JP2021127604A - 土砂搬送システム及び土砂搬送方法 - Google Patents

土砂搬送システム及び土砂搬送方法 Download PDF

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道孝 岡本
Michitaka Okamoto
道孝 岡本
里衣 笹岡
Rie Sasaoka
里衣 笹岡
勇治 朝山
Yuji Asayama
勇治 朝山
淳一 川端
Junichi Kawabata
淳一 川端
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【課題】搬送管の内面への土砂の付着を抑制することができると共に、土砂の搬送性を高めることができる土砂搬送システム及び土砂搬送方法を提供する。【解決手段】一実施形態に係る土砂搬送システムは、土砂Bを搬送する土砂搬送システム1であって、土砂Bを搬送する搬送管5に接続されると共に搬送管5に土砂Bを吸引するエジェクタ12と、エジェクタ12に土砂Bを搬送するための圧縮空気を送り込むコンプレッサ11と、コンプレッサ11及びエジェクタ12を互いに接続すると共に、コンプレッサ11からエジェクタ12に向かう圧縮空気が通る管路13と、管路13に接続されており、搬送管5の内面と土砂Bとの摩擦を低減する滑剤を管路13の内部に注入する滑剤注入装置20と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、搬送管の内部において土砂を搬送する土砂搬送システム及び土砂搬送方法に関する。
土砂を搬送する土砂搬送システム及び土砂搬送方法としては、従来から種々のものが知られている。土砂は、例えば、工事現場において、掘削された後、搬送管の内部に通されて搬送される。特許文献1には、水溶性高分子と高吸水性樹脂とを含む水溶液を気泡にして土砂に混入する土砂の圧送方法が記載されている。
水溶性高分子は、セルロースエーテルであり、メチルセルロース又はヒドロキシエチルセルロースを含んでいる。水溶性高分子と高吸水性樹脂は、水に溶かされて撹拌されたり、又はコンプレッサからの圧縮空気と共に発泡器に送られたりすることによって発泡する。このように発泡した水溶性高分子と高吸水性樹脂を土砂と共に搬送することによって土砂の流動性の向上を図っている。
特許文献2には、気泡と共に土砂を圧送する圧送方法及び圧送装置が記載されている。圧送装置は、土砂を吸引する吸引ホースと、吸引ホースに土砂と共に気泡を吸引させる第1の発泡装置と、吸引ホースの下流側に設けられて複数のパルス弁を有する輸送管と、輸送管の内部に気泡を注入する第2の発泡装置とを備える。圧送装置では、土砂と共に気泡を圧送することによって土砂による管内の閉塞の抑制を図っている。
特開平5−239848号公報 特開2001−164881号公報
前述した圧送装置のように、気泡と共に土砂を搬送する場合、圧縮空気の流れの強さによっては気泡が消えてしまうことがある。従って、気泡を土砂と共に搬送しても搬送管の内面への土砂の付着を十分に抑制できないという問題が起こりうる。従って、土砂の搬送性の点において改善の余地がある。
本開示は、搬送管の内面への土砂の付着を抑制することができると共に、土砂の搬送性を高めることができる土砂搬送システム及び土砂搬送方法を提供することを目的とする。
本開示に係る土砂搬送システムは、土砂を搬送する土砂搬送システムであって、土砂を搬送する搬送管に接続されると共に搬送管に土砂を吸引するエジェクタと、エジェクタに土砂を搬送するための圧縮空気を送り込むコンプレッサと、コンプレッサ及びエジェクタを互いに接続すると共に、コンプレッサからエジェクタに向かう圧縮空気が通る管路と、管路に接続されており、搬送管の内面と土砂との摩擦を低減する滑剤を管路の内部に注入する滑剤注入装置と、を備える。
この土砂搬送システムでは、滑剤注入装置から管路の内部に注入される滑剤は、エジェクタを介して土砂を搬送する搬送管の内部に流し込まれる。滑剤は、搬送管の内面と土砂との摩擦を低減する機能を有する。従って、滑剤が搬送管の内部に導入されることによって搬送管の内面と土砂との摩擦を低減することができるので、搬送管の内面への土砂の付着を抑制することができる。すなわち、搬送管の内面と土砂との両方が滑剤でコーティングされることにより、搬送管の内面への土砂の付着を抑制して搬送管の閉塞を回避することができる。滑剤注入装置は、圧縮空気を供給するコンプレッサと土砂を搬送管に吸引するエジェクタとの間を接続する管路に連結されている。管路に注入された滑剤は、コンプレッサからの圧縮空気によってエジェクタに流し込まれ、エジェクタから搬送管の内部に流れ込む。滑剤は、コンプレッサからの圧縮空気によってエジェクタを経由して搬送管の内部に勢いよく流れ込むので、搬送管の内部に滑剤を効率良く且つ均一に塗布することができる。コンプレッサからの圧縮空気が通る管路に滑剤を通すことにより、圧縮空気が通る管路を滑剤を通す経路として有効利用することができる。滑剤は、コンプレッサからの圧縮空気と共に勢いよくエジェクタ及び搬送管の内部に流し込まれるので、エジェクタ又は搬送管を動かしながら土砂の吸引作業を行う場合でも滑剤の流し込みを安定させることができる。すなわち、土砂の吸引作業のために搬送管の向きを変えたり搬送管を移動させたりしても滑剤の流し込みを安定して行うことができる。従って、搬送管の内部に滑剤を効率良く且つ均一に塗布することができるので、搬送管の内部における土砂の搬送性を高めることができる。
滑剤注入装置は、滑剤を貯留する滑剤貯留部と、滑剤貯留部に貯留されている滑剤を管路の内部に供給する定量ポンプと、を含んでもよい。この場合、滑剤貯留部に貯留された滑剤は、定量ポンプによって管路の内部に定量的に供給される。従って、搬送管の内部への滑剤の供給を安定させることができる。
滑剤注入装置は、定量ポンプをインバータ制御する制御部を含んでもよい。この場合、制御部が定量ポンプをインバータ制御することにより、定量ポンプの回転制御を行うことが可能となる。
滑剤注入装置は、管路の内部の圧力を測定する圧力測定部を含んでもよい。この場合、圧力測定部による管路の圧力の測定結果に応じて滑剤の注入を制御することが可能となる。
滑剤注入装置は、ミスト状にした滑剤を管路の内部に注入してもよい。この場合、ミスト状の滑剤が管路の内部に注入されることにより、コンプレッサからの圧縮空気によってより効率良く且つ均一にエジェクタ及び搬送管の内部への滑剤の流し込みを行うことができる。
搬送管は、搬送される土砂が通るフレキシブル管を含んでおり、フレキシブル管の内部に圧縮空気を供給する圧縮空気供給部を更に備えてもよい。この場合、例えば、フレキシブル管が上り勾配になったときに圧縮空気供給部がフレキシブル管の内部に圧縮空気を供給することにより、上り勾配となったフレキシブル管において土砂の搬送性が低下する問題を回避することができる。従って、土砂の搬送性を更に向上させることができる。
圧縮空気供給部は、管路からフレキシブル管まで延びる圧縮空気供給路と、管路及び圧縮空気供給路の間に設けられ、エジェクタへの圧縮空気の供給、及びフレキシブル管への圧縮空気の供給、を切り替える切り替え部と、を備えてもよい。この場合、圧縮空気供給部は、管路に切り替え部を介して接続されている圧縮空気供給路を介してフレキシブル管の内部に圧縮空気を供給する。よって、コンプレッサからの圧縮空気が管路、切り替え部及び圧縮空気供給路を介してフレキシブル管の内部に供給されるので、コンプレッサからの圧縮空気を、フレキシブル管の内部における土砂の搬送性の向上のために有効利用することができる。切り替え部は、エジェクタへの圧縮空気の供給、及びフレキシブル管への圧縮空気の供給を切り替えることにより、必要なときにフレキシブル管の内部に圧縮空気を送り込むことができる。
本開示に係る土砂搬送方法は、前述した土砂搬送システムを用いて土砂を搬送する土砂搬送方法であって、滑剤を搬送管の内面に塗布する工程と、エジェクタがコンプレッサから圧縮空気を受けて搬送管に土砂を吸引することにより、搬送管の内部において土砂を搬送する工程と、を備える。
この土砂搬送方法では、搬送管の内面と土砂との摩擦を低減する機能を有する滑剤が搬送管の内面に塗布されて搬送管の内部に土砂が吸引される。従って、搬送管の内面への土砂の付着を抑制することができるので、搬送管の閉塞を回避することができる。この土砂搬送方法では、前述した土砂搬送システムを用いることにより、滑剤は、コンプレッサからの圧縮空気によってエジェクタに流し込まれ、エジェクタから搬送管の内部に勢いよく流れ込む。従って、搬送管の内部に滑剤を効率良く且つ均一に塗布することができ、前述した土砂搬送システムと同様の効果が得られる。
前述した塗布する工程は、滑剤を含む多孔質弾性体を搬送管の吸引口に挿入する工程と、滑剤を含む多孔質弾性体を吸引口から搬送管の吐出口まで移動させる工程と、を有してもよい。この場合、滑剤を含むスポンジ状の多孔質弾性体が、搬送管の吸引口に挿入され、搬送管の吸引口から吐出口まで移動する。従って、多孔質弾性体が搬送管の内部に滑剤を塗布しながら搬送管の内部を移動するので、多孔質弾性体を直に搬送管の内部に通すことによって、搬送管の内部により確実に滑剤を塗布することができる。
前述した移動させる工程では、搬送管の内部に位置する多孔質弾性体から延びる紐を引っ張ることによって、滑剤を含む多孔質弾性体を搬送管の内部において移動させてもよい。この場合、紐を直に引っ張ることによって多孔質弾性体を移動させることができるので、搬送管の内部における多孔質弾性体の移動をより効率良く行うことができる。従って、滑剤を含む多孔質弾性体をよりスムーズに移動させることができるので、滑剤の塗布を一層効率良く且つ十分に行うことができる。
本開示によれば、搬送管の内面への土砂の付着を抑制することができると共に、土砂の搬送性を高めることができる。
実施形態に係る土砂搬送システムを模式的に示す図である。 図1の土砂搬送システムのエジェクタを示す部分断面図である。 図1の土砂搬送システムの搬送管を流れる土砂を模式的に示す断面図である。 (a)は、図1の土砂搬送システムのコンプレッサとエジェクタとの間に設けられる滑剤注入装置を模式的に示す平面図である。(b)は、(a)の滑剤注入装置を模式的に示す側面図である。 図1の土砂搬送システムのコンプレッサ、切り替え部、管路、及び圧縮空気供給路を模式的に示す図である。 図1の土砂搬送システムの搬送管の内部に圧縮空気を供給する圧縮空気供給部の例を示す断面図である。 図6とは別の圧縮空気供給部の例を示す断面図である。 図6及び図7とは別の圧縮空気供給部の例を示す断面図である。 図1の土砂搬送システムの土砂収容部材を模式的に示す図である。 (a),(b)及び(c)は、図9の土砂収容部材の変形例を示す図である。 (a),(b)及び(c)は、図9の土砂収容部材の別の変形例を示す図である。 (a)は、実施形態に係る土砂搬送方法で用いられる滑剤塗布具の多孔質弾性体及び搬送管を模式的に示す図である。(b)は、(a)の多孔質弾性体を搬送管の吸引口に挿入する前の状態を示す図である。(c)は、(b)の多孔質弾性体が搬送管の内部に挿入されて吐出口に移動している状態を示す図である。 (a)は、変形例に係る滑剤塗布具の多孔質弾性体及び搬送管を模式的に示す図である。(b)は、(a)の多孔質弾性体が搬送管の内部に挿入されて吐出口に移動している状態を示す図である。(c)は、(b)の多孔質弾性体が搬送管の吐出口から吐出された状態を示す図である。
以下では、図面を参照しながら本開示に係る土砂搬送システム及び土砂搬送方法の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
図1は、本実施形態に係る土砂搬送システム1の概略構成を示す図である。図1に示されるように、土砂搬送システム1は、例えば、工事現場Aにおいて土砂Bを搬送するために用いられる。一例として、工事現場Aでは、建築構造物を造るために地面Gを掘削しており、掘削によって生じた土砂Bが土砂搬送システム1によって搬送される。
建築構造物が造られた後には掘削箇所の埋め戻しが土砂Bによって行われることがあり、埋め戻しに必要な土砂Bが土砂搬送システム1によって搬送されてもよい。土砂搬送システム1は、工事現場Aにおいて掘削された土砂B、又は埋め戻しに必要な土砂Bを搬送するシステムであってもよい。
土砂搬送システム1は、例えば、内部において土砂Bを搬送する第1の搬送管2と、第1の搬送管2の下流側に位置する第2の搬送管3と、第2の搬送管3の下流側に位置する第3の搬送管4とを備える。更に、土砂搬送システム1は、第2の搬送管3及び第3の搬送管4の間において土砂Bを搬送する搬送手段10と、土砂Bを搬送する搬送管の内面と土砂Bとの摩擦を低減する滑剤を供給する滑剤注入装置20と、搬送された土砂Bを収容する土砂収容部材70とを備える。搬送手段10は、土砂Bを吸引すると共に鋼管12fを有するエジェクタ12を備える。以下では、第1の搬送管2、第2の搬送管3、第3の搬送管4、及びエジェクタ12の鋼管12fをまとめて搬送管5と称することがある。
例えば、第1の搬送管2は土砂Bを吸引する吸引管であり、第2の搬送管3は第1の搬送管2から吸引された土砂Bを搬送する搬送用ホースである。第1の搬送管2は、例えば、作業者Mに持ち上げられると共に、第1の搬送管2の吸引口2bが土砂Bに当てられた状態で土砂Bを吸引する。
第3の搬送管4は、例えば、搬送手段10の土砂Bの搬送経路の下流側から延びる搬送用ホースであり、第3の搬送管4の下流側に設けられた土砂収容部材70には第3の搬送管4から排出された土砂Bが蓄積される。土砂収容部材70に蓄積された土砂Bは、例えば、所定の搬送先に搬送される。
一例として、第1の搬送管2は硬質の管であり、第2の搬送管3及び第3の搬送管4はフレキシブル管である。「フレキシブル管」は、例えば、手で容易に向きを変えることが可能な程度の可撓性を有する可撓性ホースである。第2の搬送管3及び第3の搬送管4は、例えば、容易に曲げることが可能であり、且つ耐圧性に優れたホースとすることが可能である。第2の搬送管3及び第3の搬送管4は、透明であってもよい。この場合、第2の搬送管3及び第3の搬送管4の内部の土砂Bを様子を視認可能とすることができる。
例えば、搬送手段10のエジェクタ12は、工事現場Aにおいて地上A1に固定されている。可撓性を有する第2の搬送管3は、第1の搬送管2より長くてもよい。この場合、エジェクタ12を固定させた状態で第2の搬送管3及び第1の搬送管2をより広い範囲に移動させることが可能となる。例えば、搬送管5の長さ(第1の搬送管2、第2の搬送管3、鋼管12f及び第3の搬送管4の長さの合計)は、10m以上且つ50m以下(一例として40m程度)である。
第1の搬送管2の内部には搬送手段10によって土砂Bが吸引される。搬送手段10は、第2の搬送管3と第3の搬送管4の間に接続されている。搬送手段10は、搬送管5の途中部分に接続されている。搬送手段10は、圧縮空気を送り込むコンプレッサ11と、コンプレッサ11からの圧縮空気を搬送管5(第3の搬送管4)の内部で加速させるエジェクタ12と、コンプレッサ11及びエジェクタ12を互いに接続する管路13とを備える。管路13は、例えば、フレキシブル管(一例としてホース)である。
コンプレッサ11は、例えば、トラックに積載されている。コンプレッサ11は、管路13を介して圧縮空気をエジェクタ12に送り込む。エジェクタ12は、コンプレッサ11から管路13を介して送り込まれた圧縮空気を加速させると共に土砂Bの搬送方向Dへの空気流を生じさせる。
図2は、エジェクタ12の例を示す部分断面図である。図1及び図2に示されるように、エジェクタ12は、コンプレッサ11からの圧縮空気K及び滑剤Lが導入される導入管12bと、導入管12bから2本に分岐する分岐管12cと、分岐管12cの導入管12bとの反対側で合流する合流管12dと、合流管12dから第3の搬送管4まで延びる鋼管12fとを含んでいる。鋼管12fは搬送管5の一部を構成する。
導入管12bの内部には、コンプレッサ11からの圧縮空気K及び滑剤Lが送り込まれる。導入管12bの内部に送り込まれた圧縮空気K及び滑剤Lは、2本の分岐管12cのそれぞれに流れ、各分岐管12cを経て合流管12dにおいて合流し、その後、鋼管12f及び第3の搬送管4に沿って流れる。
エジェクタ12の内部において圧縮空気K及び滑剤Lが流れることにより、圧縮空気K及び滑剤Lの流れが加速し、エジェクタ12の上流側に位置する第2の搬送管3及び第1の搬送管2の内部に負圧が生じる。この負圧によって、第1の搬送管2の吸引口2bから搬送管5の内部に土砂Bが吸引される。そして、搬送管5の内部において搬送方向Dに土砂Bが搬送される。
図1及び図3に示されるように、滑剤注入装置20は、搬送管5(エジェクタ12及び第3の搬送管4)の内部に圧縮空気Kと共に滑剤Lを導入する。図3は、搬送管5の内部における土砂Bと、搬送管5の内面5b及び土砂Bをコーティングする滑剤Lとを模式的に示す搬送管5の縦断面図である。
滑剤Lは、例えば、潤滑用混和剤(一例として薬剤)である。滑剤Lは、搬送管5の内面5bと土砂Bとの摩擦を低減する。具体的には、搬送管5の内部への滑剤Lの供給に伴い、搬送管5の内面5b、及び土砂Bの外面に滑剤Lの潤滑層L1が形成され、潤滑層L1によって内面5bと土砂Bの外面との摩擦が低減される。
図4(a)は、滑剤注入装置20を模式的に示す平面図である。図4(b)は、滑剤注入装置20を模式的に示す側面図である。図1、図4(a)及び図4(b)に示されるように、滑剤注入装置20は、例えば、管路13に接続されるジョイント部21と、ジョイント部21に滑剤Lを送り込む滑剤吐出ホース22と、滑剤Lを滑剤吐出ホース22に流し込む定量ポンプ23と、定量ポンプ23に向かう滑剤Lが通る滑剤吸引ホース24と、滑剤Lを貯留する滑剤貯留部25とを備える。
滑剤注入装置20は、例えば、滑剤貯留部25に貯留されている滑剤Lをミスト状にして管路13の内部に注入する。この場合、滑剤注入装置20は、滑剤貯留部25から管路13までの滑剤Lの経路(例えば、ジョイント部21又は滑剤吐出ホース22)にミストノズルを備える。
滑剤注入装置20は、例えば、Y型ストレーナ29を備えていてもよい。ジョイント部21は、管路13と滑剤吐出ホース22とを互いに接続する接続部であり、滑剤吐出ホース22を流れる滑剤Lを管路13に供給する。定量ポンプ23は、滑剤吐出ホース22及びジョイント部21を介して一定量の滑剤Lを管路13に供給する。
滑剤注入装置20は、例えば、定量ポンプ23を制御する制御部26を備える。制御部26は、例えば、圧力測定ホース27及びジョイント部21を介して管路13に接続されている。制御部26は、圧力測定ホース27及びジョイント部21を介して管路13に接続されていることにより、管路13の内部の圧力を測定可能とされている。制御部26は、例えば、電源ケーブル26bを介して電源26cに接続される。
例えば、制御部26は、ケーブル26dを介して定量ポンプ23に接続されている。一例として、制御部26は、定量ポンプ23をインバータ制御する。例えば、定量ポンプ23はモータ駆動定量ポンプであって、制御部26は定量ポンプ23のモータの回転数を制御する。制御部26は、測定した管路13の内部の圧力に応じて定量ポンプ23の回転数を制御してもよい。この場合、管路13への滑剤Lの供給量を自動制御することが可能となる。
滑剤注入装置20は、定量ポンプ23からの滑剤Lの流量を調整する流量調整つまみ28bを備えてもよい。この場合、流量調整つまみ28bによって手動で管路13への滑剤Lの供給量を調整することが可能となる。滑剤注入装置20は、滑剤貯留部25からジョイント部21までの滑剤Lの管路の間に安全弁28c及び逆止弁28dを備えていてもよい。滑剤貯留部25からジョイント部21までの滑剤Lの管路の間にスクリーンフィルタが設けられていてもよい。
滑剤注入装置20は、例えば、管路13の内部の圧力を測定する圧力測定部30を備える。一例として、圧力測定部30は、制御部26に電気的に接続されていてもよい。この場合、圧力測定部30によって測定された管路13の内部の圧力値が制御部26に出力され、制御部26は当該圧力値に基づいて定量ポンプ23の駆動を制御する。従って、定量ポンプ23による管路13への滑剤Lの注入量を自動制御することが可能となる。
図1及び図5に示されるように、土砂搬送システム1は、例えば、搬送管5(フレキシブル管である第3の搬送管4)の内部に圧縮空気を供給する圧縮空気供給部40を備える。例えば、圧縮空気供給部40は、コンプレッサ11からの圧縮空気の流路を切り替える切り替え部41と、切り替え部41から搬送管5まで延びる圧縮空気供給路42とを備える。
切り替え部41は、例えば、コンプレッサ11からエジェクタ12まで延びる圧縮空気の経路(管路13)における滑剤注入装置20(ジョイント部21)の上流側に設けられる。一例として、切り替え部41は、管路13から圧縮空気供給路42を分岐する分岐管43と、圧縮空気の流路を切り替える切り替えコック44とを備える。例えば、切り替えコック44を手動で切り替えることによって、コンプレッサ11からの圧縮空気の流れを管路13及び圧縮空気供給路42のいずれかに切り替えることが可能である。
なお、コンプレッサ11から搬送管5(フレキシブル管である第3の搬送管4)に圧縮空気を供給する例に代えて、コンプレッサ11とは別のコンプレッサが搬送管5に圧縮空気を供給してもよい。この場合、圧縮空気供給部は、当該コンプレッサと、当該コンプレッサから搬送管5に圧縮空気を供給する圧縮空気供給路とを備えればよいので、切り替え部41を不要とすることができ、圧縮空気供給部の構成を簡易にすることができる。
図1及び図6に示されるように、圧縮空気供給部40は、搬送管5と圧縮空気供給路42とを互いに接続する接続部45を備える。一例として、接続部45は、圧縮空気供給路42が接続される開口部45bを有するエルボ管である。接続部45は、例えば、開口部45bと、互いに離間する一対の搬送管5(フレキシブル管である第3の搬送管4)を互いに接続する第1の部分45c及び第2の部分45dとを有する。
例えば、第1の部分45cはエルボ管のL字の横の部分(一例として、水平方向に延びる部分)であり、第2の部分45dはエルボ管のL字の縦の部分(一例として、鉛直方向に延びる部分)である。例えば、第1の部分45cには搬送管5の土砂の搬送経路の上流側が接続され、第2の部分45dには搬送管5の土砂の搬送経路の下流側が接続される。
開口部45bは、第1の部分45cと第2の部分45dの間に設けられており、例えば、圧縮空気供給路42からの圧縮空気を第2の部分45d及び搬送管5の内部に供給する。圧縮空気供給路42は、例えば、ホース又はチューブ等のフレキシブル管であり、嵌合によって開口部45bに接続される。なお、開口部45bに対する圧縮空気供給路42の接続構造は、図6の例に限られず適宜変更可能である。
上記のように、接続部45の開口部45bに圧縮空気供給路42が接続されて圧縮空気供給路42を介して圧縮空気が搬送管5に供給されることにより、上り勾配がある搬送管5に圧縮空気を供給することが可能となる。その結果、搬送管5の内部における土砂Bの閉塞が抑制される。第1の部分45c及び第2の部分45dのそれぞれに対する搬送管5の接続は、例えば、ホースクランプ45fによって行われる。しかしながら、接続部45に対する搬送管5の接続手段は、ホースクランプ45fに限られず、適宜変更可能である。
図7は、変形例に係る接続部55を示す断面図である。図7に示されるように、接続部55は、搬送管5に対する接続構造が接続部45と異なっている。この変形例において、接続部55は搬送管5側の端部にフランジ部56を有し、搬送管5はエジェクタ12の反対側(土砂Bの搬送経路の下流側)の端部にフランジ部5cを有する。
接続部55は、フランジ部56がフランジ部5cに突き合わされてボルトV及びナットNでフランジ部56及びフランジ部5cが互いに接合されることにより、搬送管5に接続される。この場合、搬送管5の内面5bと接続部55の内面55bとを面一とすることができるので、搬送管5の内部における土砂Bの搬送をよりスムーズに行うことができる。
図8は、更なる変形例に係る接続部65を示す断面図である。図8に示されるように、接続部65は、土砂Bの閉塞を検知する閉塞検知センサ66を備える点で接続部45とは異なっている。閉塞検知センサ66は、例えば、エルボ管のL字の交差部分(一例として、横方向から縦方向に切り替わる部分)に設けられており、当該交差部分における土砂Bの量を検知する。
一例として、閉塞検知センサ66は、光Hを出射する出射部66bと、出射部66bからの光Hを受信する受信部66cとを有する。例えば、前述した圧縮空気供給部40の切り替え部41は、閉塞検知センサ66に電気的に接続されていてもよい。この場合、切り替え部41は、出射部66bからの光Hを受信部66cが受信するときには、土砂Bが閉塞していないものとしてエジェクタ12にコンプレッサ11からの圧縮空気を供給する。
例えば、切り替え部41は、土砂Bによって出射部66bからの光Hが受信部66cで受信されないときには、土砂Bが閉塞しているものとして圧縮空気供給路42にコンプレッサ11からの圧縮空気を供給する。これにより、圧縮空気供給路42から接続部65に圧縮空気が供給されるので、接続部65における土砂Bの閉塞が解消される。なお、圧縮空気供給路42への圧縮空気の供給は、コンプレッサ11とは別のコンプレッサから行われてもよい。
図9は、土砂収容部材70を拡大した側面図である。図1及び図9に示されるように、土砂収容部材70は、土砂Bの搬送経路における搬送管5(第3の搬送管4)の下流側の端部に位置する吐出口4fが設けられている。土砂収容部材70は、例えば、蓋部72と、蓋部72に覆われる容器73と、容器73に収容される袋部材75とを備える。
土砂収容部材70は、例えば、ねじ込み管継手71を更に備える。一例として、蓋部72は、搬送管5の内部において搬送された土砂Bが流入する流入部72bと、搬送管5の下流側の端部に位置する吐出口4fが固定される固定部72cと、袋部材75及び容器73を封止する封止部72dとを備える。吐出口4fにはねじ込み管継手71が接続されており、ねじ込み管継手71は固定部72cにねじ込まれる雄螺子部71bを有する。
固定部72cは、ねじ込み管継手71を受容する部位であって、ねじ込み管継手71の雄螺子部71bが螺合する雌螺子部72fを有する。固定部72cの雌螺子部72fにねじ込み管継手71の雄螺子部71bが螺合することによって蓋部72にねじ込み管継手71及び搬送管5が固定される。
流入部72bは、流入した土砂Bが衝突する衝突部72gを備える。衝突部72gは、例えば、土砂Bの搬送方向、及び土砂Bの落下方向(例えば鉛直下方)の双方に対して傾斜する傾斜部72hを含む。流入部72bに流入した土砂Bは、衝突部72gの傾斜部72hに当たって搬送方向から落下方向に方向転換した後に袋部材75に入り込む。
一例として、傾斜部72hは、土砂Bが衝突するゴム板を含んでいてもよい。この場合、土砂Bは、傾斜部72hのゴム板に当たるので、蓋部72に対する土砂Bの衝撃が当該ゴム板によって緩和される。しかしながら、例えば土砂Bの粒径が小さく、傾斜部72hへの衝撃力が大きくない場合には、傾斜部72hがゴム板を有しなくても、傾斜部72hに細かい土砂Bが溜まることによって当該土砂Bがクッションとして機能する。
上記では、ねじ込み管継手71を備える土砂収容部材70について説明した。しかしながら、土砂収容部材70は、ねじ込み管継手71以外の手段(例えば、テープ)によって、搬送管5(第3の搬送管4)の吐出口4fが接続されてもよい。以下では、ねじ込み管継手71を有しない吐出口4fの接続構造の例について説明する。
図10(a)、図10(b)及び図10(c)に示されるように、土砂収容部材70の搬送管5の差し込み口にチューブ72mが設けられていてもよい。チューブ72mは、高い可撓性を有するチューブであって、例えば、ゴムチューブである。チューブ72mは、流入部72bに固定されており、例えば、チューブ72mの内径は搬送管5の外径よりも小さい。図10(b)及び図10(c)に示されるように、チューブ72mに搬送管5が挿入された状態でチューブ72mの内部を加圧して膨らませると、チューブ72mによって搬送管5が流入部72bに固定される。
図11(a)、図11(b)及び図11(c)に示されるように、土砂収容部材70の搬送管5の差し込み口に穴付きのゴムカバー72pが固定されていてもよい。また、搬送管5の外径に搬送管5の軸線方向に沿って並ぶ凹凸が形成されていてもよい。ゴムカバー72pの穴は、搬送管5が挿入される穴であって、例えば、ゴムカバー72pの穴の直径Eは搬送管5の外径よりも小さい。図11(c)に示されるように、ゴムカバー72pの穴に搬送管5が挿入されるとゴムカバー72pの穴の内壁が搬送管5の凹凸部分に引っ掛かって搬送管5を固定する。このように、ゴムカバー72pを用いた場合であっても、ゴムカバー72pの弾性変形によって流入部72bに搬送管5を固定することが可能である。
次に、本実施形態に係る土砂搬送方法について説明する。まず、図1に示されるように、搬送管5(第1の搬送管2、第2の搬送管3及び第3の搬送管4)並びに搬送手段10を用意して、第1の搬送管2、第2の搬送管3、エジェクタ12(鋼管12f)及び第3の搬送管4を互いに接続して土砂搬送システム1を設置する(設置する工程)。このとき、エジェクタ12に管路13を介してコンプレッサ11を接続すると共に、管路13に滑剤注入装置20を接続する。例えば、管路13及び搬送管5(第3の搬送管4)に圧縮空気供給部40を設置する。
以上のように、土砂搬送システム1を設置した後には、搬送管5の内面5b(図3参照)に滑剤Lを塗布する(塗布する工程)。例えば、図12(a)、図12(b)及び図12(c)に示されるように、滑剤塗布具80を用いて搬送管5の内面5bに滑剤Lを塗布する。なお、図12(a)、図12(b)及び図12(c)、並びに、後述する図13(a)、図13(b)及び図13(c)では、搬送管5等の図示を簡略化して示している。
滑剤塗布具80は、滑剤Lを含む多孔質弾性体81と、多孔質弾性体81から延び出す第1の紐82と、多孔質弾性体81から第1の紐82の反対方向に延び出す第2の紐83と、第1の紐82の先端に取り付けられた傘状部84と、第2の紐83の先端に取り付けられた固定部85とを備える。
多孔質弾性体81は、例えば、滑剤Lを吸収するスポンジである。一例として、多孔質弾性体81の大きさ(例えば、多孔質弾性体81の一辺の長さ、又は多孔質弾性体81の外径)は、搬送管5の内径よりも大きい。この場合、多孔質弾性体81による搬送管5の内面5bへの滑剤Lの塗布をより効果的に行うことができる。しかしながら、多孔質弾性体81の大きさは、搬送管5の内径と同程度、又は搬送管5の内径より小さくてもよい。
多孔質弾性体81は、例えば、外力を受けると、吸収していた滑剤Lを放出する。多孔質弾性体81は、変形可能な程度に柔らかい素材によって構成されている。多孔質弾性体81は、例えば、弾性発泡体であり、一例として、発泡ウレタン(ウレタンスポンジ)である。
第1の紐82及び第2の紐83のそれぞれの長さは、搬送管5の長さよりも長い。第1の紐82及び第2の紐83は、例えば、麻縄である。しかしながら、多孔質弾性体81、第1の紐82及び第2の紐83の材料は適宜変更可能である。傘状部84は、第1の紐82の多孔質弾性体81との反対側の端部に取り付けられている。傘状部84は、例えば、空気流を受けたときに開放されるパラシュートである。固定部85は、例えば、滑剤塗布具80を工事現場Aに固定する固定部である。
以上の滑剤塗布具80を搬送管5の内部に通すことにより、滑剤Lを搬送管5の内面5bに塗布する。具体的には、図12(a)に示されるように、滑剤塗布具80の傘状部84及び第1の紐82を搬送管5の吸引口2bに挿入する。そして、図12(b)に示されるように、コンプレッサ11の圧縮空気を管路13を介してエジェクタ12に供給することにより、搬送管5の内部において傘状部84及び第1の紐82を吸引口2bから吐出口4fに移動させる。この傘状部84により、第1の紐82をよりスムーズに搬送管5の内部に通すことが可能となる。
図12(c)に示されるように、多孔質弾性体81に滑剤Lを含ませた後に多孔質弾性体81を吸引口2bから搬送管5の内部に挿入する(吸引口に挿入する工程)。そして、 搬送管5の内部に位置する多孔質弾性体81を吸引口2bから吐出口4fに移動させる(移動させる工程)。
搬送管5の内部における多孔質弾性体81の移動は、例えば、第1の紐82を引っ張って行う。また、コンプレッサ11からエジェクタ12への圧縮空気によって多孔質弾性体81を移動させてもよい。この場合、多孔質弾性体81の移動のためにコンプレッサ11からの圧縮空気を有効利用することができる。
以上のように、滑剤Lを含む多孔質弾性体81が搬送管5の内部を移動することによって、多孔質弾性体81から滑剤Lが染み出し搬送管5の内面5bに滑剤Lが塗布される。なお、多孔質弾性体81が吐出口4fから出た後には、吐出口4f又は多孔質弾性体81を触って滑剤Lが十分に塗布されているかどうかを確認してもよい。
そして、滑剤Lの塗布が十分でない場合には、吐出口4fの外で多孔質弾性体81に滑剤Lを再度含ませて多孔質弾性体81を吐出口4fに挿入し、多孔質弾性体81を吐出口4fから吸引口2bに移動させてもよい。吐出口4fから吸引口2bへの多孔質弾性体81の移動は、例えば、第2の紐83を引っ張ることによって行われる。これにより、搬送管5の内面5bに再度滑剤Lを塗布することが可能となる。このように、搬送管5の内部において多孔質弾性体81を両方向に移動させることにより、滑剤Lのより十分な塗布が可能となる。
図13(a)、図13(b)及び図13(c)に示されるように、変形例に係る滑剤塗布具90を用いて搬送管5の内面5bに滑剤Lの塗布を行うことも可能である。滑剤塗布具90は、例えば、傘状部84を有しない点において、滑剤塗布具80とは異なっている。滑剤塗布具90は、多孔質弾性体81、第2の紐83及び固定部85のそれぞれと同様の多孔質弾性体91、第2の紐93及び固定部95を備える。
滑剤塗布具90は、第1の紐92と、第1の紐92を収容する袋体94とを備える。第1の紐92及び袋体94は多孔質弾性体91に固定される。第1の紐92の構成は、例えば、前述した第1の紐82の構成と同様である。滑剤塗布具90の袋体94及び第1の紐92は、滑剤Lを含む多孔質弾性体91と共に搬送管5の吸引口2bに挿入される。
そして、コンプレッサ11の圧縮空気を管路13を介してエジェクタ12に供給することにより、搬送管5の内部において多孔質弾性体91、袋体94及び第1の紐92を吐出口4fに移動させて滑剤Lの塗布を行う。なお、袋体94は省略されてもよく、多孔質弾性体91に第1の紐92が折り畳まれた状態で固定されていてもよい。
以上のように搬送管5の内面5bへの滑剤Lの塗布を終えた後には、図1に示されるように、搬送管5の吸引口2bを土砂Bに当ててコンプレッサ11からエジェクタ12に圧縮空気を送り込むことにより、エジェクタ12を稼動させる。エジェクタ12が稼動すると、吸引口2bから搬送管5に土砂Bが吸引され、搬送管5の内部における土砂Bの搬送が行われる(搬送する工程)。
このとき、滑剤注入装置20を稼動させて圧縮空気と共に滑剤Lをエジェクタ12に導入する。一方、土砂Bは、第1の搬送管2及び第2の搬送管3を通ると共に、エジェクタ12で滑剤Lと合流し、滑剤Lと共に第3の搬送管4の内部を吐出口4fに向かって移動する。従って、土砂Bは滑剤Lと共に搬送管5の内部において搬送されるので、スムーズな土砂Bの搬送が可能となる。
圧縮空気供給部40がフレキシブル管である第3の搬送管4に圧縮空気を送ってフレキシブル管における土砂Bの詰まりを抑制してもよい。よって、例えば第3の搬送管4が上り勾配となって土砂Bが第3の搬送管4に詰まりそうになった場合であっても、圧縮空気供給部40による第3の搬送管4への圧縮空気によって第3の搬送管4における土砂Bの詰まりは解消される。
第3の搬送管4を通った土砂Bは、例えば、吐出口4fを通って土砂収容部材70に収容される。土砂Bは、土砂収容部材70の袋部材75に蓄積される。袋部材75の内部に土砂Bが満杯になった後には、一旦吸引口2bからの土砂Bの吸引を停止する。そして、満杯になった袋部材75を別の袋部材75に交換し、再度、土砂Bの吸引及び搬送を実行し、全ての土砂Bの吸引及び搬送を行った後に一連の工程が完了する。
次に、本実施形態に係る土砂搬送システム1及び土砂搬送方法から得られる作用効果について詳細に説明する。本実施形態に係る土砂搬送システム1及び土砂搬送方法では、滑剤注入装置20から管路13の内部に注入される滑剤Lは、土砂Bを搬送する搬送管5の内部に流し込まれる。滑剤Lは、搬送管5の内面5bと土砂Bとの摩擦を低減する機能を有する。
従って、滑剤Lが搬送管5の内部に導入されることによって搬送管5の内面5bと土砂Bとの摩擦を低減することができるので、搬送管5の内面5bへの土砂Bの付着を抑制することができる。すなわち、搬送管5の内面5bと土砂Bとの両方が滑剤Lでコーティングされることにより、搬送管5の内面5bへの土砂Bの付着を抑制して搬送管5の閉塞を回避することができる。
滑剤注入装置20は、圧縮空気を供給するコンプレッサ11と土砂Bを搬送管5に吸引するエジェクタ12との間を接続する管路13に連結されている。管路13に注入された滑剤Lは、コンプレッサ11からの圧縮空気によってエジェクタ12を経由して搬送管5の内部に勢いよく流れ込むので、搬送管5の内部に滑剤Lを効率良く且つ均一に塗布することができる。
コンプレッサ11からの圧縮空気が通る管路13に滑剤Lを通すことにより、圧縮空気が通る流路を滑剤Lを通す経路として有効利用することができる。滑剤Lは、コンプレッサ11からの圧縮空気と共に勢いよくエジェクタ12及び搬送管5の内部に流し込まれるので、エジェクタ12又は搬送管5を動かしながら土砂Bの吸引作業を行う場合でも滑剤Lの流し込みを安定させることができる。すなわち、土砂Bの吸引作業のために搬送管5の向きを変えたり搬送管5を移動させたりしても滑剤Lの流し込みを安定して行うことができる。従って、搬送管5の内部に滑剤Lを効率良く且つ均一に塗布することができるので、搬送管5の内部における土砂Bの搬送性を高めることができる。
図4(a)及び図4(b)に示されるように、滑剤注入装置20は、滑剤Lを貯留する滑剤貯留部25と、滑剤貯留部25に貯留されている滑剤Lを管路13の内部に供給する定量ポンプ23と、を含んでもよい。この場合、滑剤貯留部25に貯留された滑剤Lは、定量ポンプ23によって管路13の内部に定量的に供給される。従って、搬送管5の内部への滑剤Lの供給を安定させることができる。
滑剤注入装置20は、定量ポンプ23をインバータ制御する制御部26を含んでもよい。この場合、制御部26が定量ポンプ23をインバータ制御することにより、定量ポンプ23の回転制御を行うことが可能となる。
滑剤注入装置20は、管路13の内部の圧力を測定する圧力測定部30を含んでもよい。この場合、圧力測定部30による管路13の圧力の測定結果に応じて滑剤Lの注入を制御することが可能となる。
滑剤注入装置20は、ミスト状にした滑剤Lを管路13の内部に注入してもよい。この場合、ミスト状の滑剤Lが管路13の内部に注入される。従って、コンプレッサ11からの圧縮空気により、一層効率良く且つ均一に滑剤Lの流し込みを行うことができる。
図1に示されるように、搬送管5は、搬送される土砂Bが通るフレキシブル管(例えば第3の搬送管4)を含んでおり、フレキシブル管の内部に圧縮空気を供給する圧縮空気供給部40を更に備えてもよい。この場合、例えば、フレキシブル管が上り勾配になったときに圧縮空気供給部40がフレキシブル管の内部に圧縮空気を供給することにより、上り勾配となったフレキシブル管において土砂Bの搬送性が低下する問題を回避することができる。従って、土砂Bの搬送性を更に向上させることができる。
圧縮空気供給部40は、管路13からフレキシブル管まで延びる圧縮空気供給路42と、管路13及び圧縮空気供給路42の間に設けられ、エジェクタ12への圧縮空気の供給、及びフレキシブル管への圧縮空気の供給、を切り替える切り替え部41と、を備えてもよい。この場合、圧縮空気供給部40は、管路13に切り替え部41を介して接続されている圧縮空気供給路42を介してフレキシブル管の内部に圧縮空気を供給する。よって、コンプレッサ11からの圧縮空気が管路13、切り替え部41及び圧縮空気供給路42を介してフレキシブル管の内部に供給されるので、コンプレッサ11からの圧縮空気を、フレキシブル管の内部における土砂Bの搬送性の向上のために有効利用することができる。切り替え部41は、エジェクタ12への圧縮空気の供給、及びフレキシブル管への圧縮空気の供給を切り替える。これにより、必要なときにフレキシブル管の内部に圧縮空気を送り込むことができる。
本実施形態に係る土砂搬送方法において、図12(a)、図12(b)及び図12(c)に示されるように、滑剤Lを塗布する工程は、滑剤Lを含む多孔質弾性体81を搬送管5の吸引口2bに挿入する工程と、滑剤Lを含む多孔質弾性体81を吸引口2bから吐出口4fまで移動させる工程と、を有してもよい。この場合、滑剤Lを含むスポンジ状の多孔質弾性体81が、搬送管5の吸引口2bに挿入され、搬送管5の吸引口2bから吐出口4fまで移動する。従って、多孔質弾性体81が搬送管5の内部に滑剤Lを塗布しながら搬送管5の内部を移動するので、多孔質弾性体81を直に搬送管5の内部に通すことによって、搬送管5の内部により確実に滑剤Lを塗布することができる。
多孔質弾性体81を移動させる工程では、搬送管5の内部に位置する多孔質弾性体81から延びる紐(例えば第1の紐82又は第2の紐83)を引っ張ることによって、滑剤Lを含む多孔質弾性体81を搬送管5の内部において移動させてもよい。この場合、紐を直に引っ張ることによって多孔質弾性体81を移動させることができるので、搬送管5の内部における多孔質弾性体81の移動をより効率良く行うことができる。従って、滑剤Lを含む多孔質弾性体81をよりスムーズに移動させることができるので、滑剤Lの塗布を一層効率良く且つ十分に行うことができる。
以上、本開示に係る土砂搬送システム及び土砂搬送方法の実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、土砂搬送システムの各部の形状、大きさ、数、材料及び配置態様、並びに、土砂搬送方法の各工程の内容及び順序は、上記の要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、第1の搬送管2、第2の搬送管3、エジェクタ12の鋼管12f、及び第3の搬送管4を備える搬送管5について例示した。しかしながら、搬送管の構成は、当該例示に限られず、適宜変更可能である。また、前述の実施形態では、ジョイント部21、滑剤吐出ホース22、定量ポンプ23、滑剤吸引ホース24、滑剤貯留部25及び制御部26を備える滑剤注入装置20について例示した。しかしながら、滑剤注入装置の構成は、上記の例示に限られず適宜変更可能である。圧縮空気供給部の構成についても同様である。
前述の実施形態では、ねじ込み管継手71、蓋部72、容器73及び袋部材75を備える土砂収容部材70について例示した。しかしながら、土砂収容部材の構成は上記の例に限られず適宜変更可能である。また、土砂搬送システムは、土砂収容部材を有しなくてもよい。例えば、前述の実施形態では、工事現場Aにおいて用いられる土砂Bの土砂搬送システム1及び土砂搬送方法について説明した。しかしながら、土砂搬送システム及び土砂搬送方法は、工事現場以外の場所で用いられるものであってもよい。
1…土砂搬送システム、2…第1の搬送管、2b…吸引口、3…第2の搬送管、4…第3の搬送管(フレキシブル管)、4f…吐出口、5…搬送管、5b…内面、5c…フランジ部、10…搬送手段、11…コンプレッサ、12…エジェクタ、12b…導入管、12c…分岐管、12d…合流管、12f…鋼管、13…管路、20…滑剤注入装置、21…ジョイント部、22…滑剤吐出ホース、23…定量ポンプ、24…滑剤吸引ホース、25…滑剤貯留部、26…制御部、26b…電源ケーブル、26c…電源、26d…ケーブル、27…圧力測定ホース、28b…流量調整つまみ、28c…安全弁、28d…逆止弁、29…Y型ストレーナ、30…圧力測定部、40…圧縮空気供給部、41…切り替え部、42…圧縮空気供給路、43…分岐管、44…切り替えコック、45,55,65…接続部、45b…開口部、45c…第1の部分、45d…第2の部分、45f…ホースクランプ、55b…内面、56…フランジ部、66…閉塞検知センサ、66b…出射部、66c…受信部、70…土砂収容部材、71…ねじ込み管継手、71b…雄螺子部、72…蓋部、72b…流入部、72c…固定部、72d…封止部、72f…雌螺子部、72g…衝突部、72h…傾斜部、72m…チューブ、72p…ゴムカバー、73…容器、75…袋部材、80,90…滑剤塗布具、81,91…多孔質弾性体、82,92…第1の紐(紐)、83,93…第2の紐(紐)、84…傘状部、85,95…固定部、94…袋体、A…工事現場、A1…地上、B…土砂、D…搬送方向、G…地面、H…光、K…圧縮空気、L…滑剤、L1…潤滑層、M…作業者、N…ナット、V…ボルト。

Claims (10)

  1. 土砂を搬送する土砂搬送システムであって、
    土砂を搬送する搬送管に接続されると共に前記搬送管に土砂を吸引するエジェクタと、
    前記エジェクタに土砂を搬送するための圧縮空気を送り込むコンプレッサと、
    前記コンプレッサ及び前記エジェクタを互いに接続すると共に、前記コンプレッサから前記エジェクタに向かう圧縮空気が通る管路と、
    前記管路に接続されており、前記搬送管の内面と土砂との摩擦を低減する滑剤を前記管路の内部に注入する滑剤注入装置と、
    を備える土砂搬送システム。
  2. 前記滑剤注入装置は、
    前記滑剤を貯留する滑剤貯留部と、
    前記滑剤貯留部に貯留されている前記滑剤を前記管路の内部に供給する定量ポンプと、
    を含む、
    請求項1に記載の土砂搬送システム。
  3. 前記滑剤注入装置は、前記定量ポンプをインバータ制御する制御部を含む、
    請求項2に記載の土砂搬送システム。
  4. 前記滑剤注入装置は、前記管路の内部の圧力を測定する圧力測定部を含む、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の土砂搬送システム。
  5. 前記滑剤注入装置は、ミスト状にした前記滑剤を前記管路の内部に注入する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の土砂搬送システム。
  6. 前記搬送管は、搬送される土砂が通るフレキシブル管を含んでおり、
    前記フレキシブル管の内部に圧縮空気を供給する圧縮空気供給部を更に備える、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の土砂搬送システム。
  7. 前記圧縮空気供給部は、
    前記管路から前記フレキシブル管まで延びる圧縮空気供給路と、
    前記管路及び前記圧縮空気供給路の間に設けられ、前記エジェクタへの圧縮空気の供給、及び前記フレキシブル管への圧縮空気の供給、を切り替える切り替え部と、
    を備える請求項6に記載の土砂搬送システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の土砂搬送システムを用いて土砂を搬送する土砂搬送方法であって、
    前記滑剤を前記搬送管の内面に塗布する工程と、
    前記エジェクタが前記コンプレッサから圧縮空気を受けて前記搬送管に土砂を吸引することにより、前記搬送管の内部において土砂を搬送する工程と、
    を備える土砂搬送方法。
  9. 前記塗布する工程は、
    前記滑剤を含む多孔質弾性体を前記搬送管の吸引口に挿入する工程と、
    前記滑剤を含む前記多孔質弾性体を前記吸引口から前記搬送管の吐出口まで移動させる工程と、
    を有する請求項8に記載の土砂搬送方法。
  10. 前記移動させる工程では、前記搬送管の内部に位置する前記多孔質弾性体から延びる紐を引っ張ることによって、前記滑剤を含む前記多孔質弾性体を前記搬送管の内部において移動させる、
    請求項9に記載の土砂搬送方法。

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