JP2021129605A - 粘着ロール自動巻きクリーナー、及びこれを用いた玩具 - Google Patents
粘着ロール自動巻きクリーナー、及びこれを用いた玩具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021129605A JP2021129605A JP2020024806A JP2020024806A JP2021129605A JP 2021129605 A JP2021129605 A JP 2021129605A JP 2020024806 A JP2020024806 A JP 2020024806A JP 2020024806 A JP2020024806 A JP 2020024806A JP 2021129605 A JP2021129605 A JP 2021129605A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotation
- adhesive
- reel
- adhesive tape
- control unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 title claims abstract description 182
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 title claims abstract description 145
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 title claims abstract description 145
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 claims abstract description 203
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 53
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 34
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 17
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 16
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 12
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 238000013461 design Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000011160 research Methods 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 2
- 241000282472 Canis lupus familiaris Species 0.000 description 1
- 241000282326 Felis catus Species 0.000 description 1
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 description 1
- 241000196134 Osmunda regalis Species 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000003542 behavioural effect Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 230000007480 spreading Effects 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Abstract
Description
本発明の課題は、2つのリールに粘着テープを掛け渡して連続的に使用する粘着ロールクリーナーにおいて、粘着テープの弛みの問題を解消することと、掃除に用いる側の粘着テープの粘着力の低下に応じて自動的に粘着面を更新することができる、粘着ロール自動巻きクリーナーを提供することである。
第1のリールと、第2のリールと、
前記第1のリールとの間で回転を伝達可能な、第1の回転伝達体を備え、一方向に制動力を有する第1のブレーキユニットと、
前記第2のリールとの間で回転を伝達可能な、前記第1の回転伝達体とは回転数の異なる第2の回転伝達体を備え、一方向に制動力を有する第2のブレーキユニットと、
を有することを特徴とする。
前記第2のリールとの間で回転を伝達可能な、前記第3の回転伝達体とは回転数の異なる第4の回転伝達体を備え、一方向に制動力を有する第4のブレーキユニットと、
を有し、
前記第1の回転伝達体に対する前記第2の回転伝達体の回転比と、
前記第3の回転伝達体に対する前記第4の回転伝達体の回転比とは、
大小関係が逆であるように構成するとよい。
所定の条件において、前記第1のリールの回転数が一方向回転と他方向回転とで異なるように、回転数を調節する第1の制御部を備える巻取量調節部を有するとよい。
上記切り替えによって、常に進行方向側の粘着テープ巻回体を巻取方向に回転させるため、他方の粘着テープ巻回体はテープを引き出されるようにして強制的に回転する。すなわち、特許文献2に記載の発明は、2つのローラとの間に別途回転動力伝達用の歯車を設けなくてもよいという点で利点があると思われる。
そうすると、使用者が粘着テープの粘着力を判断して、その都度、新しい粘着面に更新するための動作を意識的に行わなければならないということが一つの課題になると言える。
すなわち、特許文献1から3を組み合わせても、粘着テープの粘着力の低下を自動的に捉えて粘着面を更新する粘着ロールクリーナーは容易に想到できるものではないと思われる。
実施形態を説明するにあたり、本発明に用いられるブレーキユニットの実施形態の一例、およびその原理を説明する。なお、一例としてブレーキユニットの写真を図8のHに示す。
図1の符号3〜6は、ブレーキユニットの一実施形態の斜視図である。第1のブレーキユニット3は、第1の回転体31に、帯状体32を巻いた構造をしている。
第1の帯状体32の素材は、ティッシュ箱を構成する厚さ0.5mm程度の紙を用いたが、これに限らず、必要な機能を実現する厚さ、幅、長さ、材質であればよく、紙でなくてもよい。
例えば、前記第1の帯状体32の一端(以下、固定端と呼ぶ。)を前記側周面に対して1cm程度接着している。前記第1の帯状体32の他端(以下、自由端と呼ぶ。)は固定されておらず、変形可能である。
第2〜4のブレーキユニット4,5,6も、第1のブレーキユニット3と同様に構成してよい。
前記ブレーキユニットの動作原理を説明する。図2では、第1のリール1に設けられた第1の被制動部12に、第1のブレーキユニット3を収容している。第1の帯状体32は、図2の紙面に向かって時計回りに巻かれている。第1の帯状体32の自由端は、第1の被制動面13に接している。
このようにして、第1のブレーキユニット3と、第1のリール1とは、回転動力を伝達できる状体になる。
実施形態を説明するにあたり、粘着テープの粘着力の低下を捉え、これに応じて動作を変更するメカニズムを実現する構成例、およびその原理を説明する。
図2および図4は、一実施形態の側面透視図である。図5は原理説明図である。説明の都合上、図1〜4において、紙面に向かって左側を「前」、右側を「後」とする。
第1の制御部72と同様の形状をした第2の制御部73を、支持部71を挟んで反対側に設けてもよい。これにより、後述するように、粘着テープ巻回体を交換するときに一手間減らせるリバーシブル機構を実現できる。
従来技術の、2つリールを用いた粘着テープ巻取り型の掃除装置をテストしてみたところ、テープの弛みを防止しようとするメカニズムが取り入れられていることはわかったが、テープの弛みを解消しきれず、最後まで安定して使い切れないという問題があることがわかった。
また、弛みが発生する都度、使用者がテープの弛みを解消するようにリールと巻芯とをずらしながら手で巻いてやるとか、粘着力の弱い面をいつまでも使わないようにするなどといったように、操作に特別な気を遣ってやる必要があることに気づいた。
具体的には、第1の粘着テープ巻回体17が古いテープを巻き取りながら後退するときに、第2の粘着テープ巻回体27に巻かれている粘着テープを引き出そうとする力に負けて、成り行きで第2のリールが回転する程度の制動力を加えればよい。後述の実施形態でも説明するが、例えば図1のテープ押さえ101のようなものを用いてもよい。テープ押さえの一例としての写真を図8のGに示す。
第1の実施形態は、
第1のリール1と、第2のリール2と、
第1のリール1との間で回転を伝達可能な、第1の回転伝達体33を備え、一方向に制動力を有する第1のブレーキユニット3と、
前記第2のリールとの間で回転を伝達可能な、前記第1の回転伝達体33とは回転数の異なる第2の回転伝達体43を備え、一方向に制動力を有する第2のブレーキユニット4と、
を有する粘着ロール制御ユニットである。
これにより、粘着ロールクリーナーの前進時における、粘着テープの弛みを抑制することができる。詳細は、前述した「原理説明1:一方向ブレーキユニットの構成」および「原理説明1の2:ブレーキユニットのメカニズム」にも書いてある。
第1のリール1の第1の穴11、第2のブレーキユニット4の穴、および第2のリール2の第2の穴21についても同様である。
プーリー比とは、一般的に、駆動側のプーリー径で従動側(被駆動)のプーリー径を除した値をいう。プーリー比が2の場合は従動側の回転数は2分の1になるが、トルクは2倍になる。1より大きい場合は減速し、1より小さい場合は増速を意味する。プーリー比を大きくしようとして、片方のプーリー径を小さくすると、ベルトの耐久性の低下や滑りが生じることがある。
第1のリール、第1の回転伝達体、第1のブレーキユニットそれぞれとの間では、直接または間接的に回転を伝達可能になっていればよく、間に他の部材等が入っていても、本実施形態の機能を損なわないのであれば構わない。
第2の実施形態は、第1の実施形態において、
第1のリールとの間で回転を伝達可能な、第3の回転伝達体を備え、一方向に制動力を有する第3のブレーキユニットと、
第2のリール2との間で回転を伝達可能な、第3の回転伝達体53とは回転数の異なる第4の回転伝達体63を備え、一方向に制動力を有する第4のブレーキユニットと、
を有し、
第1の回転伝達体33に対する前記第2の回転伝達体43の回転比と、
第3の回転伝達体53に対する前記第4の回転伝達体63の回転比とは、
大小関係が逆である粘着ロール制御ユニットである。
第1の実施形態の構成に加えて上記構成を備えることで、後述するような効果を有する。
すなわち、第1の回転伝達体33に対する前記第2の回転伝達体43の回転比と、第3の回転伝達体53に対する前記第4の回転伝達体63の回転比とは、大小関係が逆である。
第3の回転伝達体53が駆動側となる場合のプーリー比は1.11〜2が望ましく、より好ましくは1.25〜1.66程度である。他の系およびテープの弛み具合などをみて適宜調整する。
図5を用いて第2の実施形態の説明する。効率よく説明するため、ついでに第1の実施形態と、第3の実施形態の説明も一部含む。図5は、動作モードを、前進時と後退時、および掃除に用いている粘着テープ面の粘着力が十分か弱いかで4つの象限に分けた説明図である。所々先に説明した内容については省略する。
また、説明の便宜上、図5の各象限中で、S1、S2等といった符号を共通して用いているところがあるが、各象限の説明においては、各象限中に書かれているもので説明しているものとする。
なお、図5には巻取量調整部も描かれているが、これは第3の実施例以降で説明するので、第2の実施例の説明では省略している。
先に説明した「原理説明1の2:ブレーキユニットのメカニズム」の原理も加味しつつ、図5の左上の象限で実施例を説明する。すなわち、掃除面にあたる粘着テープの粘着力が十分にある状態であって、粘着ロールクリーナーを紙面左方向に前進させる場合についてである。
その結果、第1のブレーキユニット3はロックした状態となり、S2に示すように、第1のブレーキユニット3も反時計回りに回転し始める。この動力はたすき掛けされたゴムベルトを通じて第2のブレーキユニット4に伝達する。
視覚的なわかりやすさのため、S1とS2の矢印は、回転数が同じ程度になるように描いている。
しかし、実際には、第2のブレーキユニット4がロックしている状態かつ、第2のリール2よりも第2のブレーキユニット4の方を速く回転させるような力が働くときには、第2のブレーキユニット4とゴムベルトを介して動力伝達関係にある第1のブレーキユニット3は遅い回転になるため、ある瞬間においては第1のリール1との間でロックが解除され、空回りする。
そしてまたテープの弛みが生じたときにはロック状態となりテープの弛みを解消するように働く。
このようにして、粘着テープに対して常に一定のテンションをかけ続けることで粘着テープの弛みを防止する効果を有する。
第1のリール1との間で回転を伝達可能な、第3の回転伝達体53を備え、一方向に制動力を有する第3のブレーキユニット5と、
第2のリール2との間で回転を伝達可能な、第3の回転伝達体53とは回転数の異なる第4の回転伝達体63を備え、一方向に制動力を有する第4のブレーキユニット6と
を有している。
その結果、第3のブレーキユニット5はロックした状態となり、S2’に示すように、第3のブレーキユニット5も反時計回りに回転し始める。この動力はたすき掛けされたゴムベルトを通じて第4のブレーキユニット4に伝達する。
視覚的なわかりやすさのため、S1’とS2’の矢印は、回転数が同じ程度になるように描いている。
第4のブレーキユニット6の回転数が小さいため、第2の粘着テープ巻回体27からの視点では、第4のブレーキユニット6は仮想のS4’のように相対的に逆回転しているからである。
従って前述の第1の実施例の機能を阻害しない。
仮に、瞬間的にでも第2の粘着テープ巻回体27と第2のブレーキユニット4とが同じ回転数になった場合、第2のブレーキユニット4がロックした状態になることも考えられるが、この場合、ゴムベルトを介した動力伝達関係により、第1のブレーキユニット3をより速く回転させようとすることになる。しかし、実際には、第1のブレーキユニット3が第1の粘着テープ巻回体17よりも速く反時計回りすると、第1のブレーキユニット3のロックが外れるため、不具合は生じない。
従って、やはり前述の第1の実施例の機能を阻害しない。
図5の右上の象限で実施例を説明する。すなわち、掃除面にあたる粘着テープの粘着力が十分にある状態であって、粘着ロールクリーナーを紙面右方向に後退させる場合についてである。
要は、床面に対する粘着テープの粘着力が強いときはユニット内でスリップするか力を蓄えるかされ、粘着力が弱いときは床面に対向するテープ面がスリップするといったことが起こる。ゆえに粘着力に応じた粘着面自動更新ロールクリーナーとして使うことができる。
図5の左下の象限で実施例を説明する。すなわち、掃除の対象となる床面にあたる粘着テープの粘着力が弱い状態であって、粘着ロールクリーナーを紙面左方向に前進させる場合についてである。
なお、第2の実施形態は、粘着ロール制御ユニットを第3の軸を中心に180度回転させても使うことができる。
また、粘着テープ巻回体の交換の手間を減らせるようにする効果かある。
(1)使用済の粘着テープを巻き取った巻回体を抜き取った後、
(2)そこに新しい粘着テープ巻回体を装着する。
(3)次に、元々掃除用の粘着テープが巻かれていた側のリールには、粘着テープがなくなった空の巻芯が残っているので、これに新しい粘着テープの端を貼り付けるようにして巻き付ける。
この3ステップでテープ巻回体の交換作業は終了である。
(1)巻取り用のリールに付いている使用済の粘着テープ巻回体を取り外し、
(2)掃除側のリールに付いていた空の巻芯も取り外し、
(3)この空の巻芯を再利用して巻取り用のリールに装着し直し、
(4)その上で掃除用のリールに新品の粘着ロール巻回体を装着して、
(5)新しい粘着テープの端を掃除用リール側に付いている空の巻芯に巻き付ける
という工程が必要となる。
比較すると、従来技術では巻芯の取り外し工程と、装着工程とが1回ずつ多い。
従って、本実施形態では、粘着ロールクリーナーのユニットをリバーシブルにして使うことができ、粘着テープの交換手順が簡単という効果を有する。
第3の実施形態は、第1の実施形態または第2の実施形態において、
粘着ロールクリーナーの筐体に対して回転可能に支持される支持部を備え、
所定の条件において、前記第1のリールの回転数が一方向回転と他方向回転とで異なるように、回転数を調節する第1の制御部を備える巻取量調節部を有する。
巻取量調節部を設けることで、粘着ロールクリーナーを後退方向で使用中に、粘着力の低下に応じて自動的に古いテープの巻き戻しを抑制することで、テープの巻取量を調節できるものであり、発明者らはこれを粘着力判定パタパタ機構と呼んでいる。
支持部71とは、第1のリール1を直接または間接的に支持する第1の軸8と、第2のリール2を直接または間接的に支持する第2の軸8とを有し、中央付近に第3の軸10を有し、第3の軸10を筐体100に設けられた穴に通すようにして、第3の軸10を中心に回転可能となっている支持部材である。
所定の条件とは、粘着ロールクリーナーの後退時に、巻量調整部7に働く力によって第1の粘着テープ巻回体17が床面等から離れる程度に、第1の粘着テープ巻回体17の、床面等に接する部分の粘着力が弱まった条件である。
図2に示すように、第1の制御部71は床面Gに接するようにして使用される。形状、動作、及び機能の詳細については後述する。
ここまでに説明した図5の3つの象限に加え、右下の象限を用いて説明する。4つめの象限は、掃除の対象となる床面にあたる粘着テープの粘着力が弱い状態であって、粘着ロールクリーナーを紙面右方向に後退させる場合について描いた物ものある。
そのため、ある力のバランスにおいては、第1の粘着テープ巻回体17は時計回りに回転しながら、床面に粘着している粘着面を床から剥離しつつ、新たな粘着面を床に粘着させるという動作をしようとする。これで実際に動く場合は、図5の右上の象限のように第1の粘着テープ巻回体17が時計回りに回転しながら粘着テープを巻き取ってゆく。
巻量調整部7は時計回りに少し回転し、巻量調整部7のやや右側で床に接したまま滑る(図4を参照)。この状態で安定して動作するための、好ましい第1の粘着テープ巻回体17の形態等については、第5、第6の実施形態にて述べる。
すなわち、従来の、一定距離を往復運動させるクリーナでは、粘着テープのほぼ同じ範囲に粘着力が無くなるほど塵が付着したら、一方向への前進工程が終わったときに、そのまま持ち上げてから、カーペットの掃除開始位置へと下ろして再び前進工程から始めるという動作を行なわなければ、まだ塵のついていない新しい粘着テープの部分で掃除をすることができないという問題があったが、本実施形態ではその工程を自動的に行うことができるという効果を有する。
第4の実施形態は、第3の実施形態において、
巻取量調節部7には、支持部71を挟んで第1の制御部72との反対側に第2の制御部73を有し、粘着ロール制御ユニットが、巻取量調節部7とともに、支持部71を中心に180度回転可能な、粘着ロール制御ユニットである。
第2の実施形態のところでもリバーシブル機能について説明したが、ここでは、そのリバーシブル機能で巻取量調節部7もリバーシブルに利用可能にするものである。
好ましくは、第2の制御部73は、180度回転させたときに、第1の制御部72と同様の形状であるとよいが、第1の制御部72のように機能が実現できれば、形状は同じでなくてもよい。その他の効果で第2の実施形態と共通する部分については説明を割愛する。
第5の実施形態は、第3の実施例または第4の実施例における、粘着ロールクリーナーを床面に当てて使用している際において、第1のリール1に装着される第1の粘着テープ巻回体17を床面から浮かせたときに、第2のリール2に装着される第2の粘着テープ巻回体27を接地させないように回転抑制部をもつ、粘着ロール制御ユニットである。
回転抑制部は、図4等で示される点Qより右側、本実施形態では粘着ロールクリーナーの後方側に第1の制御部72を延長した部分である。
これにより、第1の制御部72が必要以上に回転することがなくなり、第1の粘着ロール巻回体が不用意に筐体内部に接触して粘着してしまうことや、意図しない動作を防ぐことができる。
また、後ろ側にある第2の粘着テープ巻回体27が床に接することを防ぐことができる。第1の制御部72の回転し過ぎるによる、第2の粘着テープ巻回体とテープ押さえ101との接触が外れることも防止できる。
第6の実施形態は、第3の実施例または第4の実施例において、第1のリール1に装着される第1の粘着テープ巻回体17と巻取量調節部7とをそれぞれ接地させた状態において、
巻取量調節部7は、巻取量調節部7の回転中心から接地面に下ろした垂線に対して第2リール2側に変曲点Qを有する、粘着ロール制御ユニットである。
第7の実施形態は、第3から第6の実施例における、第1のリール1に装着される第1の粘着テープ巻回体17が、床面に近い側から粘着テープを引き出されるように装着される、粘着ロール制御ユニットである。
発明者らは、実験により、粘着テープを下側から引き出せば、床面との接触面積が大きくなりがちで、場合によっては粘着テープが強固に床面に貼り付く結果、粘着テープの弛みを生じさせて、前側あるいは後ろ側の粘着テープ巻回体に弛んだテープが巻き込まれるといったリスクがあることを確認した。
この点、本実施例では全体を通じて後方の粘着テープ巻回体を常に床面から浮かせているため、こういった問題を回避しやすい。
この構造であれば、床面に接する側の粘着テープ巻回体は使用済み側であり、粘着テープを上側(床面とは反対側)に掛け渡すことも可能であり、このようにすれば本実施形態を回避可能である。
また、第1のリールに付けた粘着テープ巻回体の粘着テープを上から引き出すと、筐体内の部位に不用意に接着して不具合を起こす場合がある。
第8の実施形態は、第1の実施形態から第7の実施形態のいずれかにおいて、第1のリールと第2のリールとの回転方向が異なる、粘着ロール制御ユニットである。
第9の実施形態は、第1から第8の実施形態のいずれかに記載の粘着ロール制御ユニットを有する、粘着ロールクリーナーである。
第10の実施形態は、第8の実施形態において、第2のリール2に装着される第2の巻芯26に対して粘着面を内向きにして巻かれる粘着テープの裏面に、弾性をもって接するように設けられたテープ押さえ101を有する、ロールクリーナーである。
第11の実施形態は、第3の実施形態から第9の実施形態のいずれかにおいて、粘着ロールクリーナーに、玩具の筐体と、車輪またはボール脚とを設けた玩具である。
(11、21……第1、第2の穴)
(12、22,14,24……第1、第2、第3、第4の被制動部)
(13、23,15、25……第1、第2、第3、第4の被制動面)
3………第1のブレーキユニット
(31……第1の回転体、32……第1の帯状体)
4………第2のブレーキユニット
(41……第2の回転体、42……第2の帯状体)
5………第3のブレーキユニット
(51……第3の回転体、52……第3の帯状体)
6………第4のブレーキユニット
(61……第4の回転体、62……第4の帯状体)
7………巻取量調節部
(71……支持部、72……第1の制御部、73……第2の制御部)
16、26……第1、第2の巻芯
17、27……第1、第2の粘着テープ巻回体
33、43、53、63……第1、第2、第3、第4の回転伝達体
8、9、10…第1、第2、第3の軸
81、91……第1、第2の中空シャフト
100…………筐体
101…………テープ押さえ
102…………キックばね
Claims (11)
- 第1のリールと、第2のリールと、
前記第1のリールとの間で回転を伝達可能な、第1の回転伝達体を備え、一方向に制動力を有する第1のブレーキユニットと、
前記第2のリールとの間で回転を伝達可能な、前記第1の回転伝達体とは回転数の異なる第2の回転伝達体を備え、一方向に制動力を有する第2のブレーキユニットと、
を有する粘着ロール制御ユニット。 - 前記第1のリールとの間で回転を伝達可能な、第3の回転伝達体を備え、一方向に制動力を有する第3のブレーキユニットと、
前記第2のリールとの間で回転を伝達可能な、前記第3の回転伝達体とは回転数の異なる第4の回転伝達体を備え、一方向に制動力を有する第4のブレーキユニットと、
を有し、
前記第1の回転伝達体に対する前記第2の回転伝達体の回転比と、
前記第3の回転伝達体に対する前記第4の回転伝達体の回転比とは、
大小関係が逆である
請求項1に記載の粘着ロール制御ユニット。 - 粘着ロールクリーナーの筐体に対して回転可能に支持される支持部を備え、
所定の条件において、前記第1のリールの回転数が一方向回転と他方向回転とで異なるように、回転数を調節する第1の制御部を備える巻取量調節部を有する
請求項1または2に記載の粘着ロール制御ユニット。 - 前記巻取量調節部には、前記支持部を挟んで前記第1の制御部との反対側に第2の制御部を有し、
請求項2に記載の粘着ロール制御ユニットが、前記巻取量調節部とともに、前記支持部を中心に180度回転可能な、
請求項3に記載の粘着ロール制御ユニット。 - 前記第1のリールに装着される第1の粘着テープ巻回体を床面から浮かせたときに、前記第2のリールに装着される第2の粘着テープ巻回体を接地させないように回転抑制部をもつ、
請求項3または4に記載の粘着ロール制御ユニット。 - 前記第1のリールに装着される第1の粘着テープ巻回体と前記巻取量調節部とをそれぞれ接地させた状態において、
前記巻取量調節部は、前記巻取量調節部の回転中心から接地面に下ろした垂線に対して第2のリール側に変曲点を有する、
請求項3または4に記載の粘着ロール制御ユニット。 - 前記第1のリールに装着される粘着テープ巻回体は、床面に近い側から粘着テープを引き出されるように装着される、
請求項3から6のいずれか一項に記載の粘着ロール制御ユニット。 - 前記第1のリールと前記第2のリールとの回転方向が異なる、
請求項1から7のいずれか一項に記載の粘着ロール制御ユニット。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の粘着ロール制御ユニットを有する、
粘着ロールクリーナー。 - 前記第2のリールに装着される巻芯に対して粘着面を内向きにして巻かれる粘着テープの裏面に、弾性をもって接するように設けられたテープ押さえを有する、
請求項8に記載の粘着ロール制御ユニットを備えた粘着ロールクリーナー。 - 請求項3から9のいずれか1項に記載の粘着ロール制御ユニットに、
玩具の筐体と、車輪またはボール脚とを設けた
粘着ロールクリーナーを兼ねる玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020024806A JP7406906B2 (ja) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | 粘着ロール自動巻きクリーナー、及びこれを用いた玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020024806A JP7406906B2 (ja) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | 粘着ロール自動巻きクリーナー、及びこれを用いた玩具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021129605A true JP2021129605A (ja) | 2021-09-09 |
JP7406906B2 JP7406906B2 (ja) | 2023-12-28 |
Family
ID=77551412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020024806A Active JP7406906B2 (ja) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | 粘着ロール自動巻きクリーナー、及びこれを用いた玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7406906B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6433971U (ja) * | 1987-08-25 | 1989-03-02 | ||
JPH07327912A (ja) * | 1994-06-03 | 1995-12-19 | Toyo Techno Kk | 粘着カーペットクリーナ |
JP2006296695A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | M Yuasa:Kk | ローラ式塵取り具 |
US20060254017A1 (en) * | 2005-04-15 | 2006-11-16 | Knopow Jeremy F | Continuous adhesive roller |
KR20160038611A (ko) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | 최인상 | 핸디 클리너 |
US20180084969A1 (en) * | 2016-09-27 | 2018-03-29 | Fred Doane | Debris Collection Device |
US10154773B1 (en) * | 2017-11-02 | 2018-12-18 | Chinh Duy Pham | Adhesive cleaning system |
-
2020
- 2020-02-18 JP JP2020024806A patent/JP7406906B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6433971U (ja) * | 1987-08-25 | 1989-03-02 | ||
JPH07327912A (ja) * | 1994-06-03 | 1995-12-19 | Toyo Techno Kk | 粘着カーペットクリーナ |
US20060254017A1 (en) * | 2005-04-15 | 2006-11-16 | Knopow Jeremy F | Continuous adhesive roller |
JP2006296695A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | M Yuasa:Kk | ローラ式塵取り具 |
KR20160038611A (ko) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | 최인상 | 핸디 클리너 |
US20180084969A1 (en) * | 2016-09-27 | 2018-03-29 | Fred Doane | Debris Collection Device |
US10154773B1 (en) * | 2017-11-02 | 2018-12-18 | Chinh Duy Pham | Adhesive cleaning system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7406906B2 (ja) | 2023-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8281846B2 (en) | Curtain | |
CN100522776C (zh) | 涂敷膜转印器 | |
JP2639606B2 (ja) | 塗膜転写具 | |
US6601632B2 (en) | Manual device for transferring a film from a backing strip to a substrate | |
JP6043359B2 (ja) | 粘着ローラー式掃除用具 | |
TWI434770B (zh) | 塗佈膜轉印器(2) | |
JP2009028228A (ja) | ロール掃除機 | |
CN103298719A (zh) | 修正带分配器以及在修正带分配器中重新拉紧修正带的方法 | |
JP2021129605A (ja) | 粘着ロール自動巻きクリーナー、及びこれを用いた玩具 | |
CN101875326B (zh) | 捆绑器 | |
JP2001129505A (ja) | 光コネクタ用クリーニング装置 | |
WO2008054064A1 (en) | Tape cleaner | |
JP2007111354A (ja) | 玉磨き揚送装置、玉磨き用ベルト、並びに、磨き用ベルトの交換方法 | |
JP2008168107A (ja) | 粘着テープ掃除具 | |
JP2009132100A (ja) | 塗膜転写具 | |
KR102533883B1 (ko) | 도막 전사구 | |
CN218343128U (zh) | 一种打印机色带手动上卷装置 | |
KR101598648B1 (ko) | 롤스크린의 구동장치 | |
JP2006305276A (ja) | 粘着テープ巻取り装置。 | |
JP5836524B1 (ja) | 粘着テープロール | |
JP2010154937A (ja) | ゴム動力駆動ユニット | |
WO2020196907A1 (ja) | 清掃装置 | |
JP3001291U (ja) | 掃除装置 | |
JP2006263423A (ja) | 粘着テープ巻取り装置。 | |
JP3766967B2 (ja) | 糸引きゼンマイ原動機2アクション・2連走行車玩具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20200226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200417 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231004 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7406906 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |