JP2021123092A - 液体を吐出する装置 - Google Patents

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洋平 宮▲崎▼
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Abstract

【課題】位置決め機構を大型化することなく、位置決め作業が容易な、液体を吐出する装置を提供する。【解決手段】液体を吐出する装置であって、媒体に液滴を吐出するヘッドと、媒体を保持する媒体保持部とを有し、一部に穴部603a、603b、603cが設けられた媒体保持部(ステージ)と、穴部から突出する位置決め部(位置決めバー602a、602b、603c)と、位置決め部を昇降させる昇降機構601a、601b、601cと、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、液体を吐出する装置に関する。
従来、フラットベッドタイプのインクジェットプリンタにおいて、媒体の位置決めを行う技術が開示されている。例えば、特許文献1には、基材(メディア)を固定するために固定位置の設定を変更可能な機構が記載されている。
特許文献1をはじめとする従来技術では、位置決め機構が大型化したり、位置決め作業が煩雑であるという課題がある。
本発明の一側面としては、位置決め機構を大型化することなく、位置決め作業が容易となる液体を吐出する装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる液体を吐出する装置は、媒体に液滴を吐出するヘッドと、前記媒体を保持する媒体保持部であって、一部に穴部が設けられた前記媒体保持部と、前記穴部から突出する位置決め部と、前記位置決め部を昇降させる昇降機構と、を備えることを特徴とする液体を吐出する装置として構成される。
本発明によれば、ノズル板の寸法検査を効率化して生産性を向上させることができる。
液体を吐出する装置の一例における全体構成を示す斜視図である。 液体を吐出する装置の一例におけるハードウェア構成のブロック図である。 液体を吐出する装置の一例における正面図である。 液体を吐出する装置の一例における平面図である。 図1に示した液体を吐出する装置の一例における全体構成の概略図である。 図5に示した液体を吐出する装置の一例における位置決め機構の例を示す図である。 液体を吐出する装置の他の一例における平面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
「液体吐出ユニット」は、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体が含まれる。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構、液体循環装置の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。また、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、液体吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた液体吐出ヘッドにチューブが接続されて、液体吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。このチューブを介して、液体貯留源の液体が液体吐出ヘッドに供給される。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
「液体を吐出する装置」には、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置が含まれる。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を 気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
以下、このような液体を吐出する装置の一例であるフラットベッド型の液滴吐出装置において、記録媒体等の印刷基材(メディア)を載せるベッドの周辺部にメカ機構によって動作するメディアの位置決め用のガイドを備えることが特徴になっている。上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(液体を吐出する装置及び液体を吐出する方法)
まず、本発明に係る液体を吐出する装置の一実施形態について、全体構成を説明する。
図1は、液体吐出装置の一例としてのインクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図であって、図1(A)は装置前面側から見た斜視図、図1(B)は装置背面側から見た斜視図である。
このインクジェット記録装置10は、キャリッジ200と、記録媒体を載置して保持するフラットベッド型のステージ130と、を備える。キャリッジ200は、複数のノズルが設けられた複数の液体吐出ヘッドを備えたインクジェット方式のキャリッジであり、液体を記録ヘッドのノズルから吐出することによって画像を形成する。ノズルは、ステージ130との対向面に設けられている。なお、本実施形態では、液体は、一例として、紫外線硬化性を有する。
また、キャリッジ200のステージ130との対向面には、紫外線を照射する光源である照射ユニット400が設けられている。照射ユニット400(照射部の一例)は、ノズルから吐出された液体を硬化させる波長の光を照射する。
左右の側板18a,18bにはガイドロッド19が架け渡されており、ガイドロッド19は、キャリッジ200をX方向(主走査方向)に移動可能に保持している。また、キャリッジ200、ガイドロッド19、及び側板18a,18bは一体となって、ステージ130の下部に設けられたガイドレール29に沿ってY方向(副走査方向)に移動可能となっている。更に、キャリッジ200は、Z方向(上下方向)に移動可能に保持されている。
次に、他の実施形態についてハードウェア構成の例を示しつつ説明する。
図2は、本実施形態のインクジェット記録装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図であり、図3は、本実施形態のインクジェット記録装置10の正面図の一例を示す模式図であり、図4は、本実施形態のインクジェット記録装置10の平面図の一例を示す模式図である。
図2に示すように、本実施形態のインクジェット記録装置10は、コントローラユニット3と、検知群4と、搬送部である搬送ユニット100と、キャリッジ200と、ヘッドユニット300(液体吐出ヘッドの一例)と、照射ユニット400(照射部の一例)と、メンテナンスユニット500と、を備える。また、コントローラユニット3は、ユニット制御回路31と、メモリ32と、CPU(Central Processing Unit)33と、I/F34と、を備える。なお、硬化装置は、図2の破線で示すように、少なくともコントローラユニット3と照射ユニット400とを含む装置であればよい。
I/F34は、インクジェット記録装置10を外部のPC(Personal Computer)2と接続するためのインタフェースである。インクジェット記録装置10とPC2との接続形態はどのようなものであってもよく、例えば、ネットワークを介した接続や通信ケーブルで両者を直接接続する形態などが挙げられる。
検知群4は、例えば、図3及び図4に示す高さセンサ41などインクジェット記録装置10に備えられている各種センサなどが挙げられる。
CPU33は、メモリ32を作業領域に用いて、インクジェット記録装置10の各ユニットの動作を、ユニット制御回路31を介して制御する。具体的には、CPU33は、PC2から受信する記録データ及び検知群4により検知されたデータに基づいて、各ユニットの動作を制御し、記録媒体101(基材などとも称する)上に液体塗布面102である画像を形成する。
なお、PC2には、プリンタドライバがインストールされており、このプリンタドライバにより画像データから、インクジェット記録装置10に送信される記録データが生成される。記録データは、インクジェット記録装置10の搬送ユニット100などを動作させるコマンドデータと、画像(液体塗布面102)に関する画素データと、を含む。画素データは、画素ごとに2ビットのデータで構成されており、4階調で表現される。
搬送ユニット100は、ステージ130及び吸着機構120を有する。吸着機構120は、ファン110及びステージ130に設けられた複数の吸着孔100aを有する。吸着機構120は、ファン110を駆動して吸着孔100aから記録媒体101を吸着することにより、記録媒体101を搬送ユニット100に一時的に固定する。吸着機構120は静電吸着を用いて用紙を吸着してもよい。搬送ユニット100は、CPU33(ユニット制御回路31)からの駆動信号に基づいて、Y軸方向(副走査方向)およびX軸方向(主走査方向)の移動が制御される。
搬送ユニット100は、図4に示すように搬送制御部210、ローラ105、及びモータ104を有する。搬送制御部210は、モータ104を駆動してローラ105を回転することで、記録媒体101をY軸方向(副走査方向)に移動する。
搬送ユニット100は、記録媒体101ではなく、キャリッジ200をY軸方向(副走査方向)に移動してもよい。すなわち、搬送ユニット100は、記録媒体101とキャリッジ200とをY軸方向(副走査方向)に相対的に移動させる。
例えば、搬送ユニット100は、図4の右側に示すように、キャリッジ200をX軸方向(主走査方向)に案内する二本のガイド201を支持する側板407bと、側板407bを支持する台406と、台406に固定されたベルト404と、ベルト404が掛け回された駆動プーリ403及び従動プーリ402と、駆動プーリ403を回転駆動するモータ405と、搬送制御部210とを有する。
更に、搬送ユニット100は、図4の左側に示すように、キャリッジ200をX軸方向(主走査方向)に案内する二本のガイド201を支持する側板407aと、側板407aをスライド移動可能に支持する台408と、台408に形成され、側板407aを副走査方向に案内する溝409と、を有する。
搬送ユニット100は、搬送制御部210でモータ405を駆動することにより、駆動プーリ403を回転させ、ベルト404をY軸方向(副走査方向)に移動する。キャリッジ200が支持された台406がベルト404の移動と共にY軸方向(副走査方向)に移動することで、キャリッジ200をY軸方向(副走査方向)に移動することができる。側板407aは台406のY軸方向(副走査方向)への移動に伴い、台408の溝409に沿ってY軸方向(副走査方向)に移動する。
ヘッドユニット300は、K、C、M、Y、CL、WのUV硬化型インク(液体の一例)をそれぞれ吐出するヘッド300K、300C、300M、300Y、300CL、300Wにより構成されており、キャリッジ200の下面に備えられている。各ヘッドはピエゾを備えており、CPU33(ユニット制御回路31)によりピエゾに駆動信号が印加されると、ピエゾは、収縮運動を起こし、収縮運動による圧力変化が生じることにより、UV硬化型インクを記録媒体101上に吐出する。これにより、記録媒体101上には、液体塗布面102(液体塗布面の一例)が形成される。
なお、ヘッドの個数、配置はこれに限られるものではなく、適宜変更することができる。
本実施形態に好適なUV硬化型インクとして、例えば、メタクリレート系モノマーを含むインクを挙げることができる。メタクリレート系モノマーは皮膚感さ性が比較的弱いという利点があるが、一般のインクに比べ硬化収縮の度合いが大きいという特性がある。
照射ユニット400は、キャリッジ200の側面(X軸方向の面)に備えられており、CPU33(ユニット制御回路31)からの駆動信号に基づいて、UV光を照射する。照射ユニット400は、主として、UV光を照射するUV照射ランプにより構成されている。
キャリッジ200は、CPU33(ユニット制御回路31)からの駆動信号に基づいて、Z軸方向(高さ方向)及びX軸方向(主走査方向)の移動が制御される。
キャリッジ200は、ガイド201に沿って主走査方向(X軸方向)に走査移動する。走査部206は、駆動プーリ203、従動プーリ204、駆動ベルト202、及びモータ205を有する。キャリッジ200は、駆動プーリ203及び従動プーリ204の間に掛け回された駆動ベルト202に固定されている。モータ205で駆動ベルト202を駆動することにより、キャリッジ200は主走査方向に左右に走査移動する。ガイド201は、装置本体の側板211A及び211Bに支持されている。高さ調整部207はモータ209及びスライダ208を有する。高さ調整部207は、モータ209を駆動してスライ
ダ208を上下動させることで、ガイド201を上下させる。ガイド201が上下移動することによりキャリッジ200が上下動し、キャリッジ200の記録媒体101に対する高さを調整することができる。
以下、インクジェット記録装置10の画像形成動作について説明する。
まず、搬送ユニット100は、CPU33(ユニット制御回路31)からの駆動信号に基づいて、Y軸方向(副走査方向)に移動し、記録媒体101を、画像(液体塗布面102)を形成させるための初期位置に位置させる。
続いて、キャリッジ200は、CPU33(ユニット制御回路31)からの駆動信号に基づいて、ヘッドユニット300によるUV硬化型インクの吐出に適した高さ(例えば、ヘッドユニット300と記録媒体101とのヘッド間ギャップが1mmとなる高さ)に移動する。なお、ヘッドユニット300の高さは、高さセンサ41により検知されることで、CPU33に把握される。
続いて、キャリッジ200は、CPU33(ユニット制御回路31)からの駆動信号に基づいて、X軸方向(主走査方向)に往復移動し、この往復移動の際に、ヘッドユニット300は、CPU33(ユニット制御回路31)からの駆動信号に基づいて、UV硬化型インクを吐出する。これにより、記録媒体101上には、1走査分の画像(液体塗布面102)が形成される。
続いて、記録媒体101上に1走査分の画像(液体塗布面102)が形成されると、搬送ユニット100は、CPU33(ユニット制御回路31)からの駆動信号に基づいて、Y軸方向(副走査方向)に1走査分移動する。
以下、画像(液体塗布面102)の形成が完了するまで、1走査分の画像(液体塗布面102)を形成する動作と搬送ユニット100をY軸方向へ1走査分移動させる動作とが交互に行われる。
そして、記録媒体101上での画像(液体塗布面102)の形成が完了すると、UV硬化型インクが平滑化される時間(以下、「レベリング時間」と称する場合がある)まで待機され、この後、照射ユニット400によるUV光の照射が行われる。
図5は、図1に示した液体を吐出する装置の一例における全体構成の概略図である。上述のとおり、ステージ130及び吸着機構120を有し、搬送ユニット100は、CPU33(ユニット制御回路31)からの駆動信号に基づいて、Y軸方向(副走査方向)およびX軸方向(主走査方向)の移動が制御される。当該制御時の移動量については、ステージ130内部に設けられた副走査エンコーダ1301および主走査エンコーダ1302により計測される。
図6は、図5に示した液体を吐出する装置の一例における位置決め機構の例を示す図である。ステージ130には、メディアの配置や位置調整を行うための位置決め機構が設けられている。また、ステージ130には、上述のとおり、メディアの浮きを防止する目的で吸着孔100aを有した吸着機構120を有している。図6では、位置決め機構600が突出する状態(範囲)を一点鎖線で示している。
図6に示すように、位置決め機構600は、位置決めバー602を昇降させるために、ステージ130の各頂点に対応する位置に設けられた昇降機構601(図6では、601a、601b、601c、601d)と、ステージ130の内周辺に沿って当該ステージ130の昇降方向Dに貫通した貫通部603a、603b、603cと、貫通部603a、603b、603cの内周辺に沿って当該ステージ130の昇降方向Dに凹形状を有した溝部604a、604b、604cとを有した前記ステージ130と、を有して構成されている。位置決め機構600は、搬送ユニット100と同様、CPU33(ユニット制御回路31)からの駆動信号に基づいて駆動制御され、あるいは図示しないモータ等の他の駆動部により駆動制御される。
なお、ステージ130には、昇降方向Dに凹形状を有した溝部604a、604b、604cが設けられているが、これらを、昇降方向Dに凸形状を有した突起部としてもよい。このような溝部や突起部を設けることで、メディアのサイズを位置決めしたり、ステージ130に載置されたメディアのサイズが所望のサイズでない場合にカッター等でカットすることが可能な目印となり、容易にサイズ調整が可能となる。
このような位置決め機構600では、ステージ130の内周辺に設けられた貫通部603a、603b、603cから、昇降機構601a、601b、601c、601dによって位置決めバー602、すなわち、上記貫通部603a、603b、603cに対応する位置に設けられた位置決めバー602a(主走査方向と平行な部分)、602b、602c(副走査方向と平行な部分)が昇降することにより、ステージ130におけるメディアを置く位置を明確にすることができる。また、昇降によりステージ130上に突出した位置決めバー602a、602b、602cに置かれる際にメディアが突き当てられることで、メディアを正しい位置に置くことができるようにアシストする。すなわち、穴部(例えば、貫通部603)および位置決め部(例えば、位置決めバー602)は、水平方向に延びるように設けられている。これにより、上記位置決め部がステージ130上に突出した媒体(メディア)と平行に接触する面積が増え、メディアの位置決めが容易となる。
さらに、上記穴部の内周と上記位置決め部の外周との間には隙間が設けられている。これにより、当該隙間にカッターを入れることで、例えば、印刷前後のメディアをカットすることができる。
ステージ130は、樹脂、ガラス、金属等の様々な種類、厚さのメディアに対応することが望まれる。そのため、数メートルサイズのメディアがステージ130に置かれる場合、簡単にそのメディア130が設置できるように、ステージ130の後端部以外には昇降バーが上下する機構としつつ、昇降した位置決めバー602は貫通部603からステージ130上に突出させる構成とする。図6では、ステージュ130の4つの辺のうち、位置決めバー602a、602b、602cに対応する辺以外の残りの辺には位置決めバーが設けられておらず、上述した大きいサイズのメディアを容易に置くことができるようになっている。さらに、本実施例では、ステージ130上に置かれるメディアのサイズが大きすぎてカットする必要がある場合には、ステージ130に当該メディアを置いたまま、溝部604a、604b、604cに沿ってカッター等でカットすることができる。
従来、フラットベッドタイプのインクジェットプリンタにおいて、画像を印刷する基材(メディア)の位置決め機構では圧空を利用したものが多く、そのために大きなポンプ、チャンバーを備えるか設置環境に圧空を用意する必要があった。また、基材(メディア)をカットする際はステージ上ではなく専用機器を用いる必要があった。例えば、特許文献1では、位置決めピンが圧空を用いた昇降機構でるため圧空設備がない環境では位置決めピンを使用できなかった。また、細いピンが昇降するため、昇降機構がピンごとに必要となり、複雑化していた。更に、ステージ上でメディアをカットすることができなった。
本実施例では、本体にあるメカ機構を使用した昇降機構を用いるため、電源が供給されていればメディアの位置決めが可能となる。また、小さなピンではなく長い棒上のバーを昇降させるので、昇降させる対象を一体化して制御対象を1つにすることができ、制御コストを削減することができる。さらに、ステージ上に溝を設けているため、メディアをいったんステージから降ろさなくても、メディアをカットすることが可能となる。
このように、ステージ等の媒体積載部の周囲に貫通穴を設け、当該貫通穴から位置決め部材(例えば、定規やブロックのような平板上の物体)を、ステージ上に突出させることで、容易に位置決めできる構成とした。すなわち、媒体(メディア)に液滴を吐出するヘッド(例えば、ヘッド300K、300C、300M、300Y、300CL、300W)と、上記媒体を保持する媒体保持部であって、一部に穴部(例えば、貫通部603)が設けられた媒体保持部(例えば、ステージ130)と、上記穴部から突出する位置決め部(例えば、位置決めバー602)と、上記位置決め部を昇降させる昇降機構(例えば、昇降機構601)とを備える。このような構成とすることで、上述したように容易なメディアの位置決めを可能とするとともに、メディアの印刷時は位置決め部材を穴に戻す制御(図6では下降させる制御)のみ行えばよいため、位置決め機構のサイズを小さくしつつ、容易な操作を実現することができる。
なお、図6では、ステージ130の内周辺に沿って貫通部603を設けることとした。しかし、図7に示すように、ステージ130に置かれるメディアの大きさに応じて、ステージ130に複数の貫通部を設け、当該貫通部に対応する位置に昇降機構601を設ける(あるいは昇降機構を構成する一辺を移動させる)ことで、様々な大きさのメディアに対応させてもよい。図7では、貫通部603よりも幅の狭い貫通部603’(図7では、603a’、 603b’、 603c’)が設けられ、例えば、貫通部603と貫通部603’との間を、昇降機構601が移動可能とすることにより、1つのステージで複数のメディアに対する容易な位置決めを実現することができる。換言すれば、上記穴部と上記位置決め部とが複数箇所に設けられている(例えば、溝部604a、604b、604cおよび位置決めバー602a、602b、602c)ので、種々の媒体規格に対応可能となる。
上述した実施例では、ステージ130部の吸着孔100aの種類が1つである前提で説明したが、ステージ130に複数種類の吸着孔100aを設けてもよい。例えば、形状や大きさが異なる複数の吸着孔100aを設けてもよい。これにより吸着孔100aが1つの種類の場合と同様、例えば、基材(メディア)が印刷中に浮き上がることを防止して画質を向上させるとともに、ヘッドとメディアの接触を防ぐことが可能になる。さらに、吸引孔100aの形状とサイズ、密度によって吸引力が異なるため、種類の異なるメディアへの対応が容易となる。例えば、反りが大きいメディアを印刷する場合には、ステージ130に設けられた吸着孔100aのうち、吸引力が強いエリアに設けられた吸着孔100aの上にメディアを置くことで、メディアの浮き上がりを防止する。また、厚さが薄くて反りが小さいメディアを印刷する場合には、ステージ130に設けられた吸着孔100aのうち、吸引力が弱いエリアに設けられた吸着孔100aの上にメディアを置くことで、メディアの浮き上がりを防止する。このように、メディアの反りの大きさに応じた形状や大きさの吸着孔100aをステージ130に設けることにより、様々な種類のメディアに対して浮き上がりを防止することができる。
10 インクジェット記録装置
200 キャリッジ
130 ステージ
600 位置決め機構
601 昇降機構
602 位置決めバー
603、603’ 貫通部
604 溝部
特開2009−269254号公報

Claims (7)

  1. 媒体に液滴を吐出するヘッドと、
    前記媒体を保持する媒体保持部であって、一部に穴部が設けられた前記媒体保持部と、
    前記穴部から突出する位置決め部と、
    前記位置決め部を昇降させる昇降機構と、
    を備えることを特徴とする液体を吐出する装置。
  2. 前記穴部および前記位置決め部は、水平方向に延びるように設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体を吐出する装置。
  3. 前記穴部および前記位置決め部は、主走査方向または副走査方向と平行な部分を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体を吐出する装置。
  4. 前記穴部および前記位置決め部は、主走査方向と平行な部分、及び、副走査方向と平行な部分を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体を吐出する装置。
  5. 前記穴部の内周と前記位置決め部の外周との間には隙間が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体を吐出する装置。
  6. 前記穴部と前記位置決め部とが複数備えられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体を吐出する装置。
  7. 前記媒体保持部は、複数種類の形状およびサイズの吸着孔を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体を吐出する装置。
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