JP2021123051A - 記録装置及びその制御方法 - Google Patents

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真充 富田
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Abstract

【課題】簡易な構成で長尺状の記録媒体の折れやねじれを検知することができる記録装置を提供する。【解決手段】記録装置は、長尺状の記録媒体に記録を行う。記録装置は、記録媒体に記録を行う記録手段と、記録媒体の搬送方向で記録手段よりも上流に設けられ、記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送方向で搬送手段よりも上流において、搬送方向と交差する幅方向の記録媒体の長さを検知する検知手段と、検知手段の検知結果に基づいて、記録媒体の状態を判断する判断手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、チューブ状の記録媒体に記録を実行する記録装置及びその制御方法に関する。
従来、チューブ等の長尺状の記録媒体に記録を行う記録装置が知られている。特許文献1では、搬送されるチューブのたるみ量を監視し、その監視結果に基づいてチューブの折れやねじれを判別している。
特開2003−226457号公報
しかし、上記従来技術では、チューブをたるませるための機構やチューブのたるみ量に応じて搬送速度を切り替えるための機構が必要となり、装置が大型化してしまうという課題がある。
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を鑑みてなされたものであり、簡易な構成でチューブ状の記録媒体の状態に基づく処理を行う記録装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る記録装置は、チューブ状の記録媒体を記録手段まで搬送可能な搬送手段と、搬送方向で前記記録手段の上流において、前記搬送方向と交差する方向の前記チューブ状の記録媒体の幅を検知可能な検知手段と、前記搬送手段による記録媒体の搬送中の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記搬送手段と前記記録手段の少なくともいずれかを制御する制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成でチューブ状の記録媒体の状態に基づく処理を行うことができる。
一実施形態に係る記録装置の概略図。 (a)は図1の記録装置に装着するラベルカセットの構成例を示す図、(b)は図1の記録装置に装着するチューブ用アタッチメントの構成例を示す図。 一実施形態に係る切断部の概略を示す図。 一実施形態に係る記録装置の制御構成を示すブロック図。 処理部が実行する記録動作処理の例を示すフローチャート。 処理部が実行する記録動作処理の例を示すフローチャート。 表示部による表示の例を示す図。 表示部による表示の例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
また、この明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
<全体構成>
図1は、一実施形態に係る記録装置の概略図である。図1に示すように、記録装置1は、ノートタイプコンピュータと同様に持ち運び可能な装置(プリンタ)である。記録装置1は、その主な構成として、入力部13、表示部14、記録部20、切断部30及び制御部(図5参照)を備える。また、記録装置1には記録媒体が搬送される搬送路Pが形成されている。本実施形態では、記録装置1は、チューブ状の記録媒体やラベル等の長尺紙を搬送可能であり、これらに対して記録可能である。
<入力部>
入力部13は、ユーザによる操作を受け付ける。本実施形態では、入力部13はキーボードを有し、例えばファンクションキー、文字・数字・記号キー、スペースキー、変換キー、十字方向キー、リターンキー等のキーが配列される。ユーザはこれらのキーを操作することで、チューブTを含む記録媒体の種類、サイズ、記録/切断条件等を入力して記録情報及び切断情報を設定することができる。
<表示部>
表示部14は、各種情報を表示する。本実施形態では、表示部14は液晶ディスプレイ(LCD)である。本実施形態では、表示部14は、各種情報表示エリア、文字情報表示エリア、及びパラメータ表示エリアの3つの表示エリアに分割される。例えば、表示部14は、上から、各種情報表示エリア、文字情報表示エリア、パラメータ表示エリアの順で上下に分割されている。
各種情報表示エリアには、入力モード等の各種情報が表示される。例えば、各種情報表示エリアには、入力部13から英数、ローマ字、ひらがなのいずれかで入力するか選択するための「入力モード」、入力部13から挿入又は上書のいずれかで入力するかを表示する「挿入/上書モード(編集モード)」が表示される。また、例えば、各種情報表示エリアには、「記録媒体の種類」、複数ページの記録を一回の記録操作で行うときにページ間の区切りをどのように行うかの「カット設定」(半切りの有無、半切り無しの場合は区切り線が実線または点線または区切り線無し)が表示される。また例えば、各種情報表示エリアには、チューブ1本分(ラベル1枚分)の長さを示す「カット長」、文字の位置がセンタリングか左寄せかを示す「文字配置」及びチューブの左端から先頭の文字までを示す「余白」が表示される。また例えば、各種情報表示エリアには、現在表示されているページの前に別のページがあることを示す「前ページ表示」、現在表示されているページの後に別のページがあることを示す「次ページ表示」が表示される。また例えば、各種情報表示エリアには、チューブの搬送補助をするためのオプションユニット(チューブフィーダ)が接続されているかを示す「チューブフィーダ表示」、及び、電源が投入されていることを示す「電源表示」等が表示される。
文字情報表示エリアには、入力部13から入力された文字、数字、記号等(以下、文字と略称する。)が表示される。さらに言えば、文字情報表示エリアには、入力部13から入力された文字データが所定の変換を経て表示された文字の文字列が表示される。なお、文字情報表示エリアには、ユーザが入力しようとする箇所にカーソルが表示される(図1参照)。
パラメータ表示エリアには、文字サイズ等のパラメータが表示される。例えば、パラメータ表示エリアには、現在何ページ目が表示されているかを数字で示す「ページ表示」、記録の向きを(横向き/横書き)、(縦向き/縦書き)、(縦向き/横書き)のいずれかで行うかを示す「記録の向き表示」が表示される。また例えば、パラメータ表示エリアには、文字に枠を付ける場合に選択した枠囲みの形を示す「枠囲み表示」、選択した文字サイズを示す「文字サイズ表示」、記録する行数を示す「行数表示」、選択した文字間隔を示す「文字間隔表示」が表示される。また例えば、パラメータ表示エリアには、現在表示されている文字が何頁コピーして記録されるかを示す「連続記録表示」等が表示される。
<記録部>
記録部20は、長尺状の記録媒体に対して記録を行う。記録部20は、記録媒体を搬送するための搬送ローラ2a、2bと、搬送ローラ2a、2bの下流側でサーマルヘッド6に対向して配置されたプラテンローラ3と、プラテンローラ3の下流側でプラテンローラ3と対向して配置されたピンチローラ4とを含む。また、プラテンローラ3とサーマルヘッド6との間にはインクリボンRが介在している。インクリボンRは、インクリボンカセット8のリボン供給リールから供給され、リボン巻取リールに巻き取られる。
記録媒体の搬送方向で搬送ローラ2a、2bの上流側には、不図示のギアを介して搬送ローラ2a、プラテンローラ3及びインクリボンカセット8のリボン巻取リールのスプールを回転駆動させるステッピングモータ5が配置されている。また、図1で示す方向でインクリボンカセット8の左側かつ切断部30の下側には、ステッピングモータ9が配置されている。ステッピングモータ9は、後述するアーム44(図3参照)を介して、搬送路Pから退避した退避位置、及び、プラテンローラ3に圧接する記録位置の間でサーマルヘッド6を移動させる。
図1では、記録媒体としてチューブTが搬送路P上を搬送されている状態が示されている。この例に則して説明すると、記録部20は、インクリボンRを挟んだ状態でチューブTにサーマルヘッド6を圧接する。それとともに、記録部20は、入力部13から入力された記録データに従って、サーマルヘッド6を構成する発熱素子を選択的に発熱させることで、インクリボンRのインクを溶融してチューブTに文字列を1ラインずつ記録する。
搬送ローラ2a、2bの上流側には、センサ7が配置されている。センサ7は、記録媒体の有無及び搬送される記録媒体の先端を検出する。また、本実施形態では、センサ7はさらに記録媒体の幅方向の長さを検出可能である。なお、幅方向は記録媒体の搬送方向に交差する方向である。幅方向の長さを検知可能なセンサ7の例としては、投光部、受光部を多光軸にした透過型のラインセンサ等の光学センサや、カメラ等で記録媒体を撮影してその撮影画像に基づいて記録媒体の幅方向の長さを算出する画像センサ等が挙げられる。また、ピンチローラ4の下流側にも記録媒体の先端を検出可能なセンサが配置されている。
<アタッチメント装着部>
記録装置1は、アタッチメントを装着可能なアタッチメント装着部10を含む。アタッチメント装着部10には各種アタッチメントを装着可能であり、装着されるアタッチメントを変更することにより記録媒体の種類を変更することができる。図2(a)は記録装置1に装着するラベルカセットの構成例を示す図である。図2(b)は、記録装置1に装着するチューブ用アタッチメントの構成例を示す図である。例えば、図2(a)に示すラベルカセット11がアタッチメント装着部10に装着された場合、カセット内部から剥離紙付ラベルが引き出され、当該ラベルに対して記録及び切断処理を行うことができる。また、図2(b)に示すチューブ用アタッチメント12がアタッチメント装着部10に装着された場合、チューブ挿入口12aからチューブTを挿入することにより、チューブTに対して記録及び切断処理を行うことができる。なお、以下では、図1に従って、アタッチメント装着部10にチューブ用アタッチメント12が装着され、記録媒体としてチューブTが用いられた場合を中心に説明する。
<切断部>
図1及び図3を参照する。図3は、切断部30の概略を示す図である。ピンチローラ4の下流側にはチューブT(記録媒体)に切断処理を施す切断部30が配置されている。切断部30は、ベースフレーム40上に配置され、カッタ刃31を有するカッタ30Aと、搬送路Pを挟んでカッタ30Aに対向する位置に配されカッタ刃31の刃先に対する受け面を有するカッタ受け30Bとを含む。また、切断部30は、カッタ30Aをカッタ受け30Bに向けて移動させる駆動部30Cを含む。
<制御部>
図4を参照する。図4は、記録装置1の制御構成を示すブロック図である。なお、図4では、後述の処理で必要な構成を中心に示している。制御部15は、記録装置1を統括的に制御する。制御部15は、処理部151と、RAM,ROM等の記憶部152と、外部デバイスと処理部151との信号の送受信を中継するI/F部153(インターフェース部)と、を含む。処理部151は、CPUに代表されるプロセッサであり、記憶部152に記憶されたプログラムを実行し、表示部14の表示内容や、記録部20による記録処理、切断部30による切断処理等を制御する。記憶部152には、処理部151が実行するプログラムの他、各種のデータが格納される。I/F部153は例えば通信インタフェースや入出力インタフェース等から構成される。このような制御部15は、例えばマイクロコンピュータで構成することができる。
また、処理部151は、I/F部153が受信した入力部13の入力やセンサ7の検知結果に基づいて、表示部14の表示や記録部20による記録処理等を制御する。例えば、処理部151は、記録部20が行う処理として、サーマルヘッド6の駆動を制御する。また例えば、処理部151は、モータドライバ18を介してステッピングモータ5、ステッピングモータ9の駆動を制御する。処理部151は、ステッピングモータ5の駆動を制御することで、記録媒体の搬送制御を行う。
また、処理部151は、I/F部153を介してパーソナルコンピュータ等の上位機器に接続可能であってもよい。ユーザは入力部13からの入力に代えて、パーソナルコンピュータからの入力も可能である。また、RAMカードやUSB等の外部記憶装置を装着することにより、処理部151は、外部記憶装置に格納されたデータの利用が可能であってもよい。
<動作例>
次に、本実施形態の記録装置1の動作について、処理部151を主体とする記録部20における記録動作及び切断部30による切断動作について説明する。以下では、説明を簡単にするために、以下の条件下での動作について説明する。すなわち、ユーザが入力部13により、切断情報として「記録媒体の種類」をチューブ、「カット設定」を半切りモードカット指令、切断個数を6個、「カット長」を25mmに設定した場合を例に説明する。なお、本説明において、半切りモードカット指令は、チューブを部分的に切断する半切りを繰り返して最後に全切りする指令である。この例での切断情報は、チューブTの先端から25mmごとに5回半切りして、その25mm後に(最後に)全切りして切断個数を6個とするという情報を含む。
記録装置1に電源が投入されると、記憶部152のROMに格納されたプログラム及びプログラムデータがRAMに展開される。処理部151は、初期設定処理を行った後、入力部13から記録情報及び切断情報の入力を待つ。初期設定処理は、サーマルヘッド6やカッタ30A等、上述した各部の所定のホーム位置に移動させる処理を含む。
入力部13から記録情報及び切断情報が入力されると、処理部151は入力された記録情報に従って記録データを生成して入力部13からの記録開始の指示を待つ。ユーザが入力部13の所定ボタンを押下することにより記録開始の指示がなされると、処理部151はセンサ7の検知結果に基づいてチューブTが所定位置にセットされているか否かを判断する。処理部151は、否定判断のときはその旨を表示部14に表示させて待機し、肯定判断のときはステッピングモータ5、9を駆動してチューブTに記録処理を施す。
記録処理の例として、処理部151は、サーマルヘッド6をプラテンローラ3に圧接する記録位置に移動させ、生成した記録データに従って1ラインごとにサーマルヘッド6に出力する。また、処理部151は、搬送ローラ2a、2b、プラテンローラ3、ピンチローラ4による回転駆動力でチューブTを搬送する。すなわち、処理部151がチューブTを搬送させながらサーマルヘッド6に記録データを出力させることで、記録部20は長尺状のチューブTの所望の位置に所望の文字を記録する。本例の場合には、チューブTに対して所定間隔毎に合計6回の記録処理が施される。なお、本実施形態では、ステッピングモータ5、9がチューブTの搬送のために用いられる。そのため、処理部151は、これらの出力パルス数をカウントすることにより、サーマルヘッド6の加熱素子の位置に対するチューブT上の記録位置を把握することができる。また、処理部151は、ステッピングモータ5、9の出力パルス数をカウントすることにより、サーマルヘッド6による記録処理の間、チューブTの切断位置が切断部30に到達することを監視する。
そして、処理部151は、チューブTの切断位置が切断部30に到達すると、切断情報に従って、搬送路Pを挟んでカッタ刃31に対向する位置に半切り面52が面するように、カッタ受け部材50の受け面を位置付ける。上記の初期設定処理において、カッタ刃31は待機位置に位置付けられている。よって、待機位置においてカム軸38を反時計廻りに回動させることにより、カム軸38に嵌着された第2のカム45(図3参照)が反時計廻りに回動し、所望の位置に半切り面52が面するようにカッタ受け部材50の受け面を位置付けることができる。なお、処理部151は、ピンチローラ4の下流側に配置されたセンサの検知結果に基づいてチューブTの先端がそのセンサの位置に到達したか否かを監視している。よって、処理部151は、そのセンサの位置を基準としてステッピングモータ9の出力パルス数をカウントすることにより、カッタ刃31の位置に対するチューブTの切断位置を把握することができる。
処理部151は、チューブTの先端がカッタ刃31の位置を通過するまでは、搬送されるチューブTの先端がカッタ刃31に引っ掛からないようにするために、カッタ刃31を待機位置に位置付けておく。
処理部151は、チューブTの先端がカッタ刃31の位置を通り過ぎて、チューブTの切断位置がカッタ刃31の位置に到達するまでチューブTが搬送されると、ローラ2a、2b、プラテンローラ3、ピンチローラ4の駆動を一旦停止させる。その後、処理部151は、カッタ刃31を待機位置から第1の作動位置に移動させてチューブTを半切りする。
次いで、処理部151は、カッタ刃31を第1の作動位置から待機位置に移動させ、ローラ2a、2b、プラテンローラ3、ピンチローラ4の駆動を再開させてチューブTを再度下流側に搬送する。チューブTの切断位置がカッタ刃31の位置となるまでチューブTが搬送されると、すなわち、先に切断したときからチューブTが25mm搬送されたところで、処理部151は各ローラの駆動を一旦停止させてチューブTの搬送を停止する。その後、処理部151は、カッタ刃31を待機位置から第1の作動位置に移動させてチューブTを半切りする。
このようなカッタ刃31によるチューブTの半切りが、合計5回({(切断個数の6)−1}回)繰り返されたところで、処理部151は、チューブTをさらに25mm搬送して切断部30によりチューブTを全切りする。カッタ刃31が待機位置に位置付けられた状態で、チューブTが最後に半切りされたときから25mm搬送されてチューブTの全切り位置が切断位置に到達すると、処理部151は、各種ローラの駆動を一旦停止させる。処理部151は、全切りする前に、カッタ刃31を待機位置に移動させ、待機位置おいてカム軸38を反時計廻りに回動させる。カム軸38に嵌着された第2のカム45が回動し、搬送路Pを挟んでカッタ刃31に対向する位置に全切り面51が面するようにカッタ受け部材50の受け面が変更される。
処理部151は、切断部30を制御して、カッタ刃31を待機位置から第1の作動位置に移動させ、チューブTを全切りする。次に、処理部151は、ローラ2a、2b、プラテンローラ3、ピンチローラ4の駆動を再開させてチューブTをさらに所定距離下流側に搬送して記録装置1から排出する。処理部151は、所定時間経過後、ローラ2a、2b、プラテンローラ3、ピンチローラ4の駆動を停止させ、入力された記録/切断情報に基づく1ルーチンの動作を終了させる。以上が、記録装置1における記録動作の全体動作説明である。
<記録媒体の状態判断>
上記の記録動作において、チューブTに折れやねじれ(以下、ねじれ等と呼ぶことがある)が生じていると、搬送中にジャムが発生したり、良好な記録結果得られなかったりする場合がある。そこで、本実施形態では、センサ7が検出したチューブTの幅方向の長さに基づいてチューブTの状態を判断している。以下、図5及び図6を用いて処理部151による処理例を説明する。
図5は処理部151が実行する記録動作処理の例を示すフローチャートである。本フローチャートは、例えばユーザにより入力部13の記録開始ボタンが押下されると開始する。
S501で、処理部151は、ローラ2a、2b、プラテンローラ3、ピンチローラ4が駆動してチューブTを搬送させる。S502で、処理部151は、搬送ローラ2a、2bの上流側に配置されたセンサ7の検知結果に基づいて、搬送中のチューブTの幅を取得する。
S503で、処理部151は、センサ7の検知結果に基づいてチューブTの状態を判断する。本実施形態の場合、処理部151は、チューブTの幅が所定範囲内であるか否か基づいて、チューブTの状態を判断する。
ここで、所定の範囲は、搬送を継続してもジャムや記録品質の低下が発生しないチューブTの幅の範囲でありうる。そのため、検出したチューブTの幅が所定の範囲外の場合、ねじれ等よりチューブTの幅が細くなっていると判断することができる。所定の範囲は、例えば入力部13により受け付けた記録媒体のサイズの情報に基づいて定められてもよい。また例えば、センサ7が記録媒体の先端を検知してから所定時間のセンサ7の検知結果に基づいて所定の範囲を定めてもよい。
処理部151は、所定範囲内であると判断した場合、S504に進む。S504で、処理部151は、記録が完了しているか否かを判断する。記録が完了していなと判断した場合はS502の処理に戻り、記録が完了していると判断した場合はS505に進みローラ2a、2b、プラテンローラ3、ピンチローラ4の駆動を停止させ、フローチャートを終了する。
一方、処理部151は、S503でチューブTの幅が所定の範囲外であると判断した場合、S506に進み、チューブTの幅が所定の範囲外である状態の継続時間が所定時間以上であるか所定時間未満であるか否かを判断する。
例えば、処理部151は、S503でチューブTの幅が所定の範囲外であると判断しても設定された時間は搬送を継続し、その間のセンサ7の検知結果に基づいて当該判断を行う。例えば、設定された時間は、チューブTの、幅が所定の範囲外にある部分がセンサ7の検知位置からサーマルヘッド6による記録位置に到達するまでの時間よりも短い時間である。
所定時間以下の場合、チューブTの幅がねじれ等により一部分だけ細くなっている判断することができる。よって、このとき処理部151は、S507でチューブTの搬送を停止し、S508でねじれ等が発生している旨の表示を表示部14に行わせてフローチャートを終了する。表示部14による表示の例を図7に示す。この表示により、ユーザに記録媒体の再セットを促すことができる。
またチューブTの幅が所定の範囲外である状態が所定時間以上継続した場合、チューブTが終端に到達したと判断することができる。よって処理部151は、S509で搬送を停止してS510でメディアエンドであることを表示部14に表示させてフローチャートを終了する。
本処理例によれば、簡易な構成でチューブTにねじれ等が発生したことを判断できる。また、ねじれ等が発生した場合に搬送を停止することでジャムの発生や記録品質の低下を抑制することができる。また、ねじれ等が発生した旨の情報を表示部14に表示させることでユーザに報知することができる。
なお、上記処理例では、チューブTの幅が所定の範囲外であるか否かによりチューブTの状態を判断しているが、その他の構成も採用可能である。例えば、チューブTの幅方向の長さが所定値以下か否か、幅方向の長さの時間当たりの変化量が所定値以上か否か等によってチューブTの状態を判断してもよい。
図6は処理部151が実行する記録動作処理の例を示すフローチャートである。本処理例では、チューブTのねじれ等が検知されてもチューブTの搬送を継続する点で図5の処理例と異なる。本フローチャートは、例えばユーザにより入力部13の記録開始ボタンが押下されると開始する。
S601〜S603の処理はそれぞれS501〜S503の処理と同様である。処理部151は、S603の判断がYesの場合はS604に進み、S603の判断がNoの場合はS605に進む。
S605で、処理部151は、ねじれ等を検知したことを記憶部152に記憶する。S606で、処理部151は、ねじれ等が発生している時間(ねじれ検知時間)を測定しその時間も記憶部152に格納する。例えば、処理部151は、前回処理時の情報としてねじれ等の検知が記憶部152に記憶されていなかった場合は、当該測定を開始する。また、例えば処理部151は、前回処理時の情報としてねじれ等の検知が記憶部152に記憶されており、すでに当該測定が開始されている場合は、測定を継続する。
S604で、処理部151は、チューブTのねじれ等が検知されたことが記憶部152に記憶されているか否かを判断し、記憶されていればS607に進み、記憶されていなければS609に進む。
S607で、処理部151は、ねじれが発生している部分を記録から除外する。例えば、処理部151は、記憶部152に記憶された、ねじれを検知した旨の情報及びS606で測定されたねじれ等が発生していた時間、記録媒体の搬送速度等に基づいて、ねじれ等が発生している部分の搬送経路上の位置を判断する。そして、処理部151は、そのねじれ等が発生している領域がサーマルヘッド6を通過するときには記録処理を中止することで、ねじれ等の部分を記録領域から除外する。ねじれ等の部分を記録領域から除外することで、搬送を継続しつつねじれ等の部分に記録してしまうことによる記録品質の低下を防ぐことができる。なお、ねじれ等が発生している部分を記録領域から除外した場合、除外した部分の上流側及び下流側に当該部分が存在している旨の印(マーキング)を記録する構成も採用可能である。これにより、ユーザがねじれ等の部分をより容易に認識することができる。
S608で、処理部151は、ねじれ等の部分を除外して記録したことを示す旨の表示を表示部14に行わせる。表示部14による表示の例を図8に示す。この表示により、ユーザはねじれ等の部分を除外して記録が行われたことを認識することができる。
S609で、処理部151は、記録が完了しているか否かを判断し、記録が完了していなければS602に戻り、記録が完了していればS610でローラ2a、2b、プラテンローラ3、ピンチローラ4の駆動を停止させ、フローチャートを終了する。
以上説明したように、実施例の記録装置によれば、チューブTを搬送中のねじれや折れ癖によるチューブの異常を判断することが可能となる。また、チューブTのねじれや折れ癖によるチューブの異常が発生した場合でも記録処理を止めることなく良好な記録結果を得ることが可能となる。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
1 記録装置、2a 搬送ローラ、3 プラテンローラ、15 制御部、20 記録部、30 切断部、T チューブ(記録媒体)、P 搬送路

Claims (9)

  1. チューブ状の記録媒体を記録手段まで搬送可能な搬送手段と、
    搬送方向で前記記録手段の上流において、前記搬送方向と交差する方向の前記チューブ状の記録媒体の幅を検知可能な検知手段と、
    前記搬送手段による記録媒体の搬送中の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記搬送手段と前記記録手段の少なくともいずれかを制御する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記検知手段が検知した前記記録媒体の前記幅が所定範囲内にある否かに基づいて、前記搬送手段と前記記録手段の少なくともいずれかを制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記検知手段が検知した前記記録媒体の前記幅が所定範囲内に無い場合に搬送を停止するように、前記搬送手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記検知手段が検知した前記記録媒体の前記幅が所定範囲内に無い場合に、前記記録媒体のうち前記幅が所定範囲内に無い部分に対して記録を行わないように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記部分の上流側及び下流側に前記部分が存在していることを示す印を記録するように、前記記録手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記検知手段の検知結果に基づいて、前記記録媒体の状態を報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記報知手段は、前記検知手段により前記幅が前記所定範囲内にないことが検知された場合において、前記幅が前記所定範囲内にない時間が所定時間未満のときは、前記記録媒体にねじれ又は折れが生じたことを報知することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記報知手段は、前記検知手段により前記幅が所定範囲内にないことが検知された場合において、前記幅が所定範囲内にない時間が所定時間以上のときは、前記記録媒体が終端まで到達したことを報知することを特徴とする請求項6又は7に記載の記録装置。
  9. 記録装置の制御方法であって、
    記録媒体に記録を行う記録工程と、
    チューブ状の記録媒体を前記記録工程での記録位置まで搬送可能な搬送工程と、
    搬送方向で前記記録工程での前記記録位置よりも上流において、前記搬送方向と交差する方向の前記チューブ状の記録媒体の幅を検知可能な検知工程と、
    前記搬送工程における記録媒体の搬送中の検知結果に基づいて、前記搬送工程と前記記録工程の少なくともいずれかを制御する制御工程と、を備える、
    ことを特徴とする制御方法。
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