JP2021125761A - 顧客企業のネットワークデバイスのデバイス管理サーバーへの登録管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークデバイスをデバイス管理サーバーに接続するには接続先テナントの接続コードをネットワークデバイスに入力する必要があり、顧客企業の接続コードを入手しておかないと顧客先でのネットワークデバイス設置作業を完了できない課題に対しネットワークデバイス管理システムを提供する。
【解決手段】サービス提供会社がデバイス管理サーバーへネットワークデバイスの管理情報を顧客テナントに登録する時、サービス提供会社テナントにデバイス接続情報があれば接続先テナントを顧客テナントに変更する指示を出す。デバイス接続情報の登録がなくても接続先を顧客テナントに変更する予約情報を登録する。これにより、ネットワークデバイスにおける接続作業はサービス提供会社の接続コードを使用しながら、デバイス管理サーバーへの登録は顧客テナントにネットワークデバイスの管理情報を登録するだけで、接続先を顧客テナントに切替えができる。
【選択図】図4
【解決手段】サービス提供会社がデバイス管理サーバーへネットワークデバイスの管理情報を顧客テナントに登録する時、サービス提供会社テナントにデバイス接続情報があれば接続先テナントを顧客テナントに変更する指示を出す。デバイス接続情報の登録がなくても接続先を顧客テナントに変更する予約情報を登録する。これにより、ネットワークデバイスにおける接続作業はサービス提供会社の接続コードを使用しながら、デバイス管理サーバーへの登録は顧客テナントにネットワークデバイスの管理情報を登録するだけで、接続先を顧客テナントに切替えができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、顧客企業のネットワークデバイスを、デバイス管理サーバーの顧客情報と紐付けてデバイス管理サーバーに登録する技術に関するものである。
クラウドサービスやIoT(Internet of Things)の普及に伴い、通信制御装置が搭載された画像形成装置などのネットワークデバイスの監視情報を、ネットワーク経由でデバイス管理サーバーが受信し、管理を行うネットワークデバイス管理システムが登場してきている。このようなシステムでは、複数の顧客企業のネットワークデバイスを登録し、サービス提供会社が管理できるようになっている。ある顧客企業にネットワークデバイスの管理サービスを提供する場合、サービス提供会社の担当者はテナントを新規に作成し、その顧客企業に割り当てる。そして、ネットワークデバイスを顧客企業ごとに管理するため、顧客企業に割り当てたテナント(以後、顧客テナント)にネットワークデバイスを登録する。ネットワークデバイスは、デバイス管理サーバーに登録されたネットワークデバイスを識別する個体識別情報を用いてデバイス管理サーバーと通信する。
従来、顧客企業に設置されたネットワークデバイスで、サービス提供会社が管理する複数の顧客企業の中から登録先の顧客企業を特定し、デバイス管理サーバーに登録する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特に特許文献1の実施形態3で開示される技術は、デバイス管理サーバーが顧客テナントごとに接続コードを発行し、ネットワークデバイスは入力された接続コードをデバイス管理サーバーに送信することで、ネットワークデバイスを顧客テナントと紐付けて登録する。接続コードを知らない限りネットワークデバイスをデバイス管理サーバーに接続できないので、不必要な接続や、誤った顧客テナントへの接続を防止できる。
近年では、ネットワークデバイスのネットワークデバイス管理システムの利用は、標準的なサービスとなりつつある。それに伴い、ネットワークデバイスのデバイス管理サーバーへの接続は、ネットワークデバイス設置時の作業の一環で実施される作業になってきている。
特許文献1で開示される技術では、ネットワークデバイスをデバイス管理サーバーに接続するには、登録先の顧客テナントの接続コードをデバイス管理サーバーから発行し、その接続コードをネットワークデバイスに入力する必要があった。すると、ネットワークデバイスの設置作業を実施するより前に、顧客企業に割り当てる顧客テナントの作成を済ませておく必要があった。また、ネットワークデバイスの設置作業は顧客企業自身ではなく、ネットワークデバイスを販売する販売会社の設置作業者によって実施されるケースも多い。ネットワークデバイスの保守サービスの契約に伴うデバイス管理サーバーへの登録の場合は特に、販売会社の設置作業者によって実施されることがほとんどである。
しかし、ネットワークデバイスを接続するときの接続コードは顧客企業によって異なるため、販売会社の設置作業者には、顧客企業の接続コードを入手する手間と、ネットワークデバイスにどの接続コードを入力するかを管理する手間とが発生してしまっていた。顧客企業の接続コードを予め入手しておかないと、顧客先でのネットワークデバイスの設置作業を完了させることができなかった。
そこで、本発明は、顧客テナントの作成や、顧客企業の接続コードの入手を、設置作業を実施するより前に終えていなくとも、顧客企業でのネットワークデバイスの設置作業を完了できるようにすること、また、サービス提供会社のデバイス管理サーバーへの登録者は、設置作業者による設置作業が実施済みかを意識せずに、顧客テナントの作成や顧客テナントへのネットワークデバイスの管理情報の登録を完了できること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ネットワークデバイスを、デバイス管理サーバー上で管理する組織に対応付けて登録するネットワークデバイス管理システムであって、前記ネットワークデバイスは、接続先組織を特定する接続コードの入力を受け付ける接続コード入力受付手段と、前記ネットワークデバイスを識別するデバイス識別情報と前記接続コードとをデバイス管理サーバーに送信することによって、前記デバイス管理サーバー上の接続先組織と接続する接続情報の発行を受け、前記デバイス管理サーバーとの接続を確立する接続確立手段と、前記デバイス管理サーバーから接続先組織を変更する接続情報の再発行を受け、前記デバイス管理サーバー上の指示された別の組織への接続に切り替わる接続切替手段とを有し、前記デバイス管理サーバーは、接続先組織を特定するための接続コードを生成する接続コード生成手段と、前記ネットワークデバイスから接続コードを受信したことに応じて前記接続コードから特定される接続先組織にデバイス識別情報を保存し、接続先組織と接続するための接続情報をネットワークデバイスに発行するデバイス接続情報発行手段と、前記ネットワークデバイスのデバイス識別情報を含む情報の顧客組織への登録を接続先組織のユーザーから受け付けて、顧客組織へ登録するデバイス情報登録手段とを備え、前記デバイス情報登録手段はさらに、登録したネットワークデバイスと一致するデバイス識別情報が前記接続先組織に保存されていた場合には、接続先を前記顧客組織へ変更する接続情報の再発行を、前記接続先組織に接続されている前記ネットワークデバイスに対して行い、登録したネットワークデバイスと一致するデバイス識別情報が前記接続先組織に保存されていなかった場合には、接続先を前記顧客組織へ変更する予約情報を前記接続先組織に登録しておき、前記デバイス接続情報発行手段は、前記ネットワークデバイスから接続コードを受信して接続されたときに、前記接続コードから特定される接続先組織に予約情報が登録されていれば、接続先を前記顧客組織へ変更する接続情報の再発行を、前記接続先組織に接続されている前記ネットワークデバイスに対して行うことを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークデバイス側での操作は、顧客企業に依らないサービス提供会社のテナントの接続コードの入力で済ませられる。そのため、ネットワークデバイスの設置作業を販売会社の設置作業者によって実施する場合においても、顧客企業に割り当てる顧客テナントの作成や顧客テナントの接続コードを入手する必要なく完了できる。一方で、サービス提供会社がデバイス管理サーバーへネットワークデバイスの管理情報を登録するときには、顧客テナントにネットワークデバイスの管理情報を登録すれば良い。デバイス管理サーバーへの登録者は、設置作業者によるサービス提供会社のテナントへの接続が実施済みかを意識せずに、ネットワークデバイスからの接続先をサービス提供会社のテナントから顧客テナントに切り替えることができ、登録を完了できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施の形態に係るシステム構成を示す図である。本実施形態のネットワークデバイス管理システムは、ネットワークデバイス110と、デバイス管理サーバー120、ネットワーク130、クライアント端末140などから構成される。
図1は、本発明の実施の形態に係るシステム構成を示す図である。本実施形態のネットワークデバイス管理システムは、ネットワークデバイス110と、デバイス管理サーバー120、ネットワーク130、クライアント端末140などから構成される。
ネットワークデバイス110は、デバイス管理サーバー120とインターネットなどのネットワーク130を介して接続される顧客企業のネットワーク内の処理装置で、プリンターや複写機、スキャナーなどの画像処理装置を含む。図1ではネットワークデバイス110を1台だけ記載しているが、顧客企業のネットワーク内に複数台、あるいは複数の顧客企業のネットワークデバイスが存在しても良い。
ネットワークデバイス110は、ネットワークデバイス110上で動作するサーバー接続アプリケーションにより、デバイス管理サーバー120と接続し、ネットワークデバイス110の設定情報や稼働情報をデバイス管理サーバー120に送信する。設定情報や稼働情報を送信するとき、ネットワークデバイス110はデバイス管理サーバー120に認証を行い、アクセストークンやセッションIDなどのアクセス許可情報を取得する。ネットワークデバイス110は、取得したアクセス許可情報を付けて、設定情報や稼働情報をデバイス管理サーバー120に送信する。
デバイス管理サーバー120は、クラウド上でネットワークデバイス110を認証し、設定情報や稼働情報を受信して管理するサーバー装置である。ネットワークデバイス110をデバイス管理サーバー120との接続にあたっては、ネットワークデバイス110の所有者を特定して管理するため、予めデバイス管理サーバー120にネットワークデバイス110の登録を行う。デバイス管理サーバー120は、ネットワークデバイス110を所有する顧客企業あるいはそれを管理するサービス提供会社と、ネットワークデバイス110との対応付けを行い、顧客企業やサービス提供会社ごとに情報を論理的に分離して管理する。設定情報や稼働情報を受信するときは、登録した情報に基づいてデバイス管理サーバー120の認証を行ってアクセス許可情報を発行し、設定情報や稼働情報の受信を待ち受ける。
クライアント端末140は、サービス提供会社のユーザーが直接操作するクライアント端末であり、Webブラウザーがインストールされている。
図2は、本発明の実施の形態に係るデバイス管理サーバー120を実現するサーバーコンピューターのハードウェア構成を表す図である。サーバーコンピューターは、ディスプレイなどの出力装置と接続する出力I/F部201と、キーボードなどの入力装置と接続する入力I/F部202、記憶装置203、メモリ204、CPU205、通信I/F部206からなる。
記憶装置203には、OS(Operating System)や、認証・接続処理を行う認証プログラムや、ネットワークデバイス110を登録して管理する管理プログラム、顧客企業やネットワークデバイス110の登録情報、受信した設定情報や稼働情報などが、格納される。CPU205は、記憶装置203から認証プログラムや管理プログラムをメモリ204にロードし、実行する。通信I/F部206は、ネットワーク130に接続され、ネットワークデバイス管理システムを構成するネットワークデバイス110との通信の制御を行うネットワークインターフェイスである。
なお、図2に示されるハードウェア構成を表す図は、一般的な情報処理装置のハードウェアブロック図に相当するものであり、本実施形態のネットワークデバイス110やクライアント端末140にも適用される。従って、ネットワークデバイス110のハードウェア構成も同様である。
図3は、ネットワークデバイス管理システムを構成するネットワークデバイス110、デバイス管理サーバー120の中で、特に本発明に係る部分の機能ブロックを表す図である。ネットワークデバイス110は、接続コード入力受付部301、接続確立部302、接続切替部303を備える。
デバイス管理サーバー120では、顧客企業やサービス提供会社の組織ごとに論理的に分離してデータを管理するため、デバイス管理サーバー120内の仮想的な組織であるテナントを作成し、作成したテナントを顧客企業やサービス提供会社に割り当てる。ネットワークデバイス110を、顧客企業やサービス提供会社に割り当てたテナントに予め登録することで、ネットワークデバイス110のデータをテナントの単位で分離して管理できる。
接続コード入力受付部301は、接続コードの入力を受け付ける。接続コードの入力は、ネットワークデバイスのハードキーやタッチパネル操作による入力のほか、入力I/Fを用いたOCR(Optical Character Recognition)や二次元バーコードなどの読み取りによって行う。接続コードは、デバイス管理サーバー120内でネットワークデバイスの接続先のテナントを特定するコードである。
接続確立部302は、接続コード入力受付部301で入力された接続コードをデバイス管理サーバー120に送信し、デバイス管理サーバー120からデバイス接続情報の発行を受けることで、デバイス管理サーバーとの接続を確立する。デバイス接続情報は、ネットワークデバイス110を認証し、接続先のテナントを特定できる情報を含む。ネットワークデバイス110は、このデバイス接続情報に基づいてデバイス管理サーバー120と接続し、ネットワークデバイス110の設定情報や稼働情報などのデータをデバイス管理サーバー120に送信する。
接続切替部303は、デバイス管理サーバー120からデバイス接続情報の再発行を受けたときに、再発行されたデバイス接続情報にしたがってデバイス管理サーバー120との接続を確立しなおす。接続切替部303の動作でデバイス接続情報が変更されることにより、ネットワークデバイス110が接続するデバイス管理サーバー120内のテナントが変更される。
デバイス管理サーバー120は、接続コード生成部311、デバイス接続情報発行部312、デバイス情報登録部313を備える。接続コード生成部311は、ネットワークデバイスを接続するときの接続先のテナントを特定する接続コードを生成する。表Aに、接続コード生成部311が生成し、保持する接続コード管理テーブルの一例を示す。
表AのテナントIDは、顧客企業やサービス提供会社に割り当てられたテナントを一意に識別するID情報である。接続コードは、デバイス管理サーバー120内で一意となるコードで、このテナントIDそれぞれに対して1つ、ないし複数生成する。接続コードの生成は、テナントの作成時、あるいはテナントに属するユーザーからのリクエストに応じて行われ、多くの場合、有効期限を持つ。接続コードは、デバイス管理サーバー120内で一意なので、接続コードからテナントIDを特定できるようになっている。
デバイス接続情報発行部312は、接続コードを受信し、接続コードから接続先のテナントを特定することによって、デバイス管理サーバー120にデータを送信するためのデバイス接続情報をネットワークデバイス110に発行する。ネットワークデバイス110は、一般にデバイスを識別するためのデバイス識別情報として、シリアル番号を有する。
しかしながら、シリアル番号は異なる製品や異なるメーカー間で必ずしも一意であるとは限らず、また、同一の個体が別の顧客企業に移設されるなどにより、同一のシリアル番号の個体が異なるテナントに重複して登録される場合がある。そのため、デバイス管理サーバー120内でネットワークデバイス110を一意に識別するための情報として、また、デバイス管理サーバー120内での接続先のテナントを特定するための情報として、ネットワークデバイス110にデバイス接続情報を発行する。表Bに、デバイス接続情報発行部312が発行するデバイス接続情報管理テーブルの一例を示す。
表Bのデバイス接続IDは、デバイス管理サーバー120内でネットワークデバイス110を一意に識別するためのID情報である。テナントIDは、ネットワークデバイス110を接続するテナントを示すテナントIDで、受信した接続コードから接続先のテナントを特定して、デバイス接続IDと関連付けて保存される。シリアル番号は、デバイスIDと同様にデバイスを識別するためのID情報であるが、表Bの例のようにデバイス管理サーバー120内で一意であるとは限らず、テナントIDとの組で一意になる。
接続先変更情報は、ネットワークデバイス110が接続されているテナントを別のテナントに変更するときの、変更先のテナントを示すテナントIDである。移動先テナントIDは通常は空であるが、変更先のテナントを登録することができる。変更先のテナントを登録することで、ネットワークデバイス110からのデータの受信時に、ネットワークデバイス110に変更先のテナント用のデバイス接続情報を再発行し、デバイス管理サーバー120内での接続先のテナントを変更する。
デバイス情報登録部313は、サービス提供会社が管理するネットワークデバイス110の管理情報をテナントに登録し、テナントの単位で論理的に分離してネットワークデバイス110を管理する機能ブロックである。サービス提供会社のユーザーの登録リクエストに基づいて、ネットワークデバイス110の管理情報を、サービスを提供する顧客企業のテナントに登録する。表Cに、デバイス情報登録部313が登録するデバイス管理情報テーブルの一例を示す。
テナントIDは、ネットワークデバイス110を登録したテナントを示すテナントIDであり、1つのテナントIDに複数のネットワークデバイスの情報を登録できる。シリアル番号は、テナント内でネットワークデバイス110を一意に識別するID情報である。このほか、ネットワークデバイスの管理情報としてデバイス名や登録日時、あるいは設置場所情報などの情報を持つ。このとき、顧客企業のユーザーは、デバイス情報登録部313における論理的な分離によりユーザーが属するテナントのネットワークデバイス110の情報のみを参照できる。
一方、サービス提供会社のユーザーは、サービス提供会社のテナントの配下に作成されるサービス提供会社の管理する顧客企業のテナントのネットワークデバイス110の情報を参照できる。これにより、顧客企業のネットワークデバイス110の保守サービスなどのデバイス管理サービスを、サービス提供会社が顧客企業に提供できるようにしている。
図4は、デバイス管理サーバー120のデバイス情報登録部313におけるネットワークデバイス110の管理情報の登録処理を示すフローチャートである。以下、図4のフローチャートに従って、クライアント端末140のWebブラウザーからのアクセスでサービス提供会社のユーザーによってネットワークデバイス110の管理情報の登録操作がされるときの、デバイス情報登録部313における登録処理を説明する。
なお、本フローに係るデバイス管理サーバー120の管理プログラムは、デバイス管理サーバー120の記憶装置203に記憶されており、メモリ204に読み出されCPU205によって実行される。
デバイス管理サーバー120のデバイス情報登録部313は、ネットワークデバイス110の管理情報の顧客企業のテナントへの登録を受け付けると、まず受け付けた内容に従って管理情報を顧客企業のテナントに登録する(ステップS401)。続けて、登録操作を行ったユーザーのアカウント情報から、ユーザーが所属するサービス提供会社のテナントを特定する(ステップS402)。ステップS402で特定したサービス提供会社のテナントに、顧客企業のテナントに登録した管理情報と同一のシリアル番号のデバイス接続情報の登録があるかを確認する(ステップS403)。
ここでサービス提供会社のテナントに同一のシリアル番号のデバイス接続情報の登録があったならば(ステップS404)、そのデバイス接続情報の接続先変更情報に、ステップS401で登録した顧客企業のテナントを登録する(ステップS405)。ステップS405で接続先変更情報を登録することで、ネットワークデバイス110に変更先のテナント用のデバイス接続情報を再発行し、デバイス管理サーバー120内での接続先のテナントを変更する。
一方、ステップS404でサービス提供会社のテナントに同一のシリアル番号のデバイス接続情報の登録がなかったならば、サービス提供会社のテナントに接続先変更の予約情報を登録する(ステップS406)。接続先変更の予約情報は、テナントID、シリアル番号、接続先変更情報から成り、テナントIDは接続先変更の予約情報を登録するテナントを示すテナントIDである。シリアル番号は、テナント内でネットワークデバイス110を一意に識別するID情報である。接続先変更情報は、ネットワークデバイス110が接続されるテナントを別のテナントに変更するときの、変更先のテナントを示すテナントIDである。
ステップS406で接続先変更の予約情報を登録することで、ネットワークデバイス110の管理情報の登録後にサービス提供会社のテナントにネットワークデバイス110が接続された場合に、デバイス管理サーバー120内での接続先のテナントを変更できる。ただ、ステップS404でサービス提供会社のテナントに同一のシリアル番号のデバイス接続情報の登録がなくても、登録操作を行ったユーザーのテナントとは別のサービス提供会社のテナントに登録がされている場合がある。
登録操作を行ったユーザーに、そのサービス提供会社のテナントについても操作権限があるような場合には、そのデバイス接続情報の接続先変更情報についても、ステップS401で登録した顧客企業のテナントを登録すると良い。こうすることで、登録操作を行ったユーザーのテナントの接続コードでネットワークデバイス110から接続しなおさなくとも、既に接続済みのサービス提供会社のテナントから顧客企業のテナントへ接続先のテナントを変更できる。さらに、ステップS406での登録操作を行ったユーザーのテナントへの接続先変更の予約情報も登録しておけば、ネットワークデバイス110から登録操作を行ったユーザーのテナントの接続コードで接続しなおされた場合にも対応できる。
また、サービス提供会社が管理するネットワークデバイス110の管理情報をテナントに登録した後に、ネットワークデバイス110の撤去や誤登録などの理由で管理情報を削除する場合がある。そのような場合においてデバイス情報登録部313は、サービス提供会社のユーザーの削除リクエストに基づいて、顧客企業のテナントに登録されていたネットワークデバイス110の管理情報を削除する。
また、削除したネットワークデバイス110とシリアル番号が一致するデバイス接続情報のうち、接続先変更情報にその顧客企業のテナントが指定されているデバイス接続情報があれば、そのデバイス接続情報の接続先変更情報を削除する。さらに、削除したネットワークデバイス110とシリアル番号が一致する接続先変更の予約情報のうち、接続先変更情報にその顧客企業のテナントが指定されているデバイス接続情報があれば、それも削除する。
図5は、デバイス管理サーバー120のデバイス接続情報発行部312におけるネットワークデバイス110からの接続処理を示すフローチャートである。以下、図5のフローチャートに従って、ネットワークデバイス110からサービス提供会社のテナントの接続コードの入力でデバイス管理サーバー120に接続するときの、デバイス接続情報発行部312における接続処理を説明する。
なお、本フローに係るデバイス管理サーバー120の管理プログラムは、デバイス管理サーバー120の記憶装置203に記憶されており、メモリ204に読み出されCPU205によって実行される。
デバイス接続情報発行部312は、ネットワークデバイス110からのサービス提供会社のテナントへの接続リクエストとして、サービス提供会社のテナントの接続コードとネットワークデバイスを識別するシリアル番号を受信する(ステップS501)。受信した接続コードからテナントを特定し(ステップS502)、特定できなければ(ステップS503)、ネットワークデバイス110に接続エラーの応答を返す(ステップS504)。ステップS503でテナントが特定されたら、そのテナントに受信したシリアル番号と同一の接続先変更の予約情報が登録されているかを確認する(ステップS505)。
シリアル番号が同一の接続先変更の予約情報が登録されていなければ(ステップS506)、そのテナントに接続するためのデバイス接続情報をネットワークデバイス110に発行する(ステップS507)。ステップS506でシリアル番号が同一の接続先変更の予約情報が登録されていたら、接続先変更の予約情報に登録されている接続先変更情報のテナントに接続するためのデバイス接続情報をネットワークデバイス110に発行する(ステップS508)。ステップ508で接続先変更の予約情報に従って発行するデバイス接続情報のテナントが変更されるので、サービス提供会社のテナントの接続コードで接続しても、デバイス管理サーバー120内での接続先のテナントが顧客企業のテナントに変更される。
以上、詳細に説明した本発明を適用できる本実施形態では、ネットワークデバイス110側での操作は、顧客企業に依らないサービス提供会社のテナントの接続コードの入力で済ませられる。そのため、ネットワークデバイス110の設置作業を販売会社の設置作業者によって実施する場合においても、顧客企業に割り当てる顧客テナントの作成や顧客テナントの接続コードを入手する必要なく完了できる。
一方で、サービス提供会社がデバイス管理サーバー120へネットワークデバイス110の管理情報を登録するときには、顧客テナントにネットワークデバイス110の管理情報を登録すれば良い。デバイス管理サーバー120への登録者は、設置作業者によるサービス提供会社のテナントへの接続が実施済みかを意識せずに、ネットワークデバイス110からの接続先をサービス提供会社のテナントから顧客テナントに切り替えることができ、登録を完了できる。
110 ネットワークデバイス
120 デバイス管理サーバー
130 ネットワーク
140 クライアント端末
120 デバイス管理サーバー
130 ネットワーク
140 クライアント端末
Claims (2)
- ネットワークデバイスを、デバイス管理サーバー上で管理する組織に対応付けて登録するネットワークデバイス管理システムであって、
前記ネットワークデバイスは、
接続先組織を特定する接続コードの入力を受け付ける接続コード入力受付手段と、
前記ネットワークデバイスを識別するデバイス識別情報と前記接続コードとをデバイス管理サーバーに送信することによって、前記デバイス管理サーバー上の接続先組織と接続する接続情報の発行を受け、前記デバイス管理サーバーとの接続を確立する接続確立手段と、
前記デバイス管理サーバーから接続先組織を変更する接続情報の再発行を受け、前記デバイス管理サーバー上の指示された別の組織への接続に切り替わる接続切替手段とを有し、
前記デバイス管理サーバーは、
接続先組織を特定するための接続コードを生成する接続コード生成手段と、
前記ネットワークデバイスから接続コードを受信したことに応じて前記接続コードから特定される接続先組織にデバイス識別情報を保存し、接続先組織と接続するための接続情報をネットワークデバイスに発行するデバイス接続情報発行手段と、
前記ネットワークデバイスのデバイス識別情報を含む情報の顧客組織への登録を接続先組織のユーザーから受け付けて、顧客組織へ登録するデバイス情報登録手段とを備え、
前記デバイス情報登録手段はさらに、
登録したネットワークデバイスと一致するデバイス識別情報が前記接続先組織に保存されていた場合には、接続先を前記顧客組織へ変更する接続情報の再発行を、前記接続先組織に接続されている前記ネットワークデバイスに対して行い、登録したネットワークデバイスと一致するデバイス識別情報が前記接続先組織に保存されていなかった場合には、接続先を前記顧客組織へ変更する予約情報を前記接続先組織に登録しておき、
前記デバイス接続情報発行手段は、
前記ネットワークデバイスから接続コードを受信して接続されたときに、前記接続コードから特定される接続先組織に予約情報が登録されていれば、接続先を前記顧客組織へ変更する接続情報の再発行を、前記接続先組織に接続されている前記ネットワークデバイスに対して行うことを特徴とするネットワークデバイス管理システム。 - 前記デバイス情報登録手段はさらに、
前記ネットワークデバイスのデバイス識別情報を含む情報の顧客組織からの削除を接続先組織のユーザーから受け付けて、顧客組織から削除し、削除したネットワークデバイスとデバイス識別情報が一致する接続情報の該顧客組織へ接続する接続情報の再発行を中止するとともに、削除したネットワークデバイスとデバイス識別情報が一致し、該顧客組織へ接続先を変更する予約情報が登録されていた場合にはそれも削除することを特徴とする請求項1に記載のネットワークデバイス管理システム。
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