JP2021130986A - 支柱の支持構造、及び支柱の施工方法 - Google Patents

支柱の支持構造、及び支柱の施工方法 Download PDF

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【課題】施工性を向上させることができる支柱の支持構造、及び支柱の施工方法を提供する。【解決手段】地盤GRを掘削した基礎穴HO内に支柱2を立設した状態で支持する支持構造4であって、基礎穴HO1内における底部側の第1の空間S1に設けられ、基礎穴HO1内に支柱2を立設した状態で仮固定する仮固定部5と、基礎穴HO2内において第1の空間S1よりも上方に位置する第2の空間S2と、基礎穴HOよりも上方に位置し、平面視で基礎穴HO2を含んで地盤GRの地表面SU上まで張り出した第3の空間S3とに一体的かつ連続的に設けられ、基礎穴HO内に支柱2を立設した状態で本固定する基礎部6とを備える。第1の空間S1は、水平面で切った断面積が第2の空間S2よりも小さい。【選択図】図4

Description

本発明は、カーポートやフェンス等の屋外構造物を構成する支柱を地盤に設けた基礎穴内に立設した状態で支持する支持構造、及び当該支柱の施工方法に関する。
従来、カーポートを構成する支柱を地盤に設けた基礎穴内に立設した状態で支持する支持構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなカーポートを施工する際には、例えば、以下の工程が行われる。
先ず、カーポートを施工する第1の職人は、地盤を掘削して基礎穴を形成する。次に、第1の職人は、基礎穴の底面に砕石や底板等を敷いて、当該底面のレベル調整を行う。次に、第1の職人は、基礎穴内に支柱を立設する。次に、第1の職人は、基礎穴内に基礎コンクリートを打設し、支柱を基礎穴内に立設した状態で固定する。
支柱を固定した後は、第1の職人とは異なる第2の職人が以下に示す作業を行う。当該第2の職人は、土間コンクリートを打設する職人である。
すなわち、第2の職人は、駐車スペースの床となる部分(基礎コンクリート上、及び基礎穴周囲の地盤の地表面上)に土間コンクリートを打設し、当該駐車スペースの床(以下、土間と記載)を形成する。
特開2009−167669号公報
しかしながら、上述したようにカーポートを施工した場合には、基礎コンクリートと土間コンクリートとが一体化しない状態となる。このため、カーポートを支持するための強度を計算するにあたって、土間の抵抗力を加味することができない。結果として、基礎穴を深くする必要があり、基礎穴の掘削作業に多くの時間を費やすこととなる。また、基礎穴を深くした場合には、地中に埋設された障害物に当たるリスクも多くなる。さらに、基礎穴を深く掘削するためには、重機等の手配も必要となる場合がある。
そこで、基礎穴を深くせず、施工性を向上させることができる技術が要望されている。
本発明は、上記実情に鑑みて、施工性を向上させることができる支柱の支持構造、及び支柱の施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る支柱の支持構造は、地盤を掘削した基礎穴内に支柱を立設した状態で支持する支柱の支持構造であって、前記基礎穴内における底部側の第1の空間に設けられ、前記基礎穴内に前記支柱を立設した状態で仮固定する仮固定部と、前記基礎穴内において前記第1の空間よりも上方に位置する第2の空間と、前記基礎穴よりも上方に位置し、平面視で前記基礎穴を含んで前記地盤の地表面上まで張り出した第3の空間とに一体的かつ連続的に設けられ、前記基礎穴内に前記支柱を立設した状態で本固定する基礎部とを備え、前記第1の空間は、水平面で切った断面積が前記第2の空間よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明に係る支柱の施工方法は、地盤に支柱を立設する支柱の施工方法であって、前記地盤を掘削して基礎穴を形成する基礎穴形成工程と、前記基礎穴内における底部側の第1の空間に仮固定部を設けることで前記基礎穴内に立設させた前記支柱を仮固定する仮固定工程と、前記基礎穴内において前記第1の空間よりも上方に位置する第2の空間と、前記基礎穴よりも上方に位置し、平面視で前記基礎穴を含んで前記地盤の地表面上まで張り出した第3の空間とに一体的かつ連続的に基礎部を設けることで前記支柱を本固定する本固定工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係る支柱の支持構造、及び支柱の施工方法によれば、施工性を向上させることができる。
実施の形態に係るカーポートを示す図である。 実施の形態に係るカーポートを示す図である。 支柱の支持構造を示す図である。 支柱の支持構造を示す図である。 カーポートの施工方法を示すフローチャートである。 カーポートの施工方法を説明する図である。 実施の形態の変形例1を示す図である。 実施の形態の変形例1を示す図である。 実施の形態の変形例2を示す図である。 実施の形態の変形例2を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
〔カーポートの概略構成〕
図1及び図2は、本実施の形態に係るカーポート1を示す図である。具体的に、図1は、カーポート1の正面図である。図2は、カーポート1の側面図である。なお、図1及び図2では、説明の便宜上、地盤GRの一部を破断している。
カーポート1は、駐車スペースに設けられるカーポートであり、支柱2及び屋根3を備える。本実施の形態に係るカーポート1は、屋根3における図1中、左右方向に対向する一対の側縁に対してそれぞれ2本の支柱2(計4本の支柱2)が設けられた両側支持タイプのカーポートで構成されている。なお、カーポート1としては、当該両側支持タイプのカーポートに限らず、屋根3における一つの側縁のみに2本の支柱2が設けられた片側支持タイプのカーポートで構成しても構わない。
支柱2は、アルミニウム合金によって成形した押出形材であり、断面が正方形の中空状に構成されている。そして、支柱2は、以下に示す支持構造4によって、地盤GRを掘削することで形成された基礎穴HO内に立設した状態で支持されている。
〔支柱の支持構造の構成〕
図3及び図4は、支柱2の支持構造4を示す図である。具体的に、図3は、支持構造4の平面図である。図4は、図1の一部を拡大した図である。
先ず、支持構造4の構成を説明する前に、基礎穴HOの形状について説明する。
基礎穴HOは、第1の穴部HO1と、第2の穴部HO2とを備えた段付き穴である。
第2の穴部HO2は、地盤GRの地表面SUを掘削することによって形成された穴部である。この第2の穴部HO2は、平面視で支柱2の断面よりも大きい正方形状を有する。
第1の穴部HO1は、第2の穴部HO2の底面を掘削することによって形成された穴部である。この第1の穴部HO1は、平面視で第2の穴部HO2よりも小さく、支柱2の断面よりも大きい正方形状を有する。また、本実施の形態では、第1の穴部HO1は、平面視で第2の穴部HO2の中心に位置する。
そして、第1の穴部HO1内は、基礎穴HO内における底部側に位置し、本発明に係る第1の空間S1(図4)に相当する。また、第2の穴部HO2内は、基礎穴HO内における第1の空間S1よりも上方に位置し、本発明に係る第2の空間S2(図4)に相当する。また、図4に示した符号「S3」は、基礎穴HOよりも上方に位置し、平面視で基礎穴HOを含んで当該基礎穴HO周囲の地盤GRの地表面SU上まで張り出した空間であり、本発明に係る第3の空間に相当する。本実施の形態では、第3の空間S3は、平面視で屋根3の全てを含む広さを有する。すなわち、第3の空間S3は、カーポート1における駐車スペースの床(以下、土間と記載)を形成するための空間である。
ここで、第1の空間S1は、水平面で切った断面積が第2の空間S2よりも小さい。また、第1の空間S1の高さ寸法H1(図4)は、第2,第3の空間S2,S3を足し合わせた高さ寸法H2(図4)よりも小さい。
支持構造4は、仮固定部5と、基礎部6と、一対のアンカー部材7a,7bとを備えた構造である。
仮固定部5は、第1の空間S1に設けられ、基礎穴HO内に支柱2を立設した状態で仮固定する部分である。この仮固定部5を構成する材料としては、コンクリート、セメント、モルタル、または、セメント系固化材等を例示することができる。
基礎部6は、第2,第3の空間S2,S3に一体的かつ連続的に設けられ、基礎穴HO内に支柱2を立設した状態で本固定する部分である。この基礎部6を構成する材料は、コンクリートである。また、基礎部6内には、複数の鉄筋が縦横にメッシュ状に配筋されたワイヤメッシュWMが設けられている。
一対のアンカー部材7a,7bは、直線状に延在した金属製の棒状部材でそれぞれ構成されている。なお、一対のアンカー部材7a,7bは、同一の形状を有する。
そして、一対のアンカー部材7a,7bは、支柱2の下端部に貫通した状態で配置され、当該支柱2が基礎穴HO内に立設した状態で第2の空間S2に位置する。より具体的に、アンカー部材7aは、その延在方向D1が図3及び図4中、左右方向に向く姿勢で、両端が支柱2から突出した状態で配設されている。一方、アンカー部材7bは、アンカー部材7aの下方に位置し、その延在方向D2が図3中、上下方向(図4の紙面に直交する方向)に向く姿勢で、両端が支柱2から突出した状態で配設されている。すなわち、一対のアンカー部材7a,7bは、平面視で各延在方向D1,D2が互いに直交した状態でそれぞれ設けられている。
なお、一対のアンカー部材7a,7bとしては、平面視で各延在方向D1,D2が互いに交差していればよく、当該各延在方向D1,D2のなす角度は90°に限らず、その他の角度であっても構わない。
〔カーポートの施工方法〕
次に、上述したカーポート1の施工方法について説明する。
図5は、カーポート1の施工方法を示すフローチャートである。図6は、カーポート1の施工方法を説明する図である。具体的に、図6は、図4に対応した図である。
先ず、カーポート1を施工する第1の職人は、図6(a)に示すように、地盤GRを掘削して基礎穴HOを形成する(工程ST1:基礎穴形成工程)。
工程ST1の後、第1の職人は、図6(b)に示すように、第1の穴部HO1の底面に砕石や底板PLを敷いて、当該底面のレベル調整を行う(工程ST2)。
工程ST2の後、第1の職人は、図6(c)に示すように、一対のアンカー部材7a,7bが取り付けられた支柱2を底板PL上に立設する(工程ST3)。
工程ST3の後、第1の職人は、図6(d)に示すように、仮固定部5を構成する材料を第1の空間S1に流し込み、当該材料を硬化させ、当該材料が硬化した仮固定部5により基礎穴HO内に支柱2を立設した状態で仮固定する(工程ST4:仮固定工程)。
工程ST4の後、土間コンクリートを打設する第2の職人は、以下に示すように、本固定工程ST5を行う。
すなわち、第2の職人は、図6(e)に示すように、地表面SU上にスペーサSP1を介してワイヤメッシュWMを配置する。次に、第2の職人は、基礎部6を構成するコンクリートを第2,第3の空間S2,S3に一体的かつ連続的に打設し、当該コンクリートを硬化させ、当該コンクリートが硬化した基礎部6により基礎穴HO内に支柱2を立設した状態で本固定する。すなわち、基礎部6は、従来の土間コンクリート及び基礎コンクリートを同時に打設したものである。
以上説明した工程ST1〜ST5は、本発明に係る「支柱の施工方法」に相当する。
工程ST5の後、第1の職人は、支柱2に屋根3を施工する(工程ST6)。
ここで、本発明に係る「支柱の仮固定」とは、基礎穴HO内に支柱2を立設した状態で固定することであって、支柱2のみを固定することの他、支柱2と屋外構造物であるカーポート1を構成する梁とが接合された門型を固定することも含む意味である。そして、当該「支柱の仮固定」は、支柱2を含む屋外構造物であるカーポート1全体ではなく、支柱2のみ、または、支柱2と梁とが接合された門型のみを固定するのに必要な固定強度で足りる。
一方、本発明に係る「支柱の本固定」とは、支柱2を含む屋外構造物であるカーポート1全体を支持するための強度を持たせて当該支柱2を固定することを意味する。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態で説明した支持構造4や施工方法は、カーポート1を構成する支柱2に適用したものであるが、カーポート1に限らず、フェンス等の屋外構造物を構成する支柱に適用しても構わない。また、支柱2の断面形状や、仮固定部5及び基礎部6の断面形状は、正方形状に限らず、円形状等のその他の形状としても構わない。さらに、仮固定部5及び基礎部6の形状は、柱状に限らず、錐台状としても構わない。
上述した実施の形態では、第3の空間S3は、平面視で基礎穴HOを含んで当該基礎穴HOから当該基礎穴HO周囲の全周に位置する地盤GRの地表面SU上まで張り出していたが、これに限らない。すなわち、本発明に係る第3の空間は、平面視で基礎穴HOを含んで当該基礎穴HOから当該基礎穴HO周囲の全周のうち一部のみに位置する地盤GRの地表面SU上まで張り出した空間も含むものである。
図7及び図8は、本実施の形態の変形例1を示す図である。具体的に、図7は、図3に対応した図である。図8は、図4に対応した図である。
上述した実施の形態では、支持構造4を構成するアンカー部材は、アンカー部材7a,7bの2本で構成されていたが、当該2本に限らず、3本以上、設けても構わない。
例えば、図7及び図8に示した本変形例1のように、アンカー部材7a,7bの他、当該アンカー部材7a,7bと同一の材料及び形状によって構成されたアンカー部材8a,8bを追加しても構わない。
ここで、アンカー部材8aは、アンカー部材7aと略同一の水平面内に位置し、当該アンカー部材7aと略平行に配置される。また、アンカー部材8bは、アンカー部材7bと略同一の水平面内に位置し、当該アンカー部材7bと略平行に配置される。
図9及び図10は、本実施の形態の変形例2を示す図である。具体的に、図9は、図3に対応した図である。図10は、図4に対応した図である。
上述した実施の形態では、第1の穴部HO1は、平面視で第2の穴部HO2の中心に位置していたが、当該中心に限らず、その他の位置に設けても構わない。
例えば、図9及び図10に示した本変形例2のように、第1の穴部HO1を平面視で第2の穴部HO2の角隅部分に設けても構わない。
ここで、一対のアンカー部材7a,7bは、第2の穴部HO2の側壁との干渉を避けるため、一方の端部のみを支柱2から突出させている。なお、支持構造4の強度を考慮して、第2の穴部HO2の底面上にスペーサSP2を介して鉄筋REを配置しても構わない。
本発明に係る支柱の支持構造は、地盤を掘削した基礎穴内に支柱を立設した状態で支持する支柱の支持構造であって、前記基礎穴内における底部側の第1の空間に設けられ、前記基礎穴内に前記支柱を立設した状態で仮固定する仮固定部と、前記基礎穴内において前記第1の空間よりも上方に位置する第2の空間と、前記基礎穴よりも上方に位置し、平面視で前記基礎穴を含んで前記地盤の地表面上まで張り出した第3の空間とに一体的かつ連続的に設けられ、前記基礎穴内に前記支柱を立設した状態で本固定する基礎部とを備え、前記第1の空間は、水平面で切った断面積が前記第2の空間よりも小さいことを特徴とする。
本発明では、支持構造は、支柱の下端部周辺の第2の空間と、当該基礎穴よりも上方に位置する土間を形成するための第3の空間とに一体的かつ連続的に設けられた基礎部を備える。このため、支柱を含む屋外構造物を支持するための強度を計算するにあたって、土間の抵抗力を加味することができる。結果として、基礎穴を浅くすることができる。すなわち、基礎穴を浅くすることができるため、当該基礎穴の掘削作業を短時間で完了することができ、地中に埋設された障害物に当たるリスクも少なくなり、重機等の手配も不要となる。したがって、施工性を向上させることができる。
特に、基礎部は、支柱の下端部周辺の第2の空間と、土間を形成するための第3の空間とに一体的かつ連続的に設けられている。このため、従来に行っていた基礎コンクリートを打設する工程と、土間コンクリートを打設する工程とを1つの工程に纏め、基礎コンクリートと土間コンクリートとを同時に打設することで基礎部を形成することができる。したがって、施工性をさらに向上させることができる。
また、支持構造は、第1の空間に設けられた仮固定部を備える。このため、基礎部を設ける前に、当該仮固定部にて基礎穴内に支柱を立設した状態で仮固定しておくことができる。したがって、施工性をさらに向上させることができる。
さらに、仮固定部が設けられる第1の空間は、水平面で切った断面積が第2の空間よりも小さい。このため、当該第1の空間を設けるための掘削作業を短時間で完了することができる。したがって、施工性をさらに向上させることができる。
また、上述したように、基礎部を浅くすることができるため、当該基礎部の材料費を削減することができる。同様に、仮固定部が設けられる第1の空間を第2の空間よりも小さくすることが可能であるため、当該仮固定部の材料費も削減することができる。
また、本発明は、上述した支柱の支持構造において、前記仮固定部は、高さ寸法が前記基礎部よりも小さいことを特徴とする。
本発明では、仮固定部と基礎部との高さ寸法が上述した関係を有するため、当該仮固定部が設けられる第1の空間を浅くすることができる。このため、当該第1の空間を設けるための掘削作業を短時間で完了することができる。したがって、施工性をさらに向上させることができる。
また、本発明は、上述した支柱の支持構造において、前記仮固定部は、コンクリート、セメント、モルタル、またはセメント系固化材で構成されていることを特徴とする。
本発明では、仮固定部は、支柱を含む屋外構造物全体ではなく、当該支柱のみを仮固定するだけでよい。このため、仮固定部を構成する材料としては、強度を十分に確保することができるコンクリートの他、当該コンクリートよりも強度が劣るセメント、モルタル、またはセメント系固化材等で構成することができる。例えば、仮固定部をセメント、モルタル、またはセメント系固化材で構成した場合には、砂利等の準備が不要となり、施工性をさらに向上させることができる。
また、本発明は、上述した支柱の支持構造において、前記基礎穴内に位置し、前記支柱から突出した状態でそれぞれ設けられた複数のアンカー部材をさらに備え、前記複数のアンカー部材は、平面視で前記複数のアンカー部材の各延在方向が互いに交差した状態で配置されていることを特徴とする。
本発明では、支持構造は、上述した複数のアンカー部材をさらに備える。このため、当該複数のアンカー部材によって、支柱の引き抜き耐力を増加させることができる。したがって、支柱を含む屋外構造物を良好に支持することができる。
また、本発明に係る支柱の施工方法は、地盤に支柱を立設する支柱の施工方法であって、前記地盤を掘削して基礎穴を形成する基礎穴形成工程と、前記基礎穴内における底部側の第1の空間に仮固定部を設けることで前記基礎穴内に立設させた前記支柱を仮固定する仮固定工程と、前記基礎穴内において前記第1の空間よりも上方に位置する第2の空間と、前記基礎穴よりも上方に位置し、平面視で前記基礎穴を含んで前記地盤の地表面上まで張り出した第3の空間とに一体的かつ連続的に基礎部を設けることで前記支柱を本固定する本固定工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係る支柱の施工方法では、上述した支柱の支持構造と同様の効果を奏する。
2 支柱、4 支持構造、5 仮固定部、6 基礎部、7a,7b,8a,8b アンカー部材、D1,D2 延在方向、GR 地盤、H1,H2 高さ寸法、HO 基礎穴、HO1 第1の穴部、HO2 第2の穴部、S1 第1の空間、S2 第2の空間、S3 第3の空間、SU 地表面

Claims (5)

  1. 地盤を掘削した基礎穴内に支柱を立設した状態で支持する支柱の支持構造であって、
    前記基礎穴内における底部側の第1の空間に設けられ、前記基礎穴内に前記支柱を立設した状態で仮固定する仮固定部と、
    前記基礎穴内において前記第1の空間よりも上方に位置する第2の空間と、前記基礎穴よりも上方に位置し、平面視で前記基礎穴を含んで前記地盤の地表面上まで張り出した第3の空間とに一体的かつ連続的に設けられ、前記基礎穴内に前記支柱を立設した状態で本固定する基礎部とを備え、
    前記第1の空間は、
    水平面で切った断面積が前記第2の空間よりも小さい
    ことを特徴とする支柱の支持構造。
  2. 前記仮固定部は、
    高さ寸法が前記基礎部よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載の支柱の支持構造。
  3. 前記仮固定部は、
    コンクリート、セメント、モルタル、またはセメント系固化材で構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の支柱の支持構造。
  4. 前記基礎穴内に位置し、前記支柱から突出した状態でそれぞれ設けられた複数のアンカー部材をさらに備え、
    前記複数のアンカー部材は、
    平面視で前記複数のアンカー部材の各延在方向が互いに交差した状態で配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の支柱の支持構造。
  5. 地盤に支柱を立設する支柱の施工方法であって、
    前記地盤を掘削して基礎穴を形成する基礎穴形成工程と、
    前記基礎穴内における底部側の第1の空間に仮固定部を設けることで前記基礎穴内に立設させた前記支柱を仮固定する仮固定工程と、
    前記基礎穴内において前記第1の空間よりも上方に位置する第2の空間と、前記基礎穴よりも上方に位置し、平面視で前記基礎穴を含んで前記地盤の地表面上まで張り出した第3の空間とに一体的かつ連続的に基礎部を設けることで前記支柱を本固定する本固定工程とを備える
    ことを特徴とする支柱の施工方法。
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