JP2021128073A - 内部荷重計算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象部材に損傷が発生した場合における内部荷重の導出に係る計算負荷を軽減する。【解決手段】内部荷重計算装置100は、対象部材200を構成する要素のうち、少なくとも1以上の要素を対象要素として選択する選択部と、事前解析の結果と、対象要素の節点に、外力を付加した場合の対象部材200における内部荷重の分布とを参照して、対象要素が欠損している場合の対象部材200における内部荷重の分布を導出する導出部104と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、内部荷重の計算を行う内部荷重計算装置に関する。
航空機などを構成する部材の強度解析のため、有限要素法などが用いられる場合がある(例えば、特許文献1)。
国際公開第WO2018/061280号
外部荷重に対して生じる対象部材の内部荷重を導出するには、計算負荷が高い処理を実行する必要があり、内部荷重の導出に係る計算負荷を軽減する技術の開発が希求される。
本発明は、このような課題に鑑み、特に、対象部材に損傷が発生した場合における内部荷重の導出に係る計算負荷を軽減することが可能な内部荷重計算装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の内部荷重計算装置は、対象部材を構成する複数の要素のうち、少なくとも1以上の前記要素を対象要素として選択する選択部と、事前解析の結果と、前記対象要素の節点に外力を付加した場合の前記対象部材における内部荷重の分布とを参照して、前記対象要素が欠損した場合の前記対象部材における内部荷重の分布を導出する導出部と、を備える。
また、前記事前解析の結果は、前記対象要素が欠損していない状態で前記対象部材に所定の荷重を付加した場合の、前記対象部材における内部荷重の分布、および、前記対象要素が前記節点で支持する荷重と、前記対象要素が欠損していない状態で前記節点に所定の荷重を付加した場合の、前記対象部材における内部荷重の分布、および、前記対象要素が前記節点で支持する荷重と、を含んでもよい。
本発明によれば、対象部材に損傷が発生した場合における内部荷重の導出に係る計算負荷を軽減することが可能となる。
内部荷重計算装置を示すブロック図である。 対象部材を示す概略図である。 事前解析の第1の結果を示す概略図である。 事前解析の第2の結果を示す概略図である。 内部荷重の導出処理を説明するフローチャートである。 事前解析による測定結果をまとめた図である。 変形例を示す第1の図である。 変形例を示す第2の図である。 変形例を示す第3の図である。 変形例を示す第4の図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
上述したように、外部荷重に対して生じる対象部材の内部荷重を導出するには、計算負荷が高い処理を実行する必要があった。本実施形態では、内部荷重の導出に係る計算負荷を軽減する。より具体的には、対象部材に欠損が生じた場合における、対象部材における内部荷重の導出に係る計算負荷を軽減する。
図1は、内部荷重計算装置100を示すブロック図である。図1に示すように、内部荷重計算装置100は、損傷検知ユニット102、導出部104、記憶部106を含んで構成される。内部荷重計算装置100は、例えば、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路を備えるパーソナルコンピュータであり、プログラムを実行することで、損傷検知ユニット102および導出部104として機能する。また、記憶部106は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどであり、不揮発性の記憶素子を含む。記憶部106には、事前解析装置300によって導出された対象部材200の解析結果を記憶することができる。
また、内部荷重計算装置100には、内部荷重を導出する対象となる対象部材200に損傷が生じたことを検出可能な損傷センサ202、および、事前解析装置300が接続されている。
事前解析装置300は、予め、対象部材200の解析を行っておく。そして、対象部材200の解析結果を記憶部106に記憶する。すなわち、内部荷重計算装置100による内部荷重の計算を行う際には、予め記憶部106に記憶されている対象部材200の解析結果を単に取得するだけでよい。
図2は、対象部材200を示す概略図である。図2に示す状態では、対象部材200は、欠損を生じていない健全モデルである。図2に示すように対象部材200は、複数の要素204a(ここでは、36個の要素204a)から構成される。なお、説明を分かりやすくするために、本実施形態においては、要素204aを膜要素とし、正方形の要素204aを縦列して表す。
本実施形態では、複数の要素204aのうち、対象要素204bに欠損が生じた際に、対象部材200における内部荷重を導出する場合を例に挙げて説明する。
図3は、事前解析の第1の結果を示す概略図である。また、図4は、事前解析の第2の結果を示す概略図である。なお、事前解析では、例えば、有限要素法など様々な既知の方法を採用し得る。
まず、事前解析として、図2、および、図3(a)に示すように、事前解析装置300は、健全モデルの対象部材200の内部荷重を求める。本実施形態では、対象部材200の各節点に100NでY軸方向に引っ張る荷重を付与した場合の、対象部材200における内部荷重の分布を求める。ここでは、図2に示すように対象部材200の一辺を固定し、固定した辺と対向する辺上に位置する各節点にY軸方向に引っ張る荷重を付与している。なお、図3中の各マス内の数値は、各要素204a(または対象要素204b)における内部荷重のY軸方向の成分を示している。
また、図3(b)に示すように、事前解析装置300は、対象要素204bに欠損が生じた場合を模擬するための仮想的な荷重を付与する。具体的には、対象要素204bの節点1と節点4に100NでY軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与した場合の、対象部材200における内部荷重の分布を求める。
また、図3(c)に示すように、事前解析装置300は、対象要素204bの節点2と節点3に100NでY軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与した場合の、対象部材200における内部荷重の分布を求める。
また、図3(d)に示すように、事前解析装置300は、対象要素204bの節点1と節点2に100NでX軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与した場合の、対象部材200における内部荷重の分布を求める。
また、図3(e)に示すように、事前解析装置300は、対象要素204bの節点3と節点4に100NでX軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与した場合の、対象部材200における内部荷重の分布を求める。
また、図3(f)に示すように、事前解析装置300は、節点1〜節点4に荷重を付与した場合の、対象部材200における内部荷重の分布を求める。具体的には、事前解析装置300は、対象要素204bの節点1および節点2と、節点3および節点4とを、をそれぞれ100NでX軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与し、節点1および節点2と、節点3および節点4とを、それぞれ100NでX軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与し、節点1および節点4と、節点2および節点3とを、それぞれ100NでY軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与した場合の、対象部材200における内部荷重の分布を求める。
次に、図4(a)に示すように、事前解析装置300は、図3に示す事前解析の結果において、健全モデルである対象部材200の各節点に100NでY軸方向に引っ張る荷重を付与した場合の、対象要素204bが節点1〜4で支持する荷重を求める。
また、図4(b)に示すように、事前解析装置300は、図3に示す事前解析の結果において、対象要素204bの節点1と節点4に100NでY軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与した場合の、対象要素204bが節点1〜4で支持する荷重を求める。
また、図4(c)に示すように、事前解析装置300は、図3に示す事前解析の結果において、対象要素204bの節点2と節点3に100NでY軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与した場合の、対象要素204bが節点1〜4で支持する荷重を求める。
また、図4(d)に示すように、事前解析装置300は、図3に示す事前解析の結果において、対象要素204bの節点1と節点2に100NでX軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与した場合の、対象要素204bが節点1〜4で支持する荷重を求める。
また、図4(e)に示すように、事前解析装置300は、図3に示す事前解析の結果において、対象要素204bの節点3と節点4に100NでX軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与した場合の、対象要素204bが節点1〜4で支持する荷重を求める。
また、図4(f)に示すように、事前解析装置300は、図3に示す事前解析の結果において、節点1〜節点4に荷重を付与した場合の、対象要素204bが節点1〜4で支持する荷重を求める。具体的には、事前解析装置300は、対象要素204bの節点1および節点2と、節点3および節点4とを、をそれぞれ100NでX軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与し、節点1および節点2と、節点3および節点4とを、それぞれ100NでX軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与し、節点1および節点4と、節点2および節点3とを、それぞれ100NでY軸方向に沿って反対側に引っ張る荷重を付与した場合の、対象要素204bが節点1〜4で支持する荷重を求める。
本実施形態では、図3および図4の事前解析を対象要素204bに対して行う場合を示したが、実際には、対象部材200を構成するすべての要素204aの内、欠損が生じ得る全ての要素に対して、事前解析を実行すればよい。欠損が生じ得る要素としては、例えば、航空機において外に露出する箇所等が相当する。あるいは、対象部材200を構成するすべての要素204aに対して、事前解析を実行してもよい。
そして、事前解析装置300は、要素204a毎に、事前解析の結果を記憶部106に記憶する。図5は、内部荷重の導出処理を説明するフローチャートである。
損傷検知ユニット102は、対象部材200を構成する要素204aのいずれかに損傷が発生したか判定する(S101)。その結果、損傷検知ユニット102によって、対象部材200の損傷が検知される(S101のYES)と、損傷検知ユニット102は、対象部材200における損傷個所、および、損傷の大きさ等の情報を検知する(S103)。ここでは、説明の便宜上、損傷検知ユニット102によって、対象要素204b一箇所の損傷が検知されたとする。
導出部104は、記憶部106に記憶された事前解析結果を取得する(S105)。図6は、対象要素204bに係る事前解析結果をまとめた図である。本実施形態においては、図6(a)に示す事前解析結果が取得される。
導出部104は、対象要素204bに係る事前解析結果のうち、対象要素204bの周辺の要素204aに作用する荷重の情報から、所定の数の情報を抽出する(S107)。具体的には、例えば、合計で5成分を抽出する場合には、節点1〜4のFx成分の中から最大3成分および節点1〜4のFy成分の中から最大3成分を選択する。すなわち、節点1〜4のFx成分の中から2成分および節点1〜4のFy成分の中から3成分を選択するか、節点1〜4のFx成分の中から3成分および節点1〜4のFy成分の中から2成分を選択するとよい。なお、本実施形態では、所定の数を5としたが、後述するように取り出すべき成分の数は欠損した要素の数、要素の種類等によって異なる。ここでは、図6(b)に示すように、(2)〜(6)について、節点1〜3のFx成分、および、節点1〜2のFy成分をそれぞれ取り出し、5×5の行列で表す。
以下では、図6(a)の外部荷重(2)〜(6)を組み合わせることによって、対象要素204bが欠損した場合と同じ状態を再現する。具体的には、所望の荷重ケース(ここでは図6(a)の対象要素が支持する荷重(1))において、対象要素204bが支持していた荷重と同じだけの荷重を、対象要素204bの周辺要素に作用させることができる、外部荷重(2)〜(6)を組み合わせを導き出す。
そして、導出部104は、上記の5×5の行列の逆行列を求める(S109)。ここでは、下記の式(1)に示すように、逆行列が求められる。
Figure 2021128073
次に、導出部104は、対象要素204bに係る事前解析結果のうち、対象要素204bが支持する荷重の情報を抽出する(S111)。ここでは、具体的には、健全モデルにおける対象要素204bが支持する荷重のうち、(1)について、節点1〜3のFx成分、および、節点1〜2のFy成分をそれぞれ取り出し、1×5の行列で表す。
そして、下記の式(2)に示すように、上記逆行列と、上記の1×5の行列との積を求める(S113)。下記の式(2)の右辺が、損傷状態を導出(模擬)するために必要な節点荷重の大きさ(係数)を表している。
Figure 2021128073
そして、導出部104は、事前解析において求めた健全モデルにおける内部荷重(図3(a))に、上記式(2)で導出した係数を用いて外部荷重を付加した場合の内部荷重を足し合わせて、対象要素204bの損傷状態における対象部材200の内部荷重の導出を行う(S115)。足し合わせる際には、上記式(2)で求めた数値を係数として用いる。
具体的には、下記の式(3)に示すように、健全モデルにおける内部荷重(図3(a))に、図3(b)の内部荷重に上記式(2)右辺1行目の数値(係数)をかけた値、図3(c)の内部荷重に上記式(2)右辺2行目の数値(係数)をかけた値、図3(d)の内部荷重に上記式(2)右辺3行目の数値(係数)をかけた値、図3(e)の内部荷重に上記式(2)右辺4行目の数値(係数)をかけた値、および、図3(f)の内部荷重に上記式(2)右辺5行目の数値(係数)をかけた値を導出する。
Figure 2021128073
上記の式(3)で導出された内部荷重分布が、対象要素204bが損傷した場合の、対象部材200の内部荷重に相当する。
上記したように、本実施形態では、健全モデルにおける内部荷重の分布を事前に解析して記憶しておき、実際に要素204aのいずれかの損傷が生じた場合には、健全モデルにおける内部分布に、損傷個所に基づいて導出された係数を用いて外部荷重を付加した場合の内部荷重を足し合わせて、対象要素204bの損傷状態における対象部材200の内部荷重の導出を行う。
上記のようにして対象要素204bの損傷状態における対象部材200の内部荷重を導出することが可能となるため、要素204aの損傷が生じてから、有限要素法等の複雑な計算を行う必要がない。これにより、内部荷重の導出に係る計算負荷を軽減することが可能となる。さらに、本実施形態の方法によって損傷状態における対象部材200の内部荷重を導出した場合と、上記の方法を用いずに、すべて有限要素法によって導出された場合とで、ほぼ一致する値が導出される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、1の対象要素204bが損傷した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記したように、1の対象要素204bが損傷した場合には、5×5の行列を解くことで、必要な外力を導出することができた。損傷が複数の要素204aに跨る場合には、行列の次元が大きくなるが上記と同様にして、内部荷重を導出することが可能である。
なお、解くべき行列の次元(すなわち、荷重の自由度)は、膜要素であれば、「損傷した要素数×5−損傷した要素数同士が共有する辺の数」という式によって表わすことが可能である。
図7は、変形例を示す第1の図である。例えば、図7(a)の場合では、損傷した対象要素204bが2つであり、要素204aが共有する辺の数が1であるから、2×5−1=9となる。また、図7(b)の場合では、損傷した対象要素204bが2つであり、対象要素204bが共有する辺の数が0であるから、2×5−0=10となる。また、図7(c)の場合では、損傷した対象要素204bが4つであり、対象要素204bが共有する辺の数が4であるから、4×5−4=16となる。
図8は、変形例を示す第2の図である。図8に示すように、損傷した対象要素204bが対象部材200の角に位置する場合(以下、角要素とも言う)には、節点a、b、dは他の要素との荷重の伝達があるものの、対象部材200の角に位置する節点cは他の要素と荷重の伝達が生じない。そのため、角要素の場合には、荷重の自由度は、図8(b)、(c)に示す並進2方向釣合い、および、図8(d)に示す回転1方向釣合いの計3となる。
ただし、角要素について、上述した1の対象要素204bが損傷した場合と同じく、5×5の行列を解くこととしてもよい。この場合、節点cにおける荷重のFx成分およびFy成分をともに0Nとすればよい。このようにすることで、角要素だけ特別に処理を変える必要がないため、プログラムが複雑となることを抑制することができる。
また、上記実施形態では、要素204aが膜要素である場合を示したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。図9は、変形例を示す第3の図である。例えば、図9に示すような、面内剛性と面外剛性を持つ板要素に本発明を適用してもよい。板要素の場合には、荷重の自由度は、図9(a)に示すような面内引張(4パターン)と、図9(b)に示すような面外せん断・曲げ(8パターン)、図9(c)に示すような、面内せん断および捩じりの計14となる。
図10は、変形例を示す第4の図である。例えば、図10に示すような、軸力、曲げ、捩じり剛性をもつBar要素に本発明を適用してもよい。Bar要素の場合には、荷重の自由度は、図10(a)に示すような軸力、捩じりと、図10(b)に示すようなせん断・曲げ(4パターン)の計6となる。
本発明は、内部荷重計算装置に利用することができる。
100 内部荷重計算装置
102 損傷検知ユニット(選択部)
104 導出部
200 対象部材
204a 要素
204b 対象要素

Claims (2)

  1. 対象部材を構成する複数の要素のうち、少なくとも1以上の前記要素を対象要素として選択する選択部と、
    事前解析の結果と、前記対象要素の節点に外力を付加した場合の前記対象部材における内部荷重の分布とを参照して、前記対象要素が欠損した場合の前記対象部材における内部荷重の分布を導出する導出部と、
    を備える内部荷重計算装置。
  2. 前記事前解析の結果は、
    前記対象要素が欠損していない状態で前記対象部材に所定の荷重を付加した場合の、前記対象部材における内部荷重の分布、および、前記対象要素が前記節点で支持する荷重と、
    前記対象要素が欠損していない状態で前記節点に所定の荷重を付加した場合の、前記対象部材における内部荷重の分布、および、前記対象要素が前記節点で支持する荷重と、
    を含む請求項1に記載の内部荷重計算装置。
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