JP2021125315A - ソケットコンタクト及びソケットコネクタ - Google Patents

ソケットコンタクト及びソケットコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2021125315A
JP2021125315A JP2020016291A JP2020016291A JP2021125315A JP 2021125315 A JP2021125315 A JP 2021125315A JP 2020016291 A JP2020016291 A JP 2020016291A JP 2020016291 A JP2020016291 A JP 2020016291A JP 2021125315 A JP2021125315 A JP 2021125315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
contact
socket
portions
insertion direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020016291A
Other languages
English (en)
Inventor
克之 正木
Katsuyuki Masaki
克之 正木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP2020016291A priority Critical patent/JP2021125315A/ja
Publication of JP2021125315A publication Critical patent/JP2021125315A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】抜け止め保持力の高いソケットコンタクトを提供する。【解決手段】ソケットコンタクト1が、コンタクト本体部2と、電線接続部3と、ランス4とを含む。コンタクト本体部2が、矩形状の底板部20と一対の側板部30とを含む溝形に形成される。底板部20が、一対の狭幅部21,22と、一対の狭幅部21,22間に配置された広幅部23とを含む。広幅部23は、一対の側板部の基端部30aに形成される切欠孔31にそれぞれ隣接する切り起こし状の一対の幅方向縁部23aを含む。ランス4は、広幅部23に形成される矩形孔24の縁部24aから延びる片持ち切り起こし状の弾性舌片である。ランス4の幅W2が、狭幅部21,22の幅に相当する一対の側板部30の最大外幅W1と同等又は同等以上である。【選択図】図2

Description

本発明は、ソケットコンタクト及びソケットコネクタに関する。
特許文献1に開示されるソケットコンタクトでは、コンタクト本体部が、底板部と、前記底板部から直交状に延設される一対の側板部とで溝形に形成される。前記底板部から打ち出し形成されるランスが、コネクタハウジング(ソケットハウジング)の収容室の内側壁面に突設される係止突部と係止することにより、ソケットコンタクトが抜け止め係止される。
特許第4278129号公報
特許文献1では、前記ランスの幅(横幅)を比較的広幅とすることにより、ばね性及び剛性の向上を図り、抜け止め保持力を向上している。しかしながら、前記ランスの幅は、一対の側板部の最大外幅よりも小さい。
一方、抜け止め保持力を更に向上したいという要請がある。
本発明の目的は、抜け止め保持力の高いソケットコンタクト及びソケットコネクタを提供することである。
請求項1に記載の発明は、ソケットハウジング(60)の収容孔(70)に挿入方向(X1)に挿入されて保持されるソケットコンタクト(1;1P;1Q)であって、矩形状の底板部(20)と一対の側板部(30;30Q)とを含み、溝形に形成されたコンタクト本体部(2)と、前記コンタクト本体部から前記挿入方向の反対側(X2)に延設され、電線(90)に接続される電線接続部(3)と、前記ソケットハウジングの前記収容孔内の係止部(67c)と係合することにより、前記コンタクト本体部が前記挿入方向の反対側に移動することを規制するランス(4;4P)と、を備え、前記底板部(20)が、前記挿入方向に離隔する一対の狭幅部(21,22)と、前記一対の狭幅部間に配置され、前記挿入方向と直交する幅方向(W)に関して前記狭幅部よりも幅の広い広幅部(23)であって、前記一対の側板部の基端部(30a)に形成される一対の切欠孔(31)にそれぞれ隣接する切り起こし状の一対の幅方向縁部(23a)を含み、前記一対の幅方向縁部が前記収容孔の一対の内側壁面(63a,64a)と当接することにより、前記コンタクト本体部の幅方向移動を規制する広幅部と、を含み、前記ランスが、前記広幅部に形成された矩形孔(24)の前記挿入方向側の縁部(24a)から前記挿入方向の反対側に向けて延びる片持ち切り起こし状の矩形の弾性舌片であり、前記幅方向に関して、前記ランスの幅(W2)が、前記狭幅部の幅に相当する前記一対の側板部の最大外幅(W1)と同等又は同等以上とされている、ソケットコンタクトを提供する。
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
請求項2に記載の発明のように、請求項1において、前記ランスの先端部(4b)が、残りの部分よりも薄肉に形成されていてもよい。
請求項3に記載の発明のように、請求項2において、前記ランスの前記先端部が、前記ランスが撓むときに前記矩形孔の前記挿入方向の反対側(X2)の縁部(24b)と干渉する薄肉圧延部で形成されていてもよい。
請求項4に記載の発明のように、請求項1〜3の何れか一項において、前記一対の側板部(30Q)が、一対の剛性片部(33Q)と、一対の剛性片部に対して前記挿入方向に離隔して配置され、相手側コンタクトと接続される一対の接触弾性片部(32)と、を含み、前記一対の剛性片部の先端部(33Qb)から内向き直交状に延設される一対の延設片部(36)の先端部(36a)どうしが、互いに突き当てられていてもよい。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のソケットコンタクト(1)と、前記ソケットコンタクトが挿入方向に挿入されて保持される収容孔(70)が形成されたソケットハウジング(60)と、を備え、前記ソケットハウジングの前記収容孔の内側壁面(63a,64a)に、前記ソケットコンタクトが上下逆に挿入されるときに、前記ソケットコンタクトの広幅部の幅方向縁部(23a)の前記挿入方向側の端部(23b)と当接することにより、前記ソケットコンタクトが前記挿入方向の正規位置へ挿入されることを規制する規制部(73)が設けられる、ソケットコネクタ(50)を提供する。
請求項1に記載の発明のソケットコンタクトでは、コンタクト本体部の底板部の広幅部に矩形孔が形成され、その矩形孔の挿入方向側の縁部から片持ち切り起こし状の矩形の弾性舌片であるランスが延びている。ランスの幅が、一対の側板部の最大外幅と同等又は同等以上と広くされている。このため、ランスのばね性と剛性が高められる。このため、ランスがソケットハウジングと係合するときに、高い抜け止め保持力を確保することができる。また、広幅部が、ランスを安定して支持する幅広の土台となるため、不用意なランスの変形を抑制して、抜け止め保持力を高めることができる。
請求項2に記載の発明では、ランスの先端部が、残りの部分よりも薄肉に形成されており、抜け止め時に、ソケットハウジングに対して食い込むように係合する。このため、抜け止め保持力を高めることができる。
請求項3に記載の発明では、ランスの先端部が、薄肉圧延部で形成されており、ランスが撓むときに矩形孔の挿入方向の反対側の縁部と干渉する。このため、外力を受けたランスが矩形孔を通してコンタクト本体部の内側に落ち込むことを抑制することができる。
請求項4に記載の発明では、底板部と一対の剛性片部と一対の延設片部とを含むボックス状部が形成される。このため、ランスを支持する部分の土台としての剛性をより向上することができる。ひいては、ランスの不用意な変形を抑制して、抜け止め保持力をより高めることができる。
請求項5に記載の発明のソケットコネクタでは、ソケットハウジングの収容孔に対してソケットコンタクトが上下逆に挿入されるときに、収容孔の内側壁面の規制部が、ソケットコンタクトの広幅部の幅方向縁部の挿入方向側の端部と当接することにより、ソケットコンタクトが挿入方向の正規位置へ挿入されることが規制される。このため、ソケットコンタクトの逆挿入を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るソケットコンタクトの斜視図である。 ソケットコンタクトの別角度からの斜視図である。 ソケットコンタクトの平面図である。 ソケットコンタクトの底面図である。 ソケットコンタクトの側面図である。 ソケットコンタクトの一部破断側面図である。 ソケットコンタクトの挿入方向側から見た端面図である。 前記ソケットコンタクトを含むソケットコネクタの斜視図である。 ソケットコネクタの横断面図である。 ソケットコネクタの縦断面図である。 ソケットコネクタの別角度からの縦断面図である。 ソケットハウジングの縦断面図である。 ソケットハウジングの挿入方向側からの端面図である。 ソケットハウジングの一部破断斜視図である。 ソケットコンタクトが逆挿入されるときのソケットコネクタの断面図である。 連結状態のソケットコネクタとプラグコネクタ(相手側コネクタ)との斜視図である。 連結状態のソケットコネクタとプラグコネクタとの断面図である。 本発明の第2実施形態に係るソケットコンタクトの側面図である。 本発明の第3実施形態に係るソケットコンタクトの挿入方向側からの端面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るソケットコンタクト1の斜視図である。図2は、ソケットコンタクト1の別角度からの斜視図である。図3は、ソケットコンタクト1の平面図である。図4は、ソケットコンタクト1の底面図である。図5は、ソケットコンタクト1の側面図である。図6は、ソケットコンタクト1の一部破断側面図である。図7は、ソケットコンタクト1の端面図である。
図1〜図7に示されるソケットコンタクト1は、後述するソケットコネクタ50(図9及び図10を参照)の収容孔70に挿入方向X1に挿入されて保持される。
ソケットコンタクト1は、コンタクト本体部2と、電線接続部3と、ランス4とを備え、導電性部材で形成されている。コンタクト本体部2は、相手側コネクタであるプラグコネクタ80(図17を参照)との連結時に、相手側コンタクトであるピンコンタクト82と接続される。
電線接続部3は、コンタクト本体部2から挿入方向X1の反対側X2に延設される。電線接続部3は、被覆電線90の芯線91を圧着するワイヤーバレル5と、被覆電線90の被覆部92を圧着するインシュレーションバレル6とを含む(図10を参照)。
ワイヤーバレル5は、底板部5aと、芯線91を加締める一対のバレル片5bとを含む。インシュレーションバレル6は、底板部6aと、被覆部92を加締める一対のバレル片6bとを含む。ワイヤーバレル5及びインシュレーションバレル6は、圧着時に例えば略円形ないし略楕円形に加締められる。
ランス4は、コンタクト本体部2から片持ち切り起こし状に延設されている。ランス4は、ソケットコネクタ50の収容孔70からソケットコンタクト1を抜け止めする機能を果たす。
次いで、コンタクト本体部2を詳しく説明する。
コンタクト本体部2は、矩形状の底板部20と、一対の側板部30とを含む溝形に形成されている。
図2及び図4に示すように、底板部20は、挿入方向X1に離隔する一対の狭幅部21,22と、一対の狭幅部21,22間に配置される広幅部23とを含む。
広幅部23は、挿入方向X1と直交する幅方向Wに関して、各狭幅部21,22よりも幅が広くされている。広幅部23には、ランス4を切り起こすための矩形孔24が挿入方向X1に延びるように形成されている。
図1、図5及び図6に示すように、広幅部23は、一対の側板部30の基端部30aに形成される一対の切欠孔31にそれぞれ隣接する一対の幅方向縁部23aを含む。広幅部23の一対の幅方向縁部23aは、一対の切欠孔31から、それぞれ切り起こされている。
図11に示すように、広幅部23は、一対の幅方向縁部23aが収容孔70の一対の内側壁面63a,64a(具体的には、内側壁面63a,64aに形成されたガイド溝66の底面66a)に当接することにより、コンタクト本体部2が幅方向Wに移動することを規制する。
図5に示すように、一対の側板部30のそれぞれは、挿入方向X1側に配置される接触弾性片部32と、挿入方向X1の反対側X2に配置される剛性片部33と、接触弾性片部32と剛性片部33とを連結する連結部34とを含む。
図2及び図7に示すように、一対の側板部30の接触弾性片部32は、底板部20の挿入方向X1側の狭幅部21の一対の幅方向縁部21aから内向き傾斜状に延設されており、プラグコネクタ80のピンコンタクト82(図17を参照)と嵌合接続される。
図7に示すように、一対の接触弾性片部32の先端部32b側の内側面には、ピンコンタクト82に対する一対の凸状の接触部32cが設けられている。一対の接触弾性片部32は、ピンコンタクト82を接触部32cを介して弾性的に挟持する。
図1及び図3に示すように、一対の側板部30の剛性片部33は、底板部20の挿入方向X1の反対側X2の狭幅部22の一対の幅方向縁部から直交状に延設されている。剛性片部33は、コンタクト本体部2において一対の接触弾性片部32やランス4を支持する剛性の向上に寄与する。
図2及び図5に示すように、各側板部30において接触弾性片部32と剛性片部33との間には、切欠孔31側とは反対側に開放するU字状の溝35が形成されている。各側板部30において接触弾性片部32と剛性片部33とを連結する連結部34は、U字状の溝35の底と切欠孔31との間に配置されている。
図7に示すように、接触弾性片部32は、底板部20側の基端部32aと、自由端である先端部32bとを含む。剛性片部33は、底板部20側の基端部33aと、自由端である先端部33bとを含む。
内向き傾斜状なす一対の接触弾性片部32の外幅は、先端部32bにおいて最小となり、基端部32aにおいて最大外幅となる。一対の剛性片部33の外幅は、基端部33aから先端部33bまで一定である。一対の剛性片部33の外幅は、一対の接触弾性片部32の最大外幅に等しい。したがって、一対の側板部30の最大外幅W1は、一対の接触弾性片部32の最大外幅である基端部32aにおける外幅に相当する。
また、一対の側板部30の最大外幅W1は、底板部20における各狭幅部21,22の幅と等しい。
次いで、ランス4を説明する。
図2に示すように、コンタクト本体部2の底板部20の広幅部23には、挿入方向X1に延びる矩形孔24が形成されている。ランス4は、広幅部23の矩形孔24の挿入方向X1側の縁部24aから挿入方向X1の反対側X2に向けて延びる片持ち切り起こし状の矩形の弾性舌片である。
ランス4は、矩形孔24の挿入方向X1側の縁部24aと接続される基端部4aと、基端部4aの反対側の自由端部である先端部4bとを含む。
図7に示すように、幅方向Wに関して、ランス4の幅W2が、一対の側板部30の最大外幅W1と同等(W2=W1)又は同等以上(W2≧W1)とされている。
図6に示すように、矩形孔24の挿入方向X1の反対側X2の縁部24bに、挿入方向X1側及び外側(ランス4の先端部4b側)へ迫り出すように突出する突片部25が設けられている。突片部25は、パンチなどによる押しつぶしによる圧延部として設けられている。
突片部25は、外力によってランス4が撓むときに、ランス4の先端部4bと干渉して先端部4bを受け止めることにより、ランス4が、矩形孔24を通してコンタクト本体部2の内側に落ち込むことを抑制する。
次いで、ソケットコンタクト1が適用されるソケットコネクタ50を説明する。
図8は、ソケットコネクタ50の斜視図である。図9は、ソケットコネクタ50の横断面図である。図10は、ソケットコネクタ50の縦断面図である。図11は、ソケットコネクタ50の別角度からの縦断面図である。
図8〜図11を参照して、ソケットコネクタ50は、ソケットハウジング60と、例えば複数のソケットコンタクト1とを備える。
まず、ソケットハウジング60を説明する。
図12は、ソケットハウジング60の縦断面図である。図13は、ソケットハウジング60の挿入方向X1側からの端面図である。図14は、ソケットハウジング60の一部破断斜視図である。
図12〜図14に示すように、ソケットハウジング60は、各ソケットコンタクト1が挿入方向X1に挿入されて保持される収容孔70を形成している(図9、図10も参照)。
ソケットハウジング60は、底壁部61と、天壁部62と、一対の側壁部63と、仕切り壁部64と、前壁部65とを含む。
仕切り壁部64は、一対の側壁部63と平行に配置され、一対の側壁部63間の中央部で底壁部61と天壁部62とを連結する。
各収容孔70は、底壁部61と天壁部62との間で、仕切り壁部64と対応する側壁部63とによって区画されて形成される。仕切り壁部64は、隣接する収容孔70間を仕切っている。
前壁部65は、収容孔70の前側(挿入方向X1側)に配置される。図10に示すように、前壁部65には、プラグコネクタ80のピンコンタクト82が挿入される挿入孔65aが形成されている。ピンコンタクト82は、挿入孔65aを通して、ソケットコンタクト1と接続される(図17を参照)。
収容孔70は、挿入開口70aによって、後側(挿入方向X1の反対側X2)に開放されている。図10に示すように、ソケットコンタクト1は、挿入開口70aを通して、収容孔70内に挿入方向X1に挿入される。
図11〜図14に示すように、各収容孔70において、側壁部63の内側壁面63aと仕切り壁部64の内側壁面64aとには、ソケットコンタクト1の底板部20の広幅部23の一対の幅方向縁部23aがそれぞれ案内されて挿入されるガイド溝66が形成されている。
図12及び図13に示すように、各収容孔70は、収容孔70に入口部から挿入方向X1の途中部まで延びる広幅収容部71と、幅方向Wに関して広幅収容部71よりも幅が狭く、広幅収容部71に対して挿入方向X1側に配置される狭幅収容部72とを含む。
側壁部63の内側壁面63aと仕切り壁部64の内側壁面64aとは、広幅収容部71に対応する広幅対応内壁面部71aと、狭幅収容部72に対応する狭幅対応内壁面部72aと、広幅対応内壁面部71aと狭幅対応内壁面部72aとの間に配置される規制部73とを含む。
狭幅対応内壁面部72aは、広幅対応内壁面部71aから所定量突出している。規制部73は、広幅対応内壁面部71aと狭幅対応内壁面部72aとの間を接続している。規制部73は、挿入方向X1に向かって収容孔70の内側に変位する傾斜面で形成される。
図15に示すように、各規制部73は、ソケットコンタクト1が上下逆に挿入されるときに、ソケットコンタクト1の広幅部23の対応する幅方向縁部23aの挿入方向X1側の端部23bと当接することにより、ソケットコンタクト1が挿入方向X1の正規位置(図10を参照)へ挿入されることを規制する。
図12及び図13に示すように、各収容孔70において、底壁部61の挿入方向X1の途中部には、係止部としての係止突起67が突出形成されている。係止突起67は、頂部67aと、傾斜状案内部67bと、係止部67cとを含む。
図10に示すように、頂部67aは、挿入方向X1に平行な平坦面で形成される。傾斜状案内部67bは、頂部67aに対して挿入方向X1の反対側X2に配置され、挿入方向X1に向かって高さが高くなる傾斜面で形成される。係止部67cは、頂部67aに対して挿入方向X1側に配置される。係止部67cは、挿入方向X1に対して直交する直交面で形成される。
収容孔70内に挿入方向X1に挿入されるソケットコンタクト1は、コンタクト本体部2の先端部がソケットハウジング60の前壁部65に当接する状態で、挿入方向X1の正規位置に位置決めされる。
ソケットコンタクト1が収容孔70内に挿入されるときに、ランス4が、傾斜状案内部67bによって徐々に撓まされ、次いで、平坦な頂部67aを乗り越えた後、撓みを解放するように、弾性復帰し、図10に示すように、係止部67cに対して挿入方向X1に対向する。
ソケットコンタクト1が抜け力を受けるときに、ランス4の先端部が、係止部67cと係合することにより、コンタクト本体部2が挿入方向X1の反対側X2(抜け方向)に移動することが規制される。
次いで、図16は、連結状態のソケットコネクタ50とプラグコネクタ80(相手側コネクタ)との斜視図である。図17は、連結状態のソケットコネクタ50とプラグコネクタ80との断面図である。
図16及び図17に示すように、プラグコネクタ80は、プラグハウジング81と、ピンコンタクト82とを備える。
プラグハウジング81は、ソケットハウジング60と嵌合接続される。ピンコンタクト82は、ソケットハウジング60の前壁部65の挿入孔65aを通して、ソケットコンタクト1の一対の接触弾性片部32間に挿入され、一対の接触弾性片部32(具体的には、接触部32c)によって弾性的に挟持される。これにより、ピンコンタクト82が、ソケットコンタクト1と電気的に接続される。
本実施形態のソケットコンタクト1によれば、図2に示すように、コンタクト本体部2の底板部20の広幅部23に矩形孔24が形成され、その矩形孔24の挿入方向X1側の縁部24aから片持ち切り起こし状の矩形の弾性舌片であるランス4が、挿入方向X1側の反対側X2に向けて傾斜状に延びている。
図7に示すように、ランス4の幅W2が、一対の側板部30の最大外幅W1と同等又は同等以上と広くされている。このため、ランス4のばね性と剛性が高められる。このため、ランス4がソケットハウジング60と係合するときに、高い抜け止め保持力を確保することができる。また、広幅部23が、ランス4を安定して支持する幅広の土台となるため、不用意なランス4の変形を抑制して、抜け止め保持力を高めることができる。
また、本実施形態のソケットコンタクト1を含むソケットコネクタ50によれば、図15に示すように、ソケットハウジング60の収容孔70に対してソケットコンタクト1が上下逆に挿入されるときに、収容孔70の内側壁面63a,64aの規制部73が、ソケットコンタクト1の広幅部23の幅方向縁部23aの挿入方向X1側の端部23bと当接することにより、ソケットコンタクト1が挿入方向X1の正規位置(図10を参照)へ挿入されることが規制される。このため、ソケットコンタクト1の逆挿入を抑制することができる。
(第2実施形態)
図18は、本発明の第2実施形態に係るソケットコンタクト1Pの側面図である。
図18の第2実施形態のソケットコンタクト1Pが、図5及び図6の第1実施形態のソケットコンタクト1と異なるのは、下記である。
すなわち、ランス4Pが、基端部4Paと先端部4Pbとを含む。ランス4Pの先端部4Pbが、残りの部分よりも薄肉に形成されている。具体的には、ランス4Pの先端部4Pbが、ランス4Pが撓むときに矩形孔24の挿入方向X1側の縁部24aと干渉する薄肉圧延部で形成されている。
なお、図18の第2実施形態において、図5及び図6の第1実施形態と共通の構成に対しては、共通の符号を付してある。
本実施形態では、ランス4Pの先端部4Pbが、残りの部分よりも薄肉に形成されている。このため、ランス4Pの先端部4Pbがソケットハウジング60(具体的には、係止突起67の係止部67c)に食い込むように係合する。このため、抜け止め保持力を高めることができる。
また、ランス4Pの先端部4Pbが、薄肉圧延部で形成されており、ランス4Pが撓むときに矩形孔24の挿入方向X1の反対側X2の縁部24bと干渉する。このため、外力を受けたランス4Pが矩形孔24を通してコンタクト本体部2の内側に落ち込むことを抑制することができる。
特に、ランス4Pの先端部4Pbが、薄肉圧延部で形成されていて加工硬化により強度が向上されている。このため、矩形孔24内へのランス4Pの落ち込みを確実に抑制することができる。
(第3実施形態)
図19は、本発明の第3実施形態に係るソケットコンタクト1Qの挿入方向側からの端面図である。
図19の第3実施形態のソケットコンタクト1Qが、図7の第1実施形態のソケットコンタクト1と異なるのは、下記である。
すなわち、ソケットコンタクト1Qの一対の側板部30Qにおける一対の剛性片部33Qが、基端部33Qaと、先端部33Qbとを含む。
一対の剛性片部33Qの先端部33Qbから、それぞれ内向きの直交状に一対の延設片部36が延設されている。一対の延設片部36の先端部36aどうしが、互いに突き当てられている。これにより、底板部20と一対の剛性片部33Qと一対の延設片部36との全体で、ボックス状部が形成されている。
なお、図19の第3実施形態において、図7の第1実施形態と共通の構成に対しては、共通の符号を付してある。
本実施形態によれば、一対の剛性片部33Qを含むボックス状部が形成される。このため、広幅部23の存在と相俟って、ランス4を支持する部分の土台としての剛性をより向上することができる。ひいては、ランス4の不用意な変形を抑制して、抜け止め保持力をより高めることができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、収容孔70は単一で設けられてもよいし、3つ以上で設けられてもよい。その他、本発明は、特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1 ソケットコンタクト
1P ソケットコンタクト
1Q ソケットコンタクト
2 コンタクト本体部
3 電線接続部
4 ランス
4a 基端部
4b 先端部
4P ランス
4Pa 基端部
4Pb 先端部
20 底板部
21 狭幅部
22 狭幅部
23 広幅部
23a 幅方向縁部
23b (挿入方向側の)端部
24 矩形孔
24a (挿入方向側の)縁部
24b (反対側の)縁部
30 側板部
30a 基端部
30Q 側板部
31 切欠孔
32 接触弾性片部
33 剛性片部
33Q 剛性片部
33Qa 基端部
33Qb 先端部
36 延設片部
36a 先端部
50 ソケットコネクタ
60 ソケットハウジング
63a 内側壁面
64a 内側壁面
66 ガイド溝
66a 底面
70 収容孔
73 規制部
80 プラグコネクタ(相手側コネクタ)
81 プラグハウジング(相手側ハウジング)
82 ピンコンタクト(相手側コンタクト)
90 被覆電線
W 幅方向
W1 (一対の側板部の)最大外幅
W2 (ランスの)幅
X1 挿入方向
X2 反対側

Claims (5)

  1. ソケットハウジングの収容孔に挿入方向に挿入されて保持されるソケットコンタクトであって、
    矩形状の底板部と一対の側板部とを含み、溝形に形成されたコンタクト本体部と、
    前記コンタクト本体部から前記挿入方向の反対側に延設され、電線に接続される電線接続部と、
    前記ソケットハウジングの前記収容孔内の係止部と係合することにより、前記コンタクト本体部が前記挿入方向の反対側に移動することを規制するランスと、を備え、
    前記底板部が、
    前記挿入方向に離隔する一対の狭幅部と、
    前記一対の狭幅部間に配置され、前記挿入方向と直交する幅方向に関して前記狭幅部よりも幅の広い広幅部であって、前記一対の側板部の基端部に形成される一対の切欠孔にそれぞれ隣接する切り起こし状の一対の幅方向縁部を含み、前記一対の幅方向縁部が前記収容孔の一対の内側壁面と当接することにより、前記コンタクト本体部の幅方向移動を規制する広幅部と、を含み、
    前記ランスが、前記広幅部に形成された矩形孔の前記挿入方向側の縁部から前記挿入方向の反対側に向けて延びる片持ち切り起こし状の矩形の弾性舌片であり、
    前記幅方向に関して、前記ランスの幅が、前記狭幅部の幅に相当する前記一対の側板部の最大外幅と同等又は同等以上とされている、ソケットコンタクト。
  2. 前記ランスの先端部が、残りの部分よりも薄肉に形成されている、請求項1に記載のソケットコンタクト。
  3. 前記ランスの前記先端部が、前記ランスが撓むときに前記矩形孔の前記挿入方向の反対側の縁部と干渉する薄肉圧延部で形成されている、請求項2に記載のソケットコンタクト。
  4. 前記一対の側板部が、一対の剛性片部と、一対の剛性片部に対して前記挿入方向に離隔して配置され、相手側コンタクトと接続される一対の接触弾性片部と、を含み、
    前記一対の剛性片部の先端部から内向き直交状に延設される一対の延設片部の先端部どうしが、互いに突き当てられている、請求項1〜3の何れか一項に記載のソケットコンタクト。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のソケットコンタクトと、
    前記ソケットコンタクトが挿入方向に挿入されて保持される収容孔が形成されたソケットハウジングと、を備え、
    前記ソケットハウジングの前記収容孔の内側壁面に、前記ソケットコンタクトが上下逆に挿入されるときに、前記ソケットコンタクトの広幅部の幅方向縁部の前記挿入方向側の端部と当接することにより、前記ソケットコンタクトが前記挿入方向の正規位置へ挿入されることを規制する規制部が設けられる、ソケットコネクタ。
JP2020016291A 2020-02-03 2020-02-03 ソケットコンタクト及びソケットコネクタ Pending JP2021125315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020016291A JP2021125315A (ja) 2020-02-03 2020-02-03 ソケットコンタクト及びソケットコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020016291A JP2021125315A (ja) 2020-02-03 2020-02-03 ソケットコンタクト及びソケットコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021125315A true JP2021125315A (ja) 2021-08-30

Family

ID=77459411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020016291A Pending JP2021125315A (ja) 2020-02-03 2020-02-03 ソケットコンタクト及びソケットコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021125315A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8961215B2 (en) Electrical connector assembled component, plug connector, and receptacle connector
KR102479152B1 (ko) 회로 기판용 전기 커넥터
JP6437276B2 (ja) コネクタ
JP6771989B2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
US9537241B2 (en) Electrical connector with female terminal and motor with such an electrical connector
KR102509668B1 (ko) 회로 기판용 전기 커넥터
JP5831611B1 (ja) コネクタ端子の接続構造
US10404022B2 (en) Terminal of electrical connector having spring durability
EP2568540A1 (en) Electrical connector
JP7154782B2 (ja) 可動コネクタ
US9887481B2 (en) Terminal, connector, and electrical connection apparatus
KR20120014102A (ko) 단자 피팅
JP7107708B2 (ja) コネクタ
KR102499444B1 (ko) 전기 커넥터
US10374346B2 (en) Movable connector
CN112909608B (zh) 端子零件
JP7256961B2 (ja) コネクタおよび端子金具
JP7282464B2 (ja) 電気コネクタ組立体
US7556530B2 (en) Connector in which defective electrical connection between a plurality of shell components is suppressed
JP2021125315A (ja) ソケットコンタクト及びソケットコネクタ
JP2012038497A (ja) コネクタ装置
JP4353932B2 (ja) グランド板付電気コネクタ
KR102471886B1 (ko) 커넥터 및 단자
JP7495671B2 (ja) 端子ユニット,雌端子,雄端子
US20210159617A1 (en) Contact and Connector