JP2021120611A - 伝熱部材および伝熱部材を有する冷却装置 - Google Patents

伝熱部材および伝熱部材を有する冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、第1冷媒を液相から気相に相変化させた際の潜熱の受け渡し効率を向上させて熱伝達率を高めることを可能にした伝熱部材等を提供する。【解決手段】本発明の伝熱部材10は、コンテナ30の底部31の内面31aであって、底部31の外面31bに熱的に接続される少なくとも1つの発熱体の取付位置Pに対応する位置に形成され、コンテナ30の底部31の内面31aに固着される下面を有する板状部11と、板状部11の上面11aを含み、板状部11の上面11aに沿って連続して延在する少なくとも1本の連続空洞12と、連続空洞12の延在方向Lに沿う間隔をおいて連続空洞12を挟む両側に位置し、板状部11の上面11aに配設される対をなす複数の柱状フィン部13、13とを備え、連続空洞12は、対をなす柱状フィン部13、13に挟まれた位置の天井部分に、開口Oが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、発熱体からの熱を伝えて第1冷媒を液相から気相に相変化させる伝熱部材、およびこの伝熱部材を有する冷却装置に関する。
近年の電子機器の高機能化に伴い、電子機器内部には、電気・電子部品等の発熱体(以下、単に「発熱体」という場合がある。)が高密度に搭載され、また、発熱体の発熱量が増大化する傾向がある。発熱体の温度が、所定の許容温度を超えて上昇すると、発熱体が誤作動等を起こす原因となることから、発熱体の温度は、常に許容温度以下に維持し続けることが必要である。そのため、電子機器内部には、通常、発熱体を冷却するための冷却装置が搭載されている。このような冷却装置としては、例えば、冷媒を液相から気相に相変化させることによる潜熱(気化熱)を利用した沸騰冷却装置が知られている。
上述したように、電子機器を構成する電気・電子部品等の発熱体では、発熱量が増大化する傾向があることから、沸騰冷却装置の冷却性能のさらなる向上が要求されている。沸騰冷却装置の冷却性能をさらに向上するには、冷媒の液相から気相への相変化を円滑化すること、特に冷媒の加熱・沸騰の発生を円滑化することが有用である。
冷媒の加熱・沸騰を円滑化するための手段としては、例えば、特許文献1には、内部に加熱流体が流れる管本体の外周面に、複数の第1のフィンと、前記複数の第1フィンと所定間隔を隔てて設けられた複数の第2フィンとを備え、これら第1フィンと第2フィンとを組み合わせることにより、冷媒を流入する流入口を有する空洞が形成され、前記空洞内に流入した前記冷媒が前記加熱媒体によって沸騰したときの気泡を外部に排出する複数の排出口が形成され、冷媒の流入と気泡の排出をスムーズにして伝熱性能を向上させた沸騰用伝熱管が開示されている。
このように、冷媒と接触する沸騰面(特許文献1では管本体の外周面)を、内部が広く入り口が狭い多数の空洞を有するキャビティ構造にして形成すると、冷却性能を含む伝熱性能が向上することが知られている。
特開2005−121238号公報
しかしながら、特許文献1では、多数の空洞を、管本体の外周面に管周方向に連続するように形成されていることから、空洞の管周方向開口端は存在しないため、冷媒が管周方向開口端から空洞内に浸入することはできない。このため、特許文献1記載の伝熱管では、空洞の上部に形成した0.02〜0.2mmの狭い間隔の流入口から冷媒が空洞内に浸入することになる。しかし、排出口は、流入口よりも開口サイズが大きいことから、冷媒は、流入口からだけではなく、同時に排出口からも空洞内に浸入しやすいと考えられる。この結果、空洞内への冷媒の流入と、空洞外への気泡の排出を円滑に行うことができているとは言えず、さらに改善の必要性があった。
また、冷媒の加熱・沸騰を円滑化するための他の手段としては、例えば、冷媒と接触する表面(沸騰面)に、粒子状の金属粉の焼結体からなるウィック構造体を備える構成が挙げられる。このようなウィック構造体は、液相の冷媒の保持力には優れているものの、ウィック構造体内に浸入する冷媒の流れと、沸騰によって生じる気泡がウィック構造体の外部に放出されるときの流れとがぶつかり合う結果として、冷媒が液相から気相に相変化した際の潜熱の受け渡し(熱伝達率)が十分に行われているとは言い難く、熱伝達率をより高めることができる表面(沸騰面)の新たな構造(形状)を開発することが望まれている。
本発明の目的は、コンテナの底部の内面であって、底部の外面に熱的に接続される少なくとも1つの発熱体の取付位置に対応する位置に形成される、第1冷媒と接触する表面(沸騰面)の形状の適正化を図ることによって、第1冷媒を液相から気相に相変化させた際の潜熱の受け渡し効率を向上させて熱伝達率を高めることを可能にした伝熱部材、およびこの伝熱部材を有することで、冷却効率を向上させた冷却装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の要旨構成は、以下のとおりである。
(1)コンテナの底部の内面であって、前記底部の外面に熱的に接続される少なくとも1つの発熱体の取付位置に対応する位置に形成され、前記発熱体からの熱を、前記コンテナの内部空間の下部に封入された液相の第1冷媒に伝えることで前記第1冷媒を加熱・沸騰させ、前記第1冷媒を液相から気相に相変化させる伝熱部材において、前記伝熱部材が、前記コンテナの底部の内面に固着される下面を有する板状部と、前記板状部の上面を含み、前記板状部の上面に沿って連続して延在する少なくとも1本の連続空洞と、前記連続空洞の延在方向に沿う間隔をおいて前記連続空洞を挟む両側に位置し、前記板状部の上面に配設される対をなす複数の柱状フィン部とを備え、前記連続空洞は、前記対をなす柱状フィン部に挟まれた位置の天井部分に、開口が形成されていることを特徴とする伝熱部材。
(2)前記柱状フィン部の高さは、前記連続空洞の高さの2倍以上である、上記(1)に記載の伝熱部材。
(3)前記複数の柱状フィン部は、前記連続空洞を挟む両側位置に、それぞれ前記連続空洞の延在方向に沿う間隔をおいて整列する柱状フィン部の群を構成する、上記(1)または(2)に記載の伝熱部材。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の伝熱部材の製造方法であって、前記板状部の上面に、凹凸形状の上端部分を有する複数の板状フィン部が間隔をおいて対向配置した状態で一体化された被加工素材を構成する前記板状フィン部の前記上端部分の凹部位置を加工することによって、前記複数の柱状フィン部、および前記連続空洞の、前記開口を形成していない天井部分を形成することを特徴とする伝熱部材の製造方法。
(5)上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の伝熱部材の製造方法であって、前記板状部の上面に、フラットな上端部分を有する複数の板状フィン部が間隔をおいて対向配置した状態で一体化された被加工素材を構成する前記板状フィン部の前記上端部分の所定の位置を加工することによって、前記複数の柱状フィン部、および前記連続空洞の、前記開口を形成していない天井部分を形成することを特徴とする伝熱部材の製造方法。
(6)底部の外面に、少なくとも1つの発熱体が熱的に接続され、内部空間の下部に、液相の第1冷媒が封入されたコンテナと、前記コンテナの前記内部空間の上部位置にて、前記コンテナを貫通するように延在させ、内部を第2冷媒が流通する凝縮管とを備える冷却装置であって、前記冷却装置は、前記コンテナの底部の内面であって、前記底部の外面に熱的に接続される少なくとも1つの発熱体の取付位置に対応する位置に形成され、前記発熱体からの熱を、前記コンテナの内部空間の下部に封入された液相の第1冷媒に伝えることで前記第1冷媒を加熱・沸騰させ、前記第1冷媒を液相から気相に相変化させる伝熱部材を有し、前記伝熱部材が、前記コンテナの底部の内面に固着される下面を有する板状部と、前記板状部の上面を含み、前記板状部の上面に沿って連続して延在する少なくとも1本の連続空洞と、前記連続空洞の延在方向に沿う間隔をおいて前記連続空洞を挟む両側に位置し、前記板状部の上面に配設される対をなす複数の柱状フィン部とを備え、前記連続空洞は、前記対をなす柱状フィン部に挟まれた位置の天井部分に、開口が形成されていることを特徴とする冷却装置。
本発明によれば、第1冷媒を液相から気相に相変化させた際の潜熱の受け渡し効率を向上させて熱伝達率を高めた伝熱部材、およびこの伝熱部材を有することで、冷却効率を向上させた冷却装置を提供することが可能になる。
図1は、本発明に従う第1実施形態の伝熱部材を有する冷却装置の要部を示す斜視図である。 図2は、図1の冷却装置を構成する伝熱部材の一部を抜き出して拡大して示した斜視図である。 図3(a)、(b)は、凹凸形状の上端部分を有する板状フィン部の凹部をプレス加工することによって、伝熱部材の板状部の上面に連続空洞を形成したときの説明図である。 図4(a)、(b)は、フラットな上端部分を有する板状フィン部の上端部分の所定の位置をプレス加工することによって、伝熱部材の板状部の上面に連続空洞を形成したときの説明図である。 図5は、第2実施形態の伝熱部材の一部を拡大して示した斜視図である。 図6は、第3実施形態の伝熱部材(の一部)を、3枚の板材を用いて形成したときの説明図であって、図6(a)が、1枚の矩形状板と2枚の打抜き加工板の接合前の状態、図6(b)が、1枚の矩形状板の上面に、2枚の打抜き加工板を接合し、その後、矢印方向に曲げ加工を施す直前の状態、図6(c)が曲げ加工を施して伝熱部材を形成したときの状態を示す。 図7は、比較例の伝熱部材の斜視図である。 図8は、本発明例の伝熱部材と比較例の伝熱部材をそれぞれ有する冷却装置を用いて熱流束と熱伝達率を測定・算出し、算出した熱流束を横軸とし、算出した熱伝達率を縦軸としてプロットした図である。
次に、本発明のいくつかの実施形態の伝熱部材について、以下で説明する。
<伝熱部材>
(第1実施形態)
図1は、本発明に従う第1実施形態の伝熱部材を有する冷却装置の要部を示す斜視図であって、冷却装置を構成するコンテナの内部構造が分かるように透視した状態で示す。図2は、図1の冷却装置を構成する伝熱部材の一部を抜き出して拡大して示した斜視図である。
本発明の伝熱部材10は、コンテナ30の内部空間Sに封入された第1冷媒R1に接触し、第1冷媒R1を通じて熱を伝達することができる構成を有し、例えば冷却装置や熱交換器等のような種々の伝熱装置に用いることができる。なお、図1に示す第1実施形態の伝熱部材10は、冷却装置1に装着して用いた場合を示している。
伝熱部材10は、冷却装置1を構成するコンテナ30の底部31の内面31aであって、底部31の外面31bに熱的に接続される少なくとも1つの発熱体(図示せず)の取付位置Pに対応する位置に形成され、発熱体からの熱を、コンテナ30の内部空間Sの下部に封入された液相の第1冷媒R1に伝えることで第1冷媒R1を加熱・沸騰させ、第1冷媒R1を液相から気相に相変化させる。なお、第1冷媒R1は、コンテナ30の内部空間Sでは、液相状態と気相状態に相変化して存在することから、以下では、説明の便宜上、液相の第1冷媒をR1(L)、気相の第1冷媒をR1(g)と区別した符号を付す場合がある。
コンテナ30の内部空間Sは、外部環境に対して密閉された空間であり、脱気処理により減圧されている。
伝熱部材10は、板状部11と、連続空洞12と、柱状フィン部13とで主として構成されている。
伝熱部材10を構成する材料としては、特に限定されず、例えば熱伝導性材料を挙げることができる。伝熱部材10を構成する材料の具体例としては、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄合金(例えばステンレス鋼)等の金属材料や、グラファイト等の炭素材料を挙げることができる。また、伝熱部材10は、例えば板状部11や柱状フィン部13の表面に、金属焼結体等の熱伝導性材料の焼結体や炭素粒子及び/または金属粉の集合体等の粒子状の熱伝導性材料の集合体を層状に形成してもよい。これにより、焼結体等を層状に形成した伝熱部材10の表面が多孔質層となって、1次冷媒R1(L)が多孔質層内に、より長い時間保持されて伝熱特性が高まるため、1次冷媒R1の液相から気相への相変化がさらに促進されて、冷却装置1の冷却性能をさらに向上させることができる。
板状部11は、コンテナ30の底部31の内面31aに装着(固着)される下面を有する。板状部の形状は、特に限定する必要はなく、図1に示すような矩形状の他、円形、三角形、多角形などの種々の形状が挙げられ、特にコンテナ30の底部31の外面31bの、発熱体の取付位置Pに取り付けられた発熱体の接触面の形状に対応させた形状にすることが好ましい。
連続空洞12は、板状部11の上面11aを含み、板状部11の上面11aに沿って連続して延在し、少なくとも1本の連続空洞12が、伝熱部材10に形成されている。
連続空洞12は、対をなす柱状フィン部13に挟まれた位置の天井部分に、開口Oが形成されている。連続空洞12は、延在方向開口端17から、連続空洞12の延在方向Lに向かって眺めたとき、空間が連続している延在形状を有している。この延在形状は、連続していればよく、また、直線状だけではなく曲線状であってもよい。
柱状フィン部13は、連続空洞12の延在方向Lに沿う間隔をおいて連続空洞12を挟む両側に位置し、対をなす複数の柱状フィン部13が、板状部11の上面に配設されている。
本実施形態の伝熱部材10は、発熱体が発熱して温度が上昇している場合、発熱体の熱がコンテナ30の底部31を介して伝熱部材10の板状部11に伝達するとともに、板状部11から柱状フィン部13にも伝達される。そのため、伝熱部材10では、連続空洞12の外側周囲に位置する第1冷媒R1(L)が、伝熱部材10の板状部11および柱状フィン部13によって直ちに加熱されて温度が上昇し、温度が上昇した状態の液相の第1冷媒R1(L)が、主として連続空洞12の延在方向開口端17から連続空洞12内に流入するため、流入した液相の第1冷媒R1(L)は、少ない熱量で沸騰温度に到達し、気泡が発生する。気泡の発生は、その撹乱効果によって熱伝達率を著しく向上させることができる。また、連続空洞12は、流入した液相の第1冷媒R1(L)を、気泡が成長するまでのある程度の時間は保持することができるので、ドライアウト発生の抑制にも寄与する。そして、連続空洞12内で加熱・沸騰されて発生した気泡は、これを核としてより大きな気泡に成長し、成長した気泡が、連続空洞12の上部(天井部分)に形成した開口Oを通じて連続空洞12の外部に出ていく、いわゆる核沸騰が促進される。この結果、第1冷媒R1(L)を液相から気相に相変化させた際の潜熱の受け渡し効率が高められて熱伝達率が向上する。
柱状フィン部13の高さh1は、連続空洞12の高さh2の2倍以上であることが好ましい。柱状フィン部13の高さh1が、連続空洞12の高さh2の2倍未満であると、第1冷媒R1(L)を十分に昇温した状態で連続空洞内に流入させることができず、核沸騰を短時間で効率よく発生させることができない傾向があるからである。
柱状フィン部13は、複数配設され、複数の柱状フィン部13は、連続空洞12を挟む両側位置に配設され、それぞれ連続空洞12の延在方向Lに沿う間隔をおいて整列する柱状フィン部の群14−1、14−2を構成することが好ましい。図1では、複数の柱状フィン部13が、7本の連続空洞12、12、・・の間と、両最外側に位置する2本の連続空洞12、12のそれぞれ外側に配設され、連続空洞12の延在方向Lに沿う間隔をおいて、各8個の柱状フィン部13、13、・・を整列する、8列の柱状フィン部の群14−1、14−2、・・、14−8(柱状フィン部13の合計配設数が64個)を構成した場合を一例として示している。しかしながら、柱状フィン部13および連続空洞12の配設数は、必要に応じて増減することができる。
柱状フィン部13および連続空洞12の(開口Oを形成していない)天井部分16の形成方法は、特に限定はしないが、例えば、まず、板状部の上面に、複数の板状フィン部が間隔をおいて対向配置した状態で一体化された被加工素材10´を作製する。この被加工素材の作製方法についても特に限定はしないが、例えば、切削加工、精密鋳造等の鋳造、金属粉末射出成形(MIM)、3Dプリンタなどによる作成が挙げられる。次に、作製した被加工素材に、プレス加工、曲げ加工またはレーザ加工等を施すことによって、柱状フィン部13および連続空洞12の天井部分16を形成することができる。
図3(a)、(b)に示す実施形態では、被加工素材10´として、板状部の上面に、凹凸形状(好適にはパルス波形状)の上端部分を有する複数の板状フィン部が間隔をおいて対向配置した状態で一体化されたものを用い、これらの板状フィン部のそれぞれの上端部分の凹部位置15´を加工(例えばプレス加工)することによって、柱状フィン部13、および連続空洞12の天井部分16を形成したときの例を示したものである。
また、図4(a)、(b)に示す実施形態では、被加工素材10A´として、板状部の上面に、フラットな上端部分を有する複数の板状フィン部が間隔をおいて対向配置した状態で一体化されたものを用い、これらの板状フィン部のそれぞれの上端部分の所定の位置15A´を加工(例えばプレス加工)することによって、柱状フィン部13、および連続空洞12の天井部分16を形成したときの例を示したものである。
図3(a)、(b)に示す実施形態では、プレス加工時のプレス圧力を低くしても、柱状フィン部13の高さ寸法を大きくすることができるという利点がある。また、図4(a)、(b)に示す実施形態では、柱状フィン部13の高さ寸法を高くする場合には、プレス圧力を高く設定する必要はあるものの、プレス加工位置15A´を、図3(a)、(b)に示す実施形態のように、板状フィン部の上端部分の凹部位置15´に合わせてプレス加工する必要がないので、プレス加工が容易にできるなどの利点がある。このため、柱状フィン部13および連続空洞12の天井部分16の形成方法は、伝熱部材10の形状・寸法に合わせて、適宜選択することができる。
また、図1では、同じ柱状フィン部の群14−1(または14−2、・・)を構成する、隣接する柱状フィン部13,13同士の配設ピッチ間隔は、図3(a)に示す板状フィン部の上端部分の凹部位置15´または図4(a)に示す板状フィン部の上端部分の所定位置15A´する被加工領域の、連続空洞12の延在方向に沿った寸法を変更することによって適宜調整することができる。
コンテナ30の底部31の内面31aへの伝熱部材10の装着方法としては、例えば、型を用いてコンテナ30の内面31aに一体成形法によって形成する方法や、コンテナ30とは、別部材をコンテナ30の内面に取り付ける方法等が挙げられる。柱状フィン部13の形成方法としては、例えば、別途作製した板状フィンをコンテナ30の内面31aに、はんだ付け、ろう付け、溶接、焼結等による取付(固着)方法、コンテナ30の内面を切削する方法、押出成形法、エッチング法等が挙げられる。
(第2実施形態)
また、図5は、第2実施形態の伝熱部材の一部を拡大して示した斜視図である。第2実施形態の伝熱部材10Bは、板状部11Bと、連続空洞12Bと、柱状フィン部13Bとで主として構成されている点では、第1実施形態の伝熱部材10と同じ構成を有しているが、一定の厚さを有する板状部11の代わりに、薄板部11aと厚板部11bとが連結されてステップ状の厚さを有する板状部11Bを用いている点が構成上で大きく異なる。また、連続空洞12Bの、開口Oを形成していない天井部分16Bを構成する、連続空洞12Bを挟んで両側に位置する加工部分15Bの上面高さ位置が相互にずれて形成されている。これは、薄板部11aと厚板部11bを有する板状部11Bの厚さの違いによる段差から生じたものである。さらに、伝熱部材10Bでは、異なる高さを有する複数の柱状フィン部13Bを配設したものである。これによって、板状部11Bの上面11aが平面でなく、段差等を有するような立体形状である場合も、その立体形状に合わせて、連続空洞12Bや柱状フィン13Bを形成することができる。
(第3実施形態)
図6(a)〜(c)は、第3実施形態の伝熱部材の一部を拡大して示した斜視図である。図6(a)は、1枚の矩形状板21と2枚の打抜き加工板22、23の接合前の状態を示す。図6(b)は、1枚の矩形状板21の上面に2枚の打抜き加工板22,23を接合して接合部Wを形成し、その後、矢印方向Fに力を加えて曲げ加工を施す直前の状態を示す。図6(c)は、曲げ加工を施して伝熱部材を形成したときの状態を示す。第3実施形態の伝熱部材10Cは、基本構造は第1実施形態の伝熱部材10と同じであるが、構成上の異なる点は、連続空洞12Cの天井部分16Cが、図6(b)に示すように、連続空洞12Cを挟んで位置する柱状フィン部の群のうちの1方の柱状フィン部の群を構成する、隣接する柱状フィン部13C、13C同士の間に位置する部分15C´を曲げ加工することによって連続空洞12cの天井部分16Cを形成している点である。
<冷却装置>
次に、本発明の実施形態の冷却装置について、以下で説明する。
本実施形態の冷却装置1は、コンテナ30と凝縮管50とを備える。
コンテナ30は、底部31の外面31bに、少なくとも1つの発熱体が熱的に接続され、内部空間Sの下部に、液相の第1冷媒R1(L)が封入されている。
凝縮管50は、コンテナ30の内部空間Sの上部位置にて、コンテナ30を貫通しコンテナ30の内外にわたって延在するように配設され、凝縮管50の内部を、第2冷媒R2が流通する。凝縮管50の内部とコンテナ30の内部空間Sとは連通していない。すなわち、凝縮管50の内部を通る第2冷媒R2は、コンテナ30の内部空間Sの下部に封入されている液相の第1冷媒R1(L)、および液相の第1冷媒R1(L)が沸騰して気相になった第1冷媒(g)のいずれとも接触することはない。凝縮管50は、気相になった第1冷媒(g)から熱を吸収する第2冷媒R2を流通し、気相の第1冷媒R1(g)を凝縮させて液相の第一冷媒R1(L)に相変化させるために設けられる部材である。凝縮管50は、冷却効率を高めるため、凝縮管50の外面に、凹凸等の表面積を増大させる部位を形成してもよいが、平滑面であってもよい。また、凝縮管50の内面にも、凹凸等の表面積を増大させる部位を形成してもよいが、平滑面であってもよい。
冷却装置1は、複数の凝縮管、図1では2本の凝縮管50、50を設けた場合を示している。凝縮管50は、コンテナ30の内部空間Sにおいて、相互に略同一平面状に上下2段に並列配置されている。凝縮管50の横断面形状は、特に限定せず、例えば、図1に示すような円形状の他、楕円形状、扁平形状、四角形状、角丸長方形状など種々の態様が挙げられる。
凝縮管50のコンテナ30への取り付け方法は、コンテナ30に凝縮管50ごとに2個の貫通孔51、51を設ける。これらの貫通孔51、51に緊密に嵌挿されることで、コンテナ30の内部空間Sの密閉状態を維持したまま、凝縮管50をコンテナ30に取り付けることができる。
凝縮管50には、液相の2次冷媒R2が凝縮管50の延在方向に沿って一方向(図1では、右から左に向かう方向)に流通している。従って、2次冷媒R2は、凝縮管50の壁面を介して、コンテナ30の内部空間Sの上部位置を貫通するように流通する。2次冷媒R2は、例えば、発熱体の許容最高温度よりも低温の液温まで冷却されている。
コンテナ30の材料としては、特に限定されず、広汎な材料が使用でき、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ニッケル合金、ステンレス、チタン、チタン合金等を挙げることができる。
凝縮管50の材料としては、特に限定されず、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ニッケル合金、鉄合金(例えばステンレス鋼)、チタン、チタン合金等を挙げることができる。
1次冷媒R1(L)としては、特に限定されず、広汎な材料が使用でき、例えば、電気絶縁性の冷媒を挙げることができる。具体例としては、例えば、水、フルオロカーボン類、シクロペンタン、エチレングリコール、およびこれらの混合物等を挙げることができる。これらの1次冷媒R1(L)のうち、電気絶縁性の点から、フルオロカーボン類、シクロペンタン、エチレングリコールが好ましく、フルオロカーボン類が特に好ましい。
2次冷媒R2としては、特に限定されず、例えば、水、不凍液(主成分として、例えばエチレングリコールを含む。)等を挙げることができる。
そして、冷却装置1は、上述したような伝熱部材10を有する。
<冷却装置の冷却メカニズム>
次に、本発明の冷却装置1の冷却メカニズムについて、以下で説明する。
まず、発熱体が発熱すると、冷却装置1を構成するコンテナ30の底部を通じて伝熱部材10に熱が伝達され、伝熱部材10の温度が上昇し、コンテナ30の内部空間Sの下部に封入されている液相の1次冷媒R1(L)が加熱されて、液相の1次冷媒R1(L)が気相の1次冷媒R1(g)へ相変化することで、発熱体からの熱を潜熱として吸収する。次に、気相へ相変化した1次冷媒R1(g)は、コンテナ30の内部空間Sを上方へ移動し、凝縮管50と接触する。凝縮管50の内部には、低温の2次冷媒R2が流通している。このため、気相に相変化した1次冷媒R1(g)は、凝縮管50の外面に接触または接近することで、凝縮管50の熱交換作用により、潜熱を放出し、気相から液相へ相変化する。気相から液相への相変化の際に、気相の1次冷媒R1(g)から放出される潜熱が、凝縮管50を流通する2次冷媒R2へ伝達される。また、液相へ相変化した1次冷媒R1(L)は、重力作用下により、コンテナ30の内部空間Sを上部から下部へと還流する。1次冷媒R1(L)は、コンテナ10の密閉された内部空間Sにて、液相から気相へ相変化と、気相から液相への相変化を繰り返す。なお、冷却装置1では、1次冷媒R1が、コンテナ30の内部空間にて液相から気相への相変化と、気相から液相への相変化を繰り返すにあたり、仕切り板のような1次冷媒R1の循環経路を形成する必要はない。従って、コンテナ30は、単純な構造で形成することが可能である。そして、気相の1次冷媒R1(g)から熱を受けた2次冷媒R2は、凝縮管50の延在方向に沿って冷却装置1の内部から外部へ流通することで、発熱体の熱が冷却装置1の外部へ輸送される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の概念および特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含み、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
以下に、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
(本発明例)
本発明例の冷却装置1は、図1に示す内部構造を有する。コンテナ30は、直方体状の銅製の容器である。伝熱部材10は、銅材料を用いて形成した。連続空洞12は、直線状に連続して延在する複数本を並列に配置した。柱状フィン部13は、角柱形状を有し、連続空洞12の延在方向に沿う間隔をおいて連続空洞を挟む両側に位置し、複数の柱状フィン部からなる柱状フィン部の群の複数列を、板状部11の上面11aに配設した。連続空洞12は、対をなす柱状フィン部13、13に挟まれた位置の天井部分に開口Oを形成した。また、柱状フィン部間部分である加工部分15は、プレス加工によって形成し、同じ柱状フィン部の群に位置する加工部分15、15同士の配設ピッチは1.0mmであった。第1冷媒R1(L)には水を用い、コンテナ30の内部空間Sに第1冷媒R1(L)を充填し、減圧して封入した。
(比較例)
比較例の冷却装置は、図7に示すように、銅材料からなり、平板形状を有する板状体101と、この板状体101の上面を被覆する、銅粉からなる焼結層102とで構成した伝熱部材100を用いたこと以外は、本発明例と同様に構成した。
(性能評価)
冷却装置の性能評価は以下の条件で行った。
図1に示す冷却装置、または伝熱部材を図6に示す伝熱部材に置き換えて作製した冷却装置のそれぞれについて、50〜400Wのヒータ(発熱体)を、コンテナの底部の外面に熱伝導グリスを介して接続して入熱し、そのときの凝縮管を通る第2冷媒の温度とヒータの温度との温度差を測定した。そして、測定した温度差を入熱量で除算して熱抵抗を算出し、この算出した熱抵抗(K/W)から熱伝達率(kW/mK)を算出し、冷却装置の性能を評価した。なお、コンテナの内部空間に封入した第1冷媒および第2冷媒には、いずれも水を用いた。
図8は、本発明例と比較例の冷却装置を用いて測定・算出した熱流束を横軸とし、算出した熱伝達率を縦軸としてプロットした図である。図8の結果から、本発明例の冷却装置は、比較例の冷却装置に比べて、いずれの熱流束においても熱伝達率が高く、また、熱流束の数値が大きくなるほど、熱伝達率の向上割合が高いことがわかる。
1 冷却装置
10、10A、10B、10C 伝熱部材
10´、10A´、10B´、10C´ 被加工素材
30 コンテナ
31 コンテナの底部
31a コンテナの底部の内面
31b コンテナの底部の外面
11、11A、11B,11C 板状部
11a 板状部の薄板部
11b 板状部の厚板部
12、12A、12B、12C 連続空洞
13、13A、13B、13C 柱状フィン部
17 連続空洞の延在方向開口端
14−1〜14−8 柱状フィン部の群
16、16A、16B、16C 連続空洞の天井部分
15、15A、15B,15C 柱状フィン部間部分(または加工部分)
21 矩形状板
22、23 打抜き加工板
50 凝縮管
51 貫通孔
100 伝熱部材
101 板状部
102 焼結層
h1 柱状フィン部の高さ
h2 連続空洞の高さ
L 連続空洞の延在方向
O 開口
P 発熱体の取付位置
R1 第1冷媒
R1(L) 液相の第1冷媒
R1(g) 気相の第1冷媒
R2 第2冷媒
S 内部空間
W 接合部

Claims (6)

  1. コンテナの底部の内面であって、前記底部の外面に熱的に接続される少なくとも1つの発熱体の取付位置に対応する位置に形成され、前記発熱体からの熱を、前記コンテナの内部空間の下部に封入された液相の第1冷媒に伝えることで前記第1冷媒を加熱・沸騰させ、前記第1冷媒を液相から気相に相変化させる伝熱部材において、
    前記伝熱部材が、前記コンテナの底部の内面に固着される下面を有する板状部と、
    前記板状部の上面を含み、前記板状部の上面に沿って連続して延在する少なくとも1本の連続空洞と、
    前記連続空洞の延在方向に沿う間隔をおいて前記連続空洞を挟む両側に位置し、前記板状部の上面に配設される対をなす複数の柱状フィン部と
    を備え、
    前記連続空洞は、前記対をなす柱状フィン部に挟まれた位置の天井部分に、開口が形成されていることを特徴とする伝熱部材。
  2. 前記柱状フィン部の高さは、前記連続空洞の高さの2倍以上である、請求項1に記載の伝熱部材。
  3. 前記複数の柱状フィン部は、前記連続空洞を挟む両側位置に、それぞれ前記連続空洞の延在方向に沿う間隔をおいて整列する柱状フィン部の群を構成する、請求項1または2に記載の伝熱部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の伝熱部材の製造方法であって、
    前記板状部の上面に、凹凸形状の上端部分を有する複数の板状フィン部が間隔をおいて対向配置した状態で一体化された被加工素材を構成する前記板状フィン部の前記上端部分の凹部位置を加工することによって、前記複数の柱状フィン部、および前記連続空洞の、前記開口を形成していない天井部分を形成することを特徴とする伝熱部材の製造方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の伝熱部材の製造方法であって、
    前記板状部の上面に、フラットな上端部分を有する複数の板状フィン部が間隔をおいて対向配置した状態で一体化された被加工素材を構成する前記板状フィン部の前記上端部分の所定の位置を加工することによって、前記複数の柱状フィン部、および前記連続空洞の、前記開口を形成していない天井部分を形成することを特徴とする伝熱部材の製造方法。
  6. 底部の外面に、少なくとも1つの発熱体が熱的に接続され、内部空間の下部に、液相の第1冷媒が封入されたコンテナと、
    前記コンテナの前記内部空間の上部位置にて、前記コンテナを貫通するように延在させ、内部を第2冷媒が流通する凝縮管と
    を備える冷却装置であって、
    前記冷却装置は、前記コンテナの底部の内面であって、前記底部の外面に熱的に接続される少なくとも1つの発熱体の取付位置に対応する位置に形成され、前記発熱体からの熱を、前記コンテナの内部空間の下部に封入された液相の第1冷媒に伝えることで前記第1冷媒を加熱・沸騰させ、前記第1冷媒を液相から気相に相変化させる伝熱部材を有し、
    前記伝熱部材が、前記コンテナの底部の内面に固着される下面を有する板状部と、
    前記板状部の上面を含み、前記板状部の上面に沿って連続して延在する少なくとも1本の連続空洞と、
    前記連続空洞の延在方向に沿う間隔をおいて前記連続空洞を挟む両側に位置し、前記板状部の上面に配設される対をなす複数の柱状フィン部と
    を備え、
    前記連続空洞は、前記対をなす柱状フィン部に挟まれた位置の天井部分に、開口が形成されていることを特徴とする冷却装置。
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