にカットしていた。また、必要に応じてカットした歯ブラシ用毛材の先端を研磨加工していた。この製造方法により製造されたブラシ部における歯ブラシ用毛材には、研磨を行っても毛先の形状が半球形状とならず尖鋭形状、又は、角張った形状となる毛材が複数存在するため、結果として口腔内を傷める可能性があった。また、歯ブラシ用毛材の製造メーカーにより製造された歯ブラシ用毛材を使用する場合、すでに毛先の形状が半球形状となった歯ブラシ用毛材の先端をカットすることとなるため、カット後に再度研磨する必要がある。さらに、ブラシ部の構造上、研磨加工により歯ブラシ用毛材の先端を切断前の状態に復元することは困難であった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態によれば、先端形状が半球形状である歯ブラシ用毛材で、円錐状であるブラシ部を成形することにより、口腔内の刺激を軽減することが可能である。以下、このような本発明の実施形態による歯ブラシ1を図面を参照して説明する。
図2は、ブラシ部10を詳細に説明する図である。図2(A)は、ブラシ部10の拡大図であり、図2(B)は、歯ブラシ用毛材10aの模式図である。
図1及び図2に例示するように、ワンタフト歯ブラシ1は、ブラシ部10と、歯ブラシ本体20とを有する。ブラシ部10は、歯ブラシ本体20のブラシ台200に植毛される。
ブラシ部10は、図1に例示したように、繊維糸である歯ブラシ用毛材10aを既定の毛量で束にした刷毛である。歯ブラシ用毛材10aの毛量は、後述するブラシ台200の植毛穴(不図示)に挿入できる程度の毛量である。歯ブラシ用毛材10aは、毛先の全周が面取りされた毛であり、本例では、図2(A)及び図2(B)に例示したように、毛先の形状が半球状に形成されている。
ブラシ部10は、ブラシ用毛材10aの長手方向の基端側、すなわち毛束の基端側において、歯ブラシ本体20のブラシ台200に植毛されている。また、ブラシ部10は、歯ブラシ用毛材10aの長手方向の先端側、すなわち毛束の先端側において、円錐状に成形されている。換言すると、ブラシ部10は、側面視において山型に成形される。
ブラシ台200は、ブラシ部10を植毛するための土台であり、いわゆるヘッドである。ブラシ台200は、ブラシ部10を植毛するための植毛穴(不図示)を有する。
ネック210は、把持部220より細い棒体である。ネック210は、ブラシ台200及び把持部220の間に位置しており、ブラシ台200及び把持部220を滑らかに連結する。
把持部220は、細長い三角柱形の形状から、角の部分を曲面に変形させた構造を有する棒材である。即ち、把持部220は、略三角形の断面形状を有する棒材である。把持部220は、3つの略平面を有する。把持部220の各平面には、把持部220の長手方向に等間隔で配列した複数の窪みが設けられる。把持部220に設けられた窪みは、指先が当てられる大きさに設けられた円形または楕円形の形状である。
このように、本実施形態におけるワンタフト歯ブラシ1は、歯ブラシ用毛材10aの毛先を全周面取りした毛束を、ワンタフト歯ブラシの形状となるように、円錐状に植毛した歯ブラシとなっている。
図3は、歯ブラシ製造方法(S10)を説明するフローチャートである。
図4は、歯ブラシ製造方法(S10)を詳細に説明するための例示図である。
図3及び図4に例示するように、ステップ100(S100)において、製造者は、歯ブラシ用毛材10aを束ね、歯ブラシ用毛材10aの先端、即ち毛先を同一平面上に揃え毛束を作る。そして、製造者は、毛材研磨機を用いて、歯ブラシ用毛材10aの毛先を同一平面上に揃えた毛束に対して毛先を研磨加工し、図2(B)に例示したように、歯ブラシ用毛材10aの先端形状を半球形状に形成する。すなわち、歯ブラシ用毛材10aの毛先全周を面取りし、毛先を丸める。
このように、製造者は、図2(A)に例示した毛束を有するワンタフト歯ブラシ1を製造することができる。
図5は、比較例1〜3のワンタフト歯ブラシにおける歯ブラシ用毛材10aの先端形状を例示する拡大図である。図5(A)は、比較例1における歯ブラシ用毛材10aの先端形状を例示する拡大図であり、図5(B)は、比較例2における歯ブラシ用毛材10aの先端形状を例示する拡大図であり、図5(C)は、比較例3における歯ブラシ用毛材10aの先端形状を例示する拡大図である。
(実施例)
本例のワンタフト歯ブラシ1において、歯ブラシ用毛材10aは、材質がナイロンで、太さが4ミルである。歯ブラシ用毛材10aの先端形状は、図2に例示したように、半球状に形成されていることが確認できる。
図5(A)に例示するように、比較例1は、A社製のワンタフト歯ブラシ(デンタルタフトM)である。比較例1の歯ブラシ用毛材10aは、材質が飽和ポリエステル樹脂で、太さが7ミルである。比較例1における歯ブラシ用毛材10aの先端形状は、歯ブラシ用毛材10aの長手方向に対して斜め方向に切断した尖鋭形状となっていることを確認した。
図5(B)に例示するように、比較例2は、B社製のワンタフト歯ブラシ(ポイントブラシM)である。比較例2の歯ブラシ用毛材10aは、材質がナイロンで、太さが7ミルである。比較例2における歯ブラシ用毛材10aの先端形状は、角張った形状となっていることを確認した。
図5(C)に例示するように、比較例3は、C社製のワンタフト歯ブラシ(集中ケアブラシ ふつう)である。比較例3の歯ブラシ用毛材10aは、材質が飽和ポリエステル樹脂で、太さが4ミルである。比較例3における歯ブラシ用毛材10aは、歯ブラシ用毛材10aの長手方向に対して斜め方向に切断した尖鋭形状の毛材と、角張った形状の毛材とが含まれていることを確認した。
このように、本実施例のワンタフト歯ブラシは、比較例1〜3に比して、歯ブラシ用毛材10aの先端形状が丸くなっていることを確認できた。
また、本実施形態における製造方法によれば、予め毛先を丸めた歯ブラシ用毛材10aを束にした状態で、毛束の先端側の形状を円錐状に成形できるため、効率的に製造することができる。そして、歯ブラシ用毛材10aの材質や太さに依存することなく製造することができる。
なお、上記実施形態では、毛束の先端側の形状を円錐状に成形するワンタフト型の場合を具体例としたが、これに限定するものではなく、毛束をタフト型、コンケープ型(凹型)、コンペックス型(凸型)、又は、ローリング型でも適応することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
10 ブラシ部
10a 歯ブラシ用毛材
20 歯ブラシ本体
Claims (4)
- 毛先を同一平面上に揃えた毛束に対して、毛先を研磨する研磨工程と、
研磨された毛先が互いに異なる位置となるように、前記毛束に含まれる毛を変位させる変位工程と、
変位させた毛が含まれた前記毛束を歯ブラシのヘッドに植毛する植毛工程と
を有する歯ブラシの製造方法。 - 変位させた毛が含まれた前記毛束の根元を切り揃える切断工程
をさらに有し、
前記植毛工程では、前記切断工程により根元が切り揃えられた毛束を、前記歯ブラシのヘッドに植毛する
請求項1に記載の歯ブラシの製造方法。 - 前記変位工程では、毛先が研磨された毛束が山型となるように、毛を変位させる
請求項2に記載の歯ブラシの製造方法。 - 毛先の全周が面取りされた毛を、ワンタフト歯ブラシの形状に植毛された歯ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020033382A JP2021133121A (ja) | 2020-02-28 | 2020-02-28 | 歯ブラシの製造方法、及び、歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020033382A JP2021133121A (ja) | 2020-02-28 | 2020-02-28 | 歯ブラシの製造方法、及び、歯ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021133121A true JP2021133121A (ja) | 2021-09-13 |
Family
ID=77662341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020033382A Pending JP2021133121A (ja) | 2020-02-28 | 2020-02-28 | 歯ブラシの製造方法、及び、歯ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021133121A (ja) |
-
2020
- 2020-02-28 JP JP2020033382A patent/JP2021133121A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001299452A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2009520563A (ja) | 針状毛及びその製造方法 | |
KR100758553B1 (ko) | 수지 트위스팅 브러시 | |
JP2009247585A (ja) | 異形ファイバー樹脂捩りブラシ | |
JP2000000117A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2000004945A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2021133121A (ja) | 歯ブラシの製造方法、及び、歯ブラシ | |
JPH1156478A (ja) | ブラシの製造方法 | |
JP2007006938A (ja) | 歯ブラシ | |
JPH09191935A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2012075725A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2008142393A (ja) | 植毛装置およびこれにより製造された歯ブラシ | |
WO2016006618A1 (ja) | 歯ブラシ | |
JP2001353025A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2000270928A (ja) | 歯ブラシ | |
JP4076383B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP4530488B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP2000033010A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2001353026A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2022090431A (ja) | 歯間ブラシ | |
JP2000354520A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2001346632A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2002345561A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2022057213A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2017118928A (ja) | 歯ブラシの製造方法及び歯ブラシ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240116 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20240329 |