JP2021127870A - バーナ装置用のスロート部材および縮流スワラ - Google Patents

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賢二 小野
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Abstract

【課題】バーナ装置の大型化を招くことなくTDRを大きくできるようにすること。【解決手段】バーナ装置11のフレーム12に着脱可能に接続されるタイプ1スロート部材61は、フランジ64が前記フレーム12に接続された状態において、前記バーナ装置11の風箱13の内部空間と連通され、バーナ装置11の火炎保持領域に供給される一次空気のための一次スロート18を形成する内筒62を備える。さらに、タイプ1スロート部材61は、前記内筒62の周囲に位置するとともに、二次空気用の給気口73を有し、その給気口73から前記火炎保持領域に供給される二次空気のための二次スロート72を形成する外筒63を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、ボイラに用いられるバーナ装置に対して着脱可能に接続されるようにしたスロート部材および縮流スワラに関するものである。
特許文献1には、小容量の油・ガス混焼バーナが開示されている。この特許文献1には、当該バーナに付加部品を設けることによって、小容量の油バーナを、小容量の油・ガス混焼バーナに組み替えることを可能にした技術が開示されている。
特開2017−62066号公報
特許文献1に開示された小容量の油・ガス混焼小型バーナを中〜大型化(油・ガスともに燃焼量を大きくすること)すると、各部品の寸法が燃焼量の増大に伴って略比例的に大きくなるために、バーナ装置全体が大型化するおそれがある。
本発明は、バーナ装置全体の大型化を招くことなく、油・ガスともに燃焼量を大きくするとともに、TDR(Turn Down Ratio:燃焼制御比率)をも大きくすることを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明のバーナ装置用のスロート部材においては、バーナ装置のフレームに着脱可能に接続される接続部と、その接続部が前記フレームに接続された状態において、前記バーナ装置の風箱の内部空間と連通され、前記バーナ装置の火炎保持領域に供給される一次空気のための一次スロートを形成する内側スロート管と、その内側スロート管の周囲に位置するとともに、二次空気用の開口を有し、その開口から前記火炎保持領域に供給される二次空気のための二次スロートを形成する外側スロート管とを備えたことを特徴とする。
以上の構成においては、基本タイプスロート部材を給気口を有するタイプ1スロート部材に容易に交換できる。従って、給気口から二次空気を導入することによって、バーナ装置の過熱を防止できるとともに、ガス燃焼に二次空気を利用して、多量の燃料ガスを燃焼させることが可能となり、従来よりも最大燃焼量を上げることができる。従って、前記スロート部材を交換するだけで、バーナ装置の大型化を回避できるとともに、TDRを大きくすることができる。また、二次空気を一次空気とは別の経路において別のファンによって供給することも可能になるため、燃焼制御を適切かつ容易に行うことができるとともに、一次空気の一部を二次空気側に供給するようにすれば、二次スロート内の温度を適切に維持できる。
また、本発明の縮流スワラにおいては、バーナ装置のレジスタの中心軸線上の燃料供給管の先端に設置された燃料噴射ノズルの外周に支持される旋回流生成部材の上流側に一体にして形成される縮流スワラであって、その旋回流生成部材の中心部において上流側から下流側に向かって燃焼用空気が縮流して供給されるテーパ管と、そのテーパ管の内部に設けられ、テーパ管に対して同心軸上に位置する複数のベーンとを備えたことを特徴とする。
以上の構成の縮流スワラにおいては、従来の旋回流生成部材としてのスワラなどから発生する旋回流に加えて、中心軸上により発生する強力な旋回流によって、再循環領域内の旋回成分速度が上昇し、この結果、再循環量が多くなることによって保炎力が強化される。よって、燃料を小流量側まで絞ることが可能となり、TDRを大きくすることができる。
本発明によれば、バーナ装置全体の大型化を招くことなくTDRを大きくできるという効果を発揮する。より具体的には、従来のバーナに追加部品を付加したり交換したりすることで、上記効果を発揮できる。従って、新たなバーナを設計するために、すべての部品を新しく設計する必要はなく、追加・取り換え部品のコストのみ追加となり、総コストを抑えることができるとともに、大型化にはならない。また、ユーザにとっては、追加部品や取り換え部品のみのコストで経費節減が可能となる。
バーナ装置の基本構成の斜視図。 バーナ装置の基本構成の断面図。 バーナ装置の基本構成の一部切断部分斜視図。 基本構成における機能付加ユニットの斜視図。 基本構成におけるスワラの斜視図。 基本構成におけるスワラ,アトマイザおよびガスノズルの位置関係を示す正面図。 基本構成における燃焼動作部を示す断面図。 (a)は基本構成におけるガスノズルの斜視図、(b)は同じく断面図。 ガスノズルにおける開口の配置関係を示す正面図。 第1実施形態を示す一部破断側面図。 第1実施形態を示す正面図。 第1実施形態を示す断面図。 第2実施形態を示す一部破断側面図。 第2実施形態を示す断面図。 第3実施形態を示す一部破断側面図。 第3実施形態を示す断面図。 第4実施形態を示す一部破断側面図。 第5実施形態を示す一部破断側面図。 第6実施形態を示す一部破断側面図。 第4実施形態における第1の変更例を示す一部破断側面図。 第4実施形態における第2の変更例を示す一部破断側面図。 第4実施形態における第3の変更例を示す一部破断側面図。 第4実施形態における第4の変更例を示す一部破断側面図。
本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(基本構成)
はじめに、図1〜図9において各実施形態の共通のバーナ装置の基本構成を説明する。
図1〜図3に示すように、バーナ装置11のフレーム12は風箱13を有しており、その風箱13内にはファン14が設けられている。そして、モータ15の駆動により、ファン14が回転されて、吸気ダクト16を介して風箱13内に外部の空気が導入される。吸気ダクト16内には同吸気ダクト16の開閉用のダンパ17が設けられている。
風箱13の前壁の上部にはフレーム12の一部を構成するスロート部材としての円筒状のレジスタ21が前方に向かって突出されており、このレジスタ21の内側は風箱13の内部空間と連通されている。レジスタ21は第1部分211と第2部分212とにより構成されている。レジスタ21の先端開口がボイラの燃焼室28に臨んでおり、この先端開口の部分が火炎保持領域29になっている。そして、風箱13内に導入された空気が後述の各実施形態の二次空気に対する一次空気としてレジスタ21の内部を通って前記燃焼室28内に供給される。
前記風箱13およびレジスタ21の内部にはステー40を介して供給管43が支持されており、この供給管43の先端にはレジスタ21の中心軸線100(図7において図示)上において前記火炎保持領域29に望む燃料噴射ノズルとしてのアトマイザ44が支持されている。そのアトマイザ44には供給管43を介して液体燃料と空気、蒸気等の圧力気体よりなる噴霧媒体が供給される。液体燃料としては、A重油,B重油,C重油,灯油,軽油,アルコール,バイオ燃料等が用いられる。そして、アトマイザ44の先端の後述する噴射開口から噴出された液体燃料が霧化されて前記火炎保持領域29の中心部に噴出される。
図2〜図4に示すように、前記レジスタ21の第1部分211および第2部分212の対向端部のフランジ22間には、機能付加ユニット30が内筒45、外筒46および中間筒47に共通のフランジ22においてボルトおよびナットよりなる緊結部材25を用いて接続されている。前記第1部分211,機能付加ユニット30の内筒45および第2部分212の内部がスロート(後述の一次スロート)になっている。内筒45および外筒46の内部にはガス流路を構成する環状室48が形成されている。環状室48には供給管51が接続されており、この供給管51を介して環状室48にガス燃料が供給される。
図2および図4に示すように、環状室48には複数本の(実施形態では5本)のガス供給管52が基端部において接続されている。このガス供給管52の基端部は円弧状の折り曲げ部によりほぼ90度に屈曲されていて、この屈曲により各ガス供給管52の先端側はスロート18内において前記供給管43の周囲に等間隔をおいて配置されている。また、各ガス供給管52の先端には、前記火炎保持領域29に臨むガスノズル53が固着されている。このガスノズル53の先端部における後述する複数の開口から燃料ガスが火炎保持領域29に向かって噴出される。
図2,図5および図6に示すように、前記アトマイザ44の外周には保炎のための旋回流生成部材としてのスワラ42が取り付けられている。このスワラ42は、内環55,外環56およびそれらの間に位置する複数枚のベーン57を有している。ベーン57は傾斜形状に形成されていて、スロート18内の空気を図6に示す一方向104に旋回させて、その一方向104の旋回流を火炎保持領域29に対して供給する。外環56にはガスノズル53を収容するための複数の凹部58が等間隔をおいて形成されている。この凹部58に収容されたガスノズル53の先端部の突出によって、一方向104の旋回流の外側部分が一部弱められる反面、この弱められた外側部分の旋回流aによって、ガス燃料の混合が促進される効果を有する。一方、この凹部58の内側部分(凹部58より中心軸線100側の領域)においては、従来の旋回流が維持されており、この旋回流は、ガスノズル53からのガスとアトマイザ44からの液体燃料との混合を促進させる効果を持つ。ここで、スワラ42において凹部58の頂点(凹部58の最奥部)を結ぶスワラ42の内側部分の径を「有効旋回成分発生径De」、スワラ42の外側部分の径を「外径Do」と定義する。
なお、前記アトマイザ44には着火用バーナ(図示しない)が付設されており、その着火用バーナのノズル(図示しない)から放出された燃料がイグナイタ(図示しない)の火花により着火され、その火炎により火炎保持領域29内の燃料が燃焼される。
そして、図6および図7に示すように、吸気ダクト16からの空気が風箱13内に導入される。次いで、風箱13からの空気はスロート18を介して、スワラ42内を通り、スワラ42の前端面から火炎保持領域29内に前記中心軸線100を中心にして、図6に示す旋回流140として流れるとともに、外側から中心軸線100側に流れ込む再循環流105となる。このとき、アトマイザ44から中心軸線100方向に沿って火炎保持領域29内に燃料が噴霧される。これと同時に、前記のように、着火用バーナのノズルにおいてイグナイタにより液体燃料に着火される。そして、その火炎がアトマイザ44からの燃料に伝播される。このため、前記旋回流140および再循環流105をともなう火炎が形成されて、ボイラが加熱される。このため、火炎保持領域29内において、火炎が安定化した状態で、着火用バーナの作動が停止される。
図6に示すように、前記ガスノズル53は、凹部58内にその内周面との間にわずかの間隙を設けて収容されている。また、図7に示すように、ガスノズル53は、その先端部が前記スワラ42の前端開口面421から火炎保持領域29側に突出している。
図8(a),(b)および図9に示すように、ガスノズル53の先端部には、その外周面に開口するひとつのパイロット火炎用の燃料ガスの開口(以下、パイロット開口という)66が貫設されている。このパイロット開口66は、前記中心軸線100と平行な方向から見て(以下、正面視という)、ガスノズル53の配設円101の半径方向の中心向きを指向している。従って、パイロット開口66から中心軸線100の方向に向けて燃料ガスが噴出される。このパイロット開口66のガスノズル53の中心軸線102に対する中心角θ1は、前記配設円101の半径線103に対してマイナス45度〜プラス45度の範囲内に設定され、この基本構成では0度に設定されている。
ガスノズル53の先端部には、その外周面に開口するメイン火炎用の燃料ガスの第1開口67と、メイン火炎用の燃料ガスの第2開口68とが形成されている。第1開口67は、前記中心軸線102を中心とした中心角θ2が前記半径線103に対して旋回流140へ15度〜90度の範囲内に位置している。基本構成では中心角θ2は36度である。図6に示すように、第1開口67は正面視において前記仮想配設円101の半径方向の中心向きで、前記のように旋回流140の前方方向を指向していて、その指向方向に燃料ガスが噴出される。従って、第1開口67により、前記配設円101の半径方向内向きに形成される仮想半径線103と、配設円101の接線方向であって、スワラ42による燃焼用空気,すなわち旋回流140の前方方向と同じ向きに形成される仮想接線との間の角度範囲内に第1開口67によるガス燃料の噴出方向が設定されている。
第2開口68は前記半径線103に対してガスノズル53の中心軸線102を中心とした中心角θ3が90度〜180度の範囲内に位置している。本実施形態では中心角θ3は108度である。第2開口68は、正面視において前記配設円101の半径方向の反対向きにおいて、旋回流140の前方方向を指向していて、その指向方向にガスが噴出される。第2開口68により、配設円101の半径方向外向きに形成される半径線103と、配設円101の接線方向であってスワラ42による燃焼用空気,すなわち、旋回流140の前方方向と同じ向きに形成される仮想接線との間の角度範囲内に第2開口68による燃料ガスの噴出方向が設定されている。
図6および図8(b)に示すように、前記パイロット開口66,第1開口67および第2開口68は、ガスノズル53の軸方向において同位置に形成されるとともに、ガスノズル53の中心軸線102を中心とした放射方向を指向しており、それら66,67,68は同径である。また、前記パイロット開口66,第1開口67,第2開口68および第3開口69は、スワラ42の前端開口面の前方に位置している。
図6,図8および図9に示すように、ガスノズル53の先端部には、その先端に開口するメイン火炎用の燃料ガスの第3開口69が貫設されている。第3開口69は中心軸線102を中心とした半径線103の外向き側において中心角θ4がプラス45度〜マイナス45度の範囲内に位置している。この実施形態においては、θ4は0度である。従って、第3開口69は、正面視において前記配設円101の半径方向の外向きを指向していて、第3開口69により、前記ガスノズル53の先端部からガスノズル53の仮想配設円101の半径方向の外向き方向にガスが噴出される。
そして、ガスノズル53から噴出される燃料ガスの全量のうちの略40パーセントが第3開口69から、それぞれ略20パーセントがパイロット開口66,第1,第2開口67,68から噴出されるように、各開口66〜69の内径が設定されている。
図9に示すように、パイロット開口66,第1開口67および第2開口68は、火炎保持領域29の前方方向を向いて、内方を指向し、それぞれ中心軸線100と平行な軸線に対して傾斜している。これらの開口66,67,68の軸線に対する傾斜角度はパイロット開口66が最も大きく、第1開口67,第2開口68の順に小さくなっている。第3開口69は、火炎保持領域29の前方方向を向いて、外方を指向し、中心軸線100と平行な軸線に対して傾斜している。
このバーナ装置11は以下のように作用する。
バーナ装置11の稼働時には、吸気ダクト16からの空気が風箱13内に導入されて、風箱13からの空気はスロート18を介して燃焼室28内に流れる。そして、その空気には、スワラ42内を通ることにより図6および図7に示す一方向への旋回力が付与されて、火炎保持領域29内にスロート18の図7に示す中心軸線100を中心にして、燃焼室28内において図6および図7に示す旋回流140として流れるとともに、その燃焼室28の外側から中心軸線100側に流れ込む再循環流105となる。このとき、アトマイザ44から中心軸線100方向に沿って火炎保持領域29内に液体燃料が噴出される。あるいは、ガスノズル53のパイロット開口66より火炎保持領域29内にガス燃料のみが噴出されてもよいし、前記液体燃料とガス燃料が同時に噴出されてもよい(同時混焼)。これと同時に、イグナイタにより液体燃料に着火される。そして、その火炎がアトマイザ44やガスノズル53からの燃料に伝播される。このため、前記旋回流140および再循環流105をともなう火炎が形成されて、ボイラが加熱される。
以上のように構成されたバーナ装置11において、以下に述べる第1〜第3実施形態のようにタイプ1〜タイプ3のスロート部材61,71,76を装着することができる。また、第4〜第6実施形態のように、タイプ1スロート部材61を用いるとともに、前述した基本構成に変更を加えることができる。さらに、第5実施形態や第6実施形態のように、基本構成の旋回力生成部材に替えて、縮流スワラを用いることができる。これらの構成を採用することにより、バーナ装置11全体の大型化を招くことなく、油・ガスともに燃焼量を大きくするとともに、TDR(Turn Down Ratio:燃焼制御比率)をも大きくすることを可能にする。そこで、前記レジスタ21と交換可能にした各種のスロート部材61,71,76およびその関連構成について説明する。
(第1実施形態)
次に、図10〜図12に基づいて第1実施形態について説明する。
図10〜図12に示す第1実施形態の構成は、前述した基本構成のレジスタ21の第2部分212がタイプ1スロート部材61に交換された状態のバーナ装置11を示すものである。このタイプ1スロート部材61は、内側スロート管としての内筒62および外側スロート管としての外筒63と、その内筒62および外筒63の基端に固着されたフランジ64とを備えている。内筒62と外筒63との間には二次スロート(以下、二次スロートという)72が形成されている。なお、以後、基本構成の中心軸線100側のスロート18を一次スロート18とし、この一次スロート18内に供給される空気を一次空気という。
外筒63には開口としての給気口73が開口されており、この給気口73には給気ダクト74が二次スロート72の接線方向において接続されている。給気ダクト74には図示しないサブファンが接続されていて、このサブファンから給気口73を介して二次スロート72内に空気(以下、この空気を二次空気という)が供給される。そして、二次スロート72内において前記旋回流140と同方向の旋回流が生じるように、前記給気口73の位置が設定されている。
二次スロート72の先端開口には旋回流生成部材としての二次スワラ75が設けられている。この二次スワラ75には、一次スワラ42のベーン57と同じ旋回方向を指向する複数枚の傾斜したベーン751が設けられている。そして、前記のように、二次スワラ75を通る二次空気には前記旋回流140と同方向の旋回流140が形成される。
このため、第1実施形態においては、以下のように作用する。
すなわち、緊結部材25の着脱により、基本構成のレジスタ21の第2部分212に代えて、タイプ1スロート部材61を接続部としてのフランジ64において取り付けるとともに、緊結部材25で固定すれば、二次空気が二次スロート72内にその接線方向から導入される。そして、接線方向から導入された二次空気は、旋回流140と同方向への旋回をともないながら、二次スロート72内を円周方向に流れる。さらに、二次空気は、二次スワラ75によって旋回力が調整される。そして、二次空気は、一次スワラ42による旋回流140と同方向に旋回しながら燃焼室28側に移動され、燃焼室28に供給される。
すなわち、第1実施形態においても、基本構成と対応する部分の構成の作用は前述のとおりと同じである。これに加えて、二次空気が二次スロート72内に導入されることによって、燃焼用の総空気量が増えるため、一次空気で燃焼しきれなかった燃料分を燃焼させることで、燃焼量を増加させることが可能となる。また、二次スワラ75による二次空気の旋回方向が、一次スワラ42による一次空気の旋回方向と同方向であるため、燃料と空気との混合が促進され、燃焼量が多くなっても火炎長さは、燃焼量に比例して大きくなることを回避できる。
以上のように、前記各実施形態においては、以下の効果がある。
(1)基本タイプレジスタ21を緊結部材25の脱着によって給気口73を有するタイプ1スロート部材61に容易に交換できる。従って、二次空気を燃焼室28内に導入できて、バーナ装置11の過熱を防止できるとともに、ガス燃焼に二次空気を利用して、多量の燃料ガスを燃焼させることができて、最大燃焼量を上げることができる。このため、バーナ装置11の大型化を回避できるとともに、TDRを大きくすることができる。よって、ボイルオフガスや低カロリーガスの燃焼処理が容易になるとともに、不活性ガスが混合されるバンカリングの際などにおいても混焼を適切に実行できる。
(2)二次空気を一次空気とは別の経路において別のファンによって供給できるため、燃焼制御を適切かつ容易に行うことができる。
(3)一次空気の一部を二次空気側に供給することによって二次スロート内の温度を適切に維持できて、過熱を防止できるとともに、適切な燃焼制御を実行できる。
(4)二次スロート72の先端に、傾斜するベーン751よりなる二次スワラ75が設けられているため、二次スロート72内において旋回された二次空気の旋回速度を適切な速度に整流できる。従って、効率的な燃焼を可能にできて、短炎化を達成できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
図13および図14に示すタイプ2スロート部材71は、図10〜図12に示す前記タイプ1スロート部材61の構成に近似しており、タイプ1スロート部材61と同様に、内筒62および外筒63と、その内筒62および外筒63の基端に固着されたフランジ64と、二次スワラ75とを備えている。そして、このタイプ2スロート部材71においては、内筒62に複数の連通部621が設けられるとともに、二次スロート72内に円筒状の隔壁79が設けられている。このため、二次スロート72内が外側室80と内側室81とに区画されており、それらの室80,81は二次スロート72の先端側でつながっている。
第2実施形態のバーナ装置11は以下のように作用する。第2実施形態においても、基本構成は第1実施形態と同じである。
このタイプ2スロート部材71において、二次スロート72の内側室81の内圧が、一次スロート18内の内圧よりも低い場合には、一次スロート18内の一次空気の一部が連通部621を介して二次空気の一部として、二次スロート72の内側室81に導入される。そして、外側室80および内側室81の二次空気が二次スロート72の先端部において合流して、二次スワラ75を介して旋回および整流されながら燃焼室28に供給される。
また、二次スロート72の内側室81の内圧が、一次スロート18内の内圧と同等の場合には、一次空気の一部が二次空気として供給されることはほとんどない。
さらに、二次スロート72の内側室81の内圧が一次スロート18内の内圧を上回った場合には、二次スロート72内の円筒状の隔壁79によって、二次空気が二次スロート72の先端側へ案内されるために、空気が内筒62の複数の連通部621から一次空気側へ流入することはほとんどなく、二次空気として燃焼室28に供給される。
従って、小〜中負荷(従来の低〜最大負荷に相当)の燃焼を実施する場合には、サブファンからの二次空気の供給量を最低とするものの、サブファン側へ燃料ガスが逆流しない程度の内圧を保つようにする。そして、一次空気の内圧が二次空気の内圧を上回るように制御することで、燃焼量を従来と同等に調節できる。
また、中〜最大負荷(第2実施形態の燃焼量の増大分)の燃焼を実施する場合には、二次空気側の内圧を高くして、供給量を増すことによって、増加した燃料分の燃焼に必要な空気を二次空気として賄うことが可能となる。
また、前記第1実施形態において、給気ダクト74を介して二次空気を供給するサブファンに何らかの異常が生じた場合や故障に至った場合には、同サブファンを停止し、給気ダクト74を閉塞する。このような場合、二次空気の供給が停止するため、スロート18内に供給された一次空気の一部が二次空気として内筒62に複数の連通部621を介して供給される。この場合には、燃焼量(負荷)の制御を小〜中負荷にとどめるとともに、一次空気の供給量を上昇させて、空気過剰にして燃焼させることで、不完全燃焼を防止するとともに、二次空気側への排ガスの逆流を防止し、二次スロート72の過熱を防止することができる。
従って、第2実施形態においては、第1実施形態の効果に加えて、以下の効果がある。
(5)二次空気を接線方向に導入して旋回させることにより、二次スロートの長さを短くできて、小形化に寄与できるとともに、空気供給アンバランスを是正できる。また、連通部621が形成されていても、二次空気が接線方向に旋回されるため、二次空気が一次空気側に移動することを抑制できる。従って、効率的な燃焼を行うことができる。
(6)二次スロート72内に隔壁79が設けられているため、二次空気の一次側への移動をさらに抑制できる。
(7)二次空気を接線方向から導入することにより、二次スロート72にも十分な量の空気を供給できて、一次スロート18および二次スロート72間における空気の偏在を回避することが可能になる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。
図15および図16に示す第3実施形態において、タイプ3スロート部材76は、タイプ1スロート部材61とほぼ同様な構成であるが、このタイプ3スロート部材76は、開口77を有し、この開口77には二次ダクト78の出口が接続されている。二次ダクト78の入口781には図示しないファンが接続されている。二次ダクト78には吸気ダクト(一次ダクト)16に接続された分岐路85が設けられており、この分岐路85にはダンパ86が設けられている。バーナ装置11のその他の構成は、前記第1および第2実施形態と同様である。
前記第3実施形態のバーナ装置11は以下のように作用する。
すなわち、通常の場合、燃焼用一次空気は、風箱13内に設置された一次空気ファン14によって一次スロート18内に供給される。このとき、分岐路85に設けられたダンパ86は閉とされる。また、このとき、開口77より燃焼用の二次空気が二次スロート72に供給される。この状態において、バーナ装置11が作動する。
ところが、風箱13内の一次空気ファン14の動作系が故障した場合には、風箱13の一次空気ダンパ17を閉とし、分岐路85のダンパ86を開とすることによって、二次空気として供給されていた空気の一部を一次空気として供給し、バーナ装置11を作動させることが可能となる。
第3実施形態においては、以下の効果がある。
(8)ダンパ17の開状態において、一次空気ファン14が故障し、一次空気が供給できなくなった場合には、図示しない二次ファンによって一次空気を一次スロート18に導入することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。
図17に示すように、この第4実施形態は、タイプ1スロート部材61を用いるとともに、バーナ装置11の基本構成に変更を加えるものである。この第4実施形態以降の各実施形態においては、給気口73を有するタイプ1スロート部材61が設けられるが、図示されたタイプ1スロート部材61においては、給気口73を省略して図示する。
なお、この第4実施形態においては、基本構成のレジスタ21の第2部分212の構成を適用することも可能である。
図17に示すように、基本構成のバーナ装置11においては、風箱13内にステー87を介して流量制御板88aが支持されている。流量制御板88aの中心軸の周りに絞り孔88bが開口され、この絞り孔88bを含む領域から軸方向に延設するように、絞り孔88bの内径より大きいか、あるいは等しい内径Dsの絞りスロート管88が形成されている。この絞りスロート管88はスワラ42の直近まで延長することも可能であり、適宜、試験によって長さが決定される。絞りスロート管88の長さ方向の中間部には、通気孔89が透設されている。この通気孔89から一次空気が絞りスロート管88の外周側に漏れることによって、絞りスロート管88の外周側に負圧領域を形成させないようにするとともに、ガスノズル53が配置されているベーン領域への空気流速を小さくすることができる。この領域を通過する空気流速は、ガスノズル53およびスワラ42が燃焼熱で焼損しないように冷却が可能な速度および流量に保つように、適宜設計される。
そして、流量制御板88aの絞り孔88bによって一次空気の流速が上昇し、同じく絞りスロート管88の延びる長さにより、管内の一次空気の偏りが是正される。つまり、絞りスロート管88の長さを適宜設定することによってガスノズル53が配置されていないベーン領域である有効旋回成分発生径De内の領域に流速が大きく流量の多い空気を流入させることで、火炎基部の局所的な旋回力を向上させて、保炎力を向上させる。ひいては、小流量側への安定範囲が広がり、TDRが大きくなる。この場合、絞りスロート管88の内径Dsは、有効旋回成分発生径Deと同等もしくは小さな径(De≧Ds)とし、この内径Dsが小さくなるほど中心軸近傍の旋回力が向上する。なお、ガスノズル53を設置しない油専焼バーナなど、中心軸上に配置された燃料供給管から単一燃料を噴射する専焼バーナにおいては、少なくともスワラ42の外径Doよりもこの内径Dsを小さくすればよい(Do≧Ds)。
第4実施形態においては、以下の効果がある。
(9)一次スロート18内の流量制御板88aの絞り孔88bと絞りスロート管88により、一次スロート18内の中心部近傍の流速を上げることができる。このため、火炎基部の局所的な旋回能力を向上して再循環領域の保炎力を向上できる。従って、ガス・油燃焼専焼およびガス・油混焼において燃焼量を絞ることが可能となり、その結果、TDRを大きくすることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。
図18に示すように、この第6実施形態はタイプ1スロート部材61を用いるとともに、基本構成に対して変更を加えるものである。
なお、この第5実施形態においては、基本構成のレジスタ21の第2部分212の構成を適用することも可能である。
図18に示す基本構成においては、一次スワラ42の中心部、すなわちレジスタ21の中心軸上に縮流スワラ90が設けられている。この縮流スワラ90は、一次スワラ42の内環55を先細りのテーパ状(テーパ管)にして、その内部に同テーパ管と同心軸上にベーン901を設けたことにより、燃焼用空気としての一次空気がこのテーパ管を上流側から下流側に向かって縮流しながら旋回流を発生させる。テーパ管は内環55と一体であり、ベーン901は、一次スワラ42の上流側に位置している。この縮流スワラ90による旋回流140は、前記各実施形態の旋回流140と同方向である。
このため、本実施形態においては、縮流スワラ90によって、中心軸近傍の旋回流をいったん縮流し、続いて火炎保持領域内で縮流された流れを放射状に開放することで中心部に強力な負圧領域を発生させることができる。従って、火炎基部の局所的な旋回力を向上させて、保炎力を向上させることができる。ひいては、小流量側への安定範囲が広がり、TDRが大きくなることを可能にする。
なお、この縮流スワラ90の上流側の内径Dcは、有効旋回成分発生径Deとよりも小さな径(De>Dc)である。また、なお、ガスノズル53を設置しない油専焼バーナなど、中心軸上に配置された燃料供給管から単一燃料を噴射する専焼バーナにおいては、縮流スワラ90の内径Dcはスワラ42の外径Doよりも小さな径である(Do>Dc)。
第5実施形態では、以下の効果がある。
(10)縮流スワラ90により、一次空気をいったん絞って開放させるため、一次空気流の中心部に強力な負圧領域を形成することが可能となる。このため、火炎基部の局所的な旋回能力を向上して再循環領域の保炎力を向上できて、燃料を絞ることが可能となり、その結果、TDRを大きくすることができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について説明する。
図19に示すように、第6実施形態はタイプ1スロート部材61を用いるとともに、バーナ装置11の基本構成に変更を加えたものである。
なお、この第6実施形態においては、基本構成のレジスタ21の第2部分212の構成を適用することも可能である。
図19に示すように、本実施形態においても、第5実施形態と同様に縮流スワラを設けているが、一次スワラ42のガスノズル53が配置されていないベーン領域である有効旋回成分発生径De内において、縮流スワラ90が設けられている。つまり、本実施形態の縮流スワラ90においては、一次スワラ42の中心部(レジスタ21の中心軸上)の前面において、ベーン57の配置領域をカバーするように、テーパ状の案内筒91(テーパ管)がその基端において一体的に設けられることで、有効旋回成分発生径Deを基端として案内筒91が一体に形成される。案内筒91の基端は、一次スワラ42の凹部58の奥部(有効旋回成分発生径Deの円に最も接近する部分)に位置する。従って、有効旋回成分発生径De内において一次スワラ42の前面から下流に向かって発生した旋回流をいったん絞り、次いで放射状に開放することで、強力な旋回流を発生させ、中心軸上に強力な負圧領域が形成される。したがって、火炎安定性が向上し、燃料を絞ることができるため、その結果、TDRを大きくすることができる。
なお、ガスノズル53を設置しない油専焼バーナなど、中心軸上に配置された燃料供給管から単一燃料を噴射する専焼バーナにおいては、スワラ42の外径を基端としてテーパの案内筒91(テーパ管)を設けるようにしてもよい。
従って、第6実施形態においては、以下の効果がある。
(11)一次スロート18の中心部の旋回流速を有効に上げて、火炎基部の局所的な旋回力を向上させて保炎力を向上させたことで、小流量側への安定範囲が広がり、TDRを大きくすることができる。
(変更例)
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような変更態様で具体化してもよい。そして、前記各実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第4実施形態において、絞りスロート管88の長さ方向の中間部に透設された通気孔89を塞ぎ、これに替えて、第1の変更例である図20に示すように、流量制御板88aの絞り孔88bの周辺に通気孔89を透設するようにしてもよい。このようにすれば、第4実施形態と同等な効果を奏する。
・第4実施形態において、流量制御板88aを絞りスロート管88の入口部に設けているが、これに限定することなく、第2の変更例である図21および第3の変更例である図22に示すように、絞りスロート管88の出口部に設けてもよいし、中間部に設けてもよい。このようにすれば、第4実施形態と同等な効果を奏する。
・第4実施形態において、絞りスロート管88を通過する一次空気(燃焼用空気)の流速分布の偏りを是正するために、絞りスロート管88を延設しているが、必要に応じて短くすることも可能である。
・第4実施形態において、一次空気(燃焼用空気)の流速分布の偏りがない場合には、第4の変更例である図23に示すように、絞りスロート管88を用いず、絞り孔88bおよび絞り孔88bの周辺に開口した通気孔89を有する流量制御板88aを、スワラ42の上流側に支持するようにしてもよい。このようにすれば、第4実施形態と同等な効果を奏する。
(他の技術的思想)
前記実施形態から把握される技術的思想は以下の通りである。
(A)前記内側スロート管には一次スロートと二次スロートとを連通させるための連通部を形成し、前記二次スロートには、一次空気の流路と二次空気の流路とを区画する隔壁を設けた請求項1に記載のバーナ装置用のスロート部材。
(B)バーナ装置のフレームに着脱可能に接続される接続部と、
その接続部が前記フレームに接続された状態において、前記バーナ装置の風箱の内部空間と連通され、前記バーナ装置の火炎保持領域に供給される一次空気のための一次スロートを形成する内側スロート管と、
その内側スロート管の周囲に位置するとともに、前記火炎保持領域に供給される二次空気のための二次スロートを形成する外側スロート管と、
前記内側スロート管に設けられ、前記一次スロートと前記二次スロートとを連通させるための連通部と
を備えたバーナ装置用のスロート部材。
(C)前記二次スロートの先端開口には二次空気を旋回させるための二次空気用スワラを設けた請求項1,前記技術的思想(A)項および(B)項のうちのいずれか一項に記載のバーナ装置用のスロート部材。
(D)バーナ装置の火炎保持領域に供給される燃焼用空気のためのスロートを形成するスロート管の内部に同心軸上に間隙をおいて支持されるとともに、当該燃焼用空気の流量を制御する流量制御板と、
その流量制御板の中心を貫通して開口される絞り孔と、
を備えたバーナ装置用のスロート部材。
(E)前記流量制御板の前記絞り孔の周辺には、通気孔が透設される、ことを特徴とする前記技術的思想(D)項に記載のバーナ装置用のスロート部材。
(F)前記絞り孔の内径は、前記スロート管と同軸上に支持され、前記火炎保持領域に火炎を保持するための旋回力生成部材の外径よりも小径である、ことを特徴とする前記技術的思想(D)項または(E)項に記載のバーナ装置用のスロート部材。
(G)前記絞り孔の内径は、前記スロート管と同軸上に支持され、前記火炎保持領域に火炎を保持するための旋回力生成部材において、有効旋回成分発生径と同径もしくは小径である、ことを特徴とする前記技術的思想(D)項または(E)項に記載のバーナ装置用のスロート部材。
(H)記絞り孔を通して軸方向に延設する絞りスロート管を備えたことを特徴とする前記技術的思想(D)項または(E)項に記載のバーナ装置用のスロート部材。
(I)前記絞りスロート管の長さ方向の中間部側壁には、通気口が透設される、ことを特徴とする前記技術的思想(H)請求項9に記載のバーナ装置用のスロート部材。
(J)前記絞りスロート管の内径は、前記スロート管と同軸上に支持され、前記火炎保持領域に火炎を保持するための旋回力生成部材の外径よりも小径である、ことを特徴とする前記技術的思想(H)項または(I)項請求項9または請求項10に記載のバーナ装置用のスロート部材。
(K)前記絞りスロート管の内径は、前記スロート管と同軸上に支持され、前記火炎保持領域に火炎を保持するための旋回力生成部材において、有効旋回成分発生径と同径もしくは小径である、ことを特徴とする前記技術的思想(H)項または(I)項請求項9または請求項10に記載のバーナ装置用のスロート部材。
(L)前記縮流スワラの内径は、前記旋回力生成部材の外径よりも小径である、ことを特徴とする請求項2に記載の縮流スワラ。
(M)前記縮流スワラの内径は、前記旋回力生成部材の有効旋回成分発生径と同径もしくは小径である、ことを特徴とする請求項2に記載の縮流スワラ。
(N)バーナ装置のレジスタの中心軸線上の燃料供給管の先端に設置された燃料噴射ノズルの外周に支持される旋回流生成部材としてのスワラであって、
そのスワラの前面から下流に向かって供給される燃焼用空気が縮流するテーパ管が、そのスワラの外径位置を基端としてスワラと一体的に形成される、ことを特徴とする縮流スワラ。
(O)バーナ装置のレジスタの中心軸線上の燃料供給管の先端に設置された燃料噴射ノズルの外周に支持される旋回流生成部材としてのスワラであって、
そのスワラの前面から下流に向かって供給される燃焼用空気が縮流するテーパ管が、その有効旋回成分発生径を基端として前記スワラと一体に形成される、ことを特徴とする縮流スワラ。
11…バーナ装置
12…フレーム
13…風箱
18…一次スロート
21…レジスタ
29…火炎保持領域
42…一次スワラ
44…アトマイザ
53…ガスノズル
57…ベーン
61…タイプ1スロート部材
62…内筒
63…外筒
64…フランジ
71…タイプ2スロート部材
72…二次スロート
73…給気口
75…二次スワラ
76…タイプ3スロート部材
79…隔壁
90…縮流スワラ
621…連通部
751…ベーン

Claims (2)

  1. バーナ装置のフレームに着脱可能に接続される接続部と、
    その接続部が前記フレームに接続された状態において、前記バーナ装置の風箱の内部空間と連通され、前記バーナ装置の火炎保持領域に供給される一次空気のための一次スロートを形成する内側スロート管と、
    その内側スロート管の周囲に位置するとともに、二次空気用の開口を有し、その開口から前記火炎保持領域に供給される二次空気のための二次スロートを形成する外側スロート管と
    を備えたバーナ装置用のスロート部材。
  2. バーナ装置のレジスタの中心軸線上における燃料供給管の先端に設置された燃料噴射ノズルの外周に支持される旋回流生成部材の上流側に一体にして形成される縮流スワラであって、
    その旋回流生成部材の中心部において上流側から下流側に向かって燃焼用空気が縮流して供給されるテーパ管と、
    そのテーパ管の内部に設けられ、テーパ管に対して同心軸上に位置する複数のベーンと、
    からなる縮流スワラ。
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