JP2021125491A - 半導体装置、半導体システム、移動体 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1部材、第2部材の接合が伴う半導体装置の動作精度の低下、出力信号の精度の低下、半導体装置の故障を生じにくくする半導体装置、半導体システム及び移動体を提供する。【解決手段】回路を有する第1部材308と、回路を有する第2部材309とが積層された半導体装置であって、第1部材308は、半導体装置の外部に接続するためのパッド部と、パッド部とは別に設けられるとともに、第1部材308の信号処理回路410と第2部材309の信号処理制御回路503とを接続する、金属を含む接続部311A−3,311B−3と、を備える。さらに、接続部に接続された保護回路315−1、315−2を、第1部材308と第2部材309の少なくとも一方が備える。【選択図】図5
Description
半導体装置、半導体システム、移動体に関する。
半導体装置として、CPUまたはGPU等のロジック回路、あるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)またはNVM(Non−Volatile Memory)等のメモリ回路が知られている。また、半導体装置として、デジタルスチルカメラやカムコーダなどに用いられるCCDやCMOS型の光電変換装置が知られている。
半導体装置は微細化が求められている。例えば、光電変換装置においては、高精細の画像を得るためにその画素の微細化が求められている。しかし、画素を微細にすればするほど、画素に含まれる光を検出するための光電変換素子の受光面積が小さくなり、感度が低下する。これを複数の部材を接合することによって解決する例がある。
特許文献1には、複数の部材として第1基板、第2基板とを積層させたCMOS型の光電変換装置が記載されている。第1基板には光電変換素子と転送トランジスタが配され、第2基板には他の回路(読出回路など)が配されている。この第1基板と第2基板とを金属を含む接続部を介して接合させている。これにより、第1基板の回路数を減らすことができ、光電変換素子の面積の圧迫を低減している。
また、特許文献2には、パッドからの外来ノイズが光電変換素子へ混入することを低減することを目的として、第2基板に保護ダイオードを配置する構成が開示されている。
金属を含む接続部に大電流が流れる場合がある。この電流は、第1部材と第2部材とを接合する工程で生じる場合や(例えばプラズマによって生じる電流)、半導体装置の動作時に偶発的に生じる場合などがある。これにより、接続部に接続された回路が電気的なダメージを受ける場合がある。よって、半導体装置の動作精度の低下、出力信号の精度の低下、半導体装置の故障などが生じる懸念がある。
本発明は上記の課題を鑑みて為されたものであり、一の態様は、
回路を有する第1部材と、回路を有する第2部材とが積層された半導体装置であって、
前記第1部材は、前記半導体装置の外部に接続するためのパッド部と、前記パッド部とは別に設けられるとともに、前記第1部材の回路と前記第2部材の回路とを接続する、金属を含む接続部とを備え、
前記接続部に接続された保護回路を、前記第1部材と前記第2部材の少なくとも一方が備えることを特徴とする半導体装置。
回路を有する第1部材と、回路を有する第2部材とが積層された半導体装置であって、
前記第1部材は、前記半導体装置の外部に接続するためのパッド部と、前記パッド部とは別に設けられるとともに、前記第1部材の回路と前記第2部材の回路とを接続する、金属を含む接続部とを備え、
前記接続部に接続された保護回路を、前記第1部材と前記第2部材の少なくとも一方が備えることを特徴とする半導体装置。
本発明により、半導体装置の動作精度の低下、出力信号の精度の低下、光電変換装置の故障などを生じにくくすることができる。
以下、図面を参照しながら各実施形態を説明する。
以下に述べる各実施形態では、半導体装置の一例として、撮像装置を中心に説明する。ただし、各実施形態は、撮像装置に限られるものではなく、半導体装置の他の例にも適用可能である。例えば、CPU(Central Processing Unit)またはGPU(Graphics Processing Unit)に代表されるロジック回路、あるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)またはNVM(Non−Volatile Memory)に代表されるメモリ回路がある。また、他の例としては以下に述べる撮像装置が含まれる光電変換装置がある。光電変換装置としては、他に測距装置(焦点検出やTOF(Time Of Flight)を用いた距離測定等の装置)、測光装置(入射光量の測定等の装置)などがある。
また、以下に述べる実施形態中に記載される半導体領域、ウエルの導電型や注入されるドーパントは一例であって、実施形態中に記載された導電型、ドーパントのみに限定されるものでは無い。実施形態中に記載された導電型、ドーパントに対して適宜変更できるし、この変更に伴って、半導体領域、ウエルの電位は適宜変更される。
なお、以下に述べる実施形態に記載されるトランジスタの導電型は一例のものであって、実施形態中に記載された導電型のみに限定されるものでは無い。実施形態中に記載された導電型に対し、導電型は適宜変更できるし、この変更に伴って、トランジスタのゲート、ソース、ドレインの電位は適宜変更される。
例えば、スイッチとして動作させるトランジスタであれば、ゲートに供給する電位のローレベルとハイレベルとを、導電型の変更に伴って、実施形態中の説明に対し逆転させるようにすればよい。また、以下に述べる実施形態中に記載される半導体領域の導電型についても一例のものであって、実施形態中に記載された導電型のみに限定されるものでは無い。実施形態中に記載された導電型に対し、導電型は適宜変更できるし、この変更に伴って、半導体領域の電位は適宜変更される。
また、実施形態の説明において、第1基板の主面及び第2基板の主面とはトランジスタが形成される基板の表面を指す。第1基板と第2基板のそれぞれにおいて、該主面と対向する反対側の面が第1基板の裏面及び第2基板の裏面である。また、「上方向」は、第1基板の主面から裏面に向かう方向、第2基板の裏面から主面に向かう方向とする。また、「下方向」及び「深さ方向」は第1基板の裏面から主面に向かう方向、第2基板の主面から裏面に向かう方向とする。
また、本明細書では「近傍」の表現を用いることがある。この「近傍」とは、例えばAの近傍にBが存在する、と言う場合にAとBが隣り合う形態を含む。また、Aの近傍にあるBは、半導体基板において、当該基板を上から見た平面視において、異なる位置に有っても良いし、半導体基板の深さ方向に異なる位置に設けられていても良い。また、積層された複数の半導体基板が構成されている場合は、一方の半導体基板にAが配され、他方の半導体基板にBが配されている場合も含む。この場合、一方の半導体基板のAと他方の半導体基板のBは平面視で見たときに近接する位置関係にあれば、AはBの「近傍」にあると解釈される。典型的には、この「近傍」とは概ね500μm以内に配されている場合である。なお、この範囲は光電変換装置が用いる半導体基板の大きさによっても適宜変更される。例えば長辺が10cmの半導体基板の場合には、近傍の範囲は概ね1mm以内と考えられる。すなわち、平面視において、第1部材(半導体基板)の長辺の長さに対して、概ね1%以下の値の距離の範囲内に位置すれば近傍の範囲に含まれる。好適には、近傍とは、第1部材(半導体基板)の長辺の長さに対して、概ね0.2%以下の距離の範囲内にある関係である。なお、この距離は、前述したAとBが互いに別の半導体基板に設けられている場合には、平面視で見たときのAとBの距離とすればよい。
また、「近傍」については回路Aと回路Bとを接続する配線を基準に定義することもできる。例えば、回路Aと回路Bとを接続する配線長をLとして、当該配線においてL×1/2の距離に位置する点から見て、回路A側にあれば回路Aの近傍であると考えることができる。
また、以下の説明では、同じ機能を有する部材については枝番を省略して記載する。接続部311と記載している場合には接続部311A、311Bを区別することなく表している。また、接続部311Aと記載している場合には接続部311A−n(nは自然数)を区別することなく記載している。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、光電変換装置として撮像装置を用いた例を説明する。
本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、光電変換装置として撮像装置を用いた例を説明する。
図1、図2は本実施形態の撮像装置の構成を示した図である。本実施形態の撮像装置は、第1部材、第2部材のそれぞれを貼り合わされることで構成している。この2つの部材の貼り合せは、本実施形態では、第1部材、第2部材のそれぞれの絶縁層中に配された金属部材同士を接合する、金属接合の例とする。他の接合方法として、バンプを用いて第1部材、第2部材を接合するようにしても良い。
2つの部材とは、第1基板101を有する第1部材308と第2基板130を有する第2部材309である。撮像装置の具体的な平面レイアウトを、図2の撮像装置の平面模式図を用いて説明する。図2(A)は第1部材308、即ち第1基板101における平面レイアウトを示している。図2(B)は第2部材309、即ち第2基板130の平面レイアウトを示している。
なお、本実施形態の図2(A)、図2(B)は、構成要素を上下対称配置の構成としているが、この構成に限定されない。また、上下対称配置している構成要素、配線、接続部等には図面の簡略化のため一部の符号を省略する。
第1部材308には、光電変換素子を含む画素部が配される。また、第1部材308には、画素信号の読出しに関わる回路群が配されることもある。本実施形態では、第1部材308にも回路群を備える場合を基に説明するが、第1部材308は、画素部のみが設けられる形態であってもよい。
一方、第2部材309には、第1部材308を駆動するための制御信号を生成する回路と、第1部材308からの出力信号を処理する回路が配される。また、第2部材309にはパッド313が複数配され、ワイヤボンディングを介して撮像装置外との入出力信号が接続される。ワイヤボンディングを設けるために、第1部材308は第2部材309のパッド位置に合わせて開口している必要がある。
図2(A)では、第2部材に配置されたパッド313の位置関係を明示するため、第1部材308に複数の開口部100を配している。すなわち、図2(A)に示した開口部100A−1〜100A−13は、第2部材309のパッド313B−1〜313B−13のパッドに対応した開口部とする。第1部材308と第2部材309とで、複数配された接続部311を介して、画素からの出力信号、画素を制御する駆動信号が伝送される。まず、図2(A)の第1部材308、図2(B)の第2部材309について各々に配置される構成要素について説明し、次に部材を貼り合わせた状態の構成および駆動について説明する。
図2(A)の第1部材308の構成について図2(A)、図3を用いて説明する。画素部400は、図3に示した光電変換素子603を含む画素600が2次元に配列され、各画素600が光信号を電気信号に変換して出力する。画素600は、電源線601、接地線602、光電変換素子603、リセットスイッチ604、転送トランジスタ606、増幅トランジスタ608を有する。リセットスイッチ604、転送トランジスタ606は、各々リセット制御線605、転送制御線607にて制御される。
また、第1部材308は、画素600の列単位に対応して配された出力線609を有する。出力線609は対応する列の複数の画素600が接続される出力線である。出力線609は、配線403に接続される。画素部400は、リセットや転送を制御する画素制御線402、配線406、配線407が接続される。配線406、配線407は、接続部311A−7、311A−8を介して第2部材309に接続され、電源や駆動信号が供給される。なお、図面では、配線406、配線407、接続部311A−7、接続部311A−8は単一の要素で示している。実際には複数の電源線、複数の接地線、複数の制御線といったように、複数の配線406、複数の配線407、複数の接続部311が配される。また、同一の電源や信号が供給される場合であっても、配線406、配線407、接続部311の低抵抗化や冗長化のために接続部311を複数配することがある。以下の説明では、配線や接続部311を介する入出力信号については、配線406、配線407、接続部311が複数配されるべき場合であっても、図面および説明の簡略化のため省略する。
画素制御回路401は、画素制御線402を介して画素部400を構成する光電変換素子の光電変換、転送、画素信号を出力する行の選択などを制御する。画素制御回路401は、接続部311A−9、配線404を介して、第2部材309から電源、接地電位が供給される。電源、接地電位は各々異なる電位であるので、実際には別の2つの接続部および配線から供給されるが、上で説明したように図面では省略している。また、接続部311A−10、配線405を介して、第2部材309から制御信号が供給される。
画素部400から出力される信号(画素信号)は、配線403を介して、信号処理回路410に入力される。信号処理回路410は、例えば定電流回路を備える。画素600の増幅トランジスタ608に対して、出力線609を介して定電流回路を接続することによってソースフォロワ回路が形成される。このソースフォロワ回路が形成されることによって、画素部400から画素信号が読み出される。さらにソースフォロワ回路の出力(画素信号)であるアナログ信号をアナログ/デジタル変換(A/D変換)して、画素信号の値に対応するデジタル信号を得る、アナログ/デジタル変換回路を備える構成でもよい。信号処理部410の他の機能として、ソースフォロワ回路出力をさらに増幅する機能(差動増幅回路など)、CDS(Correlated Double Sampling)、画素信号をサンプル−ホールド(S/H)する機能を有してもいい。また、信号処理回路410は、A/D変換結果を保持するデジタルメモリや、デジタルメモリに保持したデジタルデータを読み出すための走査手段を備えている構成でもよい。
本実施形態の信号処理回路410は、画素信号をA/D変換して得られた、複数のビットを有するデジタル信号をデジタルメモリに保持する。このデジタルメモリは、画素600の列に対応して、それぞれの列に設けられている。本実施形態では、各列のデジタルメモリから並行して各画素のデジタル信号を並列に読み出すことができる構成を備える。
信号処理回路410は、接続部311A−2、配線411を介して、第2部材309から電源、接地電位が供給される。また、接続部311A−1、配線416を介して、第2部材309から制御信号が供給される。信号処理回路410で処理された画素信号は、配線417、接続部311A−3を介して、第2部材309に出力される。
信号生成回路412は信号処理回路410に供給する各種信号を生成する回路である。例えば、信号処理回路410のA/D変換動作で使用する参照比較電圧の生成や駆動クロックを生成し、配線413を介して信号処理回路410に供給する。信号生成回路412は、接続部311A−2、配線411を介して、第2部材309から電源、接地電位が供給される。図面では信号処理回路410と同じ電源、接地電位が供給される構成となっているが、実際には異なる電源、接地電位が供給されてもよい。また、信号生成回路412は、接続部311A−1、配線416、接続部311A−11、配線414を介して、第2部材309から制御信号が供給される。
出力部420は、第2部材309で処理された画素信号を撮像装置外に出力するための機能を備える。例えばバッファ回路のように単一の端子から電圧出力を行う方式や、差動の2端子を持つLVDS(Low Voltage Diffrential Signaling)方式の出力機能を有する。また、本実施形態のように画素信号がデジタル信号の場合、例えばパラレル‐シリアル変換(P/S変換)機能を有してもよい。出力部420は、接続部311A−5、配線422を介して、第2部材309から電源、接地電位が供給される。また、接続部311A−4、配線421を介して、第2部材309から画素信号、制御信号が供給される。
信号生成回路423は、出力部420に供給する各種信号を生成する回路である。パラレル−シリアル変換(P/S変換)、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)を駆動するクロックの生成や基準電圧を信号生成回路423は生成し、配線424を介して出力部420に供給する。信号生成回路423は出力部420と同じく、接続部311A−5、配線422を介して電源、接地電位が供給される。また、接続部311A−4、配線421を介して、第2部材309から制御信号が供給される。出力部420の出力は、配線425、接続部311A−6を介して、第2部材309に出力される。
次に図2(B)の第2部材309の構成について説明する。図2(B)の説明においても、図2(A)と同様に、実際には電源、接地電位、制御信号は、各々の複数の接続部、配線から供給される構成となるが、図面、説明では省略する。
タイミング制御回路500は、撮像装置全体を制御する回路である。タイミング制御回路500には、パッド313B−9から電源電位、接地電位、撮像装置外からの制御信号(例えば不図示の外部コンローラーからのシリアル通信等の制御信号)が供給される。パッド313B−9には、保護回路315が並列、もしくは直列に接続される。この保護回路315がパッド313B−9に接続されることにより、パッド313を介した撮像装置外から混入する回路への外乱ノイズの影響を低減することができる。また、ワイヤボンディングや製造工程中の電気的なダメージを緩和できる構成になっている。他のパッド313も同様の構成とし、以下の説明では省略する。
保護回路315の回路構成は、図4(A)〜(G)のそれぞれに示した構成とすることができる。保護回路315の回路構成は、各パッドに接続される信号の種類、例えば電源、アナログ入出力信号、デジタル入出力信号によって適宜選択される。
図4(A)〜(G)は、各々電源線701、接地線702、ダイオード703、抵抗素子706、ゲートグランデッドトランジスタ707の組み合わせで構成し、配線704、配線705が保護回路315の入出力端子となる。図4(G)は、例えば、同電位の2点に対して双方向にダイオード703を配置する構成となる。
保護回路315の動作例を説明する。配線704、配線705にサージ電圧が入力された際、ダイオード703、ゲートグランデッドトランジスタ707が電源線や接地線へのサージ電圧の伝達パスを保護回路315は形成する。これにより、サージ電圧がパッドに接続される素子に伝わりにくくすることができる。なお、図4に示した構成以外にも、保護回路315の一部として、ヒステリシス機能を備えたバッファ、プルアップ・プルダウンなど入出力端子である配線704、705を抵抗にて電源、もしくは接地電位に終端する構成を配置するようにしてもよい。
不図示の撮像装置外のコントローラーから制御されたタイミング制御回路500は、垂直駆動回路501、水平駆動回路502、信号処理制御回路503を、各々配線504〜506を介して制御する。接続部311Aと接続部311B(第2接続部)は互いに接合される。また、配線509、接続部311B−8を介して、第1部材308へ制御信号を供給する。本実施形態では、第1部材308の接続部311A−8、配線407を介して、画素部400の一部の駆動を制御する構成としている。なお、図2(A)、(B)において接続部311は、画素部400やタイミング生成回路500などの各構成要素と、物理的に重ならない配置関係している。実際には複数の配線層を介して、構成要素の直上、直下に配置してもよい。また、図2(A)では画素部400の駆動は配線402、配線407を介して左右から駆動される構成になっているが、画素部400の正射影の位置に接続部311を設けて当該接続部311を介して駆動する構成でもよい。例えば、画素600の配列を複数の画素単位でブロック化し、各々の画素駆動をブロックごとに制御する構成とすることで、2次元に配列した画素600の各ブロックについて、被写体の輝度に応じて最適な蓄積時間を制御することができる。
垂直駆動回路501は、パッド313B−12、配線510から電源、接地電位、制御信号などが供給され、配線511、接続部311B−10を介して第1部材308の画素制御回路401を駆動する。垂直制御回路501によって、画素部400は光電変換、転送、画素信号を出力する行の選択などの制御がされる。
水平駆動回路502、クロック生成回路504は、パッド313B−1、配線512から電源、接地電位、制御信号などが供給される。水平駆動回路502は、配線513、接続部311B−1を介して第1部材308の信号処理回路410、信号生成回路412を駆動する。クロック生成回路504は、例えばPLL(Phase Locked Loop)回路であり、配線517を介して水平駆動回路502と連動して制御される。クロック生成回路504で生成された制御信号やクロックは、配線518、接続部311B−11を介して、信号生成回路412に供給される。
信号処理制御回路503は、パッド313B−4、配線514、接続部313B−5、配線515から電源電位、接地電位、制御信号が供給される。なお、本実施形態の信号処理回路503は、複数の異なる電源電位が供給されることとし、パッド313として複数のパッド313B−4,313B−5を示している。信号処理制御回路503には、第1部材308の信号処理回路410でA/D変換された複数bitの画素信号が配線417、接続部311A−3、接続部311B−3、保護回路315−1、配線516を介して入力される。入力された画素信号は、ノイズ低減処理、デジタルゲインの印加処理、オフセットの加算・減算、圧縮処理、データのスクランブル処理などの各種デジタル信号処理がされる。デジタル信号処理された画素信号は、配線517、接続部311B−4、接続部311A−4、配線421を介して、第1部材308の出力部420に入力される。また、信号処理制御回路503は、画素信号のデジタル信号処理に同期した信号などを、配線517、接続部311B−4、接続部311A−4、配線421を介して、第1部材308の信号生成回路423に供給する。本実施形態の構成では、信号処理制御回路503は、使用する電源電圧が異なる信号処理回路410、出力部420に対応して、各々に異なる電源電圧を供給する。出力部420の出力は、配線425、接続部311A−6、接続部311B−6、配線531を介して、パッド313B−7から撮像装置の外部に出力される。
図5(A)は、信号処理回路410の出力部、信号処理制御回路503の入力部を部分的に抜き出し、第1部材308、第2部材309の貼り合せた状態の接続関係を示した、参考構成の模式図である。信号処理回路410は、撮像装置がデジタル信号を出力する構成である。この構成に対応するため、P型トランジスタ630とN型トランジスタ640で構成したインバーター出力の構成としている。この信号処理回路410には電源線610、接地線611が接続される。一方、信号処理制御回路503は、デジタル信号が入力される構成なので、P型トランジスタ650とN型トランジスタ660で構成したインバーター入力の構成としている。また、信号処理制御回路503は、電源線620、接地線621が接続される。他の入出力回路の例としては、スイッチやNANDゲート、NORゲート等の論理回路の構成例がある。
図5(B)は、図2(A)、(B)で説明した本実施形態の模式図であり、信号処理回路410から信号処理制御回路503のパス上の配線516に、保護回路315−1が接続されている。従来、保護回路315は、ワイヤボンディングや検査用のパッド313のように、撮像装置外と接続される箇所に配置されることで、ボンディングワイヤや検査用プローブとパッド部金属との金属間の接触の際の電気的なダメージを緩和できる。電気的ダメージとは、例えば、一方の金属に帯電した電荷が、金属間の接触時にもう一方の金属に放電して、金属に接続される回路の入力部に配した素子へ影響を与えることである。その他には、製造工程中の処理、例えばエッチング処理時に発生する電気的なダメージなどがある。本実施形態の構成は、貼り合せの工程時、接続部311A−3と接続部311B−3が接触する際に電気的ダメージが発生し得る。また、製造工程中の処理により、接続部311A−3と接続部311B−3に電気的ダメージが発生し得る。特に第2部材309の信号処理制御回路503は、トランジスタのゲート電極が接続される構成となるため、電気的ダメージの影響を受けやすい。本実施形態では、図2(B)、図5(B)のように、接続部311B−3と信号処理制御回路503を接続する配線516に保護回路315−1を配する構成としている。この構成により、接続部311B−3を経由して信号処理制御回路503に発生し得る電気的ダメージの影響を緩和することができる。
本実施形態では信号処理制御回路503に対して保護回路315−1を配置した例とした。信号処理回路410から出力されるデジタルデータは、典型的には、複数bitのデータが1画素のデータとして並列に伝送される(パラレル伝送)。配線516は1本の配線で便宜上記載しているが、実際には、例えば14bitのデジタルデータであれば、全ビットをパラレル伝送する場合には14本の配線が配置される。伝送される複数bitのデータは、高速、かつbit間のデータの位相が揃った状態で伝送できることが望ましい。このような伝送路の設計では、配線516が接続される複数の入力回路を各々物理的に近くに配置することが好ましい。併せて、入力負荷容量を低減するため、P型トランジスタ650やN型トランジスタ660のゲート電極サイズをできるだけ小さい面積とすることが好ましい。例えば、第1部材308と第2部材309の貼り合せ時の金属接触により電気的ダメージが生じた場合、ゲート電極の面積が小さいほど、トランジスタ特性に大きく影響する可能性が高まる。例えば、ゲート絶縁層の破壊が生じると、ゲート電極上にリークパスが発生する。これにより、後段に伝送されるデータの遅延や、複数bitのデータ間の位相ずれなどが生じ、デジタル信号の伝送速度、伝送精度の低下が生じる。そのため、本実施形態では、保護回路315−1を接続部311B−3と信号処理制御部503の間の配線516に配することで、第1部材、第2部材の貼り合せを含む製造工程上発生し得る電気的ダメージを緩和できる効果を得ている。
一方で、保護回路315を例えば図4(A)の構成とした場合、ダイオード703をP型半導体とN型半導体で形成する構成となる。この場合、接続部311の容量が負荷容量となりデータの伝送精度、伝送速度を低下させることがある。そのため、保護回路315−1は、P型半導体とN型半導体の接続部の面積を考慮することが好ましい。例えば、接続部311B−3に配する保護回路315−1の面積は、パッド313に配される保護回路315の面積に対して小さい構成であってもよい。
また、保護回路315は、パッド313に配置される場合、物理的にパッド313の近傍に配されることが望ましい。例えば、複数のパッド313が設けられる場合には、パッド313同士の間の領域に保護回路315を設けるようにする。これは、保護回路315がサージ電圧の伝達パスを形成する際に、伝達先の電源線701や接地線702が接続されるパッド313の近傍にある方が、撮像装置内部への影響を低減できるためである。接続部311に接続される保護回路315についても同様で、接続部313の物理的な配置位置によっては、保護回路315の配置位置を考慮する必要がある。例えば、接続部311B−3の近傍に、電源線701、接地線702に接続される電源供給部(バッファ、インバータ、電圧源等)がある場合、パッド313と同様、接続部311の近傍に保護回路315を配置することが好ましい。図5(B)はこのような構成の一例である。一方、保護回路315の近傍に電源供給部が配されない場合、電源供給部から電源線701、接地線702の配線長が長くなる。配線が長くなると、配線抵抗が増加し、保護回路315がサージ電圧の伝達パスを形成したとしても、電源線、接地線の配線抵抗によって配線516のノードが電圧降下して信号処理制御回路503への影響が生じ得る。この場合、図5(C)の構成のように、保護対象となる回路(本実施形態では信号処理制御回路503)の近傍、もしくは回路内に保護回路315を配置し、電源線620、接地線621を保護回路315−1の電源電位、接地電位の供給線としてもよい。不図示であるが、図5(B)と図5(C)を組み合わせた構成、すなわち、保護回路315−1を接続部311B−3の近傍と、さらに信号処理制御回路503の近傍に配置した構成としてもよい。なお、サージ電圧による電気的ダメージは、N型トランジスタ630、P型トランジスタ640のソース・ドレイン電極に及ぶ場合がある。そのため、図5(D)のように接続部311A−3、配線417、接続部311B−3、配線516のいずれにも、保護回路315−1、315−2を配してもよい。また、保護回路315−2は、図5(C)で説明した構成と同様、信号処理回路410の近傍、もしくは回路内に配してもよい。
本実施形態では、信号処理回路410と信号処理制御回路503間の伝送路に対して、特に信号処理制御回路503への電気的ダメージを緩和する構成を説明した。本実施形態で説明した接続部311とは別の接続部311についても同様に保護回路を接続した構成を設けても良い。図6(A)は、第1部材308の出力部420と第2部材309の信号処理制御回路503の接続関係を示した図である。図6(A)では、図5と同様に、信号制御回路503、信号処理回路410の入出力部を抜き出した模式図である。信号処理制御回路503がデジタル信号処理を行った画素信号は、配線517、接続部311B−4、接続部311A−4、配線421を介して出力部420に出力される。図6(A)の構成では、出力部420にデジタル信号が出力される構成であり、図5(B)同様の構成になる。つまり、図6(A)の接続関係においても、接続部311A−4と出力部420間の配線421に保護回路315−3を配してもよいし、図5(C)〜(D)と同様の構成で保護回路315を配してもよい。また、出力部420の出力は、配線425、接続部311A−6、311B−6、配線531を介して、パッド313B−7より撮像装置の外部に出力される。図6(B)は出力部420とパッド間の接続関係を示した模式図である。パッド313B−7には、保護回路315−5が接続される構成であるが、図6(B)のように、保護回路315−4を第1部材308に設けた構成でもよい。
図7は、第1部材308の信号生成部412、第2部材309のクロック生成回路504の接続関係について図5、図6と同様に信号生成部412、クロック生成回路504のそれぞれの入出力部を抜き出した模式図である。クロック生成回路504は任意の周波数の基準クロックを出力する。信号生成回路412は、信号処理回路410のA/D変換動作用の駆動クロックを生成する。駆動クロックは、クロック生成回路504で生成された基準クロックを基に生成される。生成された基準クロックは、配線518、接続部311B−11、311A−11、配線414を介して信号生成回路412に供給される。信号生成回路412の入力部には、P型トランジスタ662、N型トランジスタ663で構成するスイッチが配される。これは、信号生成回路412へ入力される基準クロックの遮断機能を必要とする場合であり、負荷やデューティ比などを考慮してスイッチを配した構成例である。別の構成例として、NAND素子などでゲーティングする構成であってもよい。
図7では、保護回路315−7を配線414に接続することによって、P型トランジスタ662、N型トランジスタ663への電気的ダメージを緩和する構成としている。図7の接続関係においても、図5(B)〜(D)と同様に保護回路315を配置してもよい。図7で示した第1部材308の信号生成回路412、第2部材309のクロック生成回路504の接続関係は、信号生成回路412、クロック生成回路504の各々トランジスタのソース・ドレイン電極に接続される端子間の接続例となる。
図8を用いて本実施形態の撮像装置の構成における、その他の例を説明する。例えば信号処理回路410が第2部材309に配される場合、第1部材308に配した画素600の出力線609が、第2部材309に配される信号処理回路410の電流源と接続する構成がある。図8は、この接続関係の模式図である。画素600の増幅トランジスタ608の出力(画素信号)は、出力線609、配線403−A、接続部311A−20、311B−20、配線403−Bを介して信号処理回路410に出力される。信号処理回路410のN型トランジスタ682は、配線683から基準電位を供給され定電流源として動作する。増幅トランジスタ608とN型トランジスタ682でソースフォロワ回路を構成する。図8では、配線403−Bに保護回路315−10を配することによって、N型トランジスタ682への電気的ダメージを低減する。図8の構成例ではトランジスタのドレイン端子間の接続の例である。
他の素子間の接続例として、抵抗素子同士、容量素子同士、あるいは抵抗素子と容量素子といった受動素子の接続関係においても保護回路315を配する構成としてもよい。ここで、第1部材308、第2部材309間の接続構成例および配置されている回路について、接続関係や保護回路の配置について組み合わせについて説明する。
図9は、第1部材308、第2部材309に配される回路、接続部、配線などの接続関係に関する模式図であり、同一の構成要素は第1部材308に配するものはAを付加し、第2部材309に配するものはBを付加している。第1部材には、回路800A(B)、素子801A(B)、保護回路802A(B)、回路入力配線803A(B)、保護回路入出力配線804A(B)、配線805A(B)、保護回路806A(B)、接続部311Aが配される。第1部材308、第2部材309に配される回路の組み合わせは、回路800Aと回路800Bの組み合わせになる。また、回路800のうち、接続部311によって部材間で接続される素子の種類、端子の種類は、素子801Aと素子801Bの組み合わせになる。保護回路の配置については、回路800の近傍、もしくは回路800内部に配置する場合は保護回路802Aとし、接続部311近傍に配置される場合は保護回路806とする。接続部311と回路800間の配線805の全長Lに対して、L×1/2の長さに位置する点からみて、回路800側にあれば回路800の近傍にあるものとし、接続部311側にあれば、接続部311の近傍とする。実際の撮像装置におけるレイアウトでは、配線長L、保護回路315の面積、保護回路315に接続する電源、接地電位の配置位置によって保護回路315の位置を調整し、配線803、配線805の少なくとも一方に配置される。
図10は素子801の種類について接続の組み合わせと保護回路の配置関係について、取り得る組み合わせを説明する表である。符号や接続関係は図9に基づいて記載している。また、素子801A(B)が配される回路の組合せについては図10では説明しないが、本実施形態で説明したように撮像装置の構成要素によって複数の組み合わせがある。回路800の例として、画素、増幅回路、A/D変換器、デジタルメモリ、P/S、LVDS、タイミング生成や制御する機能を備えた回路、PLL、基準電圧、電流を生成する各種信号生成回路、パッドおよびパッドを構成する回路が例として挙げられる。
図10の素子801の種類として、(1)はトランジスタのソース電極、ドレイン電極、もしくはその両方であり、(2)はトランジスタのゲート電極である。(3)は本実施形態では構成例を説明していないが、抵抗素子や容量素子である。構成例としては、例えば抵抗ラダーで構成する信号生成回路、各種周波数フィルタなどがある。(4)は図6(B)で説明した構成例のように、素子801に相当する構成要素がパッド313であることを意味している。
本実施形態では、パッド313は第2部材309に配置しているが、第1部材308に配置するようにしてもよい。このため、図10では素子801Aにも(4)を組み合わせて記載している。この場合、基板間が接続部311で接続される構成や、貫通電極で基板間接続する構成となる。また、パッド313に保護回路315を接続するようにしても良い。一方で、保護回路315を接続部311、各回路800に接続させることによって、パッド313への保護回路315の接続を不要とすることもできる。そのため、図10で説明する組合せの一つとして、パッド313の近傍に保護回路315を配置しない構成を取り得るため、(4)パッドも組み合わせの要素として挙げている。
図10と組合せ番号について説明する。保護回路802、806の配置の組合せを「組合せ番号」として表している。素子801A、801Bの組合せはいずれの組合せ番号においても、素子801A、801Bともに4通りずつの組合せがある。すなわち、組合せ番号1において、素子801Aの種類は4通りあり、素子801Bの種類もまた4通りある。よって、組合せ番号1において4通り×4通りの16通りのパターンが存在する。組み合わせ番号1では、例えば素子801Aが(1)、素子801Bが(2)であるとした場合、接続部に保護回路が配置されない構成例、すなわち図5(A)で説明した構成の例となる。また、組合せ番号3では、例えば素子801Bが(4)である場合、パッドにのみ保護回路315を配置する構成となる。組合せ番号2では、素子801Aが(1)、素子801Bが(2)である場合、保護回路806Bが接続部311に接続される図5(B)の構成となる。組合せ番号6〜8、10〜12、14〜16は、全ての接続部311について、保護回路315が配置される組合せであり、例えば図11(A)、(B)のように全ての接続部311に対して保護回路315が配される構成となる。
図5〜図9では、素子801Aと素子801Bが1対1の接続関係について説明したが、接続関係は2対1、2対2のように、複数の素子801Aと単数の素子801B、複数の素子801Aと単数の素子801Bの構成であってもよい。また、複数の素子は、互いに異なる種類の素子、例えば図10の(1)、(2)が混在する構成であってもよい。
図12(A)は、出力部420、信号生成回路423と信号処理制御回路503の接続関係を示す模式図である。出力部420と信号生成回路423は、信号処理制御回路503から、同一の制御信号で駆動される場合がある。図12(A)では、信号処理制御回路503の出力は、配線517、接続部311B−4、接続部311A−4、配線421を介して、出力部420、信号生成回路423に入力される。出力部420、信号生成回路423の入力部は、P型トランジスタ630とN型トランジスタ640のゲート電極である。保護回路315−3は、接続部311A−4と出力部420と信号生成回路423を接続する配線421に配される構成である。
なお、図12では、P型トランジスタやN型トランジスタは各部材に配置される場合、同一の符号を付与して示しているが、各々別に配されたトランジスタである。図12(B)は、出力部420、信号生成回路423の、各々の近傍に保護回路315−3、315−11を配する構成である。実際の配置レイアウトによって、接続部311A−4の直近で配線421を分岐して配線接続するような場合、各回路で保護回路315を配置する構成がよい。図12(C)は、信号生成回路423の入力部が、図7のクロック生成回路412と同じく、P型トランジスタ630とN型トランジスタ640を有するスイッチである例である。信号生成回路423は、出力回路420に供給するクロック生成の機能も備えるため、クロック生成回路412と同じ構成にしてもよい。なお、出力部420も、例えばP/S機能のために同じクロックが入力されるが、入力がゲート電極である構成としている。図12(C)の構成のように、同じ接続部311A−4に接続される素子であっても、同じ種類の素子とはならない場合がある。図12(D)は、第2部材309のタイミング制御回路500が信号処理制御回路503から制御信号が供給される例である。タイミング制御回路500は撮像装置の各回路を制御する。画素信号の信号処理では、信号処理回路410と出力部420が同期して動作する必要がある。そのため、タイミング制御回路500は出力部420に供給されるクロックと同一のクロックに同期して、信号処理回路410、出力部420を制御する。配線506は、駆動や説明の便宜上、配線517と分離した図としているが、信号処理制御回路503内部では配線517と電気的に接続される構成としている。
また、タイミング制御回路500の入力はP型トランジスタ650とN型トランジスタ660のゲート電極となるため、保護回路315−12を配置することが望ましい。一方で、信号処理制御回路503の出力はクロック信号であるため、負荷容量は低減することが好ましい。そのため、図12(D)では、配線517、接続部311B−4、接続部311A−4、配線421への保護回路315の配置による負荷容量の影響を低減するため、タイミング制御回路500の入力部に保護回路315−12を配置している。
また、保護回路315−12に接続する電源線、接地線は、タイミング制御回路500に接続される電源線690、接地線691に接続することが好ましい。これは、タイミング制御回路500と信号処理制御回路503は異なる電源電位で駆動していること、保護回路315−12が信号処理制御回路503よりもタイミング制御回路500に近い位置に配されていることが理由である。
図12(D)の構成では、素子801A、素子801Bが複数対複数で接続される構成例となる。なお、本実施形態で説明した以外にも、撮像装置の構成や機能によって、図10に基づいた複数の組合せがある。また、接続部314に接続される素子数は本実施形態では2つの例を説明したが、これに限定されない。
図10では素子801Aと素子801Bの組合せを説明したが、図13のように、第2部材309に回路800Bや素子801Bが配置されない場合の構成例でもよい。図13では、接続部311は、第1部材308に配置される回路800Aと別の回路808Aが、配線805A、接続部311A−20、接続部311B−20、配線816B、接続部311B−21、接続部311A−21、配線813Aを介して接続される。第1部材308の集積度が上がり、回路800A、別の回路808Aを接続する配線が第1部材308内のみで配線できない場合や、当該配線へのクロストークなど外乱ノイズを低減する必要が生じる場合がある。これらの場合、第2部材309の配線層を使用して、回路800A、別の回路808Aを接続する。これにより、回路808A同士を接続する配線の配置、形状の自由度を上げることができる。一方で、配線816Bの配線長が長く、配線幅が広い場合は、配線自体の面積が大きくなるため、製造工程で生じ得る接続部311Aの電荷の帯電量が多くなることがある。接続部311Aに帯電した電荷は、第1部材308と第2部材309の貼り合せ時に、接続部311Bを介して第1部材308へ放電されることがある。
本実施形態の構成のように、保護回路806A、814Aを配することで第1の実施形態同様に素子801A、809Aの電気的ダメージの影響を緩和することができる。また、図13のように、第2部材309の配線816Bに保護回路806B、814Bを配置する構成としてもよい。
次に、図2に示した固体撮像装置撮像装置の断面模式図を、図1を用いて説明する。図1では図2〜5と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図1(A)は図5(B)、図1(B)は図5(C)、図1(C)は図5(D)の構成を説明である。
まず、図1(A)について、第1部材308は、第1配線構造190と第1基板101とを有する。第1基板101は例えばシリコン半導体基板であり、主面102と裏面103とを有する。第1基板の主面102にはトランジスタが配置されている。第1配線構造190は、層間絶縁膜104〜107と、ゲート電極や配線を含むゲート電極層108と、複数の配線を含む配線層110、112、114と、複数のコンタクトあるいはビアを含むコンタクト層109、111、113とを有する。ここで第1配線構造190に含まれる層間絶縁膜、配線層及びコンタクト層の層数は任意に設定可能である。本実施形態では各々3層としている。なお、第1配線構造190の配線層114は、接続部を含む。
第1部材308の画素部400において、第1基板101には、光電変換素子603を構成するn型半導体領域115と、転送トランジスタ606のドレインであるn型半導体領域116と、素子分離構造120とが配されている。転送トランジスタ606はn型半導体領域115とn型半導体領域116と、ゲート電極層108に含まれるゲート電極108’とを有する。
ここで、n型半導体領域115で蓄積された電荷は、ゲート電極108’によって、n型半導体領域116に転送される。n型半導体領域116に転送された電荷に基づく電位はコンタクト層109のコンタクト、配線層110の配線、コンタクト層111のビア、配線層112の配線を介して、増幅トランジスタ608のゲート電極118に接続される。増幅トランジスタ608は、ウエル119と、増幅トランジスタ608のソース領域、ドレイン領域の一方ずつを構成するn型半導体領域117と、素子分離構造120とが配されている。以下、ソース領域、ドレイン領域を纏めて説明する場合は、ソース・ドレイン領域とする。増幅トランジスタの608のソース・ドレイン領域を構成するn型半導体領域117は、ソースが画素電源、電源線601、ドレインは画素出力線609に接続される。
図1において、画素600の配線や他の回路(例えば、電源線やリセットトランジスタ)は不図示である。ドレインは、コンタクト層109のコンタクト、配線層110の配線、コンタクト層111のビア、配線層112の配線を介して、信号処理回路410に接続される。図1は信号処理回路410の一部の素子であるN型トランジスタ200を配置している。N型トランジスタ200は、ウエル121と、N型トランジスタのソース・ドレイン領域を構成するn型半導体領域123、ゲート電極122と、素子分離構造120とが配されている。本実施形態では、N型トランジスタ200のゲート電極122は基準電位が接続され、ソース電極は接地線611に接続される。ドレイン電極は、コンタクト層109のコンタクト、配線層110の配線、コンタクト層111のビア、配線層112の配線を介して増幅トランジスタ608のドレイン電極に接続される。増幅トランジスタ608と信号処理回路410のN型トランジスタ200でソースフォロワ回路を構成する例である。なお、光電変換素子は更にp型半導体領域を有する埋込みフォトダイオードであってもよく、フォトゲートであってもよく、適宜変更可能である。
画素部400の第1基板101の裏面103側には、平坦化層124、複数のカラーフィルタを含むカラーフィルタ層125、平坦化層126、複数のマイクロレンズを含むマイクロレンズ層127がこの順に配置されている。図1において、画素600は一つのみ示しているが、実際には複数の画素600が複数行および複数列に渡って配される。また、複数のカラーフィルタ及び複数のマイクロレンズはそれぞれが1つの光電変換素子に対応して、すなわち画素毎に配置してもいいし、複数画素に対して1つずつ設けられていてもよい。本実施形態の撮像装置は、このマイクロレンズ層127側から光が入射し光電変換素子が受光する、所謂、裏面照射型の撮像装置である。
第1部材308のパッド部312には、パッド313と、外部端子と接続させるためのパッド313を露出する開口100とが配されている。
パッド部312には、保護ダイオード回路315が配置される。この保護ダイオード回路315は図4(B)の構成を有している。つまり、半導体領域から構成される2つのダイオード180、181と、ゲート電極層137からなる2つの抵抗182、183とを含む。図4(B)における配線704、配線705は、図1に示す配線構造の配線層139を構成する配線からなる。また、図4(B)における抵抗706は、図1に示すゲート電極層137を構成する配線からなる。このような構成によって外部端子からの外来ノイズを抑制や電気的ダメージの影響を緩和することが可能となる。
第2部材309は、第2配線構造191と第2基板130とを有する。第2基板130は例えばシリコン半導体基板であり、主面131と裏面132とを有する。第2基板の主面131にはトランジスタが配置される。第2配線構造191は、層間絶縁膜133〜136と、ゲート電極や配線を含むゲート電極層137と、複数の配線を含む配線層139、141、143と、複数のコンタクトあるいはビアを含むコンタクト層138、140、142とを有する。ここで第2配線構造191に含まれる層間絶縁膜、配線層及びコンタクト層の層数は任意に設定可能である。なお、配線層142は、接続部を含む。
図1の第2部材309は、パッド部312、信号処理制御回路503の一部、タイミング制御回路500の一部を配置した例である。
タイミング制御回路500の一部の回路として、N型トランジスタ201とP型トランジスタ202を配置した例である。N型トランジスタ201は、ウエル144と、N型トランジスタのソース・ドレイン領域を構成するn型半導体領域145、ゲート電極137’と、素子分離構造120とが配されている。P型トランジスタ202は、ウエル146と、P型トランジスタのソース・ドレイン領域を構成するp型半導体領域148、ゲート電極147と、素子分離構造120とが配されている。N型トランジスタ201のソース電極は接地電位に接続され、ドレイン電極は、コンタクト層139のコンタクト、配線層139の配線、コンタクト層141のビア、配線層141の配線に接続される。一方、P型トランジスタ202のソース電極は電源電位に接続され、ドレイン電極は、コンタクト層139のコンタクト、配線層139の配線、コンタクト層141のビア、配線層141の配線に接続される。本実施形態では、N型トランジスタ201とP型トランジスタ202のドレイン電極は配線層141の配線で接続され、インバーター回路を形成する。
N型トランジスタ201、P型トランジスタ202が接続された配線層141の配線は、さらにコンタクト層142のビア、配線層143の配線を介して、第1部材308の配線層114の配線に接続される。ここで、配線層114、143の配線は接続部である。第1部材308の配線層114の配線は、コンタクト層113のビア、配線層112の配線、コンタクト層111のビア、配線層110の配線、コンタクト層109のコンタクトを介して、転送トランジスタ603のゲート電極108’に接続される。第1部材308の画素600は、第2部材309のタイミング制御回路500から電荷転送動作制御される構成となる。これらの接続関係は、図2(A)の配線407、接続部311A−8、図2(B)の接続部311B−8、配線509に対応する。
信号処理制御回路503の一部の回路として、N型トランジスタ203とP型トランジスタ204を配置した例である。N型トランジスタ203は、ウエル150と、N型トランジスタのソース・ドレイン領域を構成するn型半導体領域152、ゲート電極151と、素子分離構造120とが配されている。P型トランジスタ204は、ウエル153と、P型トランジスタのソース・ドレイン領域を構成するp型半導体領域155、ゲート電極154と、素子分離構造120とが配されている。N型トランジスタ203のソース電極は接地電位に接続され、ドレイン電極は、コンタクト層139のコンタクトを介して配線層139の配線に接続される。P型トランジスタ204のソース電極は電源電位に接続され、ドレイン電極は、コンタクト層139のコンタクトを介して配線層139の配線に接続される。本実施形態では、N型トランジスタ203とP型トランジスタ204のドレイン電極は配線層139の配線で接続される。また、N型トランジスタ203のゲート電極151およびP型トランジスタ204のゲート電極154は、コンタクト層138のコンタクト、配線層139の配線、コンタクト層140のビア、配線層141の配線を介して接続され、インバーター回路を形成する。
第1部材308の信号処理回路410は、N型トランジスタ205、P型トランジスタ206をさらに含む。N型トランジスタ205を設ける活性領域には、ウエル159と、N型トランジスタのソース・ドレイン領域を構成するn型半導体領域159、ゲート電極158と、素子分離構造120とが配されている。P型トランジスタ206を設ける活性領域には、ウエル159と、P型トランジスタのソース・ドレイン領域を構成するP型半導体領域161とゲート電極160と、素子分離構造120とが配されている。N型トランジスタ205のソース電極は接地電位に接続され、ドレイン電極は、コンタクト層109のコンタクト、配線層110の配線、コンタクト層111のビア、配線層112の配線に接続される。
一方、P型トランジスタ206のソース電極は電源電位に接続され、ドレイン電極は、コンタクト層109のコンタクト、配線層110の配線、コンタクト層111のビア、配線層112の配線に接続される。本実施形態では、N型トランジスタ205とP型トランジスタ206のドレイン電極は配線層112の配線で接続され、インバーター回路を形成する。N型トランジスタ205、P型トランジスタ206のドレイン端子が接続された配線層112の配線は、さらにコンタクト層113のビア、配線層114の配線を介して、第2部材309の配線層1143の配線に接続される。ここで、配線層114、143の配線は接続部であり、図2の接続部311A−3、接続部311B−3に対応する。
信号処理回路410のN型トランジスタ205、P型トランジスタ206で構成するインバーター回路は、デジタル信号に変換された画素信号を出力し、接続部311A−3、接続部311−Bを介して第2部材309の信号処理制御回路503に入力される。接続部311−Bは、コンタクト層142のビア、配線層141の配線、コンタクト層140のビア、配線層130の配線を介して、N型トランジスタ204、P型トランジスタ203で構成するインバーター回路のゲート電極151、154に接続される。ここで、本実施形態では、ダイオード170、171で構成する保護回路315−1が配置される。保護回路31−3は、コンタクト層138のコンタクト、配線層130の配線を介して、接続部311B−3とN型トランジスタ204、P型トランジスタ203で構成するインバーター回路のゲート電極151、154に接続される。本実施形では、保護回路315−3は、図4(A)の構成としている。
そして、本実施形態の撮像装置においては、第1基板101の主面102と第2基板121の主面122とが、第1、第2配線構造を介して向かい合うように配置されている(対向配置)。つまり、第1基板、第1配線構造、第2配線構造、第2基板の順に配置されている。また、第1配線構造190の上面と、第2配線構造191の上面とが、接合面Xにおいて貼り合わされているとも言える。つまり、第1部材308と第2部材309とが接合面Xにて接合されている。接合面Xは、第1配線構造190の上面と第2配線構造191の上面とで構成される。第1部材308、第2部材309の貼り合せは、間にマイクロボンディングなどの接続部材を利用してもよく、また金属接合を利用してもよい。図2で説明したように、本実施形態の構成は、貼り合せの工程時に、接続部311A−3と接続部311B−3が接触する際に電気的ダメージが発生し得る。特に第2部材309の信号処理制御回路503は、トランジスタのゲート電極が接続される構成となるため、電気的ダメージを受けやすい。本実施形態では、図1のように、接続部311B−3と信号処理制御回路503を接続する経路において、配線層139の配線を介して保護回路315−1を配することで、信号処理制御回路503に発生し得る電気的ダメージの影響を緩和することができる。
接続部311B−3から伝達される電気的ダメージを、保護回路315−1が好適に吸収できる、保護回路315−1と接続部311の接続関係を本実施形態では実現している。図1では配線層139の配線を介することで、接続部311B−3からの電気的ダメージが保護回路315−1を介してゲート電極151、154に伝達するような接続としている。
また、別の構成として、配線層141の配線を用いて接続部311B−3と保護回路315−1とを接続するようにしてもいい。この場合、例えば、接続部311B−3から保護回路315−1までの物理的な配置位置を近づける。一方、ゲート電極151、154の物理的な配置位置を遠ざける配置とする。また、保護回路315−1の動作点、動作速度によっても配置位置を調整することができる。そのため、保護回路315の配置は、本実施形態の配置例や上記説明した構成に限定されるものではない。
図1(B)は、図5(C)に対応した図である。図1(A)に対して、接続部311B−3、保護回路315−1、接続部311A−3と信号処理制御回路503の距離関係の模式的に示した図であり、保護回路315−1が接続部311A−3よりも信号処理制御回路503近傍に配置している。
図1(C)は図5(D)に対応した図である。図1(A)に対して、ダイオード172、173からなる保護回路315−2を接続部311A−3とN型トランジスタ205、P型トランジスタ206のドレイン電極に接続した例である。他の配置、接続の構成は、図10で説明した組合せがあるが、ここでは説明を省略する。
次に、本実施形態の撮像装置の製造方法を、図14を用いて説明する。図14は第1部材308の製造工程を示す断面模式図であり、図15は第2部材309の製造工程を示す断面模式図であり、図16は第1部材308と第2部材309とを接合した後の製造工程を示す断面模式図である。
図1の第1部材308の製造工程を、図14を用いて説明する。図14においては、後に図1の第1部材308になる構成を308’とし、図1の画素部400、信号処理回路410になる部分を400’、410’としている。
まず、半導体基板を準備し、半導体基板に素子を形成する。主面902と裏面903を有する厚みD3の半導体基板901を用意する。半導体基板901は例えばシリコン半導体基板である。半導体基板901に、素子分離構造120を形成する。素子分離構造120は、シリコン酸化膜などの絶縁体を含み、例えばLOCOS(Local Oxidation of Silicon)やSTI(Shallow Torench Isolation)構造を有する。そして、半導体基板901に光電変換素子やトランジスタを構成するn型半導体領域115、116、p型のウエル119、121、156やn型のウエル159を形成する。その後、トランジスタを構成するソース・ドレイン領域となりうるn型半導体領域117、123、158及びp型半導体領域161を形成し、ゲート電極層108を形成する。ゲート電極層は例えば、ポリシリコン層の堆積及びパターニングによって形成され、ゲート電極のみではなく配線も含みうる。ここで、ゲート電極、素子分離及び半導体領域の形成方法については、種々の公知の半導体プロセスで形成可能であることから、詳細な説明は省略する。以上によって、図14(A)の構成が得られる。
次に、半導体基板901の主面902上に配線構造を形成する。配線構造は、層間絶縁膜104、105、106、107と、コンタクト層109、111、113と、配線層110、112、114とを有する。層間絶縁膜104はゲート電極層108を覆い、コンタクト層109は層間絶縁膜104に配され、配線層110は層間絶縁膜104上に配されている。層間絶縁膜105は配線層110を覆い、コンタクト層111は層間絶縁膜105に配され、配線層112は層間絶縁膜105上に配されている。また、層間絶縁膜106は配線層112を覆い、コンタクト層113は層間絶縁膜106に配され、配線層114は層間絶縁膜106上に配されている。層間絶縁膜107は層間絶縁膜106上に配され且つ配線層114の配線が露出するような開口を有する。配線構造の上面は、層間絶縁膜107の上面及び配線層114の上面により形成される。
ここで、層間絶縁膜はシリコン酸化膜やシリコン窒化膜、あるいは有機樹脂等で形成され、配線層はアルミニウムを主成分とする配線や銅を主成分とする配線を含む。コンタクトは例えばタングステンで形成され、ビアはタングステン、あるいは銅を主成分とする配線と一体に形成されうる。また、配線層114は接続部311Aを含み、銅を主成分とする配線から構成される。これら配線層、コンタクト層、層間絶縁膜の製造方法については、種々の公知の半導体プロセスで形成可能であり、詳細な説明は省略する。以上によって、図14(B)の構成が得られる。図14(B)において、符号104、105、106、107、109〜114は後に図1における第1配線構造190となる。また、接続部311Aは後に接続部311を構成する。
次に、図1の第2部材309の製造工程を、図15を用いて説明する。図15においては、後に図1の第2部材309となる構成を309’とし、図1のタイミング制御回路500、信号処理制御回路503、パッド部312、保護ダイオード回路315になる部分を500’、503’、312’、315’としている。
まず、半導体基板を準備し、半導体基板に素子を形成する。主面905と裏面906を有する厚みD4の半導体基板904を用意する。そして、半導体基板904にLOCOSやSTI構造を用いて素子分離構造120を形成する。また、半導体基板904にp型のウエル146、153やn型のウエル144、150を形成する。その後、トランジスタを構成するソース・ドレイン領域となりうるn型半導体領域145、152、及びp型半導体領域148、155や、ダイオードを構成する半導体領域を形成する。そして、トランジスタのゲート電極137’、147、151、154及び配線(抵抗)を含むゲート電極層137をポリシリコン層の堆積及びパターニングによって形成する。ここで、ゲート電極、素子分離及び半導体領域の形成方法については、種々の公知の半導体プロセスで形成可能であり、詳細な説明は省略する。以上によって、図15(A)の構成が得られる。
次に、半導体基板904の主面905上に配線構造を形成する。配線構造は、層間絶縁膜133〜136と、コンタクト層138、140、142と、配線層139、141、143とを有する。層間絶縁膜133はゲート電極層137を覆い、コンタクト層138は層間絶縁膜133に配され、配線層139は層間絶縁膜133上に配されている。層間絶縁膜134は配線層139を覆い、コンタクト層140は層間絶縁膜134に配され、配線層141は層間絶縁膜134上に配され、層間絶縁膜135は配線層141を覆い、層間絶縁膜134上に配される。コンタクト層142は層間絶縁膜135に配され、配線層143は層間絶縁膜135上に配される。そして、層間絶縁膜136は層間絶縁膜135上に配され、且つ配線層143の配線を露出する開口を有する。配線構造の上面は、層間絶縁膜136の上面及び配線層143の上面により形成される。
ここで、層間絶縁膜はシリコン酸化膜である。シリコン窒化膜、あるいは有機樹脂等で形成されていてもよい。配線層はアルミニウムを主成分とする配線や銅を主成分とする配線を含む。ここで、配線層143は接続部311Bを含み、銅を主成分とする配線である。これら配線層、コンタクト層、層間絶縁膜の製造方法については、種々の公知の半導体プロセスで形成可能であり、詳細な説明は省略する。以上によって、図15(B)の構成が得られる。図15(B)において、符号133〜143等は後に図1における第2配線構造191となる。また、接続部311Bは後に接続部311を構成する。
図16(A)は、図14(B)及び図15(B)に示した第1部材308’と第2部材309’とを、互いの半導体基板の主面902及び主面905とが向かい合うように貼り合せた図である。第1部材308’の配線構造の最上面と第2部材309’の配線構造の最上面とが接合される。ここで、接続部311A及び311Bは銅を主成分とする配線であるため、貼り合わせの際は銅の金属接合によって行うことが可能である。第1部材308’と第2部材309’とが接合された後に、第1部材308’の半導体基板901の裏面903側を薄膜化する。薄膜化は、CMP(化学的機械研磨)やエッチングによって行うことが可能である。そして、半導体基板901は半導体基板907となり、厚みがD3からD1(D1<D3)となる。このように半導体基板901を薄膜化し半導体基板907とすることで、後に入射光が光電変換素子に効率良く入射することを可能にする。また、この時、半導体基板907の厚みD1<半導体基板904の厚みD4となる。
次に図16(B)について説明する。半導体基板907の裏面908に、樹脂からなる平坦化層909、カラーフィルタ層910、樹脂からなる平坦化層911、マイクロレンズ層912をこの順に形成する。これら平坦化層、カラーフィルタ層、マイクロレンズ層の製造方法については、種々の公知の半導体プロセスで形成可能であり、詳細な説明は省略する。ここでマイクロレンズ層はパッド部となる312’の領域まで形成されていてもよい。以上の工程によって、図16(B)の構成が得られる。そして、パッド313を露出するための開口100を形成する。ここでは、フォトリソグラフィ技術を用いてマイクロレンズ層912の上に任意の開口を有するフォトレジストマスクを設ける。そして、ドライエッチング技術を用いて、マイクロレンズ層912、平坦化層911、カラーフィルタ層910、平坦化層909、半導体基板907及び層間絶縁膜104〜107、136、135を除去し、パッド313を露出させる開口100を形成する。
以上のようにして、図1(A)の構成となる。なお、図15(B)、図16(B)の半導体基板904、主面905、裏面906、厚さD4は、図1(A)の第2基板130、主面131、裏面132、厚さD2と対応している。
ここで、厚さD4とD2とは変化がないが、半導体基板904の薄膜化を行い厚さD2<D4となるようにしてもよい。薄膜化によって、工程が増えるが撮像装置としての小型化が可能となる。
以上のように、パッドを露出させるためのエッチングを薄膜化された半導体基板907の裏面908側から行うことで、パッド形成のエッチングに要する時間を短縮することが可能となる。また、パッド313は配線層141の配線と同一工程で形成可能であり、製造工程の工数が削減可能である。そして、パッド313は本実施形態のように外部端子との接続抵抗を低減するためにアルミニウムを主成分とする金属からなることが好ましい。なお、エッチングの際には、パッド313がエッチングストッパとしても機能することが可能である。
本発明は本実施形態の製造方法において説明した工程に限定されるものではなく、工程順が変更されていてもよい。また、第1部材308と第2部材309の製造順番については適宜設定可能である。更には、第1部材308と第2部材309とを購入し、貼り合せて形成することも可能である。なお、半導体基板901、902にはSOI基板を適用することも可能である。
また、本実施形態においては、パッド部312に配する保護回路315を、パッド313の直下に配置されるように形成しているが、この構成に限らない。例えば、保護回路315をパッド313、開口部100が形成される領域外に配置する構成にしてもよい。この場合、パッド313のワイヤボンディング等による外力による保護回路315の特性変化を低減することができる。また、保護回路315の一部を、第1部材308、第2部材309の両方に配置し、接続部311を介して部材間で保護回路315構成する構成にしてもよい。例えば、接続部311に対して、第1部材308に図4(E)の保護回路315を配し、第2部材309に図4(F)の保護回路315を配することで、図4(A)の保護回路315を構成してもよい。この場合、保護回路315の面積を低減できる。
(第2実施形態)
本実施形態による光電変換システムについて、図17を用いて説明する。図17は、本実施形態による半導体システムの一例である光電変換システムの概略構成を示すブロック図である。
本実施形態による光電変換システムについて、図17を用いて説明する。図17は、本実施形態による半導体システムの一例である光電変換システムの概略構成を示すブロック図である。
上記実施形態で述べた半導体装置は、種々の半導体システムに適用可能である。適用可能な半導体システムの例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、監視カメラ、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星などが挙げられる。また、レンズなどの光学系と撮像装置とを備えるカメラモジュールも、半導体システムに含まれる。また、半導体システムにはコンピュータ、サーバーも含まれる。図17には、これらの半導体システムの一例である光電変換システムとして、デジタルスチルカメラのブロック図を例示している。
図17に例示した光電変換システムは、撮像装置1004、被写体の光学像を撮像装置1004に結像させるレンズ1002、レンズ1002を通過する光量を可変にするための絞り1003、レンズ1002の保護のためのバリア1001を有する。レンズ1002及び絞り1003は、撮像装置1004に光を集光する光学系である。撮像装置1004は、上記の実施形態の半導体装置の一例であって、レンズ1002により結像された光学像を電気信号に変換する。
光電変換システムは、また、撮像装置1004より出力される出力信号の処理を行うことで画像を生成する画像生成部である信号処理部1007を有する。信号処理部1007は、必要に応じて各種の補正、圧縮を行って画像データを出力する動作を行う。信号処理部1007は、撮像装置1004が設けられた半導体基板に形成されていてもよいし、撮像装置1004とは別の半導体基板に形成されていてもよい。また、撮像装置1004と信号処理部1007とが同一の半導体基板に形成されていてもよい。
光電変換システムは、更に、画像データを一時的に記憶するためのメモリ部1010、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)1013を有する。更に光電変換システムは、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体1012、記録媒体1012に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)1011を有する。なお、記録媒体1012は、光電変換システムに内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
更に光電変換システムは、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部1009、撮像装置1004と信号処理部1007に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部1008を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、光電変換システムは少なくとも撮像装置1004と、撮像装置1004から出力された出力信号を処理する信号処理部1007とを有すればよい。
撮像装置1004は、撮像信号を信号処理部1007に出力する。信号処理部1007は、撮像装置1004から出力される撮像信号に対して所定の信号処理を実施し、画像データを出力する。信号処理部1007は、撮像信号を用いて、画像を生成する。
このように、本実施形態によれば、上記のいずれかの実施形態の光電変換装置(撮像装置)を適用した光電変換システムを実現することができる。
(第3実施形態)
本実施形態の半導体システム及び移動体について、図18を用いて説明する。図18は、本実施形態の半導体システム及び移動体の構成を示す図である。
本実施形態の半導体システム及び移動体について、図18を用いて説明する。図18は、本実施形態の半導体システム及び移動体の構成を示す図である。
図18(a)は、半導体システムの一例として車載カメラに関する光電変換システム300を示したものである。光電変換システム300は、撮像装置310を有する。撮像装置310は、上記の実施形態に記載の半導体装置である。光電変換システム300は、撮像装置310により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部312と、光電変換システム300により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部314を有する。また、光電変換システム300は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部316と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部318と、を有する。ここで、視差取得部314や距離取得部316は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部318はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
光電変換システム300は車両情報取得装置320と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、光電変換システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU330が接続されている。また、光電変換システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置340とも接続されている。例えば、衝突判定部318の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU330はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置340は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を光電変換システム300で撮像する。図18(b)に、車両前方(撮像範囲350)を撮像する場合の光電変換システムを示した。車両情報取得装置320が、光電変換システム300ないしは撮像装置310に指示を送る。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上記では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。更に、光電変換システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態に含まれる。
また、上記第2実施形態、第3実施形態に示した光電変換システムは、光電変換装置を適用しうる光電変換システム例を示したものであって、本発明の光電変換装置を適用可能な光電変換システムは図17及び図18に示した構成に限定されるものではない。
なお、上記実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
139 配線層
308 第1部材
309 第2部材
311A 接続部
311B 接続部(第2接続部)
312 パッド部
315 保護回路
308 第1部材
309 第2部材
311A 接続部
311B 接続部(第2接続部)
312 パッド部
315 保護回路
Claims (18)
- 回路を有する第1部材と、回路を有する第2部材とが積層された半導体装置であって、
前記第1部材は、前記半導体装置の外部に接続するためのパッド部と、前記パッド部とは別に設けられるとともに、前記第1部材の回路と前記第2部材の回路とを接続する、金属を含む接続部とを備え、
前記接続部に接続された保護回路を、前記第1部材と前記第2部材の少なくとも一方が備えることを特徴とする半導体装置。 - 第1部材は第1絶縁層を備え、前記第1絶縁層の内部に前記接続部の前記金属が配されており、
前記第2部材は、第2絶縁層を備え、前記第2絶縁層の内部に、前記接続部と接続するための、金属を含む第2接続部を有し、
前記第1絶縁層と前記第2絶縁層とが接合し、前記接続部と前記第2接続部とが接合することによって、前記第1部材と前記第2部材とが積層されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 前記第1部材が有する回路は、ゲート電極を有するトランジスタを有し、
前記ゲート電極に前記保護回路と前記接続部が接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。 - 前記第1部材が有する回路は、ソース領域、ドレイン領域を有するトランジスタを有し、
前記ソース領域、前記ドレイン領域の少なくとも一方に前記保護回路と前記接続部が接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。 - 前記第2部材が有する回路は、ゲート電極を有する第2トランジスタを有し、
前記第2トランジスタの前記ゲート電極に前記保護回路と前記接続部が接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記第2部材が有する回路は、ソース領域、ドレイン領域を有するトランジスタを有し、
前記ソース領域、前記ドレイン領域の一方に前記保護回路と前記接続部が接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記第2部材の回路は、前記接続部を介して前記第1部材の回路から出力される信号を処理する信号処理回路であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記接続部を介して、前記第1部材の回路と前記第2部材の回路との間でデジタル信号が伝送されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第2部材の回路が、前記デジタル信号を前記半導体装置の外部に出力する出力回路であることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
- 前記信号処理回路が、前記接続部を介して前記第1部材の回路から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路であることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
- 前記第1部材の回路と、前記第2部材の回路の少なくとも一方がスイッチであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第1部材は第1半導体基板を備え、前記第2部材は、第2半導体基板を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第1半導体基板は、入射光を受けて電荷を生成する光電変換素子を有することを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
- 平面視において、前記保護回路は、前記接続部から、第1部材の長辺の長さに対して1%以下の値の距離の範囲内に位置することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 平面視において、前記保護回路は、前記接続部から、第1部材の長辺の長さに対して0.2%以下の値の距離の範囲内に位置することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 請求項1〜15に記載の半導体装置と、
前記半導体装置が出力する信号を処理する信号処理部とを有することを特徴とする半導体システム。 - 前記信号処理部が、前記半導体装置が出力する信号を用いて画像を生成することを特徴とする請求項16に記載の半導体システム。
- 請求項1〜15のいずれか1項に記載の半導体装置を備える移動体であって、
前記半導体装置が出力する信号を用いて前記移動体の移動を制御する制御部を有することを特徴とする移動体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020015878A JP2021125491A (ja) | 2020-01-31 | 2020-01-31 | 半導体装置、半導体システム、移動体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020015878A JP2021125491A (ja) | 2020-01-31 | 2020-01-31 | 半導体装置、半導体システム、移動体 |
Publications (1)
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JP2021125491A true JP2021125491A (ja) | 2021-08-30 |
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ID=77459445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020015878A Pending JP2021125491A (ja) | 2020-01-31 | 2020-01-31 | 半導体装置、半導体システム、移動体 |
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JP (1) | JP2021125491A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023120317A1 (ja) * | 2021-12-22 | 2023-06-29 | キヤノン株式会社 | 半導体デバイス、光電変換システム、移動体 |
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2020
- 2020-01-31 JP JP2020015878A patent/JP2021125491A/ja active Pending
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WO2023120317A1 (ja) * | 2021-12-22 | 2023-06-29 | キヤノン株式会社 | 半導体デバイス、光電変換システム、移動体 |
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