JP2021130132A - ピアス加工装置及びピアス加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のワーク毎に異なる位置にピアス穴を形成する場合でも、ピアス加工の作業効率の低下を抑制できるピアス加工装置及びピアス加工方法を提供する。【解決手段】ピアス加工装置100は、上型1に取り付けられたピアスパンチ10と、下型2に取り付けられたダイ20と、ピアスパンチ10の基端部を収容して保持するパンチ保持穴30と、パンチ保持穴30に対してピアスパンチ10をその軸心回りの異なる複数の位置でロックするパンチロック機構40とを、備え、ピアスパンチ10のピアス部12は、基端部に対し、偏心して配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、ピアス加工装置及びピアス加工方法に関する。
一般的に、ピアス加工装置は、上型に取り付けられたピアスパンチと、下型に取り付けられ、ピアスパンチと協働してワークをピアス加工するダイと、を備える。
また、ピアス加工装置としては、上型に設けられ、ピアスパンチの基端部を収容して保持するパンチ保持穴を備えた装置が知られている。
特開昭60−106632号公報 実開昭59−171833号公報 特表2009−529427号公報 特開2000−153324号公報
しかしながら、上記のピアス加工装置では、複数のワーク毎に異なる位置にピアス穴を形成する場合に、ピアス穴に対応する位置にピアス部を移動させるため、例えば、上型におけるパンチ保持穴の部分を交換する必要がある。そのため、このような交換に時間が掛かり、ピアス加工の作業効率が低下するという問題がある。
そこで、本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、複数のワーク毎に異なる位置にピアス穴を形成する場合でも、ピアス加工の作業効率の低下を抑制できるピアス加工装置及びピアス加工方法を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、上型に取り付けられたピアスパンチと、下型に取り付けられ、前記ピアスパンチと協働してワークをピアス加工するダイと、を備えたピアス加工装置であって、前記上型に設けられ、前記ピアスパンチの基端部を収容して保持するパンチ保持穴と、前記パンチ保持穴に対して前記ピアスパンチをその軸心回りの異なる複数の位置でロックするパンチロック機構と、備え、前記ピアスパンチは、その先端部にピアス部を有し、前記ピアス部は、前記基端部に対し、偏心して配置されることを特徴とするピアス加工装置が提供される。
好ましくは、前記パンチロック機構は、前記ピアスパンチの軸心に対して、前記ピアス部の中心軸側の位置で前記ピアスパンチをロックするように構成される。
また、前記ピアスパンチは、その基端部に、前記パンチ保持穴に移動可能に嵌合されるシャンク部を有し、前記パンチロック機構は、前記パンチ保持穴の内周部に出没可能に設けられた複数のパンチ係合部材と、前記シャンク部の外周部に設けられ、前記パンチ係合部材が係合する1つのパンチ被係合部と、を有し、前記複数のパンチ係合部材は、前記パンチ保持穴の周方向に間隔を空けて配置され、前記パンチ被係合部は、前記ピアスパンチの軸心に対して、前記ピアス部の中心軸側の位置に配置される。
また、前記ダイは、筒状に形成され、前記ピアス部が挿入されるダイ穴を有し、前記ピアス加工装置は、前記下型に設けられ、前記ダイを収容して保持するダイ保持穴と、前記ダイ保持穴に対して前記ダイをその軸心回りの異なる複数の位置でロックするダイロック機構と、を更に備え、前記ダイ穴は、前記ダイに対し、偏心して配置される。
また、前記ダイは、前記ダイ保持穴に移動可能に嵌合され、前記ダイロック機構は、前記ダイ保持穴の内周部に出没可能に設けられた複数のダイ係合部材と、前記ダイの外周部に設けられ、前記ダイ係合部材が係合する1つのダイ被係合部と、を有し、前記複数のダイ係合部材は、前記ダイ保持穴の周方向に間隔を空けて配置され、前記ダイ被係合部は、前記ダイの軸心に対して、前記ダイ穴の中心軸側の位置に配置される。
また、前記ピアス加工装置は、前記下型に設けられ、前記ピアス加工により前記ワークが打ち抜かれて生成されたスクラップを排出するための排出穴を更に備え、前記排出穴は、前記ダイロック機構により前記ダイが何れの位置にロックされた場合でも、前記スクラップを排出可能な大きさに設定される。
また、本開示の一の態様によれば、前記ピアス加工装置を用いたピアス加工方法であって、前記ピアス部を貫通させて、第1ワークに第1ピアス穴を加工する第1工程と、ピアス穴の位置が前記第1ワークと異なる第2ワークをセットし、前記第2ワークの第2ピアス穴に対応した位置に前記ピアス部を移動して、前記ピアスパンチをロックする第2工程と、前記ピアス部を貫通させて、前記第2ワークに前記第2ピアス穴を加工する第3工程と、を備えることを特徴とするピアス加工方法が提供される。
本開示に係るピアス加工装置及びピアス加工方法によれば、複数のワーク毎に異なる位置にピアス穴を形成する場合でも、ピアス加工の作業効率の低下を抑制できる。
第1ワークをセットしてピアスパンチ及びダイをロックした状態を示すピアス加工装置の概略断面図である。 第1ワークをピアス加工した状態を示すピアス加工装置の概略断面図である。 第2ワークをセットしてピアスパンチ及びダイをロックした状態を示すピアス加工装置の概略断面図である。 第2ワークをピアス加工した状態を示すピアス加工装置の概略断面図である。 図1に示したV−V線の概略断面図である。 図1に示したVI−VI線の概略断面図である。 図3に示したVII−VII線の概略断面図である。 図3に示したVIII−VIII線の概略断面図である。 図1に示したIX−IX線の断面図である。 第1変形例において第1ワークをピアス加工した状態を示す概略断面図である。 第1変形例において第2ワークをピアス加工した状態を示す概略断面図である。 第2変形例のパンチロック機構を示す概略断面図である。 第2変形例のダイロック機構を示す概略断面図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、図中に示す上下前後左右の各方向は、説明の便宜上定められたものに過ぎないものとする。
図1及び図2は、第1ワークW1をピアス加工する際の工程を示したピアス加工装置100の縦断面図であり、図3及び図4は、第2ワークW2をピアス加工する際の工程を示したピアス加工装置100の縦断面図である。
図1及び図3に示すように、第1ワークW1及び第2ワークW2は、平板状に形成された金属製の被成形材である。図2及び図4に示すように、第1ワークW1には、第1ピアス穴H1が貫通形成され、第2ワークW2には、第1ピアス穴H1と位置が異なる第2ピアス穴H2が貫通形成される。
第1ピアス穴H1及び第2ピアス穴H2は、丸穴状にそれぞれ形成され、互いに同じ大きさの内径を有する。また、本実施形態では、第1ピアス穴H1の位置に対して、第2ピアス穴H2が右側にずれた位置(図示例では、概ね穴の半径の距離だけ右側に移動した位置)となる。
以下、図1及び図2を参照して、主に第1ワークW1をピアス加工する際のピアス加工装置100の構造を説明する。
図1に示すように、ピアス加工装置100は、上型1及び下型2を備えたプレス加工装置である。
ピアス加工装置100は、上型1に取り付けられたピアスパンチ10と、下型2に取り付けられ、ピアスパンチ10と協働して第1ワークW1をピアス加工する筒状のダイ20と、を備える。
また、ピアス加工装置100は、上型1に設けられ、ピアスパンチ10の基端部を収容して保持するパンチ保持穴30と、パンチ保持穴30に対してピアスパンチ10をロックするパンチロック機構40と、を備える。また、ピアス加工装置100は、下型2に設けられ、ダイ20を収容して保持するダイ保持穴50と、ダイ保持穴50に対してダイ20をロックするダイロック機構60と、を備える。
更に、本実施形態のピアス加工装置100は、下型2に設けられ、ピアス加工により第1ワークW1が打ち抜かれて生成されたスクラップS1(図2を参照)を排出するための排出穴70を備える。なお、図示しないが、上型1には、ピアスパンチ10に付着した第1ワークW1を剥ぎ取るためのストリッパが設けられる。
パンチリテーナ3は、ピアスパンチ10を保持する保持部材である。また、パンチリテーナ3は、上型1の下面1aに取り付けられ、上型1の一部を構成する。
図1及び図5に示すように、本実施形態のパンチリテーナ3は、縦断面視及び横断面視において、略矩形状に形成される。また、パンチリテーナ3には、ボルト挿通穴5a及び前述のパンチ保持穴30が形成される。また、パンチリテーナ3には、後述するパンチロック機構40の収容穴41a,41b及び操作穴42a,42bが形成される。
ボルト挿通穴5aは、パンチリテーナ3の四隅の部分に上下方向に貫通形成される。一方、上型1の下面1aには、これらのボルト挿通穴5aと同軸に配置されたネジ穴5bが形成される。本実施形態では、ボルト5cが下方からボルト挿通穴5aに挿通されて、ボルト5cのネジ部がネジ穴5bに螺合されることで、パンチリテーナ3が上型1の下面1aに締結される。
パンチ保持穴30は、パンチリテーナ3の中央部分に上下方向に貫通形成される。また、パンチ保持穴30は、丸穴状に形成されており、パンチ保持穴30の上端部には、円盤状のスペーサ31が嵌合される。スペーサ31の上面は、上型1の下面1aに当接される。
ピアスパンチ10は、柱状に形成され、その基端部に、パンチ保持穴30に移動可能に嵌合されるシャンク部11を有する。また、ピアスパンチ10は、その先端部にピアス部12を有する。
シャンク部11は、円柱状に形成され、ピアスパンチ10の軸心C1と同軸に配置される。また、シャンク部11は、パンチ保持穴30に同軸かつ移動可能に嵌合され、パンチ保持穴30内でスライド可能となるような大きさの外径D1を有する。
シャンク部11の上面は、パンチスペーサ31の下面に当接される。これにより、ピアスパンチ10に下方から掛かる上向き荷重が、パンチスペーサ31を介して上型1で受け止められる。
ピアス部12は、円柱状に形成され、シャンク部11の下端から下方に突出するように設けられる。
ピアス部12は、シャンク部11の外径D1よりも小さい外径D2を有する(D1>D2)。例えば、本実施形態では、シャンク部11の外径D1に対して、ピアス部12の外径D2が1/2程度の大きさに設定される。
本実施形態のピアス部12は、ピアスパンチ10の基端部(シャンク部11)に対して偏心して配置される。すなわち、ピアス部12の中心軸C2は、ピアスパンチ10の軸心C1に対し水平方向にずれている。
ピアス部12の上端部12aは、ピアス部12の外径D2からシャンク部11の外径D1に移行すべく、上方に向かうにつれ拡径される。
また、ピアス部12は、シャンク部11がパンチ保持穴30内で軸心C1回りに回転移動することで、軸心C1回りの異なる位置に位置される。例えば、図1及び図2に示すように、第1ワークW1をピアス加工する際には、ピアス部12の中心軸C2がピアスパンチ10の軸心C1に対して左側に位置される。また、図3及び図4に示すように、第2ワークW2をピアス加工する際には、ピアス部12の中心軸C2がピアスパンチ10の軸心C1に対して右側に位置される。
パンチロック機構40には、所謂ボールロック機構が用いられる。パンチロック機構40は、パンチ保持穴30に対してピアスパンチ10を軸心C1回りの異なる2つの位置でロックするように構成される。
図1に示すように、パンチロック機構40は、複数のパンチ係合部材としての第1ボール43a及び第2ボール43bと、ボール43a,43bが係合する1つのパンチ被係合部としてのボール係合穴44と、を有する。また、パンチロック機構40は、付勢部材としての第1バネ部材45a及び第2バネ部材45bを有する。
第1ボール43a及び第2ボール43bは、パンチ保持穴30の内周部に出没可能に設けられ、パンチ保持穴30の周方向に180°の間隔を空けて配置される。第1ボール43aは、パンチ保持穴30の穴軸(すなわち、ピアスパンチ10の軸心C1)に対して左側の位置に配置される。また、第2ボール43bは、軸心C1に対して右側の位置に配置される。
ボール係合穴44は、シャンク部11の外周部に設けられ、ピアスパンチ10の軸心C1に対して、ピアス部12の中心軸C2側(図1における左側)の位置に配置される。より詳しくは、ボール係合穴44は、ピアスパンチ10の軸心C1からピアス部12の中心軸C2を通った延長線上に配置される。
パンチロック機構40では、ボール係合穴44に第1ボール43a及び第2ボール43bの何れかが係合されることで、ピアスパンチ10がロックされる。これにより、パンチ保持穴30に対して、ピアスパンチ10の軸方向及び周方向の移動が規制される。
具体的には、図1に示すように、ボール係合穴44に第1ボール43aが係合されると、この位置(以下、第1パンチロック位置PL1とする。)でピアスパンチ10がロックされる。これにより、ピアス部12の中心軸C2は、ピアスパンチ10の軸心C1に対して左側に位置され、第1ワークW1をピアス加工できるようになる。
第1バネ部材45aは、コイルスプリングからなり、第1ボール43aと共に、パンチリテーナ3に形成された第1収容穴41aに収容される。第1収容穴41aは、パンチ保持穴30よりも径方向外側(図示、左側)に位置するパンチリテーナ3の上面から、パンチ保持穴30の下部に位置する内周面にかけて、斜めに貫通形成される。
第1ボール43aは、第1バネ部材45aによってパンチ保持穴30の径方向内側に付勢され、第1収容穴41aから一部が突出するように設けられる。
第1収容穴41aの下端部には、パンチリテーナ3の下面から上方に向かって貫通形成された小径の第1操作穴42aが連通される。ピアスパンチ10のロックを解除するときは、第1操作穴42aに下方から小径のピン等(不図示)が挿入される。これにより、第1ボール43aが、第1バネ部材45aの付勢力に反して押し戻され、ボール係合穴44から離間されることで、ピアスパンチ10のロックが解除される。その結果、パンチ保持穴30に対して、ピアスパンチ10の軸方向及び周方向の移動が可能になる。
また、ピアスパンチ10では、軸心C1に対して、第1収容穴41a、第1操作穴42a、第1ボール43a及び第1バネ部材45aと左右対称に、第2収容穴41b、第2操作穴42b、第2ボール43b及び第2バネ部材45bが設けられる。
第2ボール43bは、第2バネ部材45bによってパンチ保持穴30の径方向内側に付勢される。但し、図1に示すように、第2ボール43bは、第1ボール43aがボール係合穴44に係合されているときには、ボール係合穴44に係合できず、シャンク部11の外周面に当接されただけの状態になる。
図3に示すように、ボール係合穴44に第2ボール43bが係合されると、この位置(以下、第2パンチロック位置PL2とする。)でピアスパンチ10がロックされる。これにより、ピアス部12の中心軸C2は、ピアスパンチ10の軸心C1に対して右側に位置され、第2ワークW2をピアス加工できるようになる。また、このとき、第1ボール43aは、ボール係合穴44に係合できず、シャンク部11の外周面に当接されただけの状態になる。
図1及び図6に示すように、ダイリテーナ4は、ダイ20を保持する保持部材である。また、ダイリテーナ4は、下型2の上面2aに取り付けられ、下型2の一部を構成する。
本実施形態のダイリテーナ4は、パンチリテーナ3を上下方向に反転させたような形状となっており、パンチリテーナ3に対向して配置される。
ダイリテーナ4には、ボルト挿通穴6a、ダイ保持穴50、ダイロック機構60の収容穴61a,61b及び操作穴62a,62bが形成される。
ダイ保持穴50は、パンチ保持穴30と同軸に配置される。なお、ダイ保持穴50は、パンチ保持穴30よりも大径に形成されるが、それ以外では、パンチリテーナ3及びダイリテーナ4は、概ね上下対称に形成される。よって、ダイリテーナ4の詳細な形状については、説明を省略する。
下型2の上面2aには、ダイリテーナ4のボルト挿通穴6aと同軸に配置されたネジ穴6bが形成される。本実施形態では、ボルト6cが上方からボルト挿通穴6aに挿通されて、ボルト6cのネジ部がネジ穴6bに螺合されることで、ダイリテーナ4が下型2の上面2aに締結される。
また、下型2の上面2aには、ワーク支持部材7が取り付けられる。ワーク支持部材7は、水平方向に延びる平板状に形成され、上下方向に貫通形成されたリテーナ挿通穴7aを有する。ダイリテーナ4は、リテーナ挿通穴7aに上方から挿入された状態で、下型2の上面2aに取り付けられる。なお、ダイ本体22、ダイホルダ23、ダイリテーナ4及びワーク支持部材7のそれぞれの上面は、同じ高さ位置になるように配置される。
ダイ20は、ダイ穴21を有する筒状のダイ本体22と、ダイ保持穴50に移動可能に嵌合される筒状のダイホルダ23と、を備える。また、ダイ20は、ピアスパンチ10に対して同軸に配置され、共通の軸心C1を有する。
ダイ穴21には、ピアス部12が挿入される。ダイ穴21は、ピアス部12に対して同軸に配置され、共通の中心軸C2を有する。
ダイ本体22は、所謂ボタンダイであり、ダイホルダ23に着脱自在に嵌合されて保持される。ダイ穴21は、ダイ本体22の内周部によって画成される。
また、ダイ穴21は、軸方向において、上端部にランド部21aを有し、ランド部21aよりも下方の位置に逃がし部21bを有する。なお、ランド部21a及び逃がし部21bは、ダイ本体22の外周部に対して同軸に形成される。
図1に示すように、ランド部21aの内径D3は、ピアス部12と協働してピアス加工可能な最適な大きさに設定される。逃がし部21bの内径D4は、ランド部21aの内径D3よりも大きく設定される(D4>D3)。
ダイホルダ23は、円筒状に形成され、ダイ20の軸心C1と同軸に配置される。
本実施形態のダイホルダ23は、軸方向において、上部の内周部に保持部23aを有し、下部の内周部に排出部23bを有する。また、ダイホルダ23は、上面から下方に向かって形成されたネジ穴23cを有する。
保持部23a及び排出部23bは、ランド部21a及び逃がし部21bと同軸に配置される。
保持部23aは、ダイ本体22を上方から嵌合させて保持する。これにより、ダイ本体22の径方向の移動が規制される。
一方、排出部23bは、保持部23aの内径D5よりも小さい内径D6を有する(D6<D5)。ダイ本体22は、保持部23aと排出部23bを繋ぐ段差部に当接される。これにより、ダイ本体22の下方への移動が規制される。
また、排出部23bの内径D6は、ダイ穴21の逃がし部21bの内径D4よりも大きく設定される(D4<D6)。すなわち、本実施形態では、ランド部21aの内径D3、逃がし部21bの内径D4、排出部23bの内径D6が、上方から順に大きくなるように設定される(D3<D4<D6)。これにより、後述する第1ワークW1のスクラップS1(図2を参照)を、逃がし部21bから排出穴70に円滑に排出できる。なお、排出部23bの内径D6は、逃がし部21bの内径D4と同じ大きさであっても良い(D4=D6)。
ダイホルダ23のネジ穴23cには、ダイ20の着脱時に、小径のピン等(不図示)の先端部に形成された雌ネジが螺合される。これにより、ダイ保持穴50からダイ20を上方に引き抜いて取り出すことができる。
本実施形態のダイ穴21は、ダイ20に対して偏心して配置される。すなわち、本実施形態では、ダイホルダ23に対して、ダイ本体22が偏心して配置されており、ダイ穴21の中心軸C2は、ダイ20の軸心C1に対し水平方向にずれている。
また、ダイ穴21は、ダイ20がダイ保持穴50内で軸心C1回りに回転移動することで、軸心C1回りの異なる位置に位置される。例えば、図1及び図2に示すように、第1ワークW1をピアス加工する際には、ダイ穴21の中心軸C2が、ダイ20の軸心C1に対して左側に位置され、図3及び図4に示すように、第2ワークW2をピアス加工する際には、ダイ穴21の中心軸C2が、ダイ20の軸心C1に対して右側に位置される。
ダイロック機構60には、所謂ボールロック機構が用いられる。ダイロック機構60は、ダイ保持穴50に対してダイ20を軸心C1回りの異なる2つの位置でロックするように構成される。
図1に示すように、ダイロック機構60は、複数の係合部材としての第1ボール63a及び第2ボール63bと、ボール63a,63bが係合する1つの被係合部としてのボール係合穴64と、を有する。また、ダイロック機構60は、付勢部材としての第1バネ部材65a及び第2バネ部材65bを有する。
ダイロック機構60の第1ボール63a及び第2ボール63bは、ダイ保持穴50の内周部に出没可能に設けられ、ダイ保持穴50の周方向に180°の間隔を空けて配置される。また、ダイロック機構60のボール係合穴64は、ダイ20の外周部に設けられ、ダイ20の軸心C1に対して、ダイ穴21の中心軸C2側(図1における左側)の位置に配置される。
ダイロック機構60では、ボール係合穴64に第1ボール63a及び第2ボール63bの何れかが係合されることで、ダイ20がロックされる。これにより、ダイ保持穴50に対して、ダイ20の軸方向及び周方向の移動が規制される。
本実施形態のダイロック機構60は、パンチロック機構40に対して、概ね上下対称の構造となっており、ピアスパンチ10をダイ20に、ピアス部12をダイ穴21に、パンチ保持穴30をダイ保持穴50に、それぞれ置き換えた関係にある。よって、ダイロック機構60の詳細な構造については、説明を省略する。
図1に示すように、第1ワークW1をピアス加工する際、ダイロック機構60は、第1パンチロック位置PL1に対応する位置(以下、第1ダイロック位置DL1とする。)で、ダイ20をロックする。このとき、ダイ穴21は、ダイ20の軸心C1に対して左側に配置され、ピアス部12と同軸に配置される。
また、図3に示すように、第2ワークW2をピアス加工する際、ダイロック機構60は、第2パンチロック位置PL2に対応する位置(以下、第2ダイロック位置DL2とする。)で、ダイ20をロックする。このとき、ダイ穴21は、ダイ20の軸心C1に対して右側に配置され、ピアス部12と同軸に配置される。
排出穴70は、下型2の上面2aから下面2bにかけて、上下方向に貫通形成される。また、排出穴70は、ダイホルダ23の排出部23bを通じてダイ穴21に接続される。
また、図2及び図4に示すように、排出穴70は、ダイロック機構60によりダイ20が何れの位置にロックされた場合でも、スクラップS1,S2を排出可能な大きさに設定される。
本実施形態では、図2に示すように、第1ワークW1が打ち抜かれることで、第1スクラップS1が生成される。また、図4に示すように、第2ワークW2が打ち抜かれることで、第2スクラップS1が生成される。
図9に示すように、排出穴70は、ダイ20の軸心C1と同軸の丸穴状に形成される。また、排出穴70は、第1ダイロック位置DL1のときの排出部23bの左端の位置から、二点鎖線で示す第2ダイロック位置DL2のときの排出部23bの右端の位置までの距離dよりも、大きい内径D7を有する(D7>d)。なお、排出穴70の内径D7は、この距離dと同じ大きさであっても良い(D7=d)。また、排出穴70は、例えば、内径D7と同じ長さで左右方向に延びる長穴状に形成されても良い。
次に、本実施形態のピアス加工装置100を用いたピアス加工方法を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のピアス加工方法は、第1ワークW1にピアス部12を貫通させて、第1ピアス穴H1を加工する第1工程を備える。また、図3に示すように、ピアス加工方法は、第2ワークW2をセットし、第2ワークの第2ピアス穴H2(図4を参照)に対応した位置にピアス部12を移動して、ピアスパンチ10をロックする第2工程を備える。また、図4に示すように、ピアス加工方法は、第2ワークW2にピアス部12を貫通させて、第2ピアス穴H2を加工する第3工程を備える。
第1工程では、先ず、図1に示すように、ダイ20、ダイリテーナ4及びワーク支持部材7の上面の所定位置に、第1ワークW1がセットされる。このとき、ピアスパンチ10は、第1パンチロック位置PL1でロックされ、ピアス部12の中心軸C2は、ピアスパンチ10の軸心C1に対して左側に配置される。また、ダイ20は、第1ダイロック位置PD1でロックされ、ダイ穴21の中心軸C2は、ダイ20の軸心C1に対して左側に配置される。
次に、図2に示すように、上型1が下型2に向かって下降され、ピアス部12が、第1ワークW1を打ち抜いてダイ穴21(ランド部21a)に挿入される。これにより、第1ワークW1に第1ピアス穴H1が形成される。
また、第1ワークW1が打ち抜かれて生成された第1スクラップS1は、ダイ穴21の逃がし部21bから、ダイホルダ23の排出部23bに落下して、下型2の排出穴70から排出される。
その後、上型1及びピアスパンチ10は、図1に示した初期位置まで上昇される。そして、ダイ20、ダイリテーナ4及びワーク支持部材7のそれぞれの上面から、第1ワークW1が取り出される。
第2工程では、図3に示すように、ダイ20、ダイリテーナ4及びワーク支持部材7の上面の所定位置に、第2ワークW2がセットされる。
また、第2工程では、ピアスパンチ10の位置を、図1に示した第1パンチロック位置PL1から、図3に示した第2パンチロック位置PL2に切り替える。
このとき、パンチロック機構40では、ピン等を第1操作穴42aに差し込んで、第1ボール43aをボール係合穴44から離間させ、ロックを一旦解除して、ピアスパンチ10をパンチ保持穴30から取り外す。
次に、ピアスパンチ10を軸心C1回りに180°回転移動させた状態で、再びパンチ保持穴30に嵌合させる。そして、第2ボール43bをボール係合穴44に係合させて、ピアスパンチ10を再びロックする。これにより、ピアスパンチ10は、第2パンチロック位置PL2でロックされ、ピアス部12の中心軸C2は、ピアスパンチ10の軸心C1に対して右側に配置される。
但し、本実施形態では、シャンク部11が円柱状に形成され、パンチ保持穴30が丸穴状に形成されている。そのため、ピアスパンチ10をパンチ保持穴30から取り外さなくても、ロックを解除するだけで、シャンク部11をパンチ保持穴30内で回転させて、第1パンチロック位置PL1から第2パンチロック位置PL2に切り替えることができる。
また、第2工程では、ダイ20の位置を、図1に示した第1ダイロック位置DL1から、図3に示した第2ダイロック位置DL2に切り替える。
このとき、ダイロック機構60では、パンチロック機構40と同様の方法で、ロックを一旦解除して、ダイ20をダイ保持穴50から取り外す。そして、ダイ20を軸心C1回りに180°回転移動させた状態で、再びダイ保持穴50に嵌合させ、ダイ20を再びロックする。これにより、ダイ20は、第2ダイロック位置DL2でロックされ、ダイ穴21の中心軸C2は、ダイ20の軸心C1に対して右側に配置される。
但し、本実施形態では、ダイホルダ23が円筒状に形成され、ダイ保持穴50が丸穴状に形成されている。そのため、ダイ20をダイ保持穴50から取り外さなくても、ロックを解除するだけで、ダイホルダ23をダイ保持穴50内で回転させて、第1ダイロック位置DL1から第2ダイロック位置DL2に切り替えることも可能である。
第3工程では、図4に示すように、上型1が下型2に向かって再び下降され、ピアス部12が、第2ワークW2を打ち抜いてダイ穴21(ランド部21a)に挿入される。これにより、第2ワークW2に第2ピアス穴H2が形成される。
また、このとき、第2ワークW2が打ち抜かれて生成された第2スクラップS2は、ダイ穴21の逃がし部21bから、ダイホルダ23の排出部23bに落下して、下型2の排出穴70から排出される。
その後、上型1及びピアスパンチ10は、図3に示した初期位置まで上昇される。そして、ダイ20、ダイリテーナ4及びワーク支持部材7のそれぞれの上面から、第2ワークW2が取り出される。
ところで、図示しないが、一般的なピアス加工装置では、ピアス部がピアスパンチの軸心と同軸に配置される。
しかしながら、この装置では、複数のワーク毎に異なる位置にピアス穴を形成する場合に、ピアス穴に対応する位置にピアス部を移動させるため、例えば、パンチリテーナを交換する必要がある。そのため、このような交換に時間が掛かり、ピアス加工の作業効率が低下する可能性がある。
これに対して、図1及び図3に示したように、本実施形態では、ピアス部12がピアスパンチ10の軸心C1に対して偏心して配置される。そのため、ピアスパンチ10を軸心C1回りの異なる位置にするだけで、ピアス部12をピアス穴H1,H2に対応する位置に移動できる。これにより、パンチリテーナ3を交換する必要がなくなるので、作業時間の増加を抑制できる。
よって、本実施形態であれば、複数のワーク毎に異なる位置にピアス穴を形成する場合でも、ピアス加工の作業効率の低下を抑制できる。
また、本実施形態では、ダイ穴21がダイ20の軸心C1に対して偏心して配置される。そのため、ピアスパンチ10と同様に、ダイ20を軸心C1回りの異なる位置にするだけで、ダイ穴21をピアス穴H1,H2に対応する位置に移動できる。これにより、ワークW1,W2毎のダイリテーナ4の交換が不要になるので、作業時間の増加を更に抑制できる。
また、本実施形態によれば、第1ワークW1及び第2ワークW2に対して、パンチリテーナ3及びダイリテーナ4を共有できるので、ピアス加工のコストを抑制できる。
また、下型2の排出穴70は、ダイロック機構60によりダイ20が何れの位置にロックされた場合でも、スクラップS1,S2を排出可能な大きさに設定される。これにより、ワークW1,W2毎に下型2を交換する必要がなくなるので、下型2の共通化を図ることができる。
また、本実施形態では、下記のような作用効果も存在する。図10は、第1変形例のピアス加工装置200において、第1ワークW1をピアス加工した状態を示す概略断面図である。図11は、第1変形例のピアス加工装置200において、第2ワークW2をピアス加工した状態を示す概略断面図である。
図10に示すように、第1変形例では、図1に示した本実施形態のパンチロック機構40及びダイロック機構60から、右側の第2収容穴41b,61b、第2操作穴42b,62b、第2ボール43b,63b、及び第2バネ部材45b,65bが省略される。
また、第1変形例では、第1ボール係合穴44a,64aに加えて、第2ボール係合穴44b,64bが形成される。第2ボール係合穴44b,64bは、ピアスパンチ10及びダイ20の軸心C1に対して、第1ボール係合穴44a,64aと反対側(図示、右側)の位置に配置される。
図10及び図11に示すように、第1変形例のパンチロック機構40では、ボール43aに係合されるボール係合穴44a,44bを切り替えることで、ピアスパンチ10が軸心C1回りの異なる位置でロックされる。また、第1変形例のダイロック機構60では、ボール63aに係合されるボール係合穴64a,64bを切り替えることで、ダイ20が軸心C1回りの異なる位置でロックされる。これにより、ピアス部12及びダイ穴21を、ピアス穴H1,H2に対応する位置に移動できる。
しかしながら、第1変形例のパンチロック機構40では、図10及び図11を見比べて分かるように、第1ボール係合穴44aからピアス部12(中心点をQで表す)までの距離L1に比べて、第2ボール係合穴44bからピアス部12までの距離L2が遠くなる(L1<L2)。そのため、第2ボール係合穴44bを用いた場合には、第1ボール係合穴44aを用いた場合よりも遠い距離L2で、ピアスパンチ10をロックしなければならず、ピアスパンチ10の保持力が低下する可能性がある。その結果、図11に示すように、第2パンチロック位置PL2でロックする場合には、第1パンチロック位置PL1でロックする場合と比べて、ピアスパンチ10の位置が不安定になり、第2ワークW2に対するピアス加工の精度が低下する虞がある。
これに対して、図2及び図4に示すように、本実施形態のパンチロック機構40では、ボール係合穴44は、ピアスパンチ10の軸心C1に対して、ピアス部12の中心軸C2側の位置に1つ配置される。そのため、何れのボール43a,43bがボール係合穴44に係合される場合でも、ボール係合穴44からピアス部12までの距離L3を近くすることができる(L3=L1<L2)。すなわち、図4及び図11を見比べて分かるように、本実施形態では、第2パンチロック位置PL2でロックする場合に、第1変形例よりも近い距離L3でピアスパンチ10をロックできる。
これにより、本実施形態のボール係合穴44では、何れのワークW1,W2をピアス加工するときでも、ピアスパンチ10の保持力の低下を抑制できる。その結果、ピアスパンチ10の位置の安定化を図ることができ、ワークW1,W2に対するピアス加工の精度の低下を抑制できる。
他方、本実施形態のピアスパンチ10は、ピアス部12がワークW1,W2に接触してから貫通するまでの間、上型1とワークW1,W2との間で鉛直方向に圧縮される。そして、ピアスパンチ10は、ピアス部12がワークW1,W2を貫通した直後に、その反動で下方に引っ張られる。このとき、ピアスパンチ10には、ピアス部12がピアスパンチ10の軸心C1に対して偏心していることで、ピアスパンチ10の軸心C1側に向かう力(モーメントM)が生じる可能性がある。
ここで、図11に示すように、上記の第1変形例のパンチロック機構40では、第2ボール係合穴44b用いた場合に、ピアスパンチ10は、軸心C1に対して、ピアス部12の中心軸C2と反対側の位置でロックされる。そのため、ピアスパンチ10に生じたモーメントMの反動によって、第2ボール係合穴44bがボール43aを押し上げる力Fが発生する。その結果、第2ボール係合穴44bからボール43aが離間され、ピアスパンチ10の保持力が低下する可能性がある。
これに対して、図2及び図4に示すように、本実施形態のパンチロック機構40では、何れのボール43a,43bがボール係合穴44に係合される場合でも、ピアスパンチ10は、軸心C1に対してピアス部12の中心軸C2側の位置でロックされる。そのため、図4及び図11を見比べて分かるように、本実施形態では、ピアスパンチ10にモーメントMが生じた場合でも、ボール係合穴44がボール43aを押し上げる力Fは発生しない。その結果、ボール係合穴44からボール43aが離間されるのを抑制でき、ピアスパンチ10の保持力の低下を抑制できる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示は、上記の第1変形例以外にも、以下のような変形例またはそれら変形例の組み合わせとすることができる。
(第2変形例)
パンチロック機構40及びダイロック機構60は、ピアスパンチ10及びダイ20の軸心C1回りの異なる3つ以上の位置でロックしても良い。
図12及び図13に示すように、第1変形例のパンチロック機構40及びダイロック機構60では、パンチ保持穴30及びダイ保持穴50の周方向において、等間隔に4つずつボール43a〜43d、63a〜63dが設けられる。これにより、ピアスパンチ10及びダイ20をその軸心C1回りの異なる4つの位置でロックできる。なお、図示しないが、ボールは、ピアス穴の位置に応じて、パンチ保持穴及びダイ保持穴の周方向に異なる間隔で配置されても良い。
(第3変形例)
図示しないが、パンチ保持穴、シャンク部、ダイ保持穴及びダイホルダは、多角形等の任意の形状であって良い。例えば、第3変形例では、パンチ保持穴が四角穴状に形成され、シャンク部が上下方向に延びる四角柱状に形成される。
前述の各実施形態の構成は、特に矛盾が無い限り、部分的にまたは全体的に組み合わせることが可能である。本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 上型
2 下型
10 ピアスパンチ
11 シャンク部
12 ピアス部
20 ダイ
21 ダイ穴
30 パンチ保持穴
40 パンチロック機構
50 ダイ保持穴
60 ダイロック機構
70 排出穴
100 ピアス加工装置
C1 ピアスパンチの軸心、ダイの軸心
C2 ピアス部の中心軸、ダイ穴の中心軸
H1 第1ピアス穴
H2 第2ピアス穴
W1 第1ワーク
W2 第2ワーク

Claims (7)

  1. 上型に取り付けられたピアスパンチと、
    下型に取り付けられ、前記ピアスパンチと協働してワークをピアス加工するダイと、を備えたピアス加工装置であって、
    前記上型に設けられ、前記ピアスパンチの基端部を収容して保持するパンチ保持穴と、
    前記パンチ保持穴に対して前記ピアスパンチをその軸心回りの異なる複数の位置でロックするパンチロック機構と、備え、
    前記ピアスパンチは、その先端部にピアス部を有し、
    前記ピアス部は、前記基端部に対し、偏心して配置される
    ことを特徴とするピアス加工装置。
  2. 前記パンチロック機構は、前記ピアスパンチの軸心に対して、前記ピアス部の中心軸側の位置で前記ピアスパンチをロックするように構成される
    請求項1に記載のピアス加工装置。
  3. 前記ピアスパンチは、その基端部に、前記パンチ保持穴に移動可能に嵌合されるシャンク部を有し、
    前記パンチロック機構は、
    前記パンチ保持穴の内周部に出没可能に設けられた複数のパンチ係合部材と、
    前記シャンク部の外周部に設けられ、前記パンチ係合部材が係合する1つのパンチ被係合部と、を有し、
    前記複数のパンチ係合部材は、前記パンチ保持穴の周方向に間隔を空けて配置され、
    前記パンチ被係合部は、前記ピアスパンチの軸心に対して、前記ピアス部の中心軸側の位置に配置される
    請求項2に記載のピアス加工装置。
  4. 前記ダイは、筒状に形成され、前記ピアス部が挿入されるダイ穴を有し、
    前記ピアス加工装置は、
    前記下型に設けられ、前記ダイを収容して保持するダイ保持穴と、
    前記ダイ保持穴に対して前記ダイをその軸心回りの異なる複数の位置でロックするダイロック機構と、を更に備え、
    前記ダイ穴は、前記ダイに対し、偏心して配置される
    請求項1〜3の何れか一項に記載のピアス加工装置。
  5. 前記ダイは、前記ダイ保持穴に移動可能に嵌合され、
    前記ダイロック機構は、
    前記ダイ保持穴の内周部に出没可能に設けられた複数のダイ係合部材と、
    前記ダイの外周部に設けられ、前記ダイ係合部材が係合する1つのダイ被係合部と、を有し、
    前記複数のダイ係合部材は、前記ダイ保持穴の周方向に間隔を空けて配置され、
    前記ダイ被係合部は、前記ダイの軸心に対して、前記ダイ穴の中心軸側の位置に配置される
    請求項4に記載のピアス加工装置。
  6. 前記下型に設けられ、前記ピアス加工により前記ワークが打ち抜かれて生成されたスクラップを排出するための排出穴を更に備え、
    前記排出穴は、前記ダイロック機構により前記ダイが何れの位置にロックされた場合でも、前記スクラップを排出可能な大きさに設定される
    請求項4または5に記載のピアス加工装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のピアス加工装置を用いたピアス加工方法であって、
    第1ワークに前記ピアス部を貫通させて、第1ピアス穴を加工する第1工程と、
    ピアス穴の位置が前記第1ワークと異なる第2ワークをセットし、前記第2ワークの第2ピアス穴に対応した位置に前記ピアス部を移動して、前記ピアスパンチをロックする第2工程と、
    前記第2ワークに前記ピアス部を貫通させて、前記第2ピアス穴を加工する第3工程と、を備える
    ことを特徴とするピアス加工方法。
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