JP2021120777A - 配達支援方法、配達支援装置、およびプログラム - Google Patents

配達支援方法、配達支援装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両駐車後の移動を考慮した効率的な配達を支援する。【解決手段】情報処理装置によって実行される配達支援方法であって、第1の配達先建物に対応する第1の駐車位置と、第2の配達先建物に対応する第2の駐車位置と、を取得する取得ステップと、前記第1の駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物に配達し、前記第2の駐車位置に車両を移動し駐車して前記第2の配達先建物に配達するのに要する第1の時間と、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置のいずれか一方であるまとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達するのに要する第2の時間、または、前記第1の時間と前記第2の時間の差、を算出する算出ステップと、前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合に、前記まとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達することを提案する提案ステップと、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、配達支援方法、配達支援装置、およびプログラムに関する。
近年、荷物を配達する際の効率を高めることが求められている。そこで、配達車両の駐車場所の実績を基に配達効率が高まる駐車場所を選択する技術や、荷物を配達先ごとにグループ化してグループごとに配達車両の駐車場所が指定された配送計画を生成する技術が提案されている(例えば特許文献1〜5)。
特開平10−221104号公報 特開2004−4021号公報 特開2006−168914号公報 特開2008−27100号公報 特開2010−78571号公報
上記の技術では、地図上で複数の配達先である地点を結び、自動的に走行経路を生成することが行われるが、走行経路の選択や走行時間の予測に重点が置かれている。すなわち、車両の移動時間の最小化が行われている。
しかしながら、いわゆる宅配などの分野では、駐車後の徒歩での配達時間も配送計画全体に与える影響が大きい。特に都市部など配達先が密集する地域ではこの影響はより大きくなる。熟練の配達員はどのような場合にまとめ配達を行うのが適切であるか経験的に把握しているが、このような判断は経験の浅い配達員には難しい。熟練配達員と同様の配送計画が作成可能なアルゴリズムを構築することが望まれるが、上記従来技術ではこのような効率的な配送計画の生成することは困難である。
本発明は、車両駐車後の移動を考慮した効率的な配達を支援することを目的とする。
本発明の第一の態様は、情報処理装置によって実行される配達支援方法であって、
第1の配達先建物に対応する第1の駐車位置と、第2の配達先建物に対応する第2の駐車位置と、を取得する取得ステップと、
前記第1の駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物に配達し、前記第2の駐車位置に車両を移動し駐車して前記第2の配達先建物に配達するのに要する第1の時間と、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置のいずれか一方であるまとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達するのに要する第2の時間、または、前記第1の時間と前記第2の時間の差、を算出する算出ステップと、
前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合に、前記まとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達することを提案する提案ステップと、
を含む。
ここで、第1の配達先建物と第2の配達先建物は、この順番で配達が予定されていてもよいし、反対の順番で配達が予定されていてもよい。
本態様によれば、簡便な処理で、車両駐車後の徒歩移動に要する時間を考慮して、まとめ配達を行うのが効率的であるか否かを判定でき、より効率的な配達支援が可能となる。
本態様において、まとめ駐車位置の候補を、第1の駐車位置または第2の駐車位置のいずれか一方としてもよい。例えば、前記算出ステップにおいて、前記まとめ駐車位置を前記第1の駐車位置として決定し、前記第2の時間を、前記第1の駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達するのに要する時間に基づいて決定してもよい。このようにすれば、更に処理が簡便になり高速な判定が可能となり、また、十分効率的な提案が可能である。
本態様における提案はどのタイミングで行われてもよく、例えば、配達員による配達が開始される前に実行されてもよいし、配達員による配達中に実行されてもよい。配達中の実行の場合は、前記取得ステップでは、配達員が有する端末から前記第1の駐車位置を取得し、前記提案ステップでは、前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合に、前記第1の駐車位置に駐車したまま前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達することを提案する通知を、前記端末に対して送信すればよい。
本態様において、前記第1の駐車位置は、前記第1の配達先建物に配達を行う際に最適と推定される駐車位置であり、前記第2の駐車位置は、前記第2の配達先建物に配達を行う際に最適と推定される駐車位置とすることが好ましい。それぞれの配達先建物に配達を行う際の最適と推定される駐車位置の取得方法は特に限定されない。あらかじめ配達先建物に対して1つの駐車位置が手動で設定されていてもよいし、過去の配達行動(駐車行動を含む)の履歴データに基づいて設定されていてもよい。
本態様の取得ステップにおいて、1つの配達先建物に対して複数の駐車位置が取得されてもよい。すなわち、前記取得ステップにおいて、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置の少なくとも一方を複数取得してもよい。この場合、前記算出ステップでは、前記第1の時間を、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置の組み合わせのそれぞれについて求められる所要時間のうちの最小の時間に基づいて決定し、前記第2の時間を、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置のそれぞれについて求められる所要時間のうちの最小の時間に基づいて決定してもよい。このようにすれば、1つの配達先建物に対して複数の駐車位置が得られる場合でも、まとめ配達の判定が行える。
本態様において、第1の配達先建物と第2の配達先建物への配達をまとめた方がよいと判定された後は、さらに別の配達先建物への配達をまとめられるか否かを判定してもよい。例えば、前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合に、さらに、第3の配達先建物に対応する第3の駐車位置を取得し、前記まとめ駐車位置に駐車して前記第1および第2の配達先建物に配達し、前記第3の駐車位置に車両を移動し駐車して前記第3の配達先建物に配達するのに要する第3の時間と、前記まとめ駐車位置と前記第3の駐車位置のいずれか一方である第2まとめ駐車位置に駐車して前記第1から第3の配達先建物に配達するのに要する第4の時間、または、前記第3の時間と前記第4の時間の差、を算出し、前記第4の時間が前記第3の時間よりも短い場合に、前記第2まとめ駐車位置に駐車して前記第1から第3の配達先建物に配達することを提案してもよい。
本態様の前記提案ステップにおいて、前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合には、前記まとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達する配送計画を提案し、前記第1の時間が前記第2の時間よりも短い場合には、前記第1の駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物に配達し、かつ、前記第2の駐車位置に駐車して前記第2の配達先建物に配達する配送計画を提案してもよい。
本発明の他の態様は、上記の方法の各ステップを実行する手段を備えた配達支援装置である。また、本発明の更に他の態様は、上述の方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。本発明の更に他の対応は、プロセッサと、上記プログラムを記憶した記憶装置と、を備える配達支援装置である。
本発明によれば、車両駐車後の移動を考慮した効率的な配達を支援できる。
実施形態に係るシステムの概略構成図 実施形態における配送計画作成処理の全体を示すフローチャート 第1実施形態におけるまとめ処理の詳細を示すフローチャート 個別に駐車して行う配達とまとめ配達に要する時間を説明する図。 まとめ処理を説明する図 第2実施形態におけるまとめ処理の詳細を示すフローチャート 第3実施形態におけるまとめ処理の詳細を示すフローチャート 第4実施形態におけるシステムの概略構成図および処理の流れを締めるフローチャート
従来の配送計画は、1つの配達先建物に対して1つの駐車位置が対応づけられるのが一般的である。本実施形態は、配達車両駐車後の配達行動に要する時間を考慮して、複数の配達先建物に対する駐車位置を1つにまとめるか否かを判定する。
[用語説明]
詳細な説明に入る前に、本明細書における用語の説明を行う。
「配送」は、複数の荷物をそれぞれの届け先まで届ける一連のプロセスを指す。「配達」は、「配送」の構成要素として含まれる1つの届け先まで荷物を届けるプロセスを指す。配送は、典型的には、倉庫からの荷物の発送、1つまたは複数の中継拠点の通過、および、最寄拠点から届け先までの配達を含む。
「配達先」は、荷物の届け先を指す。配達先は、届け先の住所に応じて定めてもよいし、受取人ごとに定めてもよい。「配達先建物」は、配達先の建物を指す。1つの配達先建物には、1つまたは複数の配達先が含まれる。
「まとめ配達」は、1つの駐車位置に配達車両を停車して、複数の配達先建物へ配達を行うことを指す。「まとめ駐車位置」は、まとめ配達を行う際の駐車位置を指す。
<第1実施形態>
[システム構成]
図1は、本実施形態に係るシステムの概略構成図である。図1に示すように、本実施形態に係るシステムは、配送計画作成サーバ1、および配送情報管理サーバ2を含む。
配送計画作成サーバ1(以下、単にサーバ1とも称する)は、プロセッサ11、通信装置12、入力装置13、出力装置14、および記憶装置15を有するコンピュータ(情報処理装置)である。プロセッサ11は、単一のプロセッサでもよくマルチプロセッサ、1つのプロセッサが複数のコアを有していてもよい。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing U
nit)、数値演算プロセッサ、ベクトルプロセッサであってよい。記憶装置15は、RA
Mのような揮発性の主記憶装置と、SSD(Solid State Disk)またはHDD(Hard Disk Drive)のような不揮発性の補助記憶装置を含む。
記憶装置15には、配達先情報取得モジュール16、駐車位置取得モジュール17、配達順序決定モジュール18、まとめ処理モジュール19、配送計画出力モジュール20のプログラムが格納されている。プロセッサ11が記憶装置15に格納されたプログラムを実行することにより、各モジュールの機能が実現される。各モジュールの機能の詳細について以下で説明する。
配送情報管理サーバ2(以下、単にサーバ2とも称する)も、サーバ1と同様のコンピュータであり、配送に関する情報を保有する。配送に関する情報は、例えば、荷物ごとに定められた、配達先住所、受取人氏名、配達指定日時などを含む。
サーバ1とサーバ2は、ネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。したがって、サーバ1は、サーバ2から配送情報を取得することができる。
[処理]
図2は、本実施形態に係るサーバ1が行う配送計画作成処理の全体を示すフローチャートである。図3は、配送計画作成処理のうちのまとめ処理の詳細を示すフローチャートである。図4は、まとめ配達を行う場合と行わない場合の、配達に要する時間を説明する図である。図5は、まとめ処理の具体例を説明する図である。
ステップS1において、配達先情報取得モジュール16のプログラムを実行するプロセッサ11が、配送情報管理サーバ2から、ある特定の日(または期間)に配達すべき荷物の配達先の情報を取得する。取得する情報には各荷物の配達先住所が含まれ、配達先住所から配達先建物が特定可能である。
なお、以下では説明の簡略化のために、プロセッサがあるモジュールのプログラムを実行して処理を行うことを、当該モジュールが処理を行うと説明する。例えば、ステップS1は、配達先情報取得モジュール16が配達先の情報を取得する処理である、と表現される。
ステップS2において、駐車位置取得モジュール17は、それぞれの配達先建物に応じた駐車位置を決定(取得)する。本実施形態においては、配達先建物に応じた駐車位置は、当該配達先建物に個別に配達を行う際に最適と推定される駐車位置である。配達先建物に応じた駐車位置の決定方法は、特定の方法に限定されない。例えば、建物ごとに駐車位置をあらかじめ定めておくことが考えられる。この事前の設定は、管理者によって手動で行われてもよいし、過去の配達における駐車位置の履歴データをコンピュータによって解析することにより行われてもよい。駐車位置の決定処理はサーバ1が行ってもよいし、当該決定処理自体はサーバ1以外の装置(例えば、サーバ2)で行ってサーバ1はその結果を取得するだけでもよい。
ステップS3において、配達順序決定モジュール18は、それぞれの配達先の配達順序を決定(取得)する。配達順序の決定方法は、特定の方法に限定されず、既知の任意のアルゴリズムを採用可能である。配達順序は、典型的には、配達指定日時を守るという制約の下で、時間あたりの配達荷物数を最大化するという最適化問題として決定される。配達順序の決定処理はサーバ1が行ってもよいし、当該決定処理自体はサーバ1以外の装置(例えば、サーバ2)で行ってサーバ1はその結果を取得するだけでもよい。
ここでは、配達順に従って、配達先建物をD,D,・・・,Dと表す。また、それぞれの配達先建物に対応する駐車位置をP,P,・・・,Pと表す。Nは、配達先建物の個数を表す整数である。ただし、同じ配達先建物に対する配達であっても配達指定日時が異なる場合には、配達順序が異なる同一の配達先建物がそれぞれ1つとしてカウントされてNが定まる。
図5Aは、この時点で得られる配送計画の例を示す。図中の点線矢印は徒歩での移動を示し、実線矢印は車両での移動を表す。また、角丸四角は、駐車位置と、その駐車位置に駐車して配達する配達先建物の組み合わせを示す。この例では、配達先建物としてD〜Dの3つが得られており、それぞれに対応して駐車位置P〜Pが得られる。この場合は、まず駐車位置Pに駐車して配達先建物Dへ徒歩での配達を行い、駐車位置Pへ車両で移動・駐車して配達先建物Dへ徒歩で配達を行い、駐車位置Pへ車両で移動・駐車して配達先建物Dへ徒歩で配達を行う、という配送計画が得られる。
ステップS4において、まとめ処理モジュール19は、複数の配達先建物に対する駐車位置を共通化する処理(まとめ処理と称する)を行う。
図3は、まとめ処理S4の詳細な流れを示すフローチャートである。まとめ処理S4は、ステップS401〜S404の処理からなるループ処理L1が、各配達先建物D(i=1,2,・・・,N−1)に対して実行される。
ステップS401では、まとめ処理モジュール19は、駐車位置Pに駐車して配達先建物Dに徒歩で配達し、駐車位置Pi+1に車両で移動し、駐車位置Pi+1に駐車して配達先建物Di+1に徒歩で配達するのに要する時間Taを算出する。時間Taが、本発明における「第1の時間」に相当する。
この所要時間Taの算出について、図4Aを参照してより詳細に説明する。図4Aに示すように、所要時間Taは、次の(1)〜(11)の時間の合計として求まる。
(1)駐車位置Pにおいて車両から荷物および台車を取り出すなどの準備の時間
(2)駐車位置Pから配達先建物Dまで徒歩移動する時間
(3)配達先建物Dに到着してから、建物内での配達を行って、建物から出るまでの時間
(4)配達先建物Dから駐車位置Pまで徒歩移動する時間
(5)台車を車両内にしまうなどの出発準備の時間
(6)駐車位置Pから駐車位置Pまで車両で移動する時間
(7)駐車位置Pにおいて車両を駐車する時間
(8)駐車位置Pにおいて荷物および台車を取り出すなどの準備の時間
(9)駐車位置Pから配達先建物Dまで徒歩移動する時間
(10)配達先建物Dに到着してから、建物内での配達を行って、建物から出るまでの時間
(11)配達先建物Dから駐車位置Pまで徒歩移動する時間
ここで、荷物の取り出し時間(1)(8)、出発準備の時間(5)、駐車に要する時間(7)は固定の時間として予め設定しておくことができる。もっとも、配達する荷物の数や重量に応じて時間を変化させてもよい。
徒歩移動の時間(2)(4)(9)(11)および車両移動の時間(6)は、移動距離と平均移動速度から算出できる。移動距離は、2地点間の経路探索による経路長として求められる。平均移動速度は、徒歩移動および車両移動のいずれの場合もあらかじめ設定しておくことができる。
建物内での配達に要する時間(3)(10)は、建物ごとあるいは建物の属性(例えば、大きさ、エレベータの数、入館時手続など)ごとにあらかじめ設定しておくことができる。また、この時間は配達先の戸数に応じて変化するので、配達先戸数を変数とする算出式またはルックアップテーブルをあらかじめ設定しておくとよい。
ステップS402では、まとめ処理モジュール19は、駐車位置Pに駐車して配達先建物Dおよび配達先建物Di+1に徒歩で配達するのに要する時間Tbを算出する。時間Tbは、駐車位置Pをまとめ駐車位置とするまとめ配達を行うのに要する時間ともいえ、本発明における「第2の時間」に相当する。
この所要時間Tbの算出について、図4Bを参照してより詳細に説明する。図4Bに示すように、所要時間Tbは、次の(1)〜(3)および(9’)〜(11’)の時間の合計として求まる。
(1)駐車位置Pにおいて車両から荷物および台車を取り出すなどの準備の時間
(2)駐車位置Pから配達先建物Dまで徒歩移動する時間
(3)配達先建物Dに到着してから、建物内での配達を行って、建物から出るまでの時間
(9’)配達先建物Dから配達先建物Dまで徒歩移動する時間
(10)配達先建物Dに到着してから、建物内での配達を行って、建物から出るまでの時間
(11’)配達先建物Dから駐車位置Pまで徒歩移動する時間
これらのうち時間(1)(2)(3)(10)は、上記とほぼ同じとみなすことが出来る。また、徒歩移動の時間(9’)(11’)は、上記の徒歩移動の時間(9)(11)とは異なる時間であるが同様の処理により求めることができる。なお、配達先建物Dから配達先建物Dまで徒歩移動する経路は、駐車位置Pを経由してもよいし経由しなくてもよい。駐車位置Pを経由する場合には、配達員は、まず配達先建物D宛ての荷物を取り出して配達を行い、車両に戻ってきた時点で配達先建物D宛ての荷物を車両から取り出してもよい。この場合には、上記の時間(9’)に荷物取り出しに要する時間を加えてもよい。
ステップS403において、まとめ処理モジュール19は、時間Taと時間Tbのどちらが大きいか判定する。時間Tbが時間Taよりも短い場合(S403−YES)は、処理はステップS404に進み、そうでなければ、ループ処理L1を繰り返す。
このように時間Taと時間Tbの大小関係が分かればよいので、ステップS401およびS402において、上記のそれぞれの時間を求める必要はない。時間Taと時間Tbの差分に関する、上記の時間(4)〜(9)、(11)、(9’)、(11’)のみを求めて、(4)+(5)+(6)+(7)+(8)+(9)+(11)−(9’)−(11’)により時間Taと時間Tbの差を求めてもよい。すなわち、時間(1)(2)(3)(10)のように、2つの方法で同一またはほぼ等しい時間については、考慮せずに差分を計算してよい。
ステップS404において、まとめ処理モジュール19は、配達先建物Di+1に対応する駐車位置をPi+1からPに更新する。すなわち、時間Tbの方が時間Taよりも短い場合には、まとめ配達を行った方が効率的であるので、配達先建物DとDi+1に対応する駐車位置をPとする。
したがって、時間Tbが時間Taよりも短い場合(S403−YES)は、駐車位置P
をまとめ駐車位置とした配達先建物DとDi+1へまとめ配達することを示す配送計画(配達計画)が作成される。一方、時間Taが時間Tbよりも短い場合(S403−NO)は、まとめ配達ではなく、駐車位置Pに駐車して配達先建物Dに配達し、かつ、駐車位置Pi+1に駐車して配達先建物Di+1に配達することを示す配送計画(配達計画)が作成される。
以上の、S401〜S404の処理が、iをインクリメントしつつ実行される。すなわち、本実施形態の処理によれば、ある特定の配達先建物Dに対応する駐車位置Pに駐車したときに、配達先建物Di+1もまとめて配達した方が効率的か否かを順番に判断していく。また、配達先建物DとDi+1をまとめて配達した方が効率的な場合には、さらに配達先建物Di+2もまとめて配達した方が効率的か判定する。
具体的には、駐車位置Pに駐車して配達先建物DおよびDi+1に徒歩で配達し、一旦車両に戻って駐車位置Pi+2に車両で移動し、駐車位置Pi+2に駐車して配達先建物Di+2に徒歩で配達するのに要する時間Ta’(第3の時間)を算出する。また、駐車位置Pに駐車して配達先建物D、Di+1、Di+2に徒歩で配達するのに要する時間Tb’(第4の時間)を算出する。これらの時間は、図3のフローチャートではTa,Tbと示されるが、ここでは次のループ処理で求められる時間であることを明確にするためにTa’,Tb’と表している。また、駐車位置Pに駐車して配達先建物Dに配達するのに要する時間は計算されないが、時間Ta’とTb’の差を求めることが必要であるため、両方に共通する上記時間は求める必要はない。もっとも、この時間を含めて時間Ta’とTb’を求めてもよい。
このように、まとめ配達が効率的である限りは、駐車位置をまとめていく。
図5A〜図5Cを参照して具体的に説明する。図5Aは、まとめ処理S4の開始時の配達先と駐車位置の関係を示し、配達先建物D〜Dにそれぞれ異なる駐車位置P〜Pが対応づけられている。
ループ処理L1の最初、すなわち、i=1のときは、配達先建物DおよびDに対応する駐車位置PとPにそれぞれ駐車して配達先建物DおよびDに配達するのに要する時間と、駐車位置Pに駐車して配達先建物DおよびDの両方に配達するのに要する時間が比較される。ここで、まとめ配達の所要時間の方が短いと判定されると、図5Bに示すように、配達先建物Dに対する駐車位置がPに更新される。なお、図5Bでは、配達先建物Dから配達先建物Dへの移動に駐車位置Pを経由しているが、上述したように駐車位置Pの経由は必須ではない。
次のループ処理では、iがインクリメントされてi=2となる。この時点で配達先建物Dに対応する駐車位置はPである。したがって、駐車位置PとPにそれぞれ駐車して配達先建物DおよびDに配達するのに要する時間と、駐車位置Pに駐車して配達先建物DおよびDの両方に配達するのに要する時間が比較される。なお、実際には、駐車位置Pに駐車した際に、配達先建物Dを経由して配達先建物Dに対して配達が行われるが、配達先建物Dへの配達を完了するまでの所要時間は両方の配達方法で共通であるので考慮しなくてよい。駐車位置Pに駐車しての配達先建物D〜Dのまとめ配達の所要時間の方が短ければ、図5Cに示すように、配達先建物D3に対応する駐車位置がP1に更新される。一方、駐車位置PとPにそれぞれ駐車しての配達先建物D〜Dと配達先建物Dに個別配達の所要時間の方が短ければ、配達先建物と駐車位置の対応関係は図5Bのままとなる。
配達先建物の数が3つ(N=3)であれば以上で処理が確定するが、配達先建物の数が
4つ以上であれば、上記の処理が更に繰り返される。
図2に戻って、ステップS5において、配送計画出力モジュール20は、それぞれの配達先建物と駐車位置との対応関係を少なくとも含む配送計画を生成して出力する。出力される配送計画は、サーバ1が提案する配送計画であるといえる。また、配送計画は、配達先建物と駐車位置の対応関係以外に、配達車両の走行経路などのその他の情報を含んでもよい。
[有利な効果]
本実施形態によれば、簡便な処理により、効率的な配送計画を生成可能である。どの配達先建物の組み合わせについてまとめ配達を行うべきか行うべきでないかは、配達熟練者でないと正確に把握することは困難であるが、本実施形態を用いることにより未熟練な配達員に対して適切な配送計画を提案でき、未熟練者も熟練者と同様に効率的な配達が可能となる。
本実施形態では、まとめ配達を行うための駐車位置(まとめ駐車位置)の候補として、個別に配達する場合の駐車位置を用いており、まとめ配達のための新たな駐車位置の探索は行っていない。したがって、処理が簡便かつ高速であるという利点と、まとめ配達のために配達員が馴染みのない駐車位置に駐車する必要がないという利点がある。なお、まとめ配達のために新たな駐車位置を探索しなくても、十分に効率的なまとめ配達が可能であることが確認されている。
<第2実施形態>
第1実施形態では、まとめ駐車位置は、時間的に先に配達が行われる配達先建物に対応する駐車位置であった。すなわち、配達先建物DとDi+1にまとめ配達する際の駐車位置は配達先建物Dに対応する駐車位置Pであった。本実施形態では、配達先建物Di+1に対応する駐車位置Pi+1もまとめ駐車位置の候補とする。
本実施形態の構成および処理は、基本的に第1実施形態と同様であり、駐車位置のまとめ処理S4の内容のみが異なる。以下、図6を参照して、本実施形態におけるまとめ処理S4について説明する。ループ処理L1により順番に駐車位置をまとめるか否かを判定していく、という基本構造は第1実施形態と同様である。
ステップS401およびS402の所要時間TaおよびTbの算出は、第1実施形態と同様の処理である。
ステップS411では、まとめ処理モジュール19は、駐車位置Pi+1に駐車して配達先建物Dおよび配達先建物Di+1に徒歩で配達するのに要する時間Tcを算出する。算出処理はステップS402の時間Tb算出と同様であるため、繰り返しの説明は省略する。
ステップS412では、まとめ処理モジュール19は、上記の時間Ta,Tb,Tcのうち最も短いものはどれであるか判断する。
時間Taが最も短い場合には、何もせずにループ処理L1を繰り返す。
時間Tbが最も短い場合には、ステップS413に進み、まとめ処理モジュール19は、配達先建物Di+1に対応する駐車位置をPに更新する。この場合は、第1実施形態と同様の駐車位置のまとめ(図5B等)が行われることになる。
時間Tcが最も短い場合には、ステップS414に進み、まとめ処理モジュール19は、配達先建物Dに対応する駐車位置をPi+1に更新する。
本実施形態は、時間Tbと時間Tcの短い方を、第1実施形態における時間Tb(第2の時間)として決定する実施形態であるとみなすこともできる。すなわち、本実施形態では、駐車位置PとPi+1の両方がまとめ駐車位置の候補となる。
本実施形態によれば、まとめ配達の可能性をより増やすことができる。例えば、図5Aの例において、駐車位置Pからまとめ配達をすると個別配達よりも所要時間が長くなるが、駐車位置Pからまとめ配達を行うと個別配達よりも所要時間が短くなる場合も存在する。本実施形態では、このような場合でもまとめ配達の提案が可能となるので、より効率的な配達の実現が可能となる。
<第3実施形態>
第1,第2実施形態では、駐車位置取得ステップS2において、1つの配達先建物に対して1つの駐車位置が取得される例を説明した。本実施形態では、1つの配達先建物に対して1つ以上の駐車位置が取得される場合に好適な処理を提案する。
本実施形態の構成および処理は、基本的に第1実施形態と同様であり、主に、駐車位置のまとめ処理S4の内容のみが異なる。ただし、1つの配達先建物に対して複数の駐車位置が対応する場合があるので、ステップS3で配達順序が決まった後の、配達先建物Dに対応する駐車位置をPi,j(j=1,2,・・・N)と表す。Nは、配達先建物Dに対応する駐車位置の数である。
図7は本実施形態における駐車位置のまとめ処理S4を示すフローチャートである。ループ処理L1により順番に駐車位置をまとめるか否かを判定していく、という基本構造は第1実施形態と同様である。
ステップS421では、まとめ処理モジュール19は、駐車位置Pi,jに駐車して配達先建物Dに配達し、駐車位置Pi+1,kに駐車して配達先建物Di+1に配達するのに要する時間を、全てのj,kの組み合わせについて求める。したがって、N×Ni+1通りの所要時間が求められる。このうちの最小の所要時間をTaとして記憶する。また、最小値を与えるそれぞれの駐車位置をPおよびPi+1として記憶する。
ステップS422では、まとめ処理モジュール19は、駐車位置Pi,jまたは駐車位置Pi+1,kのいずれかに駐車して配達先建物Dおよび配達先建物Di+1にまとめ配達するのに要する時間を、全てのj,kについて求める。したがって、N+Ni+1通りの所要時間が求められる。このうちの最小の所要時間をTbとして記憶する。また最小値を与える駐車位置とPとして記憶する
ステップS423では、まとめ処理モジュール19は、時間Taと時間Tbのどちらが大きいか判定する。時間Tbが時間Taよりも短い場合(S423−YES)は、処理はステップS424に進み、配達先建物Dおよび配達先建物Di+1に対応する駐車位置をいずれも駐車位置Pに設定する。一方、時間Taが時間Tbよりも短い場合(S423−NO)は、処理はステップS425に進み、配達先建物Dおよび配達先建物Di+1に対応する駐車位置をそれぞれ駐車位置PおよびPi+1に設定する。
本実施形態によれば、配達先建物に対して複数の駐車位置の候補が存在する場合にもまとめ配達の提案を行える。また、まとめ配達ではなく個別に配達する場合にも、複数の駐車位置候補のうちどこに駐車するのが効率的であるかを提案できる。
<第4実施形態>
第1から第3実施形態は、いずれも配達実行前に配送計画を生成することを想定している。本実施形態では、配達中の配達員に対してまとめ配達を行うべきか否かの提案を行う。
図8Aは、本実施形態に係るシステムの概略構成図である。図1に示すように、本実施形態に係るシステムは、配送計画作成サーバ1、および配達員端末3を含む。
配送計画作成サーバ1は、基本的に上記の実施形態と同様の構成を有する。配達員端末3は、配達員が所持する端末であり、プロセッサ31、通信装置32、入力装置33、出力装置34、および記憶装置35を有するコンピュータ(情報処理装置)である。配達員端末3は、GPS装置36をさらに備えて、位置情報を取得可能である。配達員端末3は、プロセッサ31が記憶装置35に記憶されたプログラムを実行することで、以下の処理を行う。図8Aでは、配送情報管理サーバ2を記載していないが、配送情報管理サーバ2が本システムに含まれてもよい。
図8Bは、本実施形態における処理の流れを説明する図である。
ステップS41において、配達員端末3は、配達先建物Dへの配達のために、配達員が配達車両を駐車したことを検知する。この検知はどのように行われてもよいが、例えば、配達員が配達員端末3に対して行う明示的な入力をトリガとして検出することが考えられる。その他にも、例えば、配達員端末3が、配達車両のエンジン停止および/または荷台ドア(後部ドア)の開放をトリガとして検出してもよい。なお、配達先建物Dへの配達であることは、配達員が配達員端末3に明示的に入力してもよいし、配達員端末3が配送計画を参照して判断してもよい。
ステップS42において、配達員端末3は、GPS装置36から現在の位置情報を取得して、サーバ1に送信する。ここでは、配達員端末3のGPS装置から位置情報を取得しているが、配達車両に搭載されたGPS装置から位置情報を取得してもよい。また、GPS装置以外の任意の位置情報取得手段を利用してもよい。
ステップS43において、サーバ1は、位置情報が送信された配達員端末3に関連する、今後の配達先建物および対応する駐車位置の情報を取得する。配送計画がサーバ1に格納されている場合には記憶装置から読み出せばよく、また、配達員端末3から当該情報を取得してもよい。なお、サーバ1は、現在の配達先建物Dに対応する駐車位置Pを、配達員端末3から送信される位置情報に設定する。
ステップS44において、サーバ1は、配達先建物D以降についての駐車位置のまとめ処理を実行する。この処理は、第1実施形態におけるまとめ処理S4と基本的に同様である。相違点は、ループ処理L1が現在の配達先建物Dから始まる点と、個別配達の方がまとめ配達よりも効率的であると判定(S403−NO)された時点でループ処理L1を抜ける点である。すなわち、サーバ1は、配達先建物Dへの配達に合わせて配達先建物Di+1もまとめて配達した方がよいか判断し、まとめ配達の方が効率的であれば、さらに配達先建物Di+2もまとめる方が効率的であるか判断する。これを、まとめ配達が効率的ではないと判断されるまで繰り返す。
ステップS45において、サーバ1は、まとめ処理結果の情報を配達員端末3に送信する。この情報には、ステップS44で決定した配達先建物と駐車位置の対応についての情報が含まれる。より具体的には、この情報には、少なくとも、現在の駐車位置で配達すべ
き配達先建物が含まれ、また、次の配達先建物とその際の駐車位置が含まれることが好ましい。
ステップS46において、配達員端末3は、サーバ1から受け取った情報を配送計画の提案として配達員に提示する。例えば、配達員端末3は、1つ先の配達先までまとめることが効率的であれば、「現在の駐車位置から配達先建物DおよびDにまとめ配達を行い、その後駐車位置Pに移動して配達先建物Dに配達するのが効率的です」という内容の提案を行う。一方、まとめ配達を行わずに個別配達の方が効率的であれば、配達員端末3は、「現在の駐車位置から配達先建物Dに配達を行い、その後駐車位置Pに移動して配達先建物Dに配達するのが効率的です」という内容の提案を行う。
本実施形態によれば、配送計画があらかじめ定められていなくても、また、配達員が配送計画通りの駐車位置に駐車しない場合でも、まとめ配達の提案を行える。
<変形例>
上記の説明では、まとめ処理の結果の配送計画をそのまま出力しているが、まとめ処理後の配送計画が、配達指定日時の条件を満たすか否かのチェックを行うことも好ましい。まとめ配達によって配達時間の短縮がある程度以上得られた場合には、再度各配達先建物の配達順序を調整したり、新たな荷物を配達する荷物に含めたりして配送計画を再調整してもよい。
また、上記の説明では、まとめ配達と個別配達の所要時間が等しい場合には個別配達を行うようにしているが、この場合にまとめ配達を選択してもよい。また、まとめ配達と個別配達の所要時間が等しい場合に、その他の条件を考慮してまとめ配達と個別配達のどちらを行うかを選択してもよい。
上記の例では、装置の各機能が、プロセッサがプログラムを実行することにより実現されているが、一部または全部の機能はASIC(Application Specific Integrated Circuit)のような専用のハードウェア回路によって実現されてもよい。
[コンピュータが読み取り可能な記録媒体]
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記の機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な非一時的記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な非一時的記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばSSD,フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリ等のメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスク、SSDやROM等がある。
1:配送計画作成サーバ 11:プロセッサ 12:通信装置
13:入力装置 13:出力装置 15:記憶装置
16:配達先情報取得モジュール 17:駐車位置取得モジュール
18:配達順序決定モジュール 19:まとめ処理モジュール
20:配送計画出力モジュール

Claims (15)

  1. 情報処理装置によって実行される配達支援方法であって、
    第1の配達先建物に対応する第1の駐車位置と、第2の配達先建物に対応する第2の駐車位置と、を取得する取得ステップと、
    前記第1の駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物に配達し、前記第2の駐車位置に車両を移動し駐車して前記第2の配達先建物に配達するのに要する第1の時間と、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置のいずれか一方であるまとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達するのに要する第2の時間、または、前記第1の時間と前記第2の時間の差、を算出する算出ステップと、
    前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合に、前記まとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達することを提案する提案ステップと、
    を含む、配達支援方法。
  2. 前記算出ステップでは、
    前記まとめ駐車位置を前記第1の駐車位置として、
    前記第2の時間を、前記第1の駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達するのに要する時間に基づいて決定する、
    請求項1に記載の配達支援方法。
  3. 前記取得ステップでは、配達員が有する端末から前記第1の駐車位置を取得し、
    前記提案ステップでは、前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合に、前記第1の駐車位置に駐車したまま前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達することを提案する通知を、前記端末に対して送信する、
    請求項1または2に記載の配達支援方法。
  4. 前記第1の駐車位置は、前記第1の配達先建物に配達を行う際に最適と推定される駐車位置であり、
    前記第2の駐車位置は、前記第2の配達先建物に配達を行う際に最適と推定される駐車位置である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の配達支援方法。
  5. 前記取得ステップでは、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置の少なくとも一方を複数取得し、
    前記算出ステップでは、前記第1の時間を、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置の組み合わせのそれぞれについて求められる所要時間のうちの最小の時間に基づいて決定し、前記第2の時間を、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置のそれぞれについて求められる所要時間のうちの最小の時間に基づいて決定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の配達支援方法。
  6. 前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合に、さらに、
    第3の配達先建物に対応する第3の駐車位置を取得し、
    前記まとめ駐車位置に駐車して前記第1および第2の配達先建物に配達し、前記第3の駐車位置に車両を移動し駐車して前記第3の配達先建物に配達するのに要する第3の時間と、前記まとめ駐車位置と前記第3の駐車位置のいずれか一方である第2まとめ駐車位置に駐車して前記第1から第3の配達先建物に配達するのに要する第4の時間、または、前記第3の時間と前記第4の時間の差、を算出し、
    前記第4の時間が前記第3の時間よりも短い場合に、前記第2まとめ駐車位置に駐車して前記第1から第3の配達先建物に配達することを提案する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の配達支援方法。
  7. 前記提案ステップでは、
    前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合には、前記まとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達する配送計画を提案し、
    前記第1の時間が前記第2の時間よりも短い場合には、前記第1の駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物に配達し、かつ、前記第2の駐車位置に駐車して前記第2の配達先建物に配達する配送計画を提案する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の配達支援方法。
  8. 第1の配達先建物に対応する第1の駐車位置と、第2の配達先建物に対応する第2の駐車位置と、を取得する取得手段と、
    前記第1の駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物に配達し、前記第2の駐車位置に車両を移動し駐車して前記第2の配達先建物に配達するのに要する第1の時間と、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置のいずれか一方であるまとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達するのに要する第2の時間、または、前記第1の時間と前記第2の時間の差、を算出する算出手段と、
    前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合に、前記まとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達することを提案する提案手段と、
    を含む、配達支援装置。
  9. 前記まとめ駐車位置は、前記第1の駐車位置であり、
    前記算出手段は、前記第2の時間を、前記第1の駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達するのに要する時間に基づいて決定する、
    請求項8に記載の配達支援装置。
  10. 前記取得手段は、配達員が有する端末から前記第1の駐車位置を取得し、
    前記提案手段は、前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合に、前記第1の駐車位置に駐車したまま前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達することを提案する通知を、前記端末に対して送信する、
    請求項8または9に記載の配達支援装置。
  11. 前記第1の駐車位置は、前記第1の配達先建物に配達を行う際に最適と推定される駐車位置であり、
    前記第2の駐車位置は、前記第2の配達先建物に配達を行う際に最適と推定される駐車位置である、
    請求項8から10のいずれか1項に記載の配達支援装置。
  12. 前記取得手段は、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置の少なくとも一方を複数取得し、
    前記算出手段は、前記第1の時間を、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置の組み合わせのそれぞれについて求められる所要時間のうちの最小の時間に基づいて決定し、前記第2の時間を、前記第1の駐車位置と前記第2の駐車位置のそれぞれについて求められる所要時間のうちの最小の時間に基づいて決定する、
    請求項8から10のいずれか1項に記載の配達支援装置。
  13. 前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合に、さらに、
    前記取得手段は、第3の配達先建物に対応する第3の駐車位置を取得し、
    銭算出手段は、前記まとめ駐車位置と前記第3の駐車位置に駐車して前記第1および第2の配達先建物と前記第3の配達先建物に配達するのに要する第3の時間と、前記まとめ駐車位置と前記第3の駐車位置のいずれか一方である第2まとめ駐車位置に駐車して前記
    第1から第3の配達先建物に配達するのに要する第4の時間、または、前記第3の時間と前記第4の時間の差、を算出し、
    前記提案手段は、前記第4の時間が前記第3の時間よりも短い場合に、前記第2まとめ駐車位置に駐車して前記第1から第3の配達先建物に配達することを提案する、
    請求項8から12のいずれか1項に記載の配達支援装置。
  14. 前記提案手段は、
    前記第2の時間が前記第1の時間よりも短い場合には、前記まとめ駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物と前記第2の配達先建物に配達する配送計画を提案し、
    前記第1の時間が前記第2の時間よりも短い場合には、前記第1の駐車位置に駐車して前記第1の配達先建物に配達し、かつ、前記第2の駐車位置に駐車して前記第2の配達先建物に配達する配送計画を提案する、
    請求項8から13のいずれか1項に記載の配達支援装置。
  15. 請求項1から7のいずれか1項に記載の方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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